ダイナマイトが百五十屯氷川きよし | 氷川きよし | 関沢新一 | 船村徹 | 伊戸のりお | 烏の野郎 どいていな とんびの間抜けめ 気をつけろ 癪なこの世の カンシャク玉だ ダイナマイトがヨ ダイナマイトが百五十屯 畜生 恋なンて ぶっとばせ 惚れても無駄さ あきらめな どっこい涙は 禁物さ 胸につまった カンシャク玉だ ダイナマイトがヨ ダイナマイトが百五十屯 スカッと器用に 咆えてみろ 命も賭けりゃ 意地も張る 男と男の 約束だ いくぜ兄弟 カンシャク玉だ ダイナマイトがヨ ダイナマイトが百五十屯 カックン ショックだ ダムの月 |
雪大文字成世昌平 | 成世昌平 | 関沢新一 | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | この幸せが いつまでも 続くといいねと 大文字の 紅い炎に 言ったひと 冬になったら また燃え上がる 白いかげろう 雪大文字 京都ああ 京都あのひと 恋おんな さよならなしで なぜ逝(い)った ふたりで歩いた この町は 独りぼっちじゃ つらすぎる 比叡の淡雪 舞う東山 白い未練の雪大文字 京都ああ 京都底冷え なみだ冷え 炎は消えて 冬枯れて あと振り向いても なにもない 上がる下がるの 京の町 あの瞳あの声 あのしぐささえ 白く浮かべる 雪大文字 京都ああ 京都まだまだ つらい町 |
三日月のバロック西郷輝彦 | 西郷輝彦 | 関沢新一 | 米山正夫 | | どうしてあんなことを 言ったのだろう 三日月を見ていると とてもたまらない 愛し合ってた 二人なのに ひどいこと 言っちゃった 愛してなんか いないって…。 どうしてあんなことを言ったのだろう 三日月のトゲが こころにいたい わかっておくれよ あの夜は嘘さ 三日月のひかりが とても冷たくて こころにもない 愛の終り 今いちど よみがえれ 一人じゃ死んで しまいそう わかっておくれよ あの夜は嘘さ 三日月のトゲが かなしくうづく 愛し合ってた 二人なのに ひどいこと 言っちゃった 愛してなんか いないって…。 どうしてあんなことを言ったのだろう 三日月のトゲが こころにいたい |
チンガラホケキョーの唄渥美清 | 渥美清 | 関沢新一 | 不詳 | | テコ坊 帰ろうか 一二の三 浅草の ホラ チンガラホケキョーの 帰り道 テコ坊よ 帰ろうか 男なら 我慢しな フンフフーン もういいかい まーだだよ ホラ 母ちゃんの かくれんぼ フンフフーン あれ小便した ひゃっけ! 一二の三 浅草に ホラ チンガラホケキョーの 灯がともる テコ坊よ、逢いたいか 父ちゃんも 逢いてえや フンフフーン ねんねんよ 夢を見ろ ホラ 母ちゃんも 逢いに来る フンフフーン 一二の三 浅草の ホラ チンガラホケキョーの 星が出た 百までも 千までも 数えても チンガラホケキョーの フンフフーン わかるだろう この気持ち ホラ 男はつらいもの フンフフーン テコ坊 オイ テコ坊 寝ちまったのか |
姿三四郎姿憲子 | 姿憲子 | 関沢新一 | 安藤実親 | | やれば出来るさ 出来なけりゃ 男はもう一度 やり直す 口惜しかったら 泣け…泣け… 泣いてもいいから 前を見ろ 三四郎… それが勝負と言うものさ 石じゃないもの 咲く花に こころを燃やして なぜ悪い つらいだろうが 待て…待て… 二道かけない 黒い帯 三四郎… それが修業と言うことさ 歩き出したら 退くものか 男がこころに 決めた道 決めた以上は 行け…行け… 夜明けの光が 見えるまで 三四郎… それが生きると 言うことさ |
加藤茶のはじめての僕デスザ・ドリフターズ | ザ・ドリフターズ | 関沢新一 | 中村勝彦 | | こんど越して来た 僕デス はじめましてと きちゃうんだ 勉強それほど 得意じゃナイ 喧嘩も言うほど 強くナイ 月火水木 一週間 中で日曜が大好きで 平均点の子どもだい ワカッテクレタラ ケッコウ ケッコウ こんな僕デス よろしくたのみます こんど越して来た 僕デス 2DKと きちゃうんだ 男はおやじとこのボクで 女は母さん ただ一人 二対一でも ぼくんちじゃ 一がいつでも いばってる 平均点の一家だい ワカッテクレタラ ケッコウ ケッコウ こんな僕デス よろしくたのみます こんど越して来た 僕デス メンドウタノムと きちゃうんだ まんが見るとき サイコウだ ガールフレンド バツグンだ おやつがイッパイ ゴキゲンだ こづかいチョッピリ サイテイだ 平均点でがんばるさ ワカッテクレタラ ケッコウ ケッコウ こんな僕デス よろしくたのみます |
柔美空ひばり | 美空ひばり | 関沢新一 | 古賀政男 | 佐伯亮 | 勝つと思うな 思えば負けよ 負けてもともと この胸の 奥に生きてる 柔の夢が 一生一度を 一生一度を 待っている 人は人なり のぞみもあるが 捨てゝ立つ瀬を 越えもする せめて今宵は 人間らしく 恋の涙を 恋の涙を 噛みしめる 口で言うより 手の方が早い 馬鹿を相手の 時じゃない 行くも住(とま)るも 坐(すわ)るも臥(ふ)すも 柔一すじ 柔一すじ 夜が明ける |
ひばりの三度笠美空ひばり | 美空ひばり | 関沢新一 | 万城目正 | 松尾健司 | 粋な振り分け 一本刀 つばめ見惚れる 旅人姿 誰の為かよ すみれを摘んで 旅で御座ンす 三度笠 伊那の白梅 鶯むすめ 咲いたからとて 泣かずにおくれ 添うに添えなきゃ あきらめました 旅で御座ンす 三度笠 西は夕焼 東はしぐれ 笠で占う 小夜町はずれ 馬鹿を承知で あの山越えて 旅で御座ンす 三度笠 |
こころうるおい夢本線村上幸子 | 村上幸子 | 関沢新一 | 三島大輔 | 神保正明 | あなたはいつ 旅立ちますか 何も言わずに 母が… 手料理こさえて います はじめて会う日の 目じるしに そっと一枝 ユキツバキ 抱いてホームで 待ってます きっといい日に なるように こころうるおい 夢のせて あなたは今 あさひの中ね 廻れ時計よ 早く… 二人のこころよ 急げ… 今日からあしたへ 夢抱いて―― あなたはまだ 知らないけれど 綺麗なんです 山が… すき透ります 川が… 手紙で話を するよりも 一度あなたに お会いして 私のふるさと 見てください きっといい日になるように こころうるおい 夢のせて あなたは今 あさひの中ね 瞼閉じれば見える… あなたの姿が 浮ぶ… もうすぐ幸せ 着きますね―― あなたは今 あさひの中ね 綺麗なんです 山が… すき透ります 川が… 見てください 私のふるさとを―― |
ダイナマイトが百五十屯小林旭 | 小林旭 | 関沢新一 | 船村撤 | | 烏の野郎 どいていな とんびの間抜けめ 気をつけろ 癪なこの世の カンシャク玉だ ダイナマイトがヨ ダイナマイトが百五十屯 畜生 恋なンて ぶっとばせ 惚れても無駄さ あきらめな どっこい涙は 禁物さ 胸につまった カンシャク玉だ ダイナマイトがヨ ダイナマイトが百五十屯 スカッと器用に 咆えてみろ 命も賭けりゃ 意地も張る 男と男の 約束だ いくぜ兄弟 カンシャク玉だ ダイナマイトがヨ ダイナマイトが百五十屯 カックン ショックだ ダムの月 |
高原のお嬢さん舟木一夫 | 舟木一夫 | 関沢新一 | 松尾健司 | 松尾健司 | あの人に逢いたい たまらなく逢いたい 高原に風はわたり 白樺はゆれていた 夏がゆけば 恋も終ると あの人はいつも 言ってた リーフ・リーフ…… 君にぼくの 恋を語ろう つぶらなる瞳よ つぶらなる瞳よ 高原の夏はすぎて 別れゆく夜はきた 一人よせる 夢ははてなく 残り火は 赤く燃えてた リーフ・リーフ…… ぼくの恋は 消えてしまった あの人に逢いたい たまらなく逢いたい 東京の空のどこか あの人は住んでいる せめて いちど逢ってききたい 夏の日の 恋は嘘かと リーフ・リーフ…… 東京の 秋は淋しい |
学園広場舟木一夫 | 舟木一夫 | 関沢新一 | 遠藤実 | 福田正 | 空にむかって あげた手に 若さがいっぱい とんでいた 学園広場で 肩くみあって 友と うたった 若い歌 涙ながした 友もある 愉快にさわいだ 時もある 学園広場に 咲いてる花の ひとつ ひとつが 想いでさ ぼくが卒業 してからも 忘れはしないよ いつまでも 学園広場は 青春広場 夢と 希望が ある広場 |
銭形平次舟木一夫 | 舟木一夫 | 関沢新一 | 安藤実親 | 安藤実親 | 男だったら 一つにかける かけてもつれた 謎をとく 誰がよんだか 誰がよんだか 銭形平次 花のお江戸は 八百八町 今日も決めての 今日も決めての 銭がとぶ やぼな十手は みせたくないが みせてききたい こともある 悪い奴らにゃ 悪い奴らにゃ 先手をとるが 恋のいろはは 見当つかぬ とんだことさと とんだことさと にが笑い 道はときには 曲がりもするが 曲げちゃならない 人の道 どこへゆくのか どこへゆくのか 銭形平次 なんだ神田の 明神下で 胸に思案の 胸に思案の 月をみる |
太陽にヤァ!舟木一夫 | 舟木一夫 | 関沢新一 | 船村徹 | 船村徹 | ウウウウ オオオオ エエエエ ア 太陽みたい はちきれそうな まっかな まっかな 水着 若いなぎさも 燃えている 恋をするから 燃えている ウウウウ オオオオ エエエエ ア まっかな 水着 ヤァ! ウウウウ オオオオ エエエエ ア すてきな夜が 待ってるみたい ブルーの ブルーの 水着 君の素足を ぬらしてる 波も今夜は ねむれない ウウウウ オオオオ エエエエ ア ブルーの 水着 ヤァ! ウウウウ オオオオ エエエエ ア ふたりでのんだ レモンが恋し 黄色い 黄色い 水着 髪がゆれてる ゆらしてる 風のことばが 気にかかる ウウウウ オオオオ エエエエ ア 黄色い 水着 ヤァ! ウウウウ オオオオ エエエエ ア あの娘もイカス この娘もイカス いかした いかした 水着 みんな燃えてる さがしてる 若い誰かを 呼んでいる ウウウウ オオオオ エエエエ ア いかした 水着 ヤァ! |
さよなら列車都はるみ | 都はるみ | 関沢新一 | 市川昭介 | 市川昭介 | 赤いランプが もうこれきりと 泣いた心を またせめる 駄目なのね 駄目なのよ 発車のベルの 鳴る窓で あの人が あんなに あんなに手を振る さよなら列車 どうせいつかは 別れる恋と 言って聞かせて いたけれど 馬鹿なのね 馬鹿なのよ やっぱり泣けた 夜の駅 呼んだとて 明日から 明日から他人ね さよなら列車 独りぽっちで ホームに立てば みれん涙が 雨になる お元気で お達者で 笑顔で送る 約束も 思い出を 残して 残して消えゆく さよなら列車 |
霧笛の波止場都はるみ | 都はるみ | 関沢新一 | 市川昭介 | 市川昭介 | 別れことばに 笑顔を見せて 一人悲しく 泣く波止場 汽笛が泣いた 未練に泣いた 帰って来てね すがりつきたい 私の思い お願い お願い 霧笛の波止場 いつか逢えると 信じていても 来ないお便り 待つつらさ 汽笛が泣いた 未練に泣いた 教えてほしい あなた一人が 頼りのわたし お願い お願い 霧笛の波止場 今日も昨日も 波止場に来たが 遠く淋しく 灯もうるむ 汽笛が泣いた 未練に泣いた 忘れはしない せめて聞かせて やさしい言葉 お願い お願い 霧笛の波止場 |
初恋の川都はるみ | 都はるみ | 関沢新一 | 市川昭介 | 市川昭介 | さよならは 涙の川に さよならと 捨てて泣くもの あの人に 別れた橋に あああ‥‥ あああ‥‥ 初恋の 影がいたいよ 糸やなぎ はかなくゆれて おもいでの 人が泣いてる かりそめの 紅さえ淡く あああ‥‥ あああ‥‥ なみだ川 袖が濡れるよ 今宵また 涙の川は ため息を ついて流れる あの人が 教えてくれた あああ‥‥ あああ‥‥ さよならが 水に消えるよ |
恋と涙の渡り鳥都はるみ | 都はるみ | 関沢新一 | 市川昭介 | 市川昭介 | 早く逢いたいからヨー 急いで 急いで来たんだよ 忘れずに あゝ いるかしら 指きりした人 いるかしら ちょいと一輪 小さな花を 髪に飾って 恋と涙の 渡り鳥 別れ別れてからヨー 悲しい 悲しい旅に出た あの町で あゝ この町で つばさも冷たく 濡れたけど だけど泣かない 涙がこわい 泣けば消えます 恋と涙の 渡り鳥 恋の夕やけさんヨー 峠を 峠を赤く染め 約束は あゝ したけれど どうしているだろ あの人は つもる話を 一ぱい胸に 抱いてゆく ゆく 恋と涙の 渡り鳥 |
涙の伝言板都はるみ | 都はるみ | 関沢新一 | 市川昭介 | 市川昭介 | 別れことばを 涙がとめる だから私は 送らない なんにも云わない 伝言板に たった一言 さよならと そっと小さく 書きました せめても一度 逢いたいくせに 書いてまた消す 胸のうち いじわるしないで 伝言板よ あきもあかれも しないのに お顔みるのが なぜつらい 白いチョークを 淋しくおいて 何も言わずに 帰ります 伝えてちょうだい 伝言板よ つらい世間に 負けて散る 女ごころの 恋の花 |
待ち呆け港都はるみ | 都はるみ | 関沢新一 | 市川昭介 | 市川昭介 | 雨が降ったら 涙をつれて 月が出たなら 夢だいて 約束守って 波止場にくれば (あゝせつないわ‥‥せつないわ) 船は見えずに 影さえやせて 恋の汽笛を 待ち呆け港 便りしました 一日おきに 返事来たのは ただ一度 薄情ちどりか マドロスさんは (あゝ泣かせてね‥‥泣かせてね) 今日も昨日も 波間に散らす 弱い涙の 待ち呆け港 さびた錨の 鎖のように きれる気持は ないけれど 岬の灯台 今宵もうるむ (あゝ待ってるわ‥‥待ってるわ) あなた信じて 涙をふいて 娘ごころで 待ち呆け港 |
白樺に涙あり都はるみ | 都はるみ | 関沢新一 | 市川昭介 | 市川昭介 | 白樺林の 細い道 そのまゝ泉に つづく道 思い出ばかりと 知りながら そっと来ました 今日もまた あゝ あの人に あの人に 逢いたくて…… 形見のこけしを 抱きしめて 落葉にうもれて 眠りたい もうすぐ一緒に なれるねと 君がやさしく さゝやいた あゝ あのことば あのことば 今は夢…… 泉のほとりの 茜雲 まっ赤に燃えても すぐ消える みじかい小さい 倖せも 大事に大事に しまっとく あゝ さようなら さようなら さようなら…… |
皆の衆氷川きよし | 氷川きよし | 関沢新一 | 市川昭介 | 石倉重信 | 皆の衆 皆の衆 嬉しかったら 腹から笑え 悲しかったら 泣けばよい 無理はよそうぜ 体に悪い 洒落たつもりの 泣き笑い どうせこの世は そんなトコ そうじゃないかえ 皆の衆 皆の衆 皆の衆 腹がたったら 空気をなぐれ 癪にさわれば 水をのめ 徳川家康 啼くまで待った 天下分け目の 関ヶ原 どうせこの世は そんなトコ そうじゃないかえ 皆の衆 皆の衆 皆の衆 好きと嫌いじゃ 恋にはならぬ 恋はその日の 風次第 風の吹きよで しんから惚れた あの娘と別れた 奴もいる どうせこの世は そんなトコ そうじゃないかえ 皆の衆 |
歩北島三郎 | 北島三郎 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 肩で風きる 王将よりも 俺は持ちたい 歩のこころ 勝った負けたと 騒いじゃいるが 歩のない将棋は 負け将棋 世間歩がなきゃ なりたたぬ あの娘いい娘だ 離れもせずに 俺を信じて ついてくる みてろ待ってろ このまますまぬ 歩には歩なりの 意地がある いつかと金で 大あばれ 前に出るより 能なし野郎 吹けば一番 飛ぶだろう だけど勝負は 一対一よ 王将だろうと 何だろと 後にゃ引かない 俺のみち |
涙の連絡船都はるみ | 都はるみ | 関沢新一 | 市川昭介 | | いつも群飛ぶ かもめさえ とうに忘れた 恋なのに 今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が‥‥ 独りぽっちで 泣いている 忘れられない 私がばかね 連絡船の 着く港 きっとくるよの 気休めは 旅のお方の 口ぐせか 今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が‥‥ 風の便りを 待てと言う たった一夜の 思い出なのに 連絡船の 着く港 船はいつかは 帰るけど 待てど戻らぬ 人もあろ 今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が‥‥ 暗い波間で 泣きじゃくる 泣けばちるちる 涙のつぶが 連絡船の 着く港 |
夫婦春秋村田英雄 | 村田英雄 | 関沢新一 | 市川昭介 | 市川昭介 | ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日のめしさえ なかったなァ お前 ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前がいちど やっと俺らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたなァ お前 九尺二間が 振り出しで 胸つき八丁の 道ばかり それが夫婦と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうなァ お前 |
皆の衆村田英雄 | 村田英雄 | 関沢新一 | 市川昭介 | 市川昭介 | 皆の衆 皆の衆 嬉しかったら 腹から笑え 悲しかったら 泣けばよい 無理はよそうぜ 体に悪い 洒落たつもりの 泣き笑い どうせこの世は そんなとこ そうじゃないかえ 皆の衆 皆の衆 皆の衆 腹が立ったら 空気をなぐれ 癪(しゃく)にさわれば 水を飲め 徳川家康 啼(な)くまで待った 天下分け目の 関ケ原 どうせこの世は そんなとこ そうじゃないかえ 皆の衆 皆の衆 皆の衆 好きと嫌いじゃ 恋にはならぬ 恋はその日の 風次第 風の吹きよで しんから惚れた あの娘(こ)と別れた 奴もいる どうせこの世は そんなとこ そうじゃないかえ 皆の衆 |
夫婦春秋天童よしみ | 天童よしみ | 関沢新一 | 市川昭介 | | ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十(はたち)で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日(あす)のめしさえ なかったな おまえ ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前がいちど やっと俺(おい)らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたな おまえ 九尺二間(くしゃくにけん)が 振り出しで 胸(むな)つき八丁の 道ばかり それが夫婦(めおと)と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうな おまえ |
煙草が二箱消えちゃった井上ひろし | 井上ひろし | 関沢新一 | 前田利克 | | 町の時計が アクビをしてら いつまで待たせる ひとなのサ JIRASU JIRASU ンー JIRASU 捨てた吸がら 男の吐息 煙草が二箱 あゝ 消えちゃった いっそ逢わずに 帰るも恋サ 来るまで待つのも 恋なのサ JIRASU JIRASU ンー JIRASU なンてこったよ 弱気じゃないか とっくに消えてら あゝ 町あかり 煙草がわりに 小指をかんで あきらめちゃうには もうおそい JIRASU JIRASU ンー JIRASU バカに見えたら 笑っておくれ これでも俺らは あゝ 本気だぜ |
泣きとうござんす守屋浩 | 守屋浩 | 関沢新一 | 米山正夫 | | ジンと来ちゃうぜ 日の暮れは 西も東も 知らぬ村 知っているのは 賽の眼ばかり 風にまかせて ホイのホイのホイ イヤサ 泣きとうござんす 三度笠 抜きやしねえよ 男なら 切った張ったじゃ 釣りが来らあ ぐんとぶっ込む 一本刀 意地っ張りだぜ ホイのホイのホイ イヤサ 泣きとうござんす 旅烏 捨てた恋なら すっぱりと 切れた草鞋と ともどもに どうせ添えない 股旅ぐらし 月も片割れ ホイのホイのホイ イヤサ 泣きとうござんす 旅の空 |
檻の中の野郎たち守屋浩 | 守屋浩 | 関沢新一 | 不詳・編曲:中村八大 | | 思い出したら 泣けてくる そんなセンチな 俺じゃない 馬鹿な奴だと 言うけれど こんな世間が 馬鹿にした 空が四角に 見えるのサ 夢も四角に 見えるのサ 野暮で冷たい とこだけど 風も吹く吹く 花も吹く 格子窓から 空みれば 誰か呼んでる 星月夜 あれは俺らの 母さんか 畜生可愛い あの娘かよ みればークセ ある顔も 淋しがり屋で 親切で どいつこいつも いい奴サ 住めば天国 檻の中 |
歩島津亜矢 | 島津亜矢 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 肩で風きる 王将よりも 俺は持ちたい 歩のこころ 勝った負けたと 騒いじゃいるが 歩のない将棋は 負け将棋 世間歩がなきゃ なりたたぬ あの娘いい娘だ 離れもせずに 俺を信じて ついてくる みてろ待ってろ このまますまぬ 歩には歩なりの 意地がある いつかと金で 大あばれ 前に出るより 能なし野郎 吹けば一番 飛ぶだろう だけど勝負は 一対一よ 王将だろうと 何だろと 後にゃひかない 俺のみち |
恋に拍手をこまどり姉妹 | こまどり姉妹 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 恋に…… 恋に拍手を 恋をするのは 誰でもするが 下手な遊びは けがのもと うまくやったら 玉のこし 恋は気まぐれ 風まかせ ハア やってみて泣いてみて 恋はそれでも アア いいものよ 恋に…… 恋に拍手を 風にいやよと スネてたくせに いつか咲いてる 恋の花 お医者さまでも さじ投げる 恋は異なもの 味なもの ハア やってみて泣いてみて 恋はそれでも アア いいものよ 恋に…… 恋に拍手を 好きになったら 一にも二にも 押して通すが 勝負だよ 金や名誉は 二の次で 恋に上下の くらいなし ハア やってみて泣いてみて 恋はそれでも アア いいものよ |
笑顔と涙の遠い道美空ひばり | 美空ひばり | 関沢新一 | 原信夫 | | 笑顔でみつめた 空の果て 涙でにじんだ 日もあった みじかい様でも あとふりかえりゃ いろんな花が 咲いていた 一ツ一ツが ホラ……ホラ…… 笑顔と涙の 遠い道 指折りかぞえた 白い手を ぬらすは涙か ため息か 淋しくなったら 一人で歌う 心の歌に しあわせの 星がささやく ホラ……ホラ…… 笑顔と涙の 遠い道 昨日は昨日よ 今日は今日 明日と言う日に つづく道 鏡に写した わたしの顔の 涙のあとよ さようなら 強く生きるの ホラ……ホラ…… 笑顔と涙の 遠い道 |
尾張の馬子唄美空ひばり | 美空ひばり | 関沢新一 | 万城目正 | | 花がちるちるョー 馬ッ子のせなに ハーイハイ 峠三里を あああ 紅い手綱のョー 鈴がなる シャンコシャラリコ 鈴がなる 娘馬子衆はョー 十八桔梗 ハーイハイ 愛しお方は あああ 泣くなひぐらしョ いつかえる シャンコシャラリコ いつかえる 金のしゃちほこはョー 嫁ッ子のように ハーイハイ 日ぐれ悲しや あああ 赤い夕日でョ 化粧する シャンコシャラリコ 化粧する |
そよ風道中花村菊江 | 花村菊江 | 関沢新一 | 竹岡信幸 | 山路進一 | 花を摘む手に 刀が似合う 城の雀がそう言うた 揺れるかんざし 琴姫さんよ そより そよそよ 花も散る散る エー 七変化 重い振り袖 さらりと捨てて 紅のすげ笠 一人旅 雨も降ります 琴姫さんよ そより そよそよ 風も吹きます エー 七変化 生まれお江戸の 姫様育ち 街道つばめが お供する どこへお行きゃる 琴姫さんよ そより そよそよ 空も気ままな エー 七変化 西か東か 地蔵さんに聞けば 何も言わずに すましてる 旅はそよ風 琴姫さんよ そより そよそよ 赤い夕陽が エー 七変化 |
夫婦春秋畠山みどり | 畠山みどり | 関沢新一 | 市川昭介 | | ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十五で お前が二十歳 さげた手鍋の その中にゃ 明日のめしさえ なかったなァ お前 ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前がいちど やっと俺らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたなァ お前 九尺二間が 振り出しで 胸つき八丁の 道ばかり それが夫婦と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうなァ お前 |
夫婦春秋島津亜矢 | 島津亜矢 | 関沢新一 | 市川昭介 | | ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十(はたち)で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日(あす)のめしさえ なかったな おまえ ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前がいちど やっと俺(おい)らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたな おまえ 九尺二間(くしゃくにけん)が 振り出しで 胸(むな)つき八丁の 道ばかり それが夫婦(めおと)と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうな おまえ |
柔氷川きよし | 氷川きよし | 関沢新一 | 古賀政男 | 石倉重信 | 勝つと思うな 思えば負けよ 負けてもともと この胸の 奥に生きてる 柔の夢が 一生一度を 一生一度を 待っている 人は人なり のぞみもあるが 捨てゝ立つ瀬を 越えもする せめて今宵は 人間らしく 恋の涙を 恋の涙を 噛みしめる 口で言うより 手の方が早い 馬鹿を相手の 時じゃない 行くも住(とま)るも 坐(すわ)るも臥(ふ)すも 柔一すじ 柔一すじ 夜が明ける |
銭形平次福山雅治 | 福山雅治 | 関沢新一 | 安藤実親 | 福山雅治 | 男だったら 一つにかける かけてもつれた 謎をとく 誰がよんだか 誰がよんだか 銭形平次 花のお江戸は 八百八町 今日も決めての 今日も決めての 銭がとぶ やぼな十手は みせたくないが みせてききたい こともある 悪い奴らにゃ 悪い奴らにゃ 先手をとるが 恋のいろはは 見当つかぬ とんだことさと とんだことさと にが笑い 道はときには 曲がりもするが 曲げちゃならない 人の道 どこへゆくのか どこへゆくのか 銭形平次 なんだ神田の 明神下で 胸に思案の 胸に思案の 月をみる ※一部、原詞と異なる部分があります。 |
柔秋川雅史 | 秋川雅史 | 関沢新一 | 古賀政男 | 戸田有里子 | 勝つと思うな 思えば負けよ 負けてもともと この胸の 奥に生きてる 柔の夢が 一生一度を 一生一度を 待っている 人は人なり のぞみもあるが 捨てて立つ瀬を 越えもする せめて今宵は 人間らしく 恋の涙を 恋の涙を 噛みしめる 口で言うより 手の方が早い 馬鹿を相手の 時じゃない 行くも住るも 座るもふすも 柔一すじ 柔一すじ 夜が明ける |
夫婦春秋氷川きよし | 氷川きよし | 関沢新一 | 市川昭介 | 石倉重信 | ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十(はたち)で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日(あす)のめしさえ なかったな おまえ ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前がいちど やっと俺(おい)らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたな おまえ 九尺二間(くしゃくにけん)が 振り出しで 胸(むな)つき八丁の 道ばかり それが夫婦(めおと)と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうな おまえ |
皆の衆三山ひろし | 三山ひろし | 関沢新一 | 市川昭介 | 伊戸のりお | 皆の衆 皆の衆 嬉しかったら 腹から笑え 悲しかったら 泣けばよい 無理はよそうぜ 体に悪い 洒落たつもりの 泣き笑い どうせこの世は そんなトコ そうじゃないかえ 皆の衆 皆の衆 皆の衆 腹がたったら 空気をなぐれ 癪にさわれば 水をのめ 徳川家康 啼くまで待った 天下分け目の 関ヶ原 どうせこの世は そんなトコ そうじゃないかえ 皆の衆 皆の衆 皆の衆 好きと嫌いじゃ 恋にはならぬ 恋はその日の 風次第 風の吹きよで しんから惚れた あの娘と別れた 奴もいる どうせこの世は そんなトコ そうじゃないかえ 皆の衆 |
皆の衆清水博正 | 清水博正 | 関沢新一 | 市川昭介 | 伊藤雪彦 | 皆の衆 皆の衆 嬉しかったら 腹から笑え 悲しかったら 泣けばよい 無理はよそうぜ 体に悪い 洒落たつもりの 泣き笑い どうせこの世は そんなとこ そうじゃないかえ 皆の衆 皆の衆 皆の衆 腹が立ったら 空気をなぐれ 癪(しゃく)にさわれば 水を飲め 徳川家康 啼(な)くまで待った 天下分け目の 関ケ原 どうせこの世は そんなとこ そうじゃないかえ 皆の衆 皆の衆 皆の衆 好きと嫌いじゃ 恋にはならぬ 恋はその日の 風次第 風の吹きよで しんから惚れた あの娘(こ)と別れた 奴もいる どうせこの世は そんなとこ そうじゃないかえ 皆の衆 |
涙の連絡船三山ひろし | 三山ひろし | 関沢新一 | 市川昭介 | 伊戸のりお | いつも群飛ぶ かもめさえ とうに忘れた 恋なのに 今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が… 独りぽっちで 泣いている 忘れられない 私がばかね 連絡船の 着く港 きっとくるよの 気休めは 旅のお方の 口ぐせか 今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が… 風の便りを 待てと言う たった一夜の 思い出なのに 連絡船の 着く港 船はいつかは 帰るけど 待てど戻らぬ 人もあろ 今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が… 暗い波間で 泣きじゃくる 泣けばちるちる 涙のつぶが 連絡船の 着く港 |
柔天童よしみ | 天童よしみ | 関沢新一 | 古賀政男 | | 勝つと思うな 思えば負けよ 負けてもともと この胸の 奥に生きてる 柔の夢が 一生一度を 一生一度を 待っている 人は人なり のぞみもあるが 捨てて立つ瀬を 越えもする せめて今宵は 人間らしく 恋の涙を 恋の涙を 噛みしめる 口で言うより 手の方が早い 馬鹿を相手の 時じゃない 行くも住(とま)るも 座るもふすも 柔一すじ 柔一すじ 夜が明ける |
お座敷ロック五月みどり | 五月みどり | 関沢新一 | 米山正夫 | 米山正夫 | 一目惚れした お座敷で 窓のネオンも 赤い顔 酒に強いは 生れつき 酔えば男にゃ 弱いのよ 三味線なんかなにさ 三味線なんか ひけなくたって まことがありゃ それでいいんでしょ 好きで逢う夜も 笑い顔 いやな客にも 笑い顔 芸者ぐらしよ ゆるしてね えくぼ見せるは 貴方だけ 小唄なんかなにさ 小唄なんか 野暮天だって まことがありゃ それでいいんでしょ 風にやなぎが よろめいた いつか心も ちどり足 乙にイカせる 三味の音は 誰に聞かせる 謎かしら 踊りなんかなにさ 踊りなんか 変てこだって まことがありゃ それでいいんでしょ |
柔の道水前寺清子 | 水前寺清子 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 君ならどうする どうして守る 男は一生 賭けてみる 業じゃ勝てない 心の敵に 面と向って 俺は立つ そこに柔の道がある 愛しい女だと 思っています 口には出さない つもりです 花に背を向け 黒帯しめる 柔ばかとは よう言うた 何も知らない そのくせに 本当の強さは 力じゃないよ 魂入れなきゃ ただの屑 負けておぼえた 涙の苦さ 勝った時こそ 思い出せ そこに柔は生きている |
歩氷川きよし | 氷川きよし | 関沢新一 | 安藤実親 | 石倉重信 | 肩で風きる 王将よりも 俺は持ちたい 歩のこころ 勝った負けたと 騒いじゃいるが 歩のない将棋は 負け将棋 世間歩がなきゃ なりたゝぬ あの娘いい娘だ 離れもせずに 俺を信じて ついてくる みてろ待ってろ このまますまぬ 歩には歩なりの 意地がある いつかと金で 大あばれ 前に出るより 能なし野郎 吹けば一番 飛ぶだろう だけど勝負は 一対一よ 王将だろうと 何だろと 後にゃ引かない 俺のみち |
柔三山ひろし | 三山ひろし | 関沢新一 | 古賀政男 | 伊戸のりお | 勝つと思うな 思えば負けよ 負けてもともと この胸の 奥に生きてる 柔の夢が 一生一度を 一生一度を 待っている 人は人なり のぞみもあるが 捨てゝ立つ瀬を 越えもする せめて今宵は 人間らしく 恋の涙を 恋の涙を 噛みしめる 口で言うより 手の方が早い 馬鹿を相手の 時じゃない 行くも 住(とま)るも 坐(すわ)るも臥(ふ)すも 柔一すじ 柔一すじ 夜が明ける |
涙の連絡船怒髪天 | 怒髪天 | 関沢新一 | 市川昭介 | 怒髪天 | いつも群飛ぶ かもめさえ とうに忘れた 恋なのに 今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が‥‥ 独りぽっちで 泣いている 忘れられない 私がばかね 連絡船の 着く港 きっとくるよの 気休めは 旅のお方の 口ぐせか 今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が‥‥ 風の便りを 待てと言う たった一夜の 思い出なのに 連絡船の 着く港 船はいつかは 帰るけど 待てど戻らぬ 人もあろ 今夜も 汽笛が 汽笛が 汽笛が‥‥ 暗い波間で 泣きじゃくる 泣けばちるちる 涙のつぶが 連絡船の 着く港 |
アラ見てたのね民謡クルセイダーズ | 民謡クルセイダーズ | 関沢新一 | 市川昭介 | 民謡クルセイダーズ | さあさ皆さま 恋した時は 身ぶりそぶりで すぐわかる あんなこと言って ちゃってちゃって 言っちゃって 昨夜(ゆんべ)も二人で 一本橋で 別れがつらくて 遠まわり 遠まわり アラ 見てたのね 何を聞いても あなたの事で 胸は一ぱい 上の空 あんなこと言って ちゃってちゃって 言っちゃって 魚を買っても あいタイみタイ 八百屋じゃみつばで ほうれん草 ほうれん草 アラ 見てたのね 月が一ツなら 想いも一ツ 広い世間にゃ きみ一人 あんなこと言って ちゃってちゃって 言っちゃって うれしがらせは 口さきばかり わたしは淋しい 待ち呆け 待ち呆け アラ 見てたのね |
夫婦春秋一条貫太 | 一条貫太 | 関沢新一 | 市川昭介 | 伊戸のりお | ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日の飯さえ なかったなア お前 ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前が一度 やっと俺らに 陽がさした あの日涙を こぼしたなア お前 九尺二間が 振り出しで 胸つき八丁の 道ばかり それが夫婦と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうなア お前 |
夫婦春秋三山ひろし | 三山ひろし | 関沢新一 | 市川昭介 | 伊戸のりお | ついて来いとは 言わぬのに だまってあとから ついて来た 俺が二十で お前が十九 さげた手鍋の その中にゃ 明日のめしさえ なかったなァ お前 ぐちも涙も こぼさずに 貧乏おはこと 笑ってた そんな強気の お前が一度 やっと俺らに 陽がさした あの日なみだを こぼしたなァ お前 九尺二間が 振り出しで 胸つき八丁の 道ばかり それが夫婦と 軽くは言うが 俺とお前で 苦労した 花は大事に 咲かそうなァ お前 |
高原のお嬢さん松尾雄史 | 松尾雄史 | 関沢新一 | 松尾健司 | D.C.O | あの人に逢いたい たまらなく逢いたい 高原に風はわたり 白樺はゆれていた 夏がゆけば 恋も終ると あの人はいつも 言ってた リーフ・リーフ…… 君にぼくの 恋を語ろう つぶらなる瞳よ つぶらなる瞳よ 高原の夏は過ぎて 別れゆく夜はきた 一人よせる 夢ははてなく 残り火は 赤く燃えてた リーフ・リーフ…… ぼくの恋は 消えてしまった あの人に逢いたい たまらなく逢いたい 東京の空のどこか あの人は住んでいる せめて いちど逢ってききたい 夏の日の恋は嘘かと リーフ・リーフ…… 東京の 秋は淋しい |
夫婦絶唱松前ひろ子 | 松前ひろ子 | 関沢新一 | 中村典正 | | 俺がお前に 会った時 ころし文句を 云ったかい 云ったおぼえは ないけれど 聞いたふりして ついて来た ありがとう ありがとう お前 俺は離さない 今度生まれて きた時も やはりあなたの そばがいい もしも会えなきゃ どうしよう 子供みたいな 目ですがる ありがとう ありがとう お前 俺は離さない ひとりだったら 細い道 ふたり合わせりゃ 強くなる いつか咲かそう つらくとも それが夫婦の 愛の花 ありがとう ありがとう お前 俺は離さない |
大勝負三山ひろし | 三山ひろし | 関沢新一 | 安藤実親 | 安藤実親 | 一つ男は 勝たねばならぬ 二つ男は 惚れなきゃならぬ 三つ男は 泣いてはならぬ 前向け 右向け 左向け 男は三つで 勝負をかける 一つ女は 守らにゃならぬ 二つ女は だましちゃならぬ 三つ女に 溺れちゃならぬ なみ足 はや足 しのび足 男は三つで 女と生きる 一つ命は 大事に使え 二つ命は いつでも捨てろ 三つ命は 男を決める はや道 おそ道 まわり道 男は三つで 天下をつかむ |