心機一転やるぞやるぞと 力(りき)んでみても 何もしなけりゃ 昨日のままさ 今日の口惜しさ その涙 バネにするから 明日(あす)がある 心機 心機一転 夢に賭けよう 人生勝負 楽にゃ渡れぬ この世だけれど 厚い氷も 春には溶ける 胸に刻んだ 大志(こころざし) 何で忘れて なるものか 心機 心機一転 決めたこの道 信じて生きる 晴れて故郷に 錦をかざる それが男の 甲斐性じゃないか 意地の二文字を 切り札に いつか世間に 名を残す 心機 心機一転 大輪(はな)を咲かすさ 人生舞台 | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 前田俊明 | やるぞやるぞと 力(りき)んでみても 何もしなけりゃ 昨日のままさ 今日の口惜しさ その涙 バネにするから 明日(あす)がある 心機 心機一転 夢に賭けよう 人生勝負 楽にゃ渡れぬ この世だけれど 厚い氷も 春には溶ける 胸に刻んだ 大志(こころざし) 何で忘れて なるものか 心機 心機一転 決めたこの道 信じて生きる 晴れて故郷に 錦をかざる それが男の 甲斐性じゃないか 意地の二文字を 切り札に いつか世間に 名を残す 心機 心機一転 大輪(はな)を咲かすさ 人生舞台 |
白萩の宿雨にかくれて 人目を忍ぶ さだめ哀しい 乱れ萩 ねぇ… あなた… 抱かれたままで 散らせてよ 妻という名の 倖せ捨てて 濡れてこぼれる 白萩の宿 たった三つの 年の差だけど 女ですもの つらいのよ ねぇ… あなた… 綺麗と言って もういちど 肌をよせても 添寝のすきに 別れ風ふく 白萩の宿 悪い女と 指さされても いのち宿して みたかった ねぇ… あなた… この世は 罪なところです ひとり身をひく じゃのめの傘に なみだ雨ふる 白萩の宿 | 秋岡秀治 | 水木れいじ | 市川昭介 | 前田俊明 | 雨にかくれて 人目を忍ぶ さだめ哀しい 乱れ萩 ねぇ… あなた… 抱かれたままで 散らせてよ 妻という名の 倖せ捨てて 濡れてこぼれる 白萩の宿 たった三つの 年の差だけど 女ですもの つらいのよ ねぇ… あなた… 綺麗と言って もういちど 肌をよせても 添寝のすきに 別れ風ふく 白萩の宿 悪い女と 指さされても いのち宿して みたかった ねぇ… あなた… この世は 罪なところです ひとり身をひく じゃのめの傘に なみだ雨ふる 白萩の宿 |
出世前浮世峠の 吹雪の中で 若い木の芽も 春仕度 苗で終わるか ひのきに成れるか いまが大事な 出世前 つもるがまんが 花を呼ぶ 負けて崩れて また積みあげる 寄木細工の この命 たった一つの 親父の形見を 無駄にするなと 百舌が啼く 街の谷間に 星がふる 義理と人情が ひっぱり合って 俺を八つ裂き 七つ裂き 恋を捨てるか 男を捨てるか 問答無用の 出世前 投げた涙が 明日を呼ぶ | 秋岡秀治 | 星野哲郎 | 岡千秋 | | 浮世峠の 吹雪の中で 若い木の芽も 春仕度 苗で終わるか ひのきに成れるか いまが大事な 出世前 つもるがまんが 花を呼ぶ 負けて崩れて また積みあげる 寄木細工の この命 たった一つの 親父の形見を 無駄にするなと 百舌が啼く 街の谷間に 星がふる 義理と人情が ひっぱり合って 俺を八つ裂き 七つ裂き 恋を捨てるか 男を捨てるか 問答無用の 出世前 投げた涙が 明日を呼ぶ |
笹小舟白いうなじを かたむけて 風の行方を みつめる みつめるおまえ 時の流れに 身を浮かべ ふたり漂う 笹小舟 この手離すな もがけば沈む 痩せた背中は 俺の罪 肌を寄せ合い 腕の中 悪い夢など 見るなよ 見るんじゃないぜ 曲がりくねった 浮世川 人の澱(よど)んだ 水面(みなも)行く せめて心は 埃(ほこり)を払い 空を仰げば 笑う月 死んだ覚悟で 生きてゆく 惚れていりゃこそ 命を 命をかけた 過ぎた過去(むかし)を 振り向かず 明日もゆられて 笹小舟 褒(ほ)めてもらえぬ 人生だけど おまえひとりが いればいい | 秋岡秀治 | 石原信一 | 岡千秋 | 南郷達也 | 白いうなじを かたむけて 風の行方を みつめる みつめるおまえ 時の流れに 身を浮かべ ふたり漂う 笹小舟 この手離すな もがけば沈む 痩せた背中は 俺の罪 肌を寄せ合い 腕の中 悪い夢など 見るなよ 見るんじゃないぜ 曲がりくねった 浮世川 人の澱(よど)んだ 水面(みなも)行く せめて心は 埃(ほこり)を払い 空を仰げば 笑う月 死んだ覚悟で 生きてゆく 惚れていりゃこそ 命を 命をかけた 過ぎた過去(むかし)を 振り向かず 明日もゆられて 笹小舟 褒(ほ)めてもらえぬ 人生だけど おまえひとりが いればいい |
酒慕情こころに消せない 女(ひと)がいる 酒で流せぬ 恋もある 呼べばせつない 偲(しの)べばつらい おまえの面影が… 今夜もグラスに 浮かぶのさ 最後の夜とも 知らないで 指も触れずに 別れたよ 涙まじりに 微笑(わら)った頬の 小さな片えくぼ… 今でもこの瞳(め)を 離れない 倖せだったら それでいい それも男の なぐさめか 酒で淋しさ 紛(まぎ)らせながら さまよう路地裏に… おまえが泣くよな 雨が降る | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 南郷達也 | こころに消せない 女(ひと)がいる 酒で流せぬ 恋もある 呼べばせつない 偲(しの)べばつらい おまえの面影が… 今夜もグラスに 浮かぶのさ 最後の夜とも 知らないで 指も触れずに 別れたよ 涙まじりに 微笑(わら)った頬の 小さな片えくぼ… 今でもこの瞳(め)を 離れない 倖せだったら それでいい それも男の なぐさめか 酒で淋しさ 紛(まぎ)らせながら さまよう路地裏に… おまえが泣くよな 雨が降る |
酒とふたりづれ 路地にこぼれる 流行歌(はやりうた) 聴けば昔が 近くなる 男と女の 酒もいい ひとり手酌の 酒もいい おもいでばかり 浮かぶ夜は 酒よおまえと ふたりづれ 夢を肴に 酔いしれた あれは三十路(みそじ)の 半(なか)ば頃 今更わびても もう遅い 惚れて別れた あのおんな 心が寒い こんな夜は 酒よおまえと ふたりづれ 紺ののれんの 向こうから 沸かすやかんの 音がする もひとつつけてよ いいからさ 少し熱めの 北の酒 こ雨(さめ)が肩に 沁みる夜は 酒よおまえと ふたりづれ | 秋岡秀治 | たきのえいじ | 岡千秋 | 前田俊明 | 路地にこぼれる 流行歌(はやりうた) 聴けば昔が 近くなる 男と女の 酒もいい ひとり手酌の 酒もいい おもいでばかり 浮かぶ夜は 酒よおまえと ふたりづれ 夢を肴に 酔いしれた あれは三十路(みそじ)の 半(なか)ば頃 今更わびても もう遅い 惚れて別れた あのおんな 心が寒い こんな夜は 酒よおまえと ふたりづれ 紺ののれんの 向こうから 沸かすやかんの 音がする もひとつつけてよ いいからさ 少し熱めの 北の酒 こ雨(さめ)が肩に 沁みる夜は 酒よおまえと ふたりづれ |
酒場のいい女細い肩先 ピアスが揺れて ほんとはお酒に 弱いのと 目元ほんのり 染めていた… ここはススキノ 舞い散る粉雪(こゆき) あぁちょっと 惚れそないい女 寄って行こうか どうしているか 札幌 酒場のいい女 恋を失くした ばかりと言って しみじみ唄った 流行歌(はやりうた) まるで私の ことなのと… ここは伊勢佐木 夜風が沁みる あぁちょっと 惚れそないい女 ドアを開ければ 振り向く笑顔 横浜 酒場のいい女 渋い紬の 着物が似合う 身の上ばなしは 野暮だけど どこか訳あり 泣き黒子… ここは丸山 ネオンが誘う あぁちょっと 惚れそないい女 なぜか気になる 幸せだろか 長崎 酒場のいい女 | 秋岡秀治 | かず翼 | 花笠薫 | 南郷達也 | 細い肩先 ピアスが揺れて ほんとはお酒に 弱いのと 目元ほんのり 染めていた… ここはススキノ 舞い散る粉雪(こゆき) あぁちょっと 惚れそないい女 寄って行こうか どうしているか 札幌 酒場のいい女 恋を失くした ばかりと言って しみじみ唄った 流行歌(はやりうた) まるで私の ことなのと… ここは伊勢佐木 夜風が沁みる あぁちょっと 惚れそないい女 ドアを開ければ 振り向く笑顔 横浜 酒場のいい女 渋い紬の 着物が似合う 身の上ばなしは 野暮だけど どこか訳あり 泣き黒子… ここは丸山 ネオンが誘う あぁちょっと 惚れそないい女 なぜか気になる 幸せだろか 長崎 酒場のいい女 |
西郷隆盛 ~あぁ幕末の薩摩武士~命もいらぬ 名もいらぬ 南の島に鍛錬(たんれん)の 五年の月日(つきひ)重ねきた この身を捨てて今こそは 文明開化国造(くにづく)り あぁ幕末の薩摩武士 薩英戦争(さつえいせんそう)傷深く 公武一和(こうぶいちわ)も露と消え 都(みやこ)に集(つど)ふ誠忠士(せいちゅうし) 今西郷を呼び戻す 鍛(きた)え鍛えし示現流(じげんりゅう) あぁ幕末の薩摩武士 村田新八(むらたしんぱち)連れ帰る お咎(とが)めあれば俺(おい)どんが 受ける覚悟の大西郷(だいさいごう) 乗せて藩船胡蝶丸(はんせんこちょうまる) 春まだ浅き東シナ あぁ幕末の薩摩武士 | 秋岡秀治 | 川井田健一 | 川井田健一 | 竹内弘一・吉村英世 | 命もいらぬ 名もいらぬ 南の島に鍛錬(たんれん)の 五年の月日(つきひ)重ねきた この身を捨てて今こそは 文明開化国造(くにづく)り あぁ幕末の薩摩武士 薩英戦争(さつえいせんそう)傷深く 公武一和(こうぶいちわ)も露と消え 都(みやこ)に集(つど)ふ誠忠士(せいちゅうし) 今西郷を呼び戻す 鍛(きた)え鍛えし示現流(じげんりゅう) あぁ幕末の薩摩武士 村田新八(むらたしんぱち)連れ帰る お咎(とが)めあれば俺(おい)どんが 受ける覚悟の大西郷(だいさいごう) 乗せて藩船胡蝶丸(はんせんこちょうまる) 春まだ浅き東シナ あぁ幕末の薩摩武士 |
こぼれ紅百の花より 一つの花に 賭けて 咲くのが 女の真実(まこと) 築地河岸(がし)から 大川づたい 人目忍んで 寄せ合う肩に 月の雫か こぼれ紅 針の筵(むしろ)を 踏むより辛い 芸の厳しさ 険しさ深さ 成らぬ恋ゆえ 身も世も捨てて 合わせ鏡に 映した夢は 華の舞台の 晴れ姿 菊の絵柄を 情けで染めて 意地と涙で 仕立てた単衣(ひとえ) 袖を通した 姿が見える 浪花名代の 船乗り込みの せめて名残りの 遠囃子 | 秋岡秀治 | 松井由利夫 | 水森英夫 | 池多孝春 | 百の花より 一つの花に 賭けて 咲くのが 女の真実(まこと) 築地河岸(がし)から 大川づたい 人目忍んで 寄せ合う肩に 月の雫か こぼれ紅 針の筵(むしろ)を 踏むより辛い 芸の厳しさ 険しさ深さ 成らぬ恋ゆえ 身も世も捨てて 合わせ鏡に 映した夢は 華の舞台の 晴れ姿 菊の絵柄を 情けで染めて 意地と涙で 仕立てた単衣(ひとえ) 袖を通した 姿が見える 浪花名代の 船乗り込みの せめて名残りの 遠囃子 |
甲州夢街道お江戸日本橋 木遣りで出たが 艶歌 新宿 八王子 浮世しがらみ さらりとすてて 富士のお山を 道連れに 笹子猿橋 旅ゆけば いのち伸びます ああ… 甲州夢街道 古いやつほど 大事にされる ワインづくりの 故郷へ いい湯 いい宿 いい酒めぐり 昔ながらの 白壁に 映える夕日も ほのぼのと 詩を奏でる ああ… 甲州夢街道 山は錦秋 舞鶴城の 月はほろよい 紅葉映え 四十五宿に 灯りを入れて 旅の終りは 下諏訪へ 平和観音 韮崎の 夢も満月 ああ… 甲州夢街道 | 秋岡秀治 | 星野哲郎 | 望月吾郎 | | お江戸日本橋 木遣りで出たが 艶歌 新宿 八王子 浮世しがらみ さらりとすてて 富士のお山を 道連れに 笹子猿橋 旅ゆけば いのち伸びます ああ… 甲州夢街道 古いやつほど 大事にされる ワインづくりの 故郷へ いい湯 いい宿 いい酒めぐり 昔ながらの 白壁に 映える夕日も ほのぼのと 詩を奏でる ああ… 甲州夢街道 山は錦秋 舞鶴城の 月はほろよい 紅葉映え 四十五宿に 灯りを入れて 旅の終りは 下諏訪へ 平和観音 韮崎の 夢も満月 ああ… 甲州夢街道 |
玄海の漁師漁場に賭けた 男等が 船の舳先に 御神酒を祭り 背中丸めて 焼酎くみ交わす 惚れた女房と 子供の為に 二百浬に 船を出す 俺もお前も 玄海の漁師 根性だけは 親ゆずり 他船のやれない 荒波越える 明日の稼ぎは この腕しだい 意地と度胸が 大漁船だ やるぞ見てくれ 男意気 俺もお前も 玄海の漁師 親父が孫を 抱きながら 涙噛みしめ 髭面なでる 苦労重ねて 六十五年 俺を育てた 荒くれ海で 親子二代の 暴れ者 俺もお前も 玄海の漁師 | 秋岡秀治 | 馬津川まさを | サトウ進一 | | 漁場に賭けた 男等が 船の舳先に 御神酒を祭り 背中丸めて 焼酎くみ交わす 惚れた女房と 子供の為に 二百浬に 船を出す 俺もお前も 玄海の漁師 根性だけは 親ゆずり 他船のやれない 荒波越える 明日の稼ぎは この腕しだい 意地と度胸が 大漁船だ やるぞ見てくれ 男意気 俺もお前も 玄海の漁師 親父が孫を 抱きながら 涙噛みしめ 髭面なでる 苦労重ねて 六十五年 俺を育てた 荒くれ海で 親子二代の 暴れ者 俺もお前も 玄海の漁師 |
黒あげは 俺なんか 逢わなけりゃ しあわせに なれたのに 晴れ着一枚 欲しがりもせず 笑顔残して 逝ったやつ 黒あげは 飛んだ 野辺の送りの 夕暮れに 黒あげは 舞い舞い飛んだ おまえが好きな 夕焼けに 蝶ちょ 蝶ちょ 俺の肩にとまれ… 惚れてたと 誰に言う 軽すぎる この春は 命まるごと おんなの夢を 俺に預けて どこの空 鉄砲玉 泣いた 風に吹かれて よろめいて 半ぱもの 何度も泣いた おまえの好きな 夕焼けに 黒あげは 飛んだ 野辺の送りの 夕暮れに 黒あげは 舞い舞い飛んだ おまえが好きな 夕焼けに  | 秋岡秀治 | 吉岡治 | 岡千秋 | | 俺なんか 逢わなけりゃ しあわせに なれたのに 晴れ着一枚 欲しがりもせず 笑顔残して 逝ったやつ 黒あげは 飛んだ 野辺の送りの 夕暮れに 黒あげは 舞い舞い飛んだ おまえが好きな 夕焼けに 蝶ちょ 蝶ちょ 俺の肩にとまれ… 惚れてたと 誰に言う 軽すぎる この春は 命まるごと おんなの夢を 俺に預けて どこの空 鉄砲玉 泣いた 風に吹かれて よろめいて 半ぱもの 何度も泣いた おまえの好きな 夕焼けに 黒あげは 飛んだ 野辺の送りの 夕暮れに 黒あげは 舞い舞い飛んだ おまえが好きな 夕焼けに |
香車横に曲がれず 斜めへ飛べず 前へ行くしか 能がない 飛車や角ほど 派手さはないが ここが勝負と 決めたなら 道は一筋 俺は行く 苦に苦かければ 八十一の 枡目しがらみ この浮世 こんな男に 真実の涙 蔭でそそいで くれる女 無駄にしたなら 罰あたり いつか王手を この手でかけて 夢と情けを 掴みどり 花が咲こうと 散ろうとままよ 香車みたいな 人生を 生きて死ねたら それで良い | 秋岡秀治 | 青山幸司 | 原譲二 | | 横に曲がれず 斜めへ飛べず 前へ行くしか 能がない 飛車や角ほど 派手さはないが ここが勝負と 決めたなら 道は一筋 俺は行く 苦に苦かければ 八十一の 枡目しがらみ この浮世 こんな男に 真実の涙 蔭でそそいで くれる女 無駄にしたなら 罰あたり いつか王手を この手でかけて 夢と情けを 掴みどり 花が咲こうと 散ろうとままよ 香車みたいな 人生を 生きて死ねたら それで良い |
河内人情生まれも育ちも 生駒の麓 ガキの頃から 声自慢 のれん屋台で 冷や酒あおり 酔えば十八番の 演歌節がでる 聞いておくれよア… お月さん エ… さては一座の皆様エー 古今東西 語り継がれる 暴れん坊は 星の数ほどいるけれど 意地と度胸と腕っ節 三つ揃った男なら 八尾の朝吉 親分よ… 俺もなりたや 朝吉さんに やるぞ見ておれ 生駒のおやじ 明日の天下は 俺がとる 一に辛抱 二に辛抱や 晴れて売り出す その日まで そうや男は ア… 心意気 | 秋岡秀治 | たかたかし | 水森英夫 | | 生まれも育ちも 生駒の麓 ガキの頃から 声自慢 のれん屋台で 冷や酒あおり 酔えば十八番の 演歌節がでる 聞いておくれよア… お月さん エ… さては一座の皆様エー 古今東西 語り継がれる 暴れん坊は 星の数ほどいるけれど 意地と度胸と腕っ節 三つ揃った男なら 八尾の朝吉 親分よ… 俺もなりたや 朝吉さんに やるぞ見ておれ 生駒のおやじ 明日の天下は 俺がとる 一に辛抱 二に辛抱や 晴れて売り出す その日まで そうや男は ア… 心意気 |
おんな火行かないで 行かないで 私を捨てゝ 行かないで 明日は他人になるなんて 女ごころも 知らないで 冷たい仕草 見れば尚更に 燃える 胸の火… 行かないで 行かないで 嘘でもいゝの そばに居て 嘘にすがって 生きられた 女なに泣く 恋に泣く 生きてるならば 夜毎あえるから 瞼 とじれば… 行かないで 行かないで 哀しみおいて 行かないで 夢を追うのが 男なら あなた私の 夢なのよ 信じるだけの 恋を悔やんでも 燃える おんな火… | 秋岡秀治 | 土田有紀 | 水森英夫 | 前田俊明 | 行かないで 行かないで 私を捨てゝ 行かないで 明日は他人になるなんて 女ごころも 知らないで 冷たい仕草 見れば尚更に 燃える 胸の火… 行かないで 行かないで 嘘でもいゝの そばに居て 嘘にすがって 生きられた 女なに泣く 恋に泣く 生きてるならば 夜毎あえるから 瞼 とじれば… 行かないで 行かないで 哀しみおいて 行かないで 夢を追うのが 男なら あなた私の 夢なのよ 信じるだけの 恋を悔やんでも 燃える おんな火… |
俺はやっぱり演歌だぜ照れて口には 出せないけれど 夫婦春秋(めおとしゅんじゅう) ありがたさ ともに白髪の 背中に向かい 胸でつぶやく ありがとう 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 覚悟している つもりでいたが 娘持つ親 さびしさよ 妻に何度も たしなめられて やっとひとこと おめでとう 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 肩を組むのは 柄ではないが 旧(ふる)い友情 変わりなし ともに過ごした 学び舎(や)さえも 今はないなと 酒を飲む 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ | 秋岡秀治 | 岸快生 | 水森英夫 | 竹内弘一 | 照れて口には 出せないけれど 夫婦春秋(めおとしゅんじゅう) ありがたさ ともに白髪の 背中に向かい 胸でつぶやく ありがとう 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 覚悟している つもりでいたが 娘持つ親 さびしさよ 妻に何度も たしなめられて やっとひとこと おめでとう 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 肩を組むのは 柄ではないが 旧(ふる)い友情 変わりなし ともに過ごした 学び舎(や)さえも 今はないなと 酒を飲む 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ |
お墓参りに帰ろうか故郷(ふるさと)を遠く離れて見た夢ひとつ ビルの谷間に消えていく 汗か涙か人の世は 我慢我慢の苦労坂(くろうざか) 越える元気を下さいと 越える元気を下さいと お墓参りに帰ろうか 故郷がなぜか恋しく目覚めた朝の 人に隠れて拭く涙 行く手遮(さえぎ)る登り坂 まさかの坂も幾度か おかげさまでと手を合わせ おかげさまでと手を合わせ お墓参りに帰ろうか 人なれば何時(いつ)か死別(わかれ)の日がくるからと 覚悟をしてはいたものの 生きる力も萎(な)えそうな 父さん亡くした母さんの 昔話が聞きたいと 昔話が聞きたいと お墓参りに帰ろうか | 秋岡秀治 | 川井田健一 | 川井田健一 | 竹内弘一・吉村英世 | 故郷(ふるさと)を遠く離れて見た夢ひとつ ビルの谷間に消えていく 汗か涙か人の世は 我慢我慢の苦労坂(くろうざか) 越える元気を下さいと 越える元気を下さいと お墓参りに帰ろうか 故郷がなぜか恋しく目覚めた朝の 人に隠れて拭く涙 行く手遮(さえぎ)る登り坂 まさかの坂も幾度か おかげさまでと手を合わせ おかげさまでと手を合わせ お墓参りに帰ろうか 人なれば何時(いつ)か死別(わかれ)の日がくるからと 覚悟をしてはいたものの 生きる力も萎(な)えそうな 父さん亡くした母さんの 昔話が聞きたいと 昔話が聞きたいと お墓参りに帰ろうか |
男の名刺男の名刺の 裏側に 涙と汗が 沁みている 長い付き合い お互いに 愚痴をこぼした 夜もある 真面目が取り柄の おまえと俺さ 酒酌み交わす 裏通り 小さな名刺の 一枚に 男の夢が 詰(つ)まってる 仕事ひとすじ 働いて 家族守って 生きて来た 似た者同志の おまえと俺さ 笑って泣いた 年月よ 男の名刺は いつだって 肩書きよりも 心意気 時の流れが 変わろうと 苦労承知で 前に出る いくつになっても おまえと俺さ よろしく頼むよ これからも | 秋岡秀治 | 麻こよみ | 岡千秋 | 南郷達也 | 男の名刺の 裏側に 涙と汗が 沁みている 長い付き合い お互いに 愚痴をこぼした 夜もある 真面目が取り柄の おまえと俺さ 酒酌み交わす 裏通り 小さな名刺の 一枚に 男の夢が 詰(つ)まってる 仕事ひとすじ 働いて 家族守って 生きて来た 似た者同志の おまえと俺さ 笑って泣いた 年月よ 男の名刺は いつだって 肩書きよりも 心意気 時の流れが 変わろうと 苦労承知で 前に出る いくつになっても おまえと俺さ よろしく頼むよ これからも |
男の未練胸のすき間に 面影揺れて 飲んでなだめる 恋の炎(ひ)よ 酒よ 酒よわかるか 男の未練 身を引くことしか できない俺を 呼んでくれるな 路地の雨 遠く旅路に 逃れてみても いのち焦がれる 恋の炎よ どこに どこに捨てよか 男の未練 一緒に逃げてと すがった腕を ほどくつらさを 誰が知る 知っていたのに 叶わぬ夢と なんで消せない 恋の炎よ 名前 名前つぶやく 男の未練 死ぬほど惚れてた あいつの涙 思い出させる 路地の雨 | 秋岡秀治 | かず翼 | 岡千秋 | 南郷達也 | 胸のすき間に 面影揺れて 飲んでなだめる 恋の炎(ひ)よ 酒よ 酒よわかるか 男の未練 身を引くことしか できない俺を 呼んでくれるな 路地の雨 遠く旅路に 逃れてみても いのち焦がれる 恋の炎よ どこに どこに捨てよか 男の未練 一緒に逃げてと すがった腕を ほどくつらさを 誰が知る 知っていたのに 叶わぬ夢と なんで消せない 恋の炎よ 名前 名前つぶやく 男の未練 死ぬほど惚れてた あいつの涙 思い出させる 路地の雨 |
男の花道一に稽古だ 三四に稽古 耐えて根性で ぶち当たれ 十と五尺の 土俵の上で 散らす火玉の あゝ大勝負 かけて悔いない かけて悔いない この命 俺の往く道 相撲と決めた 決めたその日に 棄てた恋 壁にはじかれ 奥歯を噛んで 白か黒かの あゝ星を取る 敵は我なり 敵は我なり 己なり 櫓太鼓が 川面を渡る 泣くな綱とる その日まで 磨け国技の 心技を体を 砂にまみれて あゝ咲かす花 晴れて男の 晴れて男の 花道を | 秋岡秀治 | 吉岡治 | 岡千秋 | | 一に稽古だ 三四に稽古 耐えて根性で ぶち当たれ 十と五尺の 土俵の上で 散らす火玉の あゝ大勝負 かけて悔いない かけて悔いない この命 俺の往く道 相撲と決めた 決めたその日に 棄てた恋 壁にはじかれ 奥歯を噛んで 白か黒かの あゝ星を取る 敵は我なり 敵は我なり 己なり 櫓太鼓が 川面を渡る 泣くな綱とる その日まで 磨け国技の 心技を体を 砂にまみれて あゝ咲かす花 晴れて男の 晴れて男の 花道を |
男の忠臣蔵時は元禄 春弥生 積もる遺恨の 吉良(きら)殿に もはやこれまで この我慢 松の廊下の 刃傷(にんじょう)に 哀れ浅野(おとこ)の 桜(はな)が散る 殿の無念を 晴らしてと 涙浮かべる 遥泉院(おくがた)に 今宵大事の 討ち入りを 胸に畳んだ 内蔵之助(くらのすけ) 永(なが)の暇(いとま)の 南部坂 江戸は師走の 寒空に 響く山鹿流(やまが)の 陣太鼓 見事本懐(ほんかい) 遂げるため 雪の舞い降る 松坂町 四十七士の 揃い踏み | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 前田俊明 | 時は元禄 春弥生 積もる遺恨の 吉良(きら)殿に もはやこれまで この我慢 松の廊下の 刃傷(にんじょう)に 哀れ浅野(おとこ)の 桜(はな)が散る 殿の無念を 晴らしてと 涙浮かべる 遥泉院(おくがた)に 今宵大事の 討ち入りを 胸に畳んだ 内蔵之助(くらのすけ) 永(なが)の暇(いとま)の 南部坂 江戸は師走の 寒空に 響く山鹿流(やまが)の 陣太鼓 見事本懐(ほんかい) 遂げるため 雪の舞い降る 松坂町 四十七士の 揃い踏み |
男の旅路人の一生 一度きり 泣いてもよけりゃ ついてきな 雨・風・雪ふる 男の旅路 たまにゃいい日も あるだろう 悔むなよ 転ぶなよ おまえ背負えば 軽すぎる 五臓六腑に 沁みわたる 呑んでもにがい 茶わん酒 眠っていいかい おまえの膝で 聞けばうなずく うるんだ眸 夢ん中 ふたりして さくら吹雪に 微笑(わら)ってた 照れて口には出せないが 俺には過ぎた いい女房 幸せ知らずの おまえのために 耐えて踏んばる もう一度 道のない 荒野でも 夢を捜して 歩こうか | 秋岡秀治 | 吉岡治 | 岡千秋 | 前田俊明 | 人の一生 一度きり 泣いてもよけりゃ ついてきな 雨・風・雪ふる 男の旅路 たまにゃいい日も あるだろう 悔むなよ 転ぶなよ おまえ背負えば 軽すぎる 五臓六腑に 沁みわたる 呑んでもにがい 茶わん酒 眠っていいかい おまえの膝で 聞けばうなずく うるんだ眸 夢ん中 ふたりして さくら吹雪に 微笑(わら)ってた 照れて口には出せないが 俺には過ぎた いい女房 幸せ知らずの おまえのために 耐えて踏んばる もう一度 道のない 荒野でも 夢を捜して 歩こうか |
男の星座ああ お前の骨なら 拾ってやると まるで任侠の 義兄弟 なじみの屋台の コップの酒が 腐れ縁だと また笑う また笑う ああ しょせんは独りと お前は 云うが 人という字は 支え合う 生まれも育ちも 他人じゃあるが 何故か気が合う 血が通う 血が通う ああ 愚痴など云うまい 女じゃないぞ 浮く日沈む日 いろいろさ 見上げる夜空に 男の星座 キラリ流れて 何処へゆく 何処へゆく | 秋岡秀治 | 吉岡治 | 岡千秋 | | ああ お前の骨なら 拾ってやると まるで任侠の 義兄弟 なじみの屋台の コップの酒が 腐れ縁だと また笑う また笑う ああ しょせんは独りと お前は 云うが 人という字は 支え合う 生まれも育ちも 他人じゃあるが 何故か気が合う 血が通う 血が通う ああ 愚痴など云うまい 女じゃないぞ 浮く日沈む日 いろいろさ 見上げる夜空に 男の星座 キラリ流れて 何処へゆく 何処へゆく |
男の情歌浮き世の風の冷たさも つらさせつなさくやしさも いのちの水と飲み干しながら 男はひとり唄うもの ああ 唄うもの 信じた人の裏切りも うそもうらみも悲しみも こぼれた花をいとしむように 男はひとり胸に抱く ああ 胸に抱く はかってみてもはかれない 義理と人情うらおもて 涙じゃないと笑ってみせて 男はひとり生きるもの ああ 生きるもの | 秋岡秀治 | 中村清一 | 中村清一 | | 浮き世の風の冷たさも つらさせつなさくやしさも いのちの水と飲み干しながら 男はひとり唄うもの ああ 唄うもの 信じた人の裏切りも うそもうらみも悲しみも こぼれた花をいとしむように 男はひとり胸に抱く ああ 胸に抱く はかってみてもはかれない 義理と人情うらおもて 涙じゃないと笑ってみせて 男はひとり生きるもの ああ 生きるもの |
男の酒 男ひとりの 手酌の酒は 燗もあつめな にがい酒 酔ってどうなる 明日じゃないか 胸の寒さを 胸の寒さを 訊くな覗くな 露地あかり まるい卓袱台(ちゃぶだい) あいつとふたり 心づくしの 皿小鉢 よせよ今さら 未練じゃないか 惚れていりゃこそ 惚れていりゃこそ 渡りきれない 川もある 苦労くの字に からだを削る そんなおんなに 春はいつ はしご酒して はずみをつける 別ればなしを 別ればなしを なまじとめるな 夜の雨  | 秋岡秀治 | 吉岡治 | 岡千秋 | | 男ひとりの 手酌の酒は 燗もあつめな にがい酒 酔ってどうなる 明日じゃないか 胸の寒さを 胸の寒さを 訊くな覗くな 露地あかり まるい卓袱台(ちゃぶだい) あいつとふたり 心づくしの 皿小鉢 よせよ今さら 未練じゃないか 惚れていりゃこそ 惚れていりゃこそ 渡りきれない 川もある 苦労くの字に からだを削る そんなおんなに 春はいつ はしご酒して はずみをつける 別ればなしを 別ればなしを なまじとめるな 夜の雨 |
男の坂道男は背中に 顔がある 沁みた苦労が 書いてある 綺麗事では 渡れない まして茨(いばら)の 浮世道 夢を体に 巻きつけて 登る男の坂道を 情けを受けたら 手を合わし 恩を返すも また男 見栄や飾りは 捨てて行く 人は人なり 人と成り 花は夜桜 八重桜 登る男の坂道を 命をあずける 人がいる 命あずかる 人がいる それを夫婦(めおと)と 云うのなら 無駄にするまい この命 明日をめざして 我が道を 登る男の坂道を | 秋岡秀治 | たきのえいじ | 岡千秋 | 前田俊明 | 男は背中に 顔がある 沁みた苦労が 書いてある 綺麗事では 渡れない まして茨(いばら)の 浮世道 夢を体に 巻きつけて 登る男の坂道を 情けを受けたら 手を合わし 恩を返すも また男 見栄や飾りは 捨てて行く 人は人なり 人と成り 花は夜桜 八重桜 登る男の坂道を 命をあずける 人がいる 命あずかる 人がいる それを夫婦(めおと)と 云うのなら 無駄にするまい この命 明日をめざして 我が道を 登る男の坂道を |
男の裏町俄かの雨に 濡れようか それとも酒に 溺れよか 男の…男の… 裏町は 涙ながせる 奴よりも 泣けない奴が つらいのさ 泥水浴びた 口惜しさは 男でなけりゃ わからない どうした…どうした…意気地なし 元気だせよと 苦酒が 今夜も俺を 叱るのさ こころにできた 水たまり 雨ならいつか 上がるだろ 夜更けの…夜更けの… この酒場は 夢にはぐれた 似た者が 明日に希望 つなぐのさ | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 中村典正 | 甲斐靖文 | 俄かの雨に 濡れようか それとも酒に 溺れよか 男の…男の… 裏町は 涙ながせる 奴よりも 泣けない奴が つらいのさ 泥水浴びた 口惜しさは 男でなけりゃ わからない どうした…どうした…意気地なし 元気だせよと 苦酒が 今夜も俺を 叱るのさ こころにできた 水たまり 雨ならいつか 上がるだろ 夜更けの…夜更けの… この酒場は 夢にはぐれた 似た者が 明日に希望 つなぐのさ |
男の居酒屋酒は酔うため あるものさ 若いなりして 今夜(こんや)の俺は 意気地(いくじ)がないぜ 泣いてるぜ ぐちを肴(さかな)に のむ酒じゃ 路地(ろじ)ののれんに すまないね 恋はほどよく するものさ 虫もころさぬ 可愛(かわ)ゆい顔で あの娘(こ)は派手な あそび花 俺の負けだよ くやしいが おんなという奴(やつ)ァ つかめない これが苦労と いうものさ 右で拾(ひろ)って 左で捨(す)てる 明日(あした)があるさ ゆめがある すぐに止(や)むだろ 走り雨 故郷(くに)のうたでも 唄(うた)おうか | 秋岡秀治 | 池田充男 | 山口ひろし | 渡辺博史 | 酒は酔うため あるものさ 若いなりして 今夜(こんや)の俺は 意気地(いくじ)がないぜ 泣いてるぜ ぐちを肴(さかな)に のむ酒じゃ 路地(ろじ)ののれんに すまないね 恋はほどよく するものさ 虫もころさぬ 可愛(かわ)ゆい顔で あの娘(こ)は派手な あそび花 俺の負けだよ くやしいが おんなという奴(やつ)ァ つかめない これが苦労と いうものさ 右で拾(ひろ)って 左で捨(す)てる 明日(あした)があるさ ゆめがある すぐに止(や)むだろ 走り雨 故郷(くに)のうたでも 唄(うた)おうか |
エレジー~哀酒歌肩を抱き 飲んだ酒 夢語り 飲んだ酒 振り返りゃ なぁ友よ 昔は… よかったな 惚れた女(やつ) 忘れ酒 泣きながら 夜明けまで 思い出さ 若い頃 俺にも… あったのさ 屋台酒 いついつまでも 映(うつ)るのさ あの頃が 忘れない いついつまでも 男の冷や酒は… 便箋(びんせん)に 包(くる)んでた 母からの あのお金 風邪ひくな 無理するな 十七才(じゅうしち)… 年の暮れ 夢だけが 友達で 故郷(ふるさと)が 支えでさ 大都会 冬の夜 母さん… どうしてる 屋台酒 いついつまでも ガキの頃 あの日から 不憫(ふびん)さが いついつまでも 男は飲むたびに… なぁ女房 幸福(しあわせ)か 子供たち 眠ったか 明日(あす)の朝 また会おう 今夜は… 遅くなる 苦労酒 すまないね お前には 泪酒 近いうち 連れて行く 聞き酒… 聞かれ酒 屋台酒 いついつまでも 出会いから 今日までが 冬夜空(ふゆぞら)に いついつまでも 男は酒の中… 屋台酒 いついつまでも 出会いから 今日までが 忘れない いついつまでも 男は酒の中… | 秋岡秀治 | 吉幾三 | 吉幾三 | | 肩を抱き 飲んだ酒 夢語り 飲んだ酒 振り返りゃ なぁ友よ 昔は… よかったな 惚れた女(やつ) 忘れ酒 泣きながら 夜明けまで 思い出さ 若い頃 俺にも… あったのさ 屋台酒 いついつまでも 映(うつ)るのさ あの頃が 忘れない いついつまでも 男の冷や酒は… 便箋(びんせん)に 包(くる)んでた 母からの あのお金 風邪ひくな 無理するな 十七才(じゅうしち)… 年の暮れ 夢だけが 友達で 故郷(ふるさと)が 支えでさ 大都会 冬の夜 母さん… どうしてる 屋台酒 いついつまでも ガキの頃 あの日から 不憫(ふびん)さが いついつまでも 男は飲むたびに… なぁ女房 幸福(しあわせ)か 子供たち 眠ったか 明日(あす)の朝 また会おう 今夜は… 遅くなる 苦労酒 すまないね お前には 泪酒 近いうち 連れて行く 聞き酒… 聞かれ酒 屋台酒 いついつまでも 出会いから 今日までが 冬夜空(ふゆぞら)に いついつまでも 男は酒の中… 屋台酒 いついつまでも 出会いから 今日までが 忘れない いついつまでも 男は酒の中… |
裏町酒こころに火の酒 呷(あお)ってみても 胸の寒さは 癒せない なんであいつを ひとりにしたと 路地の夜風が 身を責める 身を責める この手で掴めぬ 倖せならば 何故に逢わせた 惚れさせた どこか空似の おんなをみれば 恋の傷あと また疼(うず)く また疼く 想い出つぎたす グラスの底に 浮かぶ笑顔と 泣きぼくろ 無理な別れを あいつに詫びりゃ 肩にみれんな 通り雨 通り雨 | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 南郷達也 | こころに火の酒 呷(あお)ってみても 胸の寒さは 癒せない なんであいつを ひとりにしたと 路地の夜風が 身を責める 身を責める この手で掴めぬ 倖せならば 何故に逢わせた 惚れさせた どこか空似の おんなをみれば 恋の傷あと また疼(うず)く また疼く 想い出つぎたす グラスの底に 浮かぶ笑顔と 泣きぼくろ 無理な別れを あいつに詫びりゃ 肩にみれんな 通り雨 通り雨 |
海の大名潮が渦巻く 船折海峡 海が舞台の 小早船 勝つか負けるか 修羅場に生きる 海の大名 人道無限 男武吉 男武吉 受けて立つ 俺も水軍 誉れを胸に 海の掟を 守るため 命あずけた 萌黄の具足 海の大名 人道無限 祈る勝利に 祈る勝利に 剣舞う 海の支配は 男のロマン 築く海城 天を突く とどけ京(みやこ)へ 能島(のしま)の旗よ 海の大名 人道無限 誓う誠に 誓う誠に 悔いはない | 秋岡秀治 | 祝部禧丸 | 平川竜城 | 鈴木英明 | 潮が渦巻く 船折海峡 海が舞台の 小早船 勝つか負けるか 修羅場に生きる 海の大名 人道無限 男武吉 男武吉 受けて立つ 俺も水軍 誉れを胸に 海の掟を 守るため 命あずけた 萌黄の具足 海の大名 人道無限 祈る勝利に 祈る勝利に 剣舞う 海の支配は 男のロマン 築く海城 天を突く とどけ京(みやこ)へ 能島(のしま)の旗よ 海の大名 人道無限 誓う誠に 誓う誠に 悔いはない |
威風堂々山の者なら 山に吼え 海の漁師は 海を恋い 心の憂さを 呑み干しながら 欠けた茶碗酒(ちゃわん)に 嗤ってみせる 負けてなるかよ 男なら 威風堂々 俺の道 祭り太鼓の 勇み節 みのる稲穂も 秋風(かぜ)の中 ふるさと捨てた 男の背なに 命あずけた 女もいたが 待っちゃないだろ 遠い春 昭和生まれの 泪歌 所詮この世は 峠越え 宿は海峡 ふる畳 場末(ばすえ)の酒は 男の酒だ 奢りおごられ 遠慮はせぬが 雪の深さは まだ知れぬ 威風堂々 俺の道 | 秋岡秀治 | 新本創子 | 聖川湧 | 丸山雅仁 | 山の者なら 山に吼え 海の漁師は 海を恋い 心の憂さを 呑み干しながら 欠けた茶碗酒(ちゃわん)に 嗤ってみせる 負けてなるかよ 男なら 威風堂々 俺の道 祭り太鼓の 勇み節 みのる稲穂も 秋風(かぜ)の中 ふるさと捨てた 男の背なに 命あずけた 女もいたが 待っちゃないだろ 遠い春 昭和生まれの 泪歌 所詮この世は 峠越え 宿は海峡 ふる畳 場末(ばすえ)の酒は 男の酒だ 奢りおごられ 遠慮はせぬが 雪の深さは まだ知れぬ 威風堂々 俺の道 |
いばら道咲かずじまいの 夢を捨てれば あとからおまえが 拾って歩く なにを好んで この俺と さだめ重ねる いばら道 その手に乗せたい 倖せひとつ いつかあなたの 時代(とき)が来るわと 励ますおまえの その目に負ける よくぞここまで ついて来た 時につまずく いばら道 転ぶも起きるも 二人は一緒 泣いていたのか 俺に隠れて 気づかぬふりして 背中を抱けば 向ける笑顔に また惚れる あかり探して いばら道 苦労の分だけ 花咲く日まで | 秋岡秀治 | かず翼 | 岡千秋 | 南郷達也 | 咲かずじまいの 夢を捨てれば あとからおまえが 拾って歩く なにを好んで この俺と さだめ重ねる いばら道 その手に乗せたい 倖せひとつ いつかあなたの 時代(とき)が来るわと 励ますおまえの その目に負ける よくぞここまで ついて来た 時につまずく いばら道 転ぶも起きるも 二人は一緒 泣いていたのか 俺に隠れて 気づかぬふりして 背中を抱けば 向ける笑顔に また惚れる あかり探して いばら道 苦労の分だけ 花咲く日まで |
命 道づれおまえの小さな 肩先そっと 抱けば涙で すがりつく 待っていたのか この俺を 潤(うる)む瞳の いじらしさ もう二度と 離さない 命 道づれ おまえと俺は 窓辺に咲いてる 竜胆(りんどう)の花 どこかおまえに 似てるよで ばかな男の わがままを 何も言わずに 許すやつ もう二度と 泣かさない 命 道づれ おまえと生きる おまえの優しさ 一途な心 回り道して 気がついた 詫びる思いで 目を閉じりゃ 髪の匂いの なつかしさ もう二度と 離さない 命 道づれ おまえと俺は | 秋岡秀治 | 麻こよみ | 岡千秋 | 南郷達也 | おまえの小さな 肩先そっと 抱けば涙で すがりつく 待っていたのか この俺を 潤(うる)む瞳の いじらしさ もう二度と 離さない 命 道づれ おまえと俺は 窓辺に咲いてる 竜胆(りんどう)の花 どこかおまえに 似てるよで ばかな男の わがままを 何も言わずに 許すやつ もう二度と 泣かさない 命 道づれ おまえと生きる おまえの優しさ 一途な心 回り道して 気がついた 詫びる思いで 目を閉じりゃ 髪の匂いの なつかしさ もう二度と 離さない 命 道づれ おまえと俺は |
雨の湯西川(ゆにしがわ)ひとつの蛇の目で 人眼を避けて ふたり来ました 山峡(やま)の宿 湯あがり酒にほんのりと ほんのりと 酔ってあなたに お酌をすれば 湯の香こぼれる… 雨の湯西川 浴衣の胸元 乱れを直し ほつれ黒髪 手でなでる 運命(さだめ)のままに愛された 愛された 隠れ湯の里 ひと夜の夢を 抱いて生きます… 雨の湯西川 あなたの妻には なれないけれど 逢えてよかった 倖せよ 手まくらされて寝る夜更け 寝る夜更け 朝よこのまま 来ないで欲しい 潮音せつない… 雨の湯西川 | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 南郷達也 | ひとつの蛇の目で 人眼を避けて ふたり来ました 山峡(やま)の宿 湯あがり酒にほんのりと ほんのりと 酔ってあなたに お酌をすれば 湯の香こぼれる… 雨の湯西川 浴衣の胸元 乱れを直し ほつれ黒髪 手でなでる 運命(さだめ)のままに愛された 愛された 隠れ湯の里 ひと夜の夢を 抱いて生きます… 雨の湯西川 あなたの妻には なれないけれど 逢えてよかった 倖せよ 手まくらされて寝る夜更け 寝る夜更け 朝よこのまま 来ないで欲しい 潮音せつない… 雨の湯西川 |
雨の天ヶ瀬しのび泣くよな 山鳥の声 聞けば別れの あの日が浮かぶ 添えぬさだめと 知りながら 咲いて一途な 湯の町椿 あなた逢いたい もう一度 あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る 宿の番傘 ふたりで差して そぞろ歩いた 玖珠(くす)川沿いよ 旅の情けか 一夜(ひとよ)妻 夢に溺れた 女の弱さ 恨むことさえ できなくて あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る 闇に漂う 蛍を追えば 恋の儚さ この身に沁みる 思い切ろうと 飲むお酒 酔えばなおさら 未練がつのる あなた逢いたい もう一度 あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る | 秋岡秀治 | かず翼 | 岡千秋 | 蔦将包 | しのび泣くよな 山鳥の声 聞けば別れの あの日が浮かぶ 添えぬさだめと 知りながら 咲いて一途な 湯の町椿 あなた逢いたい もう一度 あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る 宿の番傘 ふたりで差して そぞろ歩いた 玖珠(くす)川沿いよ 旅の情けか 一夜(ひとよ)妻 夢に溺れた 女の弱さ 恨むことさえ できなくて あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る 闇に漂う 蛍を追えば 恋の儚さ この身に沁みる 思い切ろうと 飲むお酒 酔えばなおさら 未練がつのる あなた逢いたい もう一度 あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る |
相棒酒あんな女が 欲しければ くれてやるさと 強がるおまえ 自棄(やけ)にあおった コップ酒 惚れた分だけ 切ないだろが おれは相棒 付き合うぜ 思い出ばなしも するがいい すまぬなんかと 何をいう 晴れる日もありゃ しぐれもあるさ 心ぼろぼろ なみだ酒 破れ傘でも 恨みをいうな 心 半分 持ってった あの娘もおまえにゃ 詫びている 世間器用にゃ 渡れない おれとおまえは 似た者どうし 浮世 路地裏 屋台酒 酔って壊れて 潰れていいさ おれは相棒 付き合うぜ あしたはまた来る 陽は昇る | 秋岡秀治 | 夏木はるか | 水森英夫 | 丸山雅仁 | あんな女が 欲しければ くれてやるさと 強がるおまえ 自棄(やけ)にあおった コップ酒 惚れた分だけ 切ないだろが おれは相棒 付き合うぜ 思い出ばなしも するがいい すまぬなんかと 何をいう 晴れる日もありゃ しぐれもあるさ 心ぼろぼろ なみだ酒 破れ傘でも 恨みをいうな 心 半分 持ってった あの娘もおまえにゃ 詫びている 世間器用にゃ 渡れない おれとおまえは 似た者どうし 浮世 路地裏 屋台酒 酔って壊れて 潰れていいさ おれは相棒 付き合うぜ あしたはまた来る 陽は昇る |
あいつ ~男の友情~あいつと呑んでた この酒場(みせ)で 今夜もひとりで 呑んでいる お猪口に揺れてる あの顔が 笑って俺を 呼んでるようで… いい奴だったぜ あゝあいつ ひとりの女に 惚れあって ふたりで一緒に 身を引いた 面影相手に 酔う酒は いい事ばかり 浮かんで消えて… こころが泣けるぜ しみじみと いつでも仲間を 思いやり 自分のことなど 後まわし いい奴ばかりが 居なくなる 言いたいことは 山ほどあるが… そのうち逢えるさ あゝあいつ | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 影山時則 | 池多孝春 | あいつと呑んでた この酒場(みせ)で 今夜もひとりで 呑んでいる お猪口に揺れてる あの顔が 笑って俺を 呼んでるようで… いい奴だったぜ あゝあいつ ひとりの女に 惚れあって ふたりで一緒に 身を引いた 面影相手に 酔う酒は いい事ばかり 浮かんで消えて… こころが泣けるぜ しみじみと いつでも仲間を 思いやり 自分のことなど 後まわし いい奴ばかりが 居なくなる 言いたいことは 山ほどあるが… そのうち逢えるさ あゝあいつ |
逢いたい夜理由(わけ)も言わず 雨の中に あなたひとり 残して来た 遠いあの日 思えばせつない いつも私 あなたに甘え いつも私 わがままばかり 悔やんでも あなたに 二度と二度と二度と 戻れない 雨のしずく 窓に揺れて あなたに逢いたい 他(ほか)の人と 恋をしても 胸の奥に あなたがいた いつの時も こぼれるため息 ばかね私 大事な人と ばかね私 気付きもせずに 許してと あなたに 誰か誰か誰か 伝えてよ 滲む涙 指で拭けば あなたに逢いたい 許してと あなたに 誰か誰か誰か 伝えてよ 滲む涙 指で拭けば あなたに逢いたい | 秋岡秀治 | 麻こよみ | 岡千秋 | 南郷達也 | 理由(わけ)も言わず 雨の中に あなたひとり 残して来た 遠いあの日 思えばせつない いつも私 あなたに甘え いつも私 わがままばかり 悔やんでも あなたに 二度と二度と二度と 戻れない 雨のしずく 窓に揺れて あなたに逢いたい 他(ほか)の人と 恋をしても 胸の奥に あなたがいた いつの時も こぼれるため息 ばかね私 大事な人と ばかね私 気付きもせずに 許してと あなたに 誰か誰か誰か 伝えてよ 滲む涙 指で拭けば あなたに逢いたい 許してと あなたに 誰か誰か誰か 伝えてよ 滲む涙 指で拭けば あなたに逢いたい |