河内人情生まれも育ちも 生駒の麓 ガキの頃から 声自慢 のれん屋台で 冷や酒あおり 酔えば十八番の 演歌節がでる 聞いておくれよア… お月さん エ… さては一座の皆様エー 古今東西 語り継がれる 暴れん坊は 星の数ほどいるけれど 意地と度胸と腕っ節 三つ揃った男なら 八尾の朝吉 親分よ… 俺もなりたや 朝吉さんに やるぞ見ておれ 生駒のおやじ 明日の天下は 俺がとる 一に辛抱 二に辛抱や 晴れて売り出す その日まで そうや男は ア… 心意気 | 秋岡秀治 | たかたかし | 水森英夫 | | 生まれも育ちも 生駒の麓 ガキの頃から 声自慢 のれん屋台で 冷や酒あおり 酔えば十八番の 演歌節がでる 聞いておくれよア… お月さん エ… さては一座の皆様エー 古今東西 語り継がれる 暴れん坊は 星の数ほどいるけれど 意地と度胸と腕っ節 三つ揃った男なら 八尾の朝吉 親分よ… 俺もなりたや 朝吉さんに やるぞ見ておれ 生駒のおやじ 明日の天下は 俺がとる 一に辛抱 二に辛抱や 晴れて売り出す その日まで そうや男は ア… 心意気 |
夢登り人は七つの 迷いを捨てて たった一つに 山をはる 右や左へ ゆれたがる 浮気ごころを おしのけて しょせん男の 人生は ひとりぼっちの 夢登り 楽がしたけりゃ 苦労をなめろ バカをみたけりゃ 楽をしろ ここの道理を 知りながら 生身裂かれりゃ つい弱気 しゃがみこんだら その背を 時は無情に ふみつぶす 勝てば親戚 負ければ他人 それが世間と いうものさ あてにするから 腹が立つ 酒がのみたきゃ 買うてのめ しょせん男の ゆく道は ひとりぼっちの 夢登り | 秋岡秀治 | 星野哲郎 | 野田ひさ志 | | 人は七つの 迷いを捨てて たった一つに 山をはる 右や左へ ゆれたがる 浮気ごころを おしのけて しょせん男の 人生は ひとりぼっちの 夢登り 楽がしたけりゃ 苦労をなめろ バカをみたけりゃ 楽をしろ ここの道理を 知りながら 生身裂かれりゃ つい弱気 しゃがみこんだら その背を 時は無情に ふみつぶす 勝てば親戚 負ければ他人 それが世間と いうものさ あてにするから 腹が立つ 酒がのみたきゃ 買うてのめ しょせん男の ゆく道は ひとりぼっちの 夢登り |
雨の天ヶ瀬しのび泣くよな 山鳥の声 聞けば別れの あの日が浮かぶ 添えぬさだめと 知りながら 咲いて一途な 湯の町椿 あなた逢いたい もう一度 あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る 宿の番傘 ふたりで差して そぞろ歩いた 玖珠(くす)川沿いよ 旅の情けか 一夜(ひとよ)妻 夢に溺れた 女の弱さ 恨むことさえ できなくて あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る 闇に漂う 蛍を追えば 恋の儚さ この身に沁みる 思い切ろうと 飲むお酒 酔えばなおさら 未練がつのる あなた逢いたい もう一度 あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る | 秋岡秀治 | かず翼 | 岡千秋 | 蔦将包 | しのび泣くよな 山鳥の声 聞けば別れの あの日が浮かぶ 添えぬさだめと 知りながら 咲いて一途な 湯の町椿 あなた逢いたい もう一度 あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る 宿の番傘 ふたりで差して そぞろ歩いた 玖珠(くす)川沿いよ 旅の情けか 一夜(ひとよ)妻 夢に溺れた 女の弱さ 恨むことさえ できなくて あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る 闇に漂う 蛍を追えば 恋の儚さ この身に沁みる 思い切ろうと 飲むお酒 酔えばなおさら 未練がつのる あなた逢いたい もう一度 あぁ天ケ瀬に 今日も雨が降る |
雨の湯西川(ゆにしがわ)ひとつの蛇の目で 人眼を避けて ふたり来ました 山峡(やま)の宿 湯あがり酒にほんのりと ほんのりと 酔ってあなたに お酌をすれば 湯の香こぼれる… 雨の湯西川 浴衣の胸元 乱れを直し ほつれ黒髪 手でなでる 運命(さだめ)のままに愛された 愛された 隠れ湯の里 ひと夜の夢を 抱いて生きます… 雨の湯西川 あなたの妻には なれないけれど 逢えてよかった 倖せよ 手まくらされて寝る夜更け 寝る夜更け 朝よこのまま 来ないで欲しい 潮音せつない… 雨の湯西川 | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 南郷達也 | ひとつの蛇の目で 人眼を避けて ふたり来ました 山峡(やま)の宿 湯あがり酒にほんのりと ほんのりと 酔ってあなたに お酌をすれば 湯の香こぼれる… 雨の湯西川 浴衣の胸元 乱れを直し ほつれ黒髪 手でなでる 運命(さだめ)のままに愛された 愛された 隠れ湯の里 ひと夜の夢を 抱いて生きます… 雨の湯西川 あなたの妻には なれないけれど 逢えてよかった 倖せよ 手まくらされて寝る夜更け 寝る夜更け 朝よこのまま 来ないで欲しい 潮音せつない… 雨の湯西川 |
水花火どしゃ降りみたいな 滝の音 はじけて飛んで 水花火 水花火 なだめきれない 恋みちづれに 花と咲いても 散るさだめ 越えちゃいけない その先を 越えてせつない 腕の中 障子に映った 山紅葉 あなたの胸で 燃える肌 燃える肌 つるべ落としに 日暮れる秋は なみだ誘って 雨になる 熱い吐息と くちづけが 変わらないでと 祈るだけ 叩かれあふれて 滝の壷 なげきと夢の 水花火 水花火 三日三晩の 宴がすぎりゃ 恋の続きは ありますか 越えちゃいけない その先は 越えてせつない 愛のあと | 秋岡秀治 | 砂川風子 | 水森英夫 | 丸山雅仁 | どしゃ降りみたいな 滝の音 はじけて飛んで 水花火 水花火 なだめきれない 恋みちづれに 花と咲いても 散るさだめ 越えちゃいけない その先を 越えてせつない 腕の中 障子に映った 山紅葉 あなたの胸で 燃える肌 燃える肌 つるべ落としに 日暮れる秋は なみだ誘って 雨になる 熱い吐息と くちづけが 変わらないでと 祈るだけ 叩かれあふれて 滝の壷 なげきと夢の 水花火 水花火 三日三晩の 宴がすぎりゃ 恋の続きは ありますか 越えちゃいけない その先は 越えてせつない 愛のあと |
千里の酒いつか一緒に おまえとふたり 夫婦(めおと)になって 飲める日が 信じていれば きっとくる きっとくる きっとくる その日を夢に がまんの酒は おまえも同じ 千里の酒さ ずっとやまない 雨などないさ 虹さえかかる 晴れた日が ふたりの空に きっとくる きっとくる きっとくる その日のために 涙をためて 今夜もひとり 千里の酒さ 誰に遠慮も しなくていいさ ひなたの道を ふたりして 歩けるときが きっとくる きっとくる きっとくる 心と心 引きよせあえば 思いは一里(いちり) 千里の酒さ | 秋岡秀治 | 岸快生 | 水森英夫 | 竹内弘一 | いつか一緒に おまえとふたり 夫婦(めおと)になって 飲める日が 信じていれば きっとくる きっとくる きっとくる その日を夢に がまんの酒は おまえも同じ 千里の酒さ ずっとやまない 雨などないさ 虹さえかかる 晴れた日が ふたりの空に きっとくる きっとくる きっとくる その日のために 涙をためて 今夜もひとり 千里の酒さ 誰に遠慮も しなくていいさ ひなたの道を ふたりして 歩けるときが きっとくる きっとくる きっとくる 心と心 引きよせあえば 思いは一里(いちり) 千里の酒さ |
男の忠臣蔵時は元禄 春弥生 積もる遺恨の 吉良(きら)殿に もはやこれまで この我慢 松の廊下の 刃傷(にんじょう)に 哀れ浅野(おとこ)の 桜(はな)が散る 殿の無念を 晴らしてと 涙浮かべる 遥泉院(おくがた)に 今宵大事の 討ち入りを 胸に畳んだ 内蔵之助(くらのすけ) 永(なが)の暇(いとま)の 南部坂 江戸は師走の 寒空に 響く山鹿流(やまが)の 陣太鼓 見事本懐(ほんかい) 遂げるため 雪の舞い降る 松坂町 四十七士の 揃い踏み | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 前田俊明 | 時は元禄 春弥生 積もる遺恨の 吉良(きら)殿に もはやこれまで この我慢 松の廊下の 刃傷(にんじょう)に 哀れ浅野(おとこ)の 桜(はな)が散る 殿の無念を 晴らしてと 涙浮かべる 遥泉院(おくがた)に 今宵大事の 討ち入りを 胸に畳んだ 内蔵之助(くらのすけ) 永(なが)の暇(いとま)の 南部坂 江戸は師走の 寒空に 響く山鹿流(やまが)の 陣太鼓 見事本懐(ほんかい) 遂げるため 雪の舞い降る 松坂町 四十七士の 揃い踏み |
甲州夢街道お江戸日本橋 木遣りで出たが 艶歌 新宿 八王子 浮世しがらみ さらりとすてて 富士のお山を 道連れに 笹子猿橋 旅ゆけば いのち伸びます ああ… 甲州夢街道 古いやつほど 大事にされる ワインづくりの 故郷へ いい湯 いい宿 いい酒めぐり 昔ながらの 白壁に 映える夕日も ほのぼのと 詩を奏でる ああ… 甲州夢街道 山は錦秋 舞鶴城の 月はほろよい 紅葉映え 四十五宿に 灯りを入れて 旅の終りは 下諏訪へ 平和観音 韮崎の 夢も満月 ああ… 甲州夢街道 | 秋岡秀治 | 星野哲郎 | 望月吾郎 | | お江戸日本橋 木遣りで出たが 艶歌 新宿 八王子 浮世しがらみ さらりとすてて 富士のお山を 道連れに 笹子猿橋 旅ゆけば いのち伸びます ああ… 甲州夢街道 古いやつほど 大事にされる ワインづくりの 故郷へ いい湯 いい宿 いい酒めぐり 昔ながらの 白壁に 映える夕日も ほのぼのと 詩を奏でる ああ… 甲州夢街道 山は錦秋 舞鶴城の 月はほろよい 紅葉映え 四十五宿に 灯りを入れて 旅の終りは 下諏訪へ 平和観音 韮崎の 夢も満月 ああ… 甲州夢街道 |
相棒酒あんな女が 欲しければ くれてやるさと 強がるおまえ 自棄(やけ)にあおった コップ酒 惚れた分だけ 切ないだろが おれは相棒 付き合うぜ 思い出ばなしも するがいい すまぬなんかと 何をいう 晴れる日もありゃ しぐれもあるさ 心ぼろぼろ なみだ酒 破れ傘でも 恨みをいうな 心 半分 持ってった あの娘もおまえにゃ 詫びている 世間器用にゃ 渡れない おれとおまえは 似た者どうし 浮世 路地裏 屋台酒 酔って壊れて 潰れていいさ おれは相棒 付き合うぜ あしたはまた来る 陽は昇る | 秋岡秀治 | 夏木はるか | 水森英夫 | 丸山雅仁 | あんな女が 欲しければ くれてやるさと 強がるおまえ 自棄(やけ)にあおった コップ酒 惚れた分だけ 切ないだろが おれは相棒 付き合うぜ 思い出ばなしも するがいい すまぬなんかと 何をいう 晴れる日もありゃ しぐれもあるさ 心ぼろぼろ なみだ酒 破れ傘でも 恨みをいうな 心 半分 持ってった あの娘もおまえにゃ 詫びている 世間器用にゃ 渡れない おれとおまえは 似た者どうし 浮世 路地裏 屋台酒 酔って壊れて 潰れていいさ おれは相棒 付き合うぜ あしたはまた来る 陽は昇る |
男の情歌浮き世の風の冷たさも つらさせつなさくやしさも いのちの水と飲み干しながら 男はひとり唄うもの ああ 唄うもの 信じた人の裏切りも うそもうらみも悲しみも こぼれた花をいとしむように 男はひとり胸に抱く ああ 胸に抱く はかってみてもはかれない 義理と人情うらおもて 涙じゃないと笑ってみせて 男はひとり生きるもの ああ 生きるもの | 秋岡秀治 | 中村清一 | 中村清一 | | 浮き世の風の冷たさも つらさせつなさくやしさも いのちの水と飲み干しながら 男はひとり唄うもの ああ 唄うもの 信じた人の裏切りも うそもうらみも悲しみも こぼれた花をいとしむように 男はひとり胸に抱く ああ 胸に抱く はかってみてもはかれない 義理と人情うらおもて 涙じゃないと笑ってみせて 男はひとり生きるもの ああ 生きるもの |
平成水滸伝勝てば恨みを 背中に背負い 負ければ世間の 嗤(わら)い者 そんな時代に 歯を噛(く)いしばり 生きてゆくのも 人の道 おとこ平成 水滸伝 一度沈んで 初めてわかる 他人のこころの 裏表 遠い故郷の 父母偲び 握る拳に 意地がある 花の平成 水滸伝 急(せ)くなあせるな 迷うな引くな 誠実(まごころ)ひとつが 道しるべ 人の情けに 負(お)ぶさりながら 明日に向かって 突き進む 夢は平成 水滸伝 | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 影山時則 | 池多孝春 | 勝てば恨みを 背中に背負い 負ければ世間の 嗤(わら)い者 そんな時代に 歯を噛(く)いしばり 生きてゆくのも 人の道 おとこ平成 水滸伝 一度沈んで 初めてわかる 他人のこころの 裏表 遠い故郷の 父母偲び 握る拳に 意地がある 花の平成 水滸伝 急(せ)くなあせるな 迷うな引くな 誠実(まごころ)ひとつが 道しるべ 人の情けに 負(お)ぶさりながら 明日に向かって 突き進む 夢は平成 水滸伝 |
玄海の漁師漁場に賭けた 男等が 船の舳先に 御神酒を祭り 背中丸めて 焼酎くみ交わす 惚れた女房と 子供の為に 二百浬に 船を出す 俺もお前も 玄海の漁師 根性だけは 親ゆずり 他船のやれない 荒波越える 明日の稼ぎは この腕しだい 意地と度胸が 大漁船だ やるぞ見てくれ 男意気 俺もお前も 玄海の漁師 親父が孫を 抱きながら 涙噛みしめ 髭面なでる 苦労重ねて 六十五年 俺を育てた 荒くれ海で 親子二代の 暴れ者 俺もお前も 玄海の漁師 | 秋岡秀治 | 馬津川まさを | サトウ進一 | | 漁場に賭けた 男等が 船の舳先に 御神酒を祭り 背中丸めて 焼酎くみ交わす 惚れた女房と 子供の為に 二百浬に 船を出す 俺もお前も 玄海の漁師 根性だけは 親ゆずり 他船のやれない 荒波越える 明日の稼ぎは この腕しだい 意地と度胸が 大漁船だ やるぞ見てくれ 男意気 俺もお前も 玄海の漁師 親父が孫を 抱きながら 涙噛みしめ 髭面なでる 苦労重ねて 六十五年 俺を育てた 荒くれ海で 親子二代の 暴れ者 俺もお前も 玄海の漁師 |
笛吹川死ぬほど憎い この人に 死ぬほど惚れた この身がつらい かくれ湯の郷 わかれ旅… ひとつ蛇目傘に よりそいながら 明日は他人の… 他人の… 笛吹川よ ふたりの恋は 遠花火 燃えても一夜 はかない命 はぐれ蛍は どこへ翔ぶ そっと寝顔を みつめてひとり 枕ぬらした… ぬらした… 笛吹川よ ひと汽車せめて 遅らせて こころの妻と 抱かれていたい いっそ死ねたら 幸せよ… 肩で息する 見送り橋の 雨が泣かせる… 泣かせる… 笛吹川よ | 秋岡秀治 | 水木れいじ | 市川昭介 | | 死ぬほど憎い この人に 死ぬほど惚れた この身がつらい かくれ湯の郷 わかれ旅… ひとつ蛇目傘に よりそいながら 明日は他人の… 他人の… 笛吹川よ ふたりの恋は 遠花火 燃えても一夜 はかない命 はぐれ蛍は どこへ翔ぶ そっと寝顔を みつめてひとり 枕ぬらした… ぬらした… 笛吹川よ ひと汽車せめて 遅らせて こころの妻と 抱かれていたい いっそ死ねたら 幸せよ… 肩で息する 見送り橋の 雨が泣かせる… 泣かせる… 笛吹川よ |
酒場のいい女細い肩先 ピアスが揺れて ほんとはお酒に 弱いのと 目元ほんのり 染めていた… ここはススキノ 舞い散る粉雪(こゆき) あぁちょっと 惚れそないい女 寄って行こうか どうしているか 札幌 酒場のいい女 恋を失くした ばかりと言って しみじみ唄った 流行歌(はやりうた) まるで私の ことなのと… ここは伊勢佐木 夜風が沁みる あぁちょっと 惚れそないい女 ドアを開ければ 振り向く笑顔 横浜 酒場のいい女 渋い紬の 着物が似合う 身の上ばなしは 野暮だけど どこか訳あり 泣き黒子… ここは丸山 ネオンが誘う あぁちょっと 惚れそないい女 なぜか気になる 幸せだろか 長崎 酒場のいい女 | 秋岡秀治 | かず翼 | 花笠薫 | 南郷達也 | 細い肩先 ピアスが揺れて ほんとはお酒に 弱いのと 目元ほんのり 染めていた… ここはススキノ 舞い散る粉雪(こゆき) あぁちょっと 惚れそないい女 寄って行こうか どうしているか 札幌 酒場のいい女 恋を失くした ばかりと言って しみじみ唄った 流行歌(はやりうた) まるで私の ことなのと… ここは伊勢佐木 夜風が沁みる あぁちょっと 惚れそないい女 ドアを開ければ 振り向く笑顔 横浜 酒場のいい女 渋い紬の 着物が似合う 身の上ばなしは 野暮だけど どこか訳あり 泣き黒子… ここは丸山 ネオンが誘う あぁちょっと 惚れそないい女 なぜか気になる 幸せだろか 長崎 酒場のいい女 |
ふたりづれ山の沢水 木の葉をくぐり 忍んで耐えて 流されて いつかは陽もさす 海に出る お前ひとりを 泣かせるものか 惚れて 惚れられて そのままで いいんだよ 涙ふき合う ふたりづれ 浮いて沈んで その底みれば きらめく川の にごり水 冷たく曲がった 噂さえ 笑顔ひとつで 支えてくれた 惚れて 惚れられて ありがとう この命 夢とお前の ためにある 苦労ばかりの その手をさすりゃ ささくれ指の あたたかさ 目と目が互いの 風を読む 遅い春ほど いとしさつのる 惚れて 惚れられて そのままで いいんだよ 生きる倖せ ふたりづれ | 秋岡秀治 | 土田有紀 | 水森英夫 | 前田俊明 | 山の沢水 木の葉をくぐり 忍んで耐えて 流されて いつかは陽もさす 海に出る お前ひとりを 泣かせるものか 惚れて 惚れられて そのままで いいんだよ 涙ふき合う ふたりづれ 浮いて沈んで その底みれば きらめく川の にごり水 冷たく曲がった 噂さえ 笑顔ひとつで 支えてくれた 惚れて 惚れられて ありがとう この命 夢とお前の ためにある 苦労ばかりの その手をさすりゃ ささくれ指の あたたかさ 目と目が互いの 風を読む 遅い春ほど いとしさつのる 惚れて 惚れられて そのままで いいんだよ 生きる倖せ ふたりづれ |
益荒男生きてゆくのが 死ぬよりつらい 誰にもあるさ そんなとき 俺の背中に 手をまわし 叱ってくれる 母が居た あの故郷に 借りてきた まごころだけが 道づれさ 胸の中まで さらけて見せりゃ 似たような奴が ついてくる 数じゃないんだ 数よりも 大事なものは 真実だ 一人でいいさ この胸を 汲みとる友に 出逢えたら 惚れた女を 裸で守り 世間を敵に まわしても やると決めたら やればよい いのちは愛の ためにある 荒野の涯てに くちるとも 男は悔いを 残さない | 秋岡秀治 | 星野哲郎 | 岡千秋 | | 生きてゆくのが 死ぬよりつらい 誰にもあるさ そんなとき 俺の背中に 手をまわし 叱ってくれる 母が居た あの故郷に 借りてきた まごころだけが 道づれさ 胸の中まで さらけて見せりゃ 似たような奴が ついてくる 数じゃないんだ 数よりも 大事なものは 真実だ 一人でいいさ この胸を 汲みとる友に 出逢えたら 惚れた女を 裸で守り 世間を敵に まわしても やると決めたら やればよい いのちは愛の ためにある 荒野の涯てに くちるとも 男は悔いを 残さない |
香車横に曲がれず 斜めへ飛べず 前へ行くしか 能がない 飛車や角ほど 派手さはないが ここが勝負と 決めたなら 道は一筋 俺は行く 苦に苦かければ 八十一の 枡目しがらみ この浮世 こんな男に 真実の涙 蔭でそそいで くれる女 無駄にしたなら 罰あたり いつか王手を この手でかけて 夢と情けを 掴みどり 花が咲こうと 散ろうとままよ 香車みたいな 人生を 生きて死ねたら それで良い | 秋岡秀治 | 青山幸司 | 原譲二 | | 横に曲がれず 斜めへ飛べず 前へ行くしか 能がない 飛車や角ほど 派手さはないが ここが勝負と 決めたなら 道は一筋 俺は行く 苦に苦かければ 八十一の 枡目しがらみ この浮世 こんな男に 真実の涙 蔭でそそいで くれる女 無駄にしたなら 罰あたり いつか王手を この手でかけて 夢と情けを 掴みどり 花が咲こうと 散ろうとままよ 香車みたいな 人生を 生きて死ねたら それで良い |
旅ごろも旅の稼業(しのぎ)も 三年過ぎりゃ あとの五年は 風まかせ まして まして…… 泣き節 新内流し 加賀で足止め 湯の町しぐれ 濡れりゃ草鞋が 重くなる 娘なみだと 三筋の絃(いと)は 袖にするには 惚れすぎた 芸に 芸に…… 迷えば こころが荒(すさ)む 付ける薬は 越中 富山 酒と情けで 鰤(ぶり)おこし 他人(ひと)が見たなら 極楽とんぼ 恥のかき捨て 罪つくり 春の 春の…… 若狭路 花より先に 竹の人形の かぼそい肩に 掛けてやりたい 旅ごろも | 秋岡秀治 | 松井由利夫 | 水森英夫 | 前田俊明 | 旅の稼業(しのぎ)も 三年過ぎりゃ あとの五年は 風まかせ まして まして…… 泣き節 新内流し 加賀で足止め 湯の町しぐれ 濡れりゃ草鞋が 重くなる 娘なみだと 三筋の絃(いと)は 袖にするには 惚れすぎた 芸に 芸に…… 迷えば こころが荒(すさ)む 付ける薬は 越中 富山 酒と情けで 鰤(ぶり)おこし 他人(ひと)が見たなら 極楽とんぼ 恥のかき捨て 罪つくり 春の 春の…… 若狭路 花より先に 竹の人形の かぼそい肩に 掛けてやりたい 旅ごろも |
二度惚れ女房出逢ったあの日は 若さと愛嬌 今ではやさしさ 思いやり そうさおまえは 二度惚れ女房 熱燗一本 お猪口(ちょこ)がふたつ 今夜は飲もうよ 水いらず 初めて弱音を こぼした俺を 涙で叱って くれた夜 そうさおまえは 二度惚れ女房 男の我がまま 勝手な愚痴も 笑って流して くれる奴 我が家に嫁いで 妻から母に 苦労もあったが 倖せも そうさおまえは 二度惚れ女房 ふたりでいたわり 互いにささえ 歩いてゆこうよ 夫婦(ふたり)みち | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 南郷達也 | 出逢ったあの日は 若さと愛嬌 今ではやさしさ 思いやり そうさおまえは 二度惚れ女房 熱燗一本 お猪口(ちょこ)がふたつ 今夜は飲もうよ 水いらず 初めて弱音を こぼした俺を 涙で叱って くれた夜 そうさおまえは 二度惚れ女房 男の我がまま 勝手な愚痴も 笑って流して くれる奴 我が家に嫁いで 妻から母に 苦労もあったが 倖せも そうさおまえは 二度惚れ女房 ふたりでいたわり 互いにささえ 歩いてゆこうよ 夫婦(ふたり)みち |
海の大名潮が渦巻く 船折海峡 海が舞台の 小早船 勝つか負けるか 修羅場に生きる 海の大名 人道無限 男武吉 男武吉 受けて立つ 俺も水軍 誉れを胸に 海の掟を 守るため 命あずけた 萌黄の具足 海の大名 人道無限 祈る勝利に 祈る勝利に 剣舞う 海の支配は 男のロマン 築く海城 天を突く とどけ京(みやこ)へ 能島(のしま)の旗よ 海の大名 人道無限 誓う誠に 誓う誠に 悔いはない | 秋岡秀治 | 祝部禧丸 | 平川竜城 | 鈴木英明 | 潮が渦巻く 船折海峡 海が舞台の 小早船 勝つか負けるか 修羅場に生きる 海の大名 人道無限 男武吉 男武吉 受けて立つ 俺も水軍 誉れを胸に 海の掟を 守るため 命あずけた 萌黄の具足 海の大名 人道無限 祈る勝利に 祈る勝利に 剣舞う 海の支配は 男のロマン 築く海城 天を突く とどけ京(みやこ)へ 能島(のしま)の旗よ 海の大名 人道無限 誓う誠に 誓う誠に 悔いはない |
逢いたい夜理由(わけ)も言わず 雨の中に あなたひとり 残して来た 遠いあの日 思えばせつない いつも私 あなたに甘え いつも私 わがままばかり 悔やんでも あなたに 二度と二度と二度と 戻れない 雨のしずく 窓に揺れて あなたに逢いたい 他(ほか)の人と 恋をしても 胸の奥に あなたがいた いつの時も こぼれるため息 ばかね私 大事な人と ばかね私 気付きもせずに 許してと あなたに 誰か誰か誰か 伝えてよ 滲む涙 指で拭けば あなたに逢いたい 許してと あなたに 誰か誰か誰か 伝えてよ 滲む涙 指で拭けば あなたに逢いたい | 秋岡秀治 | 麻こよみ | 岡千秋 | 南郷達也 | 理由(わけ)も言わず 雨の中に あなたひとり 残して来た 遠いあの日 思えばせつない いつも私 あなたに甘え いつも私 わがままばかり 悔やんでも あなたに 二度と二度と二度と 戻れない 雨のしずく 窓に揺れて あなたに逢いたい 他(ほか)の人と 恋をしても 胸の奥に あなたがいた いつの時も こぼれるため息 ばかね私 大事な人と ばかね私 気付きもせずに 許してと あなたに 誰か誰か誰か 伝えてよ 滲む涙 指で拭けば あなたに逢いたい 許してと あなたに 誰か誰か誰か 伝えてよ 滲む涙 指で拭けば あなたに逢いたい |
人生春秋虎の威(い)をかる 狐には なりはしないさ いばら道 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 裸をさらして ぶつかって 初めてこころが 通うのさ 惚れた弱みに 付けこめば 待っているのさ 落とし穴 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 貰った情けを 返すから 倖せあとから ついてくる 顔や姿は 違っても 人に上下が あるものか 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 正々堂々 戦(たたか)えば 勝負の行(ゆ)くえも 見えてくる | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 影山時則 | 伊戸のりお | 虎の威(い)をかる 狐には なりはしないさ いばら道 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 裸をさらして ぶつかって 初めてこころが 通うのさ 惚れた弱みに 付けこめば 待っているのさ 落とし穴 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 貰った情けを 返すから 倖せあとから ついてくる 顔や姿は 違っても 人に上下が あるものか 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 正々堂々 戦(たたか)えば 勝負の行(ゆ)くえも 見えてくる |
飛車角のぼる湯煙 七坂 深山 おまえいなけりゃ 花もない あばれ飛車角 腫れて夫婦駒 浮世いばらの 枡の目に 夢を点して ふたりで超える 酒をあおれば 一升徳利 日暮れ 天童 はなれ茶屋 意地を支えに 夢をつかみとる すまぬ 笹ゆり 辛くても これが男の 一番勝負 ここが出番と 覚悟を決めりゃ 駒が肩寄せ 踊り出す じっとみていろ いいか次の手を 耐えて忍んだ 遠見角 指もしばれる みちのくしぐれ | 秋岡秀治 | たきのえいじ | 叶弦大 | | のぼる湯煙 七坂 深山 おまえいなけりゃ 花もない あばれ飛車角 腫れて夫婦駒 浮世いばらの 枡の目に 夢を点して ふたりで超える 酒をあおれば 一升徳利 日暮れ 天童 はなれ茶屋 意地を支えに 夢をつかみとる すまぬ 笹ゆり 辛くても これが男の 一番勝負 ここが出番と 覚悟を決めりゃ 駒が肩寄せ 踊り出す じっとみていろ いいか次の手を 耐えて忍んだ 遠見角 指もしばれる みちのくしぐれ |
出世前浮世峠の 吹雪の中で 若い木の芽も 春仕度 苗で終わるか ひのきに成れるか いまが大事な 出世前 つもるがまんが 花を呼ぶ 負けて崩れて また積みあげる 寄木細工の この命 たった一つの 親父の形見を 無駄にするなと 百舌が啼く 街の谷間に 星がふる 義理と人情が ひっぱり合って 俺を八つ裂き 七つ裂き 恋を捨てるか 男を捨てるか 問答無用の 出世前 投げた涙が 明日を呼ぶ | 秋岡秀治 | 星野哲郎 | 岡千秋 | | 浮世峠の 吹雪の中で 若い木の芽も 春仕度 苗で終わるか ひのきに成れるか いまが大事な 出世前 つもるがまんが 花を呼ぶ 負けて崩れて また積みあげる 寄木細工の この命 たった一つの 親父の形見を 無駄にするなと 百舌が啼く 街の谷間に 星がふる 義理と人情が ひっぱり合って 俺を八つ裂き 七つ裂き 恋を捨てるか 男を捨てるか 問答無用の 出世前 投げた涙が 明日を呼ぶ |
よさ恋夫婦ぶし朱塗(あかい) 盃(さかずき) いっ気にあおる いごっそ気質(かたぎ)の 男ぶり どろめ祭りじゃ 評判の かつお漁師の あんたと生きる 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし 意地も度胸も 男にゃ負けぬ 漁場のうわさは 嘘じゃない 時化が三日も 続いたら 酒とあんたに 抱かれて眠る 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし 沖の黒潮 逆巻く波に かもめが大漁の 旗を振る ゴムの合羽は 伊達じゃない 男まさりは おんなの誇り 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし | 秋岡秀治 | 宮代よしはる | 大坂貞峯 | 南郷達也 | 朱塗(あかい) 盃(さかずき) いっ気にあおる いごっそ気質(かたぎ)の 男ぶり どろめ祭りじゃ 評判の かつお漁師の あんたと生きる 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし 意地も度胸も 男にゃ負けぬ 漁場のうわさは 嘘じゃない 時化が三日も 続いたら 酒とあんたに 抱かれて眠る 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし 沖の黒潮 逆巻く波に かもめが大漁の 旗を振る ゴムの合羽は 伊達じゃない 男まさりは おんなの誇り 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし |
男の居酒屋酒は酔うため あるものさ 若いなりして 今夜(こんや)の俺は 意気地(いくじ)がないぜ 泣いてるぜ ぐちを肴(さかな)に のむ酒じゃ 路地(ろじ)ののれんに すまないね 恋はほどよく するものさ 虫もころさぬ 可愛(かわ)ゆい顔で あの娘(こ)は派手な あそび花 俺の負けだよ くやしいが おんなという奴(やつ)ァ つかめない これが苦労と いうものさ 右で拾(ひろ)って 左で捨(す)てる 明日(あした)があるさ ゆめがある すぐに止(や)むだろ 走り雨 故郷(くに)のうたでも 唄(うた)おうか | 秋岡秀治 | 池田充男 | 山口ひろし | 渡辺博史 | 酒は酔うため あるものさ 若いなりして 今夜(こんや)の俺は 意気地(いくじ)がないぜ 泣いてるぜ ぐちを肴(さかな)に のむ酒じゃ 路地(ろじ)ののれんに すまないね 恋はほどよく するものさ 虫もころさぬ 可愛(かわ)ゆい顔で あの娘(こ)は派手な あそび花 俺の負けだよ くやしいが おんなという奴(やつ)ァ つかめない これが苦労と いうものさ 右で拾(ひろ)って 左で捨(す)てる 明日(あした)があるさ ゆめがある すぐに止(や)むだろ 走り雨 故郷(くに)のうたでも 唄(うた)おうか |
ほろ酔い花しあわせなのに 泣けてくる どうかしてます 今夜のお酒 惚れてはじめて 知りました 女ごころの 頼りなさ… ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です アザミの花の あの棘は 理由があるのよ 哀しい理由が きれいばかりじゃ 渡れない 夜風つめたい この憂き世… ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です とりえも何も ないけれど 咲いてみせたい 尽くしてみたい 甘え上手に なれと言う そんな言葉に また涙 ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です | 秋岡秀治 | 水木れいじ | 市川昭介 | 前田俊明 | しあわせなのに 泣けてくる どうかしてます 今夜のお酒 惚れてはじめて 知りました 女ごころの 頼りなさ… ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です アザミの花の あの棘は 理由があるのよ 哀しい理由が きれいばかりじゃ 渡れない 夜風つめたい この憂き世… ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です とりえも何も ないけれど 咲いてみせたい 尽くしてみたい 甘え上手に なれと言う そんな言葉に また涙 ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です |
天竜鴉泣くな笑うな 天竜鴉 浮世双六 賽まかせ 広い世間を 斜めに生きて 野暮を承知の 男意地 縞の合羽に 縞の合羽に 散るしぶき 瞼とじれば 故郷が見える 祭囃子の 風が吹く 詫びております おふくろさんにゃ 晴れ着一枚 やれぬまま 合わす両手の 合わす両手の 影ぼうし 娑婆と冥土が 五分五分ならば 越える渕瀬に 身をまかす 明日は東か それとも北か 天竜くだりの 舟唄が やけに身に沁む やけに身に沁む 日の暮れは | 秋岡秀治 | 吉岡治 | 岡千秋 | | 泣くな笑うな 天竜鴉 浮世双六 賽まかせ 広い世間を 斜めに生きて 野暮を承知の 男意地 縞の合羽に 縞の合羽に 散るしぶき 瞼とじれば 故郷が見える 祭囃子の 風が吹く 詫びております おふくろさんにゃ 晴れ着一枚 やれぬまま 合わす両手の 合わす両手の 影ぼうし 娑婆と冥土が 五分五分ならば 越える渕瀬に 身をまかす 明日は東か それとも北か 天竜くだりの 舟唄が やけに身に沁む やけに身に沁む 日の暮れは |
雪寺雪寺は 山の懐(ふところ) 閑(しず)やかに 眠る寺 訪れたのは 赤い柿の実 木守(きまも)りひとつ 残る冬 根雪(ねゆき)のような 悲しみに 心凍らせ ただひとり せめて一日 泣きたくて ただ胸の内 聞いて欲しくって… 雪寺は おんな心を 愛おしく 包む寺 両の手合わせ 瞼(まぶた)閉じれば あふれる涙 恋懺悔(こいざんげ) 本当の愛に 気づかずに あなた恨んで 傷つけた 馬鹿なおんなを さらけ出し ただ胸の内 詫(わ)びてみたくって… 雪寺は 山の懐 閑やかに 眠る寺 訪れたのは 赤い柿の実 木守りひとつ 残る冬 | 秋岡秀治 | 原文彦 | 岡千秋 | 南郷達也 | 雪寺は 山の懐(ふところ) 閑(しず)やかに 眠る寺 訪れたのは 赤い柿の実 木守(きまも)りひとつ 残る冬 根雪(ねゆき)のような 悲しみに 心凍らせ ただひとり せめて一日 泣きたくて ただ胸の内 聞いて欲しくって… 雪寺は おんな心を 愛おしく 包む寺 両の手合わせ 瞼(まぶた)閉じれば あふれる涙 恋懺悔(こいざんげ) 本当の愛に 気づかずに あなた恨んで 傷つけた 馬鹿なおんなを さらけ出し ただ胸の内 詫(わ)びてみたくって… 雪寺は 山の懐 閑やかに 眠る寺 訪れたのは 赤い柿の実 木守りひとつ 残る冬 |
浪花獅子浪花のことは 夢のまた夢 無一文でも えやないか ドブ板踏んでも ついてくる 女房があれば 出なおせる みておれ男は 獅子か龍 八百八橋の 獅子になる 道頓堀の 暖簾たたんで 死んで生きたる 意地がある 苦労でなんぼの 夫婦(めおと)やと 涙をかくす いい女 惚れたら男は 獅子か龍 昔の度胸が また燃える 通天閣へ 合わす両手に 裸ひとつで 天下取る 命をもとでに 振りだしと 女房が買(こ)うた カップ酒 ほんまの男は 獅子か龍 八百八橋の 風雲(かぜ)を抱く | 秋岡秀治 | 新本創子 | 聖川湧 | 丸山雅仁 | 浪花のことは 夢のまた夢 無一文でも えやないか ドブ板踏んでも ついてくる 女房があれば 出なおせる みておれ男は 獅子か龍 八百八橋の 獅子になる 道頓堀の 暖簾たたんで 死んで生きたる 意地がある 苦労でなんぼの 夫婦(めおと)やと 涙をかくす いい女 惚れたら男は 獅子か龍 昔の度胸が また燃える 通天閣へ 合わす両手に 裸ひとつで 天下取る 命をもとでに 振りだしと 女房が買(こ)うた カップ酒 ほんまの男は 獅子か龍 八百八橋の 風雲(かぜ)を抱く |
エレジー~哀酒歌肩を抱き 飲んだ酒 夢語り 飲んだ酒 振り返りゃ なぁ友よ 昔は… よかったな 惚れた女(やつ) 忘れ酒 泣きながら 夜明けまで 思い出さ 若い頃 俺にも… あったのさ 屋台酒 いついつまでも 映(うつ)るのさ あの頃が 忘れない いついつまでも 男の冷や酒は… 便箋(びんせん)に 包(くる)んでた 母からの あのお金 風邪ひくな 無理するな 十七才(じゅうしち)… 年の暮れ 夢だけが 友達で 故郷(ふるさと)が 支えでさ 大都会 冬の夜 母さん… どうしてる 屋台酒 いついつまでも ガキの頃 あの日から 不憫(ふびん)さが いついつまでも 男は飲むたびに… なぁ女房 幸福(しあわせ)か 子供たち 眠ったか 明日(あす)の朝 また会おう 今夜は… 遅くなる 苦労酒 すまないね お前には 泪酒 近いうち 連れて行く 聞き酒… 聞かれ酒 屋台酒 いついつまでも 出会いから 今日までが 冬夜空(ふゆぞら)に いついつまでも 男は酒の中… 屋台酒 いついつまでも 出会いから 今日までが 忘れない いついつまでも 男は酒の中… | 秋岡秀治 | 吉幾三 | 吉幾三 | | 肩を抱き 飲んだ酒 夢語り 飲んだ酒 振り返りゃ なぁ友よ 昔は… よかったな 惚れた女(やつ) 忘れ酒 泣きながら 夜明けまで 思い出さ 若い頃 俺にも… あったのさ 屋台酒 いついつまでも 映(うつ)るのさ あの頃が 忘れない いついつまでも 男の冷や酒は… 便箋(びんせん)に 包(くる)んでた 母からの あのお金 風邪ひくな 無理するな 十七才(じゅうしち)… 年の暮れ 夢だけが 友達で 故郷(ふるさと)が 支えでさ 大都会 冬の夜 母さん… どうしてる 屋台酒 いついつまでも ガキの頃 あの日から 不憫(ふびん)さが いついつまでも 男は飲むたびに… なぁ女房 幸福(しあわせ)か 子供たち 眠ったか 明日(あす)の朝 また会おう 今夜は… 遅くなる 苦労酒 すまないね お前には 泪酒 近いうち 連れて行く 聞き酒… 聞かれ酒 屋台酒 いついつまでも 出会いから 今日までが 冬夜空(ふゆぞら)に いついつまでも 男は酒の中… 屋台酒 いついつまでも 出会いから 今日までが 忘れない いついつまでも 男は酒の中… |
男の未練胸のすき間に 面影揺れて 飲んでなだめる 恋の炎(ひ)よ 酒よ 酒よわかるか 男の未練 身を引くことしか できない俺を 呼んでくれるな 路地の雨 遠く旅路に 逃れてみても いのち焦がれる 恋の炎よ どこに どこに捨てよか 男の未練 一緒に逃げてと すがった腕を ほどくつらさを 誰が知る 知っていたのに 叶わぬ夢と なんで消せない 恋の炎よ 名前 名前つぶやく 男の未練 死ぬほど惚れてた あいつの涙 思い出させる 路地の雨 | 秋岡秀治 | かず翼 | 岡千秋 | 南郷達也 | 胸のすき間に 面影揺れて 飲んでなだめる 恋の炎(ひ)よ 酒よ 酒よわかるか 男の未練 身を引くことしか できない俺を 呼んでくれるな 路地の雨 遠く旅路に 逃れてみても いのち焦がれる 恋の炎よ どこに どこに捨てよか 男の未練 一緒に逃げてと すがった腕を ほどくつらさを 誰が知る 知っていたのに 叶わぬ夢と なんで消せない 恋の炎よ 名前 名前つぶやく 男の未練 死ぬほど惚れてた あいつの涙 思い出させる 路地の雨 |
隼―はやぶさ―風にあおられ へし折れず 針の雨でも はね返す はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 意地をみた こびず 恐れず 我が道を行く 度胸ひとつを 道づれに 明日(あす)の飯など どこにある 捜しゃならない 子の為に はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 情(じょう)をみた 命削って 命を守る たとえ命が 尽きるとも 空と云う名の 荒野には 地図もなければ 駅もない はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 夢をみた つばさ広げて 舞うその姿 生きる男の 夢をみた | 秋岡秀治 | たきのえいじ | 四方章人 | 伊戸のりお | 風にあおられ へし折れず 針の雨でも はね返す はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 意地をみた こびず 恐れず 我が道を行く 度胸ひとつを 道づれに 明日(あす)の飯など どこにある 捜しゃならない 子の為に はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 情(じょう)をみた 命削って 命を守る たとえ命が 尽きるとも 空と云う名の 荒野には 地図もなければ 駅もない はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 夢をみた つばさ広げて 舞うその姿 生きる男の 夢をみた |
笹小舟白いうなじを かたむけて 風の行方を みつめる みつめるおまえ 時の流れに 身を浮かべ ふたり漂う 笹小舟 この手離すな もがけば沈む 痩せた背中は 俺の罪 肌を寄せ合い 腕の中 悪い夢など 見るなよ 見るんじゃないぜ 曲がりくねった 浮世川 人の澱(よど)んだ 水面(みなも)行く せめて心は 埃(ほこり)を払い 空を仰げば 笑う月 死んだ覚悟で 生きてゆく 惚れていりゃこそ 命を 命をかけた 過ぎた過去(むかし)を 振り向かず 明日もゆられて 笹小舟 褒(ほ)めてもらえぬ 人生だけど おまえひとりが いればいい | 秋岡秀治 | 石原信一 | 岡千秋 | 南郷達也 | 白いうなじを かたむけて 風の行方を みつめる みつめるおまえ 時の流れに 身を浮かべ ふたり漂う 笹小舟 この手離すな もがけば沈む 痩せた背中は 俺の罪 肌を寄せ合い 腕の中 悪い夢など 見るなよ 見るんじゃないぜ 曲がりくねった 浮世川 人の澱(よど)んだ 水面(みなも)行く せめて心は 埃(ほこり)を払い 空を仰げば 笑う月 死んだ覚悟で 生きてゆく 惚れていりゃこそ 命を 命をかけた 過ぎた過去(むかし)を 振り向かず 明日もゆられて 笹小舟 褒(ほ)めてもらえぬ 人生だけど おまえひとりが いればいい |
ネオン舟荷物まとめて ヒールを下げて あいそつかして 別れてきたが 時にはあなたの 無邪気な寝顔が じんとしみるよ なつかしい 東京へ 大阪へ 函館へ 妻という名の港から 遠くはぐれた ネオン舟 星の数より 涙の数が 多い世間に つめたくされりゃ 「戻って来いよ」と やさしいあなたの 声が聞こえる 夜もある 酔いどれの 嘘つきの ろくでなし 浮かれカモメにひきずられ 花の盛りを ネオン舟 十九、はたちの 若い子たちが 「男ぎらい」と あだ名をつける 淋(さび)しい恋なら ひとりでいるほが いっそ気楽と 笑うけど アイちゃんも ヒロちゃんも ケイちゃんも 女ごころのはかなさに 話合わせる ネオン舟 | 秋岡秀治 | 喜多條忠 | 叶弦大 | 渡辺博史 | 荷物まとめて ヒールを下げて あいそつかして 別れてきたが 時にはあなたの 無邪気な寝顔が じんとしみるよ なつかしい 東京へ 大阪へ 函館へ 妻という名の港から 遠くはぐれた ネオン舟 星の数より 涙の数が 多い世間に つめたくされりゃ 「戻って来いよ」と やさしいあなたの 声が聞こえる 夜もある 酔いどれの 嘘つきの ろくでなし 浮かれカモメにひきずられ 花の盛りを ネオン舟 十九、はたちの 若い子たちが 「男ぎらい」と あだ名をつける 淋(さび)しい恋なら ひとりでいるほが いっそ気楽と 笑うけど アイちゃんも ヒロちゃんも ケイちゃんも 女ごころのはかなさに 話合わせる ネオン舟 |
俺はやっぱり演歌だぜ照れて口には 出せないけれど 夫婦春秋(めおとしゅんじゅう) ありがたさ ともに白髪の 背中に向かい 胸でつぶやく ありがとう 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 覚悟している つもりでいたが 娘持つ親 さびしさよ 妻に何度も たしなめられて やっとひとこと おめでとう 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 肩を組むのは 柄ではないが 旧(ふる)い友情 変わりなし ともに過ごした 学び舎(や)さえも 今はないなと 酒を飲む 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ | 秋岡秀治 | 岸快生 | 水森英夫 | 竹内弘一 | 照れて口には 出せないけれど 夫婦春秋(めおとしゅんじゅう) ありがたさ ともに白髪の 背中に向かい 胸でつぶやく ありがとう 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 覚悟している つもりでいたが 娘持つ親 さびしさよ 妻に何度も たしなめられて やっとひとこと おめでとう 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 肩を組むのは 柄ではないが 旧(ふる)い友情 変わりなし ともに過ごした 学び舎(や)さえも 今はないなと 酒を飲む 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ 演歌だぜ 演歌だぜ 俺はやっぱり 演歌だぜ |
いばら道咲かずじまいの 夢を捨てれば あとからおまえが 拾って歩く なにを好んで この俺と さだめ重ねる いばら道 その手に乗せたい 倖せひとつ いつかあなたの 時代(とき)が来るわと 励ますおまえの その目に負ける よくぞここまで ついて来た 時につまずく いばら道 転ぶも起きるも 二人は一緒 泣いていたのか 俺に隠れて 気づかぬふりして 背中を抱けば 向ける笑顔に また惚れる あかり探して いばら道 苦労の分だけ 花咲く日まで | 秋岡秀治 | かず翼 | 岡千秋 | 南郷達也 | 咲かずじまいの 夢を捨てれば あとからおまえが 拾って歩く なにを好んで この俺と さだめ重ねる いばら道 その手に乗せたい 倖せひとつ いつかあなたの 時代(とき)が来るわと 励ますおまえの その目に負ける よくぞここまで ついて来た 時につまずく いばら道 転ぶも起きるも 二人は一緒 泣いていたのか 俺に隠れて 気づかぬふりして 背中を抱けば 向ける笑顔に また惚れる あかり探して いばら道 苦労の分だけ 花咲く日まで |