ふるさと挽歌裏窓たたく 木枯しに しのぶ吹雪の ふるさとよ うしろ振り向き 泣きながら 雪の夜汽車で 捨てた町 何がつらくて 恋しがる 送る人さえ いなかった ふる里なのに 命を賭けた 恋もある 夢で終った 人もいる いつになったら 出せるやら かけた不孝の 詫び便り 昆布拾いの 手を休め 指に吐息を かけていた 恋しい母よ 灯りがひとつ またひとつ 消えて淋しい 裏通り 酔えば今夜も 追分の 唄がこぼれる 御免酒 遠い夜空も この道も 故郷(くに)の江差に 続くけど 帰れぬ私 | 松前ひろ子 | 里村龍一 | 山口ひろし | | 裏窓たたく 木枯しに しのぶ吹雪の ふるさとよ うしろ振り向き 泣きながら 雪の夜汽車で 捨てた町 何がつらくて 恋しがる 送る人さえ いなかった ふる里なのに 命を賭けた 恋もある 夢で終った 人もいる いつになったら 出せるやら かけた不孝の 詫び便り 昆布拾いの 手を休め 指に吐息を かけていた 恋しい母よ 灯りがひとつ またひとつ 消えて淋しい 裏通り 酔えば今夜も 追分の 唄がこぼれる 御免酒 遠い夜空も この道も 故郷(くに)の江差に 続くけど 帰れぬ私 |
湯の町ふたり旅涙分け合い 生きて来た やっとひと息 人並みに 胸に嬉しさ 込み上げる… 白い湯煙り ゆらゆらと 揺れて優しい 湯の町ふたり旅 別れ話も 二度三度 笑い話よ 今ならば 記念写真も 肩寄せて… 今の幸せ しみじみと 情け通わす 湯の町ふたり旅 長い年月(としつき) これからは 無理をしないで 行きましょね 浴衣姿で 水入らず… 差しつ差されつ ほろほろと 月も笑顔の 湯の町ふたり旅 | 松前ひろ子 | 麻こよみ | 中村典正 | 伊戸のりお | 涙分け合い 生きて来た やっとひと息 人並みに 胸に嬉しさ 込み上げる… 白い湯煙り ゆらゆらと 揺れて優しい 湯の町ふたり旅 別れ話も 二度三度 笑い話よ 今ならば 記念写真も 肩寄せて… 今の幸せ しみじみと 情け通わす 湯の町ふたり旅 長い年月(としつき) これからは 無理をしないで 行きましょね 浴衣姿で 水入らず… 差しつ差されつ ほろほろと 月も笑顔の 湯の町ふたり旅 |
萩みれん支えを失くした この胸に せせらぎしみます 藍場川(あいばがわ) きっとあなたを 忘れると 何度も何度も 決めたのに… 別れてひとり 萩の町 女の弱さか また泣ける あなたが来るはず ないものを 後ろを振り向く 鍵曲(かいまがり) 肩を抱かれた あの夜の 優しさ優しさ 恋しくて… 寄り添い歩く 二人連れ 見るたびせつない 菊ヶ浜(きくがはま) 揺られて鶴江(つるえ)の 渡し舟 このままあなたに 戻りたい 無理に笑って 見送った 別れの別れの 後ろ影… 涙に霞む 指月山(しづきやま) 女の未練の ひとしずく | 松前ひろ子 | 麻こよみ | 中村典正 | 伊戸のりお | 支えを失くした この胸に せせらぎしみます 藍場川(あいばがわ) きっとあなたを 忘れると 何度も何度も 決めたのに… 別れてひとり 萩の町 女の弱さか また泣ける あなたが来るはず ないものを 後ろを振り向く 鍵曲(かいまがり) 肩を抱かれた あの夜の 優しさ優しさ 恋しくて… 寄り添い歩く 二人連れ 見るたびせつない 菊ヶ浜(きくがはま) 揺られて鶴江(つるえ)の 渡し舟 このままあなたに 戻りたい 無理に笑って 見送った 別れの別れの 後ろ影… 涙に霞む 指月山(しづきやま) 女の未練の ひとしずく |
風雪ながれ旅破れ単衣(ひとえ)に 三味線だけば よされよされと 雪が降る 泣きの十六 短(みじか)い指に 息を吹きかけ 越えてきた アイヤー アイヤー 津軽(つがる) 八戸(はちのへ) 大湊(おおみなと) 三味が折れたら 両手を叩け バチが無ければ 櫛でひけ 音の出るもの 何でも好きで かもめ啼く声 ききながら アイヤー アイヤー 小樽(おたる) 函館(はこだて) 苫小牧(とまこまい) 鍋のコゲ飯 袂で隠し 抜けてきたのか 親の目を 通い妻だと 笑った女の 愛の匂いも なつかしい アイヤー アイヤー 留萌(るもい) 滝川(たきかわ) 稚内(わっかない) | 松前ひろ子 | 星野哲郎 | 船村徹 | 矢田部正 | 破れ単衣(ひとえ)に 三味線だけば よされよされと 雪が降る 泣きの十六 短(みじか)い指に 息を吹きかけ 越えてきた アイヤー アイヤー 津軽(つがる) 八戸(はちのへ) 大湊(おおみなと) 三味が折れたら 両手を叩け バチが無ければ 櫛でひけ 音の出るもの 何でも好きで かもめ啼く声 ききながら アイヤー アイヤー 小樽(おたる) 函館(はこだて) 苫小牧(とまこまい) 鍋のコゲ飯 袂で隠し 抜けてきたのか 親の目を 通い妻だと 笑った女の 愛の匂いも なつかしい アイヤー アイヤー 留萌(るもい) 滝川(たきかわ) 稚内(わっかない) |
夫婦歩き苦労するなら この人と 決めてあなたに ついてきた 「よろしく頼む」「頼みます」 人生雨風 茨道 ふたりして一歩ずつ 歩いて行きます 人の良さそな 笑い顔 心安らぐ あなたです 「今夜は飲もう」「飲みましょか」 人肌情けの のれん酒 遅れずに一歩ずつ 歩いて行きます 泣いて笑って この人と 同じ夢みて 離れずに 「まかせておけよ」「まかせます」 寄り添い見上げる 朧月 ふたりして一歩ずつ 歩いて行きます | 松前ひろ子 | 麻こよみ | 中村典正 | 丸山雅仁 | 苦労するなら この人と 決めてあなたに ついてきた 「よろしく頼む」「頼みます」 人生雨風 茨道 ふたりして一歩ずつ 歩いて行きます 人の良さそな 笑い顔 心安らぐ あなたです 「今夜は飲もう」「飲みましょか」 人肌情けの のれん酒 遅れずに一歩ずつ 歩いて行きます 泣いて笑って この人と 同じ夢みて 離れずに 「まかせておけよ」「まかせます」 寄り添い見上げる 朧月 ふたりして一歩ずつ 歩いて行きます |
春暦あなたの瞳の ぬくもりが 優しく沁みます 女の胸に 嬉し涙で 肩寄せ合えば 揺れて恥じらう 紅の肌 夢がふくらむ 春暦 無駄ではなかった まわり道 ようやく見つけた 幸せ灯り 二度と後ろは 見ないと決めて 触れるあなたの 指の先 こんな私で いいですか 幸せ積み木を ひとつずつ あなたと積みましょ 崩れぬように ついて来るかと 抱きしめられて そっとうなずき 目を閉じる 夢が咲きます 春暦 | 松前ひろ子 | 麻こよみ | 中村典正 | 丸山雅仁 | あなたの瞳の ぬくもりが 優しく沁みます 女の胸に 嬉し涙で 肩寄せ合えば 揺れて恥じらう 紅の肌 夢がふくらむ 春暦 無駄ではなかった まわり道 ようやく見つけた 幸せ灯り 二度と後ろは 見ないと決めて 触れるあなたの 指の先 こんな私で いいですか 幸せ積み木を ひとつずつ あなたと積みましょ 崩れぬように ついて来るかと 抱きしめられて そっとうなずき 目を閉じる 夢が咲きます 春暦 |
夫婦ばなし夫婦(めおと)って 愛ですねあなた 仲が良いとか 悪いとか ちいさな お話ですね 人生死ぬほど くるしいときは 身代わり覚悟も できている それがあなたと わたしですね 夫婦(めおと)って 面白いですね けんかするたび 別れます けれども 別れませんね 十年がまんで また二十年 花みて雪みて 五十路坂 これが連れ合い 絆ですね 夫婦(めおと)って 旅ですねあなた 神も仏も いましたね たすけて いただきました 後から続いて 来るひとたちに 明かりを点灯(とも)して あげましょう それがふたりの 役目ですね 夫婦(めおと)ばなしの お茶うけは 大福 やきもち 茶まんじゅう | 松前ひろ子 | 池田充男 | 中村典正 | 丸山雅仁 | 夫婦(めおと)って 愛ですねあなた 仲が良いとか 悪いとか ちいさな お話ですね 人生死ぬほど くるしいときは 身代わり覚悟も できている それがあなたと わたしですね 夫婦(めおと)って 面白いですね けんかするたび 別れます けれども 別れませんね 十年がまんで また二十年 花みて雪みて 五十路坂 これが連れ合い 絆ですね 夫婦(めおと)って 旅ですねあなた 神も仏も いましたね たすけて いただきました 後から続いて 来るひとたちに 明かりを点灯(とも)して あげましょう それがふたりの 役目ですね 夫婦(めおと)ばなしの お茶うけは 大福 やきもち 茶まんじゅう |
北のおんな物語うつむきかげんに 咲いてるおまえは 黒百合みたいだと 抱きよせた せつなくて ただ腕のなか 聞いていたのよ 波の音 北のおんなが いのちがけ 絞るよな 恋をした それが それが あんたなの… 紺地に白ぬき 比呂子の暖簾が あんたの無愛想 おぼえてる 冷やでいい 酒がほしいと 戸口叩いた 雪の夜 北のおんなの 深なさけ あつい酒 あげたのよ それが それが わたしなの… 羅臼(らうす)の岳(やま)にも 秋風吹くころ 便箋半分の 置き手紙 ゆるせない この憎らしさ だけどわたしは 許したわ 北のおんなの 二百日 黒百合に よせた恋 きっと きっと また逢える… | 松前ひろ子 | 池田充男 | 中村典正 | 丸山雅仁 | うつむきかげんに 咲いてるおまえは 黒百合みたいだと 抱きよせた せつなくて ただ腕のなか 聞いていたのよ 波の音 北のおんなが いのちがけ 絞るよな 恋をした それが それが あんたなの… 紺地に白ぬき 比呂子の暖簾が あんたの無愛想 おぼえてる 冷やでいい 酒がほしいと 戸口叩いた 雪の夜 北のおんなの 深なさけ あつい酒 あげたのよ それが それが わたしなの… 羅臼(らうす)の岳(やま)にも 秋風吹くころ 便箋半分の 置き手紙 ゆるせない この憎らしさ だけどわたしは 許したわ 北のおんなの 二百日 黒百合に よせた恋 きっと きっと また逢える… |
夫婦スキスキ…おまえの どこに 惚れたのか いのちをあげると 言ったじゃないの 若い日の きれいなだけの 人生に 愛と 苦労を 織りこんで 夫婦スキスキ なみだが熱い わたしが前に 三歩出て 釣り合いとれてる 俺達なのさ つくすのも あなたと生きる おんなゆえ そうさお前は 恋女房 夫婦スキスキ しあわせしみる 泣きたいときは 俺と泣け 私が泣いたら 雨になるでしょう その笑顔 あるから今日も 癒される みんな あなたの ものなのよ 夫婦スキスキ 踊りましょうか | 松前ひろ子 | 池田充男 | 山口ひろし | | おまえの どこに 惚れたのか いのちをあげると 言ったじゃないの 若い日の きれいなだけの 人生に 愛と 苦労を 織りこんで 夫婦スキスキ なみだが熱い わたしが前に 三歩出て 釣り合いとれてる 俺達なのさ つくすのも あなたと生きる おんなゆえ そうさお前は 恋女房 夫婦スキスキ しあわせしみる 泣きたいときは 俺と泣け 私が泣いたら 雨になるでしょう その笑顔 あるから今日も 癒される みんな あなたの ものなのよ 夫婦スキスキ 踊りましょうか |
大阪無情さよなら さよなら さよならなんて いやですと すねたあの娘(こ)の泪(なみだ)が 背中にからむ 水の都(みやこ)の とまり木づたい 呑む酒は 呑む酒は 吐息まじりの 大阪無情 おんなの おんなの おんなの過去(きず)も 抱けないで 二度と惚れたりするなと 夜風がなじる ふたり通った 馴染みの酒場 たずねても たずねても 夢は散(ち)り散(ぢ)り 大阪無情 倖(しあわ)せ 倖せ 倖せならば いいけれど どこかやつれた姿が 瞼をよぎる 水に七色(なないろ) ネオンの花は 浮かれても 浮かれても 浮かれきれない 大阪無情 | 松前ひろ子 | 吉田旺 | 山口ひろし | | さよなら さよなら さよならなんて いやですと すねたあの娘(こ)の泪(なみだ)が 背中にからむ 水の都(みやこ)の とまり木づたい 呑む酒は 呑む酒は 吐息まじりの 大阪無情 おんなの おんなの おんなの過去(きず)も 抱けないで 二度と惚れたりするなと 夜風がなじる ふたり通った 馴染みの酒場 たずねても たずねても 夢は散(ち)り散(ぢ)り 大阪無情 倖(しあわ)せ 倖せ 倖せならば いいけれど どこかやつれた姿が 瞼をよぎる 水に七色(なないろ) ネオンの花は 浮かれても 浮かれても 浮かれきれない 大阪無情 |
こころ酒泣いて甘える あなたがいたら 耐えてゆけます 辛くとも そんな女の ひとり言 酔って淋しさ 忘れるように 呑みほしましょうか 呑みほしましょうか こころ酒 雨ににじんだ のれんの蔭で 強く生きてる こぼれ花 苦労かさねた 涙なら 夢を明日に つないだ胸を 温めましょうか 温めましょうか こころ酒 あなた求めて 昔の傷が なんで今更 痛むのよ 意地をささえた 思い出を 捨てて来ました 女がひとり 呑みほしましょうか 呑みほしましょうか こころ酒 | 松前ひろ子 | 三浦康照 | 山口ひろし | | 泣いて甘える あなたがいたら 耐えてゆけます 辛くとも そんな女の ひとり言 酔って淋しさ 忘れるように 呑みほしましょうか 呑みほしましょうか こころ酒 雨ににじんだ のれんの蔭で 強く生きてる こぼれ花 苦労かさねた 涙なら 夢を明日に つないだ胸を 温めましょうか 温めましょうか こころ酒 あなた求めて 昔の傷が なんで今更 痛むのよ 意地をささえた 思い出を 捨てて来ました 女がひとり 呑みほしましょうか 呑みほしましょうか こころ酒 |
これから峠伜に嫁きて 娘も嫁(い)った だども俺たちゃ まだまだ若い 日向ぼっこを 決めるより 風に向かって 歩こうじゃないか まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠の 七まがり 婆さま泣いたと 便りが来たよ 孫が送った 曾孫の写真 お−い母ちゃん 負けまいぞ 汗を流して 咲かそじゃないか まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠の 二番花 転んだ昔を 恥ずかしがるな 今じゃ流行(はやり)の 泥つき野菜 山の烏に はやされて 肩をよせれば 心は燃える まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠が 待っている | 松前ひろ子 | 星野哲郎 | 中村典正 | | 伜に嫁きて 娘も嫁(い)った だども俺たちゃ まだまだ若い 日向ぼっこを 決めるより 風に向かって 歩こうじゃないか まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠の 七まがり 婆さま泣いたと 便りが来たよ 孫が送った 曾孫の写真 お−い母ちゃん 負けまいぞ 汗を流して 咲かそじゃないか まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠の 二番花 転んだ昔を 恥ずかしがるな 今じゃ流行(はやり)の 泥つき野菜 山の烏に はやされて 肩をよせれば 心は燃える まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠が 待っている |
城ヶ島雨情好きで別れた 人ゆえに いまも消せない 面影を 利久(りきゅう)ねずみの 雨は女の なみだ雨 愛に引かれて 想い出を ひとり訪ねる 城ヶ島 たとえ再び 逢えたとて 過ぎた月日は 戻らない 蛇の目持つ手の 指輪おもたい くすり指 女ごころの 切なさを 知るや相模の 浜千鳥 傘をさしても 心まで 濡らす三崎の 磯しぐれ 辛いけれども 雨で消したい 未練火を 舟が出て行く 通り矢の はなも日暮れる 城ヶ島 | 松前ひろ子 | 木下龍太郎 | 中村典正 | | 好きで別れた 人ゆえに いまも消せない 面影を 利久(りきゅう)ねずみの 雨は女の なみだ雨 愛に引かれて 想い出を ひとり訪ねる 城ヶ島 たとえ再び 逢えたとて 過ぎた月日は 戻らない 蛇の目持つ手の 指輪おもたい くすり指 女ごころの 切なさを 知るや相模の 浜千鳥 傘をさしても 心まで 濡らす三崎の 磯しぐれ 辛いけれども 雨で消したい 未練火を 舟が出て行く 通り矢の はなも日暮れる 城ヶ島 |
男の港板戸(いたご)一枚 生命(いのち)をはった 男の度胸の 海が呼ぶ 競(きそ)う船出を 送ってくれる ありがとう 浜千鳥の群れよ 豊後(ぶんご)鶴御崎(つるみざき) 男の港 踊る銀鱗(ぎんりん) しぶきの華(はな)に 親父(おやじ)ゆずりの 腕がなる 照らせ男の この晴れ舞台 ありがとう 水の子の灯台(あかり) 豊後(ぶんご)鶴御崎(つるみざき) 男の港 高くかかげた 大漁旗(たいりょうばた)を 待っているだろう 紅椿(べにつばき) 松浦港(まつうらみなと)は もうすぐ近い ありがとう 黒潮の幸(さち)よ 豊後(ぶんご)鶴御崎(つるみざき) 男の港 | 松前ひろ子 | 穂積淳・結城忍 | 中村典正 | | 板戸(いたご)一枚 生命(いのち)をはった 男の度胸の 海が呼ぶ 競(きそ)う船出を 送ってくれる ありがとう 浜千鳥の群れよ 豊後(ぶんご)鶴御崎(つるみざき) 男の港 踊る銀鱗(ぎんりん) しぶきの華(はな)に 親父(おやじ)ゆずりの 腕がなる 照らせ男の この晴れ舞台 ありがとう 水の子の灯台(あかり) 豊後(ぶんご)鶴御崎(つるみざき) 男の港 高くかかげた 大漁旗(たいりょうばた)を 待っているだろう 紅椿(べにつばき) 松浦港(まつうらみなと)は もうすぐ近い ありがとう 黒潮の幸(さち)よ 豊後(ぶんご)鶴御崎(つるみざき) 男の港 |
止り木暮らし酒場の二階の 四畳半 仔猫と一緒に 暮らしてる 狡(ずる)い女に なれなくて いつも幸せ 遠まわり 咲いて淋しい おんな花 いつか馴(なじ)んだ 止り木暮らし 本気で惚れて 尽しても 嘘つき気まぐれ 薄情け 拗(す)ねるつもりは ないけれど しみてせつない 傷の跡 雨がそぼ降る 裏通り 胸も濡れます 止り木の花 七つも年令(とし)を ごまかして いつしか濃くなる 口紅(べに)の色 ひとつぐらいは いい事が あってもいいでしょ 私にも 浮き世小路の おんな花 明日を夢みる 止り木暮らし | 松前ひろ子 | 南こすず | 山口ひろし | | 酒場の二階の 四畳半 仔猫と一緒に 暮らしてる 狡(ずる)い女に なれなくて いつも幸せ 遠まわり 咲いて淋しい おんな花 いつか馴(なじ)んだ 止り木暮らし 本気で惚れて 尽しても 嘘つき気まぐれ 薄情け 拗(す)ねるつもりは ないけれど しみてせつない 傷の跡 雨がそぼ降る 裏通り 胸も濡れます 止り木の花 七つも年令(とし)を ごまかして いつしか濃くなる 口紅(べに)の色 ひとつぐらいは いい事が あってもいいでしょ 私にも 浮き世小路の おんな花 明日を夢みる 止り木暮らし |
祝い船晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 | 松前ひろ子 | 千葉幸雄 | 中村典正 | | 晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 |
むらさき雨情いのちを惜しむ 私なら あなたについて 行かないわ ふたりの傘に ふりかかる ふたりの愛の 恋しぐれ むらさきの雨、雨に にじむ想い出は 愛した女の 涙でしょうか さだめの糸で 結ばれた ふたりの絆 信じたい あなたの匂い しみついた あなたと住んだ あの部屋は むらさきの雨、雨に 遠くかすむ町 訪ねた女の 未練でしょうか 夢でもいいの いつまでも あなたの傍で 尽したい 私の胸の 片隅で 私を焦がす 恋灯り むらさきの雨、雨に 濡れて泣いている 愛した女の 心でしょうか | 松前ひろ子 | 三浦康照 | 山口ひろし | | いのちを惜しむ 私なら あなたについて 行かないわ ふたりの傘に ふりかかる ふたりの愛の 恋しぐれ むらさきの雨、雨に にじむ想い出は 愛した女の 涙でしょうか さだめの糸で 結ばれた ふたりの絆 信じたい あなたの匂い しみついた あなたと住んだ あの部屋は むらさきの雨、雨に 遠くかすむ町 訪ねた女の 未練でしょうか 夢でもいいの いつまでも あなたの傍で 尽したい 私の胸の 片隅で 私を焦がす 恋灯り むらさきの雨、雨に 濡れて泣いている 愛した女の 心でしょうか |
終着駅は始発駅背なかを合わせて あばよと言えば おまえの震えが 伝わるぜ 死ぬほど惚れて 死ぬほど泣いた 涙は頬を ぬらしても 終着駅は 始発駅 ふたりのしあわせ 祈っているよ ふり向かないで 行ってくれ ひとつの愛は 終わったけれど 明日がおまえを 待っている 終着駅は 始発駅 函館止まりの 連絡船は 青森行きの 船になる 希望を捨てるな 生きてるかぎり どこからだって 出直せる 終着駅は 始発駅 | 松前ひろ子 | 佐東たどる・補作詞:星野哲郎 | 中村千里 | | 背なかを合わせて あばよと言えば おまえの震えが 伝わるぜ 死ぬほど惚れて 死ぬほど泣いた 涙は頬を ぬらしても 終着駅は 始発駅 ふたりのしあわせ 祈っているよ ふり向かないで 行ってくれ ひとつの愛は 終わったけれど 明日がおまえを 待っている 終着駅は 始発駅 函館止まりの 連絡船は 青森行きの 船になる 希望を捨てるな 生きてるかぎり どこからだって 出直せる 終着駅は 始発駅 |
人恋酒場逢いたいあなたに 逢えない夜は 熱燗飲んでも こころが寒い 男の気まぐれ 信じて待つなんて… 馬鹿よ馬鹿よね 女って 涙…ほろほろ 人恋酒場 おんなが手酌で 酔ってる姿 本当はあなたに 見せたくないの 遊びじゃないよと やさしく抱いたひと 肩でため息 つくたびに 暖簾…はらはら 人恋酒場 お猪口にくちびる 押しあてながら ふたりの想い出 まぶたで追うの あなたがこの世で 最後のひとだから… 早く迎えに 来て欲しい こころ…ゆらゆら 人恋酒場 | 松前ひろ子 | 仁井谷俊也 | 中村典正 | | 逢いたいあなたに 逢えない夜は 熱燗飲んでも こころが寒い 男の気まぐれ 信じて待つなんて… 馬鹿よ馬鹿よね 女って 涙…ほろほろ 人恋酒場 おんなが手酌で 酔ってる姿 本当はあなたに 見せたくないの 遊びじゃないよと やさしく抱いたひと 肩でため息 つくたびに 暖簾…はらはら 人恋酒場 お猪口にくちびる 押しあてながら ふたりの想い出 まぶたで追うの あなたがこの世で 最後のひとだから… 早く迎えに 来て欲しい こころ…ゆらゆら 人恋酒場 |
夢人は誰でも 一生一度 花も嵐も くるという どんなときにも この手のひらに 夢の一文字 指で書き 生きる山坂 生きる山坂 越えてゆく 夜の川面(かわも)に 小舟を漕(こ)いで 浮かぶ十五夜 手ですくう これでしあわせ つかんだはずが 指のすき間に こぼれ落ち 夢がくだける 夢がくだける 水の月 遠くばかりを 探していたが やっと見つけた 足もとに 雨が小降りの 水たまりには 映る小さな 夢あかり 雨よあしたは 雨よあしたは 虹となれ | 松前ひろ子 | 千葉幸雄 | 中村典正 | 丸山雅仁 | 人は誰でも 一生一度 花も嵐も くるという どんなときにも この手のひらに 夢の一文字 指で書き 生きる山坂 生きる山坂 越えてゆく 夜の川面(かわも)に 小舟を漕(こ)いで 浮かぶ十五夜 手ですくう これでしあわせ つかんだはずが 指のすき間に こぼれ落ち 夢がくだける 夢がくだける 水の月 遠くばかりを 探していたが やっと見つけた 足もとに 雨が小降りの 水たまりには 映る小さな 夢あかり 雨よあしたは 雨よあしたは 虹となれ |
知床情話流氷吹雪が ひと冬荒れて 今年も咲かせる 知床ざくら この春は この春は 遠かった ありがとう めぐり逢い 抱きしめられる うれしさは おんなでなけりゃ 解らない とつぜん あなたは 宇登呂(うとろ)をすてた 憎んでやつれて それでも好きで さすらいの さすらいの みち千里 飛び乗った 終列車 わたしのことも 探してよ 死ぬ気で生きた ネオン街(まち) かもめが見にくる 小高い丘に 二人でつくった 北国ぐらし ふたたびの ふたたびの オホーツク 人生を やりなおす 明日(あした)があれば それでいい 天までとどけ いのち歌 | 松前ひろ子 | 池田充男 | 中村典正 | 丸山雅仁 | 流氷吹雪が ひと冬荒れて 今年も咲かせる 知床ざくら この春は この春は 遠かった ありがとう めぐり逢い 抱きしめられる うれしさは おんなでなけりゃ 解らない とつぜん あなたは 宇登呂(うとろ)をすてた 憎んでやつれて それでも好きで さすらいの さすらいの みち千里 飛び乗った 終列車 わたしのことも 探してよ 死ぬ気で生きた ネオン街(まち) かもめが見にくる 小高い丘に 二人でつくった 北国ぐらし ふたたびの ふたたびの オホーツク 人生を やりなおす 明日(あした)があれば それでいい 天までとどけ いのち歌 |
浮草慕情この目に見えない 運命(さだめ)の嵐 今日もふたりを もてあそぶ もしもあなたが 死ぬのなら そうよ私も 生きてない ねえ あなた 命をひとつに かさねたい 負けたらだめだと 心を叱(しか)る 別れられない この人よ 肩を並べて 酔う酒の 耳に聞こえる 汽車の笛 ねえ あなた 涙にうかべる 故郷(ふるさと)よ どこまで流れる 運命(さだめ)の川を ネオン灯りが 目にしみる どこへ着こうと 浮草の 愛を明日へ つれてゆく ねえ あなた この手を放(はな)して 暮らせない | 松前ひろ子 | 荒川利夫 | 山口ひろし | 斉藤功 | この目に見えない 運命(さだめ)の嵐 今日もふたりを もてあそぶ もしもあなたが 死ぬのなら そうよ私も 生きてない ねえ あなた 命をひとつに かさねたい 負けたらだめだと 心を叱(しか)る 別れられない この人よ 肩を並べて 酔う酒の 耳に聞こえる 汽車の笛 ねえ あなた 涙にうかべる 故郷(ふるさと)よ どこまで流れる 運命(さだめ)の川を ネオン灯りが 目にしみる どこへ着こうと 浮草の 愛を明日へ つれてゆく ねえ あなた この手を放(はな)して 暮らせない |
バラに雨降るふるさと遠く バラに雨降る 手向(たむ)けのバラに雨が 雨が降る みとられず 君は十九で 春さえ待てず 逝(ゆ)きしとか 冬の日の便りの あゝあゝ 切なさよ ふるさと遠く バラに雨降る 手向(たむ)けのバラに雨が 雨が降る ただ一度 君と秘(ひそ)かに 合わせし熱き 唇の 燃える朱に焦がれる あゝあゝ 我が心 ふるさと遠く バラに雨降る 手向(たむ)けのバラに雨が 雨が降る はかなきは 君の命か 残りし者の 行く末か 在(あ)りし日を今宵も あゝあゝ 夢にみる | 松前ひろ子 | もず唱平 | 中村典正 | 伊戸のりお | ふるさと遠く バラに雨降る 手向(たむ)けのバラに雨が 雨が降る みとられず 君は十九で 春さえ待てず 逝(ゆ)きしとか 冬の日の便りの あゝあゝ 切なさよ ふるさと遠く バラに雨降る 手向(たむ)けのバラに雨が 雨が降る ただ一度 君と秘(ひそ)かに 合わせし熱き 唇の 燃える朱に焦がれる あゝあゝ 我が心 ふるさと遠く バラに雨降る 手向(たむ)けのバラに雨が 雨が降る はかなきは 君の命か 残りし者の 行く末か 在(あ)りし日を今宵も あゝあゝ 夢にみる |
銀座小路軒(のき)は低いが 小粋な店が のれん並べる 金春小路(こんぱるこうじ) ここはお江戸の 人情が いっぱい溢(あふ)れて いるところ 嘘じゃなかった 本当なのね ほっとしてます あなたに逢えて 風に舞い散る 木の葉のように 心許無(こころもとな)い 来(こ)し方(かた)でした 甘い言葉に 騙されて 何度も懲りずに 泣いていた 愛に育たぬ 恋しちゃ駄目と やっと分かった あなたに逢えて 年が明けたら お札所(ふだしょ)巡り おれと一緒に 行こうじゃないか お酒注(つ)ぎ分け 云う人に 涙がこぼれた 大晦日 こんな私で いいのでしょうか 夢がひらいた あなたに逢えて | 松前ひろ子 | もず唱平 | 中村典正 | 伊戸のりお | 軒(のき)は低いが 小粋な店が のれん並べる 金春小路(こんぱるこうじ) ここはお江戸の 人情が いっぱい溢(あふ)れて いるところ 嘘じゃなかった 本当なのね ほっとしてます あなたに逢えて 風に舞い散る 木の葉のように 心許無(こころもとな)い 来(こ)し方(かた)でした 甘い言葉に 騙されて 何度も懲りずに 泣いていた 愛に育たぬ 恋しちゃ駄目と やっと分かった あなたに逢えて 年が明けたら お札所(ふだしょ)巡り おれと一緒に 行こうじゃないか お酒注(つ)ぎ分け 云う人に 涙がこぼれた 大晦日 こんな私で いいのでしょうか 夢がひらいた あなたに逢えて |
お岩木山山よ!山よ! お岩木山よ あの娘のかわりに 聞いてくれ 男の山には 道などないが 歩いたところが 道になる まっくろ日焼けの 顔だけど 心は雪より 白いのさ 山よ!山よ! お岩木山よ 世間のかわりに 聞いてくれ 男の俺には 柄でもないが うす紅すがたが いじらしい みちのく小桜 摘む指を きれいに洗おか 谷清水 山よ!山よ! お岩木山よ おふくろがわりに 聞いてくれ 男の義理とか 人情などに そっぽを向いてた 俺だけど 人生峠の 苦労坂 越えたらおやじに 似てきたよ | 松前ひろ子 | 千葉幸雄 | 中村典正 | 矢田部正 | 山よ!山よ! お岩木山よ あの娘のかわりに 聞いてくれ 男の山には 道などないが 歩いたところが 道になる まっくろ日焼けの 顔だけど 心は雪より 白いのさ 山よ!山よ! お岩木山よ 世間のかわりに 聞いてくれ 男の俺には 柄でもないが うす紅すがたが いじらしい みちのく小桜 摘む指を きれいに洗おか 谷清水 山よ!山よ! お岩木山よ おふくろがわりに 聞いてくれ 男の義理とか 人情などに そっぽを向いてた 俺だけど 人生峠の 苦労坂 越えたらおやじに 似てきたよ |
挽歌の岬あなたうばうほど 強くなれません 人は誰だって 愛がほしいのよ 恋のかけらを ハンカチに そっと包んで 投げすてました ここは函館 立待岬 あゝ 挽歌の岬 海が荒れてます 空も鉛いろ 雪の切り岸に ひとり待つわたし 春になったら ハマナスよ ここで真赤に 咲いてゝおくれ 名残(なごり)つきない 立待岬 あゝ 挽歌の岬 蟹とたわむれて 泣いたひともいる 啄木石文(いしぶみ)を よめばまた涙 あなたさよなら 帰ります 帰りたくない あの東京へ 旅の終りの 立待岬 あゝ 挽歌の岬 | 松前ひろ子 | 池田充男 | 中村典正 | 丸山雅仁 | あなたうばうほど 強くなれません 人は誰だって 愛がほしいのよ 恋のかけらを ハンカチに そっと包んで 投げすてました ここは函館 立待岬 あゝ 挽歌の岬 海が荒れてます 空も鉛いろ 雪の切り岸に ひとり待つわたし 春になったら ハマナスよ ここで真赤に 咲いてゝおくれ 名残(なごり)つきない 立待岬 あゝ 挽歌の岬 蟹とたわむれて 泣いたひともいる 啄木石文(いしぶみ)を よめばまた涙 あなたさよなら 帰ります 帰りたくない あの東京へ 旅の終りの 立待岬 あゝ 挽歌の岬 |
北の宿からあなた変わりはないですか 日毎(ひごと)寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい 北の宿 吹雪まじりに汽車の音 すすり泣くようにきこえます お酒ならべてただひとり 涙唄など歌います 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい 北の宿 あなた死んでもいいですか 胸がしんしん泣いてます 窓にうつして寝化粧を しても心は晴れません 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい 北の宿 | 松前ひろ子 | 阿久悠 | 小林亜星 | | あなた変わりはないですか 日毎(ひごと)寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい 北の宿 吹雪まじりに汽車の音 すすり泣くようにきこえます お酒ならべてただひとり 涙唄など歌います 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい 北の宿 あなた死んでもいいですか 胸がしんしん泣いてます 窓にうつして寝化粧を しても心は晴れません 女ごころの 未練でしょう あなた恋しい 北の宿 |
北へ行く女愛の迷いに ゆれうごくこころ 断ち切るつもりの 旅なのに 指の 指のすき間を こぼれる涙 凍(こお)りつくよな 汽車の窓 哀しい裏切り ゆるしてあなた 北へ行くほど 灰色の海が あなたの面影 遠くする よわい よわい女の 未練でしょうか 汽車がきしめば なおさらに 別れのいたみに 躓(つまづ)くわたし 夜が明けたら さいはての港 終着駅です 霧の町 あなた あなた明日(あした)は 見えないけれど きっと一(いち)から 出直せる わたしを忘れて 生きてね 強く | 松前ひろ子 | 松井由利夫 | 山口ひろし | 丸山雅仁 | 愛の迷いに ゆれうごくこころ 断ち切るつもりの 旅なのに 指の 指のすき間を こぼれる涙 凍(こお)りつくよな 汽車の窓 哀しい裏切り ゆるしてあなた 北へ行くほど 灰色の海が あなたの面影 遠くする よわい よわい女の 未練でしょうか 汽車がきしめば なおさらに 別れのいたみに 躓(つまづ)くわたし 夜が明けたら さいはての港 終着駅です 霧の町 あなた あなた明日(あした)は 見えないけれど きっと一(いち)から 出直せる わたしを忘れて 生きてね 強く |
月の帯まるい月さえ 日毎(ひごと)にやせて いつか淋しや 眉の月 あなたわかって くれますか 抱かれるたびに 逢うたびに 切なく細る かなしく揺れる おんなの胸で …帯が泣くのです こがれ待つ夜は 死ぬほど長く 逢えば夜明けが すぐに来る あなたわかって くれますか はじらいさえも ぬぎ捨てて みだれてすがる 命を濡らす おんなの涙 …帯が泣くのです 夢は束の間 さめれば残る 肌になごりの 紅(べに)の月 あなたわかって くれますか いち度は消した 筈(はず)の火が 別れになれば 未練に負けて おんなを燃やす …帯が泣くのです | 松前ひろ子 | 松井由利夫 | 山口ひろし | 丸山雅仁 | まるい月さえ 日毎(ひごと)にやせて いつか淋しや 眉の月 あなたわかって くれますか 抱かれるたびに 逢うたびに 切なく細る かなしく揺れる おんなの胸で …帯が泣くのです こがれ待つ夜は 死ぬほど長く 逢えば夜明けが すぐに来る あなたわかって くれますか はじらいさえも ぬぎ捨てて みだれてすがる 命を濡らす おんなの涙 …帯が泣くのです 夢は束の間 さめれば残る 肌になごりの 紅(べに)の月 あなたわかって くれますか いち度は消した 筈(はず)の火が 別れになれば 未練に負けて おんなを燃やす …帯が泣くのです |
二輪草あなた おまえ 呼んで呼ばれて 寄り添って やさしくわたしを いたわって…… 好きで一緒に なった仲 喧嘩したって 背中あわせの ぬくもりが かようふたりは ふたりは二輪草 ほうら ごらん 少しおくれて 咲く花を いとしく思って くれますか…… 咲いて清らな 白い花 生きてゆくのに 下手なふたりが さゝやかな 夢をかさねる ふたりは二輪草 おまえ あなた 春がそこまで 来たようだ よかった一緒に ついて来て…… 雨よ降れ降れ 風も吹け つらいときにも 生きる力を くれるひと どこに咲いても ふたりは二輪草 | 松前ひろ子 | 水木かおる | 弦哲也 | | あなた おまえ 呼んで呼ばれて 寄り添って やさしくわたしを いたわって…… 好きで一緒に なった仲 喧嘩したって 背中あわせの ぬくもりが かようふたりは ふたりは二輪草 ほうら ごらん 少しおくれて 咲く花を いとしく思って くれますか…… 咲いて清らな 白い花 生きてゆくのに 下手なふたりが さゝやかな 夢をかさねる ふたりは二輪草 おまえ あなた 春がそこまで 来たようだ よかった一緒に ついて来て…… 雨よ降れ降れ 風も吹け つらいときにも 生きる力を くれるひと どこに咲いても ふたりは二輪草 |
人生一途苦労の「く」の字も 曲がりよで 幸せ「し」の字に 変わります 一度で終わる 人生だもの 灯(あか)り信じて 歩きたい 明日(あした)のあしたは またあした いつかは着きます 日だまりに 希望(のぞみ)があれば つらくはないわ なみだ覚悟の 夢千里 辛抱・我慢の 浮世坂 風雪(ふうせつ)しのいで 花は咲く 自分の色で 人生一途 生きてゆくのよ どこまでも | 松前ひろ子 | 原文彦 | 中村典正 | 丸山雅仁 | 苦労の「く」の字も 曲がりよで 幸せ「し」の字に 変わります 一度で終わる 人生だもの 灯(あか)り信じて 歩きたい 明日(あした)のあしたは またあした いつかは着きます 日だまりに 希望(のぞみ)があれば つらくはないわ なみだ覚悟の 夢千里 辛抱・我慢の 浮世坂 風雪(ふうせつ)しのいで 花は咲く 自分の色で 人生一途 生きてゆくのよ どこまでも |
人生勝負顔を真っ赤に 泣き腫(は)らし 生まれて来たときゃ 皆(みな)はだか なんの遠慮が いるものか 立って半畳 寝て一畳が あれば出来るさ 人生勝負 あの手この手の 細工(さいく)より 根性ひとつで 勝ちにゆく そこが力(ちから)の 見せどころ 七つ転んで 八つで起きる 達磨魂(だるまごころ)さ 人生勝負 人が通(かよ)った 道よりも 誰もが通(とお)らぬ 道をゆく そこに自分の 夢がある 錦(にしき)飾(かざ)って 笑える日まで 泣くな逃げるな 人生勝負 | 松前ひろ子 | 原文彦 | 中村典正 | 丸山雅仁 | 顔を真っ赤に 泣き腫(は)らし 生まれて来たときゃ 皆(みな)はだか なんの遠慮が いるものか 立って半畳 寝て一畳が あれば出来るさ 人生勝負 あの手この手の 細工(さいく)より 根性ひとつで 勝ちにゆく そこが力(ちから)の 見せどころ 七つ転んで 八つで起きる 達磨魂(だるまごころ)さ 人生勝負 人が通(かよ)った 道よりも 誰もが通(とお)らぬ 道をゆく そこに自分の 夢がある 錦(にしき)飾(かざ)って 笑える日まで 泣くな逃げるな 人生勝負 |
北の岬離れていたって 親子です 母さん一人で 大丈夫 花の都の 夢の船 弱音をはいたら 流される よさこい、よさこい 頑張れソーラン 北の女は 心配ないさ 母さんだけしか 知らないの 誰にも見せない 辛抱を 海が見たいと 言う時は 小さい頃から 辛い時 よさこい、よさこい 負けるなソーラン 北のきかんぼ 父さん譲り 逢いたさばかりが つのる夜は おまえの笑顔が 目に浮かぶ せめて夢での 里帰り 母さんおまえを 抱きしめる よさこい、よさこい 元気でソーラン 北の岬で 祈ってます | 松前ひろ子 | 結木瞳 | 中村典正 | 山口順一郎 | 離れていたって 親子です 母さん一人で 大丈夫 花の都の 夢の船 弱音をはいたら 流される よさこい、よさこい 頑張れソーラン 北の女は 心配ないさ 母さんだけしか 知らないの 誰にも見せない 辛抱を 海が見たいと 言う時は 小さい頃から 辛い時 よさこい、よさこい 負けるなソーラン 北のきかんぼ 父さん譲り 逢いたさばかりが つのる夜は おまえの笑顔が 目に浮かぶ せめて夢での 里帰り 母さんおまえを 抱きしめる よさこい、よさこい 元気でソーラン 北の岬で 祈ってます |
女一代 演歌船しゃくな浮世の 荒海に 夢の網打ち 勝負する 稼ぎ一分(いちぶ)で 苦労九分(くろうくぶ) 凌いで咲かせる 歌の花 舞い散る飛沫 波を越え 女一代 演歌船 時化(しけ)の時代に 意地を抱き 目指す漁場に 立ち向かう 命ひとつの 腕ひとつ 惜しまず磨いて また歌う 舳先(へさき)を叩く 風を切り 女一代 演歌船 潮の流れと 時の運 汗と度胸で 掴(つか)み獲る 晴れの姿の 大舞台 湧(わ)かせてみせます この歌で 大漁旗に 誓い立て 女一代 演歌船 | 松前ひろ子 | 結木瞳 | 中村典正 | 山口順一郎 | しゃくな浮世の 荒海に 夢の網打ち 勝負する 稼ぎ一分(いちぶ)で 苦労九分(くろうくぶ) 凌いで咲かせる 歌の花 舞い散る飛沫 波を越え 女一代 演歌船 時化(しけ)の時代に 意地を抱き 目指す漁場に 立ち向かう 命ひとつの 腕ひとつ 惜しまず磨いて また歌う 舳先(へさき)を叩く 風を切り 女一代 演歌船 潮の流れと 時の運 汗と度胸で 掴(つか)み獲る 晴れの姿の 大舞台 湧(わ)かせてみせます この歌で 大漁旗に 誓い立て 女一代 演歌船 |
おめでとさん桜一輪 令和に咲いた 今朝はうぐいす 初音(はつね)を聞いた 春は大地に 青い芽生まれ 森の小鳥が 巣をつくりだす 新しいこと はじまるときは みんな唄おう お手拍子 ソレ、おめでとうさん おめでとさん おめでとうさん 船は大漁 港に帰る 稲は田んぼを 黄金(こがね)に染める 祭り太鼓が 月夜にひびく 鶴と亀との 祝いの座敷 おめでたいこと 重なるときは みんな囃(はや)そう 声合わせ ソレ、おめでとうさん おめでとさん おめでとうさん 歌があるから 心が晴れる 虹の空から 明日(あした)が見える 夢があるから 力が湧いて 汗の中から 笑顔が浮かぶ しあわせなこと よろこぶときは みんな踊ろう 足拍子 ソレ、おめでとうさん おめでとさん おめでとうさん | 松前ひろ子 | 千葉幸雄 | 中村典正 | 山口順一郎 | 桜一輪 令和に咲いた 今朝はうぐいす 初音(はつね)を聞いた 春は大地に 青い芽生まれ 森の小鳥が 巣をつくりだす 新しいこと はじまるときは みんな唄おう お手拍子 ソレ、おめでとうさん おめでとさん おめでとうさん 船は大漁 港に帰る 稲は田んぼを 黄金(こがね)に染める 祭り太鼓が 月夜にひびく 鶴と亀との 祝いの座敷 おめでたいこと 重なるときは みんな囃(はや)そう 声合わせ ソレ、おめでとうさん おめでとさん おめでとうさん 歌があるから 心が晴れる 虹の空から 明日(あした)が見える 夢があるから 力が湧いて 汗の中から 笑顔が浮かぶ しあわせなこと よろこぶときは みんな踊ろう 足拍子 ソレ、おめでとうさん おめでとさん おめでとうさん |
夫婦鶴あなたの支えに 守られながら 越えてこられた 幾春も 預けましたよ 女の命 明日(あす)の暦は 心でめくり この先までも どこまでも 飛んで行(ゆ)きます 夫婦鶴 あなたのためなら 耐えられますと そっと誓った 雨の夜 預けましたよ 女のこころ 二人三脚 二人はひとり 力合わせて 寄せ合って 飛んで行(ゆ)きます 夫婦鶴 あなたの縁(えにし)は 次の世までも 神様結んだ めぐり逢い 預けましたよ 女のすべて 絆糸(きずないと)なら しっかり抱いて 羽ばたきましょう 大空に 飛んで行(ゆ)きます 夫婦鶴 | 松前ひろ子 | 原譲二 | 原譲二 | 山口順一郎 | あなたの支えに 守られながら 越えてこられた 幾春も 預けましたよ 女の命 明日(あす)の暦は 心でめくり この先までも どこまでも 飛んで行(ゆ)きます 夫婦鶴 あなたのためなら 耐えられますと そっと誓った 雨の夜 預けましたよ 女のこころ 二人三脚 二人はひとり 力合わせて 寄せ合って 飛んで行(ゆ)きます 夫婦鶴 あなたの縁(えにし)は 次の世までも 神様結んだ めぐり逢い 預けましたよ 女のすべて 絆糸(きずないと)なら しっかり抱いて 羽ばたきましょう 大空に 飛んで行(ゆ)きます 夫婦鶴 |
感謝~私が愛したすべてに人はいくつも 躓(つまず)いて 人はいくつも 起きあがる そのたび誰かが 側にいて たくさん勇気を くれました あの時あなたが いなければ 優しいことばが なかったら その時どきの すべてにありがとう そしてあなたに あなたに感謝 道の遠さに 迷ったり 陰に隠れて 泣いたこと 思えばあの日の 涙さえ 小さな私を 強くした あの時叱って くれたひと 背中を支えて くれたひと その時どきの すべてにありがとう 熱い出会いに 出会いに感謝 運命(さだめ)のわが道 歌の道 育ててくれた 愛のひと その時どきの すべてにありがとう そしてあなたに あなたに感謝 | 松前ひろ子 | 原文彦 | 中村典正 | 市川直樹 | 人はいくつも 躓(つまず)いて 人はいくつも 起きあがる そのたび誰かが 側にいて たくさん勇気を くれました あの時あなたが いなければ 優しいことばが なかったら その時どきの すべてにありがとう そしてあなたに あなたに感謝 道の遠さに 迷ったり 陰に隠れて 泣いたこと 思えばあの日の 涙さえ 小さな私を 強くした あの時叱って くれたひと 背中を支えて くれたひと その時どきの すべてにありがとう 熱い出会いに 出会いに感謝 運命(さだめ)のわが道 歌の道 育ててくれた 愛のひと その時どきの すべてにありがとう そしてあなたに あなたに感謝 |
一本の道七つ転んで 八つで起きて 今日の一歩を 歩き出す そうです、人生 心意気 胸をはれ 上を向け 万里の道も 一歩から 人は揉まれて 涙を流し つよさやさしさ 身につける そうです、人生 心意気 胸をはれ 上を向け お天道さまを みちづれに 泣くも笑うも 命は一つ 遠慮しないで 使いきる そうです、人生 心意気 胸をはれ 上を向け 心を尽くして 道はつく | 松前ひろ子 | たかたかし | 弦哲也 | 南郷達也 | 七つ転んで 八つで起きて 今日の一歩を 歩き出す そうです、人生 心意気 胸をはれ 上を向け 万里の道も 一歩から 人は揉まれて 涙を流し つよさやさしさ 身につける そうです、人生 心意気 胸をはれ 上を向け お天道さまを みちづれに 泣くも笑うも 命は一つ 遠慮しないで 使いきる そうです、人生 心意気 胸をはれ 上を向け 心を尽くして 道はつく |
春隣り冬の陽(ひ)ざしが あたたかい せまい部屋でも ふたりなら ひとめ惚れだよ なァ、おまえ 言えばほんのり 紅(べに)をさす 笑顔… 笑顔ひとつの いい女 どこか似ている 身の上が おれとおまえを 引きよせた 縁は異なもの なァ、おまえ 雨の降る日も 風の日も この手… この手はなすな そばにいろ 他人どうしが 好き合うて かわす盃 鶴が舞う 惚れて一生 なァ、おまえ 酒は温燗(ぬるかん) 人肌に いつか… いつかうたた寝 膝まくら | 松前ひろ子 | たかたかし | 弦哲也 | 南郷達也 | 冬の陽(ひ)ざしが あたたかい せまい部屋でも ふたりなら ひとめ惚れだよ なァ、おまえ 言えばほんのり 紅(べに)をさす 笑顔… 笑顔ひとつの いい女 どこか似ている 身の上が おれとおまえを 引きよせた 縁は異なもの なァ、おまえ 雨の降る日も 風の日も この手… この手はなすな そばにいろ 他人どうしが 好き合うて かわす盃 鶴が舞う 惚れて一生 なァ、おまえ 酒は温燗(ぬるかん) 人肌に いつか… いつかうたた寝 膝まくら |
留萌 人情 みなと町吹雪 地吹雪 波の花 鉛色した 北国(きたぐに)みなと 揺れて手招く 提灯灯(ちょうちんあか)り こころ温(ぬく)める 熱燗(かん)の酒 差しつ差されつ はじける笑顔 留萌 人情 みなと町 波にひとすじ 光る道 夕陽輝く 黄金岬(おうごんみさき) 響く掛け声 ヤン衆が跳ねる 呑涛(どんとう)なごりの 夏の宵 海の恵みに ハートも弾む 留萌 人情 みなと町 白い気嵐(けあらし) 過ぎるころ オロロンラインに 春風そよぐ 幼馴染(おさななじみ)の 愛しい人は とうに故郷(ふるさと) 忘れたか ゆれるアカシア 千望台(せんぼうだい)よ 留萌 人情 みなと町 | 松前ひろ子 | 麻こよみ | 岡千秋 | 伊戸のりお | 吹雪 地吹雪 波の花 鉛色した 北国(きたぐに)みなと 揺れて手招く 提灯灯(ちょうちんあか)り こころ温(ぬく)める 熱燗(かん)の酒 差しつ差されつ はじける笑顔 留萌 人情 みなと町 波にひとすじ 光る道 夕陽輝く 黄金岬(おうごんみさき) 響く掛け声 ヤン衆が跳ねる 呑涛(どんとう)なごりの 夏の宵 海の恵みに ハートも弾む 留萌 人情 みなと町 白い気嵐(けあらし) 過ぎるころ オロロンラインに 春風そよぐ 幼馴染(おさななじみ)の 愛しい人は とうに故郷(ふるさと) 忘れたか ゆれるアカシア 千望台(せんぼうだい)よ 留萌 人情 みなと町 |
望郷酒がたり雨が降る夜は こころも湿(しめ)る ましてひとりで 酒飲む夜(よる)は どんぶらこ どんぶらこ 酒とどんぶらこ 故郷(こきょう)はなれて 都会の海に 夢を浮かべて 酒とどんぶらこ ハァ~ ヤーレンソーラン ソーラン ソーラン ソーラン… やがて港に 雪降る頃よ 届く小包 田舎の匂い どんぶらこ どんぶらこ 酒とどんぶらこ 詫びるこころに 海風野風 親の情(なさけ)に 涙ひとしずく ハァ~ どんぶらこ どんぶらこ 酒とどんぶらこ 惚れた男を 指折り数え 雨の音聞き 酒とどんぶらこ ハァ~ | 松前ひろ子 | たかたかし | 弦哲也 | 伊戸のりお | 雨が降る夜は こころも湿(しめ)る ましてひとりで 酒飲む夜(よる)は どんぶらこ どんぶらこ 酒とどんぶらこ 故郷(こきょう)はなれて 都会の海に 夢を浮かべて 酒とどんぶらこ ハァ~ ヤーレンソーラン ソーラン ソーラン ソーラン… やがて港に 雪降る頃よ 届く小包 田舎の匂い どんぶらこ どんぶらこ 酒とどんぶらこ 詫びるこころに 海風野風 親の情(なさけ)に 涙ひとしずく ハァ~ どんぶらこ どんぶらこ 酒とどんぶらこ 惚れた男を 指折り数え 雨の音聞き 酒とどんぶらこ ハァ~ |
女のなみだ川愛する誰かに 出逢えたならば この世に生まれた 甲斐がある 母の言葉が 今さらに 沁みてあなたに 尽くして生きる つらい時にも 笑顔で隠し 女の心に流れゆく なみだ川 あなたがどこかで 道草しても 信じて待ちます ひとすじに お酒なんかに 逃げないで どんなことでも 話してほしい 泣いて幸せ 離れぬように 女の心に流れゆく なみだ川 あなたの苦労を 私に分けて 背中を押します 支えます 夢が遠くに あるならば 九十九(つづら)坂でも 一緒に上(のぼ)る 照る日曇る日 嵐の日にも 女の心に流れゆく なみだ川 | 松前ひろ子 | かず翼 | 宮下健治 | 竹内弘一 | 愛する誰かに 出逢えたならば この世に生まれた 甲斐がある 母の言葉が 今さらに 沁みてあなたに 尽くして生きる つらい時にも 笑顔で隠し 女の心に流れゆく なみだ川 あなたがどこかで 道草しても 信じて待ちます ひとすじに お酒なんかに 逃げないで どんなことでも 話してほしい 泣いて幸せ 離れぬように 女の心に流れゆく なみだ川 あなたの苦労を 私に分けて 背中を押します 支えます 夢が遠くに あるならば 九十九(つづら)坂でも 一緒に上(のぼ)る 照る日曇る日 嵐の日にも 女の心に流れゆく なみだ川 |
相合い傘雨の降る日は 一つの傘で そっと寄り添い かばい合い 明日(あす)を信じて ひたむきに 一緒に歩いた 道のりは どろんこ ぬかるみ 水たまり 相合い傘の 相合い傘の 夫婦(めおと)道 惚れていました あなたが命 こんな縁(えにし)に ありがとう 固く誓った あの言葉 いつも真心 抱きしめて どろんこ ぬかるみ 水たまり 相合い傘の 相合い傘の 運命(さだめ)道 辛(つら)い時には 笑顔に変えて 呼んでみたのよ 幸せを いつもあなたに 支えられ 甘えてきました 歳月(としつき)も どろんこ ぬかるみ 水たまり 相合い傘の 相合い傘の 絆(きずな)道 | 松前ひろ子 | 伊藤美和 | 原譲二 | 遠山敦 | 雨の降る日は 一つの傘で そっと寄り添い かばい合い 明日(あす)を信じて ひたむきに 一緒に歩いた 道のりは どろんこ ぬかるみ 水たまり 相合い傘の 相合い傘の 夫婦(めおと)道 惚れていました あなたが命 こんな縁(えにし)に ありがとう 固く誓った あの言葉 いつも真心 抱きしめて どろんこ ぬかるみ 水たまり 相合い傘の 相合い傘の 運命(さだめ)道 辛(つら)い時には 笑顔に変えて 呼んでみたのよ 幸せを いつもあなたに 支えられ 甘えてきました 歳月(としつき)も どろんこ ぬかるみ 水たまり 相合い傘の 相合い傘の 絆(きずな)道 |
帰港節闘い終えた 男らが 暗い波間を いま帰る めためたに 疲れても 笑顔が こぼれるぜ ご苦労さんねと 迎えてくれる おふくろ港の 灯を見れば 漁場(りょうば)が 海の修羅場なら 陸(おか)はいこいの 恋ねぐら 待たせたぜ 元気かい 想いが ほとばしる 合羽を着たまま ごろねを決めた 激しい季節 もうすぐ終わる 気まぐれ海が 相手なら 稼ぎ少ない 年もある 慰めて くれるだろう あの娘が 生き甲斐さ 岬をまわれば やさしい胸だ 花園みたいな 漁港のなかだ | 松前ひろ子 | 鈴木宗敏・補作詞:星野哲郎 | 中村典正 | | 闘い終えた 男らが 暗い波間を いま帰る めためたに 疲れても 笑顔が こぼれるぜ ご苦労さんねと 迎えてくれる おふくろ港の 灯を見れば 漁場(りょうば)が 海の修羅場なら 陸(おか)はいこいの 恋ねぐら 待たせたぜ 元気かい 想いが ほとばしる 合羽を着たまま ごろねを決めた 激しい季節 もうすぐ終わる 気まぐれ海が 相手なら 稼ぎ少ない 年もある 慰めて くれるだろう あの娘が 生き甲斐さ 岬をまわれば やさしい胸だ 花園みたいな 漁港のなかだ |
夫婦絶唱俺がお前に 会った時 ころし文句を 云ったかい 云ったおぼえは ないけれど 聞いたふりして ついて来た ありがとう ありがとう お前 俺は離さない 今度生まれて きた時も やはりあなたの そばがいい もしも会えなきゃ どうしよう 子供みたいな 目ですがる ありがとう ありがとう お前 俺は離さない ひとりだったら 細い道 ふたり合わせりゃ 強くなる いつか咲かそう つらくとも それが夫婦の 愛の花 ありがとう ありがとう お前 俺は離さない | 松前ひろ子 | 関沢新一 | 中村典正 | | 俺がお前に 会った時 ころし文句を 云ったかい 云ったおぼえは ないけれど 聞いたふりして ついて来た ありがとう ありがとう お前 俺は離さない 今度生まれて きた時も やはりあなたの そばがいい もしも会えなきゃ どうしよう 子供みたいな 目ですがる ありがとう ありがとう お前 俺は離さない ひとりだったら 細い道 ふたり合わせりゃ 強くなる いつか咲かそう つらくとも それが夫婦の 愛の花 ありがとう ありがとう お前 俺は離さない |
女に生まれて女に生まれて 女で生きて やっと掴んだ 倖せよ 世間は噂を するけれど 離したくない この恋を 貴方(あなた) 貴方ひとりを 信じて生きる 化粧をしてない おんなの素顔 好きと云ったわ 抱きしめた 取り柄は何(なん)にも ないけれど 尽くしたいのよ 真実(まごころ)で 貴方 貴方以外は 見えない私 あなたの苗字(みょうじ)に わたしの名前 酒のしずくで 書いてみる ふたりでおんなじ 夢を見て 同じ夜明けを 迎えたい 貴方 貴方ひとりが 生き甲斐だから | 松前ひろ子 | 仁井谷俊也 | 中村典正 | | 女に生まれて 女で生きて やっと掴んだ 倖せよ 世間は噂を するけれど 離したくない この恋を 貴方(あなた) 貴方ひとりを 信じて生きる 化粧をしてない おんなの素顔 好きと云ったわ 抱きしめた 取り柄は何(なん)にも ないけれど 尽くしたいのよ 真実(まごころ)で 貴方 貴方以外は 見えない私 あなたの苗字(みょうじ)に わたしの名前 酒のしずくで 書いてみる ふたりでおんなじ 夢を見て 同じ夜明けを 迎えたい 貴方 貴方ひとりが 生き甲斐だから |
待雪草つらいときほど 笑ってみせる 黙ってそばに いてくれる 惚れた惚れたよ その笑顔 待雪草の 花に似た おまえと おまえと生きて行く ろくでなしだと 悔やんでないか しあわせやれぬ この俺を 不甲斐ないぜと また呑めば 朝まで寝ずに 待っている おまえに おまえに詫びている 何もいらない 夫婦(めおと)だものと はにかむ頬(ほほ)の いじらしさ 遠い雪解け 夢に見る 待雪草の 花のよに ふたりで ふたりで生きて行く | 松前ひろ子 | さくらちさと | 弦哲也 | 竹内弘一 | つらいときほど 笑ってみせる 黙ってそばに いてくれる 惚れた惚れたよ その笑顔 待雪草の 花に似た おまえと おまえと生きて行く ろくでなしだと 悔やんでないか しあわせやれぬ この俺を 不甲斐ないぜと また呑めば 朝まで寝ずに 待っている おまえに おまえに詫びている 何もいらない 夫婦(めおと)だものと はにかむ頬(ほほ)の いじらしさ 遠い雪解け 夢に見る 待雪草の 花のよに ふたりで ふたりで生きて行く |
居酒屋 夢あかり暖簾を出すたび 空へと祈る あなた今夜も 見ていてくださいね 苦労を重ね あなたとふたり やっと開いた お店です 私ひとりで これからは 笑顔でともす 恋あかり夢あかり 色気も愛想(あいそ)も ない店だけど あなた残した この味守ってる 細腕だけど まごころ込めて 作る手料理 並べます どうぞ皆さま ご贔屓(ひいき)に 笑顔でともす 恋あかり夢あかり 暖簾をしまって ひと息つけば 湯気の向こうに 面影浮かびます 一日今日も 頑張りました 明日(あす)もいい日が きっと来る ほろり涙が にじんでも 笑顔でともす 恋あかり夢あかり | 松前ひろ子 | かず翼 | 弦哲也 | 竹内弘一 | 暖簾を出すたび 空へと祈る あなた今夜も 見ていてくださいね 苦労を重ね あなたとふたり やっと開いた お店です 私ひとりで これからは 笑顔でともす 恋あかり夢あかり 色気も愛想(あいそ)も ない店だけど あなた残した この味守ってる 細腕だけど まごころ込めて 作る手料理 並べます どうぞ皆さま ご贔屓(ひいき)に 笑顔でともす 恋あかり夢あかり 暖簾をしまって ひと息つけば 湯気の向こうに 面影浮かびます 一日今日も 頑張りました 明日(あす)もいい日が きっと来る ほろり涙が にじんでも 笑顔でともす 恋あかり夢あかり |
人生舫い舟よしてください ごめんだなんて 何を今さら ねえあなた 右に左に 棹(さお)さして 泥水浴びて 生きてきた 漕(こ)いで行きましょう 縁(えにし)の川を 浮き世 人生舫(もや)い舟 演歌みたいな 人生だけど 人にわからぬ 味がある 晴れ着一枚 買えなくて 今では遠い 語り草 離しませんよ 命の綱は ふたり 人生舫(もや)い舟 夢をこぼして ふたりで拾う 夢と寄り添い 生きて行く 変わりばんこね 人の世は 泣いてもみたり 笑ったり 漕(こ)いで行きましょう 縁(えにし)の川を 明日も 人生舫(もや)い舟 | 松前ひろ子 | たきのえいじ | 弦哲也 | 南郷達也 | よしてください ごめんだなんて 何を今さら ねえあなた 右に左に 棹(さお)さして 泥水浴びて 生きてきた 漕(こ)いで行きましょう 縁(えにし)の川を 浮き世 人生舫(もや)い舟 演歌みたいな 人生だけど 人にわからぬ 味がある 晴れ着一枚 買えなくて 今では遠い 語り草 離しませんよ 命の綱は ふたり 人生舫(もや)い舟 夢をこぼして ふたりで拾う 夢と寄り添い 生きて行く 変わりばんこね 人の世は 泣いてもみたり 笑ったり 漕(こ)いで行きましょう 縁(えにし)の川を 明日も 人生舫(もや)い舟 |
おんなの恋路おんなが男に惚れるのは 理屈じゃないのよ 心がきめる 世間が望む 幸せよりも あんたが浮かべる 片えくぼ それがしあわせ 私には すべて捨てても 悔いはない 苦労をかけると 言われたら この胸たたいて 笑ってみせる 夫婦(めおと)かなんて どうでもいいの 小雨そぼ降る こんな夜は 差しつ差されつ ふたりきり 何があっても ついてゆく 桜の盛りは 短いが おんなの盛りは はてなく続く 男冥利に 尽きると笑う あんたの言葉に また惚れて 胸の芯(しん)まで 熱くなる つくす恋路は どこまでも | 松前ひろ子 | いではく | 弦哲也 | 南郷達也 | おんなが男に惚れるのは 理屈じゃないのよ 心がきめる 世間が望む 幸せよりも あんたが浮かべる 片えくぼ それがしあわせ 私には すべて捨てても 悔いはない 苦労をかけると 言われたら この胸たたいて 笑ってみせる 夫婦(めおと)かなんて どうでもいいの 小雨そぼ降る こんな夜は 差しつ差されつ ふたりきり 何があっても ついてゆく 桜の盛りは 短いが おんなの盛りは はてなく続く 男冥利に 尽きると笑う あんたの言葉に また惚れて 胸の芯(しん)まで 熱くなる つくす恋路は どこまでも |
波止場で汽笛が鳴く夜は波止場で汽笛が 鳴く夜は 女心が しくしく痛む この手を冷たく 振りほどき 連絡船に 乗った人 恋は引き潮 別れ波 ひとりしんみり ひとりしんみり 港の酒場 幸せなんかは 続かない 知っていながら 夢見た私 いい事ばかりの 思い出を 数える指が 震えます どこの港で 誰といる 未練ほつれ毛 未練ほつれ毛 酔えないお酒 波止場で汽笛が 鳴く夜は 沖の漁り火 チラチラ揺れる 海は凪(なぎ)でも この胸は 涙が溢(あふ)れ 時化(しけ)になる あんな男と つぶやいて ひとりしんみり ひとりしんみり 夜更けの酒場 | 松前ひろ子 | 麻こよみ | 弦哲也 | 竹内弘一 | 波止場で汽笛が 鳴く夜は 女心が しくしく痛む この手を冷たく 振りほどき 連絡船に 乗った人 恋は引き潮 別れ波 ひとりしんみり ひとりしんみり 港の酒場 幸せなんかは 続かない 知っていながら 夢見た私 いい事ばかりの 思い出を 数える指が 震えます どこの港で 誰といる 未練ほつれ毛 未練ほつれ毛 酔えないお酒 波止場で汽笛が 鳴く夜は 沖の漁り火 チラチラ揺れる 海は凪(なぎ)でも この胸は 涙が溢(あふ)れ 時化(しけ)になる あんな男と つぶやいて ひとりしんみり ひとりしんみり 夜更けの酒場 |
漁り火情歌沖を彩(いろど)る 漁り火が 函館山から 揺れる夜 俺と一緒じゃ 不幸になると なんで哀しい ことを云う 北の女は 情けが深いから ついてゆきます どこまでも つらい浮き世を さまよえば 男も女も 傷だらけ 何も聞かない 昔のことは 今のあなたに 惚れただけ 北の女は 心が熱いから 寒い男に させません 立待岬(みさき)遥かな 漁り火が 故郷(こきょう)と同じと ふと微笑(わら)う いつかおまえと 帰るかなんて ほろり泣かせる ことを云う 北の女は 情けが深いから 命かさねて どこまでも | 松前ひろ子 | さくらちさと | 弦哲也 | 竹内弘一 | 沖を彩(いろど)る 漁り火が 函館山から 揺れる夜 俺と一緒じゃ 不幸になると なんで哀しい ことを云う 北の女は 情けが深いから ついてゆきます どこまでも つらい浮き世を さまよえば 男も女も 傷だらけ 何も聞かない 昔のことは 今のあなたに 惚れただけ 北の女は 心が熱いから 寒い男に させません 立待岬(みさき)遥かな 漁り火が 故郷(こきょう)と同じと ふと微笑(わら)う いつかおまえと 帰るかなんて ほろり泣かせる ことを云う 北の女は 情けが深いから 命かさねて どこまでも |
命みちづれ明日(あした)がいい日に なるように 日めくり一枚 捲(めく)ります 薄い情けの この世川 一人きりでは 辛(つら)すぎる 命… 命みちづれ どこまでも どしゃ降り雨でも いつか止む 心に陽(ひ)も射す 虹も出る 苦労涙の 冷たさに 弱音吐いたら 流される 命… 命みちづれ 離れずに 誰かと幸せ 比べずに 寄り添う笑顔が あればいい ついて行きます ふたり川 この手つないで はぐれずに 命… 命みちづれ 生きて行く | 松前ひろ子 | 麻こよみ | 原譲二 | 遠山敦 | 明日(あした)がいい日に なるように 日めくり一枚 捲(めく)ります 薄い情けの この世川 一人きりでは 辛(つら)すぎる 命… 命みちづれ どこまでも どしゃ降り雨でも いつか止む 心に陽(ひ)も射す 虹も出る 苦労涙の 冷たさに 弱音吐いたら 流される 命… 命みちづれ 離れずに 誰かと幸せ 比べずに 寄り添う笑顔が あればいい ついて行きます ふたり川 この手つないで はぐれずに 命… 命みちづれ 生きて行く |
矢越岬望みをひとつ 胸に秘め 冬の夜明けに 乗った船 岬を越えた 矢のように はるか海峡 後にした 矢越岬は ふるさと岬 都会の風に 叩かれて 泣いた日もある 夜もある 人の情けに 救われて 明日(あす)は笑顔で 歩きたい 矢越岬は 思い出岬 家族が眠る 北の町 会いに行きたい 帰りたい ごめんね心配 かけたまま 詫びて夜空に 手を合わす 矢越岬は ふるさと岬 | 松前ひろ子 | 麻こよみ | 原譲二 | 遠山敦 | 望みをひとつ 胸に秘め 冬の夜明けに 乗った船 岬を越えた 矢のように はるか海峡 後にした 矢越岬は ふるさと岬 都会の風に 叩かれて 泣いた日もある 夜もある 人の情けに 救われて 明日(あす)は笑顔で 歩きたい 矢越岬は 思い出岬 家族が眠る 北の町 会いに行きたい 帰りたい ごめんね心配 かけたまま 詫びて夜空に 手を合わす 矢越岬は ふるさと岬 |