ラスト レター山本譲二 | 山本譲二 | 森井ゆたか | 美樹克彦 | 槌田靖識 | もう会うこともない 私の恋人よ 置き手紙テーブルに 花束を添えて “ありがとう”それが私の さよならの言葉 最初でこれが最後の 心を込めて贈るラブレター 忘れはしないでしょう あなたに教わった 愛される幸福と やさしさの意味を もう会うこともない 私の恋人よ 夕闇がしのび寄る 住み馴れた部屋に あなたを知らず知らずに 傷つけていたと 気づいた日から私の 愛は別れに形を変えた もうふり返らない 涙も想い出も この部屋に閉じこめて 私は行くわ “ありがとう”それが私の さよならの言葉 最初でこれが最後の 心を込めて贈るラブレター 忘れはしないでしょう あなたに教わった 愛される幸福と やさしさの意味を |
雨やどり大月みやこ | 大月みやこ | 斉藤夕紀 | 美樹克彦 | | 愛に疲れた旅人たちが 翼休めるとまり木を 知っていますか あなたは ああ ああ 優しく時が流れる そんなやすらぎを与えてあげたい 再び飛べるその日まで 私の胸にああ ああ 雨やどり 愛に戸惑(とまど)う待ち人たちの 夢を育てる隠れ家を 捜しませんか いっしょに ああ ああ このまま生きて行けたら どんな苦労にも泣いたりしないわ いつしか雨が上がっても 私の胸にああ ああ 雨やどり ああ ああ 今夜も待っているから どんな我侭(わがまま)も聞かせて欲しいの 思いがすべてかなうまで 私の胸にああ ああ 雨やどり |
未練ねアイリーン | アイリーン | 美樹克彦 | 美樹克彦 | 竜崎孝路 | お酒飲んでも酔えない 忘れるなんてできない 髪ものびたの肩まで あなたの好みでしょう 誰に抱かれてみたって あなたのことを想うの 少し冷たいところも好きだった 誘惑とスリルにもてはやされて 楽しんだあとには 未練ね未練ね やっぱりあなたに まだ未練ね こんな気持ちになるのも 少しはあなたのせいよ ひとりぼっちにさせたの 覚えていんるでしょう きれいな服も指輪も 見せかけの恋のように いつか色あせるものと気がついた 遊びならいいよとゆるしてほしい 帰りたいあなたに 未練ね未練ね やっぱりあなたに まだ未練ね 泣き虫な女になりそうだから もどりたいあなたに 未練ね未練ね やっぱりあなたに まだ未練ね 泣き虫な女になりそうだから もどりたいあなたに 未練ね未練ね やっぱりあなたに まだ未練ね |
もしかして花見桜こうき | 花見桜こうき | 美樹克彦 | 美樹克彦 | | もしかして…もしかして 笑わないで くれるなら この気持ち 打ち明ける お酒の力を かりてでも もしかして…もしかして 貴方に ふられた時は お酒の席の ことだから 笑ってごまかせるわ 私 ねえ貴方 これから何処へ行くの 別にひきとめは しないけど よろしかったら 朝までずっと 私を そばに置いてね 今夜だけ ねえ 今夜だけ 私のわがままを 聞いて なにげなく…なにげなく 時計を見る 横顔も 煙草をふかす 仕草にも 感じてしまうの 変かしら こんなにも…こんなにも お酒が おいしい理由(わけ)は 私が選んだ ネクタイを 結んできてくれたからなの ねえ貴方 占いは信じる人 私 占ってもらったの つくす女と 強い男で 幸福(しあわせ) つかめるそうよ 今夜こそ ねえ 今夜こそ 私のわがままを 聞いて ねえ貴方 噂を気にしているのね なんでもなかった あの人とは 死ぬほど好きに なった女の 言葉を 信じてほしいわ 今夜こそ ねえ 今夜こそ 私のわがままを 聞いて |
昭和ひと桁人生噺村田英雄 | 村田英雄 | 星野哲郎 | 美樹克彦 | 丸山雅仁 | 昭和ひと桁 人生 噺 義理が歩けば 情がよける よけた 情にみれんはあるが こんど生まれてくるときも 男に決めたと 肩を張る 昭和ひと桁 人生 噺 やたら男は好かれるよりも いやな奴だと言われていたい 敵がありゃこそつよくなる ころんで膨らむ夢だるま 昭和ひと桁 人生 噺 たのみますよと泣かれたならば いやと言えずにない袖ふって バカをしたがるこの俺に よく似た 女房 (にょうぼう)がついてくる |
浮き世ばなし藤あや子 | 藤あや子 | 村山由佳・美樹克彦 | 美樹克彦 | 川口真 | ただ人は情けあれ しょせん浮き世は花と蝶 Tokyo がお江戸の昔なら 据え膳食わぬわとか言っちゃって 肩で風切る 男衆 八百八町の夕暮れ時にゃ 花へ花へと舞う蝶に 泣いてすがるが女のさだめ 時代がね 変ったね 今じゃ蝶々の意気地がなくて 憂き世かね 浮き世だね 花が蝶々の蜜を吸う 隅田の川沿い尾形船 熱燗一献とか言っちゃって 酔えば口説きの 男衆 玉屋鍵屋の掛け声あがる 花火灯りの消えた隙 蝶が身八つに忍ぶはさだめ 時代がね 変ったね 今じゃその指 文字打つばかり 憂き世かね 浮き世だね 花は蝶々が焦れった 本気になるやら ならぬやら お酒が恋人とか言っちゃって 遊び上手な 男衆 苦労話につい絆されて 花のつぼみは夜ごと咲く 蝶の浮気も責めぬがさだめ 時代がね 変ったね 今じゃ花にも棘などがあって 憂き世かね 浮き世だね 花が蝶々を 泣かせてる 時代がね 変っても しょせんこの世は男と女 憂き世かね 浮き世だね 花も蝶々も 愛しいね |
雨模様小松みどり | 小松みどり | 斉藤夕紀 | 美樹克彦 | | 港 港に 女あり そんな文句がよく似合う 男だったわ あんたは 嫉いて見たって 仕方がないね 初めて惚れた人だもの どんなにやさしくされたって 幸せつかめない 鏡に笑顔 作っても 心は今夜も 雨模様(あめもよう) 今も この身をかきたてる 熱い思いのあの頃に 夢で逢ってる今夜も 燃えてみたって 仕方がないね一度は消えた恋だもの あんたに も一度抱かれても 昔に戻れない 想い出だけと添い寝して 心は今夜も雨模様 夜の酒場に流れてた 枯れた怨歌のその中に見つけちゃったの私を 泣いて見たって仕方がないね 自分で決めた道だもの 今度は必ず忘れるわ 涙が乾く間に 季節は移り変っても 心は今夜も 雨模様 |
恋待ち酒場樹ゆう子 | 樹ゆう子 | 里村龍一 | 美樹克彦 | | 淋しさ 支えるほほづえを 揺さぶらないでよ通り雨 想い出舞い散るとまり木で 今夜も未練とさしむかい あなたに泣いてる ああ あなたに泣いてる 恋待ち酒場 忘れるつもりで覚えても お酒は涙の さそい水 電話が鳴るたび手を止めて あなたじゃないかと振り返る 酔うほどせつない ああ 酔うほどせつない 恋待ち酒場 枯れても香りを残してく ボトルに一輪 沈丁花(じんちょうげ) も一度逢いたい面影を 今夜もグラスに泳がせて あなたに夢注ぐ ああ あなたに夢注ぐ 恋待ち酒場 |
ふられ同志美樹克彦・広野ゆき | 美樹克彦・広野ゆき | 八木美智子 | 美樹克彦 | | (女)そんなに飲んだらよくないわ (女)いつもの人は どうしたの (男)そういう君こそ一人かい (男)今夜の酒はにがそうだ (男女) 始めて会った時からずっと (女)私も (男)俺も (男女)視線かんじた二人 (女)ふられた同志 ふらふら (男)心よせたら ゆらゆら (男女)恋で割った水割りで (男女)なぐさめあった男と女 (女)やさしい言葉はかけないで (女)その気にさせて どうするの (男)送るよ一人じゃ心配さ (男)今にも涙こぼれそう (男女)車がやけに早く感じる (女)私も (男)俺も (男女)帰りたくない二人 (女)ふられた同志 ふらふら (男)心よせたら ゆらゆら (男女)恋で割った水割りに (男女)酔ってしまった男と女 (女)ふられた同志 ふらふら (男)心よせたら ゆらゆら (男女)恋で割った水割りに (男女)酔ってしまった男と女 |
さよなら前川清 | 前川清 | 陣吾郎 | 美樹克彦 | | さよならを するために あなたに 会いに来た その腕に 抱かれても 今夜のわたしは 乱れない 好きよ 好きよ 好きよ たまらなく だけど だけど ここで 別れてなきゃ 離れられなく なりそうで……… あなたには あなたには 守る人がいる わたしには わたしには 別れられない人がいる それ以上 寄らないで わたしに 触れるほど 淋し気な 眼を向けて そんなにわたしを 見ないでよ つらく つらく つらく させないで 燃える 燃える 燃える 恋ごころ 押さえ切れなく なりそうで……… あなたには あなたには 守る人がいる わたしには わたしには 別れられない人がいる あなたには あなたには 守る人がいる わたしには わたしには 別れられない人がいる |
お出かけチャチャ安倍里葎子・KINYA | 安倍里葎子・KINYA | 下地亜記子 | 美樹克彦 | | (チャチャンゴ!) いつまでシャワーを浴びてるの どこ洗うのよ 遅いわね おおきなお世話よ 放っといて あんたもお化粧 長いわよ 小ダヌキみたいよ その目張り あんたもルージュが ケバいわよ 早くしてよ まだ三十分あるわよ グズねえ いやねぇ 厚化粧 もう…せかさないで チャチャチャと おしゃれして チャチャチャと 華やかに チャチャチャと ときめいて 出かけましょう かの女と かれ女の チャチャチャで メイク・ラブ・ハント グズグズしてると いい男がいなくなっちゃう 言っとくけどねぇ 私が 目をつけた男に手を出さないでよ 冗談でしょ それはあんたじゃない 大じょうぶよ 私は面喰いなんだから あんたとちがって 失礼ね 本当に失礼 この服 あの靴 その帽子 シルクの下着 どれにしよう またまた いつもの悪いクセ 鏡の前で ファッションショー ヒドインみたいよ そのドレス なんとかしなさい レーズンパイ 十分前よ くつ下伝染しちゃった 誰も見てやしないわよ もう…静かにしてよ チャチャチャと おしゃれして チャチャチャと 華やかに チャチャチャと ときめいて 出かけましょう かの女と かれ女の チャチャチャで メイク・ラブ・ハント ねぇあんた性格キツイんだから もっと優しい色の服が いいんじゃない? おだまり…ツン… もう 怒らないで チャチャチャと おしゃれして チャチャチャと 華やかに チャチャチャと ときめいて 出かけましょう かの女と かれ女の チャチャチャで メイク・ラブ・ハント ねぇ ねぇ あの人タイプ あら あんなのがいいの? あたしはあっちだわ いやだ 趣味悪い 放っといて… |
母子草藤あや子 | 藤あや子 | 岡本圭司 | 美樹克彦 | 南郷達也 | (セリフ)ああ また冬が来るのね 暗くて冷たい 獄舎の窓は 3年前と 変わりはせぬが 母の温もり 知らずに育つ あの子は今頃 幼稚園 逢いに来るなと 手紙を書くけど 子供に逢いたい 抱きしめてみたい ごめんね ごめんね こんな母の子に生まれて 一晩たりとも 忘れやしない 腹を痛めた 我が子でしょうに あの子はつむじが ふたつもあった やんちゃな子供で いるのでしょう 風邪を引いたと 便りで聞いても 飛んではゆけない 我身が憎くて ごめんね ごめんね こんな母の子に 生まれて あの子が描いた 似顔絵の隅 大きな文字の ママという字が 涙が溢れて もう見えません 強く育って 下さいね いつかあなたが 大人になったら 恨むでしょうか 愚かな母だと ごめんね ごめんね こんな母の子に 生まれて |
月と上海紫艶 | 紫艶 | 高平哲郎 | 美樹克彦 | 伊戸のりお | もう止めようよ お前が好きと 未練がましく 囁くペット 最後だよ 別れにキスは 似合わないけど 夢がありそで何もない ここ上海 今宵より沿う 消え果るまで 語るでもなく淀む月 そんな女じゃないから あたし もう止めようよ つぶれ唇 好みだろうと 肌に触れるの 置いてくよ このトランクと 想い出だけを 夢がありそで何もない ここ上海 明日(あした)また会う まだ見ぬ町で 星もない夜(よ)に凍る月 そんな女じゃないから あたし 寒いわね こころ木枯らし また吹き溜まり 夢がありそで何もない ここ上海 夕べと同じ 暗い眼をして 水面突き刺す尖る月 そんな女じゃないから あたし そんな女じゃないから あたし |
弓小松みどり | 小松みどり | 美樹克彦 | 美樹克彦 | 若草恵 | 心の弓を 引くだけ引いて 番(つが)えた矢です 受け止めて ささったままで 重なるように 落ちてゆくの に迷いはないの 触れるのも 燃えるのも 尽きるのも 賭けた命の儚(はかな)さも 思いを込(こ)めた矛先(ほこさき)は 的を外せば地獄でも あなたとなら楽園に 咲きたい花は 咲かせる男に 身をゆだねれば それでいい 褥(しとね)にそっと 落とした雫(しずく) うれし涙よ 忘れないでね 朧(おぼろ)げに ゆれる月(つき) 風が舞う 息を合わせて 見る夢も 思いを込めた 弦(つる)の音も 共に覚悟の 道ならば あなたとなら 楽園に この胸を 切り裂いて 見てほしい 朱の色よりも赤い血が あなただけだと 叫んでいる 果ててゆくのが 地獄でも あなたとなら 楽園に |
たのみ酒藤あや子 | 藤あや子 | 麻こよみ | 美樹克彦 | | 暖簾をくぐる 足もとに 迷い仔猫が まとわりついて あんたの声が したようで うしろ振り向きゃ 風ばかり 誰か一緒に 飲んどくれ 何も聞かずに 飲んどくれ ああ… たのみ酒 酒場の壁の しみの跡 酔えばあんたの 笑顔に見える 三ヶ月でさめる 夢ならば みなきゃ良かった はじめから 熱い情を 注いどくれ 胸の空き間に 注いどくれ ああ… たのみ酒 ひとりが好きと 強がりを 酒を揺らして つぶやいている 別れて惚れて また泣いて 女盛りが 過ぎて行く… 恋の痛みを 消しとくれ 心細さを 消しとくれ ああ… たのみ酒 |
うぬぼれ鏡大石円 | 大石円 | 麻こよみ | 美樹克彦 | | 振られて三日も 泣いたらさ お腹も空くし 涙も枯れる あいつばかりが 男じゃないと お酒でなだめる 胸の傷…… 恋に何度も はぐれて泣いて 胸の痛みを 笑顔で耐えて 綺麗になるのよ 女って 別れるたびに うぬぼれ鏡 のぞいて女は 過去を捨てる 失恋規則で 切った髪 襟足よりも 心が寒い あいつ女を みる目がないね 誰かに遊ばれ 泣かされろ…… 電話の声で キスの長さで 悲しいけれど 別れの時が 近いとわかるの 女って 夜更けにそっと うぬぼれ鏡 のぞいて男を あきらめ捨てる 恋に何度も はぐれて泣いて 胸の痛みを 笑顔で耐えて 綺麗になるのよ 女って 別れるたびに うぬぼれ鏡 のぞいて女は 過去を捨てる |
花一花八代亜紀 | 八代亜紀 | 星野哲郎 | 美樹克彦 | 若草恵 | これはこの世にふたつとない 花の咲く木でございます 今宵あなたに捧げます 死ぬまでに一度だけしか 咲けない花を 棘(とげ)で守って生きたのは 今日という日のああ ためでした 泣いているのは嬉しいから ずっと夢みた絵のように 帯はやさしくほどいてね 死ぬまでに一度だけしか 咲けないならば 明日のことなど聞かないで 今宵一夜がああ 一生よ 熱い吐息に触れるだけで 棘(とげ)が落ちるの身体から これが素顔の私です 死ぬまでに一度だけしか 咲けない花は あなただけしか愛せない あなただけしか ああ 咲かせない |
水割りのセレナーデ八代亜紀・ミスターX | 八代亜紀・ミスターX | たきのえいじ | 美樹克彦 | 川村栄二 | (女)ごめんなさいね 待たせるなんて (女)罪ほろぼしに おごらせて (男)勝手なもんさ 女はいつも (男)電話のひとつ かけないで (女)それより水割り 飲みたいわ (男)調子がいいよね とりあえず (女)好きよ 好きよ 好きよ (男)ほんとに (女)酔う程 (男)愛しい (男女)男と女の 水割りのセレナーデ (男)甘えてみたり すねてもみたり (男)天気雨だね 女って (女)そういうけれど お互い様ね (女)きどったふりで どうするの (男)それより水割り もう一杯 (女)私がいれるわ とびきりの (女)好きよ 好きよ 好きよ (男)ほんとに (女)迷わず (男)愛しい (男女)男と女の 水割りのセレナーデ (女)それより水割り 作ってよ (男)そんなに強くも ないくせに (女)好きよ 好きよ 好きよ (男)ほんとに (女)酔う程 (男)愛しい (男女)男と女の 水割りのセレナーデ |
KOBE~抱きしめて朝まで~黒川英二 | 黒川英二 | さいとう大三 | 美樹克彦 | 川村栄二 | 夜よ このままで 時よ 時よ止まれ 宝石を散りばめた 街の灯り 神戸 髪に触れて 瞳閉じて 全てを昔に戻して 帰ろう 二人 あの日に 離さない 二度と 君を離さない ここで 抱きしめて 朝まで 星よ いつまでも 空に 空に光れ 船が行く 船が来る ハーバーライト 神戸 銀のピアス 銀の指輪 ベージュのコートも ブーツも 昔のままの 君だよ ひとりにはしない 君を泣かしたりしない 抱きしめて 朝まで 涙拭いて 過去を消して あの夜 二人が失くした 二人の夢を探そう 離さない 二度と 君を離さない ここで 抱きしめて 朝まで 抱きしめて 朝まで |
もしかしてPARTII野口五郎・小林幸子 | 野口五郎・小林幸子 | 榊みちこ | 美樹克彦 | | もしかして もしかして 私の他にも誰か いい女(ひと)が いるのなら 帰っていいのよ かまわずに もしかして もしかして お前のすねてる訳が さっきの電話のせいならば バカだな仕事の 相手だよ ねえ貴方 好きだからこそなおさら 私 いじわるを してしまう 子供みたいに わがままいえる お前がとても可愛い 店を出て ねえ歩きましょう ふたりの行く先は ひとつ なにげなく なにげなく さそわれてしまうなんて お酒に酔った せいかしら それとも貴方が なれてるの こんなにも こんなにも ひかれた女(ひと)はいない 遊びで別れる つもりなら つれてはこないさ この部屋に ねえ貴方 素直に信じていいのね 私 泣き虫になりそうよ いつもみたいに 笑ってごらん お前の笑顔が 好きだよ 外は雨 もう帰れない ふたりは今夜から ひとつ ねえ貴方 瞳のきれいな男(ひと)に 私 ふられたことがあるの そんな小さな 昔の傷は きれいに忘れて しまえよ 外は雨 もう帰らない ふたりは今夜から ひとつ |
銀の糸藤田まこと・眞野あずさ | 藤田まこと・眞野あずさ | 山田孝雄 | 美樹克彦 | | お前はいつでも 尽くしてくれた あなたは誰より やさしかったわ 苦労一織り 夢を二織り 思えば遠い道のり二十五年 心を結ぶ 銀の糸 踊ろうか 踊りましょう 二人で生きる お前をいくたび 泣かせたことか いいのよそんなの 昔のことよ きっと涙は 道のどこかで 名もない花を咲かせる二十五年 命を結ぶ 銀の糸 唄おうか 唄いましょう 二人で生きる お前が誰より 誰より好きさ あなたが誰より 誰より好きよ 山を乗り越え 川を渡って 力のかぎり歩いた二十五年 明日へ架ける 銀の糸 いつまでも どこまでも 二人で生きる |
好きだよ松阪ゆうき | 松阪ゆうき | 美樹克彦 | 美樹克彦 | 伊藤精一 | 好きだよ 好きだよ 好きだよ 好きだよ お前が 好きだよ 好きだよ 好きだよ 死ぬほど 好きだよ 雨の街に ひとり 取り残された 俺さ チカっと光る 灯り ヘッドライトが まぶしい 抱いた数だけ 想い出なんて あるはずもない そんなお前を 忘れられない 俺さ 好きだよ 好きだよ 好きだよ 死ぬほど 好きだよ 求められた 全て かなえた筈の 恋さ 一緒に暮らす 夢も はかない夢に なるのか 涙流せば それで終わりと 絵になるような そんな幕切れ 信じたくはないさ 好きだよ 好きだよ 好きだよ 今でも 好きだよ 人の噂に 振り回されて 疑う瞳 見たくなかった それが心残りさ 好きだよ 好きだよ 好きだよ 好きだよ お前が 好きだよ 好きだよ 好きだよ 死ぬほど 好きだよ |
もしかしてPART II増位山太志郎・日野美歌 | 増位山太志郎・日野美歌 | 榊みちこ | 美樹克彦 | | もしかして もしかして 私の他にも誰か いい女が いるのなら 帰っていいのよ かまわずに もしかして もしかして お前のすねてる訳が さっきの電話の せいならば バカだな仕事の 相手だよ ねえ貴方 好きだからこそなおさら 私 いじわるをしてしまう 子供みたいに わがままいえる お前がとても可愛いい 店を出て ねえ歩きましょう ふたりの行く先は ひとつ なにげなく なにげなく さそわれてしまうなんて お酒に酔った せいかしら それとも貴方が なれてるの こんなにも こんなにも ひかれた 女(ひと)はいない 遊びで別れる つもりなら つれてはこないさ この部屋に ねえ貴方 素直に信じていいのね 私 泣き虫になりそうよ いつもみたいに 笑ってごらん お前の笑顔が 好きだよ 外は雨 もう帰れない ふたりは今夜から ひとつ ねえ貴方 瞳のきれいな男(ひと)に 私 ふられたことがあるの そんな小さな 昔の傷は きれいに忘れて しまえよ 外は雨 もう帰らない ふたりは今夜から ひとつ |
ほっといてんかウインズ | ウインズ | 喜多條忠 | 美樹克彦 | | ああ ほっといてんか 酔いつぶれたろ 今の俺には 酒しかないんや ああ ほっといてんか えらい雨やけど 俺の心も骨の折れた 傘みたいや 雨の畳屋町では ネオンも泣いとるみたいや これっくらいの酒で 忘れられる あいつやないけど しょうもない恋に したのは俺やし とことん 飲んだろやないか ああ ほっといてんか 今夜のミナミでは 俺が一番寂しい 寂しい男や ああ 言うといてんか あいつが来よったら 俺のことなど忘れてしまえと ああ 言うといてんか どこか知らんけど ほんのしばらく大阪をはなれるみたいやと 雨の千年町では 約束ばかり飛びかって これっくらいの酒で消えて行く思い出やないけど しょうもない恋にしたのは俺やし とことん飲んだろやないか ああ 歌わしてんか 今夜のミナミでは 俺が一番寂しい 寂しい男や 雨の千年町では 約束ばかり飛びかって これっくらいの酒で消えて行く思い出やないけど しょうもない恋にしたのは俺やし とことん飲んだろやないか ああ 歌わしてんか 今夜のミナミでは 俺が一番寂しい 寂しい男や 俺が一番寂しい男や |
ごめんネYuji深谷次郎 | 深谷次郎 | 星野哲郎 | 美樹克彦 | 桜庭伸幸 | ごめんネYuji もう私 あと戻りは できないの 軽い女とでも 笑ってよ 待ってる人が いるのよ ごめんねYuji 許してね あなたとのことも 知ってて 愛してくれるの 私の全てを やさしいだけの人よ 私もそろそろ 落ちつきたいのよ 未練をすてて 約束したのよ 今夜の船で そっちへ行くと ごめんネ もう私 戻れない ごめんネYuji もう私 あと戻りは できないの 甘いまなざしにも 迷よわずに あいつの元へ 行けるわ ごめんネYuji わかってね 宝石の冷えた 肌より ガラスの温もり 求めて行くの やさしいだけの人よ 私もそろそろ 落ちつきたいのよ 女としての ほんとの幸せ みつけてやると あいつが言うの ごめんネ もう私 戻れない 楽しいことだけ 心に残して 支えにするわ あなたの幸せ 祈ってそっと 離れてゆくわ ごめんネ もう私 戻れない |
花 満開五月みどり | 五月みどり | 木暮美紀 | 美樹克彦 | 若草恵 | ハラヒラリ 花が舞う ハラヒラリ 花満開 いつだって女は花を咲かすの 泣かされて 怨んだり 夢ばかり 追いかけてた 蕾の花の頃 思い出すのよ アサガオ カトレア ダリア ハナミズキ サツキ ヒマワリ 季節を彩る どんな花も命はある 散るまでは 咲き誇れ 恋したり 別れたり 綻びを 縫い合わせて 人はみな生きてる 花に癒され ありのまま 楽しんで 生きること 学んだのよ 哀しいことあれば 花を見るのよ コスモス ミニバラ アザミ アマリリス ミモザ シクラメン 人生 花園 どんな花も命はある 散るまでは 咲き誇れ サルビア レンゲソウ スミレ カスミソウ サクラ アネモネ 人生満開 どんな花も命はある 散るまでは 咲き誇れ 散るまでは 咲き誇れ |
笑う月藤あや子 | 藤あや子 | 村山由佳・美樹克彦 | 美樹克彦 | 宮崎慎二 | 指をからめて あなたのそばで 親に言えない 夜を重ねる 命 削ぐよな 想いをかかえて 燃える波間に 浮かぶ舟になる ゆらり ゆらりら 寄せて 返して この世の果てを 見せてください 欲しがる躯が 罪なら 求める心も 罪でしょ 蒼い月が ばかな女を笑う 恋に疲れて さまよう波に 衣擦れの音 しゃらしゃらしゃらと 髪に揺れてる 鬼灯かんざし 思い乱れて 舞う蛍火 きつく 結んだ 帯は うらはら あなたのほかに 何もいらない 今宵を限りと 言うなら 千切れる この身を奪って 蒼い月が ばかな女を見てる ゆらリ ゆらりら 弱い男を いっそ見捨てて 咲いてみせたい 欲しがる躯が 罪なら 求める心も 罪でしょ 蒼い月が ばかな女を笑う |
俺を咲かせてくれた花黒川英二 | 黒川英二 | 美樹克彦 | 美樹克彦 | 庄司龍 | 何年ぶりだよ お前のその笑顔 少し大人になった 気がするよ 俺もあれから 色々あって 今もひとりさ 俺ひとり お前は俺を 咲かせてくれた花 苦労ばっかり かけたねこの俺は 辛い想い出ばかりで ごめんよな 数えきれない けんかの後で 抱きしめ合った 温もりが お前は俺を 咲かせてくれた花 おまえの笑顔を ひとり占めにしてる 今のしあわせ壊して みたくなる 今も好きだと 言えないままで うしろ姿を 見送った お前は俺を 咲かせてくれた花 |
浮雲ふたつ藤あや子 | 藤あや子 | 美樹克彦 | 美樹克彦 | 宮崎慎二 | 意地で惚れぬく恋もありゃ 情け絡みで泣く恋もある 海のそばで暮らそうなんて 甘い言葉にのせられて 何度も追いかけて 時の流れが 縁の切れ目になっても 私にはあなた以外の男は 風のようなもの だだをこねても 甘えても 子供扱い 又 しらんふり ハトが豆をくらったように 驚ろかせたりしてみたい あなたのそばにいりゃ 裸になれる 身も心まですべてが 私にはあなた以外の男は 風のようなもの いくじなしでさ 気どり屋で 移り気ときちゃすくいがないね 別れ際に残す言葉が 女心を掴むのさ 見上げりゃ浮雲が ふたつ並んで まるで私とあなたよ 私にはあなた以外の男は 風のようなもの |
山桜黒川英二 | 黒川英二 | 水木れいじ | 美樹克彦 | 伊戸のりお | 人知れず 静かに消える 山桜 母の面影 重なって― 口下手な俺だから 幸せにすると 言うかわり ふるさとの 丘に来て この木の下で 君を抱く ささやかな毎日を 大事に生きる 今日からは… 山桜…山桜…舞散る花よ おふくろよ あなたに誓う この愛を 入江(うみ)沿いに ゆく汽車で 東京へ向かう 雪の朝 男なら 負けるなと この木の下で 手を振った おふくろのあの涙 話したかった君だけに… 山桜…山桜…優しい君のほほえみを あなたに一目 見せたくて 今度来る その時は 無邪気にはしゃぐ 子供つれ… 山桜…山桜…伝えて欲しいおふくろに 言えないままの ありがとう |
上海Doll紫艶 | 紫艶 | 美樹克彦 | 美樹克彦 | 伊戸のりお | 地の女を探しなよ 今日はその気はないから チャイナドレスを着た娘なら 街にゃあふれているから 純情な乙女に群がる男達を 束ねて仕切るところ男気だね 上海のgigolo 上海のgigolo ななめに肩落として気どったポーズ 上海のgigolo 上海のgigolo あんた勝手にそう思ってるんじゃない 熱いまなざしキザだけど 絵になるとこが憎いよ 見え見えなのさ下心 それが魅力よあんたの 大胆にそれで繊細に女心 乱してくれりゃ今夜落ちちゃうかも 上海のgigolo 上海のgigolo 夜明に再見(サイツェン)なんて筋書きはなしよ 上海のgigolo 上海のgigolo おっと危ないもうキマっちゃうんじゃない 上海のgigolo 上海のgigolo 自然に抱きよせられ息苦しいよ 上海のgigolo 上海のgigolo あんた勝手にもう急いでるんじゃない |
おんなのホクロバラクーダ | バラクーダ | 岡本圭司 | 美樹克彦 | | 気になる 気になる 気になる(ハッハ!)ちょっと気になる 気になる 気になる 気になる(ハッハ!)ちょっと気になる 彼女のホクロ 目尻のホクロは誘惑(ハッハ!)ちょっと 多く 愛に溺れていつかは(ハッハ!)泣きを見る 鼻の付け根のホクロなら 燃える不倫の恋をして いつも最後は バカを見る さてその次は 唇ボクロ おしゃべり 大好き ちょいと困る ベッドの秘密も皆んなに喋る それじゃ男は 怖くて逃げる 頬っぺのホクロは勝ち気で(ハッハ!)ちょっと 困る 惚れた男もいつかは(ハッハ!)さようなら 首の後ろは情があり 涙もろくて優しいが ワルイ男に 騙される さてもひとつは お尻のホクロ 男に モテるが 鼻にかけ 自惚れ強くて 揉め事多い それじゃ男は 怖くて逃げる 気になる 気になる 気になる(ハッハ!)ちょっと気になる 気になる 気になる 気になる(ハッハ!)ちょっと気になる 彼女のホクロ 太股ボクロは男が(ハッハ!)ちょっと 好きで 愛だ恋だと死ぬまで(ハッハ!)繰り返す 胸のホクロは要注意 本気で惚れて尽くしても 金の切れ目で 捨てられる さて問題は (○☆♀※)のホクロ 黒くて 大きなホクロなら (○♂△)上手で 誰にも負けぬ それじゃ男は 怖くて逃げる 気になる 気になる 気になる(ハッハ!)ちょっと気になる 気になる 気になる 気になる(ハッハ!)ちょっと気になる 気になる 気になる 気になる(ハッハ!)ちょっと気になる (んー 気になるなあ) |
ひと晩泊めてね小林幸子 | 小林幸子 | 喜多條忠 | 美樹克彦 | | ひと晩 泊めてね 明日になれば このまま何処かに 旅に出るから 突然 ごめんね やっぱり私 淋しくなったら ここに 来るのね あの人今ごろ 手紙を見てる やさしい人には 翼があって 私のちからじゃ 縛っておけない 涙とあなたが 最後の友達 ひと晩 泊めてね シャワーを 貸してね 部屋から出たら いきなり雨でしょ ついてないわね 昔のまんまね 洗濯ものは ついでがあったら 出しておいてよ 男と女は 不思議なものね いっしょに居るほど 見えなくなって 憎んだぶんだけ 愛していたのね 涙とあなたが 最後の友達 ひと晩 泊めてね 涙とあなたが 最後の友達 ひと晩 泊めてね |
北海一番船水田竜子 | 水田竜子 | 里村龍一 | 美樹克彦 | | 北のオオー 北の 港は雪 雪 雪が降る 海猫が波止場で鳴いて船を待つ 春よ 早ヨ来い 沖の彼方に 流氷(りゅうひょう)消えりゃ 鮭の季節だ 北洋船(ほくようせん)だ 海は男の心の 故郷さ 惚れてエエー 惚れてみたって春 春 春が来りゃ 辛い別れの風が海に吹く 可愛いお前が泣いて桟橋 駆けだす姿 見たくないから黙って行くぜ 船はヤン 衆の命だ 恋女房(こいにょうぼう) 波のオオー 波の華咲く沖 沖 沖をみて 今日も船出の夢の網をひく 北の男衆は湯呑み茶碗で酒くみ交わす 寒い冬でも 心は春だ 俺ら北海 一番船(いちばんぶね)だ |
ふたりの東京小松みどり・逢川まもる | 小松みどり・逢川まもる | 中山大三郎 | 美樹克彦 | | (女)冷たい雨の降る中に (女)どうしてこんなに待たせるの (男)ごめんね ごめんね (男)遅れたぶんは よけいに つきあうよ (女)ねえねえ ねえねえ愛してる (女)ねえねえねえねえ嘘じゃない (男)もちろんだとも 照れるじゃないか (男女)原宿 青山 六本木 (男女)ゆられてゆれて ふたりの東京 (女)貴方の熱いため息が (女)わたしの耳元 くすぐるわ (男)ひとつの傘に寄りそうだけで (男)こんなに ときめくよ (女)ねえねえ ねえねえ愛してる (女)ねえねえねえねえ嘘じゃない (男)わかってるだろう 君ひとすじさ (男女)新宿 渋谷 公園通り (男女)ゆられてゆれて ふたりの東京 (女)いつもの店で 飲みながら (女)いつものあの歌 うたいましょう (男)ふたりが出逢った あの夜のように (男)やさしく うたおうね (女)ねえねえ ねえねえ愛してる (女)ねえねえねえねえ嘘じゃない (男)たまらないほど 泣きたいほどさ (男女)赤坂 麻布 数寄屋橋 (男女)ゆられてゆれて ふたりの東京 |
パッと咲いて岸千恵子 | 岸千恵子 | 麻こよみ | 美樹克彦 | 伊戸のりお | どうせ人生 一回なんだから やりたいように 生きてはいかがです あれこれ世間を 気にしてばかりじゃ 何も出来ない つまらない ああ… 夢を追いたきゃ 追うも良し ああ… 恋をしたけりゃ それもいい パッと咲いて パッと散って チョイと人生 花ざかり どうせ死ぬ時 ひとりっきりだから 言いたいことを 言ったらいかがです いい子のふりして 我慢をしてたら そうよ躰に 悪いから ああ… 文句言いたきゃ 言うも良し ああ…愚痴を言いたきゃ それもいい パッと咲いて パッと散って チョイと人生 泣き笑い ああ… 酒を飲みたきゃ 飲むも良し ああ… 歌を唄えば それもいい パッと咲いて パッと散って チョイと人生 花ざかり |
せめて10秒弓純子 | 弓純子 | 美樹克彦 | 美樹克彦 | | 胸がちぎれるほど ひきよせられて 息が止まるほど唇合わせ 闇の中へ中へひきずりこまれ やがておしよせる波にのまれて 約束を求めたらこわれてしまう恋だと わかっているのよ 今はじっとしてて 今はじっとしてて 胸と胸のすきまが渇くのはいや 今はじっとしてて 今はじっとしてて せめて10秒 私に夢をみせて ドアの閉まる音で 夢からさめる 窓ごしに見てるあなたの背中 みだれた髪の毛をかきあげた時 けだるさがいつか哀しみに変る それなりに愛されて いつも幸せな女を 演じてきたのよ 今はじっと見れる 今はじっと見れる 帰るあなたを無理やり ひきとめないわ 今はじっと見れる 今はじっと見れる せめて10秒 私に手をふって 今はじっとしてて 今はじっとしてて 胸と胸のすきまが渇くのはいや 今はじっとしてて 今はじっとしてて せめて10秒 私に夢をみせて |
通りすがりの大阪で沢井明 | 沢井明 | 喜多條忠 | 美樹克彦 | 川村栄二 | ワイングラスに 涙が落ちて 酔えば酔うほど こころが寒い 御堂筋から 戎橋(えびすばし) 通りすがりの人がみな 通りすがりに笑ってく 雨の大阪 なみだ町 夜の蝶々が 羽まで濡れて 足も取られて 転んで泣いた 堺筋から 周防町 通りすがりの恋をして 尽くすたんびに 泣きを見た 雨の大阪 せつな町 赤いネオンも 途切れるあたり 仕舞い屋台で 冷や酒飲めば 鰻谷(うなぎだに)から 松屋町(まっちゃまち) 通りすがりの人がみな 逃げた男によく似てる 雨の大阪 他人町 他人町 |
はだしの青春森田健作 | 森田健作 | たかたかし | 美樹克彦 | あかのたちお | 今も君の写真がまぶしそうな顔して 見つめてるこの部屋は 思い出ばかりさ なれない手つきをして 君に熱い紅茶をいれたのは まだふたり 他人だった頃 傷つけあった 愛のおもさ 今になってわかるなんて 呼んでもかえらない青春が つらい今日のなみだは 明日を生きるためさ この胸に抱きとめて あたためてやろう 「ねえ君 元気かい つらい時はよく泣いていたね そんな君がたまらなく 可愛かったよ 何かあったらいつでもとんでいくよ」 信じる道を生きてゆけば いつか君に逢えるだろうか 心のかなしみも 消えるかな つらい今日のなみだは 明日を生きるためさ この胸に抱きとめて あたためてやろう |
つよがり長保有紀 | 長保有紀 | はずき | 美樹克彦 | 川口真 | 心だけ下さい 不憫な女です 人目忍んで もう二年 不幸似合いと あゝ誰かが言った 言葉どおりに なりました つらい つらいわ 他人(ひと)に言われて 尚つらい 慰めは要らない 聞いても惨めです 夢を見たのは もう昔 罪な女と あゝ誰かが言った 何で私を 責めるのよ 悪い 悪いわ 捨てて行く男(ひと) 尚悪い 意地なんてもうない 強がる私です 生きてゆきましょ ふっきって なみだ顔だと あゝ誰かが言った 濡れたまつげが 震えます つらい つらいわ 無理に笑えば 尚つらい 無理に笑えば 尚つらい |
男ともだち由紀さおり | 由紀さおり | 喜多條忠 | 美樹克彦 | | ラララ…… たとえ24時間あとに 全ての世界が消えても 星空のかなたまでグラス片手に ラララ…… どんなすばらしい夢も かなえばそれでおしまい 幸せな退屈がやってくるだけ 男ともだちだったら 今夜はもう帰さない この店も この街も みんな貸し切り 男ともだちだったら 少しは酔わせてくれる 淋しい歌遠ざけて からだごと 心ごと 酔わせてくれる ラララララ……… ラララ… たった一度きりなんて 人生を決めちゃいけない 何通りもの自分がきっといるはず ラララ…… たとえかなしみがそばに 寄りそう時が来ても 時の流れがいつか忘れさせるよ 男ともだちだったら 今夜はもう帰さない よろこびも かなしみも みんな貸し切り 男ともだちだったら このまま寝かせてくれる 泣き顔に毛布をかけて 涙ごと 夢のまま 寝かせてくれる ラララララ……… |
男の花若山かずさ | 若山かずさ | 喜多條忠 | 美樹克彦 | 南郷達也 | 蕾硬けりゃ 硬いほど 冬はながけりゃ ながいほど 春は奇麗な 花になる 雨風嵐に 耐えて咲く 人生桜 男の花さ あっちこっちに ぶつかって 泣いた悔しさ ふえるほど 人の痛みも 沁みてくる それが男を 華にする 優しく強い 男の花さ 夢は男の 道しるべ 馬鹿と言われりゃ どこまでも 馬鹿を通して 生きてやる 男は背中で 語りゃいい 咲かせてみせる 男の花を |
恋ごころ募らせて前川清 | 前川清 | 松本礼児 | 美樹克彦 | 川口真 | 夜の帷がそっと降りて 人影 靴音 銀杏の並木 風に押されて歩道を行けば ポツリと涙がこぼれた 首を振って 信じられない別れの言葉 かき消す あなたのために あなたのために 生きてゆきたかったのに さんざめく 街に隠れて 涙を 涙を置いてゆきます 黒いコートの襟を立てて 地下鉄 階段 最終電車 涙にくれた 私のことを 気遣う人などいないわ 何のために人は生まれて出会いと別れ重ねる あなたのために あなたのために 生きてゆきたかったのに 恋ごころ募る思いに こころも こころも痩せてしまうわ 部屋の明かりをうすく灯し 長椅子 鏡台 化粧のポーチ 街で纏った匂いを みんな熱めのシャワーで流すわ 窓の外は星のキャンドル 変わらぬ光届ける あなたのために あなたのために 生きてゆきたかったのに 櫛る髪も泣いてる あなたのあなたの 胸が恋しい |
京の川村上幸子 | 村上幸子 | 星野哲郎 | 美樹克彦 | | 生きるか 死ぬかの 恋をして 女は綺麗に なるんやと うまいこと 乗せはって 魂抜かれて しもうたわ 泣いて 渡った 高野川 あの日と同じ 顔をして 川が流れる 松ヶ崎 いいのよ 半ぱに 生きるより 抜け殻一枚 身にまとい 空蝉の 巷から 追われて逆さに 吊られても 燃えてあなたと 禁断の 木の実をたべた 罪ならば うちは受けます 喜んで 割れても末に めぐりあう 加茂川育ちの 女です あきらめたふりをして じっくり思案を してますえ 内気装った その裏に 夜叉を隠して 先斗町 川は紅葉の 紅をさす |
志摩半島鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 里村龍一 | 美樹克彦 | | 焼いたアワビに からくち地酒 酔えば聞こえる 荒波太鼓 和具の大島 前浜漁港 土地の訛り なつかしい 海女のふるさと 志摩半島 白い浜木綿(はまゆう) 金毘羅山(こんぴらさん)は 四面皆海(しめんみなうみ) 心も晴れる カスリ模様の 真珠の筏 雲を燃やし 沈む陽が 忘れられない 志摩半島 惚れた相手を 船から投げる 天下御免の 潮かけ祭り 気立て荒いが 人情も熱い 一度食べて いかんかれ 海女のふるさと 志摩半島 |
愛は砂のようにテレサ・テン | テレサ・テン | 美樹克彦 | 美樹克彦 | | あなたの心が欲しいのよ 許されない恋だからこそ せめて私を抱く時だけ あの人のことは忘れてよ 愛は砂のように 指のすき間をサラサラと 音もたてずこぼれてしまう 私には見えないこの恋の行方 あなたには帰る場所がある 微笑で迎える人もいる 私はこの恋を失くしたら 何処へ行けばいいの 時間を気にするのはやめて 子供の話も聞きたくない シャワーをあびているあいだに 帰り支度なんてしないでよ 愛は砂のように 涙も夢も吸い込んで 足跡さえも残らないなら 燃えつきるまで燃やしてほしい 電話のベルだけが私の あなたとの細い絆なの 私はこの恋を失くしたら 生きるすべもないの 生きるすべもないの |
好きにしていいよアローナイツ | アローナイツ | 星野哲郎 | 美樹克彦 | | あなたを 私の ベストファイブに 入れたげるわと 指を折る手が 小憎らしいね 好きにしていいよ 好きにしなよと 懐深く 装っていても 他の男を 見るときの おまえの流し目が 気がかりなのさ おまえの好みに 無理に自分を 歪めてまでも 独り占めする つもりはないさ 好きにしていいよ 好きにしなよと グラスの底に かんしゃく玉を そっと沈めて のむ酒に 悪酔いしそうだぜ 今夜もきっと 夜更けの舗道に 膝を折り曲げ 両手をついて 拝みたいほど おまえが欲しい 好きにしていいよ 好きにしなよと さらりと捨てた 言葉の裏に 隠す男の 真実が 夜霧に泣いてる アカシヤの町 |
ラ・サッポロアローナイツ | アローナイツ | 星野哲郎 | 美樹克彦 | | ハマナスの 咲く頃に 石狩浜へ 行こうねと 吹雪の窓で 約束したね 指切りの 指が解けたまま 時計台の 針は廻りつづける ああ サッポロ サッポロ エルムの都 君とここに住みたかった 夢はまださめない 胸の愛 言いつくす 言葉がなくて 黙ってた 羊が丘よ ポプラ並木よ あのときと 同じ風景が 涙色の 星を空にばらまく ああ サッポロ サッポロ 挽歌の都 あの日言えなかったことを いまはみんな言える アカシヤの花詞(はなことば) 信じて誰を 待つのだろ 湯情に煙る 定山渓(じょうざんけい)よ 君はもう 人の妻なのに 呼んでみたよ 舌に甘いその名を ああ サッポロ サッポロ 慕情の都 君とここに住みたかった 夢はまださめない |
花染められて山本譲二 | 山本譲二 | 麻こよみ | 美樹克彦 | | 不幸でいるなら 心が痛い 幸せならば それも淋しい 別れた女の 噂をきけば この胸が 切なく揺れるよ 女の華やかな いい時を 夢に誘って そして迷わせたまま 女の一番 いい時を 花咲き乱れ 乱れ乱したままで 心残りさ 風に吹かれて まだ…今…まだ… くわえた煙草を 取りあげながら 唇せがみ 甘えたおまえ あのまま一緒に 暮らしていたら 幸せは 続いただろうか 女のきらめいた いい時を 冷めた吐息に ひとり曇らせたまま 女の一番 いい時を 花散らされて 散らせ散らしたままで 心うつ向き 闇に抱かれて もう…夢…もう… 女のかがやいた いい時を 浅い眠りに ひとり置き去りのまま 女の一番 いい時を 花染められて 染まり染まったままで 心震える 夜の蒼さに もう…夢…もう… |
ケンちゃんギラ・ジルカ | ギラ・ジルカ | 木暮美紀 | 美樹克彦 | | 私 ケンちゃんと添い寝したい 私 ケンちゃんに命がけなの 私 ケンちゃんの子供が欲しい それは無理 それは無理 できるわけないじゃん だけどケンちゃんの寝顔が見たい 私 ケンちゃんの寝言聞きたい 私 ケンちゃんの小言も好きよ それも夢 それも夢 ア~夢じゃ嫌だけど ケンちゃん×8 ア~ア~ア~ 大好きよケンちゃん もしもケンちゃんに誘惑されて もしもケンちゃんが求めてきたら 私 ケンちゃんに丸ごとあげる 妄想も現実に変わるかもしれない 私 ケンちゃんを他の人に 私 ケンちゃんをとられたくない 私 ケンちゃんの全てが欲しい それも夢 それも夢 ア~夢じゃ嫌だけど ケンちゃん×8 ア~ア~ア~ 大好きよケンちゃん ケンちゃん×56 ア~ア~ア~ 大好きよケンちゃん |
仁義~JINGI~竹内力 | 竹内力 | 美樹克彦 | 美樹克彦 | 大谷幸 | 夜がふける 街は踊る 欲望という名の 街は眠らない 風が鳴けば 俺の胸は 傷ついた女の 影をふみそうになる Ah- 酒にしようぜ こんな夜は 夜明けまで飲んで つぶれりゃ 全部忘れられる Ah- 酒に 酒にしようぜ 男同士で 馬鹿な奴だと 言われても 仁義だけは 通す世界で 俺は生きてく 男として ガキの頃も 今の俺も 半端なことだけは 決してやりゃしない 惚れた奴が 俺の胸に 飛び込んで来るけど 幸せは逃げてゆく Ah- 酒にしようぜ 今夜もまた ちっぽけな 夢のかけらも 飲みほしちまえよ Ah- 酒に 酒にしようぜ ギリギリまで 腹を決めたら 振り向くな 仁義を切る 情が散る 俺は散らずに 生きてみせる 仁義だけは 通す世界で 俺は生きてく 男として 仁義を切る 情が散る 俺は散らずに 生きてみせる |
もしかして 小林幸子 | 小林幸子 | 美樹克彦 | 美樹克彦 | | もしかして…もしかして 笑わないで くれるなら この気持ち 打ち明ける お酒の力を かりてでも もしかして…もしかして 貴方に ふられた時は お酒の席の ことだから 笑ってごまかせるわ 私 ねえ貴方 これから何処へ行くの 別にひきとめは しないけど よろしかったら 朝までずっと 私を そばに置いてね 今夜だけ ねえ 今夜だけ 私のわがままを 聞いて なにげなく…なにげなく 時計を見る 横顔も 煙草をふかす 仕草にも 感じてしまうの 変かしら こんなにも…こんなにも お酒が おいしい理由(わけ)は 私が選んだ ネクタイを 結んできてくれたからなの ねえ貴方 占いは信じる人 私 占ってもらったの つくす女と 強い男で 幸福(しあわせ) つかめるそうよ 今夜こそ ねえ 今夜こそ 私のわがままを 聞いて ねえ貴方 噂を気にしているのね なんでもなかった あの人とは 死ぬほど好きに なった女の 言葉を 信じてほしいわ 今夜こそ ねえ 今夜こそ 私のわがままを 聞いて |
もしかして PART II 小林幸子・美樹克彦 | 小林幸子・美樹克彦 | 榊みちこ | 美樹克彦 | | もしかしてもしかして 私の他にも 誰か いい女(ひと)が いるのなら 帰っていいのよ かまわずに もしかして もしかして お前のすねてる訳(わけ)が さっきの電話の せいならば バカだな 仕事の相手だよ ねえ貴方(あなた) 好きだからこそなおさら 私いじわるを してしまう 子供みたいに わがままいえる お前がとても 可愛いい 店を出て ねえ歩きましょう ふたりの 行(ゆ)く先はひとつ なにげなく なにげなく さそわれて しまうなんて お酒に酔った せいかしら それとも 貴方(あなた)がなれてるの こんなにも こんなにも ひかれた 女(ひと)はいない 遊びで別れる つもりなら つれてはこないさ この部屋に ねえ貴方(あなた) 素直に信じていいのね 私 泣き虫になりそうよ いつもみたいに 笑ってごらん お前の 笑顔が好きだよ 外は雨 もう帰れない ふたりは 今夜からひとつ ねえ貴方(あなた) 瞳のきれいな男(ひと)に 私 ふられたことがあるの そんな小さな 昔の傷は きれいに 忘れてしまえよ 外は雨 もう帰らない ふたりは 今夜からひとつ |