三日月哀歌新沼謙治 | 新沼謙治 | 阿久悠 | 川口真 | | 初心と純との初恋は とうに破れて 夢の中 白い林檎の花びらを 風が散らした あの日から *やせても照らせ 三日月よ せめても遠い面影を 吐息を酒にあびせつつ 今宵もきみを また想う* ふれて恥じらうくちびるに 熱い涙が流れ込み 永遠の別れの旅立ちを ひとり見送る 影法師 欠けても照らせ 三日月よ 哀れと思え 初恋を 年月重ね 日を送り おさないままの きみに逢う 初心で色づく はじらいと 純が邪魔する ためらいが 花の嵐に あそばれて ついに思いも とげぬまま 落ちても照らせ 三日月よ 忘れることのないように ほろほろ泣いて くちずさむ はるかなきみの 好きな歌 (*くり返し) |
スリーカラット・ダイヤモンド岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 阿木耀子 | 川口真 | | 疑うことが嫌なの お願いよ (ほんとに嫌なの) 本当のことを教えて欲しいのよ あなた (心が痛いの) 週末の昼下りの街角で (ブルーのジャガーね) 私あなたの車を見かけたの 秋の風の中で (スピード上げてた) そう 偶然は時々心に悲しみを運ぶわ あでやかに笑った その女は誰なの ひとつ やさしさはじけて ひとつ 涙がこぼれる 3カラットのダイヤモンドの嘘ね あなたの胸にキラリと光る 3カラットのダイヤモンドの嘘ね 私の目には眩しすぎるの 素直になれないことが辛くて (ほんとに辛くて) 少し遅れて歩いている私 秋の風の中で (うつむき加減で) そう 突然に変わった景色が大きく揺れてるわ 助手席に坐った その女を好きなの なぜか言葉がとぎれて なぜか時間も止まるわ 3カラットのダイヤモンドの嘘ね 黙っていても光でわかる 3カラットのダイヤモンドの嘘ね 私の愛をはじいているわ (泣いたりしないから お願い教えてよ……) 3カラットのダイヤモンドの嘘ね 黙っていても光でわかる 3カラットのダイヤモンドの嘘ね 私の愛をはじいているわ…… |
微笑の翳り岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 阿木耀子 | 川口真 | | 後悔はいつでもあとからやってくるものなのね 悲しみをたたえた瞳に身のすくむ私です 若い日の過ちは 傷つくだけではなく 傷つけるもの 深く深くあなたを その人と一緒に旅して言い逃れも出来ない ただ単に遊びと言ったら なおさら怒るでしょう 移りゆく時はまた 過ぎ去るだけではなく 離してゆくの 遠く遠く二人を もう一度 ダメなの 素直になるから もう一度 お願い 許して欲しいの もう二度としないと 約束するから もう二度と誰かと 遊びに行かない もう一度 出来ればチャンスが欲しいの もう一度 出来ればやさしい気持で もう二度とあなたを裏切らないから もう二度と彼には会ったりしないわ 後悔の深さは笑顔を翳らせるものだから 訳知りの涙が激しくなじるように流れる 散り散りの悲しみは 何か言えば言うほど変えてしまうの まるで違う二人に もう一度 出来れば私を愛して もう一度 出来れば 本当に好きなの もう一度 出来れば出直したいのよ もう一度 出来ればあなたと一から もう一度 出来れば 出会ったあの日に もう一度 出来ればあなたと生きたい もう二度とあなたに会えないでしょうか もう二度とあなたに会えないでしょうか |
東京物語森進一 | 森進一 | 阿久悠 | 川口真 | 馬飼野康二 | 今日からは赤い爪 あなたに見せない すき透る桜貝 あなたの好きな色 一日に二本だけ 煙草を吸わせて 珈琲の昼下がり あなたを待つ夜ふけ 群れからはなれた 男と女が 小羊みたいに 肌寄せあって どこかで忘れた青春のかざりもの さがしているような 東京物語 夏が過ぎ秋が来て もうすぐ木枯し この冬はあたたかい あなたがいてくれる 何もまだ約束は したわけじゃないが 春まではこのままで くらしていましょうね どこにもいるよな 男と女が ふとしたはずみで 声かけ合って たがいに似ている さびしげな目の色を 見つめているような 東京物語 東京物語 |
毎日がバレンタイン柏原芳恵 | 柏原芳恵 | 阿久悠 | 川口真 | | ヘイボーイ ヘイヘイボーイ ヘイボーイ ヘイヘイボーイ 私は今もぎたてのオレンジ したたり落ちる甘いしずく 私は今まぶしさの最中 季節の色に染まる果実 ありのままの私をありのままに見せたい 飾らない心を 飾らない姿を ヘイボーイ ヘイヘイボーイ ヘイボーイ ヘイヘイボーイ きらめきの女の子には 毎日がバレンタインデー 私は今てのひらのオレンジ 光の中がとても似合う 私は今朝露のシャワーを いっぱい浴びて風に歌う 今のままの私を今のままのあなたに サラサラの心と サラサラの姿を ヘイボーイ ヘイヘイボーイ ヘイボーイ ヘイヘイボーイ きらめきの女の子には 毎日がバレンタインデー 今のままの私を今のままのあなたに サラサラの心と サラサラの姿を ヘイボーイ ヘイヘイボーイ ヘイボーイ ヘイヘイボーイ きらめきの女の子には 毎日がバレンタインデー |
旅人の唄根津甚八 | 根津甚八 | 阿久悠 | 川口真 | | 旅する男の 飲む酒は オンザロックが いいだろう 話し相手も ないからに とけた氷の 音をきく 旅する男の きく唄は 古い演歌が いいだろう 爪にともした 人情を 節のあいまに なつかしむ 旅する男の 寝る宿は 草の枕が いいだろう 星に似ている まばたきを 思い出すには それがいい 旅する男の つく嘘は 劇画みたいが いいだろう 傷やかげりが 似合うなら その場限りの 嘘もいい |
少女自身久木田美弥 | 久木田美弥 | さいとう大三 | 川口真 | 川口真 | あなたしだいよ あなたしだいよ イエスもノーも 私いわない つまずいて ころんで泣いて 手さぐりで 迷子になって 私はいつも 捜していたの やさしい両手を 私にくれる人を このまま眠ったら いけないのでしょうか あなたの腕の中 とじこめられたまま それから先は それから先は 私自身も わからないのよ あなたしだいよ あなたしだいよ イエスもノーも 私いわない 淋しさと 戦争したり くよくよと 悩んでみたり 私はいつも そうして待った 大人の扉を 開いてくれる人を おんなじ夢みたら いけないのでしょうか あなたのこの胸に やさしくつつまれて それから先は それから先は 私自身も わからないのよ |
心の扉をあなたのために中尾ミエ | 中尾ミエ | 阿久悠 | 川口真 | | 晴れた 空を見て 少しでも 楽しいなら まだまだ 生きがいを なくしちゃ いけない もしも私で いいのなら 一緒に行って あげましょう やさしい朝 さみしい夜 私となら 泣かずに行ける 何を 何を今 考えて いるのかしら ふたりで あけるのよ 心の扉を 体寄せあい あたためて 何でもふたり 話しましょう 男らしく 女らしく 愛を見つめ 歩いて行くの 心の扉 あけはなち あなたのために あけはなち 悲しみでも 楽しみでも すべて胸に つつんであげる ラララ……… |
愛の終止符中村晃子 | 中村晃子 | なかにし礼 | 川口真 | | 愛のナイフで 傷つけあった おさない二人だったから 別れる時が 来た今も 優しい言葉が 言えないの 部屋の片隅で はなればなれに ふたつの荷物を こしらえて 視線をそらせる 私たち 別々に部屋を出て 別れてゆくけど どうぞ最後の言葉は あなたが言って 嘘のつけない 純粋すぎる おさない二人だったから 昨晩(ゆうべ)一晩 眠れずに 話もしないで 起きてたの 何もなくなった 部屋の入口 そろえた 二人の靴を見て 涙をこらえる 私たち 別々に部屋を出て 別れてゆくけど どうぞ最後の言葉は あなたが言って |
二人でお酒を朝丘雪路 | 朝丘雪路 | 有馬三恵子 | 川口真 | | うらみっこなしで 別れましょうね さらりと水に すべて流して 心配しないで 独(ひと)りっきりは 子供の頃から なれているのよ それでもたまに 淋しくなったら 二人でお酒を 飲みましょうね 飲みましょうね いたわり合って 別れましょうね こうなったのも お互(たが)いのせい あなたと私は 似たもの同志 欠点ばかりが 目立つ二人よ どちらか急に 淋しくなったら 二人でお酒を 飲みましょうね 飲みましょうね どうにかなるでしょ ここの街の どこかで私は 生きてゆくのよ それでもたまに 淋しくなったら 二人でお酒を 飲みましょうね 飲みましょうね |
港まつりの夜はふけて坂本スミ子 | 坂本スミ子 | 阿久悠 | 川口真 | | 誰かが好きと誘いに来たら 今夜はもえてあげてもいいわ 男の声がかからぬようじゃ 女をやめてしまうがいいよ おいで踊り上手ならば それですべていいのさ 港まつりの夜はふけて 眠れそうにない 港まつりの夜はふけて とてもきぶんはごきげんさ やもめが長いキャプテンなんか ばっちりいいよ 酒場へ行こう うなじが青い坊やもいいわ あとからそっと広場へ行こう おいでキスが上手ならば それはにくいおまけさ 港まつりの夜はふけて 眠れそうにない 港まつりの夜はふけて とてもきぶんはごきげんさ |
ジェット最終便朱里エイコ | 朱里エイコ | 橋本淳 | 川口真 | | すべてつくして 愛したひとの 別れ言葉をかみしめて 東京発の 最終便で 北へ私は 帰ります 赤い赤いランプの ジェット便 他人他人同志の暗いイス 暗い窓 暗い影 倖せなんて はかないものね あなたの影が 涙になるわ つまづきながら 生きてく為に 強くなろうと 決めたのに なにかにつけて あなたを想う タバコの煙や レモンティー 赤い赤いランプの ジェット便 他人他人同志の 暗いイス 暗い窓 暗い影 最終便に 望みをかけて 明日の夢は ひとりでさがす |
他人の関係夏木マリ | 夏木マリ | 有馬三恵子 | 川口真 | | 逢う時には いつでも他人の二人 ゆうべはゆうべ そして今夜は今夜 くすぐるような指で ほくろの数も 一から数え直して そうよ はじめての顔でおたがいに 又も燃えるの 愛した後 おたがい他人の二人 あなたはあなた そして私はわたし 大人同士の恋は 小鳥のように いつでも自由でいたいわ そして愛し合う時に 何もかも うばいあうのよ 逢う時には いつでも他人の二人 気ままと気まま そして大人と大人 逢うたびいつも ちがう口づけをして おどろきあう その気分 そうよ はじめての顔でおたがいに 又も燃えるの 愛した後 おたがい他人の二人 男と女 そして一人とひとり あなたは私のこと 忘れていいわ 迷ってきてもいいのよ 私何度でも きっと引きもどす もどしてみせる |
サイレント・トークしばたはつみ | しばたはつみ | 松本隆 | 川口真 | | ねぇ 切らないで何処にいるのよ もう半年も音沙汰なけりゃ 顔も忘れてしまうじゃない ベルが鳴る ためらいがちに 響き出す あなたの言葉 電話線クルリと巻いた 指先に夜が染まるわ ウウーン ごめんね黙り込んでて 涙で声がつまってるだけ サイレント・トーク 遠くはなれた 想いをそっとたぐり寄せるの サイレント・トーク 無口でもいい 心をじかに話しかけてよ バス・ローブはおった肩が 凍えそう もう春なのに 恨んだわ けんもほろろに あなたから突き放されて ウウーン ごめんねもう遅すぎる 隣の部屋に違う恋人 サイレント・トーク 今は倖せ そう呟いた嘘がひとひら サイレント・トーク 海にいるのね 波の響きも泣いてるようよ サイレント・トーク 夜空を渡る か細い線が もうちぎれそう サイレント・トーク受話器を置けば 想い出という旅がはじまる |
アダルトラブしばたはつみ | しばたはつみ | 松本隆 | 川口真 | | まだ半分は眠る私に 細身の煙草をくわえさせると あなたは片眼つぶって見せて 冷たい背中扉に向ける 笑ってしまう 笑ってしまう 初めてふられた 少女のように 裸足で窓へと駈け寄るなんて アダルト・ラブ 男は恋の表で遊び アダルト・ラブ 女は恋の裏で泣いてる 冬の陽ざしが伸びたベッドに 正座をしながらマニキュアおとす とっくの昔に忘れたはずの 涙が両手で透き通ってた 笑ってしまう 笑ってしまう 男の心のどんなひだでも 私は読めるとうそぶいたのに アダルト・ラブ あなたは黒い皮靴はいて アダルト・ラブ 私の心の部屋から消えた 笑ってしまう 笑ってしまう 傷つく時だけもう恋なんか まっぴらだねって言いふらすのに アダルト・ラブ 女は恋を両手で抱いて アダルト・ラブ 男は恋を片手でかわす |
女の癖弘田三枝子 | 弘田三枝子 | 安井かずみ | 川口真 | | おんなは 私の体が私の気持が 生きてしまうものなのね おんなは 朝のため息と馴れたしぐさで コーヒーを飲みます 考えてももう 仕方ないこと 又ふり向く悲しさ 女の癖 このまま 手のひらのグラス 飲んでしまえれば それまでの人生なの このまま 待てばそのうちに私らしさ とりもどすでしょうか 明日も 私の涙が私のまわりが 続いて行くものなのね 明日も 想い出あれこれかかわりながら 一日過ぎます 恨みたいことも つくせたことも うずまいてる悲しさ 女の癖 運命よ あの海に行けば 砕けちる波に それまでの人生なの 運命よ いつか新しい誰かと めぐり逢うことでしょうか |
私が死んだら弘田三枝子 | 弘田三枝子 | なかにし礼 | 川口真 | | もしも私が死んだら あなた きっと涙を流して あなた 見えなくなった 私の眼も 涙を流すでしょう 白い絹をまとい 白い花にだかれ ひとり眼る私だけれど 誰よりもきれいと 誰よりもきれいと あなたに言われたいの もしも私が死んだら あなた やさしい唄をうたって あなた 冷たくなった 私の耳に くちびるをよせながら あなただけを愛し あなただけに生きて そして死んだ私だけど 可愛い女だと 可愛い女だと 思ってくれるかしら あなたのうしろから 歩いてゆけなくて 胸が痛む私だけど はなしはしないよと はなしはしないよと 両手に抱きしめて |
人形の家弘田三枝子 | 弘田三枝子 | なかにし礼 | 川口真 | | 顔もみたくないほど あなたに嫌われるなんて とても信じられない 愛が消えたいまも ほこりにまみれた人形みたい 愛されて捨てられて 忘れられた部屋のかたすみ 私はあなたに命をあずけた あれはかりそめの恋 心のたわむれだなんて なぜか思いたくない 胸がいたみすぎて ほこりにまみれた人形みたい 待ちわびて待ちわびて 泣きぬれる部屋のかたすみ 私はあなたに命をあずけた 私はあなたに命をあずけた |
積木の部屋布施明 | 布施明 | 有馬三恵子 | 川口真 | | いつの間にか君と暮しはじめていた 西日だけが入るせまい部屋で二人 君に出来ることはボタン付けとそうじ だけど充ち足りていた やりきれぬ淋しさも愚痴も おたがいのぬくもりで消した もしもどちらかもっと強い気持でいたら 愛は続いていたのか リンゴかじりながら語り明かしたよね 愛はあれから何処へ 二人ここを出てもすぐに誰か住むさ 僕らに似た若い恋人かもしれない きれい好きな君がみがきこんだ窓に どんな灯りがともる 限りないもめごとも嘘も 別れだとなればなつかしい もしもどちらかもっと強い気持でいたら 愛は続いていたのか こんな終り知らず 部屋をさがした頃 そうさあの日がすべて そうさあの日がすべて |
さよならをもう一度尾崎紀世彦 | 尾崎紀世彦 | 阿久悠 | 川口真 | 川口真 | ラララララララ…… いつか逢える きっと逢える さよならは 愛のことばさ さよならをもう一度 あなたに 去って行く その肩に 今日で終わるわけではないと 声を出して 教えたいの このままいると こわれそうな 二人だからは なれるのさ いつか逢える きっと逢える さよならは 愛のことばさ さよならをもう一度 あなたに 愛をこめ いいたいの 胸に残る 涙を捨てて 明日のために 別れようね このままいると こわれそうな 二人だから はなれるのさ いつか逢える きっと逢える さよならは 愛のことばさ |
人形の家マルシア | マルシア | なかにし礼 | 川口真 | 石倉重信 | 顔もみたくないほど あなたに嫌われるなんて とても信じられない 愛が消えたいまも ほこりにまみれた人形みたい 愛されて捨てられて 忘れられた部屋のかたすみ 私はあなたに命をあずけた あれはかりそめの恋 心のたわむれだなんて なぜか思いたくない 胸がいたみすぎて ほこりにまみれた人形みたい 待ちわびて待ちわびて 泣きぬれる部屋のかたすみ 私はあなたに命をあずけた 私はあなたに命をあずけた |
片想いマルシア | マルシア | 安井かずみ | 川口真 | 薗広昭 | あなたの影に よりそうような 想いにも気づかず つれない人なの あなたの胸に すがりつくような 涙にも気づかず 通りすぎてゆくのね 祈りをこめて 伝えたい 私の愛を 私のすべてを― あなたのそばに ひざまずくような 願いにも気づかず いつでもはるかな人なの 祈りをこめて 伝えたい 私の愛を 私のすべてを― あなたのために ねむれぬ夜の 星にさえ気づかず どこへ行く ひとりひとり |
五月のバラ香西かおり | 香西かおり | なかにし礼 | 川口真 | 馬場良 | 忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせびないて むせびないて 別れる君と 僕のために 五月 この僕が帰る まばゆい五月 赤いバラは 想い出のバラは 君の庭に 咲くだろうか 水を花びらにあげて 涙の水を 恋のバラに 悲しみのバラに 君の白い ほほよせて 忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせび泣いて むせび泣いて 別れる君と 僕のために 五月 花ひらきめぐる ふたりの五月 赤いバラを うつくしいバラを 僕のもとに とどけておくれ 花に口びるをよせて 二人の花に 恋の夢を 消え去らぬ夢を 追い求める ひとり泣いて 忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせびないて むせびないて 別れる君と 僕のために 忘れないで 忘れないで 時は 流れ すぎても むせび泣いて むせび泣いて 別れる君と 僕のために |
ともだちならばトワ・エ・モワ | トワ・エ・モワ | 山上路夫 | 川口真 | 川口真 | もしも涙とまらない時は いつも私がいることを思い出して 生きることがつらい朝来たら すぐに私を呼んでよ あなたのもとへ私は急いで行くでしょう 二人は友だちなら すぐに飛んで行こう 世界中の人がみなもしも 敵になっても私は味方なのよ 愛に飢えて傷ついた時は すぐに私を呼んでよ あなたが呼べば 遠くの町でも行くでしょう 二人は友だちなら すぐに飛んで行こう 世界に風が吹き荒れ 明日が消えても あなたと生きて行こう いつも いつも いつも |
絹の靴下岡本夏生 | 岡本夏生 | 阿久悠 | 川口真 | | 間違いはあの時生まれた 私はがまんできない 上流の気どった生活 退屈過ぎる毎日 もういや 絹の靴下は 私を駄目にする ああ抱いて 獣のように 裸の私に火をつけて 情熱をむりやりとじこめ 私はがまんできない 砂の上ころがる女が 何より似合う私よ もういや 絹の靴下は つめたく凍らせる ああ抱いて 嵐のように 心をゆさぶるくちづけを もういや 絹の靴下は つめたく凍らせる ああ抱いて 嵐のように 心をゆさぶるくちづけを |
甦る明日岸洋子 | 岸洋子 | 岩谷時子 | 川口真 | | 光を探しながら 歩いた長い夜も 今日は 消えて 雲のかなた 夢みた世界が 輝く 光よ あふれる愛で 愛しておくれ 私の 涙のほほに いまくちづけを 心に朝を抱いて 仰げば 空は青く 夜の闇も歌いながら 明日の波間へ出て行く 光を探しながら さまよいつづけた道 いつも つめたい 手を合わせて 祈りを ささげた月日よ 大地を あふれる愛で 愛しておくれ 光よ 私の瞳(め)から もう消えないで 悲しみを越えた いまは 私の空も高く 夜の星を浮かべながら 明日の波間へ出て行く |
美しい日々桑田靖子 | 桑田靖子 | 伊藤薫 | 川口真 | 中村暢之 | とても静かな夜は 想い出しています あれは15の頃の ささやかな青春 恋も 友達も 夢も それは おさないメモリー いたみそして悲しみ 別れのあつい涙も 今になれば全てやさしい とても美しい日々 夕暮れ帰える道を 一人歩くように 時を過ごして私 今16になる 何かとっても大事な ものを忘れたみたい いたみそして悲しみ 別れのあつい涙も 今になれば全てやさしい とても美しい日々 いつかあなたがきっと 大きな愛をかかえて 迎えに来てくれるその日を 私 信じています |
とりのこされて高田恭子 | 高田恭子 | 喜多条忠 | 川口真 | 竜崎孝路 | 靴音がするたびに カーテンを開けてみる コーヒーカップをみるたびに 砂糖いくつ?とたずねたくなる 愛のにがさ 愛のためらい 私の全て 変えて今 窓のむこうは にわか雨 あなたの胸の外に 心から泣く場所の無いのを知りました あなたとの思い出を 捨てるには多すぎる いたずら書きしたアルバムや 赤と青との二本の歯ブラシ 愛のむごさ 愛のやさしさ 私の全て 変えて今 窓のむこうは にわか雨 あなたは最後まで 爪切りのある場所も知らない人でした |
酔いどれてアイ・ジョージ | アイ・ジョージ | たかたかし | 川口真 | | 女には黒い花が似合うときがあるね 悲しみに耐える今日のきみはきれいすぎた 別れの言葉なんか とけてゆく雪よりも軽い 過ぎさった愛の日々を 語ることもできはしない 夜にまぎれ ひとり今夜も俺は 酒におぼれる 男にはやたら酒が飲みたい日があるさ 酔いどれて恋の傷をひとり忘れたくて 今頃きみもひとり 愛のかけらを胸にあつめ 美しい季節だけを おもいだしているんだろう ふたりだけの愛の生活(くらし)も今は すべてむなしい 夜にまぎれ ひとり今夜も俺は 酒におぼれる |
あばよルージュよカクテルよアイ・ジョージ | アイ・ジョージ | 阿久悠 | 川口真 | | あばよルージュよカクテルよ 飾りたててた女たち 白い手袋つけたまま 握手かわした人たちよ あばよ あばよ まつ毛をふるわせて あばよ あばよ 別れをいうけれど あばよ あばよ 芝居はもうよせよ 俺は気ままにやらせてもらうよ 愛だ恋だの真中で 少し浮かれた日もあった 甘い言葉に酔わされて 悪い気分じゃなかったが あばよ あばよ 真赤なマニキュアで あばよ あばよ 爪など立てたけど あばよ あばよ どういうつもりだい 俺は気ままにやらせてもらうよ あばよ ルージュよ カクテルよ 指できらめく宝石よ しゃれた言葉のお遊びや 心忘れた恋仲よ あばよ あばよ ピアノをひきながら あばよ あばよ 煙草をくゆらせて あばよ あばよ ウインクするのかい 俺は気ままにやらせてもらうよ |
人間模様アイ・ジョージ | アイ・ジョージ | 阿久悠 | 川口真 | | だんまり酒場の人間模様 のぞき見ながら時がたち 私も哀しい女の顔に いつか変って行きました 利口ぶっても人間ならば 傷もつきます疲れます あなたがほしいあなたがほしい 一人でいるより苦労がしたい 男でけがした女は馬鹿と 昨日までならいえたけど 私もおんなじ涙を流し やせた今日では笑えない きれいごとだけ並べてみても しみも見えますかげります あなたがほしいあなたがほしい 一人でいるより苦労がしたい 利口ぶっても人間ならば 傷もつきます疲れます あなたがほしいあなたがほしい 一人でいるより苦労がしたい |
兵庫県揖保郡太子町立太子東中学校校歌(飛翔)校歌 | 校歌 | 阿久悠 | 川口真 | | 手のひらの 獅子よりも 大空の 鳥がいい 志す 高さほど はばたけよ 若い子よ ああ 友ありて 時代は光り ああ 友ありて 世紀は見える 山脈を 赤く染め 群れ集う わが庭は 太子 太子東中学 ああ 太子東中学 踏みしめる 歴史ほど 数知れぬ 道がいい まなざしを 強くして 呼びかけよ 時の子よ ああ 夢ありて 未来はひかり ああ 夢ありて 明日は招く 緑なす 丘の上 語り合う わが庭は 太子 太子東中学 ああ 太子東中学 |
お手やわらかに中嶋美智代 | 中嶋美智代 | 阿久悠 | 川口真 | | 私の負けよ お手やわらかに 今夜は逃げないわ 悪魔のような あなたの腕に 抱かれるつもりなの Ah 少々くやしい 気もするけど あなたには とうとう落とされた 一年も二年も ふったのに こうしてつかまった お手やわらかに お手やわらかに 泥棒よ あなたは ふるえているわ お手やわらかに 気持ちを察してよ 遊んだふりを していただけで ほんとうは 初心なの Ah 見せかけだけの 可愛いいあばずれが 今夜こそ 正体みられるの こけにして 二年も来たけど こうしてつかまった お手やわらかに お手やわらかに 泥棒よ あなたは Ah 少々くやしい 気もするけど あなたには とうとう落とされた 一年も二年も ふったのに こうしてつかまった お手やわらかに お手やわらかに 泥棒よ あなたは |
朝日のブルース森進一 | 森進一 | 阿久悠 | 川口真 | | あなたのようなやさしいひとと 出会えることがわかっていたら はんぱな恋などしないできたのに 神さまなんてつめたいものね 酔いどれぐらししている時に 一言教えてくれたらいいのに あなたの胸にだかれて泣いた 私を馬鹿だと 笑っておくれ 笑っておくれ とろけたような朝日を見つめ 窓辺で煙草ふかしていたら しあわせなんだと思えて来たけど 私につきがまわって来たと 甘えていてもほんとにいいの どんでん返しはもうないでしょうね あなたの指にとまったような 私のしあわせ守っておくれ 守っておくれ あなたの指にとまったような 私のしあわせ守っておくれ 守っておくれ |