やっと逢えたねさがしたよ 黄昏の東京 気づいたよ おまえしかいないと 肩に手をかけ 抱きしめた 細いからだが きしむほど 逢えたね 逢えたね やっと逢えたね 風邪ひくよ 霧が降る横浜 辛かった 今日までの長い日 忘れられない その瞳 二度とおまえを 離さない 逢えたね 逢えたね やっと逢えたね 春が来る 花冷えの京都に 帰ろうよ あの部屋にふたりで 遠くからでも わかるよに いつも灯りは つけてある 逢えたね 逢えたね やっと逢えたね | 中条きよし | 高畠じゅん子 | 中川博之 | 前田俊明 | さがしたよ 黄昏の東京 気づいたよ おまえしかいないと 肩に手をかけ 抱きしめた 細いからだが きしむほど 逢えたね 逢えたね やっと逢えたね 風邪ひくよ 霧が降る横浜 辛かった 今日までの長い日 忘れられない その瞳 二度とおまえを 離さない 逢えたね 逢えたね やっと逢えたね 春が来る 花冷えの京都に 帰ろうよ あの部屋にふたりで 遠くからでも わかるよに いつも灯りは つけてある 逢えたね 逢えたね やっと逢えたね |
鴎の港群れから一羽 はぐれた鴎 夕陽に向かって 啼(な)いている ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは見知らぬ 港町 心が寒い 体が寒い しぶきに打たれりゃ なお寒い ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは春待つ 港町 ひとりがつらい 夢見りゃつらい 男と女は なおつらい ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは鴎の 港町 | 中条きよし | 下地亜記子 | 井上慎之介 | 前田俊明 | 群れから一羽 はぐれた鴎 夕陽に向かって 啼(な)いている ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは見知らぬ 港町 心が寒い 体が寒い しぶきに打たれりゃ なお寒い ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは春待つ 港町 ひとりがつらい 夢見りゃつらい 男と女は なおつらい ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは鴎の 港町 |
冬萌えあいつに 逢いたくて… あいつに 逢えなくて… 最後の言葉も 言えなくて… これこれ小鳥 暴れるな 朝になったら 放すから 今夜は俺の 傍にいて 少し話を 聞いてくれ 哂うな小鳥 甲斐性無しと 俺もたまには 弱音吐く 風吹く都会の あれこれや 気ままな男の 胸の内 あいつに 逢いたくて… あいつに 逢えなくて… 最後の言葉も 言えなくて… 寒がる俺だ なぁ小鳥 お早う小鳥 眠れたか 空を自由に 飛んで行け 一晩こころ あたためた 世話になったな ありがとう サヨナラ小鳥 季節は巡る すぐに優しい 花も咲く 喜び哀しみ 繰り返し いつしか月日は 過ぎてゆく あいつに 逢いたくて… あいつに 逢えなくて… 似ているその目を 見つめてる… 優しい奴だ なぁ小鳥 あいつに 逢いたくて… あいつに 逢えなくて… 最後の言葉も 言えなくて… 寒がる俺だ なぁ小鳥 | 中条きよし | 立花美雪 | 杉本眞人 | 川村栄二 | あいつに 逢いたくて… あいつに 逢えなくて… 最後の言葉も 言えなくて… これこれ小鳥 暴れるな 朝になったら 放すから 今夜は俺の 傍にいて 少し話を 聞いてくれ 哂うな小鳥 甲斐性無しと 俺もたまには 弱音吐く 風吹く都会の あれこれや 気ままな男の 胸の内 あいつに 逢いたくて… あいつに 逢えなくて… 最後の言葉も 言えなくて… 寒がる俺だ なぁ小鳥 お早う小鳥 眠れたか 空を自由に 飛んで行け 一晩こころ あたためた 世話になったな ありがとう サヨナラ小鳥 季節は巡る すぐに優しい 花も咲く 喜び哀しみ 繰り返し いつしか月日は 過ぎてゆく あいつに 逢いたくて… あいつに 逢えなくて… 似ているその目を 見つめてる… 優しい奴だ なぁ小鳥 あいつに 逢いたくて… あいつに 逢えなくて… 最後の言葉も 言えなくて… 寒がる俺だ なぁ小鳥 |
理由 あのひとと別れた理由(わけ)は 何んでもないの 夜明けに帰って来た彼の 背広についてた口紅が 許せなかっただけのこと マージャンしてたと言いわけも 投げ出すように冷たくて 熱いコーヒー いれながら もうおしまいねと 泣きました あのひとと別れた理由(わけ)は 何んでもないの 夜中にかかって来た電話 あのひと出してと親しげな 若い女の笑い声 誰よと責めても答えない 煙草輪にする横顔に 男ごころを見たようで もうこれきりねと 泣きました あのひとと別れた理由(わけ)は 何んでもないの お休みぐらいは家(うち)にいて ふたりでゆっくりしましょうと 甘い約束したあとで 仕事があるよと新しい ネクタイしめて行く背中 扉(ドア)にもたれて見送って もう今日かぎりと 泣きました | 中条きよし | 山口洋子 | 平尾昌晃 | 池多孝春 | あのひとと別れた理由(わけ)は 何んでもないの 夜明けに帰って来た彼の 背広についてた口紅が 許せなかっただけのこと マージャンしてたと言いわけも 投げ出すように冷たくて 熱いコーヒー いれながら もうおしまいねと 泣きました あのひとと別れた理由(わけ)は 何んでもないの 夜中にかかって来た電話 あのひと出してと親しげな 若い女の笑い声 誰よと責めても答えない 煙草輪にする横顔に 男ごころを見たようで もうこれきりねと 泣きました あのひとと別れた理由(わけ)は 何んでもないの お休みぐらいは家(うち)にいて ふたりでゆっくりしましょうと 甘い約束したあとで 仕事があるよと新しい ネクタイしめて行く背中 扉(ドア)にもたれて見送って もう今日かぎりと 泣きました |
うすなさけ浮気じゃイヤよ 本気で惚れて 私にはいつだって 恋は命がけ 遊びじゃないと 口では言って 今日もまた来ない人 あなたうすなさけ 新しいパジャマを 買いました あなたのために それほどに バカな私 あなたを 信じてた 知ってるはずよ 私のことは 振られても あきらめの 悪い女だと いい人ほかに みつけてくれと やさしげに言える人 あなたうすなさけ あみかけのセーター 今すぐに ほどけと言うの それなのに バカな私 あなたを 憎めない お前を俺は 不幸にすると しおらしく言える人 あなたうすなさけ バーボンが好きだと 言ったから 買って来ました それほどに バカな私 あなたを 愛してる | 中条きよし | なかにし礼 | 平尾昌晃 | | 浮気じゃイヤよ 本気で惚れて 私にはいつだって 恋は命がけ 遊びじゃないと 口では言って 今日もまた来ない人 あなたうすなさけ 新しいパジャマを 買いました あなたのために それほどに バカな私 あなたを 信じてた 知ってるはずよ 私のことは 振られても あきらめの 悪い女だと いい人ほかに みつけてくれと やさしげに言える人 あなたうすなさけ あみかけのセーター 今すぐに ほどけと言うの それなのに バカな私 あなたを 憎めない お前を俺は 不幸にすると しおらしく言える人 あなたうすなさけ バーボンが好きだと 言ったから 買って来ました それほどに バカな私 あなたを 愛してる |
いろいろごめん強がり見せる 男ほど ほんとはテレやで 不器用で 「いろいろごめん」「ほんとにごめん」 素直におまえに 言えなくて 寄り道酒に 酔いながら おまえをしみじみ 思う夜 おまえの淋しさ 気づかずに 身勝手ばかりを 通したよ 「いろいろごめん」「あの時ごめん」 数えりゃいくつも 借りがある おまえがもしも いなければ 何にもできない 俺だから 言い訳ひとつ するたびに 男は心で 詫びている 「いろいろごめん」「ほんとにごめん」 一緒にいてくれ これからも 俺には過ぎた 女だと おまえの笑顔を 思う夜 | 中条きよし | 麻こよみ | 杉本眞人 | 南郷達也 | 強がり見せる 男ほど ほんとはテレやで 不器用で 「いろいろごめん」「ほんとにごめん」 素直におまえに 言えなくて 寄り道酒に 酔いながら おまえをしみじみ 思う夜 おまえの淋しさ 気づかずに 身勝手ばかりを 通したよ 「いろいろごめん」「あの時ごめん」 数えりゃいくつも 借りがある おまえがもしも いなければ 何にもできない 俺だから 言い訳ひとつ するたびに 男は心で 詫びている 「いろいろごめん」「ほんとにごめん」 一緒にいてくれ これからも 俺には過ぎた 女だと おまえの笑顔を 思う夜 |
空に星があるように空に星が あるように 浜辺に砂が あるように 僕の心に たったひとつの 小さな夢が ありました 風が東に 吹くように 川が流れて 行くように 時の流れに たったひとつの 小さな夢は 消えました 淋しく 淋しく 星を見つめ ひとりで ひとりで 涙に濡れる 何もかも すべては 終わってしまったけれど 何もかも まわりは 消えてしまったけれど 春に小雨が 降るように 秋に枯葉が 散るように それは誰にも あるような ただの季節の 変わり目の頃 | 中条きよし | 荒木一郎 | 荒木一郎 | 溝渕新一郎 | 空に星が あるように 浜辺に砂が あるように 僕の心に たったひとつの 小さな夢が ありました 風が東に 吹くように 川が流れて 行くように 時の流れに たったひとつの 小さな夢は 消えました 淋しく 淋しく 星を見つめ ひとりで ひとりで 涙に濡れる 何もかも すべては 終わってしまったけれど 何もかも まわりは 消えてしまったけれど 春に小雨が 降るように 秋に枯葉が 散るように それは誰にも あるような ただの季節の 変わり目の頃 |
銀のピアス男の胸の 真ん中あたり 忘れられない 女(ひと)がいる 肩を抱き寄せ ただ一度 そっと重ねた 唇よ 銀のピアスが 揺れてた君の 面影たどる 雨の夜 会うのは今日で 終わりにしましょう この手ほどいて 泣いた女(ひと) つらい噂が たつ前に あの日別れを 決めたけど 銀のピアスの はかない色を 思えば今も つらくなる ひとつコートに 寄り添って 二人歩いた 並木道 銀のピアスが 想い出つれて 心の中で また揺れる 心の中で また揺れる | 中条きよし | 麻こよみ | 杉本眞人 | 南郷達也 | 男の胸の 真ん中あたり 忘れられない 女(ひと)がいる 肩を抱き寄せ ただ一度 そっと重ねた 唇よ 銀のピアスが 揺れてた君の 面影たどる 雨の夜 会うのは今日で 終わりにしましょう この手ほどいて 泣いた女(ひと) つらい噂が たつ前に あの日別れを 決めたけど 銀のピアスの はかない色を 思えば今も つらくなる ひとつコートに 寄り添って 二人歩いた 並木道 銀のピアスが 想い出つれて 心の中で また揺れる 心の中で また揺れる |
あいつゆうべあいつに 聞いたけど あれから君は ひとりきり 悪かったのは 僕だけど 君のためだと あきらめた だからあいつに 言ったんだ もしも今でも 僕だけを 想ってくれて いるならば 僕に知らせて 欲しいんだ どんなに君に 逢いたくて 眠れぬ夜も 幾度(いくたび)か 逢いに行(ゆ)けない 今の僕 思い浮かべる 君の顔 あいつもゆうべ 言っていた 悪かったのは お前だと あいつに言って もらいたい 僕を許すと それだけを それだけを | 中条きよし | 平岡静二 | 平岡静二 | 溝渕新一郎 | ゆうべあいつに 聞いたけど あれから君は ひとりきり 悪かったのは 僕だけど 君のためだと あきらめた だからあいつに 言ったんだ もしも今でも 僕だけを 想ってくれて いるならば 僕に知らせて 欲しいんだ どんなに君に 逢いたくて 眠れぬ夜も 幾度(いくたび)か 逢いに行(ゆ)けない 今の僕 思い浮かべる 君の顔 あいつもゆうべ 言っていた 悪かったのは お前だと あいつに言って もらいたい 僕を許すと それだけを それだけを |
夕燕うすむらさきの 茜空(あかねぞら) 見てたらなぜか 泣けてきた 夕つばめ 夕つばめ どこまで 飛んでゆく… あいつが今も ひとりなら 帰って来いと 伝えておくれ 人目気にせず 歩いてと 置手紙(かきおき)のこし 消えた奴(やつ) 夕つばめ 夕つばめ 呼んでも 遅いのか… 男の胸の 淋(さみ)しさを わかってくれた やさしいあいつ 花屋の露地(ろじ)に 遅咲きの すずらん咲いて 春が来る 夕つばめ 夕つばめ もいちど 飛んでこい… 今ならきっと まにあうさ しあわせ行きの 最終電車 | 中条きよし | 水木れいじ | 徳久広司 | 伊戸のりお | うすむらさきの 茜空(あかねぞら) 見てたらなぜか 泣けてきた 夕つばめ 夕つばめ どこまで 飛んでゆく… あいつが今も ひとりなら 帰って来いと 伝えておくれ 人目気にせず 歩いてと 置手紙(かきおき)のこし 消えた奴(やつ) 夕つばめ 夕つばめ 呼んでも 遅いのか… 男の胸の 淋(さみ)しさを わかってくれた やさしいあいつ 花屋の露地(ろじ)に 遅咲きの すずらん咲いて 春が来る 夕つばめ 夕つばめ もいちど 飛んでこい… 今ならきっと まにあうさ しあわせ行きの 最終電車 |
黄昏のビギン雨に濡れてた たそがれの街 あなたと逢った 初めての夜 ふたりの肩に 銀色の雨 あなたの唇 濡れていたっけ 傘もささずに 僕達は 歩きつづけた 雨の中 あのネオンが ぼやけてた 雨がやんでた たそがれの街 あなたの瞳に うつる星かげ 夕空晴れた たそがれの街 あなたの瞳 夜にうるんで 濡れたブラウス 胸元に 雨のしずくか ネックレス こきざみに ふるえてた ふたりだけの たそがれの街 並木の陰の 初めてのキス 初めてのキス | 中条きよし | 永六輔 | 中村八大 | 溝渕新一郎 | 雨に濡れてた たそがれの街 あなたと逢った 初めての夜 ふたりの肩に 銀色の雨 あなたの唇 濡れていたっけ 傘もささずに 僕達は 歩きつづけた 雨の中 あのネオンが ぼやけてた 雨がやんでた たそがれの街 あなたの瞳に うつる星かげ 夕空晴れた たそがれの街 あなたの瞳 夜にうるんで 濡れたブラウス 胸元に 雨のしずくか ネックレス こきざみに ふるえてた ふたりだけの たそがれの街 並木の陰の 初めてのキス 初めてのキス |
想いで迷子愛に溺れて あなたに疲れ 生きることにも ため息ついて ひとり口紅 ふきとるだけの 生き方だけなら 淋しい こんな夜には 少しお酒で 泪の相手しましょう そして ぬけがらパジャマ あなたの代わりに 時は明日を 連れてくるけど 過去のどこかで 迷子になってる 夢の続きを 誰かに見ても 若くないから 明日が恐い 綺麗ごとなら 愛するだけで 本当は何にも いらない だから鏡に 映る私に 想いで話しましょう そして 枕を抱いて あなたの代わりに 時はあなたの 移り香だけを 今もこの部屋 残しているから こんな夜には 少しお酒で 泪の相手しましょう そして ぬけがらパジャマ あなたの代わりに 時は明日を 連れてくるけど 過去のどこかで 迷子になってる | 中条きよし | 荒木とよひさ | 三木たかし | 溝渕新一郎 | 愛に溺れて あなたに疲れ 生きることにも ため息ついて ひとり口紅 ふきとるだけの 生き方だけなら 淋しい こんな夜には 少しお酒で 泪の相手しましょう そして ぬけがらパジャマ あなたの代わりに 時は明日を 連れてくるけど 過去のどこかで 迷子になってる 夢の続きを 誰かに見ても 若くないから 明日が恐い 綺麗ごとなら 愛するだけで 本当は何にも いらない だから鏡に 映る私に 想いで話しましょう そして 枕を抱いて あなたの代わりに 時はあなたの 移り香だけを 今もこの部屋 残しているから こんな夜には 少しお酒で 泪の相手しましょう そして ぬけがらパジャマ あなたの代わりに 時は明日を 連れてくるけど 過去のどこかで 迷子になってる |
あの日の嘘のつぐないに北窓ひとつの 小さな部屋で 淋しく暮らして いたんだね ほんのり うす口紅(べに) 爪噛むくせも 変わっちゃいないよ あの頃と ああ ああ おまえって 泣かす女だね 許してくれとは 言えないが 陽だまりみたいな 幸せを あの日の嘘の つぐないに 男の気ままで 放浪(さすらい)ぐらし 小樽に三年 萩二年 ゆきずりの花を 散らせるたびに 心のどこかで 探してた ああ ああ おまえって 俺のふるさとさ 分かってくれたら 泣かないで 歌ってあげよう 子守唄 あの日の嘘の つぐないに ああ ああ おまえって 泣かす女だね 信じてくれると 言うのなら ぬくもり分け合う 人生を あの日の嘘の つぐないに | 中条きよし | 水木れいじ | 岡千秋 | | 北窓ひとつの 小さな部屋で 淋しく暮らして いたんだね ほんのり うす口紅(べに) 爪噛むくせも 変わっちゃいないよ あの頃と ああ ああ おまえって 泣かす女だね 許してくれとは 言えないが 陽だまりみたいな 幸せを あの日の嘘の つぐないに 男の気ままで 放浪(さすらい)ぐらし 小樽に三年 萩二年 ゆきずりの花を 散らせるたびに 心のどこかで 探してた ああ ああ おまえって 俺のふるさとさ 分かってくれたら 泣かないで 歌ってあげよう 子守唄 あの日の嘘の つぐないに ああ ああ おまえって 泣かす女だね 信じてくれると 言うのなら ぬくもり分け合う 人生を あの日の嘘の つぐないに |
風が泣くとき風に誘われ 男は歌うよ 闇に凍えて 身を切る 木枯らしに乗せて ひとときだけ帰る 想い出の歌は 寂しい男の 流し歌 風と一緒に 男は走るよ きいてくれるな 俺たち 行く先は闇さ はぐれたもの同志 ぬくもりを逃げて つめたい日陰を 生きて行く 風に吹かれて 男はわらうよ 知らず知らずに こころを かわかせたままで 恋も夢も過去も 口笛で捨てた 気がつきゃ独りの はぐれ道 風に押されて 男は旅立つ 死んでたまるか おまえに 会うまではきっと ひとつだけの命 この腕に抱いて 見上げりゃ遠くに 夜明け星 | 中条きよし | 山口洋子 | 北林研一 | 小杉仁三 | 風に誘われ 男は歌うよ 闇に凍えて 身を切る 木枯らしに乗せて ひとときだけ帰る 想い出の歌は 寂しい男の 流し歌 風と一緒に 男は走るよ きいてくれるな 俺たち 行く先は闇さ はぐれたもの同志 ぬくもりを逃げて つめたい日陰を 生きて行く 風に吹かれて 男はわらうよ 知らず知らずに こころを かわかせたままで 恋も夢も過去も 口笛で捨てた 気がつきゃ独りの はぐれ道 風に押されて 男は旅立つ 死んでたまるか おまえに 会うまではきっと ひとつだけの命 この腕に抱いて 見上げりゃ遠くに 夜明け星 |
ダンチョネ子守唄つれて逃げれば ろくでなし 捨てて旅立ちゃ 人でなし ふたり死んでも 花はなし 思いきる気は さらになし あゝ…どのみち男の人生は 絵にはならないヨーホホイ ダンチョネ子守唄 嘘をついても 年は上 口紅(べに)をひいても 消せぬ過去 捨てた故郷(こきょう)は かもめ町 詫びて届かぬ 親不孝 あゝ…やっぱり女の人生も 涙ばかりのヨーホホイ ダンチョネ子守唄 どっち向いても 風が吹く 渡る世間の うそ寒さ 義理と人情 抱いてゆく 昔かたぎの 馬鹿もいる あゝ…戻れぬ旅だよ人生は 酒とそい寝のヨーホホイ ダンチョネ子守唄 | 中条きよし | 水木れいじ | 徳久広司 | 伊戸のりお | つれて逃げれば ろくでなし 捨てて旅立ちゃ 人でなし ふたり死んでも 花はなし 思いきる気は さらになし あゝ…どのみち男の人生は 絵にはならないヨーホホイ ダンチョネ子守唄 嘘をついても 年は上 口紅(べに)をひいても 消せぬ過去 捨てた故郷(こきょう)は かもめ町 詫びて届かぬ 親不孝 あゝ…やっぱり女の人生も 涙ばかりのヨーホホイ ダンチョネ子守唄 どっち向いても 風が吹く 渡る世間の うそ寒さ 義理と人情 抱いてゆく 昔かたぎの 馬鹿もいる あゝ…戻れぬ旅だよ人生は 酒とそい寝のヨーホホイ ダンチョネ子守唄 |
夢見る夢子不幸が似合う いい女はね だまされ上手で お別れ上手 男運(うん)が悪いと 寝たふりしても 三ケ月(みつき)もたてば また恋をする この指とまれ 坊やよとまれ トンボも蝶々も あの人も 夢見る夢子と 言われても 惚れた数だけ 綺麗になるから 涙が似合う いい女はね ほだされ上手で くどかれ上手 心開けば 身体(からだ)も開き 爪の先まで 尽くしてしまう この手で泳げ 坊やよ泳げ めだかも金魚も あの人も 夢見る夢子と 言われても 惚れた数だけ 綺麗になるから 男運が悪いと 寝たふりしても 三ケ月もたてば また恋をする この指とまれ 坊やよとまれ トンボも蝶々も あの人も 夢見る夢子と 言われても 惚れた数だけ 綺麗になるから | 中条きよし | 荒木とよひさ | キダ・タロー | 竹内弘一 | 不幸が似合う いい女はね だまされ上手で お別れ上手 男運(うん)が悪いと 寝たふりしても 三ケ月(みつき)もたてば また恋をする この指とまれ 坊やよとまれ トンボも蝶々も あの人も 夢見る夢子と 言われても 惚れた数だけ 綺麗になるから 涙が似合う いい女はね ほだされ上手で くどかれ上手 心開けば 身体(からだ)も開き 爪の先まで 尽くしてしまう この手で泳げ 坊やよ泳げ めだかも金魚も あの人も 夢見る夢子と 言われても 惚れた数だけ 綺麗になるから 男運が悪いと 寝たふりしても 三ケ月もたてば また恋をする この指とまれ 坊やよとまれ トンボも蝶々も あの人も 夢見る夢子と 言われても 惚れた数だけ 綺麗になるから |
恋吹雪あなたが浴びる湯の音が せせらぎみたいに 聴こえます ゆきずりのゆきずりの あゝ夢一夜 墜ちてみたって かまわない 燃えて散れ散れ 恋吹雪 陽(ひ)なたのような その胸に 一生棲むのは 無理なのね つかのまのつかのまの あゝ夢一夜 声を殺して 指をかむ おんな心の 恋吹雪 寝息をたてる 横顔に ネオンがこぼれる 仮の宿 抱きしめて抱きしめて あゝ夢一夜 朝になるまで 酔わせてよ おとぎばなしの 恋吹雪 | 中条きよし | 吉岡治 | 市川昭介 | 池多孝春 | あなたが浴びる湯の音が せせらぎみたいに 聴こえます ゆきずりのゆきずりの あゝ夢一夜 墜ちてみたって かまわない 燃えて散れ散れ 恋吹雪 陽(ひ)なたのような その胸に 一生棲むのは 無理なのね つかのまのつかのまの あゝ夢一夜 声を殺して 指をかむ おんな心の 恋吹雪 寝息をたてる 横顔に ネオンがこぼれる 仮の宿 抱きしめて抱きしめて あゝ夢一夜 朝になるまで 酔わせてよ おとぎばなしの 恋吹雪 |
夢を求めてやっぱりおまえは この部屋に 今でも暮らして いたんだね 夢を求めて 出て行った 俺の心は 人の世の 風の寒さに こごえかけ おまえの処(ところ)に 帰って来たよ 敷居の高さに つまずいて 素直に笑顔が もどせない 夢を求めて 働いた 俺の心は 人の世の 雨の強さに ぬれそぼり おまえの処に 帰って来たよ むかしかわらぬ コーヒーの 香りはやっぱり おまえだね 夢を求めて さまよった 俺の心は 人の世の 波の荒さに おぼれかけ おまえの処に 帰って来たよ | 中条きよし | 中西冬樹 | 伊豆康臣 | 小杉仁三 | やっぱりおまえは この部屋に 今でも暮らして いたんだね 夢を求めて 出て行った 俺の心は 人の世の 風の寒さに こごえかけ おまえの処(ところ)に 帰って来たよ 敷居の高さに つまずいて 素直に笑顔が もどせない 夢を求めて 働いた 俺の心は 人の世の 雨の強さに ぬれそぼり おまえの処に 帰って来たよ むかしかわらぬ コーヒーの 香りはやっぱり おまえだね 夢を求めて さまよった 俺の心は 人の世の 波の荒さに おぼれかけ おまえの処に 帰って来たよ |
遙遙… さみしい名前だね 遙… こんなに惚れさせて 遙… どこを見ているの 過ぎた日は 忘れろよ 想い出は ふりかえるなよ そうさ 遙 あたらしい愛を 俺に 俺に あずけてほしい 遙… さみしい笑顔だね 遙… 心に鍵かけて 遙… つらい酒だろう くるしみを だますなよ 泣けるときゃ 素直に泣けよ そうさ 遙 この俺でよけりゃ 涙 涙 ぬぐってやろう 青空を 夢見ろよ しあわせを あきらめるなよ そうさ 遙 かなしみを越えて 俺の 俺の 旅路をゆこう | 中条きよし | 広田文男 | 水木翔子 | 小杉仁三 | 遙… さみしい名前だね 遙… こんなに惚れさせて 遙… どこを見ているの 過ぎた日は 忘れろよ 想い出は ふりかえるなよ そうさ 遙 あたらしい愛を 俺に 俺に あずけてほしい 遙… さみしい笑顔だね 遙… 心に鍵かけて 遙… つらい酒だろう くるしみを だますなよ 泣けるときゃ 素直に泣けよ そうさ 遙 この俺でよけりゃ 涙 涙 ぬぐってやろう 青空を 夢見ろよ しあわせを あきらめるなよ そうさ 遙 かなしみを越えて 俺の 俺の 旅路をゆこう |
おまえの夢おんなの夢を こわす男に 出会ってばかり 来たんだろう 冷たい手だね 細い指先 おれでよければ 抱いて眠ろう 何にもやれない やれないけれど すきな様に 夢でも見なよ…… だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ 淋しい夢が めぐる枯野に いつかは花も 開くだろう ひきずる宿命(さだめ) うすい幸せ 遠い昔の ことにするのさ 何にもやれない やれないけれど 子守唄を うたってやろう…… だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ 何にもやれない やれないけれど すきな様に 夢でもみなよ だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ | 中条きよし | 杉紀彦 | 三木たかし | 小杉仁三 | おんなの夢を こわす男に 出会ってばかり 来たんだろう 冷たい手だね 細い指先 おれでよければ 抱いて眠ろう 何にもやれない やれないけれど すきな様に 夢でも見なよ…… だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ 淋しい夢が めぐる枯野に いつかは花も 開くだろう ひきずる宿命(さだめ) うすい幸せ 遠い昔の ことにするのさ 何にもやれない やれないけれど 子守唄を うたってやろう…… だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ 何にもやれない やれないけれど すきな様に 夢でもみなよ だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ |
キャラバンもしも かなう ことなら 世界中で 一番 愚か者と いわれよう たった一人だけの ために 生きて 死んだ 馬鹿な 奴と 云われよう 変らぬものを 人はどれほど 数えられると 云えよう キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 もしも君が 望めば 山も河も 動かし 大地変えて 見せよう たった一人だけの ために 生きて 死んで 笑顔を 見せもしよう いいかげんな自分に 死にもの 狂いの かけひとつ してみよう キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 | 中条きよし | 小椋佳・南里元子 | 喜多郎 | 小杉仁三 | もしも かなう ことなら 世界中で 一番 愚か者と いわれよう たった一人だけの ために 生きて 死んだ 馬鹿な 奴と 云われよう 変らぬものを 人はどれほど 数えられると 云えよう キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 もしも君が 望めば 山も河も 動かし 大地変えて 見せよう たった一人だけの ために 生きて 死んで 笑顔を 見せもしよう いいかげんな自分に 死にもの 狂いの かけひとつ してみよう キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 |
冬花火夜更けのガラス窓を つたう雨は 別れた女の 泪に似てる 意味なく小指で あいあい傘を かくのが 寂しいくせだった 不倫という名の 手荷物を ふやしておまえは どこにいる このまま俺の側で ねむりたいと 逢うたびおまえは くちびるかんだ 炎えてる心を 裏切るような ひやりとつめたい 肌のいろ みれんという名の 途中駅 下りれば夜風が 呼びもどす ショールに頬をうめて 歩きながら 死んでもいいわと ぽつりといった 季節と同じに 消えてく恋は つかの間夢みた 冬花火 別離という名の 停車場に いまでもいそうな うしろ影 | 中条きよし | 山口洋子 | 浜圭介 | 溝淵新一郎 | 夜更けのガラス窓を つたう雨は 別れた女の 泪に似てる 意味なく小指で あいあい傘を かくのが 寂しいくせだった 不倫という名の 手荷物を ふやしておまえは どこにいる このまま俺の側で ねむりたいと 逢うたびおまえは くちびるかんだ 炎えてる心を 裏切るような ひやりとつめたい 肌のいろ みれんという名の 途中駅 下りれば夜風が 呼びもどす ショールに頬をうめて 歩きながら 死んでもいいわと ぽつりといった 季節と同じに 消えてく恋は つかの間夢みた 冬花火 別離という名の 停車場に いまでもいそうな うしろ影 |
旅愁あなたをさがして此処(ここ)まで来たの 恋しいあなたあなた 今何処に 風にゆれ雨にぬれて 恋は今も今も燃えているのに ああ…… 白いほほえみも うしろすがたも 遠い夢の中 あなたはいない わたしの夜空に星はみえない あなたに逢える逢える その日まで 鳥は飛び鳥は帰る それはいつもいつも花の咲く頃 ああ…… 白いほほえみも うしろすがたも 遠い夢の中 あなたはいない | 中条きよし | 片桐和子 | 平尾昌晃 | 高見弘 | あなたをさがして此処(ここ)まで来たの 恋しいあなたあなた 今何処に 風にゆれ雨にぬれて 恋は今も今も燃えているのに ああ…… 白いほほえみも うしろすがたも 遠い夢の中 あなたはいない わたしの夜空に星はみえない あなたに逢える逢える その日まで 鳥は飛び鳥は帰る それはいつもいつも花の咲く頃 ああ…… 白いほほえみも うしろすがたも 遠い夢の中 あなたはいない |
抱擁頬をよせあった あなたのにおいが 私の一番好きな においよ 目をとじて いつまでも 踊っていたい 恋に酔う心 泣きたくなるほど あなたが好きよ もしもあなたから 別れの言葉を 言われたとしたら 生きてゆけない あなたしか 愛せない 女にいつか なってしまったの 泣きたくなるほど あなたが好きよ 夜よお願いよ さようなら言わせる 朝など呼ばずに じっとしていて 目をとじて 幸せを いついつまでも 恋に酔う心 泣きたくなるほど あなたが好きよ | 中条きよし | 荒川利夫 | 山岡俊弘 | 池多孝春 | 頬をよせあった あなたのにおいが 私の一番好きな においよ 目をとじて いつまでも 踊っていたい 恋に酔う心 泣きたくなるほど あなたが好きよ もしもあなたから 別れの言葉を 言われたとしたら 生きてゆけない あなたしか 愛せない 女にいつか なってしまったの 泣きたくなるほど あなたが好きよ 夜よお願いよ さようなら言わせる 朝など呼ばずに じっとしていて 目をとじて 幸せを いついつまでも 恋に酔う心 泣きたくなるほど あなたが好きよ |
矢切の渡し「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です 「見すてないでね……」 「捨てはしないよ……」 北風が泣いて吹く 矢切の渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです 「どこへ行くのよ……」 「知らぬ土地だよ……」 揺れながら艪(ろ)が咽(むせ)ぶ 矢切の渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日へ漕ぎだす 別れです | 中条きよし | 石本美由起 | 船村徹 | 池多孝春 | 「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切の渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です 「見すてないでね……」 「捨てはしないよ……」 北風が泣いて吹く 矢切の渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです 「どこへ行くのよ……」 「知らぬ土地だよ……」 揺れながら艪(ろ)が咽(むせ)ぶ 矢切の渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日へ漕ぎだす 別れです |
すきま風人を愛して 人はこころひらき 傷ついて すきま風 知るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか やさしさに めぐりあえる その朝 おまえは 小鳥のように 胸に抱かれて 眠ればいい 夢を追いかけ 夢にこころとられ つまずいて すきま風 見るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか ほほえみに めぐりあえる その朝 おまえは 野菊のように 道のほとりに 咲いたらいい いいさそれでも 生きてさえいれば いつか しあわせに めぐりあえる その朝 おまえは すべてを忘れ 熱い涙を 流せばいい | 中条きよし | いではく | 遠藤実 | 高見弘 | 人を愛して 人はこころひらき 傷ついて すきま風 知るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか やさしさに めぐりあえる その朝 おまえは 小鳥のように 胸に抱かれて 眠ればいい 夢を追いかけ 夢にこころとられ つまずいて すきま風 見るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか ほほえみに めぐりあえる その朝 おまえは 野菊のように 道のほとりに 咲いたらいい いいさそれでも 生きてさえいれば いつか しあわせに めぐりあえる その朝 おまえは すべてを忘れ 熱い涙を 流せばいい |
おんなは灯りくちびる ため息 おんなの匂い 指先 手さぐり おまえの温(ぬく)み 夢でみたみた おまえの胸に 旅の淋しさ 埋ずめに行こう おれが船なら おまえは港 いのち いのち いのち みたいな 灯りがみえる えりあし ほつれ毛 おんなの背中 別れの 思い出 おんなの涙 流れ流れて 生きては来たが 旅の寒さが 骨身にしみる おれの昔を 許してほしい そこに そこに そこに いてくれ 灯りのように 涙はりつく おまえの貌(かお)に 浮かぶ苦労を ぬぐいに行こう おれが風なら おまえは故郷(こきょう) 消すな 消すな 消すな あしたの 灯りをひとつ | 中条きよし | 杉紀彦 | 三木たかし | 三木たかし | くちびる ため息 おんなの匂い 指先 手さぐり おまえの温(ぬく)み 夢でみたみた おまえの胸に 旅の淋しさ 埋ずめに行こう おれが船なら おまえは港 いのち いのち いのち みたいな 灯りがみえる えりあし ほつれ毛 おんなの背中 別れの 思い出 おんなの涙 流れ流れて 生きては来たが 旅の寒さが 骨身にしみる おれの昔を 許してほしい そこに そこに そこに いてくれ 灯りのように 涙はりつく おまえの貌(かお)に 浮かぶ苦労を ぬぐいに行こう おれが風なら おまえは故郷(こきょう) 消すな 消すな 消すな あしたの 灯りをひとつ |
夢おんな旅に出てゆく前に 遠く別れる前に いちどだけでもいいわ だいてください なんて 馬鹿(ばか)なみれんは この酒に捨てろよ のみなよ のみなよ つらいなら 胸の涙を ながすまで お前は夢おんな これから咲く花さ もっと自分を だいじにしろよ 遊びごころじゃないさ 俺もしんそこ好きさ だからなおさらそっと 置いてゆきたい恋を 情知らずと 恨むなら恨めよ よしなよ よしなよ 待つなんて いつかわかって くれるだろ お前は夢おんな これから咲く花さ もっと思い出 だいじにしろよ のみなよ のみなよ つらいなら 胸の涙を ながすまで お前は夢おんな これから咲く花さ もっと自分を だいじにしろよ | 中条きよし | 広田文男 | 叶弦大 | 小杉仁三 | 旅に出てゆく前に 遠く別れる前に いちどだけでもいいわ だいてください なんて 馬鹿(ばか)なみれんは この酒に捨てろよ のみなよ のみなよ つらいなら 胸の涙を ながすまで お前は夢おんな これから咲く花さ もっと自分を だいじにしろよ 遊びごころじゃないさ 俺もしんそこ好きさ だからなおさらそっと 置いてゆきたい恋を 情知らずと 恨むなら恨めよ よしなよ よしなよ 待つなんて いつかわかって くれるだろ お前は夢おんな これから咲く花さ もっと思い出 だいじにしろよ のみなよ のみなよ つらいなら 胸の涙を ながすまで お前は夢おんな これから咲く花さ もっと自分を だいじにしろよ |
忘れ草 消えるはずがない 淋しさ 消せるはずがない 昨日 心にふりつもる雪 過去という名のボタン雪 この世にどうして咲こうとするのか 宿命(さだめ)知り乍(なが)ら…… おれもおまえも どうせ二人は 冬の忘れ草 みえるはずがない 行く末 ともるはずがない あかり 春でも凍りつく道 つらいこの世のけもの道 他人(ひと)にかくれて咲こうとするのか 宿命(さだめ)知り乍(なが)ら…… おれもおまえも どうせ二人は 冬の忘れ草 とけるはずがない からくり ひらくはずがない とびら 幸せあきらめる夜 せめて抱きあう寒い肌 どうして無理して咲こうとするのか 宿命(さだめ)知り乍(なが)ら…… おれもおまえも どうせ二人は 冬の忘れ草 | 中条きよし | 杉紀彦 | 三木たかし | 三木たかし | 消えるはずがない 淋しさ 消せるはずがない 昨日 心にふりつもる雪 過去という名のボタン雪 この世にどうして咲こうとするのか 宿命(さだめ)知り乍(なが)ら…… おれもおまえも どうせ二人は 冬の忘れ草 みえるはずがない 行く末 ともるはずがない あかり 春でも凍りつく道 つらいこの世のけもの道 他人(ひと)にかくれて咲こうとするのか 宿命(さだめ)知り乍(なが)ら…… おれもおまえも どうせ二人は 冬の忘れ草 とけるはずがない からくり ひらくはずがない とびら 幸せあきらめる夜 せめて抱きあう寒い肌 どうして無理して咲こうとするのか 宿命(さだめ)知り乍(なが)ら…… おれもおまえも どうせ二人は 冬の忘れ草 |
うそ 折れた煙草の 吸いがらで あなたの嘘が わかるのよ 誰かいい女(ひと) 出来たのね 出来たのね あー 半年あまりの 恋なのに あー エプロン姿が よく似合う 爪もそめずに いてくれと 女があとから 泣けるよな 哀しい嘘の つける人 あなた残した わるいくせ 夜中に電話 かけるくせ 鍵をかけずに ねむるくせ ねむるくせ あー 一緒になる気も ないくせに あー 花嫁衣装は どうするの 僕は着物が 好きだよと あついくちづけ くれながら 冷たい嘘の つける人 あー あんまり飲んでは いけないよ あー 帰りの車も 気をつけて ひとりの身体じゃ ないなんて 女がほろりと くるような 優しい嘘の 上手(うま)い人 | 中条きよし | 山口洋子 | 平尾昌晃 | 高見弘 | 折れた煙草の 吸いがらで あなたの嘘が わかるのよ 誰かいい女(ひと) 出来たのね 出来たのね あー 半年あまりの 恋なのに あー エプロン姿が よく似合う 爪もそめずに いてくれと 女があとから 泣けるよな 哀しい嘘の つける人 あなた残した わるいくせ 夜中に電話 かけるくせ 鍵をかけずに ねむるくせ ねむるくせ あー 一緒になる気も ないくせに あー 花嫁衣装は どうするの 僕は着物が 好きだよと あついくちづけ くれながら 冷たい嘘の つける人 あー あんまり飲んでは いけないよ あー 帰りの車も 気をつけて ひとりの身体じゃ ないなんて 女がほろりと くるような 優しい嘘の 上手(うま)い人 |
迷子の男たち誰もこの世に 生まれたからには いつでも幸せ 求めて生きてる 変わりつづける 時代(とき)の中で 未来(あす)をさがして 男たちが ふらりふらふら夜の街 とろりとろとろ酒を飲む 過去(むかし)は良かったと 思い出を語る 迷子の迷子の男たち そうさ前なら 人の心には やさしくいたわる 言葉があったよ 甘い時代を 引きずって 蜜を探して 男たちが ふらりふらふら夜の街 ほろりほろほろ酒を飲む 泣いて笑って 寂(さび)しさ分け合う 迷子の迷子の男たち 変わりつづける 時代(とき)の中で 未来(あす)をさがして 男たちが ふらりふらふら夜の街 とろりとろとろ酒を飲む 見果てぬ夢を こよなく信じる 迷子の迷子の男たち | 中条きよし | 秋浩二 | 秋浩二 | 桜庭伸幸 | 誰もこの世に 生まれたからには いつでも幸せ 求めて生きてる 変わりつづける 時代(とき)の中で 未来(あす)をさがして 男たちが ふらりふらふら夜の街 とろりとろとろ酒を飲む 過去(むかし)は良かったと 思い出を語る 迷子の迷子の男たち そうさ前なら 人の心には やさしくいたわる 言葉があったよ 甘い時代を 引きずって 蜜を探して 男たちが ふらりふらふら夜の街 ほろりほろほろ酒を飲む 泣いて笑って 寂(さび)しさ分け合う 迷子の迷子の男たち 変わりつづける 時代(とき)の中で 未来(あす)をさがして 男たちが ふらりふらふら夜の街 とろりとろとろ酒を飲む 見果てぬ夢を こよなく信じる 迷子の迷子の男たち |
夢少年遠い昔の春 校舎の窓 どんなことも叶うと 夢を見ていた けれども北風 闇と裏切り 刃をあびても 俺は笑うさ 淡雪 麦踏み 鶯 芝草 たんぽぽ 草笛 夢少年 心こわれた日は 父と母の あの声を思い出して 一人語る 愛された記憶が 明日(あす)を運ぶ 生きてる限り 歩くだけさ ほおづき 風鈴 野苺 はまなす パラソル 七夕 夢少年 確かな光に 顔をあげて 生きてる限り 歩くだけさ 露草 オニヤンマ 夕立 笹舟 からたち 十五夜 夢少年 | 中条きよし | 内舘牧子 | 鈴木淳 | 萩田光雄 | 遠い昔の春 校舎の窓 どんなことも叶うと 夢を見ていた けれども北風 闇と裏切り 刃をあびても 俺は笑うさ 淡雪 麦踏み 鶯 芝草 たんぽぽ 草笛 夢少年 心こわれた日は 父と母の あの声を思い出して 一人語る 愛された記憶が 明日(あす)を運ぶ 生きてる限り 歩くだけさ ほおづき 風鈴 野苺 はまなす パラソル 七夕 夢少年 確かな光に 顔をあげて 生きてる限り 歩くだけさ 露草 オニヤンマ 夕立 笹舟 からたち 十五夜 夢少年 |
宿外は雨 海は凪(なぎ) 窓の外は日本海 今はただ夜を待つ女ひとりの港宿(みなとやど) 外は闇み遠く船 漁火みえて泪でて 明日の朝船に乗る もっと遠くの町に住む 探さないで下さい 私の事は 探さないで下さい 今日から先は 想いでで荷物がいっぱいだから 探さないで下さい 私の事は 夢は風 泪枯れ 部屋の灯り消したまま 今はもう朝を待つ女ひとりの港宿 夢は波遠い波 海ねこ鳴いて泪ふき 昨日を捨て明日を見て ずっと遠くの町に住む 探さないで下さい 私の事は 探さないで下さい 今日から先は 想いでで荷物がいっぱいだから 探さないで下さい 私の事は 探さないで下さい 私の事は 探さないで下さい 今日から先は 想いでで荷物がいっぱいだから 探さないで下さい 私の事は | 中条きよし | 吉幾三 | 吉幾三 | | 外は雨 海は凪(なぎ) 窓の外は日本海 今はただ夜を待つ女ひとりの港宿(みなとやど) 外は闇み遠く船 漁火みえて泪でて 明日の朝船に乗る もっと遠くの町に住む 探さないで下さい 私の事は 探さないで下さい 今日から先は 想いでで荷物がいっぱいだから 探さないで下さい 私の事は 夢は風 泪枯れ 部屋の灯り消したまま 今はもう朝を待つ女ひとりの港宿 夢は波遠い波 海ねこ鳴いて泪ふき 昨日を捨て明日を見て ずっと遠くの町に住む 探さないで下さい 私の事は 探さないで下さい 今日から先は 想いでで荷物がいっぱいだから 探さないで下さい 私の事は 探さないで下さい 私の事は 探さないで下さい 今日から先は 想いでで荷物がいっぱいだから 探さないで下さい 私の事は |
神戸・横浜夜空を斜めに 星屑落ちて せつない想いが 心を突き抜けて行く 背中にため息 残したままで 逢えない月日を 指折り数えては 涙 神戸 横浜と 二人 離れても 今すぐ逢いたい あなたに逢いたい 抱きしめてほしい 身体が壊れるくらいに TAXI 拾って 行ける距離なら こんなにも 辛くない 夜更けの電話を 朝までしても 寂しい時間を 埋める気休めなのね 心の支えを 失うような 不安が募れば 今夜も眠れなくなるの 今度いつ逢える そんな くりかえし 愛されていると 信じているけど 充たされていない 心の隙間が凍える 逢いたい時に 逢えない恋は この胸が 痛むだけ 今すぐ逢いたい あなたに逢いたい 抱きしめてほしい 身体が壊れるくらいに TAXI 拾って 行ける距離なら こんなにも 辛くない | 中条きよし | 星川裕二 | 杉本真人 | | 夜空を斜めに 星屑落ちて せつない想いが 心を突き抜けて行く 背中にため息 残したままで 逢えない月日を 指折り数えては 涙 神戸 横浜と 二人 離れても 今すぐ逢いたい あなたに逢いたい 抱きしめてほしい 身体が壊れるくらいに TAXI 拾って 行ける距離なら こんなにも 辛くない 夜更けの電話を 朝までしても 寂しい時間を 埋める気休めなのね 心の支えを 失うような 不安が募れば 今夜も眠れなくなるの 今度いつ逢える そんな くりかえし 愛されていると 信じているけど 充たされていない 心の隙間が凍える 逢いたい時に 逢えない恋は この胸が 痛むだけ 今すぐ逢いたい あなたに逢いたい 抱きしめてほしい 身体が壊れるくらいに TAXI 拾って 行ける距離なら こんなにも 辛くない |
泣かないよかまい過ぎるから嫌われたんだね おしきせ ばかりのやさしさだから ほかの誰かに 目移りしてさ シャボン玉のように男が消えたよ けどさ 本当はさ むしゃぶりついてでも別れたくなかった そうさ 馬鹿だよね素直になれずにいるなんて 泣かないよ 泣かないよよけい つらさがこみあげる 泣かないよもう泣かないよきっと明日は晴れるから つきあったのがまちがいだからって それで どうなる理由でもないし どうせ 咲かない花だと決めて 笑って 暮らすしか生きられないよ けどさ 本当はさ 子供ができたのと嘘でもついて せめて 最後にさいじ悪な女 演じたい 泣かないよ 泣かないよ 涙見せたら 負けになる 泣かないよもう泣かないよもっと綺麗に なる為に 泣かないよ 泣かないよ 涙見せたら 負けになる 泣かないよもう泣かないよもっと綺麗に なる為に | 中条きよし | 美樹克彦 | 杉本真人 | | かまい過ぎるから嫌われたんだね おしきせ ばかりのやさしさだから ほかの誰かに 目移りしてさ シャボン玉のように男が消えたよ けどさ 本当はさ むしゃぶりついてでも別れたくなかった そうさ 馬鹿だよね素直になれずにいるなんて 泣かないよ 泣かないよよけい つらさがこみあげる 泣かないよもう泣かないよきっと明日は晴れるから つきあったのがまちがいだからって それで どうなる理由でもないし どうせ 咲かない花だと決めて 笑って 暮らすしか生きられないよ けどさ 本当はさ 子供ができたのと嘘でもついて せめて 最後にさいじ悪な女 演じたい 泣かないよ 泣かないよ 涙見せたら 負けになる 泣かないよもう泣かないよもっと綺麗に なる為に 泣かないよ 泣かないよ 涙見せたら 負けになる 泣かないよもう泣かないよもっと綺麗に なる為に |
夢さぐり 愛さぐり恋は破れて 傷つくものと 知っても くりかえす 愛のかたちを 教えてよ 落ちてく前に 夢さぐり 愛さぐり 誰に抱かれて眠ればいいの 夢さぐり 愛さぐり 身体が熱い夜は 熱い夜は ひとりじゃ 切ないよ 泣いた数ほど 未練はあるが あなたが 気にかかる 逢えばなおさら 辛いのに 恋しさ 募る 夢さぐり 愛さぐり 誰を愛して 生きればいいの 夢さぐり 愛さぐり 涙に濡れる夜は 濡れる夜は あなたが憎らしい 夢さぐり 愛さぐり 噂たずねて さまよう夜は 夢さぐり 愛さぐり さみしい夢の中で 夢の中で わたしを 抱きしめて | 中条きよし | 斉藤夕紀 | 幸耕平 | | 恋は破れて 傷つくものと 知っても くりかえす 愛のかたちを 教えてよ 落ちてく前に 夢さぐり 愛さぐり 誰に抱かれて眠ればいいの 夢さぐり 愛さぐり 身体が熱い夜は 熱い夜は ひとりじゃ 切ないよ 泣いた数ほど 未練はあるが あなたが 気にかかる 逢えばなおさら 辛いのに 恋しさ 募る 夢さぐり 愛さぐり 誰を愛して 生きればいいの 夢さぐり 愛さぐり 涙に濡れる夜は 濡れる夜は あなたが憎らしい 夢さぐり 愛さぐり 噂たずねて さまよう夜は 夢さぐり 愛さぐり さみしい夢の中で 夢の中で わたしを 抱きしめて |
花もよう優しさしだいで女の人は 心も身体もどうでもなるの 淑女と悪女 二つの顔を 化粧に隠して 生きているのよ ああ抱かれて咲いたら赤い花 恋して咲いたら 白い花 可愛いものよ 切ないものよ おんな おんな おんななんて 夢だけくれても女の人は 夜明けの続きを欲しがるけれど 明日と昨日 なぐさめながら 涙をこらえて ついてくだけね ああ乱れて咲いたら夏の花 ふるえて咲いたら冬の花 寂しいものよ 切ないものよ おんな おんな おんななんて ああ信じて咲いたら夢の花 なみだで咲いたら嘘の花 悲しいものよ 切ないものよ おんな おんな おんななんて | 中条きよし | 荒木とよひさ | 幸耕平 | | 優しさしだいで女の人は 心も身体もどうでもなるの 淑女と悪女 二つの顔を 化粧に隠して 生きているのよ ああ抱かれて咲いたら赤い花 恋して咲いたら 白い花 可愛いものよ 切ないものよ おんな おんな おんななんて 夢だけくれても女の人は 夜明けの続きを欲しがるけれど 明日と昨日 なぐさめながら 涙をこらえて ついてくだけね ああ乱れて咲いたら夏の花 ふるえて咲いたら冬の花 寂しいものよ 切ないものよ おんな おんな おんななんて ああ信じて咲いたら夢の花 なみだで咲いたら嘘の花 悲しいものよ 切ないものよ おんな おんな おんななんて |