すきま風人を愛して 人はこころひらき 傷ついて すきま風 知るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか やさしさに めぐりあえる その朝 おまえは 小鳥のように 胸に抱かれて 眠ればいい 夢を追いかけ 夢にこころとられ つまずいて すきま風 見るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか ほほえみに めぐりあえる その朝 おまえは 野菊のように 道のほとりに 咲いたらいい いいさそれでも 生きてさえいれば いつか しあわせに めぐりあえる その朝 おまえは すべてを忘れ 熱い涙を 流せばいい | 中条きよし | いではく | 遠藤実 | 高見弘 | 人を愛して 人はこころひらき 傷ついて すきま風 知るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか やさしさに めぐりあえる その朝 おまえは 小鳥のように 胸に抱かれて 眠ればいい 夢を追いかけ 夢にこころとられ つまずいて すきま風 見るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか ほほえみに めぐりあえる その朝 おまえは 野菊のように 道のほとりに 咲いたらいい いいさそれでも 生きてさえいれば いつか しあわせに めぐりあえる その朝 おまえは すべてを忘れ 熱い涙を 流せばいい |
三百六十五日三百六十五日 つかみどころのない街で あなただけを 頼りに生きた 明日(あした)もみずに 三百六十五日 夢を見たのはいつ頃か 思い出せず 街並みれば 季節は冬か 夕暮れの 人混みの中 似たよな声に ふと足とめる 忘れたふりして いただけなのか 心のどこかで 捨てきれない あなたへの あなたへの 想いが顔を出す 三百六十五日 春が暦の上にくる 心だけは 季節を読めず 過去(むかし)のままか 三百六十五日 あなたの無邪気な笑い顔 見たのは何時(いつ) 遥かな昨日 指折るばかり この街を 越せないままに いつしかなれた 独りの暮し 忘れたふりして いただけなのか 心のどこかで 捨てきれない あなたへの あなたへの 想いが顔を出す 夕暮れの 人混みの中 似たよな声に ふと足とめる 忘れたふりして いただけなのか 心のどこかで 捨てきれない あなたへの あなたへの 想いが顔を出す | 中条きよし | しいの乙吉 | しいの乙吉 | 猪股義周 | 三百六十五日 つかみどころのない街で あなただけを 頼りに生きた 明日(あした)もみずに 三百六十五日 夢を見たのはいつ頃か 思い出せず 街並みれば 季節は冬か 夕暮れの 人混みの中 似たよな声に ふと足とめる 忘れたふりして いただけなのか 心のどこかで 捨てきれない あなたへの あなたへの 想いが顔を出す 三百六十五日 春が暦の上にくる 心だけは 季節を読めず 過去(むかし)のままか 三百六十五日 あなたの無邪気な笑い顔 見たのは何時(いつ) 遥かな昨日 指折るばかり この街を 越せないままに いつしかなれた 独りの暮し 忘れたふりして いただけなのか 心のどこかで 捨てきれない あなたへの あなたへの 想いが顔を出す 夕暮れの 人混みの中 似たよな声に ふと足とめる 忘れたふりして いただけなのか 心のどこかで 捨てきれない あなたへの あなたへの 想いが顔を出す |
さざんかの宿くもりガラスを 手で拭いて あなた明日が 見えますか 愛しても愛しても あゝ他人の妻 赤く咲いても 冬の花 咲いてさびしい さざんかの宿 ぬいた指輪の 罪のあと かんでください 思いきり 燃えたって燃えたって あゝ他人の妻 運命かなしい 冬の花 明日はいらない さざんかの宿 せめて朝まで 腕の中 夢を見させて くれますか つくしてもつくしても あゝ他人の妻 ふたり咲いても 冬の花 春はいつくる さざんかの宿 | 中条きよし | 吉岡治 | 市川昭介 | 池多孝春 | くもりガラスを 手で拭いて あなた明日が 見えますか 愛しても愛しても あゝ他人の妻 赤く咲いても 冬の花 咲いてさびしい さざんかの宿 ぬいた指輪の 罪のあと かんでください 思いきり 燃えたって燃えたって あゝ他人の妻 運命かなしい 冬の花 明日はいらない さざんかの宿 せめて朝まで 腕の中 夢を見させて くれますか つくしてもつくしても あゝ他人の妻 ふたり咲いても 冬の花 春はいつくる さざんかの宿 |
櫻の花のようにとめどなく なみだ こぼれたときは その肩を そっと 抱いてあげるよ しあわせに そむき 歩けば寒い 長すぎる冬の 終わりはないさ 一度だけ生きて そして死んでゆく だからこのまま 恋に溺れて 櫻の花のように 散るのがいいさ 散るのがいいさ あゝ 櫻の花のように 訳もなく なぜか 切ないときは 指さきを そっと かんであげるよ さすらって いつか 帰って来ても あのときの春は そこにはないさ 一度だけ生きて そして死んでゆく だからこのまま 心まかせて 櫻の花のように 散るのがいいさ 散るのがいいさ あゝ 櫻の花のように 一度だけ生きて そして死んでゆく だからこのまま 恋に溺れて 櫻の花のように 散るのがいいさ 散るのがいいさ あゝ 櫻の花のように | 中条きよし | 荒木とよひさ | 三木たかし | 竜崎孝路 | とめどなく なみだ こぼれたときは その肩を そっと 抱いてあげるよ しあわせに そむき 歩けば寒い 長すぎる冬の 終わりはないさ 一度だけ生きて そして死んでゆく だからこのまま 恋に溺れて 櫻の花のように 散るのがいいさ 散るのがいいさ あゝ 櫻の花のように 訳もなく なぜか 切ないときは 指さきを そっと かんであげるよ さすらって いつか 帰って来ても あのときの春は そこにはないさ 一度だけ生きて そして死んでゆく だからこのまま 心まかせて 櫻の花のように 散るのがいいさ 散るのがいいさ あゝ 櫻の花のように 一度だけ生きて そして死んでゆく だからこのまま 恋に溺れて 櫻の花のように 散るのがいいさ 散るのがいいさ あゝ 櫻の花のように |
心の古傷俺の女を きくのかい ゆうべ酒場に いた女 逃げた女房に どこか似た お国なまりと 片えくぼ いいじゃないか どうだって 他人(ひと)のことなんか 俺の故郷(いなか)を きくのかい 遠い南の 島なのさ 腕のいかりの いれずみは 俺のしがない 紋(もん)なのさ いいじゃないか どうだって 他人(ひと)のことなんか あごの傷あと きくのかい 若いむかしの いざこざさ 酒でおさえる 古傷は むしろ心の 奥なのさ いいじゃないか どうだって 他人(ひと)のことなんか | 中条きよし | 小島貞二 | 山路進一 | 山路進一 | 俺の女を きくのかい ゆうべ酒場に いた女 逃げた女房に どこか似た お国なまりと 片えくぼ いいじゃないか どうだって 他人(ひと)のことなんか 俺の故郷(いなか)を きくのかい 遠い南の 島なのさ 腕のいかりの いれずみは 俺のしがない 紋(もん)なのさ いいじゃないか どうだって 他人(ひと)のことなんか あごの傷あと きくのかい 若いむかしの いざこざさ 酒でおさえる 古傷は むしろ心の 奥なのさ いいじゃないか どうだって 他人(ひと)のことなんか |
神戸・横浜夜空を斜めに 星屑落ちて せつない想いが 心を突き抜けて行く 背中にため息 残したままで 逢えない月日を 指折り数えては 涙 神戸 横浜と 二人 離れても 今すぐ逢いたい あなたに逢いたい 抱きしめてほしい 身体が壊れるくらいに TAXI 拾って 行ける距離なら こんなにも 辛くない 夜更けの電話を 朝までしても 寂しい時間を 埋める気休めなのね 心の支えを 失うような 不安が募れば 今夜も眠れなくなるの 今度いつ逢える そんな くりかえし 愛されていると 信じているけど 充たされていない 心の隙間が凍える 逢いたい時に 逢えない恋は この胸が 痛むだけ 今すぐ逢いたい あなたに逢いたい 抱きしめてほしい 身体が壊れるくらいに TAXI 拾って 行ける距離なら こんなにも 辛くない | 中条きよし | 星川裕二 | 杉本真人 | | 夜空を斜めに 星屑落ちて せつない想いが 心を突き抜けて行く 背中にため息 残したままで 逢えない月日を 指折り数えては 涙 神戸 横浜と 二人 離れても 今すぐ逢いたい あなたに逢いたい 抱きしめてほしい 身体が壊れるくらいに TAXI 拾って 行ける距離なら こんなにも 辛くない 夜更けの電話を 朝までしても 寂しい時間を 埋める気休めなのね 心の支えを 失うような 不安が募れば 今夜も眠れなくなるの 今度いつ逢える そんな くりかえし 愛されていると 信じているけど 充たされていない 心の隙間が凍える 逢いたい時に 逢えない恋は この胸が 痛むだけ 今すぐ逢いたい あなたに逢いたい 抱きしめてほしい 身体が壊れるくらいに TAXI 拾って 行ける距離なら こんなにも 辛くない |
恋ゆずり悪戯っぽい その目できっと 私の知らない 女(だれ)が泣かせてる 背広の襟の長い髪の毛が 別れの合図ね わかっているのよ あゝ駄目 駄目になるのね あゝ恋 恋どろぼう それでも芯から憎めないから 優しくしてあげて わたしのことよりも 綺麗な過去だけを その彼女(ひと)に 子供みたいな仕草でいつも 甘えるふりして 嘘をかくしてた 騙されていれば いつか目が覚めて 悪い癖直ると 信じていたのよ あゝ駄目 駄目になるのね あゝ恋 恋どろぼう 身体のすみまで知ってるけれど 別れてあげるから わたしのことよりも 小さな夢だけを その彼女に あゝ駄目 駄目になるのね あゝ恋 恋どろぼう それでも芯から憎めないから 優しくしてあげて わたしのことよりも 綺麗な過去だけを その彼女(ひと)に | 中条きよし | 荒木とよひさ | 杉本真人 | 馬飼野俊一 | 悪戯っぽい その目できっと 私の知らない 女(だれ)が泣かせてる 背広の襟の長い髪の毛が 別れの合図ね わかっているのよ あゝ駄目 駄目になるのね あゝ恋 恋どろぼう それでも芯から憎めないから 優しくしてあげて わたしのことよりも 綺麗な過去だけを その彼女(ひと)に 子供みたいな仕草でいつも 甘えるふりして 嘘をかくしてた 騙されていれば いつか目が覚めて 悪い癖直ると 信じていたのよ あゝ駄目 駄目になるのね あゝ恋 恋どろぼう 身体のすみまで知ってるけれど 別れてあげるから わたしのことよりも 小さな夢だけを その彼女に あゝ駄目 駄目になるのね あゝ恋 恋どろぼう それでも芯から憎めないから 優しくしてあげて わたしのことよりも 綺麗な過去だけを その彼女(ひと)に |
恋吹雪あなたが浴びる湯の音が せせらぎみたいに 聴こえます ゆきずりのゆきずりの あゝ夢一夜 墜ちてみたって かまわない 燃えて散れ散れ 恋吹雪 陽(ひ)なたのような その胸に 一生棲むのは 無理なのね つかのまのつかのまの あゝ夢一夜 声を殺して 指をかむ おんな心の 恋吹雪 寝息をたてる 横顔に ネオンがこぼれる 仮の宿 抱きしめて抱きしめて あゝ夢一夜 朝になるまで 酔わせてよ おとぎばなしの 恋吹雪 | 中条きよし | 吉岡治 | 市川昭介 | 池多孝春 | あなたが浴びる湯の音が せせらぎみたいに 聴こえます ゆきずりのゆきずりの あゝ夢一夜 墜ちてみたって かまわない 燃えて散れ散れ 恋吹雪 陽(ひ)なたのような その胸に 一生棲むのは 無理なのね つかのまのつかのまの あゝ夢一夜 声を殺して 指をかむ おんな心の 恋吹雪 寝息をたてる 横顔に ネオンがこぼれる 仮の宿 抱きしめて抱きしめて あゝ夢一夜 朝になるまで 酔わせてよ おとぎばなしの 恋吹雪 |
煙が目にしみる一秒あれば 口づけて 一日あれば 抱きたくて おまえを愛さず 死ねるのか おまえを愛さず 生きれるか ふっとため息 見上げた空に ふっとふかした 今夜の煙草 やけに煙が 目にしみる 一年なんて 待てなくて 一生なんて 束の間で おまえを忘れて 暮らせない おまえを忘れて 生きれない そっと飲み干す グラスの底に そっと二本目 いつもの煙草 やけに煙が 目にしみる ふっとため息 見上げた空に ふっとふかした 今夜の煙草 やけに煙が 目にしみる | 中条きよし | 結木瞳 | 新田晃也 | 伊戸のりお | 一秒あれば 口づけて 一日あれば 抱きたくて おまえを愛さず 死ねるのか おまえを愛さず 生きれるか ふっとため息 見上げた空に ふっとふかした 今夜の煙草 やけに煙が 目にしみる 一年なんて 待てなくて 一生なんて 束の間で おまえを忘れて 暮らせない おまえを忘れて 生きれない そっと飲み干す グラスの底に そっと二本目 いつもの煙草 やけに煙が 目にしみる ふっとため息 見上げた空に ふっとふかした 今夜の煙草 やけに煙が 目にしみる |
グッバイ ラブをあなたにグッバイ ラブ この手をはなして グッバイ ラブ 夢から覚めたの どこかでおとした 倖せを 他人(ひと)のせいには したくないけど 最後と決めてた 恋でした それほどあなたが 好きでした サヨウナラの 五文字の中に 恨み悔みも あげた愛も 捨ててゆくわ 雨の降る夜(よ)に グッバイ ラブ 何度か流した 涙でも 今度ばかりは 息も出来ない どれだけあなたを 愛したか どれほど心を 痛めたか 許せない事に 乱れて迷い怒りが 背中むけた 捨ててゆくわ 雨の降る夜に グッバイ ラブ サヨウナラの 五文字の中に 恨み悔みも あげた愛も 捨ててゆくわ 雨の降る夜(よ)に グッバイ ラブ | 中条きよし | しいの乙吉 | しいの乙吉 | 猪股義周 | グッバイ ラブ この手をはなして グッバイ ラブ 夢から覚めたの どこかでおとした 倖せを 他人(ひと)のせいには したくないけど 最後と決めてた 恋でした それほどあなたが 好きでした サヨウナラの 五文字の中に 恨み悔みも あげた愛も 捨ててゆくわ 雨の降る夜(よ)に グッバイ ラブ 何度か流した 涙でも 今度ばかりは 息も出来ない どれだけあなたを 愛したか どれほど心を 痛めたか 許せない事に 乱れて迷い怒りが 背中むけた 捨ててゆくわ 雨の降る夜に グッバイ ラブ サヨウナラの 五文字の中に 恨み悔みも あげた愛も 捨ててゆくわ 雨の降る夜(よ)に グッバイ ラブ |
銀のピアス男の胸の 真ん中あたり 忘れられない 女(ひと)がいる 肩を抱き寄せ ただ一度 そっと重ねた 唇よ 銀のピアスが 揺れてた君の 面影たどる 雨の夜 会うのは今日で 終わりにしましょう この手ほどいて 泣いた女(ひと) つらい噂が たつ前に あの日別れを 決めたけど 銀のピアスの はかない色を 思えば今も つらくなる ひとつコートに 寄り添って 二人歩いた 並木道 銀のピアスが 想い出つれて 心の中で また揺れる 心の中で また揺れる | 中条きよし | 麻こよみ | 杉本眞人 | 南郷達也 | 男の胸の 真ん中あたり 忘れられない 女(ひと)がいる 肩を抱き寄せ ただ一度 そっと重ねた 唇よ 銀のピアスが 揺れてた君の 面影たどる 雨の夜 会うのは今日で 終わりにしましょう この手ほどいて 泣いた女(ひと) つらい噂が たつ前に あの日別れを 決めたけど 銀のピアスの はかない色を 思えば今も つらくなる ひとつコートに 寄り添って 二人歩いた 並木道 銀のピアスが 想い出つれて 心の中で また揺れる 心の中で また揺れる |
キャラバンもしも かなう ことなら 世界中で 一番 愚か者と いわれよう たった一人だけの ために 生きて 死んだ 馬鹿な 奴と 云われよう 変らぬものを 人はどれほど 数えられると 云えよう キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 もしも君が 望めば 山も河も 動かし 大地変えて 見せよう たった一人だけの ために 生きて 死んで 笑顔を 見せもしよう いいかげんな自分に 死にもの 狂いの かけひとつ してみよう キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 | 中条きよし | 小椋佳・南里元子 | 喜多郎 | 小杉仁三 | もしも かなう ことなら 世界中で 一番 愚か者と いわれよう たった一人だけの ために 生きて 死んだ 馬鹿な 奴と 云われよう 変らぬものを 人はどれほど 数えられると 云えよう キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 もしも君が 望めば 山も河も 動かし 大地変えて 見せよう たった一人だけの ために 生きて 死んで 笑顔を 見せもしよう いいかげんな自分に 死にもの 狂いの かけひとつ してみよう キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 キャラバン 星さえも 命 定めなく キャラバン 人の世は 全て 移り行く キャラバン この愛は そう奇跡への 旅、夢 |
北の螢山が泣く 風が泣く 少し遅れて 雪が泣く 女 いつ泣く 灯影(ほかげ)が揺れて 白い躰がとける頃 もしも 私が死んだなら 胸の乳房をつき破り 赤い螢が翔(と)ぶでしょう ホーホー 螢 翔んで行け 恋しい男の胸へ行け ホーホー 螢 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け 雪が舞う 鳥が舞う 一つはぐれて 夢が舞う 女 いつ舞う 思いをとげて 赤いいのちがつきる時 たとえ 遠くにはなれても 肌の匂いを追いながら 恋の螢が翔ぶでしょ ホーホー 螢 翔んで行け 恋しい男の胸へ行け ホーホー 螢 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け ホーホー 螢 翔んで行け 恋しい男の胸へ行け ホーホー 螢 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け | 中条きよし | 阿久悠 | 三木たかし | 薗広昭 | 山が泣く 風が泣く 少し遅れて 雪が泣く 女 いつ泣く 灯影(ほかげ)が揺れて 白い躰がとける頃 もしも 私が死んだなら 胸の乳房をつき破り 赤い螢が翔(と)ぶでしょう ホーホー 螢 翔んで行け 恋しい男の胸へ行け ホーホー 螢 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け 雪が舞う 鳥が舞う 一つはぐれて 夢が舞う 女 いつ舞う 思いをとげて 赤いいのちがつきる時 たとえ 遠くにはなれても 肌の匂いを追いながら 恋の螢が翔ぶでしょ ホーホー 螢 翔んで行け 恋しい男の胸へ行け ホーホー 螢 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け ホーホー 螢 翔んで行け 恋しい男の胸へ行け ホーホー 螢 翔んで行け 怨みを忘れて 燃えて行け |
北の灯り雨のすきまに 面影を 追えば虚しい レンガ道 二度目の旅の 約束を 果たせぬままに そのままに あゝどこへ行こうと おまえだけ あゝ誰に逢おうと おまえだけ さがす睫毛の淋しさを 知っているよな 北灯り おまえ失くした 風穴に こうも虚しい 風が吹く 写真を胸の ポケットに 連れて一人で 来たけれど あゝどこへ行こうと おまえだけ あゝ誰に逢おうと おまえだけ 酔わなきゃ眠れぬ夜ばかり 二泊(ふたつ)重ねた 北ホテル あゝどこへ行こうと おまえだけ あゝ誰に逢おうと おまえだけ 欲しい 詫びたい 逢いたいよ 遠い幸せ 北灯り | 中条きよし | 朝比奈京仔 | 杉本眞人 | 猪股義周 | 雨のすきまに 面影を 追えば虚しい レンガ道 二度目の旅の 約束を 果たせぬままに そのままに あゝどこへ行こうと おまえだけ あゝ誰に逢おうと おまえだけ さがす睫毛の淋しさを 知っているよな 北灯り おまえ失くした 風穴に こうも虚しい 風が吹く 写真を胸の ポケットに 連れて一人で 来たけれど あゝどこへ行こうと おまえだけ あゝ誰に逢おうと おまえだけ 酔わなきゃ眠れぬ夜ばかり 二泊(ふたつ)重ねた 北ホテル あゝどこへ行こうと おまえだけ あゝ誰に逢おうと おまえだけ 欲しい 詫びたい 逢いたいよ 遠い幸せ 北灯り |
鴎の港群れから一羽 はぐれた鴎 夕陽に向かって 啼(な)いている ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは見知らぬ 港町 心が寒い 体が寒い しぶきに打たれりゃ なお寒い ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは春待つ 港町 ひとりがつらい 夢見りゃつらい 男と女は なおつらい ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは鴎の 港町 | 中条きよし | 下地亜記子 | 井上慎之介 | 前田俊明 | 群れから一羽 はぐれた鴎 夕陽に向かって 啼(な)いている ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは見知らぬ 港町 心が寒い 体が寒い しぶきに打たれりゃ なお寒い ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは春待つ 港町 ひとりがつらい 夢見りゃつらい 男と女は なおつらい ざんぶら ひゅるひゅる ざんぶらこ ここは鴎の 港町 |
風が泣くとき風に誘われ 男は歌うよ 闇に凍えて 身を切る 木枯らしに乗せて ひとときだけ帰る 想い出の歌は 寂しい男の 流し歌 風と一緒に 男は走るよ きいてくれるな 俺たち 行く先は闇さ はぐれたもの同志 ぬくもりを逃げて つめたい日陰を 生きて行く 風に吹かれて 男はわらうよ 知らず知らずに こころを かわかせたままで 恋も夢も過去も 口笛で捨てた 気がつきゃ独りの はぐれ道 風に押されて 男は旅立つ 死んでたまるか おまえに 会うまではきっと ひとつだけの命 この腕に抱いて 見上げりゃ遠くに 夜明け星 | 中条きよし | 山口洋子 | 北林研一 | 小杉仁三 | 風に誘われ 男は歌うよ 闇に凍えて 身を切る 木枯らしに乗せて ひとときだけ帰る 想い出の歌は 寂しい男の 流し歌 風と一緒に 男は走るよ きいてくれるな 俺たち 行く先は闇さ はぐれたもの同志 ぬくもりを逃げて つめたい日陰を 生きて行く 風に吹かれて 男はわらうよ 知らず知らずに こころを かわかせたままで 恋も夢も過去も 口笛で捨てた 気がつきゃ独りの はぐれ道 風に押されて 男は旅立つ 死んでたまるか おまえに 会うまではきっと ひとつだけの命 この腕に抱いて 見上げりゃ遠くに 夜明け星 |
カサブランカ浪漫雨に濡れてる 白いカサブランカ 気高く清らな 君と重なる 二人は 愛し愛されて 幸せな日々 夢見てた 冬の木枯らし 吹き荒れた夜でも 肌寄せ合って 夜明けに溶けた 月の明かりに まつ毛の影揺れて 涙のしずく 頬に散らばる ふたりで 暮らすアパートに 季節の悪戯(いたずら)秋の風 片方だけの 真珠のピアスは 君の忘れ物 仕舞ってあるよ いつかは 君と寄り添って 静かに海辺で 暮らしたい それも叶わぬ 今は遠い夢さ ほろ苦さだけ こみ上げる夜 | 中条きよし | 星川裕二 | 杉本眞人 | 猪股義周 | 雨に濡れてる 白いカサブランカ 気高く清らな 君と重なる 二人は 愛し愛されて 幸せな日々 夢見てた 冬の木枯らし 吹き荒れた夜でも 肌寄せ合って 夜明けに溶けた 月の明かりに まつ毛の影揺れて 涙のしずく 頬に散らばる ふたりで 暮らすアパートに 季節の悪戯(いたずら)秋の風 片方だけの 真珠のピアスは 君の忘れ物 仕舞ってあるよ いつかは 君と寄り添って 静かに海辺で 暮らしたい それも叶わぬ 今は遠い夢さ ほろ苦さだけ こみ上げる夜 |
帰って来た波止場港あかりがヨ ボーッとボーッと 又ついたヨ そうだ やっぱり此処だったなア 可愛いあの娘に サヨナラ告げて 海へ出たのも こんな夜だよ すがる瞳にヨ ソーッとソーッと 背を向けたヨ そうだ あん時ゃ辛かったなア 好きで別れた 俺らの心 知っているのは 鴎だけだよ あつい涙がヨ スーッとスーッと 尾を引いたヨ そうだ こいつは愚痴だったなア いくら呼んでも 戻っちゃこない 霧にうすれた 遠い夢だよ | 中条きよし | 八反ふじを | 島津伸男 | 島津伸男 | 港あかりがヨ ボーッとボーッと 又ついたヨ そうだ やっぱり此処だったなア 可愛いあの娘に サヨナラ告げて 海へ出たのも こんな夜だよ すがる瞳にヨ ソーッとソーッと 背を向けたヨ そうだ あん時ゃ辛かったなア 好きで別れた 俺らの心 知っているのは 鴎だけだよ あつい涙がヨ スーッとスーッと 尾を引いたヨ そうだ こいつは愚痴だったなア いくら呼んでも 戻っちゃこない 霧にうすれた 遠い夢だよ |
おんなは灯りくちびる ため息 おんなの匂い 指先 手さぐり おまえの温(ぬく)み 夢でみたみた おまえの胸に 旅の淋しさ 埋ずめに行こう おれが船なら おまえは港 いのち いのち いのち みたいな 灯りがみえる えりあし ほつれ毛 おんなの背中 別れの 思い出 おんなの涙 流れ流れて 生きては来たが 旅の寒さが 骨身にしみる おれの昔を 許してほしい そこに そこに そこに いてくれ 灯りのように 涙はりつく おまえの貌(かお)に 浮かぶ苦労を ぬぐいに行こう おれが風なら おまえは故郷(こきょう) 消すな 消すな 消すな あしたの 灯りをひとつ | 中条きよし | 杉紀彦 | 三木たかし | 三木たかし | くちびる ため息 おんなの匂い 指先 手さぐり おまえの温(ぬく)み 夢でみたみた おまえの胸に 旅の淋しさ 埋ずめに行こう おれが船なら おまえは港 いのち いのち いのち みたいな 灯りがみえる えりあし ほつれ毛 おんなの背中 別れの 思い出 おんなの涙 流れ流れて 生きては来たが 旅の寒さが 骨身にしみる おれの昔を 許してほしい そこに そこに そこに いてくれ 灯りのように 涙はりつく おまえの貌(かお)に 浮かぶ苦労を ぬぐいに行こう おれが風なら おまえは故郷(こきょう) 消すな 消すな 消すな あしたの 灯りをひとつ |
オロロン酒場一年も放ったらかして 何しに来たの 雪と風とに 明け暮れて 夢もさびつく オロロン酒場 ようやく忘れた ひとなのに 帰ってよ もう帰ってよ つらくなるから あなたって勝手なひとね でも好きだった 今は他人の ふたりでも ひとつあげましょ 盃ぐらい 凍(しば)れるからだを 温(ぬく)めたら 帰ってよ もう帰ってよ つらくなるから もう二度と逢う日もないわ さいはて暮らし それを思えば 意地さえも 消えてくずれる オロロン酒場 むしゃぶりつきたい その背中 帰ってよ もう帰ってよ つらくなるから | 中条きよし | 水木かおる | 三木たかし | 竜崎孝路 | 一年も放ったらかして 何しに来たの 雪と風とに 明け暮れて 夢もさびつく オロロン酒場 ようやく忘れた ひとなのに 帰ってよ もう帰ってよ つらくなるから あなたって勝手なひとね でも好きだった 今は他人の ふたりでも ひとつあげましょ 盃ぐらい 凍(しば)れるからだを 温(ぬく)めたら 帰ってよ もう帰ってよ つらくなるから もう二度と逢う日もないわ さいはて暮らし それを思えば 意地さえも 消えてくずれる オロロン酒場 むしゃぶりつきたい その背中 帰ってよ もう帰ってよ つらくなるから |
想いで迷子愛に溺れて あなたに疲れ 生きることにも ため息ついて ひとり口紅 ふきとるだけの 生き方だけなら 淋しい こんな夜には 少しお酒で 泪の相手しましょう そして ぬけがらパジャマ あなたの代わりに 時は明日を 連れてくるけど 過去のどこかで 迷子になってる 夢の続きを 誰かに見ても 若くないから 明日が恐い 綺麗ごとなら 愛するだけで 本当は何にも いらない だから鏡に 映る私に 想いで話しましょう そして 枕を抱いて あなたの代わりに 時はあなたの 移り香だけを 今もこの部屋 残しているから こんな夜には 少しお酒で 泪の相手しましょう そして ぬけがらパジャマ あなたの代わりに 時は明日を 連れてくるけど 過去のどこかで 迷子になってる | 中条きよし | 荒木とよひさ | 三木たかし | 溝渕新一郎 | 愛に溺れて あなたに疲れ 生きることにも ため息ついて ひとり口紅 ふきとるだけの 生き方だけなら 淋しい こんな夜には 少しお酒で 泪の相手しましょう そして ぬけがらパジャマ あなたの代わりに 時は明日を 連れてくるけど 過去のどこかで 迷子になってる 夢の続きを 誰かに見ても 若くないから 明日が恐い 綺麗ごとなら 愛するだけで 本当は何にも いらない だから鏡に 映る私に 想いで話しましょう そして 枕を抱いて あなたの代わりに 時はあなたの 移り香だけを 今もこの部屋 残しているから こんな夜には 少しお酒で 泪の相手しましょう そして ぬけがらパジャマ あなたの代わりに 時は明日を 連れてくるけど 過去のどこかで 迷子になってる |
おまえの夢おんなの夢を こわす男に 出会ってばかり 来たんだろう 冷たい手だね 細い指先 おれでよければ 抱いて眠ろう 何にもやれない やれないけれど すきな様に 夢でも見なよ…… だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ 淋しい夢が めぐる枯野に いつかは花も 開くだろう ひきずる宿命(さだめ) うすい幸せ 遠い昔の ことにするのさ 何にもやれない やれないけれど 子守唄を うたってやろう…… だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ 何にもやれない やれないけれど すきな様に 夢でもみなよ だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ | 中条きよし | 杉紀彦 | 三木たかし | 小杉仁三 | おんなの夢を こわす男に 出会ってばかり 来たんだろう 冷たい手だね 細い指先 おれでよければ 抱いて眠ろう 何にもやれない やれないけれど すきな様に 夢でも見なよ…… だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ 淋しい夢が めぐる枯野に いつかは花も 開くだろう ひきずる宿命(さだめ) うすい幸せ 遠い昔の ことにするのさ 何にもやれない やれないけれど 子守唄を うたってやろう…… だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ 何にもやれない やれないけれど すきな様に 夢でもみなよ だからもう 涙なんか捨てゝ そっと眠れよ 夢はおまえのものさ おまえのものさ |
男の忘れもの俺が年(とし)だから あいつもいい年 バーの片隅 それでも逢いたい… 何がふたりを 切れさせた 鈴なりの麗人(おんな)に 瞳(め)が眩(くら)みつづけて どじだろ どじだぜ …男の忘れもの 横で寝た頃は 愛とは知らずに 罪な生傷(なまきず) あいつに負(お)わせた… 俺を静かに 赦(ゆる)すより その胸の怨みを 打(ぶ)ちまけてくれたら 楽にも なれたさ …男の忘れもの 訊(き)かずとも聞いた あいつのあれから 客(ひと)は好きだよ 落ち目の噂が… せめてどちらか 幸せに 今日夜の麻布で すれ違い合えれば ここまで 痛まぬ …男の忘れもの | 中条きよし | ちあき哲也 | 水森英夫 | 前田俊明 | 俺が年(とし)だから あいつもいい年 バーの片隅 それでも逢いたい… 何がふたりを 切れさせた 鈴なりの麗人(おんな)に 瞳(め)が眩(くら)みつづけて どじだろ どじだぜ …男の忘れもの 横で寝た頃は 愛とは知らずに 罪な生傷(なまきず) あいつに負(お)わせた… 俺を静かに 赦(ゆる)すより その胸の怨みを 打(ぶ)ちまけてくれたら 楽にも なれたさ …男の忘れもの 訊(き)かずとも聞いた あいつのあれから 客(ひと)は好きだよ 落ち目の噂が… せめてどちらか 幸せに 今日夜の麻布で すれ違い合えれば ここまで 痛まぬ …男の忘れもの |
男ごころ・女ごころ夢もぼろぼろ 力もつきて 倒れるように 投げ出すからだ 男の胸の 哀しみまでも 受けとめて 抱きとめて くれたやつ 俺がいちばん 来たかったのは おまえの おまえの おまえのとこだった 外で勝手な 真似しておいて おまえを留守に していた男 お帰りなさい 淋しかったと すがりつき 泣く涙 しみ透る こんな男を 恨みもせずに 迎えて 迎えて 迎えてくれるのか 帰るあてない 男のために 花活(い)けかえて 待ってた女 いとしさあふれ 思わず骨が きしみほど 叫ぶほど 抱きしめる 俺のこころが 休まる場所は おまえの おまえの おまえのとこだけさ | 中条きよし | 水木かおる | 三木たかし | 竜崎孝路 | 夢もぼろぼろ 力もつきて 倒れるように 投げ出すからだ 男の胸の 哀しみまでも 受けとめて 抱きとめて くれたやつ 俺がいちばん 来たかったのは おまえの おまえの おまえのとこだった 外で勝手な 真似しておいて おまえを留守に していた男 お帰りなさい 淋しかったと すがりつき 泣く涙 しみ透る こんな男を 恨みもせずに 迎えて 迎えて 迎えてくれるのか 帰るあてない 男のために 花活(い)けかえて 待ってた女 いとしさあふれ 思わず骨が きしみほど 叫ぶほど 抱きしめる 俺のこころが 休まる場所は おまえの おまえの おまえのとこだけさ |
大阪おんな大阪おんなは あきらめが はやいと強がり 言うたけど 北の新地の別れの夜は 未練心を 濡らす雨 おねがいやから おねがいやから 今夜はひとりにせんといて 想いきれない 大阪おんな 大阪おんなは ひとまえで 泣けへんはずやと 思たけど 道頓堀の ネオンの水に ながす涙の ひとしずく おねがいやから おねがいやから 今夜はひとりにせんといて 恋に泣きます 大阪おんな 大阪おんなは お金やと わざといけずに 言うたけど あんたと私の あいだの川は 渡りきれない 難波橋(なにわばし) おねがいやから おねがいやから 今夜はひとりにせんといて 命かけるわ 大阪おんな | 中条きよし | 中西冬樹 | 伊豆康臣 | 竜崎孝路 | 大阪おんなは あきらめが はやいと強がり 言うたけど 北の新地の別れの夜は 未練心を 濡らす雨 おねがいやから おねがいやから 今夜はひとりにせんといて 想いきれない 大阪おんな 大阪おんなは ひとまえで 泣けへんはずやと 思たけど 道頓堀の ネオンの水に ながす涙の ひとしずく おねがいやから おねがいやから 今夜はひとりにせんといて 恋に泣きます 大阪おんな 大阪おんなは お金やと わざといけずに 言うたけど あんたと私の あいだの川は 渡りきれない 難波橋(なにわばし) おねがいやから おねがいやから 今夜はひとりにせんといて 命かけるわ 大阪おんな |
うそ折れた煙草の 吸いがらで あなたの嘘が わかるのよ 誰かいい女(ひと) 出来たのね 出来たのね あー 半年あまりの 恋なのに あー エプロン姿が よく似合う 爪もそめずに いてくれと 女があとから 泣けるよな 哀しい嘘の つける人 あなた残した わるいくせ 夜中に電話 かけるくせ 鍵をかけずに ねむるくせ ねむるくせ あー 一緒になる気も ないくせに あー 花嫁衣装は どうするの 僕は着物が 好きだよと あついくちづけ くれながら 冷たい嘘の つける人 あー あんまり飲んでは いけないよ あー 帰りの車も 気をつけて ひとりの身体じゃ ないなんて 女がほろりと くるような 優しい嘘の 上手(うま)い人 | 中条きよし | 山口洋子 | 平尾昌晃 | 高見弘 | 折れた煙草の 吸いがらで あなたの嘘が わかるのよ 誰かいい女(ひと) 出来たのね 出来たのね あー 半年あまりの 恋なのに あー エプロン姿が よく似合う 爪もそめずに いてくれと 女があとから 泣けるよな 哀しい嘘の つける人 あなた残した わるいくせ 夜中に電話 かけるくせ 鍵をかけずに ねむるくせ ねむるくせ あー 一緒になる気も ないくせに あー 花嫁衣装は どうするの 僕は着物が 好きだよと あついくちづけ くれながら 冷たい嘘の つける人 あー あんまり飲んでは いけないよ あー 帰りの車も 気をつけて ひとりの身体じゃ ないなんて 女がほろりと くるような 優しい嘘の 上手(うま)い人 |
うすなさけ浮気じゃイヤよ 本気で惚れて 私にはいつだって 恋は命がけ 遊びじゃないと 口では言って 今日もまた来ない人 あなたうすなさけ 新しいパジャマを 買いました あなたのために それほどに バカな私 あなたを 信じてた 知ってるはずよ 私のことは 振られても あきらめの 悪い女だと いい人ほかに みつけてくれと やさしげに言える人 あなたうすなさけ あみかけのセーター 今すぐに ほどけと言うの それなのに バカな私 あなたを 憎めない お前を俺は 不幸にすると しおらしく言える人 あなたうすなさけ バーボンが好きだと 言ったから 買って来ました それほどに バカな私 あなたを 愛してる | 中条きよし | なかにし礼 | 平尾昌晃 | | 浮気じゃイヤよ 本気で惚れて 私にはいつだって 恋は命がけ 遊びじゃないと 口では言って 今日もまた来ない人 あなたうすなさけ 新しいパジャマを 買いました あなたのために それほどに バカな私 あなたを 信じてた 知ってるはずよ 私のことは 振られても あきらめの 悪い女だと いい人ほかに みつけてくれと やさしげに言える人 あなたうすなさけ あみかけのセーター 今すぐに ほどけと言うの それなのに バカな私 あなたを 憎めない お前を俺は 不幸にすると しおらしく言える人 あなたうすなさけ バーボンが好きだと 言ったから 買って来ました それほどに バカな私 あなたを 愛してる |
うしろ影時計を左手に 帰りの仕度 朝までいれない あなたが悲しい 待つ身の女で かまわないけれど せめて心は せめて心は 置いていってね 窓の外は つめたい雨が 捨ててもいいからこの傘を 帰したくないあなた 眠れやしないあなた 靴音淋しい うしろ影 身体にぬけない ぬくもりだけで 三日や四日は 安心できるわ わがままいえたら 朝の窓辺で そっと見送る そっと見送る ことができたら 窓の灯り 消さずにいるわ あなたがどこかで 眠るまで 帰したくないあなた 眠れやしないあなた 雨音恋しい うしろ影 窓の外は つめたい雨が 捨ててもいいからこの傘を 帰したくないあなた 眠れやしないあなた 靴音淋しい うしろ影 | 中条きよし | 荒木とよひさ | 杉本真人 | 馬飼野俊一 | 時計を左手に 帰りの仕度 朝までいれない あなたが悲しい 待つ身の女で かまわないけれど せめて心は せめて心は 置いていってね 窓の外は つめたい雨が 捨ててもいいからこの傘を 帰したくないあなた 眠れやしないあなた 靴音淋しい うしろ影 身体にぬけない ぬくもりだけで 三日や四日は 安心できるわ わがままいえたら 朝の窓辺で そっと見送る そっと見送る ことができたら 窓の灯り 消さずにいるわ あなたがどこかで 眠るまで 帰したくないあなた 眠れやしないあなた 雨音恋しい うしろ影 窓の外は つめたい雨が 捨ててもいいからこの傘を 帰したくないあなた 眠れやしないあなた 靴音淋しい うしろ影 |
ウィスキー淋しき男が 抱いて寝る おまえのかわりの ウィスキー 口をすぼめて 寒さをこらえりゃ ヒュルリ北風 心を叩く 恋をなくした 男は コロコロコロコロ 転がる落葉 行くあてないのに この足が おまえの家路に 行きたがる 悲しき心の やりどころ 酒場の片隅 ウィスキー 昔夢なら 預けるほどあった 可愛いおまえを 知るまえならば 恋をなくした 男は コロコロコロコロ 解けゆく氷 グラスにこぼした 想い出が 心にしみこむ 水割りよ 恋をなくした 男は コロコロコロコロ 解けゆく氷 酒場の止まり木 なぜ淋し おまえを偲んだ 水割りよ | 中条きよし | 高田ひろお | 岡千秋 | 京建輔 | 淋しき男が 抱いて寝る おまえのかわりの ウィスキー 口をすぼめて 寒さをこらえりゃ ヒュルリ北風 心を叩く 恋をなくした 男は コロコロコロコロ 転がる落葉 行くあてないのに この足が おまえの家路に 行きたがる 悲しき心の やりどころ 酒場の片隅 ウィスキー 昔夢なら 預けるほどあった 可愛いおまえを 知るまえならば 恋をなくした 男は コロコロコロコロ 解けゆく氷 グラスにこぼした 想い出が 心にしみこむ 水割りよ 恋をなくした 男は コロコロコロコロ 解けゆく氷 酒場の止まり木 なぜ淋し おまえを偲んだ 水割りよ |
色が舞う色は匂へど 散りぬるを 桜 山吹 花菖蒲 色とりどりの 恋衣 心こがして 衣(きぬ)が咲く 男心は 風車 何処(どこ)吹く風に 柳色 いとあわれ いとをかし 女の綾なす 色くらべ あさきゆめみし 恋模様 茜 白藤 花風 乱れ染めにし 衣舞踊 心ゆらして 衣が舞う 会えぬ 怨みの 夢枕 会えば 梔子(くちなし)ゆるし色 いとあわれ いとをかし 女の織りなす 色すがた 季節知らずの 花軍(はないくさ) 果ては 枯れ野か 朽ち葉色 いとあわれ いとをかし 女の綾なす 色絵巻 | 中条きよし | 茅野遊 | 小椋佳 | 薗広昭 | 色は匂へど 散りぬるを 桜 山吹 花菖蒲 色とりどりの 恋衣 心こがして 衣(きぬ)が咲く 男心は 風車 何処(どこ)吹く風に 柳色 いとあわれ いとをかし 女の綾なす 色くらべ あさきゆめみし 恋模様 茜 白藤 花風 乱れ染めにし 衣舞踊 心ゆらして 衣が舞う 会えぬ 怨みの 夢枕 会えば 梔子(くちなし)ゆるし色 いとあわれ いとをかし 女の織りなす 色すがた 季節知らずの 花軍(はないくさ) 果ては 枯れ野か 朽ち葉色 いとあわれ いとをかし 女の綾なす 色絵巻 |
いろいろごめん強がり見せる 男ほど ほんとはテレやで 不器用で 「いろいろごめん」「ほんとにごめん」 素直におまえに 言えなくて 寄り道酒に 酔いながら おまえをしみじみ 思う夜 おまえの淋しさ 気づかずに 身勝手ばかりを 通したよ 「いろいろごめん」「あの時ごめん」 数えりゃいくつも 借りがある おまえがもしも いなければ 何にもできない 俺だから 言い訳ひとつ するたびに 男は心で 詫びている 「いろいろごめん」「ほんとにごめん」 一緒にいてくれ これからも 俺には過ぎた 女だと おまえの笑顔を 思う夜 | 中条きよし | 麻こよみ | 杉本眞人 | 南郷達也 | 強がり見せる 男ほど ほんとはテレやで 不器用で 「いろいろごめん」「ほんとにごめん」 素直におまえに 言えなくて 寄り道酒に 酔いながら おまえをしみじみ 思う夜 おまえの淋しさ 気づかずに 身勝手ばかりを 通したよ 「いろいろごめん」「あの時ごめん」 数えりゃいくつも 借りがある おまえがもしも いなければ 何にもできない 俺だから 言い訳ひとつ するたびに 男は心で 詫びている 「いろいろごめん」「ほんとにごめん」 一緒にいてくれ これからも 俺には過ぎた 女だと おまえの笑顔を 思う夜 |
いのちの詩やさしさに背かれて 傷ついた人がいる ため息で歌うのは 止めてくれ弾き語り 人はみな 悲しみ背負い ささやかな人生 歩いてる 眠るより飲みたいと すねて言うけど からださえ気にかかる 俺のいのち詩(うた) 人並みに愛されて 暮すのが望みだと つくすだけつくしてた 横顔がそこにある 人はみな しあわせ信じ ささやかな人生 歩いてる いいことの想い出に すがりたいなら 今夜だけこの胸で 話すこともいい くじけてはいけないと うなずいた横顔に 光るもの俺はみた 水割りのグラス越し 人はみな あしたを夢み ささやかな人生 歩いてる 泣かないでおまえなら 生まれかわれる つらければその心 俺のいのち詩 | 中条きよし | 久仁京介 | 結城丈 | 京建輔 | やさしさに背かれて 傷ついた人がいる ため息で歌うのは 止めてくれ弾き語り 人はみな 悲しみ背負い ささやかな人生 歩いてる 眠るより飲みたいと すねて言うけど からださえ気にかかる 俺のいのち詩(うた) 人並みに愛されて 暮すのが望みだと つくすだけつくしてた 横顔がそこにある 人はみな しあわせ信じ ささやかな人生 歩いてる いいことの想い出に すがりたいなら 今夜だけこの胸で 話すこともいい くじけてはいけないと うなずいた横顔に 光るもの俺はみた 水割りのグラス越し 人はみな あしたを夢み ささやかな人生 歩いてる 泣かないでおまえなら 生まれかわれる つらければその心 俺のいのち詩 |
あの日の嘘のつぐないに北窓ひとつの 小さな部屋で 淋しく暮らして いたんだね ほんのり うす口紅(べに) 爪噛むくせも 変わっちゃいないよ あの頃と ああ ああ おまえって 泣かす女だね 許してくれとは 言えないが 陽だまりみたいな 幸せを あの日の嘘の つぐないに 男の気ままで 放浪(さすらい)ぐらし 小樽に三年 萩二年 ゆきずりの花を 散らせるたびに 心のどこかで 探してた ああ ああ おまえって 俺のふるさとさ 分かってくれたら 泣かないで 歌ってあげよう 子守唄 あの日の嘘の つぐないに ああ ああ おまえって 泣かす女だね 信じてくれると 言うのなら ぬくもり分け合う 人生を あの日の嘘の つぐないに | 中条きよし | 水木れいじ | 岡千秋 | | 北窓ひとつの 小さな部屋で 淋しく暮らして いたんだね ほんのり うす口紅(べに) 爪噛むくせも 変わっちゃいないよ あの頃と ああ ああ おまえって 泣かす女だね 許してくれとは 言えないが 陽だまりみたいな 幸せを あの日の嘘の つぐないに 男の気ままで 放浪(さすらい)ぐらし 小樽に三年 萩二年 ゆきずりの花を 散らせるたびに 心のどこかで 探してた ああ ああ おまえって 俺のふるさとさ 分かってくれたら 泣かないで 歌ってあげよう 子守唄 あの日の嘘の つぐないに ああ ああ おまえって 泣かす女だね 信じてくれると 言うのなら ぬくもり分け合う 人生を あの日の嘘の つぐないに |
朝のくちべに泣いても一日 笑っても 一日ならば ほほえみを浮かべて朝の 口紅をひきましょう 木蓮の 花のつぼみから 朝露が ポトリと落ちる 眠りの中で 涙の川を 越えて来たんだね 先のことなんか わからない それでいいけど 幸せになれるかどうか それだけは知りたい 手鏡を 朝日にかざし 髪の毛の 乱れをなおす 眠りの中で 恋しい人に 逢って来たんです 木蓮の 花のつぼみから 朝露が ポトリと落ちる 眠りの中で 涙の川を 越えて来たんだね | 中条きよし | なかにし礼 | 宇崎竜童 | 竜崎孝路 | 泣いても一日 笑っても 一日ならば ほほえみを浮かべて朝の 口紅をひきましょう 木蓮の 花のつぼみから 朝露が ポトリと落ちる 眠りの中で 涙の川を 越えて来たんだね 先のことなんか わからない それでいいけど 幸せになれるかどうか それだけは知りたい 手鏡を 朝日にかざし 髪の毛の 乱れをなおす 眠りの中で 恋しい人に 逢って来たんです 木蓮の 花のつぼみから 朝露が ポトリと落ちる 眠りの中で 涙の川を 越えて来たんだね |
愛は過ぎ去り青春の雨が降る ぽつりぽつりと 胸に降る 心に風が 吹く夜は いつもおまえを 思い出す どこに置いて 来たのだろう 二人の夢も 約束も 愛は過ぎ去り 愛と知り 愛と知っても 戻れない 青春の雨が降る ぽつりぽつりと 胸の奥 あの日の笑顔 温(ぬく)もりが 俺を今でも 泣かせるよ たった一度 だけでいい 昔のように 逢いたくて どうかおまえも あの恋を そっと忘れず いて欲しい どこに置いて 来たのだろう 二人の夢も 約束も 愛は過ぎ去り 愛と知り 愛と知っても 戻れない 愛と知っても 戻れない | 中条きよし | 結木瞳 | 新田晃也 | 伊戸のりお | 青春の雨が降る ぽつりぽつりと 胸に降る 心に風が 吹く夜は いつもおまえを 思い出す どこに置いて 来たのだろう 二人の夢も 約束も 愛は過ぎ去り 愛と知り 愛と知っても 戻れない 青春の雨が降る ぽつりぽつりと 胸の奥 あの日の笑顔 温(ぬく)もりが 俺を今でも 泣かせるよ たった一度 だけでいい 昔のように 逢いたくて どうかおまえも あの恋を そっと忘れず いて欲しい どこに置いて 来たのだろう 二人の夢も 約束も 愛は過ぎ去り 愛と知り 愛と知っても 戻れない 愛と知っても 戻れない |
愛のカルテあなたの哀しみも 傷口のいたみも 私にはわかるの 愛しているから 別れも… 裏切りも… 人生に溶けてゆく 苦い薬よ ねえあなた もう一度 胸の音を聞かせて 今夜書きかえる あゝ 愛のカルテ 背中の淋しさも 別れの数さえ 私にはわかるの 愛しているから 涙も… 熱い血も… 人生のある限り 枯れはしないの ねえあなた もう一度 私の手を取って 今夜書きかえる あゝ 愛のカルテ ねえあなた もう一度 胸の音を聞かせて 今夜書きかえる あゝ 愛のカルテ | 中条きよし | 朝比奈京仔 | 杉本眞人 | 猪股義周 | あなたの哀しみも 傷口のいたみも 私にはわかるの 愛しているから 別れも… 裏切りも… 人生に溶けてゆく 苦い薬よ ねえあなた もう一度 胸の音を聞かせて 今夜書きかえる あゝ 愛のカルテ 背中の淋しさも 別れの数さえ 私にはわかるの 愛しているから 涙も… 熱い血も… 人生のある限り 枯れはしないの ねえあなた もう一度 私の手を取って 今夜書きかえる あゝ 愛のカルテ ねえあなた もう一度 胸の音を聞かせて 今夜書きかえる あゝ 愛のカルテ |
あいつゆうべあいつに 聞いたけど あれから君は ひとりきり 悪かったのは 僕だけど 君のためだと あきらめた だからあいつに 言ったんだ もしも今でも 僕だけを 想ってくれて いるならば 僕に知らせて 欲しいんだ どんなに君に 逢いたくて 眠れぬ夜も 幾度(いくたび)か 逢いに行(ゆ)けない 今の僕 思い浮かべる 君の顔 あいつもゆうべ 言っていた 悪かったのは お前だと あいつに言って もらいたい 僕を許すと それだけを それだけを | 中条きよし | 平岡静二 | 平岡静二 | 溝渕新一郎 | ゆうべあいつに 聞いたけど あれから君は ひとりきり 悪かったのは 僕だけど 君のためだと あきらめた だからあいつに 言ったんだ もしも今でも 僕だけを 想ってくれて いるならば 僕に知らせて 欲しいんだ どんなに君に 逢いたくて 眠れぬ夜も 幾度(いくたび)か 逢いに行(ゆ)けない 今の僕 思い浮かべる 君の顔 あいつもゆうべ 言っていた 悪かったのは お前だと あいつに言って もらいたい 僕を許すと それだけを それだけを |