松本隆作詞の歌詞一覧リスト  1391曲中 1201-1391曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
上海エレジー南こうせつ南こうせつ松本隆南こうせつ名も知らぬ花 咲く街角を 口もきかずに 見送ってくれたね 弓のかたちの 橋のたもとで 君は涙を 袖でこすってたよ  裾の切れたズボンが 男の子のようだね ああ ああ 夢がわらいかける 上海DOLL 異国の 上海DOLL 想い出さ  君の言葉は 鈴の音のよう メモに漢字を 並べて会話した 髪をおさげに 編んではほどき 照れてるときの 無意識の仕草  昔栄えた街に 大陸の風が吹く ああ ああ 不意のノスタルジア 上海DOLL 異国の 上海DOLL 女の子  昔栄えた街に 大陸の風が吹く ああ ああ 不意のノスタルジア 上海DOLL 異国の 上海DOLL 女の子
愛なき世代南沙織南沙織松本隆木戸一成ああ許してあげる 何もかも 心の傷跡のこるけど ああ許してあげる 悪い人 あなたをせめても かえらない青春  パーラーのガラス越し 窓際にすわるあなた あの人の細い手に 指環をはめてたわ 歩道のポストにかくれ 私は見たの 彩(いろど)りなくした春に 背中が凍る  ああ許してあげる そのひとこと 手帳を破いて走り書く ああ許してあげる そのメモを あなたに手渡す 方法がないの  いつもなら喧嘩すりゃ ごめんねと電話がきた ふた月も音沙汰(おとさた)がないわけわかったわ 涙にまみれて歩く 駅までのアーケード街 水彩絵具のような 小雨にぬれた  ああ許してあげる かなしみも いつかは季節にうすれるわ ああ許してあげる それはうそ ほんとは死ぬほど うらんでる私  ああ許してあげる 何もかも 心の傷跡のこるけど ああ許してあげる 悪い人 あなたをせめても かえらない青春
哀しい妖精南沙織南沙織松本隆Janis Ianいくつの手紙出せば あなたに逢えるかしら いくつの涙流せば この想い届くでしょう 曲りくねった愛の旅路でさまよう私 ああ恋人よ 手を差しのべ救けて下さいね  どれほど傷ついたら 大人に変わるかしら どれほど背のびをしたら 倖せに手が届く 曲りくねった愛の旅路でさまよう私 ああ恋人よ その答えはあなたが教えてね  男の人は旅人ね 通りすぎるだけ 私の心の中を 横切るだけで消えてしまうの ねえ いくたびくちづけたら あなたは振り向くの いくたび眠れぬ夜を 数えたら朝が来る  男の人は旅人ね 通りすぎるだけ 私の心の中を 横切るだけで消えてしまうの ねえ いくつの冬を越せば 二人に春が来るの ひと言好きと言ってね 頬そめて待ってます 頬そめて待ってます
夏色のおもいで南沙織南沙織松本隆財津和夫きみをさらってゆく風になりたいな きみをさらってゆく風になりたいよ(な)  君の眼を見ていると 海を思い出すんだ 淡い青が溶けて 何故か悲しくなるんだ  夏はいつのまにか 翼をたたんだけれど ぼくたちのこの愛 誰にもぬすめはしない  きみをさらってゆく風になりたいな きみをさらってゆく風になりたいよ(な)  君の眼の向こうに 青い海が見えるよ すきとった波が そっと零れおちるんだ  涙ながすなんて ねぇきみらしくないよ ぼくたちのこの愛 誰にも邪魔させないさ  きみをさらってゆく風になりたいな きみをさらってゆく風になりたいよ(な)…
憧れのラジオ・ガール南佳孝南佳孝松本隆南佳孝Radio Girl やさしい声で Radio Girl ささやいて 胸のシンバル鳴らしながら 手に入れたい 君なのさ  古いモード写真のネガのような微笑み 甘い吐息のその放射線 つれなく飛び散る  ねえ 君のロマンスが星空を かきたてる 時のはざまを くぐり抜けても 魂にふれたい  灯りを消したベッドで耳を澄ます 深夜の Disk Jockie それが君さ  Radio Girl やさしい声で Radio Girl ささやいて 仮眠のブイ揺らせながら 夜毎ぼくを訪ね来る  時のはざまを くぐり抜けても 魂にふれたい  今宵も独り淋しくスイッチ入れる まだ見ぬ君の幻影描きながら  Radio Girl やさしい声で Radio Girl ささやいて 胸のシンバル鳴らしながら 手に入れたい君なのさ  Radio Girl やさしい声で Radio Girl ささやいて
火星のサーカス団南佳孝南佳孝松本隆南佳孝星空に響くファンファーレ ヒゲの団長の挨拶  観客はみんな火星人 決して笑わない人たち  空に舞い上がる 空中ブランコ そうさぼくは哀しいピエロ  火星のサーカス団 ロケットに乗って 銀河を旅するのさ  故郷に飛んで帰りたい 青い海のある地球に  星空に響くファンファーレ そしてサーカスが終わるよ
Girl南佳孝南佳孝松本隆南佳孝抱きしめたい ガラスのような君を 黒い瞳に月の小船  心の糸を蝶のように結んで 君のためならたぶん死ねる  ほんとの愛を失ったこの世界に 叫びたいのさ 俺だけは君を愛してる  瞳閉じて ただそれだけでいいよ たった一人だけの You're my only girl  偽りの日々 戯れに過ぎる時間 もう生き方を変えたのさ 君を愛してる  眠らせてよ 絹の胸に抱かれて 夢を見させてくれ You're my only girl
口笛を吹く女南佳孝南佳孝松本隆南佳孝言葉を忘れたのか 君は無口になった 傷つけあった日々を 責めもせずに  裏切ったのはぼくで 許せないのが君さ 化石になった愛が 距離をつくる  桜の木の下に 車をとめれば 調子外れ 君は下手な 口笛を吹く  瞳を覗きこむと 虚ろな部屋が見える 積木がひとつひとつ くずれてゆくよ  痛みが余り強いと 何も感じなくなる そして平和な顔で 花は散るよ  狂い咲きの桜が 雨に散り急ぐ フロントガラス埋める花で 何も見えない  桜の木の下に 車をとめれば 調子外れ 君は下手な 口笛を吹く
COOL南佳孝南佳孝松本隆南佳孝俺をわかってくれなくていいさ 心の影なんて 読める方がおかしいよ  髪を変えたら 綺麗になったね 前の方がずっと 好みだったけれど  アルトサキソフォン 泣くみたいに 淋しい夜は 愛もなしに抱きたがる 男にはなれないさ  アルトサキソフォン 泣くみたいに ほろ苦い風 誰かの腕で夜明けまで 眠りたい俺だけど  俺をわかってくれなくていいさ 明日の夢なんて 壁にかいた落書きさ 壁にかいた落書きさ
スタンダード・ナンバーGOLD LYLIC南佳孝GOLD LYLIC南佳孝松本隆南佳孝時は忍び足で 心を横切るよ 何か話しかけてくれないか  あっけないKISSのあと ヘッドライトを消して 猫のように眠る月を見た  好きと言わない お前のことを 息を殺しながら考えてた  愛ってよくわからないけど 傷つく感じがいいね  泣くなんて馬鹿だな 肩をすくめながら 本気になりそうな俺なのさ  深入りしちゃだめさ つぶやきのリズムも 揺れる瞳見れば 乱れるよ  煙草がけむいわと 細めに開けた窓 潮の匂いだけが流れこむ  ドアを開いて 独り 海へ 歩くお前を車で見てたよ  愛ってよくわからないけど 傾く心がいいね  笑っちゃう泣かれて 口説くのも忘れた ほろ苦い男の 優しささ 男の 優しささ
素敵なパメラ南佳孝南佳孝松本隆南佳孝パメラ I love you うるんだ視線投げてよ パメラ I love you 巻き毛が揺れるたび 100℃の想いさ  言い寄る奴が星ほど 群がるParty  でも本物の男は ぼく独りだけさ  勇気を出して誘っても 映画の話で 退屈顔だね  パメラ I love you 愛しているよ本気さ パメラ I love you 瞳は謎めいて オーロラより冷たいね  君に捧げる歌さえ 書いてあげたのに  勇気を出して打ち明けよう ダンスの途中で そっとささやくよ  パメラ I love you つきあえばすぐわかるさ パメラ I love you 男の値打ちがね  パメラ I love you 愛しているよ本気さ パメラ I love you  瞳は謎めいて オーロラより冷たいね
スローなブギにしてくれ(I want you)GOLD LYLIC南佳孝GOLD LYLIC南佳孝松本隆南佳孝Want you 俺の肩を抱きしめてくれ 生き急いだ男の夢を憐れんで Want you 焦らずに知り合いたいね マッチひとつ摺って顔を見せてくれ  人生はゲーム 誰も自分を 愛しているだけの悲しいゲームさ  Want you 弱いとこを見せちまったね 強いジンのせいさ おまえが欲しい  人生はゲーム 互いの傷を 慰め合えれば 答えはいらない  Want you 俺の肩を抱きしめてくれ 理由なんかないさ おまえが欲しい おまえが欲しい
天文台南佳孝南佳孝松本隆南佳孝丘の上の天文台へ 星を探しに行こう  いつか君が銀のUFO(ひかり)を 見たという丘へ  時計の針が止まり 風が草をないで 光の帯の中で 君を抱きしめる  祈るように君は夜空に 呼びかけていたね  ぼくがカメラ構えた時は 星空だけのスクリーン  世界が終わるなんて 予言は信じない 光の帯の中で 君を抱きしめる
夏服を着た女たち南佳孝南佳孝松本隆南佳孝点滅するシグナル 急ぎ足で渡れば すれ違ったコロンが 手招きする  もしも声をかけなきゃ もう死ぬまで他人さ 忙しいと冷たく ことわるなよ  夏服を着た小鳥たちが 白いテラスではしゃいでるよ  涼しいカクテルを 夢に注いで  細い腰のカーヴは 忘れていたオブジェさ 導火線の火花は もう消せない  夏服を着た小鳥たちが 秋に向かって翔び立つのさ  君だけぼくの手に 残ればいいさ
波止場南佳孝南佳孝松本隆南佳孝港の酒場のカウンターに ひじをついて眠る お前は誰?  人生のボトルを傾けて 最後の命まで飲み干すようだね  よければ俺の部屋に来ないか 何もないけど窓からは  夜明けの海が見渡せる 錆びた心抱きあえばいいさ  今夜は気分が乗らないなら 俺の胸を枕がわりに眠りな  よければ俺の部屋に来ないか 胸につかえた哀しみも  人に話せば楽になる 旧いラジオひかえ目にかけて  嫌なら無理に誘わないけど 俺もひとりぼっち熱い夜だから 夜だから
Paradiso南佳孝南佳孝松本隆南佳孝俺が抱きお前が抱く 一瞬の永遠 裏ぶれた街の窓にも 蒼い月がのぼる  戻りなよ俺を振って 陽のあたる場所へと  出逢う前小鳥のように 自由だった日々へ  胸の疵が痛い痛い胸の疵が 塩辛い涙しみるから  でもこれ以上お前を 不幸せに出来ないよ  PARADISO 天国への 階段の真下で 俺達は抱き合い眠り 夢の無い夢見る  仕草では帰れと言い 心では帰るな その命庇ってやるよ 優しさの背中で  胸の疵が痛い痛い胸の疵が 指と指の透き間血が滲む もう人生は二度と やり直しはきかないよ  PARADISO 天国への 階段の真下で 俺達は抱き合い眠り 夢の無い夢見る
昼下がりのテーブル南佳孝南佳孝松本隆南佳孝静かに見つめてくれ 午後のテーブル 失くしたやさしさを並べながら  ディランの歌だっけね 知りあった頃 歌詞の意味も知らず ハミングした  時代が変わるのを 窓から見ていたよ でも何にも変わってない そんな気もするのさ  一人の相手だけを 愛し続ける 難しさも知った二人だけど  綺麗になってゆく お前を見て来たよ でも何も変わってない そんな気もするのさ
Video City(Remix Version)南佳孝南佳孝松本隆南佳孝おいで この都会は硝子とジェラルミン 歩くスピードさえラテンのビートだよ 雲の上にそびえる摩天楼から 星のような夜景を見せて  旧いタイプライターぎこちなくたたいて 白い紙に「好き」と書いては破いたね ソファーに寝てビールをこぼさぬように 踊る君に拍手投げるよ  きらめくBright Lights, Big City 時代がとびさるよ 光るまなざしの微粒子 俺を酔わせるよ  Video で抱きしめて 甘く熱く ルンバのリズムに乗り 時を止めて  過去に飛び立てるし未来にも行けるさ そうさこの街では誰もが自由だよ 白と黒のタイルに爪先だって 振り向く君 まるでMovie Star  きらめくBright Lights, Big City 景色がとびさるよ 風に舞う髪の加速度 俺を酔わせるよ  Video で踊らせて 強く早く ルンバのリズムに乗り 時を止めて  Video で抱きしめて 甘く熱く ルンバのリズムに乗り 時を止めて
二人のスローダンス南佳孝南佳孝松本隆南佳孝天気雨 濡れたペイヴメント 裸足で駆け寄る君を抱いたよ  桟橋の手摺挟んで ブルーなキスなら短かめがいいね  二人のスロー・ダンス 男と女は 時のリズムに合わせて踊る わりといい男だったわ あなた ほんといい女だったよ 君も  お互いの旧い傷あと 決して触れない優しさがある  抱きしめた腕の強さで 言えない気持ちを伝えあったね  別離のスロー・ダンス 危険なメロディ 頬を寄せれば涙で濡れた わりといい男だったわ あなた ほんといい女だったよ 君も  別離のスロー・ダンス 男と女は 波のピアノにあわせて踊る わりといい男だったわ あなた ほんといい女だったよ 君も
木綿のハンカチーフ三宅由佳莉三宅由佳莉松本隆筒美京平福田洋介恋人よ 僕は旅立つ 東へと 向う列車で はなやいだ街で 君への贈り物 探す 探すつもりだ  いいえ あなた私は 欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って  恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが泣かないでくれ 都会で流行の 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ  いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの  恋人よ いまも素顔で 口紅もつけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ  いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも木枯しのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね  恋人よ 君を忘れて 変わってくぼくを許して 毎日 愉快に 過ごす街角 ぼくは ぼくは帰れない  あなた最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねぇ 涙拭く木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい
赤いスイートピー宮本浩次宮本浩次松本隆呉田軽穂春色の汽車に乗って海に連れて行ってよ 煙草の匂いのシャツにそっと寄りそうから 何故知りあった日から 半年過ぎてもあなたって手も握らない  I will follow you あなたについてゆきたい I will follow you ちょっぴり気が弱いけど素敵な人だから  心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー  四月の雨に降られて駅のベンチで二人 他に人影もなくて不意に気まずくなる 何故あなたが時計を チラッと見るたび泣きそうな気分になるの?  I will follow you 翼の生えたブーツで I will follow you あなたと同じ青春走ってゆきたいの  線路の脇のつぼみは 赤いスイートピー  好きよ 今日まで逢った誰より I will follow you あなたの生き方が好きこのまま帰れない帰れない  心に春が来た日は 赤いスイートピー
Woman “Wの悲劇”より宮本浩次宮本浩次松本隆呉田軽穂もう行かないで そばにいて 窓のそばで腕を組んで 雪のような星が降るわ 素敵ね  もう愛せないと言うのなら 友だちでもかまわないわ 強がってもふるえるのよ 声が………  ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく 横たわった髪に胸に 降りつもるわ星の破片  もう一瞬で燃えつきて あとは灰になってもいい わがままだと叱らないで 今は………  ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく やさしい眼で見つめ返す 二人きりの星降る町  行かないで そばにいて おとなしくしてるから せめて朝の陽が射すまで ここにいて 眠り顔を 見ていたいの
白いパラソル宮本浩次宮本浩次松本隆財津和夫お願いよ 正直な気持ちだけ聞かせて 髪にジャスミンの花 夏のシャワー浴びて  青空はエメラルド あなたから誘って 素知らぬ顔はないわ あやふやな人ね  渚に白いパラソル 心は砂時計よ あなたを知りたい 愛の予感  風を切るディンギーで さらってもいいのよ 少し影ある瞳 とても素敵だわ  涙を糸でつなげば 真珠の首飾り 冷たいあなたに 贈りたいの  渚に白いパラソル 答は風の中ね あなたを知りたい 愛の予感
September宮本浩次宮本浩次松本隆林哲司亀田誠治辛子色のシャツ追いながら 飛び乗った電車のドア いけないと知りながら 振り向けば隠れた  街は色づいたクレヨン画 涙まで染めて走る 年上の人に会う 約束と知ってて  September そしてあなたは September 秋に変わった 夏の陽射しが弱まるように心に翳(かげ)がさした September そして九月は September さよならの国 解(ほど)きかけてる愛の結び目 涙が木の葉になる  会ってその人に頼みたい 彼のこと返してねと でもだめね気の弱さ くちびるも凍える  September そしてあなたは September 秋に変わった 話す事さえなくなるなんて私に飽きた証拠 September そして九月は September さよならの国 めぐる季節の彩りの中一番淋しい月  借りていた Dictionary 明日返すわ “LOVE” という言葉だけ切り抜いた後 それが good-bye, good-bye  September そしてあなたは September 秋に変わった 私ひとりが傷つくことが残されたやさしさね September そして九月は September さよならの国 トリコロールの海辺の服も二度と着る事はない
木綿のハンカチーフ宮本浩次宮本浩次松本隆筒美京平恋人よ ぼくは旅立つ 東へと向かう列車で はなやいだ街で 君への贈り物 探す 探すつもりだ  いいえ あなた 私は 欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って  恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが泣かないでくれ 都会で流行りの 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ  いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの  恋人よ いまも素顔で くち紅もつけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ  いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも 木枯らしのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね  恋人よ 君を忘れて 変わってくぼくを許して 毎日愉快に 過ごす街角 ぼくは ぼくは帰れない  あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ 涙拭く木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい
愛の千羽鶴三善英史三善英史松本隆竜崎孝路この千羽鶴は 千粒の涙…… 愛の願いも途絶えた今 北の海に流します さよならそえて 流します 潮騒かすかにひびく 暗い夏の海で 一人泣きその悲しみを 一片(ひとひら)また一片(ひとひら) たたんで作った 千羽鶴  つのる想いをこたえて泣き 北の空に飛ばします さよならそえて 飛ばします あなたをお慕(した)いすれば ほほに紅がさして しまうのに そのほほ紅も 一粒また一粒 こぼれる涙に 消されます  夕凪静まる浜で あなたの想い出を 抱きしめて そのさみしさを 一片また一片 たたんで作った 千羽鶴
Woman “Wの悲劇”より村上ゆき村上ゆき松本隆呉田軽穂もう行かないで そばにいて 窓のそばで腕を組んで 雪のような星が降るわ 素敵ね  もう愛せないと言うのなら 友だちでもかまわないわ 強がってもふるえるのよ 声が……  ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく 横たわった髪に胸に 降りつもるわ星の破片(かけら)  もう一瞬で燃えつきて あとは灰になってもいい わがままだと叱らないで 今は……  ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく やさしい眼で見つめ返す 二人きりの星降る町  行かないで そばにいて おとなしくしてるから せめて朝の陽が射すまで ここにいて 眠り顔を 見ていたいの
NUDE村田和美村田和美松本隆伊東克己西川進雪が硝子に触れて溶けて 愛し終わった二人みたいに 遊ばれてもいいと思ってたのに 虚しさは何故なの  愛してるって言わないで 抱いて裸のままで 嘘がひとひらの雪になる前に 愛してるって言わないで だって抱かれてる時 女だから膚でわかる 身体の力が抜けた時の 重みでわかる  こんな深夜じゃタクシーもいない 眠る振りしてぬくもってたい つりあわない恋とあきらめたのに 悪い夢追ってる  愛してるって言わないで いつか破る誓いは 最初から口にしない方がいい 愛してるって言わないで 傷が深くなるから ふしだらだと思っていい 拒んでた指が折れた瞬間が 真実だから  何も言わないで今夜のことは楽しい想い出 二人だけの秘密にね  愛してるって言わないで 抱いて裸のままで 嘘がひとひらの雪になる前に 愛してるって言わないで だって抱かれてる時 女だから膚でわかる 身体の力が抜けた時の 重みでわかる  愛してるって言わないで いつか破る誓いは 最初から口にしない方がいい 愛してるって言わないで 傷が深くなるから ふしだらだと思っていい 拒んでた指が折れた瞬間が 真実だから
SWEET MEMORIESMay J.May J.松本隆大村雅朗河合代介なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの  「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 sweet memories  Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much  あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 sweet memories  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 sweet memories
木綿のハンカチーフMay J.May J.松本隆筒美京平坂本昌之恋人よ ぼくは旅立つ 東へと向う列車で はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ いいえ あなた 私は 欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って  恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが泣かないでくれ 都会で流行りの指輪を送るよ 君に君に似合うはずだ いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっと あなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの  恋人よ いまも素顔で くち紅も つけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも 木枯らしのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね  恋人よ 君を忘れて 変わってく ぼくを許して 毎日愉快に 過ごす街角 ぼくは ぼくは帰れない あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ 涙拭く 木綿の ハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
空いろのくれよん持田香織持田香織松本隆大瀧詠一大橋好規空いろのクレヨンできみを描いたんです そっぽを向いた真昼の遊園地で 花模様のドレスがとても良く似合うんで ぼくのポケットにはいりきらないんです ぼくは きっと風邪をひいてるんです  きみの眸のなかで雲が急に雪崩れると おもて通りはブランコのように揺れるんです 画用紙のなかのきみはとても綺麗すぎるんで 透き徹った冬に帰ってしまうんです ぼくは きっと風邪をひいてるんです
洪水茂木ミユキ茂木ミユキ松本隆Solveigあふれでる君への想い 恋には銀色の 星のイルカが弧を描く 暴風雨(あらし)の中の帆船みたい ぼくたち愛しあって  Destiny 君に 溺れてしまうよ Destiny 洪水みたいな 快感に包まれ  ジュラ紀の恐竜 オリオンの灯 ぼくは夢を見た この世の終わりの渚で 君を抱きしめる  ほら まぶたに キスをしてあげる 時の箱船 帆を揚げて空を飛ぶよ  Destiny 君に 溺れてしまうよ Destiny 洪水みたいな 快感に包まれ  Destiny 君に 溺れてしまうよ Destiny 洪水みたいな 快感に包まれ
WAKU WAKUさせて桃井かおり桃井かおり松本隆筒美京平WAKU WAKU させてよ DOKI DOKI させてよ  みんな友達じゃないの 他人行儀はよして もっと近くにおいでよ 息が触れあうくらいにね  頭ん中 Upside-down からっぽに消去して 身体ん中 High and High 爆薬をしかけてね  WAKU WAKU させてよ 地味っぽい顔はやめて DOKI DOKI させてよ 生きかたを派手にしなよ  みんな臆病過ぎるわ 誘いなさいな はやく どうせ男も女も ひとりぼっちじゃ生きられない  どうせ人は同じ 淋しくて仕方無い 肩と肩をぶつけ 夜明けまで踊ろうよ  WAKU WAKU させてよ マジっぽい恋はいやよ DOKI DOKI させてよ 遊びなら楽しくして  WAKU WAKU させてよ DOKI DOKI させてよ  頭ん中 Upside-down からっぽに消去して 身体ん中 High and High 爆薬をしかけてね  WAKU WAKU させてよ 地味っぽい顔はやめて DOKI DOKI させてよ 生きかたを派手にしなよ  WAKU WAKU させてよ DOKI DOKI させてよ
カナリア諸島百瀬まなみ百瀬まなみ松本隆大瀧詠一逸見良造薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて 海に向いたテラスで ペンだけ滑らす  夏の影が砂浜を急ぎ足に横切ると 生きる事も爽やかに 視えてくるから不思議だ  カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない  時はまるで銀紙の海の上で溶け出し ぼくは自分が誰かも 忘れてしまうよ  防波堤の縁取りに流れてきた心は 終着の駅に似て ふと言葉さえ失くした  カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない  あの焦げだした夏に酔いしれ 夢中で踊る若いかがやきが懐しい  もうあなたの表情の輪郭もうすれて ぼくはぼくの岸辺で 生きて行くだけ…… それだけ……  カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない  カナリア・アイランド カナリア・アイランド 風も動かない
ソバカスのある少女森丘祥子森丘祥子松本隆鈴木茂宮田繁男北の通りで ソバカスのある 少女を見かけたなら 声をかけてくれ  君が寒さに ふるえていたら 一枚きりの肩かけ 差し出すだろう  石のような心も あたためちまう女さ  泣かした事が 昔あるんだ 風も叫んでたよ ひどい奴だと  石のような心も あたためちまう女さ  今でも髪は 長いだろうか 君も 友だちなら たしかめてくれ
ツイてるねノッてるね森川由綺(平野綾)森川由綺(平野綾)松本隆筒美京平藤間仁Lucky Girl… Lucky Girl… Lucky Girl… Lucky Girl… 誰かどこかで見ている シャワーを浴びる瞬間感じたの 気のせいね 風の音 Ah 濡れた髪テラスでかわかし タオルをまいて振り向く鏡に 見知らぬ私…女だわ ツイてるね ノッてるね 誘いのベルが鳴ること 心で賭けてたの あぶない恋はいつもいつもルーレット ツイてるね ノッてるね 幸運の女神が 私に微笑むの あなたの靴の音が近くなるわ Lucky Girl… Lucky Girl… Lucky Girl…  いつも見られていたのよ ショー・ウインドウに映った横顔も 綺麗だね ささやかれ Ah あの日から心も虚ろに 夢とうつつを吐息でつないだ 不思議なほどに…女なの ツイてるね ノッてるね 星ほどもいる男と 女がめぐり逢う 理想の愛はひとつきりなのに ツイてるね ノッてるね コイン投げて 表が出たなら 自由にして ソファーにもたれながら 待ってるわ  ツイてるね ノッてるね 誘いのベルが鳴ること 心で賭けてたの あぶない恋はいつもいつもルーレット ツイてるね ノッてるね 幸運の女神が 私に微笑むの あなたの靴の音が近くなるわ Lucky Girl… Lucky Girl… Lucky Girl…
紐育物語森進一森進一松本隆細野晴臣スーツ・ケースに腰をおろして マイアミゆきのバスを待つのさ 小雨色した バスターミナル 自分の影を話相手に Manhattan in the rain 30年生きちまったね Manhattan in the rain 人生の残り半分 せめておまえと暮らしたいけど 夢さ…幻さ… 摩天楼に灯がともる  手の缶ビール 握りつぶして 負けた男は旅立つけれど 同情なんて投げないでくれ それが俺には一番辛い Manhattan in the rain あたたかいベットの中で Manhattan in the rain 眠れたらそれもいいけど 冷たい雨に濡れるのもいい 夢さ… 幻さ… 摩天楼に灯がともる  Manhattan in the rain 30年生きちまったね Manhattan in the rain 人生の残り半分 せめておまえと暮らしたいけど 夢さ…幻さ… 摩天楼に灯がともる
冬のリヴィエラPLATINA LYLIC森進一PLATINA LYLIC森進一松本隆大瀧詠一前田憲男彼女(あいつ)によろしく伝えてくれよ 今ならホテルで寝ているはずさ 泣いたら窓辺のラジオをつけて 陽気な唄でも聞かせてやれよ  アメリカの貨物船が 桟橋で待ってるよ  冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね  彼女(あいつ)は俺には過ぎた女さ 別れの気配をちゃんと読んでて 上手にかくした旅行鞄に 外した指輪と酒の小壜さ  やさしさが霧のように シュロの樹を濡らしてる  冬のリヴィエラ 人生って奴は 思い通りにならないものさ 愛しければ 愛しいほど 背中合わせになる  皮のコートのボタンひとつ とれかけて サマにならない  冬のリヴィエラ 男って奴は 港を出てゆく船のようだね 哀しければ 哀しいほど 黙りこむもんだね
モロッコ森進一森進一松本隆筒美京平スコッチをダブルで 氷浮かべてくれ この街もすっかり さびれてしまったね  この写真の女 心あたりないか? 何年も昔さ 面影も変わるね  窓の外は砂漠 椰子の上には青い月 あばずれだったけど オアシスみたいな女だった  バーテン もう一杯酒を 作ってくれないか  その女(こ)の夢を 不思議によく見るよ 人は夢の中じゃ 年をとらないもんさ  この先のホテルで 逢い引きしたけれど 今日訪ねてみたら 空地になってたよ  窓の外は砂漠 人の心と同じさ 歩けば歩くほど 砂を噛むように虚しいだけ  バーテン 湿っぽい話 聞かせちまったよね  窓の外は砂漠 椰子の上には青い月 あばずれだったけど オアシスみたいな女だった  バーテン 酔いつぶれたら 砂漠に投げてくれ バーテン 酔いつぶれたら 砂漠に投げてくれ
あの時代(とき)の歌を忘れないで森山良子森山良子松本隆森山良子デパートのレジの行列 背中見て時が凍った 髪の毛に雪が混じって だけど眼はあの頃のまま  少しだけ話さないかと 誘われて歩道橋まで 憶えてる? 道路いっぱい 学生のデモがあった日  あの時代の歌を忘れないで 星屑や花びらが音符だったね あの時代の歌を忘れないで 想い出がほとばしる大事な歌を  夢なんて手を差し出せば 掴めると信じてたっけ 新聞がオイルショックを 一面に報じた日まで  あなたの子 女の子なの? 父親に似たら悲惨ね うちの子はファミコンばかり 野球でもすればいいのに  誰だって自分の生きた 青春がいちばん綺麗  あの時代の歌を忘れないで 優しさが何よりも大切だった あの時代の歌を忘れないで 汚れない唇で歌った歌を  あの時代の歌を忘れないで 星屑や花びらが音符だったね あの時代の歌を忘れないで 想い出がほとばしる大事な歌を
あやとり森山良子森山良子松本隆渋谷毅渋谷毅むずかしい顔をしながら言葉を吐きだすのね まるでまるでチューインガムでも 道ばたに捨てるようにね 私をためそうだなんて あなたらしくないわ まるでかたきをみるような まなざしは何の真似なの あやとりあいのやりとり あやとりあいのやりとり 私のそしてあなたの ふるえる指のふれあい 赤や景色の糸と一緒に私のあいまで絡めて ただでさえこんなにこんがらがって視えるのに  あやとりあいのやりとり あやとりあいのやりとり 二人の指のすき間をすり抜けてしまう倖せ 赤い糸なら淋しい私 黄色はあなたの優しさ ほどけずにこのまま 結ばれあっていたいのに
風をあつめて森山良子森山良子松本隆細野晴臣小倉博和街のはずれの 背のびした路地を 散歩してたら 汚点(しみ)だらけの 靄(もや)ごしに 起きぬけの露面電車が 海を渡るのが 見えたんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を  とても素敵な 昧爽(あさあけ)どきを 通り抜けてたら 伽籃とした 防波堤ごしに 緋色の帆を掲げた都市が 碇泊してるのが 見えたんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を  人気のない 朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら ひび割れた 玻璃(ガラス)ごしに 摩天楼の衣擦れが 舗道をひたすのを 見たんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を  風をあつめて 風をあつめて
グレイの背広森山良子森山良子松本隆大野克夫萩田光雄・船山基紀あなたからさよならなんて 言えないと想っていたの いつだって仕事が先ね 私は二の次だったの  ハンガーのグレイの背広 陽かげりの壁に揺れてる それを着る人もないのに 今日もまたアイロンかけた グレイの背広ぬいでしまえば 男の人は自由になるの 何が私をしばっているの 引き返せない人生なのに  あの頃は優しかったわ 映画にも誘ってくれた 休日にはよく旅したわ 野の花の両手に抱いて  人はみな過ぎ去ってから 幸福な時に気付くの 電灯もつけない部屋で 泣いてたら切ないですね お酒に酔ってごまかすだけで 男の人は自由になるの 何が私をしばっているの 引き返せない人生なのに  指を折りひき算したの あなたとウェディング・ベルから 2年前悩みもなしに 微笑ってた私かえして グレイの背広ぬいでしまえば 男の人は自由になるの 何が私をしばっているの 引き返せない人生なのに
恋人よ おやすみ森山良子森山良子松本隆佐藤健佐藤健おやすみ恋人よ 腕の中に 暮し疲れた体を そっと横たえて 息をつく間もなく生きたあなた 二人だけのささやかな倖せのため 誰もさわらないで眠らせてあげて 生きる辛さを解き放たれて やすらぎの中で微笑むあなたを おやすみ恋人よわかるでしょう あなたは眠ってるだけ 今、瞳を閉じて  誰も邪魔しないで二人だけにして 短いけれどあなたと生きた 傷だらけの日々二度ともどらない おやすみ恋人よわかるでしょう あなたは眠ってるだけ 今、やすらかに
湘南ひき潮森山良子森山良子松本隆弾厚作嶋田陽一湘南ひき潮 砂の中のサンダル 賑わった海の家を秋風が消して行く 君は水着をバスケットにしまって 灼けた肌袖にかくし街へ行くバスに乗る  8月の熱い砂が 冷えて行く秋に 色の褪せた愛を抱いて 君が振り向く 手紙を書くわと頬をかたく凍らせ 一夏の想い出手に都会の少女になる  淋しさを走る風と 翳り行く陽射し 砂に残る靴の跡に 君が浮かぶよ
小さな歴史森山良子森山良子松本隆森山良子鈴木慶一・ムーンライダーズ過ぎ去った日々は紙芝居に似ています いくつかのなつかしい場面が とりとめもなくよみがえって来て 幸福にもう少しで手が届きそうになるといつも 「続きはまた明日!」 想い出は夕陽色 路面電車が走る街 私が生まれた晩 靴をはくのも忘れて あわてて電報を打ちにゆく父が後ろ姿が ほら 見えるようです  女の名前は考えもせず 男を産めと母に言ってた けれども私の産声聞くと 父は涙をためたと言うわ そして今 私の隣りに すやすやと小さな命が… そして私の愛する人が あの日の父のような目をして のぞきこんでる  お前は大きなこうのとりが 運んで来たと母は話した 大きなひざへとあまえた頃が まるで昨日の事のようだわ そして今 私の隣りに すやすやと小さな命が… そして二人のこうのとりは 顔を見合わせ微笑みあって のぞきこんでいる
バス通り裏森山良子森山良子松本隆財津和夫瀬尾一三紙芝居屋が帰った町に 豆腐屋さんの笛が響いた 夕飯刻きは近所の人が テレビヂョンに集まったのよ  力道山が空手チョップで 画面の中で暴れすぎると 故障をしちゃう白黒テレビ 父はげんこで叩いたものよ  遠足へゆく前の日だから 母はカタコト ミシンを踏んだ いつも姉貴のおさがりばかり 私は頬をふくらませてた  まだ暖いコロッケメンチ そんな貧しいおかずだけれど 父の駄洒落に母が笑って そんな楽しい団欒だった  月日は流れ姉は嫁いで 父はそれから無口になった 明日は私の結婚式ね 佳み慣れたこの家を出る番  母の自慢の御馳走まえに ありがとうって頭をさげた 頬の涙を見せたくなくて 私は顔をあげられないの  裸電球揺れる茶の間に もう一度だけ戻りたいのよ 時代は移り変わったけれど あの暖さ忘れられない  時代は移り変わったけれど 心に残るバス通り裏…
待宵草(まつよいぐさ)森山良子森山良子松本隆筒美京平水谷公生あゝつれづれに頬杖ついて あなたの名前 呟いてみる いつもおどけて返事をしては 淋しい私 笑わせたっけ 憶えていますか 楽しかった頃を 待宵草は もう忘れましたか 帰るはずないあなたを待って また一日が流れて消える  あゝつれづれに千代紙折る 姫人形は私に似てる あなたが遊びあきたら捨てた あの泣き顔にそっくりでしょう  憶えていますか やさしかった日々を 待宵草は もう忘れましたか うす紅のくちびる寄せた 想い出だけが流れて消える  あゝつれづれに古いラジオの 桜便りを聞いては泣いた 春が来たって何になるでしょう 恋しい人が戻らないのに
ロンリー・ロンリーもんた&ブラザーズもんた&ブラザーズ松本隆もんたよしのりLonely Lonely 熱い砂を Lonely Lonely スキップしてる Lonely Lonely 人見知りの横顔 パラソルから飛び出し 声をかけた瞬間に Lonely Lonely 白い夏が振り向く 淋しい男なのさ つぶやくたびに わかるって うなずいてたね  Lonely Lonely お前の影 Lonely Lonely 包んでやるよ  Lonely Lonely お前になら Lonely Lonely 俺の孤独を Lonely Lonely 見せてもいい気がして 生きることにちょっぴり 退屈してたところさ Lonely Lonely もっとそばにおいでよ 傷つくのがこわいと 波に言ったね 似ているね 俺も同じさ  Lonely Lonely お前の影 Lohely Lonely 包んでやるよ
割れたグラスもんた&ブラザーズもんた&ブラザーズ松本隆もんたよしのり話しだす スピードで せつなさまで わかる 本音まで 抱いてれば 口も重くなるよ 変ったね 生き方に 自信があるようさ 女って 弱いもの そんな歌も時代遅れさ 君はひび割れたグラスだね こなごなに割れて 傷つけた俺の手も 見えない血を流しているよ  お前って 呼べないよ 遠い人になったね 俺たちの国境は バラの棘でさえぎられてる 君はひび割れたグラスだね こなごなに割れて やさしさも いたわりも みんな床に零れてゆくよ
瞳はダイアモンド矢川葵矢川葵松本隆呉田軽穂愛してたって 言わないで…  映画色の街 美しい日々が 切れ切れに映る いつ過去形に変わったの?  あなたの傘から飛びだしたシグナル 背中に感じた 追いかけてくれる 優しさも無い  ああ 泣かないで MEMORIES 幾千粒の雨の矢たち 見上げながら うるんだ 瞳はダイアモンド  哀しいうわさも 微笑い飛ばしたの あなたに限って 裏切ることはないわって  でもあなたの眼を覗きこんだ時 黒い雨雲が 二人の青空 消すのが見えた  ああ 揺れないで MEMORIES 時の流れが 傷つけても 傷つかない心は 小さなダイアモンド  ああ 泣かないで MEMORIES 私はもっと 強いはずよ でもあふれて止まらぬ 涙はダイアモンド
はいからはくちやくしまるえつこやくしまるえつこ松本隆大瀧詠一鈴木正人・やくしまるえつこはいから はいから はいから はいから ぼくははいから血塗(ちまみ)れの空を 玩(もてあそ)ぶきみと こかこおらを飲んでいる きみははいから裳裾(もすそ)をからげ 賑やかな都市を飾る 女郎花(おみなえし) ぼくは ぼくははいからはくち はいから はいから はいから はいから ぼくははいから血を吐きながら きみののおにただ夕まぐれ きみははいから唐紅(からくれない)の 蜜柑(みかん)色したひっぴーみたい ぼくは ぼくははいからはくち はいから はいから はいから ら ら
紅い花、青い花薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆細野晴臣紅い花、青い花 寄り添って咲きほこる命がふたつ 紅い花、青い花 ゆるやかに流れゆく時に浮かべて  乳飲み子だったあなたが見たい きっと優しい胸に抱かれて 汚れしらない手を差し延べて 希望をギュッと握り締めてた  人も生き物 水のかわりに 愛を注がれ生きているのよ  紅い花、青い花 草原に寝転んで眠るあなたの 紅い花、青い花 長い髪いつまでも撫でていたいの  心の奥の深い泉に あふれる愛を手ですくいたい そしてあなたの乾いた唇(くち)に そっと静かに流しこむのよ  幸福(しあわせ)なんて単純なこと あなたのそばにいられればいい  紅い花、青い花 寄り添って咲きほこる命がふたつ 紅い花、青い花 ゆるやかに流れゆく時に浮かべて
あなたを・もっと・知りたくてGOLD LYLIC薬師丸ひろ子GOLD LYLIC薬師丸ひろ子松本隆筒美京平ベルが鳴る あなたの部屋で 8つまで数えて切った 淋しさはこわくないけど 逢えないと忘れそうなの  「もしもし 私 誰だかわかる?」 小猫をひざに長電話した ささやきに戻りたい  もっともっと あなたを もっともっと 知りたい いま何してるの? いま何処にいるの? そして愛してる人は誰ですか?  離れても心は君の そばにある そう言ったでしょ 星空に逢いに来てって 頼んでも風の音だけ  「もしもし うん まだ切らないで」 受話器を耳に眠りこんでた 少女へと戻りたい  もっともっと 私を もっともっと 知ってね いま髪を洗い いま本を閉じて そしてあなたの写真にキスをした  もっともっと あなたを もっともっと 知りたい いま何してるの? いま何処にいるの? そして愛してる人は誰ですか?
Woman “Wの悲劇”よりPLATINA LYLIC薬師丸ひろ子PLATINA LYLIC薬師丸ひろ子松本隆呉田軽穂もう行かないで そばにいて 窓のそばで腕を組んで 雪のような星が降るわ 素敵ね  もう愛せないと言うのなら 友だちでもかまわないわ 強がってもふるえるのよ 声が……  ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく 横たわった髪に胸に 降りつもるわ星の破片(かけら)  もう一瞬で燃えつきて あとは灰になってもいい わがままだと叱らないで 今は……  ああ時の河を渡る船に オールはない 流されてく やさしい眼で見つめ返す 二人きりの星降る町  行かないで そばにいて おとなしくしてるから せめて朝の陽が射すまで ここにいて 眠り顔を 見ていたいの
かぐやの里薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆中田喜直風に吹かれて立っている竹たちよ あんなにも真っ直ぐに背すじをのばして 弱い私にシャンとして生きなさい 笹の葉はさやさやとそう囁くの  月明り 竹の林の 影縫って歩く かぐやの里 どこまでもどこまでも あの星空に飛びたてる飛びたてるまで  私が追うと逃げるのね青い月 こんなにも差し延べた指の先から 愛しい人の面影を浮かべては いじわるね雲の中そっと隠れる  月明り 竹の林に たたずんで一人 かぐやの里 いつまでもいつまでも あの星空に飛びたてる飛びたてるまで
哀しみの種薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆井上陽水私はいらないの 薬指の指輪も未来の約束も 雨の日 帰りを待つ窓はなく 風の日 迎えに行く道もない 一緒に映した写真を一枚もらえば それでいい  夢は正夢 最初キスした日から すべて知ってたの それは哀しみの種  いけない涙で 不幸を育てているのは 誰ですか?  私はいらないの 小鳥の鳴く夜明けも あなたの名前さえ 雨の日 宛名のない手紙書き 風の日 日付のない日記書く あなたの聞いてた古いレコードをもらえば それでいい  夢は正夢 愛しはじめた日から 失う気がした それは哀しみの種  あぶない恋だと 知っててあきらめないのは 誰ですか?  夢は正夢 最初キスした日から すべて知ってたの それは哀しみの種  夢は正夢 愛しはじめた日から 失う気がした それは哀しみの種  いけない涙で 不幸を育てているのは 誰ですか?
寒椿、咲いた薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆中田喜直行方知らずの恋人からの 不意の電話に驚きました これから行くよとつぶやく声に 嫌と言えずに ただうなずいて  寒椿、咲いた 寒椿、咲いた 真っ白な冬に くっきりと咲いた  困っています古い記憶を 消すのに2年もかけて 瞳があえばただ一瞬で もとのもくあみ 哀しみの底  寒椿、咲いた 寒椿、咲いた 忘れてた頃に 突然咲いた  寒い部屋です 向きあったまま ため息ばかり凍りつかせて 孤独の奥の雪の野原に もう靴跡は残さないでね  寒椿、散った 寒椿、散った 芯ごとポトリ 音たてて散った
ささやきのステップ薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆佐藤健Talk to me 水のように あなたのささやきが流れこんでくる Talk to me 不思議なほど 素直になれるのよあなたの前だと  二度と恋などしないと心に 誓ってたのに  ほらまるで少女みたい燃える頬 今踊り出すの胸のときめき あなたとなら一緒に生きてゆけそうだわ 生きる歓び感じて  Talk to me おしゃべりして 私ひざを抱いて目を閉じて聞くわ Talk to me あなたのこと 生まれた町のこと友だちのことを  Kissはあなたが最初じゃないのに 夢がふるえる  ほらまるで少女みたい揺れる髪 今熱い息が耳に触れるの 一人で生きてきた強がりを脱ぎ捨て やさしい肩にもたれる  ほらまるで少女みたい燃える頬 今踊り出すの胸のときめき あなたとなら一緒に生きてゆけそうだわ 生きる歓び感じて
すこしだけ やさしくGOLD LYLIC薬師丸ひろ子GOLD LYLIC薬師丸ひろ子松本隆大瀧詠一少しだけ優しくしてあげる もしも心に怪我をしたなら 淋しさって繃帯で縛ってあげる 少しだけ優しくしてあげる  風に吹かれた手紙のように 私の中に舞い込んだ人 夢を追うのも疲れたよって 苦笑いして外を見ないで  水色の街に 蜜色の雨が降るの  少しだけ冷たくしてあげる ちょっぴり暗い眼をしていたら 陽気な声ふりまいてはしゃいであげる 少しだけ冷たくしてあげる  重ねた右手そっと外して 私もきっと天邪鬼だわ 心の陰で辞書を開いて 愛って言葉探しているの  ガラス越しの店で ミルクティー飲んでいるの  少しだけ優しくしてあげる もしも心に怪我をしたなら 淋しさって繃帯で縛ってあげる 少しだけ優しくしてあげる  少しだけ優しくしてあげる もしも心に怪我をしたなら 淋しさって繃帯で縛ってあげる 少しだけ優しくしてあげる
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
探偵物語PLATINA LYLIC薬師丸ひろ子PLATINA LYLIC薬師丸ひろ子松本隆大瀧詠一あんなに激しい潮騒が あなたの背後(うしろ)で黙りこむ 身動きも出来ないの 見つめられて  夢で叫んだように くちびるは動くけれど 言葉は風になる 好きよ……でもね…… たぶん……きっと……  話を外らして歩いても 心はそのまま置き去りね 昨日からはみ出した 私がいる  波の頁をめくる 時の見えない指さき 自信はないけれど 好きよ……でもね…… たぶん……きっと……  まだ早い夏の陽が あとずさるわ  透明な水の底 硝子の破片(かけら)が光る だから気をつけてね 好きよ……でもね…… たぶん……きっと……  夢で叫んだように くちびるは動くけれど 言葉は風になる 好きよ……でもね…… たぶん……きっと……  離れて見つめないで
天に星. 地に花.薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆筒美京平優しい人が言いました いま天に星、地には花、君に愛を  風はあなたの瞳から ふと透き通る絵のように流れてくる もうそれ以上は見つめないで 揺り動かさないで 眠る心 逃げるように背を向けたあと 振り向けばあなたは消えていたの  心の裏のキャンバスに あの哀しげなまなざしが灼きついてる 何故あきらめるの? あの時から 待ち続けてたのに手紙も無い もしも背中から抱かれたら いまは違う海を見てるのにね  ラララ… ラララ…  優しい人が言いました いま天に星、地には花、君に愛を いま天に星、地には花、君に愛を
透明なチューリップ薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆細野晴臣水晶の星が 流れてく夜空を あなたと二人で 祈るように見てたの  湖のほとりにたたずめば ほころぶの心のつぼみまで  透明なチューリップ 散るまぎわ一瞬 透き通る青さが 私たちみたいね 透明なチューリップ  傷付くことだけ 恐れてた昨日を 遠い過去にして 翔び立ってゆくのよ  抱いていた孤独を投げ捨てて 不思議だわ身体が軽くなる  透明なチューリップ 岸辺に揺れていた 命のはかなさを 哀しむかのように 透明なチューリップ  透明なチューリップ 散るまぎわ一瞬 透き通る青さが 私たちみたいね 透明なチューリップ
花のささやき薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆Wolfgang Amadeus Mozart解き放ってあげたい その胸の苦しみを そっと包んであげる 時の海に身体を横たえて 眼を閉じて心を自由にして  天国の扉が 静かに開いて 天使たちが歌う ようこそここへ  ささやきたいあなたに この愛は永遠よ 白い光を浴びて 今二人はひとつに溶けてゆく 眼に見えぬ翼をひろげながら  優しい瞳の 女神が誘(いざな)う 百合の花の園 ようこそここへ
瞳で話して薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆辻畑鉄也愛していると言えぬまま黙った 言葉に出来ない光と影  異国のカフェの隅の椅子 私は 汽車の出る時間気にする  トランクを投げ出し別れを取り消せば 抱きしめてくれるの? それは無理でしょう  千の囁きかわしたけれど 一番大事なことは 心に秘めたままなの 瞳でサヨナラと言ってね  謎めいたまま旅立つわ一人で 本当の自分を探すために  言いそびれてた気持だけ時間の ゴンドラに乗せて流して  あなたにはあなたの生き方があるのね 私にも私の 違う道があるわ  千の囁きかわしたけれど 一番大事なことは 心に秘めたままなの 瞳でサヨナラと言ってね 見つめたままで 見つめたままで
100粒の涙薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆筒美京平武部聡志星空に身体浮かべて 動かずにじっとそのまま ねえ誰か刺を抜いてよ チクチクと心が痛い  忘れよう あなたと生きた 季節ごと空白にして 最初から逢わなかったと 思いこむ それがいいのね  心に刺がささった夜は 傷口に涙100粒ぬりこんで 想い出という包帯巻いて あんな人嫌い 大っ嫌いって 100回唱えて眠ります  からっぽのポストにコトリ 舞い落ちた白い手紙 封なんか切らなくたって 中身など予感していた  そういえば天然色の 夢を見る そうね昨夜も 青い海 あなたの影は 真っ白く切り抜かれていた  心に刺がささった日から 指折って数え100日待つのです 忘却という薬を飲んで あんな人嫌い 大っ嫌いって いつしか痛みも薄れます  心に刺がささった夜は 傷口に涙100粒ぬりこんで 想い出という包帯巻いて あんな人嫌い 大っ嫌いって 100回唱えて忘れます
麦わら帽子のアン薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆筒美京平葡萄畑を微風(そよかぜ)が 秋のペンキで塗りかえる ぼくは草の葉を噛みながら 君が来るのを待っていた  麦わら帽子のアン 麦わら帽子のアン 今日は天使の顔をしてるの? 不機嫌だったら しげみにかくれ 優しかったら声をかけるよ 麦わら帽子のアン  赤毛が風になびくたび 炎のように燃えたつよ 気の強い眼に射られたら ぼくは一歩も動けない  麦わら帽子のアン 麦わら帽子のアン ほら心臓がドキドキしてる ズボンのポッケで握りしめてる 薄い手紙は もうクシャクシャさ 麦わら帽子のアン  麦わら帽子のアン 麦わら帽子のアン 別に何でもないんだよって 大きな菩提樹もたれたままで 小さくなった背中を見てた 麦わら帽子のアン
紫の花火薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆薬師丸ひろ子あの日私は日傘をたたみ 防波堤から波を見ていた あなたに呼ばれ振り向いた時 夕日が胸に流れておちた  そうね別れを決めていたこと きっとあなたは知っていたはず 華やいだ娘を演じた私 心で拍手してくれたのね  紫の花火 まんまるに 紫の花火 海の上 綺麗だね 瞳に残る 綺麗だわ 夏の残像  空の花火を海が映して 世界を一瞬明るく照らす 笑顔のままで見あげた頬の 光った糸をあなたが拭いた  最初に好きになった私が 最後の言葉切り出すなんて あなたにすれば何て勝手な わがままな娘(こ)と思うでしょうね  紫の花火 燃えつきて 紫の花火 落ちてゆく 綺麗だね 結んだ指を 綺麗だわ そっと離した  紫の花火 まんまるに 紫の花火 海の上 綺麗だね 瞳に残る 綺麗だわ 夏の残像
メイン・テーマPLATINA LYLIC薬師丸ひろ子PLATINA LYLIC薬師丸ひろ子松本隆南佳孝時は忍び足で 心を横切るの もう話す言葉も浮かばない  あっけないKissのあと ヘッド・ライト点して 蝶のように跳ねる 波を見た  好きと言わない あなたのことを 息を殺しながら考えてた  愛ってよくわからないけど 傷つく感じが 素敵  笑っちゃう 涙の止め方も知らない 20年も生きて来たのにね  深入りするなよと ため息の壁なら 思いきり両手で突き破る  煙草をつけようと マッチをするたびに 意地悪して 炎吹き消すわ  ドアを開いて 独り 海へ あなた車で 背中を見ていて  愛ってよくわからないけど 深呼吸 不思議な気分  わかってる 昨日の賢い私より 少しだけ綺麗になったこと  笑っちゃう 涙の止め方も知らない 20年も生きて来たのにね 生きて来たのにね
Love holic薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆宇徳敬子西平彰人を好きにならないと決めてた 迷路の森へと迷うのはもういや 心に鍵かけ生きてきたのにね その静けさをあなたが引き裂いてゆく  揺れ動いてる 振り子のよう 誰にももう止められないの 深入りした波打ち際 痛いほど好きよ  雨の歌を窓越しに聴くたび 私が見知らぬ私に変わってゆく あなたのかたちに切り抜いた空気 そっと抱いたならせつなさの重みを知る  揺れ動いてるワイパー越し あなたの家の窓見上げる 何してるの 笑っちゃうわ 痛いほど好きよ  空も海も遠のいてく あとにあなたの息づかいと鼓動 生きてるって感じね  揺れ動いてるグラスの波 あなたの飲みかけの水割り 溶けた氷 口にふくみ 痛いほど好きよ  揺れてる 振り子のよう 誰にももう止められないの 深入りした波打ち際 痛いほど好きよ  揺れてる 振り子のよう 痛いほど好きよ  
ローズ・ティーはいかが?薬師丸ひろ子薬師丸ひろ子松本隆井上陽水昨日と明日つなぐロープを 渡ってゆくのね 重い荷物を両腕に抱えて  おちないように 息を殺して バランスとってね ロープの先は 暗闇に消えてる  ローズ・ティーはいかが? ちょっとひと休み もてなしてあげたいの 疲れきったあなたを  サーカス小屋の観客たちは 瞳をこらして あなたの足が 滑るのを待ってる  ローズ・ティーはいかが? ちょっとひと休み もてなしてあげたいの 疲れきったあなたを  あわてたらだめ先を急がず 呼吸をととのえ 未来の方へ 一歩ずつ歩いて 一歩ずつ歩いて
アンジェリーナ矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉雨をポケットに詰めこんで 窓の都会を見つめてる 泣かないで アンジェリーナ そばにおいで  心の壁を乗り越えておいで Baby  愛してる お前を 背中越しにそっと抱いて 孤独のボタンを 外してあげる  誰もが傘で顔隠し 時に追われて生きている  愛してるお前を 疑うならいますぐ 雨粒見上げて 叫んでやるよ
Anytime Woman矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉Anytime Woman 着る服の 色に合わせ男を 取り替える 妖しい華さ 俺は御免だぜ I Can't Stay  Anytime Woman 雑誌から いい女と おだてられて生きる 創られた幻想(ゆめ) 化粧落としてみなよ Watch Your Step  色彩硝子(いろどりがらす)の女 磨けばすぐ 光沢(つや)めくけれど 強く抱けば 脆く砕ける  色彩硝子(いろどりがらす)の女 黄金(きん)と宝石(ジュエル) 着飾ったって ほら中身が 透けて見えるぜ  Anytime Woman 軟弱な 男たちに チヤホヤ騒がれて いい気なもんさ 俺の視界から Get Away  色彩硝子(いろどりがらす)の女 ワイングラス 抱いてるようさ 冷たい膚 とても酔えない  色彩硝子(いろどりがらす)の女 黄金(きん)と宝石(ジュエル) 着飾ったって ほら中身が 透けて見えるぜ  Anytime Woman 教えよう 俺の骨は鋼鉄で出来ている 筋金入りさ  Baby Baby Baby Baby, Get Away
銀のネックレス矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉ハーレーのサイドミラー 覗きこみ口紅を 港の倉庫街  翳りある眼差しが 生い立ちを物語る 誘えば指を噛む 野生のじゃじゃ馬さ  折れそうな首すじに 銀のネックレス その鎖締めながら ささやくよ 殺したいなと  いいのよと眼を閉じる 生きててもいい事は ないかもしれないと  星あかり煌めいた 銀のネックレス それだけが身につけた 唯一のお前の衣装  手荒なキスだけが 真実伝えるよ  折れそうな首すじに 銀のネックレス 星あかり煌めいた 銀のネックレス それだけが身につけた お前の衣裳
ザブウェイ特急矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉地下鉄には淋しい顔の奴らが 肩を並べてすわっている 背中に暮らしを引きずりながら 奴らは寝ぐらに帰るただそれだけ エリナーリグビィーは そう教会で死んだそうだぜ でも俺は畳じゃしなねえぞ ガラスの向こうは何も見えない闇だぜ 何かを見つけに行くんだ Au!  ジェームス・ボンドは そう髪の毛がはげるまでも 長生きなんて 様にはならねえぜ 聞こえないぜそんな小声でびくびく 地下鉄みたいに吠えてみろよ あの娘が待ってる駅は素通りするのさ まだしばられるには早すぎるぜ ジェームス・ディーンはそう立ちふさがる 白いカベに ただ一人 命を燃やしたよ ヤミに向って突走るのさ 何処までも ホームのあの娘に HELLO GOOD-BYE Come on… ジェームス・ディーンはそう立ちふさがる 白いカベに ただ一人 命を燃やしたよ ヤミに向って突走るのさ 何処までも ホームのあの娘に HELLO GOOD-BYE 
ため息矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉月のさざ波に洗われ 眠る横顔が綺麗だ  愛なんて感情も 失くしてた 擦り切れたハートへと くちびるが バラードをそっと注ぎこむ  渋さなど投げ捨てて もう今夜は お前のもの  For Your Love 命を抱いて お前のためなら死んでもいい ほんとだぜ  心から身体から あふれだす 真実の深みへと 沈んでゆく二人  Hold You Tight 魂燃やし お前の中へと溺れるだけ  For Your Love 命を抱いて お前のためなら死んでもいい  Hold You Tight ため息まじり 未来がひとつに溶ける  For Your Love 命を抱いて お前のためなら死ねる
Dry Martini矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉通り過ぎた過去は もう忘れなよ 俺と生きる今だけを 大事にして  酔わせてくれ ハードに生きた 男の夢 包むように I Need You, I Need You  古い駅が見える ホテルの窓辺 何処か遠くへ連れてって お前が言うよ  酔わせてくれ この安らぎを あの線路に続いていると I Need You, I Need You  酔わせてくれ ドライに生きた 俺の肩に爪を立てて I Need You, I Need You
長い黒髪矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉尖った岩に座るお前の 素足を風が愛撫してゆく 黙りこむ二人の翳を 空の青さが縫い止めてたね  Adios 長い黒髪 哀しみを灼きつくせ 太陽の岸辺  シェスタの街でバスを待つ バルセロナまで俺は旅立つ  Adios 原色の恋 わがままをぶつけあい 深い傷を刻みあった 荒れた海岸線は 俺たちの過去のよう 限りなく愛してた  Oh Please, 抱きしめて 罪を許して 聖母(マドンナ)みたいに優しく  流されてゆく 不幸な俺を 微笑みながら見送ってくれ  Adios スペインの風 哀しみを灼きつくせ 太陽の岸辺 バスの後ろの窓に 後を追う泣き顔が 遠ざかり消える Adios 長い黒髪 哀しみを灼きつくせ 太陽の岸辺
流星(ながれぼし)矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉いぶし銀のキャブレター 地を揺るがす排気音 町外れの直線では 計器の針を振りちぎる  本牧から三崎まで 夜明けを見に飛ばしたよ 矢のように  バーガー・インの可愛い娘 出逢ったのは三月前 駐車場で海を見た あの娘の瞳に星が降るよ  勤めていた工場が 倒産したその夜に 別れた  流れ星のように 俺は生きたい 一度きりの人生 激しく燃え尽きる  悪いダチが俺誘うのさ 危ない橋渡れよと  あの娘の名を刺繍した 革ジャン着て…着て突っぱしる 流れ星は消える前 まばゆく燃えるのさ 男の意地を見せてくれ いぶし銀のキャブレター 地を揺るがす排気音
ホテル・マムーニア矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉孔雀の羽揺れて白い寝椅子 薄い絹が透けて真珠の肌 金糸の紐そっとほどきたいよ  今宵 月は満月 狂おしくて夢に堕ちる  極楽鳥赤い砂漠を飛び ミントの茶を俺は飲み干してる  夏の蝶がじゃれあうのは生きている 証しさ この生命が滅びぬうちお前を 抱きたい  瑠璃の夜に甘く乱れて咲く 唇へとそっと接吻する  人が生きて死ぬも短い夢 儚くても醒めぬ夢を見よう  夏の蝶がじゃれあうのは生きている 証しさ この生命が滅びぬうちお前を 抱きたい  孔雀の羽揺れて白い寝椅子 薄い絹が透けて真珠の肌 金糸の紐そっとほどきたいよ  La La La…
優しいコヨーテ矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉キュートなジーンズが はちきれそうだ はだけたシャツの胸 風が騒ぐ  まるで捨て猫を拾ったようさ 俺の助手席で 眠り顔  夢見る瞳でハリウッド 女優になるのとポツリと言った Yeah Yeah  Gimmie Little Shock まるで 可愛い娼婦 ブロンドを指に 巻いて誘う  モーテルのネオン探しながら 柄になく照れてライト点ける  お前はベッドで寝な 俺は…俺は長椅子でいいよ Yeah Yeah  Gimmie Little Shock 俺は 寝つかれないまま サンタフェの月を ぼんやり見るよ  Gimmie Little Shock まるで 哀しい堕天使 寝乱れたシーツ 目の毒だね  Gimmie Little Shock 俺は 優しいコヨーテ サンタフェの月を ぼんやり見るよ
安物の時計矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉あー、いつかお前がくれた 安物の時計が あー、腕にからみつくように 想い出が離れない チッチッ チッチッ 時はすぎるぜ チッチッ 空しく  あー、わざと針を遅らせ オレを引き止めたっけ あー、愛は逃げ足の早い 幸せを追いかけてた チッチッ チッチッ 針が刺さるぜ チッチッ 心に  チッチッ チッチッ 針が刺さるぜ チッチッ 心に  あー、やっとお前の顔も 忘れられそうなのに あー、今も想い出させる 蜜のような時間を チッチッ チッチッ 悲しみきざむ チッチッ 心に
裸身矢沢永吉矢沢永吉松本隆矢沢永吉夜明け前の 海辺のカジノで お前に賭けたいと囁く 露な背中を抱き寄せ  まわせ季節のルーレット 俺たち 転がる石になる運命 どんな目が出ても笑える  グラスの氷を 灼けた素肌に 滑らせるよ  港のヨットで 俺と逃げよう このまま  スノッブな暮らしは忘れな 愛は奪いとるか失くすか 生きるか死ぬかのギャンブル 夜会服脱いだ裸身に 人生のチップ並べて
東京ららばい八代亜紀八代亜紀松本隆筒美京平午前三時の 東京湾は 港の店の ライトでゆれる 誘うあなたは 奥のカウンター まるで人生 飲み干すように にがい瞳をして ブランデーあけた 名前は? そう 仇名ならあるわ 生まれは? もう とうに忘れたの ねんねんころり ねころんで 眠りましょうか 東京ららばい 地下がある ビルがある 星に手が届くけど 東京ららばい ふれあう愛がない だから朝まで ないものねだりの子守唄  午前六時の 山の手通り シャワーの水で 涙を洗う 鏡のわたし 二重映しに レースの服の 少女が映る 愛をうばった 二年が映る 愛した? そう 数知れないわね 別れた? もう なれっこみたいよ ねんねんころり ねころんで 眠りましょうか 東京ららばい 夢がない 明日がない 人生はもどれない 東京ららばい あなたもついてない だからお互い ないものねだりの子守唄  孤独さ そう みんなおんなじよ 送るよ いい 車をひろうわ ねんねんころり ねころんで 眠りましょうか 東京ららばい 部屋がある 窓がある タワーも見えるけど 東京ららばい 幸せが見えない だから死ぬまで ないものねだりの子守唄
風の谷のナウシカPLATINA LYLIC安田成美PLATINA LYLIC安田成美松本隆細野晴臣金色の花びら散らして 振り向けば まばゆい草原 雲間から光が射せば 身体ごと宙に浮かぶの  やさしさは見えない翼ね 遠くからあなたが呼んでる 愛しあう人は誰でも 飛び方を知ってるものよ  風の谷のナウシカ 髪を軽くなびかせ 風の谷のナウシカ 眠る樹海(もり)を飛び越え 青空から舞い降りたら やさしくつかまえて  花や木や小鳥の言葉を あなたにも教えてあげたい 何故人は傷つけあうの 幸せに小石を投げて  風の谷のナウシカ 白い霧が晴れたら 風の谷のナウシカ 手と手 固く握って 大地けって翔び立つのよ はるかな地平線  風の谷のナウシカ 眠る樹海(もり)を飛び越え 青空から舞い降りたら やさしく抱きしめて
風の妖精安田成美安田成美松本隆細野晴臣あなた淋しさのほとりにいて ちょっとブルーに沈んでるのね そんな時は私を呼んで 元気づけてあげるわ  ゆうべ羽を痛めた鳥さえ 今朝は陽気に飛びまわるのよ もしあなたが傷ついてたら ねえ救けてあげるわ  風の妖精 ガラスの翼ひろげ 銀河の海を飛んでゆきたい 風の妖精 何にも出来ないけど あなたのために生きてみたいの  昔大きな戦争があり 花もみんな姿 消したけど 風の中に一輪咲いた その強さが愛しい  風の妖精 ガラスの翼ひろげ 気流にのって舞い上るのよ 風の妖精 何にも出来ないけど あなたのために生きてみたいの
木綿のハンカチーフやなわらばーやなわらばー松本隆筒美京平恋人よ 僕は旅立つ 東へと 向う列車で はなやいだ街で 君への贈りもの 探す 探すつもりだ いいえ あなた私は 欲しいものはないのよ ただ都会の絵の具に 染まらないで帰って 染まらないで帰って  恋人よ 半年が過ぎ 逢えないが 泣かないでくれ 都会で流行の 指輪を送るよ 君に 君に似合うはずだ いいえ 星のダイヤも 海に眠る真珠も きっとあなたのキスほど きらめくはずないもの きらめくはずないもの  恋人よ いまも素顔で 口紅も つけないままか 見間違うような スーツ着たぼくの 写真 写真を見てくれ いいえ 草にねころぶ あなたが好きだったの でも木枯らしのビル街 からだに気をつけてね からだに気をつけてね  恋人よ 君を忘れて 変わってく ぼくを許して 毎日 愉快に過す街角 ぼくは ぼくは帰れない あなた 最後のわがまま 贈りものをねだるわ ねえ涙拭く木綿の ハンカチーフください ハンカチーフください
想い出の散歩道矢野顕子+TIN PAN矢野顕子+TIN PAN松本隆馬飼野俊一あの静かな 丘の上に そびえていた リンゴの木 背のびしても 届かないの 笑いながら もいでくれた あなただけがいないのね あとはみんな昔のよう わたし ひとりぼっちで 歩いてゆくわ ほら想い出は もう風色よ  拳にひんやり 青いリンゴ 高い枝にひとつだけ 背のびしたら とれちゃったの 知らないまに 変わったのは あなたじゃない わたしなの あとはみんな昔のよう わたし ひとりぼっちで もうだいじょうぶ ほら想い出は もう風色よ
水彩画の街~乱れ髪矢野顕子+TIN PAN矢野顕子+TIN PAN松本隆大瀧詠一水彩画の街に 花あんずが匂うと 風にぶらさがる 海ぼうずきのように 髪をほどくんだね くすくす笑いながら そんなにすますなよ うってほしいんだから あいづちぐらいは  水彩画の部屋に 花あんずがいちりん しなやかにまわる 風車のように ぼくのまなざし からだに巻きつける  割れた 鏡のなか たたみの青がふるえる なにをそんんあに 見てるんだい  髪を切りすぎたね まるで男の子だよ  外は乱れ髪のような雨 ごらん きみの髪がふる ごらん きみの髪がふる  窓を埋める影から きみのひとみが光る なにをそんなに にらむんだい  髪を切りすぎたね まるで男の子だよ  外は乱れ髪のような雨 ごらん きみの髪がふる ごらん きみの髪がふる
ソバカスのある少女矢野顕子+TIN PAN矢野顕子+TIN PAN松本隆鈴木茂北の通りで ソバカスのある 少女を見かけたなら 声をかけてくれ  君が寒さに ふるえていたら 一枚きりの肩かけ 差し出すだろう  石のような心も あたためちまう女さ  泣かした事が 昔あるんだ 風も叫んでたよ ひどい奴だと  石のような心も あたためちまう女さ  今でも髪は 長いだろうか 君も 友だちなら たしかめてくれ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
氷雨月のスケッチ矢野顕子+TIN PAN矢野顕子+TIN PAN松本隆鈴木茂雨のむこうに街が煙って 赤や黄のパラソル涙に濡れて  12色の色鉛筆で スケッチされたお前の顔 ねえ もうやめようよ こんな淋しい話  お前の暗い瞳の中に 青褪めた街 深く沈んで ねえ もうやめようよ こんな淋しい話
ポケットいっぱいの秘密矢野顕子+TIN PAN矢野顕子+TIN PAN松本隆穂口雄右ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの  あなた 草のうえ ぐっすり眠ってた 寝顔 やさしくて “好きよ”ってささやいたの  ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの  あなた 片目あけ 笑いだしちゃうの ずるい 眠ったふり わたしこまっちゃったな  ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの  わたし 草のうえ かけるおもいきり やだわ どうしましょ 空に逃げちゃいたいな  ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの  ひみつ ないしょにしてね 指きりしましょ 誰にも いわないでね ひみつ ちいちゃな胸の ポケットのなか こぼれちゃいそうなの
風をあつめて矢野まき矢野まき松本隆細野晴臣亀田誠治街のはずれの 背のびした路次を 散歩してたら 汚点だらけの 靄ごしに 起きぬけの露面電車が 海を渡るのが 見えたんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を  とても素敵な 昧爽どきを 通り抜けてたら 伽藍とした 防波堤ごしに 緋色の帆を掲げた都市が 碇泊してるのが 見えたんです それでぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を  人気のない 朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら ひび割れた 玻璃ごしに 摩天楼の衣擦れが 舗道をひたすのを 見たんです それで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を
愛染橋GOLD LYLIC山口百恵GOLD LYLIC山口百恵松本隆堀内孝雄春一番が吹き荒れた後 花を敷いた路地へ 今日こそ返事聞かせてくれと 問いつめられそうで  あなた以上にやさしい人は いそうにもないけど 結婚なんて旧(ふる)い言葉に 縛られたくなくて  橋の名は愛染橋 ほほえんで渡れば恋がかなう うつむけばそれきりとまどい橋  うちは淋しい女やからね 愛なんてよう知らん 時の流れも春のうららに 渡りたい 渡れない  髪の芯まで飽きられる日が 来ないとも限らず そしたらすぐに別れる勇気 ありそうでなさそで  橋の名は愛染橋 ただ一度渡ればもう戻れぬ 振り向けばそこから想い出橋  うちは愚かな女やからね 人生もよう知らん けれどあなたに手招きされて 渡りたい 渡れない
赤い絆(レッド・センセーション)GOLD LYLIC山口百恵GOLD LYLIC山口百恵松本隆平尾昌晃川口真泣きながらラッシュ・アワーの 人ごみを縫うように走る 左手にあなたの手紙 くしゃくしゃに 握りしめながら レッド・センセーション 涙をかくした真っ赤なコート レッド・センセーション あなたを愛した証しの色よ 許せない 電話をかけてもなしのつぶてね 許せない あなたの心がつかめない  プラチナの指輪がひとつ 封筒の底から転がる 顔を見て返せないほど いくじなし それが憎らしい レッド・センセーション 二人を引き裂く愛の稲妻 レッド・センセーション 私の背中の赤くつらぬく 許せない 心を勝手に切りとった人 許せない あなたは誰かと生きるのね  乗り換えた電車のドアで あなたの名 三度つぶやくの レッド・センセーション 暮れゆく間際の夕陽の赤が レッド・センセーション 私の心に火を走らすわ 許せない 必死に信じて生きてきたの 許せない あなたは掌かえすのね
あまりりす山口百恵山口百恵松本隆岸田智史船山基紀散りゆく花がきれいに咲くのは せいいっぱいの抵抗なんだね あなたはそっと私の髪の毛 指ですいてはさみしくつぶやく  うらやましいのはアマリリス 自由に咲いて自由に散れる 私ときたら愛をなくして 血の気も失せた悲しみの中 それでも生きてゆくのです  風は花粉を運んでゆくのに 人の心は動きもしないの おしべは苦い紅茶のみほし めしべはスプーンみつめて泣いてる  あざやかすぎるアマリリス 私の影がこんなにうすい あなたときたら紺のセーター 夜より青いつめたさの中 ためいきばかり舞うのです  ねたんでしまうアマリリス あなたの指がクキを手折った 私ときたら背が折れるほど つつまれた日も思い出の中 静かに椅子をたつのです
嵐ヶ丘山口百恵山口百恵松本隆加藤ヒロシ人が忘れた草原は 風の暴れる風景画 なびいた草の波模様 私の髪が舞うのです  音沙汰なしの時の流れを あなたの影が近づいて来る  フォー・エヴァー フォー・エヴァー 愛は変わらぬ永遠のもの そう教えたのは誰ですか  つづれに折れる丘の道 息を切らしてさすらうの 拾い集めた想い出が 胸にずっしり重いから  あきらめ悪い私の日々を あなたの影が横切って行く  フォー・エヴァー フォー・エヴァー 愛は変わらぬ永遠のもの 信じさせたのは誰ですか  まぶしい夏のゆらめきの中 あなたの影が遠ざかってく  フォー・エヴァー フォー・エヴァー 愛は変わらぬ永遠のもの 待ち続けるのは誰ですか
イノセント(純粋)山口百恵山口百恵松本隆堀内孝雄萩田光雄嵐の前の静けさ真似て 私は独りうずくまり こんな仕打ちを投げた貴方を 憎みきれずに口を噛む  ありったけの想いをこめて つめたい頬を打ちたいけれど それで心の痛みが 消える訳でもあるまいし  イノセント 愛しすぎて イノセント 息がつまり 先ずあなたが次に私が哀しみに溺れる  はなやぐ頃の手紙の束に 夜更けの庭で火を点けて こんな綺麗に燃えるのよって ちょっと虚ろに呟いた  吸えもしない煙草をふかし むせても肩を撫でてくれない 叱る気持も失いほど 心が冷えてしまったの?  イノセント 愛しすぎて イノセント 息がつまり 先ずあなたが次に私が哀しみに溺れる  イノセント 愛しすぎて イノセント 息がつまり 先ずあなたが次に私が哀しみに溺れる
口約束山口百恵山口百恵松本隆平尾昌晃川口真雪の野に月の絵筆が あなたの列車を描き出す 白い窓ひとすじ拭けば 氷った涙が見えますか 「何も言うなよ」…そう呟いて 粉雪降りつむ私の肩に 青いブレザー投げたあなた 涙が千切れる 吐息が千切れる だけど切れないものがある 二人の熱い血が結ぶ糸 これが愛ね  町へゆき居場所決めたら 必ずお前を呼ぶという 守れない口約束と 知ってる心がうなずくわ 「何も言うなよ」…そうてれながら まぶたをこすって苦笑いする 男泣きっていいわあなた 指切りほどける 言葉がほどける だけどほどけぬものがある 瞳と瞳を外(そ)らさずにつなぐ糸 これが愛ね  動き出す車輪の火花 硝子にすがって追う私 「何も言うなよ」…それが口癖 汚れた雪へと転ぶ私を 心配顔で振り向くあなた 季節が途切れる 夢さえ終わるわ だけどはじまるものがある 心で廻り出す糸車 これが愛ね
抱きしめられて山口百恵山口百恵松本隆鈴木茂鈴木茂暮れない街の壁にもたれて 音を消したTV黙って見てる 無口を通り過ぎて せつなさだけ今はあなたに  男と女を足しても引いても 0(ゼロ)になる答えが哀しい  抱きしめて……ひび割れるほど 硝子の若さ その破片で傷つけたいの あなたを  泣かされたあと薔薇を手折って 月の床に赤い花びら散らす 若さは意味もなしに 軽い罪を犯すものなの  歓び哀しみ足しても引いても 0(ゼロ)になる二人が淋しい  抱きしめて……息が切れるほど 私の胸の吹雪で今凍らせたいの あなたを  抱きしめて……ひび割れるほど 硝子の若さ その破片で傷つけたいの あなたを
CHECK OUT LOVE山口百恵山口百恵松本隆加藤ヒロシだってあなたはニュース・ペイパー広げ 私 紅茶のさめてく色見てた ため息ひとつで心はさざ波 無口な時間がロビーに漂よう  涙と笑顔が隣りあわせって はじめて私は知ったのよ  チェック・アウト・ラブ あー二人 時計の針は朝十時 チェック・アウト・ラブ どうすれば 愛を清算できますか  だって涙のしみた手紙なんて まさかあなたに手渡せないでしょう 切手もはらない絵葉書一枚 あなたの鞄のすき間にかくした  ハローとグッバイかんたんすぎる 言葉に人は惑うのね  チェック・アウト・ラブ あー二人 失くしたものが多すぎる チェック・アウト・ラブ どうすれば 愛を清算できますか  ハローとグッバイ繰り返し 回転ドアはまわります  チェック・アウト・ラブ あー二人 ここから何処へ旅立ちますか チェック・アウト・ラブ どうすれば 愛を清算できますか
春爛漫山口百恵山口百恵松本隆鈴木茂鈴木茂手に構えた一眼レフの レンズの中あなたは振り向いて 春の海はひねもすのたり 寄せる時の流れもゆるやかに  未来の花嫁の腕に 花を投げる風と木の詩(うた)  大地は浅き夢見し春 淋しき色は匂えど 春……春……らんまん 一人のただの女として あなただけのために生きているから  二歩遅れてあなたの背中 ヘッドホンを下げてる影を踏む やさしささえはなせないけど 今 無言の約束信じても  未婚の旅人の先に 花の枝が作るトンネル  過去から未来への長旅 あなたの腕に触れれば 春……春……らんまん 一人のただの女として 心決めた言葉口に出さずに  大地は浅き夢見し春 淋しき色は匂えど 春……春……らんまん 一人のただの女として あなただけのために生きているから
飛騨の吊り橋山口百恵山口百恵松本隆岸田智史川村栄二吊り橋を誰か渡る 淋しい音が夜をふるわせる あの人も橋を渡り 街に行って戻らないの  飛騨の山は静か 今年も大雪よ 便りも途切れたの 忘れてしまったの 街の女性(ひと)はきれいでしょう この私より  吊り橋の上であなた 迎えに来ていると真似目な顔した でもいいの今は私 飛騨の里で生きてゆける  囲炉裏(いろり)の火にあたり 炎を見つめてた お婆さんが笑う もうすぐ正月と 顔の皺を深くして倖せに笑う  飛騨の山は静か 今年も大雪よ 便りも途切れたの 忘れてしまったの 街の女性(ひと)はきれいでしょう この私より
陽のあたる坂道山口百恵山口百恵松本隆佐藤健萩田光雄陽のあたる坂道で あなたとすれ違いました 女のひとと御一緒なので 声もかけられませんでした  幸せと悲しみが 目をそらし すれ違います いつもあなたと登った坂を 影をふみふみ下ります  霊南坂の夕陽は 暖かい春の色 でも心は冬のように寒い  霊南坂の夕陽は レンガ塀に燃えます でも心は夜のように青い  教会は坂の上 鐘が背中に響きます 結ばれる日を夢みた私 追われる様に坂をおります
卒業山口理恵山口理恵松本隆筒美京平柿島伸次制服の胸のボタンを 下級生たちにねだられ 頭をかきながら逃げるのね ほんとは嬉しいくせして  人気ない午後の教室で 机にイニシャル彫るあなた やめて想い出を刻むのは 心だけにしてとつぶやいた  離れても電話するよと 小指差し出して言うけど 守れそうにない約束は しない方がいい ごめんね  セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を結びたい だけど東京で変わってく あなたの未来は縛れない  ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの  席順が変わり あなたの 隣の娘にさえ妬いたわ いたずらに髪をひっぱられ 怒ってる裏で はしゃいだ  駅までの遠い道のりを はじめて黙って歩いたね 反対のホームに 立つ二人 時の電車がいま引き裂いた  ああ 卒業しても友だちね それは嘘では無いけれど でも 過ぎる季節に流されて 逢えないことも知っている  ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの
高校三年生'82山口良一山口良一松本隆南高節岡田徹卒業と口にするたび あなたの顔が かげるようだね 春色のシャツに着がえた 街をだまって 二人歩いた 大学の合格通知 昨日あなたに見せたときにも ほほえみの裏側にある さみしいかげを みのがせなくて…  サヨナラと どんな顔して あなたにいえば いいんだろう カワのカバンにつるした ミッキーマウスも もう似合わない年頃  席順は一字ちがいで いつもあなたのうしろのイスさ 長いカミあらった日には なぜか リンゴのかおりがしたよ  サヨナラと どんな顔して あなたに言えば いいんだろう クラス会には 必らずもどってくるさと つぶやくだけのたそがれ
昭和モダン山崎まさよし山崎まさよし松本隆服部隆之服部隆之君の乗る船の汽笛を 粉雪のささやきが消す 波止場へといそぐ君の背 舗道へと影が伸びてく  柔らかなベッドのくぼみ 透明な君の輪郭 珈琲は冷めてしまった ぼくたちの愛のようにね  上海で仕事があるの クラブでね ジャズを歌うの 2つの瞳 きらきらさせて 過去はみな捨ててくつもり  中国語 喋れないのに 無謀だと止めても無駄さ チャイナ服 似合うだろうね 細身だし脚も長いし  前向きで芯が強くて 絶対に涙見せない 新しいその生き方を 理解する努力はしたさ  上海で名前を変えて 別人になってもいいわ あなたとの3年間は ほんとうに重かったから  上海へ旅立つ船が 水平線 点になったよ それきりさ それきり2度と 君に逢うことはなかった
Sweet Memories山崎まさよし山崎まさよし松本隆大村雅朗なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの 「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet memories  Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 Sweet memories  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet memories
Sweet Memories feat.麗蘭山下久美子山下久美子松本隆大村雅朗吉田建なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの  「幸福?」と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶Sweet Memories  Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much  あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶Sweet Memories  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶Sweet Memories
赤道小町ドキッGOLD LYLIC山下久美子GOLD LYLIC山下久美子松本隆細野晴臣高橋幸宏DOKI! DOKI!! DOKI! DOKI!! 赤いお陽様が ジリリ焦げてる つんとすまし顔 君が歩けば 陽炎も 色めくよ  ねえ 君のまなざしは 夏の写し絵 粋なサングラス 上眼使いに 眼があえば 気もそぞろ  思考回路はショート 燃えつきそうなヒューズ GIZA GIZA ハートは GIZA GIZA 破けそうさ  君は赤道小町 恋はアツアツ亜熱帯 君は赤道小町 抱けば火傷をするかも DOKI! DOKI!! DOKI! DOKI!!  青いプールへと 飛んだ幻 時が切り取った 若さそのまま 描かれた 残像さ  夢は機能停止さ 鳴り響く非常ベル GIZA GIZA 景色が GIZA GIZA ひびわれるよ  君は赤道小町 恋はアツアツ亜熱帯 君は赤道小町 抱けば火傷をするかも DOKI! DOKI!! DOKI! DOKI!!  思考回路はショート 燃えつきそうなヒューズ GIZA GIZA ハートは GIZA GIZA 破けそうさ  君は赤道小町 恋はアツアツ亜熱帯 君は赤道小町 抱けば火傷をするかも……
ビタミン山下久美子山下久美子松本隆堀込泰行Woo Baby おろしたての スニーカーはいて踊るように街角へ  Woo Baby 沈んでいた 過去の私をぎゅっと絞れば後悔の涙だけ飛び散るよ  リピートできない 人生なら好きに生きたい あなたと出逢って 強く生きることを覚えた  Woo Baby スッピンでも 肌がつやつや輝いてる 恋かしら?  Woo Baby 踏み出せない 境界線を思い切って飛ぶ 今まで生きた日々が助走なの  元気が出るのよ 胸の奥で名前を呼ぶと 私の細胞 1秒ごと生まれ変わって  リピートできない 人生なら好きに生きたい あなたと出逢って 強く生きることを覚えた  元気が出るのよ 胸の奥で名前を呼ぶと 私の細胞 1秒ごと生まれ変わって
赤道小町ドキッ山下久美子&大澤誉志幸山下久美子&大澤誉志幸松本隆細野晴臣DOKI! DOKI!! DOKI! DOKI!! 赤いお陽様が ジリリ焦げてる つんとすまし顔 君が歩けば 陽炎も 色めくよ ねえ 君のまなざしは 夏の写し絵 粋なサングラス 上眼使いに 眼があえば 気もそぞろ 思考回路はショート 燃えつきそうなヒューズ GIZA GIZA ハートは GIZA GIZA 破けそうさ 君は赤道小町 恋はアツアツ亜熱帯 君は赤道小町 抱けば火傷をするかも DOKI! DOKI!! DOKI! DOKI!!  青いプールへと 飛んだ幻 時が切り取った 若さそのまま 描かれた 残像さ 夢は機能停止さ 鳴り響く非常ベル GIZA GIZA 景色が  GIZA GIZA ひびわれるよ 君は赤道小町 恋はアツアツ亜熱帯 君は赤道小町 抱けば火傷をするかも DOKI! DOKI!! DOKI! DOKI!!  思考回路はショート 燃えつきそうなヒューズ GIZA GIZA ハートは GIZA GIZA 破けそうさ 君は赤道小町 恋はアツアツ亜熱帯 君は赤道小町 抱けば火傷をするかも……
いつか晴れた日に山下達郎山下達郎松本隆山下達郎山下達郎雨は斜めの点線 ぼくたちの未来を切り取っていた  窓の板ガラスへと 「自由」って言葉を書いては消した  Crying like the rain 生きることは悲鳴だね 時代の海を 木の葉のように迷うだけ ただ涙は青く こわいほど透けていた  いつか晴れた日に君と 野に咲く花探そう いつか晴れた日に君と いつか(明日天気になあれ) いつか(雨のち晴れ) Ah! ah! Clear Sky!  傷つくことを恐れ 黙るより孤独と戦いたくて  泣きたいような夜は 「希望」ってロウソク胸にともした  Crying like the rain こわれかけたプラモデル 翼もなしに 想い出だけが舞い上がる ただ見上げる瞳 こわいほど澄んでいた  いつか晴れた日に君と 線路沿いに歩こう いつか晴れた日に君と いつか(明日天気になあれ) いつか(雨のち晴れ) Ah! ah! Clear Sky! あの頃の少年に逢おう  いつか晴れた日に君と 野に咲く花探そう いつか晴れた日に君と いつか(明日天気になあれ) いつか(雨のち晴れ) Ah! ah! Clear Sky!  いつか晴れた日に君と 線路沿いに歩こう いつか晴れた日に君と いつか(明日天気になあれ) いつか(明日天気になあれ) いつか(明日天気になあれ) いつか(雨のち晴れ) Ah! ah! Clear Sky! Ah! ah! Clear Sky! Ah! ah! Clear Sky! あの頃の少年に逢おう あの頃の少年に 少年に 少年に…
KISSからはじまるミステリー<feat.RYO(from ケツメイシ)>GOLD LYLIC山下達郎GOLD LYLIC山下達郎松本隆山下達郎恋はミステリー 人は胸に 悲しい謎をかくして生きている 恋はミステリー 誰かぼくの 胸のナイフを静かに抜いてくれ  また彷徨う 君との距離測る 寄せては返す 波より速く 動き続ける 心くすねる 僕ならばきっと君を包める なんてめでたい思いでいたこと 昨日までの君は今どこ? 思いはゆれる 隙間を埋めるため ひたすらいたずら君に触れる 舞い散る花びら掴むように あやふや不確かに結わく恋 ただ欲しい恋しい 何気ない時にも感じるから心奪い取りに 見えない行く手にミステリー 感じる握り締め引く手に 離した僕の手はどこにしまう? 気づけば君が離れてしまう  不器用な天使 キスしたあと 突然つれないポーズだね ぼくは夢遊病 さまよう難破船だよ  恋はミステリー 人は胸に 悲しい謎をかくして生きている 恋はミステリー 誰かぼくの 胸のナイフを静かに抜いてくれ  恋はミステリー できるいつ手に? 本当の君だけを見つけに 覗く 心届くには遠く 望む程にその恋はもろく また揺れだす気持ちが騒ぎ出し 君の心の底触りたい 他に何も要りはしない この悩みすら君には意味無いかい?  残酷な遊戯 女の子の 心は魔女の振り子さ Noと振り向いた巻き毛が誘って踊る  恋はミステリー 一晩中 せっぱ詰った空気のサスペンス 恋はミステリー 悲劇でいい 自分に嘘をついたりしたくない  君が欲しい 君が欲しい 他には何にもいらないよ  君が欲しい 君が欲しい 失うものなど何も無い  夜更けの舗道を渡りながら も一度キスをしようよ 世界中敵にまわして愛してもいい SO, PLEASE!  恋はミステリー 心除く 望遠鏡があったらいいのにね 恋はミステリー 髪を少し 切りすぎたのは揺れてる証拠だね  恋はミステリー 夏の風は 心騒ぎを奏でるクレッシェンド 恋はミステリー 車に乗る 君の背中を密かに尾行した  君が欲しい 君が欲しい この手に時代を抱きしめて  君が欲しい 君が欲しい 他には何にもいらないよ 君が欲しい 君が欲しい 失うものなど何も無い  君が欲しい 君が欲しい 恋はミステリー できるいつ手に? 本当の君だけを見つけに  君が欲しい 君が欲しい 恋はミステリー できるいつ手に? 本当の君だけを見つけに
氷のマニキュア山下達郎山下達郎松本隆山下達郎山下達郎氷のマニキュア あなたが触れると 流れる時間も凍りつく 氷柱(つらら)の言葉に心を射抜かれ 崩れてゆくのはぼくの翳(かげ) Your love is cool 微笑みも Your love is cool 氷点下さ  陶磁器みたいに閉ざした孤独が 哀しく光って綺麗だね みぞれの雲からさらさら降るのは あなたの雫(こぼ)した吐息たち Your love is cool 遠のいた Your love is cool 心の距離  涙のしずくが描(えが)く輪(リング)で 優しく抱きしめたい 涙の微熱が凍えたあなたの 髪も胸も溶かしてゆく  氷の翼を背中に匿して あなたは腕からすり抜けた 身体の残像 そこだけ明るく 粉雪みたいに反射した  Your love is cool 魂の Your love is cool ピアニッシモ  涙のしずくが描(えが)く輪(リング)で 優しく抱きしめたい 涙の微熱が凍えたあなたの 髪も胸も溶かしてゆく  氷のマニキュア あなたが触れると 流れる時間も凍りつく 朝陽のベールが二人に射す頃 すべてはきらきら光るはず Your love is cool 微笑みも Your love is cool 氷点下さ Your love is cool 遠のいた Your love is cool 心の距離 Your love is cool 魂の Your love is cool ピアニッシモ  Your love is cool 氷の指に Your love is cool キスしてあげる
月の光山下達郎山下達郎松本隆山下達郎山下達郎さしのべた小さな手の 冷たさ  舗道へとのびた影が 溶け合う  月の光に洗われた 君の背中に 天の川が雪崩れてゆく  運命に彫り込まれた 君の名  この愛は洗い立ての 生麻さ  星の音符を電線に 並べて作る 君にあげる愛の歌を  青く光る君の髪 やがてぼくに燃え移る  星の音符を電線に 並べて作る 君にあげる愛の歌を  二度と朝がこなくても ぼくは何を惜しむだろう  月の光に洗われた 君の背中に 天の川が雪崩れてゆく  青く光る君の髪 やがてぼくに燃え移る  二度と朝がこなくても ぼくは何を惜しむだろう
DREAMING GIRLGOLD LYLIC山下達郎GOLD LYLIC山下達郎松本隆山下達郎山下達郎君が跳んだ水たまりへと 街の翳が雪崩れてゆくよ 不意に微笑う ただそれだけで 胸の棘が抜ける気がする  手のひらの上に太陽を乗せて 心の暗がり照らし出しておくれ  Dreaming Girl Dreaming Girl 雨上がりの少女 Dreaming Girl 君と めぐり逢えた素敵な奇跡  孤独だった無数の夜が 白い朝に溶けて消えてく そして今は隣りに君の 蜜のような息を感じる  どんなカメラにも写せない君の 生き生きとしてる眩しさが好きだよ  Dreaming Girl Dreaming Girl 陽だまりのまなざし Dreaming Girl ぼくは 君をめぐる青い惑星  さりげない日々に沈んできらめく 真実のかけらそっと見せておくれ  Dreaming Girl Dreaming Girl 風にそよぐ髪に Dreaming Girl Dreaming Girl 天使の輪が光る Dreaming Girl Dreaming Girl 雨上がりの少女 Dreaming Girl 君と めぐり逢えた素敵な奇跡 めぐり逢えた素敵な奇跡  Dreaming of you, thinking of you, girl Dreaming of you, thinking of you, girl
HAPPY HAPPY GREETING山下達郎山下達郎松本隆山下達郎山下達郎星が沈む海に 太陽がのぼる 光の矢の中で 君を抱いていた  生きてるって 素晴らしいね 君がそばにいると違う  古い過去は捨てて 時のページめくるように 今 未来へ走れ  OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう NEW YEAR! 何かが始まる きっといいことある 予感で胸がさわぐよ OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう BIRTHDAY! ロウソク消そうよ 君と生きていると 毎日 夢が生まれる いつだって  高い壁を築き 孤独に慣れてた  やさしい手がぼくを ひっぱり出すまで  君は奇跡 悩みを消し  ぼくに勇気わけてくれた 古い自分捨てて  目覚めるたび生まれ変わる ぼくを見ててほしい  OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう VALENTINE! 確かめあおうよ 甘くとろけそうな 時間の流れのそこで OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう WEDDING! 結ばれあおうよ 夢はまだ小鳥さ 大事に育ててゆこう いつまでも  TOGETHER, TOGETHER FOREVER, FOREVER  OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう NEW YEAR! 何かが始まる きっといいことある 予感で胸がさわぐよ  OH! HAPPY HAPPY GREETING おめでとう おめでとう BIRTHDAY!  ロウソク消そうよ 君と生きていると 毎日 夢が生まれる  OH! HAPPY HAPPY GREETING OH! HAPPY HAPPY GREETING 何かが始まる きっといいことある 予感で胸がさわぐよ  OH! HAPPY HAPPY GREETING OH! HAPPY HAPPY GREETING ロウソク消そうよ 君と生きていると 毎日 夢が生まれる  いつだって おめでとう OH! HAPPY HAPPY GREETING TO YOU, TO YOU お・め・で・と・う!
メロンのためいき山瀬まみ山瀬まみ松本隆呉田軽穂松任谷正隆太陽がご機嫌斜めなの 濡れた髪に雨粒 くちびるが青ざめているのは 泳ぎ疲れたせいよ 飛び込み台へと座り あなたと雨雲 見上げた  蒼いメロンのためいきみたいなキッスを 頬に素早くあげたらはにかむかしら 白いタオルにくるまり肩を寄せれば Fall In Love With You お願いよ冷たくしないで  すこしだけ胸が震えている 何も怖くないのに 人気ない雨のプール・サイド 水の輪を数えてた このまま黙っていたら 時間がとぎれてしまうわ  赤いイチゴを一粒 ほお張るように 好きと言えずに言葉を噛みしめてるの そうよあなたは何にも感じてないの? Fall In Love With You お願いよ瞳を見つめて  蒼いメロンのためいきみたいなキッスを 頬に素早くあげたらはにかむかしら 白いタオルにくるまり肩を寄せれば Fall In Love With You お願いよ冷たくしないで
いたずらがき裕木奈江裕木奈江松本隆細野晴臣細野晴臣画用紙を膝にのっけて 横顔を盗んで見てた 悪戯な子供のように クレヨンで指を汚して  うすくれないの日暮れの色が 金の冠 髪に被せて  ねえ黙ってて 動かないでね 窓に凭れたポーズのままで 初めて逢った あの日のような 遠いまなざしとても素敵よ  穏やかな時の流れに 洗われて生きてゆこうね 幸福はこんな近くに 手の触れる場所にあるから  空の青さで染まった爪を 宙にかざしてそっと微笑む  ねえ黙ってて あなたの鼓動 離れていても聞こえてくるの 風が止まった海辺のように 怖いくらいに穏やかな午後  ねえ黙ってて 動かないでね 窓に凭れたポーズのままで 初めて逢った あの日のような 遠いまなざしとても素敵よ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
空気みたいに愛してる裕木奈江裕木奈江松本隆細野晴臣大村雅朗(セリフ)ケンカばっかりしているのに 不思議に仲良しだね  花のトンネル走り抜けたら 薄荷の匂いの四月雨 ねえ春だからこのまま濡れて 手なんかつないで散歩して  銀紙破き チョコレート 二つに割ってかじったら ほろ苦さしみるね  空気みたいに愛してる 空気みたいに愛してる 見えなくたって 触れなくたって 空気みたいに愛してる  通りの向こう 紺の制服 私によく似た顔の子ね バスが連れ去る 純粋な日々 素知らぬあなたをつねりたい  路地を曲がれば春の海 波の頁をめくったら 人魚が眠ってる  あなたのそばで生きてたい 隣りでずっと生きてたい 水のようにね 風のようにね 流れるままに愛してる  空気みたいに愛してる 空気みたいに愛してる あなたなしだと息も出来ない 空気みたいに愛してる  見えなくたって 触れなくたって 空気みたいに愛してる  
青空挽歌裕木奈江裕木奈江松本隆細野晴臣細野晴臣風に向かって松林 何をそんなに怒るのか 曲がった枝にぶら下がり 海の向こうを眺めてた  太陽のように孤独 太陽のように孤独 松の葉で手の甲を ちくっと刺してまた泣いた また泣いた  眩しすぎると見えないよ だから独りになるんだね 私の死んだ初恋は 羽衣になり天に舞う  太陽のように孤独 太陽のように孤独 弓なりの青空の いちばん底でまた泣いた また泣いた  太陽のように孤独 太陽のように孤独 松の葉で手の甲を ちくっと刺してまた泣いた また泣いた  太陽のように孤独 ………
君は天然色遊助遊助松本隆大瀧詠一遊助・N.O.B.Bくちびるつんと尖らせて 何かたくらむ表情は 別れの気配をポケットに 隠していたから 机の端のポラロイド 写真に話しかけてたら 過ぎ去ったとき しゃくだけど今より眩しい  想い出はモノクローム 色を点けてくれ もう一度そばに来て はなやいで 美しの Color Girl  夜明けまで長電話して 受話器持つ手がしびれたね 耳もとに触れたささやきは 今も忘れない  想い出はモノクローム 色を点けてくれ もう一度そばに来て はなやいで 美しの Color Girl  開いた雑誌を顔に乗せ 一人うとうと眠るのさ 今夢まくらに 君と会う トキメキを願う 渚を滑るディンギーで 手を振る君の小指から 流れ出す虹の幻で 空を染めてくれ  想い出はモノクローム 色を点けてくれ もう一度そばに来て はなやいで 美しの Color Girl
卒業YUKIYUKI松本隆筒美京平沖山優司制服の胸のボタンを 下級生たちにねだられ 頭かきながら逃げるのね ほんとは嬉しいくせして  人気ない午後の教室で 机にイニシャル彫るあなた やめて 想い出を刻むのは 心だけにしてとつぶやいた  離れても電話するよと 小指差し出して言うけど 守れそうにない約束は しない方がいい ごめんね  セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を結びたい だけど東京で変ってく あなたの未来は縛れない  ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの  席順が変わりあなたの 隣の娘にさえ妬いたわ いたずらに髪をひっぱられ 怒ってる裏で はしゃいだ  駅までの遠い道のりを はじめて黙って歩いたね 反対のホームに立つ二人 時の電車がいま引き裂いた  ああ 卒業しても友だちね それは嘘では無いけれど でも 過ぎる季節に流されて 逢えないことも知っている  ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの
秘密の花園YUKIYUKI松本隆呉田軽穂高木正勝月灯り青い岬に ママの眼をぬすんで来たわ 真夜中に呼び出すなんて あなたってどういうつもり  真面目にキスしていいの なんて ムードを知らない人 Ah…あせるわ  Moonlight magic 私のことを 口説きたいなら 三日月の夜 Hold me tight 入り江の奥は 誰も誰も知らない秘密の花園  ルックスは割といいから もてるのも仕方ないけど 他の娘に気を許したら 思いきりつねってあげる  小舟のロープ ほどいて二人 流れる星を見上げ Ah…さすらう  Moon light magic 魔法のような 揺れる瞳で しっと見つめて Hold me tight 海に咲く百合 白く白く輝く 秘密の花園  Moonlight magic 私のことを 口説きたいなら 三日月の夜 Hold me tight 入り江の奥は 誰も誰も知らない秘密の花園
しらけちまうぜ横山剣(クレイジーケンバンド)横山剣(クレイジーケンバンド)松本隆細野晴臣小粋にわかれよう さよならベイビイ 振り向かないで 彼氏が待ってるぜ 行きなよベイビイ 早く消えろよ 涙は苦手だよ 泣いたらもとのもくあみ しらけちまうぜ いつでも傷だらけ 愛だの恋は今さら しらけちまうぜ  そんなに切なく 見るなよベイビイ 情がうつるよ センチは似合わない 泣きべそベイビイ 甘えちゃだめさ ひとりは慣れてるさ なぐさめなんかいるかよ しらけちまうぜ  いつでも微笑みを ありがとうベイビイ 幸せだった おいらは肩すくめ 帰るさベイビイ 口笛吹いて 涙は苦手だよ 泣いたらもとのもくあみ しらけちまうぜ
ルビーの指環横山剣(クレイジーケンバンド)横山剣(クレイジーケンバンド)松本隆寺尾聰亀田誠治くもり硝子の向こうは風の街 問わず語りの心が切ないね 枯葉ひとつの重さもない命 貴女を失ってから………  背中を丸めながら 指のリング抜き取ったね 俺に返すつもりならば 捨ててくれ  そうね 誕生石ならルビーなの そんな言葉が頭に渦巻くよ あれは八月 目映い陽の中で 誓った愛の幻  孤独が好きな俺さ 気にしないで行っていいよ 気が変わらぬうちに早く 消えてくれ  くもり硝子の向こうは風の街 さめた紅茶が残ったテーブルで 衿を合わせて 日暮れの人波に まぎれる貴女を見てた  そして二年の月日が流れ去り 街でベージュのコートを見かけると 指にルビーのリングを探すのさ 貴女を失ってから………
さらばシベリア鉄道吉井和哉吉井和哉松本隆大瀧詠一Kazuya Yoshii哀しみの裏側に何があるの? 涙さえも氷りつく白い氷原 誰でも心に冬を かくしてると言うけど あなた以上冷ややかな人はいない  君の手紙読み終えて切手を見た スタンプにはロシア語の小さな文字 独りで決めた別れを 責める言葉探して 不意に北の空を追う  伝えておくれ 十二月の旅人よ いつ……いつまでも待っていると  この線路の向うには何があるの? 雪に迷うトナカイの哀しい瞳 答えを出さない人に 連いてゆくのに疲れて 行き先さえ無い明日(あす)に飛び乗ったの  ぼくは照れて愛という言葉が言えず 君は近視まなざしを読みとれない 疑うことを覚えて 人は生きてゆくなら 不意に愛の意味を知る  伝えておくれ 十二月の旅人よ いつ……いつまでも待っていると
湘南ひき潮吉植未央吉植未央松本隆弾厚作湘南ひき潮 砂の中のサンダル 賑わった海の家を秋風が消して行く 君は水着をバスケットにしまって 灼けた肌袖にかくし街へ行くバスに乗る  8月の熱い砂が 冷えて行く秋に 色の褪せた愛を抱いて 君が振り向く 手紙を書くわと頬をかたく凍らせ 一夏の想い出手に都会の少女になる  淋しさを走る風と 翳り行く陽射し 砂に残る靴の跡に 君が浮かぶよ
夏色のおもいで吉岡聖恵吉岡聖恵松本隆財津和夫亀田誠治・三宅彰きみをさらってゆく風になりたいな きみをさらってゆく風になりたいよ  きみの眼を見てると 海を思い出すんだ 淡い青が溶けて 何故か悲しくなるんだ  夏はいつのまにか 翼をたたんだけど ぼくたちのこの愛 誰にもぬすめはしない  きみをさらってゆく風になりたいな きみをさらってゆく風になりたいよ  きみの眼の向こうに 青い海が見えるよ すきとおった波が そっと零れおちるんだ  涙ながすなんて ねえきみらしくないよ ぼくたちのこの愛 誰にも邪魔させないさ  きみをさらってゆく風になりたいな きみをさらってゆく風になりたいよ
あゝ青春吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎ひとつひとりじゃ淋しすぎる ふたりじゃ息さえもつまる部屋 みっつ見果てぬ夢に破れ 酔いつぶれ夜風と踊る街 哀しみばかりかぞえて 今日も暮れてゆく  あゝ青春は 燃える陽炎か あゝ青春は 燃える陽炎か  いつつ生きてる後味悪さ 胸に噛みしめれば泣ける海 やっつやめるさ抱きあっても こころは遠ざかる安い宿 眠れぬ夜をかぞえて 日々は過ぎてゆく  あゝ青春は 燃える陽炎か あゝ青春は 燃える陽炎か…
愛してるよ吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎光と影があるなら 光になりたい 涙と微笑み選ぶなら 微笑んで生きよう 星のない夜なら 朝を待ちたい 鎖につながれるより 空を舞う鳥が好きだよ 愛してるよ 君を一瞬 そして永遠に 愛してるよ 偽り だけど真実さ 愛してるよ 愛してるよ 愛してるよ 愛してるよ  心の中を探るより 君を信じたい 誰かを悪く言うより 友達になりたい 利口に責めるよりも 愚かに許したい 夢に頬づえつくより 夢を両手で支えたい 愛してるよ 君を心と 身体で 愛してるよ 幻だけど現実さ 愛してるよ 愛してるよ 愛してるよ 愛してるよ
裏街のマリア吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎後藤次利私には心の裏を 読み取れる力があるの そう言ってくちびるのはしを 歪めてた 君が悲しい 「抱きたいんでしょう ねぇ そうでしょう 男は誰でも同じよ」なんて したたかぶって すねないでおくれ 裏街のマリア 少女の顔には くわえた煙草は似合わないだろう 裏街のマリア 誰でも孤独さ 強がり言わずにぼくの手でお泣き  一度二度傷ついたって 心なら時で癒せる 正直に生きてみようよ いつだって 話にのるから 「抱きたいんでしょう ねぇ そうでしょう 私に近づく理由は」なんて 人の気持ちを 茶化さないでくれ 裏街のマリア 心配なんだよ 気持ちの綺麗な人ほど汚れる 裏街のマリア 素顔が泣いてる 化粧を落としてぼくの手でお泣き  裏街のマリア 想っているより 人にはやさしい心があるさ 裏街のマリア 信じてごらんよ 今夜は朝までぼくの手でお泣き
恩師よ吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎蝶ネクタイに銀縁眼鏡 チョークの染みた指を振り上げ お前は何をしているのかと 雲を突く声が聞こえる  しんと静かな記憶の廊下 悪たれ小僧 立たされ坊主 野球ボールを手に握り見た 硝子越し 光る青空  恩師よ 時計の針は戻りはしない 進むだけだと教わりました 恩師よ 背筋正して生きて行けよと 惑う心に鉄の拳を もう一度 もう一度  髪に霜降る年齢になっても 夢にまで見る白い答案 答の出ない俺の人生 土埃 風のグランド  恩師よ 忘れた頃の同窓会で みんなの名前 まだ憶えてた 恩師よ 流れる雲のように生きろと 瞳細めて優しい声で もう一度 もう一度 
隠恋慕吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎松任谷正隆雨街 風街 路面電車は 想い出みたいに 横切り消えた 線路の向こうで 子供のように 両眼を押さえた 君が立ってた 正直すぎる男が 優しすぎる女の 肩抱いた時 雨も上るよ 隠し隠せぬ隠恋慕 好きと言えずに 空見上げれば やっと見つけたよ 倖せの影  夢街 川街 舟を指さす 人生抱くには 小さな君の掌  ごらんよか細い 生命線を 一緒に重ねて みるのもいいね いたわりだけが 取り得さ 涙もろい男さ それでもいいと うなづいてくれ 隠し隠せぬ隠恋慕 時の流れに 顔を映して やっと見つけたよ 微笑みの影  正直すぎる男と 優しすぎる女を 雲の切れ間の 光が照らす 隠し隠せぬ隠恋慕 心の奥のひきだしの中 やっと見つけたよ 優しさの影
風のシーズン吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎風のシーズン 僕には四季がない 白く凪いだ海は 鏡に似ているね 時の流れも 黙りにくるさ 君の麻の服の 糸の縫いどりに 夏の気配が 息をひそめてる  もっと愛していいよ 人を好きになるのは いいことだし もっと愛していいよ 心が歩く そのまま 身をゆだねたい気もする  風のシーズン 僕には四季がない はしゃいだ夏と 沈みゆく冬だけ あとはただの風のシーズン あとはただの風のシーズン  白く凍る窓を 朝陽が溶かす頃 冬のホテルに 人影もない 薄いシーツまとう 君の眠り顔に 何故か見飽きて ふと眼を外らす  これで終わりにしよう 嘘に慣れてしまえば 息がつまるし これで終わりにしよう 冷たい石を抱くよに 君を抱くのは哀しい  風のシーズン 僕には四季が無い きらめく夏と もの言わぬ冬だけ それもただの風のシーズン それもただの風のシーズン
心の破片吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎鳶色の乱れた髪が 僕を今抱いてるんです 柔らかな空気のような 哀しみを切なさを瞳に感じます  この世の果ての岸辺へと うち寄せられた夜明けなんです  このごなの心の破片 ああ生きていて、生きててよかったと こなごなの心の破片 綺麗な声で泣くんです 綺麗な声で泣くんです  誰だって自分守って 精一杯生きてるんです でも君はぼくの魂 救おうと か細げな手を差しのべました  マニキュアの月くいこませ 窓に流星降っていました  このごなの心の破片 無数の数の、無限のため息が このごなの心の破片 天使に変わり舞うんです  このごなの心の破片 君の背中は、背中は弓なりに このごなの心の破片 ぼくに愛の矢を射るんです ぼくに愛の矢を射るんです
言葉吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎電話の声は ささやきまじり ごめん起こしてしまったんだね いま他愛ないやりとりのあと ぼくは一言闇に浮かべた 「愛してる」  月並みすぎる一言だけど 他にどうにも言い方がない 静けさのあと驚く君が 時を両手でもて余してる 「愛してる」  そう三ヶ月悩んで来たよ そして最後の三日は苦しみ 心の奥の暗い迷路で たった五文字の道しるべ見た 「愛してる」  君は未来をこわがっているし ぼくは過去へと縛られている こんな何処にも転がっている 言葉が一番重いんだなんて 「愛してる」  預かっとくってそう言うんだね ぼくの言葉を鳥カゴに入れちまって そうさ君の部屋のガラス箱に入れて ゆっくりながめて見るんだね 「愛してる」  こわい言葉を言ってしまった もう友だちで居られないんだよ 人生さえも塗り替えるほど こわい言葉を言ってしまった 「愛してる」
この歌をある人に吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎徳武弘文白いたんぽぽの落下傘 ふーっと息を吹きかけて えくぼポツンと微笑んだ 風の静かな午後でした  話しかけて いいですか 目かくししても いいですか そんな言葉をすり抜けて 両手広げて大地を蹴って  青空を青空を飛ぶ少女よ もっともっともっともっと 綺麗な絵になりなさい  いつも遠くを見ているね 心は風の化身かな 草の香りに横たえた くちびる指でたどりたい  話しかけて いいですか 目かくししても いいですか 苦しい胸の早鐘を 空が淋しく見ているね  青空を青空を飛ぶ少女よ もっともっともっともっと 綺麗な絵になりなさい  飛び方さえも忘れさる そんな大人になる前に  青空を青空を飛ぶ少女よ もっともっともっともっと 綺麗な絵になりなさい
サマータイムブルースが聴こえる吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎かなりやばい線になってきた 防波堤の上に 朝陽が射すよ 朝まで眠らないと 頑張った 君も猫のように 寝息たててる  サマータイム・ブルース 潮風の中に聴こえたよ サマータイム・ブルース ほろ苦い歌が ぼくも淋しかったんだね  ギターケース抱えて歩いたよ 何故かバスにのるより自由な気がして こんな馬鹿なことが出来るのも 20才になるまでさ それでいいよね  サマータイム・ブルース 手当り次第に声かけて サマータイム・ブルース みんな振られたよ 君も淋しかったんだね  砂浜のキャンプで抱きあった 君もぼくも それが初めてだった 何もかも終わった 星の夜 誰かが PPM 歌っていたよ  サマータイム・ブルース 青い夏のせいさ誰だって サマータイム・ブルース 人恋しいよ みんな淋しかったんだね  サヨナラのあとで Tシャツの背中に気付いたよ 「バカ」って赤い 口紅の文字さ 君も淋しかったんだね みんな淋しかったんだよ  サマータイム・ブルース サマータイム・ブルース
サマータイムブルースが聴こえる(セルフカバー)吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎鳥山雄司かなりやばい線になってきた 防波堤の上に 朝陽が射すよ 朝まで眠らないと頑張った 君も猫のように 寝息たててる  サマータイム・ブルース 手当り次第に声かけて サマータイム・ブルース みんな振られたよ 君も淋しかったんだね  砂浜のキャンプで抱きあった 君もぼくも それが初めてだった 何もかも終わった星の夜 誰かが P.P.M 歌っていたよ  サマータイム・ブルース 手当り次第に声かけて サマータイム・ブルース みんな振られたよ 君も淋しかったんだね  愛なんて言葉 使えずに さらりと手を振って別れたはずさ 帰りのバスの中で 気付いたよ Tシャツの背中に 口紅の文字  サマータイム・ブルース 手当り次第に声かけて サマータイム・ブルース みんな振られたよ 君も淋しかったんだね  ギターケース抱えて歩いたよ 何故かバスにのるより 自由な気がして こんな馬鹿なことが出来るのも 20才になるまでさ それでいいよね  サマータイム・ブルース 手当り次第に声かけて サマータイム・ブルース みんな振られたよ 君も淋しかったんだね 僕も淋しかったんだよ
白い部屋吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎もう何も考えないよ ぼくの背中に爪を立て 高まってゆく君は とても綺麗だし 揺れながら 揺れながら 魂の海を 漂うだけさ  だってここは白い部屋だもの 窓の外が嵐でも天気でも どうでもいいことさ 倖せだよね 倖せだよね 倖せだよね  横須賀の暗い港に ミッドウェーがはいる 疲れた顔の水浜の一人が 泣きながら 泣きながら 人は兄弟だと デモ隊に叫ぶ  だってそれは七時のニュースだし 君がテレビのチャンネルをまわしたら 通り過ぎる事さ それだけだよね それだけだよね それだけだよね  もう何も考えないよ ぼくの頭は空っぽで 君が小さな叫びを洩らせば 果てしなく 果てしなく 心の宇宙を駆け巡るのさ  だってここは白い部屋だもの 愛するより大切なことなんて 人にあるだろうか 静かだよね 静かだよね 静かだよね
外は白い雪の夜GOLD LYLIC吉田拓郎GOLD LYLIC吉田拓郎松本隆吉田拓郎大事な話が君にあるんだ 本など読まずに 今聞いてくれ ぼくたち何年つきあったろうか 最初に出逢った場所もここだね 感のするどい 君だから 何を話すか わかっているね 傷つけあって 生きるより なぐさめあって 別れよう  だから Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  あなたが電話で この店の名を 教えた時からわかっていたの 今夜で別れと知っていながら シャワーを浴びたの哀しいでしょう サヨナラの文字を作るのに 煙草何本並べればいい せめて最後の一本を あなた喫うまで 居させてね  だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  客さえまばらなテーブルの椅子 昔はあんなににぎわったのに ぼくたち知らない人から見れば 仲のいい恋人みたいじゃないか 女はいつでも ふた通りさ 男を縛る強い女と 男にすがる弱虫と 君は両方だったよね  だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  あなたの瞳に私が映る 涙で汚れてひどい顔でしょう 最後の最後の化粧するから 私を綺麗な想い出にして 席を立つのはあなたから 後姿を見たいから いつもあなたの影を踏み 歩いた癖が 直らない  だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  Bye-bye Love そして誰もいなくなった Bye-bye Love そして誰もいなくなった
吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎夜の帳りも 冬枯れた部屋 君はプツリと 爪を切ってる 肩を丸めて まつ毛を伏せて 深爪したら あとで痛いよ  夜、爪切ると 不幸になると 旧い言わざ 聞いたことある 昔、女は身を守るため 爪をのばして いたんだってね  別れを切り出す一瞬前の 夜はこんなに静かなんです 別れを切り出す一瞬前の 夜の背中が こわいんです  音もたてない 電気時計は 馬鹿ていねいに 時を刻んで 狂いもしない 時計みたいに 君はだんだん つまらなくなる  無精なぼくを 床屋に行かせ 綺麗さっぱり 毒気を抜いた 君が磨いた ピカピカの床 愛が滑って 自業自得さ  別れを切り出す一瞬前の 夜はこんなに静かなんです 別れを切り出す一瞬前の 夜の背中が こわいんです
冷たい雨が降っている吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎松任谷正隆冷たい雨が降っている 冷たい雨が降っている 指をふるわせ 髪を氷らせ 冷たい雨が降っている  どの位歩いただろう 海岸線の縁取りを背に 夏色の船が岬へ沈むのを 君と見たよね  好きでも無いし嫌いでも無い ぼくたち 見知らぬ他人のようだ  ねぇ 貝殻になりたいね 海の深くで眠りたい 殻が守ってくれるだろう ねぇ 貝殻になりたいね  君は少女の詩 ぼくのひざには男の詩集 君は言葉のナイフを深々と 胸に刺したね  好きでも無いし嫌いでも無い 心が痛いよ 楽にしてくれ  9月の海に雨が降る 波と雨とが入れ替わり 空と海とが溶けあって 9月の海に雨が降る  ぼくがいまこのまま 荒れくるう海に抜き手きったら 君はこのボート小屋から「素敵よ」って 声をかけてよ  好きでも無いし嫌いでも無い フルだけフリなよ フラれてやるさ  冷たい雨が降っている 冷たい雨が降っている この世界中 びしょぬれにして 冷たい雨が降っている
虹の魚吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎枯れ葉ごしに山の道をたどってゆけば 水の音が涼しそうと背伸びする君 底の石が透ける水に 右手をひたせば 虹のように魚の影 君が指さす  虹鱒よ 身重の身体で 虹鱒よ 川を逆のぼり ほとばしる命を見せてくれるのか  青春とは時の流れ 激しい流れ 苦しくても 息切れても 泳ぐしかない 苦しくても 息切れても 泳ぐしかない  溪を渡る橋の下は養魚場だね 網で川を右左にせきとめてる 人は何てひどい仕打ちするのだろうか 魚たちはここで 長い旅終えるのか  虹鱒よ 身重の身体で 虹鱒よ 川を逆のぼり ほとばしる命がくやしいだろうね  青春とは 時の流れ 激しい流れ 打ちのめされ 傷ついても 生きるしかない 打ちのめされ 傷ついても 生きるしかない
パーフェクトブルー吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎目覚めれば遅い朝 冷たいシャワーで二日酔いざまし アフターシェイブをぶちまけて 心の傷口にヒリヒリすりこむ 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう  でたらめな人生さ 地下鉄みたいに真暗闇だし タクシーの運ちゃん 俺らを未来に連れてってくれよ 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう  傷ついた鳩がいた やさしく抱いたらくちばしで突いた 驚いて投げ捨てた それっきりあいつは動かなくなったよ 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう  女の子女の子 俺らとどこかへつきあってくれよ ショーウインドウすましこむ マネキン相手に馬鹿だネ 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう  口説いたらマンションヘ あの娘は扉を細目に開いて 彼の靴見つけたら ゴメンネ サヨナラひどい話サ 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう  くたびれて戻る部屋 今夜もしっかり独りで眠るよ 明日の朝目覚めたら 少しは風向き変わってるだろう 気分は ぶるう とにかく ぶるう ありったけ ぶるう
舞姫吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎霧けむる瓦斯灯の火が  君の瞳の涙を照らすものすべて灰色の街 ぬぎ捨てた靴だけ紅いよ 「死にましょう」 ため息まじりの冗談に 「死ねないよ」 年月だけがあとずさる  舞姫舞姫 都会の夜を今 駆け巡る 恋という名の舞踏会  舞姫 君は手足が 舞姫 そう折れるまで 踊りつづけるつもりだね  鞄へと夢をつめこみ 君は来た このみぞれ街 三日後に東京湾から 吹く風に髪も凍えた 「愛しましょう」 心を絞って叫んでも 「愛せないよ」 顔をそむける人ばかり  舞姫舞姫はじめて君を見た 居酒屋で涙相手に踊ってたね  舞姫 不幸は女を 舞姫 美しくする 男をそこにくぎづける  透き通る硝子の肌を抱きしめて あたためたかった でもそれが優しさなのか 愛なのかわからぬままに「死にましょう」 女の瞳の切っ尖に 「死ねないよ」 淋しさだけが押し黙る  舞姫舞姫君の寝床にレモンを置いて 今夜遠くに旅立つよ  舞姫 人は死ぬまで 舞姫 運命という 糸にひかれて踊るのさ  舞姫 人は死ぬまで 舞姫 運命という 糸にひかれて踊るのさ
水無し川吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎松任谷正隆北から吹いた風に 追われて 旅立つ僕を 許してくれよ 寒い都会に 行こうと思う そこで仕事を 探すつもりだ 冬将軍の 足音がする 君をあたため 愛せもしない この木枯しを 切り抜けたなら いつか二人で 暮す日も来る いつか二人で 暮す日も来る  水無し川も 昔はそうさ 空に届けと 魚がはねた さらば冬枯れ やせた畑よ 便りのないは 無事だと想え なけなしの夢 はたいて賭けた いちかばちかは 男の賭けさ 君の汽車賃 送るかわりに 最後の酒に 酔うかもしれぬ 最後の酒に 酔うかもしれぬ  流氷が消えて 春になっても 君の気持ちが 変わらないなら その黒髪を 切らないでくれ 僕はひと目で 愛を知るだろう 今はこらえろ いとしい君よ あゝ人生は 廻り舞台だ 吹雪のあとに 春の陽射しが 花に酔ったら その時泣こう 花に酔ったら その時泣こう
無人島で…。吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎吉田拓郎スコールの黒雲が 海を渡って 近づいてくる 5分後は雨だわ と 物知り顔の君がつぶやいた  さびついた砲台が 砂に埋もれて 空を向いてる 水着着た少女達 カメラかまえて 想い出がひとつ  無人島で 無人島で 無人島で 君を抱きたい  スコールは大つぶで 肌にびしびし つぶてを投げる 逃げるより手をひろげ 乾いたのどうるおしたいね  船が出る時間まで 島を二人でまわってみようよ 裏側のビーチなら 口説く言葉を思いつくはずさ  無人島で 無人島で 無人島で 君を抱きたい  スコールが去った後 びしょぬれの服 脱いじゃおって 僕に目を閉じさせて 君は裸になっちまったよ  青い波とび込むと もう目をあけていいよと呼んでる 照り出した太陽が めまいのように瞳を灼いた  無人島で 無人島で 無人島で 君を抱きたい
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ローリング30吉田拓郎吉田拓郎松本隆吉田拓郎Rolling 30 動けない花になるな Rolling 30 転がる石になれ  過ぎ去った過去は断ち切ってしまえ 青春の長さ測るものはない 身体より老けた心など持つな 流れ行く時にさからって泳げ 自分のカラを突き破り 愚かな笑顔など見せるな  振り向いた昨日に恥じないように 仰ぎ見る明日に恥じないように Rolling 30 動けない花になるな Rolling 30 夢吹く風になれ Rolling 30 Rolling 30  なまぬるい日々に流される者よ 俺だけは違う身を切って生きる 三叉路があれば石ころの道よ 躓いた痛み発条にして歩け 心の汗も流さずに やさしさなどとお笑いぐささ  ついて来る世代に恥じないように 届かない世代に恥じないように Rolling 30 動けない花になるな  Rolling 30 翔び立つ鳥になれ Rolling 30 Rolling 30
青い靴芳本美代子芳本美代子松本隆筒美京平Dancing Dancing 踊らせて 心のボリュームひねって Dancing Dancing 柔らかな リズムに身体をひねって  (一人なの?)かまわないでよ (振られたの?)余計なお世話 あなたは別の誰かと 違うステップ踏むのね あの娘なら誰にでも誘われて 踊るタイプ  Dancing Dancing 青い靴 かかとのベルトが切れそう Dancing Dancing 真っ白な ドレスが素肌にはりつく  (可愛いね)私の何処が? (つきあえよ)ほっといてよね 言い寄る男たちなら 星の数ほどいるのに 何故あんな人にだけまなざしが さすらうのよ  一人きりじゃ踊れないわ  Dancing Dancing 踊らせて 心のボリュームひねって Dancing Dancing 柔らかな リズムに身体をひねって (一人なの?)そうねたぶんね (振られたの?)ううん振ったの ハンサムな子の背中に 両手まわして踊るわ 肩ごしに目があえば 嫉妬してくれるかしら そしてわざと目をそらすの  Dancing Dancing 青い靴 かかとのベルトが切れそう Dancing Dancing 真っ白な ドレスが素肌にはりつく  電気仕掛けの人形みたい 音が止んだらもう動けない Dancing Dancing 踊らせて 心のボリュームひねって Dancing Dancing 柔らかな リズムに身体をひねって I can't play, I can't dance Dancing Dancing 青い靴 かかとのベルトが切れそう Dancing Dancing 真っ白な ドレスが素肌にはりつく I can't play, I can't dance 心のボリュームひねって Dancing Dancing 柔らかな リズムに身体をひねって I can't play, I can't dance
アプリコット・キッス芳本美代子芳本美代子松本隆宮城伸一郎Kissは空想してたのと違うの Green Apple Strawberry Cherry Honey Pie どれも違うわ  バイクとめたブルーの海 風が強く吹きつけてた はしゃぎながら 振り返ると 真面目顔のあなたがいた Apricot Kiss 記憶が無いの 頭の中が空白よ 逃げようと したのに 無意識にまなざしの催眠術にかかって 動けないの不思議ね かなりショックよ  Kissは空想してたのと違うの Green Apple Strawberry Cherry Honey Pie どれも違うわ  帰り道の海のバイパス あなたの背に 抱きついてた ヘルメットで見えない顔 安心して泣いてたのに… Apricot Kiss あれから3日 電話も無いの心配よ 心がわりかしら 仲のいい人にも 相談出来ない じらさなきゃだめだと 馬鹿にされそう  Kissは空想してたのと違うの Green Apple Strawberry Cherry Honey Pie どれも違うわ  Kissは空想してたのと違うの Green Apple Strawberry Cherry Honey Pie ほんとよ  Kissは空想してたのと違うの Green Apple Strawberry Cherry Honey Pie どれも違うわ
雨のハイスクール芳本美代子芳本美代子松本隆財津和夫Rainy day 見つめてたの Rainy day あなたのこと 青くにじむ雨のハイスクール  静かすぎる図書館で 口説くなんて馬鹿ね ほらみんなジロッと見る どうするつもりよ 傘にかくれながら 急に秘密の Kiss 腕を振りはらって 逃げた私  Rainy day 水のように Rainy day 流れる愛 白く煙る雨のハイスクール  振られたよと 友だちに 言いふらした あなた 不意打ちにびっくりした それだけなのにね クラス中の人が 見てる前でいいわ 頬に Kissをしよう でもね 無理ね  Rainy day 見つめてたの Rainy day あなたのこと 青くにじむ雨のハイスクール  横切る傘の波 赤い傘がポツン 揺れる瞳見たら 声をかけて  Rainy day 水のように Rainy day 流れる愛 白く煙る雨のハイスクール
海辺のテレフォン・ボックス芳本美代子芳本美代子松本隆井上大輔ガラスの向こうは渚よ ブルーに煙って 海岸通りを 横切る 人影もない  潮騒の音であなたの 声までかすれる もう一度言って 言葉が 聞きとれないわ あなたにもらったポシェット 肩からはずれて サヨナラと描いて破いた 手紙が落ちる  電話でKissしてね 微笑んで ケンカをしたあと 仲直り コードを指に巻き うつむいた 電話ボックス あなたが好きよ 憎らしいけどね  意地張って海に来たこと おこっていないの? 心配しないで 私は こんなに元気 透き通る空が素敵よ なんてね 嘘言う ほんとうは 大きな雨粒 ガラスをつたう  電話でKiss してね 許すよと やさしく受話器に くちづけて 早く迎えに来て 海沿いの 電話ボックス あなたが好きよ 憎らしいけどね  ガラスの向こうは渚よ ブルーに煙って 海岸通りを 横切る 人影もない  早く来て
Endless Love Song芳本美代子芳本美代子松本隆宮城伸一郎霧が晴れてくわ 草の葉にも 朝陽の光の粒 木立ちを駆け抜け スウェット・シャツ もうじきあなたの家  One Boy One Girl めぐり逢えた 時に感謝してね あなたに歌いたい 終わりのないラブ・ソング  水たまりの Blue sky 笑顔だけが 取り柄の私だけど 眠い目をこすり起きて来なさい 元気をわけてあげる  One Boy One Girl 世界中で 一番好きなあなた 聞いてよ この胸の 終わりのないラブ・ソング
Auroraの少女芳本美代子芳本美代子松本隆筒美京平北国めざして旅立つ船の デッキでタワーが消えるのを見た きらめくコンビナート 星くずの灯を あの娘も あなたの部屋で見るのね  Lonely girl from North country 風に波打つ麦畑 Lonely girl from North country 鞄を抱いて帰るのよ あなたが着せた流行りの服を Girl from North country 小鳥のように脱ぎ捨てて  時計に耳寄せ瞳を閉じれば あなたと生きてた時間が揺れる あの娘が忘れた花柄の傘 気付かぬ振りして はしゃいだあの日  Lonely girl from North country 小川の岸のヒヤシンス Lonely girl from North country 私ルージュは似合わない 望み通りの綺麗な人に Girl from North country そう最後までなれなくて  Ah あきらめきれない Ah 愛のかけらを Ah 明日はカモメに ちぎって投げる  Lonely girl from North country 北に輝くオーロラは Lonely girl from North country 哀しみに似た蜃気楼 想い出という 海に向かって Girl from North country 船は汽笛を鳴らしてる
心の扉芳本美代子芳本美代子松本隆財津和夫ああ 夢ならさめないで あなたの腕の中 もう心の扉から旅立つ時間  あなたが腕にはめる 時計になりたかった 永遠に同じ時を 刻んで生きられるから  遠い汽車の汽笛が 私を呼んでいるの 去年のアルバムから 内緒で写真もらうわ  ああ 夢ならさめないで あなたの腕の中 もう心の扉から旅立つ時間  もしも胸の扉に 鍵をかけられるなら あなたと生きた日々を 死ぬまでしまっておくわ 涙ひとつ流さず 翔びたってく私の 気の強さ いつの日か 微笑(わら)って想い出してね  ああ 夢ならさめないで あなたの腕の中 もう心の扉から旅立つ時間  ああ 夢ならさめないで あなたの腕の中 もう心の扉から旅立つ時間
白いバスケット・シューズ芳本美代子芳本美代子松本隆井上大輔春の風が冷たくて 借りたの スタジアム・ジャンパー 風邪ひいても しらなくてよ やさしすぎるわ あなたの手にぶらさがり 海を見てはしゃいだ 男らしいとこを見せて 点かせぐのね 眼をとじて 10秒待ったのに にぶい人ね もっと他の恋人たち 進んでる  Kiss me darling 渚色の砂丘を逃げるわ 早くつかまえてね 白いバスケット・シューズ  心のハープを かきならして…  赤く錆びたGTの 屋根によじのぼって 沖のヨットかぞえながら 頬をよせたの ジョーク言えば しらけるし 話題も月並ね でもあなたの顔見てると 退屈しない 好きなのよ 強気にうちあけてしまおうかな だって男の子最近 遅れてる  Kiss me darling 砂にカーヴ描くあしあと つかずはなれずなの ペアのバスケット・シューズ  Kiss me darling 渚色の砂丘を逃げるわ 早くつかまえてね 白いバスケット・シューズ
天然色の夏芳本美代子芳本美代子松本隆筒美京平青い空を滑る 白い飛行機雲 私 太陽を見る 焦げた肌に光る 銀の砂粒たち あなた Tシャツを脱ぐ  愛してるって言ってよ 愛してるって何故言えないの? いけない人 いけない夏  愁い色の水着 真珠色のしぶき 風も動かない 午後 天然色の夏なのに 二人だけパラソルの下 色っぽくない時間が過ぎる 愛してるって言ってよ 愛してるって何故言えないの? いけない人 いけない夏 いけない人 いけない夏  赤いソーダ水に 金の指輪沈め 振れば涼しげな音 天然色の夏なのに あなただけ冷たい瞳 恋の絵の具を塗り忘れてる 愛してるって言ってよ 愛してるって何故言えないの? いけない人 いけない夏 いけない人 いけない夏
Feel So Fine芳本美代子芳本美代子松本隆筒美京平Feel So Fine 夜明けの Feel So Fine テラスに出れば 涼しい海の風が火照った肌を冷ます I Feel So Feel So Fine あなたの Feel So Fine 夢を見てたのよ ちょっぴり恥ずかしくて 人には言えない夢  下で早起きの波乗りたちの声がする 白い波が幾重にも…  Feel So Fine 海辺の Feel So Fine 素敵なホテル あなたがここにいれば 素敵の2乗なのに I Feel So Feel So Fine 芝生を Feel So Fine ジョガーが横切る 水着にもう着替えて プールに行こうかしら  遠く離れても いない分だけ愛してる 淋しさなど感じない  心配しないで浮気しない シャワー浴びたあと 鏡の前でポーズする 水着のあと くっきりと 夏の色ね I Feel So 気持ちいい風が 背中をくすぐる 気持ちいい朝ね 生きてる感じよ…
プライベート・レッスン芳本美代子芳本美代子松本隆井上大輔海のシグナル並んで車に いやよ 負けないでネってせがんだ 勝てばごほうびの Kiss おでこにChu Chu Chu ちょっと勝ち気な私の性格 だめね ついつい表にでちゃうの 内気で可愛い娘と 誤解されてるのに Teach Me 愛の意味を教えて Teach Me 辞書に書いてない本当のこと Lesson1 何故こんなに胸が せつないビート打つの? 何故瞳を見ると 気持ちがショートするの? 恋のプライベート・レッスン  波のシンバル 背中にまわした ぎこちない手がほんのりうれしい 映画のシーンみたいね ハートが キュン キュン キュン 本で仕入れた 知識じゃそろそろ Kissを迫られる頃よ 不思議ね その気の無いポーズで 小石投げるだけ Teach Me 誰も教えてくれない Teach Me 愛は自分で学ぶものなの Lesson2 何故砂に名前を しるせば せつないのよ 何故指が 触れても 心が痛くなるの? 恋のプライベート・レッスン  赤い夕陽が波間に沈んで 星のシャンデリアだけがきらめく このまま帰るつもり? どうするつもりなの? 誰か恋の 誰か恋の 参考書を貸して
ワンサイデッド・ラヴ芳本美代子芳本美代子松本隆宮城伸一郎スパイク! ジャンプして ときめきを打つの スパイク! 受け止めて その厚い胸で  バレー部のエースだから もてるのも無理ない話 前髪のカーヴが素敵よ 誰もいない体育館 あなたを呼び出して打ち明けた  スパイク! 真っ直ぐに 飛んでいけ 心 スパイク! 避けないで この熱い想い  でも今はつきあってる人がいる 言いにくそうに つぶやくの ボールが転がる あの瞬間からワンサイデッド・ラヴ いいのよ いつまでも待ってるわ  スパイク! ジャンプして ときめきを打つの スパイク! 受け止めて その厚い胸で  スパイク! 真っ直ぐに 飛んでいけ 心 スパイク! 避けないで この熱い想い
瑠璃色の地球米倉利紀米倉利紀松本隆平井夏美柿崎洋一郎夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた  悩んだ日もある 哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた  朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球  泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を 世界中の人たちに そっとわけてあげたい  争って傷つけあったり 人は弱いものね だけど愛する力も きっとあるはず  ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河 地球という名の船の 誰もが旅人  ひとつしかない 私たちの星を守りたい  朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 瑠璃色の地球
Tシャツに口紅GOLD LYLICRATS&STARGOLD LYLICRATS&STAR松本隆大瀧詠一夜明けだね 青から赤へ 色うつろう空 お前を抱きしめて  別れるの?って 真剣に聞くなよ でも波の音が やけに静かすぎるね  色褪せたTシャツに口紅 泣かない君が 泣けない俺を 見つめる 鴎が驚いたように 埠頭から翔び立つ  つきあって長いんだから もうかくせないね 心に射した影  みんな夢だよ 今を生きるだけで ほら息が切れて 明日なんか見えない  色褪せたTシャツに口紅 黙った君が 黙った俺を 叩いた 仔犬が不思議な眼をして 振り向いて見てたよ  朝陽が星を塗りつぶす 俺たちを残して  これ以上君を不幸に 俺 出来ないよと ボツリと呟けば  不幸の意味を知っているの?なんて ふと顔をあげて なじるように言ったね  色褪せたTシャツに口紅 泣かない君が 泣けない俺を 見つめる 鴎が空へ 翔び立つ 動かない俺たちを 俺たちを 残して
星空のサーカスRATS&STARRATS&STAR松本隆大瀧詠一ブランコ乗りの指が外れて 墜ちてゆく夢を見たよ 空には三日月 芝生で目覚めた  時計の針を覗き込んだら 真夜中を過ぎていたよ お前の親父の 似顔が掠(かす)める  目かくしをされた 綱渡りたちが 星空のロープ 危なげに歩いてる  背中についた草を払って 言い訳を考えたね 空には三日月 家まで送るよ
星間飛行PLATINA LYLICランカ・リー=中島愛PLATINA LYLICランカ・リー=中島愛松本隆菅野よう子菅野よう子水面が揺らぐ 風の輪が拡がる 触れ合った指先の 青い電流  見つめあうだけで 孤独な加速度が 一瞬に砕け散る あなたが好きよ  透明な真珠のように 宙に浮く涙 悲劇だってかまわない あなたと生きたい  キラッ! 流星にまたがって あなたに急降下 ah ah 濃紺の星空に 私たち花火みたい 心が光の矢を放つ  会話などなしに 内側に潜って 考えが読み取れる 不思議な夜  あなたの名 呪文みたいに 無限のリピート 憎らしくて手の甲に 爪をたててみる  キラッ! 身体ごと透き通り 絵のように漂う uh uh けし粒の生命でも 私たち瞬いてる 魂に銀河 雪崩れてく  流星にまたがって あなたは急上昇 oh oh 濃紺の星空に 私たち花火みたい 心が光の矢を放つ  けし粒の生命でも 私たち瞬いてる 魂に銀河 雪崩れてく 魂に銀河 雪崩れてく
星間イヴ(星間飛行 christmas ver.)ランカ・リー=中島愛/シェリル・ノーム starring May'nランカ・リー=中島愛/シェリル・ノーム starring May'n松本隆菅野よう子流星にまたがって あなたに急降下 ah ah 濃紺の星空に 私たち花火みたい 心が光の矢を放つ 矢を放つ  水面が揺らぐ 風の輪が拡がる 触れ合った指先の 青い電流  見つめあうだけで 孤独な加速度が 一瞬に砕け散る あなたが好きよ  透明な真珠のように 宙に浮く涙 悲劇だってかまわない あなたと生きたい  流星にまたがって あなたに急降下 ah ah  濃紺の星空に 私たち花火みたい 心が光の矢を放つ 矢を放つ  魂に銀河 雪崩れてく 魂に銀河 雪崩れてく  流星にまたがって あなたは急上昇 oh oh 濃紺の星空に 私たち花火みたい 心が光の矢を放つ  流星にまたがって あなたは急上昇 oh oh けし粒の生命でも 私たち瞬いてる 魂に銀河 雪崩れてく 魂に銀河 雪崩れてく
瑠璃色の地球蘭寿とむ蘭寿とむ松本隆平井夏美三枝伸太郎夜明けの来ない夜は無いさ あなたがポツリ言う 燈台の立つ岬で 暗い海を見ていた  悩んだ日もある 哀しみに くじけそうな時も あなたがそこにいたから 生きて来られた  朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球  泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を 世界中の人たちに そっとわけてあげたい  争って傷つけあったり 人は弱いものね だけど愛する力も きっとあるはず  ガラスの海の向こうには 広がりゆく銀河 地球という名の船の 誰もが旅人  ひとつしかない 私たちの星を守りたい  朝陽が水平線から 光の矢を放ち 二人を包んでゆくの 瑠璃色の地球 瑠璃色の地球
キャンディーリクオリクオ松本隆原田真二キャンディー アイラブユー 目覚めてよ 窓を越えて ぼくは来た イバラに囲まれ眠る横顔を 揺り起こすのは風さ  キャンディー アイラブユー 許してよ ダイヤモンドは持ってないけど 草の葉に光る朝のきらめきを 素肌にかけてあげる  ぼくは君の中溶けてゆく 寒い心 そのやさしい手で包んで キャンディー  君はぼくの中ひとつだね 夢の渦に巻きこまれて舞い上がるよ  キャンディー アイラブユー 泣かないで 君が泣けば空も泣いちまう 誰も君の髪さわらせたくない 死ぬまでぼくのものさ 寒い心 そのやさしい手で包んで キャンディー
スローなブギにしてくれリクオリクオ松本隆南佳孝Want you 俺の肩を 抱きしめてくれ 生き急いだ男の 夢を憐れんで  Want you 焦らずに 知り合いたいね マッチひとつ摺って 顔を見せてくれ  人生はゲーム 誰も自分を 愛しているだけの 悲しいゲームさ  Want you 弱いとこを 見せちまったね 強いジンのせいさ おまえが欲しい  人生はゲーム 互いの傷を 慰め合えれば 答えはいらない  Want you want you 俺の肩を 抱きしめてくれ 理由なんかないさ おまえが欲しい おまえが欲しい おまえが欲しい
Sweet MemoriesRickie-GRickie-G松本隆大村雅朗なつかしい痛みだわ ずっと前に忘れていた でもあなたを見たとき 時間だけ後戻りしたの 幸福?と聞かないで 嘘つくのは上手じゃない 友だちならいるけど あんなには燃えあがれなくて  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet memories  Don't kiss me baby we can never be So don't add more pain Please don't hurt me again I have spent so many nights Thinking of you longing for your touch I have once loved you so much  あの頃は若過ぎて 悪戯に傷つけあった二人 色褪せた哀しみも今は 遠い記憶 sweet memories  失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら 過ぎ去った優しさも今は 甘い記憶 Sweet memories
ハイスクール・ララバイLITTLE CREATURESLITTLE CREATURES松本隆細野晴臣リトル・クリーチャーズとにかくとびきりの美少女さ うかつに近寄れば感電死 授業も上の空よそ見して チョークが飛んで来た ハイスクール・ララバイ  ねえ君 下駄箱のらぶれたあ 読まずに破くとはあんまりさ 可愛い顔をして冷たいね 廊下で振り向いた ハイスクール・ララバイ  100%片想い Baby I love you so 好き好きBaby 100%片想い グッと迫れば 無理無理Baby 100%片想い Baby I love you so 好き好きBaby 100%片想い ちょっと振られて フリフリBaby  放課後 満員のバスの中 ブレーキよろめいた偶然に 息までかかるほど急接近 いきなり平手打ち ハイスクール・ララバイ  ねえ君 もっと深く知りあおう ついては週末のデートなど… もじもじ問いかけた瞬間に 夕陽が落ちて来た ハイスクール・ララバイ  100%片想い Baby I love you so 好き好きBaby 100%片想い グッと迫れば 無理無理Baby 100%片想い Baby I love you so 好き好きBaby 100%片想い ちょっと振られて フリフリBaby
好きよキャプテンザ・リリーズザ・リリーズ松本隆森田公一好きよ好きよ キャプテン テニス焼けの 笑顔 遠い町へ行って もう帰らないの  教室から見つめたの テニス・ボール打つ姿 汗にまみれた胸がとても眩しかったのよ 今日もひとりたたずめば肩をポンと叩かれて 涙拭けって優しい声 今も聞こえそう  好きよ好きよ キャプテン 長い髪が似合う 私あこがれてた ひとつ上級生   練習あと校庭で待ちあわせた イチョウの木 ラケット胸に彼と二人 夕陽を見たわ また逢う日もあるだろうと 白い歯みせ笑ってた 兄貴のようにおでこにキス さよならをしたの  好きよ好きよ キャプテン 忘れないわきっと 生きることと恋を教えてくれたの  好きよ好きよ キャプテン 忘れないわきっと 生きることと恋を教えてくれたの
キャンディRetro G-StyleRetro G-Style松本隆原田真二Maestro-T・MASAYAキャンディ アイラブユー 目覚めてよ 窓を越えては僕は来た イバラに囲まれ眠る横顔を 揺り起こすのは風さ  キャンディ アイラブユー 許してよ ダイアモンドは持ってないけど 草の葉に光る朝のきらめきを 素肌にかけてあげる 僕は君の中溶けてゆく 寒い心 そのやさしい手で包んで… Umm キャンディ  君はぼくの中 ひとつだね 夢の渦に巻きこまれて舞い上がるよ アイラブユー  キャンディ アイラブユー 泣かないで 君が泣けば空も泣いちまう 誰も君の髪さわらせたくない 死ぬまでぼくのものさ 寒い心 そのやさしい手で包んで… Umm キャンディ  
Monotone BoyREBECCAREBECCA松本隆土橋安騎夫Please, Please Take Me To Windy Town Monotone Boy Please, Please Kiss Me Now In The Sky Monotone Boy  星明かりのビーズの都会 海を渡る電車に乗るよ 胸の奥の鳴らないピアノを つまびくのは君さ  心つなぐ硝子の糸は 折れそうに……細く危い 強く抱くと壊れそうな Love Song 音符に腰かけて  Please, Please Take Me To Windy Town Monotone Boy Please, Please Kiss Me Now In The Sky Monotone Boy  光と影 透き間に立って ささやいて Sweet Sweet Word 魔法の Key Word 曇りのない瞳の鏡に 愛を映してね  Please, Please Take Me To Windy Town Monotone Boy Please, Please Kiss Me Now In The Sky Monotone Boy
風をあつめてLeyonaLeyona松本隆細野晴臣街のはずれの背伸びした路地を 散歩してたら 汚点だらけの靄ごしに 起きぬけの路面電車が 海を渡るのが見えたんです それでぼくも 風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を…  とても素敵な味爽どきを 通り抜けてたら 伽藍とした防波堤ごしに 緋色の帆を掲げた都市が 碇泊しているのが見えたんです それでぼくも 風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を…  人気のない朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら ひび割れた玻璃越しに 摩天楼の衣擦れが 鋪道をひたすのを見たんです それでぼくも 風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて 蒼空を翔けたいんです 蒼空を…
パッチワークLeyonaLeyona松本隆Leyona海辺と夏の空の青に 鋏を入れ 四角く切り取ったら縫おう  笑顔や涙ぐんだ日々も 並べ替えて 綺麗なシャツに縫ってあげる  そうね君とのこと もう切れ切れの 記憶の断片だもの つぎはぎだらけだね 私の人生  日々の切れはしを嘆きの針で縫う でも上出来よ このシャツ 色鮮やか どの絵模様にも愛がしみこんでる 風をはらんで歩こう 見知らぬ街  いつか私の生き方も 色とりどりに見えるかな  ボタンをつけてあげた 昔 動かないで 動くと針が刺さるかもね  時が深い傷を癒してくれた 痛みもいつしか消えて 綺麗な想い出があとに残った  日々の切れ端を嘆きの針で縫う 袖のピンクは 初めて キスした日の 襟元の青は別れた日ホームで 着てたブルーの布きれ 意味あるでしょ  今は悩んで生きてても 綺麗に見える時がくる  日々の切れはしを嘆きの針で縫う でも上出来よ このシャツ 色鮮やか どの絵模様にも愛がしみこんでる  風をはらんで歩こう 見知らぬ街  いつか私の生き方も 色とりどりに見えるかな
君に、胸キュン。LONG VACATIONLONG VACATION松本隆Y.M.O.君に胸キュン 浮気な夏が 僕の肩に手をかけて 君に胸キュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる さざ波のラインダンス 時間だけこわれてく まなざしのボルテージ 熱くしながら  君に胸キュン 夏の印画紙 太陽だけ焼きつけて 君に胸キュン ぼくはと言えば 柄にもなくプラトニック  心の距離を計る 罪つくりな潮風 眼を伏せた一瞬の せつなさがいい  君に胸キュン 愛してるって 簡単には言えないよ  伊太利亜の映画でも見てるようだね  君に胸キュン 浮気な夏が 僕の肩に手をかけて 君に胸キュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる  君に胸キュン 愛してるって 簡単には言えないよ 君に胸キュン 渚を走る 雲の影に包まれて  君に胸キュン 浮気な夏が 僕の肩に手をかけて
あやか市の動物園ROLLYROLLY松本隆細野晴臣RUI・ROLLYあやか市 おそろ市や わび市では ないのです ぼくらのげんじゅうしょは ひとご都 なのです こおちゃをすするおまえ ぼくのどが からからだぜ からから ぱいろっとの からから わらいです からだをまさぐり つながろうとしたんだ ふれあえないこと しっているくせの あやかし おまえとぼくがいる けど ぼくら はいないのです じゆうをかたりあい かべにぬりこめあう ぼくら です
てぃーんず ぶるーすROLLYROLLY松本隆原田真二RUI・ROLLY駅に走る道は雨で 川のように僕のズックはびしょぬれ ぬれた踏切から見たよ 汽車の窓に流れる君を探して 冷たいレールに耳あてれば ふたりの秋が遠ざかる 泣いている君はぶるーす  みんな軽々しく愛を 口にしても君は違うと信じた なのに君は僕の手より 座り心地のいい倖せ選んだ 都会が君を変えてしまう 造花のように美しく 渇いた君はぶるーす  誰も知っちゃないさ 若さ それがこんな傷つきやすいものだと  誰も知っちゃないさ 若さ それがこんなこわれやすいものだと  僕は愛に背中向ける 伏せ目がちのジェームス・ディーンまねながら それが 僕のぶるーす
花いちもんめROLLYROLLY松本隆鈴木茂ぼくらが 電車通りを駆け抜けると 巻きおこる たつまきで街はぐらぐら おしゃれな風は花びらひらひら 陽炎の街 まるで花ばたけ  紙芝居屋が 店をたたんだあとの 狭い 路地裏はヒーローでいっぱい 土埃の風の子たちにゃあ 七つの海も まるで箱庭さ  右手の烟突は 黄色い煙を吐き 左手の烟突は 紅い煙を吐く みんな妙に怒りっぽいみたい みんな妙に怒りっぽいみたい
君に、胸キュン。GOLD LYLICYMOGOLD LYLICYMO松本隆Y.M.O.君に胸キュン 浮気な夏が ぼくの肩に手をかけて 君に胸キュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる  さざ波のラインダンス 時間だけこわれてく まなざしのボルテージ 熱くしながら  君に胸キュン 夏の印画紙 太陽だけ焼きつけて 君に胸キュン ぼくはと言えば 柄にもなくプラトニック  心の距離を計る 罪つくりな潮風 眼を伏せた一瞬の せつなさがいい  CIAO BELLO' UNA NOTTE CON ME, CHE NE DICI? MI PIACI TANTO, VORREI VEDERE COSA SAI FARE AL LETTO. DAI VIENI A DIVERTIRTI CON ME.  君に胸キュン 愛してるって 簡単には言えないよ  伊太利亜の映画でも 見てるようだね  君に胸キュン 浮気な夏が ぼくの肩に手をかけて 君に胸キュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる  君に胸キュン 愛してるって 簡単には言えないよ 君に胸キュン 渚を走る 雲の影に包まれて  君に胸キュン 浮気な夏が ぼくの肩に手をかけて 君に胸キュン 気があるの?って こわいくらい読まれてる
白い水平線ザ・ワイルドワンズザ・ワイルドワンズ松本隆加瀬邦彦マリン・ブルーのTシャツ越しに お前の好きな海が寝返り打つ  こんな別れに似合うわ Salty Dog グラスを指ではじきつぶやいたね  Oh, Girl 不思議に憶えているぜ 砂に置いた Portable radio 悲しいバラード歌ってた Oh, Girl 逢いたいもう一度だけ  海岸道路二車線の道 君の車が消えて5度目の夏  しばられるのは嫌いと笑う 若さが見せる夢は罪作りさ  Oh, Girl シャワーで濡らした髪を テラスに出て渇かしてたね 星くずみたいな想い出さ Oh, Girl 逢いたいもう一度だけ  Oh, Girl 今でも忘れてないぜ お前と見た遠い岬を 背中を淋しく抱きしめた Oh, Girl 逢いたいもう一度だけ Oh, Girl……
瞳・シリアス渡辺徹渡辺徹松本隆筒美京平遊ぶように 生きた俺でも 真面目すぎる 瞬間(とき)もあるんだよ  笑わないで 聞いて my little girl 瞳(め)を見てくれ グラスのビールに 口もつけてない  君にシリアス 不思議なほど真剣(まじ)さ 傷のついた ドーナツ盤みたい  好きさ好きさ 繰り返して詩(うた)う Only you 純粋な 気持ちなのさ  ヨットパーカー 君に着せかけ 桟橋まで 歩いてゆこうか  肩を寄せて いいね 意外に デリケートな 男なんだよ 噂と逆にね  君にシリアス 過ぎる時を止めて 紛れもなく 愛し始めているよ  好きさ好きさ かすれ声で告げる Only you 純粋な 気持ちなのさ  君にシリアス 不思議なほど真剣(まじ)さ 傷のついた ドーナツ盤みたい  好きさ好きさ 繰り返して詩(うた)う Only you 純粋な 気持ちなのさ my pure love
6月の別れ渡辺徹渡辺徹松本隆筒美京平ホームの端まで 追ってきて いきなり クルリと背を向けたね 涙を見せたく ないんだね すねてる背中が 点になる  今 列車は6月を旅してる ああ ひと駅ごとに夏が近づく  We said Good-bye in June 別れも俺の We said Good-bye in June 愛し方さ まだ19じゃ わからないだろうけど 男と女は 複雑なんだよ  レールの継ぎ目の 音がする 行かないでねって 聞こえるのさ 哀しいくらいに 背のびした キッスも上手じゃ なかったね  ああ 心は6月に立ちすくむ ああ ひと雨ごとに夏が駆け寄る  We said Good-bye in June 冷たい方が We said Good-bye in June 優しいのさ まだ19じゃ わからないだろうけど 男と女は 複雑なんだよ  We said Good-bye in June 別れも俺の We said Good-bye in June 愛し方さ まだ19じゃ わからないだろうけど 男と女は 複雑なんだよ
空いろのくれよん渡辺満里奈渡辺満里奈松本隆大瀧詠一川辺浩志空いろのクレヨンできみを描いたんです そっぽを向いた真昼の遊園地で 花模様のドレスがとても良く似合うんで ぼくのポケットにはいりきらないんです ぼくは きっと風邪をひいてるんです  きみの眸のなかで雲が急に雪崩れると おもて通りはブランコのように揺れるんです 画用紙のなかのきみはとても綺麗すぎるんで 透き徹った冬に帰ってしまうんです ぼくは きっと風邪をひいてるんです
外は白い雪の夜和田アキ子和田アキ子松本隆吉田拓郎大事な話が君にあるんだ 本など読まずに今聞いてくれ ぼくたち何年つきあったろうか 最初に出逢った場所もここだね 感のするどい君だから 何を話すか わかっているね 傷つけあって生きるより なぐさめあって 別れよう だから Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  あなたが電話でこの店の名を 教えた時から わかっていたの 今夜で 別れと知っていながら シャワーを浴びたの哀しいでしょう サヨナラの文字を作るのに 煙草何本並べればいい せめて最後の一本を あなた喫うまで 居させてね だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  客さえまばらなテーブルの椅子 昔はあんなに にぎわったのに ぼくたち知らない人から見れば 仲のいい恋人みたいじゃないか 女はいつでも ふた通りさ 男を縛る強い女と 男にすがる弱虫と 君は両方だったよね だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  あなたの瞳に私が映る 涙で汚れてひどい顔でしょう 最後の最後の化粧するから 私を綺麗な想い出にして 席を立つのは あなたから 後姿を見たいから いつもあなたの影を踏み 歩いた癖が直らない だけど Bye-bye Love 外は白い雪の夜 Bye-bye Love 外は白い雪の夜  Bye-bye Love そして誰もいなくなった Bye-bye Love そして誰もいなくなった
赤い糸WAXWAX松本隆JY Choi・KH LimNa Won Ju時があなたの 顔を変えたけど 遠くから見守っていた 瞳(め)は昔のまま  いやね せっかく 化粧したのにね 泣いてたら ずっと不幸と 誤解されてしまう  ごめんね 愛されても 愛し方を知らなかった 離れ離れ生きていても 不思議な糸が こうしてあなたを連れてくる  外の雨音 聴いて黙ってる それだけで心通うの つもる話もなしに  ごめんね もらうだけで 何もあげるものがなくて あと1000回 生まれ変わり 生きて死んでも 必ずめぐり逢う運命(うんめい)  愛されたのに 愛し方を知らなかった ねえあなたが動くたびに 指からのびた 真紅の糸が心を縫う
桜の木の下でWAXWAX松本隆KH LimNa Won Ju漫画を顔にのせ あのひと酔いつぶれた 花見に集まるって 学校を出て以来だね  エリート・コースだって あなたの噂してた あの頃 映画見ても 図書館も三人連れね  もしあのときあなたの指輪 受けていたら変わったかな 人生って予想した通りに いかなくて だから素敵ね  煙草が切れたのね その辺で買ってくる 桜のトンネルだわ 明日あたり散るかもね  ぼくも行くよ 肩を抱く手を 無視しながらそっと外す リストラされゴロゴロしてる人でも ごめん まだ好きなの  もしあのときあなたの方 選んでいたら違う未来? 無数の花びら その儚さに包まれ あの人を起こさなくっちゃ 風邪をひくと困るから
背中WAXWAX松本隆JY Choi・KH LimYou JeongYeonあなたの背のかたち 切り抜いたら 向こうに灰色の 海が見えた  誰も癒やせない 心のすり傷に 包帯を巻いてくれたね 憶えてるでしょう? もう一度逢えたら 厚い胸 こぶしで 何度も何度もぶつでしょう きっと泣きながら  あなたが去ってから 沈んだ日々 心の水深(すいしん)が また深まる  強くならなくちゃ 今では待つことが 生きがいになった私よ 察してくれる? なぜ他の誰かを愛せないのかしら あなたなんかもう忘れて 楽になれるのに  もう一度逢えたら 厚い胸 こぶしで 何度も何度もぶつでしょう きっと本気で  あなたの背のかたち 抱きしめたい この両手で
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