君は心のふるさとよ千昌夫 | 千昌夫 | 横井弘 | 中山大三郎 | 馬場良 | りんごをひとつ 手渡して 夜汽車を送る 人だった 忘れるための 街にきて その温もりに 涙ぐむ 君は心の ふるさとよ りんごの実る 陽だまりに 倖せだけが なぜ来ない いっしょになれぬ 哀しみが 沁みてるような 紺がすり 君は心の ふるさとよ りんごの里の 片ほとり さだめに生きる 人だった 逢いたいけれど つらいから 遠くの空で 見つけよう 君は心の ふるさとよ |
望郷新相馬千昌夫 | 千昌夫 | 菅野さほ子 | 中山大三郎 | | やけで飲むなら およしなさいと ママは叱って くれるけど 逢えぬつらさを お酒でうすめ 酔えば故郷の うたがでる ハー遥か彼方は相馬の空かヨ 相馬恋しや目に浮かぶ かわいあの娘の涙顔 あなたひとりを 信じていると 長い手紙を くれたけど 親のゆるさぬ 男に惚れて 肩身せまかろ毎日が ハーギターひく手をしばらく止めてヨ 弱い身体を案じつつ かけた苦労のわびを言う 夜行列車が 鉄橋わたる あれは十和田か ゆうづるか 窓の灯りが ゆらゆらゆれて 汽笛尾をひく 隅田川 ハー荷物まとめて駅まできたがヨ 土産もたずにふるさとへ なんで男が戻れよう |
ハーバー・ヨコハマ半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 若草恵 | 小雨の みなとヨコハマ 白い外国船が行く いままでふたりで みつめた景色でも 心をゆさぶる ものなど見えないね いつでも一緒に いたよ あたりまえのように いつかは結婚すると ひとりで決めていた わけも知らずに 君と別れた 潮風 ほほに感じて ふたり ここを歩いていた 思えばやさしい ことばもかけないで すごした時間が いまさらくやしいよ あしたを考えたいが いまはそれもつらい 男と女の 夢は 同じじゃないんだね わけも知らずに 君と別れた いままでふたりで みつめた景色でも 心をゆさぶる ものなど見えないね いつでも一緒に いたよ あたりまえのように いつかは結婚すると ひとりで決めていた わけも知らずに 君と別れた |
ヨコハマめぐり逢い木谷力 | 木谷力 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 女のため息が 夜霧にかわるのよ 別れに涙を 見せたなら あなたにわるいもの おまえは小さな肩先を こきざみにふるわせた ヨコハマ青い灯りがゆれて 言葉もない俺だった 別れを望むのは おまえじゃなかったか おまえの心にまた一つ 芽生えた恋がある ためらいながらも流されて 傷ついて泣くだけさ ヨコハマやがて季節がめぐり またおまえに めぐり逢う 無意味な旅だと気がつけば さすらいも終るだろう ヨコハマ恋に疲れてそして いい女で帰るだろう |
珍島物語角川博 | 角川博 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 海が割れるのよ 道ができるのよ 島と島とが つながるの こちら珍島(チンド)から あちら芽島里(モドリ)まで 海の神様 カムサハムニダ 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで 祈っているの あなたとの 愛よふたたびと 遠くはなれても こころあたたかく あなた信じて 暮らします そうよいつの日か きっと会えますね 海の神様 カムサハムニダ ふたつの島を つないだ道よ はるかに遠い 北へとつづけ ねえ とても好きよ 死ぬほど好きよ あなたとの 愛よとこしえに 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで 祈っているの あなたとの 愛よふたたびと |
酒天知茂 | 天知茂 | 山田孝雄 | 中山大三郎 | | 俺の目を見て 離さない 酒場の女の つぐ酒は 酒は涙で できていた 嘘もおせじも 言えないが その娘がそばに 居るだけで 酒は情の 味がした 飲んでばかりじゃ いけないわ 少しは食べなきゃ もたないわ そっと差し出す 細い指 こんなところに いるなんて おまえに何だか 似合わない 聞いてやろうか 身の上を 俺もいろいろ あったけど そろそろ欲しい ものがある それをおまえに 見つけたよ いいえ私に かまわずに 貴方に似合った いゝ人を 好きになってと 泣く女 過去はどうでも いいんだと コートに女を つつむよに 俺は二人で 街を出た |
ちえこ天知茂 | 天知茂 | 武田鉄矢 | 中山大三郎 | | ちえこが俺にくれたもの 白い小さな貝がらひとつ グラスの底に沈めて飲めば 暗い酒場も波音ばかり 夜の新宿降る雨が 遠いあの海思い出させる ちえこが消えたあの海を ちえこが俺にくれたもの 泪色した真珠の指輪 手のひらにのせて見つめていたら 小さな虹がうかんで消えた 夜の新宿降る雨が 遠いあの頃思い出させる ちえこがわらったあの頃を ちえこが俺にくれたもの さびしい胸にともしびひとつ ちえこに俺が与えたものは さよならもない別れがひとつ 夜の新宿降る雨が バカなこの俺またも責めてる ちえこの泪が肩を打つ |
男の背中北川大介 | 北川大介 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | D.C.O | 男の肩と 背中には むかしの影が ゆれている 恋も 涙も 悲しみも だれにも言えない 傷あとも ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日(あす)をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど 男の胸の おくのおく そのときどきの 夢がある 過去も未来も ぼんやりと 忘れてしまう ときがある ゆらゆらゆら タバコのけむり 見つめて 愛に ゆれながら おまえのあまい かおりの中で 休む日もある ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど |
済州ブルース半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | こんな近くだけれど ここは外国なんだよ たったひとりで 旅しているよ 風の島 石の島 神話の島の 済州島だよ 君に見せたいものが いっぱいあるよ 君と別れる前に 旅したかったよ 君のしあわせだけを いつも願っていたのさ こんな別れを 許してくれよ そのひとは どんなひと 今度のひとは すてきなひとかい まるでとろけるような くちづけかわし そしてささやくのだろう かわらぬ愛を 何の目的もなく ここを選んだけれど なぜかこころが なごんでくるよ 漢拏山(ハンラサン) 万丈窟(マンジャングル) 天帝淵瀑布(チョンジョンボクボ) いろいろ見たよ ほんのちょっぴりだけの 時間をもどし 君と旅してみたい すてきな島だよ |
花街三味線金田たつえ | 金田たつえ | 阿里あさみ | 中山大三郎 | 若草恵 | 芸は売り者 からだは自前 なんで捨てらりよ むざむざと 色と欲とがからまる裾を 粋にさばいて 生きていく わたし花街 女郎花[おみなえし] 胸に一途な 恋をだく きみを誰にもやりたくないと 泣いて私を 抱いたひと こころゆさぶる そのひとことの 殺し文句に つまずいて 横に倒したスタンドの 灯りまぶしい 片夜妻[かたよづま] わざと離れて 噂をよけりゃ 男ぎらいと ひとは言う どうせ私は 三味線草の 花のさだめとあきらめて あなた坐った 座布団の 温み両手で抱きしめる |
男の背中川中美幸 | 川中美幸 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 伊戸のりお | 男の肩と 背中には むかしの影が ゆれている 恋も 涙も 悲しみも だれにも言えない 傷あとも ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日(あす)をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど 男の胸の おくのおく そのときどきの 夢がある 過去も 未来も ぼんやりと 忘れてしまう ときがある ゆらゆらゆら タバコのけむり 見つめて愛に ゆれながら おまえのあまい かおりの中で 休む日もある ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日(あす)をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど |
春を待つ花テレサ・テン | テレサ・テン | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | あなたのために 春待つ花を おぼえていますか あの日のままに 去年も咲いて 今年も咲いた 花びらは少しずつ 色を増します 涙も知りました 心の痛みも知りました 鏡の前で 化粧して だれのためと泣いてます 泣いてます 忘れないでね むかえに来てね 便りもとだえ うわさもとだえ 約束ひとつが ふるえています 信じてみても 私は女 あれこれと思うたび 夜がつらくて 涙も知りました 愛する悲しさ知りました それよりひとり 待つことの 苦しみだけを知りました 知りました 忘れないでね むかえに来てね 涙も知りました 今では二十才をすぎました 小窓をあけて ぼんやりと すごすときが 続きます 続きます 忘れないでね むかえに来てね |
もう泣かないわテレサ・テン | テレサ・テン | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 伊部晴美 | もう泣かないわ もう忘れるわ あなたとはもう お別れなのね あなたの汽車が行く 夜霧に消えて行く ここで 心を 決めておきます まちがいだけの ふたりの恋に さよなら さよならするのよ みじかい旅さ すぐ帰るよと 手をふりながら 出かけたあなた だまってうなずいて 見送る私にも 意地があるのよ 明日(あす)があるのよ 悲しみだけの ふたりの恋に 今日こそ 今日こそお別れね あなたにもう一人 愛する女(ひと)がいる 知っていたけど 耐えて来たけど もう泣かないわ もう忘れるわ 今日こそ 今日こそお別れね |
男の背中山川豊 | 山川豊 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 男の肩と 背中には むかしの影が ゆれている 恋も 涙も 悲しみも だれにも言えない 傷あとも ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど 男の胸の おくのおく そのときどきの 夢がある 過去も 未来も ぼんやりと 忘れてしまう ときがある ゆらゆらゆら タバコのけむり 見つめて愛に ゆれながら おまえのあまい かおりの中で 休む日もある ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど |
雪よ おまえは森進一 | 森進一 | 喜多条恵 | 中山大三郎 | | 北風が泣き始めると 君のこと想い出す 頭からかぶったマフラー 雪ん子のようだった 雪が降るたび 君に会いたい ただ歳月が会わせない どうして? どうして? どうして? 不倖せなら会うのはつらい 倖せならもっと会えない あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい 若いこと いいことにして 敵ばかり作ってた そんな俺 ひとりでかばって 淋しげな顔してた 雪よ お前は知っているのか このちっぽけな人生で めぐり逢う 哀しみを偽りを 不倖せなら会うのはつらい 倖せならもっと会えない あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい あのあどけない 疑いもない 笑顔がこわい |
北のみずうみ物語半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | たずねて来たんだよ 忘れぬ面影を 君が生まれた ふるさとの 北の大地だよ すきとおる みずうみで あそんだむかし なつかしそうに なつかしそうに 話したね ここか洞爺湖(とうやこ)だよ あすは支笏湖(しこつこ)だね 然別(しかりべつ)のオショロコマ すがた見たいよね 半年前なのさ 別れたひとなのさ なんで今ごろ 気がついた 君がいのちだよ 地平線見わたせば 空行く雲も 花壇のリラも 花壇のリラも ほほえむよ マリモの阿寒湖(あかんこ)だよ 神秘の摩周湖(ましゅうこ)だね 屈斜路(くっしゃろ) 湖底の森よ 古代伝説よ 東へ行ったなら 知床五湖(しれとこごこ)がある 西へ向かえば 網走湖(あばしりこ) すぐに能取湖(のとろこ)さ さすらいはロマンかよ 逢えない君を 求める旅は 求める旅は 修羅なのか サロマ湖はるかかなた 国後(くなしり)淋しげだね 朱鞠内湖(しゅまりないこ) ウ卜ナイ湖 夢を求め行く |
花らんぷ半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 若草恵 | 男ひとりが 住んでる部屋に 何のかざりも ないさ 酒とグラスと 読みかけの 小説があるだけさ そぐわぬものは かべかけの花らんぷ うすむらさきに ぽつねんと点るのさ おまえからの贈りもの 見るたびに胸いたむ どこでどうしているんだろ もう一度逢いたいよ こんな部屋でも 半年あまり 夢があふれて いたよ あすと言う日を 信じたい そんな気になってたよ 別れのわけは 何もかもおれのせい おまえの愛に とまどっていたんだよ 今ならば正直に 何もかも話せるよ もしも一人でいるのなら もう一度逢いたいよ そぐわぬものは かべかけの花らんぷ うすむらさきに ぽつねんと点るのさ おまえからの贈りもの 見るたびに胸いたむ どこでどうしているんだろ もう一度逢いたいよ |
明日への扉草野仁 | 草野仁 | 小林篁次 | 中山大三郎 | 若草恵 | 朝の日射しも そよぐ風にも こころ動かず すごした日々よ そこであなたと めぐりあい 明日の扉を あけたのさ 黒いひとみの かがやきが 勇気をくれた 人生すねたら いけないね いつでも ほほえみ忘れずに やり直し出来るうち 気づいてよかったね あなたに感謝 若いころには ムチャをしてたよ 何のおそれも なかった日々よ 知らず知らずに つかれはて 夢のおもさを わすれてた 春のさくらも 夏のバラ 知らずにいたよ あなたがチャンスを くれたのさ もいちど若さを 感じよう これからの人生が まだまだ長いよね あなたに感謝 そこであなたと めぐりあい 明日の扉を あけたのさ 黒いひとみの かがやきが 勇気をくれた 人生すねたら いけないね いつでも ほほえみ忘れずに やり直し出来るうち 気づいてよかったね あなたに感謝 |
珍島物語上沼恵美子 | 上沼恵美子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 伊戸のりお | 海が割れるのよ 道ができるのよ 島と島とが つながるの こちら珍島(チンド)から あちら芽島里(モドリ)まで 海の神様 カムサハムニダ 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで 祈っているの あなたとの 愛よふたたびと 遠くはなれても こころあたたかく あなた信じて 暮らします そうよいつの日か きっと会えますね 海の神様 カムサハムニダ ふたつの島を つないだ道よ はるかに遠い 北へとつづけ ねえ とても好きよ 死ぬほど好きよ あなたとの 愛よとこしえに 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで 祈っているの あなたとの 愛よふたたびと |
やすらぎ杉良太郎 | 杉良太郎 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | あなたがその気なら しかたがないわねと おまえはうつむいて 静かに背をむけた 季節が変わって 咲く花も変わり バラのつぼみが ほころびる頃さ そうさ おれのせいでいいさ ほんとはおまえから 別れを言い出した おまえのことならば なんでも知っている 浮気な恋心 傷ある過去さえも 何かを求めて さまよってみても 悲しい想い出が ふえてゆくだけさ そうさ 夢はいつかさめる 待っててあげようか 目覚めるその日まで しばらく旅に出て あらってくるがいい 昔のことなんか 忘れてくるがいい あずけておくよ この部屋の鍵は きつといつかは 使いたくなるさ そうさ そんな時が来るさ その時やすらぎを おまえは知るだろう |
ただひとり都はるみ | 都はるみ | ふかせかずお・補作詞:中山大三郎 | 中山大三郎 | | あなただけを 待っていたのよ 愛のくらし 夢みて だけどやっぱり 私には あなたは遠いひと ここであなたに 愛されました ここであなたに 泣かされました だからだからこの街 はなれない ただひとり ただひとり くらします あなたどこで 何をしてるの 忘れないで 私を いつかかならず 帰るよと あなたは言ったでしょう ここであなたに 愛されました ここで運命を 知らされました わたしわたしひとりで 待つだけよ ただひとり ただひとり 待つだけよ あなた待てば 春がゆきます そして秋も ゆきます バカな女と 笑われて 二年がすぎました ここであなたに 愛されました だけどこの街 もう出てゆくわ とおいとおい夜空に 星がとぶ ただひとり ただひとり ただひとり |
無錫旅情川中美幸 | 川中美幸 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 君の知らない 異国の街で 君を想えば 泣けてくる おれなど忘れて しあわせつかめと チャイナの旅路を 行くおれさ 上海 蘇州と 汽車に乗り 太湖のほとり 無錫の街へ 船にゆられて 運河を行けば ばかな別れが くやしいよ あんなに愛した あんなにもえてた いのちを賭けたら できたのに 涙の横顔 ちらついて 歴史の街も ぼやけて見える むかしながらの ジャンクが走る はるか小島は 三山か 鹿頂山から 太湖をのぞめば 心の中まで 広くなる ごめんよ も一度 出直そう 今度は君を はなしはしない |
それからの銀狐大平サブロー | 大平サブロー | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 淋しいものと 思わなかったの うわべの恋でも しあわせだったの ソーロ グリス デ・ラ・ノーチェ 今ならわかる あなたのほんとの やさしさが もう一度もう一度 あまえていいですか ひとりの部屋の 灯りをつけて つめたいベッドに もたれて泣くのよ ソーロ グリス デ・ラ・ノーチェ あなたがほしい このまますごせば ダメになる 今でも今でも 許してくれますか いろんな恋を してきたけれど ほんとの恋なら あなたがはじめて ソーロ グリス デ・ラ・ノーチェ 信じてほしい エプロンすがたが 似合うよな 女になります 愛してくれますか |
無錫旅情半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | 君の知らない 異国の街で 君を想えば 泣けてくる おれなど忘れて しあわせつかめと チャイナの旅路を 行くおれさ 上海 蘇州と 汽車に乗り 太湖のほとり 無錫の街へ 船にゆられて 運河を行けば ばかな別れが くやしいよ あんなに愛した あんなにもえてた いのちを賭けたら できたのに 涙の横顔 ちらついて 歴史の街も ぼやけて見える むかしながらの ジャンクが走る はるか小島は 三山か 鹿頂山から 太湖をのぞめば 心の中まで 広くなる ごめんよ も一度 出直そう 今度は君を はなしはしない |
楽しい人が好き香西かおり | 香西かおり | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | 星それぞれに語りかけるでしょう 星それぞれの個性もあるわ 祈りを捧げる願い星叶い星 涙に別れのキラリ星夢見星 恋する星ときめき星 いろいろあるわ あなたと私おたがいに好き 人それぞれに色があるでしょう 人それぞれに好みもあるわ たとえば私は季節なら秋が好き あなたは輝く海が好き夏が好き おしゃべり好き夜更かし好き お酒が好きよ あなたと私おたがいに好き たとえば私は季節なら秋が好き あなたは輝く海が好き夏が好き おしゃべり好き夜更かし好き お酒が好きよ あなたと私おたがいに好き |
思い出さないで岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | もう思い出さないで あれは遠い夏の日 恋をなくしたばかりの もろい私だったから 求めて生きて 何かがすれ違い 誰かが傷つき 季節はめぐるのよ もう思い出さないで あれはただの旅人 今わかりかけてるの 愛は波のようだと 一度あきらめたけれど 胸によせてくるのよ 南の海の 光にだまされて ふるえて抱かれた あの日の恋だけど もう思い出さないで あれはおとぎ話と なくしたものを よそから求めても 何かが違うの 許して下さいネ もう思い出さないで あれはただの旅人 あれはただの旅人 |
片寄せ波香西かおり | 香西かおり | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | 波は寄せても 返しはしない そんな悲しい 海がある ここは三陸 波板浜よ まるで私の 思いのように 寄せるだけです 寄せるだけです あなたへと 靴をぬぎすて はだしになって そっと渚を 歩くのよ こんなやさしい さざ波なのに だれが名付けた 片寄せ波よ なんで女に なんで女に 生まれたの いいの人生 どうでもいいと すねていたのよ 今日までは ここは三陸 なさけの海よ あすの希望を 未来の夢を 胸に広げて 胸に広げて 生きるのよ |
サムライ街道落合博満 | 落合博満 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 薗広昭 | 一度男に 生まれたからにゃ 何かやらなきゃ もったいないぜ 前にはだかる 艱難辛苦(かんなんしんく) そこどけ そこどけ 男が通る 度胸免状の おれがゆく だれもわかっちゃ くれないだろう おれの心の いちずな夢を いいじゃないかと 西空みれば まっかに まっかに 夕陽がもえる 明日へ 明日へと 血がたぎる ひとに言えない 悩みや傷が こんなおれにも 山ほどあるさ 肩で風切る サムライ街道 そこどけ そこどけ 男が通る ちょっぴり涙も つれて行く |
5時の汽車で天童よしみ | 天童よしみ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 若草恵 | 5時の汽車で私は 一人でこの街出て行くわ あなたが望んだことだけど 私は心を残して 5時の汽車が出たあと あなたは自由になるのよ 私の涙の分だけ あなたは自由になるのよ 私の仕事もあなた みんな出来ますか あの娘(こ)が眠る前に 髪をとかしてやれますか そしておとぎ話を くりかえしくりかえし聞かせてあげてね 5時の汽車で私は 一人でこの街出て行くわ あなたが望んだことだけど 私は心を残して 5時の汽車の行く先 あなたは知らないでしょうね あなたと出会った南の 海辺の町へ行くのよ いまさら思い出さがして どうにもならないことなど わかっているけど私は あの日の町へ行くのよ あの娘がベッドを落ちたら どうぞ抱きあげて ねぼけて私をさがしたら 旅へ出てると聞かせてね そして帰らないことを さりげなくさりげなく教えてあげてね 5時の汽車で私は 一人でこの街出て行くわ あなたが望んだことだけど 私は心を残して あの娘が素敵なむすめに いつかなった時 私の悲しみだけは きっとわかってくれるでしょう そして知らず知らずに しぐさなどしぐさなど私に似るでしょう 5時の汽車で私は 一人でこの街出て行くわ あなたが望んだことだけど 私は心を残して |
自慢じゃないが女だよ水前寺清子 | 水前寺清子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 小杉仁三 | トシはいくつときかれたら 女とこたえるよ 酒はどうかときかれたら あびるとこたえるよ 世の中元気がいいのはオンナ 男たちを立てながらも いつも主役でいるの 風向きが変わったことを よくよく覚えておきなさいね あまてらす ひみこ 日本は女で夜があける ちょいとそこらのスナックで マイクをにぎりしめ 色気たっぷりうたうのは だれでしょ だれでしょう 男は ときどき手が焼けるけど いとしいもの かわいいもの 生きて行きましょ一緒に 世の中は 男と女 あんたも元気を 出しなさいね あまてらす ひみこ 日本は女で夜が あける 世の中元気がいいのはオンナ 男たちを立てながらも いつも主役でいるの 風向きが変わったことを よくよく覚えておきなさいね あまてらす ひみこ 日本は女で夜があける |
ヨコハマ・コンチェルト半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 夕焼け空を見て 君はつぶやいた いつもあなたのことだけは 忘れなかったわ そんな言葉がなぜか 胸にひびくのさ きっとあのときは おれがわるかった 一度別れたふたりだね そして それぞれ 恋をして やがて季節がふたまわり なぜかまためぐり逢ったね 街のせいかも 知れないね ここは ヨコハマなんだもの 君の横顔 まぶしくて こころ せつないね この街の昼と夜 よそとちがうよね 風も道行く人たちも みんなヨコハマさ シャレのつもりの恋と キザに別れても 君のことだけは 胸に残ってた 二度と別れちゃ いけないね ちょとおそいが わかったよ 愛は一つでいいんだと 今夜どこかに 行きたいね むかしなじみの 本牧か 海を見おろす クラブだね 朝をふたりで むかえよう 君がすべてだよ 一度別れたふたりだね そして それぞれ 恋をして やがて季節がふたまわり なぜかまためぐり逢ったね 街のせいかも 知れないね ここは ヨコハマなんだもの 君の横顔 まぶしくて こころ せつないね |
ケのうたニッチモ&サッチモ | ニッチモ&サッチモ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 僕の田舎の鹿児島じゃ 貝を買いに来いと言うのを ケをケケケ と言うんです つめて言えば ケケケ 貝はケで 買うのもケで 来いもケ 髪の毛やっぱりケ スネ毛も やっぱりケ まっくろけもケ あの気も やっぱりケ 僕の田舎の鹿児島じゃ 言葉の語尾が名詞であっても あら不思議 変わります 時計はどこかは トケラドコ 時計をとってとたのんでみましょか トケルトレ いろいろ ありますが 歌にはなりにくい このあと しゃべります 通訳いたします おごじょ おごじょ ちょのげがおてたど はら ちょのげが… はら おはんな…さひかぶいね。どきす ぼじょったっね。おはんがおらんごっなって からここもがっつい淋しゅしね。どこでなぬ しちょっとじゃろかいち、ほうら心配し ちょったとよ。 東京ンおったっじゃどんね。も、ほらあっ ちはおもしちとこじゃいもんじゃっでいっ ずいでんおっさね。ほっでこん畑にいたっさね。ほらあんつすや。 でこん畑でげんねこつしやんなよ。なんぶは めっけてんひとがみちよれば、がっついげんね がね。じょじょなこちひんなれば、わっぜぬさ んがね。 おはんげは ほら 豚やしねがじょじょな こっじゃろが。さっにんごろはまこちでしな こっじゃな。おいげもさっにんじゃっどん。 ほっでおいがでこんひっけいたっくるかい ちおもちょれば 妙なこつかんぐっでぬさんと。 はめっけんな いかんな。はめっけやんおど してんぬさんとかおいがもどっきてかし すっでな。ひっちぎっちゃなんこめ、若けむ んのしゃばじゃ!花は霧島、たばこは国分じゃ!! 僕の田舎の鹿児島じゃ 牛はベブで 牛の子供はベーブンコ と言うんです もひとつついでに言いますと 馬はウンマで 馬の子供はウンマン 美人は よかおごじょ ハンサムよかにせどん おしっこ しょんべん トイレは トイレット ああ ひんだれた |
六つの星細川たかし | 細川たかし | 能丸武・中山大三郎 | 中山大三郎 | 高田弘 | 汗と涙を流した数で 明日の勝負に賭けてみろ 運命の星はめぐるとも いのち燃やせよ男花 未来をつくる セントラル・リーグ 走れ青春 ペナント・レース 秘めた闘志と 見せる技 転んで起きて とびついて 見れば青空 ただ深い われらが護る セントラル・リーグ 夢をえがいた 少年時代 日夜きたえて 現在がある 泣きたかったら グランドの 砂をつかんで 立ちあがれ 栄光ある歴史 セントラル・リーグ 希望はるかな 男の世界 進めその時 その日まで 勝利の女神 ほほえめよ この手この足 この肩に 六つの星よ セントラル・リーグ |
むかい風天童よしみ | 天童よしみ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 泣いた涙は 夜風が払う いいえ女の 意地でふく 別れ潮時 背中を見せて にくみきれない 人が行く 夜の桟橋 船が出る そしてお酒を またあおるのよ 男みたいに 吼えるのよ 飲んでくずれて たおれたあとは 寒い夢みて 眠るのよ 夢であなたを さがすのよ 私ばかりが なぜ泣かされる めぐりあわせの 運不運 潮がかわれば また逢えるのに どこの港で 待てばいい 恋は悲しい むかい風 |
冬から春へ三笠優子 | 三笠優子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 池多孝春 | おまえの流した 涙の数の 同じ数だけ しあわせを さがそうよ そんなあなたの 言葉を胸に 生きて来ました ひたすらに つめたい冬は まだ続くけど 一度つまずき 二度つまずいて 泣いてばかりの 暗い過去 忘れたい ここでくじけちゃ おしまいだよと いつもあなたに はげまされ 世間の目にも 耐えられました 私ようやく わかってきたの どんな時にも あきらめちゃいけないと きっと前みて 歩いて行くわ あなた信じて 生きてゆく 花咲く春が 来るその日まで |
大連の街から半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | ここが大連の街 とてもきれいだね 駅前広場さえ こころときめく アカシアの 道を歩けば なぜかしら 時がとまるよ 君のこと 思うたび この胸が ただ痛むよ ひとり旅 別れ旅 あきらめの旅なのに 君が恋しい 有軌(ゆうき)電車に乗って 街をひとまわり 若者たちはみな とてもおしゃれさ 星海(シンハイ)の 白い渚よ 老虎灘(ラオフータン) 海の青さよ 君は今 どこにいて 何をして すごすのだろう 港まで 行くバスが たそがれに消えて行く 星も泣いてる この海の はるかかなたに 君がいる 君が待ってる たまらなく 会いたいよ もう一度 だきしめたい さよならは あやまちさ 何もかも投げすてて とんで行きたい |
済州エア・ポート2001 −デュエット・バージョン−半田浩二&チェウニ | 半田浩二&チェウニ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 今朝のつばさは とくべつに いそいで空港 とびたつみたい あなたいつまた 逢えるのですか はるか東へ 消えゆく影よ 済州エア・ポート イスルピガ ネリネ あなた涙を ためながら おまえが好きだと だきしめたでしょ 私、何度も 恋したけれど あなたひとりが いのちと決めた 済州エア・ポート ネガスムル チョクシネ こんなすてきな 島に来て ふたりでくらすと 言ってたでしょう 待っていますよ いついつまでも 私すべてが あなたのものよ 済州エア・ポート イジュル ナリ オプタネ |
夢酒場増位山太志郎 | 増位山太志郎 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | ここから逃げだしたなら しあわせだろう たとえば南の島で ひとりでくらせば だけど男の肩には 荷物が多い どこに置こうか だれにたのもう すべさえなくて 酒場で見果てぬ 夢追いかける 思えば少年のころのぞんだものを どれほど手にしただろう 指折りかぞえる グラス片手にしばしの 空想旅行 一つ悲しみ 二つみちたり 三つで泣いて ため息色した 夢かけめぐる だれにも言わないでいた 宝の箱を 男はこころの中に かくしているのさ 酔いがまわればときどき とりだしてみる やがていつかは たどりつくのさ きらめく星に 琥珀のかおりよ 夢はてしなく |
いやんなっちゃうなア尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | すねているんじゃ ないけれど ひとり今夜も はしご酒 今もこんなに 好きなのに なぜかあの娘と 別れたよ あゝ…いやんなっちゃうなァ あゝ…いやんなっちゃうなァ 恋はいつでも 女が主役 悲しい役だけ おれがやらされる 同じ場所から 歩いても なぜかおれだけ おくれがち 街で出会った 友でさえ どこかまぶしい 顔してた あゝ…いやんなっちゃうなァ あゝ…いやんなっちゃうなァ これがさだめか 男の舞台 花咲く春は どこにあるんだよ もしも しあわせ 買えるなら なってみせるさ 金持ちに それじゃあんまり 淋しいぜ 人は人なり おれはおれ あゝ…いやんなっちゃうなァ あゝ…いやんなっちゃうなァ だれが決めたか 人生芝居 涙が似合うね おれの当たり役 |
ひとすじの白い道森進一 | 森進一 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | わけもなく悲しみが 胸うつ夜は 思い出の数々が うかんで消える ふりむけば ひとすじの白い道だった 風に泣き 雨にぬれ ひたすら生きた 泣くのはよそう 笑って行こう 思い出に生きるなんて まだ早い 若さゆえ何回も 迷い子になった 男ゆえその度に 空みて泣いた あの人も あの人も はげましてくれた こころから感謝して 今日まで生きた これから先を みていてほしい それだけをたった一つ 伝えたい ただとおい ひとすじの白い道がある 何がある 何が待つ ひたすら行こう 両手を広げ こころを広げ 愛だけを うたいながら どこまでも |
女の横顔増位山太志郎 | 増位山太志郎 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | なぜだかこのごろ ひとりで夜の街 さまよい歩く くせがついたよ はぐれ者のように 酔いしれ グラスゆすり またもあおって 別れまぎわの おまえの白い 横顔を 想い出す あの日の別れは 理由(わけ)などなかったさ 大人の恋の しゃれたさよなら やがて恋もしては みたけど こころもえず どこか悲しい 暗い酒場の とまり木ゆれて おまえだけ 想い出す 一度おれと飲んでみないか 言葉なんか なくていいのさ きっと最初の 出逢いのように ときめきを 知るだろう |
ひばり…に恋して天童よしみ | 天童よしみ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 春にみどりの 風が吹く秋に 野山が もえている 季節季節に 思い出す それはあのひと あるときは りんご畑を 佐渡の荒磯を唄っていたわ 髪の乱れも 流れる川も こころゆたかにしてくれたのよ そのひとは そのひとはそのひとの名は…ひばり 花をみつめて 涙ぐむ 雲にためいきついてみる どこか知らない遠くから 唄がきこえる赤々と もえる太陽 そして悲しいお酒もあった 夢よのぞみよあこがれたちよ 今もこころに生きてるひとよ そのひとは そのひとはそのひとの名は…ひばり あるときは りんご畑を 佐渡の荒磯を唄っていたわ 髪の乱れも 流れる川も こころゆたかにしてくれたのよ そのひとは そのひとはそのひとの名は…ひばり |
大連の街から城之内早苗 | 城之内早苗 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | ここが大連の街, とてもきれいだね 駅前広場さえ こころときめく アカシアの道を歩けば なぜかしら 時がとまるよ 君のこと 思うたび この胸が ただ痛むよ ひとり旅 別れ旅 あきらめの旅なのに 君が恋しい 有軌電車に乗って 街をひとまわり 若者たちはみな とてもおしゃれさ 星海の 白い渚よ 老虎灘 海の青さよ 君は今 どこにいて 何をして すごすのだろう 港まで 行くバスが たそがれに消えて行く 星も泣いてる この海の はるかかなたに 君がいる 君が待ってる たまらなく 会いたいよ もう一度 だきしめたい さよならは あやまちさ 何もかも投げすてて とんで行きたい |
雨の桟橋森進一 | 森進一 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | おまえは新しい 夢に生きてくれ おれなんか忘れて しあわせつかめと 雨の桟橋に 消えてゆく人よ 何もわかっちゃいないのよ 夢に生きろというなんて あなたと別れて しあわせになれましょうか あなたがはじめての 恋じゃないけれど その胸に終りたい 命の恋なの 雨の桟橋に ドラが鳴りひびく 女心も知らないで 何が男のいたわりよ あなたと別れて しあわせになれましょうか あなたの船が行く 雨は降りしきる 傘を抱き見送れば あふれる涙よ 雨の桟橋に 影がくずれたら それは女のなきがらよ あなた船から見えますか あなたと別れて しあわせになれましょうか |
大連の街から尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | ここが大連の街 とてもきれいだね 駅前広場さえ こころときめく アカシアの道を歩けば なぜかしら 時がとまるよ 君のこと 思うたび この胸が ただ痛むよ ひとり旅 別れ旅 あきらめの旅なのに 君が恋しい 有軌電車に乗って 街をひとまわり 若者たちはみな とてもおしゃれさ 星海(シンハイ)の 白い渚よ 老虎灘(ラオフータン) 海の青さよ 君は今 どこにいて 何をしてすごすのだろう 港まで行くバスがたそがれに消えて行く 星も泣いてる この海のはるかかなたに 君がいる 君が待ってる たまらなく会いたいよ もう一度 だきしめたい さよならはあやまちさ何もかも投げすてて とんで行きたい |
いつか逢う日を夢みて増位山太志郎・長沢薫 | 増位山太志郎・長沢薫 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 涙にぬれた 目をあげて あきらめますと 君は言う ごめんね 何もかも おれがわるいのさ 君の肩先の ふるえが悲しい 私でよけりゃ 何もかも ささげて生きる はずでした あなたの行く道に もしもじゃまならば どうぞ気にせずに 私と別れて 若すぎたのさ 二人とも あまえてばかり いた私 涙をのりこえて 生きて行くんだよ 春を待ちますわ 一人で待ちます 愛していても 別れよう 愛されながら別れましょう はなれてくらしても こころそれぞれに いつか逢う日を夢みてさよなら |
やすらぎ 黒沢年男 | 黒沢年男 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | あなたがその気なら しかたがないわねと おまえはうつむいて 静かに背をむけた 季節が変わって咲く花も変わり バラのつぼみがほころびる頃さ そうさおれのせいでいいさ ほんとはおまえから 別れを言い出した おまえのことならば なんでも知っている 浮気な恋心傷ある過去さえも 何かを求めてさまよってみても 悲しい思い出が ふえてゆくだけさ そうさ夢はいつかさめる 待っててあげようか 目覚めるその日まで しばらく旅に出て あらってくるがいい 昔のことなんか 忘れてくるがいい あずけておくよこの部屋の鍵は きつといつかは使いたくなるさ そうさそんな時が来るさ その時やすらぎを おまえは知るだろう |
ゆうすげの恋 森進一 | 森進一 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | ゆうすげは 淡い黄色よ 夜に咲き 朝に散る花 あなたは夜更けに来て朝帰る その度(たび)別れの匂いをおいてゆく さよならは 言わないで 初めての 恋じゃないけど あなたには 命がけなの やさしさだけ欲しいと言わないわ あなたと一緒に歩いてゆきたいの この思い わかってよ 山陰(やまかげ)に 咲いて散りゆく ゆうすげも 命ある花 あなたがただひとつの夢なのよ すべてを投げ出しつくしてみたいのよ いつまでも どこまでも |
おそ松くん音頭 細川たかし | 細川たかし | 森雪之丞 | 中山大三郎 | 宇野誠一郎・竜崎孝路 | おそ松のズボンを カラ松がはいて チョロ松のシューズを 一松 取っ替えて とど松の眉毛を 十四松に描いても シェー! やっぱり同なじ六つ子さ だよーん だよーん そんなもんだよーん だよーん だよーん そんなもんだよーん よく見りゃ地球は不思議のカタマリ おそ松音頭でヨヨイのヨイ チョチョイのチョイ ホホイのホイ! デカパンのパンツを ハタ坊がはいて チビ太のオデンを ニャロメに食べさせ イヤミの出っ歯をケムンパスにはめたら シェー! ぐちゃぐちゃ これまたオソマツ だ・じょー だ・じょー・そんなもんだ・じょー だ・じょー だ・じょー・そんなもんだ・じょー 僕らが主役さ 個性のカタマリ おそ松音頭でヨヨイのヨイ チョチョイのチョイ ホホイのホイ! ライオンのたてがみ チビ太にかぶせて 富士山の裾野に デカパンはかせて ドラキュラにイヤミの 丈夫な歯をあげたら ニャロメ……目出たく皆様 シアワセ ケケッ ケケッケ そんなもんだぜ ケケッ ケケッケ そんなもんだぜ 日本全国平和のカタマリ おそ松音頭でヨヨイのヨイ チョチョイのチョイ ホホイのホイ! おそ松音頭でヨヨイのヨイ チョチョイのチョイ ホホイのホイ! |
味噌汁の詩 千昌夫 | 千昌夫 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | しばれるねぇ。冬は寒いから味噌汁がうまいんだよね。 うまい味噌汁、あったかい味噌汁、これがおふくろの味なんだねえ。 あの人この人 大臣だって みんないるのさ おふくろが いつか大人になった時 なぜかえらそな顔するが あつい味噌汁飲む度に 思い出すのさ おふくろを 忘れちゃならねえ 男意気 へぇーそうか、おまえさんも東北の生まれか。 気持ちはわかるがあせらねえ方がいいな。 やめろ!あんなあまったるいもの 好きな女なんか。 何がポタージュだい、味噌汁の好きな女じゃなくちゃ! 寝るのはふとん、下着はふんどし、 ごはんのことをライスだなんて言うんじゃないよ。 田園調布?家を建てるなら岩手県、それも陸前高田がいいね。 金髪?きん……金髪だけはいいじゃないべかねえ。 それにしても近頃の人は何か忘れてるね。 これでも日本人なんだべかねぇ。 日本人なら 忘れちゃこまる 生まれ故郷と 味噌汁を 何だかんだと世の中は 腹が立つやら 泣けるやら どこへ行ったか親孝行 まるで人情 紙風船 忘れちゃならねぇ 男意気 ふるさとを出てから16年、 いつもおふくろさんのふところを夢見ておりました。 思い出すたびに、この胸がキューッと痛くなるんです。 思わず涙が出てくるんだなぁ。 それにしても今夜はしばれるねぇ、 このぶんだと雪になるんでねぇべか。 おふくろさんの味噌汁が食いたいなぁ…… かあちゃーん! |
済州エア・ポート 半田浩二 | 半田浩二 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 今朝のつばさは とくべつに いそいで空港 とびたつみたい あなたいつまた 逢えるのですか はるか東へ 消えゆく影よ 済州エア・ポート 小雨にけむる あなた涙を ためながら おまえが好きだと だきしめたでしょ 私、何度も 恋したけれど あなたひとりが いのちと決めた 済州エア・ポート ためいきばかり こんなすてきな 島に来て ふたりでくらすと 言ってたでしょう 待っていますよ いついつまでも 私すべてが あなたのものよ 済州エア・ポート 信じているわ |
男の背中 増位山太志郎 | 増位山太志郎 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 京建輔 | 男の肩と 背中には むかしの影が ゆれている 恋も 涙も 悲しみも だれにも言えない 傷あとも ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日(あす)をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど 男の胸の おくのおく そのときどきの 夢がある 過去も 未来も ぼんやりと 忘れてしまう ときがある ゆらゆらゆら タバコのけむり 見つめて愛に ゆれながら おまえのあまい かおりの中で 休む日もある ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日(あす)をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど |
無錫旅情 尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 君の知らない 異国の街で 君を想えば 泣けてくる おれなど忘れて しあわせつかめと チャイナの旅路を 行くおれさ 上海 蘇州と 汽車に乗り 太湖のほとり 無錫の街へ 船にゆられて 運河を行けば ばかな別れが くやしいよ あんなに愛した あんなにもえてた いのちを賭けたら できたのに 涙の横顔 ちらついて 歴史の街も ぼやけて見える むかしながらの ジャンクが走る はるか小島は 三山か 鹿頂山から 太湖をのぞめば 心の中まで 広くなる ごめんよ も一度 出直そう 今度は君を はなしはしない |
珍島物語 天童よしみ | 天童よしみ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 海が割れるのよ 道ができるのよ 島と島とが つながるの こちら珍島(チンド)から あちら芽島里(モドリ)まで 海の神様 カムサハムニダ 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで祈っているの あなたとの 愛よふたたびと 遠くはなれても こころあたたかく あなた信じて 暮らします そうよいつの日か きっと会えますね 海の神様 カムサハムニダ ふたつの島を つないだ道よ はるかに遠い 北へとつづけ ねえ とても好きよ 死ぬほど好きよ あなたとの 愛よとこしえに 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで祈っているの あなたとの 愛よふたたびと |