いつのまに…あの日はみんなといた 春の教室 膨らむカーテンから 桜がひらり 目を閉じると 遠い記憶が 風に運ばれて 胸に舞い落ちる いつのまに 日が暮れて 歳月(とき)は過ぎ去り 故郷を離れて 私は空を見てる あれから何十回 桜見ただろう 葉桜の美しさに 今は気づいた 咲き乱れた 花の名残りよ 季節の背中に 何を想うのか? いつのまに 折り返す 人生半ば 掌にひとひら あの日の忘れ形見 いつのまに いつのまに 歳月(とき)は過ぎ去り いつのまに いつのまに 人生半ば 思い出ははらはらと まるで桜のように… まるで桜のように… | クミコ | 秋元康 | 服部隆之 | 若草恵 | あの日はみんなといた 春の教室 膨らむカーテンから 桜がひらり 目を閉じると 遠い記憶が 風に運ばれて 胸に舞い落ちる いつのまに 日が暮れて 歳月(とき)は過ぎ去り 故郷を離れて 私は空を見てる あれから何十回 桜見ただろう 葉桜の美しさに 今は気づいた 咲き乱れた 花の名残りよ 季節の背中に 何を想うのか? いつのまに 折り返す 人生半ば 掌にひとひら あの日の忘れ形見 いつのまに いつのまに 歳月(とき)は過ぎ去り いつのまに いつのまに 人生半ば 思い出ははらはらと まるで桜のように… まるで桜のように… |
君に捧げるほろ苦いブルース淋しさにひとりのむコーヒーは ひきたてのほろ苦い味がする ゆきずりの夜に買うわたあめは 君と愛した味がする Bye Byeまだ 夢のようさ Bye Bye君 ドアの外の 気に入りの 紫蘭の花 昨日の朝枯れたよ 淋しさに一人弾くセレナーデ イントロはほろ苦い音なのさ ゆきずりの街に聞く汽車の音は 君と愛した音がする Bye Byeまだ 夢のようさ Bye Bye君 ドアを開けて 六月の空を見れば まぶしすぎる僕だよ Bye Bye My Love 永すぎた Bye Bye Bye My Love 僕の歌もやがて Bye Bye My Love 終るだろう Bye Bye Bye My Love もうすぐ 淋しさに一人書く置き手紙 宛先はほろ苦い友達さ 横書きの白い地の便箋は 愛を記した時もある Bye Byeまだ 夢のようさ Bye Bye君 ドアを閉めて 思い出の紫蘭の花 庭の隅に埋めたよ Bye Bye君 すぐに行くよ Bye Bye Bye My Love 君と同じとこへ Bye Bye My Love 夏になれば 君のいるところへ きみのいるところへ 君のいるところへ きみのいるところへ | クミコ | 荒木一郎 | 荒木一郎 | 若草恵 | 淋しさにひとりのむコーヒーは ひきたてのほろ苦い味がする ゆきずりの夜に買うわたあめは 君と愛した味がする Bye Byeまだ 夢のようさ Bye Bye君 ドアの外の 気に入りの 紫蘭の花 昨日の朝枯れたよ 淋しさに一人弾くセレナーデ イントロはほろ苦い音なのさ ゆきずりの街に聞く汽車の音は 君と愛した音がする Bye Byeまだ 夢のようさ Bye Bye君 ドアを開けて 六月の空を見れば まぶしすぎる僕だよ Bye Bye My Love 永すぎた Bye Bye Bye My Love 僕の歌もやがて Bye Bye My Love 終るだろう Bye Bye Bye My Love もうすぐ 淋しさに一人書く置き手紙 宛先はほろ苦い友達さ 横書きの白い地の便箋は 愛を記した時もある Bye Byeまだ 夢のようさ Bye Bye君 ドアを閉めて 思い出の紫蘭の花 庭の隅に埋めたよ Bye Bye君 すぐに行くよ Bye Bye Bye My Love 君と同じとこへ Bye Bye My Love 夏になれば 君のいるところへ きみのいるところへ 君のいるところへ きみのいるところへ |
私はもう女です待ち合わせ時間に早すぎて 紀伊国屋で本を探した 家庭料理の本を買うはずが ランボー詩集を手にした時から 青春は後ろ向きに駆け出した 「スケアクロウ」見た帰り道 あなたは夢遊病者みたいに 口もきかずに歩き続けた 一途なあなたを知った時から 青春はめくるめく走り出した たえまない風に吹きさらされて 生きることにはぶきっちょだった そんなあなたが好きでした 私が髪を切った日に あなたはボトルをみんな空け 赤い顔して私にいった 君とのことは想い出に 閉じこめるしかないんだと うつむいた 私ちっとも驚かなかった 私ちっとも悲しくなかった せめて朝まで私を見てて 淋しがりやはあなた譲りよ 青春は私の前に立ち尽くす たえまない風にまかれて歩き いくたび行き戻り いくたびくぐり抜け 私はもう女です 私はもう女です 私はもう女です ラララ… | クミコ | るい | 大塚博堂 | 国吉良一 | 待ち合わせ時間に早すぎて 紀伊国屋で本を探した 家庭料理の本を買うはずが ランボー詩集を手にした時から 青春は後ろ向きに駆け出した 「スケアクロウ」見た帰り道 あなたは夢遊病者みたいに 口もきかずに歩き続けた 一途なあなたを知った時から 青春はめくるめく走り出した たえまない風に吹きさらされて 生きることにはぶきっちょだった そんなあなたが好きでした 私が髪を切った日に あなたはボトルをみんな空け 赤い顔して私にいった 君とのことは想い出に 閉じこめるしかないんだと うつむいた 私ちっとも驚かなかった 私ちっとも悲しくなかった せめて朝まで私を見てて 淋しがりやはあなた譲りよ 青春は私の前に立ち尽くす たえまない風にまかれて歩き いくたび行き戻り いくたびくぐり抜け 私はもう女です 私はもう女です 私はもう女です ラララ… |
裏切りの街角雨にけむる街並みを 息をきらしてかけつづけた つきささる吐息をはいて 駅への路かけ続けた わかってたよ 俺らじゃだめさ でも二人生きてきたんだ とぎれた電話は 生きていく悲しさに泣く君の声 しとしと五月雨 わだかまり 君さえいてくれたならば 走る車の泥にたたかれ 見上げた時街が泣いてた とぎれとぎれに靴音が 駅の階段に響いてる 楽しく過ぎてゆく人ごみ 切符をにぎった君がいた わかったよどこでも行けばいい 俺らをふりきって汽車の中 思わずたたくガラス窓 君はふるえ顔をそむけた しとしと五月雨 またひとつ ネオンが夜にとけていく たよりない心傷つけて 裏切りの街角過ぎて来た しとしと五月雨 プラットホームを 今想い出が走り出す 発車のベル叫び声の中 あの人が見えなくなった | クミコ | 甲斐よしひろ | 甲斐よしひろ | 吉田建 | 雨にけむる街並みを 息をきらしてかけつづけた つきささる吐息をはいて 駅への路かけ続けた わかってたよ 俺らじゃだめさ でも二人生きてきたんだ とぎれた電話は 生きていく悲しさに泣く君の声 しとしと五月雨 わだかまり 君さえいてくれたならば 走る車の泥にたたかれ 見上げた時街が泣いてた とぎれとぎれに靴音が 駅の階段に響いてる 楽しく過ぎてゆく人ごみ 切符をにぎった君がいた わかったよどこでも行けばいい 俺らをふりきって汽車の中 思わずたたくガラス窓 君はふるえ顔をそむけた しとしと五月雨 またひとつ ネオンが夜にとけていく たよりない心傷つけて 裏切りの街角過ぎて来た しとしと五月雨 プラットホームを 今想い出が走り出す 発車のベル叫び声の中 あの人が見えなくなった |
あの唄はもう唄わないのですか今朝 新聞の片隅に ポツンと小さく出ていました あなたのリサイタルの記事です もう一年経ったのですね 去年もひとりで誰にも知れずに 一番うしろで見てました あの唄 も一度聞きたくて 私のために作ってくれたと 今も信じてる あの唄を……… あなたと初めて 出会ったのは 坂の途中の小さな店 あなたはいつも唄っていた 安いギターをいたわるように いつかあなたのポケットにあった あの店のマッチ箱ひとつ 今でも時々 とりだして ひとつ つけてはすぐに消します あなたの香りが しないうちに……… 雨が降る日は 近くの駅まで ひとつの傘の中 帰り道 そして二人で 口ずさんだ あの唄はもう唄わないのですか 私にとっては思い出なのに | クミコ | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 服部隆之 | 今朝 新聞の片隅に ポツンと小さく出ていました あなたのリサイタルの記事です もう一年経ったのですね 去年もひとりで誰にも知れずに 一番うしろで見てました あの唄 も一度聞きたくて 私のために作ってくれたと 今も信じてる あの唄を……… あなたと初めて 出会ったのは 坂の途中の小さな店 あなたはいつも唄っていた 安いギターをいたわるように いつかあなたのポケットにあった あの店のマッチ箱ひとつ 今でも時々 とりだして ひとつ つけてはすぐに消します あなたの香りが しないうちに……… 雨が降る日は 近くの駅まで ひとつの傘の中 帰り道 そして二人で 口ずさんだ あの唄はもう唄わないのですか 私にとっては思い出なのに |
旅立ち私の瞳がぬれているのは 涙なんかじゃないわ 泣いたりしない この日がいつか 来ることなんか 二人が出会った時に 知っていたはず 私のことなど もう気にしないで あなたはあなたの道を 歩いてほしい さよなら言わずに 笑ってみるわ あなたの旅立ちだもの 泣いたりしない 言葉はいらない 笑顔を見せて 心の中のあなたは いつもやさしい 私は泣かない だってあなたの あなたの思い出だけは 消えたりしない 私の瞳が ぬれているのは 涙なんかじゃないわ 泣いたりしない | クミコ | 松山千春 | 松山千春 | 服部隆之 | 私の瞳がぬれているのは 涙なんかじゃないわ 泣いたりしない この日がいつか 来ることなんか 二人が出会った時に 知っていたはず 私のことなど もう気にしないで あなたはあなたの道を 歩いてほしい さよなら言わずに 笑ってみるわ あなたの旅立ちだもの 泣いたりしない 言葉はいらない 笑顔を見せて 心の中のあなたは いつもやさしい 私は泣かない だってあなたの あなたの思い出だけは 消えたりしない 私の瞳が ぬれているのは 涙なんかじゃないわ 泣いたりしない |
大阪で生まれた女踊り疲れたディスコの帰り これで青春も終りかなとつぶやいて あなたの肩をながめながら やせたなと思ったら泣けてきた 大阪で生まれた女やさかい 大阪の街よう捨てん 大阪で生まれた女やさかい 東京へはようついていかん 踊り疲れたディスコの帰り 電信柱にしみついた夜 たどり着いたら 一人の部屋 裸電球をつけたけど又消して あなたの顔を思い出しながら 終りかなと思ったら泣けてきた 大阪で生まれた女やけど 大阪の街を出よう 大阪で生まれた女やけど あなたについてゆこうと決めた たどり着いたら 一人の部屋 青春に心をふるわせた部屋 大阪で生まれた女がきょう 大阪をあとにするけど 大阪はきょうも活気にあふれ またどこからか人がくる ふり返るとそこは灰色の街 青春のかけらをおき忘れた街 青春のかけらをおき忘れた街 | クミコ | BORO | BORO | 国吉良一 | 踊り疲れたディスコの帰り これで青春も終りかなとつぶやいて あなたの肩をながめながら やせたなと思ったら泣けてきた 大阪で生まれた女やさかい 大阪の街よう捨てん 大阪で生まれた女やさかい 東京へはようついていかん 踊り疲れたディスコの帰り 電信柱にしみついた夜 たどり着いたら 一人の部屋 裸電球をつけたけど又消して あなたの顔を思い出しながら 終りかなと思ったら泣けてきた 大阪で生まれた女やけど 大阪の街を出よう 大阪で生まれた女やけど あなたについてゆこうと決めた たどり着いたら 一人の部屋 青春に心をふるわせた部屋 大阪で生まれた女がきょう 大阪をあとにするけど 大阪はきょうも活気にあふれ またどこからか人がくる ふり返るとそこは灰色の街 青春のかけらをおき忘れた街 青春のかけらをおき忘れた街 |
制服ラッシュ・アワーが疲れを吐き出してる 人の多さまでがものめずらしげに見えて 東京駅地下道の人ごみの中 ひと群れの制服の娘たちがいる 真新しいスーツ・ケースをさげて 集団就職で今着いたらしい 妙に腰の低い男が先頭にたって 何とか会社の旗など振りまわしている 家を出る前の晩は赤飯など食べて 家族揃って泣き笑いしたのかい 里心だけはまだ田舎の家に置き それでも家を出てくる魅力に負けて どうですか東京って奴に会ってみて どうですか東京って奴の御挨拶の仕方は みんな押し黙ったままのこの人ごみは そうこれが都会って奴の御挨拶の仕方なんだよ 初めから都会に出て行かなければ いつまでも都会でなくてすんだのに きれいに暮らしてゆけるところは どこか他のところのような気もするよ 今はまだ驚いてることだけですむけれど もうすぐ判るさ驚かなくてすむさ 駆け引きのうまい男ばかり出世して きれいな腹の男はもう拗ねてしまっている これからきみは日曜日だけを待つんだね 悲しみの唄がなぜ街に流れるかも判ってきて 使うのに容易く稼ぐのに辛い そんな給料の苦さも知ってしまうんだろうね 今度きみが故郷に帰ってゆくまでには 親に語れない秘密のひとつやふたつは できてしまって嘘もついてしまうんだね 騙された男のことはきっと話さないんだろうね ぼくはこれから大阪へ行くところ いちばんきれいだった女の子の顔など思いだし 制服が人ごみの中に消えてゆくのを 振りかえりながらぼくは見送っている | クミコ | 岡本おさみ | よしだたくろう | 吉田建 | ラッシュ・アワーが疲れを吐き出してる 人の多さまでがものめずらしげに見えて 東京駅地下道の人ごみの中 ひと群れの制服の娘たちがいる 真新しいスーツ・ケースをさげて 集団就職で今着いたらしい 妙に腰の低い男が先頭にたって 何とか会社の旗など振りまわしている 家を出る前の晩は赤飯など食べて 家族揃って泣き笑いしたのかい 里心だけはまだ田舎の家に置き それでも家を出てくる魅力に負けて どうですか東京って奴に会ってみて どうですか東京って奴の御挨拶の仕方は みんな押し黙ったままのこの人ごみは そうこれが都会って奴の御挨拶の仕方なんだよ 初めから都会に出て行かなければ いつまでも都会でなくてすんだのに きれいに暮らしてゆけるところは どこか他のところのような気もするよ 今はまだ驚いてることだけですむけれど もうすぐ判るさ驚かなくてすむさ 駆け引きのうまい男ばかり出世して きれいな腹の男はもう拗ねてしまっている これからきみは日曜日だけを待つんだね 悲しみの唄がなぜ街に流れるかも判ってきて 使うのに容易く稼ぐのに辛い そんな給料の苦さも知ってしまうんだろうね 今度きみが故郷に帰ってゆくまでには 親に語れない秘密のひとつやふたつは できてしまって嘘もついてしまうんだね 騙された男のことはきっと話さないんだろうね ぼくはこれから大阪へ行くところ いちばんきれいだった女の子の顔など思いだし 制服が人ごみの中に消えてゆくのを 振りかえりながらぼくは見送っている |
熱き心に北国の旅の空 流れる雲はるか 時に人恋しく くちびるに ふれもせず 別れた女(ひと)いずこ 胸は焦がれるまま 熱き心に 時よもどれ なつかしい想い つれてもどれよ ああ春には 花咲く日が ああ夏には 星降る日が 夢を誘う 愛を語る 熱き心に きみを重ね 夜の更けるままに 想いつのらせ ああ秋には 色づく日が ああ冬には 真白な日が 胸を叩く 歌を歌う 歌を オーロラの空の下 夢追い人 ひとり 風の姿に似て 熱き心 きみに | クミコ | 阿久悠 | 大瀧詠一 | 瀬尾一三 | 北国の旅の空 流れる雲はるか 時に人恋しく くちびるに ふれもせず 別れた女(ひと)いずこ 胸は焦がれるまま 熱き心に 時よもどれ なつかしい想い つれてもどれよ ああ春には 花咲く日が ああ夏には 星降る日が 夢を誘う 愛を語る 熱き心に きみを重ね 夜の更けるままに 想いつのらせ ああ秋には 色づく日が ああ冬には 真白な日が 胸を叩く 歌を歌う 歌を オーロラの空の下 夢追い人 ひとり 風の姿に似て 熱き心 きみに |
東京最終電車で 君にさよなら いつまた逢えると きいた君の言葉が 走馬灯のように めぐりながら 僕の心に火をともす 何も思わずに 電車に飛びのり 君の東京へ東京へと 出かけました いつもいつでも 夢と希望をもって 君は東京で 生きていました 東京へはもう何度も 行きましたね 君の住む美し都 東京へはもう何度も 行きましたね 君が咲く花の都 君はいつでも やさしく微笑む だけど心は むなしくなるばかり いつか二人で 暮らすことを夢みて 今は離れて 生きていこう 君に笑ってさよなら 言って 電車は走る 遠い道を ああ今すぐにでも 戻りたいんだ 君の住む町 花の東京 東京へはもう何度も 行きましたね 君の住む美し都 東京へはもう何度も 行きましたね 君が咲く花の都 | クミコ | 森田貢 | 森田貢 | 瀬尾一三 | 最終電車で 君にさよなら いつまた逢えると きいた君の言葉が 走馬灯のように めぐりながら 僕の心に火をともす 何も思わずに 電車に飛びのり 君の東京へ東京へと 出かけました いつもいつでも 夢と希望をもって 君は東京で 生きていました 東京へはもう何度も 行きましたね 君の住む美し都 東京へはもう何度も 行きましたね 君が咲く花の都 君はいつでも やさしく微笑む だけど心は むなしくなるばかり いつか二人で 暮らすことを夢みて 今は離れて 生きていこう 君に笑ってさよなら 言って 電車は走る 遠い道を ああ今すぐにでも 戻りたいんだ 君の住む町 花の東京 東京へはもう何度も 行きましたね 君の住む美し都 東京へはもう何度も 行きましたね 君が咲く花の都 |
ブラボー!ブラボー 胸に夢をいだけ ブラボー 必ず夜は明けるさ きっと誰かが 待っているさ 心に点る火は 再び赤く燃えるだろう 少し歳を取っただけさ 時代遅れだなんて 言わないでくれ 夢 希望 愛 自由と・・ 口にすれば今更と 君は 笑うだろうか 知らぬ間に 時代は 移り変わる そして 男達は 酒を酌み交わす ブラボー 胸を張っていいさ ブラボー 時代に名を残したさ 熱い思いを 聞かせてくれ 心に点る火は まだ 消えてはいないだろう 息を切らし 汗にまみれ 走り続けてきたのさ 君だって そうだろう 遠い昔の 想い出に浸り 今夜も 男達は 語り明かす ブラボー 胸を張っていいさ ブラボー 時代に名を残したさ 熱い思いを 聞かせてくれ 心に点る火は まだ 消えてはいないだろう ブラボー 胸に夢をいだけ ブラボー 必ず夜は明けるさ きっと誰かが 待っているさ 心に点る火は 再び赤く燃えるだろう | クミコ | 智子 | 智子 | 瀬尾一三 | ブラボー 胸に夢をいだけ ブラボー 必ず夜は明けるさ きっと誰かが 待っているさ 心に点る火は 再び赤く燃えるだろう 少し歳を取っただけさ 時代遅れだなんて 言わないでくれ 夢 希望 愛 自由と・・ 口にすれば今更と 君は 笑うだろうか 知らぬ間に 時代は 移り変わる そして 男達は 酒を酌み交わす ブラボー 胸を張っていいさ ブラボー 時代に名を残したさ 熱い思いを 聞かせてくれ 心に点る火は まだ 消えてはいないだろう 息を切らし 汗にまみれ 走り続けてきたのさ 君だって そうだろう 遠い昔の 想い出に浸り 今夜も 男達は 語り明かす ブラボー 胸を張っていいさ ブラボー 時代に名を残したさ 熱い思いを 聞かせてくれ 心に点る火は まだ 消えてはいないだろう ブラボー 胸に夢をいだけ ブラボー 必ず夜は明けるさ きっと誰かが 待っているさ 心に点る火は 再び赤く燃えるだろう |
水に流してもういいの もう後悔しない 昨日の事は全て水に流そう もういいの もう後悔しない みんな今じゃ 過ぎた昔の事 過去は全部焼き捨てたわ 思い出にも用はないわ 恋も全てきれいにした ゼロからまたやりなおそう もういいの もう後悔しない 昨日の事は全て水に流そう もういいの もう後悔しない 新しい人生が 今日から始まるのさ | クミコ | M.Vaucaire・日本語詞:岩谷時子 | Ch.Dumont | 若草恵 | もういいの もう後悔しない 昨日の事は全て水に流そう もういいの もう後悔しない みんな今じゃ 過ぎた昔の事 過去は全部焼き捨てたわ 思い出にも用はないわ 恋も全てきれいにした ゼロからまたやりなおそう もういいの もう後悔しない 昨日の事は全て水に流そう もういいの もう後悔しない 新しい人生が 今日から始まるのさ |
百万本のバラ信じてくれますか ひとりの若者が 小さな家を売り バラを買いました 信じてくれますか 嘘だと思うでしょう 街中のバラを あなたに贈るなんて バラを バラを バラをください ありったけのバラをください あなたの好きなバラの花で あなたを あなたを あなたを包みたい バラを バラを バラをください 百万本のバラをください 僕の 僕の 僕のこの命 あなたに あなたに あなたに捧げたい 貧しい絵描きの僕に できるのはひとつ 何もかも捨てて あなたを思うこと 誰も知らない 心のささやきを 花びらに添えて あなたに贈りたい バラを バラを バラをください ありったけのバラをください あなたの好きなバラの花で あなたを あなたを あなたを包みたい バラを バラを バラをください 百万本のバラをください 僕の 僕の 僕のこの命 あなたに あなたに あなたに捧げたい 出逢いは短く あなたはもういない あなたは踊り子 街からまた街へ 夜汽車の窓べで あなたは想うだろう 見えない愛の火が この世にあるのだと くるくる くるくる くるくる回る 真っ赤なサテンのトゥ・シューズ 残った僕の熱い心には 甘い思い出 涙の雫 あなたに捧げたバラの花は 枯れても 枯れても 枯れても我が命 あなたの あなたの あなたの胸に咲く あなたの姿は遠く消えても 僕の 僕の 僕の ある限り 君への 君への 君への愛は 燃えて 燃えて 燃えて 燃えるよ 燃えて 燃えて 燃えて 燃えるよ バラを バラを バラをください ありったけのバラをください あなたの好きなバラの花で あなたを あなたを あなたを包みたい バラを バラを バラをください 百万本のバラをください 僕の 僕の 僕のこの命 あなたに あなたに あなたに捧げたい | クミコ | A.Voznesenski・日本語詞:松山善三 | R.Pauls | | 信じてくれますか ひとりの若者が 小さな家を売り バラを買いました 信じてくれますか 嘘だと思うでしょう 街中のバラを あなたに贈るなんて バラを バラを バラをください ありったけのバラをください あなたの好きなバラの花で あなたを あなたを あなたを包みたい バラを バラを バラをください 百万本のバラをください 僕の 僕の 僕のこの命 あなたに あなたに あなたに捧げたい 貧しい絵描きの僕に できるのはひとつ 何もかも捨てて あなたを思うこと 誰も知らない 心のささやきを 花びらに添えて あなたに贈りたい バラを バラを バラをください ありったけのバラをください あなたの好きなバラの花で あなたを あなたを あなたを包みたい バラを バラを バラをください 百万本のバラをください 僕の 僕の 僕のこの命 あなたに あなたに あなたに捧げたい 出逢いは短く あなたはもういない あなたは踊り子 街からまた街へ 夜汽車の窓べで あなたは想うだろう 見えない愛の火が この世にあるのだと くるくる くるくる くるくる回る 真っ赤なサテンのトゥ・シューズ 残った僕の熱い心には 甘い思い出 涙の雫 あなたに捧げたバラの花は 枯れても 枯れても 枯れても我が命 あなたの あなたの あなたの胸に咲く あなたの姿は遠く消えても 僕の 僕の 僕の ある限り 君への 君への 君への愛は 燃えて 燃えて 燃えて 燃えるよ 燃えて 燃えて 燃えて 燃えるよ バラを バラを バラをください ありったけのバラをください あなたの好きなバラの花で あなたを あなたを あなたを包みたい バラを バラを バラをください 百万本のバラをください 僕の 僕の 僕のこの命 あなたに あなたに あなたに捧げたい |
十年凍えた並木の下 あなたに初めて会った あなたをあきれさせる生意気な口をきいた 嵐に折られかけた あなたの日々を見てた 私はいたわりもせず薄情に離れていた わざとよ 心の中で波が騒いでたから わざとよ あなたの傍にいるべき人を知ってたから 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた 並木は枝を伸ばし 緑のトンネルになった 二人でいると聞いてたあなたに再び出会った 本当よ 二人のこと遠くで安心してたのに ずいぶん前からまさか あなたが孤独だったなんて 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた 枯葉の並木の下 あなたを祝っている すさんだ日々を支えた新しい彼女を褒めている 本当ね 十年なんてほんのひとつ 恋ひとつぶんね ふざけてあなたが肩を抱いてくれたから もういいよ 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた 想いだけが ただ咲いていた | クミコ | 中島みゆき | 中島みゆき | 坂本昌之 | 凍えた並木の下 あなたに初めて会った あなたをあきれさせる生意気な口をきいた 嵐に折られかけた あなたの日々を見てた 私はいたわりもせず薄情に離れていた わざとよ 心の中で波が騒いでたから わざとよ あなたの傍にいるべき人を知ってたから 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた 並木は枝を伸ばし 緑のトンネルになった 二人でいると聞いてたあなたに再び出会った 本当よ 二人のこと遠くで安心してたのに ずいぶん前からまさか あなたが孤独だったなんて 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた 枯葉の並木の下 あなたを祝っている すさんだ日々を支えた新しい彼女を褒めている 本当ね 十年なんてほんのひとつ 恋ひとつぶんね ふざけてあなたが肩を抱いてくれたから もういいよ 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた 十年は長い月日か 十年は短い日々か 恋する者には 無きにひとしい 想いだけが ただ咲いていた 想いだけが ただ咲いていた |
闇夜の国から闇夜の国から 二人で舟を出すんだ 海図も磁石も コンパスもない旅へと うしろで舵をとるお前は あくびの顔で 夜の深さと夜明けの近さを 知らせる 歌おうよ 声合わせ 舟こぐ音にも合わせて 闇夜の国から二人 二人で舟を出してゆく 舟出の理由を 確かめ合うこともなく 未来と将来の 区別もつかないまま 言葉の軽さを 二人で笑い続けて 俺の腕まくら お前は眠れそうかい? 流れ星 願い事 消えないうちに早く 闇夜の国から二人 二人で舟を出してゆく 波まかせ 風まかせ 星くずの空に揺られ 一人の国から今夜 闇夜の国から二人 二人で舟を出してゆく | クミコ | 井上陽水 | 井上陽水 | 国吉良一 | 闇夜の国から 二人で舟を出すんだ 海図も磁石も コンパスもない旅へと うしろで舵をとるお前は あくびの顔で 夜の深さと夜明けの近さを 知らせる 歌おうよ 声合わせ 舟こぐ音にも合わせて 闇夜の国から二人 二人で舟を出してゆく 舟出の理由を 確かめ合うこともなく 未来と将来の 区別もつかないまま 言葉の軽さを 二人で笑い続けて 俺の腕まくら お前は眠れそうかい? 流れ星 願い事 消えないうちに早く 闇夜の国から二人 二人で舟を出してゆく 波まかせ 風まかせ 星くずの空に揺られ 一人の国から今夜 闇夜の国から二人 二人で舟を出してゆく |
時の過ぎゆくままにあなたは すっかり つかれてしまい 生きてることさえ いやだと泣いた こわれたピアノで 想い出の歌 片手でひいては ためいきついた 時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら 堕ちてゆくのも しあわせだよと 二人つめたい からだ合わせる からだの傷なら なおせるけれど 心のいたでは いやせはしない 小指に食い込む 指輪を見つめ あなたは 昔を 思って 泣いた 時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも 二人が 愛せるならば 窓の景色も 変わっていくだろう 時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも 二人が 愛せるならば 窓の景色も 変わっていくだろう | クミコ | 阿久悠 | 大野克夫 | 関淳二郎 | あなたは すっかり つかれてしまい 生きてることさえ いやだと泣いた こわれたピアノで 想い出の歌 片手でひいては ためいきついた 時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら 堕ちてゆくのも しあわせだよと 二人つめたい からだ合わせる からだの傷なら なおせるけれど 心のいたでは いやせはしない 小指に食い込む 指輪を見つめ あなたは 昔を 思って 泣いた 時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも 二人が 愛せるならば 窓の景色も 変わっていくだろう 時の過ぎゆくままに この身をまかせ 男と女が ただよいながら もしも 二人が 愛せるならば 窓の景色も 変わっていくだろう |
北の宿からあなた変わりはないですか 日毎寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿 吹雪まじりに汽車の音 すすり泣くよにきこえます お酒ならべてただひとり 涙唄など歌います 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿 あなた死んでもいいですか 胸がしんしん泣いてます 窓にうつして寝化粧を しても心は晴れません 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿 | クミコ | 阿久悠 | 小林亜星 | 萩田光雄 | あなた変わりはないですか 日毎寒さがつのります 着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿 吹雪まじりに汽車の音 すすり泣くよにきこえます お酒ならべてただひとり 涙唄など歌います 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿 あなた死んでもいいですか 胸がしんしん泣いてます 窓にうつして寝化粧を しても心は晴れません 女心の未練でしょう あなた恋しい北の宿 |
喝采いつものように幕が開き 恋の歌うたう私に 届いた報らせは 黒いふちどりがありました あれは三年前 止めるアナタ駅に残し 動き始めた汽車に ひとり飛び乗った ひなびた町の昼下がり 教会のまえにたたずみ 喪服のわたしは 祈る言葉さえ失くしてた つたがからまる白い壁 細いかげ長く落として ひとりのわたしは こぼす涙さえ忘れてた 暗い待合室 話すひともないわたしの 耳に私のうたが 通りすぎてゆく いつものように幕が開く 降りそそぐライトのその中 それでも私は 今日も恋の歌 うたってる | クミコ | 吉田旺 | 中村泰士 | 萩田光雄 | いつものように幕が開き 恋の歌うたう私に 届いた報らせは 黒いふちどりがありました あれは三年前 止めるアナタ駅に残し 動き始めた汽車に ひとり飛び乗った ひなびた町の昼下がり 教会のまえにたたずみ 喪服のわたしは 祈る言葉さえ失くしてた つたがからまる白い壁 細いかげ長く落として ひとりのわたしは こぼす涙さえ忘れてた 暗い待合室 話すひともないわたしの 耳に私のうたが 通りすぎてゆく いつものように幕が開く 降りそそぐライトのその中 それでも私は 今日も恋の歌 うたってる |
神田川貴方は もう忘れたかしら 赤い手拭い マフラーにして 二人で行った 横丁の風呂屋 一緒に出ようねって 言ったのに いつも私が 待たされた 洗い髪が芯まで 冷えて 小さな石鹸 カタカタ鳴った 貴方は私の 身体を抱いて 冷たいねって 言ったのよ 若かったあの頃 何も怖くなかった ただ 貴方のやさしさが 怖かった 貴方は もう捨てたのかしら 二十四色の クレパス買って 貴方がかいた 私の似顔絵 巧(うま)くかいてねって 言ったのに いつもちっとも 似てないの 窓の下には 神田川 三畳一間の 小さな下宿 貴方は私の 指先見つめ 悲しいかいって きいたのよ 若かったあの頃 何も怖くなかった ただ 貴方のやさしさが 怖かった | クミコ | 喜多條忠 | 南こうせつ | 関淳二郎 | 貴方は もう忘れたかしら 赤い手拭い マフラーにして 二人で行った 横丁の風呂屋 一緒に出ようねって 言ったのに いつも私が 待たされた 洗い髪が芯まで 冷えて 小さな石鹸 カタカタ鳴った 貴方は私の 身体を抱いて 冷たいねって 言ったのよ 若かったあの頃 何も怖くなかった ただ 貴方のやさしさが 怖かった 貴方は もう捨てたのかしら 二十四色の クレパス買って 貴方がかいた 私の似顔絵 巧(うま)くかいてねって 言ったのに いつもちっとも 似てないの 窓の下には 神田川 三畳一間の 小さな下宿 貴方は私の 指先見つめ 悲しいかいって きいたのよ 若かったあの頃 何も怖くなかった ただ 貴方のやさしさが 怖かった |
「いちご白書」をもう一度いつか君と行った 映画がまた来る 授業を抜け出して 二人で出かけた 哀しい場面では 涙ぐんでた 素直な横顔が 今も恋しい 雨に破れかけた 街角のポスターに 過ぎ去った昔が 鮮やかによみがえる 君もみるだろうか 「いちご白書」を 二人だけのメモリィー どこかでもう一度 僕は無精ヒゲと 髪をのばして 学生集会へも 時々出かけた 就職が決まって 髪を切ってきた時 もう若くないさと 君に云い訳けしたね 君も見るだろうか 「いちご白書」を 二人だけのメモリィー どこかでもう一度 二人だけのメモリィー どこかでもう一度 | クミコ | 荒井由実 | 荒井由実 | 関淳二郎 | いつか君と行った 映画がまた来る 授業を抜け出して 二人で出かけた 哀しい場面では 涙ぐんでた 素直な横顔が 今も恋しい 雨に破れかけた 街角のポスターに 過ぎ去った昔が 鮮やかによみがえる 君もみるだろうか 「いちご白書」を 二人だけのメモリィー どこかでもう一度 僕は無精ヒゲと 髪をのばして 学生集会へも 時々出かけた 就職が決まって 髪を切ってきた時 もう若くないさと 君に云い訳けしたね 君も見るだろうか 「いちご白書」を 二人だけのメモリィー どこかでもう一度 二人だけのメモリィー どこかでもう一度 |
ざんげの値打ちもないあれは二月の寒い夜 やっと十四になった頃 窓にちらちら雪が降り 部屋はひえびえ暗かった 愛と云うのじゃないけれど 私は抱かれてみたかった あれは五月の雨の夜 今日で十五という時に 安い指輪を贈られて 花を一輪かざられて 愛と云うのじゃないけれど 私は捧げてみたかった あれは八月暑い夜 すねて十九を越えた頃 細いナイフを光らせて にくい男を待っていた 愛というのじゃないけれど 私は捨てられつらかった そうしてこうして暗い夜 年も忘れた今日の事 街にゆらゆら灯りつき みんな祈りをする時に ざんげの値打ちもないけれど 私は話してみたかった | クミコ | 阿久悠 | 村井邦彦 | 萩田光雄 | あれは二月の寒い夜 やっと十四になった頃 窓にちらちら雪が降り 部屋はひえびえ暗かった 愛と云うのじゃないけれど 私は抱かれてみたかった あれは五月の雨の夜 今日で十五という時に 安い指輪を贈られて 花を一輪かざられて 愛と云うのじゃないけれど 私は捧げてみたかった あれは八月暑い夜 すねて十九を越えた頃 細いナイフを光らせて にくい男を待っていた 愛というのじゃないけれど 私は捨てられつらかった そうしてこうして暗い夜 年も忘れた今日の事 街にゆらゆら灯りつき みんな祈りをする時に ざんげの値打ちもないけれど 私は話してみたかった |
プカプカ俺のあん娘はたばこが好きで いつもプカプカプカ 体に悪いからやめなっていっても いつもプカプカプカ 遠い空から降ってくるって言う 倖せってやつがあたいにわかるまで あたいたばこをやめないわ プカプカプカプカプカ 俺のあん娘はスウィングが好きで いつもドゥビドゥビドゥビ 下手くそなうたはやめなっていっても いつもドゥビドゥビドゥビ あんたがあたいのどうでもいいうたを 涙ながしてわかってくれるまで あたいうたはやめないわ ドゥビドゥビドゥビドゥビドゥビ 俺のあん娘は男が好きで いつもHuHuHuHuHuHu おいらのことなんかほったらかしで いつもHuHuHuHuHuHu あんたがあたいのねた男たちと 夜が明けるまでお酒のめるまで あたい男やめないわ HuHuHuHuHuHuHuHuHuHu 俺のあん娘はうらないが好きで トランプスタスタスタ よしなっていうのに俺らをうらなう おいら明日死ぬそうな あたいのうらないがピタリとあたるまで あんたとあたいの死ねる時わかるまで あたいうらないやめないわ トランプスタスタスタ | クミコ | 象狂象 | 象狂象 | 国吉良一 | 俺のあん娘はたばこが好きで いつもプカプカプカ 体に悪いからやめなっていっても いつもプカプカプカ 遠い空から降ってくるって言う 倖せってやつがあたいにわかるまで あたいたばこをやめないわ プカプカプカプカプカ 俺のあん娘はスウィングが好きで いつもドゥビドゥビドゥビ 下手くそなうたはやめなっていっても いつもドゥビドゥビドゥビ あんたがあたいのどうでもいいうたを 涙ながしてわかってくれるまで あたいうたはやめないわ ドゥビドゥビドゥビドゥビドゥビ 俺のあん娘は男が好きで いつもHuHuHuHuHuHu おいらのことなんかほったらかしで いつもHuHuHuHuHuHu あんたがあたいのねた男たちと 夜が明けるまでお酒のめるまで あたい男やめないわ HuHuHuHuHuHuHuHuHuHu 俺のあん娘はうらないが好きで トランプスタスタスタ よしなっていうのに俺らをうらなう おいら明日死ぬそうな あたいのうらないがピタリとあたるまで あんたとあたいの死ねる時わかるまで あたいうらないやめないわ トランプスタスタスタ |
俺たちの旅夢の坂道は木の葉模様の石畳 まばゆく白い長い壁 足あとも影も残さないで たどりつけない山の中へ 続いているものなのです 夢の夕陽はコバルト色の空と海 まじわってただ遠い果て 輝いたという記憶だけで ほんの小さな一番星に 追われて消えるものなのです 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 夢の語らいは小麦色した帰り道 畑の中の戻り道 ウォーターメロンの花の中に 数えきれない長い年月 うたたねをするものなのです 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ | クミコ | 小椋佳 | 小椋佳 | 国吉良一 | 夢の坂道は木の葉模様の石畳 まばゆく白い長い壁 足あとも影も残さないで たどりつけない山の中へ 続いているものなのです 夢の夕陽はコバルト色の空と海 まじわってただ遠い果て 輝いたという記憶だけで ほんの小さな一番星に 追われて消えるものなのです 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 夢の語らいは小麦色した帰り道 畑の中の戻り道 ウォーターメロンの花の中に 数えきれない長い年月 うたたねをするものなのです 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ 背中の夢に浮かぶ小舟に あなたが今でも手をふるようだ |
今日までそして明日から私は今日まで生きてみました 時には誰かの力を借りて 時には誰かにしがみついて 私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと 私は今日まで生きてみました 時には誰かをあざ笑って 時には誰かにおびやかされて 私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと 私は今日まで生きてみました 時には誰かに裏切られて 時には誰かと手をとり合って 私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと 私には私の生き方がある それは おそらく自分というものを 知るところから始まるものでしょう けれど それにしたって どこでどう変わってしまうか そうです わからないまま生きて行く 明日からの そんな私です 私は今日まで生きてみました 私は今日まで生きてみました 私は今日まで生きてみました 私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと | クミコ | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 関淳二郎 | 私は今日まで生きてみました 時には誰かの力を借りて 時には誰かにしがみついて 私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと 私は今日まで生きてみました 時には誰かをあざ笑って 時には誰かにおびやかされて 私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと 私は今日まで生きてみました 時には誰かに裏切られて 時には誰かと手をとり合って 私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと 私には私の生き方がある それは おそらく自分というものを 知るところから始まるものでしょう けれど それにしたって どこでどう変わってしまうか そうです わからないまま生きて行く 明日からの そんな私です 私は今日まで生きてみました 私は今日まで生きてみました 私は今日まで生きてみました 私は今日まで生きてみました そして今私は思っています 明日からもこうして生きて行くだろうと |
チューリップ君は言葉を選んで とても言いにくそう ぼくを傷つけないように 斜め横を見てた 不意の別れ 予感してたから 表情変えず でも心は凍った こんな風に理性を 制御できるって 誉めてほしかった ぼくたちは大人だと 同じ夢を 追いかけた道も 今は遠く 平行線描いて 楽しい思い出ばかり 浮かぶ 不思議にね 君のいなくなる この部屋の広さにも 慣れなきゃ チューリップの球根から 根があんなにでてる フラスコ越し 陽がキラキラ 奇麗ねと君が言う 庭の花壇に埋めて あとは育てるよ 花が見れなくて 残念ね そう微笑う あんな愛注いでも 日々は枯れてった それは君のせいじゃなく ぼくのわがまま | クミコ | 松本隆 | JY Choi | 長谷川智樹 | 君は言葉を選んで とても言いにくそう ぼくを傷つけないように 斜め横を見てた 不意の別れ 予感してたから 表情変えず でも心は凍った こんな風に理性を 制御できるって 誉めてほしかった ぼくたちは大人だと 同じ夢を 追いかけた道も 今は遠く 平行線描いて 楽しい思い出ばかり 浮かぶ 不思議にね 君のいなくなる この部屋の広さにも 慣れなきゃ チューリップの球根から 根があんなにでてる フラスコ越し 陽がキラキラ 奇麗ねと君が言う 庭の花壇に埋めて あとは育てるよ 花が見れなくて 残念ね そう微笑う あんな愛注いでも 日々は枯れてった それは君のせいじゃなく ぼくのわがまま |
あの日、桜の下あの日、桜の下 一人見てた空のように どこまでもどこまでも 未来は広がってた あの日、桜の下 待ち合わせた校舎の外 はじめて名前で 呼ばれてうつむいた 距離を縮めたくて もどかしすぎた帰り道 そっと手をかさねたら 微笑んでくれた人 確かなものなど なにひとつなかった 遠い春よ あの日、桜の下 淡い日差しに包まれて こんな日がいつまでも 続くと思ってた あの日、桜の下 花びら舞い落ちるホーム 待っててほしい、って 言葉にうなづけずに 急ぎ乗った電車 一人ドアにもたれながら 遠ざかる町並みを ぼんやり見送ってた 確かな何かを 探し始めていた 遠い春よ あの日、桜の下 二人通い詰めた店も 今ではがらんとした 灰色の駐車場 ゆずれないと泣いた 夢の果てが今としたら こんなにも立ち止まる 毎日はどうして? 確かなものなど 見つけられないまま 今も今でも そして、桜の下 いくつ春を見送っても どこまでもこの路を 歩いて行くのでしょう いつの日もいつまでも 歩き続けるでしょう | クミコ | 川村結花 | 川村結花 | 長谷川智樹 | あの日、桜の下 一人見てた空のように どこまでもどこまでも 未来は広がってた あの日、桜の下 待ち合わせた校舎の外 はじめて名前で 呼ばれてうつむいた 距離を縮めたくて もどかしすぎた帰り道 そっと手をかさねたら 微笑んでくれた人 確かなものなど なにひとつなかった 遠い春よ あの日、桜の下 淡い日差しに包まれて こんな日がいつまでも 続くと思ってた あの日、桜の下 花びら舞い落ちるホーム 待っててほしい、って 言葉にうなづけずに 急ぎ乗った電車 一人ドアにもたれながら 遠ざかる町並みを ぼんやり見送ってた 確かな何かを 探し始めていた 遠い春よ あの日、桜の下 二人通い詰めた店も 今ではがらんとした 灰色の駐車場 ゆずれないと泣いた 夢の果てが今としたら こんなにも立ち止まる 毎日はどうして? 確かなものなど 見つけられないまま 今も今でも そして、桜の下 いくつ春を見送っても どこまでもこの路を 歩いて行くのでしょう いつの日もいつまでも 歩き続けるでしょう |
さよならを 私からいつもの角 曲がるその手前で 手を振ってよ ほほえみながら 五年の間 見つめ続けた人 胸の奥 焼きつけるから すれ違うような 出会いだったのに 何も見えないほど 燃え上がるなんて きりのない 切なさに 気づきもしないで これ以上 愛したなら あなたの全部 欲しくなる ふたりして ダメになる前に さよならを 私から だれもみんな 少しずつ 壊れた心から 目をそらしてる さびしいのよ 誰か抱きしめてと 叫びたい気持ち こらえて しゃべり続ける 唇ふさがれて あなたの胸に からだごと溶けたとき ほかには もう何も要らなかったのに 愛しても 愛しても 喉の渇きは つのるだけ 言わせてよ 死ぬ思いで さよならを 私から 愛しても 愛しても 喉の渇きは つのるだけ ふたりして ダメになる前に さよならを 私から | クミコ | 覚和歌子 | 萩原慎太郎・佐々木聡作 | | いつもの角 曲がるその手前で 手を振ってよ ほほえみながら 五年の間 見つめ続けた人 胸の奥 焼きつけるから すれ違うような 出会いだったのに 何も見えないほど 燃え上がるなんて きりのない 切なさに 気づきもしないで これ以上 愛したなら あなたの全部 欲しくなる ふたりして ダメになる前に さよならを 私から だれもみんな 少しずつ 壊れた心から 目をそらしてる さびしいのよ 誰か抱きしめてと 叫びたい気持ち こらえて しゃべり続ける 唇ふさがれて あなたの胸に からだごと溶けたとき ほかには もう何も要らなかったのに 愛しても 愛しても 喉の渇きは つのるだけ 言わせてよ 死ぬ思いで さよならを 私から 愛しても 愛しても 喉の渇きは つのるだけ ふたりして ダメになる前に さよならを 私から |
人生のメリーゴーランド回れ 星のように 歌え 花火のように 向かい風にも止められない メリーゴーランド ―― 夕焼け見渡せる 楽屋口のドアは 軋ませないで閉めきるのに コツがあるの 裾のよれたコート 隠れるようにはおっては 灼けてく地平線 いつまでも眺めてた 夢から覚めた顔で 出ていったひと 信じたのにかぎって 続きやしないわ 寒い心も さびしさからも もう自由になるんだと 泣いたあの日 かかとのとれかけた サンダル 放り投げたら 間抜けな弧を描いて アスファルトに落ちた 捨て台詞みたいに 人生は終われない やりきれないことばかりならば なおのこと 回れ 星のように 歌え 花火のように 向かい風にも止められない メリーゴーランド ―― めくるめく浮き世に まだ愛は探せそうで のばした指の先 まだ明日がありそうで | クミコ | 覚和歌子 | 久石譲 | | 回れ 星のように 歌え 花火のように 向かい風にも止められない メリーゴーランド ―― 夕焼け見渡せる 楽屋口のドアは 軋ませないで閉めきるのに コツがあるの 裾のよれたコート 隠れるようにはおっては 灼けてく地平線 いつまでも眺めてた 夢から覚めた顔で 出ていったひと 信じたのにかぎって 続きやしないわ 寒い心も さびしさからも もう自由になるんだと 泣いたあの日 かかとのとれかけた サンダル 放り投げたら 間抜けな弧を描いて アスファルトに落ちた 捨て台詞みたいに 人生は終われない やりきれないことばかりならば なおのこと 回れ 星のように 歌え 花火のように 向かい風にも止められない メリーゴーランド ―― めくるめく浮き世に まだ愛は探せそうで のばした指の先 まだ明日がありそうで |
Unknown Tripアンファン・テリブル用意はいいか 輝く君の瞳をあげて 見果てぬ夢を追いかけるなら 遠い空へと針路定めろ 壊れた案山子、準備はいいか 朝日で編んだマントをはおり かすかな風を感じとったら 黒いカラスの使いを放て シナモンの皮、かみながら、 ポケットにはライ麦をつめ ヴァニラの風に胸はふくらむ、 時を越えるよ歩いていこう 疲れた男、支度できたか 汗の中から髪をかきあげ 月の光浴び 路地に立ったら カリパス夢の周囲を測れ 果てない旅の覚悟はいいか 虚ろの国に別れを告げろ 刺草編みの帽子を投げて 空吹く風の胸に抱かれろ すべての秘密解き明かし、 旅の仲間と肩ならべ 魔法の言葉つぶやきながら、 時を越えるよ歩いていこう シナモンの皮、噛みながら、 ポケットにはライ麦をつめ ヴァニラの風に胸はふくらむ、 時を越えるよ歩いていこう la la la la la la ………‥ 時を越えるよ歩いていこう | クミコ | 萩野秀一郎 | 森須美安 | | アンファン・テリブル用意はいいか 輝く君の瞳をあげて 見果てぬ夢を追いかけるなら 遠い空へと針路定めろ 壊れた案山子、準備はいいか 朝日で編んだマントをはおり かすかな風を感じとったら 黒いカラスの使いを放て シナモンの皮、かみながら、 ポケットにはライ麦をつめ ヴァニラの風に胸はふくらむ、 時を越えるよ歩いていこう 疲れた男、支度できたか 汗の中から髪をかきあげ 月の光浴び 路地に立ったら カリパス夢の周囲を測れ 果てない旅の覚悟はいいか 虚ろの国に別れを告げろ 刺草編みの帽子を投げて 空吹く風の胸に抱かれろ すべての秘密解き明かし、 旅の仲間と肩ならべ 魔法の言葉つぶやきながら、 時を越えるよ歩いていこう シナモンの皮、噛みながら、 ポケットにはライ麦をつめ ヴァニラの風に胸はふくらむ、 時を越えるよ歩いていこう la la la la la la ………‥ 時を越えるよ歩いていこう |
バイバイ・リバイバルBGMに送られて 恋人たちはシネマ離れる 肩を寄せ歩く姿に 遠いまぼろしあたしを見た あなたがほかの優しさを 選んだことはかまわない 若すぎたふたりの心は 同じ夢に住めなかった バイバイ・リバイバル オフ・ブロードウェイ 思い出 恋のミュージカル あなたと歩いた あの街あの店 忘れないけど忘れたい バイバイ・リバイバル オフ・ブロードウェイ 忘れないけど忘れたい この街離れるバスの窓 雨の零にシネマ揺れる 流してよ歌と映画に あけくれた愉快な日々を バイバイ・リバイバル オフ・ブロードウェイ 思い出 恋のミュージカル あなたと歩いた あの街あの店 忘れないけど忘れたい バイバイ・リバイバル オフ・ブロードウェイ 忘れないけど忘れたい | クミコ | 片桐水瓶 | 森須美安 | | BGMに送られて 恋人たちはシネマ離れる 肩を寄せ歩く姿に 遠いまぼろしあたしを見た あなたがほかの優しさを 選んだことはかまわない 若すぎたふたりの心は 同じ夢に住めなかった バイバイ・リバイバル オフ・ブロードウェイ 思い出 恋のミュージカル あなたと歩いた あの街あの店 忘れないけど忘れたい バイバイ・リバイバル オフ・ブロードウェイ 忘れないけど忘れたい この街離れるバスの窓 雨の零にシネマ揺れる 流してよ歌と映画に あけくれた愉快な日々を バイバイ・リバイバル オフ・ブロードウェイ 思い出 恋のミュージカル あなたと歩いた あの街あの店 忘れないけど忘れたい バイバイ・リバイバル オフ・ブロードウェイ 忘れないけど忘れたい |
ほほえみの唄もしも大切な人に 想いを伝えたいとして そうどんな言葉を 言えば心に届くだろう きみが笑顔になるたび ぼくは希望に色づき ねえそっと季節は しあわせをつれてくる おだやかな眼差しで 互いを包み込んだら あたたかな日々の 優しい記憶があふれてくる そうして誰もが誰かと 寄り添い生きる意味を知る さあ愛をかさねて ほほえみの唄うたおう いつか叶うはずの夢 二人で育むよろこび もう独りじゃないと 感じることが嬉しい 美しくあざやかな 絆を胸に抱いたら 明日へと続く終わりなき 道も越えてゆける こうして出逢えた奇跡に 寄り添い生きる意味を知る さあ愛をかさねて ほほえみの唄うたおう ほほえみの唄うたおう ありがとうのかわりに | クミコ | 上田起士 | 上田起士 | 大谷靖夫 | もしも大切な人に 想いを伝えたいとして そうどんな言葉を 言えば心に届くだろう きみが笑顔になるたび ぼくは希望に色づき ねえそっと季節は しあわせをつれてくる おだやかな眼差しで 互いを包み込んだら あたたかな日々の 優しい記憶があふれてくる そうして誰もが誰かと 寄り添い生きる意味を知る さあ愛をかさねて ほほえみの唄うたおう いつか叶うはずの夢 二人で育むよろこび もう独りじゃないと 感じることが嬉しい 美しくあざやかな 絆を胸に抱いたら 明日へと続く終わりなき 道も越えてゆける こうして出逢えた奇跡に 寄り添い生きる意味を知る さあ愛をかさねて ほほえみの唄うたおう ほほえみの唄うたおう ありがとうのかわりに |
I LOVE YOUI LOVE YOU 今だけは悲しい歌聞きたくないよ I LOVE YOU 逃れ逃れ 辿り着いたこの部屋 何もかも許された恋じゃないから 二人はまるで 捨て猫みたい この部屋は落葉に 埋もれた空き箱みたい だからおまえは小猫の様な泣き声で きしむベッドの上で 優しさを持ちより きつく 躰抱きしめあえば それからまた二人は 目を閉じるよ 悲しい歌に愛が しらけてしまわぬ様に I LOVE YOU 若すぎる二人の愛には 触れられぬ秘密がある I LOVE YOU 今の暮しの中では 辿り着けない ひとつに重なり生きてゆく恋を 夢見て傷つくだけの二人だよ 何度も愛してるって聞くおまえは この愛なしでは生きてさえゆけないと きしむベッドの上で 優しさを持ちより きつく 躰抱きしめあえば それからまた二人は 目を閉じるよ 悲しい歌に愛が しらけてしまわぬ様に それからまた二人は 目を閉じるよ 悲しい歌に愛が しらけてしまわぬ様に | クミコ | 尾崎豊 | 尾崎豊 | | I LOVE YOU 今だけは悲しい歌聞きたくないよ I LOVE YOU 逃れ逃れ 辿り着いたこの部屋 何もかも許された恋じゃないから 二人はまるで 捨て猫みたい この部屋は落葉に 埋もれた空き箱みたい だからおまえは小猫の様な泣き声で きしむベッドの上で 優しさを持ちより きつく 躰抱きしめあえば それからまた二人は 目を閉じるよ 悲しい歌に愛が しらけてしまわぬ様に I LOVE YOU 若すぎる二人の愛には 触れられぬ秘密がある I LOVE YOU 今の暮しの中では 辿り着けない ひとつに重なり生きてゆく恋を 夢見て傷つくだけの二人だよ 何度も愛してるって聞くおまえは この愛なしでは生きてさえゆけないと きしむベッドの上で 優しさを持ちより きつく 躰抱きしめあえば それからまた二人は 目を閉じるよ 悲しい歌に愛が しらけてしまわぬ様に それからまた二人は 目を閉じるよ 悲しい歌に愛が しらけてしまわぬ様に |
UNO-誰か悲しみのバンドネオン巴里……大博覧会 大観覧車廻った その束の間のこと それは二十世紀の時計の廻りはじめた夜の出来事 イルミネーションが色彩りはじめ リンドバーグがルージュを曳いた ツェッペリンも空に葉巻をくゆらせ ニジンスキーが雲雀の様に踊った なぜあなたとわかれわかれに 生きることになってしまったのだろう おりしも世界は不幸な戦いに みんなやつれ果てていたけど 僕らの楽団は世界中巡り それはそれでしあわせだつた 世界の街ではねずみ色の不幸をまとい 僕らは彼らと元気を出そうと 奏でたつもりだった 誰しもが同じ星の下 ひもじく歩く子供だったから 同じテーブルに座れること 同じものを食べる夢 そんな夢さえ バンドネオンを奏でたところで ひもじさすら救えず あなたともうやっていけないと 楽譜をたくさん書き バンドネオンをつれ 乞われるままに列車に乗り 街から街へ奏であるいた日々 キャンドルのあかりだけで 二人過ごしたクリスマス・イヴのこと またたく星にあなたの名を呼んだ夜 どれもこれもがかえらぬ日々の淡い夢 誰しもが傷み また歓び生きた日々 なぜあなたとわかれわかれに 生きることになってしまったのだろう 街々には平和がよみがえり 誰ともうまくやれる時が来たのに 僕らの楽団は世界中巡り それはそれでしあわせだつた それなのに僕らは二人だけの悲しみをもちはじめ 僕らは互ひに元気を出そうと 奏でたつもりだった 誰しもが同じ星の下 ひもじく歩く子供だったから 同じ屋根の下に暮らすこと 同じ夢を持ちあうこと そんな夢さえバンドネオンを奏でたところで 夢すら失いかけ あなたを忘れてしまおうと 楽譜をたくさんかき バンドネオンをつれ 乞われるままに列車に乗り 街から街へ奏であるいた日々 明りをつける気力もなく ひとりたたずんだクリスマスイヴのこと またたく星にあなたと歩いた夜 どれもこれもがいつか知る淡い夢の日々 誰しもが傷み また歓び 生きた日々 | クミコ | あがた森魚 | M.Mores・M.Martinez・E.S.Discepolo | | 巴里……大博覧会 大観覧車廻った その束の間のこと それは二十世紀の時計の廻りはじめた夜の出来事 イルミネーションが色彩りはじめ リンドバーグがルージュを曳いた ツェッペリンも空に葉巻をくゆらせ ニジンスキーが雲雀の様に踊った なぜあなたとわかれわかれに 生きることになってしまったのだろう おりしも世界は不幸な戦いに みんなやつれ果てていたけど 僕らの楽団は世界中巡り それはそれでしあわせだつた 世界の街ではねずみ色の不幸をまとい 僕らは彼らと元気を出そうと 奏でたつもりだった 誰しもが同じ星の下 ひもじく歩く子供だったから 同じテーブルに座れること 同じものを食べる夢 そんな夢さえ バンドネオンを奏でたところで ひもじさすら救えず あなたともうやっていけないと 楽譜をたくさん書き バンドネオンをつれ 乞われるままに列車に乗り 街から街へ奏であるいた日々 キャンドルのあかりだけで 二人過ごしたクリスマス・イヴのこと またたく星にあなたの名を呼んだ夜 どれもこれもがかえらぬ日々の淡い夢 誰しもが傷み また歓び生きた日々 なぜあなたとわかれわかれに 生きることになってしまったのだろう 街々には平和がよみがえり 誰ともうまくやれる時が来たのに 僕らの楽団は世界中巡り それはそれでしあわせだつた それなのに僕らは二人だけの悲しみをもちはじめ 僕らは互ひに元気を出そうと 奏でたつもりだった 誰しもが同じ星の下 ひもじく歩く子供だったから 同じ屋根の下に暮らすこと 同じ夢を持ちあうこと そんな夢さえバンドネオンを奏でたところで 夢すら失いかけ あなたを忘れてしまおうと 楽譜をたくさんかき バンドネオンをつれ 乞われるままに列車に乗り 街から街へ奏であるいた日々 明りをつける気力もなく ひとりたたずんだクリスマスイヴのこと またたく星にあなたと歩いた夜 どれもこれもがいつか知る淡い夢の日々 誰しもが傷み また歓び 生きた日々 |
小さな空青空みたら 綿のような雲が 悲しみをのせて 飛んでいった いたずらが過ぎて 叱られて泣いた 子供の頃を憶いだした 夕空みたら 教会の窓の ステンドグラスが 真赫に燃えてた いたずらが過ぎて 叱られて泣いた 子供の頃を憶いだした 夜空をみたら 小さな星が 涙のように 光っていた いたずらが過ぎて 叱られて泣いた 子供の頃を憶いだした | クミコ | 武満徹 | 武満徹 | | 青空みたら 綿のような雲が 悲しみをのせて 飛んでいった いたずらが過ぎて 叱られて泣いた 子供の頃を憶いだした 夕空みたら 教会の窓の ステンドグラスが 真赫に燃えてた いたずらが過ぎて 叱られて泣いた 子供の頃を憶いだした 夜空をみたら 小さな星が 涙のように 光っていた いたずらが過ぎて 叱られて泣いた 子供の頃を憶いだした |
わたしは青空思いもよらない 別れの午後は ありがとうも さよならも 何ひとつ 言えずじまい ふいに途切れる 人生だったら もっとやさしく すればよかった 強いふりして こらえるあなた こんな ときぐらい 声上げて 泣いたらいい やつれた頬を はさんだ両手 名残のキスぐらい 気づいてよ 青空 祈りの言葉に 私はほどけて溶けてく 青空 あきらめきれない気持ちのままで 笑って泣いた ふたりの暮らしは あまりにも ささやかで いとおしむ 間もなくて 一秒ごとが 宝石だったと なくしてはじめて 気づくのね 見果てぬ夢を 数えたままで そよ風 揺れたら 梢から 旅立つの また会えたら そのときはもう 抱きしめてはなさずに いてほしい 青空 過ごした時間の長さじゃ はかれぬ仕合せ 青空 あなたに出会えて ほんとによかった 青空 祈りの言葉に 私はほどけて溶けてく 青空 いつでもここから あなたを見てる 青空 いつでもここから あなたを見てる | クミコ | 覚和歌子 | 三木たかし | 島健 | 思いもよらない 別れの午後は ありがとうも さよならも 何ひとつ 言えずじまい ふいに途切れる 人生だったら もっとやさしく すればよかった 強いふりして こらえるあなた こんな ときぐらい 声上げて 泣いたらいい やつれた頬を はさんだ両手 名残のキスぐらい 気づいてよ 青空 祈りの言葉に 私はほどけて溶けてく 青空 あきらめきれない気持ちのままで 笑って泣いた ふたりの暮らしは あまりにも ささやかで いとおしむ 間もなくて 一秒ごとが 宝石だったと なくしてはじめて 気づくのね 見果てぬ夢を 数えたままで そよ風 揺れたら 梢から 旅立つの また会えたら そのときはもう 抱きしめてはなさずに いてほしい 青空 過ごした時間の長さじゃ はかれぬ仕合せ 青空 あなたに出会えて ほんとによかった 青空 祈りの言葉に 私はほどけて溶けてく 青空 いつでもここから あなたを見てる 青空 いつでもここから あなたを見てる |
ちょっとおたずねしますちょっとおたずねします どこかで私を見かけなかったでしょうか ラッシュアワーの人ごみに チラッと笑って消えたきり 私のところへ帰りません いつもいっていましたっけ どうぞ押しつぶさないで いつもいっていましたっけ 私を忘れないで ふりむけば去りゆく人の 後姿ばかりで 前もただいっぱいの人の 背中だけが見える だれも私に顔を見せない 笑っているのか泣いているのか 声もたてず波のように 去りゆく背中ばかりで いつもいっていましたっけ 顔のないのが怖いと ちょっとおたずねします どこかで私を見かけなかったでしょうか ラッシュアワーの人ごみに チラッと笑って消えたきり 私のところへ帰りません そうです誰を見ても 「ごきげんよう」という女でした やさしくて人の悲しみまで涙をこぼし 学校の屋根に登って 毎晩星と話もできる女でした 近所の人の名も顔も 全部心にとめて だれか死ねば くやみにゆく気のいい女でした ちょっとおたずねします どこかで青空を見ているのかも知れません 十九の時 落した愛をさがして あなぼこをのぞいているかもしれません ちょっとおたずねします どこかで私を見かけなかったでしょうか ちょっとおたずねします ちょっとおたずねします ちょっとおたずねします | クミコ | 岩谷時子 | 内藤法美 | 美野春樹 | ちょっとおたずねします どこかで私を見かけなかったでしょうか ラッシュアワーの人ごみに チラッと笑って消えたきり 私のところへ帰りません いつもいっていましたっけ どうぞ押しつぶさないで いつもいっていましたっけ 私を忘れないで ふりむけば去りゆく人の 後姿ばかりで 前もただいっぱいの人の 背中だけが見える だれも私に顔を見せない 笑っているのか泣いているのか 声もたてず波のように 去りゆく背中ばかりで いつもいっていましたっけ 顔のないのが怖いと ちょっとおたずねします どこかで私を見かけなかったでしょうか ラッシュアワーの人ごみに チラッと笑って消えたきり 私のところへ帰りません そうです誰を見ても 「ごきげんよう」という女でした やさしくて人の悲しみまで涙をこぼし 学校の屋根に登って 毎晩星と話もできる女でした 近所の人の名も顔も 全部心にとめて だれか死ねば くやみにゆく気のいい女でした ちょっとおたずねします どこかで青空を見ているのかも知れません 十九の時 落した愛をさがして あなぼこをのぞいているかもしれません ちょっとおたずねします どこかで私を見かけなかったでしょうか ちょっとおたずねします ちょっとおたずねします ちょっとおたずねします |
イカルスの星遠い空にかくれた イカルスの星よ 風の翼にのった あの人を返して 誰の眼にも見えない 美しい星を ひとりで取りにいった 私の人 イカルスの星 イカルスの星 あの人を見たら 帰れといって この世でただひとたび めぐり逢う星を 私の首飾りにしたいなんて 青い海に沈んだ ひとつぶの恋よ その翼太陽に 灼かれたあの人 若い生命忘れて 美しい星を ひとりで取りに行った 私の人 イカルスの星 イカルスの星 イカルスの星 涙の星よ 悲しい愛の星よ イカルスの星よ あなたも泣きながら 帰ってゆく イカルスの星 イカルスの星 イカルスの星 涙の星よ 悲しい愛の星よ イカルスの星よ あなたも泣きながら 帰ってゆく | クミコ | 岩谷時子 | 内藤法美 | 美野春樹 | 遠い空にかくれた イカルスの星よ 風の翼にのった あの人を返して 誰の眼にも見えない 美しい星を ひとりで取りにいった 私の人 イカルスの星 イカルスの星 あの人を見たら 帰れといって この世でただひとたび めぐり逢う星を 私の首飾りにしたいなんて 青い海に沈んだ ひとつぶの恋よ その翼太陽に 灼かれたあの人 若い生命忘れて 美しい星を ひとりで取りに行った 私の人 イカルスの星 イカルスの星 イカルスの星 涙の星よ 悲しい愛の星よ イカルスの星よ あなたも泣きながら 帰ってゆく イカルスの星 イカルスの星 イカルスの星 涙の星よ 悲しい愛の星よ イカルスの星よ あなたも泣きながら 帰ってゆく |
愛の追憶あの娘は兵士を屋根裏で夜毎愛した あの頃 いつでも彼を呼んでいた マリン・リーベル・ヘル あたしを救ってくれた人は あなただけよ お願い マリン・リーベル・ヘル ひとり残していかないで 彼は答えた 怖くはない 望みだけは捨てちゃいけない アウフ・ヴィーダゼン・リーベ きっと帰るよ やがて戦さもおわるだろう 君のもとへきっと帰ると約束しようよ アウフ・ヴィーダゼン・リーベ いとしい兵士のやさしい言葉にさそわれ あの娘は夢見た いつか二人ですることを 昼の街で 腕をくもう お茶はカフェのテラスで飲もう アウフ・ヴィーダゼン・リーベ きっと帰るよ やがて戦さもおわるだろう 君のもとへきっと帰ると約束しようよ アウフ・ヴィーダゼン・リーベ あの娘は 待ったわ 冬の寒さに耐えながら そのまま便りもなくて月日は流れて 「人生のたそがれの中で 老いた彼女は もう彼の名を呼ばなくなったわ 戦争が終わったことさえ知らないようだったが 時々記憶を取戻し 目を輝かせながら 思い出話をしたわ」 昼の街で 腕をくもう お茶はカフェのテラスで飲もう アウフ・ヴィーダゼン・リーベ きっと帰るよ やがて戦さもおわるだろう 君のもとへきっと帰ると約束しようよ アウフ・ヴィーダゼン・リーベ | クミコ | 岩谷時子 | L.& P.Sebastian | 美野春樹 | あの娘は兵士を屋根裏で夜毎愛した あの頃 いつでも彼を呼んでいた マリン・リーベル・ヘル あたしを救ってくれた人は あなただけよ お願い マリン・リーベル・ヘル ひとり残していかないで 彼は答えた 怖くはない 望みだけは捨てちゃいけない アウフ・ヴィーダゼン・リーベ きっと帰るよ やがて戦さもおわるだろう 君のもとへきっと帰ると約束しようよ アウフ・ヴィーダゼン・リーベ いとしい兵士のやさしい言葉にさそわれ あの娘は夢見た いつか二人ですることを 昼の街で 腕をくもう お茶はカフェのテラスで飲もう アウフ・ヴィーダゼン・リーベ きっと帰るよ やがて戦さもおわるだろう 君のもとへきっと帰ると約束しようよ アウフ・ヴィーダゼン・リーベ あの娘は 待ったわ 冬の寒さに耐えながら そのまま便りもなくて月日は流れて 「人生のたそがれの中で 老いた彼女は もう彼の名を呼ばなくなったわ 戦争が終わったことさえ知らないようだったが 時々記憶を取戻し 目を輝かせながら 思い出話をしたわ」 昼の街で 腕をくもう お茶はカフェのテラスで飲もう アウフ・ヴィーダゼン・リーベ きっと帰るよ やがて戦さもおわるだろう 君のもとへきっと帰ると約束しようよ アウフ・ヴィーダゼン・リーベ |
愛の讃歌あなたの燃える手で 私を抱きしめて ただ二人だけで 生きていたいの ただ命の限り あなたを愛したい 命の限りに あなたを愛するの 頬と頬よせ 燃える口づけかわす喜び あなたと二人で暮らせるものなら なんにもいらない なんにもいらない あなたと二人 生きていくのよ 私の願いは ただそれだけよ あなたと二人 固く抱きあい 燃える指に髪を からませながら いとしみながら 口づけをかわすの 愛こそ燃える火よ 私を燃やす火 心溶かす恋よ 二人を燃やす火 心溶かす恋よ | クミコ | 岩谷時子 | M.Monnot | 美野春樹 | あなたの燃える手で 私を抱きしめて ただ二人だけで 生きていたいの ただ命の限り あなたを愛したい 命の限りに あなたを愛するの 頬と頬よせ 燃える口づけかわす喜び あなたと二人で暮らせるものなら なんにもいらない なんにもいらない あなたと二人 生きていくのよ 私の願いは ただそれだけよ あなたと二人 固く抱きあい 燃える指に髪を からませながら いとしみながら 口づけをかわすの 愛こそ燃える火よ 私を燃やす火 心溶かす恋よ 二人を燃やす火 心溶かす恋よ |
ラスト・ダンスは私にあなたの好きな人と踊ってらしていいわ やさしい微笑みもそのか方におあげなさい けれども私がここにいることだけ どうぞ忘れないで ダンスはお酒みたい 心を酔わせるわ だけどお願いね ハートだけは取られないで そして私のために残しておいてね 最後の踊りだけは あなたに夢中なの いつか二人で 誰も来ない所へ旅に出るのよ あなたに夢中なの いつか二人で 誰も来ない所へ旅に出るのよ どうぞ踊ってらっしゃい私ここで待ってるわ だけど送ってほしいと頼まれたら断ってね いつでも私がここにいることだけ どうぞ忘れないで la la la la la 二人で踊りたい la la la la la ラストダンス 忘れないでちょうだい | クミコ | 岩谷時子 | D.Pomus・M.Shuman | 美野春樹 | あなたの好きな人と踊ってらしていいわ やさしい微笑みもそのか方におあげなさい けれども私がここにいることだけ どうぞ忘れないで ダンスはお酒みたい 心を酔わせるわ だけどお願いね ハートだけは取られないで そして私のために残しておいてね 最後の踊りだけは あなたに夢中なの いつか二人で 誰も来ない所へ旅に出るのよ あなたに夢中なの いつか二人で 誰も来ない所へ旅に出るのよ どうぞ踊ってらっしゃい私ここで待ってるわ だけど送ってほしいと頼まれたら断ってね いつでも私がここにいることだけ どうぞ忘れないで la la la la la 二人で踊りたい la la la la la ラストダンス 忘れないでちょうだい |
さいごの抱擁いつか生まれ変わって 見も知らぬ他人になって 出逢っても またあなたを 好きになりそうね 抱擁して 離れかけたら また不意に力をこめた あのとき私は 愛されてたと知った 岩に割かれた水が いつの日か溶けあうように 時の河 その流れを 見つめて生きよう 抱擁して雨に打たれて 目を閉じた最後の2秒 このまま動かぬ 石像になりたくて 別れ際の優しさなんて 冷たいより残酷な夢だって思う 抱擁して雨に打たれて 目を閉じた最後の2秒 このまま動かぬ 石像になりたくて 石像になれなくて | クミコ | 松本隆 | 平井夏美 | 島健 | いつか生まれ変わって 見も知らぬ他人になって 出逢っても またあなたを 好きになりそうね 抱擁して 離れかけたら また不意に力をこめた あのとき私は 愛されてたと知った 岩に割かれた水が いつの日か溶けあうように 時の河 その流れを 見つめて生きよう 抱擁して雨に打たれて 目を閉じた最後の2秒 このまま動かぬ 石像になりたくて 別れ際の優しさなんて 冷たいより残酷な夢だって思う 抱擁して雨に打たれて 目を閉じた最後の2秒 このまま動かぬ 石像になりたくて 石像になれなくて |
もう森へなんか行かない春がゆく 青い春が ぼくの春 いつのまにか けだるそうに ぼくを見たきり 何も言わず通り過ぎてく ぼくはもう森へ行かない 森へなんか行きたくない 甘く香るスミレの花を 探しになど行きはしない 木漏れ日の中 キラキラと輝いてた ぼくの言葉 一つ一つが 水たまりへと落ちていった あの春の日 春がゆく 青い春があの頃のぼくを抱いたまま 立ちつくす ぼくの目の前 振り返らずに歩いて行く ぼくはもう森へ行かない 森へなんか行きたくない 雨に消えた小さな足跡を 探しになど行きはしない 軽やかに舞う君の髪から 20才の花が風に散ってく 一つ一つの花びらの行方 知るすべをまだぼくはもたない | クミコ | クミコ | ギイ・ボンタンペリ | | 春がゆく 青い春が ぼくの春 いつのまにか けだるそうに ぼくを見たきり 何も言わず通り過ぎてく ぼくはもう森へ行かない 森へなんか行きたくない 甘く香るスミレの花を 探しになど行きはしない 木漏れ日の中 キラキラと輝いてた ぼくの言葉 一つ一つが 水たまりへと落ちていった あの春の日 春がゆく 青い春があの頃のぼくを抱いたまま 立ちつくす ぼくの目の前 振り返らずに歩いて行く ぼくはもう森へ行かない 森へなんか行きたくない 雨に消えた小さな足跡を 探しになど行きはしない 軽やかに舞う君の髪から 20才の花が風に散ってく 一つ一つの花びらの行方 知るすべをまだぼくはもたない |
愛の讃歌約束は しないで 誓いも 欲しくない 醒めない夢には 無駄な 決め事 甘いキスひとつで 私たちは 飛べる 最果てを 持たない 空を つよい羽で マッチを擦って 灯る炎の 束の間さえも 離れているのが 苦しい理由を 教えてあげる 遠い遠い 忘れるほどの 遠い昔に ひとつのからだを 分かれていった ふたりだから 瞳に 映らない 名前でも 呼べない とうとい 何かさえ 信じてもいい 心 ふるえるほど 私たちは 飛べる 誰もまだ 見ない 空を つよい羽で 動けぬくらい きついその腕で 抱(いだ)かれるほど なぜどこまでも 自由になるの ほどけていくの はじめて出会う 私の吐息 私の仕草 あなたがくれた はじめての時 愛という名の 痛いほどの ときめきを 許してる この世界が それだけで いとしい こんなにも まぶしい この世の終わりにさえ わたしたちは 飛べる かなしみの溶けた 空を つよい羽で | クミコ | 覚和歌子 | マルグリット・モノー | | 約束は しないで 誓いも 欲しくない 醒めない夢には 無駄な 決め事 甘いキスひとつで 私たちは 飛べる 最果てを 持たない 空を つよい羽で マッチを擦って 灯る炎の 束の間さえも 離れているのが 苦しい理由を 教えてあげる 遠い遠い 忘れるほどの 遠い昔に ひとつのからだを 分かれていった ふたりだから 瞳に 映らない 名前でも 呼べない とうとい 何かさえ 信じてもいい 心 ふるえるほど 私たちは 飛べる 誰もまだ 見ない 空を つよい羽で 動けぬくらい きついその腕で 抱(いだ)かれるほど なぜどこまでも 自由になるの ほどけていくの はじめて出会う 私の吐息 私の仕草 あなたがくれた はじめての時 愛という名の 痛いほどの ときめきを 許してる この世界が それだけで いとしい こんなにも まぶしい この世の終わりにさえ わたしたちは 飛べる かなしみの溶けた 空を つよい羽で |
ノワイエあなたは溺れる 思い出の河で 私は岸辺を走って あなたの名前を呼ぶの あなたは遠くへ プカプカと流されて行くの 思い出の河は 流れが速い あなたは時々 沈む水の中に あなたは時々 私に手を振るけれど 私を愛した あなたの笑顔が泥まみれ 私を抱いた あなたの体も泥まみれ あなたは溺れる 哀れなオス犬よ あなたは忘却の海に消える 私の涙と共に さようなら 二十歳の私と溺れるあなたの四十の命 あなたは溺れる 思い出の河で あなたは溺れる 哀れなオス犬よ あなたは忘却の海に消える 私の涙と共に さようなら 二十歳の私と溺れるあなたの四十の命 あなたは溺れる 思い出の河で あなたは溺れる 思い出の河で | クミコ | 永瀧達治 | セルジュ・ゲンズブール | | あなたは溺れる 思い出の河で 私は岸辺を走って あなたの名前を呼ぶの あなたは遠くへ プカプカと流されて行くの 思い出の河は 流れが速い あなたは時々 沈む水の中に あなたは時々 私に手を振るけれど 私を愛した あなたの笑顔が泥まみれ 私を抱いた あなたの体も泥まみれ あなたは溺れる 哀れなオス犬よ あなたは忘却の海に消える 私の涙と共に さようなら 二十歳の私と溺れるあなたの四十の命 あなたは溺れる 思い出の河で あなたは溺れる 哀れなオス犬よ あなたは忘却の海に消える 私の涙と共に さようなら 二十歳の私と溺れるあなたの四十の命 あなたは溺れる 思い出の河で あなたは溺れる 思い出の河で |
願いいつまでも いつまでも あなたと寝たい 私の願いはそれだけです よあけも まひるも 夕方も ベッドであなたとひとつでいたい 雨のひも 風のひも 風邪ぎみのひも 空腹のひも がっしりくっついて あなたといたい 私の細胞のひとつひとつが あなたを味わう あなたの細胞のひとつひとつが 私でみちる 体中の血がいれかわるまで 体温をすべてうばうまで もう足の指いっぽん動かせない と あなたが言うまで もう寝返りもうてない と 私が言うまで もう首がもちあがらない と あなたが言うまで いつまでも いつまでも あなたと寝たい くっついたまま としをとりたい 何度も何度も あなたとしたい 地球があきれて 自転も 公転も やめるまで いつまでも いつまでも あなたと寝たい 私の願いはそれだけです よあけも まひるも 夕方も ベッドであなたとひとつでいたい | クミコ | 江國香織 | 谷川賢作 | | いつまでも いつまでも あなたと寝たい 私の願いはそれだけです よあけも まひるも 夕方も ベッドであなたとひとつでいたい 雨のひも 風のひも 風邪ぎみのひも 空腹のひも がっしりくっついて あなたといたい 私の細胞のひとつひとつが あなたを味わう あなたの細胞のひとつひとつが 私でみちる 体中の血がいれかわるまで 体温をすべてうばうまで もう足の指いっぽん動かせない と あなたが言うまで もう寝返りもうてない と 私が言うまで もう首がもちあがらない と あなたが言うまで いつまでも いつまでも あなたと寝たい くっついたまま としをとりたい 何度も何度も あなたとしたい 地球があきれて 自転も 公転も やめるまで いつまでも いつまでも あなたと寝たい 私の願いはそれだけです よあけも まひるも 夕方も ベッドであなたとひとつでいたい |
ジオラマあなたの肩に手を回すたび またひとつ愛が嘘になる 失うものは あなたのむこうの 暗闇に 見つめる目と目 瞳の奥に 幸せそうな私がいる ぬくもりだけを身にまとい 一人だけの夢を見る あなたの中の流れる命 私の中に溶けてゆくけど 私が消える 言葉が消える 今またひとつ私が嘘になる 覗き込んでる二つの世界 少しずつ同じ色になる 触れ合う頬のあたたかさ いつでも違うけど 握る手と手を今離したら すべてが色を失くしてく とりもどせない光が 窓から逃げてゆく 私の中の流れる命 あなたの中に溶けてゆくけど 私が消える 言葉が消える 今またひとつ私が嘘になる | クミコ | クミコ | クミコ | | あなたの肩に手を回すたび またひとつ愛が嘘になる 失うものは あなたのむこうの 暗闇に 見つめる目と目 瞳の奥に 幸せそうな私がいる ぬくもりだけを身にまとい 一人だけの夢を見る あなたの中の流れる命 私の中に溶けてゆくけど 私が消える 言葉が消える 今またひとつ私が嘘になる 覗き込んでる二つの世界 少しずつ同じ色になる 触れ合う頬のあたたかさ いつでも違うけど 握る手と手を今離したら すべてが色を失くしてく とりもどせない光が 窓から逃げてゆく 私の中の流れる命 あなたの中に溶けてゆくけど 私が消える 言葉が消える 今またひとつ私が嘘になる |
枯葉どこまでも続いてた 欅並木の舗道 夕暮れさえ忘れた 夏に一日のよに 世界中の全てを 敵に回しても つないだ この指なら 正しいと信じてた 替わりのきかない 温もりだから めぐり来る冬に ひとりでは痛すぎて 言葉は かげろう ほほ笑み まぼろし あんなに 何度も 触れてた くせして 思い出が ひとつずつ 私をあとにする 忘れたまま 乾いて散る 枯葉のように 心を 殺して 時間を 埋めても はがれた 素肌に ひりつく かなしみ 疑いも ためらいも あの恋の 証なら せめて 抱きしめていたい この次の冬まで この次の冬まで | クミコ | 覚和歌子 | ジョゼフ・コスマ | | どこまでも続いてた 欅並木の舗道 夕暮れさえ忘れた 夏に一日のよに 世界中の全てを 敵に回しても つないだ この指なら 正しいと信じてた 替わりのきかない 温もりだから めぐり来る冬に ひとりでは痛すぎて 言葉は かげろう ほほ笑み まぼろし あんなに 何度も 触れてた くせして 思い出が ひとつずつ 私をあとにする 忘れたまま 乾いて散る 枯葉のように 心を 殺して 時間を 埋めても はがれた 素肌に ひりつく かなしみ 疑いも ためらいも あの恋の 証なら せめて 抱きしめていたい この次の冬まで この次の冬まで |
夢見るシャンソン人形~デジタル人編わたしは夢見る デジタル人 ちまたにあふれいっぱい デジタル人 完璧無比なデジタル人 21世紀は わたしの時代ね わたしの歌は リズムにのれるわ 音程だって 狂いはしないわ 設定次第で どこにいても 貴方のモニターに きっと現れる 寂しいことなど もうないのよ 見ているつもりでも 見られているのよ わたしの歌は リズムにのれるわ 音程だって 狂いはしないわ 貴方はときどき一息つく わたしといることが息が詰まるのね 完璧無比なデジタル人 光のケーブルで繋がり合えたら 心の中身まで それでイチコロよ 誰かにばれるわよ そして幸せよ | クミコ | サンプラザ中野 | セルジュ・ゲンズブール | | わたしは夢見る デジタル人 ちまたにあふれいっぱい デジタル人 完璧無比なデジタル人 21世紀は わたしの時代ね わたしの歌は リズムにのれるわ 音程だって 狂いはしないわ 設定次第で どこにいても 貴方のモニターに きっと現れる 寂しいことなど もうないのよ 見ているつもりでも 見られているのよ わたしの歌は リズムにのれるわ 音程だって 狂いはしないわ 貴方はときどき一息つく わたしといることが息が詰まるのね 完璧無比なデジタル人 光のケーブルで繋がり合えたら 心の中身まで それでイチコロよ 誰かにばれるわよ そして幸せよ |
スカーフ~時代(とき)の記憶新しい時代の モダンな名前の時の病いは 摩天楼の谷間の テラスでエロスのワルツを踊った 夜明けのことだった 別れの日のあなたの手のひらは 私の頬をつつんで 優しくスカーフを巻いてくれた ひとりで歩いてゆきなさいと そのあなたの手のひらは 未来への理想に燃えていた 時代(とき)は変わろうとしていた どんな思い出よりも あの時代(とき)の記憶は 別れの朝の青い空 スカーフを結んでくれた あなたの手が熱すぎたのは 寒かったからじゃない あなたの手のひらは 未来への理想に燃えていたから 戦争(たたかい)の時代(とき)は始まり 理想に立ち向う者とて 生きる者は生き残り 死ぬものは死にゆく とてもとても昔の昔の お話にもならない古いお話 遠い異国(くに)の空から あなたの便りは届いた 戦いはじき終る また二人の暮しは始まる 僕らのあたらしい時はくると 二人で生きていこうと 戦争(たたかい)の時代(とき)はやがて終り 理想に立ち向う者とて 生きる者は生き残り 死ぬものは死にゆく もう誰も知ってなんかはいない モダンな名前の時の病は 摩天楼の谷間の テラスでエロスのワルツを踊った 夜明けのことだった あなたの優しい手のひらは 私の頬をつつんで ひとりで歩いてゆきなさいと 優しくスカーフを巻いた そのあなたの手のひらは 未来の理想に燃えて 私をひとりをとりのこして | クミコ | あがた森魚 | モーリス・ファノン | | 新しい時代の モダンな名前の時の病いは 摩天楼の谷間の テラスでエロスのワルツを踊った 夜明けのことだった 別れの日のあなたの手のひらは 私の頬をつつんで 優しくスカーフを巻いてくれた ひとりで歩いてゆきなさいと そのあなたの手のひらは 未来への理想に燃えていた 時代(とき)は変わろうとしていた どんな思い出よりも あの時代(とき)の記憶は 別れの朝の青い空 スカーフを結んでくれた あなたの手が熱すぎたのは 寒かったからじゃない あなたの手のひらは 未来への理想に燃えていたから 戦争(たたかい)の時代(とき)は始まり 理想に立ち向う者とて 生きる者は生き残り 死ぬものは死にゆく とてもとても昔の昔の お話にもならない古いお話 遠い異国(くに)の空から あなたの便りは届いた 戦いはじき終る また二人の暮しは始まる 僕らのあたらしい時はくると 二人で生きていこうと 戦争(たたかい)の時代(とき)はやがて終り 理想に立ち向う者とて 生きる者は生き残り 死ぬものは死にゆく もう誰も知ってなんかはいない モダンな名前の時の病は 摩天楼の谷間の テラスでエロスのワルツを踊った 夜明けのことだった あなたの優しい手のひらは 私の頬をつつんで ひとりで歩いてゆきなさいと 優しくスカーフを巻いた そのあなたの手のひらは 未来の理想に燃えて 私をひとりをとりのこして |
帰り来ぬ青春過ぎた昔よ 小さな灯を揺らしながら 戯れてた 風のように心軽い私だった 甘い涙 愛の言葉 砂の上のもろい城に 積み重ねた空しい夢 今は消えて時は流れ 過ぎた昔よ 楽しい歌口ずさんで 喜びだけに酔っていたの 人生だの 苦しみだの そんなことはおかまいなし 止まらないで 走っていた時のほうが もっと速く 走っているのを知らなかった 過ぎた昔よ 月蒼く 夜風甘く 若さだけの魔法の杖 いつしか折れ 月も隠れ 私の見つけた 小さな灯も みんなみんな吹き消されて 唄う歌も唇になく 頬を伝う苦い涙 愛のゲーム 芝居ははね 友も去って私一人 幕降ろす 過ぎた日々に昔に | クミコ | 吉原幸子 | シャルル・アズナブール | | 過ぎた昔よ 小さな灯を揺らしながら 戯れてた 風のように心軽い私だった 甘い涙 愛の言葉 砂の上のもろい城に 積み重ねた空しい夢 今は消えて時は流れ 過ぎた昔よ 楽しい歌口ずさんで 喜びだけに酔っていたの 人生だの 苦しみだの そんなことはおかまいなし 止まらないで 走っていた時のほうが もっと速く 走っているのを知らなかった 過ぎた昔よ 月蒼く 夜風甘く 若さだけの魔法の杖 いつしか折れ 月も隠れ 私の見つけた 小さな灯も みんなみんな吹き消されて 唄う歌も唇になく 頬を伝う苦い涙 愛のゲーム 芝居ははね 友も去って私一人 幕降ろす 過ぎた日々に昔に |
生きとし生けるものはみな雪にのこした足あとは いのちのしるしけものみち しるべもなしに踏み迷う 生きとし生けるものはみな 息をひそめて立ちつくす 闇へとつづくわかれみち あしたを知らず夢を見る 生きとし生けるものはみな 夜のしじまに輝いて はるかにめぐる星のみち よりそいながらそむきあう 生きとし生けるものはみな | クミコ | 谷川俊太郎 | 谷川賢作 | | 雪にのこした足あとは いのちのしるしけものみち しるべもなしに踏み迷う 生きとし生けるものはみな 息をひそめて立ちつくす 闇へとつづくわかれみち あしたを知らず夢を見る 生きとし生けるものはみな 夜のしじまに輝いて はるかにめぐる星のみち よりそいながらそむきあう 生きとし生けるものはみな |
幽霊冬の嵐に激しく鳴る窓 おさえてふと見る舗道の向こうに うずくまっているあれは何 あの真っ黒なものは何 昔の痛みのように うずくまっているあれは何 悪魔にも見えるけど ひょっとしたら守護天使 怖くって 懐かしい あの黒いものは何 訳の判らない 不思議なこの気分 死ぬほど怖いのに 目をそらすことできない 古いカフェの片隅 大病院の白い部屋 裸電球輝く ほこりっぽい楽屋の隅 カビの生えた油絵 大きなだけで陳腐な絵 ルーブル宮のそれらの ありふれた幽霊たち 潰れたトマトじゃない しおれたキャベツでもない 見るたびに形の変わる あの黒いものは何 きっとあれは見果てぬ 夢の幽霊 慣れ切った暮らしの 垢から生まれたもの そういえば子供の頃 黒い汽車に憧れ 世界の果てまで 行けるのを夢見た エッフェル塔にのぼる夢 唄だけに生きる夢 別の世界の空 地の果ての海辺を そして今いくつもの 夜と季節やり過ごし 果たしてない約束を戸棚にいっぱいしまったまま また出掛けようとしている 約束を破ろうとしている また負けそになっている さすらいの誘惑に | クミコ | 高野圭吾 | Charles Trenet | | 冬の嵐に激しく鳴る窓 おさえてふと見る舗道の向こうに うずくまっているあれは何 あの真っ黒なものは何 昔の痛みのように うずくまっているあれは何 悪魔にも見えるけど ひょっとしたら守護天使 怖くって 懐かしい あの黒いものは何 訳の判らない 不思議なこの気分 死ぬほど怖いのに 目をそらすことできない 古いカフェの片隅 大病院の白い部屋 裸電球輝く ほこりっぽい楽屋の隅 カビの生えた油絵 大きなだけで陳腐な絵 ルーブル宮のそれらの ありふれた幽霊たち 潰れたトマトじゃない しおれたキャベツでもない 見るたびに形の変わる あの黒いものは何 きっとあれは見果てぬ 夢の幽霊 慣れ切った暮らしの 垢から生まれたもの そういえば子供の頃 黒い汽車に憧れ 世界の果てまで 行けるのを夢見た エッフェル塔にのぼる夢 唄だけに生きる夢 別の世界の空 地の果ての海辺を そして今いくつもの 夜と季節やり過ごし 果たしてない約束を戸棚にいっぱいしまったまま また出掛けようとしている 約束を破ろうとしている また負けそになっている さすらいの誘惑に |
わが麗しき恋物語あたしは十九で 町でも噂の ちょっとした不良で わりかし美人の部類だったから ちやほやされたわよ 眉をひそめてる 大人を尻目に ずいぶん遊びもしたわ 人生って 何てちょろいもんだって 冷めたまなざしで あなたがあたしを 好きといったとき 思わず笑ったわ あんまり真面目で こちこちになって ふるえてさえいたでしょう そんな男って 見たことなかった それで あたしもふるえた 人生って 何て奇妙で素敵って 少しだけ泣いた 安いアパート 暗い部屋 景気の悪い時代だって へらないジョーク 言い合って ふたり笑えば しあわせで 五年がたったら あたしはやめてた 煙草をまたはじめ あなたの浮気が 七回目 数え あたしも三回目 視線をそらして 会話も減ったけど どこでもそんなものでしょ 人生ってそうよ 退屈だったって 思い出しながら さもない毎日 半年が過ぎた その日は止まない雨 聞いたこともない 病気の名前が あなたのくちびるから あたしは壊れた 空缶みたいに 口を開けていただけ 人生って 何て 意味が不明なの いなくなるの あなた 白い煙が昇った日 空はどこまでよく晴れて あたしは泣いた 自分でも 疑うくらい 大声で 愛だったかなんて 誰もわからない 教えてほしくない とっくに忘れた 昔の日のこと 時々浮かぶけど ほほ笑みが少し 混じっているなら それでいいと言うわ 人生って何て 愚かなものなの あとになってわかる 人生って何て 愚かなものなの みんなあとで気づく | クミコ | 覚和歌子 | Barbara | | あたしは十九で 町でも噂の ちょっとした不良で わりかし美人の部類だったから ちやほやされたわよ 眉をひそめてる 大人を尻目に ずいぶん遊びもしたわ 人生って 何てちょろいもんだって 冷めたまなざしで あなたがあたしを 好きといったとき 思わず笑ったわ あんまり真面目で こちこちになって ふるえてさえいたでしょう そんな男って 見たことなかった それで あたしもふるえた 人生って 何て奇妙で素敵って 少しだけ泣いた 安いアパート 暗い部屋 景気の悪い時代だって へらないジョーク 言い合って ふたり笑えば しあわせで 五年がたったら あたしはやめてた 煙草をまたはじめ あなたの浮気が 七回目 数え あたしも三回目 視線をそらして 会話も減ったけど どこでもそんなものでしょ 人生ってそうよ 退屈だったって 思い出しながら さもない毎日 半年が過ぎた その日は止まない雨 聞いたこともない 病気の名前が あなたのくちびるから あたしは壊れた 空缶みたいに 口を開けていただけ 人生って 何て 意味が不明なの いなくなるの あなた 白い煙が昇った日 空はどこまでよく晴れて あたしは泣いた 自分でも 疑うくらい 大声で 愛だったかなんて 誰もわからない 教えてほしくない とっくに忘れた 昔の日のこと 時々浮かぶけど ほほ笑みが少し 混じっているなら それでいいと言うわ 人生って何て 愚かなものなの あとになってわかる 人生って何て 愚かなものなの みんなあとで気づく |
お帰りなさい木の葉たち 秋にふるえて 寒そうに 色づいてるね 旅人よ 風のマントの 裏地には星が瞬く 家路へと急ぐ電車が 踏切をならす夜だね 呼び鈴が響く頃には コトコト 野菜も煮える ただいま おかえり まなざしのキス ただいま おかえり あうんの呼吸 あったかいシチューはいかが? 生きていて孤独なんだと 知るときが冬になるとき 旅人は誰の心の 荒野にも一人はいるの 帰る場所あるってだけで 幸福(しあわせ)がこみあげるでしょ 雪を踏む足音だけで あなただとわかるのも愛 ただいま おかえり 二言三言 ただいま おかえり あうんの会話 あったかいシチューはいかが? ただいま おかえり まなざしのキス ただいま おかえり あうんの呼吸 あったかいシチューはいかが? | クミコ | 松本隆 | 筒美京平 | 佐橋佳幸 | 木の葉たち 秋にふるえて 寒そうに 色づいてるね 旅人よ 風のマントの 裏地には星が瞬く 家路へと急ぐ電車が 踏切をならす夜だね 呼び鈴が響く頃には コトコト 野菜も煮える ただいま おかえり まなざしのキス ただいま おかえり あうんの呼吸 あったかいシチューはいかが? 生きていて孤独なんだと 知るときが冬になるとき 旅人は誰の心の 荒野にも一人はいるの 帰る場所あるってだけで 幸福(しあわせ)がこみあげるでしょ 雪を踏む足音だけで あなただとわかるのも愛 ただいま おかえり 二言三言 ただいま おかえり あうんの会話 あったかいシチューはいかが? ただいま おかえり まなざしのキス ただいま おかえり あうんの呼吸 あったかいシチューはいかが? |
心の指紋酔ったまま じゃれあいながら その指を首にまわした 「いいよ」って私ささやく でもそんな勇気はあるの? 冗談じゃすまなくなった 日常の裂け目がびりり 憎まれ役ね 愛人って 演じるの 疲れちゃったわ あなたの指紋が残ってる 背中や乳房や腿の内側 自分に嘘などついたって 愛した証拠が残ってる 私の目 そっと盗んで コンビニでゲームを買った そうね明日は誕生日 男の子 可愛いもんね 最後まで君の本音が 読みきれないよって嘆いてたね 最初からそうよ半分も あなたに心を見せてなかった 見せてなかった あなたの指紋が残ってる 背中や乳房や腿の内側 どんなに綺麗に拭いたって 心に指紋が残ってる | クミコ | 松本隆 | 筒美京平 | 鈴木慶一 | 酔ったまま じゃれあいながら その指を首にまわした 「いいよ」って私ささやく でもそんな勇気はあるの? 冗談じゃすまなくなった 日常の裂け目がびりり 憎まれ役ね 愛人って 演じるの 疲れちゃったわ あなたの指紋が残ってる 背中や乳房や腿の内側 自分に嘘などついたって 愛した証拠が残ってる 私の目 そっと盗んで コンビニでゲームを買った そうね明日は誕生日 男の子 可愛いもんね 最後まで君の本音が 読みきれないよって嘆いてたね 最初からそうよ半分も あなたに心を見せてなかった 見せてなかった あなたの指紋が残ってる 背中や乳房や腿の内側 どんなに綺麗に拭いたって 心に指紋が残ってる |
接吻海猫の円舞曲(ワルツ)たち 綺麗だね 夜明けの港 ホテルの床 脱ぎ捨てた 服がさざ波みたい 悲しみのラビリンス 戻るには深入りしすぎ 紙マッチの火に浮かぶ 顔に嘘を探した キスをくちびるにさせない 娼婦みたいに拒もう あなたの命の表と裏 その両方を確かめるまで キスするなら 昨夜(ゆうべ)のことが夢だって 錯覚できるくらいにね 長いキスがいい 汽笛って淋しいね 忘却の船が旅立つ わすれな草 コップへと 一輪飾りましょうか キスをくちびるにさせない 娼婦みたいに拒もう 運命の糸に操られて あなたの腕に崩れこむまで キスするなら 昨夜(ゆうべ)のことが夢だって 錯覚できるくらいにね 長いキスがいい 長いキスがいい | クミコ | 松本隆 | 植野慶子 | かしぶち哲郎 | 海猫の円舞曲(ワルツ)たち 綺麗だね 夜明けの港 ホテルの床 脱ぎ捨てた 服がさざ波みたい 悲しみのラビリンス 戻るには深入りしすぎ 紙マッチの火に浮かぶ 顔に嘘を探した キスをくちびるにさせない 娼婦みたいに拒もう あなたの命の表と裏 その両方を確かめるまで キスするなら 昨夜(ゆうべ)のことが夢だって 錯覚できるくらいにね 長いキスがいい 汽笛って淋しいね 忘却の船が旅立つ わすれな草 コップへと 一輪飾りましょうか キスをくちびるにさせない 娼婦みたいに拒もう 運命の糸に操られて あなたの腕に崩れこむまで キスするなら 昨夜(ゆうべ)のことが夢だって 錯覚できるくらいにね 長いキスがいい 長いキスがいい |