わが麗しき恋物語

クミコ

わが麗しき恋物語

作詞:覚和歌子
作曲:Barbara
発売日:2002/11/20
この曲の表示回数:34,214回

わが麗しき恋物語
あたしは十九で 町でも噂の ちょっとした不良で
わりかし美人の部類だったから
ちやほやされたわよ
眉をひそめてる 大人を尻目に
ずいぶん遊びもしたわ
人生って 何てちょろいもんだって
冷めたまなざしで

あなたがあたしを 好きといったとき
思わず笑ったわ
あんまり真面目で こちこちになって
ふるえてさえいたでしょう
そんな男って 見たことなかった それで
あたしもふるえた
人生って 何て奇妙で素敵って 少しだけ泣いた

安いアパート 暗い部屋 景気の悪い時代だって
へらないジョーク 言い合って ふたり笑えば
しあわせで

五年がたったら あたしはやめてた
煙草をまたはじめ
あなたの浮気が 七回目 数え あたしも三回目
視線をそらして 会話も減ったけど
どこでもそんなものでしょ
人生ってそうよ 退屈だったって 思い出しながら

さもない毎日 半年が過ぎた その日は止まない雨
聞いたこともない 病気の名前が
あなたのくちびるから
あたしは壊れた 空缶みたいに
口を開けていただけ
人生って 何て 意味が不明なの いなくなるの
あなた

白い煙が昇った日 空はどこまでよく晴れて
あたしは泣いた 自分でも 疑うくらい 大声で

愛だったかなんて 誰もわからない
教えてほしくない
とっくに忘れた 昔の日のこと 時々浮かぶけど
ほほ笑みが少し 混じっているなら
それでいいと言うわ
人生って何て 愚かなものなの あとになってわかる
人生って何て 愚かなものなの
みんなあとで気づく

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