海の匂いのお母さん海の匂いが しみこんだ 太い毛糸の チャンチャンコ 背なかをまるめて カキを打つ 母さん 母さん お元気ですか 案じております 兄貴とふたり 海が時化(しけ)れば 時化(しけ)るほど カキはおいしくなるという 母さん あなたの口癖が 土鍋を囲めば きこえてきます やさしい笑顔が 浮かんできます 遠く離れた 子供らに 海の匂いを くれた母 わたしは 手紙が下手じゃけど 母さん 母さん 黙っていても 伝わりますとも あなたのこころ | 北山たけし | 田村和男 | 船村徹 | 南郷達也 | 海の匂いが しみこんだ 太い毛糸の チャンチャンコ 背なかをまるめて カキを打つ 母さん 母さん お元気ですか 案じております 兄貴とふたり 海が時化(しけ)れば 時化(しけ)るほど カキはおいしくなるという 母さん あなたの口癖が 土鍋を囲めば きこえてきます やさしい笑顔が 浮かんできます 遠く離れた 子供らに 海の匂いを くれた母 わたしは 手紙が下手じゃけど 母さん 母さん 黙っていても 伝わりますとも あなたのこころ |
男の契り酒久しぶりだな あれ以来 元気で何より お互いに 生きる世界は 違っても 逢えばむかしの 二人に戻る 俺とお前の 男の契り酒 浮き世千里の 網の目が この頃すこしは 読めてきた 泣きも笑いも 人生の 道の花だと 思えばいいさ 俺とお前の 男の契り酒 西と東に 離れても 見上げる星座は 変わらない 夢のつづきを 語り合う またの逢う日に 乾杯しよう 俺とお前の 男の契り酒 | 北山たけし | 志賀大介 | 中村典正 | | 久しぶりだな あれ以来 元気で何より お互いに 生きる世界は 違っても 逢えばむかしの 二人に戻る 俺とお前の 男の契り酒 浮き世千里の 網の目が この頃すこしは 読めてきた 泣きも笑いも 人生の 道の花だと 思えばいいさ 俺とお前の 男の契り酒 西と東に 離れても 見上げる星座は 変わらない 夢のつづきを 語り合う またの逢う日に 乾杯しよう 俺とお前の 男の契り酒 |
風にひとり渡り続けて 帰れぬ鳥よ はるかな空に 止まり木はない 男も同じ 倒れるまでは 自分の信じた 道を行く 明日をさがして 風の中 闇を切り裂く 汽笛の声は 逢えない人を 呼んでいるのか 優しい言葉 かけたいけれど 何にも言わずに 背を向けた 君のなみだか 流れ星 強い嵐に 打たれた花よ 散っても明日は 実をつけるだろう 男も同じ 倒れてまでも 自分の信じた 夢を見る ここがはじまり 風に立つ | 北山たけし | 田久保真見 | 徳久広司 | | 渡り続けて 帰れぬ鳥よ はるかな空に 止まり木はない 男も同じ 倒れるまでは 自分の信じた 道を行く 明日をさがして 風の中 闇を切り裂く 汽笛の声は 逢えない人を 呼んでいるのか 優しい言葉 かけたいけれど 何にも言わずに 背を向けた 君のなみだか 流れ星 強い嵐に 打たれた花よ 散っても明日は 実をつけるだろう 男も同じ 倒れてまでも 自分の信じた 夢を見る ここがはじまり 風に立つ |
男の一番星空にむらさき すみれ雲 宵の明星 かがやく大地 一歩昇れば その先に 夢という字が 見えてくる てっぺん てっぺん 目指せ 男の一番星を ひとり歩きの むずかしさ 風が背中を 叩いて通る 泣いて悩んで 悔やむより 涙きっぱり 振りはらい てっぺん てっぺん 目指せ 男の一番星を どこで咲いても 花は花 どこで生きても いのちは命 何を迷うか おとこ道 そこに明日が ある限り てっぺん てっぺん 目指せ 男の一番星を | 北山たけし | 志賀大介 | 岡千秋 | | 空にむらさき すみれ雲 宵の明星 かがやく大地 一歩昇れば その先に 夢という字が 見えてくる てっぺん てっぺん 目指せ 男の一番星を ひとり歩きの むずかしさ 風が背中を 叩いて通る 泣いて悩んで 悔やむより 涙きっぱり 振りはらい てっぺん てっぺん 目指せ 男の一番星を どこで咲いても 花は花 どこで生きても いのちは命 何を迷うか おとこ道 そこに明日が ある限り てっぺん てっぺん 目指せ 男の一番星を |
雷神太鼓鳥が騒ぐ 雲が飛ぶ 空がうねる 嵐が来る 黄金(こがね)稲妻 先陣きって大地を叩くよ 雷神太鼓が 腹までしみて いのちの祭りが 祭りがはじまる 両手両足 踏みしめて あばらは 左右十二対 全部バチにして さあ叩け 山が歌う 花が舞う 樹々が踊る 嵐が来る 白銀(ぎん)の土砂降り 仲間を連れて大地を叩くよ 雷神太鼓が 天まで響き いのちの息吹が 息吹がきこえる 割れた地面が よみがえる かわいた 五臓六腑まで 喝を入れてやる 目を覚ませ 男は風を抱く 女は赤く咲く 酒は胸を焼く 夢は 夢は 夢は果てしなく 男は風を抱く 女は赤く咲く 酒は胸を焼く 夢は 夢は 夢は果てしなく… | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | | 鳥が騒ぐ 雲が飛ぶ 空がうねる 嵐が来る 黄金(こがね)稲妻 先陣きって大地を叩くよ 雷神太鼓が 腹までしみて いのちの祭りが 祭りがはじまる 両手両足 踏みしめて あばらは 左右十二対 全部バチにして さあ叩け 山が歌う 花が舞う 樹々が踊る 嵐が来る 白銀(ぎん)の土砂降り 仲間を連れて大地を叩くよ 雷神太鼓が 天まで響き いのちの息吹が 息吹がきこえる 割れた地面が よみがえる かわいた 五臓六腑まで 喝を入れてやる 目を覚ませ 男は風を抱く 女は赤く咲く 酒は胸を焼く 夢は 夢は 夢は果てしなく 男は風を抱く 女は赤く咲く 酒は胸を焼く 夢は 夢は 夢は果てしなく… |
旅路の雨思い切る気で 来たものを 今でも未練が 通せんぼ 淋しさこらえて いたなんて 気づいてやれない 俺だった 男ひとりの 港町 旅路の雨が 身を責める しぶき砂浜 捨て小舟 おまえを呼ぶよに かもめ鳴く どの道行っても 歩いても 想い出ばかりが 追ってくる 男ひとりの 港町 旅路の雨が また泣かす 墨絵ぼかしの 夕闇に おまえの姿が 目に浮かぶ こんなに愛して いたなんて 別れてはじめて 分かったよ 男ひとりの 港町 旅路の雨に 花が散る | 北山たけし | 下地亜記子 | 徳久広司 | | 思い切る気で 来たものを 今でも未練が 通せんぼ 淋しさこらえて いたなんて 気づいてやれない 俺だった 男ひとりの 港町 旅路の雨が 身を責める しぶき砂浜 捨て小舟 おまえを呼ぶよに かもめ鳴く どの道行っても 歩いても 想い出ばかりが 追ってくる 男ひとりの 港町 旅路の雨が また泣かす 墨絵ぼかしの 夕闇に おまえの姿が 目に浮かぶ こんなに愛して いたなんて 別れてはじめて 分かったよ 男ひとりの 港町 旅路の雨に 花が散る |
二人の道しるべ風にもらった 夢ひとつ 風が運んだ 恋ごころ こんな縁(えにし)を 咲かせたい 優しさ そっと 寄り添って 微笑(ほほえみ)おくって くれた人 お前は俺の 道しるべ 肩に冷たい 夜の雨 肩を濡らした つみなやつ 男ごころに しみて来る 遠くに ぽつり 窓灯り 守ってここまで 来た俺さ お前は俺の 道しるべ 命交わした 約束は 命燃やして 今日もまた 歩む姿に 温もりを 倖せ きっと 見えてくる 明日に向かって 続く道 お前は俺の 道しるべ | 北山たけし | 奥田龍司 | 原譲二 | 南郷達也 | 風にもらった 夢ひとつ 風が運んだ 恋ごころ こんな縁(えにし)を 咲かせたい 優しさ そっと 寄り添って 微笑(ほほえみ)おくって くれた人 お前は俺の 道しるべ 肩に冷たい 夜の雨 肩を濡らした つみなやつ 男ごころに しみて来る 遠くに ぽつり 窓灯り 守ってここまで 来た俺さ お前は俺の 道しるべ 命交わした 約束は 命燃やして 今日もまた 歩む姿に 温もりを 倖せ きっと 見えてくる 明日に向かって 続く道 お前は俺の 道しるべ |
夢一途ここまで歩いた 道があり ここから始まる 旅がある ひとすじ思いを つらぬいて なりふりかまわず 行けばよい 雨降る夜も 風吹く朝も 泣くな 男の夢一途 泣きたくなったら 星空に 涙をまるめて 投げてみろ かえらぬ昨日を 嘆くより この時この日に 打ち込んで 負けずに一歩 根性で一歩 耐えて 男の夢一途 今ある苦労は 明日のため 天から貰った 試練だよ おふくろみたいに 温ったかい 大地に望みの 根を張って 誠に生きて 真を咲かす 行くぜ 男の夢一途 | 北山たけし | 志賀大介 | 岡千秋 | 南郷達也 | ここまで歩いた 道があり ここから始まる 旅がある ひとすじ思いを つらぬいて なりふりかまわず 行けばよい 雨降る夜も 風吹く朝も 泣くな 男の夢一途 泣きたくなったら 星空に 涙をまるめて 投げてみろ かえらぬ昨日を 嘆くより この時この日に 打ち込んで 負けずに一歩 根性で一歩 耐えて 男の夢一途 今ある苦労は 明日のため 天から貰った 試練だよ おふくろみたいに 温ったかい 大地に望みの 根を張って 誠に生きて 真を咲かす 行くぜ 男の夢一途 |
祖谷の里唄恋し恋しと 千里の谷で 阿修羅の風が 夜叉を呼ぶ 恋知り染めし ふたりして 怖ごわ渡った かずら橋 君今いずこ 祖谷の里唄 冥土・冥土と 蜩鳴いて 泪を誘う 武家屋敷 ひき木と臼の しゃくりびき 合わねば挽けない 粉ひき唄 琵琶滝凉し 祖谷の里唄 朝日差す山 夕日を知らず 夕日の山は 朝知らず 霧立ちのぼる 祖谷川は おもかげ泣かせて 吉野まで 流れて遠い 祖谷の里唄 | 北山たけし | 志賀大介 | 中村典正 | | 恋し恋しと 千里の谷で 阿修羅の風が 夜叉を呼ぶ 恋知り染めし ふたりして 怖ごわ渡った かずら橋 君今いずこ 祖谷の里唄 冥土・冥土と 蜩鳴いて 泪を誘う 武家屋敷 ひき木と臼の しゃくりびき 合わねば挽けない 粉ひき唄 琵琶滝凉し 祖谷の里唄 朝日差す山 夕日を知らず 夕日の山は 朝知らず 霧立ちのぼる 祖谷川は おもかげ泣かせて 吉野まで 流れて遠い 祖谷の里唄 |
梓川瀬音さやけき さえずる小鳥 浮き雲ゆれる 男は哀しい 旅人か あ…時は移れど 悠々(ゆうゆう)と 流れも清(すが)しい 梓川 白い野の花 面影浮かぶ あの人今も 倖せだろうか 気にかかる あ…時は移れど 永々(えいえい)と 流れも優しい 梓川 たどる小道に そよ風わたる 過ぎ行く季節 想い出心に 抱きながら あ…時は移れど 堂々(どうどう)と 流れもゆたかな 梓川 | 北山たけし | 下地亜記子 | 原譲二 | 丸山雅仁 | 瀬音さやけき さえずる小鳥 浮き雲ゆれる 男は哀しい 旅人か あ…時は移れど 悠々(ゆうゆう)と 流れも清(すが)しい 梓川 白い野の花 面影浮かぶ あの人今も 倖せだろうか 気にかかる あ…時は移れど 永々(えいえい)と 流れも優しい 梓川 たどる小道に そよ風わたる 過ぎ行く季節 想い出心に 抱きながら あ…時は移れど 堂々(どうどう)と 流れもゆたかな 梓川 |
砂漠に雨が降る如く乾いた心を 癒すのは おまえの笑顔と あたたかさ 人に言えない 古傷も まるごと包んで くれるやつ 砂漠に雨が 降る如く 心にしみる 思いやり 人より哀しい 生い立ちが そんなに優しく させるのか 同じ色した 夢を見て 木洩れ日みたいな 膝まくら 砂漠に雨が 降る如く 心に春の 風が吹く おまえに出逢って 知ったのさ 明日(あす)への希望(のぞみ)と 生き甲斐を ビルの谷間の 片すみで 命を寄せ合う 女(ひと)がいる 砂漠に雨が 降る如く 心を濡らす まごころよ | 北山たけし | 下地亜記子 | 杉本眞人 | 矢野立美 | 乾いた心を 癒すのは おまえの笑顔と あたたかさ 人に言えない 古傷も まるごと包んで くれるやつ 砂漠に雨が 降る如く 心にしみる 思いやり 人より哀しい 生い立ちが そんなに優しく させるのか 同じ色した 夢を見て 木洩れ日みたいな 膝まくら 砂漠に雨が 降る如く 心に春の 風が吹く おまえに出逢って 知ったのさ 明日(あす)への希望(のぞみ)と 生き甲斐を ビルの谷間の 片すみで 命を寄せ合う 女(ひと)がいる 砂漠に雨が 降る如く 心を濡らす まごころよ |
天の川慕情星が空から 舞い降りて 螢にかわる 天の川 一年一度の 伝説を 信じたくなる 美しさ 割れた心の 短冊に 書くのは儚い 願いごと 闇の深さが 静けさが 螢のひかり 見せるよに 孤独な夜ほど 胸の中 笑顔やさしく 灯るのさ いつか明日を つかんだら 迎えに行きたい あのひとを 空に螢が 舞い上がり 銀河にかわる 天の川 一生一度の 恋ならば 叶わなくても 悔やまない 割れた心の 短冊を 結んで流した 笹の枝 | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | | 星が空から 舞い降りて 螢にかわる 天の川 一年一度の 伝説を 信じたくなる 美しさ 割れた心の 短冊に 書くのは儚い 願いごと 闇の深さが 静けさが 螢のひかり 見せるよに 孤独な夜ほど 胸の中 笑顔やさしく 灯るのさ いつか明日を つかんだら 迎えに行きたい あのひとを 空に螢が 舞い上がり 銀河にかわる 天の川 一生一度の 恋ならば 叶わなくても 悔やまない 割れた心の 短冊を 結んで流した 笹の枝 |
野菊の君だから路地にひっそり 咲いてる花に どこか似てると うつむく仕草 生きてりゃ涙も あるけれど 汚(よご)れちゃいないさ そのこころ ふたりでなろうよ 幸せに 野菊 野菊 野菊の君だから 年齢(とし)の頃なら 三十路(みそじ)のてまえ 北の訛(なま)りが かすかに残る 男の心に やすらぎと 愛しいぬくもり くれた女(ひと) 離しはしないさ これからも 野菊 野菊 野菊の君だから まわり道した 人生だけど めぐり逢えたよ やさしい花に 今夜は酔ったと 頬を染め 羞(は)じらう笑顔の いじらしさ 一緒に暮らそう この町で 野菊 野菊 野菊の君だから | 北山たけし | 仁井谷俊也 | 徳久広司 | 前田俊明 | 路地にひっそり 咲いてる花に どこか似てると うつむく仕草 生きてりゃ涙も あるけれど 汚(よご)れちゃいないさ そのこころ ふたりでなろうよ 幸せに 野菊 野菊 野菊の君だから 年齢(とし)の頃なら 三十路(みそじ)のてまえ 北の訛(なま)りが かすかに残る 男の心に やすらぎと 愛しいぬくもり くれた女(ひと) 離しはしないさ これからも 野菊 野菊 野菊の君だから まわり道した 人生だけど めぐり逢えたよ やさしい花に 今夜は酔ったと 頬を染め 羞(は)じらう笑顔の いじらしさ 一緒に暮らそう この町で 野菊 野菊 野菊の君だから |
無言酒散って泣くなら 落ち葉でいいと 言ったおまえの 薄い肩 夢のひとつも やれないで 別れた夜は 雨だった 酒を飲むたび 詫びながら そっと重ねる 無言酒 どうか最後に も一度抱いて それでいいのと ひとり言 俺のこころに 咲く花は おまえの他に ないものを 意地を通して 背を向けて ひとり涙の 無言酒 守りたかった 大事なものを 捨ててしまった 俺だった 女ひとりで 生きるには 寒くはないか この街は 雨が降るたび 詫びながら あすを探そう 無言酒 | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | | 散って泣くなら 落ち葉でいいと 言ったおまえの 薄い肩 夢のひとつも やれないで 別れた夜は 雨だった 酒を飲むたび 詫びながら そっと重ねる 無言酒 どうか最後に も一度抱いて それでいいのと ひとり言 俺のこころに 咲く花は おまえの他に ないものを 意地を通して 背を向けて ひとり涙の 無言酒 守りたかった 大事なものを 捨ててしまった 俺だった 女ひとりで 生きるには 寒くはないか この街は 雨が降るたび 詫びながら あすを探そう 無言酒 |
筑後川明日(あす)の出口が 見えない夜は 北向き窓の 空を見る 胸に浮かぶは 遠き故郷(ふるさと) 筑後川 聴こえぬはずの 川音が 負けちゃ駄目だと 負けちゃ駄目だと 耳を打つ いいの忘れて しかたがないの あなたの夢の 邪魔ならば 君が洗った 別れなみだの 筑後川 いまごろどこで 暮らすやら うわさ聴きたい うわさ聴きたい こんな日は たとえ嵐が 吹き荒れようと 男の夢を どこまでも 抱いて生きろと いつも見守る 筑後川 希望(のぞみ)をきっと 果たせたら うれし涙の うれし涙の かえり道 | 北山たけし | 木下龍太郎 | 原譲二 | 伊戸のりお | 明日(あす)の出口が 見えない夜は 北向き窓の 空を見る 胸に浮かぶは 遠き故郷(ふるさと) 筑後川 聴こえぬはずの 川音が 負けちゃ駄目だと 負けちゃ駄目だと 耳を打つ いいの忘れて しかたがないの あなたの夢の 邪魔ならば 君が洗った 別れなみだの 筑後川 いまごろどこで 暮らすやら うわさ聴きたい うわさ聴きたい こんな日は たとえ嵐が 吹き荒れようと 男の夢を どこまでも 抱いて生きろと いつも見守る 筑後川 希望(のぞみ)をきっと 果たせたら うれし涙の うれし涙の かえり道 |
落葉のブルース風にカラカラ 転がる落葉 俺も似たよな はぐれ者 恋も希望(のぞみ)も 失くした身には 侘(わ)びしすぎるぜ 路地あかり 惚れていりゃこそ 背中を向けた あれも男の 身勝手か 酒で洗った むかしの傷が 醒めりゃこころで 何故疼(うず)く 呑み屋横丁の 古びた椅子が 男なみだの 捨て場所さ 明日(あす)はこの眼に 見えないけれど 抱いて生きたい 夢だけは | 北山たけし | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 前田俊明 | 風にカラカラ 転がる落葉 俺も似たよな はぐれ者 恋も希望(のぞみ)も 失くした身には 侘(わ)びしすぎるぜ 路地あかり 惚れていりゃこそ 背中を向けた あれも男の 身勝手か 酒で洗った むかしの傷が 醒めりゃこころで 何故疼(うず)く 呑み屋横丁の 古びた椅子が 男なみだの 捨て場所さ 明日(あす)はこの眼に 見えないけれど 抱いて生きたい 夢だけは |
風物語男はよー 夜明け篝火(かがりび) 船漕ぎ出して 女はよー 浜で飯炊き 帰りを祈る 男はよー 板子(いたご)一枚 命をけずり 女はよー 銀の鱗(うろこ)の 持(も)っ籠(こ)を担ぐ 百年の 風吹きわたり 鰊(にしん)消えても 情けは燃えろ 北の漁師は 真っ赤に 真っ赤に 血がたぎる 男はよー 時化(しけ)た夜には 無口で酒を 女はよー 明日(あす)は大漁と 笑顔を見せる 男はよー 躰(からだ)きしませ 暮らしを支え 女はよー 愚図(ぐず)る子供を 抱きしめあやす 百年の 風さらされて 壊れ番屋に ハマナスひとつ 誰の化身(かわり)か 真っ赤に 真っ赤に 咲いてやれ 百年の 風物語 歌はきれぎれ ソーラン節よ にしん街道 真っ赤に 真っ赤に 陽が沈む | 北山たけし | 石原信一 | 浜圭介 | 矢田部正 | 男はよー 夜明け篝火(かがりび) 船漕ぎ出して 女はよー 浜で飯炊き 帰りを祈る 男はよー 板子(いたご)一枚 命をけずり 女はよー 銀の鱗(うろこ)の 持(も)っ籠(こ)を担ぐ 百年の 風吹きわたり 鰊(にしん)消えても 情けは燃えろ 北の漁師は 真っ赤に 真っ赤に 血がたぎる 男はよー 時化(しけ)た夜には 無口で酒を 女はよー 明日(あす)は大漁と 笑顔を見せる 男はよー 躰(からだ)きしませ 暮らしを支え 女はよー 愚図(ぐず)る子供を 抱きしめあやす 百年の 風さらされて 壊れ番屋に ハマナスひとつ 誰の化身(かわり)か 真っ赤に 真っ赤に 咲いてやれ 百年の 風物語 歌はきれぎれ ソーラン節よ にしん街道 真っ赤に 真っ赤に 陽が沈む |
瀬戸内海波の静かな 瀬戸内海も 内に秘めてる あばれ波 口にゃ出さない 男の夢が 燃えているのさ この胸に 島の数だけ 夢がある あげる帆柱 夢航路 瀬戸の大橋 しまなみ街道 男のぞみを つなぐ橋 俺を信じて あのふるさとで 待ってくれてる おふくろよ 渡る世間の 波しぶき 負けはしないさ 夢航路 悔し涙を 瀬戸内海の 潮風(かぜ)が優しく 撫でて行く 明日(あす)もあるさと 笑ってみせりゃ 夕陽赤々 染まる海 潮の流れを 風向きを よんではるばる 夢航路 | 北山たけし | 麻こよみ | 原譲二 | 前田俊明 | 波の静かな 瀬戸内海も 内に秘めてる あばれ波 口にゃ出さない 男の夢が 燃えているのさ この胸に 島の数だけ 夢がある あげる帆柱 夢航路 瀬戸の大橋 しまなみ街道 男のぞみを つなぐ橋 俺を信じて あのふるさとで 待ってくれてる おふくろよ 渡る世間の 波しぶき 負けはしないさ 夢航路 悔し涙を 瀬戸内海の 潮風(かぜ)が優しく 撫でて行く 明日(あす)もあるさと 笑ってみせりゃ 夕陽赤々 染まる海 潮の流れを 風向きを よんではるばる 夢航路 |
海鳴り慕情千切った手紙 舞い散るように カモメは群れて 飛んでゆく 俺がおまえに してやれたのは 別れを告げる ことだけさ すがりつくよな海鳴りが 海鳴りが 旅路の果てに ついてくる 群青色(ぐんじょういろ)の 荒ぶる海に 背中を向けて 汽車に乗る 捨てるしかない 大事な女(ひと)に 出逢ったさだめ 恨むだけ ふいに黙った海鳴りに 海鳴りに 男の疵(きず)が また痛む やすらぎなんて 嫌いな訳は 失うことが こわいのか その日暮らしで 降り立つ駅に おまえに似てる 白い花 追ってくるよな海鳴りを 海鳴りを 凍える胸に 抱いてゆく | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | 前田俊明 | 千切った手紙 舞い散るように カモメは群れて 飛んでゆく 俺がおまえに してやれたのは 別れを告げる ことだけさ すがりつくよな海鳴りが 海鳴りが 旅路の果てに ついてくる 群青色(ぐんじょういろ)の 荒ぶる海に 背中を向けて 汽車に乗る 捨てるしかない 大事な女(ひと)に 出逢ったさだめ 恨むだけ ふいに黙った海鳴りに 海鳴りに 男の疵(きず)が また痛む やすらぎなんて 嫌いな訳は 失うことが こわいのか その日暮らしで 降り立つ駅に おまえに似てる 白い花 追ってくるよな海鳴りを 海鳴りを 凍える胸に 抱いてゆく |
父子の誓い俺の出発(かどで)を 祝った夜に 強いおやじが こぼした涙 あとはお前の 出番だと 固い誓いの 酒くみかわしゃ 熱い父子(おやこ)の 血が通う 若いうちなら やり直せるさ 生命(いのち)燃やして 立ち向かえ 惚れたはれたは 二の次さ 母の笑顔が 心の支え 汗と我慢の 男意気 苦労 辛抱 自分の宝 迷うばかりの 世の中だけど 親の背中が 道しるべ 夢があるから へこたれないさ 明日を信じて 俺は行く | 北山たけし | 原譲二 | 原譲二 | 前田俊明 | 俺の出発(かどで)を 祝った夜に 強いおやじが こぼした涙 あとはお前の 出番だと 固い誓いの 酒くみかわしゃ 熱い父子(おやこ)の 血が通う 若いうちなら やり直せるさ 生命(いのち)燃やして 立ち向かえ 惚れたはれたは 二の次さ 母の笑顔が 心の支え 汗と我慢の 男意気 苦労 辛抱 自分の宝 迷うばかりの 世の中だけど 親の背中が 道しるべ 夢があるから へこたれないさ 明日を信じて 俺は行く |
さすらい本線遠く消えてく 町の灯(ひ)の 一つは君の 窓あかり やすらぎ暮らしと 聴いたから ようやく堪(こら)える 途中下車 恋の未練火(みれんび) 消せないままに 男はひとり さすらい本線 君のあの日の 置手紙 さよならだけの 走り書き 心の迷いも そのままに 涙でにじんだ 乱れ文字 窓に広がる サロベツ原野 男はひとり さすらい本線 沖に潮鳴り 聴きながら 列車の旅は まだ続く 描いた希(のぞ)みを 果たすまで 終着駅など 今はない 君のしあわせ 心で祈り 男はひとり さすらい本線 | 北山たけし | 木下龍太郎 | 徳久広司 | 伊戸のりお | 遠く消えてく 町の灯(ひ)の 一つは君の 窓あかり やすらぎ暮らしと 聴いたから ようやく堪(こら)える 途中下車 恋の未練火(みれんび) 消せないままに 男はひとり さすらい本線 君のあの日の 置手紙 さよならだけの 走り書き 心の迷いも そのままに 涙でにじんだ 乱れ文字 窓に広がる サロベツ原野 男はひとり さすらい本線 沖に潮鳴り 聴きながら 列車の旅は まだ続く 描いた希(のぞ)みを 果たすまで 終着駅など 今はない 君のしあわせ 心で祈り 男はひとり さすらい本線 |
神戸で逢えたら…小雨に霞んだ 港の夜景 別れちゃいやだと おまえは泣いた 思わずこの手で 抱き寄せた 肩の震えよ ぬくもりよ ふたり出逢った 恋の街 ミナト神戸で 神戸で逢えたら… あれから三年 季節は流れ 忘れたことなど 一度もないさ 寂しい横顔 細い眉 ひとり暮らして いると云う あの日別れた なみだ街 ミナト神戸で 神戸で逢えたら… 元町あたりの カクテルバーに おまえの姿を 探して歩く かなしい想いを させたけど 今は出来るさ 倖せに 愛を誓った 夢の街 ミナト神戸で 神戸で逢えたら… | 北山たけし | 仁井谷俊也 | 徳久広司 | 前田俊明 | 小雨に霞んだ 港の夜景 別れちゃいやだと おまえは泣いた 思わずこの手で 抱き寄せた 肩の震えよ ぬくもりよ ふたり出逢った 恋の街 ミナト神戸で 神戸で逢えたら… あれから三年 季節は流れ 忘れたことなど 一度もないさ 寂しい横顔 細い眉 ひとり暮らして いると云う あの日別れた なみだ街 ミナト神戸で 神戸で逢えたら… 元町あたりの カクテルバーに おまえの姿を 探して歩く かなしい想いを させたけど 今は出来るさ 倖せに 愛を誓った 夢の街 ミナト神戸で 神戸で逢えたら… |
月うるるしまい忘れた 風鈴ちりり ひと息呑みほす コップ酒 今宵のこの月 おまえとふたり 寄り添いあって 見たかった いつもとおんなじ 夜が冴える うるる うるる 月うるる 月うるる 月が笑えば おまえも笑う こころに棲みつく 片えくぼ 別れたそのわけ 探して今も 想い出めくる 夜いくつ 泣いてもいいだろ 今夜だけ うるる うるる 月うるる 月うるる 月にのの字の まじないひとつ しあわせ返せよ もう一度 きのうも明日も あの世でまでも ふたりで生きる はずだった ぬくもりがわりに もう一杯 うるる うるる 月うるる 月うるる | 北山たけし | 榛澤洋子 | 徳久広司 | 猪股義周 | しまい忘れた 風鈴ちりり ひと息呑みほす コップ酒 今宵のこの月 おまえとふたり 寄り添いあって 見たかった いつもとおんなじ 夜が冴える うるる うるる 月うるる 月うるる 月が笑えば おまえも笑う こころに棲みつく 片えくぼ 別れたそのわけ 探して今も 想い出めくる 夜いくつ 泣いてもいいだろ 今夜だけ うるる うるる 月うるる 月うるる 月にのの字の まじないひとつ しあわせ返せよ もう一度 きのうも明日も あの世でまでも ふたりで生きる はずだった ぬくもりがわりに もう一杯 うるる うるる 月うるる 月うるる |
男の海峡男には 渡りきれない海がある 行く手をさえぎる 渦がある 闇の海原 てさぐりの 道なき道こそ 人生さ 夢は波間の ブイの灯(ひ)よ 月も独りか 男の海峡 男には 飲んで酔えない夜がある 想いを伝える かもめより 何もいえない 貝のまま あいつのやさしい 微笑みが 見えているのに 届かない 霧の運命(さだめ)か 心の海峡 男には 渡るしかない海がある 時化(しけ)にも負けない 意地がある 俺の行方を 照らすのは 希望(のぞみ)という名の 燈台さ 身体ひとつの いのち船 明日に賭けるか 男の海峡 | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | 伊戸のりお | 男には 渡りきれない海がある 行く手をさえぎる 渦がある 闇の海原 てさぐりの 道なき道こそ 人生さ 夢は波間の ブイの灯(ひ)よ 月も独りか 男の海峡 男には 飲んで酔えない夜がある 想いを伝える かもめより 何もいえない 貝のまま あいつのやさしい 微笑みが 見えているのに 届かない 霧の運命(さだめ)か 心の海峡 男には 渡るしかない海がある 時化(しけ)にも負けない 意地がある 俺の行方を 照らすのは 希望(のぞみ)という名の 燈台さ 身体ひとつの いのち船 明日に賭けるか 男の海峡 |
流星カシオペアこれが最後の 旅なのに あなたはやっぱり 来なかった 想い出 つめこむための 鞄と心が 空っぽのまま 泣いている 北へ 北へ 北へ 北へ 北へ 走るカシオペア 蒼い 蒼い 蒼い 蒼い 闇を 走るカシオペア 僕の涙か 流星か 悲しみ 乗せてゆく きっと最後の 恋なのに さよならくらいは 欲しかった も一度 あなたの肩を 優しく抱きたい 忘れるなんて 出来ないよ 北へ 北へ 北へ 北へ 北へ 走るカシオペア 蒼い 蒼い 蒼い 蒼い 闇を 走るカシオペア 夜の涙か 流星か 夜明けは どこなのか 北へ 北へ 北へ 北へ 北へ 走るカシオペア 蒼い 蒼い 蒼い 蒼い 闇を 走るカシオペア 僕の涙か 流星か 夜明けに 逢いにゆく | 北山たけし | 田久保真見 | 杉本眞人 | 矢野立美 | これが最後の 旅なのに あなたはやっぱり 来なかった 想い出 つめこむための 鞄と心が 空っぽのまま 泣いている 北へ 北へ 北へ 北へ 北へ 走るカシオペア 蒼い 蒼い 蒼い 蒼い 闇を 走るカシオペア 僕の涙か 流星か 悲しみ 乗せてゆく きっと最後の 恋なのに さよならくらいは 欲しかった も一度 あなたの肩を 優しく抱きたい 忘れるなんて 出来ないよ 北へ 北へ 北へ 北へ 北へ 走るカシオペア 蒼い 蒼い 蒼い 蒼い 闇を 走るカシオペア 夜の涙か 流星か 夜明けは どこなのか 北へ 北へ 北へ 北へ 北へ 走るカシオペア 蒼い 蒼い 蒼い 蒼い 闇を 走るカシオペア 僕の涙か 流星か 夜明けに 逢いにゆく |
白夜の狼夢を見て 夢を追い ひた走る 男は狼さ 心を眠らせ ないように 沈んでくれるな 太陽よ 白夜の大地に 映れ 映れ 俺の影 死ぬよりも 生きてゆく 険しさを 知ってる狼さ 親父の授けた 血の中に 覚悟というやつ 染みている 白夜にひとりの 俺が 俺が 似合うだろ よそ見すりゃ 見失う 夢だから 追うのが狼さ この手に掴むか 掴めぬか それでも命を 賭けるんだ 白夜に一声 轟(とどろ)け 轟(とどろ)け 雄叫(おたけび)よ | 北山たけし | つじ伸一 | 原譲二 | 南郷達也 | 夢を見て 夢を追い ひた走る 男は狼さ 心を眠らせ ないように 沈んでくれるな 太陽よ 白夜の大地に 映れ 映れ 俺の影 死ぬよりも 生きてゆく 険しさを 知ってる狼さ 親父の授けた 血の中に 覚悟というやつ 染みている 白夜にひとりの 俺が 俺が 似合うだろ よそ見すりゃ 見失う 夢だから 追うのが狼さ この手に掴むか 掴めぬか それでも命を 賭けるんだ 白夜に一声 轟(とどろ)け 轟(とどろ)け 雄叫(おたけび)よ |
ふるさとの夕陽赤い夕陽の 涙が俺の 胸の奥まで 届いて消えた この道えらんで 旅に出た 熱い思いを ふるさとの 花はおぼえて いるだろか ああ いつまでも どこまでも… 甘く切ない 青春だけど 俺の夕陽は あの日のままさ 若さという名の 迷い道 君がいたから 真っ直ぐに 夢をすてずに これたのさ ああ いつまでも どこまでも… うしろ向いたら 負けだと言った 君の励まし 忘れるものか こころに夕陽が ある限り 空を見上げて 俺らしく 走りつづける この道を ああ いつまでも どこまでも… | 北山たけし | 志賀大介 | 弦哲也 | 南郷達也 | 赤い夕陽の 涙が俺の 胸の奥まで 届いて消えた この道えらんで 旅に出た 熱い思いを ふるさとの 花はおぼえて いるだろか ああ いつまでも どこまでも… 甘く切ない 青春だけど 俺の夕陽は あの日のままさ 若さという名の 迷い道 君がいたから 真っ直ぐに 夢をすてずに これたのさ ああ いつまでも どこまでも… うしろ向いたら 負けだと言った 君の励まし 忘れるものか こころに夕陽が ある限り 空を見上げて 俺らしく 走りつづける この道を ああ いつまでも どこまでも… |
情け川好きと言ったら 目の前の 倖せ逃げると 泣くおまえ 何も云うなと 抱き寄せた 肩のうすさよ か細さよ いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川 つらい過去(むかし)も 年の差も 邪魔にならない この恋の 酒でこころを 騙(だま)しても 惚れた気持ちは かわらない いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川 なんで気にする 占いを 運命(さだめ)はふたりが 決めりゃいい 春のうす陽が 射す部屋で 所帯持つのが 夢なのさ いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川 | 北山たけし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 好きと言ったら 目の前の 倖せ逃げると 泣くおまえ 何も云うなと 抱き寄せた 肩のうすさよ か細さよ いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川 つらい過去(むかし)も 年の差も 邪魔にならない この恋の 酒でこころを 騙(だま)しても 惚れた気持ちは かわらない いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川 なんで気にする 占いを 運命(さだめ)はふたりが 決めりゃいい 春のうす陽が 射す部屋で 所帯持つのが 夢なのさ いいさ…このまま… 流れてゆこう 俺とおまえの 情け川 |
男の出船ドンと漕ぎ出す 暴れる海へ 波が牙剥(きばむ)きゃ 命が騒ぐ 負けてたまるか 挫けてなるか 師匠(おやじ)ゆずりの 心意気 エンヤラヤノヤ エンヤラヤノ ドッコイショ 船がゆく 惚れたあの娘が 出船の時に 無事を祈った お守り袋 泣いているよな 優しい瞳 どこか母似の 片えくぼ エンヤラヤノヤ エンヤラヤノ ドッコイショ 船がゆく 男だったら 男の誓い 無駄にしないさ 迷いはないさ 我慢辛抱 苦労の先に 待っているんだ 幸福(しあわせ)が エンヤラヤノヤ エンヤラヤノ ドッコイショ 船がゆく | 北山たけし | 原譲二 | 原譲二 | 伊戸のりお | ドンと漕ぎ出す 暴れる海へ 波が牙剥(きばむ)きゃ 命が騒ぐ 負けてたまるか 挫けてなるか 師匠(おやじ)ゆずりの 心意気 エンヤラヤノヤ エンヤラヤノ ドッコイショ 船がゆく 惚れたあの娘が 出船の時に 無事を祈った お守り袋 泣いているよな 優しい瞳 どこか母似の 片えくぼ エンヤラヤノヤ エンヤラヤノ ドッコイショ 船がゆく 男だったら 男の誓い 無駄にしないさ 迷いはないさ 我慢辛抱 苦労の先に 待っているんだ 幸福(しあわせ)が エンヤラヤノヤ エンヤラヤノ ドッコイショ 船がゆく |
夏の終わりが来る前に男らしくお前らしく 愚痴も言わずこの道を歩いてゆけ 名も知らない路傍の花 踏まれても咲いてみせよう だから男同士で 飲み明かせば 言葉は何もいらない 夢も語らず 理由も問わず 響き合う旋律(メロディー) 時と共に流れてゆく 歌のように人生は儚いもの 会いたい人 会えない人 もう一度“SABI”が聞きたい だから今夜は二人 飲み明かそう 昔話を肴に あの頃の歌 聞かせてくれ 冬が来る前に だからお前と二人 飲み明かせば 次の舞台が始まる 幕が上がれば 命のまま 燃え尽きる運命 | 北山たけし | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE・矢野立美 | 男らしくお前らしく 愚痴も言わずこの道を歩いてゆけ 名も知らない路傍の花 踏まれても咲いてみせよう だから男同士で 飲み明かせば 言葉は何もいらない 夢も語らず 理由も問わず 響き合う旋律(メロディー) 時と共に流れてゆく 歌のように人生は儚いもの 会いたい人 会えない人 もう一度“SABI”が聞きたい だから今夜は二人 飲み明かそう 昔話を肴に あの頃の歌 聞かせてくれ 冬が来る前に だからお前と二人 飲み明かせば 次の舞台が始まる 幕が上がれば 命のまま 燃え尽きる運命 |
希望の詩君と別れる かなしみに 涙あふれて とまらない ふたりで過ごした 思い出に かわれるものなど ないけれど 涙をふいて 歌おうよ 君とぼくの 君とぼくの 希望の詩を… 忘れないでと ぼくを見た 君の瞳も 泣いていた 離れてしまえば 過去になる それでも心に 君がいる 涙をふいて 歌おうよ 君とぼくの 君とぼくの 希望の詩を… 遠く旅立ち 行く君に 贈る野ばらの 一枝を さみしい別れの その先に 明日という日が あるんだよ 涙をふいて 歌おうよ 君とぼくの 君とぼくの 希望の詩を… | 北山たけし | たかたかし | 遠藤実 | 前田俊明 | 君と別れる かなしみに 涙あふれて とまらない ふたりで過ごした 思い出に かわれるものなど ないけれど 涙をふいて 歌おうよ 君とぼくの 君とぼくの 希望の詩を… 忘れないでと ぼくを見た 君の瞳も 泣いていた 離れてしまえば 過去になる それでも心に 君がいる 涙をふいて 歌おうよ 君とぼくの 君とぼくの 希望の詩を… 遠く旅立ち 行く君に 贈る野ばらの 一枝を さみしい別れの その先に 明日という日が あるんだよ 涙をふいて 歌おうよ 君とぼくの 君とぼくの 希望の詩を… |
男の坂道夢をなくして 生きては行けぬ いつか花咲く 時が来る 何度も石に つまずきながら 倒れた数だけ 起き上がれ 笑って泣ける その日まで のぼれ のぼれ 男の坂道を ふいに自分が 小さく見えて ひとり酔いたい 夜もある 世間の風は 男も辛い ましてや女は 寒かろう 他人の情け かみしめて のぼれ のぼれ 男の坂道を 意地をなくして 生きては行けぬ きっと花咲く 時が来る この手に今は 何にもないが 明日という日を つかみたい 遥かな道も 一歩から のぼれ のぼれ 男の坂道を | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | 前田俊明 | 夢をなくして 生きては行けぬ いつか花咲く 時が来る 何度も石に つまずきながら 倒れた数だけ 起き上がれ 笑って泣ける その日まで のぼれ のぼれ 男の坂道を ふいに自分が 小さく見えて ひとり酔いたい 夜もある 世間の風は 男も辛い ましてや女は 寒かろう 他人の情け かみしめて のぼれ のぼれ 男の坂道を 意地をなくして 生きては行けぬ きっと花咲く 時が来る この手に今は 何にもないが 明日という日を つかみたい 遥かな道も 一歩から のぼれ のぼれ 男の坂道を |
すずらんの女不幸あつめる ほくろがあると うつむき見せた うなじの白さ 酔った背中を やさしく抱いて 奪いたかった 苦労まで すずらん すずらん 白い花 はかなく揺れた 女(ひと)だった 少し無理した 笑顔の陰に 哀しい過去を かくしていたね 何もいらない あなたが欲しい なんて嘘よと うつむいた すずらん すずらん 白い花 黙って消えた 女(ひと)だった どこにいるのか どうしているか 見上げた空に 今夜も聞いた 意地で別れた あの日の俺を 責めて濡らすか 夜の雨 すずらん すずらん 白い花 涙の似合う 女(ひと)だった | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | 前田俊明 | 不幸あつめる ほくろがあると うつむき見せた うなじの白さ 酔った背中を やさしく抱いて 奪いたかった 苦労まで すずらん すずらん 白い花 はかなく揺れた 女(ひと)だった 少し無理した 笑顔の陰に 哀しい過去を かくしていたね 何もいらない あなたが欲しい なんて嘘よと うつむいた すずらん すずらん 白い花 黙って消えた 女(ひと)だった どこにいるのか どうしているか 見上げた空に 今夜も聞いた 意地で別れた あの日の俺を 責めて濡らすか 夜の雨 すずらん すずらん 白い花 涙の似合う 女(ひと)だった |
男の拳今日も明日も 心の旅は 遠くはるかな いばら道 長さじゃないのさ 人生は どれだけ本気で 生きるかだ 意地と根性を 握りしめ じっと我慢の 男の拳 勝つも負けるも 自分が相手 いつも親父が 言っていた 夜中におふくろ 背を丸め だまって見ていた 手のひらよ 楽をさせたい いつの日か そっと誓った 男の拳 雨に嵐に 打たれる夜も 流す涙は 熱いから 何度も出来るさ くじけても 倒れたところが はじまりだ 夢と希望を 忘れずに きっとかかげる 男の拳 | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | 南郷達也 | 今日も明日も 心の旅は 遠くはるかな いばら道 長さじゃないのさ 人生は どれだけ本気で 生きるかだ 意地と根性を 握りしめ じっと我慢の 男の拳 勝つも負けるも 自分が相手 いつも親父が 言っていた 夜中におふくろ 背を丸め だまって見ていた 手のひらよ 楽をさせたい いつの日か そっと誓った 男の拳 雨に嵐に 打たれる夜も 流す涙は 熱いから 何度も出来るさ くじけても 倒れたところが はじまりだ 夢と希望を 忘れずに きっとかかげる 男の拳 |
博多ぶるーす咲かずじまいの 終わった夢を 乗せて流れる ネオン川 中洲 那珂川 なみだ顔 真一途(まこといちず)に 尽くしてくれた なんで なんで なんで渡れぬ 恋の橋 風に吹かれて 天神通り 一人歩けば せせらぎが 夜の 川端 屋台酒 呑めばグラスに 浮かんで消える なぜか なぜか なぜか今宵は 星も泣く 好いて好かれて 男と女 たぐる細糸 であい橋 祇園 山笠 福の神 明日(あす)の希望(のぞみ)を 叶えてくれる なにを なにを なにを今更 博多ぶるーす | 北山たけし | 原譲二 | 原譲二 | 蔦将包 | 咲かずじまいの 終わった夢を 乗せて流れる ネオン川 中洲 那珂川 なみだ顔 真一途(まこといちず)に 尽くしてくれた なんで なんで なんで渡れぬ 恋の橋 風に吹かれて 天神通り 一人歩けば せせらぎが 夜の 川端 屋台酒 呑めばグラスに 浮かんで消える なぜか なぜか なぜか今宵は 星も泣く 好いて好かれて 男と女 たぐる細糸 であい橋 祇園 山笠 福の神 明日(あす)の希望(のぞみ)を 叶えてくれる なにを なにを なにを今更 博多ぶるーす |
龍神海峡潮のかおりを 吸い込めば 胸が胸が 胸が高鳴る 鼓動が 突き破る… 男の中の男とは 挑(いど)み続ける気持ちだろ 北の海はよ 逆巻く波が 龍になる 龍神海峡 おとこ船 負けて泣くより 勝って泣け いつもいつも 背中押された 男は 強くなれ… 女の中の女とは おれを育てた お袋よ 北の海はよ 絆がそうさ 命綱 龍神海峡 木の葉船 死ぬか生きるか ギリギリの 海の海の 海の祭りさ 舞い散れ 波の華… 命を懸けて生きるとは あすを信じる気持ちだろ 北の果てまで あばれる龍を 引き連れて 龍神海峡 おとこ船 | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | 南郷達也 | 潮のかおりを 吸い込めば 胸が胸が 胸が高鳴る 鼓動が 突き破る… 男の中の男とは 挑(いど)み続ける気持ちだろ 北の海はよ 逆巻く波が 龍になる 龍神海峡 おとこ船 負けて泣くより 勝って泣け いつもいつも 背中押された 男は 強くなれ… 女の中の女とは おれを育てた お袋よ 北の海はよ 絆がそうさ 命綱 龍神海峡 木の葉船 死ぬか生きるか ギリギリの 海の海の 海の祭りさ 舞い散れ 波の華… 命を懸けて生きるとは あすを信じる気持ちだろ 北の果てまで あばれる龍を 引き連れて 龍神海峡 おとこ船 |
さすらいの街お前を探して さすらえば 冷たい風が 胸を刺す 別れたあの日と 同じよに 粉雪舞い散る 北の街 どこにいるのか 愛しいお前 もう一度 もう一度 逢いたい もう一度 ままごとみたいな 暮らしでも 幸せだった 遠い日々 愚かな男の わがままを 黙って許して くれた女(ひと) どうか詫びたい いまさらだけど もう一度 もう一度 逢いたい もう一度 噂を訪ねて さすらえば 涙があふれ 雪になる 優しい誰かと めぐり逢い 笑顔で過ごして いるだろか いつも幸せ 祈っているよ もう一度 もう一度 逢いたい もう一度 | 北山たけし | 伊藤美和 | 弦哲也 | 猪股義周 | お前を探して さすらえば 冷たい風が 胸を刺す 別れたあの日と 同じよに 粉雪舞い散る 北の街 どこにいるのか 愛しいお前 もう一度 もう一度 逢いたい もう一度 ままごとみたいな 暮らしでも 幸せだった 遠い日々 愚かな男の わがままを 黙って許して くれた女(ひと) どうか詫びたい いまさらだけど もう一度 もう一度 逢いたい もう一度 噂を訪ねて さすらえば 涙があふれ 雪になる 優しい誰かと めぐり逢い 笑顔で過ごして いるだろか いつも幸せ 祈っているよ もう一度 もう一度 逢いたい もう一度 |
男のなみだ雨通り雨なら 濡れてもいいが おまえの涙は こころに重い 言わなきゃよかった あの夜に 何で言ったか 別れの言葉 今さら詫(わ)びてる… 男のなみだ雨 酔えばやさしい おまえの笑顔 寂(さび)しい背中が 瞼をよぎる 想い出映した 水たまり 今も愛には 変わりはないさ 傘さえ差さずに… 男のなみだ雨 きっとこの雨 朝にはやむが しぐれて止(や)まない こころの傷は おまえは今頃 何処にいる 俺を恨(うら)んで 泣いてるだろか 迎えに行きたい… 男のなみだ雨 | 北山たけし | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 伊戸のりお | 通り雨なら 濡れてもいいが おまえの涙は こころに重い 言わなきゃよかった あの夜に 何で言ったか 別れの言葉 今さら詫(わ)びてる… 男のなみだ雨 酔えばやさしい おまえの笑顔 寂(さび)しい背中が 瞼をよぎる 想い出映した 水たまり 今も愛には 変わりはないさ 傘さえ差さずに… 男のなみだ雨 きっとこの雨 朝にはやむが しぐれて止(や)まない こころの傷は おまえは今頃 何処にいる 俺を恨(うら)んで 泣いてるだろか 迎えに行きたい… 男のなみだ雨 |
片道切符いつかひと旗 あげたくて 涙かくして ふる里捨てた 一歩踏み出しゃ 人生は 二度と戻れぬ 片道切符 だから悔いなど だから悔いなど 残すな 男じゃないか いつもわがまま ごめんよな 詫びているんだ 心の内で 忘れないから おふくろよ せめて笑顔で 片道切符 決めた道なら 決めた道なら 迷うな 男じゃないか 運がない時ゃ 焦らずに じっと我慢さ おやじの言葉 たとえひと足 遅れても 今に見ていろ 片道切符 明日を信じて 明日を信じて つらぬけ 男じゃないか | 北山たけし | 原譲二 | 原譲二 | 伊戸のりお | いつかひと旗 あげたくて 涙かくして ふる里捨てた 一歩踏み出しゃ 人生は 二度と戻れぬ 片道切符 だから悔いなど だから悔いなど 残すな 男じゃないか いつもわがまま ごめんよな 詫びているんだ 心の内で 忘れないから おふくろよ せめて笑顔で 片道切符 決めた道なら 決めた道なら 迷うな 男じゃないか 運がない時ゃ 焦らずに じっと我慢さ おやじの言葉 たとえひと足 遅れても 今に見ていろ 片道切符 明日を信じて 明日を信じて つらぬけ 男じゃないか |
流れ雲沈む夕陽を 懐(ふところ)に入れて 寒い心を 温(あたた)める 明日(あす)は何処(いずこ)か 旅の空 運命(さだめ)の風と ともに 男は 男は 男はさすらい 流れ雲 すまぬ許せと あの人に詫(わ)びて 熱い情けに 背を向ける どうせ ぬくもり やすらぎは 俺には遠い 夢か 男は 男は 男はさすらい 流れ雲 うしろ見ないで 弱音など吐かず 命ひとすじ 生きてゆく 砂を噛むよな 淋しさを 隠して今日も ひとり 男は 男は 男はさすらい 流れ雲 | 北山たけし | 下地亜記子 | 原譲二 | 丸山雅仁 | 沈む夕陽を 懐(ふところ)に入れて 寒い心を 温(あたた)める 明日(あす)は何処(いずこ)か 旅の空 運命(さだめ)の風と ともに 男は 男は 男はさすらい 流れ雲 すまぬ許せと あの人に詫(わ)びて 熱い情けに 背を向ける どうせ ぬくもり やすらぎは 俺には遠い 夢か 男は 男は 男はさすらい 流れ雲 うしろ見ないで 弱音など吐かず 命ひとすじ 生きてゆく 砂を噛むよな 淋しさを 隠して今日も ひとり 男は 男は 男はさすらい 流れ雲 |
男鹿半島黙ったままで 命を燃やす 赤い夕陽は 男の浪漫 入道崎(にゅうどうざき)に たたずめば 負けるもんかと こころが燃える 水平線の 向こうには 明日が待ってる 男鹿半島 涙は海に すてればいいと 白いかもめが 教えてくれた カンカネ洞に 響くのは 波がささやく 故郷の歌か 孤独を背負う この肩で 風を振り切る 男鹿半島 あたってくだけ 崖さえ削る 波のねばりで 男の勝負 大桟橋(だいさんきょう)を みつめれば やれば出来ると こころが唸る 水平線の 向こうには 夢が待ってる 男鹿半島 | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | 南郷達也 | 黙ったままで 命を燃やす 赤い夕陽は 男の浪漫 入道崎(にゅうどうざき)に たたずめば 負けるもんかと こころが燃える 水平線の 向こうには 明日が待ってる 男鹿半島 涙は海に すてればいいと 白いかもめが 教えてくれた カンカネ洞に 響くのは 波がささやく 故郷の歌か 孤独を背負う この肩で 風を振り切る 男鹿半島 あたってくだけ 崖さえ削る 波のねばりで 男の勝負 大桟橋(だいさんきょう)を みつめれば やれば出来ると こころが唸る 水平線の 向こうには 夢が待ってる 男鹿半島 |
高千穂峡時を刻んだ 大渓谷に ゆるがぬ思い 重ねてる 青雲橋(せいうんばし)の おおきさで 明日に架けたい 夢がある こぼれた涙 乾かすように 高千穂の風が 風が 風が吹く 何度読んだか あの日の手紙 折り目もいつか 破れてる 青竹香る かっぽ酒 一気に飲み干し 立ち上がる この手を伸ばし つかんでみたい 高千穂の星が 星が 星が降る ひとり夜通し 夜神楽(よかぐら)みれば こころの岩戸 ひらかれる 国見ヶ丘に のぼる陽が かじかむ命を 照らし出す 信じた道を 生きればいいと 高千穂の風が 風が 風が言う | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | 南郷達也 | 時を刻んだ 大渓谷に ゆるがぬ思い 重ねてる 青雲橋(せいうんばし)の おおきさで 明日に架けたい 夢がある こぼれた涙 乾かすように 高千穂の風が 風が 風が吹く 何度読んだか あの日の手紙 折り目もいつか 破れてる 青竹香る かっぽ酒 一気に飲み干し 立ち上がる この手を伸ばし つかんでみたい 高千穂の星が 星が 星が降る ひとり夜通し 夜神楽(よかぐら)みれば こころの岩戸 ひらかれる 国見ヶ丘に のぼる陽が かじかむ命を 照らし出す 信じた道を 生きればいいと 高千穂の風が 風が 風が言う |
かたくりの花夢をかなえる 人よりも 夢を追ってる あなたが好きと そっと笑って ついてくる 春の始まり 教えるような お前の好きな その花は かたくり かたくり かたくりの花 涙もろくて 不器用で なのにやさしい あなたが好きと 俺の弱さを かばう奴 夕陽みつめて ぬくもりくれる お前の好きな その花は かたくり かたくり かたくりの花 嘘に傷つく 暮らしより 嘘もつけない あなたが好きと 胸に飛び込み 眼を閉じる 薄いむらさき 日蔭に咲いた お前のような その花は かたくり かたくり かたくりの花 | 北山たけし | 喜多條忠 | 平尾昌晃 | 伊戸のりお | 夢をかなえる 人よりも 夢を追ってる あなたが好きと そっと笑って ついてくる 春の始まり 教えるような お前の好きな その花は かたくり かたくり かたくりの花 涙もろくて 不器用で なのにやさしい あなたが好きと 俺の弱さを かばう奴 夕陽みつめて ぬくもりくれる お前の好きな その花は かたくり かたくり かたくりの花 嘘に傷つく 暮らしより 嘘もつけない あなたが好きと 胸に飛び込み 眼を閉じる 薄いむらさき 日蔭に咲いた お前のような その花は かたくり かたくり かたくりの花 |
霧笛の酒場夜霧にうるむ 港のあかり 窓からひとり みる俺さ こんな夜には そばに来て そっとお酌を してくれた 何処(どこ)にいるのか 霧笛の酒場 おんなの夢を 叶えてやれず 悔やんでいるよ 今だって 波止場通りを 訪ねても 知らぬ他人の うしろ影 ひと目逢いたい 霧笛の酒場 時計が過去に 戻せるならば おまえを二度と 離さない 古い北向き アパートに 花を一輪 飾ってた 酔えば恋しい 霧笛の酒場 | 北山たけし | 仁井谷俊也 | 徳久広司 | 前田俊明 | 夜霧にうるむ 港のあかり 窓からひとり みる俺さ こんな夜には そばに来て そっとお酌を してくれた 何処(どこ)にいるのか 霧笛の酒場 おんなの夢を 叶えてやれず 悔やんでいるよ 今だって 波止場通りを 訪ねても 知らぬ他人の うしろ影 ひと目逢いたい 霧笛の酒場 時計が過去に 戻せるならば おまえを二度と 離さない 古い北向き アパートに 花を一輪 飾ってた 酔えば恋しい 霧笛の酒場 |
津軽おとこ節故郷(くに)を出る時 お岩木山の 吹雪く鳴き笛 背中で聞いた 恋も未練も 津軽の郷(さと)へ 埋めて来たのさ 太棹(ふとざお)抱いて 津軽じょんから おとこ節 おとこ節 雪の津軽に 別れを告げて 夢に漕ぎ出す 都会の海で 耐えることなら 馴れてはいるさ 負けてなるかと 太棹(ふとざお)抱いて 津軽じょんから よされ節 よされ節 三味が唸れば 魂(こころ)が燃える やれば出来ると 高鳴る鼓動 晴れの舞台に 立つその日まで 今日も命の 太棹(ふとざお)抱いて 津軽じょんから おとこ節 おとこ節 | 北山たけし | 原譲二 | 原譲二 | 南郷達也 | 故郷(くに)を出る時 お岩木山の 吹雪く鳴き笛 背中で聞いた 恋も未練も 津軽の郷(さと)へ 埋めて来たのさ 太棹(ふとざお)抱いて 津軽じょんから おとこ節 おとこ節 雪の津軽に 別れを告げて 夢に漕ぎ出す 都会の海で 耐えることなら 馴れてはいるさ 負けてなるかと 太棹(ふとざお)抱いて 津軽じょんから よされ節 よされ節 三味が唸れば 魂(こころ)が燃える やれば出来ると 高鳴る鼓動 晴れの舞台に 立つその日まで 今日も命の 太棹(ふとざお)抱いて 津軽じょんから おとこ節 おとこ節 |
有明海 流せなかった 幾千粒の なみだは海に 捨ててきた 胸にのこった 傷あとは 逃げずに生きた 証だろ 有明海に 陽が沈む こころの闇を しずかに照らし 何も語らず 教えてくれた 親父の背中 思いだす 攻めて勝つのは 運の良さ 守って勝つが 強さだと 有明海に 星が舞う 孤独を友に 夜空を見れば 鉛色した 波間に一羽 カモメの白さ 君に似て たった一つの 真実を つらぬき通し 生きてゆく 有明海に 陽が昇る はてない闇を 消し去るように | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | 前田俊明 | 流せなかった 幾千粒の なみだは海に 捨ててきた 胸にのこった 傷あとは 逃げずに生きた 証だろ 有明海に 陽が沈む こころの闇を しずかに照らし 何も語らず 教えてくれた 親父の背中 思いだす 攻めて勝つのは 運の良さ 守って勝つが 強さだと 有明海に 星が舞う 孤独を友に 夜空を見れば 鉛色した 波間に一羽 カモメの白さ 君に似て たった一つの 真実を つらぬき通し 生きてゆく 有明海に 陽が昇る はてない闇を 消し去るように |
剣山 雨風耐えて 堂々と 天にそびえる 凛々(りり)しさよ 望みがでかけりゃ 苦労も多い 今日の我慢が 明日(あす)を呼ぶ はるか見下ろす 瀬戸の海 夢を貫く 剣山(つるぎさん) 流れる汗を 手で拭(ぬぐ)い ぐっと唇 かみしめる 人生山道 まだ登り口 自分を信じて どこまでも 続くこの先 あせらずに 雲がたなびく 剣山 望みをいつか かなえたら 会いに行きたい 人がいる しっかりしろよと 励ますように 気高(けだか)き山の 頼もしさ 心迷わず ひとすじに 夢を貫く 剣山 | 北山たけし | 麻こよみ | 原譲二 | 前田俊明 | 雨風耐えて 堂々と 天にそびえる 凛々(りり)しさよ 望みがでかけりゃ 苦労も多い 今日の我慢が 明日(あす)を呼ぶ はるか見下ろす 瀬戸の海 夢を貫く 剣山(つるぎさん) 流れる汗を 手で拭(ぬぐ)い ぐっと唇 かみしめる 人生山道 まだ登り口 自分を信じて どこまでも 続くこの先 あせらずに 雲がたなびく 剣山 望みをいつか かなえたら 会いに行きたい 人がいる しっかりしろよと 励ますように 気高(けだか)き山の 頼もしさ 心迷わず ひとすじに 夢を貫く 剣山 |
路地あかり 人に言えない さびしさ抱いて ながす涙の 意味を知る 肩がぶつかる 路地裏の あかりみたいな 女(ひと)だった 酒におまえが 浮かんで消えて 飲み干す夜が ほろ苦い あの日おまえに 別れの言葉 酒の力で 切り出した こんなおれには 安らぎが きっとこないと 思ってた 詫びる言葉も 言えないままで 見上げる月を 胸に刺す 風におまえの うわさを聞いて さがし続ける 夜の街 苦労背負った その肩を そっと包んで やりたいよ まるで哀しい 笑顔のように 心にゆれる 路地あかり | 北山たけし | 田久保真見 | 弦哲也 | 前田俊明 | 人に言えない さびしさ抱いて ながす涙の 意味を知る 肩がぶつかる 路地裏の あかりみたいな 女(ひと)だった 酒におまえが 浮かんで消えて 飲み干す夜が ほろ苦い あの日おまえに 別れの言葉 酒の力で 切り出した こんなおれには 安らぎが きっとこないと 思ってた 詫びる言葉も 言えないままで 見上げる月を 胸に刺す 風におまえの うわさを聞いて さがし続ける 夜の街 苦労背負った その肩を そっと包んで やりたいよ まるで哀しい 笑顔のように 心にゆれる 路地あかり |
雨の裏町 惚れたおまえの 涙のような 路地の屋台の こぬか雨 ふたり暮らして いた頃は 気づかなかった やさしさが 男ごころを 男ごころを また泣かす 酔いにまかせて 指輪の跡を 噛めば愛(いと)しい くすり指 いつかあなたの 故郷(ふるさと)へ 行ってみたいと 甘えてた なんで黙って なんで黙って 消えたのか 白い襟足 かぼそい身体 濡れていないか この雨に いくらおまえを 慕(おも)っても させる情けの 傘もない せめて倖せ せめて倖せ 祈るだけ | 北山たけし | 仁井谷俊也 | 弦哲也 | 前田俊明 | 惚れたおまえの 涙のような 路地の屋台の こぬか雨 ふたり暮らして いた頃は 気づかなかった やさしさが 男ごころを 男ごころを また泣かす 酔いにまかせて 指輪の跡を 噛めば愛(いと)しい くすり指 いつかあなたの 故郷(ふるさと)へ 行ってみたいと 甘えてた なんで黙って なんで黙って 消えたのか 白い襟足 かぼそい身体 濡れていないか この雨に いくらおまえを 慕(おも)っても させる情けの 傘もない せめて倖せ せめて倖せ 祈るだけ |
アカシアの街で 想い出の札幌 訪ねてみれば お前の好きだった あの日の白い花 冷たい別れを 身勝手を 詫(わ)びたら昔に 戻れるだろうか アカシアの 薫る街 も一度逢いたい 粉雪の空港 理由(わけ)さえ告げず その手を振りきって 飛び立つジェット便 ごめんよ今頃 気がついた 離しちゃいけない 大事な女(ひと)と アカシアに 浮かぶ笑顔(かお) こんなに愛しい 面影を捜して すすきのゆけば ひとりで泣いてたと 夜風が噂する 許してくれたら この腕に やさしくお前を 抱きしめたいよ アカシアも 眠る街 今すぐ逢いたい | 北山たけし | 仁井谷俊也 | 徳久広司 | 前田俊明 | 想い出の札幌 訪ねてみれば お前の好きだった あの日の白い花 冷たい別れを 身勝手を 詫(わ)びたら昔に 戻れるだろうか アカシアの 薫る街 も一度逢いたい 粉雪の空港 理由(わけ)さえ告げず その手を振りきって 飛び立つジェット便 ごめんよ今頃 気がついた 離しちゃいけない 大事な女(ひと)と アカシアに 浮かぶ笑顔(かお) こんなに愛しい 面影を捜して すすきのゆけば ひとりで泣いてたと 夜風が噂する 許してくれたら この腕に やさしくお前を 抱きしめたいよ アカシアも 眠る街 今すぐ逢いたい |