みちのく隠れ郷雪をいただく 鳥海山の 麓流れる 白雪川の 隠れ郷 別れになれば 死ぬのも同じ 一夜の逢瀬を 待ちわびて 二重の帯を 抱きしめる しのび痩せした おんなを写し そっと励ます 白雪川の 水鏡 この眼を閉じりゃ あの日が浮かぶ せつない気持ちが 火と燃えて 今では命 賭けるひと 迎え化粧の この手を止めて 背伸びして見る 白雪川の 隠れ郷 まだまだ遠い おんなの道も あなたと一緒に 踏み越えて 明日を探す 旅の宿 | 水田竜子 | 坂口照幸 | 水森英夫 | 前田俊明 | 雪をいただく 鳥海山の 麓流れる 白雪川の 隠れ郷 別れになれば 死ぬのも同じ 一夜の逢瀬を 待ちわびて 二重の帯を 抱きしめる しのび痩せした おんなを写し そっと励ます 白雪川の 水鏡 この眼を閉じりゃ あの日が浮かぶ せつない気持ちが 火と燃えて 今では命 賭けるひと 迎え化粧の この手を止めて 背伸びして見る 白雪川の 隠れ郷 まだまだ遠い おんなの道も あなたと一緒に 踏み越えて 明日を探す 旅の宿 |
霧島の宿 日豊本線 乗りつぐ駅は 南・風吹く 薩摩路へ 二行足らずの 走り書き きっと今頃 見てるはず あなた来るやら 来ないやら 最後の旅です 霧島の宿 日暮れの遅さに 救われそうよ 夜に待つには 人恋し 心離れを 恨むより 今はしずかに 手酌酒 月に湯の瀬も ゆれるほど 吐息もせつない 霧島の宿 霧島連山 つつじに染まる どこへ流れる 天降川(あもりがわ) 眠れないまま さ迷えば どこか空似の うしろ影 仕方ないのと 眼を閉じる 明日へ出直す 霧島の宿 | 水田竜子 | 坂口照幸 | 水森英夫 | 前田俊明 | 日豊本線 乗りつぐ駅は 南・風吹く 薩摩路へ 二行足らずの 走り書き きっと今頃 見てるはず あなた来るやら 来ないやら 最後の旅です 霧島の宿 日暮れの遅さに 救われそうよ 夜に待つには 人恋し 心離れを 恨むより 今はしずかに 手酌酒 月に湯の瀬も ゆれるほど 吐息もせつない 霧島の宿 霧島連山 つつじに染まる どこへ流れる 天降川(あもりがわ) 眠れないまま さ迷えば どこか空似の うしろ影 仕方ないのと 眼を閉じる 明日へ出直す 霧島の宿 |
噂の港北をめざして 函館(はこだて)・小樽(おたる) 西ゆく船に また乗りかえる 白いうねりは 日本海 うみねこみたいな あの男(ひと)だから 言っておきたい ことがある わたしは一途な 恋おんな あとでかならず 本物やると あのときくれた 硝子の指輪 嘘がキラキラ 光ってる 許してしまえば おんなの敗けよ 風の噂は おけさ島 あいつが居そうな 小木港(おぎみなと) きのう舞鶴(まいづる) きょう美保関(みほのせき) あしたは汽車で 関門(かんもん)こえる 命がけです お月さま もいちど逢えたら 死ぬほど抱かれ 言っておきたい ことがある 旅路の終りは 博多やら | 水田竜子 | 池田充男 | 水森英夫 | 前田俊明 | 北をめざして 函館(はこだて)・小樽(おたる) 西ゆく船に また乗りかえる 白いうねりは 日本海 うみねこみたいな あの男(ひと)だから 言っておきたい ことがある わたしは一途な 恋おんな あとでかならず 本物やると あのときくれた 硝子の指輪 嘘がキラキラ 光ってる 許してしまえば おんなの敗けよ 風の噂は おけさ島 あいつが居そうな 小木港(おぎみなと) きのう舞鶴(まいづる) きょう美保関(みほのせき) あしたは汽車で 関門(かんもん)こえる 命がけです お月さま もいちど逢えたら 死ぬほど抱かれ 言っておきたい ことがある 旅路の終りは 博多やら |
奥志摩の宿しぶき舞い散る 鴎がさわぐ 泣けとばかりに 潮風(かぜ)が吹く ひとり身を引く わかれ旅 まるで真珠の 涙のような ここは英虞湾(あごわん) 奥志摩の宿 舟が沖ゆく 想い出うねる 夢のなごりが 身を揺らす 忘れられない あの人を 呼べば霧笛(むてき)が せつなく鳴いて 波切(なきり) 浜島(はまじま) 奥志摩の宿 波が岸うつ 海女笛(あまぶえ)しみる 胸が痛がる 恋しがる 明日(あす)の当てない 迷い旅 おんな心の 未練が燃えて 夕陽哀しい 奥志摩の宿 | 水田竜子 | 下地亜記子 | 水森英夫 | 前田俊明 | しぶき舞い散る 鴎がさわぐ 泣けとばかりに 潮風(かぜ)が吹く ひとり身を引く わかれ旅 まるで真珠の 涙のような ここは英虞湾(あごわん) 奥志摩の宿 舟が沖ゆく 想い出うねる 夢のなごりが 身を揺らす 忘れられない あの人を 呼べば霧笛(むてき)が せつなく鳴いて 波切(なきり) 浜島(はまじま) 奥志摩の宿 波が岸うつ 海女笛(あまぶえ)しみる 胸が痛がる 恋しがる 明日(あす)の当てない 迷い旅 おんな心の 未練が燃えて 夕陽哀しい 奥志摩の宿 |
平戸雨情雨にけむった オランダ橋で 決めたはずです もう泣かないと 遠くはなれて なおさらつのる 未練でしょうか 恋ごころ…… 鐘が鳴る鳴る 平戸の港 女泣かせの 雨がふる 色はあせても ジャガタラ文(ぶみ)に 残る一途な 想いの丈(たけ)よ まるで異国の 旅人みたい あてなく辿る 石だたみ…… 五島列島 平戸の沖に 女泣かせの 雨がふる 咲いて春呼ぶ 海寺(うみでら)あとの 闇に真白き 花もくれんよ 明日(あす)の日暮れは まっ赤な夕陽 見えるでしょうか この海に…… 船を待とうか 平戸の灯り 女泣かせの 雨がふる | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 前田俊明 | 雨にけむった オランダ橋で 決めたはずです もう泣かないと 遠くはなれて なおさらつのる 未練でしょうか 恋ごころ…… 鐘が鳴る鳴る 平戸の港 女泣かせの 雨がふる 色はあせても ジャガタラ文(ぶみ)に 残る一途な 想いの丈(たけ)よ まるで異国の 旅人みたい あてなく辿る 石だたみ…… 五島列島 平戸の沖に 女泣かせの 雨がふる 咲いて春呼ぶ 海寺(うみでら)あとの 闇に真白き 花もくれんよ 明日(あす)の日暮れは まっ赤な夕陽 見えるでしょうか この海に…… 船を待とうか 平戸の灯り 女泣かせの 雨がふる |
砂の像…鳥取砂丘にてあなたの愛と 魂(こころ)の広さ 砂丘(すな)のうねりと 同じです 風紋(ふうもん) すりばち 馬の背を 越えれば蒼(あお)い日本海 鳥取砂丘 あゝ砂の像 どこまで続く この砂の波 あなたが付けた 足跡(あしあと)が 今の私の 道標(みちしるべ) 風がヒュルヒュル 哭(な)くのです 鳥取砂丘 あゝ砂の像 まっ赤な西陽が 二人を染めて 長く尾を引き 消えてゆく 砂丘(すな)の温(ぬく)もり 大きさが 強く生きよと 云うのです 鳥取砂丘 あゝ砂の像 | 水田竜子 | 廣澤孝彦 | 水森英夫 | 前田俊明 | あなたの愛と 魂(こころ)の広さ 砂丘(すな)のうねりと 同じです 風紋(ふうもん) すりばち 馬の背を 越えれば蒼(あお)い日本海 鳥取砂丘 あゝ砂の像 どこまで続く この砂の波 あなたが付けた 足跡(あしあと)が 今の私の 道標(みちしるべ) 風がヒュルヒュル 哭(な)くのです 鳥取砂丘 あゝ砂の像 まっ赤な西陽が 二人を染めて 長く尾を引き 消えてゆく 砂丘(すな)の温(ぬく)もり 大きさが 強く生きよと 云うのです 鳥取砂丘 あゝ砂の像 |
雪の細道雪の細道 平泉 なみだ雪降る 金色堂(こんじきどう)へ あなた あなた あなた 忘れる北の旅 私の生命(いのち)を ふたつに裂いて あげても悔いない この恋でした 雪の細道 夢の跡(あと) たどる指先 切ないぬくみ 泣いて 泣いて 泣いて あなたの名を呼べば 金(きん)鶏山(けいさん)から 夕陽を浴(あ)びて 見上げる山には 雪(ゆき)大文字(だいもんじ) 雪の細道 毛(もう)越寺(つうじ) つのる想いに 風花(かざはな)舞えば せめて せめて せめて もいちど抱きしめて 思い出ばかりが 名残りの雪に キラキラ光るは 未練でしょうか | 水田竜子 | 喜多條忠 | 水森英夫 | 前田俊明 | 雪の細道 平泉 なみだ雪降る 金色堂(こんじきどう)へ あなた あなた あなた 忘れる北の旅 私の生命(いのち)を ふたつに裂いて あげても悔いない この恋でした 雪の細道 夢の跡(あと) たどる指先 切ないぬくみ 泣いて 泣いて 泣いて あなたの名を呼べば 金(きん)鶏山(けいさん)から 夕陽を浴(あ)びて 見上げる山には 雪(ゆき)大文字(だいもんじ) 雪の細道 毛(もう)越寺(つうじ) つのる想いに 風花(かざはな)舞えば せめて せめて せめて もいちど抱きしめて 思い出ばかりが 名残りの雪に キラキラ光るは 未練でしょうか |
北上川恋唄青き流れに 桜の花が はらはら散ります 花筏(はないかだ) 肩を寄せあい ほほえみあった あなたあれから どうしてますか 北上川に 北上川に 今もたずねます 何度泣いたか 忘れたけれど 今でも面影 揺れてます あなた変わらず やさしいままで 清い瞳の ままなのですか 北上川は 北上川は 今日も雨の中 空を見上げて ためいきひとつ あなたの笑顔が 雲になる きっと知らない 遠くの町で だれかいい人 みつけたでしょう 北上川は 北上川は ひとり恋の川 | 水田竜子 | 喜多條忠 | 水森英夫 | 前田俊明 | 青き流れに 桜の花が はらはら散ります 花筏(はないかだ) 肩を寄せあい ほほえみあった あなたあれから どうしてますか 北上川に 北上川に 今もたずねます 何度泣いたか 忘れたけれど 今でも面影 揺れてます あなた変わらず やさしいままで 清い瞳の ままなのですか 北上川は 北上川は 今日も雨の中 空を見上げて ためいきひとつ あなたの笑顔が 雲になる きっと知らない 遠くの町で だれかいい人 みつけたでしょう 北上川は 北上川は ひとり恋の川 |
波止場しぐれ波止場しぐれが 降る夜は 雨のむこうに 故郷が見える ここは瀬戸内 土庄港 一夜泊りの かさね着が いつかなじんだ ネオン町 肩に重たい 苦労なら 捨てていいのよ 拾ってあげる ここは瀬戸内 土庄港 のんでおゆきよ もう一杯 浮世小路の ネオン酒 あれは高松 最終便 グラス持つ手に 汽笛がからむ ここは瀬戸内 土庄港 恋も着きます 夢もゆく 春の紅さす ネオン町 | 水田竜子 | 吉岡治 | 岡千秋 | 山田年秋 | 波止場しぐれが 降る夜は 雨のむこうに 故郷が見える ここは瀬戸内 土庄港 一夜泊りの かさね着が いつかなじんだ ネオン町 肩に重たい 苦労なら 捨てていいのよ 拾ってあげる ここは瀬戸内 土庄港 のんでおゆきよ もう一杯 浮世小路の ネオン酒 あれは高松 最終便 グラス持つ手に 汽笛がからむ ここは瀬戸内 土庄港 恋も着きます 夢もゆく 春の紅さす ネオン町 |
能登はいらんかいね欠けた徳利に 鱈子のつまみ 酒の注ぎ手は 見染めたあの娘 能登はいらんかいねー ふるさと能登はョー 寝酒三合に 口説きを混ぜて 今夜は輪島の 夢をみる 風は潮風 シベリア返し 汽車は昔の 各駅停車 能登はいらんかいねー ふるさと能登はョー いさざ土産に 嫁さんつれりゃ おひろめ椿の 花が舞う 冷やで五合 ぬくめて五合 しめて一升 酒ありゃ楽し 能登はいらんかいねー ふるさと能登はョー 氷鳴らして 想いを馳せりゃ 御陣乗太鼓の 音がする | 水田竜子 | 岸元克己 | 猪俣公章 | 山田年秋 | 欠けた徳利に 鱈子のつまみ 酒の注ぎ手は 見染めたあの娘 能登はいらんかいねー ふるさと能登はョー 寝酒三合に 口説きを混ぜて 今夜は輪島の 夢をみる 風は潮風 シベリア返し 汽車は昔の 各駅停車 能登はいらんかいねー ふるさと能登はョー いさざ土産に 嫁さんつれりゃ おひろめ椿の 花が舞う 冷やで五合 ぬくめて五合 しめて一升 酒ありゃ楽し 能登はいらんかいねー ふるさと能登はョー 氷鳴らして 想いを馳せりゃ 御陣乗太鼓の 音がする |
女の港口紅が 濃すぎたかしら 着物にすれば よかったかしら 二ヶ月前に 函館で はぐれた人を 長崎へ 追えば一夜が 死ぬほど長い 私は港の 通い妻 信じても ひとりになると ぷつんと切れる ふたりの絆 たしかめあった 横浜の 棧橋はなれ 塩釜へ 向かうあなたが もう気にかかる いつまでたっても 恋女 海猫の 声ききながら 港の宿で あなたを待てば たずねる船は 青森にゃ 寄らずに佐渡へ 行くという つらい知らせは なれっこだから 夜汽車でマフラー 編むのです | 水田竜子 | 星野哲郎 | 船村徹 | 山田年秋 | 口紅が 濃すぎたかしら 着物にすれば よかったかしら 二ヶ月前に 函館で はぐれた人を 長崎へ 追えば一夜が 死ぬほど長い 私は港の 通い妻 信じても ひとりになると ぷつんと切れる ふたりの絆 たしかめあった 横浜の 棧橋はなれ 塩釜へ 向かうあなたが もう気にかかる いつまでたっても 恋女 海猫の 声ききながら 港の宿で あなたを待てば たずねる船は 青森にゃ 寄らずに佐渡へ 行くという つらい知らせは なれっこだから 夜汽車でマフラー 編むのです |
舟唄お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり ともりゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を 沖の鴎に 深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝する ダンチョネ 店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい ときどき霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜更けてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルル ルルル...... | 水田竜子 | 阿久悠 | 浜圭介 | 山田年秋 | お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり ともりゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を 沖の鴎に 深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝する ダンチョネ 店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい ときどき霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜更けてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルル ルルル...... |
おんなの出船涙 涙 涙 涙 涙枯れても 枯れるな恋よ 船に 私は乗る あなた 桟橋で 白いテープを引く お別れ波止場 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 夢を 夢を 夢を 夢を 夢を下さい おんなの夢を 明日は どうにかなる 今夜 見る夢に愛を信じて行く 一人の旅路 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 心 心 心 心 心あげます おんなの心 他に 何もない あげる ものなんて 沖じゃカモメが泣く お別れ波止場 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 | 水田竜子 | 山田孝雄 | 船村徹 | 山田年秋 | 涙 涙 涙 涙 涙枯れても 枯れるな恋よ 船に 私は乗る あなた 桟橋で 白いテープを引く お別れ波止場 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 夢を 夢を 夢を 夢を 夢を下さい おんなの夢を 明日は どうにかなる 今夜 見る夢に愛を信じて行く 一人の旅路 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 心 心 心 心 心あげます おんなの心 他に 何もない あげる ものなんて 沖じゃカモメが泣く お別れ波止場 サヨナラ サヨナラ おんなの出船 |
珍島物語海が割れるのよ 道ができるのよ 島と島とが つながるの こちら珍島(チンド)から あちら芽島里(モドリ)まで 海の神様 カムサハムニダ 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで祈っているの あなたとの 愛よふたたびと 遠くはなれても こころあたたかく あなた信じて 暮らします そうよいつの日か きっと会えますね 海の神様 カムサハムニダ ふたつの島を つないだ道よ はるかに遠い 北へとつづけ ねえ とても好きよ 死ぬほど好きよ あなたとの 愛よとこしえに 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで祈っているの あなたとの 愛よふたたびと | 水田竜子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 山田年秋 | 海が割れるのよ 道ができるのよ 島と島とが つながるの こちら珍島(チンド)から あちら芽島里(モドリ)まで 海の神様 カムサハムニダ 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで祈っているの あなたとの 愛よふたたびと 遠くはなれても こころあたたかく あなた信じて 暮らします そうよいつの日か きっと会えますね 海の神様 カムサハムニダ ふたつの島を つないだ道よ はるかに遠い 北へとつづけ ねえ とても好きよ 死ぬほど好きよ あなたとの 愛よとこしえに 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで祈っているの あなたとの 愛よふたたびと |
暗夜航路生きてゆくのが 下手だから にがさ重ねて 千鳥足 いいのいいのよ あんた...... 風がヒュルヒュル 沁みる夜は 錨おろして この胸に 淋しがりやで 惚れたがり なおらないわね 死ぬまでは いいのいいのよ あんた...... 一夜泊りの 船だって ともす灯りは 夢灯り 苦労ひろって 港町 やせたおんなの 繩のれん いいのいいのよ あんた...... つれていってと 云えないで すがる背中に 霧が降る | 水田竜子 | 吉岡治 | 弦哲也 | 山田年秋 | 生きてゆくのが 下手だから にがさ重ねて 千鳥足 いいのいいのよ あんた...... 風がヒュルヒュル 沁みる夜は 錨おろして この胸に 淋しがりやで 惚れたがり なおらないわね 死ぬまでは いいのいいのよ あんた...... 一夜泊りの 船だって ともす灯りは 夢灯り 苦労ひろって 港町 やせたおんなの 繩のれん いいのいいのよ あんた...... つれていってと 云えないで すがる背中に 霧が降る |
余市の女お酒を相手に ひと冬越えて あなた待つ身を 霧笛が泣かす シリパ岬は 荒波しぶき 雪また雪の 波止場みち… 夢を夢を 夢をください もういちど いのち預けた 余市の女 一途というのも 哀しいものと 他人(ひと)は指さす 噂をたてる 紅い夕日に 積丹(しゃこたん)カモメ 誓った 愛の乗(じょう)念寺(ねんじ)… 忘れ忘れ 忘れられない ぬくもりに 賭けて入船(ふね)待つ 余市の女 泣かせたぶんだけ 優しく抱いて 胸の根雪を 溶かしてほしい 春のあけぼの ローソク岩に 黒ユリ投げて ただ祈る… 恋を恋を 恋をかえして もういちど あなたひとすじ 余市の女 | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 伊戸のりお | お酒を相手に ひと冬越えて あなた待つ身を 霧笛が泣かす シリパ岬は 荒波しぶき 雪また雪の 波止場みち… 夢を夢を 夢をください もういちど いのち預けた 余市の女 一途というのも 哀しいものと 他人(ひと)は指さす 噂をたてる 紅い夕日に 積丹(しゃこたん)カモメ 誓った 愛の乗(じょう)念寺(ねんじ)… 忘れ忘れ 忘れられない ぬくもりに 賭けて入船(ふね)待つ 余市の女 泣かせたぶんだけ 優しく抱いて 胸の根雪を 溶かしてほしい 春のあけぼの ローソク岩に 黒ユリ投げて ただ祈る… 恋を恋を 恋をかえして もういちど あなたひとすじ 余市の女 |
中洲の雨別れて忘れる くらいなら 愛していないわ はじめから 想い出かぞえて 待てばそぼ降る 宵町(よいまち)しぐれ 泣かせないさと 抱いたじゃないの なんで泣かせる 中洲の雨よ ふたりで暮らした 年月(としつき)の 長さのぶんだけ 切った髪 あなたの残り香 消すに消せない あの窓灯り 白い鈴蘭 また咲いたのに なんで泣かせる 中洲の雨よ 博多の海より まだ深い 一途な心を わかってね 水割りください 酔えば夢でも また逢えますか そんな気がする 恋唄ばかり なんで泣かせる 中洲の雨よ | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 石倉重信 | 別れて忘れる くらいなら 愛していないわ はじめから 想い出かぞえて 待てばそぼ降る 宵町(よいまち)しぐれ 泣かせないさと 抱いたじゃないの なんで泣かせる 中洲の雨よ ふたりで暮らした 年月(としつき)の 長さのぶんだけ 切った髪 あなたの残り香 消すに消せない あの窓灯り 白い鈴蘭 また咲いたのに なんで泣かせる 中洲の雨よ 博多の海より まだ深い 一途な心を わかってね 水割りください 酔えば夢でも また逢えますか そんな気がする 恋唄ばかり なんで泣かせる 中洲の雨よ |
会津のおんなみちのく生まれは 深なさけ 抱かれる気持に 迷いはないわ 雪の夜道を つめたい指に 息を吹きかけ 迎え傘…… いいの逢えたら 倖ですと 駅へ小走り 会津のおんな 若松あたりの 湯の郷へ 人目を忍んで 遠出をしたい 罪な契りと わかっていても 淡く咲けない 寒椿…… いいの私も さだめのままに 燃えて散ります 会津のおんな 風花みたいな 恋だけど この手に包んで 信じていたい 月のしずくに ふたりで濡れて なごり惜しんだ 城下町…… いいのここから 他人の顔で あなた見送る 会津のおんな | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 前田俊明 | みちのく生まれは 深なさけ 抱かれる気持に 迷いはないわ 雪の夜道を つめたい指に 息を吹きかけ 迎え傘…… いいの逢えたら 倖ですと 駅へ小走り 会津のおんな 若松あたりの 湯の郷へ 人目を忍んで 遠出をしたい 罪な契りと わかっていても 淡く咲けない 寒椿…… いいの私も さだめのままに 燃えて散ります 会津のおんな 風花みたいな 恋だけど この手に包んで 信じていたい 月のしずくに ふたりで濡れて なごり惜しんだ 城下町…… いいのここから 他人の顔で あなた見送る 会津のおんな |
遠野炎歌山が哭いたら 吹雪になって ふたりの足跡 消してゆく 惚れた同志の みちゆきは 峠づたいに 闇の中 許されぬ 恋でいい―― 抱いて…抱いて…抱きしめて 燃えて…燃えて…燃えあがる…… 遠野の果ての 夢一夜 蒼い焔よ 白馬になって ふたりを乗せて 舞い昇れ 契りかわせば この肌を 染める雪さえ あたたかい みれんなど ないのです いまさら惜しむものはない―― 誰が…誰が…呼んだって けして…けして…帰らない…… 遠野の空で 星になる 命火よ メラメラと この世の掟 焼き尽くせ 抱いて…抱いて…抱きしめて 燃えて…燃えて…燃えあがる…… 遠野の果ての 夢一夜 | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 前田俊明 | 山が哭いたら 吹雪になって ふたりの足跡 消してゆく 惚れた同志の みちゆきは 峠づたいに 闇の中 許されぬ 恋でいい―― 抱いて…抱いて…抱きしめて 燃えて…燃えて…燃えあがる…… 遠野の果ての 夢一夜 蒼い焔よ 白馬になって ふたりを乗せて 舞い昇れ 契りかわせば この肌を 染める雪さえ あたたかい みれんなど ないのです いまさら惜しむものはない―― 誰が…誰が…呼んだって けして…けして…帰らない…… 遠野の空で 星になる 命火よ メラメラと この世の掟 焼き尽くせ 抱いて…抱いて…抱きしめて 燃えて…燃えて…燃えあがる…… 遠野の果ての 夢一夜 |
野付水道あなた止める手 ふりきって 東京出たのは 夜明けです シベリアおろしに 吹かれてひとり 想い出捨てたい 旅なのに… 愛(いと)しさ憎さが ぶつかりあって みれん…みれん…みれん渦巻く 野付水道 打瀬船(うたせぶね)ゆく たそがれに あなたの温もり 思い出す 流氷まつりの 人波の中 押されてはじめて 気がついた… あんなに優(やさ)しい 人などいない 呼べば…呼べば…呼べばしぐれる 野付水道 明日は襟裳岬(えりも)か 知床か たたずむ港に 雪が舞う この海みたいに 国境線を 引いたら気持が 晴れますか… おしえてください 燈台灯り どこへ…どこへ…どこへ帰ろう 野付水道 | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 南郷達也 | あなた止める手 ふりきって 東京出たのは 夜明けです シベリアおろしに 吹かれてひとり 想い出捨てたい 旅なのに… 愛(いと)しさ憎さが ぶつかりあって みれん…みれん…みれん渦巻く 野付水道 打瀬船(うたせぶね)ゆく たそがれに あなたの温もり 思い出す 流氷まつりの 人波の中 押されてはじめて 気がついた… あんなに優(やさ)しい 人などいない 呼べば…呼べば…呼べばしぐれる 野付水道 明日は襟裳岬(えりも)か 知床か たたずむ港に 雪が舞う この海みたいに 国境線を 引いたら気持が 晴れますか… おしえてください 燈台灯り どこへ…どこへ…どこへ帰ろう 野付水道 |
江ノ島ごころ忘れられない 別れても おもいで波うつ 相模湾(さがみ)の海よ みんな嘘(うそ)だと 知りつつ今日も ひとり来ました 面影抱いて 誰を呼ぶのか 浜千鳥 雨が泣かせる 女の恋ごころ 中津宮(なかつみや)から ふり向けば 幸せ叶うと 教えたあなた 待てど暮らせど 戻らぬ人と 知っていたなら 抱かれなかった… 一夜泊(ひとよどま)りの 情(なさけ)でも あとを追いたい 女の恋ごころ 涙かれても 燃える恋 みれんという名の 宵待草か 咲くに咲けない 片瀬(かたせ)の花が あなた偲(しの)んで 呑(の)みほすお酒… 夢に見ました 帰り船 醒(さ)めてせつない 女の恋ごころ | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 南郷達也 | 忘れられない 別れても おもいで波うつ 相模湾(さがみ)の海よ みんな嘘(うそ)だと 知りつつ今日も ひとり来ました 面影抱いて 誰を呼ぶのか 浜千鳥 雨が泣かせる 女の恋ごころ 中津宮(なかつみや)から ふり向けば 幸せ叶うと 教えたあなた 待てど暮らせど 戻らぬ人と 知っていたなら 抱かれなかった… 一夜泊(ひとよどま)りの 情(なさけ)でも あとを追いたい 女の恋ごころ 涙かれても 燃える恋 みれんという名の 宵待草か 咲くに咲けない 片瀬(かたせ)の花が あなた偲(しの)んで 呑(の)みほすお酒… 夢に見ました 帰り船 醒(さ)めてせつない 女の恋ごころ |
別府航路だったら どうして 抱いたのよ お酒のせいとは あまりじゃないの 涙があふれて あと追う波止場 一生だまして 欲しかった… 別府航路は お別れ出船 恋を恋を忘れて 旅立つところ だったら どうして 呼んだのよ ひとことさよなら 言うためなんて あの日のあなたの 言葉に賭けて 東京みかぎり 来たものを… 別府航路の 最終便は 夢の夢のつづきを ふり向くところ だったら どうして 捨てたのよ 今さら優しい 言葉はよして 命の芯まで 凍えるような 氷雨に打たれて 忘れたい… 別府航路の かえりの船は 泣いて泣いて火の酒 覚えるところ | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 前田俊明 | だったら どうして 抱いたのよ お酒のせいとは あまりじゃないの 涙があふれて あと追う波止場 一生だまして 欲しかった… 別府航路は お別れ出船 恋を恋を忘れて 旅立つところ だったら どうして 呼んだのよ ひとことさよなら 言うためなんて あの日のあなたの 言葉に賭けて 東京みかぎり 来たものを… 別府航路の 最終便は 夢の夢のつづきを ふり向くところ だったら どうして 捨てたのよ 今さら優しい 言葉はよして 命の芯まで 凍えるような 氷雨に打たれて 忘れたい… 別府航路の かえりの船は 泣いて泣いて火の酒 覚えるところ |
女の色気はないけれど世間のすみで 慎ましく 生きてきました 昨日まで お荷物だけには ならないように うまれ変って みせるから…… あなたの私にしてくれますか 女の色気はないけれど お酒に捨てた 恋もある 意地で忘れた 恋もある 誰かの幸せ横目で見ては すねた私は もういない…… あなたのおそばで夢見ていたい 女の色気はないけれど あきらめかけた 時でした 嘘がはびこる ご時世に ほんとに逢えると思わなかった 泣けてくるほど 純な人…… あなたの心で咲かせて欲しい 女の色気はないけれど | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 伊戸のりお | 世間のすみで 慎ましく 生きてきました 昨日まで お荷物だけには ならないように うまれ変って みせるから…… あなたの私にしてくれますか 女の色気はないけれど お酒に捨てた 恋もある 意地で忘れた 恋もある 誰かの幸せ横目で見ては すねた私は もういない…… あなたのおそばで夢見ていたい 女の色気はないけれど あきらめかけた 時でした 嘘がはびこる ご時世に ほんとに逢えると思わなかった 泣けてくるほど 純な人…… あなたの心で咲かせて欲しい 女の色気はないけれど |
霧の土讃線旅の出逢いも さだめでしょうか あれは霜月(しもつき) かずら橋 燃えて燃えて 燃えて紅葉(もみじ)の紅より赤く 命までもと 染めた恋… おもいで訪ねて 今日また暮れて 影もやせます 霧の土讃線 剣山(やま)のけむりか 男のこころ 風の吹くまま 七曲(ななまがり) 待って待って 待って忍んだ春夏秋を 水に流して 冬支度… 夕陽のしずくに 泣きぬれながら きのう琴平(ことひら) 明日(あす)は土佐山田 谷の瀬音に ひよどり啼(な)けば 旅も終りの 無人駅 泣いて泣いて 泣いて忘れて出直す朝に 馬鹿ね やっぱり女です… 帰りの切符を 買ってはみたが 寒い逢いたい 霧の土讃線 | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 前田俊明 | 旅の出逢いも さだめでしょうか あれは霜月(しもつき) かずら橋 燃えて燃えて 燃えて紅葉(もみじ)の紅より赤く 命までもと 染めた恋… おもいで訪ねて 今日また暮れて 影もやせます 霧の土讃線 剣山(やま)のけむりか 男のこころ 風の吹くまま 七曲(ななまがり) 待って待って 待って忍んだ春夏秋を 水に流して 冬支度… 夕陽のしずくに 泣きぬれながら きのう琴平(ことひら) 明日(あす)は土佐山田 谷の瀬音に ひよどり啼(な)けば 旅も終りの 無人駅 泣いて泣いて 泣いて忘れて出直す朝に 馬鹿ね やっぱり女です… 帰りの切符を 買ってはみたが 寒い逢いたい 霧の土讃線 |
国東みれん好きで別れて 旅するなんて 誰があの時 思ったでしょう 地図を片手に 涙でたどる 豊後(ぶんご)・粟島(あわしま)・国見岬(くにみさき)... このまま忘れよか やっぱり帰ろうか あなたに逢いたい 国東(くにさき)みれん 青い夜霧の 六郷坂(ろくごうざか)に 泣いているよな 野仏(のぼとけ)ひとつ 女ごころの ちいさな意地が わかれ話の 始めとは... このまま忘れよか やっぱり帰ろうか あなたに詫びたい 国東みれん 宇佐(うさ)の八幡(はちまん) 社宮(やしろ)の灯り 両掌(りょうて)あわせて 明日(あした)を探す 別府航路を 伊予路(いよじ)へ出れば 逢える気がする 夜明けです... このまま忘れよか やっぱり帰ろうか あなたに賭けたい 国東みれん | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 前田俊明 | 好きで別れて 旅するなんて 誰があの時 思ったでしょう 地図を片手に 涙でたどる 豊後(ぶんご)・粟島(あわしま)・国見岬(くにみさき)... このまま忘れよか やっぱり帰ろうか あなたに逢いたい 国東(くにさき)みれん 青い夜霧の 六郷坂(ろくごうざか)に 泣いているよな 野仏(のぼとけ)ひとつ 女ごころの ちいさな意地が わかれ話の 始めとは... このまま忘れよか やっぱり帰ろうか あなたに詫びたい 国東みれん 宇佐(うさ)の八幡(はちまん) 社宮(やしろ)の灯り 両掌(りょうて)あわせて 明日(あした)を探す 別府航路を 伊予路(いよじ)へ出れば 逢える気がする 夜明けです... このまま忘れよか やっぱり帰ろうか あなたに賭けたい 国東みれん |
八瀬の白梅いまも心に 咲いてる花は おまえひとりと 言われてみたい あれから三年 雨・雨 にわか雨 八瀬(やせ)は遣(や)らずの 山里しぐれ... みれんでしょうか みれんです おんな一輪 白梅の宿 誰も男は 夢追い人で 恋は二番目(にばん)と 微笑(わら)ったあなた 面影ぬらして 雨・雨 なみだ雨 八瀬の高野川(たかの)は おもいでばかり... 尽くしきれずに 馬鹿でした こころさめざめ 白梅の宿 俺が死んでも 泣いたりするな 凛と生きろと 叱って欲しい 逢わせてあなたに 雨・雨 ねがい雨 八瀬も春です うぐいす啼(な)けば... 他人じゃないと 信じたい ひとり明日(あす)待つ 白梅の宿 | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 前田俊明 | いまも心に 咲いてる花は おまえひとりと 言われてみたい あれから三年 雨・雨 にわか雨 八瀬(やせ)は遣(や)らずの 山里しぐれ... みれんでしょうか みれんです おんな一輪 白梅の宿 誰も男は 夢追い人で 恋は二番目(にばん)と 微笑(わら)ったあなた 面影ぬらして 雨・雨 なみだ雨 八瀬の高野川(たかの)は おもいでばかり... 尽くしきれずに 馬鹿でした こころさめざめ 白梅の宿 俺が死んでも 泣いたりするな 凛と生きろと 叱って欲しい 逢わせてあなたに 雨・雨 ねがい雨 八瀬も春です うぐいす啼(な)けば... 他人じゃないと 信じたい ひとり明日(あす)待つ 白梅の宿 |
酔っぱらっちゃった飲めるわよ 酒ぐらい たかが色つき 水じゃない 聞いてるわ サヨナラを まわりくどいわ 言い方が 酔っ払っちゃった 振りしているわ 泣き上戸だと 廻りに見えるよに ここまで女に 惚れられる 男はめったに 居ないから あなたひとこと言わせてよ 罪つくり 罪つくり 送るわよ 表まで いいの私に 送らせて 知らないわ あとのこと 誘われるまま 飲むつもり 酔っ払っちゃった 振りしているわ ただ行きずりに 口説かれたい気分 これほど女を 駄目にする 男が果して いるかしら あなたひとこと言わせてよ 罪つくり 罪つくり 酔っぱらっちゃった 振りしているわ もうボロボロよ 心は空っぽよ こんなに女を まいらせる 男にこの先 会えるやら あなたひとこと言わせてよ 罪つくり 罪つくり | 水田竜子 | 千家和也 | 浜圭介 | | 飲めるわよ 酒ぐらい たかが色つき 水じゃない 聞いてるわ サヨナラを まわりくどいわ 言い方が 酔っ払っちゃった 振りしているわ 泣き上戸だと 廻りに見えるよに ここまで女に 惚れられる 男はめったに 居ないから あなたひとこと言わせてよ 罪つくり 罪つくり 送るわよ 表まで いいの私に 送らせて 知らないわ あとのこと 誘われるまま 飲むつもり 酔っ払っちゃった 振りしているわ ただ行きずりに 口説かれたい気分 これほど女を 駄目にする 男が果して いるかしら あなたひとこと言わせてよ 罪つくり 罪つくり 酔っぱらっちゃった 振りしているわ もうボロボロよ 心は空っぽよ こんなに女を まいらせる 男にこの先 会えるやら あなたひとこと言わせてよ 罪つくり 罪つくり |
笹川流れあずけていました なにもかも 夢も さだめも 命まで 啼(な)いて 群れ飛ぶ 海猫みつめ 後悔してます 別れたことを…… みれん心を 夕陽に燃やす 旅は越後路 笹川流れ あの日は 仲良く 乗った遊覧船(ふね) かすむ涙の 君戻岩(ききもどし) 沖の粟島(あわしま) 指さしながら 一緒に住むかと 抱きよせられた…… 忘れられない 優しい胸が それも越後路 笹川流れ あてなく誰待つ 断崖(きりぎし)に 咲いて哀しい 透百合(ゆり)の花 花になっても 恋しい男(ひと)を 一途(いちず)に信じた 女(おんな)の姿…… そうよ私も 面影抱いて ひとり越後路 笹川流れ | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | | あずけていました なにもかも 夢も さだめも 命まで 啼(な)いて 群れ飛ぶ 海猫みつめ 後悔してます 別れたことを…… みれん心を 夕陽に燃やす 旅は越後路 笹川流れ あの日は 仲良く 乗った遊覧船(ふね) かすむ涙の 君戻岩(ききもどし) 沖の粟島(あわしま) 指さしながら 一緒に住むかと 抱きよせられた…… 忘れられない 優しい胸が それも越後路 笹川流れ あてなく誰待つ 断崖(きりぎし)に 咲いて哀しい 透百合(ゆり)の花 花になっても 恋しい男(ひと)を 一途(いちず)に信じた 女(おんな)の姿…… そうよ私も 面影抱いて ひとり越後路 笹川流れ |
伊根の舟屋壁の日めくり 一枚破り 宿の窓辺で 鶴を折る 泣きに来た 伊根の舟屋は 波まくら・・・・・ 海が玄関(おもて)よ 通りは裏口(うら)よ そんな哀しい 恋だから 三日三晩の 東風(いちせ)もやんで 沖は夕なぎ イカ日和 絵のような 伊根の舟屋の 月灯り・・・・・ ふたつぐい呑み 並べてみても ひとりぼっちは 淋しくて 旅のおわりの 浮棧橋に 咲いて春待つ 口紅水仙(せっちゅうか) ふりむけば 伊根の舟屋は 雪の中・・・・・ 生きる寒さに 負けそな時は 泣きにおいでと 呼ぶように | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | | 壁の日めくり 一枚破り 宿の窓辺で 鶴を折る 泣きに来た 伊根の舟屋は 波まくら・・・・・ 海が玄関(おもて)よ 通りは裏口(うら)よ そんな哀しい 恋だから 三日三晩の 東風(いちせ)もやんで 沖は夕なぎ イカ日和 絵のような 伊根の舟屋の 月灯り・・・・・ ふたつぐい呑み 並べてみても ひとりぼっちは 淋しくて 旅のおわりの 浮棧橋に 咲いて春待つ 口紅水仙(せっちゅうか) ふりむけば 伊根の舟屋は 雪の中・・・・・ 生きる寒さに 負けそな時は 泣きにおいでと 呼ぶように |
風の宿真野(まの)の夕焼け 涙を染めて あなた恋しい 日本海 女ひとりの 旅だから まして理由(わけ)ある 旅だから・・・・・ 沖のカモメよ もう泣かないで 逢いたさ たちきる 風の宿 肩を抱かれて 尖閣湾(せんかくわん)へ そぞろ歩いた 萱草(はな)の径 散ってはかない 倖せに どこか似ている 昼の月・・・・・ 酔って夜明(あか)した 地酒(おさけ)もさめて 淋しさ 波打つ 風の宿 凪(なぎ)の両津(りょうつ)か 荒磯(ありそ)の小木(おぎ)か 佐渡の海にも 顔ふたつ 男ごころの 裏表 みんな許して 船に乗る・・・・・ おけさ囃子を 背中で聞いて 一から 出直す 風の宿 | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | | 真野(まの)の夕焼け 涙を染めて あなた恋しい 日本海 女ひとりの 旅だから まして理由(わけ)ある 旅だから・・・・・ 沖のカモメよ もう泣かないで 逢いたさ たちきる 風の宿 肩を抱かれて 尖閣湾(せんかくわん)へ そぞろ歩いた 萱草(はな)の径 散ってはかない 倖せに どこか似ている 昼の月・・・・・ 酔って夜明(あか)した 地酒(おさけ)もさめて 淋しさ 波打つ 風の宿 凪(なぎ)の両津(りょうつ)か 荒磯(ありそ)の小木(おぎ)か 佐渡の海にも 顔ふたつ 男ごころの 裏表 みんな許して 船に乗る・・・・・ おけさ囃子を 背中で聞いて 一から 出直す 風の宿 |
紅花の宿 愛しながらも 別れた人の 想い出捨てる 旅でした 吊(つ)り橋(ばし)渡って 十二(じゅうに)の滝で みれん流した はずなのに…… なんであなたの 苗字で泊る 酒田みちのく 紅花(べにばな)の宿 格子窓には 鳥海山(ちょうかいさん)の 根雪に淡い 遠灯り 芭蕉(ばしょう)の細道 蛇の目の傘で 肩を抱かれた 倖せが…… 酔えば手酌の お酒にゆれて こころさみだれ 紅花の宿 泣いてあの日に 戻れるならば なみだで越える 六十里越(ろくじゅうり) 風持ち潮待ち 北前船の 古い港で 明日(あす)を持つ…… 女心に 春呼ぶような 霧笛ひと声 紅花の宿 | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | | 愛しながらも 別れた人の 想い出捨てる 旅でした 吊(つ)り橋(ばし)渡って 十二(じゅうに)の滝で みれん流した はずなのに…… なんであなたの 苗字で泊る 酒田みちのく 紅花(べにばな)の宿 格子窓には 鳥海山(ちょうかいさん)の 根雪に淡い 遠灯り 芭蕉(ばしょう)の細道 蛇の目の傘で 肩を抱かれた 倖せが…… 酔えば手酌の お酒にゆれて こころさみだれ 紅花の宿 泣いてあの日に 戻れるならば なみだで越える 六十里越(ろくじゅうり) 風持ち潮待ち 北前船の 古い港で 明日(あす)を持つ…… 女心に 春呼ぶような 霧笛ひと声 紅花の宿 |
角館哀歌恋の残り火 雪で消し 桜の頃には 忘れたい あなたと別れて 訪ねた町は 北の静かな 角館… 生まれかわって 出直したいと 願うおんなの ひとり旅 墨絵ぼかしに 薄暮れて 淋しさあふれる 武家屋敷 あなたを失くして はじめて知った 夜の長さよ 角館… 泣けとばかりに 舞い散る雪が 肩につめたい ひとり傘 雪の切れ間に 三日月は みれんに焦がれて 痩せたのか あなたの面影 抱きしめながら 酔えばせつない 角館… 遠くなるほど 逢いたさつのり こころ乱れる ひとり酒 | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | | 恋の残り火 雪で消し 桜の頃には 忘れたい あなたと別れて 訪ねた町は 北の静かな 角館… 生まれかわって 出直したいと 願うおんなの ひとり旅 墨絵ぼかしに 薄暮れて 淋しさあふれる 武家屋敷 あなたを失くして はじめて知った 夜の長さよ 角館… 泣けとばかりに 舞い散る雪が 肩につめたい ひとり傘 雪の切れ間に 三日月は みれんに焦がれて 痩せたのか あなたの面影 抱きしめながら 酔えばせつない 角館… 遠くなるほど 逢いたさつのり こころ乱れる ひとり酒 |
北山崎雪と波とが ぶつかりあって 女ごころに つきささる 旅の終わりの… ここは三陸 北山崎よ 春を待てずに さだめに負けて 他人に戻る 意気地なし ふたつ身体(からだ)が あったらなんて いいのいまさら なぐさめは 風が ほほ打つ… ここは三陸 北山崎よ 愛しながらも 別れる恋の 残り火捨てる 海の崖(はて) みんな失(なく)して はじめて知った 人のしあわせ ふしあわせ 夢が舞い散る… ここは三陸 北山崎よ いくら呼んでも 樹氷の駅は あの日に帰る 汽車もない | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | | 雪と波とが ぶつかりあって 女ごころに つきささる 旅の終わりの… ここは三陸 北山崎よ 春を待てずに さだめに負けて 他人に戻る 意気地なし ふたつ身体(からだ)が あったらなんて いいのいまさら なぐさめは 風が ほほ打つ… ここは三陸 北山崎よ 愛しながらも 別れる恋の 残り火捨てる 海の崖(はて) みんな失(なく)して はじめて知った 人のしあわせ ふしあわせ 夢が舞い散る… ここは三陸 北山崎よ いくら呼んでも 樹氷の駅は あの日に帰る 汽車もない |
宗谷遥かに生まれ故郷は 北の果て 汽車も通わぬ 宗谷の岬 流氷 海鳴り 灯台あかり 今もあの人 一人でいたら バカなわたしを 許してもらい 愛を 愛を 愛を交わして 生きて行きたい ごめんなさいね わがまゝを あなたを捨てた 国境の岬 わたしの心に 今でも残る 腕のぬくもり あなたの言葉 耐えて行きます シベリアおろし それが それが それがわたしの 生きる道です ハマナス咲いてた あの砂山に 今もあの人 一人でいたら 過ぎたあの日の 二人に戻り 愛を 愛を 愛を重ねて 生きて行きたい | 水田竜子 | 山崎ふみえ | 宮下健治 | | 生まれ故郷は 北の果て 汽車も通わぬ 宗谷の岬 流氷 海鳴り 灯台あかり 今もあの人 一人でいたら バカなわたしを 許してもらい 愛を 愛を 愛を交わして 生きて行きたい ごめんなさいね わがまゝを あなたを捨てた 国境の岬 わたしの心に 今でも残る 腕のぬくもり あなたの言葉 耐えて行きます シベリアおろし それが それが それがわたしの 生きる道です ハマナス咲いてた あの砂山に 今もあの人 一人でいたら 過ぎたあの日の 二人に戻り 愛を 愛を 愛を重ねて 生きて行きたい |
天までとどけ御柱木やり一声 天をつく 綱を引く手に 血潮がたぎる 揃いはちまき 若い衆が 七年一度の 生き甲斐だから 今年こそはと 命をかける 峰は残雪 峰は残雪 八ヶ岳 もみの大木 神となり 諏訪は千年 祭りは叫ぶ こゝは木落とし 日本一 こゝで乗らなきゃ 男がすたる 走る御柱 祈りをこめりゃ 諏訪は祭りの 諏訪は祭りの 風が吹く 川は雪どけ みそぎ水 待ちに待ったぜ この晴れ舞台 里は桜の花吹雪 夢とロマンを 心に秘めて 何が何でも やらなきゃならぬ 男度胸の 男度胸の 御柱 | 水田竜子 | 山崎ふみえ | 宮下健治 | | 木やり一声 天をつく 綱を引く手に 血潮がたぎる 揃いはちまき 若い衆が 七年一度の 生き甲斐だから 今年こそはと 命をかける 峰は残雪 峰は残雪 八ヶ岳 もみの大木 神となり 諏訪は千年 祭りは叫ぶ こゝは木落とし 日本一 こゝで乗らなきゃ 男がすたる 走る御柱 祈りをこめりゃ 諏訪は祭りの 諏訪は祭りの 風が吹く 川は雪どけ みそぎ水 待ちに待ったぜ この晴れ舞台 里は桜の花吹雪 夢とロマンを 心に秘めて 何が何でも やらなきゃならぬ 男度胸の 男度胸の 御柱 |
トーキョー舞踏曲(タンゴ)好きだから 抱かれたの 抱かれたら 棄てられちゃった とうすりゃいいのよ パッと咲いて パッと散って 二度も三度も咲けるなら 強がれるけれど… トーキョー 独りがつらい都会 都会だから あなたをください あたしをあげる 夕焼け小焼けの赤トンボ 寝ないで朝まで遊んだら 帰れないのが トーキョー舞踏曲 行きずりの 恋ならば 後くされ ないわよなんて どうして言えるの パッと生まれ パッと生きて うれし恥ずかしばかりなら 誰も悩まない… トーキョー 夢がきれいな都会 都会だから 嘘つきごっこも 楽しいけれど 夕焼け小焼けの赤トンボ しあわせ捜して飛んで行け みんな迷い子 トーキョー舞踏曲 トーキョー 淋しがりやの都会 都会だから あなたをください あたしをあげる 夕焼け小焼けの赤トンボ 寝ないで朝まで愛したら それが本当の トーキョー舞踏曲 トーキョー舞踏曲 | 水田竜子 | 岡田冨美子 | 叶弦大 | | 好きだから 抱かれたの 抱かれたら 棄てられちゃった とうすりゃいいのよ パッと咲いて パッと散って 二度も三度も咲けるなら 強がれるけれど… トーキョー 独りがつらい都会 都会だから あなたをください あたしをあげる 夕焼け小焼けの赤トンボ 寝ないで朝まで遊んだら 帰れないのが トーキョー舞踏曲 行きずりの 恋ならば 後くされ ないわよなんて どうして言えるの パッと生まれ パッと生きて うれし恥ずかしばかりなら 誰も悩まない… トーキョー 夢がきれいな都会 都会だから 嘘つきごっこも 楽しいけれど 夕焼け小焼けの赤トンボ しあわせ捜して飛んで行け みんな迷い子 トーキョー舞踏曲 トーキョー 淋しがりやの都会 都会だから あなたをください あたしをあげる 夕焼け小焼けの赤トンボ 寝ないで朝まで愛したら それが本当の トーキョー舞踏曲 トーキョー舞踏曲 |
哀しみのエアポートあなたの出ない 留守電に 「サヨナラ」ひと言 告げたなら 人影まばらな 出発ロビー 想いで背にして 歩き出す 北国ゆきの 最終便 ふたり旅した あの街へ ひとりで飛び立つ ひとりで飛び立つ 北空路 「嫌い」と口で つぶやいた 「好きよ」と心が言い返す 時計の針だけ 戻してみても 愛した過去に 帰れない 北国ゆきの 最終便 指輪はずした くすり指 涙に濡れてる 涙に濡れてる ひとり旅 北国ゆきの 最終便 翼傷めて 舞い降りる 別れに似合いの 別れに似合いの 北空路 | 水田竜子 | 菅麻貴子 | 徳久広司 | | あなたの出ない 留守電に 「サヨナラ」ひと言 告げたなら 人影まばらな 出発ロビー 想いで背にして 歩き出す 北国ゆきの 最終便 ふたり旅した あの街へ ひとりで飛び立つ ひとりで飛び立つ 北空路 「嫌い」と口で つぶやいた 「好きよ」と心が言い返す 時計の針だけ 戻してみても 愛した過去に 帰れない 北国ゆきの 最終便 指輪はずした くすり指 涙に濡れてる 涙に濡れてる ひとり旅 北国ゆきの 最終便 翼傷めて 舞い降りる 別れに似合いの 別れに似合いの 北空路 |
お立ち酒花の絵すがた 花よめ姿 今日はめでたい むすびの宴よ わかりますとも 運命の夫と 決めて旅立つ 娘のこころ… 送る涙の…送る涙の…あゝ お立ち酒 風も吹きます 嵐も来るさ それが夫婦の 行く道ならば 永遠によりそい 命はひとつ なんの恐かろ 荒波しぶき… 越えて明日へ…越えて明日へ… あゝ お立ち酒 やる気負けん気 日本一の あばれ竜なら 天まで昇れ 生きる苦労に さらされようと 泣くも笑うも 人生一路… 夢を宝に…夢を宝に…あゝ お立ち酒 | 水田竜子 | 水木れいじ | 市川昭介 | | 花の絵すがた 花よめ姿 今日はめでたい むすびの宴よ わかりますとも 運命の夫と 決めて旅立つ 娘のこころ… 送る涙の…送る涙の…あゝ お立ち酒 風も吹きます 嵐も来るさ それが夫婦の 行く道ならば 永遠によりそい 命はひとつ なんの恐かろ 荒波しぶき… 越えて明日へ…越えて明日へ… あゝ お立ち酒 やる気負けん気 日本一の あばれ竜なら 天まで昇れ 生きる苦労に さらされようと 泣くも笑うも 人生一路… 夢を宝に…夢を宝に…あゝ お立ち酒 |
北海一番船北のオオー 北の 港は雪 雪 雪が降る 海猫が波止場で鳴いて船を待つ 春よ 早ヨ来い 沖の彼方に 流氷(りゅうひょう)消えりゃ 鮭の季節だ 北洋船(ほくようせん)だ 海は男の心の 故郷さ 惚れてエエー 惚れてみたって春 春 春が来りゃ 辛い別れの風が海に吹く 可愛いお前が泣いて桟橋 駆けだす姿 見たくないから黙って行くぜ 船はヤン 衆の命だ 恋女房(こいにょうぼう) 波のオオー 波の華咲く沖 沖 沖をみて 今日も船出の夢の網をひく 北の男衆は湯呑み茶碗で酒くみ交わす 寒い冬でも 心は春だ 俺ら北海 一番船(いちばんぶね)だ | 水田竜子 | 里村龍一 | 美樹克彦 | | 北のオオー 北の 港は雪 雪 雪が降る 海猫が波止場で鳴いて船を待つ 春よ 早ヨ来い 沖の彼方に 流氷(りゅうひょう)消えりゃ 鮭の季節だ 北洋船(ほくようせん)だ 海は男の心の 故郷さ 惚れてエエー 惚れてみたって春 春 春が来りゃ 辛い別れの風が海に吹く 可愛いお前が泣いて桟橋 駆けだす姿 見たくないから黙って行くぜ 船はヤン 衆の命だ 恋女房(こいにょうぼう) 波のオオー 波の華咲く沖 沖 沖をみて 今日も船出の夢の網をひく 北の男衆は湯呑み茶碗で酒くみ交わす 寒い冬でも 心は春だ 俺ら北海 一番船(いちばんぶね)だ |
土佐のおんな節かけた命はエー 一本道だ 脇見している 暇はない 男まさりの 黒潮育ち 涙こぼせば 汚点になる アアンアン… 土佐のおんなはヨー 炎のおんな 惚れた二人はエー 番いの舟だ 夢が呼んでる 桂浜 高い波ほど 谷間も深い 陰で私が 舵をとる アアンアン… 土佐のおんなはヨー 深なさけ 生きるこの世がエー 筋書き無しの たった一度の 舞台なら かぶる苦労を はねのけながら 耐えてひと花 咲かせたい アアンアン… 土佐のおんなはヨー 夢おんな | 水田竜子 | 里村龍一 | 岡千秋 | | かけた命はエー 一本道だ 脇見している 暇はない 男まさりの 黒潮育ち 涙こぼせば 汚点になる アアンアン… 土佐のおんなはヨー 炎のおんな 惚れた二人はエー 番いの舟だ 夢が呼んでる 桂浜 高い波ほど 谷間も深い 陰で私が 舵をとる アアンアン… 土佐のおんなはヨー 深なさけ 生きるこの世がエー 筋書き無しの たった一度の 舞台なら かぶる苦労を はねのけながら 耐えてひと花 咲かせたい アアンアン… 土佐のおんなはヨー 夢おんな |
雪迎え空に羽衣 舞うように 糸が飛びかう 雪迎え あなたと暮らした 想い出が 変わる季節に 淋(さみ)しさつのる 運命(さだめ)の恋の いたずらか あぁ 未練を映す 白龍湖(はくりゅうこ) 深山(みやま)もみじも 冬支度 赤湯(あかゆ) 湯の街 蜘蛛(くも)の糸 あなたが梳(と)かした 黒髪の 色もやつれて 乱れたままに ちぎれた夢を 追いかける あぁ 湯舟に流す 涙恋 語り継がれる 夕鶴の 里もいつしか 雪迎え 寄り添うあなたの 肩もなく 風に誘われ 漂う糸の 行方を尋ね ひとり来た あぁ しぶきに濡れる くぐり滝 | 水田竜子 | みやの舞 | 水森英夫 | 前田俊明 | 空に羽衣 舞うように 糸が飛びかう 雪迎え あなたと暮らした 想い出が 変わる季節に 淋(さみ)しさつのる 運命(さだめ)の恋の いたずらか あぁ 未練を映す 白龍湖(はくりゅうこ) 深山(みやま)もみじも 冬支度 赤湯(あかゆ) 湯の街 蜘蛛(くも)の糸 あなたが梳(と)かした 黒髪の 色もやつれて 乱れたままに ちぎれた夢を 追いかける あぁ 湯舟に流す 涙恋 語り継がれる 夕鶴の 里もいつしか 雪迎え 寄り添うあなたの 肩もなく 風に誘われ 漂う糸の 行方を尋ね ひとり来た あぁ しぶきに濡れる くぐり滝 |
ちぎり川肩に舞い散る 淡雪が こころ細さを またつのらせる あの日と同(おんな)じ バスで来た あの日と同(おんな)じ 町なのに… あなた あなた あなたがいないそれだけで なんて淋しい ちぎり川 意地をはらずに すがったら 愛のくらしは 続いたかしら あの日と同(おんな)じ 夕月を あの日と同(おんな)じ 窓で見る… あなた あなた あなたとここで結ばれた 夢のようです ちぎり川 泣いて涙も かれたのに 思い出すのは いいことばかり あの日と同(おんな)じ むらさきの あの日と同(おんな)じ 夜が明ける… あなた あなた あなたの胸に帰れたら 何もいらない ちぎり川 | 水田竜子 | 水木れいじ | 水森英夫 | 前田俊明 | 肩に舞い散る 淡雪が こころ細さを またつのらせる あの日と同(おんな)じ バスで来た あの日と同(おんな)じ 町なのに… あなた あなた あなたがいないそれだけで なんて淋しい ちぎり川 意地をはらずに すがったら 愛のくらしは 続いたかしら あの日と同(おんな)じ 夕月を あの日と同(おんな)じ 窓で見る… あなた あなた あなたとここで結ばれた 夢のようです ちぎり川 泣いて涙も かれたのに 思い出すのは いいことばかり あの日と同(おんな)じ むらさきの あの日と同(おんな)じ 夜が明ける… あなた あなた あなたの胸に帰れたら 何もいらない ちぎり川 |
じょんがら恋唄雪は解けたか 岩木山 もうすぐ林檎の花が咲く ハァーじょんがら じょんがら 津軽じょんがら郷里の唄 この唄うたえば思い出す 夜汽車に揺られふるさと離れ あれからいくつ月日は過ぎた 逢いに行きたい 泣いて別れた アンあのひとに 北の空から 風に乗り 三味線の音流れる夢ン中 ハァーじょんがら じょんがら 津軽じょんがら 子守唄 寂しい時にはくちずさむ 面影偲び 便りを読めば 恋しさつのりあふれる涙 飛んで行きたい 愛のゆりかご アンあの胸に ハァーじょんがら じょんがら 津軽じょんがらこころ唄 やさしいぬくもり沁みてくる はじけて燃えたふたつの命 忘れはしないねぶたの祭り 逢いに行きたい ひとり待ってる アンあのひとに | 水田竜子 | 高橋直人 | あらい玉英 | | 雪は解けたか 岩木山 もうすぐ林檎の花が咲く ハァーじょんがら じょんがら 津軽じょんがら郷里の唄 この唄うたえば思い出す 夜汽車に揺られふるさと離れ あれからいくつ月日は過ぎた 逢いに行きたい 泣いて別れた アンあのひとに 北の空から 風に乗り 三味線の音流れる夢ン中 ハァーじょんがら じょんがら 津軽じょんがら 子守唄 寂しい時にはくちずさむ 面影偲び 便りを読めば 恋しさつのりあふれる涙 飛んで行きたい 愛のゆりかご アンあの胸に ハァーじょんがら じょんがら 津軽じょんがらこころ唄 やさしいぬくもり沁みてくる はじけて燃えたふたつの命 忘れはしないねぶたの祭り 逢いに行きたい ひとり待ってる アンあのひとに |
酒に書いた詫び状ひとり飲むなら 見知らぬ街の 誰も知らない 店がいい 捨てた昔の ひとの心を 抱きしめながら もっと上手に生きられたものを 飲んで飲んで 笑いつつ ああ風になる 男の背中 酒に書いた詫び状 白いすずらん 北国の花 芯の強さを 秘めた花 ふいにこぼれた 酒の雫に おまえが浮かぶ もっと幸せあげられたものを 飲んで飲んで つぶやけば ああ風になる 男の背中 酒に書いた詫び状 雨で客足 パタリとやめば 店は小さな 方舟さ ゆらり揺られて 夢を漕ぐのさ 愚痴など吐かず たった一度の人生じゃないか 飲んで飲んで うなずけば ああ風になる 男の背中 酒に書いた詫び状 | 水田竜子 | うえだもみじ | 大船わたる | | ひとり飲むなら 見知らぬ街の 誰も知らない 店がいい 捨てた昔の ひとの心を 抱きしめながら もっと上手に生きられたものを 飲んで飲んで 笑いつつ ああ風になる 男の背中 酒に書いた詫び状 白いすずらん 北国の花 芯の強さを 秘めた花 ふいにこぼれた 酒の雫に おまえが浮かぶ もっと幸せあげられたものを 飲んで飲んで つぶやけば ああ風になる 男の背中 酒に書いた詫び状 雨で客足 パタリとやめば 店は小さな 方舟さ ゆらり揺られて 夢を漕ぐのさ 愚痴など吐かず たった一度の人生じゃないか 飲んで飲んで うなずけば ああ風になる 男の背中 酒に書いた詫び状 |
夢宵酔泣いちゃダメだと 抱かれても 涙が何故か 止まらない せつなくなるほど 幸福なのよ 今夜は飲みましょ 情け酒 夢宵酔々 恋宵酔々 あなたと二人 頬よせ肩よせ 春を待つ やんちゃ坊主が そのまんま 大人になった 純な人 世渡り下手でも いいのよいいの 今夜は飲みましょ 縁酒 夢宵酔々 恋宵酔々 あなたと二人 明日の向こうに 春が来る 冬の長さに やせた夢 これから一緒に 育てるの 心の傷あと さらりと捨てて 今夜は飲みましょ 忘れ酒 夢宵酔々 恋宵酔々 あなたと二人 優しく咲かせる 春の花 | 水田竜子 | 下地亜記子 | 岸本健介 | | 泣いちゃダメだと 抱かれても 涙が何故か 止まらない せつなくなるほど 幸福なのよ 今夜は飲みましょ 情け酒 夢宵酔々 恋宵酔々 あなたと二人 頬よせ肩よせ 春を待つ やんちゃ坊主が そのまんま 大人になった 純な人 世渡り下手でも いいのよいいの 今夜は飲みましょ 縁酒 夢宵酔々 恋宵酔々 あなたと二人 明日の向こうに 春が来る 冬の長さに やせた夢 これから一緒に 育てるの 心の傷あと さらりと捨てて 今夜は飲みましょ 忘れ酒 夢宵酔々 恋宵酔々 あなたと二人 優しく咲かせる 春の花 |
ご機嫌ななめ水割りをあたらしく 涙の指紋がグラスについてるから あらためて乾杯を 大人を気どってサヨナラしましょ キッスの手ほどきしかけておいて 膝に乗るくせつけさせといてアバヨですかー 欲しかったのはこころそれともからだ わたしご機嫌ななめ 愛されたのは上辺それとも中味 この場で答出して 想い出に酔ってると 言葉の刃があいだを生き交うから にぎやかにはなやかに パーティみたいにサヨナラしましょ 服のぬぎかた教えておいて 腰をだいた手あっさり引いてアバヨですかー 飽きられたのはこころそれともからだ わたしご機嫌ななめ 愛されたのは一部それとも全部 どちらか証拠見せて 熱いシャワーを浴びさせといて 髪をみじかく切らせておいてアバヨですかー 捨てられたのはこころそれともからだ わたしご機嫌ななめ 愛されたのは男それとも女 最後にけじめつけて | 水田竜子 | 千家和也 | 幸耕平 | | 水割りをあたらしく 涙の指紋がグラスについてるから あらためて乾杯を 大人を気どってサヨナラしましょ キッスの手ほどきしかけておいて 膝に乗るくせつけさせといてアバヨですかー 欲しかったのはこころそれともからだ わたしご機嫌ななめ 愛されたのは上辺それとも中味 この場で答出して 想い出に酔ってると 言葉の刃があいだを生き交うから にぎやかにはなやかに パーティみたいにサヨナラしましょ 服のぬぎかた教えておいて 腰をだいた手あっさり引いてアバヨですかー 飽きられたのはこころそれともからだ わたしご機嫌ななめ 愛されたのは一部それとも全部 どちらか証拠見せて 熱いシャワーを浴びさせといて 髪をみじかく切らせておいてアバヨですかー 捨てられたのはこころそれともからだ わたしご機嫌ななめ 愛されたのは男それとも女 最後にけじめつけて |
関東おんな節姿は女で 生れてきたが 男勝(まさ)りの 鉄火肌(てっかはだ) 義理や人情は 吹き曝(さら)し めそめそしてたら 生きられぬ 意地で世間の 意地で世間の エー風を切る 宵越(よいご)し未練は 持たずに散った 桜吹雪の 潔(いさぎよ)さ なぜに引かれる うしろ髪(がみ) 甲斐性(かいしょう)無(な)しほど 気にかかる 恋は心の 恋は心の エー泣きどころ 気立(きだ)ては優(やさ)しい 母親譲(ゆず)り 気性(きしょう)竹割(たけわり) 父譲(ゆず)り 甘い言葉にゃ なびかない 真実一路(しんじついちろ)の 道を行く 花の関東 花の関東 エーおんな節 | 水田竜子 | 高橋直人 | 伊藤雪彦 | | 姿は女で 生れてきたが 男勝(まさ)りの 鉄火肌(てっかはだ) 義理や人情は 吹き曝(さら)し めそめそしてたら 生きられぬ 意地で世間の 意地で世間の エー風を切る 宵越(よいご)し未練は 持たずに散った 桜吹雪の 潔(いさぎよ)さ なぜに引かれる うしろ髪(がみ) 甲斐性(かいしょう)無(な)しほど 気にかかる 恋は心の 恋は心の エー泣きどころ 気立(きだ)ては優(やさ)しい 母親譲(ゆず)り 気性(きしょう)竹割(たけわり) 父譲(ゆず)り 甘い言葉にゃ なびかない 真実一路(しんじついちろ)の 道を行く 花の関東 花の関東 エーおんな節 |
望郷列車夜行列車の 灯りの帯が 今日も鉄橋 越えてゆく 細い警笛 肌身に沁みて 胸に淋しさ 走ります ハァー ふるさと 恋しいよ ハァー 帰れは しないけど 私しゃ涙の 都会の海で 故郷へ土産のョー 夢を漕ぐ つくり話で 手紙を書けば 指が震えて 進まない 耐えてしのんで また書き直す ひとり暮らしの 部屋の隅 ハァー あのひと どうしてる ハァー もうすぐ 寒い冬 呼んでみたって 帰れぬ今は 飛び乗る 夜汽車もョー 夢ン中 ハァー 夢など 捨てたらョー ハァー こころは 楽なのに 泣いて帰れば ふた親泣かす 涙で見上げるョー あかね空 | 水田竜子 | 里村龍一 | 岡千秋 | 丸山雅仁 | 夜行列車の 灯りの帯が 今日も鉄橋 越えてゆく 細い警笛 肌身に沁みて 胸に淋しさ 走ります ハァー ふるさと 恋しいよ ハァー 帰れは しないけど 私しゃ涙の 都会の海で 故郷へ土産のョー 夢を漕ぐ つくり話で 手紙を書けば 指が震えて 進まない 耐えてしのんで また書き直す ひとり暮らしの 部屋の隅 ハァー あのひと どうしてる ハァー もうすぐ 寒い冬 呼んでみたって 帰れぬ今は 飛び乗る 夜汽車もョー 夢ン中 ハァー 夢など 捨てたらョー ハァー こころは 楽なのに 泣いて帰れば ふた親泣かす 涙で見上げるョー あかね空 |