やすらぎ根津甚八 | 根津甚八 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | あなたがその気なら しかたがないわねと おまえはうつむいて 静かに背をむけた 季節が変わって咲く花も変わり バラのつぼみがほころびる頃さ そうさ おれのせいでいいさ ほんとはおまえから 別れを言い出した おまえのことならば なんでも知っている 浮気な恋心 傷ある過去さえも 何かを求めてさまよってみても 悲しい想い出が ふえてゆくだけさ そうさ 夢はいつかさめる 待っててあげようか 目覚めるその日まで しばらく旅に出て あらってくるがいい 昔のことなんか 忘れてくるがいい あずけておくよこの部屋の鍵は きっといつかは使いたくなるさ そうさ そんな時が来るさ その時やすらぎを おまえは知るだろう |
ケのうたニッチモ&サッチモ | ニッチモ&サッチモ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 僕の田舎の鹿児島じゃ 貝を買いに来いと言うのを ケをケケケ と言うんです つめて言えば ケケケ 貝はケで 買うのもケで 来いもケ 髪の毛やっぱりケ スネ毛も やっぱりケ まっくろけもケ あの気も やっぱりケ 僕の田舎の鹿児島じゃ 言葉の語尾が名詞であっても あら不思議 変わります 時計はどこかは トケラドコ 時計をとってとたのんでみましょか トケルトレ いろいろ ありますが 歌にはなりにくい このあと しゃべります 通訳いたします おごじょ おごじょ ちょのげがおてたど はら ちょのげが… はら おはんな…さひかぶいね。どきす ぼじょったっね。おはんがおらんごっなって からここもがっつい淋しゅしね。どこでなぬ しちょっとじゃろかいち、ほうら心配し ちょったとよ。 東京ンおったっじゃどんね。も、ほらあっ ちはおもしちとこじゃいもんじゃっでいっ ずいでんおっさね。ほっでこん畑にいたっさね。ほらあんつすや。 でこん畑でげんねこつしやんなよ。なんぶは めっけてんひとがみちよれば、がっついげんね がね。じょじょなこちひんなれば、わっぜぬさ んがね。 おはんげは ほら 豚やしねがじょじょな こっじゃろが。さっにんごろはまこちでしな こっじゃな。おいげもさっにんじゃっどん。 ほっでおいがでこんひっけいたっくるかい ちおもちょれば 妙なこつかんぐっでぬさんと。 はめっけんな いかんな。はめっけやんおど してんぬさんとかおいがもどっきてかし すっでな。ひっちぎっちゃなんこめ、若けむ んのしゃばじゃ!花は霧島、たばこは国分じゃ!! 僕の田舎の鹿児島じゃ 牛はベブで 牛の子供はベーブンコ と言うんです もひとつついでに言いますと 馬はウンマで 馬の子供はウンマン 美人は よかおごじょ ハンサムよかにせどん おしっこ しょんべん トイレは トイレット ああ ひんだれた |
暮坂峠中村美律子 | 中村美律子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | この道ふたりで 歩いたわ ちょうど一年 前のこと 今日はひとりで 歩いてる 思い出あつめて たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠 女の胸には さまざまな むかしの秘密が かくれてる たまにこっそり とりだして 泣いたりするのよ ひとり旅 未練の旅が おわれば あなたさえ 思い出の一つにするわ 今日から明日へ行く 暮坂峠 たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠 |
あなたからさよならを言って天童よしみ | 天童よしみ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | くよくよしてるのは 私じゃないわ 男のあなたから 決断してよ 半年前あたり 秋風ふいて やがてはこころまで 凍えてきたの この街のやさしさが あふれてる並木道 好きだったの ずっとずっと くらしたかったの 私はひとりになっても 充分くらせるわ あなたから さよならを言って ひとりのときならば わがまま言えた ふたりのくらしから 個性が消えた あなたはいい人よ だれもが言うわ 自分を出せないで 悩んでいたの すぐにでもあたたかい 南風ふいてくる 私ひとり そっとそっと 部屋を出て行くわ あなたはいつもの調子で 酒でものんでてね さりげなく さよならを言って この街のやさしさが あふれてる並木道 好きだったの ずっとずっと くらしたかったの 私はひとりになっても 充分くらせるわ あなたから さよならを言って |
5時の汽車で天童よしみ | 天童よしみ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 若草恵 | 5時の汽車で私は 一人でこの街出て行くわ あなたが望んだことだけど 私は心を残して 5時の汽車が出たあと あなたは自由になるのよ 私の涙の分だけ あなたは自由になるのよ 私の仕事もあなた みんな出来ますか あの娘(こ)が眠る前に 髪をとかしてやれますか そしておとぎ話を くりかえしくりかえし聞かせてあげてね 5時の汽車で私は 一人でこの街出て行くわ あなたが望んだことだけど 私は心を残して 5時の汽車の行く先 あなたは知らないでしょうね あなたと出会った南の 海辺の町へ行くのよ いまさら思い出さがして どうにもならないことなど わかっているけど私は あの日の町へ行くのよ あの娘がベッドを落ちたら どうぞ抱きあげて ねぼけて私をさがしたら 旅へ出てると聞かせてね そして帰らないことを さりげなくさりげなく教えてあげてね 5時の汽車で私は 一人でこの街出て行くわ あなたが望んだことだけど 私は心を残して あの娘が素敵なむすめに いつかなった時 私の悲しみだけは きっとわかってくれるでしょう そして知らず知らずに しぐさなどしぐさなど私に似るでしょう 5時の汽車で私は 一人でこの街出て行くわ あなたが望んだことだけど 私は心を残して |
珍島物語 天童よしみ | 天童よしみ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 海が割れるのよ 道ができるのよ 島と島とが つながるの こちら珍島(チンド)から あちら芽島里(モドリ)まで 海の神様 カムサハムニダ 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで祈っているの あなたとの 愛よふたたびと 遠くはなれても こころあたたかく あなた信じて 暮らします そうよいつの日か きっと会えますね 海の神様 カムサハムニダ ふたつの島を つないだ道よ はるかに遠い 北へとつづけ ねえ とても好きよ 死ぬほど好きよ あなたとの 愛よとこしえに 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで祈っているの あなたとの 愛よふたたびと |
ひばり…に恋して天童よしみ | 天童よしみ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 春にみどりの 風が吹く秋に 野山が もえている 季節季節に 思い出す それはあのひと あるときは りんご畑を 佐渡の荒磯を唄っていたわ 髪の乱れも 流れる川も こころゆたかにしてくれたのよ そのひとは そのひとはそのひとの名は…ひばり 花をみつめて 涙ぐむ 雲にためいきついてみる どこか知らない遠くから 唄がきこえる赤々と もえる太陽 そして悲しいお酒もあった 夢よのぞみよあこがれたちよ 今もこころに生きてるひとよ そのひとは そのひとはそのひとの名は…ひばり あるときは りんご畑を 佐渡の荒磯を唄っていたわ 髪の乱れも 流れる川も こころゆたかにしてくれたのよ そのひとは そのひとはそのひとの名は…ひばり |
むかい風天童よしみ | 天童よしみ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 泣いた涙は 夜風が払う いいえ女の 意地でふく 別れ潮時 背中を見せて にくみきれない 人が行く 夜の桟橋 船が出る そしてお酒を またあおるのよ 男みたいに 吼えるのよ 飲んでくずれて たおれたあとは 寒い夢みて 眠るのよ 夢であなたを さがすのよ 私ばかりが なぜ泣かされる めぐりあわせの 運不運 潮がかわれば また逢えるのに どこの港で 待てばいい 恋は悲しい むかい風 |
春を待つ花テレサ・テン | テレサ・テン | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | あなたのために 春待つ花を おぼえていますか あの日のままに 去年も咲いて 今年も咲いた 花びらは少しずつ 色を増します 涙も知りました 心の痛みも知りました 鏡の前で 化粧して だれのためと泣いてます 泣いてます 忘れないでね むかえに来てね 便りもとだえ うわさもとだえ 約束ひとつが ふるえています 信じてみても 私は女 あれこれと思うたび 夜がつらくて 涙も知りました 愛する悲しさ知りました それよりひとり 待つことの 苦しみだけを知りました 知りました 忘れないでね むかえに来てね 涙も知りました 今では二十才をすぎました 小窓をあけて ぼんやりと すごすときが 続きます 続きます 忘れないでね むかえに来てね |
もう泣かないわテレサ・テン | テレサ・テン | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 伊部晴美 | もう泣かないわ もう忘れるわ あなたとはもう お別れなのね あなたの汽車が行く 夜霧に消えて行く ここで 心を 決めておきます まちがいだけの ふたりの恋に さよなら さよならするのよ みじかい旅さ すぐ帰るよと 手をふりながら 出かけたあなた だまってうなずいて 見送る私にも 意地があるのよ 明日(あす)があるのよ 悲しみだけの ふたりの恋に 今日こそ 今日こそお別れね あなたにもう一人 愛する女(ひと)がいる 知っていたけど 耐えて来たけど もう泣かないわ もう忘れるわ 今日こそ 今日こそお別れね |
女の気持高田恭子 | 高田恭子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | あなたは あたらしい 恋人を みつけて 私から 逃げたわね そのくせ しばらくすると 帰って来たわね にくむことさえ うらむことさえ 許すことさえできずに いつもあなたと 同じくらしに もどるだけね そうよ私は あなたの海で ゆれてるだけの 小舟のようなものね あなたの気づかいは ひとつだけ きいても答えない 過去の恋 私も言葉を知らず だまってむかえる だけどこれだけ あなたわかって ひとり待つ身の つらさを 夢もつめたく こころつかれた 夜もあるわ だけど私はあなたの海を さまようだけの 小舟のようなものね 小舟のようなものね |
それからの銀狐大平サブロー | 大平サブロー | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 淋しいものと 思わなかったの うわべの恋でも しあわせだったの ソーロ グリス デ・ラ・ノーチェ 今ならわかる あなたのほんとの やさしさが もう一度もう一度 あまえていいですか ひとりの部屋の 灯りをつけて つめたいベッドに もたれて泣くのよ ソーロ グリス デ・ラ・ノーチェ あなたがほしい このまますごせば ダメになる 今でも今でも 許してくれますか いろんな恋を してきたけれど ほんとの恋なら あなたがはじめて ソーロ グリス デ・ラ・ノーチェ 信じてほしい エプロンすがたが 似合うよな 女になります 愛してくれますか |
君は心のふるさとよ千昌夫 | 千昌夫 | 横井弘 | 中山大三郎 | 馬場良 | りんごをひとつ 手渡して 夜汽車を送る 人だった 忘れるための 街にきて その温もりに 涙ぐむ 君は心の ふるさとよ りんごの実る 陽だまりに 倖せだけが なぜ来ない いっしょになれぬ 哀しみが 沁みてるような 紺がすり 君は心の ふるさとよ りんごの里の 片ほとり さだめに生きる 人だった 逢いたいけれど つらいから 遠くの空で 見つけよう 君は心の ふるさとよ |
望郷新相馬千昌夫 | 千昌夫 | 菅野さほ子 | 中山大三郎 | | やけで飲むなら およしなさいと ママは叱って くれるけど 逢えぬつらさを お酒でうすめ 酔えば故郷の うたがでる ハー遥か彼方は相馬の空かヨ 相馬恋しや目に浮かぶ かわいあの娘の涙顔 あなたひとりを 信じていると 長い手紙を くれたけど 親のゆるさぬ 男に惚れて 肩身せまかろ毎日が ハーギターひく手をしばらく止めてヨ 弱い身体を案じつつ かけた苦労のわびを言う 夜行列車が 鉄橋わたる あれは十和田か ゆうづるか 窓の灯りが ゆらゆらゆれて 汽笛尾をひく 隅田川 ハー荷物まとめて駅まできたがヨ 土産もたずにふるさとへ なんで男が戻れよう |
味噌汁の詩 千昌夫 | 千昌夫 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | しばれるねぇ。冬は寒いから味噌汁がうまいんだよね。 うまい味噌汁、あったかい味噌汁、これがおふくろの味なんだねえ。 あの人この人 大臣だって みんないるのさ おふくろが いつか大人になった時 なぜかえらそな顔するが あつい味噌汁飲む度に 思い出すのさ おふくろを 忘れちゃならねえ 男意気 へぇーそうか、おまえさんも東北の生まれか。 気持ちはわかるがあせらねえ方がいいな。 やめろ!あんなあまったるいもの 好きな女なんか。 何がポタージュだい、味噌汁の好きな女じゃなくちゃ! 寝るのはふとん、下着はふんどし、 ごはんのことをライスだなんて言うんじゃないよ。 田園調布?家を建てるなら岩手県、それも陸前高田がいいね。 金髪?きん……金髪だけはいいじゃないべかねえ。 それにしても近頃の人は何か忘れてるね。 これでも日本人なんだべかねぇ。 日本人なら 忘れちゃこまる 生まれ故郷と 味噌汁を 何だかんだと世の中は 腹が立つやら 泣けるやら どこへ行ったか親孝行 まるで人情 紙風船 忘れちゃならねぇ 男意気 ふるさとを出てから16年、 いつもおふくろさんのふところを夢見ておりました。 思い出すたびに、この胸がキューッと痛くなるんです。 思わず涙が出てくるんだなぁ。 それにしても今夜はしばれるねぇ、 このぶんだと雪になるんでねぇべか。 おふくろさんの味噌汁が食いたいなぁ…… かあちゃーん! |
めざしのコンチェルト千昌夫 | 千昌夫 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 銀座で三軒、赤坂で一軒、六本木で飲み直して二軒、いつものように明方 近く屋敷に帰ったんです。屋敷は高級住宅街といわれる 田園調布にありますが門の近くで若い女をひろったんです。 よく見るとこれがいい女なんです。 そこからドラマは始まった 女は女は泣いていた 生まれもいいし、育ちもいいし、お付き合いするのがなんだかこわいわ なんていろんな女に言われます。 でもそれは私の扉ではないんです。おじいさまの代までハクシャクだった 家柄のせいなんです。そんな私がなぜかこの女と暮らす事にしたんです。 上流社会で暮らせると女は喜んだ あなたに似合いの上品な女に なれますでしょうかとふるえていたよ 本当の事言うと今迄の話はみんなでたらめなんです。 仕事に疲れてトボトボと錦糸町のアパートに帰る時 おなかをすかせて泣いていた 三毛猫を一匹ひろっただけなんです。 この猫が妙になついちゃってネ 三畳一間でよかったら おまえと一緒に暮らそうよ 東京っていう街は一人じゃさびしいし夜は寒いですからネ、 田舎から出てきてずいぶんたちますが 三毛猫一匹だって一緒にいるととってもあったかいですからネ。 何かこう心がかよってくるんですよ。 この三毛猫逃げなきゃいいんですがネ。 今夜もメザシでわるいけど お前と仲良くたべような 広い東京のかたすみで 心豊かに暮します 男が一人 |
堀川運河瀬川瑛子 | 瀬川瑛子 | 山村廣義・補作詞:中山大三郎 | 中山大三郎 | | 港まつりの 遠花火 誰に思いを 寄せて咲く あなたあなた どうして生きればいいの 毎晩待ってた 乙姫橋の 夜が恋しい ここは日南 ああ… 堀川運河 芽吹く柳に あの頃の 胸のときめき 思い出す あなたあなた どうして耐えればいいの 弁甲いかだを 見送りながら 今はなみだの 又もなみだの ああ… 堀川運河 風噂に 聞きました 今もあなたは ひとりだと あなたあなた もういちど夢みてみたい 出来れば昔の ふたりの暮らし 願うこころの 女ごころの ああ… 堀川運河 |
やすらぎ杉良太郎 | 杉良太郎 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | あなたがその気なら しかたがないわねと おまえはうつむいて 静かに背をむけた 季節が変わって 咲く花も変わり バラのつぼみが ほころびる頃さ そうさ おれのせいでいいさ ほんとはおまえから 別れを言い出した おまえのことならば なんでも知っている 浮気な恋心 傷ある過去さえも 何かを求めて さまよってみても 悲しい想い出が ふえてゆくだけさ そうさ 夢はいつかさめる 待っててあげようか 目覚めるその日まで しばらく旅に出て あらってくるがいい 昔のことなんか 忘れてくるがいい あずけておくよ この部屋の鍵は きつといつかは 使いたくなるさ そうさ そんな時が来るさ その時やすらぎを おまえは知るだろう |
自慢じゃないが女だよ水前寺清子 | 水前寺清子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 小杉仁三 | トシはいくつときかれたら 女とこたえるよ 酒はどうかときかれたら あびるとこたえるよ 世の中元気がいいのはオンナ 男たちを立てながらも いつも主役でいるの 風向きが変わったことを よくよく覚えておきなさいね あまてらす ひみこ 日本は女で夜があける ちょいとそこらのスナックで マイクをにぎりしめ 色気たっぷりうたうのは だれでしょ だれでしょう 男は ときどき手が焼けるけど いとしいもの かわいいもの 生きて行きましょ一緒に 世の中は 男と女 あんたも元気を 出しなさいね あまてらす ひみこ 日本は女で夜が あける 世の中元気がいいのはオンナ 男たちを立てながらも いつも主役でいるの 風向きが変わったことを よくよく覚えておきなさいね あまてらす ひみこ 日本は女で夜があける |
大連の街から城之内早苗 | 城之内早苗 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | ここが大連の街, とてもきれいだね 駅前広場さえ こころときめく アカシアの道を歩けば なぜかしら 時がとまるよ 君のこと 思うたび この胸が ただ痛むよ ひとり旅 別れ旅 あきらめの旅なのに 君が恋しい 有軌電車に乗って 街をひとまわり 若者たちはみな とてもおしゃれさ 星海の 白い渚よ 老虎灘 海の青さよ 君は今 どこにいて 何をして すごすのだろう 港まで 行くバスが たそがれに消えて行く 星も泣いてる この海の はるかかなたに 君がいる 君が待ってる たまらなく 会いたいよ もう一度 だきしめたい さよならは あやまちさ 何もかも投げすてて とんで行きたい |
ヨコハマ・ビギン島倉千代子・中山大三郎 | 島倉千代子・中山大三郎 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 伊戸のりお | おねがいがあるの せめて今夜は おはなしきいて わたしのことを そのことばずっと 待っていたのさ はなしをしたい ぼくもおなじさ ヨコハマハーバー みおろすこの部屋 外国行きだね あの船 いつかは行きましょ リビエラあたり 海を行く 大空を行く 夢が広がる コニャックをのんで あなたごきげん 飲めないけれど ときめくわたし あきらめたような ぼくの人生 希望をくれた 君にカンパイ ヨコハマハーバー ロマンが広がる 灯りがキラキラ まぶしい ふたりの旅なら たのしいはずね 海を行く 大空を行く 夢が広がる ヨコハマハーバー みおろすこの部屋 外国行きだね あの船 いつかは行きましょ リビエラあたり 海を行く 大空を行く 夢が広がる |
恋にサヨナラ小林美樹 | 小林美樹 | 櫛田露孤 | 中山大三郎 | | もう二度とあなたに 逢わないわ もう誘われても 行かないわ そうよいつもの お店にも行かない なぜこんな悲しみ くれたのよ なぜあんな仕打ちを みせたのよ 恋は一つの あやまちでおしまい あなたに新しい 恋人ができたと 友達に聞いた時に すべてわかったの だから あなた あなた サヨナラ もう二度とあなたに 逢わないわ もう誘われても 行かないわ どうぞ忘れて 私のことなど 自由に生きるのよ 今日からの私は 本を閉じるようにして 過去を閉じましょう そして あなた あなた サヨナラ 涙がかわいたら 新しい旅立ち すべてを忘れてゆくわ 明日をみつめて だから あなた あなた サヨナラ |
避暑地のホテル古都清乃・和田弘とマヒナスターズ | 古都清乃・和田弘とマヒナスターズ | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 寺岡真三 | 思いがけずめぐり逢う 避暑地のホテル それぞれ部屋を ぬけだして あの日をさがす あの小さな 花びらは そう さんざしさ いつもこころに 咲いてたわ 別れの花か ためらいながらも ほほよせて 時計をとめて 緑深い山あいの 小道をたどる むかしの恋の ふたりづれ あの日が帰る あの木立に もたれたわ 君は泣いてたね 急な別れが 悲しくて 僕も泣いたよ あれからずいぶん たったけど 胸がときめく 約束などできなくて ふりむきながら ホテルの庭を 横ぎって ゆっくり帰ろう ねえ ほんとに愛してた いのちがけだった みんなさだめの せいなのね そう くやしいね ふしぎな出会いの ひとときを 神様ありがとう |
片寄せ波香西かおり | 香西かおり | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | 波は寄せても 返しはしない そんな悲しい 海がある ここは三陸 波板浜よ まるで私の 思いのように 寄せるだけです 寄せるだけです あなたへと 靴をぬぎすて はだしになって そっと渚を 歩くのよ こんなやさしい さざ波なのに だれが名付けた 片寄せ波よ なんで女に なんで女に 生まれたの いいの人生 どうでもいいと すねていたのよ 今日までは ここは三陸 なさけの海よ あすの希望を 未来の夢を 胸に広げて 胸に広げて 生きるのよ |
楽しい人が好き香西かおり | 香西かおり | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | 星それぞれに語りかけるでしょう 星それぞれの個性もあるわ 祈りを捧げる願い星叶い星 涙に別れのキラリ星夢見星 恋する星ときめき星 いろいろあるわ あなたと私おたがいに好き 人それぞれに色があるでしょう 人それぞれに好みもあるわ たとえば私は季節なら秋が好き あなたは輝く海が好き夏が好き おしゃべり好き夜更かし好き お酒が好きよ あなたと私おたがいに好き たとえば私は季節なら秋が好き あなたは輝く海が好き夏が好き おしゃべり好き夜更かし好き お酒が好きよ あなたと私おたがいに好き |
やすらぎ黒沢年男 | 黒沢年男 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | あなたがその気なら しかたがないわねと おまえはうつむいて 静かに背をむけた 季節が変わって咲く花も変わり バラのつぼみがほころびる頃さ そうさおれのせいでいいさ ほんとはおまえから 別れを言い出した おまえのことならば なんでも知っている 浮気な恋心傷ある過去さえも 何かを求めてさまよってみても 悲しい思い出が ふえてゆくだけさ そうさ夢はいつかさめる 待っててあげようか 目覚めるその日まで しばらく旅に出て あらってくるがいい 昔のことなんか 忘れてくるがいい あずけておくよこの部屋の鍵は きつといつかは使いたくなるさ そうさそんな時が来るさ その時やすらぎを おまえは知るだろう |
明日への扉草野仁 | 草野仁 | 小林篁次 | 中山大三郎 | 若草恵 | 朝の日射しも そよぐ風にも こころ動かず すごした日々よ そこであなたと めぐりあい 明日の扉を あけたのさ 黒いひとみの かがやきが 勇気をくれた 人生すねたら いけないね いつでも ほほえみ忘れずに やり直し出来るうち 気づいてよかったね あなたに感謝 若いころには ムチャをしてたよ 何のおそれも なかった日々よ 知らず知らずに つかれはて 夢のおもさを わすれてた 春のさくらも 夏のバラ 知らずにいたよ あなたがチャンスを くれたのさ もいちど若さを 感じよう これからの人生が まだまだ長いよね あなたに感謝 そこであなたと めぐりあい 明日の扉を あけたのさ 黒いひとみの かがやきが 勇気をくれた 人生すねたら いけないね いつでも ほほえみ忘れずに やり直し出来るうち 気づいてよかったね あなたに感謝 |
ヨコハマめぐり逢い木谷力 | 木谷力 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 女のため息が 夜霧にかわるのよ 別れに涙を 見せたなら あなたにわるいもの おまえは小さな肩先を こきざみにふるわせた ヨコハマ青い灯りがゆれて 言葉もない俺だった 別れを望むのは おまえじゃなかったか おまえの心にまた一つ 芽生えた恋がある ためらいながらも流されて 傷ついて泣くだけさ ヨコハマやがて季節がめぐり またおまえに めぐり逢う 無意味な旅だと気がつけば さすらいも終るだろう ヨコハマ恋に疲れてそして いい女で帰るだろう |
男の背中北川大介 | 北川大介 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | D.C.O | 男の肩と 背中には むかしの影が ゆれている 恋も 涙も 悲しみも だれにも言えない 傷あとも ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日(あす)をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど 男の胸の おくのおく そのときどきの 夢がある 過去も未来も ぼんやりと 忘れてしまう ときがある ゆらゆらゆら タバコのけむり 見つめて 愛に ゆれながら おまえのあまい かおりの中で 休む日もある ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど |
男の背中川中美幸 | 川中美幸 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 伊戸のりお | 男の肩と 背中には むかしの影が ゆれている 恋も 涙も 悲しみも だれにも言えない 傷あとも ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日(あす)をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど 男の胸の おくのおく そのときどきの 夢がある 過去も 未来も ぼんやりと 忘れてしまう ときがある ゆらゆらゆら タバコのけむり 見つめて愛に ゆれながら おまえのあまい かおりの中で 休む日もある ゆらゆらゆら とまり木ゆれて グラスの底に 明日(あす)をみる おまえはそんな 男の姿 気付かないけど |
無錫旅情川中美幸 | 川中美幸 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 君の知らない 異国の街で 君を想えば 泣けてくる おれなど忘れて しあわせつかめと チャイナの旅路を 行くおれさ 上海 蘇州と 汽車に乗り 太湖のほとり 無錫の街へ 船にゆられて 運河を行けば ばかな別れが くやしいよ あんなに愛した あんなにもえてた いのちを賭けたら できたのに 涙の横顔 ちらついて 歴史の街も ぼやけて見える むかしながらの ジャンクが走る はるか小島は 三山か 鹿頂山から 太湖をのぞめば 心の中まで 広くなる ごめんよ も一度 出直そう 今度は君を はなしはしない |
珍島物語上沼恵美子 | 上沼恵美子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 伊戸のりお | 海が割れるのよ 道ができるのよ 島と島とが つながるの こちら珍島(チンド)から あちら芽島里(モドリ)まで 海の神様 カムサハムニダ 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで 祈っているの あなたとの 愛よふたたびと 遠くはなれても こころあたたかく あなた信じて 暮らします そうよいつの日か きっと会えますね 海の神様 カムサハムニダ ふたつの島を つないだ道よ はるかに遠い 北へとつづけ ねえ とても好きよ 死ぬほど好きよ あなたとの 愛よとこしえに 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで 祈っているの あなたとの 愛よふたたびと |
花街三味線金田たつえ | 金田たつえ | 阿里あさみ | 中山大三郎 | 若草恵 | 芸は売り者 からだは自前 なんで捨てらりよ むざむざと 色と欲とがからまる裾を 粋にさばいて 生きていく わたし花街 女郎花[おみなえし] 胸に一途な 恋をだく きみを誰にもやりたくないと 泣いて私を 抱いたひと こころゆさぶる そのひとことの 殺し文句に つまずいて 横に倒したスタンドの 灯りまぶしい 片夜妻[かたよづま] わざと離れて 噂をよけりゃ 男ぎらいと ひとは言う どうせ私は 三味線草の 花のさだめとあきらめて あなた坐った 座布団の 温み両手で抱きしめる |
珍島物語角川博 | 角川博 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 海が割れるのよ 道ができるのよ 島と島とが つながるの こちら珍島(チンド)から あちら芽島里(モドリ)まで 海の神様 カムサハムニダ 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで 祈っているの あなたとの 愛よふたたびと 遠くはなれても こころあたたかく あなた信じて 暮らします そうよいつの日か きっと会えますね 海の神様 カムサハムニダ ふたつの島を つないだ道よ はるかに遠い 北へとつづけ ねえ とても好きよ 死ぬほど好きよ あなたとの 愛よとこしえに 霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ 散り散りになった 家族の出会い ねえ わたしここで 祈っているの あなたとの 愛よふたたびと |
恋の広小路落合博満・中村美律子 | 落合博満・中村美律子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 君とよりそえば 街がきらめくよ そうね私も こころときめくわ 今夜はぜいたくな 夜をすごそうよ なんてすてきな 言葉でしょう まかせてくれよ きっと今夜は 何かありそうね それもまかせてくれよ NAGOYA 広小路 恋のフルコース 先ずはレストラン とてもおしゃれね パリを思い出す 君にはぜいたくな 夜が似合うのさ なんてやさしい 思いやり いつものことさ なぜかコニャックが 胸に火をつける あとは女子大小路で ナマのジャズを聴く 何も言わないで 何もきかないで かわくくちびる 胸に寄せる波 すべてはぜいたくな 夜にまかせよう なんて甘いの とけそうよ ささえてあげる こんなカンゲキ 私はじめてよ 恋もいのちも 燃える NAGOYA 広小路 |
そんなふたりのラブソング落合博満・落合信子 | 落合博満・落合信子 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 世間から見りゃ おまえとおれは ちょっと変わった ふたりづれ 日本・女は 六千万で 日本・男も 六千万よ えらんだよ おまえを うれしいわ 泣けるわ そんなふたりの そんなふたりの ラブソング 右に左に まがってみえる それが浮世の 道なのよ おれはまっすぐ 行きたいだけさ だだをこねたら おとされるわよ 冗談さ シャレだよ 本音でしょ ほんとは そんなふたりの そんなふたりの ラブソング 男一匹 嵐に向かう 女一匹 ついて行く ばったばったと 相手をたおす 何とたのもし わがだんなさま ありがとよ おまえも てれるけど うれしい そんなふたりの そんなふたりの ラブソング |
さすらいの途中で落合博満 | 落合博満 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | あなたの肩先をぬらす 夜霧は女のためいき 忘れないでと おまえは言った 別れのときさえ 素敵だったよ おまえがのぞんだ さよならなのに おもわず抱きしめて あやまりつづけた いけない男だと 自分を責めたよ どこかに悩みでもあるの このごろ元気がないよと 何も知らずに 心配したよ おまえのこころに 恋が芽生えて 言い出しにくくて ゆれてたのだろう 夜霧のまん中へ さよなら告げよう 別れはおたがいの 旅立ちだから 今でも今でも とても素敵さ 今度の恋人 大事にしろよ ふたりはさすらいの 途中で出逢った もう一度会えそうな 気がするさよなら |
サムライ街道落合博満 | 落合博満 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 薗広昭 | 一度男に 生まれたからにゃ 何かやらなきゃ もったいないぜ 前にはだかる 艱難辛苦(かんなんしんく) そこどけ そこどけ 男が通る 度胸免状の おれがゆく だれもわかっちゃ くれないだろう おれの心の いちずな夢を いいじゃないかと 西空みれば まっかに まっかに 夕陽がもえる 明日へ 明日へと 血がたぎる ひとに言えない 悩みや傷が こんなおれにも 山ほどあるさ 肩で風切る サムライ街道 そこどけ そこどけ 男が通る ちょっぴり涙も つれて行く |
いやんなっちゃうなア尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | すねているんじゃ ないけれど ひとり今夜も はしご酒 今もこんなに 好きなのに なぜかあの娘と 別れたよ あゝ…いやんなっちゃうなァ あゝ…いやんなっちゃうなァ 恋はいつでも 女が主役 悲しい役だけ おれがやらされる 同じ場所から 歩いても なぜかおれだけ おくれがち 街で出会った 友でさえ どこかまぶしい 顔してた あゝ…いやんなっちゃうなァ あゝ…いやんなっちゃうなァ これがさだめか 男の舞台 花咲く春は どこにあるんだよ もしも しあわせ 買えるなら なってみせるさ 金持ちに それじゃあんまり 淋しいぜ 人は人なり おれはおれ あゝ…いやんなっちゃうなァ あゝ…いやんなっちゃうなァ だれが決めたか 人生芝居 涙が似合うね おれの当たり役 |
さよならは霧にかくれて尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 斉藤恒夫 | 白い夜霧が 流れてる 君の背中が 泣いている こんな別れが 来るなんて 信じられないよ 去年の今ごろさ 渚で出会ったね 岬を見ても 小舟を見ても バラ色に かがやいてたね 今は映画の おわりのように 夜霧の中に 立ちつくすんだね わけも言わずに 行く君に わけをきくのは やぼなのか 男だったら にっこりと 手でもふるのかい こころに浮かぶのは ふたりの旅ばかり 八重山の海 ノサップ岬 清里よ 滋賀高原よ 霧の向うに 何があるのか 待ってるのかい やさしいだれかが 出会いもさよならも すなおに受けとめて みじかいけれど しあわせだった 思い出を だきしめたいね 今度 どこかで 会う日があれば 去年のように ときめくだろうね |
清明橋から尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 斉藤恒夫 | 清明橋から 大公橋を くぐって船は 北へ行く あなたとふたりなら 何にもいらない 小鳥のさえずりも あなたのささやき あなたはいたずらな 目をしてうたう 無錫錫山山無錫 笑ってうたう はるかに恵山 かすんで見える わたしはあなたに もたれてる ふたりの人生に 山川あれど 何にもこわくない この愛ひとすじ このまま太湖へと へさきを向けて 無錫錫山山無錫 たのしくうたう 春夏秋冬 季節はかわる ふたりのこころは かわらない 比翼の鳥となり 大空とぶの 連理の枝となり 大地に根を張る この国この街で くらして行くの 無錫錫山山無錫 この無錫で |
大連の街から尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | ここが大連の街 とてもきれいだね 駅前広場さえ こころときめく アカシアの道を歩けば なぜかしら 時がとまるよ 君のこと 思うたび この胸が ただ痛むよ ひとり旅 別れ旅 あきらめの旅なのに 君が恋しい 有軌電車に乗って 街をひとまわり 若者たちはみな とてもおしゃれさ 星海(シンハイ)の 白い渚よ 老虎灘(ラオフータン) 海の青さよ 君は今 どこにいて 何をしてすごすのだろう 港まで行くバスがたそがれに消えて行く 星も泣いてる この海のはるかかなたに 君がいる 君が待ってる たまらなく会いたいよ もう一度 だきしめたい さよならはあやまちさ何もかも投げすてて とんで行きたい |
ひとりごと尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎考路 | 男に言わせりゃ 女が悪い 女に言わせりゃ 男が悪い 涙ひとつぶ 指でふき 風の寒さに つぶやけば どうしようもないほど くやしい くやしいの 私の方が たくさん愛してる いつまで待ったら しあわせくるの おねがいそれだけ 教えてよ 一つ二つと すぎて行く 花の季節を 見送れば どうしようもないほど 悲しい 悲しいの やさしさだけよ 私がほしいのは あなた信じて いいかしら 待てばいい日が 来るかしら どうしようもないほど 心配 心配よ いのちを賭けた この恋まもりたい |
無錫旅情 尾形大作 | 尾形大作 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 君の知らない 異国の街で 君を想えば 泣けてくる おれなど忘れて しあわせつかめと チャイナの旅路を 行くおれさ 上海 蘇州と 汽車に乗り 太湖のほとり 無錫の街へ 船にゆられて 運河を行けば ばかな別れが くやしいよ あんなに愛した あんなにもえてた いのちを賭けたら できたのに 涙の横顔 ちらついて 歴史の街も ぼやけて見える むかしながらの ジャンクが走る はるか小島は 三山か 鹿頂山から 太湖をのぞめば 心の中まで 広くなる ごめんよ も一度 出直そう 今度は君を はなしはしない |
THE SHOCHU SONG上原敏郎 | 上原敏郎 | 山田孝雄 | 中山大三郎 | | あなたふられたね 顔に出ているね 日毎夜毎に悩んで 少しやつれたね だけど恋なんて 一度もつれたら いくら頑張り見せても だめなものなのさ 地球の歴史なら 何十億年さ どんな悩みも哀しみも 小さな暇つぶし こっちへおいでよ 一緒にやろうよ 本格的に腰すえて SHOCHUのもう ゆかいにやろう そば 麦 からいも 米 ごま とうきび あわ 栗 こんぶまで 神様ありがとう あなた惚れてるね それじゃだめなのよ 追えば追うほど逃げてく 女ごころなの 空を見てごらん あんなに星がある ホップ ステップ ジャンプさ 夢は果てしない 涙の数の分 幸せあるだろさ 恋は気まぐれ気づいても 心はまよい道 笑って許して 忘れてあげなよ 本格的に腰すえて SHOCHUのもう ゆかいにやろう そば 麦 からいも 米 ごま とうきび あわ 栗 こんぶまで 神様ありがとう 本格的に腰すえて SHOCHUのもう ゆかいにやろう そば 麦 からいも 米 ごま とうきび あわ 栗 こんぶまで 神様ありがとう 神様ありがとう 神様ありがとう… |
みやこんじょ上原敏郎 | 上原敏郎 | 山田孝雄 | 中山大三郎 | | 霧の袴を はいてそびえる あれが高千穂 神のふるさと どんな時にも 想い浮かべて 熱いときめき 胸におぼえる 負けてたまるかよ 泣いてたまるかよ なぜかそんな気に させてくれるよ まだまだ若いから 頑張り続けるよ 酒は焼酎 語り明かした 友は今頃 何処にいるのさ 議ばっかい言うなよ 故郷のなまりで きっと今でも のんでいるだろ こめんけこつ言うなよ へのよなこつするなよ こころぼっけもん 生きてゆくのさ 愛する人のため 命を賭けるのさ 花は母智丘さ 川は大淀 みんな武士さ そんな気持さ まだまだ若いから 頑張り続けるよ まだまだ若いから 頑張り続けるよ |
むかしの男上原敏郎 | 上原敏郎 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | 女ひとりが 飲んでる酒は 背中あたりが 淋しいと キザなセリフに ふり返りゃ 昔くらした 人がいた 私を泣かせた にくい男が 昔とおんなじ やさしさで 私を みつめてた 君をさがして ここまで来たよ そこに座って いいかいと 女ごころを くすぐって 女ごころを 傷つける 殺してやりたい にくい男が 今でもお前が 好きだよと ポツンと つぶやいた 今におもえば あんたを知って 酒もおぼえた 泣きもした 夫婦みたいな しあわせと 他人みたいな ふしあわせ 行ったり来たりの にくい男が 今度はどっちを くれるやら もいちど 賭けてみる |
思い出さないで岩崎宏美 | 岩崎宏美 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | | もう思い出さないで あれは遠い夏の日 恋をなくしたばかりの もろい私だったから 求めて生きて 何かがすれ違い 誰かが傷つき 季節はめぐるのよ もう思い出さないで あれはただの旅人 今わかりかけてるの 愛は波のようだと 一度あきらめたけれど 胸によせてくるのよ 南の海の 光にだまされて ふるえて抱かれた あの日の恋だけど もう思い出さないで あれはおとぎ話と なくしたものを よそから求めても 何かが違うの 許して下さいネ もう思い出さないで あれはただの旅人 あれはただの旅人 |
やすらぎ岩城滉一 | 岩城滉一 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 高田弘 | あなたがその気なら しかたがないわねと おまえはうつむいて 静かに背をむけた 季節が変って 咲く花も変わり バラのつぼみが ほころびる頃さ そうさ おれのせいでいいさ ほんとはおまえから 別れを言い出した おまえのことならば なんでも知っている 浮気な恋心 傷ある過去さえも 何かを求めて さまよってみても 悲しい想い出が ふえてゆくだけさ そうさ 夢はいつかさめる 待っててあげようか 目覚めるその日まで しばらく旅に出て あらってくるがいい 昔のことなんか 忘れてくるがいい あずけておくれよ この部屋の鍵は きっといつかは 使いたくなるさ そうさ そんな時が来るさ その時 やすらぎを おまえは知るだろう |
酒天知茂 | 天知茂 | 山田孝雄 | 中山大三郎 | | 俺の目を見て 離さない 酒場の女の つぐ酒は 酒は涙で できていた 嘘もおせじも 言えないが その娘がそばに 居るだけで 酒は情の 味がした 飲んでばかりじゃ いけないわ 少しは食べなきゃ もたないわ そっと差し出す 細い指 こんなところに いるなんて おまえに何だか 似合わない 聞いてやろうか 身の上を 俺もいろいろ あったけど そろそろ欲しい ものがある それをおまえに 見つけたよ いいえ私に かまわずに 貴方に似合った いゝ人を 好きになってと 泣く女 過去はどうでも いいんだと コートに女を つつむよに 俺は二人で 街を出た |
ちえこ天知茂 | 天知茂 | 武田鉄矢 | 中山大三郎 | | ちえこが俺にくれたもの 白い小さな貝がらひとつ グラスの底に沈めて飲めば 暗い酒場も波音ばかり 夜の新宿降る雨が 遠いあの海思い出させる ちえこが消えたあの海を ちえこが俺にくれたもの 泪色した真珠の指輪 手のひらにのせて見つめていたら 小さな虹がうかんで消えた 夜の新宿降る雨が 遠いあの頃思い出させる ちえこがわらったあの頃を ちえこが俺にくれたもの さびしい胸にともしびひとつ ちえこに俺が与えたものは さよならもない別れがひとつ 夜の新宿降る雨が バカなこの俺またも責めてる ちえこの泪が肩を打つ |
キャンパスの想い出秋ひとみ | 秋ひとみ | 喜多條忠 | 中山大三郎 | | 学生時代の 思い出は キャンパスのそばの 喫茶店 仲良しふたりは いつもおしゃべりばかり ひとり恋を知り ひとり恋をなくし いつかはなれてった 心だったわ 女の友情なんて うわべのほほえみね 涙の一つぶ 悲しみ一つで 変わってしまうのね その夜 書いた日記には 涙がにじんでた ざんこくなことに 悲しみは 好きな人も 同じにしたの 仕方ないわねと あきらめはしたけれど ひとり夢をみて ひとり夢をすてる 恋の女神にも うらまれたのね 若いということだけで 許されるものなら だれにも負けずに あの人の胸に とびこめたでしょうか 今夜 街をはなれるの 見送りの 影もなく だれにも負けずに あの人の胸に とびこめたでしょうか 今夜 街をはなれるの 見送りの 影もなく |
さよならによろしく秋ひとみ | 秋ひとみ | 喜多條忠 | 中山大三郎 | | 乾杯! さよならさん 乾杯! 想い出くん 乾杯! 私の恋 手づかみで カラカラと 氷を入れて 終わりそうな恋ひとつ ワイングラスに ゆらゆらと 想い出の 香りがして 首筋のあたりにも 煙草のにおい 乾杯! さよならさん 乾杯! 想い出くん 乾杯! 私の恋 今 そこで あの人と別れ 今 そこで 涙に出逢い ひとりになったの 右の手で 片方の ピアスを外し 左手でめがしらを そっと押さえる 別れぎわ 渡されたマッチの裏に あの人のいる店が 書いてあるけど 乾杯! さよならさん 乾杯! 想い出くん 乾杯! 私の恋 今 そこで あの人と別れ 今 そこで 涙に出逢い ひとりになったの 乾杯! さよならさん 乾杯! 想い出くん 乾杯! 私の恋 乾杯! さよならさん 乾杯! 想い出くん 乾杯! 私の恋 ラ ラ ラ……… |
悲しき豆満江暁恵 | 暁恵 | 中山大三郎 | 中山大三郎 | 竜崎孝路 | 川をはさんで 目と目で話す 親子それぞれ 風が吹く 同じことばを はなすのに だれがどうして 引きさいた 逢いたいよ 逢いたいよ だきしめたいよ このごろの くらしなど ききたいよ 桜咲く あたたかい あのふるさとへ 手をとって 帰りたい 帰りたい 無理に渡れば いのちにかかる 声をかければ 身がちぢむ ここは国境 豆満江 小鳥も蝶々も 渡るのに よく見てよ よく見てよ 私が母よ からだから あふれ出る この思い なにひとつ してやれず くやしいけれど 夢だけは 捨てないで 捨てないで 同じことばを はなすのに だれがどうして 引きさいた 逢いたいよ 逢いたいよ だきしめたいよ このごろの くらしなど ききたいよ 桜咲く あたたかい あのふるさとへ 手をとって 帰りたい 帰りたい |