あまのじゃく殿さまキングス | 殿さまキングス | 秋元康 | 彩木雅夫 | | 馬鹿ね ずっと黙って 馬鹿ね 何をそんな 馬鹿ね 怒っているのよ 子供みたい あんたの拗(す)ねた顔 “別れようか?”と いきなり聞くから “仕方ないわ”と 答えただけよ “別れないで”と すがってみても 離れた心は戻らないわ ずるい人ね あなた “うん”と言えば怒るし “いや”と言えば黙るわ 男と女はいつも あまのじゃく だめよ こんな遅くに だめよ “これから行く”と だめよ 電話されても いつも いつも 勝手な人だから 今夜は私 用事があって 都合が悪いと言えば言うほど 余計に無理を聞かせたがるの 待ってるお家に帰りなさい 悪い人ね あなたは そんな気もないくせに 愛を試しているのね 男と女はいつも あまのじゃく “別れようか?”と いきなり聞くから “仕方ないわ”と 答えただけよ “別れないで”と すがってみても 離れた心は戻らないわ ずるい人ね あなた “うん”と言えば怒るし “いや”と言えば黙るわ 男と女はいつも あまのじゃく |
浮草の宿殿さまキングス | 殿さまキングス | 千家和也 | 彩木雅夫 | | 逢いたさに狂うほど 痩(や)せました私 走り書きをひとつ残し あなたが消えてから 惚(ほ)れて 惚れて 惚れぬいて 泣いて 泣いて 泣きぬれて 灰になるまで ついてゆきたい ねぐらへ鳥が帰ります あなたに逢いたい 真夜中の急行で この街に着いた 宿の扉叩く音は よけいにみじめです 惚れて 惚れて 惚れぬいて 泣いて 泣いて 泣きぬれて 他にいい女(ひと) 出来たでしょうか 枕(まくら)を抱いて眠ります あなたに逢いたい 何ひとつ不自由なく 暮らしてた頃が まるで夢かうそのようで 心が乱れます 惚れて 惚れて 惚れぬいて 泣いて 泣いて 泣きぬれて 肌は誰にも 許したくない 名もない花が咲いてます あなたに逢いたい |
おんなの運命殿さまキングス | 殿さまキングス | 千家和也 | 彩木雅夫 | | 別れるよりこの場で死ねと 言われる方がいい 尽すだけ尽して捨てられる おんなの運命(さだめ) ああ この世には不幸な女には 頼れる神様はどこにもいないのね 身につけたおまもりは何のため お願いよ私には あなただけ 情けをかけてほしい 叩かれても仕方がないわ 私が悪いなら 手をついて詫びるわ泣きながら おんなの運命 ああ あとも見ず手のひら返すよに あなたは私から離れてゆけるけど やせ細るこの躯誰のせい お願いよ私には あなただけ 情けをかけてほしい いたわるような気持があれば あなたも泣けるはず 耐えるだけ耐えても嫌われる おんなの運命 ああ 残された女に出来ること 一体何がある教えてほしいのよ 泣くことと待つことと祈ること お願いよ私には あなただけ 情けをかけてほしい |
女の純情殿さまキングス | 殿さまキングス | 千家和也 | 彩木雅夫 | | 好きなあなたの 言いつけならば 他(ほか)の人に嘘さえ 私はつくでしょう 可愛い可愛いやつと 呼ばれたいの わきめもふらずに ひたすら信じてる 女の純情 もしもその眼が 見えなくなれば あなたの眼のかわりに 私はなりたい この世のこの世の隅で 肌を寄せて ひとつの倖せ ふたりで分けたいの 女の純情 お側にいるのが 迷惑ならば 何処か陰にかくれて あなたを見てるわ 名も無く名も無く咲いた 花になって あなたに少しの 安らぎあげたいの 女の純情 |
北の恋唄殿さまキングス | 殿さまキングス | 千家和也 | 彩木雅夫 | | 北に咲く花 吹く風の 春は名ばかり まだ寒い 惚れた私の 気も知らぬ 悪いあなたに どこか似てる 北に降る雨 さす傘を クルリ回せば 飛ぶしぶき 惚れた私が 物陰で 流す泪に どこか似ている 北に飛ぶ鳥 はぐれ鳥 沈む入陽に ねぐら探す 惚れた私が 眠れずに あなた待つ身に どこか似ている |
なみだの操 殿さまキングス | 殿さまキングス | 千家和也 | 彩木雅夫 | | あなたのために 守り通した女の操 今さら他人(ひと)に 捧げられないわ あなたの決して お邪魔はしないから おそばに置いて ほしいのよ お別れするより 死にたいわ 女だから あなたの匂い 肌に沁みつく女の操 棄てられたあと 暮らしてゆけない 私に悪いところが あるのなら 教えてきっと 直すから 恨みはしません この恋を 女だから あなたにだけは 分るはずなの女の操 汚れを知らぬ 乙女になれたら 誰にも心変りは あるけれど あなたを 疑いたくない 泣かずに待ちます いつまでも 女だから |
夫婦鏡 殿さまキングス | 殿さまキングス | 千家和也 | 彩木雅夫 | | たとえ死んでもいいわ あなたのためなら しあわせな女だと 世間は言うでしょう あなたの重荷に なりたくないのよ 夫婦鏡に映しだす 別れの薄化粧 泪をためていた 女がいたことを覚えていてほしい 何もくやんでないわ あなたのためなら 言いつけを守るのは 私の務めよ あなたの名前を 汚したくないのよ 夫婦鏡の裏側に 二人の名を書いて ひそかにみつめてた 女がいたことを覚えていてほしい いいえ困らせないわ あなたのためなら 生まれつきお互いに 立場が違うわ あなたに迷惑 かけたくないのよ 夫婦鏡の片方を 形見に抱きしめて 悲しく身を引いた 女がいたことを覚えていてほしい |
小指のきず西崎緑 | 西崎緑 | 増永直子 | 彩木雅夫 | | 小指からめ指きり 約束をしたけれど 知らない間にあなたはいない 話し相手もない胸に 想い出はひとつ 夕陽が沈む夕陽が沈む この指を赤く染めるの いつも二人並んで 眺めた海が泣く 目と目見つめ指きり 信じてた人なのに 涙を教えてあなたは消えた 声を押えて泣く胸に 傷あとがひとつ 夕陽が沈む夕陽が沈む この指を波にひたすの いつも二人優しく 包んだ風が鳴る 夕陽が沈む夕陽が沈む この指が強く痛むの いつも二人遊んだ こわれた舟に乗る |
花散る頃に西崎緑 | 西崎緑 | 茜まさお | 彩木雅夫 | | 花がほろほろ 散ってます 今日も来ました この小道 思い出します 別れたあの時 一年たったけど 私は待ってます きっときっとあなたと 逢えるその日を 雨がさらさら 降ってます 傘をかざして 帰ります 忘れられない 別れたこの道 一年すぎたとて 私は待ってます いつかいつかあなたが 帰るその日を 風がさやさや鳴ってます 遠い灯りも 消えました ひとりたたずむ あの日この道 一年また来ても 私は待ってます いつもいつも あなたと逢えるその日を |
ふたりの小樽西山ひとみ・彩木雅夫 | 西山ひとみ・彩木雅夫 | 千家和也 | 彩木雅夫 | | (女)粉雪舞い散る せつなく白い夜 (男)運河のほとりに 佇む影よ (女)何も言えず泣きじゃくる 女のあゝ弱さ (男)抱いてもやれない 男の辛さ (女)つめたい背中 (男)か細いうなじ (男女)ふたりの小樽 (男)見つけた可愛い ガラスの耳飾り (女)どなたか似合いの 女性にあげて (男)幸せから遠ざける 男のあゝ辛さ (女)命を数える 女の弱さ (男)乱れる吐息 (女)うるんだ瞳 (男女)ふたりの小樽 (女)あなたと (男)おまえと (男女)心は結ばれて (男)この身は (女)裂かれる (男女)運命が憎い (男女)行き止まりのこの店で お酒にあゝ酔って (男)思わず (女)重ねた (男女)くちびる哀し (女)もいちど胸に (男)もいちど顔を (男女)ふたりの小樽 |
なみだの操花村菊江 | 花村菊江 | 千家和也 | 彩木雅夫 | 佐伯亮 | あなたのために 守り通した 女の操 今さら他人に ささげられないわ あなたの決して お邪魔はしないから おそばに 置いてほしいのよ お別れするより 死にたいわ 女だから あなたの匂い 肌に沁みつく 女の操 すてられたあと 暮らして行けない 私に悪いところが あるのなら 教えて きっと直すから 恨みはしません この恋を 女だから あなたにだけは 分るはずなの 女の操 汚れを知らぬ 乙女になれたら 誰にも 心変わりはあるけれど あなたを 疑いたくない 泣かずに待ちます いつまでも 女だから |
なみだの操はやぶさ | はやぶさ | 千家和也 | 彩木雅夫 | | あなたのために 守り通した女の操 今さら他人(ひと)に 捧げられないわ あなたの決して お邪魔はしないから おそばに置いて ほしいのよ お別れするより 死にたいわ 女だから あなたの匂い 肌に沁みつく女の操 棄てられたあと 暮らしてゆけない 私に悪いところが あるのなら 教えてきっと 直すから 恨みはしません この恋を 女だから あなたにだけは 分かるはずなの女の操 汚れを知らぬ 乙女になれたら 誰にも心変りは あるけれど あなたを 疑いたくない 泣かずに待ちます いつまでも 女だから |
なみだの操氷川きよし | 氷川きよし | 千家和也 | 彩木雅夫 | 石倉重信 | あなたのために 守り通した女の操 今さら人に 捧げられないわ あなたの決して お邪魔はしないから おそばに置いて ほしいのよ お別れするより 死にたいわ 女だから あなたの匂い 肌に沁みつく女の操 棄てられたあと 暮らしてゆけない 私に悪いところが あるのなら 教えてきっと 直すから 恨みはしません この恋を 女だから あなたにだけは 分かるはずなの女の操 汚れを知らぬ 乙女になれたら 誰にも心変りは あるけれど あなたを 疑いたくない 泣かずに待ちます いつまでも 女だから |
長崎は今日も雨だった福山雅治 | 福山雅治 | 永田貴子 | 彩木雅夫 | 福山雅治 | あなたひとりに かけた恋 愛の言葉を 信 じたの さがしさがし求めて ひとりひとりさまよえば 行けど切ない石だたみ あゝ長崎は今日も 雨だった 夜の丸山 たずねても 冷たい風が身に 沁みる 愛し愛しのひとは どこにどこにいるのか 教えて欲しい街の灯よ あゝ長崎は今日も 雨だった 頬にこぼれる なみだの雨に 命も恋も捨てたのに こころこころ乱れて 飲んで飲んで酔いしれる 酒に恨みは ないものを あゝ長崎は今日も 雨だった ※一部、原詞と異なる部分があります。 |
逢わずに愛して藤圭子 | 藤圭子 | 川内康範 | 彩木雅夫 | 森岡賢一郎 | 涙枯れても 夢よ枯れるな 二度と咲かない 花だけど 夢の夢のかけらを せめてせめて こころに あゝ 永久にちりばめ 逢わずに愛して いついつまでも 逢えば別れが つらくて泣ける 恋のねぐらは どこにある 鳥に鳥になりたい そっとそっと こころで あゝ 紅の命を 逢わずに愛して いついつまでも はなればなれの 運命におかれ 逢いがなおさら つよくなる 何が何があっても すがりすがり 生きぬく あゝ 死にはしないわ 逢わずに愛して いついつまでも |
さいはての女藤圭子 | 藤圭子 | 石坂まさを | 彩木雅夫 | 池多孝春 | 惚れてふられた 女でも なんで泣きなど 見せらりょか 心に誓った 恋だもの あなたの命に 命になって死にたい この私 みんな忘れた つもりでも 忘れられない 夢もある 笑っておくれよ さみしくて 今夜はお酒に お酒にすがりつきたい ただ一途 流れ流れて さいはては 窓も凍(しば)れる この酒場 面影一つに 薄れても 私の命は 命は燃えてつきない いつまでも |
長崎は今日も雨だったフランク永井 | フランク永井 | 永田貴子 | 彩木雅夫 | 寺岡真三 | あなたひとりに かけた恋 愛の言葉を 信じたの さがし さがし求めて ひとり ひとりさまよえば 行けど切ない 石だたみ ああ 長崎は今日も雨だった 夜の丸山 たずねても 冷たい風が 身に沁みる 愛し 愛しのひとは どこに どこにいるのか 教えて欲しい 街の灯よ ああ 長崎は今日も雨だった 頬にこぼれる なみだの雨に 命も恋も 捨てたのに こころ こころ乱れて 飲んで 飲んで酔いしれる 酒に恨みは ないものを ああ 長崎は今日も雨だった |
なみだの操フランク永井 | フランク永井 | 千家和也 | 彩木雅夫 | 舩木謙一 | あなたのために 守り通した女の操 今さら人に 捧げられないわ あなたの決して お邪魔はしないから おそばに置いて ほしいのよ お別れするより 死にたいわ 女だから あなたの匂い 肌に沁みつく女の操 棄てられたあと 暮らしてゆけない 私に悪いところが あるのなら 教えてきっと 直すから 恨みはしません この恋を 女だから あなたにだけは 分かるはずなの女の操 汚れを知らぬ 乙女になれたら 誰にも心変りは あるけれど あなたを 疑いたくない 泣かずに待ちます いつまでも 女だから |
恋あざみ細川たかし | 細川たかし | 泉淳三 | 彩木雅夫 | 小杉仁三 | 愛しあっても どうにもならぬ 今日と言う日が 行き止まり 思い出だけの あなたゆえ 遠くで倖せ 祈りましょう あたしは酒場の 恋あざみ 純(うぶ)な気持ちで 愛していても 生きて行くには つらすぎる あたしはどうせ 夜の花 やさしい言葉は かけないで このままだまって 別れたい 恋の苦さを 忘れるために 呑めぬお酒も 呑みました どうせ咲かない 花だもの これきりあなたにゃ 会いません あたしは涙の 恋あざみ |
港の五番町細川たかし | 細川たかし | 阿久悠 | 彩木雅夫 | 土持城夫 | 港 港の町で 浮名流した果てに ここへたどりつく たどりつく 小窓にゆれている いさり火見つめ 遊ぶだけ 遊んだら 消えて行く 男をおもい出す どこにでもあるような 港の五番町 浮気鴎を 真似て しゃれて恋した果てに ひとり涙ぐむ 涙ぐむ 小雨の桟橋に ちぎれたテープ さよならの そのあとは 何もない 他人に戻りましょう どこにでもあるような 港の五番町 霧の深さにかくれ もえてすがった果てに そっとあきらめる あきらめる 小指にのこされた 痛みに耐えて 消えて行く まぼろしを 目をとじて さびしく追っている どこにでもあるような 港の五番町 |
愛のいたずら前川清 | 前川清 | 安井かずみ | 彩木雅夫 | 大嶋吾郎 | あなたはもういないと 心にきめたのに…… 愛のさだめのいたずらなのね 会えて 会えて ときめく 会えて 会えて ふるえる もう迷わせないで 夢をもたせないで あなたあなたそんな風にしないでね あなたをもう見ないと やっと慣れたのに…… 愛に女は弱すぎるのね そばで そばで 息づく そばで そばで きらめく もう燃えさせないで 夜を飾らないで あなたあなたそんな風に見ないでね あなたあなたそんな風に見ないでね |
あの時代にはもどれない前川清 | 前川清 | 高畠じゅん子 | 彩木雅夫 | 田代修二 | いま人生を いま振り返る せつないほど 深く なぜめぐりあい なぜ愛しあう みつめている あなたを このときめきを この温もりを 奪われないように いつ花が咲き いつ実をつけて 小鳥たちが ついばむ 過ぎた日々 いとしめば あすはまた あたたかい 長い時間を止めて 少し振り向くけれど 二度と会えない春よ あの時代(とき)には もどれない ただもがいてた ただいたずらに 傷つけあい ながら あの若さだけ あの駆け抜けた 記憶さえも 閉じ込め もう哀しみは もう遠去かり やすらぐ日はいつか まだ綺麗なら まだいいけれど 愛は薄い 氷よ 涙さえ かわくなら 折れるほど 抱きしめて 誰も心のすみに 苦い想い出かくす 過去は幻影(まぼろし)だから あの時代(とき)には もどれない 過ぎた日々 いとしめば あすはまた あたたかい 長い時間を止めて 少し振り向くけれど 二度と会えない春よ あの時代(とき)には もどれない |
逢わずに愛して 前川清 | 前川清 | 川内康範 | 彩木雅夫 | | 涙枯れても 夢よ枯れるな 二度と咲かない 花だけど 夢の 夢のかけらを せめて せめてこころに ああ 永久(とわ)にちりばめ 逢わずに愛して いついつまでも 逢えば別れが つらくて泣ける 恋のねぐらは どこにある 鳥に 鳥になりたい そっと そっとこころで ああ 紅(べに)の命を 逢わずに愛して いついつまでも はなればなれの 運命におかれ 愛がなおさら つよくなる 何が 何があっても すがり すがり生きぬく ああ 死にはしないわ 逢わずに愛して いついつまでも |
この愛に生きて前川清 | 前川清 | 阿久悠 | 彩木雅夫 | | あのひとを愛しては いけないと云われ 旅に出て忘れようと 悩んでもみたが 思いきれぬ恋よ 雨の街で人目しのんで 愛を告げたあとのしあわせ 許されぬ愛だから なおさらつのり 許されぬ愛だから ひとときに賭ける こみあげる涙 つかのまのしあわせが はかなくも過ぎて しのび寄る夜明けにも 悲しみがあふれ はなれられぬ恋よ 肩を抱いて心かよわせ つらい胸の中を忘れる 別れても別れても この愛に生きて 別れても別れても あきらめはしない かさね合う心 帰るひとを送る苦しさ だれに云えばいいと云うのか うしろ指さされても しのび逢う恋を うしろ指さされても あのひとのために この身まで捨てる |
長崎は今日も雨だった 前川清 | 前川清 | 永田貴子 | 彩木雅夫 | | あなたひとりに かけた恋 愛の言葉を 信じたの さがし さがし求めて ひとり ひとりさまよえば 行けど切ない 石だたみ あゝ 長崎は今日も雨だった 夜の丸山 たずねても 冷たい風が 身に沁みる 愛(いと)し 愛(いと)しのひとは どこに どこにいるのか 教えて欲しい 街の灯よ あゝ 長崎は今日も雨だった 頬にこぼれる なみだの雨に 命も恋も 捨てたのに こころ こころ乱れて 飲んで 飲んで酔いしれる 酒に恨みは ないものを あゝ 長崎は今日も雨だった |
マンハッタン前川清 | 前川清 | 秋谷銀四郎 | 彩木雅夫 | 若草恵 | この街では 誰もが皆 蒼い旅人 愛に迷う 物語は 今夜もうラストシーン 東向きの 窓に映る 光の海と 五番街の 人の波に 思い出を捨てましょう 55丁目の ホテルの部屋には はしゃぎ疲れた 二人のワイングラスだけ 明日(あす)になれば ふたり別の空に飛び立つ 少し眠り 夢から醒め もう二度と出会わない 55丁目の ホテルの窓には 揺れるキャンドル 吐息のジャズが聴こえてる 朝がきたら 最後のキス ふたり交わして エアポートの ゲートを抜け 他人に戻っていく 少し眠り 夢から醒め 愛を口笛にする |
命かれても真木ひでと | 真木ひでと | 鳥井実 | 彩木雅夫 | | 惚れて振られた 女の心 あんたなんかにゃ わかるまい 押え切れない 淋しさは 死ぬことよりも つらいけど なぐさめなんかは 欲しくない みんなあんたが おしえてくれた 酒もタバコも うそまでも 泣かぬつもりで いたけれど 裏町ギターの あの唄に 今夜はしみじみ 泣かされる こんどこそはと 命をかけて 惚れてみたけど 駄目だった 女の青春を唇を 返してくれとは 言わないが 死ぬまで愛して 欲しかった |
恋あざみ真木ひでと | 真木ひでと | 泉淳三 | 彩木雅夫 | | 愛しあっても どうにもならぬ 今日と言う日が 行き止まり 思い出だけの あなたゆえ 遠くで倖せ 祈りましょう あたしは 酒場の恋あざみ 純(うぶ)な気持ちで 愛していても 生きて行くには つらすぎる あたしはどうせ 夜の花 やさしい言葉は かけないで このままだまって 別れたい 恋の苦さを 忘れるために 呑めぬお酒も 呑みました どうせ咲かない 花だもの これきりあなたにゃ 会いません あたしは 涙の恋あざみ |
デザートローズ(砂漠の薔薇)MAYA | MAYA | 石原信一 | 彩木雅夫 | | ラバトから南へ カサブランカへと あなたの影を追い ベールで顔隠して 二人の行く先に 明日(あす)はないからと 投げた言葉だけが 耳に揺れ残る 涙も枯れ 砂漠の薔薇 指でたどれば 崩れ落ちるわ ひと夏だけを 心奪い熱く狂わせ 命が咲いた時 それが愛だから この胸抱きしめる 運命(うんめい)の人よ 寄せては返す波 うつろな潮騒 異国の地の果ての あれは蜃気楼なの くちづけ火の酒で ふたたび酔わせて 肌に移り住んだ あなたが欲しいの 風の谷間 砂漠の薔薇 誰も知られず 過ぎ行くままに ひと夏だけを 心燃やし花を散らすの 命が咲いた時 それが愛だから さまよいは続くの 運命の人よ |
一番列車の女美川憲一 | 美川憲一 | ちあき哲也 | 彩木雅夫 | | 一番列車の デッキにたたずみ ただひとり的なく 旅立つ私よ 裸の背中に そっとさよならの 接吻したけど ああ あなたは気づかず 眠っていた 決めたの 別れようと いつかの女なら この身を退いても 悔いないと信じて 選んだ孤独よ 今頃あなたは ふいに目をさまし 手探りするけど ああ そこにはかすかな ぬくもりだけ 決めたの 別れようと 心につもった ほこりをはらって 今度こそ上手に 生きてくつもりよ 二年もなじんだ 町をふりむけば 涙が出るけど ああ ひとりで苦しむ あなたを見て 決めたの 別れようと |
軽蔑美川憲一 | 美川憲一 | 吉田旺 | 彩木雅夫 | | どこの誰なの 甘い夢だけを みせて私を なびかせたのは 紛れもないあなたよ お芝居みたいな 台詞は止してよ 疲れるから あなたを見抜けず 抱かれた私は まるで道化役者 悲劇すぎて涙ひとつ こぼれ… こぼれない 二年近くも あなた信じてた 馬鹿なおんなの 身の振りかたを 心配などしないで 目薬みたいな 涙はあのこに おあげなさい お返ししましょう 想い出すべてに 黒い熨斗をつけて 胸の傷は灰になるまで 消えはしないけど |
夜の川美川憲一 | 美川憲一 | かず翼 | 彩木雅夫 | 伊戸のりお | 水に映った 青い灯は 揺れて哀しい あゝ恋ごころ 愛しているから 別れたの それが男にゃ わからない 京都 木屋町 夜の川 「あんた あんたってば」 どこへ流れるの 風が噂を運ぶたび 胸がうずくの あゝ逢いたいの 吸い殻みたいに 捨てられて あたしひとりが 燃え残る 名古屋 納屋橋 夜の川 「あんた あんたってば」 どこへ流れるの 忘れたいから 飲む酒に なんで面影 あゝまた浮かぶ 倖せ捜して 何度でも 着いた岸辺で 夢を見る 博多 天神 夜の川 「あんた あんたってば」 どこへ流れるの |
恋あざみ三島敏夫 | 三島敏夫 | 泉淳三 | 彩木雅夫 | 伊藤雪彦 | 愛しあっても どうにもならぬ 今日と言う日が 行(ゆ)き止まり 思い出だけの あなたゆえ 遠くで倖せ 祈りましょう あたしは酒場の 恋あざみ 純(うぶ)な気持ちで 愛していても 生きて行(ゆ)くには つらすぎる あたしはどうせ 夜の花 やさしい言葉は かけないで このままだまって 別れたい 恋の苦さを 忘れるために 呑(の)めぬお酒も 呑みました どうせ咲かない 花だもの これきりあなたにゃ 会いません あたしは涙の 恋あざみ |
夫婦鏡三島敏夫 | 三島敏夫 | 千家和也 | 彩木雅夫 | 櫻田誠一 | たとえ死んでもいいわ あなたのためなら 幸福な女だと世間は 言うでしょう あなたの重荷に なりたくないのよ 夫婦鏡にうつし出す別れの薄化粧 涙をためていた女がいたことを 憶えていてほしい 何も悔やんでないわあなたのためなら 言いつけを守るのは私の務めよ あなたの名前を汚したくないのよ 夫婦鏡の裏側にふたりの名前を書いて 秘かにみつめていた女がいたことを 憶えていてほしい いいえ困らせないわ あなたのためなら 生まれつきお互いに立場が違うわ あなたに迷惑かけたくないのよ 夫婦鏡の片方を形見に抱きしめて 悲しく身をひいた女がいたことを 憶えていてほしい |
さようなら美空ひばり | 美空ひばり | 横井弘 | 彩木雅夫 | | ねえお願い お願いだからそんな顔をしないで 今日は黙って帰って欲しいの どんなやさしい言葉だって 私には耐えられそうもないわ 今日は何にも 言わないで もしも小指の先ぐらい 愛していたら さよならなんかは とてもとてもきけない やっと涙を 胸で押えているあたし 好きなあなたの 言うままに 髪の形も変えてみた 煙草もやめた それでも駄目なの とてもとても哀しい 肩を寄せあい 燃えていた日があるだけに 今度こそは 倖せになりたい そう思って一生懸命だったの どうしたら貴男の気に入るかしらって そればかり考えていたわ でもでも貴男には重荷だったのね ひとりぼっちに なるけれど いつか涙もかわくから 忘れて欲しい それよりあなたが とてもとても気になる 昔みたいに 悪いお酒は飲まないで |
長崎は今日も雨だった美空ひばり | 美空ひばり | 永田貴子 | 彩木雅夫 | | あなたひとりに かけた恋 愛の言葉を 信じたの さがし さがし求めて ひとり ひとりさまよえば 行けど切ない 石だたみ ああ 長崎は 今日も雨だった 夜の丸山 たずねても 冷たい風が 身に沁みる 愛し 愛しのひとは どこに どこにいるのか 教えて欲しい 街の灯よ ああ 長崎は 今日も雨だった 頬にこぼれる なみだの雨に 命も恋も 捨てたのに こころ こころ乱れて 飲んで 飲んで酔いしれる 酒に恨みは ないものを ああ 長崎は 今日も雨だった |
なみだの操三丘翔太 | 三丘翔太 | 千家和也 | 彩木雅夫 | 伊藤雪彦 | あなたのために 守り通した女の操(みさお) 今さら他人(ひと)に ささげられないわ あなたの決してお邪魔(じゃま)は しないから おそばに置いてほしいのよ お別れするより死にたいわ 女だから あなたの匂(にお)い 肌に沁(し)みつく女の操 すてられたあと 暮らして行(ゆ)けない 私(わたし)に悪いところが あるのなら 教えてきっと直すから 恨(うら)みはしませんこの恋を 女だから あなたにだけは 分るはずなの女の操 汚(よご)れを知らぬ 乙女になれたら 誰にも心変りは あるけれど あなたを疑いたくない 泣かずに待ちますいつまでも 女だから |
おんなのシャボン玉宮路オサム | 宮路オサム | 荒木とよひさ | 彩木雅夫 | 伊戸のりお | あなたのため 生れた女の まごころだから 世間にくじけて負けたら 包んであげる 胸が痛いなら 雨に濡れたなら ねェ エプロン姿で お酒をならべて 待っててあげる 男の人は 大きな坊や わたしだけの わたしだけのシャボン玉 あなたのため 捧げた女の まごころだから 涙が出るほど一途に 尽くしていたい 道に迷ったら 人生(ゆめ)にはぐれたら ねェ 心をはげまし 背中をおしても 支えてあげる 男の人は 愛しい坊や わたしだけの わたしだけのシャボン玉 あなたのため 誓った女の まごころだから 死ぬまで一緒に後ろを 歩いてゆくの 浮気ぐらいなら よそ見ぐらいなら ねェ 涙を見せずに 可愛い女で 許してあげる 男の人は わがまま坊や わたしだけの わたしだけのシャボン玉 |
なみだの操宮路オサム | 宮路オサム | 千家和也 | 彩木雅夫 | | あなたのために 守り通した女の操 今さら人に 捧げられないわ あなたの決してお邪魔は しないから おそばに置いて ほしいのよ お別れするより 死にたいわ 女だから あなたの匂い 肌に沁みつく女の操 棄てられたあと 暮らしてゆけない 私に悪いところが あるのなら 教えてきっと 直すから 恨みはしません この恋を 女だから あなたにだけは 分かるはずなの女の操 汚れを知らぬ 乙女になれたら 誰にも心変りは あるけれど あなたを疑いたくない 泣かずに待ちます いつまでも 女だから |
女房宮路オサム | 宮路オサム | 荒木とよひさ | 彩木雅夫 | | 裸ひとつで今日まであなた ご苦労さんと 生きることが下手でも 私はいいのよ 酔った寝顔は無邪気なままで 子供の人だから 泣きぐせ 涙ぐせ あなたがいるのに この世でいつまでも ずっと女房にしていて下さいね 小さな人生 この胸いっぱい あなたに乾杯 元気ひとつでここまであなた お疲れさんと いつも夢の手伝い 出来たらいいのよ 少しぐらいは遊んでいいの 男の人だから 泣きぐせ 涙ぐせ あなたが優しく 想い出 離さずに ずっと隣りにおいてて下さいね 小さな幸福 この胸あふれて あなたに乾杯 泣きぐせ 涙ぐせ あなたがいるのに この世でいつまでも ずっと女房にしていて下さいね 小さな人生 この胸いっぱい あなたに乾杯 |
水化粧宮路オサム | 宮路オサム | 荒木とよひさ | 彩木雅夫 | | 花という名の 口紅寒い 酒で心を ぬくめてみても 涙の雫(しずく)が 頬にこぼれてしまう あゝ 水化粧 明日(あす)という名の 鏡に映す 胸の想い出 消えないように 涙のゆくえで 運命占うだけの あゝ 水化粧 夜という名の 心の河に 遠い昔を 浮かべてみても 涙のかけらは いつも悲しみばかり あゝ 水化粧 女(ひと)という名の 運命に生まれ ほんの小さな 幸福だけを 涙と連れ添い ひとり探してみても あゝ 水化粧 |
長崎は今日も雨だった三山ひろし | 三山ひろし | 永田貴子 | 彩木雅夫 | 伊戸のりお | あなたひとりに かけた恋 愛の言葉を 信じたの さがし さがし求めて ひとり ひとりさまよえば 行けど切ない 石だたみ あゝ 長崎は今日も雨だった 夜の丸山 たずねても 冷たい風が 身に沁みる 愛(いと)し 愛(いと)しのひとは どこに どこにいるのか 教えて欲しい 街の灯よ あゝ 長崎は今日も雨だった 頬にこぼれる なみだの雨に 命も恋も 捨てたのに こころ こころ乱れて 飲んで 飲んで酔いしれる 酒に恨みは ないものを あゝ 長崎は今日も雨だった |
なみだの操三山ひろし | 三山ひろし | 千家和也 | 彩木雅夫 | 甲斐靖文 | あなたのために 守り通した女の操 今さら人に 捧げられないわ あなたの決して お邪魔はしないから おそばに置いて ほしいのよ お別れするより 死にたいわ 女だから あなたの匂い 肌に沁みつく女の操 棄てられたあと 暮らしてゆけない 私に悪いところが あるのなら 教えてきっと 直すから 恨みはしません この恋を 女だから あなたにだけは 分かるはずなの女の操 汚れを知らぬ 乙女になれたら 誰にも心恋りは あるけれど あなたを 疑いたくない 泣かずに待ちます いつまでも 女だから |
命かれても 森進一 | 森進一 | 鳥井実 | 彩木雅夫 | | 惚れて振られた 女の心 あんたなんかにゃ わかるまい 押え切れない 淋しさは 死ぬことよりも つらいけど なぐさめなんかは 欲しくない みんなあんたが おしえてくれた 酒もタバコも うそまでも 泣かぬつもりで いたけれど 裏町ギターの あの唄に 今夜はしみじみ 泣かされる こんどこそはと 命をかけて 惚れてみたけど 駄目だった 女の青春(はる)を唇を 返してくれとは 言わないが 死ぬまで愛して 欲しかった |
女がひとり森進一 | 森進一 | 阿久悠 | 彩木雅夫 | | 旅人に似合いの 終着の駅からは 一人ずつ悲しい さだめ背負った ひとが降りる 女のいのち 一つにかけて 室蘭のこの町へ 荷物も持たず 私は来た 無茶をして馬鹿だと 口先で責めながら あのひとは私を ここでやさしく 抱いてくれた 女の夢は 小さいけれど 何よりもはげしくて はるばる遠い町まで来た 北国の室蘭 あのひとが住むところ 今日からは私も そっとあなたの そばで眠る 女の意地で つかんだ恋を いつまでもこわさずに 夜霧よどうか つつんでいて |
年上の女 森進一 | 森進一 | 中山貴美・補作詞:水沢たけし | 彩木雅夫 | | だから分って ほしいのと そっとからんだ 白い指 放したくない つらいのよ だめよ だめだめ つらいのと 泣いてすがった 年上の女 髪の乱れの ひとすじに 甘い香りを 残してた 胸のしんまで もえたのよ だめよ だめだめ いけないと いのち燃やした 年上の女 燃えるせつなさ 苦しさを そっとおしえた 雨の夜 二度と逢っては いけないわ だめよ だめだめ つらいのと 涙で別れた 年上の女 |
花と蝶 森進一 | 森進一 | 川内康範 | 彩木雅夫 | 森岡賢一郎 | 花が女か 男が蝶か 蝶のくちづけ うけながら 花が散るとき 蝶が死ぬ そんな恋する 女になりたい 花が咲くとき 蝶が飛ぶ 蝶が死ぬとき 花が散る 春を競って あでやかに どちらも どちらも 命を賭ける 花のいのちは 短いけれど 蝶のいのちも はかなくて 花が散るとき 蝶が死ぬ そんな恋する 二人になりたい |
火の女森進一 | 森進一 | 川内康範 | 彩木雅夫 | | あなたの涙は 作った涙 ゆるしてくれよと 口先ばかり それであなたは すむのでしょう けれども わたしは忘れない 泣いたり しないわ 恋をする 火の女 あなたは戯れ わたしは真実 命の灯りを 消されたならば 赤い血潮は 枯れるでしょう けれども わたしは 生きている わたしは 泣かない 恋をする 火の女 あなたは はなれる わたしは とまる はじめて結んだ 二人の恋を あれも夢だと いうのでしょう けれども わたしは おぼえてる わたしは 死なない 恋をする 火の女 |
わが故郷は心のふるさと森進一 | 森進一 | たかたかし | 彩木雅夫 | | 友よ達者か 無事でくらすのか 炭鉱をおりても 元気でいるか 遠き都で ひとり見る夢は みどり色濃き 谷間の町よ わが故郷は 心のふるさと わが故郷は 心のふるさと 橋を渡れば 軒に紅い灯が ゆれて誘った 雪どけの道 北へ流れた あの娘夜の花 今もやさしき瞳よ 君よ わが故郷は 心のふるさと わが故郷は 心のふるさと 瞼とじれば 涙あふれくる 過ぎし歳月 変わらぬ町よ 花は咲いたか 鳥は囀るか 帰りつきたい 旅路の果てに わが故郷は 心のふるさと わが故郷は 心のふるさと |
逢わずに愛して八代亜紀 | 八代亜紀 | 川内康範 | 彩木雅夫 | 高田弘 | 涙枯れても 夢よ枯れるな 二度と咲かない 花だけど 夢の 夢のかけらを せめてせめて こころに ああ 永久にちりばめ 逢わずに愛して いついつまでも 逢えば別れが つらくて泣ける 恋のねぐらは どこにある 鳥に 鳥になりたい そっとそっと こころで ああ 紅の命を 逢わずに愛して いついつまでも はなればなれの 運命におかれ 愛がなおさら つよくなる 何が 何があっても すがりすがり 生きぬく ああ 死にはしないわ 逢わずに愛して いついつまでも |
年上の女八代亜紀 | 八代亜紀 | 中山貴美・補作詞:水沢ひろし | 彩木雅夫 | 伊藤雪彦 | だから分って ほしいのと そっとからんだ 白い指 放したくない つらいのよ だめよ だめだめ つらいのと 泣いてすがった 年上の女 髪の乱れの ひとすじに 甘い香りを 残してた 胸のしんまで もえたのよ だめよ だめだめ いけないと いのち燃やした 年上の女 燃えるせつなさ 苦しさを そっとおしえた 雨の夜 二度と逢っては いけないわ だめよ だめだめ つらいのと 涙で別れた 年上の女 |
長崎は今日も雨だった八代亜紀 | 八代亜紀 | 永田貴子 | 彩木雅夫 | 伊藤雪彦 | あなたひとりに かけた恋 愛の言葉を 信じたの さがし さがし求めて ひとり ひとりさまよえば 行けど切ない 石だたみ あゝ長崎は今日も雨だった 夜の丸山 たずねても 冷たい風が 身に沁みる 愛し愛しの ひとは どこにどこに いるのか 教えて欲しい 街の灯よ あゝ長崎は今日も雨だった 頬にこぼれる なみだの雨に 命も恋も 捨てたのに こころこころ 乱れて 飲んで飲んで 酔いしれる 酒に恨みは ないものを あゝ長崎は今日も雨だった |
なみだの操八代亜紀 | 八代亜紀 | 千家和也 | 彩木雅夫 | 伊藤雪彦 | あなたのために 守り通した女の操 今さら人に 捧げられないわ あなたの決して お邪魔はしないから おそばに置いて ほしいのよ お別れするより 死にたいわ 女だから あなたの匂い 肌に沁みつく女の操 棄てられたあと 暮らしてゆけない 私に悪いところが あるのなら 教えてきっと 直すから 恨みはしません この恋を 女だから あなたにだけは 分かるはずなの女の操 汚れを知らぬ 乙女になれたら 誰にも心変りは あるけれど あなたを 疑いたくない 泣かずに待ちます いつまでも 女だから |
港の五番町山内惠介 | 山内惠介 | 阿久悠 | 彩木雅夫 | 上杉洋史 | 港 港の町で 浮名流した果てに ここへたどりつく たどりつく 小窓にゆれている いさり火見つめ 遊ぶだけ 遊んだら 消えて行く 男をおもい出す どこにでもあるような 港の五番町 浮気鴎を真似て しゃれて恋した果てに ひとり涙ぐむ 涙ぐむ 小雨の棧橋に ちぎれたテープ さよならの そのあとは 何もない 他人に戻りましょう どこにでもあるような 港の五番町 霧の深さにかくれ もえてすがった果てに そっとあきらめる あきらめる 小指にのこされた 痛みに耐えて 消えて行く まぼろしを 目をとじて さびしく追っている どこにでもあるような 港の五番町 |
逢わずに愛して吉幾三 | 吉幾三 | 川内康範 | 彩木雅夫 | 野村豊 | 涙枯れても 夢よ枯れるな 二度と咲かない 花だけど 夢の夢の かけらを せめてせめて こころに あぁ 永(と)久(わ)にちりばめ 逢わずに愛して いついつまでも 逢えば別れが つらくて泣ける 恋のねぐらは どこにある 鳥に鳥に なりたい そっとそっと こころで あぁ 紅(べに)の命を 逢わずに愛して いついつまでも はなればなれの 運命(さだめ)におかれ 愛がなおさら つよくなる 何が何が あっても すがりすがり 生きぬく あぁ 死にはしないわ 逢わずに愛して いついつまでも |
うわさの二人ラ・シャロレーズ | ラ・シャロレーズ | 有馬三恵子 | 彩木雅夫 | | あなたとならば うわさになってもかまわない 海で二日を 過してからは イエイエイエイエ 同じ服着て歩いたの あなたのその手にさそわれて 泣きたいくらいに燃えたのよ 言われるとうりに燃えたのよ 初めて恋した私なの あやしいうわさが ちらほらしてもかまわない 船にいたのは二人だけ 小さな地球でゆれながら 夜明けも知らずに燃えたのよ 何にも残さず燃えたのよ 初めて恋した私なの あやしいうわさも 楽しい二人にはおにあいよ |