ありふれた恋の歌わたしの心は あなたの目の色 わたしの心は あなたの手のかたち あの日あなたの 腕に抱かれて わたしの心は 生まれてきた 会えない夜には 心が泣く あなたを求めて 心が泣く わたしの耳も目も くちびるも肩も 手足も背中も あなたのもの わたしの涙も 吐息も夢も 口ずさむ歌も あなたのもの 会えない夜には 心が泣く あなたを求めて 心が泣く あの日あなたの 腕に抱かれて わたしの心は 生まれてきた 会えない夜には 心が泣く あなたを求めて 心が泣く | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | わたしの心は あなたの目の色 わたしの心は あなたの手のかたち あの日あなたの 腕に抱かれて わたしの心は 生まれてきた 会えない夜には 心が泣く あなたを求めて 心が泣く わたしの耳も目も くちびるも肩も 手足も背中も あなたのもの わたしの涙も 吐息も夢も 口ずさむ歌も あなたのもの 会えない夜には 心が泣く あなたを求めて 心が泣く あの日あなたの 腕に抱かれて わたしの心は 生まれてきた 会えない夜には 心が泣く あなたを求めて 心が泣く |
空の駅ふと目を上げれば 汽車のない線路 線路のない駅 駅のない駅長 ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「この靴をはきなさい」 野原にぽつんと わたしは立ってる うつむく背中を 過ぎていく雲の影 ふと目を上げれば 空はいちめんの 大根畠が どこまでも広がる わたしは歩いた 空の道ひとり 歩いて歩いて 消えていく心 夢で歩いた町を 目覚めても歩ける 夢で愛した人を 目覚めても愛する はるかな地平線の 彼方で笑う人を 届かぬ地平線の 彼方で手を振る人を ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「さあきみの鞄だ」 ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「さあきみの帽子だ」 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | ふと目を上げれば 汽車のない線路 線路のない駅 駅のない駅長 ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「この靴をはきなさい」 野原にぽつんと わたしは立ってる うつむく背中を 過ぎていく雲の影 ふと目を上げれば 空はいちめんの 大根畠が どこまでも広がる わたしは歩いた 空の道ひとり 歩いて歩いて 消えていく心 夢で歩いた町を 目覚めても歩ける 夢で愛した人を 目覚めても愛する はるかな地平線の 彼方で笑う人を 届かぬ地平線の 彼方で手を振る人を ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「さあきみの鞄だ」 ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「さあきみの帽子だ」 |
MOON SONG心はまわるお月さま だから 見えなくなっても 心配しないでいい 時がめぐれば また輝きがかえるよ きのうやさしく笑っていた 彼の三日月のトゲが きみを傷つける きょう 夜のいたずらだよ 背中を向けないで ROUND ROUND 長い時が ROUND ROUND かかるかも知れない だけど 見えなくても 満月の道は あの頃のように ここにいつもあるのさ どんなかたちをしていても 月はいつも後ろに 影をだいてる さあ 時の腕にもたれ おやすみ もう少し ROUND ROUND 無理をせずに ROUND ROUND だけど逃げないで あしたは 顔を上げて 本当のきみが 隠れてる月のかたちを きっと見つける ROUND ROUND 長い時が ROUND ROUND かかるかも知れない だけど 見えなくても 満月の道は あの頃のように ここにいつもあるのさ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 心はまわるお月さま だから 見えなくなっても 心配しないでいい 時がめぐれば また輝きがかえるよ きのうやさしく笑っていた 彼の三日月のトゲが きみを傷つける きょう 夜のいたずらだよ 背中を向けないで ROUND ROUND 長い時が ROUND ROUND かかるかも知れない だけど 見えなくても 満月の道は あの頃のように ここにいつもあるのさ どんなかたちをしていても 月はいつも後ろに 影をだいてる さあ 時の腕にもたれ おやすみ もう少し ROUND ROUND 無理をせずに ROUND ROUND だけど逃げないで あしたは 顔を上げて 本当のきみが 隠れてる月のかたちを きっと見つける ROUND ROUND 長い時が ROUND ROUND かかるかも知れない だけど 見えなくても 満月の道は あの頃のように ここにいつもあるのさ |
リカちゃんのポケットリカのポケットはいつもふくらんでいる キャラメルやチョコレートやチューインガム ベタベタのあまい夢で 赤 黄色 青 緑 紫 ピンク 色とりどりのセロファンの洪水が おまえのまつ毛を飾る ねじれたリボンが狂い咲き 「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」 リカのポケットに何をいくらつめても いつまでたってもいっぱいにならない ますますおなかがすいて 夜の街歩くたび ポケットが鳴る あれもこれも 片はしから欲しがる 広告写真の中に 鈴なりの夢をつかみどり 「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」 リカのポケットにある日 すきまができた 少し油断をして よそ見してた時 暗闇が なだれこんだ 夜の街歩いても とても淋しい 特別なわけなんか何もないけど 淋しいの 帰れないの おうちにはとても帰れない 「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」…… | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | リカのポケットはいつもふくらんでいる キャラメルやチョコレートやチューインガム ベタベタのあまい夢で 赤 黄色 青 緑 紫 ピンク 色とりどりのセロファンの洪水が おまえのまつ毛を飾る ねじれたリボンが狂い咲き 「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」 リカのポケットに何をいくらつめても いつまでたってもいっぱいにならない ますますおなかがすいて 夜の街歩くたび ポケットが鳴る あれもこれも 片はしから欲しがる 広告写真の中に 鈴なりの夢をつかみどり 「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」 リカのポケットにある日 すきまができた 少し油断をして よそ見してた時 暗闇が なだれこんだ 夜の街歩いても とても淋しい 特別なわけなんか何もないけど 淋しいの 帰れないの おうちにはとても帰れない 「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」…… |
SORAMIMI~空が耳をすましている~あなたを見ていたのよ いつでもあなただけを 友だちの中で はしゃいでいても 心だけ黙りこんで だけど 口に出してはいけないとわかってる 一度だけふれた指の熱さを ポケットにかくした 送ってくれる いつもの海岸通り 木立ちの枝に今夜は たくさんの星を飾った 星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI さりげないサヨナラで 別れた風の駅の 通路のよごれた壁にもたれて あなたを思っていた 不幸になるわきっと 愛をかわしあっても 誰かの涙と ひきかえにした 記憶が 重すぎて やさしい雨が 木立ちをぬらす夜更けに 星は 流星になって 眠る あなたのもとへ走る 星がささやく 「あなたが好きです」 闇のカーテンごし あなた 目覚めても あかりつけないで それは ただの SORAMIMI 星が泣いてる 「あなたが好きです」 かくしきれない恋 あなた 気づかないふりをしていてね それは ただの SORAMIMI 星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI 星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | あなたを見ていたのよ いつでもあなただけを 友だちの中で はしゃいでいても 心だけ黙りこんで だけど 口に出してはいけないとわかってる 一度だけふれた指の熱さを ポケットにかくした 送ってくれる いつもの海岸通り 木立ちの枝に今夜は たくさんの星を飾った 星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI さりげないサヨナラで 別れた風の駅の 通路のよごれた壁にもたれて あなたを思っていた 不幸になるわきっと 愛をかわしあっても 誰かの涙と ひきかえにした 記憶が 重すぎて やさしい雨が 木立ちをぬらす夜更けに 星は 流星になって 眠る あなたのもとへ走る 星がささやく 「あなたが好きです」 闇のカーテンごし あなた 目覚めても あかりつけないで それは ただの SORAMIMI 星が泣いてる 「あなたが好きです」 かくしきれない恋 あなた 気づかないふりをしていてね それは ただの SORAMIMI 星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI 星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI |
小さな魚青い春のせせらぎを 水をけり しぶきをはね きらりきらり 銀色の 背を光らせて泳いでいる 荒い波をこえてきた 凍えそうな寒い冬も ひとつひとつこえていけば いつか会えると信じていた 明日はもっときれいになる もっと強くやさしくなる 音をたてて割れていく 氷が自由な水にかわる きれいになった わたしをつれて 会いに行きたい人がいる はるかな水の流れをたどり いつかあなたに 笑いかける 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく あなたがただそこにいて 生きている そのことで わたしはきょうも生きていける 日射しに顔を 上げていける 雨降る朝に 風の夜更けに わたしはいつも祈っている あなたの額に輝く星が どんな闇にも 翳らぬよう 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 青い春のせせらぎを 水をけり しぶきをはね きらりきらり 銀色の 背を光らせて泳いでいる 荒い波をこえてきた 凍えそうな寒い冬も ひとつひとつこえていけば いつか会えると信じていた 明日はもっときれいになる もっと強くやさしくなる 音をたてて割れていく 氷が自由な水にかわる きれいになった わたしをつれて 会いに行きたい人がいる はるかな水の流れをたどり いつかあなたに 笑いかける 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく あなたがただそこにいて 生きている そのことで わたしはきょうも生きていける 日射しに顔を 上げていける 雨降る朝に 風の夜更けに わたしはいつも祈っている あなたの額に輝く星が どんな闇にも 翳らぬよう 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく |
ひとりでお帰り明りの消えた真夜中の街 舗道に軽い音をたて ひとりできみは まだ踊ってる 夢の終わりを信じない いつまでそこにいるの つま先立ち 跳ねておどけて いつまでそこにいるの まわりにはもう誰もいない ひとりになったきみの隣に 寄り添うやせた影法師 右手をふれば左手をふる うずくまればうずくまる きみの今のその淋しさが 遠い街の見知らぬ人の 孤独な夜を照らす ささやかな灯に変わるだろう 店じまいした空の上から 満月 きみに声かける 暗くけわしい道をわたしが 照らしていてあげるから どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り たとえば夜が深く 暗がりに足が怯えても まっすぐに顔を上げて 心の闇に沈まないで どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 明りの消えた真夜中の街 舗道に軽い音をたて ひとりできみは まだ踊ってる 夢の終わりを信じない いつまでそこにいるの つま先立ち 跳ねておどけて いつまでそこにいるの まわりにはもう誰もいない ひとりになったきみの隣に 寄り添うやせた影法師 右手をふれば左手をふる うずくまればうずくまる きみの今のその淋しさが 遠い街の見知らぬ人の 孤独な夜を照らす ささやかな灯に変わるだろう 店じまいした空の上から 満月 きみに声かける 暗くけわしい道をわたしが 照らしていてあげるから どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り たとえば夜が深く 暗がりに足が怯えても まっすぐに顔を上げて 心の闇に沈まないで どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り |
テルーの唄夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 心を何にたとえよう 空を舞うよな悲しさを 雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている 花はきっと切なかろう 色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを 愛でてくれる手もなくて 心を何にたとえよう 花のようなこの心 心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを 人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう 虫の囁く草原(くさはら)を ともに道行く人だけど 絶えて物言うこともなく 心を何にたとえよう 一人道行くこの心 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | | 夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 心を何にたとえよう 空を舞うよな悲しさを 雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている 花はきっと切なかろう 色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを 愛でてくれる手もなくて 心を何にたとえよう 花のようなこの心 心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを 人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう 虫の囁く草原(くさはら)を ともに道行く人だけど 絶えて物言うこともなく 心を何にたとえよう 一人道行くこの心 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを |
かおのえきかおのかたちの かおのえき どこが口やら 眉毛やら 誰もわからぬ かおのえき どこが改札やら 線路やら 切符を求めて二千年 改札たずねて二億年 いつかはどこかへ行けるかも そのうち何かに乗れるかも 人がうろつく 人が増えるよ 人が減らずに 人がたまるよ 人がうろつく 人がぶつかる 人が住みつき 町ができるよ 耳から耳へと橋をかけ 毛穴に種まき二毛作 鼻の頭からふもとへと 重なりあうよに家が建つ まばたきひとつ 虎が飛び出す まばたきふたつ ネズミが逃げる 泣けば洪水 笑えば地震 クシャミの嵐 みんなバラバラ 全ての人が考えているよ どうしてこんなとこにいるのか 普通の駅に行くはずだったのに どこかで道を間違えたのか 全ての人の 願いはひとつ いつか行きたい 普通の駅へ 切符が買えて 売店があって 電車に乗れる 普通の駅へ かおのかたちの かおのえき どこが口やら 眉毛やら かおのかたちの かおのえき あなたの後ろに 迫り来る | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | かおのかたちの かおのえき どこが口やら 眉毛やら 誰もわからぬ かおのえき どこが改札やら 線路やら 切符を求めて二千年 改札たずねて二億年 いつかはどこかへ行けるかも そのうち何かに乗れるかも 人がうろつく 人が増えるよ 人が減らずに 人がたまるよ 人がうろつく 人がぶつかる 人が住みつき 町ができるよ 耳から耳へと橋をかけ 毛穴に種まき二毛作 鼻の頭からふもとへと 重なりあうよに家が建つ まばたきひとつ 虎が飛び出す まばたきふたつ ネズミが逃げる 泣けば洪水 笑えば地震 クシャミの嵐 みんなバラバラ 全ての人が考えているよ どうしてこんなとこにいるのか 普通の駅に行くはずだったのに どこかで道を間違えたのか 全ての人の 願いはひとつ いつか行きたい 普通の駅へ 切符が買えて 売店があって 電車に乗れる 普通の駅へ かおのかたちの かおのえき どこが口やら 眉毛やら かおのかたちの かおのえき あなたの後ろに 迫り来る |
素晴らしき紅マグロの世界幸せの予感 それは紅マグロ お口の誘惑 それは紅マグロ ピチピチのプリプリで ほどよく締まってジューシーで ひと口かめば脳天突き抜け 広がる旨味 誰もがほほえむ そんな紅マグロ つぶらな瞳 そんな紅マグロ できることなら紅マグロと お手々つないで歩きたい 紅マグロの誕生日に お呼ばれしたい ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 そのままで食べたい でかい紅マグロ かかえて食べたい 重い紅マグロ できることなら紅マグロのおうちに住みたい 暮らしたい 壁も畳もお風呂もベッドも 全部紅マグロ ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 幸せの予感 それは紅マグロ お口の誘惑 それは紅マグロ ピチピチのプリプリで ほどよく締まってジューシーで ひと口かめば脳天突き抜け 広がる旨味 誰もがほほえむ そんな紅マグロ つぶらな瞳 そんな紅マグロ できることなら紅マグロと お手々つないで歩きたい 紅マグロの誕生日に お呼ばれしたい ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 そのままで食べたい でかい紅マグロ かかえて食べたい 重い紅マグロ できることなら紅マグロのおうちに住みたい 暮らしたい 壁も畳もお風呂もベッドも 全部紅マグロ ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 |
偉大なる作曲家 Decomposing Composersベートーヴェンの曲は今でも 生きているけど でもベートーヴェンは生きてない 死んでしまった モーツァルトはもう二度と お買物に行けない リストやブラームスやエルガー もう誰にも会えない 偉大なる作曲家 死んで土の中 腐敗して溶けて 分解して 骨 ヘンデル ハイドン ラフマニノフ 食べて飲んで騒いだ 今残されたものは 固まったグレイビーソースだけ シューベルトやショパンも 笑ってたあの頃 今150年が過ぎて ほとんど残ってない 偉大なる作曲家 死んで土の中 腐敗して溶けて ほとんど残ってない 偉大なる作曲家 死んで土の中 腐敗して溶けて 分解して 骨 分解して 骨 分解して 骨 クロード・アシル・ドビュッシー 1918年 死去 クリストフ・ヴィリバルト・グルック 1787年 死去 カール・マリア・フォン・ウェーバー 1825年 体調悪く 1826年 死去 ジャコモ・マイヤベーア 1863年 まだ生きてた 1864年 もう生きてない モデスト・ムソルグスキー 1880年 パーティーに出席 1881年 もうぜんぜん面白くない ヨハン・ネポムク・フンメル 1836年 毎晩パブで仲間を相手にものすごい勢いでしゃべり続け 1837年 黙った | 谷山浩子 | Michael Palin・訳詞:谷山浩子 | Michael Palin | | ベートーヴェンの曲は今でも 生きているけど でもベートーヴェンは生きてない 死んでしまった モーツァルトはもう二度と お買物に行けない リストやブラームスやエルガー もう誰にも会えない 偉大なる作曲家 死んで土の中 腐敗して溶けて 分解して 骨 ヘンデル ハイドン ラフマニノフ 食べて飲んで騒いだ 今残されたものは 固まったグレイビーソースだけ シューベルトやショパンも 笑ってたあの頃 今150年が過ぎて ほとんど残ってない 偉大なる作曲家 死んで土の中 腐敗して溶けて ほとんど残ってない 偉大なる作曲家 死んで土の中 腐敗して溶けて 分解して 骨 分解して 骨 分解して 骨 クロード・アシル・ドビュッシー 1918年 死去 クリストフ・ヴィリバルト・グルック 1787年 死去 カール・マリア・フォン・ウェーバー 1825年 体調悪く 1826年 死去 ジャコモ・マイヤベーア 1863年 まだ生きてた 1864年 もう生きてない モデスト・ムソルグスキー 1880年 パーティーに出席 1881年 もうぜんぜん面白くない ヨハン・ネポムク・フンメル 1836年 毎晩パブで仲間を相手にものすごい勢いでしゃべり続け 1837年 黙った |
ポプラ・ポプラポプラ・ポプラ 春 夏 秋 冬がきて また春がくる ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路 ポプラ・ポプラ 白い息が 「おはよう」と 追いこしてゆく きょうは少し うつむきがち 思わず 頬をそめた ひとりの人の色に 世界がそまる 一日その人だけ みつめて過ぎてゆく ポプラ・ポプラ そんなふうに 自分が変わっていくのが なんとなく 悲しい気持ち 心が とまどってる いつのまにか 彼の前で わたしの声 あまえている 友だちに 知られたくない わたしが わたしじゃない 放課後の窓ぎわの 気ままなおしゃべり 友だちの輪の中で 笑いころげていた ポプラ・ポプラ あの自由な 日だまりのような時間が 永遠に つづいていくと わけもなく 信じてたの 透明な水のような きのうが終わる 嫌いにならないでね 恋をしたわたしを 風に向かい 空に向かい まっすぐに背すじをのばす ポプラ並木 見上げている やさしい人とふたり ポプラ・ポプラ 春 夏 秋 冬がきて また春がくる ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路 ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | ポプラ・ポプラ 春 夏 秋 冬がきて また春がくる ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路 ポプラ・ポプラ 白い息が 「おはよう」と 追いこしてゆく きょうは少し うつむきがち 思わず 頬をそめた ひとりの人の色に 世界がそまる 一日その人だけ みつめて過ぎてゆく ポプラ・ポプラ そんなふうに 自分が変わっていくのが なんとなく 悲しい気持ち 心が とまどってる いつのまにか 彼の前で わたしの声 あまえている 友だちに 知られたくない わたしが わたしじゃない 放課後の窓ぎわの 気ままなおしゃべり 友だちの輪の中で 笑いころげていた ポプラ・ポプラ あの自由な 日だまりのような時間が 永遠に つづいていくと わけもなく 信じてたの 透明な水のような きのうが終わる 嫌いにならないでね 恋をしたわたしを 風に向かい 空に向かい まっすぐに背すじをのばす ポプラ並木 見上げている やさしい人とふたり ポプラ・ポプラ 春 夏 秋 冬がきて また春がくる ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路 ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路 |
夢のスープ階段の一番上に あかりがついたよ 近づいてよく見てごらん そばで見てごらん でも 近づけばそこにない 後ろにある でも 振り向けば後ろにない 左にある 階段の途中のどこか あかりがついたよ 近づいてよく見てごらん そばで見てごらん 目をこらして見つめるほど ぼやけていく 視界の外へ逃げていく 気配が消える おりて行こう 螺旋階段 下へ下へと どこまでも おりて行こう まわりながら 夢の底へと続く道 ひとつの扉をあけたら 百・千・万の 億・兆・京・那由多・阿僧祇の扉があいた ひとつの扉を閉じたら 百・千・万の 億・兆・京・那由多・阿僧祇の扉が閉じた ひとつ確かなことがある 確かにひとつ それは確かにひとつある ひとつ確かに ふたつの次はここのつで 次はななつ 真夏のツノはココナツの 常夏のツノ おりて行こう 螺旋階段 夢が醒めれば また夢だ おりて行こう まわりながら 底が抜けたら その下へ 階段の一番下に あかりがついたよ 階段の一番下なんて ほんとはないんだよ 僕は無限を抱いている 眠りの奥 夢のスープを泳いでいく ねじれていく おりて行こう 螺旋階段 おりればゆるり 溶けていく おりて行こう まわりながら 溶けて崩れて いなくなる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 階段の一番上に あかりがついたよ 近づいてよく見てごらん そばで見てごらん でも 近づけばそこにない 後ろにある でも 振り向けば後ろにない 左にある 階段の途中のどこか あかりがついたよ 近づいてよく見てごらん そばで見てごらん 目をこらして見つめるほど ぼやけていく 視界の外へ逃げていく 気配が消える おりて行こう 螺旋階段 下へ下へと どこまでも おりて行こう まわりながら 夢の底へと続く道 ひとつの扉をあけたら 百・千・万の 億・兆・京・那由多・阿僧祇の扉があいた ひとつの扉を閉じたら 百・千・万の 億・兆・京・那由多・阿僧祇の扉が閉じた ひとつ確かなことがある 確かにひとつ それは確かにひとつある ひとつ確かに ふたつの次はここのつで 次はななつ 真夏のツノはココナツの 常夏のツノ おりて行こう 螺旋階段 夢が醒めれば また夢だ おりて行こう まわりながら 底が抜けたら その下へ 階段の一番下に あかりがついたよ 階段の一番下なんて ほんとはないんだよ 僕は無限を抱いている 眠りの奥 夢のスープを泳いでいく ねじれていく おりて行こう 螺旋階段 おりればゆるり 溶けていく おりて行こう まわりながら 溶けて崩れて いなくなる |
人生は一本の長い煙草のようなもの僕は何を描くだろう 果てのない 暗い夜空に どんな悲しみを どんなときめきを この先いつか出会うはずの 誰かのことを思ってみる 顔さえ知らない きみを想ってみる ふいに涙がこぼれた 泣きたい理由もないのに 僕の知らない未来を 涙はみつめている たとえば僕の人生は 一本の長い煙草のように 想いを燃やして 想いを燻らせ 長く長く 煙はのびて 細く細く 空へとのびて やがては薄れて 見えなくなっても 香りだけは消えずに いつまでも 旅をつづけて ある夜 誰かの夢に 静かに とどくだろう たとえば僕の人生は 一本の長い煙草のように 想いを燃やして 想いを燻らせ 明日は何を描くだろう 果てのない 暗い夜空に どんな悲しみを どんなときめきを | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 僕は何を描くだろう 果てのない 暗い夜空に どんな悲しみを どんなときめきを この先いつか出会うはずの 誰かのことを思ってみる 顔さえ知らない きみを想ってみる ふいに涙がこぼれた 泣きたい理由もないのに 僕の知らない未来を 涙はみつめている たとえば僕の人生は 一本の長い煙草のように 想いを燃やして 想いを燻らせ 長く長く 煙はのびて 細く細く 空へとのびて やがては薄れて 見えなくなっても 香りだけは消えずに いつまでも 旅をつづけて ある夜 誰かの夢に 静かに とどくだろう たとえば僕の人生は 一本の長い煙草のように 想いを燃やして 想いを燻らせ 明日は何を描くだろう 果てのない 暗い夜空に どんな悲しみを どんなときめきを |
雨のアタゴオル水と水の かわす言葉 水と水が 指をからめあい ひんやり冷たい 秘密のボトルに 僕を 世界を ふいに閉じこめる 雨のアタゴオル そこでもここでも 目には見えない 何か柔らかな 生き物たちが 目覚める 蠢く のたくる 羽ばたく 笑う声がする 膨らむ 縮まる ガラスの肺の深呼吸 膨らむ 縮まる 雨を吸い 虹を吐き出す 雨のアタゴオル 緑は暗く 翳り 光り 枝は伸びていく 生き物たちは 姿を変えるよ あの時捨てた古い帽子のかたち 膨らむ 縮まる 雨降り森の深呼吸 膨らむ 縮まる 僕を吸い 僕を吐き出す | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 水と水の かわす言葉 水と水が 指をからめあい ひんやり冷たい 秘密のボトルに 僕を 世界を ふいに閉じこめる 雨のアタゴオル そこでもここでも 目には見えない 何か柔らかな 生き物たちが 目覚める 蠢く のたくる 羽ばたく 笑う声がする 膨らむ 縮まる ガラスの肺の深呼吸 膨らむ 縮まる 雨を吸い 虹を吐き出す 雨のアタゴオル 緑は暗く 翳り 光り 枝は伸びていく 生き物たちは 姿を変えるよ あの時捨てた古い帽子のかたち 膨らむ 縮まる 雨降り森の深呼吸 膨らむ 縮まる 僕を吸い 僕を吐き出す |
空の終点空に終点はあるのかしら どんな道も終点があるでしょ 大地にも終点があるわ 海にも終点があるはずよ 終わりがないものってあるのかしら 夜が来て一日は終わるでしょ どの季節にも終わりがあるわ わたしの命もいつか 空には終点がないって あのひとはいう 空はずっとずっと続いて どこまで行っても終わりがないと 空に終点はあるのかしら それを確かめにいきたい あの人と あの人と 飛んでいきたい 空の終点があるところまで | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | | 空に終点はあるのかしら どんな道も終点があるでしょ 大地にも終点があるわ 海にも終点があるはずよ 終わりがないものってあるのかしら 夜が来て一日は終わるでしょ どの季節にも終わりがあるわ わたしの命もいつか 空には終点がないって あのひとはいう 空はずっとずっと続いて どこまで行っても終わりがないと 空に終点はあるのかしら それを確かめにいきたい あの人と あの人と 飛んでいきたい 空の終点があるところまで |
旅人幾つもの昼と夜を越えて 幾つもの海と島を渡り 真の光を探し続け 彼の旅は未だ終わらず 船べりを叩く波と話し 帆を打つ風のたゆまぬ唄を聴く 内なる声が導くままに 潮に焼かれた手で舵を取る 言葉が意味をなくした都に 隠された愛の言葉を探し 声なき声がすすり泣く 深き暗闇の路上を歩む 時の失われた街で 亡き者たちのその哀しみを知り 祈りの刻まれた神殿に 太古の生きものの声を聞く 最果ての象牙の浜辺 とこしえの夕映えの島 鳥さえかよわぬ荒野の中に 小さく瞬く命をみる 星降る夜の孤独な眠りに かなた故郷の山を思う 白き峰々と黒き森 丘を駆け回りし幼き日 夜毎夜毎の炉辺ものがたり 懐かしき隠者の面影 輝かしかりしかの年月を 取り返すことあたわずとも それを悲しむまいとして 彼の旅は未だ終わらず | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | | 幾つもの昼と夜を越えて 幾つもの海と島を渡り 真の光を探し続け 彼の旅は未だ終わらず 船べりを叩く波と話し 帆を打つ風のたゆまぬ唄を聴く 内なる声が導くままに 潮に焼かれた手で舵を取る 言葉が意味をなくした都に 隠された愛の言葉を探し 声なき声がすすり泣く 深き暗闇の路上を歩む 時の失われた街で 亡き者たちのその哀しみを知り 祈りの刻まれた神殿に 太古の生きものの声を聞く 最果ての象牙の浜辺 とこしえの夕映えの島 鳥さえかよわぬ荒野の中に 小さく瞬く命をみる 星降る夜の孤独な眠りに かなた故郷の山を思う 白き峰々と黒き森 丘を駆け回りし幼き日 夜毎夜毎の炉辺ものがたり 懐かしき隠者の面影 輝かしかりしかの年月を 取り返すことあたわずとも それを悲しむまいとして 彼の旅は未だ終わらず |
数え唄ひとつの秘密を埋めんとして ふたつの踏み分け道をたどり みっつの水辺を彷徨い歩く よっつの宵待ち草咲く夜 いつつの泉に沈められた むっつの昔ばなしを聞かん ななつの涙乾かぬままに やっつの刃(やいば)を抱(いだ)きながら ここのつの孤独の満ちる心 | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | | ひとつの秘密を埋めんとして ふたつの踏み分け道をたどり みっつの水辺を彷徨い歩く よっつの宵待ち草咲く夜 いつつの泉に沈められた むっつの昔ばなしを聞かん ななつの涙乾かぬままに やっつの刃(やいば)を抱(いだ)きながら ここのつの孤独の満ちる心 |
竜昔々の その昔 歴史が始まる 前のこと 二つのものは 一つだった 二つは同じ 一つだった 持つこと欲した もの達は 海と大地を 選んだが 自由を欲した もの達は 何も持たずに 飛び去った 分かれてしまった 人と竜 忘れてしまった 太古の記憶 遠く遠くの 西の果て 世界が終わる 最果てで 翼を持った もの達は 風のはざまに 生きている 風を吸い込み 火を喰らい 鋼の体は 風に乗る 赤い瞳は 真を見つめ 太古の言葉で 真を語る どんなものにも 囚われず どんなものにも おもねることなく それは気高く 慈悲深く そして残酷な 残酷な命 人がなくした 太古の姿 | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | | 昔々の その昔 歴史が始まる 前のこと 二つのものは 一つだった 二つは同じ 一つだった 持つこと欲した もの達は 海と大地を 選んだが 自由を欲した もの達は 何も持たずに 飛び去った 分かれてしまった 人と竜 忘れてしまった 太古の記憶 遠く遠くの 西の果て 世界が終わる 最果てで 翼を持った もの達は 風のはざまに 生きている 風を吸い込み 火を喰らい 鋼の体は 風に乗る 赤い瞳は 真を見つめ 太古の言葉で 真を語る どんなものにも 囚われず どんなものにも おもねることなく それは気高く 慈悲深く そして残酷な 残酷な命 人がなくした 太古の姿 |
天使のつぶやき淋しく雨が森をつつんで こずえをわたる 小鳥の声も 冷たくとざされ 白い空から 聞こえてくるの 遠い昔に 愛をなくした 天使のつぶやき 「ああ 何もかも 消えていくよ ああ 銀色の僕の涙といっしょに」 どんなに強く 愛していても いつかはきっと さめてしまうわ むなしいものなの 「ああ 何もかも 消えていくよ ああ 銀色の僕の涙といっしょに」 涙をうかべ ひとりぼっちの 天使のように わたしもいつか ひとりになるのね | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 原田良一 | 淋しく雨が森をつつんで こずえをわたる 小鳥の声も 冷たくとざされ 白い空から 聞こえてくるの 遠い昔に 愛をなくした 天使のつぶやき 「ああ 何もかも 消えていくよ ああ 銀色の僕の涙といっしょに」 どんなに強く 愛していても いつかはきっと さめてしまうわ むなしいものなの 「ああ 何もかも 消えていくよ ああ 銀色の僕の涙といっしょに」 涙をうかべ ひとりぼっちの 天使のように わたしもいつか ひとりになるのね |
夕暮れの街角で(1975)あなたにここで会えてよかった 知らない町で道に迷って いつもなら大好きな夕暮れ時が たまらなく心細かった あなたにひとこと告げるために 住み慣れた家をひとり出ました わがままなわたしだけどつれていってほしい たまらなくひとりが淋しいのです あなたにここで会えてよかった 知らない町はとてもつめたい いつもなら笑いながら通りすぎる ガラスの前でなぜか足をとめた あなたにひとこと告げるために 住み慣れた家をひとり出ました わがままなわたしだけどつれていってほしい ひとりで生きるのはとてもとても淋しいのです | 谷山浩子 | 泉明子 | 谷山浩子 | | あなたにここで会えてよかった 知らない町で道に迷って いつもなら大好きな夕暮れ時が たまらなく心細かった あなたにひとこと告げるために 住み慣れた家をひとり出ました わがままなわたしだけどつれていってほしい たまらなくひとりが淋しいのです あなたにここで会えてよかった 知らない町はとてもつめたい いつもなら笑いながら通りすぎる ガラスの前でなぜか足をとめた あなたにひとこと告げるために 住み慣れた家をひとり出ました わがままなわたしだけどつれていってほしい ひとりで生きるのはとてもとても淋しいのです |
フィンランドフィンランド フィンランド フィンランド いつかは行きたい 憧れの国 わたしの夢よ フィンランド フィンランド フィンランド 憧れの国 仔馬に乗ったり キャンプをしたり テレビを見たり そんな感じの国 フィンランド フィンランド フィンランド ロシアの近く 確かあのへんの どこかにある フィンランド フィンランド フィンランド どこかにある国 ベトナムからは たぶん遠くて 日本からも遠い そんな感じの国 フィンランド フィンランド フィンランド 朝ごはんを食べ 昼ごはんを食べ 晩ごはんも食べる フィンランド フィンランド フィンランド そんな感じの国 海外旅行の 行き先として 忘れられてる ベルギーと共に フィンランド フィンランド フィンランド 山はそびえ立ち 梢は高く 鳥はさえずり フィンランド フィンランド フィンランド そんな感じの国 フィンランド フィンランド フィンランド 山はそびえ立ち 梢は高く 鳥はさえずり フィンランド フィンランド フィンランド そんな感じの国 そんな感じの国 どこかにある国 | 谷山浩子 | Michael Palin | Michael Palin | 小室等 | フィンランド フィンランド フィンランド いつかは行きたい 憧れの国 わたしの夢よ フィンランド フィンランド フィンランド 憧れの国 仔馬に乗ったり キャンプをしたり テレビを見たり そんな感じの国 フィンランド フィンランド フィンランド ロシアの近く 確かあのへんの どこかにある フィンランド フィンランド フィンランド どこかにある国 ベトナムからは たぶん遠くて 日本からも遠い そんな感じの国 フィンランド フィンランド フィンランド 朝ごはんを食べ 昼ごはんを食べ 晩ごはんも食べる フィンランド フィンランド フィンランド そんな感じの国 海外旅行の 行き先として 忘れられてる ベルギーと共に フィンランド フィンランド フィンランド 山はそびえ立ち 梢は高く 鳥はさえずり フィンランド フィンランド フィンランド そんな感じの国 フィンランド フィンランド フィンランド 山はそびえ立ち 梢は高く 鳥はさえずり フィンランド フィンランド フィンランド そんな感じの国 そんな感じの国 どこかにある国 |
図書館はどこですか風は吹いて 日射しが翳る 雑木林に 踏み迷う いつかきた道 初めての道 道なき道を 森の奥 歩き疲れてたたずめば ふいに 耳に囁く声がする 図書館はどこですか 図書館はどこですか わたしが彼と 落ちあうはずの 約束の場所 どこですか 幾百年も 探しつづけて たどりつけない 森の中 顔は見えない 声だけ聞こえる 耳をふさいでも 耳の底に 図書館はどこですか 図書館はどこですか めぐり逢えない 愛しい人を 探す少女の 細い声 やがて夜の とばりが深く 迷いの森を つつむ時 わたしの声が わたしの口から 祈りのように こぼれ出す 図書館はどこですか 図書館はどこですか 図書館はどこですか 図書館はどこですか | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 風は吹いて 日射しが翳る 雑木林に 踏み迷う いつかきた道 初めての道 道なき道を 森の奥 歩き疲れてたたずめば ふいに 耳に囁く声がする 図書館はどこですか 図書館はどこですか わたしが彼と 落ちあうはずの 約束の場所 どこですか 幾百年も 探しつづけて たどりつけない 森の中 顔は見えない 声だけ聞こえる 耳をふさいでも 耳の底に 図書館はどこですか 図書館はどこですか めぐり逢えない 愛しい人を 探す少女の 細い声 やがて夜の とばりが深く 迷いの森を つつむ時 わたしの声が わたしの口から 祈りのように こぼれ出す 図書館はどこですか 図書館はどこですか 図書館はどこですか 図書館はどこですか |
放課後しのつく雨 放課後の校庭で きみとぼくは それぞれの傘をさして たたずんでいた ひと気のない 校庭は淋しくて 話すことも みつからないまま きみの呼吸だけを 感じてた きみと初めて ふたりだけで 帰る放課後 カミサマがいる ぼくは信じてはいないけれど きょうだけは 信じてもいいかな クラス一の人嫌いで通ってる ぼくがなぜか おとなしいきみを いつも見ていたことを 知ってるのは 教室の窓とドア 声をかけて 声をききたくて だけど何もできず 黙ってた まるで奇跡が ぼくの胸に 不思議な力 くれたみたいだ きみの笑顔が ぼくを洗う ぼくの過去 ぼくの今 未来を きみと初めて ふたりだけで 帰る放課後 カミサマがいる ぼくは信じてはいないけれど きょうだけは 信じてもいいかな | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 橋本一子 | しのつく雨 放課後の校庭で きみとぼくは それぞれの傘をさして たたずんでいた ひと気のない 校庭は淋しくて 話すことも みつからないまま きみの呼吸だけを 感じてた きみと初めて ふたりだけで 帰る放課後 カミサマがいる ぼくは信じてはいないけれど きょうだけは 信じてもいいかな クラス一の人嫌いで通ってる ぼくがなぜか おとなしいきみを いつも見ていたことを 知ってるのは 教室の窓とドア 声をかけて 声をききたくて だけど何もできず 黙ってた まるで奇跡が ぼくの胸に 不思議な力 くれたみたいだ きみの笑顔が ぼくを洗う ぼくの過去 ぼくの今 未来を きみと初めて ふたりだけで 帰る放課後 カミサマがいる ぼくは信じてはいないけれど きょうだけは 信じてもいいかな |
人魚は歩けない人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける あなたと街を歩いてるけど 歩くフリをしてるだけなの 鱗がざりざり アスファルトにこすれる 鱗がこすれて ぽろぽろ落ちる 黄昏 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける わたしが道でよろけるわけを あなた知らない 気づくこともない ここが海なら 困るのはわたしじゃない ここが海なら あなた溺れて死ぬでしょう 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 帰りたいけど 帰りたくない ホタテ ナマコ 会いたいハタハタ だけどここにいる 鱗が全部落ちても あなたは海では生きていけない ヒトだから 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける あなたと街を歩いてるけど 歩くフリをしてるだけなの 鱗がざりざり アスファルトにこすれる 鱗がこすれて ぽろぽろ落ちる 黄昏 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける わたしが道でよろけるわけを あなた知らない 気づくこともない ここが海なら 困るのはわたしじゃない ここが海なら あなた溺れて死ぬでしょう 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 帰りたいけど 帰りたくない ホタテ ナマコ 会いたいハタハタ だけどここにいる 鱗が全部落ちても あなたは海では生きていけない ヒトだから 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない |
まもるくん新宿の地下道の 壁から出てくる まもるくん 壁からはえてる ななめにはえて笑ってる ヒザのところに顔がある くるくる回る顔がある 道行く人は 誰もかれも見ないふり 警官の制服の 肩から出てくる まもるくん 肩からはえてる 大きくはえて笑ってる ヒザのところに顔がある ダリヤのような顔がある 警官は気づかない まわりは見ないふり 建売住宅の 屋根から出てくる まもるくん 屋根からはえてる キノコのような まもるくん ヒザのところに顔がある 窓より大きな顔がある 家族は気絶 近所の人は見ないふり まもるくん のびるふく まもるくん ゆるいふく まもるくん わたしも まもるくん なりたいな 麦わら山脈の 空から出てくる まもるくん 空からはえてきて 地表をくまなく 埋めている 窓をあけると 顔がある 外を歩けば 顔がある 朝から薄暗い みんなで見ないふり | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 新宿の地下道の 壁から出てくる まもるくん 壁からはえてる ななめにはえて笑ってる ヒザのところに顔がある くるくる回る顔がある 道行く人は 誰もかれも見ないふり 警官の制服の 肩から出てくる まもるくん 肩からはえてる 大きくはえて笑ってる ヒザのところに顔がある ダリヤのような顔がある 警官は気づかない まわりは見ないふり 建売住宅の 屋根から出てくる まもるくん 屋根からはえてる キノコのような まもるくん ヒザのところに顔がある 窓より大きな顔がある 家族は気絶 近所の人は見ないふり まもるくん のびるふく まもるくん ゆるいふく まもるくん わたしも まもるくん なりたいな 麦わら山脈の 空から出てくる まもるくん 空からはえてきて 地表をくまなく 埋めている 窓をあけると 顔がある 外を歩けば 顔がある 朝から薄暗い みんなで見ないふり |
きみのそばにいる手をつないで歩こうよ 月明かりの道を きみの好きな歌を ふたり歌いながら 手をつないで歩こうよ ともに生きてゆこう これからはぼくがいつも きみのそばにいる ダメなとこを見せても イヤなとこ見せても そんなことできみを きらいにならない ありのままのきみでいい それがぼくの光 ぼくの力 ぼくの涙 ぼくのフルサトさ 泣いてもいい 怒っても バカなことをしても そんなことできみを きらいにならない 手をつないで歩こうよ ともに生きてゆこう これからはぼくがいつも きみのそばにいる きみのそばにいる きみのそばにいる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 小室等 | 手をつないで歩こうよ 月明かりの道を きみの好きな歌を ふたり歌いながら 手をつないで歩こうよ ともに生きてゆこう これからはぼくがいつも きみのそばにいる ダメなとこを見せても イヤなとこ見せても そんなことできみを きらいにならない ありのままのきみでいい それがぼくの光 ぼくの力 ぼくの涙 ぼくのフルサトさ 泣いてもいい 怒っても バカなことをしても そんなことできみを きらいにならない 手をつないで歩こうよ ともに生きてゆこう これからはぼくがいつも きみのそばにいる きみのそばにいる きみのそばにいる |
タイタニア 恋をしようタイタニア 恋をしよう 素敵なロバと タイタニア 星降る夜 秘密のキスを 人は誰もが仮面をつけて 惑い歩く 人の世界は仕掛けだらけの パズルの森 何が良くて何が悪くて 何が綺麗で汚い? 燃える水の面に映る 何が本当? 何が嘘? タイタニア 男はみな 素敵なロバだ タイタニア あふれる愛 すべて捧げよう 怖がることもためらうことも 何もいらぬ 傷つくことは 花と咲くこと 燃え立つ闇 月の光に磨かれたような 裸身を草に横たえ 遠くで星が生まれる痛みを その身の奥に受け止めて タイタニア 恋をしよう 素敵なロバと タイタニア 現は夢 夢は炎の花 夜に香る果実の輝き それはお前だけのもの 愛を語る言葉は虚しく うつろな耳に消えゆくだけ タイタニア 男はみな とまどうロバだ タイタニア 言葉を捨て 吐息の海へ タイタニア 恋をしよう 夜はつかのま タイタニア 言葉を捨て 吐息の海へ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 橋本一子 | タイタニア 恋をしよう 素敵なロバと タイタニア 星降る夜 秘密のキスを 人は誰もが仮面をつけて 惑い歩く 人の世界は仕掛けだらけの パズルの森 何が良くて何が悪くて 何が綺麗で汚い? 燃える水の面に映る 何が本当? 何が嘘? タイタニア 男はみな 素敵なロバだ タイタニア あふれる愛 すべて捧げよう 怖がることもためらうことも 何もいらぬ 傷つくことは 花と咲くこと 燃え立つ闇 月の光に磨かれたような 裸身を草に横たえ 遠くで星が生まれる痛みを その身の奥に受け止めて タイタニア 恋をしよう 素敵なロバと タイタニア 現は夢 夢は炎の花 夜に香る果実の輝き それはお前だけのもの 愛を語る言葉は虚しく うつろな耳に消えゆくだけ タイタニア 男はみな とまどうロバだ タイタニア 言葉を捨て 吐息の海へ タイタニア 恋をしよう 夜はつかのま タイタニア 言葉を捨て 吐息の海へ |
きれいな石の恋人みつめているうち わかったことがある あのひとのタマシイは とてもきれいな石でできてる 目玉は 縞瑪瑙 胃袋は アクアマリン 三半規管は ラピスラズリ 静脈は 紫水晶 からくり仕掛け じょうずに動く 異国の歌も 歌います 目眩のするほど 美しい夕闇の 町角で あのひとは 翡翠の歯を鳴らす カチカチ 「愛してる」と言えば 「カチコチカチ」と答える 「わたしのこと好き?」と聞けば 言葉もなく はがれる雲母 いとしいこころ 石の恋人 抱きしめるとき ぎこちない 彼は何もほしがらない わたしの顔もよく見えない そばにいると 嬉しそう いなくなっても それはそれでいい 石のこころは 孤独なこころ 淋しくはない 孤独なだけ いとしいこころ 石の恋人 けがれを知らぬ 愛も知らぬ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | みつめているうち わかったことがある あのひとのタマシイは とてもきれいな石でできてる 目玉は 縞瑪瑙 胃袋は アクアマリン 三半規管は ラピスラズリ 静脈は 紫水晶 からくり仕掛け じょうずに動く 異国の歌も 歌います 目眩のするほど 美しい夕闇の 町角で あのひとは 翡翠の歯を鳴らす カチカチ 「愛してる」と言えば 「カチコチカチ」と答える 「わたしのこと好き?」と聞けば 言葉もなく はがれる雲母 いとしいこころ 石の恋人 抱きしめるとき ぎこちない 彼は何もほしがらない わたしの顔もよく見えない そばにいると 嬉しそう いなくなっても それはそれでいい 石のこころは 孤独なこころ 淋しくはない 孤独なだけ いとしいこころ 石の恋人 けがれを知らぬ 愛も知らぬ |
終電座終電はなぜ混むの 通勤の時間帯でもないのに 終電はなぜ混むの みんなもっと早く帰ればいいのに ってみんな思ってる わたしも思われてるるるるる 終電は同じラッシュでも 朝よりも感情的なラッシュだ なぜならば飲んでいる 乗客の八割以上が飲んでる 寝る人 笑う人 爆発したい人 その時突然 すべての人の 耳の奥に響く 不思議な声 ねえみなさん どうしてうちに そこまでして帰るのです ねえみなさん どうせ帰っても 疲れて寝て また仕事 帰るのやめませんか いっそこのまま 終電が空を飛ぶ ふうわりと魔法かけた箱のように ぎゅうづめのわたしたちを乗せたまま 午前一時の夜空を 道行く人たちが 驚き見上げてるるるるる まるでこれは銀河鉄道だ 乗客のひとりがそう口に出すと そうだこれは銀河鉄道だ 口々に人々がそう言いだした 行こう星の海へ さそりの火はまだかララララ ねえみなさん それは無理ですよ わたしはただの電車です 大気圏抜けるその手前 そのまた手前のもっと下 ビルより少し高い それが限界 だけどこれは銀河鉄道だ 低くてもじゅうぶん銀河鉄道だ 乗客はあきらめない 誰ひとりあきらめない銀河の旅 こんな狭いとこに つめこまれてるのに その時突然 みんなで閃く 星に行けないなら 星になれば そういうわけで その時から 東京タワーのすぐ上に あらわれいでたるその星座 ぎゅうづめラッシュの終電座 ななめに長く伸びている 人をつめこみ伸びている 夜はライトをつけている 明るくライトをつけている だけど昼間に見ると だいぶ汚れてる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 終電はなぜ混むの 通勤の時間帯でもないのに 終電はなぜ混むの みんなもっと早く帰ればいいのに ってみんな思ってる わたしも思われてるるるるる 終電は同じラッシュでも 朝よりも感情的なラッシュだ なぜならば飲んでいる 乗客の八割以上が飲んでる 寝る人 笑う人 爆発したい人 その時突然 すべての人の 耳の奥に響く 不思議な声 ねえみなさん どうしてうちに そこまでして帰るのです ねえみなさん どうせ帰っても 疲れて寝て また仕事 帰るのやめませんか いっそこのまま 終電が空を飛ぶ ふうわりと魔法かけた箱のように ぎゅうづめのわたしたちを乗せたまま 午前一時の夜空を 道行く人たちが 驚き見上げてるるるるる まるでこれは銀河鉄道だ 乗客のひとりがそう口に出すと そうだこれは銀河鉄道だ 口々に人々がそう言いだした 行こう星の海へ さそりの火はまだかララララ ねえみなさん それは無理ですよ わたしはただの電車です 大気圏抜けるその手前 そのまた手前のもっと下 ビルより少し高い それが限界 だけどこれは銀河鉄道だ 低くてもじゅうぶん銀河鉄道だ 乗客はあきらめない 誰ひとりあきらめない銀河の旅 こんな狭いとこに つめこまれてるのに その時突然 みんなで閃く 星に行けないなら 星になれば そういうわけで その時から 東京タワーのすぐ上に あらわれいでたるその星座 ぎゅうづめラッシュの終電座 ななめに長く伸びている 人をつめこみ伸びている 夜はライトをつけている 明るくライトをつけている だけど昼間に見ると だいぶ汚れてる |
雪虫 Whisper私に見える冬がある 私に見えない冬がある それをあなたが指し示す あなたに見える雪がある あなたに見えない雪がある それを私が受けとめる 補いあってゆけるなら 2人歩きは寒くない なのにあなたを補える誰かを知って 私泣く 私に読める文字がある 私に読めない文字がある それをあなたが口ずさむ あなたに消せる傷がある あなたに消せない傷がある それを私が抱き埋(うず)む 補いあえばいいものを 2人歩きはおぼつかぬ あなたの為になるかしら答えきれずに 私泣く 私の勇気は雪虫で 私の自信は雪虫で 有りか無きかの夕間暮(ゆうまぐ)れ それでもどうか傍(かたわ)らに 私を置いてくれたなら ある日敢(あ)えなく飛ばされて 風を知らせてあげるのに それでもどうか傍らに 私を置いてくれたなら | 谷山浩子 | 中島みゆき | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 私に見える冬がある 私に見えない冬がある それをあなたが指し示す あなたに見える雪がある あなたに見えない雪がある それを私が受けとめる 補いあってゆけるなら 2人歩きは寒くない なのにあなたを補える誰かを知って 私泣く 私に読める文字がある 私に読めない文字がある それをあなたが口ずさむ あなたに消せる傷がある あなたに消せない傷がある それを私が抱き埋(うず)む 補いあえばいいものを 2人歩きはおぼつかぬ あなたの為になるかしら答えきれずに 私泣く 私の勇気は雪虫で 私の自信は雪虫で 有りか無きかの夕間暮(ゆうまぐ)れ それでもどうか傍(かたわ)らに 私を置いてくれたなら ある日敢(あ)えなく飛ばされて 風を知らせてあげるのに それでもどうか傍らに 私を置いてくれたなら |
なつかしい朝なんにも言わない海よ おまえはいつも見ていた 人の世界の争いごとを 流した涙のことを 遠い遠い昔から おまえはみんな見ていた 今も静かなそのまなざしを わたしたちにむけている 忘れられる そんな気がする どんな悲しい きのうのことも 子供の頃に感じたような あのまぶしいしあわせが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は きのうまではうす暗い 闇の中にひとりきり あしたのことも信じられずに うつむいていたけれど 心ひらいてみれば 風はあの日とおんなじ ひさしぶりだね また会えたねと 耳もとでささやいてる 鳥がうたう 草木が萌える 季節のかおり ふりまきながら 子供の頃に出会ったような あのすなおなときめきが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | なんにも言わない海よ おまえはいつも見ていた 人の世界の争いごとを 流した涙のことを 遠い遠い昔から おまえはみんな見ていた 今も静かなそのまなざしを わたしたちにむけている 忘れられる そんな気がする どんな悲しい きのうのことも 子供の頃に感じたような あのまぶしいしあわせが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は きのうまではうす暗い 闇の中にひとりきり あしたのことも信じられずに うつむいていたけれど 心ひらいてみれば 風はあの日とおんなじ ひさしぶりだね また会えたねと 耳もとでささやいてる 鳥がうたう 草木が萌える 季節のかおり ふりまきながら 子供の頃に出会ったような あのすなおなときめきが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は |
黄昏通りを行きかう 人影もなく 路地裏に響く 呼び声もない 焚かれることない 凍えた炉辺 閉ざされたままの 小さな扉 歴史を刻んだ 石の壁も 今は色あせ 形をなくし 草に覆われた 石畳には 砂埃だけが 遊んでいる みんなはどこへ 行ったのだろう 私が愛した あの人たちは 色のあせていく たそがれの中 私は一人 涙する ひろがる田畑に 種は撒かれず 名前を知らない 草が茂る 営みの跡を 草木が隠し 実りの記憶も 遠くになった 繕い続けても ほつれていく 輝きの消えた 私の世界 行く手を照らす 灯りもなしに それでも歩みは 止められぬ これからどこへ 行くのだろう 私の愛する あの人たちは 色のあせていく たそがれの中 私は一人 立ち尽くす | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | | 通りを行きかう 人影もなく 路地裏に響く 呼び声もない 焚かれることない 凍えた炉辺 閉ざされたままの 小さな扉 歴史を刻んだ 石の壁も 今は色あせ 形をなくし 草に覆われた 石畳には 砂埃だけが 遊んでいる みんなはどこへ 行ったのだろう 私が愛した あの人たちは 色のあせていく たそがれの中 私は一人 涙する ひろがる田畑に 種は撒かれず 名前を知らない 草が茂る 営みの跡を 草木が隠し 実りの記憶も 遠くになった 繕い続けても ほつれていく 輝きの消えた 私の世界 行く手を照らす 灯りもなしに それでも歩みは 止められぬ これからどこへ 行くのだろう 私の愛する あの人たちは 色のあせていく たそがれの中 私は一人 立ち尽くす |
想い出駈けてくる引き出しを一つ開けても ほら想い出駈けてくる あなたのシャツにつけたこれはあの残りの刺繍糸 なつかしい映画の様に ほら想い出駈けてくる 指からすべり落ちた写真はあの朝の海 こうして部屋の片付けしても 終わりそうにないの あなたと過ごした幸せがわたしの指を止める 逢いたい それさえもう夢 二つの想いが心を流れてる コーヒーの匂う街角 ほら想い出駈けてくる 背中で今あなたが 淋しいかどうかきいたみたい 振りむけばあの日の二人 ほら想い出駈けてくる わたしは愛を急ぎ あなたを重くさせてた 一人で街を歩いていても 行くところがないの 淋しい落葉が散る道で あなたが目かくしする 逢いたい それさえもう夢 今頃わたしは自分を捜してる 今頃あなたを静かに愛して 自分を捜してる | 谷山浩子 | 武田全弘 | 谷山浩子 | | 引き出しを一つ開けても ほら想い出駈けてくる あなたのシャツにつけたこれはあの残りの刺繍糸 なつかしい映画の様に ほら想い出駈けてくる 指からすべり落ちた写真はあの朝の海 こうして部屋の片付けしても 終わりそうにないの あなたと過ごした幸せがわたしの指を止める 逢いたい それさえもう夢 二つの想いが心を流れてる コーヒーの匂う街角 ほら想い出駈けてくる 背中で今あなたが 淋しいかどうかきいたみたい 振りむけばあの日の二人 ほら想い出駈けてくる わたしは愛を急ぎ あなたを重くさせてた 一人で街を歩いていても 行くところがないの 淋しい落葉が散る道で あなたが目かくしする 逢いたい それさえもう夢 今頃わたしは自分を捜してる 今頃あなたを静かに愛して 自分を捜してる |
イカルスの子守唄幼ない頃に母さんに 聞かせてもらった悲しい唄 冷たくなった父さんの なきがらの前で歌っていた あれからいつか時は流れて わたしも同じ唄を歌う ああ約束したまま帰らない あなた わたし いつまでも待ちぼうけ 恐れ知らない若者は 燃える太陽に向かっていった 燃えつき落ちるその時に あなたは何を思ったのか わたしはいつも窓辺で見てた あなたの髪の輝く色を ああ今こそあなたわたしのもの 死んだ若いイカルスの子守唄 どうしてそんなに急いで行くの どうしてそんなに遠くを見るの ああそんなあなただから愛したの ああ待つことがわたしの生きること 今こそあなたわたしのもの 死んだ若いイカルスの子守唄 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 幼ない頃に母さんに 聞かせてもらった悲しい唄 冷たくなった父さんの なきがらの前で歌っていた あれからいつか時は流れて わたしも同じ唄を歌う ああ約束したまま帰らない あなた わたし いつまでも待ちぼうけ 恐れ知らない若者は 燃える太陽に向かっていった 燃えつき落ちるその時に あなたは何を思ったのか わたしはいつも窓辺で見てた あなたの髪の輝く色を ああ今こそあなたわたしのもの 死んだ若いイカルスの子守唄 どうしてそんなに急いで行くの どうしてそんなに遠くを見るの ああそんなあなただから愛したの ああ待つことがわたしの生きること 今こそあなたわたしのもの 死んだ若いイカルスの子守唄 |
ヤマハ発動機社歌輝く富士の 嶺より高く 大空翔ける 理想の翼 世界に拡がる 高き文化は 豊かな英知の 芽生えと共に 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 青い海原 超えゆく彼方 緑の大地 希望の光 世界に輝く 高き文化は 躍進の道を 開拓く(きりひらく) 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 朝日の如く 漲る力 今日より明日へ 連なる精神(こころ) 世界を結べる 高き文化は 新しい時を 創り出す 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 | 谷山浩子 | 鈴木恵子・橋本初江 | 谷山浩子 | | 輝く富士の 嶺より高く 大空翔ける 理想の翼 世界に拡がる 高き文化は 豊かな英知の 芽生えと共に 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 青い海原 超えゆく彼方 緑の大地 希望の光 世界に輝く 高き文化は 躍進の道を 開拓く(きりひらく) 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 朝日の如く 漲る力 今日より明日へ 連なる精神(こころ) 世界を結べる 高き文化は 新しい時を 創り出す 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 |
走れメロス走れメロス 希望の道を どこまでも どこまでも進め それは終わりのない あこがれ 空いっぱいの 太陽 そして明日に 開く花 走れメロス 希望の道を どこまでも 明日に向かって 走れメロス 夜明けは近い 走れメロス どこまでも進め それは今燃え上がる ほのお 喜びみちる世界 新しい生命(いのち)の 輝き 走れメロス 夜明けは近い どこまでも 明日に向かって | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 走れメロス 希望の道を どこまでも どこまでも進め それは終わりのない あこがれ 空いっぱいの 太陽 そして明日に 開く花 走れメロス 希望の道を どこまでも 明日に向かって 走れメロス 夜明けは近い 走れメロス どこまでも進め それは今燃え上がる ほのお 喜びみちる世界 新しい生命(いのち)の 輝き 走れメロス 夜明けは近い どこまでも 明日に向かって |
八日市場特別支援学校校歌はれた日には まどをあけよう きらら きらら えがおが光る ともだち げんきかな お日さま げんきかな 八日市場特別支援学校 雨の日には おはなししよう きらら きらら 心が光る ともだち げんきかな せんせい げんきかな 八日市場特別支援学校 かなしいときは なまえをよんで うれしいときは いっしょにわらう ともだち そばにいる 歩こう かたくんで 八日市場特別支援学校 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | はれた日には まどをあけよう きらら きらら えがおが光る ともだち げんきかな お日さま げんきかな 八日市場特別支援学校 雨の日には おはなししよう きらら きらら 心が光る ともだち げんきかな せんせい げんきかな 八日市場特別支援学校 かなしいときは なまえをよんで うれしいときは いっしょにわらう ともだち そばにいる 歩こう かたくんで 八日市場特別支援学校 |
不思議な手紙不思議な手紙がついたよ 日曜日の朝、突然に 見覚えのない文字だけど なつかしさがふとこみあげて あけてみると 白いびんせん たった一枚 だったひとこと 「もうすぐだよ もうすぐだよ」 その時ボクらの心をそっと走りぬけた風のようなもの 不思議な手紙がついたよ 日曜日の朝、突然に あなたはどんな顔してるの どんなこと話すの どんな声で でかけて行くよ あなたに会いに きっとあなたをみつけに行くよ もうすぐだよ! もうすぐだよ! あなたの声の呼ぶほうへボクらは歩くよ 口笛吹いてさ どこかの街でめぐり会えたら ほほえみかけて名前呼んでね もうすぐだよ! もうすぐだよ! ボクらは気ままな旅人 風を道連れにどこまでも歩く | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 不思議な手紙がついたよ 日曜日の朝、突然に 見覚えのない文字だけど なつかしさがふとこみあげて あけてみると 白いびんせん たった一枚 だったひとこと 「もうすぐだよ もうすぐだよ」 その時ボクらの心をそっと走りぬけた風のようなもの 不思議な手紙がついたよ 日曜日の朝、突然に あなたはどんな顔してるの どんなこと話すの どんな声で でかけて行くよ あなたに会いに きっとあなたをみつけに行くよ もうすぐだよ! もうすぐだよ! あなたの声の呼ぶほうへボクらは歩くよ 口笛吹いてさ どこかの街でめぐり会えたら ほほえみかけて名前呼んでね もうすぐだよ! もうすぐだよ! ボクらは気ままな旅人 風を道連れにどこまでも歩く |
空色のメロディ~大好きなグリーンフィールド~丘の上から 見わたせば どこまでひろがる緑 青い空 ハチとあたし よろしくね きょうから 大好きなグリーンフィールド ぬけるような 青空からメロディ 心 透き通るような… パパとママはもういないけど あたしとハチとおじいちゃん 何もかもがこれからね きょうから 大好きなグリーンフィールド いつでもあたしを やさしく包んで きっと元気になるから 涙なんてもういらない さみしい気持ちになったら 丘をかけていくわ あの空に向かって 胸にいつでも光ってる パパとママにもらった青いペンダント そっとあたしを見守ってね きょうから 大好きなグリーンフィールド あたしの回りの みんながきらきらと いつもかがやいているの 大好きな あたしのグリーンフィールド あたしのグリーンフィールド | 谷山浩子 | 水沢めぐみ | 谷山浩子 | | 丘の上から 見わたせば どこまでひろがる緑 青い空 ハチとあたし よろしくね きょうから 大好きなグリーンフィールド ぬけるような 青空からメロディ 心 透き通るような… パパとママはもういないけど あたしとハチとおじいちゃん 何もかもがこれからね きょうから 大好きなグリーンフィールド いつでもあたしを やさしく包んで きっと元気になるから 涙なんてもういらない さみしい気持ちになったら 丘をかけていくわ あの空に向かって 胸にいつでも光ってる パパとママにもらった青いペンダント そっとあたしを見守ってね きょうから 大好きなグリーンフィールド あたしの回りの みんながきらきらと いつもかがやいているの 大好きな あたしのグリーンフィールド あたしのグリーンフィールド |
いっしょにつくったらぼくはかたち いろんなかたち どんなものにでも なれるんだ まあるいかたち 四角いかたち くるまのかたち 小鳥のかたち でもかたちだけじゃ ぼくの小鳥は動かない なんとなく 淋しいな わたしは色 いろんな色 とってもきれいで すてきでしょ あかあか真っ赤 きらきら黄色 ふんわりピンク やさしいみどり でも色だけじゃ わたしが誰だかわからない どうしたら いいのかな かたちくんと 色さんが ある日出会って 言いました そうだ 一緒に何かを作ってみよう 一緒に作ったら 一緒に作ったら ほら 世界中が動き出したよ! ラララ… ほら 世界中が動き出したよ! | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷本新 | | ぼくはかたち いろんなかたち どんなものにでも なれるんだ まあるいかたち 四角いかたち くるまのかたち 小鳥のかたち でもかたちだけじゃ ぼくの小鳥は動かない なんとなく 淋しいな わたしは色 いろんな色 とってもきれいで すてきでしょ あかあか真っ赤 きらきら黄色 ふんわりピンク やさしいみどり でも色だけじゃ わたしが誰だかわからない どうしたら いいのかな かたちくんと 色さんが ある日出会って 言いました そうだ 一緒に何かを作ってみよう 一緒に作ったら 一緒に作ったら ほら 世界中が動き出したよ! ラララ… ほら 世界中が動き出したよ! |
ねこねこでんわねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない もしもし だれですか もしもし クジラです みなみのうみで プカプカういています あそびにきてください それではさようなら ねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない もしもし だれですか もしもし サンタです きょうはちょっと寒いので おおきなジャガイモの シチューをたべてます それではさようなら ねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない もしもし だれですか もしもし こねこです さんぽにでかけたら パンやのおねえさん ジャムパンくれました アンパンくれました ミルクもくれました それではさようなら | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | ねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない もしもし だれですか もしもし クジラです みなみのうみで プカプカういています あそびにきてください それではさようなら ねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない もしもし だれですか もしもし サンタです きょうはちょっと寒いので おおきなジャガイモの シチューをたべてます それではさようなら ねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない もしもし だれですか もしもし こねこです さんぽにでかけたら パンやのおねえさん ジャムパンくれました アンパンくれました ミルクもくれました それではさようなら |
ネコじゃないモン!オハヨ ではじまる マタネ でおやすみ そして スキヨ でもいちど ネコじゃないモン!! アノネ で笑って ダメヨ で忘れて そして スキヨ でもいちど ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! ラララあなたとわたし ちがう夢をみてても 平気よ 小指の先 はなさないでいるなら たとえば三日月の夜 きっと会えるわ ぐうぜん 約束は要らないのよ わかって! ひとつぶ 食べたら ふたつぶ コロコロ そして みっつぶで はじける ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! ラララあなたとわたし ちがう旅をしてても 平気よ はぐれないわ 心に地図があれば たとえばそよ風の朝 あなたのシャツの色が 雲のあいまにキラリと 見えるの! ひとりで クチュクチュ ふたりで ゴメンネ でもね みんなホントだよ ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | オハヨ ではじまる マタネ でおやすみ そして スキヨ でもいちど ネコじゃないモン!! アノネ で笑って ダメヨ で忘れて そして スキヨ でもいちど ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! ラララあなたとわたし ちがう夢をみてても 平気よ 小指の先 はなさないでいるなら たとえば三日月の夜 きっと会えるわ ぐうぜん 約束は要らないのよ わかって! ひとつぶ 食べたら ふたつぶ コロコロ そして みっつぶで はじける ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! ラララあなたとわたし ちがう旅をしてても 平気よ はぐれないわ 心に地図があれば たとえばそよ風の朝 あなたのシャツの色が 雲のあいまにキラリと 見えるの! ひとりで クチュクチュ ふたりで ゴメンネ でもね みんなホントだよ ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! |
袋井市歌~ここがふるさと~大きくひらけた 大地の上を 駆けぬけていく 遠州の風 風に吹かれて 私は生きる どんな時にも たくましい心で 飾らぬ言葉 まっすぐなまなざし 見守る空は どこまでも広い 袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく 折々の花や 誇らかな果実 あふれるほどの 田園の恵み 思いのままに 私は歩く どんな場所へも 道は続いている 歴史をいだく 北の山から 碧くきらめく 南の海まで 袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく 西へ東へと 行き交う旅人 どうぞひととき 足を休めて 友と語らう 安らぎに似て どんな人にも ここはやさしいから 人と自然が 温かく寄り添い 豊かな時が ゆっくり流れる 袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく 袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 大島ミチル | | 大きくひらけた 大地の上を 駆けぬけていく 遠州の風 風に吹かれて 私は生きる どんな時にも たくましい心で 飾らぬ言葉 まっすぐなまなざし 見守る空は どこまでも広い 袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく 折々の花や 誇らかな果実 あふれるほどの 田園の恵み 思いのままに 私は歩く どんな場所へも 道は続いている 歴史をいだく 北の山から 碧くきらめく 南の海まで 袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく 西へ東へと 行き交う旅人 どうぞひととき 足を休めて 友と語らう 安らぎに似て どんな人にも ここはやさしいから 人と自然が 温かく寄り添い 豊かな時が ゆっくり流れる 袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく 袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく |
MORNING TIMEテーブルの上 ささやきかわすグラスとティーカップ 視線をそらすオレンジマフィン おかしな朝 カタンと音たてて倒れた机の写真 ふりむけばすぐ後ろで 誰か笑い声が 何か隠れている 何を隠している? 何もかもいつもと同じふりをしてる 単調な声繰り返してるテレビのニュース 確か前にもきいたことがある 何回も 鏡のすみを知らない人の影が横切る 心のすみを記憶の影がふいに横切る 何か忘れている 何を忘れている? 突然 部屋中の時計が鳴りだした 時計の針は嘘をついてる 過去は未来に 未来は過去に 誰かがぼくの耳もとでそっとたずねている これはほんとにきょうの朝か きのうじゃないか? 答はどこかカーテンの陰 本棚の裏 手あかのついたページのすみに走り書きが 何か忘れている 何を忘れている? どこか遠い場所で 記憶のベルが鳴る | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | テーブルの上 ささやきかわすグラスとティーカップ 視線をそらすオレンジマフィン おかしな朝 カタンと音たてて倒れた机の写真 ふりむけばすぐ後ろで 誰か笑い声が 何か隠れている 何を隠している? 何もかもいつもと同じふりをしてる 単調な声繰り返してるテレビのニュース 確か前にもきいたことがある 何回も 鏡のすみを知らない人の影が横切る 心のすみを記憶の影がふいに横切る 何か忘れている 何を忘れている? 突然 部屋中の時計が鳴りだした 時計の針は嘘をついてる 過去は未来に 未来は過去に 誰かがぼくの耳もとでそっとたずねている これはほんとにきょうの朝か きのうじゃないか? 答はどこかカーテンの陰 本棚の裏 手あかのついたページのすみに走り書きが 何か忘れている 何を忘れている? どこか遠い場所で 記憶のベルが鳴る |
吟遊詩人の森わたしの知らない森の中で あなたは空を見上げてる わたしの知らない森の中で あなたは枯れ枝をふんで 木の葉とおしゃべりしたり やさしく気ままな遊び 涙を流す 淋しがり屋 たったひとり世界の中 わたしの知らない小さな町に あなたの歌が今日もまた 煙草のうすいけむりのように 季節の中にとけて行く あなたの 瞳はいつも 遠いふるさとを見ている 世界が消えても あなたの森は いつまでも消えはしない 都会の風に 吹かれて 姿を変える前の 生まれたてのあなたの歌が わたしにきこえてきます。 あなたの眠る森の中で わたしも夢を追いかけて 時には立ちつくしてみたい すきとおる風の中に | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | わたしの知らない森の中で あなたは空を見上げてる わたしの知らない森の中で あなたは枯れ枝をふんで 木の葉とおしゃべりしたり やさしく気ままな遊び 涙を流す 淋しがり屋 たったひとり世界の中 わたしの知らない小さな町に あなたの歌が今日もまた 煙草のうすいけむりのように 季節の中にとけて行く あなたの 瞳はいつも 遠いふるさとを見ている 世界が消えても あなたの森は いつまでも消えはしない 都会の風に 吹かれて 姿を変える前の 生まれたてのあなたの歌が わたしにきこえてきます。 あなたの眠る森の中で わたしも夢を追いかけて 時には立ちつくしてみたい すきとおる風の中に |
冬の果実~グレアム~ボクの胸 まるで 固すぎた果実 このままでいれば 誰にもわからない わからないままで 朽ちて行けたのに 誰かがボクを口に含んでみる 白い歯を立てる ボクの痛みよりも 彼のとまどいが 胸に突き刺さる このままでいれば このままでいれば 何も見ずに 何も聞かずに 何も 何も このままでいれば このままでいれば 生きて行けたはずなのに ボクの腕の中 とびこんだきみは 傷ついた小鳥 かすかな気配にも おびえた目をして ボクに しがみつく つめたいからだを あたためておくれ きみのかぼそいその両手で 抱いておくれ 凍えた心を あたためておくれ 今は寒い冬の中 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | ボクの胸 まるで 固すぎた果実 このままでいれば 誰にもわからない わからないままで 朽ちて行けたのに 誰かがボクを口に含んでみる 白い歯を立てる ボクの痛みよりも 彼のとまどいが 胸に突き刺さる このままでいれば このままでいれば 何も見ずに 何も聞かずに 何も 何も このままでいれば このままでいれば 生きて行けたはずなのに ボクの腕の中 とびこんだきみは 傷ついた小鳥 かすかな気配にも おびえた目をして ボクに しがみつく つめたいからだを あたためておくれ きみのかぼそいその両手で 抱いておくれ 凍えた心を あたためておくれ 今は寒い冬の中 |
ガラスの天球儀涙の雨が降る 天球儀の中を 走れきみのレインコート どしゃ降りの星雲 大きな傘さして 雨に負けないで あした きみは元気になるよ 部屋中の本を 投げて泣いたあとで 冒険好きの 少年のような きみのあの頃の 瞳がかえってくる 星座が乱れてる! 水瓶がくだけた! ずぶぬれの銀河 走れ もっと遠くへ できるだけ遠くへ 風の彼方へ まっすぐ前をみつめるきみの まなざしを今も 彼は覚えている 夢を守る きみの勇気を 愛していたんだ 世界中の誰よりも ケンタウルス ペルセウス 竜の眼の涙 高く飛べ 白いつばさのペガサス 涙の雨が降る 天球儀の中を 走れきみのレインコート どしゃ降りの星雲 大きな傘さして 雨に負けないで 星座が乱れてる! 水瓶がくだけた! ずぶぬれの銀河 走れ もっと遠くへ できるだけ遠くへ 風の彼方へ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 崎谷健次郎 | | 涙の雨が降る 天球儀の中を 走れきみのレインコート どしゃ降りの星雲 大きな傘さして 雨に負けないで あした きみは元気になるよ 部屋中の本を 投げて泣いたあとで 冒険好きの 少年のような きみのあの頃の 瞳がかえってくる 星座が乱れてる! 水瓶がくだけた! ずぶぬれの銀河 走れ もっと遠くへ できるだけ遠くへ 風の彼方へ まっすぐ前をみつめるきみの まなざしを今も 彼は覚えている 夢を守る きみの勇気を 愛していたんだ 世界中の誰よりも ケンタウルス ペルセウス 竜の眼の涙 高く飛べ 白いつばさのペガサス 涙の雨が降る 天球儀の中を 走れきみのレインコート どしゃ降りの星雲 大きな傘さして 雨に負けないで 星座が乱れてる! 水瓶がくだけた! ずぶぬれの銀河 走れ もっと遠くへ できるだけ遠くへ 風の彼方へ |
イマージュ夜明け前の透きとおる風 あなたは曲りくねる道を 走り去るのよ 追いかけても私は裸足 いばらの枝が髪や胸を 傷つけるの 恋はあやふやなイマージュ 心に揺れ動くの くちびるは今もあなたからの キスに色づくのに ああそれはイマージュ イマージュ イマージュ 夢の中の話 茜色の朝焼け雲が 答えの出ない愛を不意に 辛くさせるの 出来るならば小鳥になって 痛めた羽が折れるまでも あなた追うわ 恋はあざやかなイマージュ 振られても片想い 指さきが胸に触れただけで 薔薇になれた私 ああそれはイマージュ イマージュ イマージュ 夢に生きた二人 恋は不確かなイマージュ 失われやすいもの ぬくもりの形だけが残る 朝のベッドの中 ああ恋はイマージュ イマージュ イマージュ 夢が醒めて一人 | 谷山浩子 | 松本隆 | 谷山浩子 | | 夜明け前の透きとおる風 あなたは曲りくねる道を 走り去るのよ 追いかけても私は裸足 いばらの枝が髪や胸を 傷つけるの 恋はあやふやなイマージュ 心に揺れ動くの くちびるは今もあなたからの キスに色づくのに ああそれはイマージュ イマージュ イマージュ 夢の中の話 茜色の朝焼け雲が 答えの出ない愛を不意に 辛くさせるの 出来るならば小鳥になって 痛めた羽が折れるまでも あなた追うわ 恋はあざやかなイマージュ 振られても片想い 指さきが胸に触れただけで 薔薇になれた私 ああそれはイマージュ イマージュ イマージュ 夢に生きた二人 恋は不確かなイマージュ 失われやすいもの ぬくもりの形だけが残る 朝のベッドの中 ああ恋はイマージュ イマージュ イマージュ 夢が醒めて一人 |
息を深く吸う森もぎたての秋風が 貨物列車で着いたから 街中がいい匂い こもれび色の真昼です 知らず知らず 軽やかに 深い息 いきいき 好奇心の森でちょっと 行方不明になるの あの人いつ 気づくかしら きのうと違う はつらつさに ハイヒールの 赤ずきんは いたずらっぽく メロウです ハチミツの味がする りんごみたいに まろやかな この愛が実っても わたしの秋は緑です 心いっぱい あざやかに 深い息 いきいき 針葉樹になったような エバー・グリーンのエナジー あの人にも 分けてあげよう この不思議な みずみずしさ コーヒー好きの 眠り姫は 白いバックが 自慢です | 谷山浩子 | 山川啓介 | 谷山浩子 | | もぎたての秋風が 貨物列車で着いたから 街中がいい匂い こもれび色の真昼です 知らず知らず 軽やかに 深い息 いきいき 好奇心の森でちょっと 行方不明になるの あの人いつ 気づくかしら きのうと違う はつらつさに ハイヒールの 赤ずきんは いたずらっぽく メロウです ハチミツの味がする りんごみたいに まろやかな この愛が実っても わたしの秋は緑です 心いっぱい あざやかに 深い息 いきいき 針葉樹になったような エバー・グリーンのエナジー あの人にも 分けてあげよう この不思議な みずみずしさ コーヒー好きの 眠り姫は 白いバックが 自慢です |