それから 76億年 ふたりの午後は
それから 終わることなくつづき 雲は動かず
長い時を過ごした もの言わぬ山脈と
がらんと ただ広い空 なにもない 寒い荒れ地
それは 石のテラスでふたり お茶を飲むだけの
長い午後 気の遠くなるような 長い長い午後
あの日 明け方の駅に 見えない汽車がついて
見えない乗客たちが 手招いた 見えない窓
それから 76億年 ふたりの旅は
それから 終わることなくつづき この土地についた
どこかの駅で 地図をなくした
ふたつに折れた コンパスの針
ここには道標がなく なんの目印もない
それどころか 道もない
振り返れば 今わたしたちが出てきた駅も
どこにも見あたらない
はるかな はるかな旅をつづけ 遠く遠くへと
永久(とわ)に終わらない夏休み あなたとわたしの
見上げる彼方 空の高みに
炎と海の 銀河が燃える
タマシイだけが 帰ると叫ぶ
炎と海の 銀河の故郷
それから 終わることなくつづき 雲は動かず
長い時を過ごした もの言わぬ山脈と
がらんと ただ広い空 なにもない 寒い荒れ地
それは 石のテラスでふたり お茶を飲むだけの
長い午後 気の遠くなるような 長い長い午後
あの日 明け方の駅に 見えない汽車がついて
見えない乗客たちが 手招いた 見えない窓
それから 76億年 ふたりの旅は
それから 終わることなくつづき この土地についた
どこかの駅で 地図をなくした
ふたつに折れた コンパスの針
ここには道標がなく なんの目印もない
それどころか 道もない
振り返れば 今わたしたちが出てきた駅も
どこにも見あたらない
はるかな はるかな旅をつづけ 遠く遠くへと
永久(とわ)に終わらない夏休み あなたとわたしの
見上げる彼方 空の高みに
炎と海の 銀河が燃える
タマシイだけが 帰ると叫ぶ
炎と海の 銀河の故郷
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