DESERT MOONその時 光がはじけた ほほえんで あなたがいた まわりの景色も 友達も あなたの陰で 見えなくなった なんて不思議なこと かわいた都会で あなたは 少年の目をしている 幼いあの頃 あこがれた 砂漠の月の 光の青さ 今でも忘れない あなたとわたしは おんなじ夢をみてる Dreamers only Dreamers わかるの 死ぬまであなたとなら 歩いて行ける Dreamers only Dreamers on Desert Moon on Desert Moon on Desert Moon Desert Moon ことばのうえでは 愛など わかっているつもりでいた 好きだと思った人もいたけど 今ならわかる これが初めて たった一度の恋 あなたとわたしは おんなじ夢をみてる Dreamers only Dreamers わかるの 死ぬまであなたとなら 歩いて行ける Dreamers only Dreamers on Desert Moon on Desert Moon on Desert Moon Desert Moon 今夜のふたりは 月にも手がとどくわ Dreamers only Dreamers こんなに輝く すべてがあの頃のままね Dreamers only Dreamers on Desert Moon on Desert Moon on Desert Moon Desert Moon | 谷山浩子 | Dennis De Young・日本語詞:谷山浩子 | Dennis De Young | 鷺巣詩郎 | その時 光がはじけた ほほえんで あなたがいた まわりの景色も 友達も あなたの陰で 見えなくなった なんて不思議なこと かわいた都会で あなたは 少年の目をしている 幼いあの頃 あこがれた 砂漠の月の 光の青さ 今でも忘れない あなたとわたしは おんなじ夢をみてる Dreamers only Dreamers わかるの 死ぬまであなたとなら 歩いて行ける Dreamers only Dreamers on Desert Moon on Desert Moon on Desert Moon Desert Moon ことばのうえでは 愛など わかっているつもりでいた 好きだと思った人もいたけど 今ならわかる これが初めて たった一度の恋 あなたとわたしは おんなじ夢をみてる Dreamers only Dreamers わかるの 死ぬまであなたとなら 歩いて行ける Dreamers only Dreamers on Desert Moon on Desert Moon on Desert Moon Desert Moon 今夜のふたりは 月にも手がとどくわ Dreamers only Dreamers こんなに輝く すべてがあの頃のままね Dreamers only Dreamers on Desert Moon on Desert Moon on Desert Moon Desert Moon |
ドッペル玄関誰も目にした人はない 誰も生きてる人は しゃべれなければ話せない だから誰も知らない ドッペル玄関 誰でもどうぞ ドッペル玄関 ガラガラどうぞ ドッペル玄関 いらっしゃいませました ラララすてきなホスト あなた最高ラッキー! ラララすてきなホステス さあさ奥へ奥へ! 誰もはいれば出られない 誰も出られない人は 出られなければ中にいる 出られる人ははいれない ドッペル玄関 あけたら最後 ドッペル玄関 ほんとに最後 ドッペル玄関 いらっしゃいませました ラララすてきなホスト 丸くて四角い! ラララすてきなホステス 横と縦に伸びる! 青青赤赤黒黒透明内内外外上上地下地下 ぐるりぐるっと回れば 体の裏と表も きれいに裏返るって噂。 雨雨雲雲晴晴大雪馬馬牛牛うさうさアザラシ 回り回ってぐるぐる きみがあんまりカッコよくて 誰でも気絶するって仕掛け。 誰も見ててもわからない 外から見てるだけじゃ 中で何が起こってるのか 起こで何が中ってない ドッペル玄関 一度はどうぞ ドッペル玄関 一度で最後 ドッペル玄関 いらっしゃいませました ラララすてきなホスト 縄で吊り下げた! ラララすてきなホステス 裂けて中が見える! ラララすてきなホスト あなた最高ラッキー! ラララすてきなホステス さあさ奥へ奥へ! | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | 石井AQ・谷山浩子 | 誰も目にした人はない 誰も生きてる人は しゃべれなければ話せない だから誰も知らない ドッペル玄関 誰でもどうぞ ドッペル玄関 ガラガラどうぞ ドッペル玄関 いらっしゃいませました ラララすてきなホスト あなた最高ラッキー! ラララすてきなホステス さあさ奥へ奥へ! 誰もはいれば出られない 誰も出られない人は 出られなければ中にいる 出られる人ははいれない ドッペル玄関 あけたら最後 ドッペル玄関 ほんとに最後 ドッペル玄関 いらっしゃいませました ラララすてきなホスト 丸くて四角い! ラララすてきなホステス 横と縦に伸びる! 青青赤赤黒黒透明内内外外上上地下地下 ぐるりぐるっと回れば 体の裏と表も きれいに裏返るって噂。 雨雨雲雲晴晴大雪馬馬牛牛うさうさアザラシ 回り回ってぐるぐる きみがあんまりカッコよくて 誰でも気絶するって仕掛け。 誰も見ててもわからない 外から見てるだけじゃ 中で何が起こってるのか 起こで何が中ってない ドッペル玄関 一度はどうぞ ドッペル玄関 一度で最後 ドッペル玄関 いらっしゃいませました ラララすてきなホスト 縄で吊り下げた! ラララすてきなホステス 裂けて中が見える! ラララすてきなホスト あなた最高ラッキー! ラララすてきなホステス さあさ奥へ奥へ! |
僕は帰る きっと帰る地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ! ひとりでフラフラ遊び回ってたら いつのまにかこんなに 遠いとこまで来てた おかしな世界に迷いこんだみたい どこまでつづくコスモス どこまでも同じ景色 星がバラバラ落ちてくる 果てない線路の上を ずっと歩いて 僕は歩いて あきらめないで 地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ! なんだかあやふやで 頼りない気分さ 名前や性別もうまく思い出せないよ こんなこと初めて きみと離れすぎて 呼吸や歩き方までも もう忘れそうさ きみが僕を呼んでるよ 遠くてもきこえるんだ 僕は帰るよ 時を超えても きみのところへ! 巨大な倉庫のような世界 ゴーゴーかけぬけて たとえたましいだけになっても きみに会いたい 地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ! 巨大な倉庫のような世界 ゴーゴーかけぬけて たとえたましいだけになっても きみのところへ 今! | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ! ひとりでフラフラ遊び回ってたら いつのまにかこんなに 遠いとこまで来てた おかしな世界に迷いこんだみたい どこまでつづくコスモス どこまでも同じ景色 星がバラバラ落ちてくる 果てない線路の上を ずっと歩いて 僕は歩いて あきらめないで 地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ! なんだかあやふやで 頼りない気分さ 名前や性別もうまく思い出せないよ こんなこと初めて きみと離れすぎて 呼吸や歩き方までも もう忘れそうさ きみが僕を呼んでるよ 遠くてもきこえるんだ 僕は帰るよ 時を超えても きみのところへ! 巨大な倉庫のような世界 ゴーゴーかけぬけて たとえたましいだけになっても きみに会いたい 地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ! 巨大な倉庫のような世界 ゴーゴーかけぬけて たとえたましいだけになっても きみのところへ 今! |
今日は雨降り今日は雨降り 静かな朝に あなたの夢をみたの 短い夢を 今日は雨降り 目がさめた時 そばには誰もいない あたしひとり あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら ギターの音に タバコの匂い 何を想っているのかしら 今日は雨降り 誰も来ない 扉に鍵をかけて ひとりでいるわ 今日は雨降り 静かな町に 白い小舟の影が 消えていったわ あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら 誰にも逢わず ひとりの部屋で 何を想っているのかしら あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら 誰にも逢わず ひとりの部屋で 何を想っているのかしら | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 今日は雨降り 静かな朝に あなたの夢をみたの 短い夢を 今日は雨降り 目がさめた時 そばには誰もいない あたしひとり あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら ギターの音に タバコの匂い 何を想っているのかしら 今日は雨降り 誰も来ない 扉に鍵をかけて ひとりでいるわ 今日は雨降り 静かな町に 白い小舟の影が 消えていったわ あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら 誰にも逢わず ひとりの部屋で 何を想っているのかしら あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら 誰にも逢わず ひとりの部屋で 何を想っているのかしら |
夕暮れの街角であなたにここで 逢えてよかった 知らない街で 道に迷って いつもなら 大好きな夕暮れ時が たまらなく 心細かった あなたにひとこと 告げるために 住みなれた家を ひとり出ました わがままな 私だけど 連れていってほしい たまらなく ひとりが さみしいのです あなたにここで 逢えてよかった 知らない街は とても冷たい いつもなら 笑いながら 通りすぎる ガラスの前で なぜか 足をとめた あなたにひとこと 告げるために 住みなれた家を ひとり出ました わがままな 私だけど 連れていってほしい たまらなく ひとりが さみしいのです わがままな 私だけど 連れていってほしい ひとりで生きるのは とても とても さみしいのです | 谷山浩子 | 泉明子 | 谷山浩子 | | あなたにここで 逢えてよかった 知らない街で 道に迷って いつもなら 大好きな夕暮れ時が たまらなく 心細かった あなたにひとこと 告げるために 住みなれた家を ひとり出ました わがままな 私だけど 連れていってほしい たまらなく ひとりが さみしいのです あなたにここで 逢えてよかった 知らない街は とても冷たい いつもなら 笑いながら 通りすぎる ガラスの前で なぜか 足をとめた あなたにひとこと 告げるために 住みなれた家を ひとり出ました わがままな 私だけど 連れていってほしい たまらなく ひとりが さみしいのです わがままな 私だけど 連れていってほしい ひとりで生きるのは とても とても さみしいのです |
河のほとりに河のほとりに ふたり坐れば さざ波のかすかな 歌がきこえる 黙ってこのまま そばにいてください 悲しい思い出 流してしまうまで ずっと昔から 知っていたような そんな気がする あなたが好きです たくさんの時代が 水のおもてを走りぬけていったのが 見えるような気がします そして今 こんなにちっぽけなあなたとわたしを 河はやっぱり やさしく包んでくれるのです 河のほとりに ふたり坐れば たそがれ風さえ ふとたちどまる 黙ってこのまま そばにいてください あなたの肩に もたれていたいのです はじめからずっと 知っていたような そんな気がする あなたが好きです | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 河のほとりに ふたり坐れば さざ波のかすかな 歌がきこえる 黙ってこのまま そばにいてください 悲しい思い出 流してしまうまで ずっと昔から 知っていたような そんな気がする あなたが好きです たくさんの時代が 水のおもてを走りぬけていったのが 見えるような気がします そして今 こんなにちっぽけなあなたとわたしを 河はやっぱり やさしく包んでくれるのです 河のほとりに ふたり坐れば たそがれ風さえ ふとたちどまる 黙ってこのまま そばにいてください あなたの肩に もたれていたいのです はじめからずっと 知っていたような そんな気がする あなたが好きです |
約束の海打ち捨てられた 星屑のような テトラポッドの上で あなたは 月を撃ち落とそうと 指でねらって笑う 今夜こうして あなたのそばで 黙って海を見てる やさしく深い 鼓動を今 確かに感じて 時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちは ここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇 どこか遠くで 犬の遠吠え 淋しく空を走る 応えるように 口笛を吹く 空に向かって あなた ひとりの時も ひとりじゃないよ そう話してる きっと 同じひとつの 混沌から みんな生まれてきた 時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちはここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇 どんな時代 どんな嵐にも たとえどんなに つらい時でも あなたの手は離さない わたしの中で わたしが目覚める あなたに出会えた 約束の海 約束の岸辺 時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちはここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 打ち捨てられた 星屑のような テトラポッドの上で あなたは 月を撃ち落とそうと 指でねらって笑う 今夜こうして あなたのそばで 黙って海を見てる やさしく深い 鼓動を今 確かに感じて 時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちは ここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇 どこか遠くで 犬の遠吠え 淋しく空を走る 応えるように 口笛を吹く 空に向かって あなた ひとりの時も ひとりじゃないよ そう話してる きっと 同じひとつの 混沌から みんな生まれてきた 時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちはここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇 どんな時代 どんな嵐にも たとえどんなに つらい時でも あなたの手は離さない わたしの中で わたしが目覚める あなたに出会えた 約束の海 約束の岸辺 時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちはここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇 |
あたしの恋人あたしの恋人は 飛行士で 初めての 空を 飛んだ時に 真赤な炎 吹き上げながら 落ちて来たけど 死ななかった それから今まで 生きつづけて あたしのとなりに 今もいるわ これからもずっと このままだと あたしの髪を なでながら あたしは知ってる あの人が 夜ごとの眠りに夢みるのは あの日の きらめく 風の中で 燃えつき砕ける 自分の姿 夢から醒めれば またためいき あたしのからだにしがみついて 光のかわりに暗い汗を 風のかわりにくちづけを あなたが好き あなたが好き 死ぬまで そばに いてあげるよ あなたのもの あなたのもの 死ぬまで そばに いてあげるよ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | あたしの恋人は 飛行士で 初めての 空を 飛んだ時に 真赤な炎 吹き上げながら 落ちて来たけど 死ななかった それから今まで 生きつづけて あたしのとなりに 今もいるわ これからもずっと このままだと あたしの髪を なでながら あたしは知ってる あの人が 夜ごとの眠りに夢みるのは あの日の きらめく 風の中で 燃えつき砕ける 自分の姿 夢から醒めれば またためいき あたしのからだにしがみついて 光のかわりに暗い汗を 風のかわりにくちづけを あなたが好き あなたが好き 死ぬまで そばに いてあげるよ あなたのもの あなたのもの 死ぬまで そばに いてあげるよ |
あやつり人形あたし 悲しいあやつり人形 あなたは あたしの人形使い いくら 逃げても すぐに ひきもどされて 泣きながら 泣きながら あなたの腕の中 人形小屋の幕が上がれば まぶしいライトに 照らされながら あたしは踊るの あやつり人形 あなたのつくった舞台の上で 何度も思った あなたを殺せば わたしはひとりで 歩けるかしら だけど かぼそい こんな腕では ナイフひとつも握れはしない あたし 悲しいあやつり人形 あなたは あたしの人形使い いくら 逃げても すぐに ひきもどされて 泣きながら 泣きながら あなたの腕の中 あなたはいつも 片手間にしか あたしの糸を たぐり寄せない あなたはいつも よそ見している あたしひとりが 踊りつづける 愛しているわと あたしが言えば 愛しているよと あなたも答える 不思議なものね あたしとあなた ひとつの言葉が こんなにちがう あたし 悲しいあやつり人形 あなたは あたしの人形使い いくら 逃げても すぐに ひきもどされて 泣きながら 泣きながら あなたの腕の中 ある日気づくと あなたいなくて あたしひとりが 踊っていたわ あなたの動かす癖のとおりに あたし それでも 踊っていたわ あたし 悲しいあやつり人形 人形使いの指をはなれて ひとりになっても どこへも行けない いつまでも いつまでも あなたの影の中 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | あたし 悲しいあやつり人形 あなたは あたしの人形使い いくら 逃げても すぐに ひきもどされて 泣きながら 泣きながら あなたの腕の中 人形小屋の幕が上がれば まぶしいライトに 照らされながら あたしは踊るの あやつり人形 あなたのつくった舞台の上で 何度も思った あなたを殺せば わたしはひとりで 歩けるかしら だけど かぼそい こんな腕では ナイフひとつも握れはしない あたし 悲しいあやつり人形 あなたは あたしの人形使い いくら 逃げても すぐに ひきもどされて 泣きながら 泣きながら あなたの腕の中 あなたはいつも 片手間にしか あたしの糸を たぐり寄せない あなたはいつも よそ見している あたしひとりが 踊りつづける 愛しているわと あたしが言えば 愛しているよと あなたも答える 不思議なものね あたしとあなた ひとつの言葉が こんなにちがう あたし 悲しいあやつり人形 あなたは あたしの人形使い いくら 逃げても すぐに ひきもどされて 泣きながら 泣きながら あなたの腕の中 ある日気づくと あなたいなくて あたしひとりが 踊っていたわ あなたの動かす癖のとおりに あたし それでも 踊っていたわ あたし 悲しいあやつり人形 人形使いの指をはなれて ひとりになっても どこへも行けない いつまでも いつまでも あなたの影の中 |
六月の花嫁六月は二人で青い傘さして 雨の中歩きます 六月の並木道 誰もいなくても やさしい雨が 見ていてくれる 小さい時から ひとりぼっちでした やさしい肩が 欲しかったのです 六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです 日曜日 夜明け頃 公園のかたすみ 約束の指切りを いつまでもはなれず 生きると誓う 少し嬉しくて 少し悲しい 今まで歩いた 悲しい道のりを 忘れるくらいの しあわせください 六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです 小さい時から ひとりぼっちでした やさしい肩が 欲しかったのです 六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 六月は二人で青い傘さして 雨の中歩きます 六月の並木道 誰もいなくても やさしい雨が 見ていてくれる 小さい時から ひとりぼっちでした やさしい肩が 欲しかったのです 六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです 日曜日 夜明け頃 公園のかたすみ 約束の指切りを いつまでもはなれず 生きると誓う 少し嬉しくて 少し悲しい 今まで歩いた 悲しい道のりを 忘れるくらいの しあわせください 六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです 小さい時から ひとりぼっちでした やさしい肩が 欲しかったのです 六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです |
海の時間ずっときみとこうしたかった 寒い夜にベッドの中で 頬と頬をくっつけあって 雨の音を聴いているよ きみの中指にキスをして きみの髪に顔をうずめて きみをほんとにダイスキだよ 何度言っても言いたりない あかりを消して 息をひそめて はじまるよ 静かにね ぼくたちのベッドの船が 今 すべりだした 時を超えて ごらん とてつもなく背の高い 不思議な樹が伸びていくのを 不思議な樹の大森林が 胞子の雨を降らせている 遠い昔の植物たちの 淡い夢が 空をうずめて とても小さなぼくときみは 空を見ている水の岸辺 それから時を さらにさかのぼり たどりつく 船は今 海の底 気の遠くなるような 長い長い 海の時間 揺れる海百合 三葉虫 ぼくときみの境目もなく 漂うだけ 無限の現在を どんな言葉も ここにはない 水が命を うみだすように 森が息をするように 星が生まれ死んでいくように ぼくたちは 恋をする ずっときみとこうしたかった 冷えた肩を手で温めて もっともっと やさしくしたい もっともっと 夢の中まで ずっときみとこうしたかった きみの髪に顔をうずめて きみをほんとにダイスキだよ 何度言っても言いたりない ずっときみとこうしたかった きみの髪に顔をうずめて きみをほんとにダイスキだよ 何度言っても言いたりない | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | ずっときみとこうしたかった 寒い夜にベッドの中で 頬と頬をくっつけあって 雨の音を聴いているよ きみの中指にキスをして きみの髪に顔をうずめて きみをほんとにダイスキだよ 何度言っても言いたりない あかりを消して 息をひそめて はじまるよ 静かにね ぼくたちのベッドの船が 今 すべりだした 時を超えて ごらん とてつもなく背の高い 不思議な樹が伸びていくのを 不思議な樹の大森林が 胞子の雨を降らせている 遠い昔の植物たちの 淡い夢が 空をうずめて とても小さなぼくときみは 空を見ている水の岸辺 それから時を さらにさかのぼり たどりつく 船は今 海の底 気の遠くなるような 長い長い 海の時間 揺れる海百合 三葉虫 ぼくときみの境目もなく 漂うだけ 無限の現在を どんな言葉も ここにはない 水が命を うみだすように 森が息をするように 星が生まれ死んでいくように ぼくたちは 恋をする ずっときみとこうしたかった 冷えた肩を手で温めて もっともっと やさしくしたい もっともっと 夢の中まで ずっときみとこうしたかった きみの髪に顔をうずめて きみをほんとにダイスキだよ 何度言っても言いたりない ずっときみとこうしたかった きみの髪に顔をうずめて きみをほんとにダイスキだよ 何度言っても言いたりない |
ピエレット悲しみだけが 胸をふさぐ夜 あまえる人が 誰もいない夜 目をとじてごらん きみの心の奥で ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く きみを笑わせようと きみを歌わせようと 世界中の人が きみを嫌いでも たとえすべてが きみに背をむけても ねぇ 生きてごらん きみの心の奥で ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く きみを笑わせようと きみを歌わせようと ピエレットが 笛を吹く どんな小さな 子供の胸にも どんなかわいた 人の心にも たとえ息をひきとる その瀬戸ぎわにさえ ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く もえるかすかないのち ひろがれ 海のように だから 誰も きみを殺せない 誰も 誰かを 殺しちゃいけない きみは 生きて行けよ きみの 心の奥で ピエレットが 踊るから ピエレットが 踊るから きみを笑わせようと きみを歌わせようと ピエレットが 踊るから | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 悲しみだけが 胸をふさぐ夜 あまえる人が 誰もいない夜 目をとじてごらん きみの心の奥で ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く きみを笑わせようと きみを歌わせようと 世界中の人が きみを嫌いでも たとえすべてが きみに背をむけても ねぇ 生きてごらん きみの心の奥で ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く きみを笑わせようと きみを歌わせようと ピエレットが 笛を吹く どんな小さな 子供の胸にも どんなかわいた 人の心にも たとえ息をひきとる その瀬戸ぎわにさえ ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く もえるかすかないのち ひろがれ 海のように だから 誰も きみを殺せない 誰も 誰かを 殺しちゃいけない きみは 生きて行けよ きみの 心の奥で ピエレットが 踊るから ピエレットが 踊るから きみを笑わせようと きみを歌わせようと ピエレットが 踊るから |
裸足のきみを僕が知ってる思い出して きみが どんな暮らしを どこでしていても 僕ときみの命をつなぐ絆は 生きていく 今をこえて すべてを過去に変えて 時代はすぎていくけど 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる 忘れないで この部屋のドアは いつもあけてある いろんな時がある 幸せな時 急ぎ足のとき 深い亀裂の底で 見えない空を見上げてる そんな時も やさしくなれなくても 自分を責めなくていい 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる きみがきみを見捨てても 僕がきみを 抱きしめる 言葉はむなしくなる きみのこと 思い出せば 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる きみがきみを見捨てても 僕がきみを 抱きしめるから 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる 忘れないで この部屋のドアは いつもあけてある | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 思い出して きみが どんな暮らしを どこでしていても 僕ときみの命をつなぐ絆は 生きていく 今をこえて すべてを過去に変えて 時代はすぎていくけど 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる 忘れないで この部屋のドアは いつもあけてある いろんな時がある 幸せな時 急ぎ足のとき 深い亀裂の底で 見えない空を見上げてる そんな時も やさしくなれなくても 自分を責めなくていい 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる きみがきみを見捨てても 僕がきみを 抱きしめる 言葉はむなしくなる きみのこと 思い出せば 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる きみがきみを見捨てても 僕がきみを 抱きしめるから 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる 忘れないで この部屋のドアは いつもあけてある |
夜の一品夜空の 深い青さを染めつけた 幻の皿の上に 緑の葉をしきつめて ただひとり 目を閉じて 横たわれば きこえる 遠い銀河のまわる音 ゴゴゴゴゴ 熱い祭 わたしの体にうずく 星たちが 食欲の 汗を垂らす もう誰も ここにはいない 愛された 記憶も遠く なぜだかわたし 涙も流さずに 夢みてる 銀のナイフ ユリネと魚とわたし 柔肌に しみてくる 熱いオイル 食べるなら 今夜しかない くるおしい 旬の発熱 今まさに わたしの上に おとずれた 黄金のとき それでも ここには誰もいないから 星だけが はじけ落ちて 暗闇焦がす 火花のせつなさに 香りたつ 夜のハーブ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 夜空の 深い青さを染めつけた 幻の皿の上に 緑の葉をしきつめて ただひとり 目を閉じて 横たわれば きこえる 遠い銀河のまわる音 ゴゴゴゴゴ 熱い祭 わたしの体にうずく 星たちが 食欲の 汗を垂らす もう誰も ここにはいない 愛された 記憶も遠く なぜだかわたし 涙も流さずに 夢みてる 銀のナイフ ユリネと魚とわたし 柔肌に しみてくる 熱いオイル 食べるなら 今夜しかない くるおしい 旬の発熱 今まさに わたしの上に おとずれた 黄金のとき それでも ここには誰もいないから 星だけが はじけ落ちて 暗闇焦がす 火花のせつなさに 香りたつ 夜のハーブ |
きみが壊れた信じてる 信じてる 信じてる きみが言う そのたびに きみのからだの 深いところで ガラスの砕ける音がする 信じてる 信じてる 信じてる 二年前 ぼくたちは そんな淋しい言葉があると 知りもせず ただ愛していた 窓を打つ 雨のしずく いつのまにか どしゃ降りの町 きみの目が 雨を見ている 帰りたいよと 空に話してる いつからか いつからか 気づかずに ぼくたちは 住んでいた さかさまの国 言葉にすれば 必ずそれは嘘に変わる 信じてる 信じてる 信じてる つぶやいて 横を向く その横顔に ぼくの愛した 無邪気な少女はもういない ぼくの罪 たった一度の そしてその日から きみが壊れた 愛と名づけた 囲いの中に おびえた目をして きみはうずくまる ぼくが壊した 人形のきみを 捨ててあしたは きっとここを出て行く もう帰れない どんなに夢をみても きみの背中が たずねている ねえ 今でも 愛してる? 愛してる? 愛してる? くりかえす問いかけの 答を今は ぼくも知らない 時という船の行く先も | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 信じてる 信じてる 信じてる きみが言う そのたびに きみのからだの 深いところで ガラスの砕ける音がする 信じてる 信じてる 信じてる 二年前 ぼくたちは そんな淋しい言葉があると 知りもせず ただ愛していた 窓を打つ 雨のしずく いつのまにか どしゃ降りの町 きみの目が 雨を見ている 帰りたいよと 空に話してる いつからか いつからか 気づかずに ぼくたちは 住んでいた さかさまの国 言葉にすれば 必ずそれは嘘に変わる 信じてる 信じてる 信じてる つぶやいて 横を向く その横顔に ぼくの愛した 無邪気な少女はもういない ぼくの罪 たった一度の そしてその日から きみが壊れた 愛と名づけた 囲いの中に おびえた目をして きみはうずくまる ぼくが壊した 人形のきみを 捨ててあしたは きっとここを出て行く もう帰れない どんなに夢をみても きみの背中が たずねている ねえ 今でも 愛してる? 愛してる? 愛してる? くりかえす問いかけの 答を今は ぼくも知らない 時という船の行く先も |
月が誘う月が誘う 夜の遊び 追いかけるわたしから 逃げてごらんよ 世界はただ がらんとした 道もない 壁もない 何もない迷路 走りだせばいい でも走りだせない 月が頭の上で ケラケラ笑う 自由なのに きみはそんなにも 逃げてごらん さあ今すぐ 逃げなくちゃ追えないよ 月がささやいた だけどきみは とまどうだけ 道もない 壁もない 何もない迷路 どこへでも行けるから どこへも行かず 誰でも愛せるから 誰も愛さない いつもきみは 同じ場所にいる 「時間は無限にある」きみはつぶやく 「あわてずに思い出せ あの日の地図を 子供の頃 誰かにもらった…」 そんなものは どこにもない みせかけのガラクタで ごちゃごちゃのポケット 月はきみを まだ待ってる ほらきみの心臓を ころがしはじめた | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斎藤ネコ | 月が誘う 夜の遊び 追いかけるわたしから 逃げてごらんよ 世界はただ がらんとした 道もない 壁もない 何もない迷路 走りだせばいい でも走りだせない 月が頭の上で ケラケラ笑う 自由なのに きみはそんなにも 逃げてごらん さあ今すぐ 逃げなくちゃ追えないよ 月がささやいた だけどきみは とまどうだけ 道もない 壁もない 何もない迷路 どこへでも行けるから どこへも行かず 誰でも愛せるから 誰も愛さない いつもきみは 同じ場所にいる 「時間は無限にある」きみはつぶやく 「あわてずに思い出せ あの日の地図を 子供の頃 誰かにもらった…」 そんなものは どこにもない みせかけのガラクタで ごちゃごちゃのポケット 月はきみを まだ待ってる ほらきみの心臓を ころがしはじめた |
しまうまわからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに どこからか湧いてきた 見たこともない人たちが 怖い顔でにらみつけ 腕をつかんで連れていく 狭い部屋 白い時計が うるさく 話しかけてる お金なんて どうでもいい ある時も ない時もあるし ある時は 払えるけど ない時は 払えないだけよ そこにあるものを食べ 目の前にある服を着て どこにでも寝ころがり 眠くなればそこで眠る 青い空 わたしの空と ひろがる草原に抱かれ 本能も生きる知恵も なぜか何もない しまうま とびかかるライオンに 抗うことさえ知らない 青い空 わたしの空と 返して ここは好きじゃない わからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに…… | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斎藤ネコ | わからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに どこからか湧いてきた 見たこともない人たちが 怖い顔でにらみつけ 腕をつかんで連れていく 狭い部屋 白い時計が うるさく 話しかけてる お金なんて どうでもいい ある時も ない時もあるし ある時は 払えるけど ない時は 払えないだけよ そこにあるものを食べ 目の前にある服を着て どこにでも寝ころがり 眠くなればそこで眠る 青い空 わたしの空と ひろがる草原に抱かれ 本能も生きる知恵も なぜか何もない しまうま とびかかるライオンに 抗うことさえ知らない 青い空 わたしの空と 返して ここは好きじゃない わからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに…… |
ねこ曜日ねこ曜日 何もしない ねころんで まどろむだけ あなたのひざ 温かい ほかに 何もいらない にぎやかな表通り 飾りたてたお店より ふたりすごす この部屋が わたしたちの一番 広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ 広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても ねこ曜日 何もしない ねころんで日ざしの中 ややこしい仕事のこと 今は忘れていよう 甘えてね ねこのように 首筋をなでてあげる 静かに夜のとばりが 部屋をつつむ時まで 広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ 広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | ねこ曜日 何もしない ねころんで まどろむだけ あなたのひざ 温かい ほかに 何もいらない にぎやかな表通り 飾りたてたお店より ふたりすごす この部屋が わたしたちの一番 広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ 広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても ねこ曜日 何もしない ねころんで日ざしの中 ややこしい仕事のこと 今は忘れていよう 甘えてね ねこのように 首筋をなでてあげる 静かに夜のとばりが 部屋をつつむ時まで 広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ 広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても |
ハーブガーデン風邪をひいたら エルダーフラワー ラベンダー タイム マーシュマロウ からだを温めてね ラベンダー タイム マーシュマロウ すぐに横になって ゆっくり休んでね 少しでも食べて 力をつけてね 風邪をひいたら カモマイル ヒソップ セージ ローズマリー じゅうぶん睡眠をとってね ヒソップ セージ ローズマリー できるだけ何度も うがいをくりかえし 汗をかいたなら すぐに着がえてね 少し退屈でも 静かに寝ていてね 遊びに行くのは 元気になってから 風邪をひいたら エルダーフラワー ラベンダー タイム マーシュマロウ 夢の中で遊ぼう ラベンダー タイム マーシュマロウ わたしたち待ってるよ ヒソップ セージ ローズマリー 夢の中で会えるよ ヒソップ セージ ローズマリー | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 風邪をひいたら エルダーフラワー ラベンダー タイム マーシュマロウ からだを温めてね ラベンダー タイム マーシュマロウ すぐに横になって ゆっくり休んでね 少しでも食べて 力をつけてね 風邪をひいたら カモマイル ヒソップ セージ ローズマリー じゅうぶん睡眠をとってね ヒソップ セージ ローズマリー できるだけ何度も うがいをくりかえし 汗をかいたなら すぐに着がえてね 少し退屈でも 静かに寝ていてね 遊びに行くのは 元気になってから 風邪をひいたら エルダーフラワー ラベンダー タイム マーシュマロウ 夢の中で遊ぼう ラベンダー タイム マーシュマロウ わたしたち待ってるよ ヒソップ セージ ローズマリー 夢の中で会えるよ ヒソップ セージ ローズマリー |
はじまりの丘この星をつつんでる 水と大気 果てのない曇り空 眠る人魚 ざわざわと風が吹く 風が吹く 灌木をふるわせて 風が吹く 空のハープ かき鳴らして 風が吹く 風が吹く きみが来る きみが来る ひたひたと予感の波……もうすぐ会える ぼくたちを満たすのは 言葉じゃなく 鮮やかな色彩の 街でもなく のびやかに息をする 植物と 鳴きかわす 鳥の声 深々と夜をいだく 闇の蒼さ 風が吹く 風が吹く 永遠を 語り合う 退屈も 孤独もなく すべてが見える ざわざわと風が吹く 風が吹く はじまりの丘に今 僕は立つ 生まれたての 世界を見る 風が吹く 風が吹く きみが来る きみが来る 幻影の王国から すべてを捨てて この星をつつんでる 水と大気 果てのない曇り空 眠る人魚 この星をつつんでる 水のように ぼくたちも 永遠の一部になる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | この星をつつんでる 水と大気 果てのない曇り空 眠る人魚 ざわざわと風が吹く 風が吹く 灌木をふるわせて 風が吹く 空のハープ かき鳴らして 風が吹く 風が吹く きみが来る きみが来る ひたひたと予感の波……もうすぐ会える ぼくたちを満たすのは 言葉じゃなく 鮮やかな色彩の 街でもなく のびやかに息をする 植物と 鳴きかわす 鳥の声 深々と夜をいだく 闇の蒼さ 風が吹く 風が吹く 永遠を 語り合う 退屈も 孤独もなく すべてが見える ざわざわと風が吹く 風が吹く はじまりの丘に今 僕は立つ 生まれたての 世界を見る 風が吹く 風が吹く きみが来る きみが来る 幻影の王国から すべてを捨てて この星をつつんでる 水と大気 果てのない曇り空 眠る人魚 この星をつつんでる 水のように ぼくたちも 永遠の一部になる |
鳥籠姫鳴いてごらん Cuckoo きれいな声で ぼくのことを愛していると いとおしい小鳥 きみはぼくだけの いつもそばで 歌っておくれ やさしくささやく あなたの声が 今も確かに きこえるけれど それは海からの 風が運んだ どこにもいない人の幻 長い長い孤独の時 帰らぬ人を 待ちつづけて わたしはわたしを ここに閉じこめた 柳の枝で編んだ鳥籠 もう誰もわたしの 背中のねじを 巻いてくれる人もいないのに 鳴いてごらんCuckoo きれいな声で ぼくのことを愛していると できるならきみを この籠の中 鍵をかけて 閉じこめたいよ あなたの願いは どんなことでも すべてかなえてあげたかったの だけど願いだけ ここに残して あなたは消えた 永久(とわ)の旅へと 海の見える 丘の家に ほこりだけが 静かに積もる わたしはわたしを ここに閉じこめた 柳の枝で編んだ鳥籠 わたしを作った あなたの腕に 帰るその日を ひとり待ちながら | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 鳴いてごらん Cuckoo きれいな声で ぼくのことを愛していると いとおしい小鳥 きみはぼくだけの いつもそばで 歌っておくれ やさしくささやく あなたの声が 今も確かに きこえるけれど それは海からの 風が運んだ どこにもいない人の幻 長い長い孤独の時 帰らぬ人を 待ちつづけて わたしはわたしを ここに閉じこめた 柳の枝で編んだ鳥籠 もう誰もわたしの 背中のねじを 巻いてくれる人もいないのに 鳴いてごらんCuckoo きれいな声で ぼくのことを愛していると できるならきみを この籠の中 鍵をかけて 閉じこめたいよ あなたの願いは どんなことでも すべてかなえてあげたかったの だけど願いだけ ここに残して あなたは消えた 永久(とわ)の旅へと 海の見える 丘の家に ほこりだけが 静かに積もる わたしはわたしを ここに閉じこめた 柳の枝で編んだ鳥籠 わたしを作った あなたの腕に 帰るその日を ひとり待ちながら |
七角錐の少女完全な円錐の形したきみの家 透きとおる藍色の夜空めざし のびていく きみの家は高く高く 細長くのびていき 今やそれはひとすじの 銀色の糸のよう 僕は今歩いてる きみの家につづく道 完全な直線の 幅のないこの道を 歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 時は白く凍りつき 距離は無限の罠の中 七つの星に飾られた 七角錐の少女 日がな一日 はかりつづける 自分の辺の長さ 闇の中 光る鏡が映しだす不等辺 完全な円錐に隠された その姿 どうしても耐えられない きみは決して認めない 誇り高いきみの家は 空をめざしのびていく 七つの城に守られた 七角錐の少女 いつまできみはそこにいる いつまで窓を閉じて 歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ 叫んでも叫んでも とどかない僕の声 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ 歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ 叫んでも叫んでも とどかない僕の声 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 完全な円錐の形したきみの家 透きとおる藍色の夜空めざし のびていく きみの家は高く高く 細長くのびていき 今やそれはひとすじの 銀色の糸のよう 僕は今歩いてる きみの家につづく道 完全な直線の 幅のないこの道を 歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 時は白く凍りつき 距離は無限の罠の中 七つの星に飾られた 七角錐の少女 日がな一日 はかりつづける 自分の辺の長さ 闇の中 光る鏡が映しだす不等辺 完全な円錐に隠された その姿 どうしても耐えられない きみは決して認めない 誇り高いきみの家は 空をめざしのびていく 七つの城に守られた 七角錐の少女 いつまできみはそこにいる いつまで窓を閉じて 歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ 叫んでも叫んでも とどかない僕の声 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ 歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ 叫んでも叫んでも とどかない僕の声 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ |
見えない小鳥夏のパレードが 足早に通りすぎ がらんとした青空だけが あとに広がってる 僕たちの好きな 季節がまた やってきた なのに今年はいつもと違う はしゃぐ声もとぎれて きみは空を見てる 淋しい目をしている 見えない小鳥が きみの中で 空を夢みる どれだけ抱きしめ くちづけても きみの手は なぜかいつも少し冷たい 夜明けの雨のように 僕は臆病さ 黙ってただみつめるだけ ほんとのこと言葉にすれば きみをなくしそうで 僕といるだけで幸せだと 笑っていた 笑顔がもう戻らないこと 確かめる勇気がない きみは空を見てる 知らずにため息をつく 見えない鳥かごに 囚われた 見えない小鳥 きみの幸せは ここじゃなくて他にある だけどきみが 誰を好きでも 僕はきみを好きだよ きみは空を見てる 淋しい目をしている 見えない小鳥が きみの中で 空を夢みる あと少ししたら きっと言える 笑いながら きみはきみの望む空へと 自由に飛んでいけと 季節が変われば きっと言える 笑いながら きみはきみの望む空へと 自由に飛んでいけと | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 山川恵津子 | 夏のパレードが 足早に通りすぎ がらんとした青空だけが あとに広がってる 僕たちの好きな 季節がまた やってきた なのに今年はいつもと違う はしゃぐ声もとぎれて きみは空を見てる 淋しい目をしている 見えない小鳥が きみの中で 空を夢みる どれだけ抱きしめ くちづけても きみの手は なぜかいつも少し冷たい 夜明けの雨のように 僕は臆病さ 黙ってただみつめるだけ ほんとのこと言葉にすれば きみをなくしそうで 僕といるだけで幸せだと 笑っていた 笑顔がもう戻らないこと 確かめる勇気がない きみは空を見てる 知らずにため息をつく 見えない鳥かごに 囚われた 見えない小鳥 きみの幸せは ここじゃなくて他にある だけどきみが 誰を好きでも 僕はきみを好きだよ きみは空を見てる 淋しい目をしている 見えない小鳥が きみの中で 空を夢みる あと少ししたら きっと言える 笑いながら きみはきみの望む空へと 自由に飛んでいけと 季節が変われば きっと言える 笑いながら きみはきみの望む空へと 自由に飛んでいけと |
ガラスのラビリンス好きだとささやく声が 少しだけ 冷たいね 感じている だけど信じていようと 何度も心に 言い聞かせていた あなたをのせてる ガラスのメリーゴーラウンド 近づいて また遠ざかる 近づくたびに笑って あなたは手をふる そしてはなれていく わたしは とても淋しいと あなたに 言えない あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから 恋のはじまりは 息もとまるほど 抱きしめて ふるえてたね どうして人の心は かわってしまうの 時はとめられない チャイムが 閉園の合図 扉がしまるよ ひとつまたひとつ 消えていくイルミネーション 音楽も途切れた わたしは とても淋しいと あなたに 言えない あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから 名前を呼んでも 誰も応えない ガラスの迷宮で あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 好きだとささやく声が 少しだけ 冷たいね 感じている だけど信じていようと 何度も心に 言い聞かせていた あなたをのせてる ガラスのメリーゴーラウンド 近づいて また遠ざかる 近づくたびに笑って あなたは手をふる そしてはなれていく わたしは とても淋しいと あなたに 言えない あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから 恋のはじまりは 息もとまるほど 抱きしめて ふるえてたね どうして人の心は かわってしまうの 時はとめられない チャイムが 閉園の合図 扉がしまるよ ひとつまたひとつ 消えていくイルミネーション 音楽も途切れた わたしは とても淋しいと あなたに 言えない あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから 名前を呼んでも 誰も応えない ガラスの迷宮で あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから |
かくれんぼするエコー怖いほどに輝く真昼の空 陽射しは金の魔女 襲いかかるまぶしさ 目が眩んで 立ちつくす 僕は ぼんやりしていないで 早くきみを 探し出さなくちゃ だけどきみの姿はどこにもなく ただきこえてくる KAKKOH! 長い長い時が流れた いくつめかの歴史が幕を閉じて 人は生まれ 人は消え去り 石の上に 足跡だけを残す 僕がきみの名前を忘れてから 長い時がたち あれからきみはずっと隠れたまま これがきみの罰 僕は昔犯した罪のために 言葉を奪われ 金色のライオンに姿を変え きみを探してる KAKKOH! (そして彼はたぶん永遠に気づかない 自分の探す相手が一体誰なのか 彼はたぶん永遠に気づかない なぜその人はどこにもいないのか) 長い長い時が流れた 胸焦がして 面影追い求めて 顔も声も思い出せない いとしい人 きみはどこに隠れている? | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 怖いほどに輝く真昼の空 陽射しは金の魔女 襲いかかるまぶしさ 目が眩んで 立ちつくす 僕は ぼんやりしていないで 早くきみを 探し出さなくちゃ だけどきみの姿はどこにもなく ただきこえてくる KAKKOH! 長い長い時が流れた いくつめかの歴史が幕を閉じて 人は生まれ 人は消え去り 石の上に 足跡だけを残す 僕がきみの名前を忘れてから 長い時がたち あれからきみはずっと隠れたまま これがきみの罰 僕は昔犯した罪のために 言葉を奪われ 金色のライオンに姿を変え きみを探してる KAKKOH! (そして彼はたぶん永遠に気づかない 自分の探す相手が一体誰なのか 彼はたぶん永遠に気づかない なぜその人はどこにもいないのか) 長い長い時が流れた 胸焦がして 面影追い求めて 顔も声も思い出せない いとしい人 きみはどこに隠れている? |
鏡眠りの中いつまでも 暮れない黄昏 昏い西日の焼けつく ひび割れたガラス窓 あなたを殺しつづける 夢から醒めない 叫びつづけるナイフが この手から離れない ねえ 鏡はどこ? 鏡はどこ? なぜどこにも 鏡がないの? 鏡はどこ? 鏡はどこ? わたしの顔 わたしの声 飽きもせずにくりかえす 同じ夢の中 死骸だけがふえてゆく わたしの部屋の中に 遠い昔 一度だけ みつめたあなたが 私の夢をうずめる 惨い過ちのように ねえ 鏡はどこ? 鏡はどこ? なぜどこにも 鏡がないの? わたしはどこ? わたしはどこ? 記憶の底 横切る影 ねえ 愛してると 愛してると ささやいてよ ただ繰り返し 波のように 歌のように ささやいてよ ただ繰り返し 愛してると 愛してると ささやいてよ ただ繰り返し 波のように 歌のように ささやいてよ ただ繰り返し… | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 眠りの中いつまでも 暮れない黄昏 昏い西日の焼けつく ひび割れたガラス窓 あなたを殺しつづける 夢から醒めない 叫びつづけるナイフが この手から離れない ねえ 鏡はどこ? 鏡はどこ? なぜどこにも 鏡がないの? 鏡はどこ? 鏡はどこ? わたしの顔 わたしの声 飽きもせずにくりかえす 同じ夢の中 死骸だけがふえてゆく わたしの部屋の中に 遠い昔 一度だけ みつめたあなたが 私の夢をうずめる 惨い過ちのように ねえ 鏡はどこ? 鏡はどこ? なぜどこにも 鏡がないの? わたしはどこ? わたしはどこ? 記憶の底 横切る影 ねえ 愛してると 愛してると ささやいてよ ただ繰り返し 波のように 歌のように ささやいてよ ただ繰り返し 愛してると 愛してると ささやいてよ ただ繰り返し 波のように 歌のように ささやいてよ ただ繰り返し… |
月と恋人きみの小指の先から 邪悪な冷気が出てる 狂い始めたら 誰も きみを止められない 一晩 しゃべりつづける なんにも意味のない嘘 クルクルと回るだけの きみと影のダンス 気をつけて (満月に) つかまるよ (あばかれた) 隠しても (心を) もう隠せない 月の子供の ランラララ… 笑う夜 ランラララ… 恋する者たちは ランラララ… 眠れない いつまでも 見えないグラスの中に 見えないワインを注ぐ 国中のアクマたちと そして恋のために きみはただ恋のために 何もない恋のために 踊り続ける 疲れて 倒れて眠るまで 闇の中 (くちづけに) 恋人は (とかされて) 金色の (金色の) Ah 汗をかく 夢が心の ランラララ… 戸をたたく ランラララ… 誰もが胸(むな)さわぎ ランラララ… 眠れない いつまでも 月の子供の ランラララ… 笑う夜 ランラララ… 恋する者たちは ランラララ… 眠れない いつまでも 夢が心の ランラララ… 戸をたたく ランラララ… 誰もが胸(むな)さわぎ ランラララ… 眠れない いつまでも | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 上野洋子 | 渡辺等 | きみの小指の先から 邪悪な冷気が出てる 狂い始めたら 誰も きみを止められない 一晩 しゃべりつづける なんにも意味のない嘘 クルクルと回るだけの きみと影のダンス 気をつけて (満月に) つかまるよ (あばかれた) 隠しても (心を) もう隠せない 月の子供の ランラララ… 笑う夜 ランラララ… 恋する者たちは ランラララ… 眠れない いつまでも 見えないグラスの中に 見えないワインを注ぐ 国中のアクマたちと そして恋のために きみはただ恋のために 何もない恋のために 踊り続ける 疲れて 倒れて眠るまで 闇の中 (くちづけに) 恋人は (とかされて) 金色の (金色の) Ah 汗をかく 夢が心の ランラララ… 戸をたたく ランラララ… 誰もが胸(むな)さわぎ ランラララ… 眠れない いつまでも 月の子供の ランラララ… 笑う夜 ランラララ… 恋する者たちは ランラララ… 眠れない いつまでも 夢が心の ランラララ… 戸をたたく ランラララ… 誰もが胸(むな)さわぎ ランラララ… 眠れない いつまでも |
Miracleこの世に生まれおちた その瞬間から きょうまで歩いてきた あなたの人生が たまらなくいとおしく 抱きしめたくなる あなたを育てた町 愛した風景を あなたが生まれてきたこと あなたが生きていることを 世界中に感謝したい かなえられた奇跡のよう こんなにも愛してる あなたのすべてを 淋しさもあやまちも そのまま愛してる わたしと出会う前の いくつもの恋が あなたをきっとこんな きらめく人にした あなたを照らした星たち めぐりあい別れた人たち せつない記憶は今も あなたの中で生きてる そのままで愛してる あなたのすべてを どんな過去も未来も そのまま愛してる あなたが生まれてきたこと あなたが生きていることを 世界中に感謝したい かなえられた奇跡のよう こんなにも愛してる あなたのすべてを 淋しさもあやまちも そのまま愛してる そのままで愛してる あなたのすべてを どんな過去も未来も そのまま愛してる どんな過去も未来も そのまま愛してる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 上杉洋史 | 斎藤ネコ | この世に生まれおちた その瞬間から きょうまで歩いてきた あなたの人生が たまらなくいとおしく 抱きしめたくなる あなたを育てた町 愛した風景を あなたが生まれてきたこと あなたが生きていることを 世界中に感謝したい かなえられた奇跡のよう こんなにも愛してる あなたのすべてを 淋しさもあやまちも そのまま愛してる わたしと出会う前の いくつもの恋が あなたをきっとこんな きらめく人にした あなたを照らした星たち めぐりあい別れた人たち せつない記憶は今も あなたの中で生きてる そのままで愛してる あなたのすべてを どんな過去も未来も そのまま愛してる あなたが生まれてきたこと あなたが生きていることを 世界中に感謝したい かなえられた奇跡のよう こんなにも愛してる あなたのすべてを 淋しさもあやまちも そのまま愛してる そのままで愛してる あなたのすべてを どんな過去も未来も そのまま愛してる どんな過去も未来も そのまま愛してる |
二人目の人類真夜中に目が覚めて となりを見ると わたししかいないはずの この部屋の中 誰かが寝ていた この人は誰? わたしではないし この人は誰? 影ではないし 静かな部屋に寝息の音が はっきりきこえる さわってみると温かい 腕も胸も肩も 確かに生きてる この人は誰? わたしではないし この人は誰? 夢ではないし この部屋の中に わたしだけの世界に 23年目にして訪れた 二人目の人類 眠るあなたのうしろの闇に 何十億の 見知らぬ母が 見知らぬ兄が 見知らぬ友が ふと見えた気がした この人は誰? わたしでない誰か この人は誰? どうしてここにいるの? この部屋の中に わたしだけの世界に 23年目にして訪れた 二人目の人類 世界にとってみれば ちっぽけなひとり だけどわたしにとっては 初めての いとおしい魂 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 真夜中に目が覚めて となりを見ると わたししかいないはずの この部屋の中 誰かが寝ていた この人は誰? わたしではないし この人は誰? 影ではないし 静かな部屋に寝息の音が はっきりきこえる さわってみると温かい 腕も胸も肩も 確かに生きてる この人は誰? わたしではないし この人は誰? 夢ではないし この部屋の中に わたしだけの世界に 23年目にして訪れた 二人目の人類 眠るあなたのうしろの闇に 何十億の 見知らぬ母が 見知らぬ兄が 見知らぬ友が ふと見えた気がした この人は誰? わたしでない誰か この人は誰? どうしてここにいるの? この部屋の中に わたしだけの世界に 23年目にして訪れた 二人目の人類 世界にとってみれば ちっぽけなひとり だけどわたしにとっては 初めての いとおしい魂 |
月見て跳ねる月が投げかける 木立の影を あなたの歩く影と 見誤り わたしは跳ねる うさぎのように あなたに会えた 会えた嬉しさ だけどよく見れば また見間違い 何もかもあなたに 見えるから わたしは跳ねる うさぎのように あなたにきょうも ただ会いたくて きらめく水しぶき 夜の宝石 街中飾るから きっとみつけにきて 見知らぬ人たちの 眠りの糸が からまり紡ぎ出す 迷路を抜けて 月は青ざめた 水晶の火を 燃やしてみつめている 恋心 わたしは跳ねる 月見て跳ねる あなたが好きで こんなに好きで あなたがいるだけで わたしは幸せ 他には望まない 何もいらない 世界に凍るような 冬が訪れて 全てをなくしても あなたがいれば | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 月が投げかける 木立の影を あなたの歩く影と 見誤り わたしは跳ねる うさぎのように あなたに会えた 会えた嬉しさ だけどよく見れば また見間違い 何もかもあなたに 見えるから わたしは跳ねる うさぎのように あなたにきょうも ただ会いたくて きらめく水しぶき 夜の宝石 街中飾るから きっとみつけにきて 見知らぬ人たちの 眠りの糸が からまり紡ぎ出す 迷路を抜けて 月は青ざめた 水晶の火を 燃やしてみつめている 恋心 わたしは跳ねる 月見て跳ねる あなたが好きで こんなに好きで あなたがいるだけで わたしは幸せ 他には望まない 何もいらない 世界に凍るような 冬が訪れて 全てをなくしても あなたがいれば |
銀河系はやっぱりまわってる自由、自由と大声あげて 歌ってさわいでいるうちに 何の為に生きていくのと 考えこんでいるうちに 疲れた人がうっかりボタンを 押してしまったら 地球ひとつが消えてなくなっても 銀河系はやっぱりまわってる どうせ人間 地球の上で せいぜい行ってもお月様 心残りが何もないようにと 誰もがみんなさわいでる 疲れた人がこの世にいるかぎり いつかは時が来る 地球ひとつが消えてなくなっても 銀河系はやっぱりまわってる 平和、平和と叫んだところで 結局何にもできはしない どうにもならないことならこのへんで 神様に頼るがいいさ 地球がまるごと消えてしまったら 天国はどこに行くんだろうね | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 自由、自由と大声あげて 歌ってさわいでいるうちに 何の為に生きていくのと 考えこんでいるうちに 疲れた人がうっかりボタンを 押してしまったら 地球ひとつが消えてなくなっても 銀河系はやっぱりまわってる どうせ人間 地球の上で せいぜい行ってもお月様 心残りが何もないようにと 誰もがみんなさわいでる 疲れた人がこの世にいるかぎり いつかは時が来る 地球ひとつが消えてなくなっても 銀河系はやっぱりまわってる 平和、平和と叫んだところで 結局何にもできはしない どうにもならないことならこのへんで 神様に頼るがいいさ 地球がまるごと消えてしまったら 天国はどこに行くんだろうね |
トマトの森おはよう ここはトマトの森です 光が からだの中を 流れている まだ夢の中にいる 白い朝の きみの目がみつめてる 無限の色 ここから きみのきょうが始まるよ 世界が生まれる ここは秘密の場所 透きとおるアルペジオ 冷たい水 つまさきに キラキラと はじけてとぶ おはよう ここはトマトの森です おはよう ここはトマトの森です 両手をのばせば きみの指先 宇宙の彼方の風に とどくだろう 始まりと終わりとが ひとつになる くりかえし くりかえし 波のように ここから きみのきょうが始まるよ 世界が生まれる ここは不思議な場所 ふりそそぐ朝の陽や 風や雨に はぐくまれ あざやかに色づくまで おはよう (おはよう) ここはトマトの森です おはよう (おはよう) ここはトマトの森です きみ をほんとに育てる力は きみ のいのちの中に 隠れているんだ 大地から生まれ出た 子供たちの 晴れやかな歌声が 聴こえてくる おはよう (おはよう) ここはトマトの森です おはよう (おはよう) ここはトマトの森です | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | おはよう ここはトマトの森です 光が からだの中を 流れている まだ夢の中にいる 白い朝の きみの目がみつめてる 無限の色 ここから きみのきょうが始まるよ 世界が生まれる ここは秘密の場所 透きとおるアルペジオ 冷たい水 つまさきに キラキラと はじけてとぶ おはよう ここはトマトの森です おはよう ここはトマトの森です 両手をのばせば きみの指先 宇宙の彼方の風に とどくだろう 始まりと終わりとが ひとつになる くりかえし くりかえし 波のように ここから きみのきょうが始まるよ 世界が生まれる ここは不思議な場所 ふりそそぐ朝の陽や 風や雨に はぐくまれ あざやかに色づくまで おはよう (おはよう) ここはトマトの森です おはよう (おはよう) ここはトマトの森です きみ をほんとに育てる力は きみ のいのちの中に 隠れているんだ 大地から生まれ出た 子供たちの 晴れやかな歌声が 聴こえてくる おはよう (おはよう) ここはトマトの森です おはよう (おはよう) ここはトマトの森です |
三日月の女神きみの中の商店街を きみがひとり歩いていたら きみの中の駅前の きみの中のキオスクのかげで とんでもない不吉なものが きみをじっとねらっていた それは三日月 暗い目つきの月 ほんとにいやな目つきの きみのあとをついてくる きみの中の路地から路地へと さてきみはついに袋小路 どこへももう逃げられない ほら、いやな気分だね ほら、月が憑いてしまった 暴れてももう遅いよ きみは今夜 ヨコシマな月の女神になった ヨコシマな月のヨコシマな女神 きみの中の商店街を きみはひとり歩いているよ きみは不意に憎んでいる きみの中の公園のハトを なぜそんな害のない 弱い 何もしないハトのことを? きみは三日月 暗い目つきの月 ほんとにいやな目つきの きみの中で焦げるハト きみの中で焦げる麦畑 街が焦げる 炎も上げず じわじわとただ焦げていく ほら、いやな気分だね ほら、自分の心臓を 投げ棄てたいような そんな気持ちなのに ヨコシマな月はずっと三日月 ニセモノの月はまるくなれない 何かが狂ってる きみにはわからない 何かが狂ってる きみにはなおせない 何かが狂ってる もう誰もきみを好きじゃない 何かが狂ってる もう誰もきみを愛せない | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | きみの中の商店街を きみがひとり歩いていたら きみの中の駅前の きみの中のキオスクのかげで とんでもない不吉なものが きみをじっとねらっていた それは三日月 暗い目つきの月 ほんとにいやな目つきの きみのあとをついてくる きみの中の路地から路地へと さてきみはついに袋小路 どこへももう逃げられない ほら、いやな気分だね ほら、月が憑いてしまった 暴れてももう遅いよ きみは今夜 ヨコシマな月の女神になった ヨコシマな月のヨコシマな女神 きみの中の商店街を きみはひとり歩いているよ きみは不意に憎んでいる きみの中の公園のハトを なぜそんな害のない 弱い 何もしないハトのことを? きみは三日月 暗い目つきの月 ほんとにいやな目つきの きみの中で焦げるハト きみの中で焦げる麦畑 街が焦げる 炎も上げず じわじわとただ焦げていく ほら、いやな気分だね ほら、自分の心臓を 投げ棄てたいような そんな気持ちなのに ヨコシマな月はずっと三日月 ニセモノの月はまるくなれない 何かが狂ってる きみにはわからない 何かが狂ってる きみにはなおせない 何かが狂ってる もう誰もきみを好きじゃない 何かが狂ってる もう誰もきみを愛せない |
光る馬車夜空を細長く切りとる 月明りの窓 窓辺にたたずむあなたの影だけを いつまでもわたし みつめてた あなたの思い出に わたしを残さないで あなたの記憶から わたしをすべて消して 世界のどこにもない街の どこにもない部屋 どこにもいない人 今だけの恋人 今だけの夢を抱きしめた 愛していたことを 風にも教えないで あなたの記憶から わたしをすべて消して 寝静まる青い街並みを 幻影の光る馬車が行く 遠ざかる馬車の鈴の音が あなたの言葉を耳に繰り返す (愛してる きみを誰よりも) (愛してる 時が流れても) (愛してる ぼくは変わらない) 遠のく鈴の音だけが いつまでも消えない あなたの心に 生きつづけることが 死ぬよりも もっと淋しいの あなたの思い出に わたしを残さないで あなたの記憶から わたしをすべて消して 愛していたことを 風にも教えないで あなたの記憶から わたしをすべて消して | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 夜空を細長く切りとる 月明りの窓 窓辺にたたずむあなたの影だけを いつまでもわたし みつめてた あなたの思い出に わたしを残さないで あなたの記憶から わたしをすべて消して 世界のどこにもない街の どこにもない部屋 どこにもいない人 今だけの恋人 今だけの夢を抱きしめた 愛していたことを 風にも教えないで あなたの記憶から わたしをすべて消して 寝静まる青い街並みを 幻影の光る馬車が行く 遠ざかる馬車の鈴の音が あなたの言葉を耳に繰り返す (愛してる きみを誰よりも) (愛してる 時が流れても) (愛してる ぼくは変わらない) 遠のく鈴の音だけが いつまでも消えない あなたの心に 生きつづけることが 死ぬよりも もっと淋しいの あなたの思い出に わたしを残さないで あなたの記憶から わたしをすべて消して 愛していたことを 風にも教えないで あなたの記憶から わたしをすべて消して |
マギーかすかな鈴の音 通りを横切る 泣いてるあなたの 心を横切る 死んだマギー 身体は 嘘でできている 心は冷たい 記憶でできてる 生きてる人が 影に変わり 死んだあの子だけが 夜の中 輝く あなたの身体を ガラスのとげが 流れて流れて 心臓のとなり 死んだマギー あなたに くちづけしたよ あなたの悲しい とげを溶かした 淋しさの炎に 焦がされたら あまい悪い夢を 脱ぎ捨てて飛べるよ かすかな気配が 通りを横切る すべての人の 眠りを横切る 死んだマギー 踊るよ 古い祭歌 踊るよ 踊るよ 凍える真夜中 死んだマギー みんなが きみを忘れても 消せない記憶を 夢に刻んだ 死んだマギー みんなが 死に絶えたあとも 消えない悲しみ 永遠に きみは | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | かすかな鈴の音 通りを横切る 泣いてるあなたの 心を横切る 死んだマギー 身体は 嘘でできている 心は冷たい 記憶でできてる 生きてる人が 影に変わり 死んだあの子だけが 夜の中 輝く あなたの身体を ガラスのとげが 流れて流れて 心臓のとなり 死んだマギー あなたに くちづけしたよ あなたの悲しい とげを溶かした 淋しさの炎に 焦がされたら あまい悪い夢を 脱ぎ捨てて飛べるよ かすかな気配が 通りを横切る すべての人の 眠りを横切る 死んだマギー 踊るよ 古い祭歌 踊るよ 踊るよ 凍える真夜中 死んだマギー みんなが きみを忘れても 消せない記憶を 夢に刻んだ 死んだマギー みんなが 死に絶えたあとも 消えない悲しみ 永遠に きみは |
やすらぎの指環どんな悲しみも ここでいやされる 星のふる夜の 泉にひたされ つかれた旅人には やすらぎの指環 眠れない子どもには 三日月のゆりかご たとえばあなたが かなわぬ恋をして 生きていくことが とてもつらいなら わたしをたずねてきて 時の棲む森の 遠い過去と未来が めぐりあう場所へ 最初のくちづけは 涙をかわすため けれどもそのあとはもう 妖しい闇の誘い あなたを迷わせる 小鳥に気をつけてね きっとたどりつけるはず 星座の地図をたどり どんな悲しみも ここでいやされる 星のふる夜の 泉にひたされ 傷ついた心を 抱きしめてあげる 生まれたままの 無垢な心に返すため わたしをさがしにきて あなたを待ってる 遠い過去と未来が めぐりあう森で | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | どんな悲しみも ここでいやされる 星のふる夜の 泉にひたされ つかれた旅人には やすらぎの指環 眠れない子どもには 三日月のゆりかご たとえばあなたが かなわぬ恋をして 生きていくことが とてもつらいなら わたしをたずねてきて 時の棲む森の 遠い過去と未来が めぐりあう場所へ 最初のくちづけは 涙をかわすため けれどもそのあとはもう 妖しい闇の誘い あなたを迷わせる 小鳥に気をつけてね きっとたどりつけるはず 星座の地図をたどり どんな悲しみも ここでいやされる 星のふる夜の 泉にひたされ 傷ついた心を 抱きしめてあげる 生まれたままの 無垢な心に返すため わたしをさがしにきて あなたを待ってる 遠い過去と未来が めぐりあう森で |
ひとみの永遠明け方の窓に うつした青空 いつまでも ここにいたい いつまでも このままで わたしの 視線の 瞬間の 残像 瞬間の 永遠 忘れない 忘れない あなたを…… ふしぎな力が あなたとわたしを ひきよせて ひきはなして そしてまた この朝に わずかなひととき 言葉をかわして 手をふった 笑いながら 手をふった さよならと わたしの 視線の 瞬間の 残像 瞬間の 永遠 忘れない 忘れない あなたを…… | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 明け方の窓に うつした青空 いつまでも ここにいたい いつまでも このままで わたしの 視線の 瞬間の 残像 瞬間の 永遠 忘れない 忘れない あなたを…… ふしぎな力が あなたとわたしを ひきよせて ひきはなして そしてまた この朝に わずかなひととき 言葉をかわして 手をふった 笑いながら 手をふった さよならと わたしの 視線の 瞬間の 残像 瞬間の 永遠 忘れない 忘れない あなたを…… |
会いたくて会いたくて 会いたくて 夜の中 歩いて はずませた 白い息 きみの窓が見える 呼び出す口実なら いくらでも 思いつくけれど 顔を見た瞬間に きっと なんにも言えなくなる きみのこと知る前は ひとりで 生きることが好きだった 風よりも ぼくは自由だった 淋しいという気持ちを 初めてぼくは覚えた 歩いても 歩いても ぼくはもう風にはなれない 銀色のサカナたち ぼくはもう 帰れない 惑星のスピードで もう空を飛べない 一日きみのことだけ ぼくはただ 考えつづけてる 無限の空の果てまで ほら きみで うずめてしまったよ 会いたくて 会いたくて 夜の中 歩いて 会いたくて 会いたくて もう何も見えない ハルニレの並木道 木立ちの数をくり返し 数えても 数えても いつまでも ぼくはひとりきり 淋しいという気持ちを 初めてぼくは覚えた 歩いても 歩いても ぼくはもう風にはなれない | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 会いたくて 会いたくて 夜の中 歩いて はずませた 白い息 きみの窓が見える 呼び出す口実なら いくらでも 思いつくけれど 顔を見た瞬間に きっと なんにも言えなくなる きみのこと知る前は ひとりで 生きることが好きだった 風よりも ぼくは自由だった 淋しいという気持ちを 初めてぼくは覚えた 歩いても 歩いても ぼくはもう風にはなれない 銀色のサカナたち ぼくはもう 帰れない 惑星のスピードで もう空を飛べない 一日きみのことだけ ぼくはただ 考えつづけてる 無限の空の果てまで ほら きみで うずめてしまったよ 会いたくて 会いたくて 夜の中 歩いて 会いたくて 会いたくて もう何も見えない ハルニレの並木道 木立ちの数をくり返し 数えても 数えても いつまでも ぼくはひとりきり 淋しいという気持ちを 初めてぼくは覚えた 歩いても 歩いても ぼくはもう風にはなれない |
王国歪んだ王国に ぼくたちは住んでる 歪んだ鏡を守っている 歪んだ王国の歪んだ鏡に ぼくときみだけが まっすぐにうつる 広間にさしこむ 日射しの角度は 凍りついたように幾千年 動かない ほかに誰もいない ふたりだけの国で ヒスイの玉座に きみをそっとすわらせて やさしく きみの目に 目かくししてあげよう 白い首筋に キスをあげよう 歪んだ王国に ぼくたちは住んでる ほかに住めるところが ふたりにはない ここでだけ ガラスの美しい花が咲き 泉は歌い 風はまどろむ 広間の地下には 巨大な迷宮 ひとすじの光も 射さない闇の底 死者のざわめきと 身もだえ泣く声 錆びついた仮面と 砕かれた時計たち だけど きみは何も 知らないままでいい ふるえて お休み ぼくの腕の中で 翼ある鳥は 翼をもぎとれ 世界へと続く 通路をとざせ すべて そして ぼくたちは 王宮の床に 輝く偽りの歌を 刻みつけた 『きみを永遠に ぼくは愛しつづける きみだけを ぼくは愛しつづける』… | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 歪んだ王国に ぼくたちは住んでる 歪んだ鏡を守っている 歪んだ王国の歪んだ鏡に ぼくときみだけが まっすぐにうつる 広間にさしこむ 日射しの角度は 凍りついたように幾千年 動かない ほかに誰もいない ふたりだけの国で ヒスイの玉座に きみをそっとすわらせて やさしく きみの目に 目かくししてあげよう 白い首筋に キスをあげよう 歪んだ王国に ぼくたちは住んでる ほかに住めるところが ふたりにはない ここでだけ ガラスの美しい花が咲き 泉は歌い 風はまどろむ 広間の地下には 巨大な迷宮 ひとすじの光も 射さない闇の底 死者のざわめきと 身もだえ泣く声 錆びついた仮面と 砕かれた時計たち だけど きみは何も 知らないままでいい ふるえて お休み ぼくの腕の中で 翼ある鳥は 翼をもぎとれ 世界へと続く 通路をとざせ すべて そして ぼくたちは 王宮の床に 輝く偽りの歌を 刻みつけた 『きみを永遠に ぼくは愛しつづける きみだけを ぼくは愛しつづける』… |
ROLLING DOWN誰も手をひいてくれない だからもう足が動かない 呼んでみても母さんはいない あの日坂の下に残して来た 耳もとであまくささやく声は 「もうおやめ 登るのは」 それはまるで母さんの声 おまえはもう何も考えない おまえの ROLLING DOWN かなしい ROLLING DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く 街の中 ゆれる人波 ふらふらと歩く おまえは 足がとても とても細いので キレイだけど 長くは歩けないの 耳もとで あまくささやく声は 「もういいよ お休みよ」 ぼくが昔 熱を出した時 ねかしつけてくれた やさしい声が おまえの ROLLING DOWN DOWN DOWN たのしい ROLLING DOWN DOWN DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く このままでいれば そのうちに 暖かな胸にもどれる 坂の下で母さんはいつも ぼくを抱きとめようと 待っている おまえの ROLLING DOWN DOWN DOWN 夢見る ROLLING DOWN DOWN DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く 奈落の底で 手をひろげ むかえる そいつは 母さんじゃない! おまえを呑みこむ 白い蛇 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 誰も手をひいてくれない だからもう足が動かない 呼んでみても母さんはいない あの日坂の下に残して来た 耳もとであまくささやく声は 「もうおやめ 登るのは」 それはまるで母さんの声 おまえはもう何も考えない おまえの ROLLING DOWN かなしい ROLLING DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く 街の中 ゆれる人波 ふらふらと歩く おまえは 足がとても とても細いので キレイだけど 長くは歩けないの 耳もとで あまくささやく声は 「もういいよ お休みよ」 ぼくが昔 熱を出した時 ねかしつけてくれた やさしい声が おまえの ROLLING DOWN DOWN DOWN たのしい ROLLING DOWN DOWN DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く このままでいれば そのうちに 暖かな胸にもどれる 坂の下で母さんはいつも ぼくを抱きとめようと 待っている おまえの ROLLING DOWN DOWN DOWN 夢見る ROLLING DOWN DOWN DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く 奈落の底で 手をひろげ むかえる そいつは 母さんじゃない! おまえを呑みこむ 白い蛇 |
時の少女時の少女が 心をのせて 黄金の舟で 川を下る 時の少女は 目も鼻も口もない まっしろな顔で にたりと笑う <悪いけど 思い出もらった あきらめておくれ このまま 流れて 夢にも帰らない海の彼方> 時の少女が あの人のせて あやつる櫂の 黄金の雫 あたしの手の中 握りしめてた ダイヤが 突然 石に変わる <悪いけど この人もらった あきらめておくれ あたしの腕の中で やさしくやさしく死なせてやるよ> 時の少女の 黄金の川は あたしの目の中 流れて行くよ いろんな人の 泣き顔 笑い顔 波間に キラリとあらわれ 消える <人になんかつかまってもムダさ 流れて行くだけ あんたは ひとりさ あたしが愛してあげるよ今夜は> | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 時の少女が 心をのせて 黄金の舟で 川を下る 時の少女は 目も鼻も口もない まっしろな顔で にたりと笑う <悪いけど 思い出もらった あきらめておくれ このまま 流れて 夢にも帰らない海の彼方> 時の少女が あの人のせて あやつる櫂の 黄金の雫 あたしの手の中 握りしめてた ダイヤが 突然 石に変わる <悪いけど この人もらった あきらめておくれ あたしの腕の中で やさしくやさしく死なせてやるよ> 時の少女の 黄金の川は あたしの目の中 流れて行くよ いろんな人の 泣き顔 笑い顔 波間に キラリとあらわれ 消える <人になんかつかまってもムダさ 流れて行くだけ あんたは ひとりさ あたしが愛してあげるよ今夜は> |
パジャマの樹目が醒めて横見ると きみがいる ねえ どうしたの きみは遠くの街にいるはず きみは寝ぼけ顔で こう言った 「だってここは夢の中だもの」 そういえば この部屋はおかしいね きみの部屋とぼくの部屋が まざりあってる いつか見た映画のサーカスが 引き出しに象を 隠してるよ 急いで逃げなくちゃ 悪いサーカスがきみを ずっとさっきからきみを 狙ってるよ さあ逃げよう さあ急いで! でもアアきみは羽枕 抱きしめて 片方 靴下をはきかけたまま うとうとしてる ダメだよ これ以上待てないよ ハミガキしながら ついておいで ねえきみ アタマからシャボン玉を出して パジャマの樹にもたれて ほんとにきみはナマケモノなんだね そんなに眠るととけちゃうよ ねえダメだよ 起きておくれ きみはおぼつかない 足取りで フラフラと ぼくに手をとられて 道はただまっすぐに つづいてる それは思わずタメイキが出るほどまっすぐで この世のものとも 思われない 翼をひろげてる 地平線 ほら きみのダイスキなパジャマの樹 その嬉しそうなきみの笑顔 逢いたかったよ ぼくのきみは 誰もよごせない おろしたての 白いシャツみたい | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斉藤ネコ | 目が醒めて横見ると きみがいる ねえ どうしたの きみは遠くの街にいるはず きみは寝ぼけ顔で こう言った 「だってここは夢の中だもの」 そういえば この部屋はおかしいね きみの部屋とぼくの部屋が まざりあってる いつか見た映画のサーカスが 引き出しに象を 隠してるよ 急いで逃げなくちゃ 悪いサーカスがきみを ずっとさっきからきみを 狙ってるよ さあ逃げよう さあ急いで! でもアアきみは羽枕 抱きしめて 片方 靴下をはきかけたまま うとうとしてる ダメだよ これ以上待てないよ ハミガキしながら ついておいで ねえきみ アタマからシャボン玉を出して パジャマの樹にもたれて ほんとにきみはナマケモノなんだね そんなに眠るととけちゃうよ ねえダメだよ 起きておくれ きみはおぼつかない 足取りで フラフラと ぼくに手をとられて 道はただまっすぐに つづいてる それは思わずタメイキが出るほどまっすぐで この世のものとも 思われない 翼をひろげてる 地平線 ほら きみのダイスキなパジャマの樹 その嬉しそうなきみの笑顔 逢いたかったよ ぼくのきみは 誰もよごせない おろしたての 白いシャツみたい |
わたしを殺さないで愛してくれないまま わたしを殺さないで 彼女を思いながら わたしを殺さないで 青白い月影 さしこむ夜の部屋で わたしの呼吸は ほとんど消えかけてる あなたが触れれば それだけできっと とまってしまうほど危うい 微かな鼓動 わたしはわたしじゃない 恋したあの時から わたしはわたしじゃない 見知らぬ弱い獣 これは誰? わたしをわたしに つなぎとめてた糸が こんなにたやすく ほどけてしまうなんて 自分を投げ出す自分を見ている どうにもできずに あなたの目の中 踊る あなたを憎んでいる 世界中の誰よりも あなたを憎んでいる いとおしいその横顔 やさしい言葉とほほえみの牢獄に わたしを閉じこめ あなたはふり返らない どんなに呼んでも どんなに思っても 世界が消えても わたしが死んでも きっと 愛してくれないまま わたしを殺さないで 彼女を思いながら わたしを殺さないで 愛して | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斉藤ネコ | 愛してくれないまま わたしを殺さないで 彼女を思いながら わたしを殺さないで 青白い月影 さしこむ夜の部屋で わたしの呼吸は ほとんど消えかけてる あなたが触れれば それだけできっと とまってしまうほど危うい 微かな鼓動 わたしはわたしじゃない 恋したあの時から わたしはわたしじゃない 見知らぬ弱い獣 これは誰? わたしをわたしに つなぎとめてた糸が こんなにたやすく ほどけてしまうなんて 自分を投げ出す自分を見ている どうにもできずに あなたの目の中 踊る あなたを憎んでいる 世界中の誰よりも あなたを憎んでいる いとおしいその横顔 やさしい言葉とほほえみの牢獄に わたしを閉じこめ あなたはふり返らない どんなに呼んでも どんなに思っても 世界が消えても わたしが死んでも きっと 愛してくれないまま わたしを殺さないで 彼女を思いながら わたしを殺さないで 愛して |
COTTON COLORel a ty ria fairytale cotton os di as eer tel ttil di a my rre merry maid cotton os di as go del ttil e vol fog nos sre vol fog nos ya dll ag nis anna wi ho ti so te vol peel so te vol e nim fo e vol as i ti el a ty ria fairytale cotton os di as rae bel ttil di a my rre merry maid cotton os di as noom rev lis 誰か教えている 世界の色を いくら数えても 数えきれない色と光 el a ty ria fairytale cotton os di as rae bel ttil di a my rre merry maid cotton os di as noom rev lis 春 夏 少年は世界をかけめぐり (syo bel ttil yn am del lik reh to mym) 秋 冬 季節の光を食べて笑っている (re hyb de red rum saw ios lad na) el a ty ria fairytale cotton os di as daeh dae dym di a my rre merry maid cotton os di as sllab ey eym | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | el a ty ria fairytale cotton os di as eer tel ttil di a my rre merry maid cotton os di as go del ttil e vol fog nos sre vol fog nos ya dll ag nis anna wi ho ti so te vol peel so te vol e nim fo e vol as i ti el a ty ria fairytale cotton os di as rae bel ttil di a my rre merry maid cotton os di as noom rev lis 誰か教えている 世界の色を いくら数えても 数えきれない色と光 el a ty ria fairytale cotton os di as rae bel ttil di a my rre merry maid cotton os di as noom rev lis 春 夏 少年は世界をかけめぐり (syo bel ttil yn am del lik reh to mym) 秋 冬 季節の光を食べて笑っている (re hyb de red rum saw ios lad na) el a ty ria fairytale cotton os di as daeh dae dym di a my rre merry maid cotton os di as sllab ey eym |
ボクハ・キミガ・スキスキという気持ちはただのワガママ だからそうさ 誰にも知られないように 何もないふりして きみと話してる 言葉と笑顔で 嘘を重ねてる トモダチとトモダチと呪文のように 繰り返す ひとりの夜更けの部屋の中 そんな言葉には 何の力もなく 言えないひとことが 部屋を埋めつくす ボクハキミガスキ なにも手につかなくて きみの住んでる 街の中 ひとりでうろつき歩いた 百年歩いても きみには逢えない 見知らぬ人たちで 街は樹海になる ぼくはもう 目の前のビルのネオンの あの赤い模様になってしまいたい どんなに願っても きみには逢えない こうして今ぼくが生きていることさえ きみにとっては たいした意味がない ボクハキミガスキ きみときみのコイビトが笑って手をふる ぼくも手をふり返しそのまま駆けだして 後ろも見ないで家に帰るふりで 路地裏の壁に背中をぶつけてる ぼくはまるでポケットにおしこめられた 鳩のように身動きもできず もがいてる 誰にも言えない きみにも言えない きみは気づかない ずっと気づかない たとえ気づいてもどうしようもない ボクハキミガスキ ボクハキミガスキ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | スキという気持ちはただのワガママ だからそうさ 誰にも知られないように 何もないふりして きみと話してる 言葉と笑顔で 嘘を重ねてる トモダチとトモダチと呪文のように 繰り返す ひとりの夜更けの部屋の中 そんな言葉には 何の力もなく 言えないひとことが 部屋を埋めつくす ボクハキミガスキ なにも手につかなくて きみの住んでる 街の中 ひとりでうろつき歩いた 百年歩いても きみには逢えない 見知らぬ人たちで 街は樹海になる ぼくはもう 目の前のビルのネオンの あの赤い模様になってしまいたい どんなに願っても きみには逢えない こうして今ぼくが生きていることさえ きみにとっては たいした意味がない ボクハキミガスキ きみときみのコイビトが笑って手をふる ぼくも手をふり返しそのまま駆けだして 後ろも見ないで家に帰るふりで 路地裏の壁に背中をぶつけてる ぼくはまるでポケットにおしこめられた 鳩のように身動きもできず もがいてる 誰にも言えない きみにも言えない きみは気づかない ずっと気づかない たとえ気づいてもどうしようもない ボクハキミガスキ ボクハキミガスキ |
約束あなたにあうために わたしはうまれた 星の舟にみちびかれ ここまできた ふたつの魂が 呼びあうように そしてふたり この場所でめぐりあった わたしの人生が あなたにつづいてる それは遠い過去からの 約束なの ずっと夢みていた はなれていても 風の中に聴こえてた あなたの声 きつく抱きしめたら 炎になりそうな 胸の想い こんなにも愛している 明日をおそれないで 愛におびえないで どんな悲しい運命も 変えてみせる わたしの人生が あなたにつづいてる それは遠い過去からの 約束なの それは遠い過去からの 約束なの | 谷山浩子 | 谷山浩子 | いしいめぐみ | 石井AQ・谷山浩子 | あなたにあうために わたしはうまれた 星の舟にみちびかれ ここまできた ふたつの魂が 呼びあうように そしてふたり この場所でめぐりあった わたしの人生が あなたにつづいてる それは遠い過去からの 約束なの ずっと夢みていた はなれていても 風の中に聴こえてた あなたの声 きつく抱きしめたら 炎になりそうな 胸の想い こんなにも愛している 明日をおそれないで 愛におびえないで どんな悲しい運命も 変えてみせる わたしの人生が あなたにつづいてる それは遠い過去からの 約束なの それは遠い過去からの 約束なの |
催眠レインコートこんな悲しい時 とてもじゃないけど 暖かなベッドの中では眠れない 真夜中に起き出して 眠れる場所をさがしまわり 家中をうろついた バスルーム キッチン 本棚の陰 玄関 タンスの中 でもこんな悲しい時 とてもじゃないけど 静けさのとばりの中では眠れない 何もかも乾いてる 冷たい夢に乾ききってる 青ざめた月の窓 開いて 空を見上げて 空に ねえ お願いだから雨を降らせて すました顔して わたしを見ていないで 間の抜けた子守唄 聴かせてくれるヒマがあるなら 屋根を打つどしゃ降りの 激しい雨の音を聴かせて AH! それはとても信じられない 殺人的な前代未聞のどしゃ降り もう誰も何も考えられない 誰も何も感じられない 思い出せない 催眠レインコート 催眠レインコート ほしいのは眠りだけ 心は要らない 濡れて重いから 催眠レインコート 催眠レインコート 包まれて 眠る こんな悲しい時 とてもじゃないけど 穏やかなシトシト雨では 眠れない どしゃ降りの雨よ降れ わたしの屋根は崩れ落ちて どしゃ降りの雨よ降れ わたしの家は沈んでいく 坂道の急流を 流され消える魚の群れ 揺らぐライト あえぐクラクション 夜更けの街は滝壷のよう ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | こんな悲しい時 とてもじゃないけど 暖かなベッドの中では眠れない 真夜中に起き出して 眠れる場所をさがしまわり 家中をうろついた バスルーム キッチン 本棚の陰 玄関 タンスの中 でもこんな悲しい時 とてもじゃないけど 静けさのとばりの中では眠れない 何もかも乾いてる 冷たい夢に乾ききってる 青ざめた月の窓 開いて 空を見上げて 空に ねえ お願いだから雨を降らせて すました顔して わたしを見ていないで 間の抜けた子守唄 聴かせてくれるヒマがあるなら 屋根を打つどしゃ降りの 激しい雨の音を聴かせて AH! それはとても信じられない 殺人的な前代未聞のどしゃ降り もう誰も何も考えられない 誰も何も感じられない 思い出せない 催眠レインコート 催眠レインコート ほしいのは眠りだけ 心は要らない 濡れて重いから 催眠レインコート 催眠レインコート 包まれて 眠る こんな悲しい時 とてもじゃないけど 穏やかなシトシト雨では 眠れない どしゃ降りの雨よ降れ わたしの屋根は崩れ落ちて どしゃ降りの雨よ降れ わたしの家は沈んでいく 坂道の急流を 流され消える魚の群れ 揺らぐライト あえぐクラクション 夜更けの街は滝壷のよう ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない |
心だけそばにいる~HERE IN MY HEART~誰にもいわないで たとえば風にふるえる ふたつのBELL 響きあうように どんなに遠くはなれても わたしの心はあなたと響きあってる 心配なんてしなくていい ほかのだれと笑っていても 心はあなたをみつめて いつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart 幸せだけをあげたい いつもあなた 笑っていてほしい 泣きたいくらい願ってる くじけそうな時 わたしを思い出してね わたしのすべてとひきかえても 守ってあげる あなたの夢 逢えない時も心だけ いつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart そしていつかきっと…… たとえば鏡の中に 遠い街を映しだすように 信じていてね 心だけいつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart | 谷山浩子 | 谷山浩子 | いしいめぐみ | 斉藤ネコ | 誰にもいわないで たとえば風にふるえる ふたつのBELL 響きあうように どんなに遠くはなれても わたしの心はあなたと響きあってる 心配なんてしなくていい ほかのだれと笑っていても 心はあなたをみつめて いつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart 幸せだけをあげたい いつもあなた 笑っていてほしい 泣きたいくらい願ってる くじけそうな時 わたしを思い出してね わたしのすべてとひきかえても 守ってあげる あなたの夢 逢えない時も心だけ いつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart そしていつかきっと…… たとえば鏡の中に 遠い街を映しだすように 信じていてね 心だけいつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart |
手品師の心臓さあカードを裏返すよ よく見てごらん 裏返すよ 手品師はそう言ったきり カードを持つ手をとめてる カードの裏に何があるのか 息をつめてみつめる子供 カードの裏の恐るべきからくりが ゼンマイ仕掛けで地球をこわすのか? 違う! 違う! さあカードを裏返すよ 今度こそは本当に 手品師は長い指を翻した 目にもとまらない早業 カードの裏に貼りついている それは何だ? 息をしている 赤くて黒い ヌメヌメと柔らかい 知らない星の生き物のよう 違う! 違う! それは彼の心臓 手品師は言った これはきみのもの ぼくの命 きみにあげる 指先でそっと 触れてごらんほら こわくないよ 抱いてごらん 抱いたら次は 口に入れてみて きっときみは 夢中になる からくりはそこだ それが彼の罠 だけど子供は何も気づかない さあもうきみは逃げられない このぼくの心臓から 手品師はそうつぶやいて 突然すべての動きを止めた ゼンマイが切れ 動かない手品師が 転がる床に 矢印がある お帰りはこちら 指し示す方向に 出口のドアがない 壁だけがある ここは ここは 逃げていった彼の夢の迷路の中 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | さあカードを裏返すよ よく見てごらん 裏返すよ 手品師はそう言ったきり カードを持つ手をとめてる カードの裏に何があるのか 息をつめてみつめる子供 カードの裏の恐るべきからくりが ゼンマイ仕掛けで地球をこわすのか? 違う! 違う! さあカードを裏返すよ 今度こそは本当に 手品師は長い指を翻した 目にもとまらない早業 カードの裏に貼りついている それは何だ? 息をしている 赤くて黒い ヌメヌメと柔らかい 知らない星の生き物のよう 違う! 違う! それは彼の心臓 手品師は言った これはきみのもの ぼくの命 きみにあげる 指先でそっと 触れてごらんほら こわくないよ 抱いてごらん 抱いたら次は 口に入れてみて きっときみは 夢中になる からくりはそこだ それが彼の罠 だけど子供は何も気づかない さあもうきみは逃げられない このぼくの心臓から 手品師はそうつぶやいて 突然すべての動きを止めた ゼンマイが切れ 動かない手品師が 転がる床に 矢印がある お帰りはこちら 指し示す方向に 出口のドアがない 壁だけがある ここは ここは 逃げていった彼の夢の迷路の中 |
不眠の力恋する人は眠れない 恋する人は眠れない 真夜中に 天井をとおして星を見る 星はわたしの瞳の レンズに降りてくる それは世にも恐ろしい 星座のかたち それは世にも恐ろしい 殺戮の暗号 恋する人は眠れない 恋する人は眠れない 明け方に彼の家のまわり 5キロ四方 いちめんの砂漠になる 人は死に絶える 鳥も獣も魚も 水も緑も 干涸びて崩れ落ちる 砂はサラサラと そして砂漠はさらに ひろがりつづける 消える街 渇れる海 やがて彼の美しい 死骸の上に 自由になった わたしの心がかがみこむ 一度だけのくちづけの 夢をかなえるため すべては死んだ わたしのすべては死に絶えた 誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり砂漠は どこまでもひろがる 誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり世界は やがて廃墟になる たとえ宇宙を滅ぼす力を手にしても あなたにとどかない 想いはとどかない 大きく開いたままの目に 星座は焦げつき 瞳の黒いガラスが 静かにひび割れる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 恋する人は眠れない 恋する人は眠れない 真夜中に 天井をとおして星を見る 星はわたしの瞳の レンズに降りてくる それは世にも恐ろしい 星座のかたち それは世にも恐ろしい 殺戮の暗号 恋する人は眠れない 恋する人は眠れない 明け方に彼の家のまわり 5キロ四方 いちめんの砂漠になる 人は死に絶える 鳥も獣も魚も 水も緑も 干涸びて崩れ落ちる 砂はサラサラと そして砂漠はさらに ひろがりつづける 消える街 渇れる海 やがて彼の美しい 死骸の上に 自由になった わたしの心がかがみこむ 一度だけのくちづけの 夢をかなえるため すべては死んだ わたしのすべては死に絶えた 誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり砂漠は どこまでもひろがる 誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり世界は やがて廃墟になる たとえ宇宙を滅ぼす力を手にしても あなたにとどかない 想いはとどかない 大きく開いたままの目に 星座は焦げつき 瞳の黒いガラスが 静かにひび割れる |