黄昏

谷山浩子

黄昏

作詞:宮崎吾朗
作曲:谷山浩子
発売日:2008/09/10
この曲の表示回数:18,232回

黄昏
通りを行きかう 人影もなく
路地裏に響く 呼び声もない
焚かれることない 凍えた炉辺
閉ざされたままの 小さな扉

歴史を刻んだ 石の壁も
今は色あせ 形をなくし
草に覆われた 石畳には
砂埃だけが 遊んでいる

みんなはどこへ 行ったのだろう
私が愛した あの人たちは
色のあせていく たそがれの中
私は一人 涙する

ひろがる田畑に 種は撒かれず
名前を知らない 草が茂る
営みの跡を 草木が隠し
実りの記憶も 遠くになった

繕い続けても ほつれていく
輝きの消えた 私の世界
行く手を照らす 灯りもなしに
それでも歩みは 止められぬ

これからどこへ 行くのだろう
私の愛する あの人たちは
色のあせていく たそがれの中
私は一人 立ち尽くす

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