ひとり歩き彼と別れて来たとこなのよ そんな風じゃないでしょう 泣いてもいないし くやんでもいない いつもの私に見えるでしょう 悲しい時には 悲しみと 仲良く出来る私なの ちょっとそこまで でかけて来ます 港のあの街 歩きたい 誰がこわした訳でもないの 風が消した恋だから 恨みもしないし 困らせもしない もともと一人の私たち 悲しい時には 悲しみと お話したい私なの ちょっとそこまで でかけて来ます 港の灯りを見ていたい 彼を今でも愛しているわ それは嘘じゃないけれど すがりもしないし 追いかけもしない いつかはわかると思うから 悲しい時には 悲しみを 大事にしたい私なの ちょっとそこまで出かけて来ます 港の風に吹かれたい 港の風に吹かれたい | 小柳ルミ子 | なかにし礼 | さかうえけんいち | | 彼と別れて来たとこなのよ そんな風じゃないでしょう 泣いてもいないし くやんでもいない いつもの私に見えるでしょう 悲しい時には 悲しみと 仲良く出来る私なの ちょっとそこまで でかけて来ます 港のあの街 歩きたい 誰がこわした訳でもないの 風が消した恋だから 恨みもしないし 困らせもしない もともと一人の私たち 悲しい時には 悲しみと お話したい私なの ちょっとそこまで でかけて来ます 港の灯りを見ていたい 彼を今でも愛しているわ それは嘘じゃないけれど すがりもしないし 追いかけもしない いつかはわかると思うから 悲しい時には 悲しみを 大事にしたい私なの ちょっとそこまで出かけて来ます 港の風に吹かれたい 港の風に吹かれたい |
青林檎どうして、あたし人前で泣けない あんたの前で泣かなきゃ意味がない いつだったか肩が寒い夜には 照れて黙って寄り添ってたのに 「ごめんね」 その数だけ、青林檎 玄関のノブにひっかけて帰るなんて淋しい ぜんぜんぜんぜん 今夜あたし ぜんぜんぜんぜん ひとりぼっち ぜんぜん かまわないわ ぜんぜん 急にピンポンして して 奪って どうして、みんな人前で泣けるの 誰かさん意識して泣いてないの? だってなんだか 哀しいなんて気持ち 人様にひけらかすもんじゃなし 「意地悪…」 その数だけ、青林檎 齧って終わった恋の味を確かめているのよ ぜんぜんぜんぜん どの男も ぜんぜんぜんぜん 同じみたい ぜんぜん 分からないわ ぜんぜん 終われないじゃない じゃない やめて あたしの一番好きな果物 あんた知ってて優しいんだか気が利かないのよ ぜんぜんぜんぜん 甘くないわ ぜんぜんぜんぜん 今はまだ ぜんぜん 苦しいけど ぜんぜん へっちゃらだと笑い飛ばしてみせるわ | 小柳ルミ子 | 一青窈 | 平尾昌晃 | 若草恵 | どうして、あたし人前で泣けない あんたの前で泣かなきゃ意味がない いつだったか肩が寒い夜には 照れて黙って寄り添ってたのに 「ごめんね」 その数だけ、青林檎 玄関のノブにひっかけて帰るなんて淋しい ぜんぜんぜんぜん 今夜あたし ぜんぜんぜんぜん ひとりぼっち ぜんぜん かまわないわ ぜんぜん 急にピンポンして して 奪って どうして、みんな人前で泣けるの 誰かさん意識して泣いてないの? だってなんだか 哀しいなんて気持ち 人様にひけらかすもんじゃなし 「意地悪…」 その数だけ、青林檎 齧って終わった恋の味を確かめているのよ ぜんぜんぜんぜん どの男も ぜんぜんぜんぜん 同じみたい ぜんぜん 分からないわ ぜんぜん 終われないじゃない じゃない やめて あたしの一番好きな果物 あんた知ってて優しいんだか気が利かないのよ ぜんぜんぜんぜん 甘くないわ ぜんぜんぜんぜん 今はまだ ぜんぜん 苦しいけど ぜんぜん へっちゃらだと笑い飛ばしてみせるわ |
スペインの雨時がたてば忘れられると誰もいう 胸の傷に時間だけが薬だと 一人旅は北をまわってヨーロッパ パリに三日そして今はマドリード ポツリポツリ やがて白く 舗道を叩いて雨が降る しぶきによろめくハイヒール 私を迎えたスペインの雨 お前だけといったあなたはもういない 遠い遠い過去の人になって行く 赤い酒を喉に流せば眠られる 夢も見ずに眠ることも久しぶり 二日三日 そして四日 古城をつつんで雨が降る 露地からきこえるフラメンコ 私にやさしいスペインの雨 ポツリポツリ やがて白く 舗道を叩いて雨が降る しぶきによろめくハイヒール 私を迎えたスペインの雨 | 小柳ルミ子 | 阿久悠 | 大野克夫 | | 時がたてば忘れられると誰もいう 胸の傷に時間だけが薬だと 一人旅は北をまわってヨーロッパ パリに三日そして今はマドリード ポツリポツリ やがて白く 舗道を叩いて雨が降る しぶきによろめくハイヒール 私を迎えたスペインの雨 お前だけといったあなたはもういない 遠い遠い過去の人になって行く 赤い酒を喉に流せば眠られる 夢も見ずに眠ることも久しぶり 二日三日 そして四日 古城をつつんで雨が降る 露地からきこえるフラメンコ 私にやさしいスペインの雨 ポツリポツリ やがて白く 舗道を叩いて雨が降る しぶきによろめくハイヒール 私を迎えたスペインの雨 |
愛のせいで…愛のせいでいいじゃない 明日(あす)は好きな誰かを抱きなさい 愛してくれて 今日までありがとう 忘れてあげる 私なら平気よ だからもう謝らないで どんなに固く誓い合っていても 心などあてにならないの 男と女は 所詮はおあいこね どっちが悪いなんて 今さら言わないで 愛のせいでいいじゃない ぜんぶ笑い話でいいじゃない 背中を向けたら 真っ赤っかの他人 愛のせいでいいじゃない あなた 好きなところへ行きなさい 悲しみくらい ひとりで背負えるわ 微笑んでいて せめて最後だけは 言い訳は聞きたくないの 一晩寝たら もとの私のまま 寂しさも軽くあしらえる 男を見る目は案外悪くない だってあなたのそばで幸せだったから 愛のせいでいいじゃない 夢を見たと思えばいいじゃない 夕陽がふたりを 真っ赤っかに染めて 愛のせいでいいじゃない 明日は好きな誰かを抱きなさい 愛してくれて 今日までありがとう 愛のせいでいいじゃない ぜんぶ笑い話でいいじゃない 背中を向けたら 真っ赤っかの他人 愛のせいでいいじゃない あなた 好きなところへ行きなさい 悲しみくらい ひとりで背負えるわ | 小柳ルミ子 | 及川眠子 | 中崎英也 | 中崎英也 | 愛のせいでいいじゃない 明日(あす)は好きな誰かを抱きなさい 愛してくれて 今日までありがとう 忘れてあげる 私なら平気よ だからもう謝らないで どんなに固く誓い合っていても 心などあてにならないの 男と女は 所詮はおあいこね どっちが悪いなんて 今さら言わないで 愛のせいでいいじゃない ぜんぶ笑い話でいいじゃない 背中を向けたら 真っ赤っかの他人 愛のせいでいいじゃない あなた 好きなところへ行きなさい 悲しみくらい ひとりで背負えるわ 微笑んでいて せめて最後だけは 言い訳は聞きたくないの 一晩寝たら もとの私のまま 寂しさも軽くあしらえる 男を見る目は案外悪くない だってあなたのそばで幸せだったから 愛のせいでいいじゃない 夢を見たと思えばいいじゃない 夕陽がふたりを 真っ赤っかに染めて 愛のせいでいいじゃない 明日は好きな誰かを抱きなさい 愛してくれて 今日までありがとう 愛のせいでいいじゃない ぜんぶ笑い話でいいじゃない 背中を向けたら 真っ赤っかの他人 愛のせいでいいじゃない あなた 好きなところへ行きなさい 悲しみくらい ひとりで背負えるわ |
いい気になるなよあたしが流した 涙も知らず やわな女と 住みついて いい男を演じる その素振り あんたの裸も忘れたよ いい気になるなよ 逃げるなよ いい気になるなよ 男だろ 二人暮らした 砂の城でも 一緒に夢見た人だもの ふがいない男でも ほれていた 求めず尽したこの心 バカな女の生き方を ジゴロみたいにもて遊び あんたもたいした男だね いい気になるなよ 逃げるなよ いい気になるなよ 男だろ 女を酔わす 甘い言葉を 信じた自分が 悲しいね ふがいない女だと 笑ってよ いい気になるなよ 逃げるなよ いい気になるなよ 男だろ 二人暮らした 砂の城でも 一緒に夢見た人だもの ふがいない男でも ほれていた | 小柳ルミ子 | 小柳ルミ子 | 杉本真人 | 矢野立美 | あたしが流した 涙も知らず やわな女と 住みついて いい男を演じる その素振り あんたの裸も忘れたよ いい気になるなよ 逃げるなよ いい気になるなよ 男だろ 二人暮らした 砂の城でも 一緒に夢見た人だもの ふがいない男でも ほれていた 求めず尽したこの心 バカな女の生き方を ジゴロみたいにもて遊び あんたもたいした男だね いい気になるなよ 逃げるなよ いい気になるなよ 男だろ 女を酔わす 甘い言葉を 信じた自分が 悲しいね ふがいない女だと 笑ってよ いい気になるなよ 逃げるなよ いい気になるなよ 男だろ 二人暮らした 砂の城でも 一緒に夢見た人だもの ふがいない男でも ほれていた |
だから京都燃えて一途な はかない花が 風にもつれて 舞い上がる 咲いて十日の短い命 乱れ散るならそれもいい だから京都 抱きしめていて だから京都 せつないくらい 焦がれるほどに 女は女 愛を幾つも選べない 赤い口紅 似合う女は 恋が実ると云うけれど はがゆい思い かみしめながら 想い出ばかり 並べてる だから京都 引き留めていて だから京都 私のそばに 許されるなら 叶うものなら 夢の中まで ついていく だから京都 あの日のように だから京都 心酔わせて 許されるなら 叶うものなら 夢の続きを 見たいから | 小柳ルミ子 | たきのえいじ | 平尾昌晃 | | 燃えて一途な はかない花が 風にもつれて 舞い上がる 咲いて十日の短い命 乱れ散るならそれもいい だから京都 抱きしめていて だから京都 せつないくらい 焦がれるほどに 女は女 愛を幾つも選べない 赤い口紅 似合う女は 恋が実ると云うけれど はがゆい思い かみしめながら 想い出ばかり 並べてる だから京都 引き留めていて だから京都 私のそばに 許されるなら 叶うものなら 夢の中まで ついていく だから京都 あの日のように だから京都 心酔わせて 許されるなら 叶うものなら 夢の続きを 見たいから |
夾竹桃は赤い花夾竹桃の 花が咲く ふるさとには 家もなく さまよい行けば 町かどに 友だちの笑顔 陽にやけて ちっとも変らない 大きな手で 握手して 昨日別れた人のよう なつかしくて すがりついた 夾竹桃は 友だちの 清い愛が 花言葉 恋の辛さを 捨てに来て また恋をしそう 私たちなんにも 云わないで 陽射しのなか 歩いてる この道どこへつづくのか ふるさとさえ 旅の空よ 陽にやけて ちっとも変らない 大きな手で 握手して 昨日別れた人のよう なつかしくて すがりついた この道どこへつづくのか ふるさとさえ 旅の空よ | 小柳ルミ子 | 岩谷時子 | 宮川泰 | | 夾竹桃の 花が咲く ふるさとには 家もなく さまよい行けば 町かどに 友だちの笑顔 陽にやけて ちっとも変らない 大きな手で 握手して 昨日別れた人のよう なつかしくて すがりついた 夾竹桃は 友だちの 清い愛が 花言葉 恋の辛さを 捨てに来て また恋をしそう 私たちなんにも 云わないで 陽射しのなか 歩いてる この道どこへつづくのか ふるさとさえ 旅の空よ 陽にやけて ちっとも変らない 大きな手で 握手して 昨日別れた人のよう なつかしくて すがりついた この道どこへつづくのか ふるさとさえ 旅の空よ |
恋ごころせせらぐ流れに ひと足早い秋 気持ちはうれしいけれど 私は残ります 生まれたこの街 見捨ててゆけないの 愛したあなたは旅人 ここが別れ道 ああ それでも 待っています 川面にゆらいだ 宵待草 この橋は 戻り橋 流れゆく ああ 恋心 川面に消えゆく 夕日は茜色 ついてはゆけないせつなさ ひとりかみしめる 季節がめぐれば もいちど逢えるさと あなたの その手のぬくもり きっと忘れない ああ あなたは きっと帰る まぶしい季節の 恋の名残り いとしさも せつなさも ひとすじに ああ 恋心 ああ それでも 待っています 川面にゆらいだ 宵待草 この橋は 戻り橋 流れゆく ああ 恋心 | 小柳ルミ子 | 竜真知子 | 井上堯之 | | せせらぐ流れに ひと足早い秋 気持ちはうれしいけれど 私は残ります 生まれたこの街 見捨ててゆけないの 愛したあなたは旅人 ここが別れ道 ああ それでも 待っています 川面にゆらいだ 宵待草 この橋は 戻り橋 流れゆく ああ 恋心 川面に消えゆく 夕日は茜色 ついてはゆけないせつなさ ひとりかみしめる 季節がめぐれば もいちど逢えるさと あなたの その手のぬくもり きっと忘れない ああ あなたは きっと帰る まぶしい季節の 恋の名残り いとしさも せつなさも ひとすじに ああ 恋心 ああ それでも 待っています 川面にゆらいだ 宵待草 この橋は 戻り橋 流れゆく ああ 恋心 |
千年の恋二度と会わない そう決めたのに 胸のほくろが もう寒い 夏の終わりの 鎌倉山 ひとり 坂道 蝉時雨 たった一日 逢えないだけで 千年 恋しい 正しくたって 間違いだって 貴方と二人 ふたりなら…最愛 悔やんでないと 打ち明けて 辛いのと 困らせた 遠い昔 出逢ったような 瞳 黄昏 切り通し いっそ一秒 憎めるのなら 楽になれるのに 焦がれて揺れて 満ちてこぼれて 貴方と二人 戻れない…恋です いっそ一秒 憎めるのなら 楽になれるのに たった一日 逢えないだけで 千年 恋しい 正しくたって 間違いだって 貴方と二人 ふたりなら…最愛 | 小柳ルミ子 | 渡辺なつみ | 小坂恭子 | | 二度と会わない そう決めたのに 胸のほくろが もう寒い 夏の終わりの 鎌倉山 ひとり 坂道 蝉時雨 たった一日 逢えないだけで 千年 恋しい 正しくたって 間違いだって 貴方と二人 ふたりなら…最愛 悔やんでないと 打ち明けて 辛いのと 困らせた 遠い昔 出逢ったような 瞳 黄昏 切り通し いっそ一秒 憎めるのなら 楽になれるのに 焦がれて揺れて 満ちてこぼれて 貴方と二人 戻れない…恋です いっそ一秒 憎めるのなら 楽になれるのに たった一日 逢えないだけで 千年 恋しい 正しくたって 間違いだって 貴方と二人 ふたりなら…最愛 |
螢火何千何万の螢火(ほたるび)の海が あなたの魂を迎えにゆきます ああ 答えて下さい やさしい人と もう一度生きてもいいですか あなたの想い出抱きしめて 生きる覚悟でいたけれど 哀しいほどに女は知らず知らず 愛にひそかに魅かれてゆきます 手をのばせばそこにぬくもりが 涙ぐめば よりかかる胸が どうしても どうしても どうしても 欲しくなります 何千何万の螢火の海が あなたの魂を迎えにゆきます ああ 目を閉じながら 光に濡れて お別れにあなたに抱かれます 命をふるわせ燃えつきる 夫婦螢の情熱が まぶしいほどに私に強く強く 愛の姿を教えてくれます もう空へと夢を追うよりも 燃えていたい 初めてのように いつでも いつでも いつでも 涙ながして 何千何万の螢火の海が あなたの魂を送ってゆきたい ああ 答えて下さい やさしい人と もう一度生きてもいいですか | 小柳ルミ子 | 門谷憲二 | 出門英 | | 何千何万の螢火(ほたるび)の海が あなたの魂を迎えにゆきます ああ 答えて下さい やさしい人と もう一度生きてもいいですか あなたの想い出抱きしめて 生きる覚悟でいたけれど 哀しいほどに女は知らず知らず 愛にひそかに魅かれてゆきます 手をのばせばそこにぬくもりが 涙ぐめば よりかかる胸が どうしても どうしても どうしても 欲しくなります 何千何万の螢火の海が あなたの魂を迎えにゆきます ああ 目を閉じながら 光に濡れて お別れにあなたに抱かれます 命をふるわせ燃えつきる 夫婦螢の情熱が まぶしいほどに私に強く強く 愛の姿を教えてくれます もう空へと夢を追うよりも 燃えていたい 初めてのように いつでも いつでも いつでも 涙ながして 何千何万の螢火の海が あなたの魂を送ってゆきたい ああ 答えて下さい やさしい人と もう一度生きてもいいですか |
恋岬あゝ雨が降ります岬町 昔宿場の軒(のき)ぬけて 恋の石段のぼります きのうはみんな忘れて来たわ あなたの背中がぬれてます 灯もつきます 燈台に あゝ夜に降ります磯しぐれ 二人並んで宿帳に 同じ名前を書きました 窓にひろがる海が見てるわ いゝのよ このまゝ抱いていて 灯を消しても潮の音 あゝ雨も晴れます岬町 朝の光がまぶしくて 恋のゆくえのたよりなさ 誰かにそっと打ち明けたくて 飛び立つかもめを呼んでみる 舟が行きます 恋岬 | 小柳ルミ子 | 小林亜星 | 小林亜星 | | あゝ雨が降ります岬町 昔宿場の軒(のき)ぬけて 恋の石段のぼります きのうはみんな忘れて来たわ あなたの背中がぬれてます 灯もつきます 燈台に あゝ夜に降ります磯しぐれ 二人並んで宿帳に 同じ名前を書きました 窓にひろがる海が見てるわ いゝのよ このまゝ抱いていて 灯を消しても潮の音 あゝ雨も晴れます岬町 朝の光がまぶしくて 恋のゆくえのたよりなさ 誰かにそっと打ち明けたくて 飛び立つかもめを呼んでみる 舟が行きます 恋岬 |
風ひとはだれも ただ一人旅に出て ひとはだれも ふるさとをふりかえる ちょっぴりさみしくて ふりかえっても そこにはただ風が吹いているだけ ひとはだれも 人生につまづいて ひとはだれも 夢やぶれふりかえる プラタナスの枯葉舞う 冬の路で プラタナスのちる音に ふりかえる 帰っておいでよと ふりかえっても そこにはただ風が吹いているだけ ひとはだれも 恋をしたせつなさに ひとはだれも たえきれずふりかえる 何かをもとめて ふりかえっても そこにはただ風が吹いているだけ ふりかえらず ただ一人 一歩ずつ ふりかえらず 泣かないで歩くんだ 何かを求めて ふりかえっても そこにはただ風が吹いているだけ | 小柳ルミ子 | 北山修 | 端田宣彦 | | ひとはだれも ただ一人旅に出て ひとはだれも ふるさとをふりかえる ちょっぴりさみしくて ふりかえっても そこにはただ風が吹いているだけ ひとはだれも 人生につまづいて ひとはだれも 夢やぶれふりかえる プラタナスの枯葉舞う 冬の路で プラタナスのちる音に ふりかえる 帰っておいでよと ふりかえっても そこにはただ風が吹いているだけ ひとはだれも 恋をしたせつなさに ひとはだれも たえきれずふりかえる 何かをもとめて ふりかえっても そこにはただ風が吹いているだけ ふりかえらず ただ一人 一歩ずつ ふりかえらず 泣かないで歩くんだ 何かを求めて ふりかえっても そこにはただ風が吹いているだけ |
たそがれラブコール日ぐれて あなたは来ない 窓ガラスに むらさきの夜が 指輪が くるりとゆるむ もうあなたと逢えないわ 五時から八時まで 黄昏はかけ足で 心のすれ違い あわれむように あなたが 此処にいたら 何もかも きらめいて見える 今では街の色も セピアにかすむ想いで やっぱり あなたは来ない 十字路には 夜霧が流れて またたくライトの色も 薄紅色にぼやける 西から東まで ハイヒール急がせて あてないたずねびと くり返しても あなたが とても憎い 愛された あの時が憎い 夜霧よそっとつつめ 悲しいだけの女を あなたが 此処にいたら 何もかも きらめいて見える 今では街の色も セピアにかすむ想いで | 小柳ルミ子 | 阿久悠 | 川口真 | | 日ぐれて あなたは来ない 窓ガラスに むらさきの夜が 指輪が くるりとゆるむ もうあなたと逢えないわ 五時から八時まで 黄昏はかけ足で 心のすれ違い あわれむように あなたが 此処にいたら 何もかも きらめいて見える 今では街の色も セピアにかすむ想いで やっぱり あなたは来ない 十字路には 夜霧が流れて またたくライトの色も 薄紅色にぼやける 西から東まで ハイヒール急がせて あてないたずねびと くり返しても あなたが とても憎い 愛された あの時が憎い 夜霧よそっとつつめ 悲しいだけの女を あなたが 此処にいたら 何もかも きらめいて見える 今では街の色も セピアにかすむ想いで |
思い出にだかれてくちづけのその後で あの人は 幸せになるんだよと 涙ぐむ私を抱きしめて どうしても東京へ行くという 遠く近く 二人のこころは いつの日も やさしくかよいあう ここに愛があれば なにもこわくない あたたかな茶の間で ふとひらく 思い出のアルバムの あの人のさわやかな あの笑顔 冬空になつかしく捜してた せめて一度 もう一度逢いたい あの人は心の道しるべ とまどいながらも 歩き出す私 せめて一度 もう一度逢いたい あの人は心の道しるべ 思い出に抱かれて 春を待つ私 | 小柳ルミ子 | 橋本淳 | 佐瀬壽一 | | くちづけのその後で あの人は 幸せになるんだよと 涙ぐむ私を抱きしめて どうしても東京へ行くという 遠く近く 二人のこころは いつの日も やさしくかよいあう ここに愛があれば なにもこわくない あたたかな茶の間で ふとひらく 思い出のアルバムの あの人のさわやかな あの笑顔 冬空になつかしく捜してた せめて一度 もう一度逢いたい あの人は心の道しるべ とまどいながらも 歩き出す私 せめて一度 もう一度逢いたい あの人は心の道しるべ 思い出に抱かれて 春を待つ私 |
鳩冷たくされて 今は飽きられ あなたのことを恨めば 淋しい女性 どこにもいると 人は笑うだけ 傷つくことが 愛だと知って すべてを水に逃がせば 死にたいなんて 愚かなことと きっと解るはず あなたの青空を 飛んでた 一羽の鳩が いたよと 胸の奥に いいきかせて 慕情をたちきれば いつか そうね いい日も来る 黄昏の この裏窓に 心走らせ 髪を乱して あなたの腕にすがれば 嫌われるより みじめになると 人は止めるだけ 涙がいつも 人生ならば この世はすべて寂しい 幸福だけで 生きてることは きっと出来なくて あなたの青空に 溺れた 悲しい鳩が いたよと 話し相手 誰かいたら 別れ歌唄うけど 泣きだしたら ひとりがいい 黄昏の この都会は 胸の奥に いいきかせて 慕情をたちきれば いつか そうね いい日も来る 黄昏の この裏窓に 黄昏の この裏窓に | 小柳ルミ子 | 荒木とよひさ | 三木たかし | | 冷たくされて 今は飽きられ あなたのことを恨めば 淋しい女性 どこにもいると 人は笑うだけ 傷つくことが 愛だと知って すべてを水に逃がせば 死にたいなんて 愚かなことと きっと解るはず あなたの青空を 飛んでた 一羽の鳩が いたよと 胸の奥に いいきかせて 慕情をたちきれば いつか そうね いい日も来る 黄昏の この裏窓に 心走らせ 髪を乱して あなたの腕にすがれば 嫌われるより みじめになると 人は止めるだけ 涙がいつも 人生ならば この世はすべて寂しい 幸福だけで 生きてることは きっと出来なくて あなたの青空に 溺れた 悲しい鳩が いたよと 話し相手 誰かいたら 別れ歌唄うけど 泣きだしたら ひとりがいい 黄昏の この都会は 胸の奥に いいきかせて 慕情をたちきれば いつか そうね いい日も来る 黄昏の この裏窓に 黄昏の この裏窓に |
神田川貴方は もう忘れたかしら 赤いてぬぐい マフラーにして 二人で行った 横丁の風呂屋 一緒に出ようねって 言ったのに いつも私が待たされた 洗い髪が芯まで冷えて 小さな石鹸 カタカタ鳴った 貴方は私の からだを抱いて 冷たいねって 言ったのよ 若かったあの頃 何も恐くなかった ただ貴方のやさしさが 恐かった 貴方は もう捨てたのかしら 二十四色の クレパス買って 貴方が描いた 私の似顔絵 うまく描いてねって 言ったのに いつもちっとも似てないの 窓の下には神田川 三畳一間の 小さな下宿 貴方は私の 指先見つめ 悲しいかいって きいたのよ 若かったあの頃 何も恐くなかった ただ貴方のやさしさが 恐かった | 小柳ルミ子 | 喜多條忠 | 南こうせつ | | 貴方は もう忘れたかしら 赤いてぬぐい マフラーにして 二人で行った 横丁の風呂屋 一緒に出ようねって 言ったのに いつも私が待たされた 洗い髪が芯まで冷えて 小さな石鹸 カタカタ鳴った 貴方は私の からだを抱いて 冷たいねって 言ったのよ 若かったあの頃 何も恐くなかった ただ貴方のやさしさが 恐かった 貴方は もう捨てたのかしら 二十四色の クレパス買って 貴方が描いた 私の似顔絵 うまく描いてねって 言ったのに いつもちっとも似てないの 窓の下には神田川 三畳一間の 小さな下宿 貴方は私の 指先見つめ 悲しいかいって きいたのよ 若かったあの頃 何も恐くなかった ただ貴方のやさしさが 恐かった |
花嫁花嫁は 夜汽車にのって とついでゆくの あの人の 写真を胸に 海辺の街へ 命かけて燃えた 恋が結ばれる 帰れない 何があっても 心に誓うの 小さなカバンにつめた 花嫁衣裳は ふるさとの丘に 咲いていた 野菊の花束 命かけて燃えた 恋が結ばれる 何もかも 捨てた花嫁 夜汽車にのって…… | 小柳ルミ子 | 北山修 | 端田宣彦・坂庭省悟 | | 花嫁は 夜汽車にのって とついでゆくの あの人の 写真を胸に 海辺の街へ 命かけて燃えた 恋が結ばれる 帰れない 何があっても 心に誓うの 小さなカバンにつめた 花嫁衣裳は ふるさとの丘に 咲いていた 野菊の花束 命かけて燃えた 恋が結ばれる 何もかも 捨てた花嫁 夜汽車にのって…… |
やさしくしていつの間にか 気がついたら あなたと ともに暮らしていたわ 不思議だわ 傷ついた 小鳩が二羽 密やかに 身をよせあい 慰めあう 感じかしら 好きと言わなくても 抱いてくれなくても 安らぎが胸を つつむ 恋もいらない 愛もいらない やさしくして やさしくして 死ぬまで こんなふうに 思いがけず 最後の 人と出逢うのでしょう 不思議だわ 秋風に 吹かれ散った 病葉(わくらば)が 径のすみで 重なりあう 感じかしら 淡い闇の中で 影と影がそっと よりそえば命 つづく 涙忘れて 過去も忘れて やさしくして やさしくして 死ぬまで 好きと言わなくても 抱いてくれなくても 安らぎが胸を つつむ 恋もいらない 愛もいらない やさしくして やさしくして 死ぬまで | 小柳ルミ子 | なかにし礼 | 平尾昌晃 | 若草恵 | いつの間にか 気がついたら あなたと ともに暮らしていたわ 不思議だわ 傷ついた 小鳩が二羽 密やかに 身をよせあい 慰めあう 感じかしら 好きと言わなくても 抱いてくれなくても 安らぎが胸を つつむ 恋もいらない 愛もいらない やさしくして やさしくして 死ぬまで こんなふうに 思いがけず 最後の 人と出逢うのでしょう 不思議だわ 秋風に 吹かれ散った 病葉(わくらば)が 径のすみで 重なりあう 感じかしら 淡い闇の中で 影と影がそっと よりそえば命 つづく 涙忘れて 過去も忘れて やさしくして やさしくして 死ぬまで 好きと言わなくても 抱いてくれなくても 安らぎが胸を つつむ 恋もいらない 愛もいらない やさしくして やさしくして 死ぬまで |
背中でちょっと I Love You何も言わないで 出て行って良いのよ 肩にかかる気配だけで 心の中がわかる 私のことならば 心配しないでね だけど 少し思い出して 楽しかった日々を 恋上手なんて おだてないで もう 夢を追うのに 疲れただけ 背中でちょっと I Love You この恋 いい恋だった いつ泣いたらいいのか 気ずかぬくらいに 淋しくなったなら あなたをなつかしむ くずれそうになった時は 思い出抱きしめて 恋上手なんて うらまないで ひたむきに ひたすらに愛したのに 背中でちょっと I Love You あの男(ひと) いい男だった 重ねた手の ぬくもり 忘れないきっと 背中でちょっと I Love You この恋 いい恋だった いつ泣いたらいいのか 気ずかぬくらいに 気ずかぬくらいに | 小柳ルミ子 | 園部和範・小柳ルミ子 | 岡本郎 | | 何も言わないで 出て行って良いのよ 肩にかかる気配だけで 心の中がわかる 私のことならば 心配しないでね だけど 少し思い出して 楽しかった日々を 恋上手なんて おだてないで もう 夢を追うのに 疲れただけ 背中でちょっと I Love You この恋 いい恋だった いつ泣いたらいいのか 気ずかぬくらいに 淋しくなったなら あなたをなつかしむ くずれそうになった時は 思い出抱きしめて 恋上手なんて うらまないで ひたむきに ひたすらに愛したのに 背中でちょっと I Love You あの男(ひと) いい男だった 重ねた手の ぬくもり 忘れないきっと 背中でちょっと I Love You この恋 いい恋だった いつ泣いたらいいのか 気ずかぬくらいに 気ずかぬくらいに |
心もようさみしさのつれづれに 手紙をしたためています あなたに 黒いインクがきれいでしょう 青い便箋が悲しいでしょう あなたの笑い顔を 不思議な事に 今日は覚えていました 19歳(じゅうく)になったお祝いに 作った唄も忘れたのに さみしさだけを手紙につめて ふるさとに住むあなたに送る あなたにとって見飽きた文字が 季節の中で埋もれてしまう 遠くで暮らす事が 二人によくないのは わかっていました くもりガラスの外は雨 私の気持は書けません さみしさだけを手紙につめて ふるさとに住むあなたに送る あなたにとって見飽きた文字が 季節の中で埋もれてしまう あざやか色の春はかげろう まぶしい夏の光は強く 秋風の後 雪が追いかけ 季節はめぐり あなたを変える | 小柳ルミ子 | 井上陽水 | 井上陽水 | | さみしさのつれづれに 手紙をしたためています あなたに 黒いインクがきれいでしょう 青い便箋が悲しいでしょう あなたの笑い顔を 不思議な事に 今日は覚えていました 19歳(じゅうく)になったお祝いに 作った唄も忘れたのに さみしさだけを手紙につめて ふるさとに住むあなたに送る あなたにとって見飽きた文字が 季節の中で埋もれてしまう 遠くで暮らす事が 二人によくないのは わかっていました くもりガラスの外は雨 私の気持は書けません さみしさだけを手紙につめて ふるさとに住むあなたに送る あなたにとって見飽きた文字が 季節の中で埋もれてしまう あざやか色の春はかげろう まぶしい夏の光は強く 秋風の後 雪が追いかけ 季節はめぐり あなたを変える |
誰でもいいはずないじゃないヤバイくらい 飲んでる 何か 忘れたいのね 泣きそな唇 見てられない… 私で良けりゃ聞くわ よく見かける顔だし 人生少しは先輩だし 白か黒かを 決めたがってる 胸の開いているドレスのチュチュに合わせすぎ… 誰でもいいからなんて 口ぐせ 女が言ったら おしまい 誰でもいいはずないじゃないのよ あなたに一番 合う人必ず…いるわ ラストのお酒 今夜 おごるから もう帰れば 昔の私を 見てるみたい 夜風に吹かれながら 軽くstep踏めば 不思議に幸福 やって来るわ 夜にまぎれた 荒れた素肌が 年よりずっとね悲しいこと知りすぎてる… 誰でもいいからなんて 口ぐせ 男は数打ちゃ はずれよ 誰でもいいはずないじゃないのよ あなたに一番 合う人必ず…いるわ 誰でもいいからなんて 口ぐせ 女が言ったら おしまい 誰でもいいはずないじゃないのよ あなたに一番 合う人必ず…いるわ | 小柳ルミ子 | 三浦徳子 | 後藤次利 | | ヤバイくらい 飲んでる 何か 忘れたいのね 泣きそな唇 見てられない… 私で良けりゃ聞くわ よく見かける顔だし 人生少しは先輩だし 白か黒かを 決めたがってる 胸の開いているドレスのチュチュに合わせすぎ… 誰でもいいからなんて 口ぐせ 女が言ったら おしまい 誰でもいいはずないじゃないのよ あなたに一番 合う人必ず…いるわ ラストのお酒 今夜 おごるから もう帰れば 昔の私を 見てるみたい 夜風に吹かれながら 軽くstep踏めば 不思議に幸福 やって来るわ 夜にまぎれた 荒れた素肌が 年よりずっとね悲しいこと知りすぎてる… 誰でもいいからなんて 口ぐせ 男は数打ちゃ はずれよ 誰でもいいはずないじゃないのよ あなたに一番 合う人必ず…いるわ 誰でもいいからなんて 口ぐせ 女が言ったら おしまい 誰でもいいはずないじゃないのよ あなたに一番 合う人必ず…いるわ |
或る日突然ある日突然 二人だまるの あんなにおしゃべり していたけれど いつかそんな時が 来ると 私には わかっていたの 或る日じっと 見つめ合うのよ 二人はたがいの(に) 瞳の奥を そこに何があるか 急に 知りたくて おたがいを見る 或る日そっと 近寄る二人 二人をへだてた 壁をこえるの そして二人 すぐに知るの さがしてた 愛があるのよ 或る日突然 愛し合うのよ ただの友だちが その時かわる いつか知らず 胸の中で 育ってた 二人の愛 | 小柳ルミ子 | 山上路夫 | 村井邦彦 | | ある日突然 二人だまるの あんなにおしゃべり していたけれど いつかそんな時が 来ると 私には わかっていたの 或る日じっと 見つめ合うのよ 二人はたがいの(に) 瞳の奥を そこに何があるか 急に 知りたくて おたがいを見る 或る日そっと 近寄る二人 二人をへだてた 壁をこえるの そして二人 すぐに知るの さがしてた 愛があるのよ 或る日突然 愛し合うのよ ただの友だちが その時かわる いつか知らず 胸の中で 育ってた 二人の愛 |
LEATHERY死に絶えた愛に くちびるを寄せるよりも 曼陀羅の花びら 切なさで開かせて すれすれに しめつける 皮の感触のように ああ 突き刺さる眼が わたし活かすから 試されて 昼も夜も無い女ね 頼られて 爪の先まで ほんとの男 LEATHERY 右手にサヨナラ 左手に恋の媚薬 続けることだけで 幸せは計れない しなやかな生き物が 獲物をつかまえるように TOUCH! 貪る爪で そっと引き裂いて 焦らされて わざと泣いて甘えて女ね 燃えつきて 眠くなるのはまるで子供ね LEATHERY すれすれに しめつける 皮の感触のように ああ 突き刺さる眼が わたし活かすから 試されて 昼も夜も無い女ね 頼られて 爪の先まで ほんとの男 LEATHERY | 小柳ルミ子 | 湯川れい子 | Mieko | | 死に絶えた愛に くちびるを寄せるよりも 曼陀羅の花びら 切なさで開かせて すれすれに しめつける 皮の感触のように ああ 突き刺さる眼が わたし活かすから 試されて 昼も夜も無い女ね 頼られて 爪の先まで ほんとの男 LEATHERY 右手にサヨナラ 左手に恋の媚薬 続けることだけで 幸せは計れない しなやかな生き物が 獲物をつかまえるように TOUCH! 貪る爪で そっと引き裂いて 焦らされて わざと泣いて甘えて女ね 燃えつきて 眠くなるのはまるで子供ね LEATHERY すれすれに しめつける 皮の感触のように ああ 突き刺さる眼が わたし活かすから 試されて 昼も夜も無い女ね 頼られて 爪の先まで ほんとの男 LEATHERY |
泣かないから泣かないから わかってるから 今夜だけは そばにいて 泣かないから わかってるから さよなら言わないで 長い夜は ためいきまで 抱いてくれた やさしいひと 逢えないから わかってるから 想いだしてほしいだけ 逢えないから わかってるから さよなら言わないで あの日 ふたりみていた空 いまも胸に ひろがるのに… 泣かないから わかってるから 今夜だけは そばにいて 泣かないから わかってるから 夢のように 忘れないわ 忘れないで あなただけを信じてた もう少しだけ もう少しだけ お願いこのままで | 小柳ルミ子 | 松井五郎 | 玉置浩二 | | 泣かないから わかってるから 今夜だけは そばにいて 泣かないから わかってるから さよなら言わないで 長い夜は ためいきまで 抱いてくれた やさしいひと 逢えないから わかってるから 想いだしてほしいだけ 逢えないから わかってるから さよなら言わないで あの日 ふたりみていた空 いまも胸に ひろがるのに… 泣かないから わかってるから 今夜だけは そばにいて 泣かないから わかってるから 夢のように 忘れないわ 忘れないで あなただけを信じてた もう少しだけ もう少しだけ お願いこのままで |
故郷ありてこそ私が生まれて 育った町に 抱かれてもう一度 暮らしてみたい 桜吹雪の 門前町よ 私の涙 涙 ぬぐっておくれ 故郷(ふるさと)ここにありてこそ 人はみんな くじけることなく 生きてゆく あの友この友 元気でいるか 私を微笑みで 迎えておくれ 川が流れる 門前町を みんなと肩を 組んで 歩いてみたい 故郷ここにありてこそ 人はだれも 絆で結ばれ 生きてゆく 母も愛した 門前町を 私も永久(とわ)に 永久に 離れはしない 故郷ここにありてこそ 人はみんな 明日(あした)の希望に 生きてゆく | 小柳ルミ子 | なかにし礼 | 平尾昌晃 | 若草恵 | 私が生まれて 育った町に 抱かれてもう一度 暮らしてみたい 桜吹雪の 門前町よ 私の涙 涙 ぬぐっておくれ 故郷(ふるさと)ここにありてこそ 人はみんな くじけることなく 生きてゆく あの友この友 元気でいるか 私を微笑みで 迎えておくれ 川が流れる 門前町を みんなと肩を 組んで 歩いてみたい 故郷ここにありてこそ 人はだれも 絆で結ばれ 生きてゆく 母も愛した 門前町を 私も永久(とわ)に 永久に 離れはしない 故郷ここにありてこそ 人はみんな 明日(あした)の希望に 生きてゆく |
この広い野原いっぱいこの広い野原いっぱい 咲く花を ひとつ残らず あなたにあげる 赤いリボンの 花束にして この広い夜空いっぱい 咲く星を ひとつ残らず あなたにあげる 虹に輝く ガラスにつめて この広い海いっぱい 咲く船を ひとつ残らず あなたにあげる 青い帆に イニシャルつけて この広い世界中の 何もかも ひとつ残らず あなたにあげる だから私に 手紙を書いて 手紙を書いて | 小柳ルミ子 | 小薗江圭子 | 森山良子 | | この広い野原いっぱい 咲く花を ひとつ残らず あなたにあげる 赤いリボンの 花束にして この広い夜空いっぱい 咲く星を ひとつ残らず あなたにあげる 虹に輝く ガラスにつめて この広い海いっぱい 咲く船を ひとつ残らず あなたにあげる 青い帆に イニシャルつけて この広い世界中の 何もかも ひとつ残らず あなたにあげる だから私に 手紙を書いて 手紙を書いて |
涙が迎えに来てるからあなたの情愛だけで身体を包めたら 心がこんなにも寒くふるえない 抱かれているときも本当は淋しくて 拒めば その背中冷たい壁になる 夢は悲しい生き物 ちがう匂いが好きなら 寝たふりをしてるからそっと出て行って 別れを延してもあしたがないのなら 二人が可哀想(かわいそう)涙がそこまで迎えに来てるから あなたの爪までも嫌いになる前に 上手な幕切れですべて終らせて 女は胸の中 憎しみ隠してる いまなら想い出を綺麗に出来るから 時は不幸な生き物 ちがう明日が好きなら 足音を忍ばせてそっと出て行って 心を取り乱し みじめになるよりも あなたを許せたら 涙がそこまで迎えに来てるから 夢は悲しい生き物 ちがう匂いが好きなら 寝たふりをしてるから そっと出て行って 別れを延してもあしたがないのなら 二人が可哀想(かわいそう)涙がそこまで迎えに来てるから 涙がそこまで迎えに来てるから | 小柳ルミ子 | 荒木とよひさ | 三木たかし | | あなたの情愛だけで身体を包めたら 心がこんなにも寒くふるえない 抱かれているときも本当は淋しくて 拒めば その背中冷たい壁になる 夢は悲しい生き物 ちがう匂いが好きなら 寝たふりをしてるからそっと出て行って 別れを延してもあしたがないのなら 二人が可哀想(かわいそう)涙がそこまで迎えに来てるから あなたの爪までも嫌いになる前に 上手な幕切れですべて終らせて 女は胸の中 憎しみ隠してる いまなら想い出を綺麗に出来るから 時は不幸な生き物 ちがう明日が好きなら 足音を忍ばせてそっと出て行って 心を取り乱し みじめになるよりも あなたを許せたら 涙がそこまで迎えに来てるから 夢は悲しい生き物 ちがう匂いが好きなら 寝たふりをしてるから そっと出て行って 別れを延してもあしたがないのなら 二人が可哀想(かわいそう)涙がそこまで迎えに来てるから 涙がそこまで迎えに来てるから |
夢追い列車「僕を愛しちゃいけない」と 別れ間際にひとこと ほほの涙を あなたはかくして 列車に飛び乗った 愛を失くして 何が残るの 夢はあなたなのよ 声は届かず 赤いランプが闇に消えた 私ひとりで何ができると あなたは言うの 「君の人生 これからだ 夢を捨てずに生きろ」と いつも言ってた あなたの言葉を 私は忘れない だから行きます あとを追います 夢を追いかけます 次の列車で 遠いあなたの街めざして 今もあなたのほほに 涙が光ってますか 今もあなたのほほに 涙が光ってますか | 小柳ルミ子 | 伊藤アキラ | 平尾昌晃 | | 「僕を愛しちゃいけない」と 別れ間際にひとこと ほほの涙を あなたはかくして 列車に飛び乗った 愛を失くして 何が残るの 夢はあなたなのよ 声は届かず 赤いランプが闇に消えた 私ひとりで何ができると あなたは言うの 「君の人生 これからだ 夢を捨てずに生きろ」と いつも言ってた あなたの言葉を 私は忘れない だから行きます あとを追います 夢を追いかけます 次の列車で 遠いあなたの街めざして 今もあなたのほほに 涙が光ってますか 今もあなたのほほに 涙が光ってますか |
南風愛したこころの ともし灯が 消えない別れはつらすぎる 襟を立てても ふせげない 逃げてくぬくもり とまらない 風よ 吹け吹け吹け 吹け吹け吹け せめて吹け 南風 涙かわかす 南風 女はやさしさ あればいい あなたのくちぐせ 忘れない 夢をおとした 私には 季節もまわって ほしいもの 風よ 吹け吹け吹け 吹け吹け吹け せめて吹け 南風 こころなごます 吹け ふり向くことさえ こわいから 背中で見ている 窓あかり ひとり夜更けの 街角で 聞くのは別れの唄ばかり 風よ 吹け吹け吹け 吹け吹け吹け せめて吹け 南風 花を呼ぶ風 南風 | 小柳ルミ子 | いではく | 遠藤実 | | 愛したこころの ともし灯が 消えない別れはつらすぎる 襟を立てても ふせげない 逃げてくぬくもり とまらない 風よ 吹け吹け吹け 吹け吹け吹け せめて吹け 南風 涙かわかす 南風 女はやさしさ あればいい あなたのくちぐせ 忘れない 夢をおとした 私には 季節もまわって ほしいもの 風よ 吹け吹け吹け 吹け吹け吹け せめて吹け 南風 こころなごます 吹け ふり向くことさえ こわいから 背中で見ている 窓あかり ひとり夜更けの 街角で 聞くのは別れの唄ばかり 風よ 吹け吹け吹け 吹け吹け吹け せめて吹け 南風 花を呼ぶ風 南風 |
遠い母への子守唄夢にうなされて 闇に目覚めると 母を泣かせた 罪の意識で そのまま眠れない 今度こそ 私に 思い切り 甘えていいわ 帰ってきてほしい 帰ってきてほしい 遠い 私の母さん 胸に後悔の 雨が降りつづく 母がこの世に いない事実を 受け入れられないの わがままな 私を 泣きながら 叱ってくれた また叱られたいわ また叱られたいわ 遠い あの日の母さん 母の声がする 負けちゃいけないと 私生きるわ 強く生きるわ 空から見ていてね 今度こそ あなたに ほめられる 娘になるわ ひと目でも会いたい ひと目でも会いたい 遠い 私の 母さん | 小柳ルミ子 | なかにし礼 | 平尾昌晃 | 若草恵 | 夢にうなされて 闇に目覚めると 母を泣かせた 罪の意識で そのまま眠れない 今度こそ 私に 思い切り 甘えていいわ 帰ってきてほしい 帰ってきてほしい 遠い 私の母さん 胸に後悔の 雨が降りつづく 母がこの世に いない事実を 受け入れられないの わがままな 私を 泣きながら 叱ってくれた また叱られたいわ また叱られたいわ 遠い あの日の母さん 母の声がする 負けちゃいけないと 私生きるわ 強く生きるわ 空から見ていてね 今度こそ あなたに ほめられる 娘になるわ ひと目でも会いたい ひと目でも会いたい 遠い 私の 母さん |
通りゃんせ帰りゃんせ夕暮れの街角で 見た淋しさは うす紫の花模様 とりに行けない忘れもの 思い出させるゆらゆらと 通りゃんせ 帰りゃんせ 七つの頃に帰りたいけど 通りゃんせ帰りゃんせ ひとり寝の夜は人の肌が恋しくて 吐息で語り合う 愛がほしくなる 口びるの寒さを 誰に伝えよう 逢いたい人に逢えないと 心の羽根が世話しげに 夢をふりきるからからと 通りゃんせ 帰りゃんせ あの山越えてしあわせさがし 通りゃんせ 帰りゃんせ あつい涙に枕だけがぬれて行く 私をすりぬけて 愛は急ぎ足 通りゃんせ 帰りゃんせ 背中たたいてあの子守唄 通りゃんせ 帰りゃんせ あたたかい人の胸でじっとしていたい 私を抱きしめて 愛に迷わせて | 小柳ルミ子 | 岡田冨美子 | 小杉保夫 | | 夕暮れの街角で 見た淋しさは うす紫の花模様 とりに行けない忘れもの 思い出させるゆらゆらと 通りゃんせ 帰りゃんせ 七つの頃に帰りたいけど 通りゃんせ帰りゃんせ ひとり寝の夜は人の肌が恋しくて 吐息で語り合う 愛がほしくなる 口びるの寒さを 誰に伝えよう 逢いたい人に逢えないと 心の羽根が世話しげに 夢をふりきるからからと 通りゃんせ 帰りゃんせ あの山越えてしあわせさがし 通りゃんせ 帰りゃんせ あつい涙に枕だけがぬれて行く 私をすりぬけて 愛は急ぎ足 通りゃんせ 帰りゃんせ 背中たたいてあの子守唄 通りゃんせ 帰りゃんせ あたたかい人の胸でじっとしていたい 私を抱きしめて 愛に迷わせて |
日々の泡いつもよりなぜ丁寧に抱く 指先でいま気付いてしまう 目覚めたら あなたいないのね 朝の光 射し込む部屋に 日々の泡 恋なんて あっけなく消えてく 安らぎも ぬくもりも 男の夢に勝てなくて きれいに別れ言える人なら 私もうまく憎めるけれど 笑顔だけずっと残るでしょう 胸の奥に せつないままで 日々の泡 約束は 風に舞い はじけて 誰よりも好きだった だから背中は追わないわ 日々の泡 恋なんて あっけなく消えてく 安らぎも ぬくもりも 男の夢に勝てなくて | 小柳ルミ子 | 及川眠子 | 中崎英也 | 中崎英也 | いつもよりなぜ丁寧に抱く 指先でいま気付いてしまう 目覚めたら あなたいないのね 朝の光 射し込む部屋に 日々の泡 恋なんて あっけなく消えてく 安らぎも ぬくもりも 男の夢に勝てなくて きれいに別れ言える人なら 私もうまく憎めるけれど 笑顔だけずっと残るでしょう 胸の奥に せつないままで 日々の泡 約束は 風に舞い はじけて 誰よりも好きだった だから背中は追わないわ 日々の泡 恋なんて あっけなく消えてく 安らぎも ぬくもりも 男の夢に勝てなくて |
ジョーク私の涙に気付きあなたが投げかける つくろったやさしさは何のつもり (ジョーク) 今はただむなしい (ストップ・ザ・ジョーク) ギターみたいにうまくはいかないね (ジョーク) その指をはなして (ストップ・ザ・ジョーク) もう笑えない 真夜中のコンサート 初めて出るの 入りもいいわね 今度あなたが選ぶ人 遊び上手 素敵な人よ こんな私と暮した事なんか 笑いながら話したら 眠りにつかない街の灯りがまぶしいわ 着かざったこの街はあなたみたい (ジョーク) 今度がラストショーね (ストップ・ザ・ジョーク) こんな話もけっこううけるわよ (ジョーク) その指を離して (ストップ・ザ・ジョーク) もうおしまいね あの席にいる人は あなた好みね わりといいわね 声をかけたらいいじゃない あなたのジョークわかってくれる いいえ私は一人で大丈夫 何処かで飲んで帰るから いいえ私は一人で大丈夫 何処かで飲んで帰るから | 小柳ルミ子 | 中村泰士 | 中村泰士 | | 私の涙に気付きあなたが投げかける つくろったやさしさは何のつもり (ジョーク) 今はただむなしい (ストップ・ザ・ジョーク) ギターみたいにうまくはいかないね (ジョーク) その指をはなして (ストップ・ザ・ジョーク) もう笑えない 真夜中のコンサート 初めて出るの 入りもいいわね 今度あなたが選ぶ人 遊び上手 素敵な人よ こんな私と暮した事なんか 笑いながら話したら 眠りにつかない街の灯りがまぶしいわ 着かざったこの街はあなたみたい (ジョーク) 今度がラストショーね (ストップ・ザ・ジョーク) こんな話もけっこううけるわよ (ジョーク) その指を離して (ストップ・ザ・ジョーク) もうおしまいね あの席にいる人は あなた好みね わりといいわね 声をかけたらいいじゃない あなたのジョークわかってくれる いいえ私は一人で大丈夫 何処かで飲んで帰るから いいえ私は一人で大丈夫 何処かで飲んで帰るから |
深夜零時、乱れ心枯れた花に水をやって 後の祭りに興(きょう)じたって 独(ひと)り善(よ)がりの男の戯言(ざれごと) 女々(めめ)しい人ね 嫌よ嫌よも好きなんて ご都合主義もいいとこね 宴も 酣(たけなわ) そろそろお愛想(あいそ) 私、錆びれたバーを後にして 駆け足 飛び乗る終電 黙っていたけど この後 愛する人に会いに行くのです さよなら いっそどこか消えて頂戴 幸せになって頂戴 貴方になびくその前に やっと忘れかけてた愛 今更 疼(うず)く後悔 深夜零時、乱れ心 過ぎた恋 惑わされて 強い女を演じたって 透けた心を 弄(もてあそ)ぶなんて 恨めしい人ね ひらりひらりと手招いて 蜘蛛の巣にかけようだなんて 解っていても 罪は蜜の味 一人 歓楽街を彷徨(さまよ)って 気が付けば探す面影 幾度彷徨えど 運命(さだめ)は 赤い糸だと法螺(ほら)を吹くのです 偽物 いっそ過去に却(かえ)って頂戴 思い出にさせて頂戴 貴方に墜ちるその前に きっといつか失う愛 それでも手放せない 深夜零時、乱れ心 私、錆びれたバーを後にして 駆け足 飛び乗る終電 見送りなんて要りません 一人生きてく覚悟を決めます さよなら いっそどこか消えて頂戴 幸せになって頂戴 貴方になびくその前に やっと忘れかけてた愛 今更 疼(うず)く後悔 深夜零時、乱れ心 | 小柳ルミ子 | 中村歩・遠藤ナオキ | 中村歩・遠藤ナオキ | 遠藤ナオキ・中村歩 | 枯れた花に水をやって 後の祭りに興(きょう)じたって 独(ひと)り善(よ)がりの男の戯言(ざれごと) 女々(めめ)しい人ね 嫌よ嫌よも好きなんて ご都合主義もいいとこね 宴も 酣(たけなわ) そろそろお愛想(あいそ) 私、錆びれたバーを後にして 駆け足 飛び乗る終電 黙っていたけど この後 愛する人に会いに行くのです さよなら いっそどこか消えて頂戴 幸せになって頂戴 貴方になびくその前に やっと忘れかけてた愛 今更 疼(うず)く後悔 深夜零時、乱れ心 過ぎた恋 惑わされて 強い女を演じたって 透けた心を 弄(もてあそ)ぶなんて 恨めしい人ね ひらりひらりと手招いて 蜘蛛の巣にかけようだなんて 解っていても 罪は蜜の味 一人 歓楽街を彷徨(さまよ)って 気が付けば探す面影 幾度彷徨えど 運命(さだめ)は 赤い糸だと法螺(ほら)を吹くのです 偽物 いっそ過去に却(かえ)って頂戴 思い出にさせて頂戴 貴方に墜ちるその前に きっといつか失う愛 それでも手放せない 深夜零時、乱れ心 私、錆びれたバーを後にして 駆け足 飛び乗る終電 見送りなんて要りません 一人生きてく覚悟を決めます さよなら いっそどこか消えて頂戴 幸せになって頂戴 貴方になびくその前に やっと忘れかけてた愛 今更 疼(うず)く後悔 深夜零時、乱れ心 |
だらしがないね男のくせに傷が似合う いつもそんな奴ばかり 少し甘えて抱いてやると 鳥になってしまう 東京の天使じゃ あるまいし いやになっちゃうね 薔薇のナイフで 自分を刺す だらしがないね 情けだけ強くて 男はみんな 悪女が好き 優しさを見抜かれて そうよ又一人 尽くし過ぎれば 甘く見られ 冷めたフリすれば嫉む 少し女を長くやると 夢も色っぽくて 人込みを二時間も 彷徨えば 声を掛けられる 風のピアノで自分を弾く だらしがないね 強がりのメランコリー 少女のように いつかきっと 愛される喜びに 心ふるわせる 東京の天使じゃ あるまいし いやになっちゃうね 薔薇のナイフで 自分を刺す だらしがないね 情けだけ強くて 男はみんな 悪女が好き 優しさを見抜かれて そうよ又一人 | 小柳ルミ子 | 松本一起 | 伊藤薫 | | 男のくせに傷が似合う いつもそんな奴ばかり 少し甘えて抱いてやると 鳥になってしまう 東京の天使じゃ あるまいし いやになっちゃうね 薔薇のナイフで 自分を刺す だらしがないね 情けだけ強くて 男はみんな 悪女が好き 優しさを見抜かれて そうよ又一人 尽くし過ぎれば 甘く見られ 冷めたフリすれば嫉む 少し女を長くやると 夢も色っぽくて 人込みを二時間も 彷徨えば 声を掛けられる 風のピアノで自分を弾く だらしがないね 強がりのメランコリー 少女のように いつかきっと 愛される喜びに 心ふるわせる 東京の天使じゃ あるまいし いやになっちゃうね 薔薇のナイフで 自分を刺す だらしがないね 情けだけ強くて 男はみんな 悪女が好き 優しさを見抜かれて そうよ又一人 |
言葉にならないそばにいて聞かせて欲しい 心の声を ありのまま そう 信じてる 心の声 あなたの胸を 叩いてるはず 離さないで 悲しい過去が 目の前をほら 覆ったときも 忘れないで 傷ついたって あなたの声で 救われてること 失くさないように 伝えたい想いが 胸の隙間から 溢れ出すから 枯らさないように 握り返した手を 繋いだまま 歩いてゆくの… そばにいて 聞かせて欲しい とるに足らない くだらないこと 飾らないで 意味はなくとも それだけでいい それぐらいがいい 絶やさないように まっさらな光に 不意に木枯らしが 吹き荒(すさ)んでも 閉ざさないように まっすぐな瞳で 照らしたまま 見つめてゆくの 失くさないように 伝えたい想いが 胸の隙間から 溢れ出すから 枯らさないように 握り返した手を 繋いだまま 歩いてゆくの… | 小柳ルミ子 | Wiggy | Wiggy | 若草恵 | そばにいて聞かせて欲しい 心の声を ありのまま そう 信じてる 心の声 あなたの胸を 叩いてるはず 離さないで 悲しい過去が 目の前をほら 覆ったときも 忘れないで 傷ついたって あなたの声で 救われてること 失くさないように 伝えたい想いが 胸の隙間から 溢れ出すから 枯らさないように 握り返した手を 繋いだまま 歩いてゆくの… そばにいて 聞かせて欲しい とるに足らない くだらないこと 飾らないで 意味はなくとも それだけでいい それぐらいがいい 絶やさないように まっさらな光に 不意に木枯らしが 吹き荒(すさ)んでも 閉ざさないように まっすぐな瞳で 照らしたまま 見つめてゆくの 失くさないように 伝えたい想いが 胸の隙間から 溢れ出すから 枯らさないように 握り返した手を 繋いだまま 歩いてゆくの… |
酔っぱらっちゃった飲めるわよ 酒ぐらい たかが 色つき水じゃない 聞いてるわ さようならを まわりくどいわ いい方が 酔っぱらっちゃった ふりしているわ 泣きじょうごだと まわりに見えるよに ここまで女にほれられる 男はめったにいないから あなた一言言わせてよ 罪つくり 罪つくり 送るわよ おもてまで いいの あたしに送らせて 知らないわ あとのこと さそわれるまま 飲むつもり 酔っぱらっちゃった ふりしているわ ただ行きずりに 口説かれたい気分 これほど女をだめにする 男がはたしているかしら あなた一言言わせてよ 罪つくり 罪つくり 酔っぱらっちゃった ふりしているわ もうぼろぼろよ 心はからっぽよ こんなに女をまいらせる 男にこの先会えるやら あなた一言言わせてよ 罪つくり 罪つくり | 小柳ルミ子 | 千家和也 | 浜圭介 | | 飲めるわよ 酒ぐらい たかが 色つき水じゃない 聞いてるわ さようならを まわりくどいわ いい方が 酔っぱらっちゃった ふりしているわ 泣きじょうごだと まわりに見えるよに ここまで女にほれられる 男はめったにいないから あなた一言言わせてよ 罪つくり 罪つくり 送るわよ おもてまで いいの あたしに送らせて 知らないわ あとのこと さそわれるまま 飲むつもり 酔っぱらっちゃった ふりしているわ ただ行きずりに 口説かれたい気分 これほど女をだめにする 男がはたしているかしら あなた一言言わせてよ 罪つくり 罪つくり 酔っぱらっちゃった ふりしているわ もうぼろぼろよ 心はからっぽよ こんなに女をまいらせる 男にこの先会えるやら あなた一言言わせてよ 罪つくり 罪つくり |
雪の花雪ですね今夜は どうしてますか あいあい傘で歩きませんか あれからずいぶん 悲しみが 心に積もっている 私です 待ちましょう 今夜もあなたのことを 今さら泣いて 何になるでしょう 心のなすまま この恋に素直に 流されて いたいから 寒い寒い寒い 夜がつづくから たまには私のところへ 来て欲しい こんこんと 降りしきる ぼたん雪の花が 散る晩は あなたに 抱かれながら つかのまの夢を 見ていたい 雪ですね あなたもながめてますか 心は今も 変わりませんか 暦の上では 一年 もうすぐ知り合った 春まじか 捨てましょう 小さな 迷いなんか まぶたを閉じて 眠りましょうか 心に舞ってる 雪の花かぞえて 来る来ない 来る来ない 寒い寒い寒い 夜がつづくから たまには私のところへ 来て欲しい こんこんと 降りしきる ぼたん雪の花が 散る晩は あなたに 抱かれながら つかのまの夢を 見ていたい こんこんと 降りしきる ぼたん雪の花が 散る晩は あなたに 抱かれながら つかのまの夢を 見ていたい | 小柳ルミ子 | 門谷憲二 | 西島三重子 | | 雪ですね今夜は どうしてますか あいあい傘で歩きませんか あれからずいぶん 悲しみが 心に積もっている 私です 待ちましょう 今夜もあなたのことを 今さら泣いて 何になるでしょう 心のなすまま この恋に素直に 流されて いたいから 寒い寒い寒い 夜がつづくから たまには私のところへ 来て欲しい こんこんと 降りしきる ぼたん雪の花が 散る晩は あなたに 抱かれながら つかのまの夢を 見ていたい 雪ですね あなたもながめてますか 心は今も 変わりませんか 暦の上では 一年 もうすぐ知り合った 春まじか 捨てましょう 小さな 迷いなんか まぶたを閉じて 眠りましょうか 心に舞ってる 雪の花かぞえて 来る来ない 来る来ない 寒い寒い寒い 夜がつづくから たまには私のところへ 来て欲しい こんこんと 降りしきる ぼたん雪の花が 散る晩は あなたに 抱かれながら つかのまの夢を 見ていたい こんこんと 降りしきる ぼたん雪の花が 散る晩は あなたに 抱かれながら つかのまの夢を 見ていたい |
愛色夢紀行月灯り銀色の夜更けなら 鏡の中であなたを待っている ほどいた髪 ゆらゆらと 午前零時の 風に抱かれて 愛しいとゆれてるから 夢を夢を見させてあげましょう 淋しがりやのあなたのため そうよ そうよ女はララリリラ 満ちて引いて恋して ゆられきらめき 愛を紡ぐのよ 魔法の夜の中で 謎めいて恋に酔う あなたと私の夢紀行 あああ… 男は片手で想い出を抱き もう片手で女を抱いている いつの日か夢枯れた旅人ならば いつでも優しさで 抱いてあげる 夢を夢を見させてあげましょう 淋しがりやのあなたのため そうよ そうよ女はララリリラ 満ちて 引いて 恋して ゆられきらめき 愛を紡ぐのよ しばりあう恋なんて 二人には似合わない あなたと私の夢紀行 あああ… | 小柳ルミ子 | 友井久美子 | 杉本真人 | | 月灯り銀色の夜更けなら 鏡の中であなたを待っている ほどいた髪 ゆらゆらと 午前零時の 風に抱かれて 愛しいとゆれてるから 夢を夢を見させてあげましょう 淋しがりやのあなたのため そうよ そうよ女はララリリラ 満ちて引いて恋して ゆられきらめき 愛を紡ぐのよ 魔法の夜の中で 謎めいて恋に酔う あなたと私の夢紀行 あああ… 男は片手で想い出を抱き もう片手で女を抱いている いつの日か夢枯れた旅人ならば いつでも優しさで 抱いてあげる 夢を夢を見させてあげましょう 淋しがりやのあなたのため そうよ そうよ女はララリリラ 満ちて 引いて 恋して ゆられきらめき 愛を紡ぐのよ しばりあう恋なんて 二人には似合わない あなたと私の夢紀行 あああ… |
朝7時、空港にてこのままあなたと暮らしたら 今までの私をぬけ出せない いやなんですそれだけは わかってください 今日からひとりで歩きます まっすぐに足もと見つめながら 突然すぎたさよならを 許してください 午前7時の朝の空港は 哀しいくらい碧い空 抱きしめられて何も見えなかった そんな昨日が今は懐しい 何もなかった顔をして ひき返すことだってできるけれど こんな別れ選ぶのは ぜいたくでしょうか あなたのぬくもり想うたび ふりかえる心を叱る私 白く光る滑走路 まぶしく呼んでいる 午前7時の始発便に乗る 私をどうかさがさないで それぞれの道 そうよ明日からは さよならあなた ひとり旅立つの 何かが待っている碧い空 私は自分に賭けてみたいの こんな別れ選ぶのは ぜいたくでしょうか | 小柳ルミ子 | 竜真知子 | 西島三重子 | | このままあなたと暮らしたら 今までの私をぬけ出せない いやなんですそれだけは わかってください 今日からひとりで歩きます まっすぐに足もと見つめながら 突然すぎたさよならを 許してください 午前7時の朝の空港は 哀しいくらい碧い空 抱きしめられて何も見えなかった そんな昨日が今は懐しい 何もなかった顔をして ひき返すことだってできるけれど こんな別れ選ぶのは ぜいたくでしょうか あなたのぬくもり想うたび ふりかえる心を叱る私 白く光る滑走路 まぶしく呼んでいる 午前7時の始発便に乗る 私をどうかさがさないで それぞれの道 そうよ明日からは さよならあなた ひとり旅立つの 何かが待っている碧い空 私は自分に賭けてみたいの こんな別れ選ぶのは ぜいたくでしょうか |
シルクな心生まれてはじめての ときめきだったと あなたに打ちあけても 信じないでしょう コートの襟を立て たたずんだターミナル 待つことがこんなにも うれしいなんて ああ あなたの声がする ただそれだけで幸せ 今が良ければいい 明日は失くて 他人の顔をして ほほえみ合う時 あなたの瞳には 愛が見えない シルクのガウン着た 私は誰なの あなたには行きずりね そんな感じよ ああ 砂に埋もれている 宝石のつもりだった 愛する事など 気づかないで ああ あなたの声がする ただそれだけで幸せ 今が良ければいい 明日は失くて ああ 砂に埋もれている 宝石のつもりだった 愛する事など 気づかないで | 小柳ルミ子 | 三浦徳子 | 玉置浩二 | | 生まれてはじめての ときめきだったと あなたに打ちあけても 信じないでしょう コートの襟を立て たたずんだターミナル 待つことがこんなにも うれしいなんて ああ あなたの声がする ただそれだけで幸せ 今が良ければいい 明日は失くて 他人の顔をして ほほえみ合う時 あなたの瞳には 愛が見えない シルクのガウン着た 私は誰なの あなたには行きずりね そんな感じよ ああ 砂に埋もれている 宝石のつもりだった 愛する事など 気づかないで ああ あなたの声がする ただそれだけで幸せ 今が良ければいい 明日は失くて ああ 砂に埋もれている 宝石のつもりだった 愛する事など 気づかないで |
面影劇場あの頃はロマンス箱と呼んでいた オレンジの市内電車もなくなって ここもまた乾いた風の町になり なつかしい夢もいつしか消えて行く 一年あなたとくらしてた はげしい時代の想い出を たずねてここまで来たけれど すべては時の流れに消えた 面影劇場 あの頃は白バラ館と呼んでいた 古ぼけた坂の下宿の影もなく 住む人もわずかな年で入れかわり 紙袋さげた娘が駈けて行く 愛していさかいくり返し そのまま別れたあのひとは うわさのかけらも残さずに すべては時の流れに消えた 面影劇場 すべては時の流れに消えた 面影劇場 | 小柳ルミ子 | 阿久悠 | 大野克夫 | | あの頃はロマンス箱と呼んでいた オレンジの市内電車もなくなって ここもまた乾いた風の町になり なつかしい夢もいつしか消えて行く 一年あなたとくらしてた はげしい時代の想い出を たずねてここまで来たけれど すべては時の流れに消えた 面影劇場 あの頃は白バラ館と呼んでいた 古ぼけた坂の下宿の影もなく 住む人もわずかな年で入れかわり 紙袋さげた娘が駈けて行く 愛していさかいくり返し そのまま別れたあのひとは うわさのかけらも残さずに すべては時の流れに消えた 面影劇場 すべては時の流れに消えた 面影劇場 |
二十三夜「ごめんなさい」そう言うたびに あなたは 微笑み許してくれた 「ごめんなさい」いつしかそれが あなたに甘える 言葉になって 「ごめんなさい」それだけ書いて あなたの部屋から 出てゆきました 二十三夜の 夜もふけて あれから 覚えた煙草をすえば ああああ…… 心にそっと 煙が入る 「愛してます」声を出さずに あなたの背中に 何度も言った 「愛してます」言葉に出せば すぐにもよごれる 言葉のようで 「愛してます」さよならのあと 絵葉書の隅に はじめて書いた 二十三夜の 虫の声 ちぎれて 鳴らない風鈴だけが ああああ…… 夜風にそっと 揺られています 二十三夜の 虫の声 ちぎれて 鳴らない風鈴だけが ああああ…… 夜風にそっと 揺られています | 小柳ルミ子 | 喜多條忠 | 小杉保夫 | | 「ごめんなさい」そう言うたびに あなたは 微笑み許してくれた 「ごめんなさい」いつしかそれが あなたに甘える 言葉になって 「ごめんなさい」それだけ書いて あなたの部屋から 出てゆきました 二十三夜の 夜もふけて あれから 覚えた煙草をすえば ああああ…… 心にそっと 煙が入る 「愛してます」声を出さずに あなたの背中に 何度も言った 「愛してます」言葉に出せば すぐにもよごれる 言葉のようで 「愛してます」さよならのあと 絵葉書の隅に はじめて書いた 二十三夜の 虫の声 ちぎれて 鳴らない風鈴だけが ああああ…… 夜風にそっと 揺られています 二十三夜の 虫の声 ちぎれて 鳴らない風鈴だけが ああああ…… 夜風にそっと 揺られています |
あなたへあなたへ あなたへ 私の小さな過去をつくったあなたへ あなたへ あなたへ 私の未来のために生きてるあなたへ 今朝はまた天気がくずれて 行き交う人もうつむきかげん 靴先を見つめて歩けば つまずくこともないでしょうけど 駅前のスタンドで珈琲を飲んでから 初めて口紅なおした私は どこか投げやりになっている あなたへ あなたへ 私の小さな過去をつくったあなたへ あなたへ あなたへ 私の未来のために生きてるあなたへ 日のくれに市場を歩けば ワインを選ぶ人たちがいて すれ違う間の会話も ねたましいほどはずんでいたわ 眠くなる時までは帰りたくないからと 一人で水割のんでる私は きっとさびしげに見えている あなたへ あなたへ 私の小さな過去をつくったあなたへ あなたへ あなたへ 私の未来のために生きてるあなたへ あなたへ あなたへ 私の小さな過去をつくったあなたへ あなたへ あなたへ 私の未来のために生きてるあなたへ | 小柳ルミ子 | 阿久悠 | 川口真 | | あなたへ あなたへ 私の小さな過去をつくったあなたへ あなたへ あなたへ 私の未来のために生きてるあなたへ 今朝はまた天気がくずれて 行き交う人もうつむきかげん 靴先を見つめて歩けば つまずくこともないでしょうけど 駅前のスタンドで珈琲を飲んでから 初めて口紅なおした私は どこか投げやりになっている あなたへ あなたへ 私の小さな過去をつくったあなたへ あなたへ あなたへ 私の未来のために生きてるあなたへ 日のくれに市場を歩けば ワインを選ぶ人たちがいて すれ違う間の会話も ねたましいほどはずんでいたわ 眠くなる時までは帰りたくないからと 一人で水割のんでる私は きっとさびしげに見えている あなたへ あなたへ 私の小さな過去をつくったあなたへ あなたへ あなたへ 私の未来のために生きてるあなたへ あなたへ あなたへ 私の小さな過去をつくったあなたへ あなたへ あなたへ 私の未来のために生きてるあなたへ |
雪見宿想い出を追う旅の仕度は 墟のように軽く……軽く…… 糊のきいてる浴衣に着がえ ひざをくずして泣いてみます とっくりを並べてもうひとついかがと 写真のあなたへ話しかけるなんて… ちょっと淋しい雪見酒 まだ酔えません雪見宿 ひとり唄でもうたいましょうか 哀しみをこらえて やさしさなんて口走るほど 人生を知ってもないし あなたを憎むそれができれば 楽になれるとひとりごとに もう寝ようかなんてあなたの声真似て 冷たい布団に背中丸くしても ちょっと淋しい雪見酒 まだ酔えません雪見宿 ちらちら煙る雪の破片を 哀しみに浮べて | 小柳ルミ子 | 松本隆 | 筒美京平 | | 想い出を追う旅の仕度は 墟のように軽く……軽く…… 糊のきいてる浴衣に着がえ ひざをくずして泣いてみます とっくりを並べてもうひとついかがと 写真のあなたへ話しかけるなんて… ちょっと淋しい雪見酒 まだ酔えません雪見宿 ひとり唄でもうたいましょうか 哀しみをこらえて やさしさなんて口走るほど 人生を知ってもないし あなたを憎むそれができれば 楽になれるとひとりごとに もう寝ようかなんてあなたの声真似て 冷たい布団に背中丸くしても ちょっと淋しい雪見酒 まだ酔えません雪見宿 ちらちら煙る雪の破片を 哀しみに浮べて |
磯浜慕情遠い岬の あの灯台は 日暮れ近づきゃ 灯をともす 海に出ていった 船人は 灯りめざして 帰るのに 私めざして 帰った人は どこの鴎と 消えたやら 待ってみたって 男と女 所詮こうなりゃ もう駄目ね こぼれ松葉を 指に巻き ひとり歩くの 磯づたい 私を抱いて 誓った夜は どこの海へと 棄てたやら 海はさみしく 暮れてゆく 遠くちらつく 漁火が 私めざして 帰った人は どこの鴎と 消えたやら | 小柳ルミ子 | 山上路夫 | 遠藤実 | | 遠い岬の あの灯台は 日暮れ近づきゃ 灯をともす 海に出ていった 船人は 灯りめざして 帰るのに 私めざして 帰った人は どこの鴎と 消えたやら 待ってみたって 男と女 所詮こうなりゃ もう駄目ね こぼれ松葉を 指に巻き ひとり歩くの 磯づたい 私を抱いて 誓った夜は どこの海へと 棄てたやら 海はさみしく 暮れてゆく 遠くちらつく 漁火が 私めざして 帰った人は どこの鴎と 消えたやら |
冷たい水冷たい水をくれませんか くすぶる私の恋心 やさしくなぞってしみこんで 眠れる夜をくれませんか 確かにあなたオトナですね 私を見ぬいているみたい つかのまやすらぐそれだけじゃ なんにも変わりはしないけど 私 私がわからない ここから どこへ行くのですか それだけ 教えてくれませんか いますぐ 教えてくれませんか 冷たい水をくれませんか あなたの心の奥にある 不思議な静けさなんですか 愛してくれているのですか 私 私がわからない そこから どこへ行くのですか それだけ 教えてくれませんか いますぐ 教えてくれませんか 私 私がわからない ここから どこへ行くのですか それだけ 教えてくれませんか いますぐ 教えてくれませんか いますぐ 教えてくれませんか | 小柳ルミ子 | 下田逸郎 | 梅垣達志 | | 冷たい水をくれませんか くすぶる私の恋心 やさしくなぞってしみこんで 眠れる夜をくれませんか 確かにあなたオトナですね 私を見ぬいているみたい つかのまやすらぐそれだけじゃ なんにも変わりはしないけど 私 私がわからない ここから どこへ行くのですか それだけ 教えてくれませんか いますぐ 教えてくれませんか 冷たい水をくれませんか あなたの心の奥にある 不思議な静けさなんですか 愛してくれているのですか 私 私がわからない そこから どこへ行くのですか それだけ 教えてくれませんか いますぐ 教えてくれませんか 私 私がわからない ここから どこへ行くのですか それだけ 教えてくれませんか いますぐ 教えてくれませんか いますぐ 教えてくれませんか |
夢飛行あなたへ向かう想いが 夜空を走ったような 一瞬白夜が浮かぶ 激しい稲妻 ふさいだ耳がいっぱい あなたのことでいっぱい 星がうらやましくて 涙があふれる 抱きしめられたら楽になれるのに 胸に手を当てひとりで眠る夜は 夢 夢 夢 南の島で あなたと一夏過ごす夢を見る 夢 夢 夢 透きとおる海 あなたにつかまり ゆらりゆらり ゆらゆら 逢うたびせつなく別れ 逢えなきゃ小指が燃える なんで愛したのかと 哀しくなるほど… まぶたの裏がいっぱい あなたが見えていっぱい 空を飛べるでしょうか 愛さえあれば 抱きしめられたら楽になれるのに 胸に手を当てひとりで眠る夜は 夢 夢 夢 夕日の渚 サンゴの指輪をもらう夢を見る 夢 夢 夢 甘い潮風 いっしょに吹かれて ゆらりゆらり ゆらゆら 夢 夢 夢 南の島で あなたと一夏過ごす夢を見る 夢 夢 夢 透きとおる海 あなたにつかまり ゆらりゆらり ゆらゆら | 小柳ルミ子 | 岡田冨美子 | 加瀬邦彦 | | あなたへ向かう想いが 夜空を走ったような 一瞬白夜が浮かぶ 激しい稲妻 ふさいだ耳がいっぱい あなたのことでいっぱい 星がうらやましくて 涙があふれる 抱きしめられたら楽になれるのに 胸に手を当てひとりで眠る夜は 夢 夢 夢 南の島で あなたと一夏過ごす夢を見る 夢 夢 夢 透きとおる海 あなたにつかまり ゆらりゆらり ゆらゆら 逢うたびせつなく別れ 逢えなきゃ小指が燃える なんで愛したのかと 哀しくなるほど… まぶたの裏がいっぱい あなたが見えていっぱい 空を飛べるでしょうか 愛さえあれば 抱きしめられたら楽になれるのに 胸に手を当てひとりで眠る夜は 夢 夢 夢 夕日の渚 サンゴの指輪をもらう夢を見る 夢 夢 夢 甘い潮風 いっしょに吹かれて ゆらりゆらり ゆらゆら 夢 夢 夢 南の島で あなたと一夏過ごす夢を見る 夢 夢 夢 透きとおる海 あなたにつかまり ゆらりゆらり ゆらゆら |
夢日記結ばれないまま それっきり 今でもあなたが恋しくて 結んで別れた人よりも 思い出せつない味がする 好きな人には女って みだらな心を隠すけど 淋しい夜は胸もとあたり 小指でつづる夢日記 きっときっと いつかきっと いっしょに眠ってくださいな あなたの強さを知ったら 離れられなくなるでしょうか それとものぼりつめた恋は 夜空をこがして散るでしょか 男の人は女より ロマンティックというけれど 星のあかりを素肌にまとい 鏡に映す夢日記 きっときっといつかきっと いっしょに眠ってくださいな ルルル…… 星のあかりを素肌にまとい 鏡に映す夢日記 きっときっといつかきっと いっしょに眠ってくださいな | 小柳ルミ子 | 岡田冨美子 | 丹羽応樹 | | 結ばれないまま それっきり 今でもあなたが恋しくて 結んで別れた人よりも 思い出せつない味がする 好きな人には女って みだらな心を隠すけど 淋しい夜は胸もとあたり 小指でつづる夢日記 きっときっと いつかきっと いっしょに眠ってくださいな あなたの強さを知ったら 離れられなくなるでしょうか それとものぼりつめた恋は 夜空をこがして散るでしょか 男の人は女より ロマンティックというけれど 星のあかりを素肌にまとい 鏡に映す夢日記 きっときっといつかきっと いっしょに眠ってくださいな ルルル…… 星のあかりを素肌にまとい 鏡に映す夢日記 きっときっといつかきっと いっしょに眠ってくださいな |
愛してフィナーレ果てしない夢心 はかない恋宴 逢えないもうあなたと 冷めた胸で 雨の坂道 二人は歩く 濡れた肩先 あなたは抱くの 心変わりさえも 読み取りもせず 強くキスを奪えば 恋も終わり やさしさは罪つくり 愛する掟でしょう 言えないわもうあなたに 愛した人 幾つ街路樹 通り過ぎても たどり着けない 炎の夜に 愛しすぎてきっと 燃え尽きたのね 忘れないわあなたを 夢で逢うわ 果てしない夢心 はかない恋宴 逢えないもうあなたと 冷めた胸で やさしさは罪つくり 愛する掟でしょう 言えないわもうあなたに 愛した人 雨がせかすさよならも 一夜の夢 | 小柳ルミ子 | 原真弓 | もとじまかずや | | 果てしない夢心 はかない恋宴 逢えないもうあなたと 冷めた胸で 雨の坂道 二人は歩く 濡れた肩先 あなたは抱くの 心変わりさえも 読み取りもせず 強くキスを奪えば 恋も終わり やさしさは罪つくり 愛する掟でしょう 言えないわもうあなたに 愛した人 幾つ街路樹 通り過ぎても たどり着けない 炎の夜に 愛しすぎてきっと 燃え尽きたのね 忘れないわあなたを 夢で逢うわ 果てしない夢心 はかない恋宴 逢えないもうあなたと 冷めた胸で やさしさは罪つくり 愛する掟でしょう 言えないわもうあなたに 愛した人 雨がせかすさよならも 一夜の夢 |
素肌に華空に輝る金銀の 星がはじけ飛ぶように 逢いたさつのる想い 一途に恋心 炎よりも艶やかな 髪をほどく白い指 貴方の腕をおどる 醒めない夢のなか ひとりきりの夜は涙もろくて 命さらうように アア咲かせてキララカな素肌 女心愛に揺られて 燃えてゆく華 不思議不思議 女の恋は 心の真夏 夕陽よりも鮮やかな 絹のドレス脱ぎ捨てて 貴方の海を泳ぐ 吐息に濡れながら ひとりすごす夜は心ぼそくて 命うばうように アア抱かれてヒメヤカな素顔 女心愛に揺られて 燃えてゆく華 不思議不思議 女の恋は 心の真夏 女心愛に揺られて 燃えてゆく華 不思議不思議 女の恋は 心の真夏 | 小柳ルミ子 | 緑川久美子 | 岡本朗 | | 空に輝る金銀の 星がはじけ飛ぶように 逢いたさつのる想い 一途に恋心 炎よりも艶やかな 髪をほどく白い指 貴方の腕をおどる 醒めない夢のなか ひとりきりの夜は涙もろくて 命さらうように アア咲かせてキララカな素肌 女心愛に揺られて 燃えてゆく華 不思議不思議 女の恋は 心の真夏 夕陽よりも鮮やかな 絹のドレス脱ぎ捨てて 貴方の海を泳ぐ 吐息に濡れながら ひとりすごす夜は心ぼそくて 命うばうように アア抱かれてヒメヤカな素顔 女心愛に揺られて 燃えてゆく華 不思議不思議 女の恋は 心の真夏 女心愛に揺られて 燃えてゆく華 不思議不思議 女の恋は 心の真夏 |
Don't Worry 気にしないで私はあなたが思うほど 陽気な女じゃないわ 涙を上手にかくせる 手管覚えただけなの 泣くなんて辛いでしょう 待つなんてイヤでしょう そうよ バカよ そうよ Don't worry 行きなさいよ Bye my love 気にしないで Don't worry 見えていたの Bye my love Hm バイ バイ バイ あなたの最後の言葉 別れを着飾る衣装など 私の部屋にはないの できればあなたのシャツでも 借りて素肌にまとうわ とかさない髪がいい 一人言 それもいい そうね今は そうね Don't worry 行きなさいよ Bye my love 気にしないで Don't worry 見えていたの Bye my love Hm バイ バイ バイ あなたの最後の言葉 | 小柳ルミ子 | 中村泰士 | 中村泰士 | | 私はあなたが思うほど 陽気な女じゃないわ 涙を上手にかくせる 手管覚えただけなの 泣くなんて辛いでしょう 待つなんてイヤでしょう そうよ バカよ そうよ Don't worry 行きなさいよ Bye my love 気にしないで Don't worry 見えていたの Bye my love Hm バイ バイ バイ あなたの最後の言葉 別れを着飾る衣装など 私の部屋にはないの できればあなたのシャツでも 借りて素肌にまとうわ とかさない髪がいい 一人言 それもいい そうね今は そうね Don't worry 行きなさいよ Bye my love 気にしないで Don't worry 見えていたの Bye my love Hm バイ バイ バイ あなたの最後の言葉 |