| 軍国の母美空ひばり | 美空ひばり | 島田磬也 | 古賀政男 | 佐伯亮 | こころおきなく祖国のため 名誉の戦死頼むぞと 涙も見せず励まして 我が子を送る朝の駅 散れよ若木のさくら花 男と生まれ戦場に 銃剣執るも大君のため 日本男児の本懐ぞ 生きて還ると思うなよ 白木の柩が届いたら 出かした我が子あっぱれと お前の母は褒めてやる 強く雄々しく軍国の 銃後を護る母じゃもの 女の身とて伝統の 忠義の二字に変わりゃせぬ |
| シナの夜美空ひばり | 美空ひばり | 西條八十 | 竹岡信幸 | 佐伯亮 | シナの夜 シナの夜よ 港の灯 紫の夜に 上るジャンクの 夢の船 ああ ああ忘られぬ 胡弓の音 シナの夜 夢の夜 シナの夜 シナの夜よ 柳の窓に ランタンゆれて 赤い鳥かご シナ娘 ああ ああやるせない 愛の歌 シナの夜 夢の夜 シナの夜 シナの夜よ 君待つ宵は 欄干(おばしま)の雨に 花も散る散る 紅も散る ああ ああ別れても 忘らりょか シナの夜 夢の夜 |
| 真実一路美空ひばり | 美空ひばり | 佐藤惣之助 | 古賀政男 | 佐伯亮 | あゝ 大空も 大空も 真実一路の 旅なれど なぜにやつれる なぜくもる 月も一人か 月も一人か 寂しいか あゝ あきらめて あきらめて 真実一路の 旅なれど 切れば血の出る 母と子が 一生他人で 一生他人で いられよか あゝ 夢の世は 夢の世は 真実一路の 旅なれど 愛の光りが 消えたなら 泣いて別れよ 泣いて別れよ 街の空 あゝ 切なさよ 切なさよ 真実一路の 旅なれど 遠い涙の 思い出は 月にちります 月にちります ほろほろり |
| 人生将棋美空ひばり | 美空ひばり | 石本美由起 | かとう哲也 | 佐伯亮 | 指であやつる 将棋の駒も 一手違いで 負けになる 油断すまいぞ この世の中は 辛い勝負の 辛い勝負の くり返し 意地をひと筋 貫くときは なにも恐れぬ 王手飛車 敵にぐるりと 囲まれようと ここで死ぬほど ここで死ぬほど 野暮じゃない 角をとられりゃ 金 銀 桂馬 俺の力は 落ちはせぬ どんな苦労も みなはね返し いまに先手を いまに先手を とってやる どんな時でも 弱気になるな 強気強気で 押して行け 出世駒だよ 人生将棋 勝って明日へ 勝って明日へ 進むのさ |
| 花と炎美空ひばり | 美空ひばり | 川内康範 | 猪俣公章 | 佐伯亮 | 花は散るのが 運命だけれど どうせ咲くなら 恋の花 紅のいのちの舞扇 あなたを愛して 炎のように 燃えて散らない 花になりたい 夢をかくして 咲くのを待って 自分なくした 涙花 だけど女はかくせない あなたを愛して 炎のように 永却(とわ)に消えない 花になりたい 花は花でも 真実一路 どうせ咲くなら 曼陀羅華(いのちばな) 星に想いをつなぎとめ あなたを愛して 炎のように 燃えて死なない 花になりたい |
| ふり向かないで美空ひばり | 美空ひばり | 石川潭月 | 古賀政男 | 佐伯亮 | ふり向かないで 向いちゃ いやいや 悲しかないのに 涙がいっぱい 溢れているの…… 日ぐれの坂道の 向うへ消えた あゝ あの人の 姿…… ふり向かないで 向いちゃ いやいや 悲しかないのに 涙がいっぱい 流れてくるの…… 並木の黄昏に すぼめた肩が あゝ いつまでも 残る…… ふり向かないで 向いちゃ いやいや 悲しかないのに 涙がいっぱい 溢れているの…… ネオンのかゞやきが 夜霧の中に あゝ いつまでも 映る…… |
| 武蔵流転美空ひばり | 美空ひばり | 青山五平 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | 吾れにニ天の 剣あり 一天不変の 運命あり 行くも亦よし 退くもよし 生ある限り 試練に耐えて それからも あゝ それからも 武蔵は生きる 愛の証に 花は咲く 情をかけるは 易けれど 秘めて一途の 剣の舞い 有為転変の 流れの中に それからも あゝ それからも 武蔵は生きる 道を極むは 無限なり 至れば剣禅 これ一つ この身大地に 還るとも 五輪に託す 命は消えず それからも あゝ それからも 武蔵は生きる |
| 娘船頭さん美空ひばり | 美空ひばり | 西條八十 | 古賀政男 | 佐伯亮 | 娘十八 口紅させど わたしゃ淋しい 船頭むすめ 燕来るのに 便りも無くて 見るはあやめの ヨウ花ばかり 想いそめたは 鹿島のまつり おまえゆかたで わたしは島田 祭太鼓に 櫓拍子あわせ 漕いだあの夜の ヨウ天の川 鐘が鳴ります 潮来の空で 月に墨絵の 十二の橋を 漕いで戻れど 別れたひとと 水のながれは ヨウ返りゃせぬ |
明治一代女 美空ひばり | 美空ひばり | 藤田まさと | 大村能章 | 佐伯亮 | 浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の はずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする 怨みますまい この世の事は 仕掛け花火に 似た命 もえて散る間に 舞台が変わる まして女は なおさらに 意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ みんなはかない 水の泡沫(あわ) 泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて 月にくずれる 影法師 |
| もしもこの世がお芝居ならば美空ひばり | 美空ひばり | 古賀政男 | 古賀政男 | 佐伯亮 | もしもこの世が御芝居ならば いつも私は振られ役 泣いて笑って筋書通り こんな男を誰が知ろ 若い身じゃもの血潮はたぎる 俺も人の子人なみに 熱い情にあこがれて 燃えて切ない恋もした それが義理ならあきらめ捨てて 遠く別れて行けばとて 清いあの娘の純情に 泣いて夜霧の旅がらす |
| 矢切の渡し美空ひばり | 美空ひばり | 石本美由起 | 船村徹 | 佐伯亮 | 「つれて逃げてよ……」 「ついておいでよ……」 夕ぐれの雨が降る 矢切りの渡し 親のこころに そむいてまでも 恋に生きたい 二人です 「見すてないでね……」 「捨てはしないよ……」 北風が泣いて吹く 矢切りの渡し 噂かなしい 柴又すてて 舟にまかせる さだめです 「どこへ行くのよ……」 「知らぬ土地だよ……」 揺れながら艪が咽ぶ 矢切りの渡し 息を殺して 身を寄せながら 明日へ漕ぎだす 別れです |
| やさしい愛の歌美空ひばり | 美空ひばり | 西沢爽 | 佐伯亮 | 佐伯亮 | 灯りを消しましょ 星があるもの きかせて‥‥やさしい 愛の歌 今夜はあなたと 二人だけ 素敵なギターに 目をとじて 夢見る小鳩に なりたい私 私はあなたの 歌が大好き きかせて‥‥やさしい 愛の歌 どんなに私が 可愛いの ふたりがはじめて 逢ったとき どっちが夢中に なったのかしら 涙がでるのよ 甘い涙が きかせて‥‥やさしい 愛の歌 この世に終りが 来るときも あなたはうたって くれるわね その手で私を 抱きしめながら |
柔 美空ひばり | 美空ひばり | 関沢新一 | 古賀政男 | 佐伯亮 | 勝つと思うな 思えば負けよ 負けてもともと この胸の 奥に生きてる 柔の夢が 一生一度を 一生一度を 待っている 人は人なり のぞみもあるが 捨てゝ立つ瀬を 越えもする せめて今宵は 人間らしく 恋の涙を 恋の涙を 噛みしめる 口で言うより 手の方が早い 馬鹿を相手の 時じゃない 行くも住(とま)るも 坐(すわ)るも臥(ふ)すも 柔一すじ 柔一すじ 夜が明ける |
| 遊侠街道美空ひばり | 美空ひばり | 西條八十 | 古賀政男 | 佐伯亮 | 敷居三寸 男が跨ぎゃ そとは白刃の くらやみ街道 喰ってやろうか 喰われてやろうか 勝負 勝負勝負の 火花のこの世 花はくれない 柳はみどり どうせ咲いても 短い生命(いのち) 勝つは生き甲斐 勝て勝て明日も 花も 花も嵐も どんと踏み越えて 胸をたたいて ゆくぞときめて 仰ぐ夜空は 十六夜(いざよい)月夜 女房可愛や 門出の祝い にっこり にっこり抱えた こも冠り |
| 露営の歌美空ひばり | 美空ひばり | 藪内喜一郎 | 古関裕而 | 佐伯亮 | 勝って来るぞと 勇ましく ちかって故郷を 出たからは 手柄たてずに 死なれよか 進軍ラッパ 聴くたびに まぶたに浮かぶ 旗の波 土も草木も 火と燃ゆる 果てなき荒野 踏みわけて 進む日の丸 鉄かぶと 馬のたてがみ なでながら 明日の命を 誰が知る 弾丸もタンクも 銃剣も しばし露営の 草まくら 夢に出て来た 父上に 死んで還れと 励まされ さめて睨むは 敵の空 思えば今日の 戦闘に 朱に染まって にっこりと 笑って死んだ 戦友が 天皇陛下 万歳と 残した声が 忘らりょか 戦争する身は かねてから 捨てる覚悟で いるものを 鳴いてくれるな 草の虫 東洋平和の ためならば なんで命が 惜しかろう |
| 別れの一本杉美空ひばり | 美空ひばり | 高野公男 | 船村徹 | 佐伯亮 | 泣けた 泣けた こらえきれずに 泣けたっけ あの娘と別れた 哀しさに 山のかけすも 鳴いていた 一本杉の 石の地蔵さんのよ 村はずれ 遠い 遠い 想い出しても 遠い空 必ず東京へ ついたなら 便りおくれと 言った娘(ひと) りんごの様な 赤い頬っぺたのよ あの泪 呼んで 呼んで そっと月夜にゃ 呼んでみた 嫁にもゆかずに この俺の 帰りひたすら 待っている あの娘はいくつ とうに二十はよ 過ぎたろに |
| 行くぞ大洋三鷹淳とチャッピーズ | 三鷹淳とチャッピーズ | 能丸武 | 三鷹淳 | 佐伯亮 | 行くぞ大洋 行くぞ大洋 勝負の世界 Go Go Go Go! 行くぞ大洋 行くぞ大洋 鍛えた技で Go Go Go Go! 泥にまみれて すべり込む 燃える闘志は 我らの誇り 光輝ある歴史 大洋ホエールズ 行くぞ大洋 行くぞ大洋 男の世界 Go Go Go Go! 行くぞ大洋 行くぞ大洋 磨いた腕で Go Go Go Go! 打って走って 現在を勝つ うなる男と 力を合わせ 勝利を掴む 大洋ホエールズ 行くぞ大洋 行くぞ大洋 勝負の世界 Go Go Go Go! 行くぞ大洋 行くぞ大洋 勝利をめざし Go Go Go Go! 流す涙は 男の血潮 誓うナインで がっちり掴む 勝利の星は 大洋ホエールズ |
| 時は流れて源丈文 | 源丈文 | 源丈文 | 寺田ひさし | 佐伯亮 | 孤独なこの世に 時は流れて 君と夢みた 二人の世界 今では遠い 愛の幻(まぼろし) 一人生きてく 一人生きてく 愛して傷つき 時は流れて 命をかけた 一つの恋も 流れる星に はかなく消えた 二度と帰らぬ 二度と帰らぬ 喜び悲しみ 時は流れて 愛した人も 別れた人も 小さな幸せ 求めて生きる 涙かくして 涙かくして |
| 悲しい酒嶺陽子 | 嶺陽子 | 石本美由起 | 古賀政男 | 佐伯亮 | ひとり酒場で 飲む酒は 別れ涙の 味がする 飲んで棄てたい 面影が 飲めばグラスに また浮かぶ 「ああ 別れた あとの心残りよ 未練なのね あの人の面影 淋しさを忘れるために 飲んでいるのに 酒は今夜も私を悲しくさせる 酒よどうして どうして あの人を あきらめたらいいの あきらめたらいいの」 酒よこゝろが あるならば 胸の悩みを 消してくれ 酔えば悲しく なる酒を 飲んで泣くのも 恋のため 一人ぼっちが 好きだよと 言った心の 裏で泣く 好きで添えない 人の世を 泣いて怨んで 夜が更ける |
| 芸道一代嶺陽子 | 嶺陽子 | 西条八十 | 山本丈晴 | 佐伯亮 | いのち一筋 芸一筋で 勝つか負けるか やるだけやるさ 女黒髪 きりりとかんで 仰ぐおぼろの 仰ぐおぼろの 月の色 月の色 女一人で 生きぬくからは ふまれけられは 覚悟の前よ 姿見せずに 泣くほととぎす 女心を 女心を 誰が知ろ 誰が知ろ 小粒ながらも ひばりの鳥は 泣いて元気で 青空のぼる 麦の畑の 小さな巣には わたし見ている わたし見ている 母がいる 母がいる |
| 人生一路嶺陽子 | 嶺陽子 | 石本美由起 | かとう哲也 | 佐伯亮 | 一度決めたら 二度とは変えぬ これが自分の 生きる道 泣くな迷うな 苦しみ抜いて 人は望みを はたすのさ 雪の深さに 埋もれて耐えて 麦は芽を出す 春を待つ 生きる試練に 身をさらすとも 意地をつらぬく 人になれ 胸に根性の 炎を抱いて 決めたこの道 まっしぐら 明日にかけよう 人生一路 花は苦労の 風に咲け |
| おんなのカン!三船和子 | 三船和子 | 下北沢哲 | 伊藤雪彦 | 佐伯亮 | 身体を気遣い 呑んでるあなた お酒の好みが 変わったみたい 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 責めるつもりは ないけれど 離れたこころは もどらない 帰ってあげて 休まる部屋に 男と女の 関係よりも 友達みたいな 暮らしに慣れた 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 夢の灯りを つけたまま 月日がふたりを 変えたのね 追いかけないわ あなたのあとは 呑み屋の女将と ふらりのお客 傷持つどうしが 近くにさせた 女のカンで わかるのよ 他にいいひと できたのね 燃えた数より 泣いた数 指折り数えりゃ きりがない 帰ってあげて おんなの部屋に |
| 冬旅路三船和子 | 三船和子 | 三正和実 | 大山高輝 | 佐伯亮 | 吹雪けさぎり 涙雪つぶて 未練ひきずり 北のはて 逢いたいよ 恋しいよ いとしくて ねぇ貴方(あなた) くるいそう はりさける この胸も おんな冬旅路 荒れる海鳴り 軋(きし)む岩肌に はぐれカモメも 首すくめ 誰ひとり 影もない 私だけ ねぇ貴方(あなた) 立ちすくみ ほつれ髪 手櫛(てぐし)とく おんな冬旅路 愛はうたかた 波に流しましょう 思い切るには 辛いけど 春風よ 早く吹け 木枯(こがら)しを ねぇ貴方(あなた) 追い帰せ 花ごよみ 連れて来て おんな冬旅路 |
| 女の坂みち宮史郎 | 宮史郎 | 原こうじ | 岡千秋 | 佐伯亮 | 泣きはしないと 強がる裏で 泣いた私が ばかでした 捨てる恋なら 夢ならば なぜに傷跡 残してゆくの 女の坂みち あゝ戻り道 隠しきれない 女の涙 雨よ流して くれますか たとえ他人に なろうとも 肌があの人 忘れはしない 女の坂みち あゝまよい道 あいつひとりが 男じゃないと こころ騙すも 生きるため 追いはしません 辛いけど 弱い女と 言われたくない 女の坂みち あゝひとり道 |
| 女の旅路宮史郎 | 宮史郎 | 宮史郎 | 宮坂実 | 佐伯亮 | 貴男一人を 死なせはしない 何もとりえの ない私 せめて死ぬときゃ 貴男といっしょ そっとつぶやく 南の空で 今日は九州 博多の町よ たずねたずねて 町から町へ 探し疲れて 屋台酒 飲めば飲むほど 逢いたくなって そっと貴男の 名前を呼んだ 今日は播州 姫路の町よ 遠い昔と あきらめはしない 小さな部屋の 片すみで 姫鏡台に 口紅で きっと二人は 逢えると書いた 今日は北の果て 釧路の町よ |
| 悲しい意地宮史郎 | 宮史郎 | 石本美由記 | 西條キロク | 佐伯亮 | 女の愛は いのちでも 男の愛は 出来ごころ 惚れて捧げて 尽くして燃えて 後は切なさ 残るだけ 意地でこらえる この悔しさも 浮気ネオンにゃ わかるまい 捨てたら嫌と すがりつく その手を払う 罪な奴 嘘か真実(まこと)か こころの彩(いろ)に 見分けられない 恋でした 意地でこらえる 涙の裏に にじむ悲しさ 情けなさ 唇 寒い 秋が来て 私の青春(はる)は 返らない 命ぎりぎり 運命(さだめ)を預け 愛に溺れた お馬鹿さん 意地でこらえる 溜息さえも 胸に隠した 傷にしむ |
| 霧の湯布院宮史郎 | 宮史郎 | 仁井谷俊也 | 影山時則 | 佐伯亮 | 阿蘇のやまなみ涙でみつめ ひとりで来ました山の宿 日暮れ湯布院湯のかおり 対の浴衣に眼をやれば 別れの決心がまた鈍る 膝を崩して淋しく酔って ふたりの想い出指で折る いで湯湯布院星月夜 今は添えない男だけど 倖せだったわあの頃は 浅い眠りに寝がえりうてば あなたが夜明けの夢にでる 旅の湯布院朝霧の海 胸の迷いが晴れたなら も一度あなたに帰りたい |
| 酒春秋宮史郎 | 宮史郎 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | 佐伯亮 | 男がひとりで 呑む時は 古びた暖簾の 店がいい 夢をお猪口に 注ぐも良し 想い出肴に 酔うも良し こころに風吹く そんな日は 誰かに電話を すればいい 友と語らう 酒もあり あの娘と酔いたい 酒もある ふる里想って 呑む夜は 地酒と干物が あればいい さかな焼いてる 煙にも 故郷の匂いが しのばれる 春にはぬる燗 夏は冷や 秋には人肌 冬は熱燗 美酒に酔いしれ それぞれに 人生楽しみゃ それでいい |
| 浪花ふたり道宮史郎 | 宮史郎 | 原こうじ | 加藤将貫 | 佐伯亮 | 優しい笑顔に ほだされて ほろり「ほ」の字の 心が揺れる 酔った振りして 甘えてすねる 浪花おんなの いちずな思い あんたと咲きたい…ふたり道 誰にもあるのよ 辛い傷 あんたいいのよ 聞かさんといて まわり道した 似た者同志 どんな小さな 夢でもいいの あんたと分けあう…ふたり道 道頓堀(とんぼり)流れる 水面には ネオン花咲く 明日もあるわ きばる新地の 灯りを拾い 強く結んだ 縁(えにし)の糸で あんたと肩寄せ…ふたり道 |
| おもかげ情話宮路オサム | 宮路オサム | 和泉友大 | 宮路オサム | 佐伯亮 | おもいで注ぎ足し 呑む酒は 別れたあいつの 味がする 雨に濡れたら 風邪ひくと 傘を片手に 待っていた やさしさが いとしさが 雨の酒になる 生活(くら)して一年 しあわせが 二つのこころに 色あせた 花に水やる 横顔に 愛の疲れを かんじてた さみしさが かなしさが ひとり酒になる 気持ちがはなれて いくまえに 他人になるわと 泣いたやつ 秋の風吹く 屋台酒 丁度あの日と 同じ場所 あいたさが つのるほど 今日も酒になる |
| 男なら村田英雄 | 村田英雄 | 西岡水朗 | 草苗圭三 | 佐伯亮 | 男なら 男なら 未練のこすな昔の夢に もとをただせば裸じゃないか 度胸ひとつで押して行け 男ならやってみな 男なら 男なら あの娘一人にくよくよするな 花の日本だ眼を変えて 見ればいずこも花ざかり 男ならやってみな 男なら 男なら お洒落する間に腕を磨け 磨きゃ前途が楽にもなるが お洒落するのは楽じゃない 男ならやってみな 男なら 男なら 雨も嵐も恐れてなろか どんと乗り切れ浮世の波を 船は男の意気である 男ならやってみな 男なら 男なら 愚痴は言うまい嘆いちゃならぬ それで済まなきゃ人形のように 顔で泣かずに腹で泣け 男ならやってみな |
| 瞼の母村田英雄 | 村田英雄 | 中川明徳 | 古賀政男 | 佐伯亮 | 旅寝の夢に瞼の母を おっ母さん! 呼んで思わず 眼が覚めりゃ 逢いたさ見たさが なお募る 顔も知らない おふくろを 想い出す時ゃ 眼をつむろ 逢いたかったぜ瞼の母を おっ母さん! 夢に夢見て きたものを わが子と呼んでは なぜ呉れぬ 逢うたその日に 見せようと 肌でぬくめた 守り札 恨みでござんす瞼の母を おっ母さん! この目とじれば ありありと 浮かんだ面影 なぜ消した 二度と逢うまい 顔見まい 逢わぬ昔が 懐かしい |
無法松の一生 村田英雄 | 村田英雄 | 吉野夫二郎 | 古賀政男 | 佐伯亮 | 小倉生まれで 玄海育ち □も荒いが 気も荒い 無法一代 涙を捨てて 度胸千両で 生きる身の 男一代 無法松 今宵冷たい 片割れ月に 見せた涙は 嘘じゃない 女嫌いの 男の胸に 秘める面影 誰が知る 男松五郎 何を泣く 泣くな嘆くな 男じゃないか どうせ実らぬ 恋じゃもの 愚痴や未練は 玄海灘に 捨てて太鼓の 乱れ打ち 夢も通えよ 女男(みょうと)波 |
| 明治大学校歌明治大学グリークラブ | 明治大学グリークラブ | 児玉花外 | 山田耕筰 | 佐伯亮 | 白雲なびく駿河台 眉秀でたる若人が 撞くや時代の暁の鐘 文化の潮導きて 遂げし維新の栄になう おお明治其の名ぞ吾等が母校 おお明治其の名ぞ吾等が母校 権利自由の揺籃の 歴史は古く今もなお 強き光に輝けり 独立自治の旗翳し 高き理想の道を行く おお我等が健児の意気をば知るや おお我等が健児の意気をば知るや 霊峰不二を仰ぎつつ 刻苦研鑚地念なき 我等に燃ゆる希望あり いでや東亜の一角に 時代の夢を破るべく おお正義の鐘を打ちて鳴らさん おお正義の鐘を打ちて鳴らさん |
| 雨の空港森進一 | 森進一 | 木下龍太郎 | 西條キロク | 佐伯亮 | ドアに挟んだ 別れのメモを 読んでいるはず いま頃は ごめんなさいね あなた こんな別れ方しか 出来なくて ひとり身を引く 女の旅は 空も泣いてる 雨の空港 いまは小いさな 年の差だけど いつか重荷に なるはずよ 初めて知ったの あなた 長さだけじゃないのね しあわせは 愛の残りと 想い出詰めた こころ重たい 雨の空港 遠く消えてく 灯火の中に ふたり暮した 部屋がある 捜しなさいね あなた 同じ夢を見られる いい女を 空に飛び立つ 翼の窓を 濡らす未練の 雨の空港 |
| 新地のおんな森進一 | 森進一 | のまたくま・補作詞:麻こよみ | 森進一 | 佐伯亮 | あなたおとこで わたしはおんな 理屈なんかは いらないわ 獣(けもの)みたいな 激しさで 強く愛して ほしいのよ いのちいのちを 愛してほしい ああ ああ 新地のおんな 恋に何度も 泣かされ泣いて 胸に隠した 傷の跡 なにが大事か ほんとかを 少し知ってる つもりです おんなおんなの まごころあげる ああ ああ 新地のおんな うそはいらない まことがほしい 熱いくちづけ 信じたい おとこ心の 裏表 肌で知ってる わたしです ひとりひとりじゃ 生きられないの ああ ああ 新地のおんな |
| 父娘船森山愛子 | 森山愛子 | 松井由利夫 | 水森英夫 | 佐伯亮 | 潮のしぶきが 沁みとおる ゴムの合羽の 七分袖 父さん舵取り たのんだよ 船の仕切りは まかせておきな 母さん形見の お守り抱いて ヨイショと漕ぎ出す 父娘船 花もはじらう 年頃を 紅もひかずに 束ね髪 極楽トンボの 兄ちゃんが 島へ帰って くるその日まで 父さん二人で 力を合わせ ヨイショと乗り切る 父娘船 海の青さが むらさきに 変わる潮目が 勝負だよ 父さんゆずりの 肝っ玉 嫁のはなし縁談にゃ 片眼をつぶり 舳先で群れ飛ぶ 鴎の唄で ヨイショと網引く 父娘船 |
| 他人宿八汐亜矢子 | 八汐亜矢子 | 遠藤実 | 遠藤実 | 佐伯亮 | お酒の ちからで 別れ話は もうやめて つらさ増します 他人宿 今夜かぎりね… あなたが捨てる 私など 悪い女に なっていいのでしょ ああ かなしい… 雨が降る 涙が こぼれる そっと押えて その指で 未練化粧の 他人宿 さがさないでね… あなたの愛の 片隅に こんな私も 置いて欲しかった ああ かなしい… 雨が降る あなたと 呼ぶひと 私これから いないでしょ 長い廊下の 他人宿 送らないでね… ひとりの旅の はじまりは もっとつめたく 情かけないで ああ かなしい… 雨が降る |
| 南青山三丁目山内惠介 | 山内惠介 | 仁井谷俊也 | 水森英夫 | 佐伯亮 | 忘れないでと 涙を拭いて 雨の鋪道に 消えた女(ひと) マロニエ並木を さまよい行けば どこか空似の 片えくぼ ちょっとせつない… 南青山三丁目 七つ年上 その事ばかり 逢えばいつでも 気にしてた ふたりで歩いた 外苑通り なんで別れた 奪えずに ちょっとせつない… 南青山三丁目 ヘッドライトの 灯りの渦に 今もうかぶよ あの笑顔 愛して添えない この恋ならば せめて祈るよ 倖せを ちょっとせつない… 南青山三丁目 |
津軽慕情 山本謙司 | 山本謙司 | 平山忠夫 | 遠藤実 | 佐伯亮 | 北へ流れる あの雲が 津軽野づらで 雪になる 俺の分まで 働き終えて 親父いまごろ 囲炉裏酒 ああ 帰りたい 帰れない 酔えば恋しい イャーイー ふる里が 背中まるめて おふくろが 榾火もやして 夜業する 俺の野良着を また縫いながら 待っているとの 夢便り ああ 帰りたい 帰れない 唄でしのぼか イャーイー ふる里を 手豆こらえた 山仕事 遠い町から 思い出す わたし津軽で 暮らすと言った 幼馴染は どうしてる ああ 帰りたい 帰れない 想い届けよ イャーイー ふる里へ |
| 津軽慕情~浪曲入り山本謙司 | 山本謙司 | 平山忠夫 | 遠藤実 | 佐伯亮 | 北へ流れる あの雲が 津軽野(の)づらで 雪になる 俺の分まで 働き終えて 親父いまごろ 囲炉裏酒(いろりざけ) ああ 帰りたい 帰れない 酔えば恋しい イヤーイー ふる里が 背中まるめて おふくろが 榾火(ほたび)もやして 夜業(よなべ)する 俺の野良着(のらぎ)を また縫いながら 待っているとの 夢便り ああ 帰りたい 帰れない 唄でしのぼか イヤーイー ふる里を 手豆(てまめ)こらえた 山仕事 遠い町から 思い出す わたし津軽で 暮らすと言った 幼馴染(おさななじみ)は どうしてる ああ 帰りたい 帰れない 想い届けよ イヤーイー ふる里へ |
| 命の灯り米倉ますみ | 米倉ますみ | 宮川ひろし | 宮川ひろし | 佐伯亮 | 播州相生 羅漢の里を すてて幾年 すぎたやら 惚れてしまえば 女のこころ 死ぬも生きるも 一緒です 今では貴方が 故郷みなと どんな試練の 嵐が来ても 信じる人生を ひたすらに ついて行きます 三吉さんに 貧乏道づれ 明日がある 命かさねて 貴方と共に たとえ世間に 背かれようと 小春が貴方の たてになる 日の丸弁当 両手にかかえ ひとり夜汽車で 東京へ 明日は男の 人生勝負 |
| お手を拝借!米倉ますみ | 米倉ますみ | いとう彩 | 三原聡 | 佐伯亮 | どこを斬っても この身体 歌が 歌が命と 出て参ります 景気付けなら にぎやかに 小節千両の 演歌節 今日という日も 何かの御縁 どうぞ どうぞ宜しく 願います 「お手を拝借、ヨーッ!」 蟻も地獄を 這い上がる 意地と 意地と根性 負けられません 恋を捨てても 悔いはない 風も哭かせる 演歌節 今日という日も 何かの御縁 これで これで貴方を 酔わせます 「お手を拝借、ヨーッ!」 たったいちどの 人生を 歌に 歌に懸けます 夢咲かせます 花も嵐も 乗り越えて 道は一筋 演歌節 今日という日も 何かの御縁 どうぞ どうぞ宜しく 願います |
| 酒情話米倉ますみ | 米倉ますみ | 木下龍太郎 | 木村考志 | 佐伯亮 | 胸の傷など 月日が消すと 誰が言ったか うそっ八 酒場 とまり木 泣き雀 思い切る気で 呑んでる酒が 酔えば恋しい 人にする 「心がわりをした人を いまでも恋しいな んて。思い切るために呑んでるはずなのに あの人のいいことばっかりを想い出させて しまう。お酒って お酒ってさあ…。」 いくら私が つとめてみても 直せなかった 浮気ぐせ おんな とまり木 酔い語り 愛想づかしで 別れたくせに 憎い人ほど 後を引く ひとりこのまま 夜通し呑んで 旅に出ようか 夜明けには 酒場 とまり木 酔い雀 昨日ばかりを 向いてたならば 明日にはばたく 空はない |
| 浪花の王将米倉ますみ | 米倉ますみ | 宮川ひろし | 宮川ひろし | 佐伯亮 | 「貧乏がなんじゃい 世間のうわさがなんぼのもんじゃい あんたら坂田三吉 なめたらあかんで」 将棋一筋 男の道を ばかや あほうやと 嘲笑(わら)われながら 苦労しがらみ 笑顔にかくし 男値打ちを 信じてくれる 小春許せよ 浪花育ちの 男の意地を… 「勝てば官軍 負ければ賊軍 今度の王将戦は わいにとっては 一世一代の大勝負なんや… 小春 堪忍やで」 西の坂田か 東の関根 歩には歩なりの 人生(みち)がある 香車(やり)を使えば 日本一と あれが浪花の 三吉さんと 背なで指さす そんな日もくる 浪花の春が… 「神様たのむわ…あと三日 いや二日でええ わいの命 ちぢめてもかまへん 小春を助けてぇな 小春待っててや 死んだら 死んだらあかんで」 明日は東京へ 旅だつ俺に こころ残りは 小春の身体 見せてやりたい 男の舞台 夫婦さかずき たもとに入れて 小春死ぬなよ 坂田三吉 人生勝負… |
| 母の祈り米倉ますみ | 米倉ますみ | 亀田康男 | 宮下健治 | 佐伯亮 | 行方知れない 我が子を探し 祈り重ねる しぐれの岬 今日も立ちます 寒さに耐えて 老いたこの身で カモメにすがる 波も凍てつく ああ 日本海 お前の姿が見えなくなって どれだけ月日が流れたことか 何処にいるの… 何処にいるの… 風よ波よ どうかお願い 早くあの子に 逢わせておくれ… 風のうわさは 異国に生きる 無事な我が子を 知らせる岬 聞けば溢れる 涙の粒が 胸に零れて ふるえる身体 届け雄叫び ああ 日本海 海が鳴く度 心も疼く 影を慕いて 背伸びの波止場 踊る波間の 灯台明かり せめてあの子に 灯しておくれ 燃やす篝火 ああ 日本海 |
| 津軽じょんがら節彩青 | 彩青 | 青森県民謡 | 青森県民謡 | 佐伯亮 | ハアー お国自慢の じょんがら節よー 若い衆唄えば 主人(あるじ)の囃子 娘おどれば 稲穂も踊る ハアー 津軽よいとこ りんごで飾る 娘十八 お化粧で飾る 岩木お山は 男で飾る ハアー 岩木お山を こずえにながめ つづくりんごの みどりの中を 右も左も じょんがら節よー |
| 最上川舟唄彩青 | 彩青 | 山形県民謡 | 山形県民謡 | 佐伯亮 | (ヨーイサノガマショ エンヤコラマーガセ エエヤエーエヤエーエ エーエヤエード ヨーイサノマガショ エンヤコラマーガセ) 酒田さ行ぐさげ 達者(まめ)でろちゃ ヨイト コラサノセー 流行(はやり)風邪など ひかねよに (エエヤエーエヤエーエ エーエヤエード ヨーイサノマガショ エンヤコラマーガセ) 股大根(まっかんだいこ)の 塩汁煮(しょっしるに) 塩しょぱくて くらわんねちゃ (エエヤエーエヤエーエ エーエヤエード ヨーイサノマガショ エンヤコラマーガセ) |