長距離電話あべ静江 | あべ静江 | 藤公之介 | 佐藤健 | | 海はかすんで 潮騒は哀しげで けだるい波が 寄せ返す まるで映画の ラストシーンのように 白みはじめた 渚をひとり ゆうべの長距離電話 とぎれた会話 気まずい沈黙 もう おしまいですか ここまで 追って来てくれる あなたの姿を 待っていました 海のそばの 白いホテルで 砂はしめって 潮風はやさしげで 早起きカモメ 空を舞う ふいに悲しみが この胸に突き上げて 波うちぎわを 駈け出していた ゆうべの長距離電話 つれない返事 電話を切る音 もう おしまいですね ふたりは また元どおりに 愛し合えると 思ってました 海の見える ホテルの部屋で |
歩道橋大塚博堂 | 大塚博堂 | 藤公之介 | 大塚博堂 | | もしかすると ふるさとの町が見えるかと 歩道橋の上にあがってみました 汚れてしまった ぼくの悲しみのような 都会の空の彼方に あの小さな町が 今も本当にあるのでしょうか 歩道橋の上で 想いはめぐる 歩道橋の彼方 ふるさとは遠い 低い家並のつづく 静かな町に きらきら輝きながら 流れている川 自転車のベル鳴らし 古い木の橋を 君とふたりで通った 学校への道 今も本当にあるのでしょうか 歩道橋の上に 夕陽は暮れる 歩道橋の彼方 君は遠い 歩道橋の上で 想いはめぐる 歩道橋の彼方 ふるさとは遠い |
それぞれ大塚博堂 | 大塚博堂 | 藤公之介 | 大塚博堂 | | あした旅立つ人がいる じっとたたずむ人がいる 喋べりつづける人もいる 黙りこくった人もいる みな それぞれの胸の中 いま それぞれに感じてる ドアを押してる人がいる ドアを引いてる人がいる 笑いころげる人もいる なぜか泣き伏す人もいる みな それぞれのやり方で みな それぞれに歩いてる きのう別れた人がいる さっき出逢った人がいる うしろ振り向く人もいる 前を見つめる人もいる みな それぞれの足どりで いま それぞれに生きている みな それぞれの足どりで いま それぞれに生きている…… |
行け!ゴッドマン泉こなた(平野綾) | 泉こなた(平野綾) | 藤公之介 | 山下毅雄 | | 「ゴッドマン!」 おーい ゴッドマン 聞こえるかい おーい ゴッドマン 飛んでこい SOS SOS SOS SOS 地球が危ない SOS SOS SOS SOS ゴッドマン ゴッドマン ゴッド・スパーク 「ゴッドマン!」 おーい ゴッドマン 見えてるかい おーい ゴッドマン やってこい SOS SOS SOS SOS 平和が壊れる SOS SOS SOS SOS ゴッドマン ゴッドマン ゴッド・サークル 「ゴッドマン!」 おーい ゴッドマン 時間がない おーい ゴッドマン 急いでこい SOS SOS SOS SOS お前が頼りだ SOS SOS SOS SOS ゴッドマン ゴッドマン ゴッド・クラッシュ |
フラワー・メッセージ松本ちえこ | 松本ちえこ | 藤公之介 | 加瀬邦彦 | | この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ 日曜日が来るたび 花一輪たずさえ あなたの部屋の窓辺にそっと 届けつづけた それから一週間 あなたからの返事を 今か今かと 胸をおさえて 待ちつづけてる いつか季節が四つも過ぎて 一輪づつ愛をこめて 一年過ぎた この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ 花は季節のたびに 色あざやかだけれど あなたを想う心の色は 枯葉色です 返事をくれないのが あなたの返事ですか? ことわるのなら せめて言葉で 伝えてほしい 私のことが嫌いでしょうか あきらめろというのですか あなたのことを この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ 私のことが嫌いでしょうか あきらめろというのですか あなたのことを この花が最後なの 50本目 あなたへのお別れのメッセージ |
風の館ガロ | ガロ | 藤公之介 | 堀内護 | | めぐり逢えば 別れだけが いつも待ち伏せしてる 心残り ひとつ ふたつ 引きずりながら ひとり… 読みかけの本の ページを折るように 思い出の隅を小さく折れば ぼくの背中ぶって 泣いた君がよみがえる 肩をふるわせて 愛がほしいと 坂の上の壊れかけた レンガ造りの館 生い繁った草の中で 立ちつくしてたふり… 一冊の本も読み終えないうちに ふたりの暮らしは黄昏ていた 崩れ落ちたレンガ 積み重ねてまた崩す 君は旅に出た ぼくは追わない めぐり逢えば 別れだけが いつも待ち伏せしてる 心残り ひとつ ふたつ 引きずりながら ひとり… めぐり逢えば 別れだけが いつも待ち伏せしてる 心残り ひとつ ふたつ 引きずりながら ひとり… |
ひとかかえの愛天地真理 | 天地真理 | 藤公之介 | 森田公一 | | ひとにぎりの風 ルルル…… ひとかかえの愛 ルルル…… 暖かな あなたの心に ふれたくて 今 お久し振りですね お元気でしたか? お互にどこか少しずつ変りましたね。 あなたはずっと素敵になりましたよ! お逢い出来てとてもうれしい。 いわし雲の空 ルルル…… まぶしすぎる街 ルルル…… なつかしい あなたの腕に つかまって 今 暖かな あなたの心に ふれたくて 今 |
カトレアのコサージピンク・レディー | ピンク・レディー | 藤公之介 | 梅垣達志 | | カトレアのコサージに 想いを託しています 今 今 逢いたくて 切なさを たずさえて あなたを訪ねて行くわ 今 今 ひたすらに あなたにとっては迷惑でしょうか わずらわしいでしょうか 今の私には こうすることしか てだてがないの あなたの心を確かめないまま おしかけるつもりです 今の私には こうすることしか てだてがないの カトレアのコサージを あなたが受けてくれたら もう もう それだけで もう もう それだけで |
愛は光の中で堀江美都子 | 堀江美都子 | 藤公之介 | 久石譲 | | 空 あなたの笑顔 海 あなたの心 雨 あなたの吐息 風 あなたのやさしさ めぐり逢って 愛を見つけて 生きることの 素晴らしさ 感じあえた ふたり 愛は光の中で 愛はぬくもりはじめて 頬 あなたが触れて 腕 あなたがすがり 髪 あなたが撫でて 肩 あなたがもたれる めぐり逢って 愛を見つけて 生きることの 素晴らしさ 感じあえた ふたり 愛はゆるやかにいま 愛はせせらぎになって LaLaLa…… 感じあえた ふたり 愛はとめどなくいま 愛は輝きをまして もう 何もいらない あなたがそばにいれば |
乙女の祈り林寛子 | 林寛子 | 藤公之介 | P.Badarzewska | | ひと晩かかって やっと書きあげました 何度も何度も書き直し 何度も何度も読み返し あなたへの想いを ひとかけらも残さずにつめ込みました うすい水色の便箋には 青いインクで 私のありったけの あなたへの想いが あふれそうになりながら つまっています 文字が大きくなったり 小さくなったりしているのは どうぞ 許して下さい いくら押えても いくら押えても 気持がゆれてしまうんです まだ 口さえきいたこともない あなた あなたは あなたの近くに こんな女の子がいることなど これっぽっちも知らないでしょう それでいいんです いつも スポットライトに照らされているみたいに 華やかな あなたには 小さな弱々しいローソクのような 私の光など届くはずがありません でも それでいいんです 私の心の炎は あなたがいてくれるから 燃えることができるのです やっと書きあげた便箋を 三つ折りにして 白い封筒に入れましょう あて名書きは…… そう おもてのあて名は 私あて 住所 名前 郵便番号は すべて私のもの そして 封筒の裏の 差し出し人の名前は あなた――― 二日後に 愛をぎっしりつめ込んだ手紙が あなたの名前で 私に届くでしょう……… |
びんちゃんのうた楠トシエ | 楠トシエ | 藤公之介 | 小谷肇 | 小谷肇 | びんちゃんのあだ名(な)は ナーニ だれでもしってる まめタンク ちっちゃいけれど ドンとこい てあしのばして あばれちゃおう それ! 牛乳(ぎゅうにゅう)びんの一升(いっしょう)びんの花(か)びんの 土(ど)びんの びびんのパッ びんちゃんのすきなもの ナーニ ほっぺたおちそうな やきいもよ あさから ばんまでたべどおし ゆめの中でもたべてるよ それ! 牛乳(ぎゅうにゅう)びんの一升(いっしょう)びんの花(か)びんの 土(ど)びんの びびんのパッ びんちゃんのきらいなもの ナーニ なきむし よわむし いじめっ子 けんかはよそう 友(とも)だちさ みんなあつまれ うたっちゃおう それ! 牛乳(ぎゅうにゅう)びんの一升(いっしょう)びんの花(か)びんの 土(ど)びんの びびんのパッ |
夕陽のレッドマン子門真人 | 子門真人 | 藤公之介 | 山下穀雄 | | 沈む夕陽と おなじ色 そうさ あいつはレッドマン でっかい勇気を おしえて行った どこへ帰るか レッドマン どこへ帰るか レッドマン レッドマン 赤い夕陽を 追いかけて 消えたあいつは レッドマン 怪獣退治の 闘いすませ どこへ帰るか レッドマン どこへ帰るか レッドマン レッドマン あした朝日が また昇る 赤いあいつは レッドマン 心にまっかな 炎をもやし きっとまた来る レッドマン きっとまた来る レッドマン レッドマン |
片恋さとう宗幸 | さとう宗幸 | 藤公之介 | 久保比呂誌 | | 時は残酷に 哀しみさえ 総天然色に 染め上げる 忘れたいのに 色鮮やかに 心の襞(ひだ)を 刺激する 片恋だから… この想い 秋までは 片恋だから… 冬を越え 春までは 熱いままで 疼くだろう 切ないままで 疼くだろう 砂時計の砂 落ち切っても 時は淀みもせず 流れて行く 天然色の 想い出たちの 熱い吐息が よみがえる 片恋だから… ひととせを ふたとせを 片恋だから… いつまでも 夢の中 つらいままで 疼くだろう 迷ったままで 疼くだろう 熱いままで 疼くだろう 切ないままで 疼くだろう |
おはよう!こどもショー楠トシエ・石川進・愛川欽也・ひばり児童合唱団 | 楠トシエ・石川進・愛川欽也・ひばり児童合唱団 | 藤公之介 | 宮崎尚志 | | おーい はじまるってさあ 一人(ひとり)こい 二人(ふたり)こい 三人(さんにん)そろったら はじめよう それ! こどもショー まだ…… 十人(じゅうにん)こい 百人(ひゃくにん)こい 千人(せんにん)そろったら はじめよう それ! こどもショー まだ…… 一万(いちまん) 十万(じゅうまん) 百万(ひゃくまん) 千万(せんまん) あわ…… かぞえきれないや エーイ はじめちゃおう それ! こどもショー |
哀恋蝶広野ゆき | 広野ゆき | 藤公之介 | 小林亜星 | | 苦しいものですね恋は 振り向いて下さい どうか あきらめられません あなた ふるえつづけてます… 蝶のように やさしく してくれたのは あなただけです それを私 真に受けました ああ ほんとに バカですね バカですね 落ちてしまいました恋に 受けとめて下さい どうか おぼれていいですか あなた ささえてくれますか… 花のようにやさしく 抱かれたのは 初めてでした それがほんの 気まぐれなんて もう今では遅すぎる 遅すぎる ますます痛みます胸が 涙があふれます 今日も どうしてくれますか あなた 死んでもいいですか… 蝶のように気軽に 私を捨てて あなたはどこへ うらみつらみ 言えばなおさら ああ みじめなだけです みじめです |
絵空事弘田三枝子 | 弘田三枝子 | 藤公之介 | 川口真 | 萩田光雄 | チャンスがほしい もう一度 そんなセリフも 何度目か ダメな人だと 知りながら ほっておけない はなせない いつもこうして 心ほだされ ベッドの上の 書き置きやぶり 返した鍵を バックに戻す 誓う言葉は絵空事 仕方ないわとひとりごと 信じてくれと 泣きそうな あなたのその目に 嘘がある 嘘と知りつつ また許す バカな女が ここにいる いつもこうして 心ほだされ ふたつのグラスに ワインを注ぎ 黙ってふたり ほほえみかわす 誓う言葉は絵空事 仕方ないわとひとりごと 誓う言葉は絵空事 仕方ないわとひとりごと |
風の館マーク from GARO | マーク from GARO | 藤公之介 | 堀内護 | | めぐり逢えば 別れだけが いつも待ち伏せしてる 心残り ひとつ ふたつ 引きずりながら ひとり… 読みかけの本の ページを折るように 思い出の隅を小さく折れば ぼくの背中ぶって 泣いた君がよみがえる 肩をふるわせて 愛がほしいと 坂の上の壊れかけた レンガ造りの館 生い繁った草の中で 立ちつくしてたふたり… 一冊の本も読み終えないうちに ふたりの暮らしは黄昏ていた 崩れ落ちたレンガ 積み重ねてまた崩す 君は旅に出た ぼくは追わない めぐり逢えば 別れだけが いつも待ち伏せしてる 心残り ひとつ ふたつ 引きずりながら ひとり… めぐり逢えば 別れだけが いつも待ち伏せしてる 心残り ひとつ ふたつ 引きずりながら ひとり… |
アニメーション・ドリームFULL Kabs | FULL Kabs | 藤公之介 | 佐瀬寿一 | 鈴木マサキ | アニメーション ドリーム 夢の中へ アニメーション ドリーム ドリーム ドリーム 暗いスタジオ 片手に台本 見つめる スクリーン 声を持たない このヒーローに 言葉をあたえる アニメーション ドリーム 夢の中へ わたしは足を踏み入れる アニメーション ドリーム 夢の中を わたしは 漂いつづける 愛も 涙も 光も わたしのもの ああ この胸 痛くなる 熱くなる 動くヒーロー わたしの分身 愛しさ 増して行く 光る喜び 揺れる悲しみ 命を 吹き込む アニメーション ドリーム 夢の中へ わたしは 我を忘れ去る アニメーション ドリーム 夢の中を わたしは 何処へでも行ける 愛も 涙も 光も わたしのもの ああ この胸 痛くなる 熱くなる 瞳をとじたら 台本とじて 振り向く スクリーン ライトついたら 涙ぬぐって スタジオ でてゆく アニメーション ドリーム 夢の中へ わたしは 風に吹かれたい アニメーション ドリーム 夢の中を わたしは 雨に打たれたい 愛も 涙も 光も わたしのもの ああ この胸 痛くなる 熱くなる アニメーション ドリーム 夢の中へ アニメーション ドリーム ドリーム ドリーム アニメーション ドリーム 夢の中へ アニメーション ドリーム ドリーム ドリーム アニメーション ドリーム 夢の中へ アニメーション ドリーム ドリーム ドリーム |
急がないで下さい森山良子 | 森山良子 | 藤公之介 | 森山良子 | 佐藤準 | 私と同じくらいの 幸せでよかったら 一緒に歩いてくれませんか 持っているものといえば ひと握りの愛だけ それでよければ いかがですか 青春は見送るものですね だけど人生は 今日も私を迎えにくる 私の足どりに あわせて下さい ひとりで そんなに急がないで下さい 私と同じくらいの 辛さなど平気ならば 一緒に歩いてくれませんか 言葉はほんの少し あとは見つめあうだけ そんな道づれは いかがですか 青春は見送るものですね だけど人生は 今日も私を迎えにくる うしろをふり返る 時間を下さい あなたは しばらく休んでいて下さい |
ひと房の葡萄桜田淳子 | 桜田淳子 | 藤公之介 | 深町純 | | ひと粒(つぶ) ひと粒に 愛を熟させて 通りすがりの誰かを待っている 枝もたわわの ひと房の葡萄 都会は薄墨色(うすずみいろ) そんな黄昏(たそがれ)だけど いつか見たあの青い空を 忘れてしまったわけではないわ いやなことも それなりに 握りつぶすコツを覚えて 急がないで生きて行くわ ひと粒 ひと粒を 熱い唇で 頬ばってくれる あなたを待ちわびて 涙ぐんでる ひと房の葡萄 涙は隠さないわ 誰に見られてもいい 強がりなんかみんな捨てて 可愛い女でいつもいたいの きれいごとを並べても 人はこころ開かないから 飾らないで ぶつかるだけ ひと粒 ひと粒に 愛を熟させて 通りがかったあなたの肩先に 落ちてみせるわ ひと房の葡萄 |
両手に花コリアナJOJO | コリアナJOJO | 藤公之介 | 市川昭介 | 京建輔 | 右手で あなたの手を握り 左手で 彼と手をつなぐ 時代のそよ風 ささやいて そろそろいかがと 誘ってる あなたと一緒の 20年 彼と知り合い まだ2年 男のいいとこ 悪いとこ それぞれ違う 面白さ おたがい 分別ざかりだから だからこそ 分別捨てるのもいい あと半分の 人生だもの 残りは心の 心のままに 右目で あなたにほほえんで 左目で 彼を受け止める 男と女の 関係の 居ごこちのいい お付き合い あなたが 流れる川ならば 彼は 激しく落ちる滝 男というもの いろいろを 女は知って 死にたいの おたがい 分別ざかりだから だからこそ 分別捨てるのもいい あと半分の 人生だもの 残りは心の 心のままに |
どこかでお逢いしましたね日野美歌 | 日野美歌 | 藤公之介 | 聖川湧 | | どこかで お逢いしましたね そんな男の 誘い水 逢ったことなどないけれど 話のつじつま合わす夜 ほんのささいな偶然が 男と女の結び目になる 今でもとてもとてもきれいだと とまどいながら見つめてる どこかで お逢いしましたね たしかに お逢いしましたね 嘘か芝居か からかいか 人違いなら このままで 流れに流され 流れよう 隣あわせのカウンター グラスとグラスを小さく鳴らし 話を作り作りまたつなげ 大人同士の 夜が更ける たしかに お逢いしましたね 流れに流され 流れよう たとえ見知らぬ男でも 惚れてた人だと思えばいいさ グラスに注ぐ注ぐ 琥珀色 酔って誘いに乗りたいね どこかで お逢いしましたね |
あなたが消えない堀江美都子 | 堀江美都子 | 藤公之介 | 小田裕一郎 | | いつもと違う朝だわ 何もかも まぶしい 生まれ変わったみたいに 世界がバラ色 ハートの温度が 今朝は 普通ではないのよ 40度 越えてるわ あなたに逢いたい 街じゅう探し歩いて 公園で休めば 近くの駅のざわめき 潮騒みたいね いろんな出会いを 重ね サヨナラも 重ねて あなたにめぐり逢い 私は変わりそう どうやらホントみたい 恋につかまったみたい あなたの顔が 消えない あなたの声が 消えない あなたのうしろ姿を 街角でみつけて 私の胸のざわめき うず巻みたいだわ どんなふうにして 声をかけたら いいのかな 偶然に逢ったように 見せたいんだけど どうやらホントみたい 恋につかまったみたい あなたの顔が 消えない あなたの声が 消えない どうやらホントみたい 恋につかまったみたい あなたの顔が 消えない あなたの声が 消えない |
坂のある街堺正章 | 堺正章 | 藤公之介 | 川口真 | 川口真 | 今日から二人だけの 愛のくらしを ムム… 坂の下の小さな 部屋で始めようと 胸おどらせて つれづれ歩いた 日暮れどき 目に映るもの すべてが かがやいて見えた街 裏通りには ぼくの 名前を付けて ムム… この坂道は 君の 名前で呼んだね 季節がいくつか過ぎて 二人は別れ ムム… 坂の下の部屋には 見知らぬ人がいる 知らずに足が 向いてたこの街 日暮れどき 君にはつらい想いを させたまま 捨てた街 川の流れに ぼくの 名前を付けて ムム… 小さな橋は 君の 名前で 呼んだね |
雨のララバイ堀江美都子 | 堀江美都子 | 藤公之介 | 久石譲 | | ぼくにはでっかい夢がある 私も大きな夢がある つかまえちゃったら夢じゃない 新しい夢を探せばいい 雨の日に出会った二人だもの 晴れない雨は ないんだもの ぼくには お母ちゃま いないけど 私があなたの そばにいる ラララン 私は私よ キミじゃない ぼくだってぼくだよ キミじゃない だけど一人じゃ いられない みんながいるから ぼくがいる 雨の日に出会った二人だもの 晴れない雨は ないんだもの おねがいなってよ お母ちゃまに 私でよければいつだって ラララン 雨の日に出会った二人だもの 晴れない雨は ないんだもの おねがいなってよ お母ちゃまに 私でよければいつだって ラララン |
あなたの似顔絵堀江美都子 | 堀江美都子 | 藤公之介 | 久石譲 | | 数学のノートの 最後のページに 細いペンで 劇画風に かいたあなたの似顔絵 うつむいた横顔 フワフワのヘアー その中でも ほほえむ目が 得意なんです あなたのために わたし何か何か できるでしょか 熱い想いを ペンにこめ かいたあなたの唇に 胸をドキドキ揺らしながら 押し当ててみる くちびる 誰を見つめてるの 似顔絵の瞳 この私を見てるように やさしく描き直して 世界中でひとり お前だけだぜと あなたが言う セリフなんか かいちゃおうかな あなたのために わたし何か何か できるでしょか 上手にかけた 似顔絵を 淡い色で染めたあとで 吐息まじりの 熱いコトバ ささやきかける 夜です あなたのために わたし何か何か できるでしょか 熱い想いを ペンにこめ かいたあなたの唇に 胸をドキドキ揺らしながら 押し当ててみる くちびる |
サッポロの四季平浩二 | 平浩二 | 藤公之介 | 吉屋潤 | | 春にさすらう 影ひとつ ふるさと遠く 偲びつつ 袖すり合えば わが友よ おもいで作らむ ああ サッポロ 夏に恋した 黒髪の 二重(ふたえ)の君が いとおしい 葉もれ陽の中 抱きすくめ 心かさねた ああ サッポロ 秋は足ばや 枯れ落葉 君と別れた むなしさも 常ならざらむ 人の世も 風の間に間に ああ サッポロ 冬は美味酒(うまざけ) 酌(く)みかわし 吹雪くぐって 友よまた さすらいの身に しみじみと 情(なさけ)染(し)み入る ああ サッポロ ああ サッポロ |
扉淡谷のり子 | 淡谷のり子 | 藤公之介 | 服部克久 | | くちびるで 私の耳かざりを はずすのが 上手(じょうず)だったわね いいかげん 私を燃やしといて あなただけ 酔いつぶれたわね 別れしな うなじに手をすべらし 見つめてる 目がうるんでたわ 言葉など いらない二人だった くちづけも 交(かわ)さなかったわ 二重(ふたえ)まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に会わせる どうせまた 戻って来るんでしょう 今度こそ ドアは あけてやらない…… 花畑 飛びかう蝶々なのね ひな菊に 飽(あ)きたらダリアヘ もうあなた 若くはないのだから しばらくは 羽(はね)を休めたら いつもなら こっそり戻って来て このドアを 小さく叩くの なのにもう 五日も過ぎてるのに 足音の 一つもしないわ 二重まぶたの 男は嫌いよ いつも いつも 私を こんな目に 会わせる どうしたの いつもと違うじゃない このドアはずっと あけてあるのに あけてあるのに あけてあるのに…… ラララ…………ラララ……… このドアはずっとあけてあるのに あけてあるのに…… |
ドーベルマンのように堀江美都子 | 堀江美都子 | 藤公之介 | 久石譲 | | あなたは 朝もや あなたは そよ風 あなたは 夕なぎ どうして 優しすぎるの ドーベルマンのように ドーベルマンのように 足音しのばせ 突然すばやく ドーベルマンのように ドーベルマンのように ときめくハートを 奪い去って (誰を見ているの) (誰を見ているの) 私はここよ ここよ いきなり 嵐を いきなり 津波を いきなり 光を 私に浴びせかけてよ ドーベルマンのように ドーベルマンのように 冷たくするどく 激しくしゃにむに ドーベルマンのように ドーベルマンのように 私のハートを 駆けぬけて (誰が気になるの) (誰が気になるの) 私はここよ ここよ (誰を見ているの) (誰を見ているの) LaLaLa…… |
純白のジューン・ブライド堀江美都子 | 堀江美都子 | 藤公之介 | 田中公平 | | 南フランス コートダジュールがいい カリフォルニアの サンタモニカでもいいわ 三本マスト 夢の帆船 あなたの愛に 包まれ 二人だけの 結婚式 潮風の中 純白のジューン・ブライド 六月の花嫁には 純白のジューン・ブライド 風が似合う 風が似合う…… あなたの心 夜明けの大海原 私はカモメ 波間を翔び回るだけ セールいっぱい 夢をはらんだ あなたと二人の旅は 見つめ合って 抱き合って 幸せの中 純白のジューン・ブライド 六月の花嫁には 純白のジューン・ブライド 風が似合う 風が似合う…… 純白のジューン・ブライド 六月の花嫁には 純白のジューン・ブライド 風が似合う 風が似合う…… |
アンナ・カレーニナ由紀さおり | 由紀さおり | 藤公之介 | 服部良一 | | あなたに借りたままの ロシア文学全集 はさみ込んでた 出さずじまいの あなたあての別れ文(ぶみ) アンナ・カレーニナにも 負けはしないこの愛 だけどあなたが望むなら 捨てましょうと……… あれから十何年 時のせせらぎの中 見おぼえのある うしろ姿を ふと見つけた歩道橋 淡い陽ざしを受けて 子供の手を引いていた 父と娘 長い影と短い影……… 学生時代なんて 恐さ知らずの季節 人生論を 熱い言葉で ぶつけてくる人だった あなたが貸してくれた 「カラマーゾフの兄弟」 読み通せないで 栞(しおり)を はさんだまま……… 二つの影が渡る たそがれの歩道橋 追い越しざまに 振り返ったら あなたのけだるげな顔 ギラギラしたあの目は どこに忘れてきたの おさな児(ご)がしがみついてる あなたの指……… おさな児(ご)がしがみついてる あなたの指……… |
風のかたみ千葉紘子 | 千葉紘子 | 藤公之介 | 大野克夫 | 萩田光雄 | やがて秋が忍びよります 愛がひとつ終りを告げます 墨絵ぼかしの山裾あたり 落葉の下に眠らせましょう あなただけに 注ぎつづけて 疲れきった私の愛です やがて雪が降り積もります 愛がひとつ眠っています 雪化粧の山裾あたり いまでは誰もさがせはしない あなたひとり頼りつづけて ちからつきたわたしの愛です やがて雪がとけはじめます 愛がひとつ流れだします 雪どけ水の谷間をくだり どこへ流れて行くのでしょうか もう迷子にしてしまいます また誰かを愛せるでしょうか |
だれですか大橋恵里子 | 大橋恵里子 | 藤公之介 | 馬飼野康二 | 馬飼野康二 | それは 一枚のハガキで始まったの 差し出し人の名前がない 「今日も電車で お見かけしました」と たった一行 ささやくように…… 一週間に 欠かさず一枚 一行ずつの 語りかけ だれですか あなたはだれですか 「勝手に心を寄せているのです」とか 「日ごとに想いがつのります」とか はずむような 歌うようなその言葉に いつしか 心が傾いて行くわ あなたは私を あなたは私を どこから見てるの どこから見てるの それは 水色のハガキで終わりました 雨の激しい たそがれどき 「ぼくはやっぱり 遠くへ行きます」と 上手な文字が むせんでいたわ…… それからぷっつり ハガキがとだえて 気がかりだけが 残ったの だれですか あなたはだれですか 「背の高い人と歩いてましたね」とか 「もう書くことがありません」とか そんなハガキ届けられて 気になってた 矢先の出来事 それは誤解です どうすればいいの どうすればいいの あなたに逢いたい あなたに逢いたい |
ピーターパンのカセット・テープ大橋恵里子 | 大橋恵里子 | 藤公之介 | 馬飼野康二 | 馬飼野康二 | ピーターパンになりたいと つぶやいて (つぶやいて) フランスパンを かじってた あいつなの (あいつなの) いつの間にやら いなくなって カセット・テープ 届いたわ いつもの やり口(くち)なのよ テープ回すと ぶきっちょに あれこれ言い訳をしたあとで 君のやさしさ しみたよと 泣かせる セリフ テープ 巻き戻し テープ 巻き戻し ピーターパンは気まぐれな 恋泥棒 (恋泥棒) フランスパンを かじるよに 恋をする (恋をする) そのうちどうせ ひょっこりと 戻ってくるわ てれながら いつもの やり口(くち)なのよ あいつ気どった 声を出し 嵐を行く船が ぼくならば 君は港の灯だと キザな セリフ テープ 巻き戻し テープ 巻き戻し あいつ気どった 声を出し 嵐を行く船が ぼくならば 君は港の灯だと キザな セリフ テープ 巻き戻し テープ 巻き戻し |