新宿恋物語

大塚博堂

新宿恋物語

作詞:藤公之介
作曲:大塚博堂
発売日:1999/07/07
この曲の表示回数:26,119回

新宿恋物語
話のはじめは 新宿通り
伊勢丹前の曲がり角
歩行者天国の 人波の中で
出会いがしらに あいつと触れた
ほんのはずみで その細い肩に
なぜだか 魅かれてしまったのでした

話はつづいて 角筈あたり
三越裏のカフェテラス
小さなテーブルに 差し向かいで
身の上話に 涙が落ちた
ほんのはずみで その夜のうちに
あいつを抱いて しまったのでした

話はかわって 柏木あたり
西向きの古い アパートの部屋
あいつの好みの 家具も揃えて
二人の暮らしが はじまっていた
ほんのはずみが ほんとになって
あいつを愛し はじめたのです

話の終わりは 新宿駅で
始発のホームに ただ一人
にがい思い出を 一つ背負って
旅立つあいつを 見送ったのです
ほんのはずみで 朝もやの中に
涙が二つ 落ちてきました

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