雪の恋暖簾を仕舞う その肩に 「惚れたよ 惚れた」と あなたから 愛がひとひら 舞い降りた やさしさ 淋しさ 背負う人 しあわせ咲かそう ここは北国 雪の恋 酔ったら辛い 唄ばかり こころの 傷なら だれにでも おなじわたしも 渡り鳥 流れて 流した 夢もある しあわせ咲かそう ここは北国 雪の恋 黙って手酌 口下手で わかるわ それでも 正直と 春はだれにも 巡り来る 男は 背中で 語りゃいい しあわせ咲かそう ここは北国 雪の恋 | 山口ひろみ | 滝川夏 | 原譲二 | 南郷達也 | 暖簾を仕舞う その肩に 「惚れたよ 惚れた」と あなたから 愛がひとひら 舞い降りた やさしさ 淋しさ 背負う人 しあわせ咲かそう ここは北国 雪の恋 酔ったら辛い 唄ばかり こころの 傷なら だれにでも おなじわたしも 渡り鳥 流れて 流した 夢もある しあわせ咲かそう ここは北国 雪の恋 黙って手酌 口下手で わかるわ それでも 正直と 春はだれにも 巡り来る 男は 背中で 語りゃいい しあわせ咲かそう ここは北国 雪の恋 |
年上の女やけれど甘えてええんよ からんでええの この膝いつでも 空けてある がんばり過ぎんで ええからね 今のまんまの あんたが好きや 年上の 女やけれど 頼りにしてます 誰よりも 無理して格好 つけてる背中 笑いをこらえて ついて行く 男に生まれた ばっかりに 肩の荷物が 重すぎるのね 年上の 女やけれど とことん飲みましょ 夜明けまで 泣いてもええんよ 愚痴ってええの 眠りにつくまで そばにいる なんにも出来ない もどかしさ せめて笑顔で 支えていたい 年上の 女やけれど 信じてよかった 幸せを 信じてよかった 幸せを | 山口ひろみ | 伊藤美和 | 岡千秋 | 前田俊明 | 甘えてええんよ からんでええの この膝いつでも 空けてある がんばり過ぎんで ええからね 今のまんまの あんたが好きや 年上の 女やけれど 頼りにしてます 誰よりも 無理して格好 つけてる背中 笑いをこらえて ついて行く 男に生まれた ばっかりに 肩の荷物が 重すぎるのね 年上の 女やけれど とことん飲みましょ 夜明けまで 泣いてもええんよ 愚痴ってええの 眠りにつくまで そばにいる なんにも出来ない もどかしさ せめて笑顔で 支えていたい 年上の 女やけれど 信じてよかった 幸せを 信じてよかった 幸せを |
さよなら…あなた未練の涙か こぬか雨 ひとり夜ふけの 汽車を待つ 私が一緒に 暮らしたら あなたの夢の じゃまになる わかって下さい 女の気持ち さよなら さよなら さよなら…あなた このまま世間の 片隅で 埋もれて終わる 人じゃない 後悔しません 別れても 心はそばに 置いて行く わかって下さい 女の嘘を さよなら さよなら さよなら…あなた 出会いと別れの 時刻表 人はそれぞれ 持っている うしろ髪引く 想い出に 汽笛よどうぞ 泣かないで わかって下さい 女のこころ さよなら さよなら さよなら…あなた | 山口ひろみ | 麻こよみ | 岡千秋 | 前田俊明 | 未練の涙か こぬか雨 ひとり夜ふけの 汽車を待つ 私が一緒に 暮らしたら あなたの夢の じゃまになる わかって下さい 女の気持ち さよなら さよなら さよなら…あなた このまま世間の 片隅で 埋もれて終わる 人じゃない 後悔しません 別れても 心はそばに 置いて行く わかって下さい 女の嘘を さよなら さよなら さよなら…あなた 出会いと別れの 時刻表 人はそれぞれ 持っている うしろ髪引く 想い出に 汽笛よどうぞ 泣かないで わかって下さい 女のこころ さよなら さよなら さよなら…あなた |
望み星見えぬ所も 手抜きはしない 励(はげ)む手仕事 ひとすじに 汗水流して 働く者に きっといい日が 来て欲しい… 星も肯(うなず)く 夜の空 きらめく満天 夢明り 家族そろって 夕餉(ゆうげ)を囲む それが幸せ 何よりも 苦労の涙が いつかは花に 肩を寄せ合い 生きて行く… 路地にこぼれる 笑い声 優しくしみます 夜の風 悔し涙を 飲み込む夜ふけ わかる人には わかってる 真っ直ぐ真面目(まじめ)に 生きてる者に きっといい日が 来て欲しい… 夜空(そら)に流れる 星ひとつ 明日(あした)へ望みの 道しるべ | 山口ひろみ | 麻こよみ | 弦哲也 | 伊戸のりお | 見えぬ所も 手抜きはしない 励(はげ)む手仕事 ひとすじに 汗水流して 働く者に きっといい日が 来て欲しい… 星も肯(うなず)く 夜の空 きらめく満天 夢明り 家族そろって 夕餉(ゆうげ)を囲む それが幸せ 何よりも 苦労の涙が いつかは花に 肩を寄せ合い 生きて行く… 路地にこぼれる 笑い声 優しくしみます 夜の風 悔し涙を 飲み込む夜ふけ わかる人には わかってる 真っ直ぐ真面目(まじめ)に 生きてる者に きっといい日が 来て欲しい… 夜空(そら)に流れる 星ひとつ 明日(あした)へ望みの 道しるべ |
雪蓮花あなたと出逢って 初めて知った 生まれた理由(わけ)を 幸せを ささやかに おだやかに 生きてゆきたい 寄り添って 愛しいひとの 胸の中 百年に一度咲く 女は女は 雪蓮花(せつれんか) 最後の恋だと わかったすぐに 心の糸が 震えたの ゆるやかに しなやかに 越えてゆきたい 歳月(としつき)を あなたの色に 染められて 百年に一度咲く 女は女は 雪蓮花(せつれんか) あなたの鼓動が 私を呼んで 雪より白い 運命花(さだめばな) たおやかに はなやかに 咲いて散りたい 人生を 愛しいひとは ただひとり 百年に一度咲く 女は女は 雪蓮花(せつれんか) | 山口ひろみ | 伊藤美和 | 弦哲也 | 伊戸のりお | あなたと出逢って 初めて知った 生まれた理由(わけ)を 幸せを ささやかに おだやかに 生きてゆきたい 寄り添って 愛しいひとの 胸の中 百年に一度咲く 女は女は 雪蓮花(せつれんか) 最後の恋だと わかったすぐに 心の糸が 震えたの ゆるやかに しなやかに 越えてゆきたい 歳月(としつき)を あなたの色に 染められて 百年に一度咲く 女は女は 雪蓮花(せつれんか) あなたの鼓動が 私を呼んで 雪より白い 運命花(さだめばな) たおやかに はなやかに 咲いて散りたい 人生を 愛しいひとは ただひとり 百年に一度咲く 女は女は 雪蓮花(せつれんか) |
どうするこの恋赤い赤い赤い夕陽の 波止場に立てば みれん糸ひく 波の帯 帰る港は おまえの胸と ぎゅっと抱かれて 大波小波 どうする どうする どうするの あなたこの恋 どうするの… 風の風の風の便りじゃ 時化(しけ)待ち酒場 届く噂は 恋しぶき 酒に口説きと 惚れたをまぜて 呑(の)んでいまごろ 酔いどれ鴎 どうなる どうなる どうなるの あなたこの愛 どうなるの… 待って待って待っているのよ おんなの春を 海がやっぱり ふるさとね あなたひとりに 捧げるために 燃えて身を焦(や)く まごころひとつ どうする どうする どうするの あなたこの夢 どうするの… | 山口ひろみ | 中谷純平 | 原譲二 | 南郷達也 | 赤い赤い赤い夕陽の 波止場に立てば みれん糸ひく 波の帯 帰る港は おまえの胸と ぎゅっと抱かれて 大波小波 どうする どうする どうするの あなたこの恋 どうするの… 風の風の風の便りじゃ 時化(しけ)待ち酒場 届く噂は 恋しぶき 酒に口説きと 惚れたをまぜて 呑(の)んでいまごろ 酔いどれ鴎 どうなる どうなる どうなるの あなたこの愛 どうなるの… 待って待って待っているのよ おんなの春を 海がやっぱり ふるさとね あなたひとりに 捧げるために 燃えて身を焦(や)く まごころひとつ どうする どうする どうするの あなたこの夢 どうするの… |
その名はこゆき北の女を くどくなら 秋の終わりに するがいい ひとり冬越す つらさがわかる 女ごころに 日暮れが早い 雨の雨の札幌 とまり木同志 こぼれたお酒で書いた その名はこゆき 北の女の さみしさは 酔えばなおさら しみるのさ 少しうすめの 水割りでいい そっと気づかう 小さな笑顔 夜の夜の札幌 すすきの灯り ネオンも切なく揺れる その名はこゆき 北の女の やさしさは 誰も言うのさ 口癖に 涙もろくて 辛さに耐えて 厚い情けに しんから泣ける 雪の雪の札幌 アカシアの道 しばれて吐息も白い その名はこゆき | 山口ひろみ | 数丘夕彦 | 原譲二 | 南郷達也 | 北の女を くどくなら 秋の終わりに するがいい ひとり冬越す つらさがわかる 女ごころに 日暮れが早い 雨の雨の札幌 とまり木同志 こぼれたお酒で書いた その名はこゆき 北の女の さみしさは 酔えばなおさら しみるのさ 少しうすめの 水割りでいい そっと気づかう 小さな笑顔 夜の夜の札幌 すすきの灯り ネオンも切なく揺れる その名はこゆき 北の女の やさしさは 誰も言うのさ 口癖に 涙もろくて 辛さに耐えて 厚い情けに しんから泣ける 雪の雪の札幌 アカシアの道 しばれて吐息も白い その名はこゆき |
人生よいしょの渡り鳥花と嵐の 人生を 今から歩いて 参ります 凶と出ますか 吉と出ますか やってみなけりゃ 分からない とにかく よいしょ よいしょ よいしょ よいしょ 人生よいしょの 渡り鳥 ツキの八の字 富士の山 何だかやれそな 気がします 今日の一歩が 明日の百歩に 成ると信じて 進みます とにかく よいしょ よいしょ よいしょ よいしょ 人生よいしょの 渡り鳥 苦労山坂 あることは もともと承知で ございます 咲くも風流 散るも風流 春・夏・秋・冬 風まかせ とにかく よいしょ よいしょ よいしょ よいしょ 人生よいしょの 渡り鳥 | 山口ひろみ | 志賀大介 | 原譲二 | 丸山雅仁 | 花と嵐の 人生を 今から歩いて 参ります 凶と出ますか 吉と出ますか やってみなけりゃ 分からない とにかく よいしょ よいしょ よいしょ よいしょ 人生よいしょの 渡り鳥 ツキの八の字 富士の山 何だかやれそな 気がします 今日の一歩が 明日の百歩に 成ると信じて 進みます とにかく よいしょ よいしょ よいしょ よいしょ 人生よいしょの 渡り鳥 苦労山坂 あることは もともと承知で ございます 咲くも風流 散るも風流 春・夏・秋・冬 風まかせ とにかく よいしょ よいしょ よいしょ よいしょ 人生よいしょの 渡り鳥 |
雪・哀歌くずれる肩に 雪が降る みぞれまじりの 冷たい 冷たい 雪が降る 偲ぶ想いに ふり返りゃ あと追いかけて くるように 雪が降る 涙の川に 雪が降る ひとりぽっちの 哀しい 哀しい 雪が降る やるせない身が つらすぎて 泣き泣き友の 名を呼べば 雪が降る 寒いこころに つき刺さる どこまで遠い まだ遠い 雪が降る | 山口ひろみ | 原譲二 | 原譲二 | 南郷達也 | くずれる肩に 雪が降る みぞれまじりの 冷たい 冷たい 雪が降る 偲ぶ想いに ふり返りゃ あと追いかけて くるように 雪が降る 涙の川に 雪が降る ひとりぽっちの 哀しい 哀しい 雪が降る やるせない身が つらすぎて 泣き泣き友の 名を呼べば 雪が降る 寒いこころに つき刺さる どこまで遠い まだ遠い 雪が降る |
ゆめ暖簾渡る世間の 向い風 胸に冷たく しみ通る 愚痴は言わない こぼさない も一度暖簾を あげるまで 口紅(べに)をキリリと 引き直し 隠す涙の ひとしずく 我慢堪忍 何事も お天道様が 見ています 二度と泣かない つらくても この手で暖簾を あげるまで 意地があります 女にも 今は苦労の まわり道 浮かぶ夜空の 三日月に 無事を祈って 手を合わす 負けはしません 負けません も一度暖簾を あげるまで 春が来ますね 生きてれば 明日(あす)を信じる 裏通り | 山口ひろみ | 麻こよみ | 弦哲也 | 前田俊明 | 渡る世間の 向い風 胸に冷たく しみ通る 愚痴は言わない こぼさない も一度暖簾を あげるまで 口紅(べに)をキリリと 引き直し 隠す涙の ひとしずく 我慢堪忍 何事も お天道様が 見ています 二度と泣かない つらくても この手で暖簾を あげるまで 意地があります 女にも 今は苦労の まわり道 浮かぶ夜空の 三日月に 無事を祈って 手を合わす 負けはしません 負けません も一度暖簾を あげるまで 春が来ますね 生きてれば 明日(あす)を信じる 裏通り |
ひとり涙酒薄い灯りの 裏酒場 飲めば未練が またつのる 酒より沁みる 淋しさに 泣いて 泣いて 泣いてまた酔う なみだ酒 つかむそばから はらはらと なぜに幸せ こぼれ散る つらさにひとり 負けそうで 飲んで 飲んで 飲んでまた酔う なみだ酒 痩せた女の 指の先 グラス持つ手の 重たさよ 夜ふけに消えた うしろ影 酔って 酔って 酔ってまた泣く なみだ酒 | 山口ひろみ | 麻こよみ | 弦哲也 | 前田俊明 | 薄い灯りの 裏酒場 飲めば未練が またつのる 酒より沁みる 淋しさに 泣いて 泣いて 泣いてまた酔う なみだ酒 つかむそばから はらはらと なぜに幸せ こぼれ散る つらさにひとり 負けそうで 飲んで 飲んで 飲んでまた酔う なみだ酒 痩せた女の 指の先 グラス持つ手の 重たさよ 夜ふけに消えた うしろ影 酔って 酔って 酔ってまた泣く なみだ酒 |
三陸風みなと駅を下りれば 海峡が ここまで迫(せま)って 来るようで ひとり立たずむ 湾(いりうみ)は 群れ翔ぶカモメに 息を呑む 三陸女川(おながわ) ここへ来た あなたを忘れる 旅路です いつか港に 夕闇が 海からかぶさり 始まって 旅の寂(さび)しさ つのります 遠くの町まで 来たものと 三陸断崖(きりぎし) 風の音 身を引く女の 胸の内 漁船(ふね)を出す人 送る人 港のしあわせ ここにある そんな暮らしに ふと触れて 灯りがともるわ 私にも 三陸釜石 北へ行(ゆ)く 明日へ出直す 旅路です | 山口ひろみ | 坂口照幸 | 徳久広司 | | 駅を下りれば 海峡が ここまで迫(せま)って 来るようで ひとり立たずむ 湾(いりうみ)は 群れ翔ぶカモメに 息を呑む 三陸女川(おながわ) ここへ来た あなたを忘れる 旅路です いつか港に 夕闇が 海からかぶさり 始まって 旅の寂(さび)しさ つのります 遠くの町まで 来たものと 三陸断崖(きりぎし) 風の音 身を引く女の 胸の内 漁船(ふね)を出す人 送る人 港のしあわせ ここにある そんな暮らしに ふと触れて 灯りがともるわ 私にも 三陸釜石 北へ行(ゆ)く 明日へ出直す 旅路です |
夕咲きの恋今、来たばかりと あなたが微笑(わら)う 息を切らして 駆け寄る私 片目つむって 「ごめんね…」と そうよ人待つ 生き方を いつか忘れて いた女 うしろ姿も はずむのよ あなた止まり木 夕咲きの恋 ひとりの時なら 素通りしてる 知らぬままです 赤提灯も 二人づれって 素敵よね 酔って背中に 負ぶさって ふいに黙って 涙ぐむ こんな私で いいですか あなた止まり木 夕咲きの恋 しずかに抱かれて 眠りに沈む 先(さき)の約束 したのも同じ 広いその胸 その中に つらい昔は もう過去と 叫ぶ私が ここにいる 今は夢にも 色がある あなた止まり木 夕咲きの恋 | 山口ひろみ | 坂口照幸 | 徳久広司 | | 今、来たばかりと あなたが微笑(わら)う 息を切らして 駆け寄る私 片目つむって 「ごめんね…」と そうよ人待つ 生き方を いつか忘れて いた女 うしろ姿も はずむのよ あなた止まり木 夕咲きの恋 ひとりの時なら 素通りしてる 知らぬままです 赤提灯も 二人づれって 素敵よね 酔って背中に 負ぶさって ふいに黙って 涙ぐむ こんな私で いいですか あなた止まり木 夕咲きの恋 しずかに抱かれて 眠りに沈む 先(さき)の約束 したのも同じ 広いその胸 その中に つらい昔は もう過去と 叫ぶ私が ここにいる 今は夢にも 色がある あなた止まり木 夕咲きの恋 |
春は桜の夢が咲くあなた あなた あなた一人が いるだけで 私の人生 えびす顔 冬の坂 いくつか越えて 結んだ絆 つなぐこの手に 照れるひと 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く 泣いて 泣いて 泣いて笑って また泣いて 苦労で覚えた おもいやり あの夜を 忘れはしない あなたの涙 今日はぶらりと 縄のれん 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く こころ こころ こころ重ねて 肩寄(かたよ)せて 似た者同士が 惚れている 散る時は 一緒と決めた ふたつの生命(いのち) ついて行(ゆ)きます 何処(どこ)までも 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く | 山口ひろみ | 建石一 | 宮下健治 | 池多孝春 | あなた あなた あなた一人が いるだけで 私の人生 えびす顔 冬の坂 いくつか越えて 結んだ絆 つなぐこの手に 照れるひと 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く 泣いて 泣いて 泣いて笑って また泣いて 苦労で覚えた おもいやり あの夜を 忘れはしない あなたの涙 今日はぶらりと 縄のれん 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く こころ こころ こころ重ねて 肩寄(かたよ)せて 似た者同士が 惚れている 散る時は 一緒と決めた ふたつの生命(いのち) ついて行(ゆ)きます 何処(どこ)までも 二人の幸せ 春は桜の夢が咲く |
おんな神輿歌「さあさあさあ 道をあけておくれ おんな神輿のお通りだよ。 このおまつりのために一年三百六十五日 女をつとめているんだよ。 花のお江戸 火消しの親分 め組の辰五郎さんじゃないけれど、 いまのご時世、女は度胸 男は愛嬌… 今年のまつりに 花そえるため お役にたてばとやってまいりましたおんな衆。 おっと出しゃ張り女じゃございません。」 ?遠い神代の昔から 女ならでは夜も明けぬ(デモネ) 粋な男にゃ 粋な男にゃ 乙にすました女でも(アチョイト) 一目惚れ 「前口上はこれくらいにして、さあ皆さまのかけ声お手拍子いただいて おんな神輿の出番とまいりましょう。」 まつり太鼓に 浮かれ山車(だし) 母のお胎内(なか)を ポンと出た 氏神様の 産湯を使い 巻いたさらしは 伊達じゃない おんな神輿は エ~ 心意気 サーエ 格子作りに 御神灯下げて 兄きゃ宅(うち)かと 姉御に問えば 兄きゃ二階で 木遣りの稽古 音頭とるのは ありゃ内の人 エンヤラヤ サノ ヨーイサ エンヤラヤ エンヤラヤレコノセ サノセー アレワサ エンヤラヤ (女)「じれったいねぇ…もう…あんたも男のはしくれだろう。 あたしに惚れてるなら惚れてると言っちまいなよ。」 (男)「馬鹿言え!そんなことたやすく言えるもんじゃない。 惚れてるってことはなぁ…こうなんか胸の中が熱くなって… 言葉じゃ言えないもんなんだ。」 (女)「それでそれでどうなるの。」 (男)「ほら、見てみろ お月さんをよ。 月にむら雲 花に風って言うだろう 半分見えない所が未曽なのさ。 俺なんて大した男じゃないけど、 古い男だからうまく言葉に出来ないのさ…自分の気持ちがさ おまえわかんないのか。」 (女)「わかってるよ、あんたの良さはあたしが一番知ってるよ。 だけど だけどね心配なんだよ、あんたもてるだろう。 それに まだ夫婦(めおと)じゃないから。」 (男)「まつりの好きな女が俺は好きなんだ。 五穀豊穣や大漁の祈りと感謝をこめる それがまつりだ。 俺とおまえの夫婦(めおと)まつりは後回し。 まずは他人様の縁結びだ。 …じゃ 今夜は帰るぜ」 (女)「やっぱりあんたはいい男だねぇ。 理屈じゃないんだよ。 惚れるってことはさ…恋はあたしの負けさ。」 お声かかれば 参じます めでためでたの 花の宴 人生まつり よいしょとかつぎ 旅がはじまる 夫婦(めおと)みち おんな神輿の エ~ 祝い歌 「あんたと夫婦(めおと)になれたなら あたしは ともに白髪の生えるまで 幸せいっぱい生きていきたいのさ。 親と子、人と人、男と女、心に流れる情感こそが大事だと、 子供の頃から父母に言われておりました。 私もやっとこの年になって情愛というものがわかりはじめました。 時代は百年に一度の寒い風が吹いておりますが、寒い時代だからこそ 人情のあたたかさが身にしみてわかるのでしょう… 明るく元気に皆で励ましささえ合って 共に生命(いのち)いっぱい生きてまいりましょう。 疲れたら叫びましょう大声で”笑顔万歳”とね。」 寒い時代で あればこそ 熱い人情(なさけ)が 宝もの 大地をふんで 荒海こえて 生きる男を ささえたい おんな神輿は エ~ 春を呼ぶ | 山口ひろみ | 建石一 | 徳久広司 | 池多孝春 | 「さあさあさあ 道をあけておくれ おんな神輿のお通りだよ。 このおまつりのために一年三百六十五日 女をつとめているんだよ。 花のお江戸 火消しの親分 め組の辰五郎さんじゃないけれど、 いまのご時世、女は度胸 男は愛嬌… 今年のまつりに 花そえるため お役にたてばとやってまいりましたおんな衆。 おっと出しゃ張り女じゃございません。」 ?遠い神代の昔から 女ならでは夜も明けぬ(デモネ) 粋な男にゃ 粋な男にゃ 乙にすました女でも(アチョイト) 一目惚れ 「前口上はこれくらいにして、さあ皆さまのかけ声お手拍子いただいて おんな神輿の出番とまいりましょう。」 まつり太鼓に 浮かれ山車(だし) 母のお胎内(なか)を ポンと出た 氏神様の 産湯を使い 巻いたさらしは 伊達じゃない おんな神輿は エ~ 心意気 サーエ 格子作りに 御神灯下げて 兄きゃ宅(うち)かと 姉御に問えば 兄きゃ二階で 木遣りの稽古 音頭とるのは ありゃ内の人 エンヤラヤ サノ ヨーイサ エンヤラヤ エンヤラヤレコノセ サノセー アレワサ エンヤラヤ (女)「じれったいねぇ…もう…あんたも男のはしくれだろう。 あたしに惚れてるなら惚れてると言っちまいなよ。」 (男)「馬鹿言え!そんなことたやすく言えるもんじゃない。 惚れてるってことはなぁ…こうなんか胸の中が熱くなって… 言葉じゃ言えないもんなんだ。」 (女)「それでそれでどうなるの。」 (男)「ほら、見てみろ お月さんをよ。 月にむら雲 花に風って言うだろう 半分見えない所が未曽なのさ。 俺なんて大した男じゃないけど、 古い男だからうまく言葉に出来ないのさ…自分の気持ちがさ おまえわかんないのか。」 (女)「わかってるよ、あんたの良さはあたしが一番知ってるよ。 だけど だけどね心配なんだよ、あんたもてるだろう。 それに まだ夫婦(めおと)じゃないから。」 (男)「まつりの好きな女が俺は好きなんだ。 五穀豊穣や大漁の祈りと感謝をこめる それがまつりだ。 俺とおまえの夫婦(めおと)まつりは後回し。 まずは他人様の縁結びだ。 …じゃ 今夜は帰るぜ」 (女)「やっぱりあんたはいい男だねぇ。 理屈じゃないんだよ。 惚れるってことはさ…恋はあたしの負けさ。」 お声かかれば 参じます めでためでたの 花の宴 人生まつり よいしょとかつぎ 旅がはじまる 夫婦(めおと)みち おんな神輿の エ~ 祝い歌 「あんたと夫婦(めおと)になれたなら あたしは ともに白髪の生えるまで 幸せいっぱい生きていきたいのさ。 親と子、人と人、男と女、心に流れる情感こそが大事だと、 子供の頃から父母に言われておりました。 私もやっとこの年になって情愛というものがわかりはじめました。 時代は百年に一度の寒い風が吹いておりますが、寒い時代だからこそ 人情のあたたかさが身にしみてわかるのでしょう… 明るく元気に皆で励ましささえ合って 共に生命(いのち)いっぱい生きてまいりましょう。 疲れたら叫びましょう大声で”笑顔万歳”とね。」 寒い時代で あればこそ 熱い人情(なさけ)が 宝もの 大地をふんで 荒海こえて 生きる男を ささえたい おんな神輿は エ~ 春を呼ぶ |
お米と野菜の祝い唄ハアー 天のめぐみの 陽をあびて ハアー 田んぼ畑は 生きている 生きている 爺さまいつも 言(ゆ)うとるよ 米のひとつぶ ありがたや ハァーアア… 嬉しいね (独白)「田んぼさん 田んぼさん 昨日はありがとうございました。 今日もよろしくお願い致しますね。 こうやって今は、田んぼや畑仕事を始める前にちゃんと言えるけど、 お嫁に来た頃は何にも言えなくて、よくじっちゃんやばっちゃんに 叱られたわ。 都会で暮らすもんは、もののありがたみがわからんで困る。 でも、そんなときあんたがかばってくれた。 一つ一つ野良仕事の手順や使う道具の名前もね… 田んぼも畑も生きものだから、 イヤイヤやったら不味いもんしか出来ん。 真心こめて種の時から一生懸命声掛けしてゆくんだ。 お米さん、お米さん、 美味しく育ってね。皆に元気を与えてね。 最初は何でそんなことをって思ったけど、段々年を重ねて ゆくうちに、あたしにもそれがわかって来たの。 優しい気持ちで声かけすることが大切だと… 家族みんなで力を合わせて、それが絆だってね。」 (夫)「俺たち結婚して何年だ、十年すぎたのか。 いや、おまえの働く姿をみて、ふっと思ったんだけどさ…」 (妻)「そうですよ、十年目に子供が産まれて、今あの子が二つ半 ですからね。」 (夫)「そうか、おまえもよく辛抱してくれたね…ありがとう… 都会育ちのおまえがさ、俺んところへ嫁に来てくれたと思うとな… 見合いのような出会いから始まったからなぁ。」 (妻)「あたしもね、 はじめはなんか躊躇(ちゅうちょ)するものがあったけど、 農作業体験のあと、あんたの土にまみれた太くておいものような指を 思い出したら笑っちゃって… 結婚してもいいかなって、ふと思ったのよ…真面目そうだしね。」 (夫)「何だそれって、俺が好きって言う告白か。」 (妻)「やだ、違うわよ。田んぼがいいな、 お陽さまがいいなって話…(笑)」 ハアー 四月五月は 田植えどき ハアー 九月十月 稲を刈る 稲を刈る 婆さま楽が したいとよ 籠の孫見て ひと踊り ハァーアア… 嬉しいね (妻)「ねえあんた、あの桜の木の下でお昼にしましょ。」 (夫)「なんだ、もうそんな時間か。」 (妻)「はい、おにぎりと浅漬のお新香。 今日はばっちゃんが家で子守してるから、早く帰らないとね。 ばっちゃんやじっちゃんはすぐ抱っこするから、抱きぐせが もうついちゃって、あの子も泣けば抱っこしてくれると思って…」 (夫)「いいじゃないか、じっちゃんとばっちゃんがいるから こうやって田んぼにいられるんだ。昔の農家と今は違う。」 (妻)「そうね、あの頃は専業農家が多かったけど、今は兼業だもんね。 子供も少なくなっているし… でも、誰かがお米や野菜をつくってゆかないと。 今は家庭菜園が流行っているけど、 苗をつくるったって、ハウスの空気の入れかえや、水をやったり 芽が出て来てやっと苗だからねぇ…それを田んぼに植える。 今はトレーラーがあるけど はじっこの隅の差し根植えは手作業 だからね。水の量だって毎日見ないといけないし。」 (夫)「俺たち農家が無くなったら、 一体この国はどうなるんだろうなぁ。」 (妻)「子供達の為に私達が一生懸命やらないと、 田んぼも畑も泣いてますよ。 あたしらの苦労は 未来の子供たちの為なんですね。」 一つとせ 一人じゃさみしい 野良仕事 野良仕事 夫婦(ふうふ)でありゃこそ 楽しけれ ララ 楽しけれ ハアー 人が喜ぶ 美味しいと ハアー それが明日の 夢ぢから 夢ぢから 苦労と感謝 支え合い 祈る豊作 青い空 ハァーアア… うれしいね (夫)「おーい この大根見てみろ。おまえの白い足のように ぷっくらよう出来とるぞ。」 (妻)「こっちの大根だって、あんたの顔みたいにまんまるですよぉ。 …おあいにく様。」 (独白)「畑に鍬(くわ)を入れて、サクサクサク。 土を耕して種をまいてゆく。 お陽さまの陽差し、雨のうるおい。 みんな神様の贈りものです。 森にホタルが帰ってくるのはいつでしょう。 田んぼに糸とんぼが帰ってくるのはいつでしょう。 子供たちに見せてあげたい。」 「お爺ちゃんお婆ちゃんも、夫婦(ふうふ)で苦労つんで来た。 あたしたち夫婦(ふうふ)も、一緒に苦労しょって行きたい。 ふたりで力あわせて 夢を一つ一つ叶えてゆきましょう… ねぇあんた。 それが夫婦(めおと)夢ぢからよ!」 | 山口ひろみ | 建石一 | 徳久広司 | 池多孝春 | ハアー 天のめぐみの 陽をあびて ハアー 田んぼ畑は 生きている 生きている 爺さまいつも 言(ゆ)うとるよ 米のひとつぶ ありがたや ハァーアア… 嬉しいね (独白)「田んぼさん 田んぼさん 昨日はありがとうございました。 今日もよろしくお願い致しますね。 こうやって今は、田んぼや畑仕事を始める前にちゃんと言えるけど、 お嫁に来た頃は何にも言えなくて、よくじっちゃんやばっちゃんに 叱られたわ。 都会で暮らすもんは、もののありがたみがわからんで困る。 でも、そんなときあんたがかばってくれた。 一つ一つ野良仕事の手順や使う道具の名前もね… 田んぼも畑も生きものだから、 イヤイヤやったら不味いもんしか出来ん。 真心こめて種の時から一生懸命声掛けしてゆくんだ。 お米さん、お米さん、 美味しく育ってね。皆に元気を与えてね。 最初は何でそんなことをって思ったけど、段々年を重ねて ゆくうちに、あたしにもそれがわかって来たの。 優しい気持ちで声かけすることが大切だと… 家族みんなで力を合わせて、それが絆だってね。」 (夫)「俺たち結婚して何年だ、十年すぎたのか。 いや、おまえの働く姿をみて、ふっと思ったんだけどさ…」 (妻)「そうですよ、十年目に子供が産まれて、今あの子が二つ半 ですからね。」 (夫)「そうか、おまえもよく辛抱してくれたね…ありがとう… 都会育ちのおまえがさ、俺んところへ嫁に来てくれたと思うとな… 見合いのような出会いから始まったからなぁ。」 (妻)「あたしもね、 はじめはなんか躊躇(ちゅうちょ)するものがあったけど、 農作業体験のあと、あんたの土にまみれた太くておいものような指を 思い出したら笑っちゃって… 結婚してもいいかなって、ふと思ったのよ…真面目そうだしね。」 (夫)「何だそれって、俺が好きって言う告白か。」 (妻)「やだ、違うわよ。田んぼがいいな、 お陽さまがいいなって話…(笑)」 ハアー 四月五月は 田植えどき ハアー 九月十月 稲を刈る 稲を刈る 婆さま楽が したいとよ 籠の孫見て ひと踊り ハァーアア… 嬉しいね (妻)「ねえあんた、あの桜の木の下でお昼にしましょ。」 (夫)「なんだ、もうそんな時間か。」 (妻)「はい、おにぎりと浅漬のお新香。 今日はばっちゃんが家で子守してるから、早く帰らないとね。 ばっちゃんやじっちゃんはすぐ抱っこするから、抱きぐせが もうついちゃって、あの子も泣けば抱っこしてくれると思って…」 (夫)「いいじゃないか、じっちゃんとばっちゃんがいるから こうやって田んぼにいられるんだ。昔の農家と今は違う。」 (妻)「そうね、あの頃は専業農家が多かったけど、今は兼業だもんね。 子供も少なくなっているし… でも、誰かがお米や野菜をつくってゆかないと。 今は家庭菜園が流行っているけど、 苗をつくるったって、ハウスの空気の入れかえや、水をやったり 芽が出て来てやっと苗だからねぇ…それを田んぼに植える。 今はトレーラーがあるけど はじっこの隅の差し根植えは手作業 だからね。水の量だって毎日見ないといけないし。」 (夫)「俺たち農家が無くなったら、 一体この国はどうなるんだろうなぁ。」 (妻)「子供達の為に私達が一生懸命やらないと、 田んぼも畑も泣いてますよ。 あたしらの苦労は 未来の子供たちの為なんですね。」 一つとせ 一人じゃさみしい 野良仕事 野良仕事 夫婦(ふうふ)でありゃこそ 楽しけれ ララ 楽しけれ ハアー 人が喜ぶ 美味しいと ハアー それが明日の 夢ぢから 夢ぢから 苦労と感謝 支え合い 祈る豊作 青い空 ハァーアア… うれしいね (夫)「おーい この大根見てみろ。おまえの白い足のように ぷっくらよう出来とるぞ。」 (妻)「こっちの大根だって、あんたの顔みたいにまんまるですよぉ。 …おあいにく様。」 (独白)「畑に鍬(くわ)を入れて、サクサクサク。 土を耕して種をまいてゆく。 お陽さまの陽差し、雨のうるおい。 みんな神様の贈りものです。 森にホタルが帰ってくるのはいつでしょう。 田んぼに糸とんぼが帰ってくるのはいつでしょう。 子供たちに見せてあげたい。」 「お爺ちゃんお婆ちゃんも、夫婦(ふうふ)で苦労つんで来た。 あたしたち夫婦(ふうふ)も、一緒に苦労しょって行きたい。 ふたりで力あわせて 夢を一つ一つ叶えてゆきましょう… ねぇあんた。 それが夫婦(めおと)夢ぢからよ!」 |
津軽恋つづり雪の匂いは 津軽の匂い 情けぬくもり ストーブ列車 胸のいたみを 絶ち切るために 涙 海ぞい 鯵ヶ沢(あじがさわ) …せめてひととき 傘踊り 姉っこ どこさ行く いそいそと 波の花散る 小泊岬 なぜに溶けない 心の氷柱(つらら) 風にじょんがら 背中を押され 十三(とさ)の砂山 五所川原(ごしょがわら) …和(なご)む花茣蓙(はなござ) 傘踊り 旅の終わりは 十和田と決めて 雪の津軽を 西から東 リンゴ畑も お岩木山も 冬を忍んで 待つ春の …夢がほころぶ 傘踊り | 山口ひろみ | 松井由利夫 | 徳久広司 | 池多孝春 | 雪の匂いは 津軽の匂い 情けぬくもり ストーブ列車 胸のいたみを 絶ち切るために 涙 海ぞい 鯵ヶ沢(あじがさわ) …せめてひととき 傘踊り 姉っこ どこさ行く いそいそと 波の花散る 小泊岬 なぜに溶けない 心の氷柱(つらら) 風にじょんがら 背中を押され 十三(とさ)の砂山 五所川原(ごしょがわら) …和(なご)む花茣蓙(はなござ) 傘踊り 旅の終わりは 十和田と決めて 雪の津軽を 西から東 リンゴ畑も お岩木山も 冬を忍んで 待つ春の …夢がほころぶ 傘踊り |
柿の実の詩枝葉の落ちた 柿の木は 静かに来る春 待っている 桃栗三年 柿八年 わたし努力が 足りないですか 頬をよせれば 聞こえてきます 頑張りなさいと 柿の実の詩 汗ばむ頃に 柿の木に ちいさな黄色の 花が咲く 逢う人去る人 めぐる季節 つらい別れを 心の糧に 住めばこの街 優しさ匂う 私をささえる 柿の実の詩 子供がのぼる 柿の木を 見てたらあげると 朱(あか)い実を 甘柿渋柿 夢の味 こんなところに 幸せひとつ どんなときでも 一人じゃないわ 夕焼けうれしい 柿の実の詩 | 山口ひろみ | 建石一 | 徳久広司 | 池多孝春 | 枝葉の落ちた 柿の木は 静かに来る春 待っている 桃栗三年 柿八年 わたし努力が 足りないですか 頬をよせれば 聞こえてきます 頑張りなさいと 柿の実の詩 汗ばむ頃に 柿の木に ちいさな黄色の 花が咲く 逢う人去る人 めぐる季節 つらい別れを 心の糧に 住めばこの街 優しさ匂う 私をささえる 柿の実の詩 子供がのぼる 柿の木を 見てたらあげると 朱(あか)い実を 甘柿渋柿 夢の味 こんなところに 幸せひとつ どんなときでも 一人じゃないわ 夕焼けうれしい 柿の実の詩 |
さくら川生まれた時から 女には 背負った苦労が 男とちがう 母から学ぶ 笑顔と我慢 恋が教える せつなさつらさ 泣いちゃ駄目 泣いちゃ駄目 泣いちゃ駄目 花咲く日は来る さくら川 流れる落葉を 今日も見た 自分を棄てたら 希望(のぞみ)も消える 故郷(ふるさと)呼んで 励ますこころ 寒い風にも 負けたりしない 明るくね 明るくね 明るくね 花咲く日は来る さくら川 二人をぬらして 日照り雨 喜び悲しみ 水面(みなも)にゆれる あなたとならば 歩いてゆける 愛の明日に 嵐が来ても 夢がある 夢がある 夢がある 花咲く日は来る さくら川 | 山口ひろみ | 建石一 | 徳久広司 | 池多孝春 | 生まれた時から 女には 背負った苦労が 男とちがう 母から学ぶ 笑顔と我慢 恋が教える せつなさつらさ 泣いちゃ駄目 泣いちゃ駄目 泣いちゃ駄目 花咲く日は来る さくら川 流れる落葉を 今日も見た 自分を棄てたら 希望(のぞみ)も消える 故郷(ふるさと)呼んで 励ますこころ 寒い風にも 負けたりしない 明るくね 明るくね 明るくね 花咲く日は来る さくら川 二人をぬらして 日照り雨 喜び悲しみ 水面(みなも)にゆれる あなたとならば 歩いてゆける 愛の明日に 嵐が来ても 夢がある 夢がある 夢がある 花咲く日は来る さくら川 |
大漁恋唄船は男の 度胸で捌(さば)く 浜は女の 根性で仕切る 留守の番屋は 任せておきな 千島親潮(ちしまおやしお) 海明(うみあ)け夜明(よあ)け 無事と大漁を シャシャンと〆(し)めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲(はなさ)き港(みなと)だよ 惚れて惚れぬき 押しかけ女房 苦労承知で あずけた命 情け手作り 龍神さまの 赤(あか)い共布(ともぎ)れ お守り袋 無事と大漁を シャシャンと〆めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲き港だよ 海が結んだ つがいの鴎 波のまくらで みる夢ひとつ 帰るその日を 指折りかぞえ 三月辛抱(みつきしんぼう) 半年我慢(はんとしがまん) 無事と大漁を シャシャンと〆めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲き港だよ | 山口ひろみ | 松井由利夫 | 徳久広司 | 池多孝春 | 船は男の 度胸で捌(さば)く 浜は女の 根性で仕切る 留守の番屋は 任せておきな 千島親潮(ちしまおやしお) 海明(うみあ)け夜明(よあ)け 無事と大漁を シャシャンと〆(し)めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲(はなさ)き港(みなと)だよ 惚れて惚れぬき 押しかけ女房 苦労承知で あずけた命 情け手作り 龍神さまの 赤(あか)い共布(ともぎ)れ お守り袋 無事と大漁を シャシャンと〆めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲き港だよ 海が結んだ つがいの鴎 波のまくらで みる夢ひとつ 帰るその日を 指折りかぞえ 三月辛抱(みつきしんぼう) 半年我慢(はんとしがまん) 無事と大漁を シャシャンと〆めて エンやドット ドドンとドット ソレ 花咲き港だよ |
知床番屋ようやく海明け 流氷が 北へ戻った オホーツク 男と女の 知床番屋 これからしばらく 恋休み 漁師は船出が 早いから 甘えちゃいけない 夜明けまで 一目で私が 惚れたのか 先に貴方(あんた)が 口説(くど)いたか 男と女の 知床番屋 いつしか二人は 恋祭り 全てを許した あの夜(よ)から ぬくもり恋しい 腕まくら 大漁祈って 岸壁で 船を見送る オホーツク 男と女の 知床番屋 今年でそろそろ 恋納(おさ)め 親御も承知の 仲ならば 秋味(あきあじ)頃には 浜女房 | 山口ひろみ | 木下龍太郎 | 岡千秋 | | ようやく海明け 流氷が 北へ戻った オホーツク 男と女の 知床番屋 これからしばらく 恋休み 漁師は船出が 早いから 甘えちゃいけない 夜明けまで 一目で私が 惚れたのか 先に貴方(あんた)が 口説(くど)いたか 男と女の 知床番屋 いつしか二人は 恋祭り 全てを許した あの夜(よ)から ぬくもり恋しい 腕まくら 大漁祈って 岸壁で 船を見送る オホーツク 男と女の 知床番屋 今年でそろそろ 恋納(おさ)め 親御も承知の 仲ならば 秋味(あきあじ)頃には 浜女房 |
浪花ごころすがた形じゃ 好きにはならん うちはあんたの 心に惚れた 浪花人情 曽根崎ごころ 生きる苦労は 買(こ)うてもするが 承知せえへん あゝ泣かしたら あんな男と 世間の噂 ひとり歩きの 八百八橋 浪花人情 土佐堀ごころ 他人(ひと)の知らない あんたの夢に うちは賭けます あゝ信じます 情(じょう)の深さは 誰にも負けん イヤと云う程 尽くしてみせる 浪花人情 道頓堀(とんぼり)ごころ 浮世しぐれに 傘さし合(お)うて ついて行(ゆ)きます あゝ離れずに | 山口ひろみ | 仁井谷俊也 | 徳久広司 | | すがた形じゃ 好きにはならん うちはあんたの 心に惚れた 浪花人情 曽根崎ごころ 生きる苦労は 買(こ)うてもするが 承知せえへん あゝ泣かしたら あんな男と 世間の噂 ひとり歩きの 八百八橋 浪花人情 土佐堀ごころ 他人(ひと)の知らない あんたの夢に うちは賭けます あゝ信じます 情(じょう)の深さは 誰にも負けん イヤと云う程 尽くしてみせる 浪花人情 道頓堀(とんぼり)ごころ 浮世しぐれに 傘さし合(お)うて ついて行(ゆ)きます あゝ離れずに |
恋・来い・カラス好きよ 好き好き 好きなのよ 寝てもさめても あなただけ 死ぬの生きるの 切ない思い 逢えばころりと 替り玉 今鳴いたカラスが もう笑う 女ごころは アンアアーアン 秋の空 燃えて 燃やして 燃えつきて 夢に飛びたい 赤とんぼ 骨になるまで おんなは女 だからいつでも 恋化粧 今鳴いたカラスが もう笑う 女ごころは アンアアーアン 秋の空 泣いて 泣かして 泣かされて 恋に理屈は 梨の花 咲いてこぼれて 熟して実る 味は食べなきゃ わからない 今鳴いたカラスが もう笑う 女ごころは アンアアーアン 秋の空 | 山口ひろみ | 松井由利夫 | 水森英夫 | 伊戸のりお | 好きよ 好き好き 好きなのよ 寝てもさめても あなただけ 死ぬの生きるの 切ない思い 逢えばころりと 替り玉 今鳴いたカラスが もう笑う 女ごころは アンアアーアン 秋の空 燃えて 燃やして 燃えつきて 夢に飛びたい 赤とんぼ 骨になるまで おんなは女 だからいつでも 恋化粧 今鳴いたカラスが もう笑う 女ごころは アンアアーアン 秋の空 泣いて 泣かして 泣かされて 恋に理屈は 梨の花 咲いてこぼれて 熟して実る 味は食べなきゃ わからない 今鳴いたカラスが もう笑う 女ごころは アンアアーアン 秋の空 |
花しるべ川は逆(さか)さに 流れはしない 雨は下から 降りゃしない 花は散っても 実は残る 女でなければ 出来ないものを いつかこの手で 掴(つか)みたい 情(なさ)けこぼれ灯 拾って歩きゃ きっと出逢える 夢もある 愚痴(ぐち)は奥歯で 噛みしめて 女は死ぬまで いのちの花を 咲かせつづけて 生きて行く 春のひだまり 抱きしめながら ぬれて艶(いろ)ます 花菖蒲(はなしょうぶ) 恋は明日の 道しるべ 女の決め手は 真心(まごころ)ひとつ こぼす涙も 花ざかり | 山口ひろみ | 松井由利夫 | 水森英夫 | 池多孝春 | 川は逆(さか)さに 流れはしない 雨は下から 降りゃしない 花は散っても 実は残る 女でなければ 出来ないものを いつかこの手で 掴(つか)みたい 情(なさ)けこぼれ灯 拾って歩きゃ きっと出逢える 夢もある 愚痴(ぐち)は奥歯で 噛みしめて 女は死ぬまで いのちの花を 咲かせつづけて 生きて行く 春のひだまり 抱きしめながら ぬれて艶(いろ)ます 花菖蒲(はなしょうぶ) 恋は明日の 道しるべ 女の決め手は 真心(まごころ)ひとつ こぼす涙も 花ざかり |
ソーラン渡り鳥津軽の海を 越えて来た ねぐら持たない みなしごつばめ 江差(えさし)恋しや 鰊場(にしんば)恋し 三味を弾く手に 想いを込めて ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン 唄うソーラン ああ 渡り鳥 故郷の港 偲んでも 夢も届かぬ 北国の空 愛嬌えくぼに 苦労を隠し 越えたこの世の 山川幾つ ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン 旅のソーラン ああ 渡り鳥 瞼の裏に 咲いている 幼なじみの はまなすの花 つらいことには 泣かないけれど 人の情けが 欲しくて泣ける ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン 娘ソーラン ああ 渡り鳥 | 山口ひろみ | 石本美由起 | 遠藤実 | | 津軽の海を 越えて来た ねぐら持たない みなしごつばめ 江差(えさし)恋しや 鰊場(にしんば)恋し 三味を弾く手に 想いを込めて ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン 唄うソーラン ああ 渡り鳥 故郷の港 偲んでも 夢も届かぬ 北国の空 愛嬌えくぼに 苦労を隠し 越えたこの世の 山川幾つ ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン 旅のソーラン ああ 渡り鳥 瞼の裏に 咲いている 幼なじみの はまなすの花 つらいことには 泣かないけれど 人の情けが 欲しくて泣ける ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン 娘ソーラン ああ 渡り鳥 |
春は二度来る、三度来る春は二度来る 三度来る 涙もいつかは 花になる 散った恋なら つらくても 笑顔で見送る 潔(いさぎよ)さ… 未練断ち切り 明日を待つ 春は二度来る 三度来る どちらが騙した 訳じゃない 胸の痛みを 傷跡を お酒で酔わせる 雨の夜… つらさ堪(こら)えて 明日を待つ 春は二度来る 三度来る 別れに強がる 悪い癖 消したつもりの 面影が 瞼(まぶた)を閉じれば また浮かぶ… 愚痴をこぼさず 明日を待つ 春は二度来る 三度来る 幸せ微笑む 時が来た 遅れ咲きでも 花は花 どこかに似合いの 人がいる… 望み失くさず 明日を待つ 望み失くさず 明日を待つ | 山口ひろみ | 麻こよみ | 原譲二 | 南郷達也 | 春は二度来る 三度来る 涙もいつかは 花になる 散った恋なら つらくても 笑顔で見送る 潔(いさぎよ)さ… 未練断ち切り 明日を待つ 春は二度来る 三度来る どちらが騙した 訳じゃない 胸の痛みを 傷跡を お酒で酔わせる 雨の夜… つらさ堪(こら)えて 明日を待つ 春は二度来る 三度来る 別れに強がる 悪い癖 消したつもりの 面影が 瞼(まぶた)を閉じれば また浮かぶ… 愚痴をこぼさず 明日を待つ 春は二度来る 三度来る 幸せ微笑む 時が来た 遅れ咲きでも 花は花 どこかに似合いの 人がいる… 望み失くさず 明日を待つ 望み失くさず 明日を待つ |
ひだまり坂生きるこの世の 近道よりも 今は我慢の まわり道 心通わせ 二人なら 負けはしません 苦労には… 肩寄せながら ひだまり坂を 歩く夢みて 生きて行く そばにいてくれ これから先も 絆(きずな)ひと文字 つなぐ指 つらい時には いつだって 貸してあげます この膝を… 木洩れ日揺れる ひだまり坂を 歩く夢みて 生きて行く 惚れてひとすじ 添い遂げられりゃ 女心の 嬉し泣き あなた好みの 口紅は 色も春待つ さくら色… 明日(あした)に続く ひだまり坂を 歩く夢みて 生きて行く | 山口ひろみ | 麻こよみ | 原譲二 | 南郷達也 | 生きるこの世の 近道よりも 今は我慢の まわり道 心通わせ 二人なら 負けはしません 苦労には… 肩寄せながら ひだまり坂を 歩く夢みて 生きて行く そばにいてくれ これから先も 絆(きずな)ひと文字 つなぐ指 つらい時には いつだって 貸してあげます この膝を… 木洩れ日揺れる ひだまり坂を 歩く夢みて 生きて行く 惚れてひとすじ 添い遂げられりゃ 女心の 嬉し泣き あなた好みの 口紅は 色も春待つ さくら色… 明日(あした)に続く ひだまり坂を 歩く夢みて 生きて行く |
海峡蛍送る人ない 女の旅に 従(つ)いて来たのか 港から 明かり点して 船の後追う 海峡蛍 消しても消えない この胸の 未練火見るよで 辛くなる 愛を信じて 尽くして来たが いつか背いた あの人は 同じ運命の 恋に泣くのか 海峡蛍 積み木と同じで もろいもの 壊れて気が付く しあわせは 海で迷子に ならないように 早くお帰り 岬まで 名残り惜しそに 闇にまたたく 海峡蛍 私のことなら 大丈夫 芯なら強いの 見掛けより | 山口ひろみ | 木下龍太郎 | 岡千秋 | 南郷達也 | 送る人ない 女の旅に 従(つ)いて来たのか 港から 明かり点して 船の後追う 海峡蛍 消しても消えない この胸の 未練火見るよで 辛くなる 愛を信じて 尽くして来たが いつか背いた あの人は 同じ運命の 恋に泣くのか 海峡蛍 積み木と同じで もろいもの 壊れて気が付く しあわせは 海で迷子に ならないように 早くお帰り 岬まで 名残り惜しそに 闇にまたたく 海峡蛍 私のことなら 大丈夫 芯なら強いの 見掛けより |
一世一代明日(あす)の決まった 人生なんて この世に生まれた 甲斐がない 泥んこぬかるみ 乗り越えて 信じたこの道 独(ひと)りゆく 一世一代 勝負賭けるさ おとこの夢に 俺の生きざま 嘲笑(わら)った奴に 見せたい魂(こころ)の 意地ひとつ 可愛いおまえにゃ すまないが お預けなんだよ 色恋は 一世一代 負けはしないさ 浮世の風に 他人(ひと)を泣かせて 出世をしても 拍手はこないさ 何処からも 世間に踏まれて 叩かれて 大きくなるんだ 人は皆 一世一代 大志(ゆめ)を咲かそう 人生舞台 | 山口ひろみ | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 蔦将包 | 明日(あす)の決まった 人生なんて この世に生まれた 甲斐がない 泥んこぬかるみ 乗り越えて 信じたこの道 独(ひと)りゆく 一世一代 勝負賭けるさ おとこの夢に 俺の生きざま 嘲笑(わら)った奴に 見せたい魂(こころ)の 意地ひとつ 可愛いおまえにゃ すまないが お預けなんだよ 色恋は 一世一代 負けはしないさ 浮世の風に 他人(ひと)を泣かせて 出世をしても 拍手はこないさ 何処からも 世間に踏まれて 叩かれて 大きくなるんだ 人は皆 一世一代 大志(ゆめ)を咲かそう 人生舞台 |
縁~えん~縁という名の 出逢いがなけりゃ 夢も咲かずに 枯れるだろ 人はひとりじゃ 何にも出来ぬ 扶けられ… 支えられ… でかくなるのさ 人間は 恋だ愛だと 理屈を云うが 縁があるから 結ばれた 不足ならべりゃ きりないけれど いたわりと… 思いやり… それが倖せ 招くのさ 縁と縁とが その手をつなぎ 生きる世間に 輪をつくる 人の値打ちは 誰でも平等 称えあい… 譲りあう… 真心なくして 明日はない | 山口ひろみ | 仁井谷俊也 | 徳久広司 | 南郷達也 | 縁という名の 出逢いがなけりゃ 夢も咲かずに 枯れるだろ 人はひとりじゃ 何にも出来ぬ 扶けられ… 支えられ… でかくなるのさ 人間は 恋だ愛だと 理屈を云うが 縁があるから 結ばれた 不足ならべりゃ きりないけれど いたわりと… 思いやり… それが倖せ 招くのさ 縁と縁とが その手をつなぎ 生きる世間に 輪をつくる 人の値打ちは 誰でも平等 称えあい… 譲りあう… 真心なくして 明日はない |
女の波止場男と出会って 愛するたびに 最後の人と 女は想う なのに今度も あのひとは わたしを残し 海峡越える 行かないで… 行かないで… 波止場はおんなの 泣くところ おまえと呼ばれて 女房きどり 女の夢に 酔いしれていた 厚い胸板 腕まくら やさしさ今も 信じているの 淋しくて… 淋しくて… 波止場の灯りが また潤む 季節を忘れた 鴎のように 女は今日も 海みて暮らす 三ヶ月(みつき)足らずの 倖せと わかっていても おんなは駄目ね 帰ってよ… 帰ってよ… 波止場は今夜も 風と波 | 山口ひろみ | 仁井谷俊也 | 徳久広司 | 南郷達也 | 男と出会って 愛するたびに 最後の人と 女は想う なのに今度も あのひとは わたしを残し 海峡越える 行かないで… 行かないで… 波止場はおんなの 泣くところ おまえと呼ばれて 女房きどり 女の夢に 酔いしれていた 厚い胸板 腕まくら やさしさ今も 信じているの 淋しくて… 淋しくて… 波止場の灯りが また潤む 季節を忘れた 鴎のように 女は今日も 海みて暮らす 三ヶ月(みつき)足らずの 倖せと わかっていても おんなは駄目ね 帰ってよ… 帰ってよ… 波止場は今夜も 風と波 |
いぶし銀人眼ひくよな 派手さはないが 裡(うち)にかくれた 技(わざ)がある 夢に向かって 一心不乱 我慢・辛抱の 歳月(つきひ)に耐えて 輝(ひか)りを放つ… いぶし銀 今の世の中 見せ掛けばかり それが誰にも わからない 年季・根気は 伊達(だて)ではないさ いざという時 初めてわかる おとこの値打ち… いぶし銀 時代遅れと 嗤(わら)われようと これが生きざま 生きる道 急(せ)くな焦(あせ)るな ちからを抜くな 希望(のぞみ)ひとすじ 明日(あした)の為に 魂(こころ)を磨く… いぶし銀 | 山口ひろみ | 仁井谷俊也 | 徳久広司 | 南郷達也 | 人眼ひくよな 派手さはないが 裡(うち)にかくれた 技(わざ)がある 夢に向かって 一心不乱 我慢・辛抱の 歳月(つきひ)に耐えて 輝(ひか)りを放つ… いぶし銀 今の世の中 見せ掛けばかり それが誰にも わからない 年季・根気は 伊達(だて)ではないさ いざという時 初めてわかる おとこの値打ち… いぶし銀 時代遅れと 嗤(わら)われようと これが生きざま 生きる道 急(せ)くな焦(あせ)るな ちからを抜くな 希望(のぞみ)ひとすじ 明日(あした)の為に 魂(こころ)を磨く… いぶし銀 |