谷山浩子作詞の歌詞一覧リスト  291曲中 1-200曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
わたしを殺さないで谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子斉藤ネコ愛してくれないまま わたしを殺さないで 彼女を思いながら わたしを殺さないで  青白い月影 さしこむ夜の部屋で わたしの呼吸は ほとんど消えかけてる あなたが触れれば それだけできっと とまってしまうほど危うい 微かな鼓動  わたしはわたしじゃない 恋したあの時から わたしはわたしじゃない 見知らぬ弱い獣 これは誰?  わたしをわたしに つなぎとめてた糸が こんなにたやすく ほどけてしまうなんて 自分を投げ出す自分を見ている どうにもできずに あなたの目の中 踊る  あなたを憎んでいる 世界中の誰よりも あなたを憎んでいる いとおしいその横顔  やさしい言葉とほほえみの牢獄に わたしを閉じこめ あなたはふり返らない どんなに呼んでも どんなに思っても 世界が消えても わたしが死んでも きっと  愛してくれないまま わたしを殺さないで 彼女を思いながら わたしを殺さないで  愛して
わたし帽子谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQわたし帽子 あなたに似合う あなた人間 わたしに似合う 世界でいちばん似合う わたしたち  いつも一緒 どこへ行くのも 買物も 散歩の時も あなたのそばで 生きてるわたし  午後の陽射し はしゃぐ坂道 ふいに風が吹いて わたしは飛んだ 風に  こころころころころがる 坂をころころころがる 追いかけてきてくれる あなたの手が 好きだよ  ある日ふと 足がとまった あなたじっと あの子を見てた 見つめあうふたり 時が停まった  風が吹いて わたしは飛んだ 風が吹いて 舗道に落ちた あなた気づかない あの子に夢中  ねえ気づいて わたしここだよ ねえ気づいて あなたの好きな帽子 風に  こころころころころがる ひとりころころころがる 追いかけてつかまえて だけど声も とどかない  こころころころころがる ひとりころころころがる 遠く離れてしまった もうあなたに 会えない
忘れられた部屋で谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子あなたが誰かと汽車に乗る頃 私は部屋の中 白い子猫をひざにかかえて 黙って坐っていました ゆうべのあなたの煙草の吸いがら 灰皿にそのまま 少しでも動けば 心くずれて 泣き出してしまいそうでした  すまなそうに出かけるあなたを 背中に感じながら 気にもとめないふりをして テレビの画面ばかり見つめてた  あなたが誰かと旅に出た日 忘れられた部屋で やさしい奴だとあなたの口ぐせ 真似して無理に笑いました  ひとつだけお願いがあるの わかってくれるなら あの日歩いた思い出の場所 あの人つれてなんか行かないで  あなたが誰かと旅に出た日 忘れられた部屋で やさしい女と呼ばれることに 疲れた私ひとりきり やさしい女と呼ばれることに 疲れた私ひとりきり
ROLLY&谷山浩子のからくり人形楽団谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子見えない国から 見える船で山を越え はるばる来ました 今宵あなたの町へ  ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ 自分で自分の ねじを巻いて動くよ  ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ 魅惑の調べが あなたを連れていく  遠い木星の月の上で もう戻れない 帰り道はない  ブカブカの国から キチキチの靴で空を飛び はるばる来ました 今宵あなたの部屋へ  ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ ぜんまいとばして 意味のない歌 歌うよ  ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ 死ぬまで聴かせる 逃げても追いかけるよ  ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ ぜんまいとばして 意味のない歌 歌うよ  ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ 死ぬまで聴かせる 逃げても追いかけるよ
ROLLING DOWN谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子誰も手をひいてくれない だからもう足が動かない 呼んでみても母さんはいない あの日坂の下に残して来た  耳もとであまくささやく声は 「もうおやめ 登るのは」 それはまるで母さんの声 おまえはもう何も考えない  おまえの ROLLING DOWN かなしい ROLLING DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く  街の中 ゆれる人波 ふらふらと歩く おまえは 足がとても とても細いので キレイだけど 長くは歩けないの  耳もとで あまくささやく声は 「もういいよ お休みよ」 ぼくが昔 熱を出した時 ねかしつけてくれた やさしい声が  おまえの ROLLING DOWN DOWN DOWN たのしい ROLLING DOWN DOWN DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く  このままでいれば そのうちに 暖かな胸にもどれる 坂の下で母さんはいつも ぼくを抱きとめようと 待っている  おまえの ROLLING DOWN DOWN DOWN 夢見る ROLLING DOWN DOWN DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く 奈落の底で 手をひろげ むかえる そいつは 母さんじゃない!  おまえを呑みこむ 白い蛇
六月の花嫁谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子六月は二人で青い傘さして 雨の中歩きます 六月の並木道 誰もいなくても やさしい雨が 見ていてくれる  小さい時から ひとりぼっちでした やさしい肩が 欲しかったのです  六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです  日曜日 夜明け頃 公園のかたすみ 約束の指切りを いつまでもはなれず 生きると誓う 少し嬉しくて 少し悲しい  今まで歩いた 悲しい道のりを 忘れるくらいの しあわせください  六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです  小さい時から ひとりぼっちでした やさしい肩が 欲しかったのです  六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです
LUNA谷山浩子谷山浩子谷山浩子崎谷健次郎銀の三日月 ナイフをください 長くのびすぎた 髪を切るために  月の力を わたしにください 想いの糸を 切るために  ああ 今夜 月はみつめている 窓にかいた 恋の呪文  それは消せない あなたの名前 胸に刺さった 銀のとげ  ああ 時の舟は すべりだした あなたのいない 夜の国へ  銀の三日月 勇気をください 想いの糸を 切るために  運命よりも 強い力で わたしに言わせて さよならを
Lyra鈴木康博鈴木康博谷山浩子鈴木康博あれから僕は いくつかの出会いと 別れをくり返し そして きみの顔さえ 忘れかけてた 長い時が流れた  知らずにいたんだ 何も知らずに僕は この世界のどこにも きみがもういないということ Lyra Lyra  ふたり暮らした 線路ぎわのアパート 踏切の音がしてた 星を見た夜 白い息をつつんだ きみの赤い手袋  肩を寄せ合い ながめた風景を 覚えている人は今は 世界に僕ひとり ひとりだけ  悲しむには遠すぎて ただ心に 風が吹き抜ける  明日からもきっと 何もなかったように 生きていくだろう 僕は  空の青さが 今朝はまぶしすぎる この世界のどこにも きみはもういないのに どうして  きみと過ごした 愛おしい日々を 覚えている人は今は 世界に僕ひとり ひとりだけ  Lyra Lyra
流星少年谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子流星流星 わたしをたすけて わたしがわたしをキライになりそう 流星流星 きこえていますか? 近くにいるなら 応えてください  ガタピシ暴れる 嵐の窓の中 暴走している 旧式のコンピューター 答もきかずに くりかえしたずねる 逃げだしますか? 闘いますか? y/n? y/n? 家中の鏡をかくして y/n? y/n? もうすぐアクマの顔になる!  流星流星 わたしをたすけて わたしがわたしに 火薬をつめてる 流星流星 このままじゃきっと 消えてしまうわ あなたの星空  相談している 暗がり ドアのかげ あの子を殺す 完全な計画 黒い服を着た 4人の男たち 仮面をはずすと 全員それは y/n? y/n? 見たくない それは誰の顔? y/n? y/n? 突然あたりが闇になる  つかないつかない どうしてもこの火が あの子と彼とを 一度に殺す火が だけどどこかで くすぶる気配がする わたしのからだの どこかかすかに y/n? y/n? じっとしているとたまらない y/n? y/n? もうすぐアクマの顔になる!  流星流星 わたしをたすけて 見えない迷路に 閉じこめられたの 流星流星 ここから逃がして 雨雲をこえて 星空の彼方  流星流星 きこえていますか? 近くにいるなら 応えてください 流星流星 きこえていますか? 近くにいるなら 応えてください
リカちゃんのポケット谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子リカのポケットはいつもふくらんでいる キャラメルやチョコレートやチューインガム ベタベタのあまい夢で 赤 黄色 青 緑 紫 ピンク 色とりどりのセロファンの洪水が おまえのまつ毛を飾る ねじれたリボンが狂い咲き  「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」  リカのポケットに何をいくらつめても いつまでたってもいっぱいにならない ますますおなかがすいて 夜の街歩くたび ポケットが鳴る あれもこれも 片はしから欲しがる 広告写真の中に 鈴なりの夢をつかみどり  「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」  リカのポケットにある日 すきまができた 少し油断をして よそ見してた時 暗闇が なだれこんだ 夜の街歩いても とても淋しい 特別なわけなんか何もないけど 淋しいの 帰れないの おうちにはとても帰れない  「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」……
ラ・ラ・ルウ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子鷺巣詩郎ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ つばさひろげて 飛んで行きたい あなたのもとへ ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 時をこえて すべてをこえて あなたのもとへ  わたしが少し遅れたのは 道端の花をつんでいたから 花束かかえてドアをたたけば わたしより先に着いた人がいて あなたとその人笑っていた 遅すぎたんだねと笑っていた  ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 花束投げる 空には小鳥 わたしはひとり  かすかにふれた指の先が 熱くほってて眠れない これはわたしのものじゃないと いくら言いきかせても信じない 夜ごとの夢にはあなたがいる 夢からさめれば涙のあと  ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 涙を投げる 窓には光 わたしはひとり  ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ つばさひろげて 飛んで行きたい あなたのもとへ ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 時をこえて すべてをこえて あなたのもとへ  ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ つばさひろげて 飛んで行きたい あなたのもとへ ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 時をこえて あなたの青い まつげが光る
螺旋人形谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ蓜島邦明月ねじれて夜ねじれ 窓がねじれて指ねじれ 螺旋階段あらわれ 翼ねじれて飛んでいく  ねじれねじれてぐるぐると 雲をからめて  庭に小さな種を蒔き 花が咲いたらすぐ逃げろ 花咲けばねじれる あたまねじれて飛んでいく  闇をひたひた黒アゲハ 闇をひたひた  jekh duj trin ガラス玉 目の玉 全部でいくつ? jekh duj trin 歳の数 死んだ子の数  月ねじれて夜ねじれ 窓がねじれて指ねじれ 螺旋人形あらわれ 代わりに消える 誰かが  ねじれねじれてぐるぐると 命からめて  庭に大きな蔵を建て 蛇をつるしてすぐ逃げろ 蛇つるせばねじれる からだねじれて飛んでいく  蔵にくらくら黄金虫 蔵にくらくら
楽園のリンゴ売り谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子快楽のトゲがキラキラと 砂漠に星のように 降り注ぐ 血を流しながら 人は夢を貪る  楽園を追われた 僕たちのすみかに 禁断の果実を 売りにくる蛇の群れ  いかがです もしよろしければ 極上の酒もある 言い知れぬ深い酔い心地 誘う リンゴの魔力  わたしどもの店の 直営の工場で 大量に毎日 作られておりますので いくらでもあります おかわりもご自由に おや、お客さまどこへ? そんなにフラフラで  鏡の中に 映る姿は この世のものとも思えぬ美しさ くちびるなめて にやりと笑う ダイヤの肌に プラチナの牙  意味もなく時は過ぎ もう誰もわからない 自分が何のため 何をしているのか 僕の子供たちは 見たこともない顔で 電源を入れれば 会話とダンスをする  ぱりらりらりらり ぱりらりら 踊るリンゴの家族! ぱりらりらりらり ぱりらりら 回るリンゴの世界!  ぱりらりらりらり ぱりらりら 踊るリンゴの家族! ぱりらりらりらり ぱりらりら 回るリンゴの世界!
夜のブランコ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子初めて逢った時に ひと目で恋をした 誰にも言わないで 逢いに来て 夜のブランコで待ってる やさしい人たちを 裏切り 嘘をついて ぬけ出して 走って来たの 逢いに来て 夜のブランコで待ってる  わたしは夜咲く ガラスの花よ あなたの手で こわして かけらになって 粉になっても あなたが好きよ 好きよ  指輪ははずして来て まぶしくて胸がいたい あなたの黒い指が からみつく 夜のブランコで待ってる  あなたの机の上 ほほえむ写真を伏せて 愛なんて言葉忘れて 逢いに来て 夜のブランコで待ってる  わたしの中で赤く燃えてる 星が熱いの 熱いの ゆれるブランコ ゆれて死ぬほど あなたが好きよ 好きよ  初めて逢った時に ひと目で恋をした 帰れないもう二度と 逢いに来て 夜のブランコで待ってる  逢いに来て 夜のブランコで待ってる
夜の一品谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子夜空の 深い青さを染めつけた 幻の皿の上に 緑の葉をしきつめて ただひとり 目を閉じて 横たわれば  きこえる 遠い銀河のまわる音 ゴゴゴゴゴ 熱い祭 わたしの体にうずく 星たちが 食欲の 汗を垂らす  もう誰も ここにはいない 愛された 記憶も遠く  なぜだかわたし 涙も流さずに 夢みてる 銀のナイフ ユリネと魚とわたし 柔肌に しみてくる 熱いオイル  食べるなら 今夜しかない くるおしい 旬の発熱  今まさに わたしの上に おとずれた 黄金のとき  それでも ここには誰もいないから 星だけが はじけ落ちて 暗闇焦がす 火花のせつなさに 香りたつ 夜のハーブ
よその子谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子温かな明かりがともる 小さな家の窓の外に きみはたたずみのぞきこんでる ささやかな家族の夕餉  父と母とふたりの子供 わずかなすきま そのすきまに きみはどんなに座りたいだろう 閉ざされた家族の時間  「誰かいるよ」指さす弟 振り向く父と母と姉と 決してあかないガラスの向こう 呼びかける声はくぐもる  「どうしたの どこから来たの 早くお帰り うちへお帰り」  うなずいて 歩き出すきみ 日暮れの道を影になって たどりつくのはまた別の家 のぞきこむ家族の時間  きみはよその子 どこにいても きみはよその子 誰といても あんなに仲良く遊んだあと 帰る友達の背中を見てる  丘の上から見おろす町は いくつもの家 いくつもの窓 全ての窓はあかない窓だ そう言ってきみは泣いたよ  燃え上がる赤い夕焼け 町を焼き尽くせ 跡形もなく  きみの夢は涙に歪む 淋しい影が世界になる きみは幻影の焼け跡を見る 焼け焦げたきみの心を  きみはよその子 母に憧れ きみはよその子 母を憎んだ 果てしない旅の始まりは もう思い出せない記憶の彼方  「それでも僕は 全ての家の 全ての人の幸せを 祈れるくらいに強い心を 強い心を 僕は持ちたい」  雲の中 巨大な人が 巨大な腕を空にひろげた  きみを焦がす熱い炎は いつか温かな光になる 心つつむ夕焼けマント 抱きしめた きみの命を  丘の上から見おろす町の ひとつの家の窓が開いた やがてまたひとつ そしてまたひとつ 次々と窓が開いた  ここから見える全ての家の 全ての人の幸せを 祈れるくらいに強い心を 強い心を 僕は持ちたい  ここから見えない全ての家の 全ての人の幸せを 祈れるくらいに強い心を 強い心を 僕は持ちたい  きみはよその子 宇宙の子供 全ての家の 窓を開くよ きみはよその子 わたしの子供 閉ざした心の 窓を開くよ
よく見えない子供谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子そこにいるような いないような よくわからない子供がいる そこにあるような ないような 木馬にまたがり 揺れてるような  記憶の樹海の奥深く 人のいた気配もない隠れ家 子供の姿を描いてた あの絵描きはどこへ消えた  そこにいるような いないような よくわからない子供がいる まばたきひとつで いなくなり まばたきふたつで 隣にいる  戯れに言葉をかければ 返事が聞こえる 木霊のように 本当にわたしはいるのか わたしという言葉の嘘  雨が降る ブーツの中に 雨が降る 鏡の中に 雨が降る 世界の外に 雨が降る ここは光る境界線の上  そこにいるような いないような 子供がいない 子供がいる いるって いないって どういうこと? 尋ねる声が 聞こえたような  心が動かない心が 子供が動かない 声もしない 今どこにわたしはいるのか わたしという言葉はない  雨が降る 電車の中に 雨が降る まぶたの中に 雨が降る 世界の外に 雨が降る ここは暗い境界線の上
八日市場特別支援学校校歌谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子はれた日には まどをあけよう きらら きらら えがおが光る ともだち げんきかな お日さま げんきかな 八日市場特別支援学校  雨の日には おはなししよう きらら きらら 心が光る ともだち げんきかな せんせい げんきかな 八日市場特別支援学校  かなしいときは なまえをよんで うれしいときは いっしょにわらう ともだち そばにいる 歩こう かたくんで 八日市場特別支援学校
夢みる力谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ心 僕をのせて飛べ 夢の彼方 遠い空  どんな悲しい時でも 疲れて泣きたい夜も 小さな体からあふれ ひろがる無限の力  眠れ そして目を開け 夢の門を 押し開け  地図は微塵に砕けて 誰も見たことのない 千の海原を越えて 果てない砂丘を越えて  やがて行く手の空に のしかかるような 峨々たるきらめき 碧き翡翠山脈  生まれることのなかった 伝説が語る 光より速く飛べる鳥が そこに棲んでる  眠れ そして目を開け 夢の門を 押し開け  竜のかたちの大陸 燃えて立ち上がる河 すべてが僕の中にある 望めばどこでも行ける  眠れ 深く激しく 眠れ 晴れやかに 夢みる力は 宇宙を越え行く船  眠れ 涙の海を 泳いで向こうへ 時を往き 時を戻り 永遠の庭 駆けよう  心 僕をのせて飛べ 夢の彼方 遠い空 眠れ そして目を開け 夢の門を 開け放て  心 僕をのせて飛べ 夢の彼方 遠い空 眠れ そして目を開け 夢の門を 開け放て
夢のスープ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子階段の一番上に あかりがついたよ 近づいてよく見てごらん そばで見てごらん でも 近づけばそこにない 後ろにある でも 振り向けば後ろにない 左にある  階段の途中のどこか あかりがついたよ 近づいてよく見てごらん そばで見てごらん 目をこらして見つめるほど ぼやけていく 視界の外へ逃げていく 気配が消える  おりて行こう 螺旋階段 下へ下へと どこまでも おりて行こう まわりながら 夢の底へと続く道  ひとつの扉をあけたら 百・千・万の 億・兆・京・那由多・阿僧祇の扉があいた ひとつの扉を閉じたら 百・千・万の 億・兆・京・那由多・阿僧祇の扉が閉じた  ひとつ確かなことがある 確かにひとつ それは確かにひとつある ひとつ確かに ふたつの次はここのつで 次はななつ 真夏のツノはココナツの 常夏のツノ  おりて行こう 螺旋階段 夢が醒めれば また夢だ おりて行こう まわりながら 底が抜けたら その下へ  階段の一番下に あかりがついたよ 階段の一番下なんて ほんとはないんだよ 僕は無限を抱いている 眠りの奥 夢のスープを泳いでいく ねじれていく  おりて行こう 螺旋階段 おりればゆるり 溶けていく おりて行こう まわりながら 溶けて崩れて いなくなる
夢の逆流谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子暗い山の彼方から 流れてくるもの 夢の水はさかのぼる 心の川を  あなたに会いたい 会いたい わたしの声よ 虚空をつきぬけ 消えずに とどいて とどいて あなたの 宇宙へ ひと雫  激しい夢の濁流が へだてて 見えない だけど わたし ここにいる あなたもきっと  星座のあいだで 青く光るのは きっと あなたのまばたきを そっと 手をのばす こんなにも 遠くはなれた わたしたち  激しい夢の濁流が へだてて 見えない だけどわたしここにいる あなたもそこに  ここは夢の底 いくつもの夢の奥の 深い闇の底 ここからはじまる 長い長い旅 あなたに 会うために  光る川を舟が行く 生まれたばかりの 高く高くどこまでも のぼって行くよ
谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子土曜日には少しだけ早起き 都心までドライブして あなたと軽く食事をしたあとは 別に目的もなく 人混みをすり抜け 歩いた おしゃべりして  露店の花 カメラ屋のショーウィンドウ わけもなく笑いたい ベビーカーにほほえむ老夫婦 駐車場の猫たち 人待ち顔のギャラリー 日射しにきらめく窓  みんな夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 何もかも  日曜日は思い切り眠って 気がつけば日は高く 窓の外でのんびりした声が 子供を叱っている  いつもと同じテレビ 画面の中 はしゃぐ少女たち  みんな夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 何もかも  食器を洗う 毎日くり返し 汚しては また洗う 野菜や卵 タオルやハンカチの なつかしい手触りも  少しずつ変わっていく 季節の風のにおいも  みんな夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 何もかも
夕焼けリンゴ谷山浩子谷山浩子谷山浩子崎谷健次郎低い山を背にした 無人の駅で 同じ人を愛した わたしとあの娘 ひとつしかないリンゴ ふたりで食べた ひとくち交代に ただうつむいて  ああ ことばは風にとぎれる 割れるような 夕焼けの中で  淋しいね どうしても ひとりの人の 心はふたつに わけられない  一時間に一度の 列車がついて 降りる人もなく また出て行く 時のすきまの駅で リンゴをかじる 少女の横顔 みつめていた  ねえ このまま 旅をしたいね つらいきょうを ポケットにおしこんで  わかってる夢だって リンゴのようには 心はふたつに わけられない (いつか 風がやんだ)  もう これきり会わない
闇に走れば谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子闇に走れば 暗い田んぼの 水に 外燈の灯がうつる うつる水面に 息をひそめて 心がとまる 白いライトに 浮かぶ横顔 口をむすんで 前を見てる からだを寄せて まぶた閉じれば あしたも見えない このままふたり このままずっと 二度と帰らぬ 闇の中へ 力をこめて 力をこめて アクセルを踏んで あなた  車をとめて 寒い燈台 まわるあかりを あきもせずに あなたのタバコが からになっても みつめていた 次のことばが 言い出せなくて 聞きたくなくて 冷えた頬に くちびる寄せれば 襲いかかるような あなたのにおい はなれたくない はなれたくない 抱きしめたまま 動かないで こうしていれば このまま朝が 来ないかもしれないから このままふたり このままずっと 自転を停めた 星のように あなたの胸の わたしの胸の 鼓動だけ 感じていて  こんな時にも あなたの心を 知らない人の 影がよぎる それなら闇は わたしだけのもの はじめからずっと
やすらぎの指環谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子どんな悲しみも ここでいやされる 星のふる夜の 泉にひたされ つかれた旅人には やすらぎの指環 眠れない子どもには 三日月のゆりかご  たとえばあなたが かなわぬ恋をして 生きていくことが とてもつらいなら わたしをたずねてきて 時の棲む森の 遠い過去と未来が めぐりあう場所へ  最初のくちづけは 涙をかわすため けれどもそのあとはもう 妖しい闇の誘い あなたを迷わせる 小鳥に気をつけてね きっとたどりつけるはず 星座の地図をたどり  どんな悲しみも ここでいやされる 星のふる夜の 泉にひたされ 傷ついた心を 抱きしめてあげる 生まれたままの 無垢な心に返すため  わたしをさがしにきて あなたを待ってる 遠い過去と未来が めぐりあう森で
約束の海谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子打ち捨てられた 星屑のような テトラポッドの上で あなたは 月を撃ち落とそうと 指でねらって笑う 今夜こうして あなたのそばで 黙って海を見てる やさしく深い 鼓動を今 確かに感じて  時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちは ここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇  どこか遠くで 犬の遠吠え 淋しく空を走る 応えるように 口笛を吹く 空に向かって あなた ひとりの時も ひとりじゃないよ そう話してる きっと 同じひとつの 混沌から みんな生まれてきた  時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちはここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇  どんな時代 どんな嵐にも たとえどんなに つらい時でも あなたの手は離さない わたしの中で わたしが目覚める あなたに出会えた 約束の海 約束の岸辺  時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちはここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇
約束谷山浩子谷山浩子谷山浩子いしいめぐみ石井AQ・谷山浩子あなたにあうために わたしはうまれた 星の舟にみちびかれ ここまできた  ふたつの魂が 呼びあうように そしてふたり この場所でめぐりあった  わたしの人生が あなたにつづいてる それは遠い過去からの 約束なの  ずっと夢みていた はなれていても 風の中に聴こえてた あなたの声  きつく抱きしめたら 炎になりそうな 胸の想い こんなにも愛している  明日をおそれないで 愛におびえないで どんな悲しい運命も 変えてみせる  わたしの人生が あなたにつづいてる それは遠い過去からの 約束なの  それは遠い過去からの 約束なの
MORNING TIME谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子テーブルの上 ささやきかわすグラスとティーカップ 視線をそらすオレンジマフィン おかしな朝 カタンと音たてて倒れた机の写真 ふりむけばすぐ後ろで 誰か笑い声が  何か隠れている 何を隠している? 何もかもいつもと同じふりをしてる  単調な声繰り返してるテレビのニュース 確か前にもきいたことがある 何回も 鏡のすみを知らない人の影が横切る 心のすみを記憶の影がふいに横切る  何か忘れている 何を忘れている? 突然 部屋中の時計が鳴りだした  時計の針は嘘をついてる 過去は未来に 未来は過去に  誰かがぼくの耳もとでそっとたずねている これはほんとにきょうの朝か きのうじゃないか? 答はどこかカーテンの陰 本棚の裏 手あかのついたページのすみに走り書きが  何か忘れている 何を忘れている? どこか遠い場所で 記憶のベルが鳴る
森へおいで谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子風のことばがきこえない きみは恋をしたんだね 毎朝来ると約束の場所に 今朝は こなかった 森の暗がりでぼくと 不思議な遊びをしよう いつものように笑って 森へおいで ぼくの  ガラスでできたカナリアは きみのために 歌わない 背のびした金の靴は きみの足を傷つける それでもきみは街へ行く 金の靴で彼と ぼくの作る風の靴は もっとステキなのに  ぬれた土のにおいがする 草で編んだスカート 枝をつたう露のゆびわ 木の葉の鈴のイヤリング 森でみつけた宝物 みんなきみにあげる いつものように笑って 森へおいで ぼくの  森へおいで 森へおいで ぼくはきみを泣かせない 森へおいで 森へおいで きみを不安にさせない そんな不器用なキスの 呪文をぬけだして ぼくと遊ぼう 約束どおり 森へおいで ぼくの
メリーメリーゴーラウンド谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子みがかれた ガラス窓こえてくる 陽ざしに抱かれ あなたとゆれている ビルの窓から ある日虹を見た はばたく幻の 白い木馬を  メリーメリーゴーラウンド うたうよ メリーゴーラウンド あなたとわたしをのせながら 時が走る  うとうととまどろむ その人の くちびるに永遠が 羽根をやすめる 指をふれれば すぐにとび去って あなたの寝顔が 少しつかれてる  メリーメリーゴーラウンド うたうよ メリーゴーラウンド あなたとわたしをのせながら 時が走る  さっき明け方の夢の中 あなた少年の顔をして 楽しかったよなんて 忘れないよなんて わたしを抱きしめて 涙ながした ねえ どうして泣くのよ どうして おかしいわ 大声で怒って目がさめたの となりを見るとあなた すやすや眠ってる 思わず胸をなでおろしたけど  あなたといても いつでも胸の中 からっぽの椅子ひとつ黙りこむ ある日見上げる 空にそびえ立つ 夕陽に輝く 白いたてがみ  メリーメリーゴーラウンド 急ぐよ メリーゴーラウンド 急いで あなたをつれて行く 笑いながら メリーメリーゴーラウンド 急ぐよ メリーゴーラウンド 急いで あなたをつれて行く 時の彼方
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
MAY斉藤由貴斉藤由貴谷山浩子MAYUMIMAY そんなにふくれないでよ 笑った顔見せて いつもみたいにおどけて MAY そんなにふくれないでよ そのただひとことも 口に出せないの私 困らせてる  今も あなたしずんでても なぐさめの言葉は 百も思いつくけど…  どれも言えない!噴水の虹を見てるふりで 「きれいね」とつぶやくだけ きっと 内気だと思ってるね… だけど言えない!!あなたが魔法をかけた こんな秘密の庭の中では どんな 言葉もみんなウソなの  MAY 内緒でそう呼んでるの 初めて逢ったのも まぶしい木もれ陽の中 MAY 声に出して呼びたいな でもこれ夢だから 醒めると困るからダメ 教えないわ  まるで きゃしゃなガラスの鳥 ふたりでいる時も 自分だけの夢を見て  ばかね私 あなたを喜ばせたい なのに この夢から出られない 少し うつむいて微笑むだけ… だけど好きよ 好きよ好きよ誰よりも好きよ 世界がふるえるほどに いつか この鳥カゴをこわして  いつも私 あなたを喜ばせたい なのに この夢から出られない 少し うつむいて微笑むだけ… だけど好きよ 好きよ好きよ誰よりも好きよ 世界がふるえるほどに いつか 大きな声で告げるわ
MAY谷山浩子谷山浩子谷山浩子MAYUMI大村雅朗MAY そんなにふくれないでよ 笑った顔見せて いつもみたいにおどけて MAY そんなにふくれないでよ そのただひとことも 口に出せないの私 困らせてる 今も あなたしずんでても なぐさめの言葉は 百も思いつくけど… どれも言えない!噴水(ふんすい)の虹を見てるふりで 「きれいね」とつぶやくだけ きっと 内気だと思ってるね… だけど言えない!!あなたが魔法をかけた こんな秘密の庭の中では どんな 言葉もみんなウソなの  MAY 内緒でそう呼んでるの 初めて逢ったのも まぶしい木もれ陽の中 MAY 声に出して呼びたいな でもこれ夢だから 醒めると困るからダメ 教えないわ まるで きゃしゃなガラスの鳥 ふたりでいる時も 自分だけの夢を見て  ばかね私 あなたを喜ばせたい なのに この夢から出られない 少し うつむいて微笑むだけ… だけど好きよ 好きよ好きよ誰よりも好きよ 世界中がふるえるほどに いつか この鳥カゴをこわして  いつも私 あなたを喜ばせたい なのに この夢から出られない 少し うつむいて微笑むだけ… だけど好きよ 好きよ好きよ誰よりも好きよ 世界中がふるえるほどに いつか 大きな声で告げるわ
MAY田村芽実田村芽実谷山浩子MAYUMIKOJI obaMAY そんなにふくれないでよ 笑った顔見せて いつもみたいにおどけて MAY そんなにふくれないでよ そのただひとことも 口に出せないの私 困らせてる  今も あなたしずんでても なぐさめの言葉は 百も思いつくけど…  どれも言えない! 噴水の虹を見てるふりで 「きれいね」とつぶやくだけ きっと 内気だと思ってるね… だけど言えない!! あなたが魔法をかけた こんな秘密の庭の中では どんな 言葉もみんなウソなの  MAY 内緒でそう呼んでるの 初めて逢ったのも まぶしい木もれ陽の中 MAY 声に出して呼びたいな でもこれ夢だから 醒めると困るからダメ 教えないわ  まるで きゃしゃなガラスの鳥 ふたりでいる時も 自分だけの夢を見て  ばかね私 あなたを喜ばせたい なのに この夢から出られない 少し うつむいて微笑むだけ… だけど好きよ 好きよ好きよ誰よりも好きよ 世界がふるえるほどに いつか この鳥カゴをこわして  いつも私 あなたを喜ばせたい なのに この夢から出られない 少し うつむいて微笑むだけ… だけど好きよ 好きよ好きよ誰よりも好きよ 世界がふるえるほどに いつか 大きな声で告げるわ
MOON SONG谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子心はまわるお月さま だから 見えなくなっても 心配しないでいい 時がめぐれば また輝きがかえるよ  きのうやさしく笑っていた 彼の三日月のトゲが きみを傷つける きょう 夜のいたずらだよ 背中を向けないで  ROUND ROUND 長い時が ROUND ROUND かかるかも知れない だけど 見えなくても 満月の道は あの頃のように ここにいつもあるのさ  どんなかたちをしていても 月はいつも後ろに 影をだいてる さあ 時の腕にもたれ おやすみ もう少し  ROUND ROUND 無理をせずに ROUND ROUND だけど逃げないで あしたは 顔を上げて 本当のきみが 隠れてる月のかたちを きっと見つける  ROUND ROUND 長い時が ROUND ROUND かかるかも知れない だけど 見えなくても 満月の道は あの頃のように ここにいつもあるのさ
向こう側の王国谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子何かが変わりはじめてる 目に見えないかすかな違い こちらではほんの少しだけど 今ごろ向こうは大騒ぎ  窓辺の花がしおれたら 旅に出る仕度をしよう 仕度といっても荷物はいらない 翼の生えた靴もいらない 早い話 何もいらないってこと。 実はそうさ 仕度もいらない。  視線のすみで何か動いた 急いであとを追いかけるかい? 追いかけなくても同じことだけど 気がつけばきみはもうそこにいない  こちらで花がしおれたら 向こうでは何が起きてる? いろんなものに水をやってみよう 普通のやり方じゃ だめさもちろん もう少しきみは賢くならなきゃ 三日月(トビウオ)で背中がかけるくらい  思い出せるかい 明日のお天気 思い出せるかい いないフラミンゴ 思い出せるかい 起きてない事件 思い出せるかい 僕の名前  命の花がふるえてる 大事な花がきらめいてる 少女のきみが笑っている ほら 向こう側の王国で  ここからどこへ? どこからどこへ? 心の地図はくるくる回る 空耳の声が導く旅は 始まりも終わりも途中もない  思い出せるかい 明日のお天気 思い出せるかい 知らない呪文 思い出せるかい 今から始まる 作り話のほんとのお話
無限マトリョーシカ上坂すみれ上坂すみれ谷山浩子ЛеснойпутешественникЛеснойпутешественник今夜僕は帰らない きらめく星座に導かれ 今夜僕は帰らない 永遠を求めて旅に出る  今夜僕は帰らない 凍てつく大地をひとりゆく 今夜僕は帰らない 永遠を求めてひとりゆく  山を越え 荒れ地を越えて 走れよ橇よ 淋しき鈴の音(ね) 故郷(こきょう)ははや遠く 長い長い旅の果て 月日の果てに 夢にまでみた あの森がきっと姿を顕す  無限よ わが愛しきもの ああ無限よ 宇宙を超えるもの きっときっと会いに行く  今夜僕は帰らない きらめく星座に導かれ 今夜僕は帰らない 永遠を求めて旅に出る  その森の内部では あらゆるものがマトリョーシカ その森の内部では 草も木もキツネもマトリョーシカ  脱いでも脱いでもまだ脱げる 剥いても剥いてもまだ剥ける 仮面の下に仮面あり ムササビの中にムササビあり  取り憑かれた旅人が 開き続ける 謎めいた箱を 命の尽きるまで 命尽きたそのあとも 開き続ける からだ朽ち果て 骨になり 魂だけになっても  無限よ わが愛しきもの ああ無限よ 宇宙を超えるもの 我を我を切り分けよ  その森の内部では あらゆるものがマトリョーシカ その森の内部では 草も木もキツネもマトリョーシカ  取り憑かれた旅人が 自分を脱いで 脱いでもまた自分 脱いでもまた自分 脱いでも脱いでもまた自分 数限りなく 花散るごとく 自分自分自分が 舞い踊る  無限よ わが愛しきもの ああ無限よ 宇宙を超えるもの 我を我を切り分けよ  無限よ わが愛しきもの ああ無限よ 宇宙を超えるもの 我を我を抱き留めよ  その森の内部では あらゆるものがマトリョーシカ その森の内部では 思い出も時間もマトリョーシカ  DING-DONG DING-DONG 鐘が鳴る 哀れみのように鐘が鳴る DING-DONG DING-DONG 胸熱く 笑えば 意識も遠くなる
無限マトリョーシカ谷山浩子谷山浩子谷山浩子Лесной путешественникからくり人形楽団今夜僕は帰らない きらめく星座に導かれ 今夜僕は帰らない 永遠を求めて旅に出る  今夜僕は帰らない 凍てつく大地をひとりゆく 今夜僕は帰らない 永遠を求めてひとりゆく  山を越え 荒れ地を越えて 走れよ橇よ 淋しき鈴の音 故郷(こきょう)ははや遠く 長い長い旅の果て 月日の果てに 夢にまでみた あの森がきっと姿を顕す  無限よ わが愛しきもの ああ無限よ 宇宙を超えるもの きっときっと会いに行く  今夜僕は帰らない きらめく星座に導かれ 今夜僕は帰らない 永遠を求めて旅に出る  その森の内部では あらゆるものがマトリョーシカ その森の内部では 草も木もキツネもマトリョーシカ  脱いでも脱いでもまだ脱げる 剥いても剥いてもまだ剥ける 仮面の下に仮面あり ムササビの中にムササビあり  取り憑かれた旅人が 開き続ける 謎めいた箱を 命の尽きるまで 命尽きたそのあとも 開き続ける からだ朽ち果て 骨になり 魂だけになっても  無限よ わが愛しきもの ああ無限よ 宇宙を超えるもの 我を我を切り分けよ  その森の内部では あらゆるものがマトリョーシカ その森の内部では 草も木もキツネもマトリョーシカ  取り憑かれた旅人が 自分を脱いで 脱いでもまた自分 脱いでもまた自分 脱いでも脱いでもまた自分 数限りなく 花散るごとく 自分自分自分が 舞い踊る  無限よ わが愛しきもの ああ無限よ 宇宙を超えるもの 我を我を切り分けよ  無限よ わが愛しきもの ああ無限よ 宇宙を超えるもの 我を我を抱き留めよ  その森の内部では あらゆるものがマトリョーシカ その森の内部では 思い出も時間もマトリョーシカ  DING-DONG DING-DONG 鐘が鳴る 哀れみのように鐘が鳴る DING-DONG DING-DONG 胸熱く 笑えば 意識も遠くなる
Miracle谷山浩子谷山浩子谷山浩子上杉洋史斎藤ネコこの世に生まれおちた その瞬間から きょうまで歩いてきた あなたの人生が たまらなくいとおしく 抱きしめたくなる あなたを育てた町 愛した風景を  あなたが生まれてきたこと あなたが生きていることを 世界中に感謝したい かなえられた奇跡のよう  こんなにも愛してる あなたのすべてを 淋しさもあやまちも そのまま愛してる  わたしと出会う前の いくつもの恋が あなたをきっとこんな きらめく人にした  あなたを照らした星たち めぐりあい別れた人たち せつない記憶は今も あなたの中で生きてる  そのままで愛してる あなたのすべてを どんな過去も未来も そのまま愛してる  あなたが生まれてきたこと あなたが生きていることを 世界中に感謝したい かなえられた奇跡のよう  こんなにも愛してる あなたのすべてを 淋しさもあやまちも そのまま愛してる  そのままで愛してる あなたのすべてを どんな過去も未来も そのまま愛してる  どんな過去も未来も そのまま愛してる
道草をくったジャック谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子僕は僕の好きなものが 好きなものが好きだ それは普遍の 宇宙の摂理 僕は僕の好きなものが ぜんぶ好きだ
水色のカチューシャ小林千絵小林千絵谷山浩子谷山浩子武部聡志夢をかなえたね Baby 夕べテレビで見たよ 心配していたけど のびのび唄ってたね いつも僕の狭い部屋で 聞かせてくれた君の声 これからはたくさんの人が 聞くんだね  淋しい夜さ Baby 君の忘れた水色の カチューシャが Baby 今も机の引き出しに入ってる  取りにおいで いつか想い出した時でいいよ この部屋も この窓も 君を待っているよ  週刊誌見たよ Baby はでなやつとのうわさ 君は言葉をにごして 笑っていたんだねって ぼくのことは気にするなよ やけるけどしかたがないさ いつだって君はそう 前を向く人さ  淋しい夜さ Baby 君の忘れた水色の カチューシャが Baby 今も机の引き出しに入ってる  やがて時が流れ 歌も恋も君を棄てた 聞こえるよ 君の声 どこで泣いてるの  淋しい夜さ Baby 君の忘れた水色の カチューシャが Baby 今も机の引き出しに入ってる  取りにおいで 君のあの頃の姿そのまま いつまでも変わらずに 君を待ってるよ
三日月の女神谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子きみの中の商店街を きみがひとり歩いていたら きみの中の駅前の きみの中のキオスクのかげで とんでもない不吉なものが きみをじっとねらっていた  それは三日月 暗い目つきの月 ほんとにいやな目つきの きみのあとをついてくる きみの中の路地から路地へと さてきみはついに袋小路 どこへももう逃げられない  ほら、いやな気分だね ほら、月が憑いてしまった 暴れてももう遅いよ きみは今夜 ヨコシマな月の女神になった ヨコシマな月のヨコシマな女神  きみの中の商店街を きみはひとり歩いているよ きみは不意に憎んでいる きみの中の公園のハトを なぜそんな害のない 弱い 何もしないハトのことを?  きみは三日月 暗い目つきの月 ほんとにいやな目つきの きみの中で焦げるハト きみの中で焦げる麦畑 街が焦げる 炎も上げず じわじわとただ焦げていく  ほら、いやな気分だね ほら、自分の心臓を 投げ棄てたいような そんな気持ちなのに ヨコシマな月はずっと三日月 ニセモノの月はまるくなれない  何かが狂ってる きみにはわからない 何かが狂ってる きみにはなおせない  何かが狂ってる もう誰もきみを好きじゃない 何かが狂ってる もう誰もきみを愛せない
見えない小鳥谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子山川恵津子夏のパレードが 足早に通りすぎ がらんとした青空だけが あとに広がってる 僕たちの好きな 季節がまた やってきた なのに今年はいつもと違う はしゃぐ声もとぎれて きみは空を見てる 淋しい目をしている 見えない小鳥が きみの中で 空を夢みる どれだけ抱きしめ くちづけても きみの手は なぜかいつも少し冷たい 夜明けの雨のように  僕は臆病さ 黙ってただみつめるだけ ほんとのこと言葉にすれば きみをなくしそうで 僕といるだけで幸せだと 笑っていた 笑顔がもう戻らないこと 確かめる勇気がない きみは空を見てる 知らずにため息をつく 見えない鳥かごに 囚われた 見えない小鳥 きみの幸せは ここじゃなくて他にある だけどきみが 誰を好きでも 僕はきみを好きだよ  きみは空を見てる 淋しい目をしている 見えない小鳥が きみの中で 空を夢みる あと少ししたら きっと言える 笑いながら きみはきみの望む空へと 自由に飛んでいけと 季節が変われば きっと言える 笑いながら きみはきみの望む空へと 自由に飛んでいけと
満月ポトフー谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子今日は天気も荒れ模様 風がびゅんびゅん いい気持ち だからね 小ぎれいに着飾った 家猫にちょっとごあいさつ  おびえている 臆病な 鳥の目玉はいい気持ち だけどね 大丈夫 悪くても 晩のおかずになるだけよ  ありがとう! みんなスキだよ せこいやつ くちゃくちゃしゃべるやつ まとめて 満月ポトフー 煮えてる 鍋の中  退屈した狼の前で へりくつこねるなんて ハンパな勇気ならやめとけば 首にアタマついてるうち  思い通り吹かなけりゃ 風も八つ裂き いい気持ち だけどね 大丈夫 こわくない あたし自分がこわくない  暗い暗い森の奥を 赤い火のように走り抜けろ 心よりも速く速く あの山を越えれば暁が見える  思い通り鳴かなけりゃ 鳥もはりつけ いい気持ち だけどね 大丈夫 こわくない あたし自分がこわくない  ありがとう! みんなスキだよ にぶいやつ ちくちくからむやつ まとめて 満月ポトフー 夜通し 鍋の中  ありがとう! みんなスキだよ せこいやつ くちゃくちゃしゃべるやつ まとめて 満月ポトフー 煮えてる 鍋の中
真夜中の太陽谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子橋本一子寒い夜 暗い部屋 ひとりぼっちでも 凍える指を暖める人がいなくても 燃えろ 私の太陽 燃えろ その火を絶やすな 燃えろ 私の命 赤く 暗闇を照らして  信じてた人が去り 心に血が流れても 私はいつも変わらずに 私なのだから 燃えろ 私の太陽 燃えろ その火を絶やすな 燃えろ 私の命 赤く 悲しみをとかして  泣きながら胸をはれ 静かに朝を待て 木枯らしの丘にひとり立つ 孤独な樹のように 燃えろ 私の太陽 燃えろ その火を絶やすな 燃えろ 私の命 やがて世界が 光に満ちる 朝まで
まもるくん谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子新宿の地下道の 壁から出てくる まもるくん 壁からはえてる ななめにはえて笑ってる  ヒザのところに顔がある くるくる回る顔がある 道行く人は 誰もかれも見ないふり  警官の制服の 肩から出てくる まもるくん 肩からはえてる 大きくはえて笑ってる  ヒザのところに顔がある ダリヤのような顔がある 警官は気づかない まわりは見ないふり  建売住宅の 屋根から出てくる まもるくん 屋根からはえてる キノコのような まもるくん  ヒザのところに顔がある 窓より大きな顔がある 家族は気絶 近所の人は見ないふり  まもるくん のびるふく まもるくん ゆるいふく まもるくん わたしも まもるくん なりたいな  麦わら山脈の 空から出てくる まもるくん 空からはえてきて 地表をくまなく 埋めている  窓をあけると 顔がある 外を歩けば 顔がある 朝から薄暗い みんなで見ないふり
窓あかり斉藤由貴斉藤由貴谷山浩子武部聡志武部聡志あの町に この町に 夕闇の降りる頃 あの窓に この窓に あかりが灯る  それぞれの喜びと 悲しみを映し出す いくつもの窓あかり 懐かしいその色  泣いてるの 笑ってるの 何を夢みるの 大切な人はそばにいるの 寒くないの  あの町に この町に 人々が帰る頃 帰れない 迷い子が 窓を見上げている  ひとつの窓にひとつの 誰かの人生 幸せであればいいと思う せめて今夜  静かに やがて夜は更けて 人は眠る 空には星あかり きらめく  ひとつの窓にひとつの 誰かの人生 幸せであればいいと思う 誰もがみな  幸せであればいいと思う 誰もがみな
谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子教室の窓から見る秋は いつも不思議に光ってた 北向きの窓のすりガラス ギリシャの海も見えた  思い出せばもう夢の中 午後の陽射しにまどろめば 遠いアコーディオンのすすり泣く 光と影の世界  やさしい時代を置き去りに やがて街へとび出した僕には 教室の窓がもう見えない 夢の行き場がどこにもない  授業をひとりでぬけ出して 空き部屋の窓から空を見た 幾億年もの時の彼方 空翔ける船を見た  思い出せばもう夢の中 一枚の窓のそのむこうに 見知らぬあしたがふるえていた きらめきふるえていた  いくつも街を歩くうちに いつか外の世界は狭くなる 教室の窓がもう見えない 夢の行き場がどこにもない  やさしい時代を置き去りに やがて街へとび出した僕には 教室の窓がもう見えない 夢の行き場がどこにもない 夢の行き場がどこにもない
まっくら森の歌如月千早(今井麻美)如月千早(今井麻美)谷山浩子谷山浩子ひかりの中で 見えないものが やみの中に うかんで見える まっくら森の やみの中では きのうはあした まっくらクライクライ  さかなはそらに ことりは水に タマゴがはねて かがみがうたう まっくら森は ふしぎなところ あさからずっと まっくらクライクライ  みみをすませば なにもきこえず とけいを見れば さかさままわり まっくら森は こころのめいろ はやいはおそい まっくらクライクライ  どこにあるか みんなしってる どこにあるか だれもしらない まっくら森は うごきつづける ちかくてとおい まっくらクライクライ  ちかくてとおい まっくらクライクライ
まっくら森の歌KUKOKUKO谷山浩子谷山浩子光の中で みえないものが やみの中に うかんでみえる まっくら森の やみの中では きのうは あした まっくら クライ クライ  さかなは空に 小鳥は水に タマゴがはねて 鏡が歌う まっくら森は 不思議なところ 朝から ずっと まっくら クライ クライ  耳をすませば 何もきこえず 時計をみれば さかさま回り まっくら森は 心の迷路 早いは 遅い まっくら クライ クライ  どこにあるか みんな知ってる どこにあるか 誰も知らない まっくら森は 動きつづける  近くて 遠い まっくら クライ クライ  近くて 遠い まっくら クライ クライ
まっくら森の歌GOLD LYLIC谷山浩子GOLD LYLIC谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・乾裕樹ひかりの中で 見えないものが やみの中に うかんで見える まっくら森の やみの中では きのうはあした まっくらクライクライ  さかなはそらに ことりは水に タマゴがはねて かがみがうたう まっくら森は ふしぎなところ あさからずっと まっくらクライクライ  みみをすませば なにもきこえず とけいを見れば さかさままわり まっくら森は こころのめいろ はやいはおそい まっくらクライクライ  どこにあるか みんなしってる どこにあるか だれもしらない まっくら森は うごきつづける ちかくてとおい まっくらクライクライ  ちかくてとおい まっくらクライクライ
まっくら森の歌古川葉子古川葉子谷山浩子谷山浩子ひかりのなかで みえないものが やみのなかに うかんでみえる まっくらもりの やみのなかでは きのうは あした まっくら クライ クライ  さかなはそらに ことりはみずに タマゴがはねて かがみがうたう まっくらもりは ふしぎなところ あさから ずっと まっくら クライ クライ  みみをすませば なにもきこえず とけいをみれば さかさままわり まっくらもりは こころのめいろ はやいは おそい まっくら クライ クライ  どこにあるか みんなしってる どこにあるか だれもしらない まっくらもりは うごきつづける  ちかくて とおい まっくら クライ クライ  ちかくて とおい まっくら クライ クライ
マギー谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子かすかな鈴の音 通りを横切る 泣いてるあなたの 心を横切る 死んだマギー 身体は 嘘でできている 心は冷たい 記憶でできてる  生きてる人が 影に変わり 死んだあの子だけが 夜の中 輝く  あなたの身体を ガラスのとげが 流れて流れて 心臓のとなり 死んだマギー あなたに くちづけしたよ あなたの悲しい とげを溶かした  淋しさの炎に 焦がされたら あまい悪い夢を 脱ぎ捨てて飛べるよ  かすかな気配が 通りを横切る すべての人の 眠りを横切る 死んだマギー 踊るよ 古い祭歌 踊るよ 踊るよ 凍える真夜中  死んだマギー みんなが きみを忘れても 消せない記憶を 夢に刻んだ 死んだマギー みんなが 死に絶えたあとも 消えない悲しみ 永遠に きみは
ポプラ・ポプラ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子ポプラ・ポプラ 春 夏 秋 冬がきて また春がくる ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路  ポプラ・ポプラ 白い息が 「おはよう」と 追いこしてゆく きょうは少し うつむきがち 思わず 頬をそめた  ひとりの人の色に 世界がそまる 一日その人だけ みつめて過ぎてゆく  ポプラ・ポプラ そんなふうに 自分が変わっていくのが なんとなく 悲しい気持ち 心が とまどってる  いつのまにか 彼の前で わたしの声 あまえている 友だちに 知られたくない わたしが わたしじゃない  放課後の窓ぎわの 気ままなおしゃべり 友だちの輪の中で 笑いころげていた  ポプラ・ポプラ あの自由な 日だまりのような時間が 永遠に つづいていくと わけもなく 信じてたの  透明な水のような きのうが終わる 嫌いにならないでね 恋をしたわたしを  風に向かい 空に向かい まっすぐに背すじをのばす ポプラ並木 見上げている やさしい人とふたり  ポプラ・ポプラ 春 夏 秋 冬がきて また春がくる ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路  ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路
ボクハ・キミガ・スキ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子スキという気持ちはただのワガママ だからそうさ 誰にも知られないように 何もないふりして きみと話してる 言葉と笑顔で 嘘を重ねてる  トモダチとトモダチと呪文のように 繰り返す ひとりの夜更けの部屋の中 そんな言葉には 何の力もなく 言えないひとことが 部屋を埋めつくす ボクハキミガスキ  なにも手につかなくて きみの住んでる 街の中 ひとりでうろつき歩いた 百年歩いても きみには逢えない 見知らぬ人たちで 街は樹海になる  ぼくはもう 目の前のビルのネオンの あの赤い模様になってしまいたい どんなに願っても きみには逢えない こうして今ぼくが生きていることさえ きみにとっては たいした意味がない ボクハキミガスキ  きみときみのコイビトが笑って手をふる ぼくも手をふり返しそのまま駆けだして 後ろも見ないで家に帰るふりで 路地裏の壁に背中をぶつけてる  ぼくはまるでポケットにおしこめられた 鳩のように身動きもできず もがいてる 誰にも言えない きみにも言えない きみは気づかない ずっと気づかない たとえ気づいてもどうしようもない  ボクハキミガスキ ボクハキミガスキ
僕は帰る きっと帰る谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ!  ひとりでフラフラ遊び回ってたら いつのまにかこんなに 遠いとこまで来てた おかしな世界に迷いこんだみたい どこまでつづくコスモス どこまでも同じ景色  星がバラバラ落ちてくる 果てない線路の上を ずっと歩いて 僕は歩いて あきらめないで  地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ!  なんだかあやふやで 頼りない気分さ 名前や性別もうまく思い出せないよ こんなこと初めて きみと離れすぎて 呼吸や歩き方までも もう忘れそうさ  きみが僕を呼んでるよ 遠くてもきこえるんだ 僕は帰るよ 時を超えても きみのところへ!  巨大な倉庫のような世界 ゴーゴーかけぬけて たとえたましいだけになっても きみに会いたい  地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ!  巨大な倉庫のような世界 ゴーゴーかけぬけて たとえたましいだけになっても きみのところへ 今!
ほしのよる谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子明るいほしのてるよるは ほしの光にさそわれて わたしはさんぽに出たくなる でんちゅうの光と ほしの光 わたしはうたってみたくなる
星のマリオネット谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子星が降るよ星が降るよ あたしの心の中を 星が降るよ 星が降るよ あたしの心の中を 風が通るよ そうよ今夜 糸が切れて あなたのその手をはなれ 歩き出すのよ  世界中きらきらの 星くずの中 あなたのことも ぬくもりも すぐ忘れてしまう  寒くないよ 寒くないよ ひとりが淋しいなんて ただの病気さ  星が降れば 星が降れば はるか遠くで誰か 呼んでるみたい ひとり歩きの マリオネット なんにも見えない 雲の雲の中さ  遠くまで行けそうな 不思議な夜 さよならあなた 手をふるあなた 素敵よ とても  寒くないよ 寒くないよ ひとりが淋しいなんて ただの病気さ  ひとりが淋しいなんて ただの病気さ
ほうき星の歌谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子空は空の色 水は水の色 人たちは土の上 やわらかな夢をみていた 世界はとてつもなく 大きな万華鏡 触れるたびに まわすたびに さまざまなものを みせてくれた  それから長い時が流れて 流れる時に おし流されて 人の世界だけが変わっていった 知らず知らずに変わっていった  夜は短くなる 星はかわいてゆく 人たちは夢からさめ せわしく何かを考えはじめた 最後の光る夢 気まぐれほうき星 きらめいてきらめいて わたしの眠りの中へ  今夜もまた たずねてきたよ 足音しのばせ 窓をたたいた 目をあけてよ 僕は 僕はここだよ 忘れちゃいやだよ 僕はここだよ
放課後谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子橋本一子しのつく雨 放課後の校庭で きみとぼくは それぞれの傘をさして たたずんでいた  ひと気のない 校庭は淋しくて 話すことも みつからないまま きみの呼吸だけを 感じてた  きみと初めて ふたりだけで 帰る放課後 カミサマがいる ぼくは信じてはいないけれど きょうだけは 信じてもいいかな  クラス一の人嫌いで通ってる ぼくがなぜか おとなしいきみを いつも見ていたことを  知ってるのは 教室の窓とドア 声をかけて 声をききたくて だけど何もできず 黙ってた  まるで奇跡が ぼくの胸に 不思議な力 くれたみたいだ きみの笑顔が ぼくを洗う ぼくの過去 ぼくの今 未来を  きみと初めて ふたりだけで 帰る放課後 カミサマがいる ぼくは信じてはいないけれど きょうだけは 信じてもいいかな
ブルーブルーブルー谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子くじゃくの羽根では 空をとべないわ そうよ いくらきれいでも 都会をいろどる とべない鳥たち だから 淋しそうな目をしている  こつんとアスファルトが かわいた音をたてた 午後のMain Street 風が鳴る わたしをつれて行ってよ とがったヒール投げ捨てれば 素足が 翼にかわるの  Oh Blue Blue Blue Love あなたが教えた Blue Blue Blue Love 空は永遠の少年  箱庭みたいな 自分の世界を わたし 出ていくわいつか あなたの中から 風の声がする こんなビルとビルの 狭間にいても  明るい青 暗い青 ガラスの青 燃える青 こんなにもたくさんの 青でいっぱいね世界は 今まで知らなかったの そしてあなたは いちばん輝く  Oh Blue Blue Blue Love 誰にも負けない Blue Blue Blue Love 空は永遠の少年  あなたの響<声が わたしの名前呼んだ 光るWednesday はじまりね 思わぬ強いちから 腕をつかんで走る 街をかけぬけ フワリと舞い上がる  Oh Blue Blue Blue Love 誰にも負けない Blue Blue Blue Love 空は永遠の少年  Oh Blue Blue Blue Love あなたが教えた Blue Blue Blue Love 空は永遠の少年
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
冬の果実~グレアム~谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子ボクの胸 まるで 固すぎた果実 このままでいれば 誰にもわからない わからないままで 朽ちて行けたのに  誰かがボクを口に含んでみる 白い歯を立てる ボクの痛みよりも 彼のとまどいが 胸に突き刺さる  このままでいれば このままでいれば 何も見ずに 何も聞かずに 何も 何も このままでいれば このままでいれば 生きて行けたはずなのに  ボクの腕の中 とびこんだきみは 傷ついた小鳥 かすかな気配にも おびえた目をして ボクに しがみつく  つめたいからだを あたためておくれ きみのかぼそいその両手で 抱いておくれ 凍えた心を あたためておくれ 今は寒い冬の中
不眠の力谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子恋する人は眠れない 恋する人は眠れない  真夜中に 天井をとおして星を見る 星はわたしの瞳の レンズに降りてくる それは世にも恐ろしい 星座のかたち それは世にも恐ろしい 殺戮の暗号  恋する人は眠れない 恋する人は眠れない  明け方に彼の家のまわり 5キロ四方 いちめんの砂漠になる 人は死に絶える 鳥も獣も魚も 水も緑も 干涸びて崩れ落ちる 砂はサラサラと  そして砂漠はさらに ひろがりつづける 消える街 渇れる海  やがて彼の美しい 死骸の上に 自由になった わたしの心がかがみこむ 一度だけのくちづけの 夢をかなえるため すべては死んだ わたしのすべては死に絶えた  誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり砂漠は どこまでもひろがる 誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり世界は やがて廃墟になる  たとえ宇宙を滅ぼす力を手にしても あなたにとどかない 想いはとどかない 大きく開いたままの目に 星座は焦げつき 瞳の黒いガラスが 静かにひび割れる
不眠の力谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子恋する人は眠れない 恋する人は眠れない  真夜中に 天井をとおして星を見る 星はわたしの瞳の レンズに降りてくる それは世にも恐ろしい 星座のかたち それは世にも恐ろしい 殺戮の暗号  恋する人は眠れない 恋する人は眠れない  明け方に彼の家のまわり 5キロ四方 いちめんの砂漠になる 人は死に絶える 鳥も獣も魚も 水も緑も 干涸びて崩れ落ちる 砂はサラサラと  そして砂漠はさらに ひろがりつづける 消える街 渇れる海  やがて彼の美しい 死骸の上に 自由になった わたしの心がかがみこむ 一度だけのくちづけの 夢をかなえるため すべては死んだ わたしのすべては死に絶えた  誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり砂漠は どこまでもひろがる 誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり世界は やがて廃墟になる  たとえ宇宙を滅ぼす力を手にしても あなたにとどかない 想いはとどかない 大きく開いたままの目に 星座は焦げつき 瞳の黒いガラスが 静かにひび割れる
二人目の人類谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子真夜中に目が覚めて となりを見ると わたししかいないはずの この部屋の中 誰かが寝ていた  この人は誰? わたしではないし この人は誰? 影ではないし  静かな部屋に寝息の音が はっきりきこえる さわってみると温かい 腕も胸も肩も 確かに生きてる  この人は誰? わたしではないし この人は誰? 夢ではないし  この部屋の中に わたしだけの世界に 23年目にして訪れた 二人目の人類  眠るあなたのうしろの闇に 何十億の 見知らぬ母が 見知らぬ兄が 見知らぬ友が ふと見えた気がした  この人は誰? わたしでない誰か この人は誰? どうしてここにいるの?  この部屋の中に わたしだけの世界に 23年目にして訪れた 二人目の人類  世界にとってみれば ちっぽけなひとり だけどわたしにとっては 初めての いとおしい魂
双子の鳥谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子風から生まれた 双子の鳥がいた 生まれた時から 一緒に生きていた 赤い実 青い実 ふたりで分けあって 同じとき笑って 同じとき泣いたよ  やがておとなになり ふたりは別々に 小高い山の上へ 深い森の奥へ それでも心は いつもつながってた 同じとき眠って 同じとき目覚めた  空へと帰る日が ひとりにおとずれた 姿が見えない 呼んでも声はない こんなこと 今まで 思いもしなかった ひとりはうずくまる 夜は暗く長く  風から生まれた 双子の鳥が飛ぶ 真っ白な翼と 透明な翼が 重なり よりそい 大空飛んでいく 泣かないで ぼくはいつも きみの中にいるよ  ふたりの翼が 明日へと飛んでいく 生きていけ ぼくはいつも きみの中にいるよ
不思議な手紙谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子不思議な手紙がついたよ 日曜日の朝、突然に 見覚えのない文字だけど なつかしさがふとこみあげて あけてみると 白いびんせん たった一枚 だったひとこと  「もうすぐだよ もうすぐだよ」 その時ボクらの心をそっと走りぬけた風のようなもの  不思議な手紙がついたよ 日曜日の朝、突然に あなたはどんな顔してるの どんなこと話すの どんな声で でかけて行くよ あなたに会いに きっとあなたをみつけに行くよ  もうすぐだよ! もうすぐだよ! あなたの声の呼ぶほうへボクらは歩くよ 口笛吹いてさ  どこかの街でめぐり会えたら ほほえみかけて名前呼んでね  もうすぐだよ! もうすぐだよ! ボクらは気ままな旅人 風を道連れにどこまでも歩く
不思議なアリス谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子谷山浩子栗原正己あたしはアリス 弟はナルシス 絵本の中で暮らす とびきり美しい とびきり素敵な物語つくる あたしのナイト 闘って死んだ あたしのために死んだ とっても悲しい 一晩泣いたの 涙は出なかった  夜はペパーミント ト・ト・ト 雲はダイヤモンド ド・ド・ド 歌がこぼれる る・る・る 手のひらからあふれちゃう あたしはアリス 不思議なアリス 今15才  あたしはアリス 弟はナルシス ガラスの箱で眠る 素敵なものより素敵な言葉よ 言葉が好きよ やさしいメアリー 血い吐いて死んだ あたしのために死んだ とっても悲しい 歌をつくったの メアリーに贈る歌  夜はペパーミント ト・ト・ト (Good night, good night, my dear) 雲はダイヤモンド ド・ド・ド (Sleep tight, I'm here, my dear) 歌がこぼれる る・る・る 手のひらからあふれちゃう あたしはアリス 不思議なアリス 今15才 (Well, my dear, I long to see you die.)
袋井市歌~ここがふるさと~谷山浩子谷山浩子谷山浩子大島ミチル大きくひらけた 大地の上を 駆けぬけていく 遠州の風 風に吹かれて 私は生きる どんな時にも たくましい心で  飾らぬ言葉 まっすぐなまなざし 見守る空は どこまでも広い  袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく  折々の花や 誇らかな果実 あふれるほどの 田園の恵み 思いのままに 私は歩く どんな場所へも 道は続いている  歴史をいだく 北の山から 碧くきらめく 南の海まで  袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく  西へ東へと 行き交う旅人 どうぞひととき 足を休めて 友と語らう 安らぎに似て どんな人にも ここはやさしいから  人と自然が 温かく寄り添い 豊かな時が ゆっくり流れる  袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく  袋井 ここがふるさと 私たちの町 袋井 ここがふるさと ここで生きていく
FANTASY豊崎愛生豊崎愛生谷山浩子谷山浩子石井AQそれは不思議な物語 虹の絵の具で描いた リアルよりリアルなファンタジー  遠い昔の恋人が 生まれ変わって 何度でも めぐり合う定めの縁(えにし)  笑わずに 信じてね わたしときみのてのひらを合わせて 感じて  空を飛べる力を 時を超える力を ふたりなら持てるはず ダンボールとセロファンのタイムマシンで 旅に出よう  奇跡のように現れた ふたりの愛の科学反応 見えないものが見えてくる  全力で 信じてね ふたりの出会い 始まりの時へと さかのぼる  小さな細胞核と 走るミトコンドリア 見つめあうアンモナイト 魚 トカゲ 何度でも わたしたち 恋したね  大丈夫 信じてね わたしはきみの きみはわたしの ドア 開く鍵  ファンタジー ここから先は ファンタジー 2人が作る未来は 真っ白な地図 紙で作ったドラゴンの背に乗って 旅に出よう  空を飛べる力を 時を超える力を ふたりなら持てるはず 紙で作ったドラゴンの背に乗って 旅に出よう  どこまでも 果てのない 世界へと
ピヨの恩返し岩男潤子岩男潤子谷山浩子谷山浩子川村竜よくお休みのところ ちょっと失礼しますね いえ、そのまま 寝たまま どうぞそのままで 今まで言えなかった ひみつの打ち明け話 目を覚まさず寝たまま 聞いてくださいね  実を言えばわたし ええ、あなたの妻ですが これにはいろいろと 深いわけが 事情が 何と言ったらいいのか…  あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし  お薬ぬってくださって お水飲ませてくださって おいしいトウモロコシやキャベツ お豆もいただいて お布団に入れてくださって 背中をなでてくださって 命助けてくださって ありがとございます  突然いなくなって 心配かけてごめんなさい あなたに恋をして つらくてピヨ 黙って家を出たピヨ  あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし  ニワトリになるのあきらめて 人間の姿になって あなたに会いに来るまでに 苦労もありました 会ってすぐ惹(ひ)かれあって 恋人から夫婦になって ともに過ごした日々 あしたで50年  家族のために 料理 そうじ せんたく 50年 子どもたちも孫も 巣立ち 今は あなたとふたりきりピヨ  生まれてきてよかった 生きててよかったピヨ ずっと ずっと これからも あなたと生きていくピヨ  あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし  よくお休みのところ たいへん失礼しました 今まで話したことは 全部嘘(うそ)ですよ ヒヨコが人になるなんて そんなわけないです そうですよ 見えますか 窓の外 月がきれいです
ピヨの恩返し谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子栗原正己よくお休みのところ ちょっと失礼しますね いえ、そのまま 寝たまま どうぞそのままで 今まで言えなかった ひみつの打ち明け話 目を覚まさず寝たまま 聞いてくださいね  実を言えばわたし ええ、あなたの妻ですが これにはいろいろと 深いわけが 事情が 何と言ったらいいのか…  あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし  お薬ぬってくださって お水飲ませてくださって おいしいトウモロコシやキャベツ お豆もいただいて お布団に入れてくださって 背中をなでてくださって 命助けてくださって ありがとございます  突然いなくなって 心配かけてごめんなさい あなたに恋をして つらくてピヨ 黙って家を出たピヨ  あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし  ニワトリになるのあきらめて 人間の姿になって あなたに会いに来るまでに 苦労もありました 会ってすぐ惹かれあって 恋人から夫婦になって ともに過ごした日々 あしたで50年  家族のために 料理 そうじ せんたく 50年 子どもたちも孫も 巣立ち 今は あなたとふたりきりピヨ  生まれてきてよかった 生きててよかったピヨ ずっと ずっと これからも あなたと生きていくピヨ  あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし  よくお休みのところ たいへん失礼しました 今まで話したことは 全部嘘ですよ ヒヨコが人になるなんて そんなわけないです そうですよ 見えますか 窓の外 月がきれいです
ピヨの恩返し谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子谷山浩子栗原正己よくお休みのところ ちょっと失礼しますね いえ、そのまま 寝たまま どうぞそのままで 今まで言えなかった ひみつの打ち明け話 目を覚まさず寝たまま 聞いてくださいね  実を言えばわたし ええ、あなたの妻ですが これにはいろいろと 深いわけが 事情が 何と言ったらいいのか…  あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし  お薬ぬってくださって お水飲ませてくださって おいしいトウモロコシやキャベツ お豆もいただいて お布団に入れてくださって 背中をなでてくださって 命助けてくださって ありがとございます  突然いなくなって 心配かけてごめんなさい あなたに恋をして つらくてピヨ 黙って家を出たピヨ  あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし  ニワトリになるのあきらめて 人間の姿になって あなたに会いに来るまでに 苦労もありました 会ってすぐ惹かれあって 恋人から夫婦になって ともに過ごした日々 あしたで50年  家族のために 料理 そうじ せんたく 50年 子どもたちも孫も 巣立ち 今は あなたとふたりきりピヨ  生まれてきてよかった 生きててよかったピヨ ずっと ずっと これからも あなたと生きていくピヨ  あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし  よくお休みのところ たいへん失礼しました 今まで話したことは 全部嘘ですよ ヒヨコが人になるなんて そんなわけないです そうですよ 見えますか 窓の外 月がきれいです
Pyun Pyun谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子大村雅朗きいて 秋風わたしの恋が終わったの わたしのほうがいつでも少し片思い だけどこんなふうに終わるなんて思ってなかった 「ほんとは好きじゃなかった ごめんね」なんて カンタンな人ね Pyun Pyun その時 風が言ったの Pyun Pyun 好きだよ きみはすてきさ Pyun Pyun そら耳 それでもかまわない Pyun Pyun もう一度 まねして 彼の声  彼とあの娘が話してたのは夕暮れの 川ぞいの道 バイクをとめていつまでも 彼がみつめていた まるい瞳 くせのある髪 わたし心・体ぜんぶすててあの子になりたい Pyun Pyun その時 風が言ったの Pyun Pyun だめだよ きみが消えたら Pyun Pyun 小鳥も青空もかくれるよ Pyun Pyun 世界が毎日雨降りさ  風は気まぐれ口がうまいと知ってるわ ピエロみたいにふざけるだけよ 本気じゃない だけどこんな日には風がなぜかやさしくみえて 素直に腕をとってしまう もう少しそばにいて Pyun Pyun 秋風 耳にささやく Pyun Pyun 好きだよ ぼくのお日さま Pyun Pyun おどけて くるくるまわるから Pyun Pyun わたしは泣いたり笑ったり  Pyun Pyun 秋風 耳にささやく Pyun Pyun 好きだよ ぼくのお日さま Pyun Pyun おどけて くるくるまわるから Pyun Pyun わたしは泣いたり笑ったり
ピエレット谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子悲しみだけが 胸をふさぐ夜 あまえる人が 誰もいない夜 目をとじてごらん きみの心の奥で ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く きみを笑わせようと きみを歌わせようと  世界中の人が きみを嫌いでも たとえすべてが きみに背をむけても ねぇ 生きてごらん きみの心の奥で ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く きみを笑わせようと きみを歌わせようと ピエレットが 笛を吹く  どんな小さな 子供の胸にも どんなかわいた 人の心にも たとえ息をひきとる その瀬戸ぎわにさえ ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く もえるかすかないのち ひろがれ 海のように  だから 誰も きみを殺せない 誰も 誰かを 殺しちゃいけない きみは 生きて行けよ きみの 心の奥で ピエレットが 踊るから ピエレットが 踊るから きみを笑わせようと きみを歌わせようと ピエレットが 踊るから
秘密の花園谷山浩子谷山浩子谷山浩子新居昭乃保刈久明永遠に 明けない明け方 沈まない三日月 枯れない花  すべてが きみの手の中に すべてを きみが創り出した  動かない 魔法の明け方 眠る宝石たち 黄金の鳥  友だちが(きみは) ほしかったんだよね(ひとりだから) ひどいこと(何も) するつもりじゃなくて(知らずに)  秘密の花園に 彼のこと閉じこめて ふたりで遊べると そう心から信じてたんだ  もう彼は(二度と) 二度と目覚めない(呼びかけても) 美しい(青い) 瞳はガラス玉(ガラス玉)  秘密の花園に 彼のこと閉じこめた 少しだけやりすぎた そう少しだけ ほんの少しだけ  AH 誰もいない(空に) AH きみの声が(響く) こんなに愛してるのに なぜ  長い時 長い長い時 長い長い長い時が過ぎた  永遠に 明けない明け方 永遠に消えない きみはひとり
ひまわり斉藤由貴斉藤由貴谷山浩子崎谷健次郎ひまわり 私を隠して あの人の視線から 天使の折れた翼 彼女にあなたからのメッセージ 伝えたと言ったのは 嘘なの 初めてあなたについた  今 あなたはひとり 高原の駅に立ち 来ないあの娘を待っている 背中にまぶしく 光る夕焼けを 私 遠くから見てたの  今ごろ彼女は何も知らず あなたを想ってる いつもの図書館の椅子で  ひまわり 今なら間に合う 自転車を走らせて でもダメ 足が動かない  今 発車のベルが あなたを急がせてる 黒いカバンを手にして もう一度ふり向き あなた耳をすませた だけど風が空で 歌ってるだけ  今ごろ 彼女は何も知らず あなたを想ってる いつもの図書館の椅子で woo… サヨナラ つぶやいた woo… ひまわりに隠れて
ひとりぼっちのサーカス石川ひとみ石川ひとみ谷山浩子谷山浩子あなたが帰ったあとの 私の部屋には 飲みかけワインと 散らかしたままのトランプ ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた しんと静かな真夜中は いつも決まってひとりぼっち  さあ目をさませ 人形たち さあ目をさませ ナイフに鏡 さあ目をさませ ひとりの部屋の 午前零時のお祭に  あなたを乗せた終電車 ホームをはなれる頃 ぽつんと座って 私 涙をこらえてる ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた 今夜はどんな嘘をつくの 何も知らないやさしい人に  さあ目をさませ 人形たち くだけた心 つつんでおくれ ひとりの部屋の ひとりサーカス せめて涙のかわくまで  ラララ…… さあ目をさませ 人形たち くだけた心 つつんでおくれ ひとりの部屋の ひとりサーカス 朝が来るまで 踊らせて
ひとりでお帰り谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子明りの消えた真夜中の街 舗道に軽い音をたて ひとりできみは まだ踊ってる 夢の終わりを信じない  いつまでそこにいるの つま先立ち 跳ねておどけて いつまでそこにいるの まわりにはもう誰もいない  ひとりになったきみの隣に 寄り添うやせた影法師 右手をふれば左手をふる うずくまればうずくまる  きみの今のその淋しさが 遠い街の見知らぬ人の 孤独な夜を照らす ささやかな灯に変わるだろう  店じまいした空の上から 満月 きみに声かける 暗くけわしい道をわたしが 照らしていてあげるから  どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り  たとえば夜が深く 暗がりに足が怯えても まっすぐに顔を上げて 心の闇に沈まないで  どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り
ひとみの永遠谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子明け方の窓に うつした青空 いつまでも ここにいたい いつまでも このままで  わたしの 視線の 瞬間の 残像 瞬間の 永遠 忘れない 忘れない あなたを……  ふしぎな力が あなたとわたしを ひきよせて ひきはなして そしてまた この朝に  わずかなひととき 言葉をかわして 手をふった 笑いながら 手をふった さよならと  わたしの 視線の 瞬間の 残像 瞬間の 永遠 忘れない 忘れない  あなたを……
光る馬車谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子夜空を細長く切りとる 月明りの窓 窓辺にたたずむあなたの影だけを いつまでもわたし みつめてた  あなたの思い出に わたしを残さないで あなたの記憶から わたしをすべて消して  世界のどこにもない街の どこにもない部屋 どこにもいない人 今だけの恋人 今だけの夢を抱きしめた  愛していたことを 風にも教えないで あなたの記憶から わたしをすべて消して  寝静まる青い街並みを 幻影の光る馬車が行く 遠ざかる馬車の鈴の音が あなたの言葉を耳に繰り返す (愛してる きみを誰よりも) (愛してる 時が流れても) (愛してる ぼくは変わらない) 遠のく鈴の音だけが いつまでも消えない  あなたの心に 生きつづけることが 死ぬよりも もっと淋しいの  あなたの思い出に わたしを残さないで あなたの記憶から わたしをすべて消して  愛していたことを 風にも教えないで あなたの記憶から わたしをすべて消して
パラソル天動説谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子僕らのまわりを 月が回る 星が回る 太陽が回る くるくる休みなく 彼らが回ると同時に 僕らもまた回っている 互いにそれぞれ回って それぞれめまいを起こして  足がもつれてる ふらふら揺れてる 宇宙の船酔い 天空抜けて落ちていく  月と太陽の軌道 斜めに横切って メガネが回ってる 一日ひとまわり メガネはきみの忘れ物 きのう会社に忘れてきた きみが忘れたものはなぜか 次々空を回りだす  帽子に手鏡 スカーフ ボールペン 読みかけの本に 花柄のパラソル…パラソル…  それはきみの誕生日に 僕があげたプレゼントさ 「日傘すごくほしかったの ぜったい大事にするからね」って 言った次の日 駅に忘れてきた もうあげないよ 日傘あげないよ  それはそれとして すごいことに気がついたんだ パラソルが仮に 動いていなくて 他のあらゆる天体が そのまわりを回っている そう考えると 全てが驚くほど単純になる  くわしい説明は省略するけど 要するに 僕の愛はとてつもなく深いっていうこと きみを抱きしめて 宇宙の井戸から 天空抜けて落ちていく
パラソル天動説谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子僕らのまわりを 月が回る 星が回る 太陽が回る くるくる休みなく 彼らが回ると同時に 僕らもまた回っている 互いにそれぞれ回って それぞれめまいを起こして  足がもつれてる ふらふら揺れてる 宇宙の船酔い 天空抜けて落ちていく  月と太陽の軌道 斜めに横切って メガネが回ってる 一日ひとまわり メガネはきみの忘れ物 きのう会社に忘れてきた きみが忘れたものはなぜか 次々空を回りだす  帽子に手鏡 スカーフ ボールペン 読みかけの本に 花柄のパラソル…パラソル…  それはきみの誕生日に 僕があげたプレゼントさ 「日傘すごくほしかったの ぜったい大事にするからね」って 言った次の日 駅に忘れてきた もうあげないよ 日傘あげないよ  それはそれとして すごいことに気がついたんだ パラソルが仮に 動いていなくて 他のあらゆる天体が そのまわりを回っている そう考えると 全てが驚くほど単純になる  くわしい説明は省略するけど 要するに 僕の愛はとてつもなく深いっていうこと きみを抱きしめて 宇宙の井戸から 天空抜けて落ちていく
PUPPY谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子いとしくて思いきり抱きしめたい ぼくたちの宝物 きみはいつも 雨の日も風の日も ゴキゲンだね 叱られてしょげるけど ゴキゲンだね  スキだよPUPPY 迎えにきてくれたの スキだよPUPPY 青空と草の道 きみとふたりで帰る 恋人同士みたいに なかよく  きみはまだ少年のあどけなさで めずらしいおもちゃ箱 かきまわすよ  スキだよPUPPY まっすぐにかけてくる スキだよPUPPY ぼくはきれいじゃなくて きみといると少しだけ 落ちこむこともあるんだ 時には  スキだよPUPPY まっすぐにかけてくる スキだよPUPPY ぼくを守るつもり からだも小さいくせに まるでナイトみたいな顔して  いとしくて思いきり抱きしめたい ぼくたちの宝物 きみはいつも 雨の日も風の日も ゴキゲンだね 叱られてしょげるけど ゴキゲンだね  いとしくて思いきり抱きしめたい ぼくたちの宝物 きみはいつも 雨の日も風の日も ゴキゲンだね ぼくたちといるだけで ゴキゲンだね
パズル谷山浩子谷山浩子谷山浩子菊池潤也蓜島邦明違う そこじゃない わたし そこじゃない おかしなかたちの 月が笑い出す 違う そこじゃない わたし そこじゃない もう一度よく見て 制限時間以内に  月のパズル わたし ここにいる? ここにいない? 闇の目をしたウサギが走り出した  1-2-3-4 Now つかまえて 零コンマ1秒で 入れ替わる すり替わる 嘘とほんとに気をつけてね 1-2-3-4 Stop つかまえた それはわたしじゃない うりふたつの人形でした 夢幻の迷宮へようこそ  月は残酷な 運命のミストレス チェスの駒のように わたしを並べて 月は冷酷な 法則の支配者 複雑怪奇な このパズルを組み立てた  あの時から わたしここにいる? ここにいない? 待ち続けてた 自由になれる時を  1-2-3-4 Now つかまえて 逃げていく心を 選び出して たったひとり 他のわたしは全部ダミーよ 1-2-3-4 Stop つかまえた さてそれは誰でしょう? かなうでしょうか わたしの夢 戒厳令下のロマンス  冷たい 淋しい うれしい おかしい 壊れる 千切れる 心 心 光の速さで 光が逃げれば 光の速さを 闇が追い抜く  終わらぬ夜を 終わらぬ夜がなぞる  1-2-3-4 Now つかまえて 揺れ揺れる心を 選び出して たったひとり 他のわたしは全部ダミーよ 1-2-3-4 Stop つかまえた 千の鍵が砕けた ごめんね それも人形でした 無限の迷宮へようこそ
パジャマの樹谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子斉藤ネコ目が醒めて横見ると きみがいる ねえ どうしたの きみは遠くの街にいるはず きみは寝ぼけ顔で こう言った 「だってここは夢の中だもの」  そういえば この部屋はおかしいね きみの部屋とぼくの部屋が まざりあってる いつか見た映画のサーカスが 引き出しに象を 隠してるよ  急いで逃げなくちゃ 悪いサーカスがきみを ずっとさっきからきみを 狙ってるよ さあ逃げよう さあ急いで!  でもアアきみは羽枕 抱きしめて 片方 靴下をはきかけたまま うとうとしてる ダメだよ これ以上待てないよ ハミガキしながら ついておいで  ねえきみ アタマからシャボン玉を出して パジャマの樹にもたれて ほんとにきみはナマケモノなんだね そんなに眠るととけちゃうよ ねえダメだよ 起きておくれ  きみはおぼつかない 足取りで フラフラと ぼくに手をとられて  道はただまっすぐに つづいてる それは思わずタメイキが出るほどまっすぐで この世のものとも 思われない 翼をひろげてる 地平線  ほら きみのダイスキなパジャマの樹 その嬉しそうなきみの笑顔 逢いたかったよ ぼくのきみは 誰もよごせない おろしたての 白いシャツみたい
ハーブガーデン谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子風邪をひいたら エルダーフラワー ラベンダー タイム マーシュマロウ からだを温めてね ラベンダー タイム マーシュマロウ  すぐに横になって ゆっくり休んでね 少しでも食べて 力をつけてね  風邪をひいたら カモマイル ヒソップ セージ ローズマリー じゅうぶん睡眠をとってね ヒソップ セージ ローズマリー  できるだけ何度も うがいをくりかえし 汗をかいたなら すぐに着がえてね  少し退屈でも 静かに寝ていてね 遊びに行くのは 元気になってから  風邪をひいたら エルダーフラワー ラベンダー タイム マーシュマロウ 夢の中で遊ぼう ラベンダー タイム マーシュマロウ  わたしたち待ってるよ ヒソップ セージ ローズマリー 夢の中で会えるよ ヒソップ セージ ローズマリー
はみがき・しゅしゅしゅ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQはみがき しましょ しゅしゅっしゅしゅ しゅしゅっしゅしゅ おくちの おそうじ しゅしゅっしゅしゅっしゅっしゅ ほーら ちっちゃな はが ならんで まってるよ はやく ぼくも ぼくも きれいにしてね みがいて あげよ やさしく やさしく おくちの なかの かわいい あかちゃん  はみがき しましょ しゅしゅっしゅしゅ しゅしゅっしゅしゅ おくちの おそうじ しゅしゅっしゅしゅっしゅっしゅ ほーら ちっちゃな はが ならんで まってるよ はやく ぼくも ぼくも きれいにしてね みがいて あげよ やさしく やさしく おくちの なかの かわいい あかちゃん
花さかニャンコGOLD LYLIC谷山浩子GOLD LYLIC谷山浩子谷山浩子谷山浩子栗原正己ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ あの子が歩けば花がさく ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 赤 白 黄色に 青 ピンク  枯れ木に花を ピポパポパ 屋根にも花を ピポパポパ ジャングルジムにも ピポパポパ ピポパポパ!  ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ ケンカする人 花さかす ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 泣いてる人も 花さかす  頭に花を ピポパポパ 指にも花を ピポパポパ 鼻にも花を ピポパポパ ピポパポパ!  ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 仲間がどんどん ふえていく ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 次から次へと ふえていく  町中 花を ピポパポパ 国中 花を ピポパポパ 地球がぜんぶ ピポパポパ ピポパポパ!  ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ こんどは宇宙にチョーセンだ ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ みんな乗りこめ ロケットに  ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 銀河に花を さかせましょ ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ ブラックホールに さかせましょ  ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 宇宙の果てまで 花いっぱい ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 赤 白 黄色に 青 ピンク 赤 白 黄色に 青 ピンク 赤 白 黄色に 青 ピンク 赤 白 黄色に 青 ピンク
裸足のきみを僕が知ってる谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子思い出して きみが どんな暮らしを どこでしていても 僕ときみの命をつなぐ絆は 生きていく 今をこえて すべてを過去に変えて 時代はすぎていくけど  裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる 忘れないで この部屋のドアは いつもあけてある  いろんな時がある 幸せな時 急ぎ足のとき 深い亀裂の底で 見えない空を見上げてる そんな時も やさしくなれなくても 自分を責めなくていい  裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる きみがきみを見捨てても 僕がきみを 抱きしめる  言葉はむなしくなる きみのこと 思い出せば  裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる きみがきみを見捨てても 僕がきみを 抱きしめるから  裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる 忘れないで この部屋のドアは いつもあけてある
はじまりの丘谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子この星をつつんでる 水と大気 果てのない曇り空 眠る人魚  ざわざわと風が吹く 風が吹く 灌木をふるわせて 風が吹く 空のハープ かき鳴らして  風が吹く 風が吹く きみが来る きみが来る ひたひたと予感の波……もうすぐ会える  ぼくたちを満たすのは 言葉じゃなく 鮮やかな色彩の 街でもなく  のびやかに息をする 植物と 鳴きかわす 鳥の声 深々と夜をいだく 闇の蒼さ  風が吹く 風が吹く 永遠を 語り合う 退屈も 孤独もなく すべてが見える  ざわざわと風が吹く 風が吹く はじまりの丘に今 僕は立つ 生まれたての 世界を見る  風が吹く 風が吹く きみが来る きみが来る 幻影の王国から すべてを捨てて  この星をつつんでる 水と大気 果てのない曇り空 眠る人魚  この星をつつんでる 水のように ぼくたちも 永遠の一部になる
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
走れメロス谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子走れメロス 希望の道を どこまでも どこまでも進め  それは終わりのない あこがれ 空いっぱいの 太陽 そして明日に 開く花  走れメロス 希望の道を どこまでも 明日に向かって  走れメロス 夜明けは近い 走れメロス どこまでも進め  それは今燃え上がる ほのお 喜びみちる世界 新しい生命(いのち)の 輝き  走れメロス 夜明けは近い どこまでも 明日に向かって
ハサミトギを追いかけて谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子ハサミトギ どこにいる ハサミトギ 追いかけて どこまでも 雲の上・波の下 そこへ出てくるマモノ 邪魔するやつら どいてよ そこを どいてよ 早く 追いかけて ハアー ハサミとぎましょォ  幻の影を踏み何千里 旅すれば 見えて来る 赤いサビ 黒いサビ だから からだが重い 力が出ない 心が重い 元気が出ない 闇を裂き ハアー ハサミとぎましょォ  ピカピカの どんなものでも切れる ああ そんなハサミを夢みて 心はとぶの 遠い銀河の果て  ハサミトギ どこにいる ハサミトギ 追いかけて どこまでも 夜の国・燃える街 そこへ猫なで声の猫があらわれて モシモシ ぼくといーことしようよ あとよあと! ハサミとがなきゃ  みつめれば どんな願いもかなう ああ そんなハサミを夢みて 心ふるえる 青い時間の旅  幻の影を踏み何千里 その姿 見えかくれ パタパタと 風マント それは あなたの胸の迷路の彼方 いつもあなたを呼んでる声よ 永遠の ハアー ハサミとぎましょォ
箱の中にいる谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子暗闇の路地を7つ折れて 自分が今どこにいるのかも わからなくなった きみの前に 不意に現れた 古い道具屋  欠けた壺や 変な彫刻 瓶の中の蛇 歯抜けのタイプライター 耳をすませば かすかな音が 廊下のつきあたり 床の暗がり  僕はここにいる 箱の中に 遠い昔から きみを待ってた 何百何千万回も 電話をかけた 何百何千万回の 間違い電話  やめてください 間違いです あなたは誰? 間違いです 僕はきみを 呼び続けた いつも答は 間違いです でも 今夜きみは来る 必ず来る 月の指先に 操られて フラフラ近づく 気配がしてる ついについについに今夜 きみに会える!  愉快なサーカス 大好きだろう? 虹色テント 弾むジンタ そうだここに 全部そろってる(嘘だけどね) 虎 象 ポニー 真っ二つ美女  僕はここにいる 箱の中に 宇宙の初めから きみを待ってた 胸のワクワクが 止められないよ! 息が荒くなる! 気が遠くなる……  気がつけば 朝の日射しの中 瓦礫を枕に 寝てた中年男 見たこともない国 知らない言葉 ここはどこなんだ 俺は誰なんだ……
のらねこ斉藤由貴斉藤由貴谷山浩子亀井登志夫亀井登志夫やさしい歌が聞こえてくるよ 明かりともる窓の中 煤けた路地の壁にもたれて 声を合わせて歌うよ 住む家持たないのらねこ きみから見ればそうかもね でもきみは何を守っている? 雨の日には濡れて行こう 口笛吹いて行こう 笑おう 泣こう 牙を剥こう こころ向くまま  案外きみを 嫌いじゃないよ きみはどうか知らないけど わがまま勝手なのらねこ 呼びたいなら呼べばいいよ 幸せって未来じゃない 今さ 雨の日には濡れて行こう 傷は舐めてなおそう 夜は踊る 月の道 今を生きよう  雨の日には濡れて行こう 傷は舐めてなおそう 夜は踊る 明日は夢 今を生きよう
のらねこ谷山浩子谷山浩子谷山浩子亀井登志夫石井AQやさしい歌が聞こえてくるよ 明かりともる窓の中 煤けた路地の壁にもたれて 声を合わせて歌うよ  住む家持たないのらねこ きみから見ればそうかもね でもきみは何を守っているの?  雨の日には濡れて行こう 口笛吹いて行こう 笑おう 泣こう 牙を剥こう こころ向くまま  案外きみを 嫌いじゃないよ きみはどうか知らないけど  わがまま勝手なのらねこ 呼びたいなら呼べばいいよ 幸せって未来じゃない 今さ  雨の日には濡れて行こう 傷は舐めてなおそう 夜は踊る 月の道 今を生きよう  雨の日には濡れて行こう 傷は舐めてなおそう 夜は踊る 明日は夢 今を生きよう
ネムルル谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子栗原正己名前はネムルル いつも眠たい子猫 そばにいるだけで みんな眠たくなるよ  おやすみ ネムルル きもちよく丸まって おやすみ ネムルル 夢の毛布にくるまって  名前はネムルル 目には見えない子猫 目には見えないけど 眠くなるからわかる  おやすみ ネムルル 夢の橋を渡ろうね おやすみ ネムルル お月さまをかじろうね  paraririran panpon tufan paraririran tufan paraririran ponpin tufan paraririran tufan  今夜は満月 猫の力が強い 半径9キロ圏内 人も電車も眠った  おやすみ ネムルル 町中の人たちと おやすみ ネムルル 終わりのないメリーゴーラウンド  おやすみ ネムルル 町中の人たちと おやすみ ネムルル とろけるようなメリーゴーラウンド  paraririran panpon tufan paraririran tufan paraririran ponpin tufan paraririran tufan
ねむの花咲けばジャックはせつない谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の瞳が浮かんでる  きょうもジャックは登る 月明かりさす丘の道を きょうもジャックは登る わけもなく ララ丘の道  ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で考えてる なぜ僕は こんなに僕は せつないんだろう  それはジャックが恋を ララ恋を ララしているから そんなことにも気づかない 珍しい ララこの男  おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の胸を思い出す  ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で 見回してる 今誰かためいきをついたよ 誰か  それは誰かじゃなくて自分です 自分のためいき そんなことにも気づかない 珍しい ララこの男  あの子は全部わかってる 今か今かと待ちわびてる あの子はジャックを待っている ただ待っている 待っているだけ  ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で 時をすごす なんにもならない なんにも起きない 無意味な時を  いつまでも 夢の中 この場所に根がはえて 岩になって苔がむして 未来永劫 話が進まない  おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の瞳が浮かんでる  きょうもジャックは登る 月明かりさす丘の道を きょうもジャックは登る わけもなく ララ丘の道  ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で考えてる なぜ僕は こんなに僕は せつないんだろう  (蘚の花咲けば俺はうれしい 蘚の木の下で考えてる なぜ俺は こんなに俺は 幸せなんだろう?)
ねむの花咲けばジャックはせつない谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の瞳が浮かんでる  きょうもジャックは登る 月明かりさす丘の道を きょうもジャックは登る わけもなく ララ丘の道  ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で考えてる なぜ僕は こんなに僕は せつないんだろう  それはジャックが恋を ララ恋を ララしているから そんなことにも気づかない 珍しい ララこの男  おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の胸を思い出す  ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で 見回してる 今誰かためいきをついたよ 誰か  それは誰かじゃなくて自分です 自分のためいき そんなことにも気づかない 珍しい ララこの男  あの子は全部わかってる 今か今かと待ちわびてる あの子はジャックを待っている ただ待っている 待っているだけ  ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で 時をすごす なんにもならない なんにも起きない 無意味な時を  いつまでも 夢の中 この場所に根がはえて 岩になって苔がむして 未来永劫 話が進まない  おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の瞳が浮かんでる  きょうもジャックは登る 月明かりさす丘の道を きょうもジャックは登る わけもなく ララ丘の道  ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で 考えてる なぜ僕は こんなに僕は せつないんだろう
ねこ曜日岩男潤子岩男潤子谷山浩子谷山浩子斎藤ネコねこ曜日 何もしない ねころんでまどろむだけ あなたのひざ 温かい ほかに何もいらない にぎやかな表通り 飾りたてたお店より ふたりすごすこの部屋が わたしたちの一番  広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ  広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても  ねこ曜日 何もしない ねころんで日ざしの中 ややこしい仕事のこと 今は忘れていよう 甘えてね ねこのように 首筋をなでてあげる 静かに夜のとばりが 部屋をつつむ時まで  広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ  広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても
ねこ曜日谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子ねこ曜日 何もしない ねころんで まどろむだけ あなたのひざ 温かい ほかに 何もいらない  にぎやかな表通り 飾りたてたお店より ふたりすごす この部屋が わたしたちの一番  広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ  広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても  ねこ曜日 何もしない ねころんで日ざしの中 ややこしい仕事のこと 今は忘れていよう  甘えてね ねこのように 首筋をなでてあげる 静かに夜のとばりが 部屋をつつむ時まで  広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ  広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても
ねこの森には帰れない谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から お元気ですかもう10年も 帰らないので心配してます あたしの好きな赤いきのこ なつかしい朝のそよ風 思い出したら 泣きたくなった だけど今では仕方ないこと  ねこの森には帰れない ここでいいひとみつけたから ねこの森には帰れない なくした夢は もどらない  きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から どこにあるのかもうわからない 海の底か雲のあいだか だけど返事を書きました ここはとてもいいところです 仕事をしてます 恋もしました 人混みの中はとても休まります  ねこの森には帰れない 帰る道だっておぼえてない ねこの森には帰れない なくした歌は うたえない  きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から お元気ですかもう10年も 帰らないので心配してます 思い出すなんてしたくないの 淋しいのはいやだから 淋しくなったら 電話をかけて あのひととふたり街を歩くわ  ねこの森には帰れない ここでいいひとみつけたから ねこの森には帰れない なくした夢は もどらない
ねこの森には帰れない谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から お元気ですかもう10年も 帰らないので心配してます あたしの好きな赤いきのこ なつかしい朝のそよ風 思い出したら 泣きたくなった だけど今では仕方ないこと  ねこの森には帰れない ここでいいひとみつけたから ねこの森には帰れない なくした夢は もどらない  きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から どこにあるのかもうわからない 海の底か雲のあいだか だけど返事を書きました ここはとてもいいところです 仕事をしてます 恋もしました 人混みの中はとても休まります  ねこの森には帰れない 帰る道だっておぼえてない ねこの森には帰れない なくした歌は うたえない  きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から お元気ですかもう10年も 帰らないので心配してます 思い出すなんてしたくないの 淋しいのはいやだから 淋しくなったら 電話をかけて あのひととふたり街を歩くわ  ねこの森には帰れない ここでいいひとみつけたから ねこの森には帰れない なくした夢は もどらない
猫のみた夢谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子サンマの花が咲いている マグロの花はまだつぼみ NYANNYA NYANNYA 待ちましょう マグロの花は まだつぼみ  イワシの花は花盛り カツオの花はまだつぼみ NYANNYA NYANNYA 待ちましょう カツオの花は まだつぼみ  わたしの夢は空を飛ぶ 綿毛のように軽やかに 見渡すかぎりのニボシの平原 幸せ者  ジャパネの猫は さかな好き ロシアの猫は何が好き? NYANNYA NYANNYA 知りたい アラブの猫は 何が好き?  ジャパネの猫は NYANNYAと鳴く チベット猫は何て鳴く? NYANNYA NYANNYA 知りたい アンデス猫は 何て鳴く?  ひとみは燃える ブリの色 妖しい風にせかされて どこまで歩けば まだ見ぬトビウオ 憧れ ああ  ヒラメの花は ヒラヒラと ナマコの花は眠ってる NYANNYA NYANNYA おやすみ ナマコの花は 眠ってる
猫のみた夢谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子谷山浩子栗原正己サンマの花が咲いている マグロの花はまだつぼみ NYANNYA NYANNYA 待ちましょう マグロの花は まだつぼみ  イワシの花は花盛り カツオの花はまだつぼみ NYANNYA NYANNYA 待ちましょう カツオの花は まだつぼみ  わたしの夢は空を飛ぶ 綿毛のように軽やかに 見渡すかぎりのニボシの平原 幸せ者  ジャパネの猫は さかな好き ロシアの猫は何が好き? NYANNYA NYANNYA 知りたい アラブの猫は 何が好き?  ジャパネの猫は NYANNYAと鳴く チベット猫は何て鳴く? NYANNYA NYANNYA 知りたい アンデス猫は 何て鳴く?  ひとみは燃える ブリの色 妖しい風にせかされて どこまで歩けば まだ見ぬトビウオ 憧れ ああ  ヒラメの花は ヒラヒラと ナマコの花は眠ってる NYANNYA NYANNYA おやすみ ナマコの花は 眠ってる
ねこねこでんわ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子ねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない  もしもし だれですか もしもし クジラです みなみのうみで プカプカういています あそびにきてください それではさようなら  ねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない  もしもし だれですか もしもし サンタです きょうはちょっと寒いので おおきなジャガイモの シチューをたべてます それではさようなら  ねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない  もしもし だれですか もしもし こねこです さんぽにでかけたら パンやのおねえさん ジャムパンくれました アンパンくれました ミルクもくれました それではさようなら
ネコじゃないモン!谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子オハヨ ではじまる マタネ でおやすみ そして スキヨ でもいちど ネコじゃないモン!!  アノネ で笑って ダメヨ で忘れて そして スキヨ でもいちど ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!!  ラララあなたとわたし ちがう夢をみてても 平気よ 小指の先 はなさないでいるなら たとえば三日月の夜 きっと会えるわ ぐうぜん 約束は要らないのよ わかって!  ひとつぶ 食べたら ふたつぶ コロコロ そして みっつぶで はじける ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!!  ラララあなたとわたし ちがう旅をしてても 平気よ はぐれないわ 心に地図があれば たとえばそよ風の朝 あなたのシャツの色が 雲のあいまにキラリと 見えるの!  ひとりで クチュクチュ ふたりで ゴメンネ でもね みんなホントだよ ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!!  ネコじゃないモン!!
猫が行く谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子猫が行く 猫が行く ぴかぴかの 小ちゃな猫 ふらふらと お散歩で 今夜も ごきげん  どこ行くの? どこ行くの? きこえても きこえぬふり ビルのかげ 橋の下 心むくまま  サヨナラと サヨナラと 人が うつむく 秋を ふみつけて ふみつけて 足どりも軽やかに tu tu  猫が行く 猫が行く きらきらの 星をまとい うずくまる人たちの 影を よこ切る  恋をして 捨てられて 傷ついた人形たち 聞くも涙よ 語るも涙 涙 涙  不思議から 不思議へと ただひとり わたり歩く 猫だけが 猫だけが 虹を見てた  ゴメンネと ゴメンネと 人がふりむく 秋に 上を見て 横を見て 小ちゃなアクビを ひとつ  猫が行く 猫が行く きらきらの 星をまとい 猫が行く 猫が行く 今夜も ひとり
N'oublie pas Mai (5月を忘れないで)斉藤由貴斉藤由貴谷山浩子崎谷健次郎出会いは1月 2月に恋に落ちて 3月 海の写真を見た 5月になったら 休みをとって ここへ行こうと 約束していたのに  別れてしまう あんなに誰よりもそばにいた あんたの心が  N'oublie pas Mai 誰か教えて 私たちの5月はどこ? N'oublie pas Mai 緑だけが街を染める  4月の公園 帽子の似合うやせた少女が あなたに出会ったの すこし距離をおいて 並んで歩くふたりを見たわ あなたの家の近く  近所の店で 買物の帰りとすぐわかる ワインをかかえて  N'oublie pas Mai 誰か教えて 約束した5月はどこ? N'oublie pas Mai 緑だけが街を染める  こんな短い 恋でも嘘じゃない そう言って 打てないピリオド  Petit a petit nous avon change (私たちは少しずつ変わってゆくわ) Le temps a passe… (そして時は過ぎてゆく…)  N'oublie pas Mai 誰か教えて私たちの5月はどこ? N'oublie pas Mai 緑だけが街を染める  N'oublie pas Mai 誰か教えて 約束した5月はどこ? N'oublie pas Mai 緑だけが街を染める
人魚は歩けない谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける  あなたと街を歩いてるけど 歩くフリをしてるだけなの 鱗がざりざり アスファルトにこすれる 鱗がこすれて ぽろぽろ落ちる 黄昏  人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける  わたしが道でよろけるわけを あなた知らない 気づくこともない ここが海なら 困るのはわたしじゃない ここが海なら あなた溺れて死ぬでしょう  人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける  帰りたいけど 帰りたくない ホタテ ナマコ 会いたいハタハタ だけどここにいる 鱗が全部落ちても あなたは海では生きていけない ヒトだから  人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない
人魚は歩けない谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける  あなたと街を歩いてるけど 歩くフリをしてるだけなの 鱗がざりざり アスファルトにこすれる 鱗がこすれて ぽろぽろ落ちる 黄昏  人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける  わたしが道でよろけるわけを あなた知らない 気づくこともない ここが海なら 困るのはわたしじゃない ここが海なら あなた溺れて死ぬでしょう  人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける  帰りたいけど 帰りたくない ホタテ ナマコ 会いたいハタハタ だけどここにいる 鱗が全部落ちても あなたは海では生きていけない ヒトだから  人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない
NANUK谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ白くきらめく 氷の世界 歌もことばも きみは知らない きびしい冬と めぐみの春と 数えきれぬ毎日を ひとりみつめている  わけは知らない ここで生まれた わけは知らない ここで生きてる わけは知らない 何があっても 強く強く 生きていく 前へ 歩いていく  きみの 果てしない旅の 未来は どこへつづく きみの もの言わぬ背中 風だけが吹きぬける 明日へ  わけは知らない ここで生まれた わけは知らない ここで生きてる わけは知らない 宇宙の中で 鳥や けもの さかなたち ともに 息づいてる  きみの 果てしない旅の 未来は ぼくの未来 遠くはなれた この国から 生きぬいてと 祈るよ 祈るよ  母から子へと つづく命を ただ守って 生きていく きみは 歩いていく  強く強く 生きていく 前へ 歩いていく
何かが空を飛んでくる谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQそこの少年 ちょっとお待ちよ 銀河の水はまだ冷たいよ あと3秒 考えてみて  飛びこむのはサルでもできる きみはサルよりかしこい人間 あと10秒 あたしを見て  ここできみにすごいラッキーな ニュースがあります はるか宇宙の彼方から right now!  何かが空を飛んでくる きみの悩みを食べるために あの子が空を飛んでくる しあわせ運び屋 銀河の青いsava  そこの少年 別にいいけど 銀河の水は美味しくないよ あたしなら ぜったい飲まない  飛びこむのはエビでもできる きみはエビよりステキな人間 ほんとだよ おせじじゃないよ!  誰もきみのすごいラッキーを 止めることはできない 指をくわえて見てるだけ right now!  何かが空を飛んでくる きみの未来を祝福する あの子が空を飛んでくる お料理じょうずな 銀河の青いsava  ここできみをギュッと抱きしめて 教えてあげるよ <待てば海路のヒヨリあり> うわっほー!  何かが空を飛んでくる きみの涙を食べるために あの子が空を飛んでくる つぶらなひとみの 銀河の青いsava  何かが空を飛んでくる きみの悩みを食べるために あの子が空を飛んでくる しあわせ運び屋 銀河の青いsava
何かが空を飛んでくる豊崎愛生豊崎愛生谷山浩子谷山浩子石井AQそこの少年 ちょっとお待ちよ 銀河の水はまだ冷たいよ あと3秒考えてみて。  飛びこむのはサルでもできる きみはサルよりかしこい人間 あと10秒あたしを見て。  ここで きみにすごいラッキーな ニュースがあります はるか宇宙の彼方から  right now! 何かが空を飛んでくる きみの悩みを 食べるために あの子が空を飛んでくる しあわせ運び屋 銀河の青いSAVA  そこの少年 別にいいけど 銀河の水はおいしくないよ あたしなら ゼッタイ飲まない  飛び込むのはエビでもできる きみはエビよりステキな人間 ほんとだよ。おせじじゃないよ。  誰も きみのすごいラッキーを 止めることはできない 指をくわえて見てるだけ  right now! 何かが空を飛んでくる きみの未来を 祝福する あの子が空を飛んでくる お料理じょうずな 銀河の青いSAVA  ここで きみをギュッと抱きしめて 教えてあげるよ (待てば海路のヒヨリあり)  うわっほー! 何かが空を飛んでくる きみの涙を 食べるために あの子が空を飛んでくる つぶらなひとみの 銀河の青いSAVA  何かが空を飛んでくる きみの悩みを 食べるために あの子が空を飛んでくる しあわせ運び屋 銀河の青いSAVA
七角錐の少女谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子完全な円錐の形したきみの家 透きとおる藍色の夜空めざし のびていく きみの家は高く高く 細長くのびていき 今やそれはひとすじの 銀色の糸のよう  僕は今歩いてる きみの家につづく道 完全な直線の 幅のないこの道を 歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 時は白く凍りつき 距離は無限の罠の中  七つの星に飾られた 七角錐の少女 日がな一日 はかりつづける 自分の辺の長さ  闇の中 光る鏡が映しだす不等辺 完全な円錐に隠された その姿 どうしても耐えられない きみは決して認めない 誇り高いきみの家は 空をめざしのびていく  七つの城に守られた 七角錐の少女 いつまできみはそこにいる いつまで窓を閉じて  歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ 叫んでも叫んでも とどかない僕の声 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ  歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ 叫んでも叫んでも とどかない僕の声 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ
なつかしい朝研ナオコ研ナオコ谷山浩子谷山浩子なんにも言わない海よ おまえはいつも見ていた 人の世界の争いごとを 流した涙のことを  遠い遠い昔から おまえはみんな見ていた 今も静かなそのまなざしを 私たちにむけている  忘れられる そんな気がする どんな悲しい きのうのことも 子供の頃に感じたような あのまぶしいしあわせが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は  きのうまではうす暗い 闇の中にひとりきり あしたのことも信じられずに うつむいていたけれど  心をひらいてみれば 風はあの日とおんなじ ひさしぶりだね また会えたねと 耳もとでささやいてる  鳥がうたう 草木が萌える 季節のかおり ふりまきながら 子供の頃に出会ったような あのすなおなときめきが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は
なつかしい朝谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子なんにも言わない海よ おまえはいつも見ていた 人の世界の争いごとを 流した涙のことを  遠い遠い昔から おまえはみんな見ていた 今も静かなそのまなざしを わたしたちにむけている  忘れられる そんな気がする どんな悲しい きのうのことも 子供の頃に感じたような あのまぶしいしあわせが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は  きのうまではうす暗い 闇の中にひとりきり あしたのことも信じられずに うつむいていたけれど  心ひらいてみれば 風はあの日とおんなじ ひさしぶりだね また会えたねと 耳もとでささやいてる  鳥がうたう 草木が萌える 季節のかおり ふりまきながら 子供の頃に出会ったような あのすなおなときめきが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は
渚のライムソーダ河合奈保子河合奈保子谷山浩子谷山浩子ソーダソーダ ライムソーダ すきとおる夏の色 ソーダソーダ ライムソーダに すかして 海を見てたの みどりのあわの中 いろんな人が通る ビキニの女の子 にやけたヒゲのサーファー そんな中にとつぜん あなたの顔がのぞきこんだ ソーダソーダ ライムソーダ 驚いて顔あげる まばたきしてるまに おでこにキスをされたの  ソーダソーダ ライムソーダ はじめて会ったあなたが まぶしくて ライムソーダに 顔をかくしたの わたし みどりのあわごしに あなたがみつめてる なんにも言えないわ 身うごきできないわ これとおんなじことを いつか夢でみたことがある ソーダソーダ ライムソーダ みどりのあわの中から わたしを助け出して 小麦色の王子さま  グラスを傾けて あなたの髪の毛に 注いだライムソーダ きょとんとしてるあなた クスクス笑いながら わたし逃げるわ 追いかけてね ソーダソーダ ライムソーダ すきとおる夏の恋 みつけた きっとそうよ はじけてるこの胸が
なおちゃん谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子鷺巣詩郎なおちゃん 雨はやみましたか あなたの心に降る雨は なおちゃん ユーツはなおりましたか 口をとがらす いつもの癖も 弟みたいなものだって いつもあなたに言ってたけど 一度 一度だけ言いたかった カギをかけたこの胸の想い  なおちゃん 彼女とどうですか 噂も少しは きいたけど なおちゃん やっぱり笑わなくちゃね しあわせにねと 言わなくちゃね 泣きたい場面で泣けないで 笑って見守る役なんて いやね 大声で言いたかった 好きよ どこへも行かないでよと  なおちゃん 今は静かです 淋しい夜も 慣れました なおちゃん いつか言ってたでしょ 誰でも ほんとはひとりだと ことばが心にしみこんで あなたの影が笑っている 指に残る髪のやわらかさ ほほをなでるあの日の口笛  指に残る髪のやわらかさ これが これだけがわたしのもの
DOLL HOUSE斉藤由貴斉藤由貴谷山浩子崎谷健次郎小さな金魚鉢の中 ただよう魚みたい 瑠璃色のスカートが ゆれてる 夢のよう  本当と嘘のストライプ ふんわり 腰かけて 髪のリボン なおしてる あなたの腕の中  恋人たちの役を演じてる 紙でできた愛の部屋 でもわたしたち ほかに何も持っていない こわさないで  知らない青いリボンより ときめく愛なんて 嘘じゃない でも嘘よ 忘れていたいだけ  人形のまま 無限のループに 迷いこんでしまえたら でも夢だけで生きられないよとあなたは 笑うのでしょ  かすかに波の音が 暮れて行く窓にもたれて あなたの目の中の引き潮 気づかないふりしてる  本当と嘘のストライプ ふんわり 腰かけて 髪のリボン なおしてる あなたの腕の中
Dream Dream岩男潤子岩男潤子谷山浩子崎谷健次郎崎谷健次郎ごめんね 友だちだけど きょうは わけはきかないで きょうは ちょっと元気ない ほんとはちょっとじゃないけど  ごめんね なんのことだか わからないと思うけど なにをしてもお手上げで なにもできることがない  なにをしてもダメなら 寝るしかないよね まだこんな時間だけど ん~ 電話を切ったら カーテンを閉めて パジャマにきがえて Dream Dream  「ほんとはね」って 言いかけて 黙る わたし おかしいでしょ 「ほんとはね」って 言いかけて やっぱり言えるわけがない  パッとしない時には 寝るしかないよね 寝れば時間はたつから バラの香りのポプリ 甘すぎて嫌い おしゃべりやめてね 今は  ごめんね 友だちだけど 友だちだから 言えない 「なんなのよ」って言われても 友だちだから 言えない  なにをしてもダメなら 寝るしかないよね まだこんな時間だけど ん~ 電話を切ったら カーテンを閉めて パジャマにきがえて Dream Dream  パッとしない時には 寝るしかないよね 寝れば時間はたつから 割れたカップを片づけて ためいきついたら パジャマに着がえて Dream Dream  Dream Dream…
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
土曜日のタマネギ斉藤由貴斉藤由貴谷山浩子亀井登志夫ゆらゆらスープの海を 小舟のように漂う 行き場のないカケラ まるでわたしの気持ちみたい  つめたい電話のせいね 火を止めるのも忘れた 踊りつかれたでしょう ため息ついたポトフ  WHY, WHY, WHY? ほほをそめて おなかすかせた恋人を 待ちわびていたのに  みんな幸せね土曜の夜 街もはなやいでる どうして おまえとわたしだけ こんな目にあうのかしら  さよならニンジン・ポテト 宇宙の果てへお帰り 胸の残り火ごと 全部捨てたと思ったのに  おなべの底にタマネギ ひとりでしがみついてる イヤヨ、アキラメナイ! たぶんこれがわたしね  WHY, WHY, WHY? 今夜わたし いらないオンナになりました ころがる床の上  バカげた小指のバンソーコ 見せるつもりだった いっしょに笑ってくれないの? いつもの土曜日なのに  tururu tururu tururu Tururu tu tu wah……
土曜日のタマネギ谷山浩子谷山浩子谷山浩子亀井登志夫ゆらゆらスープの海を 小舟のように漂う 行き場のないカケラ まるでわたしの気持みたい つめたい電話のせいね 火を止めるのも忘れた 踊りつかれたでしょう ため息ついたポトフ WHY, WHY, WHY? ほほをそめて おなかすかせた恋人を 待ちわびていたのに みんな幸せね土曜の夜 街もはなやいでる どうして おまえとわたしだけ こんな目にあうのかしら さよならニンジン・ポテト 宇宙の果てへお帰り 胸の残り火ごと 全部捨てたと思ったのに おなべの底にタマネギ ひとりでしがみついてる イヤヨ、アキラメない! ・・・たぶんこれがわたしね WHY, WHY, WHY? 今夜わたし いらないオンナになりました ころがる床の上 バカげた小指のバンソーコ 見せるつもりだった いっしょに笑ってくれないの? いつもの土曜日なのに 
ドッペル玄関谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ石井AQ・谷山浩子誰も目にした人はない 誰も生きてる人は しゃべれなければ話せない だから誰も知らない  ドッペル玄関 誰でもどうぞ ドッペル玄関 ガラガラどうぞ ドッペル玄関 いらっしゃいませました  ラララすてきなホスト あなた最高ラッキー! ラララすてきなホステス さあさ奥へ奥へ!  誰もはいれば出られない 誰も出られない人は 出られなければ中にいる 出られる人ははいれない  ドッペル玄関 あけたら最後 ドッペル玄関 ほんとに最後 ドッペル玄関 いらっしゃいませました  ラララすてきなホスト 丸くて四角い! ラララすてきなホステス 横と縦に伸びる!  青青赤赤黒黒透明内内外外上上地下地下 ぐるりぐるっと回れば 体の裏と表も きれいに裏返るって噂。  雨雨雲雲晴晴大雪馬馬牛牛うさうさアザラシ 回り回ってぐるぐる きみがあんまりカッコよくて 誰でも気絶するって仕掛け。  誰も見ててもわからない 外から見てるだけじゃ 中で何が起こってるのか 起こで何が中ってない  ドッペル玄関 一度はどうぞ ドッペル玄関 一度で最後 ドッペル玄関 いらっしゃいませました  ラララすてきなホスト 縄で吊り下げた! ラララすてきなホステス 裂けて中が見える!  ラララすてきなホスト あなた最高ラッキー! ラララすてきなホステス さあさ奥へ奥へ!
鳥籠姫谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子鳴いてごらん Cuckoo きれいな声で ぼくのことを愛していると いとおしい小鳥 きみはぼくだけの いつもそばで 歌っておくれ  やさしくささやく あなたの声が 今も確かに きこえるけれど それは海からの 風が運んだ どこにもいない人の幻  長い長い孤独の時 帰らぬ人を 待ちつづけて  わたしはわたしを ここに閉じこめた 柳の枝で編んだ鳥籠 もう誰もわたしの 背中のねじを 巻いてくれる人もいないのに  鳴いてごらんCuckoo きれいな声で ぼくのことを愛していると できるならきみを この籠の中 鍵をかけて 閉じこめたいよ  あなたの願いは どんなことでも すべてかなえてあげたかったの だけど願いだけ ここに残して あなたは消えた 永久(とわ)の旅へと  海の見える 丘の家に ほこりだけが 静かに積もる  わたしはわたしを ここに閉じこめた 柳の枝で編んだ鳥籠 わたしを作った あなたの腕に 帰るその日を ひとり待ちながら
トライアングル谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子悲劇のトライアングル おどけてゆがんでる おかしなかたちね いつでもわたしたち  3人 ドライブ 3人 海辺の町 午後のお茶を飲む 彼と彼と彼女  子供の仮面をかぶって笑ってる ほんとの気持ちを 言えないわたしたち  悲劇のトライアングル どこでまちがえた? 道は行き止まり どこへも行けないの  雨が降りだした 舗道にはねるしずく 傘はひとつだけ 誰もさせない傘  雨にぬれながら 並んで歩いてる 傘はキライよと くちびる 嘘をつく  心がゆれてる 満ち潮 引き潮 波にさらわれ 迷子の LOVE SONG  ごらん すぐそこに 夢の終わりがきてる 赤いパンプスの かかとがつぶやいた  悲劇のトライアングル おどけてゆがんでる 平気な顔なら しなくてもういいの  喜劇のトライアングル おどけてゆがんでる 弱くてやさしい ほほえみの子供たち
トマトの森谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子おはよう ここはトマトの森です 光が からだの中を 流れている まだ夢の中にいる 白い朝の きみの目がみつめてる 無限の色  ここから きみのきょうが始まるよ 世界が生まれる ここは秘密の場所 透きとおるアルペジオ 冷たい水 つまさきに キラキラと はじけてとぶ  おはよう ここはトマトの森です おはよう ここはトマトの森です  両手をのばせば きみの指先 宇宙の彼方の風に とどくだろう 始まりと終わりとが ひとつになる くりかえし くりかえし 波のように  ここから きみのきょうが始まるよ 世界が生まれる ここは不思議な場所 ふりそそぐ朝の陽や 風や雨に はぐくまれ あざやかに色づくまで  おはよう (おはよう) ここはトマトの森です おはよう (おはよう) ここはトマトの森です  きみ をほんとに育てる力は きみ のいのちの中に 隠れているんだ  大地から生まれ出た 子供たちの 晴れやかな歌声が 聴こえてくる  おはよう (おはよう) ここはトマトの森です おはよう (おはよう) ここはトマトの森です
図書館はどこですか谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子風は吹いて 日射しが翳る 雑木林に 踏み迷う いつかきた道 初めての道 道なき道を 森の奥  歩き疲れてたたずめば ふいに 耳に囁く声がする  図書館はどこですか 図書館はどこですか  わたしが彼と 落ちあうはずの 約束の場所 どこですか 幾百年も 探しつづけて たどりつけない 森の中  顔は見えない 声だけ聞こえる 耳をふさいでも 耳の底に  図書館はどこですか 図書館はどこですか  めぐり逢えない 愛しい人を 探す少女の 細い声 やがて夜の とばりが深く 迷いの森を つつむ時  わたしの声が わたしの口から 祈りのように こぼれ出す  図書館はどこですか 図書館はどこですか  図書館はどこですか 図書館はどこですか
時の少女谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子時の少女が 心をのせて 黄金の舟で 川を下る 時の少女は 目も鼻も口もない まっしろな顔で にたりと笑う  <悪いけど 思い出もらった あきらめておくれ このまま 流れて 夢にも帰らない海の彼方>  時の少女が あの人のせて あやつる櫂の 黄金の雫 あたしの手の中 握りしめてた ダイヤが 突然 石に変わる  <悪いけど この人もらった あきらめておくれ あたしの腕の中で やさしくやさしく死なせてやるよ>  時の少女の 黄金の川は あたしの目の中 流れて行くよ いろんな人の 泣き顔 笑い顔 波間に キラリとあらわれ 消える  <人になんかつかまってもムダさ 流れて行くだけ あんたは ひとりさ あたしが愛してあげるよ今夜は>
電波塔の少年谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子淋しさのかたちをした月が傾いて 危うく夜空に貼りついている 眠らない街の景色 僕は見下ろしてる 誰も僕には届かない  見える限りの家やビルの窓にきみがいる 数えきれないきみを ずっとずっとみつめている  街は今 魔法のように 僕のひろげた手の中で 光る箱庭に変わる この夜をきみにあげるよ 全部きみのものだよ 僕はこんなにきみのことだけを 好きなのに  悲しみの深さなんて 何の力にもならない 心は武器にならない ちっぽけなこの体を僕は変える 目に見えない不思議な力へと  自由に飛ぶよ 僕は電波 星も越えて行く 言葉と歌を抱いて 寒い夜の空を走る  きみへと飛ぶよ 僕は電波 星も越えて行く 言葉と歌を抱いて 寒い夜の空を走る  でもきみの受信装置 ひどく壊れている 部屋のすみにころがしたままで もうきみはそこにいない 誰も聴いていない ノイズだけが闇を汚してる  もう僕はどこにも どこにもいなくなる
てんぷら☆さんらいず谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子鳴海寛・山川恵津子午前5時ノ新宿駅 長イホームニ散ラバル 赤イ朝陽ヲ集メテ 新鮮ナトコロヲ オナベデ カラリト カラリト カラリト コレガ てんぷら★さんらいず! てんぷら★さんらいず! 一度食ベタラ モウ帰レナイ  午後6時ノ表参道 交差点ヲ染メテ行ク ユレル夕陽ノ誘惑 マダ若イトコロヲ 選ンデ アゲマス アゲマス アゲマス コレガ てんぷら★さんせっと! てんぷら★さんせっと! 一度食ベタラ モウ帰レナイ  タタケ 桜貝! 吹キ鳴ラセ 白熊! 踊レレレレオ! 本日開店! 御来店 オ待チ申シ上ゲマス TU・TU 帽子 アゲマス  夜霧ノタタキ ネオンノ刺身 春一番ノ酢ノモノ ちょいと一杯ノヒトニハ 夢正宗 涙雨フラセル ザザザト ザザザト ザザザト ココハ てんぷら★さんらいず! てんぷら★さんらいず! サアサ ドウデス ネエ オ嬢サン…
天の貝殻谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子いく度目の春か 帰らない あのひとを待つ 湖の家  しゃんしゃん 水面に しゃんしゃん 雨降る 千のさかなが はねる水音 しゃんしゃん 心も しゃんしゃん ぬれるよ かわかない わたしの涙  時が過ぎれば 悲しみも うすれるものだと 誰が言った  しゃんしゃん 毎日 しゃんしゃん 雨降る 天の貝殻 あのひとの鈴 しゃんしゃん 聴こえる しゃんしゃん わたしを 呼んでいるのか 遠い空から  しゃんしゃん 毎日 しゃんしゃん 雨降る 天の貝殻 あのひとの鈴 しゃんしゃん 行きたい しゃんしゃん 行けない ゆれゆれる わたしの小舟
天使のつぶやき谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子原田良一淋しく雨が森をつつんで こずえをわたる 小鳥の声も 冷たくとざされ  白い空から 聞こえてくるの 遠い昔に 愛をなくした 天使のつぶやき  「ああ 何もかも 消えていくよ ああ 銀色の僕の涙といっしょに」  どんなに強く 愛していても いつかはきっと さめてしまうわ むなしいものなの  「ああ 何もかも 消えていくよ ああ 銀色の僕の涙といっしょに」  涙をうかべ ひとりぼっちの 天使のように わたしもいつか ひとりになるのね
テングサの歌谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子紀勢本線 各駅停車 南部の次の岩代駅の ひと気のないホームの古いベンチの上にあたしはいるの  あたしテングサ 海からとれた紫色よ もじゃもじゃ髪よ 誰か忘れた誰か捨てたの 思い出せない何も知らない  ぽかぽかお陽さまよ いい天気 誰もいないのよ なぜかしら そりゃあ あたしにとってはどうでもいいことだけど 人間のいない地球ってきもちのいいものね  汽車の時間に汽車が来ないの 夜になっても灯りがつかない 海はみえるが船は通らず 道は見えるが車は通らず  あたしテングサ 海からとれた 海の生まれは退屈知らずよ 何万年でも何億年でも ずっとこうしてぼんやりできるの  しゅるしゅるそよ風よいいきもち 駅長さんの帽子がほら ころがっているわ そりゃあ あたしにとってはどうでもいいことだけど 人間のいない地球って もぎたてトマトみたい  紀勢本線 各駅停車 南部の次の岩代駅の ひと気のないホームの古いベンチの上で あたしはフワフワ
手品師の夜谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子思い出して こんな風も凍る寒い夜更け わたしたち 寝静まる街を かけぬけた 星になっていたことを  激しく息を吐き ガードレールにもたれながら みつめてた おたがいの目を それだけが できることのすべてだと  見たくない 明日の朝 夢からさめて 笑ってる 話してる あなたを わたし ずっとここにいる ねえ あなたの目の中  名前のない夜に おびえていたあなた わたし 触れることで こわれるものがあることを 知ってたから 誰よりも  手品師の切り札は 出会う前から ポケットにサヨナラのカードが それじゃ最後 とびきりの ねえ これがわたしのマジック  思い出して いつか思い出より 遠いあした わたしたち 瞬間の中を かけぬける 星になっていたことを
手品師の心臓谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子さあカードを裏返すよ よく見てごらん 裏返すよ 手品師はそう言ったきり カードを持つ手をとめてる  カードの裏に何があるのか 息をつめてみつめる子供 カードの裏の恐るべきからくりが ゼンマイ仕掛けで地球をこわすのか? 違う! 違う!  さあカードを裏返すよ 今度こそは本当に 手品師は長い指を翻した 目にもとまらない早業  カードの裏に貼りついている それは何だ? 息をしている 赤くて黒い ヌメヌメと柔らかい 知らない星の生き物のよう 違う! 違う! それは彼の心臓  手品師は言った これはきみのもの ぼくの命 きみにあげる 指先でそっと 触れてごらんほら こわくないよ 抱いてごらん  抱いたら次は 口に入れてみて きっときみは 夢中になる からくりはそこだ それが彼の罠 だけど子供は何も気づかない  さあもうきみは逃げられない このぼくの心臓から 手品師はそうつぶやいて 突然すべての動きを止めた  ゼンマイが切れ 動かない手品師が 転がる床に 矢印がある お帰りはこちら 指し示す方向に 出口のドアがない 壁だけがある ここは ここは 逃げていった彼の夢の迷路の中
手品師の心臓谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子さあカードを裏返すよ よく見てごらん 裏返すよ 手品師はそう言ったきり カードを持つ手をとめてる  カードの裏に何があるのか 息をつめてみつめる子供 カードの裏の恐るべきからくりが ゼンマイ仕掛けで地球をこわすのか? 違う! 違う!  さあカードを裏返すよ 今度こそは本当に  手品師は長い指を翻した 目にもとまらない早業  カードの裏に貼り付いている それは何だ? 息をしている 赤くて黒い ヌメヌメと柔らかい 知らない星の生き物のよう 違う! 違う! それは彼の心臓  手品師は言った これはきみのもの ぼくの命 きみにあげる 指先でそっと 触れてごらんほら こわくないよ 抱いてごらん  抱いたら次は 口に入れてみて きっときみは 夢中になる からくりはそこだ それが彼の罠 だけど子供は何も気づかない  さあもうきみは逃げられない このぼくの心臓から 手品師はそうつぶやいて 突然すべての動きを止めた  ゼンマイが切れ 動かない手品師が 転がる床に 矢印がある お帰りはこちら 指し示す方向に 出口のドアがない 壁だけがある ここは ここは 逃げていった彼の夢の迷路の中
冷たい水の中をきみと歩いていく谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子冷たい水の中をきみと歩いていく 何も望むものはない 夏の一日 グラスの底を 水をとおしてくる 七月の日射しが 横顔をきらめかせる 遠い過去からほほえむきみの  みのらずに終わった恋は 夏ごとにすきとおる みのらずに終わった恋は こわいほどすきとおる  あんまりそれがきれいなので ぼくの命も奪っていく あんまりそれがきれいなので 誰にも言葉はつうじない  冷たい水の中をきみと歩いていく なんて青くあどけない 夏の一日 グラスの底を 誰かの読んでいる 小説の挿絵の 湖の中に ぼくは今沈んでる 誰も見えない  みのらずに終わった恋は 重さもかたちもなく みのらずに終わった恋は 思い出も影さえなく  あんまり静かに輝くので ぼくのからだはこわれていく あんまり静かに輝くので 音楽ももう聴こえない  あんまり静かに輝くので ぼくのからだはこわれていく あんまり静かに輝くので ぼくの命も奪っていく
月見て跳ねる谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子月が投げかける 木立の影を あなたの歩く影と 見誤り わたしは跳ねる うさぎのように あなたに会えた 会えた嬉しさ  だけどよく見れば また見間違い 何もかもあなたに 見えるから わたしは跳ねる うさぎのように あなたにきょうも ただ会いたくて  きらめく水しぶき 夜の宝石 街中飾るから きっとみつけにきて  見知らぬ人たちの 眠りの糸が からまり紡ぎ出す 迷路を抜けて  月は青ざめた 水晶の火を 燃やしてみつめている 恋心 わたしは跳ねる 月見て跳ねる あなたが好きで こんなに好きで  あなたがいるだけで わたしは幸せ 他には望まない 何もいらない  世界に凍るような 冬が訪れて 全てをなくしても あなたがいれば
月日の鏡谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子鏡の中にうつっている いつものわたしは なんにも飾りのない素顔 こっちを見てる  そこにね つけましょう ホホエミという名前の淡いルージュを きれいだけど 少しへんな気持ち  それから 上目使いに見る おどけなさのチーク 髪には無邪気さを編み込む 細いリボン  そしてね 鏡にむかって言うの こんにちは これがわたし わたし わたし たぶん これがわたし  鏡の中にうつっている いつものわたしは 飾れば飾るほど素顔に なぜか見える  嘘かな ほんとかな いつのまにか わからなくなる どうしてそんな顔してるの わたし わたし  嘘かな ほんとかな いつのまにか記憶が消えて しあわせ わたし わたし たぶん これがわたし
月と恋人谷山浩子谷山浩子谷山浩子上野洋子渡辺等きみの小指の先から 邪悪な冷気が出てる 狂い始めたら 誰も きみを止められない 一晩 しゃべりつづける なんにも意味のない嘘 クルクルと回るだけの きみと影のダンス  気をつけて (満月に) つかまるよ (あばかれた) 隠しても (心を) もう隠せない  月の子供の ランラララ… 笑う夜 ランラララ… 恋する者たちは ランラララ… 眠れない いつまでも  見えないグラスの中に 見えないワインを注ぐ 国中のアクマたちと そして恋のために きみはただ恋のために 何もない恋のために 踊り続ける 疲れて 倒れて眠るまで  闇の中 (くちづけに) 恋人は (とかされて) 金色の (金色の) Ah 汗をかく  夢が心の ランラララ… 戸をたたく ランラララ… 誰もが胸(むな)さわぎ ランラララ… 眠れない いつまでも  月の子供の ランラララ… 笑う夜 ランラララ… 恋する者たちは ランラララ… 眠れない いつまでも  夢が心の ランラララ… 戸をたたく ランラララ… 誰もが胸(むな)さわぎ ランラララ… 眠れない いつまでも
月が誘う谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子斎藤ネコ月が誘う 夜の遊び 追いかけるわたしから 逃げてごらんよ 世界はただ がらんとした 道もない 壁もない 何もない迷路  走りだせばいい でも走りだせない 月が頭の上で ケラケラ笑う 自由なのに きみはそんなにも  逃げてごらん さあ今すぐ 逃げなくちゃ追えないよ 月がささやいた だけどきみは とまどうだけ 道もない 壁もない 何もない迷路  どこへでも行けるから どこへも行かず 誰でも愛せるから 誰も愛さない いつもきみは 同じ場所にいる  「時間は無限にある」きみはつぶやく 「あわてずに思い出せ あの日の地図を 子供の頃 誰かにもらった…」  そんなものは どこにもない みせかけのガラクタで ごちゃごちゃのポケット 月はきみを まだ待ってる ほらきみの心臓を ころがしはじめた
月が誘う谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子谷山浩子栗原正己月が誘う 夜の遊び 追いかけるわたしから 逃げてごらんよ 世界はただ がらんとした 道もない 壁もない 何もない迷路  走りだせばいい でも走りだせない 月が頭の上で ケラケラ笑う 自由なのに きみはそんなにも  逃げてごらん さあ今すぐ 逃げなくちゃ追えないよ 月がささやいた だけどきみは とまどうだけ 道もない 壁もない 何もない迷路  どこへでも行けるから どこへも行かず 誰でも愛せるから 誰も愛さない いつもきみは 同じ場所にいる  「時間は無限にある」きみはつぶやく 「あわてずに思い出せ あの日の地図を 子供の頃 誰かにもらった……」  そんなものは どこにもない みせかけのガラクタで ごちゃごちゃのポケット 月はきみを まだ待ってる ほらきみの心臓を ころがしはじめた
地上の星座谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子平野孝幸夜めざめれば 窓のかなたに さざめく 水銀の星たち あの窓この窓に 人たちの灯す 見知らぬ街の灯が ゆれてる  遠い異国に 置き去りにされた 名前も忘れた 子供の心が 明かりを繋(つな)いで 星座をつくる 想いを繋(つな)いで 星座をつくる  ほら お母さんの指の間を 車が走り抜ける キラリと あそこの赤い灯は あの人のセーター 遠くで手を振る 私に  ここは見知らぬ 都会の空の 誰にも見えない 暗い雲の中から 明かりを繋(つな)いで 星座をつくる 想いを繋(つな)いで 星座をつくる  ここは見知らぬ 都会の空の 誰にも見えない 暗い雲の中から 明かりを繋(つな)いで 星座をつくる 想いを繋(つな)いで 星座をつくる
小さな魚谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子青い春のせせらぎを 水をけり しぶきをはね きらりきらり 銀色の 背を光らせて泳いでいる  荒い波をこえてきた 凍えそうな寒い冬も ひとつひとつこえていけば いつか会えると信じていた  明日はもっときれいになる もっと強くやさしくなる 音をたてて割れていく 氷が自由な水にかわる  きれいになった わたしをつれて 会いに行きたい人がいる はるかな水の流れをたどり いつかあなたに 笑いかける  今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく  あなたがただそこにいて 生きている そのことで わたしはきょうも生きていける 日射しに顔を 上げていける  雨降る朝に 風の夜更けに わたしはいつも祈っている あなたの額に輝く星が どんな闇にも 翳らぬよう  今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく
第2の夢・骨の駅谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子山奥の 小さな駅に とまったら 青い空気を ごらんなさい 青い空気は 骨が好き あなたの骨を 食べてしまいます 青い空気は 骨が好き あなたの命を 食べてしまいます  山奥の 小さな駅に とまったら 暗い緑を ごらんなさい 暗い緑は 骨が好き あなたの骨を なめてとかします 暗い緑は 骨が好き あなたの命を なめてとかします (すてきな ごちそう)  忘れている 幼い頃 神社の森の暗がりで 約束したことはないか? 思い出せないことはないか? 来てはいけない骨の駅 忘れていた骨の駅 吸い寄せられた 古い力に  山奥の 小さな駅に とまったら のぞきこんでは いけません かたく目を閉じて 早くこの駅を 通りすぎるのを 待ちなさい 山の奥へとつづく細道を ホームに降りて ふらふらと 歩き出してはいけません
第2の夢・骨の駅谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子山奥の 小さな駅に とまったら 青い空気を ごらんなさい 青い空気は 骨が好き あなたの骨を 食べてしまいます 青い空気は 骨が好き あなたの命を 食べてしまいます  山奥の 小さな駅に とまったら 暗い緑を ごらんなさい 暗い緑は 骨が好き あなたの骨を なめてとかします 暗い緑は 骨が好き あなたの命を なめてとかします (すてきなごちそう)  忘れている 幼い頃 神社の森の暗がりで 約束したことはないか? 思い出せないことはないか? 来てはいけない骨の駅 忘れていた骨の駅 吸い寄せられた 古い力に  山奥の 小さな駅に とまったら のぞきこんでは いけません かたく目を閉じて 早くこの駅を 通りすぎるのを 待ちなさい 山の奥へとつづく細道を ホームに降りて ふらふらと 歩き出してはいけません
第5の夢・そっくり人形展覧会谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子そっくりだけど ちがう そっくりだけど ちょっとね どこがどこがちがうの? よく見てごらん  目がふたつ 鼻ひとつ 口ひとつで 耳ふたつ まる顔で 面長で ちょっぴりタマゴ型(ホー)  そっくりだけど ちがう ちがうけど 平気 なぜなぜ 平気なの? そっくりだから  こっそりと とりかえて にっこり笑えば わからない わたしでも あなたでも 誰でもかまわない(エーッ)  そっくりだけど ちがう そっくりだけど ちょっとね どこがどこがちがうの? あててごらんよ  ほんものはひとつだけ チャンスはたった一度だけ まちがえて選んでも つれて帰らなきゃ(マー)  まちがえたその人が 死ぬまできみのもの まちがえたその人が 死ぬまできみのもの  そっくりだけど ちがう ちがうけど 平気 なぜなぜ平気なの? そっくりだから
第5の夢・そっくり人形展覧会谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子そっくりだけどちがう そっくりだけどちょっとね どこがどこがちがうの? よく見てごらん  目がふたつ 鼻ひとつ 口ひとつで 耳ふたつ まる顔で 面長で ちょっぴりタマゴ型(ホー)  そっくりだけどちがう ちがうけど平気 なぜなぜ平気なの? そっくりだから  こっそりととりかえて にっこり笑えばわからない わたしでもあなたでも 誰でもかまわない(エー)  そっくりだけどちがう そっくりだけどちょっとね どこがどこがちがうの? あててごらんよ  ほんものはひとつだけ チャンスはたった一度だけ まちがえて選んでも つれて帰らなきゃ(マー)  まちがえたその人が 死ぬまできみのもの まちがえたその人が 死ぬまできみのもの  そっくりだけどちがう ちがうけど平気 なぜなぜ平気なの? そっくりだから
たんぽぽ食べて谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子この街には昔から 悪い噂があった 誰も口にしたがらない 悪い噂があった やがて時が流れて 人々は噂を忘れた やがて時が流れて 噂は誰も知らない噂になった 誰も知らない噂は どんよりと街にたちこめ アスファルトにしみこんだ やがて噂を一杯に吸いこんだアスファルト道路のあちらこちらから ある日突然 いっせいに 芽を吹き出したものがある  たんぽぽ食べて やさしいきもち たんぽぽ食べて 軽くなったよ たんぽぽ風に ゆらゆらゆれない たんぽぽ雨に ぬれないぬれない  あたしの耳に 赤いたんぽぽはえた あたしのヒザに 青いたんぽぽはえた なぜか近頃 なぜだか胸がはずむ あたしの胸の黒いたんぽぽ ぬけない ぬけない 強い  たんぽぽ風に ゆらゆらゆれない たんぽぽ雨に ぬれないぬれない たんぽぽ生まれ あなたとわたし たんぽぽ育ち 恋するふたり  あなたの目玉 赤いたんぽぽはえた あなたの骨に 青いたんぽぽはえた  それでも動く それでも動く あなた 愛の言葉も あまいたんぽぽ ぬけない ぬけない 強い たんぽぽ (赤い) たんぽぽ (青い) たんぽぽ (黒い) たんぽぽ 食べて  たんぽぽ食べて やさしいきもち たんぽぽ食べて 軽くなったよ たんぽぽ風に ゆらゆらゆれない たんぽぽ雨に ぬれないぬれない  たんぽぽ食べて 笑ってみせて たんぽぽ食べて 泣いてもみせて たんぽぽ食べて アイしてみせて たんぽぽ食べて アイしてみせて
たんぽぽ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子倉田信雄春のおわりの夕焼け空に たんぽぽひとつ 黄金にもえる 春に抱かれて恋する娘 たんぽぽひとつ 黄金にもえる  いつもあなたは 言葉少なく わたしをじっと みつめてくれる もしもあなたが 後ろをみせて あした旅立つ ことがあっても あとは追わない 涙見せない 赤い夕焼け 燃えて落ちても きょうの思いは わたしに残る 熱い思いは わたしに残る 春のおわりの夕焼け空に たんぽぽひとつ 黄金にもえる 春に抱かれて恋する娘 たんぽぽひとつ 黄金にもえる  今度もう一度 風が吹いたら 行くよと言った あなたが言った 風よ吹くなと 祈るわたしの 髪を乱して春風吹いた あとは追わない 涙見せない 赤い夕焼け 燃えて落ちても あとは追わない 決めた心が ゆれてゆらいで 風にはじけた 春のおわりの夕焼け空に たんぽぽ白く もえて旅立つ  春に抱かれて恋する娘 たんぽぽ白く もえて旅立つ たんぽぽ白く もえて旅立つ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
誕生谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQひとひらの光る雲の中から 私は生まれた 川面を走る風の中から 私は生まれた 雲よ 私の名前を知っていますか 風よ 私の名前を知っていますか  遠くに響く夜汽車の笛から 私は生まれた 梢を渡る鳥の歌から 私は生まれた 夜汽車よ 私の行方を知っていますか 鳥よ 私の行方を知っていますか  私は 小さな赤ん坊だった 私は 小さな生まれたてのいのち 草木や花や雨や大地から たくさんのちからを もらって育った  そしてある日 目を見開いて はじめての言葉をつぶやいた  少年の奏でるオカリナの音から 私は生まれた 道端にころがる石ころの夢から 私は生まれた 歌よ 私の名前はあなたと同じ 世界よ 私の名前はあなたと同じ
谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子卵の中で 僕は生まれた 卵の中で 僕は育った 卵の中で 僕は年老い 卵の中で 死んで腐った  ような気がするほど 長い長い時が 僕の上を下を 流れて過ぎた  卵の中に 全てがある 卵の中に 世界がまるごと 座ったままで 全部手が届く 眠ったままで 全部手に入る  だからまあまあ楽しい なにということもなく 壁に映る夢に 心は躍る  だけどひとつだけ 気になることがある かすかに聞こえる 誰かの泣き声 胸をしめつける 悲しげなその声 昼夜途切れず いつまでも続く  卵の中で 僕は生まれた 卵の中で 僕は育った 何か違うと 思いながらも 卵の世界で 僕は生きてる  早く終わればいいと 僕は思ってるんだろう 眠ったまま幕が下りればいいと  卵の殻を 誰か叩いてる 卵の外で 何かつぶやく 風の音さと 笑ったその時 空に大きな 亀裂が走った  泣き声が響く とてつもない大音響 悲鳴のような声 耳をふさいでも 突然気づいた これは僕の声だ 胸をしめつける これは僕の声  卵が割れる 僕が壊れる こんな痛みを 僕は知らない 卵が割れる 何かが見える こんな痛みを 僕は知らない  卵が割れる 僕が生まれる どちらが夢か 僕は知らない でもこれが夢なら 全てが夢だ これが夢なら 宇宙も人も
旅立ちの歌谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子寺嶋民哉古い港は 夜明け間近 誰にも告げず 家を抜け出した まだ醒めやらぬ 家並(やな)みを抜け 海へと続く ひとすじの道  ここからはひとりきり 孤独な旅が始まる  わたしを包み 育ててくれた 暖かな手に 別れ告げて  おだやかな日々 幼なじみ 笑いこぼれる 南向きの窓 できることなら このままずっと ここにいたいと 願っていた  でも大きな世界へと 心はもう急いでる  誰のためにか 何のためにか わからぬままに 漕ぎ出す舟  風叫ぶ海原へと 心はもう急いでる  さよなら みんな さよなら 町 さよなら いつか 帰る日まで  さよなら みんな さよなら 歌 さよなら いつか 帰る日まで
旅立ちの歌MEGMEG谷山浩子谷山浩子AQ Ishii東の空は 夜明け間近 誰にも告げず 家を抜け出した まだ醒めやらぬ 街をあとに 海へと続く ひとすじの道  ここからはひとりきり 孤独な旅が始まる  わたしを包み 育ててくれた 暖かな手に 別れ告げて  おだやかな日々 幼馴染 笑いこぼれる 南向きの窓 できることなら このままずっと ここにいたいと 願っていた  でも大きな世界へと 心はもう急いでる  誰のためにか 何のためにか わからぬままに 漕ぎ出す舟  風叫ぶ海原へと 心はもう急いでる  さよなら みんな さよなら 歌 さよなら いつか 帰る日まで  さよなら みんな さよなら 街 さよなら いつか 帰る日まで
ただ風のために谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子わたしが動くのは ただ風を起こすために 彼から誰かへと そしてまた べつの人へ 風がとまるたびに わたしは すりぬける  夕暮れがおりてきた 湖の小舟の中 あなたが つぶやいた はじめての謎のような 遠い国の言葉 答はさがさない  言葉や約束には 何の力もない 本当にやさしいものは ただ ひたいの汗と 吐息  あなたの背中で 地球が ざわめいてる わたしは 山になる 森になる さかなになる さがしていたものが 今 この手の中に  愛という名前の 小さな部屋を捨てて 今はただ 風のためにだけ ただ 風のためにだけ  はずした時計を 湖に投げ落として 少しずつ影になる その顔を みつめてる このまま 消えていい 大きな風の中
タイタニア 恋をしよう谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子橋本一子タイタニア 恋をしよう 素敵なロバと タイタニア 星降る夜 秘密のキスを  人は誰もが仮面をつけて 惑い歩く 人の世界は仕掛けだらけの パズルの森  何が良くて何が悪くて 何が綺麗で汚い? 燃える水の面に映る 何が本当? 何が嘘?  タイタニア 男はみな 素敵なロバだ タイタニア あふれる愛 すべて捧げよう  怖がることもためらうことも 何もいらぬ 傷つくことは 花と咲くこと 燃え立つ闇  月の光に磨かれたような 裸身を草に横たえ 遠くで星が生まれる痛みを その身の奥に受け止めて  タイタニア 恋をしよう 素敵なロバと タイタニア 現は夢 夢は炎の花  夜に香る果実の輝き それはお前だけのもの 愛を語る言葉は虚しく うつろな耳に消えゆくだけ  タイタニア 男はみな とまどうロバだ タイタニア 言葉を捨て 吐息の海へ  タイタニア 恋をしよう 夜はつかのま タイタニア 言葉を捨て 吐息の海へ
SORAMIMI~空が耳をすましている~谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子あなたを見ていたのよ いつでもあなただけを 友だちの中で はしゃいでいても 心だけ黙りこんで だけど 口に出してはいけないとわかってる 一度だけふれた指の熱さを ポケットにかくした  送ってくれる いつもの海岸通り 木立ちの枝に今夜は たくさんの星を飾った  星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI  さりげないサヨナラで 別れた風の駅の 通路のよごれた壁にもたれて あなたを思っていた 不幸になるわきっと 愛をかわしあっても 誰かの涙と ひきかえにした 記憶が 重すぎて  やさしい雨が 木立ちをぬらす夜更けに 星は 流星になって 眠る あなたのもとへ走る  星がささやく 「あなたが好きです」 闇のカーテンごし あなた 目覚めても あかりつけないで それは ただの SORAMIMI  星が泣いてる 「あなたが好きです」 かくしきれない恋 あなた 気づかないふりをしていてね それは ただの SORAMIMI  星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI  星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI
空のオカリナ岩男潤子岩男潤子谷山浩子谷山浩子指を空にひたせば 心までも染まる ピポポ パポポ ピポポ パ 透きとおる青さ  空色の少年が オカリナを吹いてる ピポポ パポポ ピポポ パ 雲にこしかけて  ほら 風の中 足をとめれば きこえてくる  しかられて泣いている 子供たちのために 疲れたおとなたちを なぐさめるために  どんなにぎやかな 街の中でも きっときこえる  ピポポ パポポ ピポポ パ ぼくはここにいるよ ピポポ パポポ ピポポ パ きみのすぐそばに
空のオカリナ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子指を空にひたせば 心までも染まる ピポポ パポポ ピポポ パ 透きとおる青さ  空色の少年が オカリナを吹いてる ピポポ パポポ ピポポ パ 雲にこしかけて  ほら 風の中 足をとめれば きこえてくる  しかられて泣いている 子供たちのために 疲れたおとなたちを なぐさめるために  どんなにぎやかな 街の中でも きっときこえる  ピポポ パポポ ピポポ パ ぼくはここにいるよ ピポポ パポポ ピポポ パ きみのすぐそばに
空の駅谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子ふと目を上げれば 汽車のない線路 線路のない駅 駅のない駅長  ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「この靴をはきなさい」  野原にぽつんと わたしは立ってる うつむく背中を 過ぎていく雲の影  ふと目を上げれば 空はいちめんの 大根畠が どこまでも広がる  わたしは歩いた 空の道ひとり 歩いて歩いて 消えていく心  夢で歩いた町を 目覚めても歩ける 夢で愛した人を 目覚めても愛する  はるかな地平線の 彼方で笑う人を 届かぬ地平線の 彼方で手を振る人を  ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「さあきみの鞄だ」  ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「さあきみの帽子だ」
そっくりハウス谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ真夜中 目がさめた おへやのまん中に 小さなおうちがありました わたしの住んでいる おうちとよくにてる やねもとびらも かべの色も  そっくりハウス どこからきた そっくりハウス ここにある そっくりハウス 何から何までおんなじおうち  まどからのぞいたら 小さなおとうさん 小さなテレビを見ているよ 小さなおかあさん 小さなテーブルで 小さな花びんに花をいけた  そっくりハウス あかりが消えた そっくりハウス 夜がふける そっくりハウス きこえてくる しずかなねいき  小さな子どもべや 小さな女の子 わたしとおんなじパジャマをきて こちらに せを向けて 何かをのぞいてる ほんとに小さな 小さなまどを  そっくりハウス おうちの中に そっくりハウス うちがある そっくりハウス その中にまた おんなじおうち  そっくりハウス おうちの外に そっくりハウス うちがある そっくりハウス その外にまた おんなじおうち
そっくりハウス谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子谷山浩子栗原正己真夜中 目がさめた おへやのまん中に 小さなおうちがありました わたしの住んでいる おうちとよくにてる やねもとびらも かべの色も  そっくりハウス どこからきた そっくりハウス ここにある そっくりハウス 何から何までおんなじおうち  まどからのぞいたら 小さなおとうさん 小さなテレビを見ているよ 小さなおかあさん 小さなテーブルで 小さな花びんに花をいけた  そっくりハウス あかりが消えた そっくりハウス 夜がふける そっくりハウス きこえてくる しずかなねいき  小さな子どもべや 小さな女の子 わたしとおんなじパジャマをきて こちらにせを向けて 何かをのぞいてる ほんとに小さな 小さなまどを  そっくりハウス おうちの中に そっくりハウス うちがある そっくりハウス その中にまた おんなじおうち  そっくりハウス おうちの外に そっくりハウス うちがある そっくりハウス その外にまた おんなじおうち
洗濯かご谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子あなたは誰をみつけたの? 深い秘密の森の奥 あなたは誰をみつけたの? ため息が聞こえてくる  夜ごとベッドを抜け出して 息を殺して森の奥 あなたは誰をみつけたの? ため息が聞こえてくる  どんな遠い地の果ても 夢の鳥は追いかける  暗い真夜中の井戸端で 洗濯かごにつまずいて あなたは誰をみつけたの? 瞳だけ光っている  空が溶けて落ちてくるよ まぶたが溶けて流れる 紙でできた星が燃える 終わらない苦しい夢  逃げるふたり 靴を投げる 投げた靴がイバラになる  ギロチンみたいな月が行く ビロードの空 しめやかに わたしをのせて沈んでよ この夢を終わりにして  逃げるふたり 靴を投げる 錆びた過去を脱ぎ捨てて  安いアパートのベランダで 洗濯かごをよけながら あなたは誰を抱きしめた 赤い月 じっと見ている
素晴らしき紅マグロの世界谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子幸せの予感 それは紅マグロ お口の誘惑 それは紅マグロ ピチピチのプリプリで ほどよく締まってジューシーで ひと口かめば脳天突き抜け 広がる旨味  誰もがほほえむ そんな紅マグロ つぶらな瞳 そんな紅マグロ できることなら紅マグロと お手々つないで歩きたい 紅マグロの誕生日に お呼ばれしたい  ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道  そのままで食べたい でかい紅マグロ かかえて食べたい 重い紅マグロ できることなら紅マグロのおうちに住みたい 暮らしたい 壁も畳もお風呂もベッドも 全部紅マグロ  ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道
素晴らしき紅マグロの世界谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子幸せの予感 それは紅マグロ お口の誘惑 それは紅マグロ ピチピチのプリプリで ほどよく締まってジューシーで ひと口かめば脳天突き抜け 広がる旨味  誰もがほほえむ そんな紅マグロ つぶらな瞳 そんな紅マグロ できることなら紅マグロと お手々つないで歩きたい 紅マグロの誕生日に お呼ばれしたい  ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道  そのままで食べたい でかい紅マグロ かかえて食べたい 重い紅マグロ できることなら紅マグロのおうちに住みたい 暮らしたい 壁も畳もお風呂もベッドも 全部紅マグロ  ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道
水晶散歩谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子僕は探していた 姿を消した子猫 歩いているとふいに 知らない人が僕に 「ねえ君 頼みがある わしは水族館の 館長をしてる者だが 水族館から逃げ出した  砂版魚を全部つかまえないと帰れない どうかこの時計を 水族館の者に渡してほしい」  僕は時計を受け取り 街へと歩いていく 「水族館はどこにありますか」とたずねた 「ねえ君」と男が言った 「もしかしたら君は 水族館にその時計を 持って行くんじゃないのかい」  「どうしてそのことを」とたずねると男は 「俺も前 水族館の館長をしてたから」そう答えた  街の真ん中 煙を噴く山 地理学者がいる これで8日目 8日間も地理学者 あいつは運がいい  僕はやっと水族館に着いて そこにいた人に 「館長さんに頼まれて来ました」と言うと彼は 「館長はわたしですよ あなたが会ったその人は おそらく時計屋です 館長になりたがってる  こんなふうに次々 時計をよこしても それで館長になれるわけもないのに  こんなふうに次々 時計が届いて それで館長になれるわけもないことは  知っているのに 知っているのに 知っているのに」
人生は一本の長い煙草のようなもの谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子僕は何を描くだろう 果てのない 暗い夜空に どんな悲しみを どんなときめきを  この先いつか出会うはずの 誰かのことを思ってみる 顔さえ知らない きみを想ってみる  ふいに涙がこぼれた 泣きたい理由もないのに 僕の知らない未来を 涙はみつめている  たとえば僕の人生は 一本の長い煙草のように 想いを燃やして 想いを燻らせ  長く長く 煙はのびて 細く細く 空へとのびて やがては薄れて 見えなくなっても  香りだけは消えずに いつまでも 旅をつづけて ある夜 誰かの夢に 静かに とどくだろう  たとえば僕の人生は 一本の長い煙草のように 想いを燃やして 想いを燻らせ  明日は何を描くだろう 果てのない 暗い夜空に どんな悲しみを どんなときめきを
ジリスジュリス谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ走る走るジリス ジリスは地上リス ララ ジュリス ジュリスは樹上リス ララ ジリス ジリスは地上リス ララ ジュリス ジュリスは樹上リス  スキサスキサ ジリス ジリスが恋をした ララ ジュリス ジュリスに恋をした なかなか 珍しいことだが 向こうも わりとその気みたい  こっちへおいでよ遊ぼう 広い野原をふたりで駆けよう ダメよあたしは樹から降りたくない 遊びたいならあなたが登って  意地っ張りのジリス ジリスは登らない ララ ジュリス ジュリスも降りてこない 樹の上と下でにらみあい とても恋してる感じじゃない  どうしたらいいか わからない ほんと どうしたらいいの わからない やがて西にお日さま傾いて ふたりの顔も薄れる夕方  そこへピュンと飛んだモモンガ 夜じゃないけどモモンガ よーおまえたち どうしたの どうもしないわ あっち行け  モモンガ去りて  どうする さてどうする 内心 これにも飽きてきた でも先に 動くのはシャクだし このままいるのも しんどいし  ジリスはジュリスが好きだし そして ジュリスもジリスが好きだし あとは素直に動けばいいだけ それができれば何も苦労はない  そこへピュンと飛んだモモンガ 夜が大好きモモンガ キュッと驚きジュリスは 高い枝から落ちたよ  モモンガ去りて モモンガ去りて  落ちてくる彼女を あわてて ジリスが受け止めた 何もかも忘れて樹を登り 低い枝の上で受け止めた  ありがとうってはにかむ彼女と 優しく抱きしめたジリスと ほんとはわざと落ちたことは 内緒ねってジュリスが目くばせ
城あとの乙女谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子寺嶋民哉小高い丘の上 名もなき城あとが 訪れる人もなく ひっそりと眠っているよ  わずかに残る壁 苔むした石段 千年の時を超え 在りし日の夢を語る  あの日高い窓で 娘は待っていた 遠くからもうすぐ帰る愛しい人を  空には鳥が鳴き 小川はきらめき もう二度と会えないこと まだ何も知らなかった  残酷な出来事が すべてを奪い去り 偶然に娘だけが ただひとり生き残った  ひばり ひばり 空を 自由に飛べるなら ひばりになって 彼のところへ 飛んでいきたい  窓から大きく からだをのりだして 降り出した雪の中 まっすぐに 娘は飛んだ  ひばり ひばり 空を 自由に飛べるなら ひばりになって わたしも空を 飛びたかったよ  小高い丘の上 もの言わぬ城あと 山あいに日は落ちて 風の草むら 虫の声  今でも ここにいる 月明かりに浮かび出る 千年の時を超え たたずむ乙女の姿  千年の時を超え 愛しい人を待っている
白雪姫と七人のダイジョーブ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ僕はきみのために小さな家を建てる 獣や嵐から きみを守る家を  僕はきみのために 井戸掘り 水を引くよ きみがきれいな水を いつも使えるように  甘い夢の中で きみはまどろんでいて きみが幸せなら 僕らは満足さ  僕はきみのために 太陽光で電気を作る 夜も明るい 冬もあたたか 楽しいゲームもできる  僕はきみのために 畑や牧場を作る 僕はきみのために 機械を組み立てる  安全な繭の中で きみは微笑んでいて きみの幸せは全部 僕らが守るから  僕はきみのために 悪い魔女と戦いに行く この森の中までは 誰も来ないよ ダイジョーブ  ケガや病気の時は 僕が治してあげる 強い鎮痛剤もある 一瞬でラクになるよ  安全な繭の中で きみは歌っていてね きみの幸せは全部 僕らが守るから  ダイジョーブ ダイジョーブ 僕らが生きている限り 近ごろ少しくたびれて 眠りにつきたくなるけれど  ダイジョーブ もう少し がんばるよ ダイジョーブ
少女石川さゆり石川さゆり谷山浩子谷山浩子斎藤ネコ糸のほつれた人形や 色とりどりのガラス玉 畳の上に並べては ひとり遊びする幼い子  わたしの胸の奥の奥 いつも住んでるその少女 時の流れに色あせず 風の寒さにも凍えずに  悲しみに心が つぶれそうな時 泣かないで ここにいるよと あの子の声がする  無邪気な指で縁側の 雀を差して笑ってる あの子はわたし 遠い過去の あの子はわたし 今もここに  女の人の心には ひとりの少女が住んでいる どんな暮らしをしていても 疲れ果てて 夜に沈んでも  命もいらないと 思いつめた時 陽だまりにとろけるように あの子があくびする  両手で猫を抱きしめて 空ゆく雲に見とれてる あの子はわたし 遠い過去の あの子はわたし 今もここに  だからわたしは 大丈夫 生きてゆける 大丈夫
瞬間谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子夢をみた ひとすじの道が 空の中へつづいている 日がさして輝いた 空にゆらめく街がある 空に流れる川がある 遠い記憶のかたすみの路地に 子供がかくれている  うずくまるきみをみつけたよ 空の街の雲のショーウィンドウ 忘れてた あの時に 何か約束をしたんだ 何か大事な約束を どこへ あれからぼくたちは どこへ はぐれてしまったのか  ふりむけば 街中の 窓が幾千のガラスを 窓が金色のガラスを ふいに激しく震わせる ぼくの心をたたいている
終電座谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子終電はなぜ混むの 通勤の時間帯でもないのに 終電はなぜ混むの みんなもっと早く帰ればいいのに ってみんな思ってる わたしも思われてるるるるる  終電は同じラッシュでも 朝よりも感情的なラッシュだ なぜならば飲んでいる 乗客の八割以上が飲んでる 寝る人 笑う人 爆発したい人  その時突然 すべての人の 耳の奥に響く 不思議な声  ねえみなさん どうしてうちに そこまでして帰るのです ねえみなさん どうせ帰っても 疲れて寝て また仕事 帰るのやめませんか いっそこのまま  終電が空を飛ぶ ふうわりと魔法かけた箱のように ぎゅうづめのわたしたちを乗せたまま 午前一時の夜空を 道行く人たちが 驚き見上げてるるるるる  まるでこれは銀河鉄道だ 乗客のひとりがそう口に出すと そうだこれは銀河鉄道だ 口々に人々がそう言いだした 行こう星の海へ さそりの火はまだかララララ  ねえみなさん それは無理ですよ わたしはただの電車です 大気圏抜けるその手前 そのまた手前のもっと下 ビルより少し高い それが限界  だけどこれは銀河鉄道だ 低くてもじゅうぶん銀河鉄道だ 乗客はあきらめない 誰ひとりあきらめない銀河の旅 こんな狭いとこに つめこまれてるのに  その時突然 みんなで閃く 星に行けないなら 星になれば  そういうわけで その時から 東京タワーのすぐ上に あらわれいでたるその星座 ぎゅうづめラッシュの終電座  ななめに長く伸びている 人をつめこみ伸びている  夜はライトをつけている 明るくライトをつけている だけど昼間に見ると だいぶ汚れてる
SHADOWLESS今井麻美今井麻美谷山浩子谷山浩子町の広場 踊る影法師 誘うように 手をふる わたしのほか 誰も気づかない 主のない影 歩きだす  あとをついて 月あかり野原 道はやがて途切れて ふと気づけば 影も消え失せて わたしの前に もとの町  首をかしげ 足を踏み入れた 町の中で見たのは いつもの店 見慣れた人たち すべてのものに 影がない  光さざめく 祭広場の にぎわいのただ中に あなたがいた どうかしたのと やさしい顔で ほほえむあなたにも 影がない  話を聞き あなたは尋ねた それは何のことだと まわり囲む人も口々に 影というのはどんなもの?  言われてみて わたしも気づいた 何のことかわからない わたし何を 何を言ってるの 影というのは何のこと?  祭の夜は 物の怪たちが 人の心 惑わす 不思議な夢 みていた気がする 背中で誰か 笑ってる  不思議な夢 みていた気がする わたしの声が 笑ってる
SHADOWLESS谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ町の広場 踊る影法師 誘うように 手をふる わたしのほか 誰も気づかない 主のない影 歩きだす  あとをついて 月あかり野原 道はやがて途切れて ふと気づけば 影も消え失せて わたしの前に もとの町  首をかしげ 足を踏み入れた 町の中で見たのは いつもの店 見慣れた人たち すべてのものに 影がない  光さざめく 祭広場の にぎわいのただ中に あなたがいた どうかしたのと やさしい顔で ほほえむあなたにも 影がない  話を聞き あなたは尋ねた それは何のことだと まわり囲む人も口々に 影というのはどんなもの?  言われてみて わたしも気づいた 何のことかわからない わたし何を 何を言ってるの 影というのは何のこと?  祭の夜は 物の怪たちが 人の心 惑わす 不思議な夢 みていた気がする 背中で誰か 笑ってる  不思議な夢 みていた気がする わたしの声が 笑ってる
しまうま谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子斎藤ネコわからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに  どこからか湧いてきた 見たこともない人たちが 怖い顔でにらみつけ 腕をつかんで連れていく  狭い部屋 白い時計が うるさく 話しかけてる  お金なんて どうでもいい ある時も ない時もあるし ある時は 払えるけど ない時は 払えないだけよ  そこにあるものを食べ 目の前にある服を着て どこにでも寝ころがり 眠くなればそこで眠る  青い空 わたしの空と ひろがる草原に抱かれ  本能も生きる知恵も なぜか何もない しまうま とびかかるライオンに 抗うことさえ知らない  青い空 わたしの空と 返して ここは好きじゃない  わからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに……
しっぽのきもち谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子岡崎倫典なりたいものは たくさんあるけど いちばん なりたいものは きまってる それは しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの  そよかぜふいて わたしをさそうの 「ぼくとあそぼう」ダメよ 行かないわ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの  だけどねすこし みじかいきがする これじゃ あなたのかおが 見えないよ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ あなたが にしをむけば しっぽはひがしよ  あなたがわらう しっぽもわらうよ あなたがふりむく しっぽもふりむく わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ ガンバル わたしまけない しっぽのきもちよ  しっぽしっぽしっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの
しっぽのきもち谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子なりたいものは たくさんあるけど いちばん なりたいものは きまってる それは しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの  そよかぜふいて わたしをさそうの 「ぼくとあそぼう」 ダメよ 行かないわ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの  だけどねすこし みじかいきがする これじゃ あなたのかおが 見えないよ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ あなたが にしをむけば しっぽはひがしよ  あなたがわらう しっぽもわらうよ あなたがふりむく しっぽもふりむく わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ ガンバル わたしまけない しっぽのきもちよ  しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの
サーカス谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子平野孝幸あなたが帰ったあとの 私の部屋には 汚れた灰皿 散らかしたままのトランプ ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた 人の気持も知らないで やさしい人が待っていると  さあ目をさませ 人形たち さあ目をさませ ナイフに鏡 さあ目をさませ ひとりの部屋の 午前零時の 夢つづれ  もう少しいればいいのに もう少しお茶をいかが お酒もあるのよ レコードでもかけましょうか ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた しんと静かな真夜中は いつもきまってひとりぼっち  さあ目をさませ 人形たち 砕けた心 包んでおくれ ひとりの部屋の ひとりサーカス せめて涙の かわくまで la la la…………  あなたがいない あなたがいない ひとりサーカス 夜がふける  あなたがいない あなたがいない ひとりサーカス 夜がふける
サンタクロースを待っていた谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子蓜島邦明遠くから 近づいてくる シャンシャンシャンシャン 鈴の音が 少しずつ 近づいてくる 森をぬけて 川を越え  少しずつ 近づいてくる きみの家をめざしてくる 聞こえるかい? ほらすぐそこ 門の前で とまったよ  何十年も待っていたんだ 子供の頃からね 何百年も待っていたんだ 奇跡の夜  ついにかなう あの日の夢が ついに今夜 きみを訪れた tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu  黒い服着たサンタクロース 煙突からはいってきた 黒い服着たサンタクロース 煙突なんてないのにね  白い目玉のサンタクロース 背中で何か 動いている 白い目玉のサンタクロース 袋 もぞもぞ動いてる  悪い子さがしてる きみの顔のすぐそばで 寝ない子さがしてる 息がかかる  何か変だ そもそも今日は 何月何日? 思い出せない tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu  ごらんよ 窓の外 トナカイは骨だけさ おそらく百年前は 生きてたかも  だけど考えて それならきみは 生きているのかい? それは確かかい? tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu  静まりかえる真夜中に きみはそっと目をあけてみた 朽ち果てた廃屋の床 ぽとり落ちたしゃれこうべ  不意にまぶたが裏返り やっときみは思い出した 「ぼくはいない。そう、いないんだ」 そして最後の 灯が消えた  ラララ…
さよならのかわりに新垣勉新垣勉谷山浩子谷山浩子僕の手に触れてみて きみの手とひとつになる 静かにかよいあうもの これが生きている温かさ  どんなに離れても きみをずっと覚えている どこにいても 信じていて 僕はいつもきみと生きている  会えない朝も昼も 疲れて眠る夜も  生きていく街の中 たたずむ人混みの中 見上げればそこには空がある きみと同じ空を見る  何を見ても聞いても きみのことを思うだろう いろんなことがあるたび きっときみに語りかけるだろう  かわいた風の中で やまない雨の中で  どんなに離れても きみをそばに感じるだろう 淋しいかい 僕も同じだよ だけどもう歩き出そう  心で抱きしめるよ さよならのかわりに  僕の手に触れてみて きみの手とひとつになる 静かにかよいあうもの これが生きている温かさ  どんなに離れても きみをずっと支えている くじけないで 信じていて 僕はいつもきみと生きている  くじけないで 信じていて 僕はいつもきみと生きている
さよならのかわりに谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子僕の手に触れてみて きみの手とひとつになる 静かにかよいあうもの これが生きている温かさ  どんなに離れても きみをずっと覚えている どこにいても 信じていて 僕はいつもきみと生きている  会えない朝も昼も 疲れて眠る夜も  生きていく街の中 たたずむ人混みの中 見上げればそこには空がある きみと同じ空を見る  何を見ても聞いても きみのことを思うだろう いろんなことがあるたび きっときみに語りかけるだろう  かわいた風の中で やまない雨の中で  どんなに離れても きみをそばに感じるだろう 淋しいかい 僕も同じだよ だけどもう歩き出そう  心で抱きしめるよ さよならのかわりに  僕の手に触れてみて きみの手とひとつになる 静かにかよいあうもの これが生きている温かさ  どんなに離れても きみをずっと支えている くじけないで 信じていて 僕はいつもきみと生きている  くじけないで 信じていて 僕はいつもきみと生きている
さよならDINO谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQあの日 空から 不思議な雨が降るのを見た twi twi tu twa tu twi tu twa つぶやき 落ちてくる  Plankton 鏡文字 数えきれない言葉の Plankton 幾千万 砕けて散った言葉の  きみの最後の手紙が 届くのを待っていた twi twi tu twa tu twi tu twa 明け方 道の上  Plankton 鏡文字 空を埋めた その時 全部わかったんだ きみにはもう会えない  DINO さよなら 魔法の風 さよなら きみは僕の 宇宙だったんだよ  きみと僕との 二億二千二百五十八万年 twi twi tu twa tu twi tu twa 瞬く 光と闇  笑いころげたジュラ紀 夢と過ぎた白亜紀 文字を覚えて書いた 謎の星の哲学  始まりのない 終わりのない 永遠の時間を twi twi tu twa tu twi tu twa きみとずっと 生きたかった  終わりはあった方が いいんだよって きみの声 聞こえるはずがない きみはいない どこにも  DINO さよなら 欠けたティーカップ さよなら 夜 さよなら 僕は旅立つ  巨大なきみの背中が 僕を乗せて走る twi twi tu twa tu twi tu twa あの日のふたりを見た  Plankton 鏡文字 さかさに書いたARIGATO Plankton いつまでも 僕の空で ゆれてる
さよならDINO谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子×ROLLY(THE 卍)谷山浩子谷山浩子あの日 空から 不思議な雨が降るのを見た twi twi tu twa tu twi tu twa つぶやき 落ちてくる  Plankton 鏡文字 数えきれない言葉の Plankton 幾千万 砕けて散った 言葉の  きみの最後の手紙が 届くのを待っていた twi twi tu twa tu twi tu twa 明け方 道の上  Plankton 鏡文字 空を埋めた その時 全部わかったんだ きみにはもう会えない  DINO さよなら 魔法の風 さよなら きみは僕の 宇宙だったんだよ  きみと僕との 二億二千二百五十八万年 twi twi tu twa tu twi tu twa 瞬く 光と闇  笑いころげたジュラ紀 夢と過ぎた白亜紀 文字を覚えて書いた 謎の星の哲学  始まりのない 終わりのない 永遠の時間を twi twi tu twa tu twi tu twa きみとずっと 生きたかった  終わりはあった方が いいんだよって きみの声 聞こえるはずがない きみはいない どこにも  DINO さよなら 欠けたティーカップ さよなら 夜 さよなら 僕は旅立つ  巨大なきみの背中が 僕を乗せて走る twi twi tu twa tu twi tu twa あの日のふたりを見た  Plankton 鏡文字 さかさに書いたARIGATO Plankton いつまでも 僕の空で ゆれてる
催眠レインコート谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子こんな悲しい時 とてもじゃないけど 暖かなベッドの中では眠れない 真夜中に起き出して 眠れる場所をさがしまわり 家中をうろついた バスルーム キッチン 本棚の陰 玄関 タンスの中  でもこんな悲しい時 とてもじゃないけど 静けさのとばりの中では眠れない 何もかも乾いてる 冷たい夢に乾ききってる 青ざめた月の窓 開いて 空を見上げて 空に  ねえ お願いだから雨を降らせて すました顔して わたしを見ていないで 間の抜けた子守唄 聴かせてくれるヒマがあるなら 屋根を打つどしゃ降りの 激しい雨の音を聴かせて  AH! それはとても信じられない 殺人的な前代未聞のどしゃ降り もう誰も何も考えられない 誰も何も感じられない 思い出せない  催眠レインコート 催眠レインコート ほしいのは眠りだけ 心は要らない 濡れて重いから 催眠レインコート 催眠レインコート 包まれて 眠る  こんな悲しい時 とてもじゃないけど 穏やかなシトシト雨では 眠れない どしゃ降りの雨よ降れ わたしの屋根は崩れ落ちて どしゃ降りの雨よ降れ わたしの家は沈んでいく  坂道の急流を 流され消える魚の群れ 揺らぐライト あえぐクラクション 夜更けの街は滝壷のよう  ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない  ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない
ごめんね谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子平野孝幸雨が降ってる きょうは一日 ぼくの心にも 銀のしずくが 何も知らずに きみは眠るよ あどけない横顔が ぼくをはなさない ごめんね ごめんね 嘘を言ったね ごめんね ごめんね 何もあげずに ぼくを待ってる人のところへ 帰る ぼくは 帰る 夜が明ければ きみはひとりだ さよならは 言わないよ そのままお休み  笑顔だったね ぼくの前では まるで 幸せな少女のように 責める言葉も 何も言わずに いつだって さりげなく 悲しみかくして ごめんね ごめんね きみを泣かすよ ごめんね ごめんね 夢をみさせて いつも言ってた きみの口癖 いいの あたしは いいの きみはひとりで 生きて行けると 信じても いいよね 信じて帰るよ  ごめんね ごめんね 嘘を言ったね ごめんね ごめんね 何もあげずに ぼくを待ってる人のところへ 帰る ぼくは 帰る 雨が降ってる きょうも あしたも 降りつづく きっときみの眠りの中まで
金色野原手嶌葵手嶌葵谷山浩子谷山浩子中脇雅裕あなたの声がする かわらぬやさしい声 どんなに離れても もう二度と会えなくても  わたしのそばにいる 見守るように 寄りそうように 生きてゆくわたしの 道を照らす あなたの光  わたしの中にいる たくさんの心たち やさしくて意地悪 強くて淋しがり屋  めぐりめぐる心 きょうは雨にうなだれても 明日はきっと青空 どこまでも 澄んで広がる  金色に輝く 野原にひとり立てば 花も木もわたしも あなたに抱かれている  悲しむことはない 生きること 死んでゆくこと 命は響きあう 時を超えて わたしの胸に  あなたの声がする かわらぬやさしい声 大きくなりなさい 豊かになりなさい  あなたの声がする
こわれたオルゴール河合奈保子河合奈保子谷山浩子谷山浩子オルゴールの箱の中に とじこめたまま 大切にして来た 思い出のかけらたち 手紙の束 古い写真 夢色ビーズ ひびわれた貝がら ガラスの子馬 まわれオルゴール まわせ思い出を tim-ti-ri-tim pan ti-ti-ti-ri-tim pan 思い出まわせ オルゴール  オルゴールの箱をかかえ 街に出たのよ 突然 出逢ったの いたずらなまなざしに 吹きぬける春風 そしてめまいのように よろめいて倒れた あなたの腕の中 思わずオルゴール 落としてしまったの tim-ti-ri-tim pan ti-ti-ti-ri-tim pan 舗道に落ちた オルゴール  アスファルトの上に散らばる 思い出たちは 悲しげにほほえみ わたしに告げていたわ 誰でも新しい船に 乗る時が来る このままふりむかず その人とお行きよ まわるオルゴール こわれたオルゴール tim-ti-ri-tim pan ti-ti-ti-ri-tim pan 最後の歌 きかせてくれた tim-ti-ri-tim pan ti-ti-ti-ri-tim pan さよなら わたしのオルゴール
こわれたオルゴール谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子オルゴールの箱の中に とじこめたまま 大切にしてきた 思い出のかけらたち 手紙の束 古い写真 夢色ビーズ ひびわれた貝殻 ガラスの仔馬  まわれオルゴール まわせ 思い出を TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM 思い出まわせ オルゴール  オルゴールの箱をかかえ 街に出たのよ 突然出会ったの いたずらなまなざしに 吹き抜けた春風 そしてめまいのように よろめいて倒れた あなたの腕の中  思わずオルゴール 落としてしまったの TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM 舗道に落ちたオルゴール  アスファルトの上に散らばる 思い出たちは 悲しげに微笑み わたしに告げていたの 誰でも新しい船に 乗る時がくる このままふりむかず その人とお行きよ  まわるオルゴール こわれたオルゴール TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM 最後の歌 聴かせてくれた  TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM さよなら わたしのオルゴール
子守唄を聞かせて高田みづえ高田みづえ谷山浩子谷山浩子ふるさと 夕焼け道 川のせせらぎ あなたを待ちつづけて 二年が過ぎた 手紙もくれないまま あなたはいつか 夢をかなえて遠い 遠い世界の人 あなたの歌う流行歌 誰でも知ってる 都会の言葉で 都会の愛を 甘くせつなく 語るのね だけど あの時のあの歌 忘れてしまったの 私が淋しくないようにと 別れに残して行ってくれた 子守唄聞かせて 子守唄聞かせて テレビの画面を流れる歌じゃ 私眠れない 眠れない  あなたの恋の噂 聞いた時にも 友達をにらみつけ ちがうと言った ほんとは一晩中 泣きあかしたわ それでも待つと決めた 信じると決めたの 夜ごと窓うつ風の音 淋しすぎるから 今夜も毛布を すっぽりかぶって あなたの名前 呼んでみる だけど あの時のあの歌 あれから聞こえない 思い出 思い出ぽつりぽつり 私の枕をぬらす夜は 子守唄聞かせて 子守唄聞かせて 今夜も 寝返り ため息ばかり 私眠れない 眠れない
COTTON COLOR谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子石井AQ・谷山浩子el a ty ria fairytale cotton os di as eer tel ttil di a my rre merry maid cotton os di as go del ttil  e vol fog nos sre vol fog nos ya dll ag nis anna wi ho ti so te vol peel so te vol e nim fo e vol as i ti  el a ty ria fairytale cotton os di as rae bel ttil di a my rre merry maid cotton os di as noom rev lis  誰か教えている 世界の色を いくら数えても 数えきれない色と光  el a ty ria fairytale cotton os di as rae bel ttil di a my rre merry maid cotton os di as noom rev lis  春 夏 少年は世界をかけめぐり (syo bel ttil yn am del lik reh to mym) 秋 冬 季節の光を食べて笑っている (re hyb de red rum saw ios lad na)  el a ty ria fairytale cotton os di as daeh dae dym di a my rre merry maid cotton os di as sllab ey eym
心だけそばにいる -here in my heart-西田ひかる西田ひかる谷山浩子いしいめぐみ誰にもいわないで  たとえば風にふるえる ふたつのBELL 響きあうように どんなに遠くはなれても わたしの心はあなたと響きあってる  心配なんてしなくていい (Just close your eyes and think of me) ほかの誰かと笑っていても  心はあなたをみつめて いつもそばにいる あなたを抱きしめている (I feel your heartbeat so close) (I feel it here in my heart) 誰にもいわないで  幸せだけをあげたい いつもあなた笑っていてほしい 泣きたいくらい願ってる くじけそうな時 わたしを思い出してね  わたしのすべてとひきかえても (You hear my thousand words of love) 守ってあげる あなたの夢  逢えない時も心だけ いつもそばにいる あなたを抱きしめている (I feel your heartbeat so close) (I feel it here in my heart) そしていつかきっと…  たとえば鏡の中に 遠い街を映しだすように 信じていてね 心だけいつもそばにいる あなたを抱きしめている (I feel your heartbeat so close) (I feel it here in my heart)  (I feel your heartbeat so close) (I feel it here in my heart)
心だけそばにいる~HERE IN MY HEART~谷山浩子谷山浩子谷山浩子いしいめぐみ斉藤ネコ誰にもいわないで  たとえば風にふるえる ふたつのBELL 響きあうように どんなに遠くはなれても わたしの心はあなたと響きあってる  心配なんてしなくていい ほかのだれと笑っていても  心はあなたをみつめて いつもそばにいる あなたを抱きしめている  I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart  幸せだけをあげたい いつもあなた 笑っていてほしい 泣きたいくらい願ってる くじけそうな時 わたしを思い出してね  わたしのすべてとひきかえても 守ってあげる あなたの夢  逢えない時も心だけ いつもそばにいる あなたを抱きしめている  I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart  そしていつかきっと……  たとえば鏡の中に 遠い街を映しだすように 信じていてね 心だけいつもそばにいる あなたを抱きしめている  I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart
恋人の種谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子二億年生きていた 恋人の種 二億年 まどろみの夢の中 ひたすらに待ちつづけ 今ここにいる きょう生まれ あした死ぬ わたしの前に  その人は知っている 原始の空を 岩石に降りそそぐ あたたかい雨 くりかえす昼と夜 無限の闇の 淋しさにひえきった 長い明け方  「ゆらゆら おもかげ 消えないで もう少し 会いにいく ぼくはきみに 会いにいく いつかきっと」  その人に残るのは たったひとつの 宇宙さえ震わせる 願いだけ 「こんなにも こんなにも きみに会いたい 淋しくて 淋しくて きみに会いたい」  「たとえ 永遠が ぼくたちを へだてても たどりつく ぼくはきみに たどりつく いつかきっと」  ふたたびこの星に 静けさがおとずれて その姿が消えたあとも 想いはそこに残るだろう  「たとえ 永遠が ぼくたちを へだてても たどりつく ぼくはきみに たどりつく いつかきっと」
恋するニワトリ北川純子北川純子谷山浩子谷山浩子はれたあさの ニワトリは げんきがないの ゴメンナサイ トサカサカサカ さかだちしても かなわぬおかたにこいをした ココ コココ ココ ココ コココ こいはこいはこい  やねのうえに よびかける わたしはここよ ここ ここよ だけどあのひと こっちをみても すぐにむきをかえる くるくると ココ コココ ココ ココ コココ こいはこいはこい  あのひとりっぱな かざみどり わたしはちいさい ニワトリよ かいがらたべても てつにはなれず かいがら はじける むねのなか ココ コココ ココ ココ コココ こいはこいはこい  たびにでるのは ツバメたち おけしょうするのは ジュウシマツ にわにはニワトリ おもいをこめて ひとりでタマゴを うみました ココ コココ ココ ココ コココ こいはこいはこい
恋するニワトリ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子岡崎倫典はれたあさの ニワトリは げんきがないの ごめんなさい トサカ サカサカ さかだちしても かなわぬおかたに 恋をした  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋  やねの上に よびかける わたしはここよ ここ ここよ だけどあの人 こっちを見ても すぐに むきをかえる クルクルと  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋  あの人 りっぱな かざみどり わたしは 小さいニワトリよ かいがらたべても てつにはなれず かいがらはじける むねの中  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋  たびに出るのは ツバメたち おけしょうするのは ジュウシマツ にわにはニワトリ おもいをこめて ひとりでタマゴを うみました  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋
恋するニワトリ谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子と栗コーダーカルテット谷山浩子谷山浩子栗コーダーカルテットはれたあさの ニワトリは げんきがないの ごめんなさい トサカ サカサカ さかだちしても かなわぬおかたに 恋をし  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋  やねの上に よびかける わたしはここよ ここ ここよ だけどあの人 こっちを見ても すぐに むきをかえる クルクルと  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋  あの人 りっぱな かざみどり わたしは 小さいニワトリよ かいがらたべても てつにはなれず かいがらはじける むねの中  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋  たびに出るのは ツバメたち おけしょうするのは ジュウシマツ にわにはニワトリ おもいをこめて ひとりでタマゴを うみました  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋
恋するニワトリチャオ ベッラ チンクエッティチャオ ベッラ チンクエッティ谷山浩子谷山浩子晴れた朝の ニワトリは 元気がないのゴメンナサイ トサカ サカサカ サカダチしても かなわぬおかたに 恋をした  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋  屋根の上に 呼びかける わたしはここよ ここ、ここよ だけどあの人 こっちを見ても すぐに向きをかえる くるくると  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋  あの人りっぱな 風見鶏 わたしは ちいさい ニワトリよ 貝がら食べても 鉄にはなれず 貝がらはじける 胸の中  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋  旅に出るのは ツバメたち お化粧するのは ジュウシマツ 庭にはニワトリ 思いをこめて ひとりでタマゴを うみました  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋
恋するニワトリ増田直美増田直美谷山浩子谷山浩子石川大明晴れた朝のニワトリは 元気がないの ゴメンナサイ トサカサカサカ さか立ちしても かなわぬお方に恋をした  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は恋は恋  屋根の上に 呼びかける わたしはここよ ここ ここよ だけどあの人 こっちをみても すぐに向きをかえる くるくると  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は恋は恋  あのひとりっぱな 風見鶏(かざみどり) わたしは小さい ニワトリよ 貝がら食べても 鉄にはなれず 貝がらはじける 胸の中  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は恋は恋  旅に出るのは ツバメたち お化粧するのは ジュウシマツ 庭にはニワトリ 思いをこめて ひとりでタマゴを うみました  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は恋は恋
恋するニワトリやくしまるえつこやくしまるえつこ谷山浩子谷山浩子晴れた朝のニワトリは 元気がないの ゴメンナサイ トサカサカサカ さか立ちしても かなわぬお方に恋をした  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は恋は恋  屋根の上に 呼びかける わたしはここよ ここ ここよ だけどあの人 こっちをみても すぐに向きをかえる くるくると  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は恋は恋  あのひとりっぱな 風見鶏 わたしは小さい ニワトリよ 貝がら食べても 鉄にはなれず 貝がら はじける 胸の中  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は恋は恋  旅に出るのは ツバメたち お化粧するのは ジュウシマツ 庭にはニワトリ 思いをこめて ひとりでタマゴを うみました  ココ コココ ココ ココ コココ 恋は恋は恋
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