谷山浩子作曲の歌詞一覧リスト 323曲中 1-200曲を表示
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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わたしを殺さないで谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斉藤ネコ | 愛してくれないまま わたしを殺さないで 彼女を思いながら わたしを殺さないで 青白い月影 さしこむ夜の部屋で わたしの呼吸は ほとんど消えかけてる あなたが触れれば それだけできっと とまってしまうほど危うい 微かな鼓動 わたしはわたしじゃない 恋したあの時から わたしはわたしじゃない 見知らぬ弱い獣 これは誰? わたしをわたしに つなぎとめてた糸が こんなにたやすく ほどけてしまうなんて 自分を投げ出す自分を見ている どうにもできずに あなたの目の中 踊る あなたを憎んでいる 世界中の誰よりも あなたを憎んでいる いとおしいその横顔 やさしい言葉とほほえみの牢獄に わたしを閉じこめ あなたはふり返らない どんなに呼んでも どんなに思っても 世界が消えても わたしが死んでも きっと 愛してくれないまま わたしを殺さないで 彼女を思いながら わたしを殺さないで 愛して |
わたし帽子谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | わたし帽子 あなたに似合う あなた人間 わたしに似合う 世界でいちばん似合う わたしたち いつも一緒 どこへ行くのも 買物も 散歩の時も あなたのそばで 生きてるわたし 午後の陽射し はしゃぐ坂道 ふいに風が吹いて わたしは飛んだ 風に こころころころころがる 坂をころころころがる 追いかけてきてくれる あなたの手が 好きだよ ある日ふと 足がとまった あなたじっと あの子を見てた 見つめあうふたり 時が停まった 風が吹いて わたしは飛んだ 風が吹いて 舗道に落ちた あなた気づかない あの子に夢中 ねえ気づいて わたしここだよ ねえ気づいて あなたの好きな帽子 風に こころころころころがる ひとりころころころがる 追いかけてつかまえて だけど声も とどかない こころころころころがる ひとりころころころがる 遠く離れてしまった もうあなたに 会えない |
忘れられた部屋で谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | あなたが誰かと汽車に乗る頃 私は部屋の中 白い子猫をひざにかかえて 黙って坐っていました ゆうべのあなたの煙草の吸いがら 灰皿にそのまま 少しでも動けば 心くずれて 泣き出してしまいそうでした すまなそうに出かけるあなたを 背中に感じながら 気にもとめないふりをして テレビの画面ばかり見つめてた あなたが誰かと旅に出た日 忘れられた部屋で やさしい奴だとあなたの口ぐせ 真似して無理に笑いました ひとつだけお願いがあるの わかってくれるなら あの日歩いた思い出の場所 あの人つれてなんか行かないで あなたが誰かと旅に出た日 忘れられた部屋で やさしい女と呼ばれることに 疲れた私ひとりきり やさしい女と呼ばれることに 疲れた私ひとりきり | |
ROLLY&谷山浩子のからくり人形楽団谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 見えない国から 見える船で山を越え はるばる来ました 今宵あなたの町へ ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ 自分で自分の ねじを巻いて動くよ ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ 魅惑の調べが あなたを連れていく 遠い木星の月の上で もう戻れない 帰り道はない ブカブカの国から キチキチの靴で空を飛び はるばる来ました 今宵あなたの部屋へ ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ ぜんまいとばして 意味のない歌 歌うよ ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ 死ぬまで聴かせる 逃げても追いかけるよ ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ ぜんまいとばして 意味のない歌 歌うよ ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だ ラララ 死ぬまで聴かせる 逃げても追いかけるよ | |
ROLLING DOWN谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 誰も手をひいてくれない だからもう足が動かない 呼んでみても母さんはいない あの日坂の下に残して来た 耳もとであまくささやく声は 「もうおやめ 登るのは」 それはまるで母さんの声 おまえはもう何も考えない おまえの ROLLING DOWN かなしい ROLLING DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く 街の中 ゆれる人波 ふらふらと歩く おまえは 足がとても とても細いので キレイだけど 長くは歩けないの 耳もとで あまくささやく声は 「もういいよ お休みよ」 ぼくが昔 熱を出した時 ねかしつけてくれた やさしい声が おまえの ROLLING DOWN DOWN DOWN たのしい ROLLING DOWN DOWN DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く このままでいれば そのうちに 暖かな胸にもどれる 坂の下で母さんはいつも ぼくを抱きとめようと 待っている おまえの ROLLING DOWN DOWN DOWN 夢見る ROLLING DOWN DOWN DOWN 目をとじて 身をまかせ 落ちて行く 落ちて行く 奈落の底で 手をひろげ むかえる そいつは 母さんじゃない! おまえを呑みこむ 白い蛇 | |
六月の花嫁谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 六月は二人で青い傘さして 雨の中歩きます 六月の並木道 誰もいなくても やさしい雨が 見ていてくれる 小さい時から ひとりぼっちでした やさしい肩が 欲しかったのです 六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです 日曜日 夜明け頃 公園のかたすみ 約束の指切りを いつまでもはなれず 生きると誓う 少し嬉しくて 少し悲しい 今まで歩いた 悲しい道のりを 忘れるくらいの しあわせください 六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです 小さい時から ひとりぼっちでした やさしい肩が 欲しかったのです 六月の花嫁は わたしの夢でした あなたのそばで 今夢がかなうのです | |
流星少年谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 流星流星 わたしをたすけて わたしがわたしをキライになりそう 流星流星 きこえていますか? 近くにいるなら 応えてください ガタピシ暴れる 嵐の窓の中 暴走している 旧式のコンピューター 答もきかずに くりかえしたずねる 逃げだしますか? 闘いますか? y/n? y/n? 家中の鏡をかくして y/n? y/n? もうすぐアクマの顔になる! 流星流星 わたしをたすけて わたしがわたしに 火薬をつめてる 流星流星 このままじゃきっと 消えてしまうわ あなたの星空 相談している 暗がり ドアのかげ あの子を殺す 完全な計画 黒い服を着た 4人の男たち 仮面をはずすと 全員それは y/n? y/n? 見たくない それは誰の顔? y/n? y/n? 突然あたりが闇になる つかないつかない どうしてもこの火が あの子と彼とを 一度に殺す火が だけどどこかで くすぶる気配がする わたしのからだの どこかかすかに y/n? y/n? じっとしているとたまらない y/n? y/n? もうすぐアクマの顔になる! 流星流星 わたしをたすけて 見えない迷路に 閉じこめられたの 流星流星 ここから逃がして 雨雲をこえて 星空の彼方 流星流星 きこえていますか? 近くにいるなら 応えてください 流星流星 きこえていますか? 近くにいるなら 応えてください | |
竜谷山浩子 | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 昔々の その昔 歴史が始まる 前のこと 二つのものは 一つだった 二つは同じ 一つだった 持つこと欲した もの達は 海と大地を 選んだが 自由を欲した もの達は 何も持たずに 飛び去った 分かれてしまった 人と竜 忘れてしまった 太古の記憶 遠く遠くの 西の果て 世界が終わる 最果てで 翼を持った もの達は 風のはざまに 生きている 風を吸い込み 火を喰らい 鋼の体は 風に乗る 赤い瞳は 真を見つめ 太古の言葉で 真を語る どんなものにも 囚われず どんなものにも おもねることなく それは気高く 慈悲深く そして残酷な 残酷な命 人がなくした 太古の姿 | |
竜手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 塩谷哲 | 昔々の その昔 歴史が始まる 前のこと 二つのものは 一つだった 二つは同じ 一つだった 持つこと欲した もの達は 海と大地を 選んだが 自由を欲した もの達は 何も持たずに 飛び去った 分かれてしまった 人と竜 忘れてしまった 太古の記憶 遠く遠くの 西の果て 世界が終わる 最果てで 翼を持った もの達は 風のはざまに 生きている 風を吸い込み 火を喰らい 鋼の体は 風に乗る 赤い瞳は 真を見つめ 太古の言葉で 真を語る どんなものにも 囚われず どんなものにも おもねることなく それは気高く 慈悲深く そして残酷な 残酷な命 人がなくした 太古の姿 |
リカちゃんのポケット谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | リカのポケットはいつもふくらんでいる キャラメルやチョコレートやチューインガム ベタベタのあまい夢で 赤 黄色 青 緑 紫 ピンク 色とりどりのセロファンの洪水が おまえのまつ毛を飾る ねじれたリボンが狂い咲き 「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」 リカのポケットに何をいくらつめても いつまでたってもいっぱいにならない ますますおなかがすいて 夜の街歩くたび ポケットが鳴る あれもこれも 片はしから欲しがる 広告写真の中に 鈴なりの夢をつかみどり 「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」 リカのポケットにある日 すきまができた 少し油断をして よそ見してた時 暗闇が なだれこんだ 夜の街歩いても とても淋しい 特別なわけなんか何もないけど 淋しいの 帰れないの おうちにはとても帰れない 「ねえ 好きなのよ 大好きなの こーゆうのって ねえ 胸の中 熱くなるわ せつなくて!」…… | |
ラ・ラ・ルウ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 鷺巣詩郎 | ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ つばさひろげて 飛んで行きたい あなたのもとへ ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 時をこえて すべてをこえて あなたのもとへ わたしが少し遅れたのは 道端の花をつんでいたから 花束かかえてドアをたたけば わたしより先に着いた人がいて あなたとその人笑っていた 遅すぎたんだねと笑っていた ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 花束投げる 空には小鳥 わたしはひとり かすかにふれた指の先が 熱くほってて眠れない これはわたしのものじゃないと いくら言いきかせても信じない 夜ごとの夢にはあなたがいる 夢からさめれば涙のあと ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 涙を投げる 窓には光 わたしはひとり ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ つばさひろげて 飛んで行きたい あなたのもとへ ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 時をこえて すべてをこえて あなたのもとへ ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ つばさひろげて 飛んで行きたい あなたのもとへ ラ・ラ・ルウ ラ・ラ・ルウ 時をこえて あなたの青い まつげが光る |
楽園のリンゴ売り谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 快楽のトゲがキラキラと 砂漠に星のように 降り注ぐ 血を流しながら 人は夢を貪る 楽園を追われた 僕たちのすみかに 禁断の果実を 売りにくる蛇の群れ いかがです もしよろしければ 極上の酒もある 言い知れぬ深い酔い心地 誘う リンゴの魔力 わたしどもの店の 直営の工場で 大量に毎日 作られておりますので いくらでもあります おかわりもご自由に おや、お客さまどこへ? そんなにフラフラで 鏡の中に 映る姿は この世のものとも思えぬ美しさ くちびるなめて にやりと笑う ダイヤの肌に プラチナの牙 意味もなく時は過ぎ もう誰もわからない 自分が何のため 何をしているのか 僕の子供たちは 見たこともない顔で 電源を入れれば 会話とダンスをする ぱりらりらりらり ぱりらりら 踊るリンゴの家族! ぱりらりらりらり ぱりらりら 回るリンゴの世界! ぱりらりらりらり ぱりらりら 踊るリンゴの家族! ぱりらりらりらり ぱりらりら 回るリンゴの世界! | |
夜のブランコ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 初めて逢った時に ひと目で恋をした 誰にも言わないで 逢いに来て 夜のブランコで待ってる やさしい人たちを 裏切り 嘘をついて ぬけ出して 走って来たの 逢いに来て 夜のブランコで待ってる わたしは夜咲く ガラスの花よ あなたの手で こわして かけらになって 粉になっても あなたが好きよ 好きよ 指輪ははずして来て まぶしくて胸がいたい あなたの黒い指が からみつく 夜のブランコで待ってる あなたの机の上 ほほえむ写真を伏せて 愛なんて言葉忘れて 逢いに来て 夜のブランコで待ってる わたしの中で赤く燃えてる 星が熱いの 熱いの ゆれるブランコ ゆれて死ぬほど あなたが好きよ 好きよ 初めて逢った時に ひと目で恋をした 帰れないもう二度と 逢いに来て 夜のブランコで待ってる 逢いに来て 夜のブランコで待ってる | |
夜の一品谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 夜空の 深い青さを染めつけた 幻の皿の上に 緑の葉をしきつめて ただひとり 目を閉じて 横たわれば きこえる 遠い銀河のまわる音 ゴゴゴゴゴ 熱い祭 わたしの体にうずく 星たちが 食欲の 汗を垂らす もう誰も ここにはいない 愛された 記憶も遠く なぜだかわたし 涙も流さずに 夢みてる 銀のナイフ ユリネと魚とわたし 柔肌に しみてくる 熱いオイル 食べるなら 今夜しかない くるおしい 旬の発熱 今まさに わたしの上に おとずれた 黄金のとき それでも ここには誰もいないから 星だけが はじけ落ちて 暗闇焦がす 火花のせつなさに 香りたつ 夜のハーブ |
よその子谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 温かな明かりがともる 小さな家の窓の外に きみはたたずみのぞきこんでる ささやかな家族の夕餉 父と母とふたりの子供 わずかなすきま そのすきまに きみはどんなに座りたいだろう 閉ざされた家族の時間 「誰かいるよ」指さす弟 振り向く父と母と姉と 決してあかないガラスの向こう 呼びかける声はくぐもる 「どうしたの どこから来たの 早くお帰り うちへお帰り」 うなずいて 歩き出すきみ 日暮れの道を影になって たどりつくのはまた別の家 のぞきこむ家族の時間 きみはよその子 どこにいても きみはよその子 誰といても あんなに仲良く遊んだあと 帰る友達の背中を見てる 丘の上から見おろす町は いくつもの家 いくつもの窓 全ての窓はあかない窓だ そう言ってきみは泣いたよ 燃え上がる赤い夕焼け 町を焼き尽くせ 跡形もなく きみの夢は涙に歪む 淋しい影が世界になる きみは幻影の焼け跡を見る 焼け焦げたきみの心を きみはよその子 母に憧れ きみはよその子 母を憎んだ 果てしない旅の始まりは もう思い出せない記憶の彼方 「それでも僕は 全ての家の 全ての人の幸せを 祈れるくらいに強い心を 強い心を 僕は持ちたい」 雲の中 巨大な人が 巨大な腕を空にひろげた きみを焦がす熱い炎は いつか温かな光になる 心つつむ夕焼けマント 抱きしめた きみの命を 丘の上から見おろす町の ひとつの家の窓が開いた やがてまたひとつ そしてまたひとつ 次々と窓が開いた ここから見える全ての家の 全ての人の幸せを 祈れるくらいに強い心を 強い心を 僕は持ちたい ここから見えない全ての家の 全ての人の幸せを 祈れるくらいに強い心を 強い心を 僕は持ちたい きみはよその子 宇宙の子供 全ての家の 窓を開くよ きみはよその子 わたしの子供 閉ざした心の 窓を開くよ |
よく見えない子供谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | そこにいるような いないような よくわからない子供がいる そこにあるような ないような 木馬にまたがり 揺れてるような 記憶の樹海の奥深く 人のいた気配もない隠れ家 子供の姿を描いてた あの絵描きはどこへ消えた そこにいるような いないような よくわからない子供がいる まばたきひとつで いなくなり まばたきふたつで 隣にいる 戯れに言葉をかければ 返事が聞こえる 木霊のように 本当にわたしはいるのか わたしという言葉の嘘 雨が降る ブーツの中に 雨が降る 鏡の中に 雨が降る 世界の外に 雨が降る ここは光る境界線の上 そこにいるような いないような 子供がいない 子供がいる いるって いないって どういうこと? 尋ねる声が 聞こえたような 心が動かない心が 子供が動かない 声もしない 今どこにわたしはいるのか わたしという言葉はない 雨が降る 電車の中に 雨が降る まぶたの中に 雨が降る 世界の外に 雨が降る ここは暗い境界線の上 |
八日市場特別支援学校校歌谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | はれた日には まどをあけよう きらら きらら えがおが光る ともだち げんきかな お日さま げんきかな 八日市場特別支援学校 雨の日には おはなししよう きらら きらら 心が光る ともだち げんきかな せんせい げんきかな 八日市場特別支援学校 かなしいときは なまえをよんで うれしいときは いっしょにわらう ともだち そばにいる 歩こう かたくんで 八日市場特別支援学校 | |
夜明け前声がやって来た谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 瀬尾一三 | 夜明け前 潮待ちしてたんだよ 棒っきれを枕に浜で寝てたら 水平線からおかしな声がやって来た 夜明け前 声の言うことにゃよ 「棒っきれどんこれから近くの村まで 生まれた赤ん坊の運命を決めに行かんかね」 「あたしゃこん人の枕にされとって動けないもんで おまえさんひとりで行っとくれ 行けばよいよい 好きにしてよい ひとの命はどうせ短い 夢のまにまに漂うものなら ゆらゆらこぽこぽ ゆらゆらこぽこぽ」 夜明け前 浜で寝てた時 おらあ聞いたんだ おらあ逃げるよ どんどこどんどこ駆けて駆けて駆けぬけて 好きにされるか されてたまるか おらあ逃げるよ 逃げきってみせるよ 足をひっぱられ 袖をひっぱられ ひきずりもどされ しまいにゃ命も 夜明け前 浜で寝てた時 おらあ聞いたんだ おらあ逃げるよ どんどこどんどこ駆けて駆けて |
夢みる力谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | 心 僕をのせて飛べ 夢の彼方 遠い空 どんな悲しい時でも 疲れて泣きたい夜も 小さな体からあふれ ひろがる無限の力 眠れ そして目を開け 夢の門を 押し開け 地図は微塵に砕けて 誰も見たことのない 千の海原を越えて 果てない砂丘を越えて やがて行く手の空に のしかかるような 峨々たるきらめき 碧き翡翠山脈 生まれることのなかった 伝説が語る 光より速く飛べる鳥が そこに棲んでる 眠れ そして目を開け 夢の門を 押し開け 竜のかたちの大陸 燃えて立ち上がる河 すべてが僕の中にある 望めばどこでも行ける 眠れ 深く激しく 眠れ 晴れやかに 夢みる力は 宇宙を越え行く船 眠れ 涙の海を 泳いで向こうへ 時を往き 時を戻り 永遠の庭 駆けよう 心 僕をのせて飛べ 夢の彼方 遠い空 眠れ そして目を開け 夢の門を 開け放て 心 僕をのせて飛べ 夢の彼方 遠い空 眠れ そして目を開け 夢の門を 開け放て |
夢のスープ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 階段の一番上に あかりがついたよ 近づいてよく見てごらん そばで見てごらん でも 近づけばそこにない 後ろにある でも 振り向けば後ろにない 左にある 階段の途中のどこか あかりがついたよ 近づいてよく見てごらん そばで見てごらん 目をこらして見つめるほど ぼやけていく 視界の外へ逃げていく 気配が消える おりて行こう 螺旋階段 下へ下へと どこまでも おりて行こう まわりながら 夢の底へと続く道 ひとつの扉をあけたら 百・千・万の 億・兆・京・那由多・阿僧祇の扉があいた ひとつの扉を閉じたら 百・千・万の 億・兆・京・那由多・阿僧祇の扉が閉じた ひとつ確かなことがある 確かにひとつ それは確かにひとつある ひとつ確かに ふたつの次はここのつで 次はななつ 真夏のツノはココナツの 常夏のツノ おりて行こう 螺旋階段 夢が醒めれば また夢だ おりて行こう まわりながら 底が抜けたら その下へ 階段の一番下に あかりがついたよ 階段の一番下なんて ほんとはないんだよ 僕は無限を抱いている 眠りの奥 夢のスープを泳いでいく ねじれていく おりて行こう 螺旋階段 おりればゆるり 溶けていく おりて行こう まわりながら 溶けて崩れて いなくなる | |
夢の逆流谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 暗い山の彼方から 流れてくるもの 夢の水はさかのぼる 心の川を あなたに会いたい 会いたい わたしの声よ 虚空をつきぬけ 消えずに とどいて とどいて あなたの 宇宙へ ひと雫 激しい夢の濁流が へだてて 見えない だけど わたし ここにいる あなたもきっと 星座のあいだで 青く光るのは きっと あなたのまばたきを そっと 手をのばす こんなにも 遠くはなれた わたしたち 激しい夢の濁流が へだてて 見えない だけどわたしここにいる あなたもそこに ここは夢の底 いくつもの夢の奥の 深い闇の底 ここからはじまる 長い長い旅 あなたに 会うために 光る川を舟が行く 生まれたばかりの 高く高くどこまでも のぼって行くよ | |
夢谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 土曜日には少しだけ早起き 都心までドライブして あなたと軽く食事をしたあとは 別に目的もなく 人混みをすり抜け 歩いた おしゃべりして 露店の花 カメラ屋のショーウィンドウ わけもなく笑いたい ベビーカーにほほえむ老夫婦 駐車場の猫たち 人待ち顔のギャラリー 日射しにきらめく窓 みんな夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 何もかも 日曜日は思い切り眠って 気がつけば日は高く 窓の外でのんびりした声が 子供を叱っている いつもと同じテレビ 画面の中 はしゃぐ少女たち みんな夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 何もかも 食器を洗う 毎日くり返し 汚しては また洗う 野菜や卵 タオルやハンカチの なつかしい手触りも 少しずつ変わっていく 季節の風のにおいも みんな夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 夢だったなんて 何もかも |
雪虫 Whisper谷山浩子 | 谷山浩子 | 中島みゆき | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 私に見える冬がある 私に見えない冬がある それをあなたが指し示す あなたに見える雪がある あなたに見えない雪がある それを私が受けとめる 補いあってゆけるなら 2人歩きは寒くない なのにあなたを補える誰かを知って 私泣く 私に読める文字がある 私に読めない文字がある それをあなたが口ずさむ あなたに消せる傷がある あなたに消せない傷がある それを私が抱き埋(うず)む 補いあえばいいものを 2人歩きはおぼつかぬ あなたの為になるかしら答えきれずに 私泣く 私の勇気は雪虫で 私の自信は雪虫で 有りか無きかの夕間暮(ゆうまぐ)れ それでもどうか傍(かたわ)らに 私を置いてくれたなら ある日敢(あ)えなく飛ばされて 風を知らせてあげるのに それでもどうか傍らに 私を置いてくれたなら |
夕暮れの街角で(1975)谷山浩子 | 谷山浩子 | 泉明子 | 谷山浩子 | あなたにここで会えてよかった 知らない町で道に迷って いつもなら大好きな夕暮れ時が たまらなく心細かった あなたにひとこと告げるために 住み慣れた家をひとり出ました わがままなわたしだけどつれていってほしい たまらなくひとりが淋しいのです あなたにここで会えてよかった 知らない町はとてもつめたい いつもなら笑いながら通りすぎる ガラスの前でなぜか足をとめた あなたにひとこと告げるために 住み慣れた家をひとり出ました わがままなわたしだけどつれていってほしい ひとりで生きるのはとてもとても淋しいのです | |
夕暮れの街角で谷山浩子 | 谷山浩子 | 泉明子 | 谷山浩子 | あなたにここで 逢えてよかった 知らない街で 道に迷って いつもなら 大好きな夕暮れ時が たまらなく 心細かった あなたにひとこと 告げるために 住みなれた家を ひとり出ました わがままな 私だけど 連れていってほしい たまらなく ひとりが さみしいのです あなたにここで 逢えてよかった 知らない街は とても冷たい いつもなら 笑いながら 通りすぎる ガラスの前で なぜか 足をとめた あなたにひとこと 告げるために 住みなれた家を ひとり出ました わがままな 私だけど 連れていってほしい たまらなく ひとりが さみしいのです わがままな 私だけど 連れていってほしい ひとりで生きるのは とても とても さみしいのです | |
闇に走れば谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 闇に走れば 暗い田んぼの 水に 外燈の灯がうつる うつる水面に 息をひそめて 心がとまる 白いライトに 浮かぶ横顔 口をむすんで 前を見てる からだを寄せて まぶた閉じれば あしたも見えない このままふたり このままずっと 二度と帰らぬ 闇の中へ 力をこめて 力をこめて アクセルを踏んで あなた 車をとめて 寒い燈台 まわるあかりを あきもせずに あなたのタバコが からになっても みつめていた 次のことばが 言い出せなくて 聞きたくなくて 冷えた頬に くちびる寄せれば 襲いかかるような あなたのにおい はなれたくない はなれたくない 抱きしめたまま 動かないで こうしていれば このまま朝が 来ないかもしれないから このままふたり このままずっと 自転を停めた 星のように あなたの胸の わたしの胸の 鼓動だけ 感じていて こんな時にも あなたの心を 知らない人の 影がよぎる それなら闇は わたしだけのもの はじめからずっと | |
やまわろ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 瀬尾一三 | やまわろ来る来る 心をかくせよ かたく目をつぶれ やまわろ来る来る あたしの中に 食われたらおしまいだ 何だのかんだのあれだのこれだの 心はぐるぐる 何から何までお見とおしだよ かくしてもむだなこと ああ あの人もほら やまわろにつかれた ああ もう二度とほら 体の力がぬけない 心の力がぬけない やまわろ来る来る 心をかくせよ かたく目をつぶれ 夢々 みんな夢 みんな夢だよ なにもない ゆらゆら ああ 気付かなくても 心の奥底 ああ 知らずにもえる 不思議なたきぎがはぜるよ 不思議なたきぎがはぜるよ やまわろ来る来る 心をかくせよ かたく目をつぶれ やまわろ来る来る あたしの中に 食われたらおしまいだ |
ヤマハ発動機社歌谷山浩子 | 谷山浩子 | 鈴木恵子・橋本初江 | 谷山浩子 | 輝く富士の 嶺より高く 大空翔ける 理想の翼 世界に拡がる 高き文化は 豊かな英知の 芽生えと共に 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 青い海原 超えゆく彼方 緑の大地 希望の光 世界に輝く 高き文化は 躍進の道を 開拓く(きりひらく) 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 朝日の如く 漲る力 今日より明日へ 連なる精神(こころ) 世界を結べる 高き文化は 新しい時を 創り出す 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 | |
ヤマハ発動機社歌谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 鈴木恵子・橋本初江 | 谷山浩子 | 輝く富士の 嶺より高く 大空翔ける 理想の翼 世界に拡がる 高き文化は 豊かな英知の 芽生えと共に 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 青い海原 超えゆく彼方 緑の大地 希望の光 世界に輝く 高き文化は 躍進の道を 開拓く(きりひらく) 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 朝日の如く 漲る力 今日より明日へ 連なる精神(こころ) 世界を結べる 高き文化は 新しい時を 創り出す 伸びよ 伸びよ 翔べよ 世界の人が 見つめる中で ヤマハ ヤマハ ヤマハ ヤマハ発動機 | |
やすらぎの指環谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | どんな悲しみも ここでいやされる 星のふる夜の 泉にひたされ つかれた旅人には やすらぎの指環 眠れない子どもには 三日月のゆりかご たとえばあなたが かなわぬ恋をして 生きていくことが とてもつらいなら わたしをたずねてきて 時の棲む森の 遠い過去と未来が めぐりあう場所へ 最初のくちづけは 涙をかわすため けれどもそのあとはもう 妖しい闇の誘い あなたを迷わせる 小鳥に気をつけてね きっとたどりつけるはず 星座の地図をたどり どんな悲しみも ここでいやされる 星のふる夜の 泉にひたされ 傷ついた心を 抱きしめてあげる 生まれたままの 無垢な心に返すため わたしをさがしにきて あなたを待ってる 遠い過去と未来が めぐりあう森で |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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約束の海谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 打ち捨てられた 星屑のような テトラポッドの上で あなたは 月を撃ち落とそうと 指でねらって笑う 今夜こうして あなたのそばで 黙って海を見てる やさしく深い 鼓動を今 確かに感じて 時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちは ここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇 どこか遠くで 犬の遠吠え 淋しく空を走る 応えるように 口笛を吹く 空に向かって あなた ひとりの時も ひとりじゃないよ そう話してる きっと 同じひとつの 混沌から みんな生まれてきた 時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちはここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇 どんな時代 どんな嵐にも たとえどんなに つらい時でも あなたの手は離さない わたしの中で わたしが目覚める あなたに出会えた 約束の海 約束の岸辺 時よ 時よ 永劫の中の ほんのかすかな 瞬きだけれど わたしたちはここに生きてる 寄せては返す 幾億の波の 寄せては返す 生命の真昼 生命の暗闇 |
MORNING TIME谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | テーブルの上 ささやきかわすグラスとティーカップ 視線をそらすオレンジマフィン おかしな朝 カタンと音たてて倒れた机の写真 ふりむけばすぐ後ろで 誰か笑い声が 何か隠れている 何を隠している? 何もかもいつもと同じふりをしてる 単調な声繰り返してるテレビのニュース 確か前にもきいたことがある 何回も 鏡のすみを知らない人の影が横切る 心のすみを記憶の影がふいに横切る 何か忘れている 何を忘れている? 突然 部屋中の時計が鳴りだした 時計の針は嘘をついてる 過去は未来に 未来は過去に 誰かがぼくの耳もとでそっとたずねている これはほんとにきょうの朝か きのうじゃないか? 答はどこかカーテンの陰 本棚の裏 手あかのついたページのすみに走り書きが 何か忘れている 何を忘れている? どこか遠い場所で 記憶のベルが鳴る | |
森へおいで谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 風のことばがきこえない きみは恋をしたんだね 毎朝来ると約束の場所に 今朝は こなかった 森の暗がりでぼくと 不思議な遊びをしよう いつものように笑って 森へおいで ぼくの ガラスでできたカナリアは きみのために 歌わない 背のびした金の靴は きみの足を傷つける それでもきみは街へ行く 金の靴で彼と ぼくの作る風の靴は もっとステキなのに ぬれた土のにおいがする 草で編んだスカート 枝をつたう露のゆびわ 木の葉の鈴のイヤリング 森でみつけた宝物 みんなきみにあげる いつものように笑って 森へおいで ぼくの 森へおいで 森へおいで ぼくはきみを泣かせない 森へおいで 森へおいで きみを不安にさせない そんな不器用なキスの 呪文をぬけだして ぼくと遊ぼう 約束どおり 森へおいで ぼくの | |
メリーメリーゴーラウンド谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | みがかれた ガラス窓こえてくる 陽ざしに抱かれ あなたとゆれている ビルの窓から ある日虹を見た はばたく幻の 白い木馬を メリーメリーゴーラウンド うたうよ メリーゴーラウンド あなたとわたしをのせながら 時が走る うとうととまどろむ その人の くちびるに永遠が 羽根をやすめる 指をふれれば すぐにとび去って あなたの寝顔が 少しつかれてる メリーメリーゴーラウンド うたうよ メリーゴーラウンド あなたとわたしをのせながら 時が走る さっき明け方の夢の中 あなた少年の顔をして 楽しかったよなんて 忘れないよなんて わたしを抱きしめて 涙ながした ねえ どうして泣くのよ どうして おかしいわ 大声で怒って目がさめたの となりを見るとあなた すやすや眠ってる 思わず胸をなでおろしたけど あなたといても いつでも胸の中 からっぽの椅子ひとつ黙りこむ ある日見上げる 空にそびえ立つ 夕陽に輝く 白いたてがみ メリーメリーゴーラウンド 急ぐよ メリーゴーラウンド 急いで あなたをつれて行く 笑いながら メリーメリーゴーラウンド 急ぐよ メリーゴーラウンド 急いで あなたをつれて行く 時の彼方 | |
MOON SONG谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 心はまわるお月さま だから 見えなくなっても 心配しないでいい 時がめぐれば また輝きがかえるよ きのうやさしく笑っていた 彼の三日月のトゲが きみを傷つける きょう 夜のいたずらだよ 背中を向けないで ROUND ROUND 長い時が ROUND ROUND かかるかも知れない だけど 見えなくても 満月の道は あの頃のように ここにいつもあるのさ どんなかたちをしていても 月はいつも後ろに 影をだいてる さあ 時の腕にもたれ おやすみ もう少し ROUND ROUND 無理をせずに ROUND ROUND だけど逃げないで あしたは 顔を上げて 本当のきみが 隠れてる月のかたちを きっと見つける ROUND ROUND 長い時が ROUND ROUND かかるかも知れない だけど 見えなくても 満月の道は あの頃のように ここにいつもあるのさ | |
向こう側の王国谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 何かが変わりはじめてる 目に見えないかすかな違い こちらではほんの少しだけど 今ごろ向こうは大騒ぎ 窓辺の花がしおれたら 旅に出る仕度をしよう 仕度といっても荷物はいらない 翼の生えた靴もいらない 早い話 何もいらないってこと。 実はそうさ 仕度もいらない。 視線のすみで何か動いた 急いであとを追いかけるかい? 追いかけなくても同じことだけど 気がつけばきみはもうそこにいない こちらで花がしおれたら 向こうでは何が起きてる? いろんなものに水をやってみよう 普通のやり方じゃ だめさもちろん もう少しきみは賢くならなきゃ 三日月(トビウオ)で背中がかけるくらい 思い出せるかい 明日のお天気 思い出せるかい いないフラミンゴ 思い出せるかい 起きてない事件 思い出せるかい 僕の名前 命の花がふるえてる 大事な花がきらめいてる 少女のきみが笑っている ほら 向こう側の王国で ここからどこへ? どこからどこへ? 心の地図はくるくる回る 空耳の声が導く旅は 始まりも終わりも途中もない 思い出せるかい 明日のお天気 思い出せるかい 知らない呪文 思い出せるかい 今から始まる 作り話のほんとのお話 |
道草をくったジャック谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 僕は僕の好きなものが 好きなものが好きだ それは普遍の 宇宙の摂理 僕は僕の好きなものが ぜんぶ好きだ |
水蜘蛛谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 瀬尾一三 | 水の面のきらきらひかり集めて糸をつむぎます 日がな一日かたこと 日がな一日かたこと きょうは 水辺にかわいい男 沼の魚をつっている 魚欲しけりゃいくらも 魚あげましょ いくらも あたし あの男 欲しいよう あたしの糸が男の足に優しくからみ ひっぱるよ 糸は心だ それひけ 糸は心だ やれひけ あたしはいつも沼にいて おまえが来るのを待っているよ 優しくしてあげよう おまえのしゃれこうべに 一日 百万遍のくちづけをしてあげる あたしはいつも沼にいて おまえが来るのを待っているよ…… 水の面のきらきらひかり集めて糸をつむぎます 日がな一日かたこと 日がな一日かたこと 日がな一日かたこと 日がな一日 アー…… |
水色のカチューシャ小林千絵 | 小林千絵 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 武部聡志 | 夢をかなえたね Baby 夕べテレビで見たよ 心配していたけど のびのび唄ってたね いつも僕の狭い部屋で 聞かせてくれた君の声 これからはたくさんの人が 聞くんだね 淋しい夜さ Baby 君の忘れた水色の カチューシャが Baby 今も机の引き出しに入ってる 取りにおいで いつか想い出した時でいいよ この部屋も この窓も 君を待っているよ 週刊誌見たよ Baby はでなやつとのうわさ 君は言葉をにごして 笑っていたんだねって ぼくのことは気にするなよ やけるけどしかたがないさ いつだって君はそう 前を向く人さ 淋しい夜さ Baby 君の忘れた水色の カチューシャが Baby 今も机の引き出しに入ってる やがて時が流れ 歌も恋も君を棄てた 聞こえるよ 君の声 どこで泣いてるの 淋しい夜さ Baby 君の忘れた水色の カチューシャが Baby 今も机の引き出しに入ってる 取りにおいで 君のあの頃の姿そのまま いつまでも変わらずに 君を待ってるよ |
ミスティーナイト谷山浩子 | 谷山浩子 | 安田義文 | 谷山浩子 | 山川恵津子 | 書きかけの 手紙を置いて立ち上がり 窓をあければ ミスティーナイト コスモス色の 霧が降ってた ひそやかに 街を流れて行くよ 木々をやさしく抱くように コスモス色の 霧が降ってた ミスティーナイト ミスティーナイト ひとりでいるのが 惜しい夜 ああ ミスティーナイト ミスティーナイト あなたがもしも ここに今 いればどんなに いいでしょう ひめやかに 白い花の香りが 甘く漂う ミスティーナイト 教えてほしい 知っているなら 傷つくこともない 悔やむこともない そんな手紙の書き方を 教えてほしい 知っているなら ミスティーナイト ミスティーナイト コスモス色の 霧の夜 ああ ミスティーナイト ミスティーナイト 想う心のどれほどを 言葉にすれば いいですか 手紙につづれば いいですか |
三日月の女神谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | きみの中の商店街を きみがひとり歩いていたら きみの中の駅前の きみの中のキオスクのかげで とんでもない不吉なものが きみをじっとねらっていた それは三日月 暗い目つきの月 ほんとにいやな目つきの きみのあとをついてくる きみの中の路地から路地へと さてきみはついに袋小路 どこへももう逃げられない ほら、いやな気分だね ほら、月が憑いてしまった 暴れてももう遅いよ きみは今夜 ヨコシマな月の女神になった ヨコシマな月のヨコシマな女神 きみの中の商店街を きみはひとり歩いているよ きみは不意に憎んでいる きみの中の公園のハトを なぜそんな害のない 弱い 何もしないハトのことを? きみは三日月 暗い目つきの月 ほんとにいやな目つきの きみの中で焦げるハト きみの中で焦げる麦畑 街が焦げる 炎も上げず じわじわとただ焦げていく ほら、いやな気分だね ほら、自分の心臓を 投げ棄てたいような そんな気持ちなのに ヨコシマな月はずっと三日月 ニセモノの月はまるくなれない 何かが狂ってる きみにはわからない 何かが狂ってる きみにはなおせない 何かが狂ってる もう誰もきみを好きじゃない 何かが狂ってる もう誰もきみを愛せない | |
見えない小鳥谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 山川恵津子 | 夏のパレードが 足早に通りすぎ がらんとした青空だけが あとに広がってる 僕たちの好きな 季節がまた やってきた なのに今年はいつもと違う はしゃぐ声もとぎれて きみは空を見てる 淋しい目をしている 見えない小鳥が きみの中で 空を夢みる どれだけ抱きしめ くちづけても きみの手は なぜかいつも少し冷たい 夜明けの雨のように 僕は臆病さ 黙ってただみつめるだけ ほんとのこと言葉にすれば きみをなくしそうで 僕といるだけで幸せだと 笑っていた 笑顔がもう戻らないこと 確かめる勇気がない きみは空を見てる 知らずにため息をつく 見えない鳥かごに 囚われた 見えない小鳥 きみの幸せは ここじゃなくて他にある だけどきみが 誰を好きでも 僕はきみを好きだよ きみは空を見てる 淋しい目をしている 見えない小鳥が きみの中で 空を夢みる あと少ししたら きっと言える 笑いながら きみはきみの望む空へと 自由に飛んでいけと 季節が変われば きっと言える 笑いながら きみはきみの望む空へと 自由に飛んでいけと |
満月ポトフー谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 今日は天気も荒れ模様 風がびゅんびゅん いい気持ち だからね 小ぎれいに着飾った 家猫にちょっとごあいさつ おびえている 臆病な 鳥の目玉はいい気持ち だけどね 大丈夫 悪くても 晩のおかずになるだけよ ありがとう! みんなスキだよ せこいやつ くちゃくちゃしゃべるやつ まとめて 満月ポトフー 煮えてる 鍋の中 退屈した狼の前で へりくつこねるなんて ハンパな勇気ならやめとけば 首にアタマついてるうち 思い通り吹かなけりゃ 風も八つ裂き いい気持ち だけどね 大丈夫 こわくない あたし自分がこわくない 暗い暗い森の奥を 赤い火のように走り抜けろ 心よりも速く速く あの山を越えれば暁が見える 思い通り鳴かなけりゃ 鳥もはりつけ いい気持ち だけどね 大丈夫 こわくない あたし自分がこわくない ありがとう! みんなスキだよ にぶいやつ ちくちくからむやつ まとめて 満月ポトフー 夜通し 鍋の中 ありがとう! みんなスキだよ せこいやつ くちゃくちゃしゃべるやつ まとめて 満月ポトフー 煮えてる 鍋の中 | |
真夜中の太陽谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 橋本一子 | 寒い夜 暗い部屋 ひとりぼっちでも 凍える指を暖める人がいなくても 燃えろ 私の太陽 燃えろ その火を絶やすな 燃えろ 私の命 赤く 暗闇を照らして 信じてた人が去り 心に血が流れても 私はいつも変わらずに 私なのだから 燃えろ 私の太陽 燃えろ その火を絶やすな 燃えろ 私の命 赤く 悲しみをとかして 泣きながら胸をはれ 静かに朝を待て 木枯らしの丘にひとり立つ 孤独な樹のように 燃えろ 私の太陽 燃えろ その火を絶やすな 燃えろ 私の命 やがて世界が 光に満ちる 朝まで |
まもるくん谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 新宿の地下道の 壁から出てくる まもるくん 壁からはえてる ななめにはえて笑ってる ヒザのところに顔がある くるくる回る顔がある 道行く人は 誰もかれも見ないふり 警官の制服の 肩から出てくる まもるくん 肩からはえてる 大きくはえて笑ってる ヒザのところに顔がある ダリヤのような顔がある 警官は気づかない まわりは見ないふり 建売住宅の 屋根から出てくる まもるくん 屋根からはえてる キノコのような まもるくん ヒザのところに顔がある 窓より大きな顔がある 家族は気絶 近所の人は見ないふり まもるくん のびるふく まもるくん ゆるいふく まもるくん わたしも まもるくん なりたいな 麦わら山脈の 空から出てくる まもるくん 空からはえてきて 地表をくまなく 埋めている 窓をあけると 顔がある 外を歩けば 顔がある 朝から薄暗い みんなで見ないふり |
魔法使いの恋人が逃げた谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 瀬尾一三 | みんな ねえみんな 出て来ておくれ あのひと乗ったクルマが 遠くなってくよ みんな ねえみんな 出て来ておくれ 泣きながらあのひとが 遠くなってくよ ああ そんなに逃げたきゃ 思う存分逃げるがいいよ ああ 明るすぎる真昼の薄闇の中 夜はいつでもあたしのものさ みんな ねえみんな 出て来ておくれ あのひとの涙から あたしを守ってよ みんな ねえみんな 出て来ておくれ 今ならばひとりきりさ 祭もできる みんな ねえみんな 出て来ておくれよ 暗い夜空に身を投げて 踊り明かそうよ ああ おまえたちだけさ あたしのそばにいつもいるのは ああ 人たちはそれぞれ別々の舟 時に近より また遠ざかる みんな ねえみんな 出て来ておくれよ あのひとのあしたから あたしを守ってよ あのひとの昼間から あたしを守ってよ |
窓谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 教室の窓から見る秋は いつも不思議に光ってた 北向きの窓のすりガラス ギリシャの海も見えた 思い出せばもう夢の中 午後の陽射しにまどろめば 遠いアコーディオンのすすり泣く 光と影の世界 やさしい時代を置き去りに やがて街へとび出した僕には 教室の窓がもう見えない 夢の行き場がどこにもない 授業をひとりでぬけ出して 空き部屋の窓から空を見た 幾億年もの時の彼方 空翔ける船を見た 思い出せばもう夢の中 一枚の窓のそのむこうに 見知らぬあしたがふるえていた きらめきふるえていた いくつも街を歩くうちに いつか外の世界は狭くなる 教室の窓がもう見えない 夢の行き場がどこにもない やさしい時代を置き去りに やがて街へとび出した僕には 教室の窓がもう見えない 夢の行き場がどこにもない 夢の行き場がどこにもない | |
まっくら森の歌如月千早(今井麻美) | 如月千早(今井麻美) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | ひかりの中で 見えないものが やみの中に うかんで見える まっくら森の やみの中では きのうはあした まっくらクライクライ さかなはそらに ことりは水に タマゴがはねて かがみがうたう まっくら森は ふしぎなところ あさからずっと まっくらクライクライ みみをすませば なにもきこえず とけいを見れば さかさままわり まっくら森は こころのめいろ はやいはおそい まっくらクライクライ どこにあるか みんなしってる どこにあるか だれもしらない まっくら森は うごきつづける ちかくてとおい まっくらクライクライ ちかくてとおい まっくらクライクライ | |
まっくら森の歌KUKO | KUKO | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 光の中で みえないものが やみの中に うかんでみえる まっくら森の やみの中では きのうは あした まっくら クライ クライ さかなは空に 小鳥は水に タマゴがはねて 鏡が歌う まっくら森は 不思議なところ 朝から ずっと まっくら クライ クライ 耳をすませば 何もきこえず 時計をみれば さかさま回り まっくら森は 心の迷路 早いは 遅い まっくら クライ クライ どこにあるか みんな知ってる どこにあるか 誰も知らない まっくら森は 動きつづける 近くて 遠い まっくら クライ クライ 近くて 遠い まっくら クライ クライ | |
まっくら森の歌![]() ![]() | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・乾裕樹 | ひかりの中で 見えないものが やみの中に うかんで見える まっくら森の やみの中では きのうはあした まっくらクライクライ さかなはそらに ことりは水に タマゴがはねて かがみがうたう まっくら森は ふしぎなところ あさからずっと まっくらクライクライ みみをすませば なにもきこえず とけいを見れば さかさままわり まっくら森は こころのめいろ はやいはおそい まっくらクライクライ どこにあるか みんなしってる どこにあるか だれもしらない まっくら森は うごきつづける ちかくてとおい まっくらクライクライ ちかくてとおい まっくらクライクライ |
まっくら森の歌古川葉子 | 古川葉子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | ひかりのなかで みえないものが やみのなかに うかんでみえる まっくらもりの やみのなかでは きのうは あした まっくら クライ クライ さかなはそらに ことりはみずに タマゴがはねて かがみがうたう まっくらもりは ふしぎなところ あさから ずっと まっくら クライ クライ みみをすませば なにもきこえず とけいをみれば さかさままわり まっくらもりは こころのめいろ はやいは おそい まっくら クライ クライ どこにあるか みんなしってる どこにあるか だれもしらない まっくらもりは うごきつづける ちかくて とおい まっくら クライ クライ ちかくて とおい まっくら クライ クライ | |
マギー谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | かすかな鈴の音 通りを横切る 泣いてるあなたの 心を横切る 死んだマギー 身体は 嘘でできている 心は冷たい 記憶でできてる 生きてる人が 影に変わり 死んだあの子だけが 夜の中 輝く あなたの身体を ガラスのとげが 流れて流れて 心臓のとなり 死んだマギー あなたに くちづけしたよ あなたの悲しい とげを溶かした 淋しさの炎に 焦がされたら あまい悪い夢を 脱ぎ捨てて飛べるよ かすかな気配が 通りを横切る すべての人の 眠りを横切る 死んだマギー 踊るよ 古い祭歌 踊るよ 踊るよ 凍える真夜中 死んだマギー みんなが きみを忘れても 消せない記憶を 夢に刻んだ 死んだマギー みんなが 死に絶えたあとも 消えない悲しみ 永遠に きみは | |
ポプラ・ポプラ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | ポプラ・ポプラ 春 夏 秋 冬がきて また春がくる ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路 ポプラ・ポプラ 白い息が 「おはよう」と 追いこしてゆく きょうは少し うつむきがち 思わず 頬をそめた ひとりの人の色に 世界がそまる 一日その人だけ みつめて過ぎてゆく ポプラ・ポプラ そんなふうに 自分が変わっていくのが なんとなく 悲しい気持ち 心が とまどってる いつのまにか 彼の前で わたしの声 あまえている 友だちに 知られたくない わたしが わたしじゃない 放課後の窓ぎわの 気ままなおしゃべり 友だちの輪の中で 笑いころげていた ポプラ・ポプラ あの自由な 日だまりのような時間が 永遠に つづいていくと わけもなく 信じてたの 透明な水のような きのうが終わる 嫌いにならないでね 恋をしたわたしを 風に向かい 空に向かい まっすぐに背すじをのばす ポプラ並木 見上げている やさしい人とふたり ポプラ・ポプラ 春 夏 秋 冬がきて また春がくる ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路 ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路 | |
ボクハ・キミガ・スキ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | スキという気持ちはただのワガママ だからそうさ 誰にも知られないように 何もないふりして きみと話してる 言葉と笑顔で 嘘を重ねてる トモダチとトモダチと呪文のように 繰り返す ひとりの夜更けの部屋の中 そんな言葉には 何の力もなく 言えないひとことが 部屋を埋めつくす ボクハキミガスキ なにも手につかなくて きみの住んでる 街の中 ひとりでうろつき歩いた 百年歩いても きみには逢えない 見知らぬ人たちで 街は樹海になる ぼくはもう 目の前のビルのネオンの あの赤い模様になってしまいたい どんなに願っても きみには逢えない こうして今ぼくが生きていることさえ きみにとっては たいした意味がない ボクハキミガスキ きみときみのコイビトが笑って手をふる ぼくも手をふり返しそのまま駆けだして 後ろも見ないで家に帰るふりで 路地裏の壁に背中をぶつけてる ぼくはまるでポケットにおしこめられた 鳩のように身動きもできず もがいてる 誰にも言えない きみにも言えない きみは気づかない ずっと気づかない たとえ気づいてもどうしようもない ボクハキミガスキ ボクハキミガスキ |
僕は帰る きっと帰る谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ! ひとりでフラフラ遊び回ってたら いつのまにかこんなに 遠いとこまで来てた おかしな世界に迷いこんだみたい どこまでつづくコスモス どこまでも同じ景色 星がバラバラ落ちてくる 果てない線路の上を ずっと歩いて 僕は歩いて あきらめないで 地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ! なんだかあやふやで 頼りない気分さ 名前や性別もうまく思い出せないよ こんなこと初めて きみと離れすぎて 呼吸や歩き方までも もう忘れそうさ きみが僕を呼んでるよ 遠くてもきこえるんだ 僕は帰るよ 時を超えても きみのところへ! 巨大な倉庫のような世界 ゴーゴーかけぬけて たとえたましいだけになっても きみに会いたい 地球の形にしなる 長い長い帰り道 僕は帰るよ きっと帰るよ きみのところへ! 巨大な倉庫のような世界 ゴーゴーかけぬけて たとえたましいだけになっても きみのところへ 今! |
ほしのよる谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 明るいほしのてるよるは ほしの光にさそわれて わたしはさんぽに出たくなる でんちゅうの光と ほしの光 わたしはうたってみたくなる | |
星のマリオネット谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 星が降るよ星が降るよ あたしの心の中を 星が降るよ 星が降るよ あたしの心の中を 風が通るよ そうよ今夜 糸が切れて あなたのその手をはなれ 歩き出すのよ 世界中きらきらの 星くずの中 あなたのことも ぬくもりも すぐ忘れてしまう 寒くないよ 寒くないよ ひとりが淋しいなんて ただの病気さ 星が降れば 星が降れば はるか遠くで誰か 呼んでるみたい ひとり歩きの マリオネット なんにも見えない 雲の雲の中さ 遠くまで行けそうな 不思議な夜 さよならあなた 手をふるあなた 素敵よ とても 寒くないよ 寒くないよ ひとりが淋しいなんて ただの病気さ ひとりが淋しいなんて ただの病気さ | |
ほうき星の歌谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 空は空の色 水は水の色 人たちは土の上 やわらかな夢をみていた 世界はとてつもなく 大きな万華鏡 触れるたびに まわすたびに さまざまなものを みせてくれた それから長い時が流れて 流れる時に おし流されて 人の世界だけが変わっていった 知らず知らずに変わっていった 夜は短くなる 星はかわいてゆく 人たちは夢からさめ せわしく何かを考えはじめた 最後の光る夢 気まぐれほうき星 きらめいてきらめいて わたしの眠りの中へ 今夜もまた たずねてきたよ 足音しのばせ 窓をたたいた 目をあけてよ 僕は 僕はここだよ 忘れちゃいやだよ 僕はここだよ | |
放課後谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 橋本一子 | しのつく雨 放課後の校庭で きみとぼくは それぞれの傘をさして たたずんでいた ひと気のない 校庭は淋しくて 話すことも みつからないまま きみの呼吸だけを 感じてた きみと初めて ふたりだけで 帰る放課後 カミサマがいる ぼくは信じてはいないけれど きょうだけは 信じてもいいかな クラス一の人嫌いで通ってる ぼくがなぜか おとなしいきみを いつも見ていたことを 知ってるのは 教室の窓とドア 声をかけて 声をききたくて だけど何もできず 黙ってた まるで奇跡が ぼくの胸に 不思議な力 くれたみたいだ きみの笑顔が ぼくを洗う ぼくの過去 ぼくの今 未来を きみと初めて ふたりだけで 帰る放課後 カミサマがいる ぼくは信じてはいないけれど きょうだけは 信じてもいいかな |
別の人手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 中脇雅裕 | 別の人になりたい わたしじゃない別の人 どこか遠くの町にいって 生まれ変わってしまいたい 生まれ変わったわたしは 今とはちがうわたしよ 明るくすてきなひとになって 友達もたくさんできるはず いっぱい勉強もして ちょっぴり仕事もするの いろんな場所にいって 思い出もたくさんつくるの いつか好きな人もできて あたらしいうちに住んで あたらしい家族もできるでしょう あたらしいわたしは別の人 別の人になりたい わたしじゃない別の人 でもわたしはわたし 別の人にはなれないの |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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ブルーブルーブルー谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | くじゃくの羽根では 空をとべないわ そうよ いくらきれいでも 都会をいろどる とべない鳥たち だから 淋しそうな目をしている こつんとアスファルトが かわいた音をたてた 午後のMain Street 風が鳴る わたしをつれて行ってよ とがったヒール投げ捨てれば 素足が 翼にかわるの Oh Blue Blue Blue Love あなたが教えた Blue Blue Blue Love 空は永遠の少年 箱庭みたいな 自分の世界を わたし 出ていくわいつか あなたの中から 風の声がする こんなビルとビルの 狭間にいても 明るい青 暗い青 ガラスの青 燃える青 こんなにもたくさんの 青でいっぱいね世界は 今まで知らなかったの そしてあなたは いちばん輝く Oh Blue Blue Blue Love 誰にも負けない Blue Blue Blue Love 空は永遠の少年 あなたの響<声が わたしの名前呼んだ 光るWednesday はじまりね 思わぬ強いちから 腕をつかんで走る 街をかけぬけ フワリと舞い上がる Oh Blue Blue Blue Love 誰にも負けない Blue Blue Blue Love 空は永遠の少年 Oh Blue Blue Blue Love あなたが教えた Blue Blue Blue Love 空は永遠の少年 | |
冬の果実~グレアム~谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | ボクの胸 まるで 固すぎた果実 このままでいれば 誰にもわからない わからないままで 朽ちて行けたのに 誰かがボクを口に含んでみる 白い歯を立てる ボクの痛みよりも 彼のとまどいが 胸に突き刺さる このままでいれば このままでいれば 何も見ずに 何も聞かずに 何も 何も このままでいれば このままでいれば 生きて行けたはずなのに ボクの腕の中 とびこんだきみは 傷ついた小鳥 かすかな気配にも おびえた目をして ボクに しがみつく つめたいからだを あたためておくれ きみのかぼそいその両手で 抱いておくれ 凍えた心を あたためておくれ 今は寒い冬の中 | |
不眠の力谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 恋する人は眠れない 恋する人は眠れない 真夜中に 天井をとおして星を見る 星はわたしの瞳の レンズに降りてくる それは世にも恐ろしい 星座のかたち それは世にも恐ろしい 殺戮の暗号 恋する人は眠れない 恋する人は眠れない 明け方に彼の家のまわり 5キロ四方 いちめんの砂漠になる 人は死に絶える 鳥も獣も魚も 水も緑も 干涸びて崩れ落ちる 砂はサラサラと そして砂漠はさらに ひろがりつづける 消える街 渇れる海 やがて彼の美しい 死骸の上に 自由になった わたしの心がかがみこむ 一度だけのくちづけの 夢をかなえるため すべては死んだ わたしのすべては死に絶えた 誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり砂漠は どこまでもひろがる 誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり世界は やがて廃墟になる たとえ宇宙を滅ぼす力を手にしても あなたにとどかない 想いはとどかない 大きく開いたままの目に 星座は焦げつき 瞳の黒いガラスが 静かにひび割れる |
不眠の力谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 恋する人は眠れない 恋する人は眠れない 真夜中に 天井をとおして星を見る 星はわたしの瞳の レンズに降りてくる それは世にも恐ろしい 星座のかたち それは世にも恐ろしい 殺戮の暗号 恋する人は眠れない 恋する人は眠れない 明け方に彼の家のまわり 5キロ四方 いちめんの砂漠になる 人は死に絶える 鳥も獣も魚も 水も緑も 干涸びて崩れ落ちる 砂はサラサラと そして砂漠はさらに ひろがりつづける 消える街 渇れる海 やがて彼の美しい 死骸の上に 自由になった わたしの心がかがみこむ 一度だけのくちづけの 夢をかなえるため すべては死んだ わたしのすべては死に絶えた 誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり砂漠は どこまでもひろがる 誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを 眠れぬかぎり世界は やがて廃墟になる たとえ宇宙を滅ぼす力を手にしても あなたにとどかない 想いはとどかない 大きく開いたままの目に 星座は焦げつき 瞳の黒いガラスが 静かにひび割れる | |
二人目の人類谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 真夜中に目が覚めて となりを見ると わたししかいないはずの この部屋の中 誰かが寝ていた この人は誰? わたしではないし この人は誰? 影ではないし 静かな部屋に寝息の音が はっきりきこえる さわってみると温かい 腕も胸も肩も 確かに生きてる この人は誰? わたしではないし この人は誰? 夢ではないし この部屋の中に わたしだけの世界に 23年目にして訪れた 二人目の人類 眠るあなたのうしろの闇に 何十億の 見知らぬ母が 見知らぬ兄が 見知らぬ友が ふと見えた気がした この人は誰? わたしでない誰か この人は誰? どうしてここにいるの? この部屋の中に わたしだけの世界に 23年目にして訪れた 二人目の人類 世界にとってみれば ちっぽけなひとり だけどわたしにとっては 初めての いとおしい魂 |
双子の鳥谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 風から生まれた 双子の鳥がいた 生まれた時から 一緒に生きていた 赤い実 青い実 ふたりで分けあって 同じとき笑って 同じとき泣いたよ やがておとなになり ふたりは別々に 小高い山の上へ 深い森の奥へ それでも心は いつもつながってた 同じとき眠って 同じとき目覚めた 空へと帰る日が ひとりにおとずれた 姿が見えない 呼んでも声はない こんなこと 今まで 思いもしなかった ひとりはうずくまる 夜は暗く長く 風から生まれた 双子の鳥が飛ぶ 真っ白な翼と 透明な翼が 重なり よりそい 大空飛んでいく 泣かないで ぼくはいつも きみの中にいるよ ふたりの翼が 明日へと飛んでいく 生きていけ ぼくはいつも きみの中にいるよ |
不思議な手紙谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 不思議な手紙がついたよ 日曜日の朝、突然に 見覚えのない文字だけど なつかしさがふとこみあげて あけてみると 白いびんせん たった一枚 だったひとこと 「もうすぐだよ もうすぐだよ」 その時ボクらの心をそっと走りぬけた風のようなもの 不思議な手紙がついたよ 日曜日の朝、突然に あなたはどんな顔してるの どんなこと話すの どんな声で でかけて行くよ あなたに会いに きっとあなたをみつけに行くよ もうすぐだよ! もうすぐだよ! あなたの声の呼ぶほうへボクらは歩くよ 口笛吹いてさ どこかの街でめぐり会えたら ほほえみかけて名前呼んでね もうすぐだよ! もうすぐだよ! ボクらは気ままな旅人 風を道連れにどこまでも歩く | |
不思議なアリス谷山浩子と栗コーダーカルテット | 谷山浩子と栗コーダーカルテット | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 栗原正己 | あたしはアリス 弟はナルシス 絵本の中で暮らす とびきり美しい とびきり素敵な物語つくる あたしのナイト 闘って死んだ あたしのために死んだ とっても悲しい 一晩泣いたの 涙は出なかった 夜はペパーミント ト・ト・ト 雲はダイヤモンド ド・ド・ド 歌がこぼれる る・る・る 手のひらからあふれちゃう あたしはアリス 不思議なアリス 今15才 あたしはアリス 弟はナルシス ガラスの箱で眠る 素敵なものより素敵な言葉よ 言葉が好きよ やさしいメアリー 血い吐いて死んだ あたしのために死んだ とっても悲しい 歌をつくったの メアリーに贈る歌 夜はペパーミント ト・ト・ト (Good night, good night, my dear) 雲はダイヤモンド ド・ド・ド (Sleep tight, I'm here, my dear) 歌がこぼれる る・る・る 手のひらからあふれちゃう あたしはアリス 不思議なアリス 今15才 (Well, my dear, I long to see you die.) |
FANTASY豊崎愛生 | 豊崎愛生 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | それは不思議な物語 虹の絵の具で描いた リアルよりリアルなファンタジー 遠い昔の恋人が 生まれ変わって 何度でも めぐり合う定めの縁(えにし) 笑わずに 信じてね わたしときみのてのひらを合わせて 感じて 空を飛べる力を 時を超える力を ふたりなら持てるはず ダンボールとセロファンのタイムマシンで 旅に出よう 奇跡のように現れた ふたりの愛の科学反応 見えないものが見えてくる 全力で 信じてね ふたりの出会い 始まりの時へと さかのぼる 小さな細胞核と 走るミトコンドリア 見つめあうアンモナイト 魚 トカゲ 何度でも わたしたち 恋したね 大丈夫 信じてね わたしはきみの きみはわたしの ドア 開く鍵 ファンタジー ここから先は ファンタジー 2人が作る未来は 真っ白な地図 紙で作ったドラゴンの背に乗って 旅に出よう 空を飛べる力を 時を超える力を ふたりなら持てるはず 紙で作ったドラゴンの背に乗って 旅に出よう どこまでも 果てのない 世界へと |
ピヨの恩返し岩男潤子 | 岩男潤子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 川村竜 | よくお休みのところ ちょっと失礼しますね いえ、そのまま 寝たまま どうぞそのままで 今まで言えなかった ひみつの打ち明け話 目を覚まさず寝たまま 聞いてくださいね 実を言えばわたし ええ、あなたの妻ですが これにはいろいろと 深いわけが 事情が 何と言ったらいいのか… あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし お薬ぬってくださって お水飲ませてくださって おいしいトウモロコシやキャベツ お豆もいただいて お布団に入れてくださって 背中をなでてくださって 命助けてくださって ありがとございます 突然いなくなって 心配かけてごめんなさい あなたに恋をして つらくてピヨ 黙って家を出たピヨ あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし ニワトリになるのあきらめて 人間の姿になって あなたに会いに来るまでに 苦労もありました 会ってすぐ惹(ひ)かれあって 恋人から夫婦になって ともに過ごした日々 あしたで50年 家族のために 料理 そうじ せんたく 50年 子どもたちも孫も 巣立ち 今は あなたとふたりきりピヨ 生まれてきてよかった 生きててよかったピヨ ずっと ずっと これからも あなたと生きていくピヨ あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし よくお休みのところ たいへん失礼しました 今まで話したことは 全部嘘(うそ)ですよ ヒヨコが人になるなんて そんなわけないです そうですよ 見えますか 窓の外 月がきれいです |
ピヨの恩返し谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 栗原正己 | よくお休みのところ ちょっと失礼しますね いえ、そのまま 寝たまま どうぞそのままで 今まで言えなかった ひみつの打ち明け話 目を覚まさず寝たまま 聞いてくださいね 実を言えばわたし ええ、あなたの妻ですが これにはいろいろと 深いわけが 事情が 何と言ったらいいのか… あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし お薬ぬってくださって お水飲ませてくださって おいしいトウモロコシやキャベツ お豆もいただいて お布団に入れてくださって 背中をなでてくださって 命助けてくださって ありがとございます 突然いなくなって 心配かけてごめんなさい あなたに恋をして つらくてピヨ 黙って家を出たピヨ あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし ニワトリになるのあきらめて 人間の姿になって あなたに会いに来るまでに 苦労もありました 会ってすぐ惹かれあって 恋人から夫婦になって ともに過ごした日々 あしたで50年 家族のために 料理 そうじ せんたく 50年 子どもたちも孫も 巣立ち 今は あなたとふたりきりピヨ 生まれてきてよかった 生きててよかったピヨ ずっと ずっと これからも あなたと生きていくピヨ あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし よくお休みのところ たいへん失礼しました 今まで話したことは 全部嘘ですよ ヒヨコが人になるなんて そんなわけないです そうですよ 見えますか 窓の外 月がきれいです |
ピヨの恩返し谷山浩子と栗コーダーカルテット | 谷山浩子と栗コーダーカルテット | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 栗原正己 | よくお休みのところ ちょっと失礼しますね いえ、そのまま 寝たまま どうぞそのままで 今まで言えなかった ひみつの打ち明け話 目を覚まさず寝たまま 聞いてくださいね 実を言えばわたし ええ、あなたの妻ですが これにはいろいろと 深いわけが 事情が 何と言ったらいいのか… あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし お薬ぬってくださって お水飲ませてくださって おいしいトウモロコシやキャベツ お豆もいただいて お布団に入れてくださって 背中をなでてくださって 命助けてくださって ありがとございます 突然いなくなって 心配かけてごめんなさい あなたに恋をして つらくてピヨ 黙って家を出たピヨ あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし ニワトリになるのあきらめて 人間の姿になって あなたに会いに来るまでに 苦労もありました 会ってすぐ惹かれあって 恋人から夫婦になって ともに過ごした日々 あしたで50年 家族のために 料理 そうじ せんたく 50年 子どもたちも孫も 巣立ち 今は あなたとふたりきりピヨ 生まれてきてよかった 生きててよかったピヨ ずっと ずっと これからも あなたと生きていくピヨ あの日 雨の夜に あなたに助けられた ピヨヨ ピヨヨ そうです ヒヨコのピヨです わたし よくお休みのところ たいへん失礼しました 今まで話したことは 全部嘘ですよ ヒヨコが人になるなんて そんなわけないです そうですよ 見えますか 窓の外 月がきれいです |
Pyun Pyun谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 大村雅朗 | きいて 秋風わたしの恋が終わったの わたしのほうがいつでも少し片思い だけどこんなふうに終わるなんて思ってなかった 「ほんとは好きじゃなかった ごめんね」なんて カンタンな人ね Pyun Pyun その時 風が言ったの Pyun Pyun 好きだよ きみはすてきさ Pyun Pyun そら耳 それでもかまわない Pyun Pyun もう一度 まねして 彼の声 彼とあの娘が話してたのは夕暮れの 川ぞいの道 バイクをとめていつまでも 彼がみつめていた まるい瞳 くせのある髪 わたし心・体ぜんぶすててあの子になりたい Pyun Pyun その時 風が言ったの Pyun Pyun だめだよ きみが消えたら Pyun Pyun 小鳥も青空もかくれるよ Pyun Pyun 世界が毎日雨降りさ 風は気まぐれ口がうまいと知ってるわ ピエロみたいにふざけるだけよ 本気じゃない だけどこんな日には風がなぜかやさしくみえて 素直に腕をとってしまう もう少しそばにいて Pyun Pyun 秋風 耳にささやく Pyun Pyun 好きだよ ぼくのお日さま Pyun Pyun おどけて くるくるまわるから Pyun Pyun わたしは泣いたり笑ったり Pyun Pyun 秋風 耳にささやく Pyun Pyun 好きだよ ぼくのお日さま Pyun Pyun おどけて くるくるまわるから Pyun Pyun わたしは泣いたり笑ったり |
ピエレット谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 悲しみだけが 胸をふさぐ夜 あまえる人が 誰もいない夜 目をとじてごらん きみの心の奥で ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く きみを笑わせようと きみを歌わせようと 世界中の人が きみを嫌いでも たとえすべてが きみに背をむけても ねぇ 生きてごらん きみの心の奥で ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く きみを笑わせようと きみを歌わせようと ピエレットが 笛を吹く どんな小さな 子供の胸にも どんなかわいた 人の心にも たとえ息をひきとる その瀬戸ぎわにさえ ピエレットが 笛を吹く ピエレットが 笛を吹く もえるかすかないのち ひろがれ 海のように だから 誰も きみを殺せない 誰も 誰かを 殺しちゃいけない きみは 生きて行けよ きみの 心の奥で ピエレットが 踊るから ピエレットが 踊るから きみを笑わせようと きみを歌わせようと ピエレットが 踊るから | |
雲雀谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | クニ河内 | 誰も信じちゃくれないが お天道さまは くわせ者 誰も信じちゃくれないが アア あたしゃあいつに金貸した 雲にかくれて 出て来ない 雨を降らせて 追い返す 雲雀風情に返すかと アア 知らぬ 存ぜぬ ふみたおす 春はぽかぽか お天道さまだって かくれてばかりはいられまい ンー だから ひゅるひゅる 空に昇っては 雲雀わめくよ 金返せ 金返せ ぴよろろりろい ひやららりろい ぴよろろりろい ひやららりろい よおりろい 春は楽しい季節だってのに あたしひとりが馬鹿をみる ンー だから ひゅるひゅる 空に昇っては 雲雀さわぐよ 金返せ 金返せ ぴよろろりろい ひやららりろい ぴよろろりろい ひやららりろい よおりろい |
ひとりぼっちのサーカス石川ひとみ | 石川ひとみ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | あなたが帰ったあとの 私の部屋には 飲みかけワインと 散らかしたままのトランプ ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた しんと静かな真夜中は いつも決まってひとりぼっち さあ目をさませ 人形たち さあ目をさませ ナイフに鏡 さあ目をさませ ひとりの部屋の 午前零時のお祭に あなたを乗せた終電車 ホームをはなれる頃 ぽつんと座って 私 涙をこらえてる ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた 今夜はどんな嘘をつくの 何も知らないやさしい人に さあ目をさませ 人形たち くだけた心 つつんでおくれ ひとりの部屋の ひとりサーカス せめて涙のかわくまで ラララ…… さあ目をさませ 人形たち くだけた心 つつんでおくれ ひとりの部屋の ひとりサーカス 朝が来るまで 踊らせて | |
ひとりでお帰り谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 明りの消えた真夜中の街 舗道に軽い音をたて ひとりできみは まだ踊ってる 夢の終わりを信じない いつまでそこにいるの つま先立ち 跳ねておどけて いつまでそこにいるの まわりにはもう誰もいない ひとりになったきみの隣に 寄り添うやせた影法師 右手をふれば左手をふる うずくまればうずくまる きみの今のその淋しさが 遠い街の見知らぬ人の 孤独な夜を照らす ささやかな灯に変わるだろう 店じまいした空の上から 満月 きみに声かける 暗くけわしい道をわたしが 照らしていてあげるから どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り たとえば夜が深く 暗がりに足が怯えても まっすぐに顔を上げて 心の闇に沈まないで どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り どんなに淋しくても きみはひとりでお帰り | |
ひとみの永遠谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 明け方の窓に うつした青空 いつまでも ここにいたい いつまでも このままで わたしの 視線の 瞬間の 残像 瞬間の 永遠 忘れない 忘れない あなたを…… ふしぎな力が あなたとわたしを ひきよせて ひきはなして そしてまた この朝に わずかなひととき 言葉をかわして 手をふった 笑いながら 手をふった さよならと わたしの 視線の 瞬間の 残像 瞬間の 永遠 忘れない 忘れない あなたを…… | |
光る馬車谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 夜空を細長く切りとる 月明りの窓 窓辺にたたずむあなたの影だけを いつまでもわたし みつめてた あなたの思い出に わたしを残さないで あなたの記憶から わたしをすべて消して 世界のどこにもない街の どこにもない部屋 どこにもいない人 今だけの恋人 今だけの夢を抱きしめた 愛していたことを 風にも教えないで あなたの記憶から わたしをすべて消して 寝静まる青い街並みを 幻影の光る馬車が行く 遠ざかる馬車の鈴の音が あなたの言葉を耳に繰り返す (愛してる きみを誰よりも) (愛してる 時が流れても) (愛してる ぼくは変わらない) 遠のく鈴の音だけが いつまでも消えない あなたの心に 生きつづけることが 死ぬよりも もっと淋しいの あなたの思い出に わたしを残さないで あなたの記憶から わたしをすべて消して 愛していたことを 風にも教えないで あなたの記憶から わたしをすべて消して | |
パラソル天動説谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 僕らのまわりを 月が回る 星が回る 太陽が回る くるくる休みなく 彼らが回ると同時に 僕らもまた回っている 互いにそれぞれ回って それぞれめまいを起こして 足がもつれてる ふらふら揺れてる 宇宙の船酔い 天空抜けて落ちていく 月と太陽の軌道 斜めに横切って メガネが回ってる 一日ひとまわり メガネはきみの忘れ物 きのう会社に忘れてきた きみが忘れたものはなぜか 次々空を回りだす 帽子に手鏡 スカーフ ボールペン 読みかけの本に 花柄のパラソル…パラソル… それはきみの誕生日に 僕があげたプレゼントさ 「日傘すごくほしかったの ぜったい大事にするからね」って 言った次の日 駅に忘れてきた もうあげないよ 日傘あげないよ それはそれとして すごいことに気がついたんだ パラソルが仮に 動いていなくて 他のあらゆる天体が そのまわりを回っている そう考えると 全てが驚くほど単純になる くわしい説明は省略するけど 要するに 僕の愛はとてつもなく深いっていうこと きみを抱きしめて 宇宙の井戸から 天空抜けて落ちていく |
パラソル天動説谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 僕らのまわりを 月が回る 星が回る 太陽が回る くるくる休みなく 彼らが回ると同時に 僕らもまた回っている 互いにそれぞれ回って それぞれめまいを起こして 足がもつれてる ふらふら揺れてる 宇宙の船酔い 天空抜けて落ちていく 月と太陽の軌道 斜めに横切って メガネが回ってる 一日ひとまわり メガネはきみの忘れ物 きのう会社に忘れてきた きみが忘れたものはなぜか 次々空を回りだす 帽子に手鏡 スカーフ ボールペン 読みかけの本に 花柄のパラソル…パラソル… それはきみの誕生日に 僕があげたプレゼントさ 「日傘すごくほしかったの ぜったい大事にするからね」って 言った次の日 駅に忘れてきた もうあげないよ 日傘あげないよ それはそれとして すごいことに気がついたんだ パラソルが仮に 動いていなくて 他のあらゆる天体が そのまわりを回っている そう考えると 全てが驚くほど単純になる くわしい説明は省略するけど 要するに 僕の愛はとてつもなく深いっていうこと きみを抱きしめて 宇宙の井戸から 天空抜けて落ちていく | |
PUPPY谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | いとしくて思いきり抱きしめたい ぼくたちの宝物 きみはいつも 雨の日も風の日も ゴキゲンだね 叱られてしょげるけど ゴキゲンだね スキだよPUPPY 迎えにきてくれたの スキだよPUPPY 青空と草の道 きみとふたりで帰る 恋人同士みたいに なかよく きみはまだ少年のあどけなさで めずらしいおもちゃ箱 かきまわすよ スキだよPUPPY まっすぐにかけてくる スキだよPUPPY ぼくはきれいじゃなくて きみといると少しだけ 落ちこむこともあるんだ 時には スキだよPUPPY まっすぐにかけてくる スキだよPUPPY ぼくを守るつもり からだも小さいくせに まるでナイトみたいな顔して いとしくて思いきり抱きしめたい ぼくたちの宝物 きみはいつも 雨の日も風の日も ゴキゲンだね 叱られてしょげるけど ゴキゲンだね いとしくて思いきり抱きしめたい ぼくたちの宝物 きみはいつも 雨の日も風の日も ゴキゲンだね ぼくたちといるだけで ゴキゲンだね | |
パジャマの樹谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斉藤ネコ | 目が醒めて横見ると きみがいる ねえ どうしたの きみは遠くの街にいるはず きみは寝ぼけ顔で こう言った 「だってここは夢の中だもの」 そういえば この部屋はおかしいね きみの部屋とぼくの部屋が まざりあってる いつか見た映画のサーカスが 引き出しに象を 隠してるよ 急いで逃げなくちゃ 悪いサーカスがきみを ずっとさっきからきみを 狙ってるよ さあ逃げよう さあ急いで! でもアアきみは羽枕 抱きしめて 片方 靴下をはきかけたまま うとうとしてる ダメだよ これ以上待てないよ ハミガキしながら ついておいで ねえきみ アタマからシャボン玉を出して パジャマの樹にもたれて ほんとにきみはナマケモノなんだね そんなに眠るととけちゃうよ ねえダメだよ 起きておくれ きみはおぼつかない 足取りで フラフラと ぼくに手をとられて 道はただまっすぐに つづいてる それは思わずタメイキが出るほどまっすぐで この世のものとも 思われない 翼をひろげてる 地平線 ほら きみのダイスキなパジャマの樹 その嬉しそうなきみの笑顔 逢いたかったよ ぼくのきみは 誰もよごせない おろしたての 白いシャツみたい |
ハーブガーデン谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 風邪をひいたら エルダーフラワー ラベンダー タイム マーシュマロウ からだを温めてね ラベンダー タイム マーシュマロウ すぐに横になって ゆっくり休んでね 少しでも食べて 力をつけてね 風邪をひいたら カモマイル ヒソップ セージ ローズマリー じゅうぶん睡眠をとってね ヒソップ セージ ローズマリー できるだけ何度も うがいをくりかえし 汗をかいたなら すぐに着がえてね 少し退屈でも 静かに寝ていてね 遊びに行くのは 元気になってから 風邪をひいたら エルダーフラワー ラベンダー タイム マーシュマロウ 夢の中で遊ぼう ラベンダー タイム マーシュマロウ わたしたち待ってるよ ヒソップ セージ ローズマリー 夢の中で会えるよ ヒソップ セージ ローズマリー |
ハートのジャックが有罪であることの証拠の歌谷山浩子 | 谷山浩子 | 日本語詞:谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | おまえはきみが彼に聞いた 彼女は答えた 彼はいい人だけれど わたしも僕が泳げない やつらに彼がやつは言った 出かけなかったと僕が それをわれらも知ってると彼女が思ったら 僕から彼女に1つ 彼らから彼に2つ きみから僕らに3つか4つか5つか6つか7つ それらは彼からきみに 戻ってきたよ全部 だけどほんとはもとはといえば僕の物でした。 わたしか彼女がこのことに 巻き込まれた時 彼はそなたが彼らを釈放されたよ僕たちも 俺はきみを彼女が癇癪を起こす前まであなたは 彼と我々とそれの間の邪魔な奴って 彼女の一番好きな 彼らのあれらのそれら そのこと絶対言っちゃいけない あいつにも他の誰にも 僕とわたしとおまえとそなたとわしとの秘密 そうさほんとはもとはといえば最初から終わります。 |
ハートのジャックが有罪であることの証拠の歌谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | ルイス・キャロル・日本語詩:谷山浩子 | 谷山浩子 | おまえはきみが彼に聞いた 彼女は答えた 彼はいい人だけれど わたしも僕が泳げない やつらに彼がやつは言った 出かけなかったと僕が それをわれらも知ってると彼女が思ったら 僕から彼女に1つ 彼らから彼に2つ きみから僕らに3つか4つか5つか6つか7つ それらは彼からきみに 戻ってきたよ全部 だけどほんとはもとはといえば僕の物でした。 わたしか彼女がこのことに 巻き込まれた時 彼はそなたが彼らを釈放されたよ僕たちも 俺はきみを彼女が癇癪を起こす前まであなたは 彼と我々とそれの間の邪魔な奴って 彼女の一番好きな 彼らのあれらのそれら そのこと絶対言っちゃいけない あいつにも他の誰にも 僕とわたしとおまえとそなたとわしとの秘密 そうさほんとはもとはといえば最初から終わります。 | |
ハートのジャックがパイとった谷山浩子 | 谷山浩子 | 日本語詞:矢川澄子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | ハートの女王がパイつくり 夏の日いちにちかかってさ ハートのジャックがパイとった そっくりくすねてどろんした |
春の夜に手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 中村幸代 | あたたかき春の夜 天空に浮かびし 月のこうこうたる にゅうはくの光 土のかおりみちて つぼみゆるむ気配 ただ陶然として 涙こぼれるだけ 桜の花のした もいちど妻の手をとり 歩むことのぞんだ人は 春をまたずに逝きし なにより美しく 残酷なる季節 雪に古木倒れ その跡に芽が吹く 今宵生まれいずる 幼き命に われ持ちたる全ての 愛の歌を捧ぐ われ持ちたる全て 愛の歌を捧ぐ |
春のさけび(初DAWデモ)谷山浩子 | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | ちいさな若葉がのびるよに りょうの手 空にさしあげて 大地のかおり すいこめば わたしが緑にそまってく わたしの中からあふれだす 春のさけびは いのちのさけび こずえをわたる風のよに 春のさけびよ かなたへとどけ こずえをわたる風のよに 春のさけびよ かなたへとどけ | |
春のさけび手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 武部聡志 | ちいさな若葉がのびるよに りょうの手 空にさしあげて 大地のかおり すいこめば わたしが緑にそまってく わたしの中からあふれだす 春のさけびは いのちのさけび こずえをわたる風のよに 春のさけびよ かなたへとどけ ぶんぶん野原のハチのよに 光の中をとびまわり あつい空気をすいこめば わたしは夏いろ 蜜のいろ わたしをこんがり焼きあげる 夏のかがやき いのちのひかり おわることない歌のよに 夏のよろこび はてなくつづけ 木の葉がはらりとおちるよに まつげを濡らして うつむいて ちいさな溜息こぼしてる わたしが小雨に にじんでる わたしの深くにしずんでく 秋のしずけさ いのちの吐息 水面にうつる影のよに 秋のうれいは かすかにゆれる 落葉にうもれたタネのよに いのちをそうっと抱きしめて 息をひそめてねむってる わたしは春をまっている わたしの中からあふれだす 春のさけびは いのちのさけび 雪わる 南の風のよに 春のさけびよ はるかにとどけ こずえをわたる風のよに 春のさけびよ かなたへとどけ こずえをわたる風のよに 春のさけびよ かなたへとどけ |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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春の風手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗・谷山浩子 | 谷山浩子 | 武部聡志 | 煌く 街の灯 さわぐ春の風 揺らめく 大きな 船の影 夕闇 カモメも 静かにまどろむ あなたの 右手が 暖かい 確かな手のぬくもり あなたのその手を 離そうとしたのは 昨日までのわたし 残酷な運命に ただ身を委ねていた ごめんね こんなに 今はそばにいる わたしはもう 迷わない あなたと生きてゆく 煌く 街の灯 さわぐ春の風 坂道 登れば 星が降る 木立も 舗道も 星に飾られて あなたの目の中 星が降る 答が見えなくても 夜に迷っても 逃げ出したりしない 走り出した心 つないだ手よ 伝えて 言葉にならぬ想い 出会った日のように あなたともう一度 コクリコ咲く坂道で 始まる物語 コクリコ咲く坂道で 始まる物語 |
はみがき・しゅしゅしゅ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | はみがき しましょ しゅしゅっしゅしゅ しゅしゅっしゅしゅ おくちの おそうじ しゅしゅっしゅしゅっしゅっしゅ ほーら ちっちゃな はが ならんで まってるよ はやく ぼくも ぼくも きれいにしてね みがいて あげよ やさしく やさしく おくちの なかの かわいい あかちゃん はみがき しましょ しゅしゅっしゅしゅ しゅしゅっしゅしゅ おくちの おそうじ しゅしゅっしゅしゅっしゅっしゅ ほーら ちっちゃな はが ならんで まってるよ はやく ぼくも ぼくも きれいにしてね みがいて あげよ やさしく やさしく おくちの なかの かわいい あかちゃん |
花さかニャンコ![]() ![]() | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 栗原正己 | ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ あの子が歩けば花がさく ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 赤 白 黄色に 青 ピンク 枯れ木に花を ピポパポパ 屋根にも花を ピポパポパ ジャングルジムにも ピポパポパ ピポパポパ! ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ ケンカする人 花さかす ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 泣いてる人も 花さかす 頭に花を ピポパポパ 指にも花を ピポパポパ 鼻にも花を ピポパポパ ピポパポパ! ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 仲間がどんどん ふえていく ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 次から次へと ふえていく 町中 花を ピポパポパ 国中 花を ピポパポパ 地球がぜんぶ ピポパポパ ピポパポパ! ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ こんどは宇宙にチョーセンだ ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ みんな乗りこめ ロケットに ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 銀河に花を さかせましょ ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ ブラックホールに さかせましょ ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 宇宙の果てまで 花いっぱい ニャンコ ニャンコ 花さかニャンコ 赤 白 黄色に 青 ピンク 赤 白 黄色に 青 ピンク 赤 白 黄色に 青 ピンク 赤 白 黄色に 青 ピンク |
初恋の頃谷山浩子 | 谷山浩子 | 宮崎吾朗・谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | あなたの影を 踏んで歩いた 夕陽 空ににじんでた 丘の上 つかずはなれず 並んで歩く そんな 二人あの頃 会えばいつも 照れてばかりいて 大切なことは なにも言えなくて 笑いながら うわさ話とか 他愛のないこと おしゃべりした ただそれだけで わたし よかったの ただそれだけですべて 満たされた つかずはなれず 並んで歩く そんな 初恋の頃 恋人なら もどかしく思う その距離がなぜか とても愛しくて 心の中 どんな夢よりも 真珠や星より 輝いてた あなたの影を 踏んで歩いた 夕陽 空ににじんでた 丘の上 つかずはなれず 並んで歩く そんな 初恋の頃 そんな 初恋の頃 |
初恋の頃手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗・谷山浩子 | 谷山浩子 | 武部聡志 | あなたの影を 踏んで歩いた 夕陽 空ににじんでた 丘の上 つかずはなれず 並んで歩く そんな 二人あの頃 会えばいつも 照れてばかりいて 大切なことは なにも言えなくて 笑いながら うわさ話とか 他愛のないこと おしゃべりした ただそれだけで わたし よかったの ただそれだけですべて 満たされた つかずはなれず 並んで歩く そんな 初恋の頃 恋人なら もどかしく思う その距離がなぜか とても愛しくて 心の中 どんな夢よりも 真珠や星より 輝いてた あなたの影を 踏んで歩いた 夕陽 空ににじんでた 丘の上 つかずはなれず 並んで歩く そんな 初恋の頃 そんな 初恋の頃 |
裸足のきみを僕が知ってる谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 思い出して きみが どんな暮らしを どこでしていても 僕ときみの命をつなぐ絆は 生きていく 今をこえて すべてを過去に変えて 時代はすぎていくけど 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる 忘れないで この部屋のドアは いつもあけてある いろんな時がある 幸せな時 急ぎ足のとき 深い亀裂の底で 見えない空を見上げてる そんな時も やさしくなれなくても 自分を責めなくていい 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる きみがきみを見捨てても 僕がきみを 抱きしめる 言葉はむなしくなる きみのこと 思い出せば 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる きみがきみを見捨てても 僕がきみを 抱きしめるから 裸足のまま 歩いてる きみを きみを 僕が知ってる 忘れないで この部屋のドアは いつもあけてある |
旗手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 武部聡志 | 朝日をあびた 丘の上の 木立にうもれた 古い家 朝吹く風に 想いたくし 今日もまた君は 旗をあげる 丘の上の君 海の上の僕 君の想いが 届くのならば 僕の想いも 届くだろうか 航海の安全を 祈りながら 彼方に君は 呼びかける 三つの色の 二つの旗 知っているのは 僕とカラスだけ 丘の上の君 海の上の僕 君の想いは 風に舞いとび 僕の想いは 潮に流れる 今日もまた君は 旗をあげる 帰らぬ返事を 待ちながら 今日もまた僕は 返事をする 返事がなくとも 君からの |
はじまりの丘谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | この星をつつんでる 水と大気 果てのない曇り空 眠る人魚 ざわざわと風が吹く 風が吹く 灌木をふるわせて 風が吹く 空のハープ かき鳴らして 風が吹く 風が吹く きみが来る きみが来る ひたひたと予感の波……もうすぐ会える ぼくたちを満たすのは 言葉じゃなく 鮮やかな色彩の 街でもなく のびやかに息をする 植物と 鳴きかわす 鳥の声 深々と夜をいだく 闇の蒼さ 風が吹く 風が吹く 永遠を 語り合う 退屈も 孤独もなく すべてが見える ざわざわと風が吹く 風が吹く はじまりの丘に今 僕は立つ 生まれたての 世界を見る 風が吹く 風が吹く きみが来る きみが来る 幻影の王国から すべてを捨てて この星をつつんでる 水と大気 果てのない曇り空 眠る人魚 この星をつつんでる 水のように ぼくたちも 永遠の一部になる |
走れメロス谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 走れメロス 希望の道を どこまでも どこまでも進め それは終わりのない あこがれ 空いっぱいの 太陽 そして明日に 開く花 走れメロス 希望の道を どこまでも 明日に向かって 走れメロス 夜明けは近い 走れメロス どこまでも進め それは今燃え上がる ほのお 喜びみちる世界 新しい生命(いのち)の 輝き 走れメロス 夜明けは近い どこまでも 明日に向かって | |
ハサミトギを追いかけて谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | ハサミトギ どこにいる ハサミトギ 追いかけて どこまでも 雲の上・波の下 そこへ出てくるマモノ 邪魔するやつら どいてよ そこを どいてよ 早く 追いかけて ハアー ハサミとぎましょォ 幻の影を踏み何千里 旅すれば 見えて来る 赤いサビ 黒いサビ だから からだが重い 力が出ない 心が重い 元気が出ない 闇を裂き ハアー ハサミとぎましょォ ピカピカの どんなものでも切れる ああ そんなハサミを夢みて 心はとぶの 遠い銀河の果て ハサミトギ どこにいる ハサミトギ 追いかけて どこまでも 夜の国・燃える街 そこへ猫なで声の猫があらわれて モシモシ ぼくといーことしようよ あとよあと! ハサミとがなきゃ みつめれば どんな願いもかなう ああ そんなハサミを夢みて 心ふるえる 青い時間の旅 幻の影を踏み何千里 その姿 見えかくれ パタパタと 風マント それは あなたの胸の迷路の彼方 いつもあなたを呼んでる声よ 永遠の ハアー ハサミとぎましょォ | |
箱の中にいる谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 暗闇の路地を7つ折れて 自分が今どこにいるのかも わからなくなった きみの前に 不意に現れた 古い道具屋 欠けた壺や 変な彫刻 瓶の中の蛇 歯抜けのタイプライター 耳をすませば かすかな音が 廊下のつきあたり 床の暗がり 僕はここにいる 箱の中に 遠い昔から きみを待ってた 何百何千万回も 電話をかけた 何百何千万回の 間違い電話 やめてください 間違いです あなたは誰? 間違いです 僕はきみを 呼び続けた いつも答は 間違いです でも 今夜きみは来る 必ず来る 月の指先に 操られて フラフラ近づく 気配がしてる ついについについに今夜 きみに会える! 愉快なサーカス 大好きだろう? 虹色テント 弾むジンタ そうだここに 全部そろってる(嘘だけどね) 虎 象 ポニー 真っ二つ美女 僕はここにいる 箱の中に 宇宙の初めから きみを待ってた 胸のワクワクが 止められないよ! 息が荒くなる! 気が遠くなる…… 気がつけば 朝の日射しの中 瓦礫を枕に 寝てた中年男 見たこともない国 知らない言葉 ここはどこなんだ 俺は誰なんだ…… |
ネムルル谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 栗原正己 | 名前はネムルル いつも眠たい子猫 そばにいるだけで みんな眠たくなるよ おやすみ ネムルル きもちよく丸まって おやすみ ネムルル 夢の毛布にくるまって 名前はネムルル 目には見えない子猫 目には見えないけど 眠くなるからわかる おやすみ ネムルル 夢の橋を渡ろうね おやすみ ネムルル お月さまをかじろうね paraririran panpon tufan paraririran tufan paraririran ponpin tufan paraririran tufan 今夜は満月 猫の力が強い 半径9キロ圏内 人も電車も眠った おやすみ ネムルル 町中の人たちと おやすみ ネムルル 終わりのないメリーゴーラウンド おやすみ ネムルル 町中の人たちと おやすみ ネムルル とろけるようなメリーゴーラウンド paraririran panpon tufan paraririran tufan paraririran ponpin tufan paraririran tufan |
ねむの花咲けばジャックはせつない谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の瞳が浮かんでる きょうもジャックは登る 月明かりさす丘の道を きょうもジャックは登る わけもなく ララ丘の道 ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で考えてる なぜ僕は こんなに僕は せつないんだろう それはジャックが恋を ララ恋を ララしているから そんなことにも気づかない 珍しい ララこの男 おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の胸を思い出す ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で 見回してる 今誰かためいきをついたよ 誰か それは誰かじゃなくて自分です 自分のためいき そんなことにも気づかない 珍しい ララこの男 あの子は全部わかってる 今か今かと待ちわびてる あの子はジャックを待っている ただ待っている 待っているだけ ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で 時をすごす なんにもならない なんにも起きない 無意味な時を いつまでも 夢の中 この場所に根がはえて 岩になって苔がむして 未来永劫 話が進まない おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の瞳が浮かんでる きょうもジャックは登る 月明かりさす丘の道を きょうもジャックは登る わけもなく ララ丘の道 ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で考えてる なぜ僕は こんなに僕は せつないんだろう (蘚の花咲けば俺はうれしい 蘚の木の下で考えてる なぜ俺は こんなに俺は 幸せなんだろう?) |
ねむの花咲けばジャックはせつない谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の瞳が浮かんでる きょうもジャックは登る 月明かりさす丘の道を きょうもジャックは登る わけもなく ララ丘の道 ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で考えてる なぜ僕は こんなに僕は せつないんだろう それはジャックが恋を ララ恋を ララしているから そんなことにも気づかない 珍しい ララこの男 おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の胸を思い出す ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で 見回してる 今誰かためいきをついたよ 誰か それは誰かじゃなくて自分です 自分のためいき そんなことにも気づかない 珍しい ララこの男 あの子は全部わかってる 今か今かと待ちわびてる あの子はジャックを待っている ただ待っている 待っているだけ ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で 時をすごす なんにもならない なんにも起きない 無意味な時を いつまでも 夢の中 この場所に根がはえて 岩になって苔がむして 未来永劫 話が進まない おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいる おぼんのようにまんまるな あの子の瞳が浮かんでる きょうもジャックは登る 月明かりさす丘の道を きょうもジャックは登る わけもなく ララ丘の道 ねむの花咲けばジャックはせつない ねむの木の下で 考えてる なぜ僕は こんなに僕は せつないんだろう | |
ねこ曜日岩男潤子 | 岩男潤子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斎藤ネコ | ねこ曜日 何もしない ねころんでまどろむだけ あなたのひざ 温かい ほかに何もいらない にぎやかな表通り 飾りたてたお店より ふたりすごすこの部屋が わたしたちの一番 広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ 広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても ねこ曜日 何もしない ねころんで日ざしの中 ややこしい仕事のこと 今は忘れていよう 甘えてね ねこのように 首筋をなでてあげる 静かに夜のとばりが 部屋をつつむ時まで 広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ 広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても |
ねこ曜日谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | ねこ曜日 何もしない ねころんで まどろむだけ あなたのひざ 温かい ほかに 何もいらない にぎやかな表通り 飾りたてたお店より ふたりすごす この部屋が わたしたちの一番 広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ 広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても ねこ曜日 何もしない ねころんで日ざしの中 ややこしい仕事のこと 今は忘れていよう 甘えてね ねこのように 首筋をなでてあげる 静かに夜のとばりが 部屋をつつむ時まで 広い広い世界の中に たったひとつだけ さがしあてた 大切な場所 やすらげる場所 ほんとのわたしに 帰れるところ 広い広い世界のどこか どんな人にでも 必ずある 大切な場所 やすらげる場所 たとえ今はまだ 気づかなくても |
ねこの森には帰れない谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から お元気ですかもう10年も 帰らないので心配してます あたしの好きな赤いきのこ なつかしい朝のそよ風 思い出したら 泣きたくなった だけど今では仕方ないこと ねこの森には帰れない ここでいいひとみつけたから ねこの森には帰れない なくした夢は もどらない きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から どこにあるのかもうわからない 海の底か雲のあいだか だけど返事を書きました ここはとてもいいところです 仕事をしてます 恋もしました 人混みの中はとても休まります ねこの森には帰れない 帰る道だっておぼえてない ねこの森には帰れない なくした歌は うたえない きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から お元気ですかもう10年も 帰らないので心配してます 思い出すなんてしたくないの 淋しいのはいやだから 淋しくなったら 電話をかけて あのひととふたり街を歩くわ ねこの森には帰れない ここでいいひとみつけたから ねこの森には帰れない なくした夢は もどらない | |
ねこの森には帰れない谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から お元気ですかもう10年も 帰らないので心配してます あたしの好きな赤いきのこ なつかしい朝のそよ風 思い出したら 泣きたくなった だけど今では仕方ないこと ねこの森には帰れない ここでいいひとみつけたから ねこの森には帰れない なくした夢は もどらない きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から どこにあるのかもうわからない 海の底か雲のあいだか だけど返事を書きました ここはとてもいいところです 仕事をしてます 恋もしました 人混みの中はとても休まります ねこの森には帰れない 帰る道だっておぼえてない ねこの森には帰れない なくした歌は うたえない きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森から お元気ですかもう10年も 帰らないので心配してます 思い出すなんてしたくないの 淋しいのはいやだから 淋しくなったら 電話をかけて あのひととふたり街を歩くわ ねこの森には帰れない ここでいいひとみつけたから ねこの森には帰れない なくした夢は もどらない | |
猫のみた夢谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | サンマの花が咲いている マグロの花はまだつぼみ NYANNYA NYANNYA 待ちましょう マグロの花は まだつぼみ イワシの花は花盛り カツオの花はまだつぼみ NYANNYA NYANNYA 待ちましょう カツオの花は まだつぼみ わたしの夢は空を飛ぶ 綿毛のように軽やかに 見渡すかぎりのニボシの平原 幸せ者 ジャパネの猫は さかな好き ロシアの猫は何が好き? NYANNYA NYANNYA 知りたい アラブの猫は 何が好き? ジャパネの猫は NYANNYAと鳴く チベット猫は何て鳴く? NYANNYA NYANNYA 知りたい アンデス猫は 何て鳴く? ひとみは燃える ブリの色 妖しい風にせかされて どこまで歩けば まだ見ぬトビウオ 憧れ ああ ヒラメの花は ヒラヒラと ナマコの花は眠ってる NYANNYA NYANNYA おやすみ ナマコの花は 眠ってる | |
猫のみた夢谷山浩子と栗コーダーカルテット | 谷山浩子と栗コーダーカルテット | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 栗原正己 | サンマの花が咲いている マグロの花はまだつぼみ NYANNYA NYANNYA 待ちましょう マグロの花は まだつぼみ イワシの花は花盛り カツオの花はまだつぼみ NYANNYA NYANNYA 待ちましょう カツオの花は まだつぼみ わたしの夢は空を飛ぶ 綿毛のように軽やかに 見渡すかぎりのニボシの平原 幸せ者 ジャパネの猫は さかな好き ロシアの猫は何が好き? NYANNYA NYANNYA 知りたい アラブの猫は 何が好き? ジャパネの猫は NYANNYAと鳴く チベット猫は何て鳴く? NYANNYA NYANNYA 知りたい アンデス猫は 何て鳴く? ひとみは燃える ブリの色 妖しい風にせかされて どこまで歩けば まだ見ぬトビウオ 憧れ ああ ヒラメの花は ヒラヒラと ナマコの花は眠ってる NYANNYA NYANNYA おやすみ ナマコの花は 眠ってる |
ねこねこでんわ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | ねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない もしもし だれですか もしもし クジラです みなみのうみで プカプカういています あそびにきてください それではさようなら ねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない もしもし だれですか もしもし サンタです きょうはちょっと寒いので おおきなジャガイモの シチューをたべてます それではさようなら ねこねこでんわ ねこのかお ねこねこでんわ かけてみよう だれにかかるか わからない もしもし だれですか もしもし こねこです さんぽにでかけたら パンやのおねえさん ジャムパンくれました アンパンくれました ミルクもくれました それではさようなら | |
ネコじゃないモン!谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | オハヨ ではじまる マタネ でおやすみ そして スキヨ でもいちど ネコじゃないモン!! アノネ で笑って ダメヨ で忘れて そして スキヨ でもいちど ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! ラララあなたとわたし ちがう夢をみてても 平気よ 小指の先 はなさないでいるなら たとえば三日月の夜 きっと会えるわ ぐうぜん 約束は要らないのよ わかって! ひとつぶ 食べたら ふたつぶ コロコロ そして みっつぶで はじける ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! ラララあなたとわたし ちがう旅をしてても 平気よ はぐれないわ 心に地図があれば たとえばそよ風の朝 あなたのシャツの色が 雲のあいまにキラリと 見えるの! ひとりで クチュクチュ ふたりで ゴメンネ でもね みんなホントだよ ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! ネコじゃないモン!! | |
猫が行く谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 猫が行く 猫が行く ぴかぴかの 小ちゃな猫 ふらふらと お散歩で 今夜も ごきげん どこ行くの? どこ行くの? きこえても きこえぬふり ビルのかげ 橋の下 心むくまま サヨナラと サヨナラと 人が うつむく 秋を ふみつけて ふみつけて 足どりも軽やかに tu tu 猫が行く 猫が行く きらきらの 星をまとい うずくまる人たちの 影を よこ切る 恋をして 捨てられて 傷ついた人形たち 聞くも涙よ 語るも涙 涙 涙 不思議から 不思議へと ただひとり わたり歩く 猫だけが 猫だけが 虹を見てた ゴメンネと ゴメンネと 人がふりむく 秋に 上を見て 横を見て 小ちゃなアクビを ひとつ 猫が行く 猫が行く きらきらの 星をまとい 猫が行く 猫が行く 今夜も ひとり | |
人魚は歩けない谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける あなたと街を歩いてるけど 歩くフリをしてるだけなの 鱗がざりざり アスファルトにこすれる 鱗がこすれて ぽろぽろ落ちる 黄昏 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける わたしが道でよろけるわけを あなた知らない 気づくこともない ここが海なら 困るのはわたしじゃない ここが海なら あなた溺れて死ぬでしょう 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 帰りたいけど 帰りたくない ホタテ ナマコ 会いたいハタハタ だけどここにいる 鱗が全部落ちても あなたは海では生きていけない ヒトだから 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない |
人魚は歩けない谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける あなたと街を歩いてるけど 歩くフリをしてるだけなの 鱗がざりざり アスファルトにこすれる 鱗がこすれて ぽろぽろ落ちる 黄昏 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける わたしが道でよろけるわけを あなた知らない 気づくこともない ここが海なら 困るのはわたしじゃない ここが海なら あなた溺れて死ぬでしょう 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 人魚は歩けない あなたは歩ける 帰りたいけど 帰りたくない ホタテ ナマコ 会いたいハタハタ だけどここにいる 鱗が全部落ちても あなたは海では生きていけない ヒトだから 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない 人魚は歩けない あなたは知らない | |
二月の部屋谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 瀬尾一三 | その屋敷には、十二の部屋がありました 一月の部屋には 松竹にしめ飾り 二月の部屋には 桜に梅に桃の花 三月の部屋には 赤い毛せんにひな人形 四月の部屋には 菜の花に…… 二月の扉をあけてはならぬ あければ悔やむ あければ悔やむ 二月の部屋はのぞいちゃならぬ 訳は言われぬがのぞけば悔やむ 二月の部屋をのぞけば悔やむと 言われながらものぞくが人情 アー うぐいす とんで出た うぐいす とんで出た 逃げていった 短いおらが春 短いおらが春 逃げていった…… あけてはならぬと言われた扉を あけてみたらばすべてが消えた 黄金の林 星降る沼も 全ては夢よ 全ては夢よ 二月の扉をあけてはならぬ あければ悔やむ あければ悔やむ |
並木道 帰り道手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 武部聡志 | 放課後の並木道 お下げ髪がゆれる 早足で歩み去る きみの後ろ姿 丘の上 古い家(うち) 揺れる二つの旗 海原を見つめてた 一人の女の子 僕は遠くから見つめるだけ 今日も 長い時が過ぎても 名前も知らない 放課後の並木道 お下げ髪がゆれる いつだって少しだけ うなじ寂しそうで 呼び止めて君の かたく握りしめた その手を僕がそっと ほどいてあげたい |
NANUK谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | 白くきらめく 氷の世界 歌もことばも きみは知らない きびしい冬と めぐみの春と 数えきれぬ毎日を ひとりみつめている わけは知らない ここで生まれた わけは知らない ここで生きてる わけは知らない 何があっても 強く強く 生きていく 前へ 歩いていく きみの 果てしない旅の 未来は どこへつづく きみの もの言わぬ背中 風だけが吹きぬける 明日へ わけは知らない ここで生まれた わけは知らない ここで生きてる わけは知らない 宇宙の中で 鳥や けもの さかなたち ともに 息づいてる きみの 果てしない旅の 未来は ぼくの未来 遠くはなれた この国から 生きぬいてと 祈るよ 祈るよ 母から子へと つづく命を ただ守って 生きていく きみは 歩いていく 強く強く 生きていく 前へ 歩いていく |
何かが空を飛んでくる谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | そこの少年 ちょっとお待ちよ 銀河の水はまだ冷たいよ あと3秒 考えてみて 飛びこむのはサルでもできる きみはサルよりかしこい人間 あと10秒 あたしを見て ここできみにすごいラッキーな ニュースがあります はるか宇宙の彼方から right now! 何かが空を飛んでくる きみの悩みを食べるために あの子が空を飛んでくる しあわせ運び屋 銀河の青いsava そこの少年 別にいいけど 銀河の水は美味しくないよ あたしなら ぜったい飲まない 飛びこむのはエビでもできる きみはエビよりステキな人間 ほんとだよ おせじじゃないよ! 誰もきみのすごいラッキーを 止めることはできない 指をくわえて見てるだけ right now! 何かが空を飛んでくる きみの未来を祝福する あの子が空を飛んでくる お料理じょうずな 銀河の青いsava ここできみをギュッと抱きしめて 教えてあげるよ <待てば海路のヒヨリあり> うわっほー! 何かが空を飛んでくる きみの涙を食べるために あの子が空を飛んでくる つぶらなひとみの 銀河の青いsava 何かが空を飛んでくる きみの悩みを食べるために あの子が空を飛んでくる しあわせ運び屋 銀河の青いsava |
何かが空を飛んでくる豊崎愛生 | 豊崎愛生 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | そこの少年 ちょっとお待ちよ 銀河の水はまだ冷たいよ あと3秒考えてみて。 飛びこむのはサルでもできる きみはサルよりかしこい人間 あと10秒あたしを見て。 ここで きみにすごいラッキーな ニュースがあります はるか宇宙の彼方から right now! 何かが空を飛んでくる きみの悩みを 食べるために あの子が空を飛んでくる しあわせ運び屋 銀河の青いSAVA そこの少年 別にいいけど 銀河の水はおいしくないよ あたしなら ゼッタイ飲まない 飛び込むのはエビでもできる きみはエビよりステキな人間 ほんとだよ。おせじじゃないよ。 誰も きみのすごいラッキーを 止めることはできない 指をくわえて見てるだけ right now! 何かが空を飛んでくる きみの未来を 祝福する あの子が空を飛んでくる お料理じょうずな 銀河の青いSAVA ここで きみをギュッと抱きしめて 教えてあげるよ (待てば海路のヒヨリあり) うわっほー! 何かが空を飛んでくる きみの涙を 食べるために あの子が空を飛んでくる つぶらなひとみの 銀河の青いSAVA 何かが空を飛んでくる きみの悩みを 食べるために あの子が空を飛んでくる しあわせ運び屋 銀河の青いSAVA |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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ナナカマド手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 中脇雅裕 | 白く凍った朝の丘で 真っ赤な宝石見つけました 霜をまとったナナカマドの実 吐息で溶かしてあげました 手のひらの中の赤い粒を ぼんやり見つめているうちに あなたを思い出しました こんなに冷たい季節でも あなたは旅路にあるのでしょうか あなたが旅立って行ったのは まだ雪が残る頃でした それから何度も季節は過ぎ わたしの背丈も伸びました ゆっくりゆっくり育っていく ナナカマドは生命(いのち)の木よ この木がもっと大きくなって 真っ白な花を咲かす頃 も一度あなたに会えるでしょうか |
七角錐の少女谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 完全な円錐の形したきみの家 透きとおる藍色の夜空めざし のびていく きみの家は高く高く 細長くのびていき 今やそれはひとすじの 銀色の糸のよう 僕は今歩いてる きみの家につづく道 完全な直線の 幅のないこの道を 歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 時は白く凍りつき 距離は無限の罠の中 七つの星に飾られた 七角錐の少女 日がな一日 はかりつづける 自分の辺の長さ 闇の中 光る鏡が映しだす不等辺 完全な円錐に隠された その姿 どうしても耐えられない きみは決して認めない 誇り高いきみの家は 空をめざしのびていく 七つの城に守られた 七角錐の少女 いつまできみはそこにいる いつまで窓を閉じて 歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ 叫んでも叫んでも とどかない僕の声 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ 歩いても歩いても たどりつけぬきみの家 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ 叫んでも叫んでも とどかない僕の声 愛してる 愛してる 泣きながら僕は叫ぶ |
懐かしい街手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗・谷山浩子 | 谷山浩子 | 武部聡志 | 懐かしい街を 二人で歩こう 君と手を取り合って 言葉はいらない あの頃の街は 光にあふれて どんなときでもいつも 輝いて見えた 君が僕を怒らせて 喧嘩したときも 僕が君を泣かせて 途方にくれたときも 街は笑っていて 僕らを包んでいた 懐かしい街で 二人は育った 坂を登ればそこに 今でも見えるよ つつましい暮らし やさしい人たち 変わるもの 変わらぬもの 見おろす青空 僕が君に打ち明けた 胸の悲しみを 君がそっと両手で 受け止めたあのときも 街は笑っていて 僕らを包んでいた ふたりを包んでいた |
なつかしい朝研ナオコ | 研ナオコ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | なんにも言わない海よ おまえはいつも見ていた 人の世界の争いごとを 流した涙のことを 遠い遠い昔から おまえはみんな見ていた 今も静かなそのまなざしを 私たちにむけている 忘れられる そんな気がする どんな悲しい きのうのことも 子供の頃に感じたような あのまぶしいしあわせが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は きのうまではうす暗い 闇の中にひとりきり あしたのことも信じられずに うつむいていたけれど 心をひらいてみれば 風はあの日とおんなじ ひさしぶりだね また会えたねと 耳もとでささやいてる 鳥がうたう 草木が萌える 季節のかおり ふりまきながら 子供の頃に出会ったような あのすなおなときめきが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は | |
なつかしい朝谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | なんにも言わない海よ おまえはいつも見ていた 人の世界の争いごとを 流した涙のことを 遠い遠い昔から おまえはみんな見ていた 今も静かなそのまなざしを わたしたちにむけている 忘れられる そんな気がする どんな悲しい きのうのことも 子供の頃に感じたような あのまぶしいしあわせが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は きのうまではうす暗い 闇の中にひとりきり あしたのことも信じられずに うつむいていたけれど 心ひらいてみれば 風はあの日とおんなじ ひさしぶりだね また会えたねと 耳もとでささやいてる 鳥がうたう 草木が萌える 季節のかおり ふりまきながら 子供の頃に出会ったような あのすなおなときめきが 帰ってくる 帰ってくる なつかしい こんな朝は | |
渚のライムソーダ河合奈保子 | 河合奈保子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | ソーダソーダ ライムソーダ すきとおる夏の色 ソーダソーダ ライムソーダに すかして 海を見てたの みどりのあわの中 いろんな人が通る ビキニの女の子 にやけたヒゲのサーファー そんな中にとつぜん あなたの顔がのぞきこんだ ソーダソーダ ライムソーダ 驚いて顔あげる まばたきしてるまに おでこにキスをされたの ソーダソーダ ライムソーダ はじめて会ったあなたが まぶしくて ライムソーダに 顔をかくしたの わたし みどりのあわごしに あなたがみつめてる なんにも言えないわ 身うごきできないわ これとおんなじことを いつか夢でみたことがある ソーダソーダ ライムソーダ みどりのあわの中から わたしを助け出して 小麦色の王子さま グラスを傾けて あなたの髪の毛に 注いだライムソーダ きょとんとしてるあなた クスクス笑いながら わたし逃げるわ 追いかけてね ソーダソーダ ライムソーダ すきとおる夏の恋 みつけた きっとそうよ はじけてるこの胸が | |
なおちゃん谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 鷺巣詩郎 | なおちゃん 雨はやみましたか あなたの心に降る雨は なおちゃん ユーツはなおりましたか 口をとがらす いつもの癖も 弟みたいなものだって いつもあなたに言ってたけど 一度 一度だけ言いたかった カギをかけたこの胸の想い なおちゃん 彼女とどうですか 噂も少しは きいたけど なおちゃん やっぱり笑わなくちゃね しあわせにねと 言わなくちゃね 泣きたい場面で泣けないで 笑って見守る役なんて いやね 大声で言いたかった 好きよ どこへも行かないでよと なおちゃん 今は静かです 淋しい夜も 慣れました なおちゃん いつか言ってたでしょ 誰でも ほんとはひとりだと ことばが心にしみこんで あなたの影が笑っている 指に残る髪のやわらかさ ほほをなでるあの日の口笛 指に残る髪のやわらかさ これが これだけがわたしのもの |
鳥籠姫谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 鳴いてごらん Cuckoo きれいな声で ぼくのことを愛していると いとおしい小鳥 きみはぼくだけの いつもそばで 歌っておくれ やさしくささやく あなたの声が 今も確かに きこえるけれど それは海からの 風が運んだ どこにもいない人の幻 長い長い孤独の時 帰らぬ人を 待ちつづけて わたしはわたしを ここに閉じこめた 柳の枝で編んだ鳥籠 もう誰もわたしの 背中のねじを 巻いてくれる人もいないのに 鳴いてごらんCuckoo きれいな声で ぼくのことを愛していると できるならきみを この籠の中 鍵をかけて 閉じこめたいよ あなたの願いは どんなことでも すべてかなえてあげたかったの だけど願いだけ ここに残して あなたは消えた 永久(とわ)の旅へと 海の見える 丘の家に ほこりだけが 静かに積もる わたしはわたしを ここに閉じこめた 柳の枝で編んだ鳥籠 わたしを作った あなたの腕に 帰るその日を ひとり待ちながら |
トライアングル谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 悲劇のトライアングル おどけてゆがんでる おかしなかたちね いつでもわたしたち 3人 ドライブ 3人 海辺の町 午後のお茶を飲む 彼と彼と彼女 子供の仮面をかぶって笑ってる ほんとの気持ちを 言えないわたしたち 悲劇のトライアングル どこでまちがえた? 道は行き止まり どこへも行けないの 雨が降りだした 舗道にはねるしずく 傘はひとつだけ 誰もさせない傘 雨にぬれながら 並んで歩いてる 傘はキライよと くちびる 嘘をつく 心がゆれてる 満ち潮 引き潮 波にさらわれ 迷子の LOVE SONG ごらん すぐそこに 夢の終わりがきてる 赤いパンプスの かかとがつぶやいた 悲劇のトライアングル おどけてゆがんでる 平気な顔なら しなくてもういいの 喜劇のトライアングル おどけてゆがんでる 弱くてやさしい ほほえみの子供たち | |
トマトの森谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | おはよう ここはトマトの森です 光が からだの中を 流れている まだ夢の中にいる 白い朝の きみの目がみつめてる 無限の色 ここから きみのきょうが始まるよ 世界が生まれる ここは秘密の場所 透きとおるアルペジオ 冷たい水 つまさきに キラキラと はじけてとぶ おはよう ここはトマトの森です おはよう ここはトマトの森です 両手をのばせば きみの指先 宇宙の彼方の風に とどくだろう 始まりと終わりとが ひとつになる くりかえし くりかえし 波のように ここから きみのきょうが始まるよ 世界が生まれる ここは不思議な場所 ふりそそぐ朝の陽や 風や雨に はぐくまれ あざやかに色づくまで おはよう (おはよう) ここはトマトの森です おはよう (おはよう) ここはトマトの森です きみ をほんとに育てる力は きみ のいのちの中に 隠れているんだ 大地から生まれ出た 子供たちの 晴れやかな歌声が 聴こえてくる おはよう (おはよう) ここはトマトの森です おはよう (おはよう) ここはトマトの森です | |
図書館はどこですか谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 風は吹いて 日射しが翳る 雑木林に 踏み迷う いつかきた道 初めての道 道なき道を 森の奥 歩き疲れてたたずめば ふいに 耳に囁く声がする 図書館はどこですか 図書館はどこですか わたしが彼と 落ちあうはずの 約束の場所 どこですか 幾百年も 探しつづけて たどりつけない 森の中 顔は見えない 声だけ聞こえる 耳をふさいでも 耳の底に 図書館はどこですか 図書館はどこですか めぐり逢えない 愛しい人を 探す少女の 細い声 やがて夜の とばりが深く 迷いの森を つつむ時 わたしの声が わたしの口から 祈りのように こぼれ出す 図書館はどこですか 図書館はどこですか 図書館はどこですか 図書館はどこですか |
時の少女谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 時の少女が 心をのせて 黄金の舟で 川を下る 時の少女は 目も鼻も口もない まっしろな顔で にたりと笑う <悪いけど 思い出もらった あきらめておくれ このまま 流れて 夢にも帰らない海の彼方> 時の少女が あの人のせて あやつる櫂の 黄金の雫 あたしの手の中 握りしめてた ダイヤが 突然 石に変わる <悪いけど この人もらった あきらめておくれ あたしの腕の中で やさしくやさしく死なせてやるよ> 時の少女の 黄金の川は あたしの目の中 流れて行くよ いろんな人の 泣き顔 笑い顔 波間に キラリとあらわれ 消える <人になんかつかまってもムダさ 流れて行くだけ あんたは ひとりさ あたしが愛してあげるよ今夜は> | |
電波塔の少年谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 淋しさのかたちをした月が傾いて 危うく夜空に貼りついている 眠らない街の景色 僕は見下ろしてる 誰も僕には届かない 見える限りの家やビルの窓にきみがいる 数えきれないきみを ずっとずっとみつめている 街は今 魔法のように 僕のひろげた手の中で 光る箱庭に変わる この夜をきみにあげるよ 全部きみのものだよ 僕はこんなにきみのことだけを 好きなのに 悲しみの深さなんて 何の力にもならない 心は武器にならない ちっぽけなこの体を僕は変える 目に見えない不思議な力へと 自由に飛ぶよ 僕は電波 星も越えて行く 言葉と歌を抱いて 寒い夜の空を走る きみへと飛ぶよ 僕は電波 星も越えて行く 言葉と歌を抱いて 寒い夜の空を走る でもきみの受信装置 ひどく壊れている 部屋のすみにころがしたままで もうきみはそこにいない 誰も聴いていない ノイズだけが闇を汚してる もう僕はどこにも どこにもいなくなる |
てんぷら☆さんらいず谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 鳴海寛・山川恵津子 | 午前5時ノ新宿駅 長イホームニ散ラバル 赤イ朝陽ヲ集メテ 新鮮ナトコロヲ オナベデ カラリト カラリト カラリト コレガ てんぷら★さんらいず! てんぷら★さんらいず! 一度食ベタラ モウ帰レナイ 午後6時ノ表参道 交差点ヲ染メテ行ク ユレル夕陽ノ誘惑 マダ若イトコロヲ 選ンデ アゲマス アゲマス アゲマス コレガ てんぷら★さんせっと! てんぷら★さんせっと! 一度食ベタラ モウ帰レナイ タタケ 桜貝! 吹キ鳴ラセ 白熊! 踊レレレレオ! 本日開店! 御来店 オ待チ申シ上ゲマス TU・TU 帽子 アゲマス 夜霧ノタタキ ネオンノ刺身 春一番ノ酢ノモノ ちょいと一杯ノヒトニハ 夢正宗 涙雨フラセル ザザザト ザザザト ザザザト ココハ てんぷら★さんらいず! てんぷら★さんらいず! サアサ ドウデス ネエ オ嬢サン… |
天の貝殻谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | いく度目の春か 帰らない あのひとを待つ 湖の家 しゃんしゃん 水面に しゃんしゃん 雨降る 千のさかなが はねる水音 しゃんしゃん 心も しゃんしゃん ぬれるよ かわかない わたしの涙 時が過ぎれば 悲しみも うすれるものだと 誰が言った しゃんしゃん 毎日 しゃんしゃん 雨降る 天の貝殻 あのひとの鈴 しゃんしゃん 聴こえる しゃんしゃん わたしを 呼んでいるのか 遠い空から しゃんしゃん 毎日 しゃんしゃん 雨降る 天の貝殻 あのひとの鈴 しゃんしゃん 行きたい しゃんしゃん 行けない ゆれゆれる わたしの小舟 | |
天使のつぶやき谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 原田良一 | 淋しく雨が森をつつんで こずえをわたる 小鳥の声も 冷たくとざされ 白い空から 聞こえてくるの 遠い昔に 愛をなくした 天使のつぶやき 「ああ 何もかも 消えていくよ ああ 銀色の僕の涙といっしょに」 どんなに強く 愛していても いつかはきっと さめてしまうわ むなしいものなの 「ああ 何もかも 消えていくよ ああ 銀色の僕の涙といっしょに」 涙をうかべ ひとりぼっちの 天使のように わたしもいつか ひとりになるのね |
テングサの歌谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 紀勢本線 各駅停車 南部の次の岩代駅の ひと気のないホームの古いベンチの上にあたしはいるの あたしテングサ 海からとれた紫色よ もじゃもじゃ髪よ 誰か忘れた誰か捨てたの 思い出せない何も知らない ぽかぽかお陽さまよ いい天気 誰もいないのよ なぜかしら そりゃあ あたしにとってはどうでもいいことだけど 人間のいない地球ってきもちのいいものね 汽車の時間に汽車が来ないの 夜になっても灯りがつかない 海はみえるが船は通らず 道は見えるが車は通らず あたしテングサ 海からとれた 海の生まれは退屈知らずよ 何万年でも何億年でも ずっとこうしてぼんやりできるの しゅるしゅるそよ風よいいきもち 駅長さんの帽子がほら ころがっているわ そりゃあ あたしにとってはどうでもいいことだけど 人間のいない地球って もぎたてトマトみたい 紀勢本線 各駅停車 南部の次の岩代駅の ひと気のないホームの古いベンチの上で あたしはフワフワ | |
テルーの唄朝倉さや | 朝倉さや | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 心を何にたとえよう 空を舞うよな悲しさを 雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている 花はきっと切なかろう 色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを 愛でてくれる手もなくて 心を何にたとえよう 花のようなこの心 心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを 人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう 虫の囁く草原を ともに道行く人だけど 絶えて物言うこともなく 心を何にたとえよう 一人道行くこの心 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを | |
テルーの唄池田綾子 | 池田綾子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹は きっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 心を何にたとえよう 空を舞うような悲しさを 雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている 花は きっと切なかろう 色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを 愛(め)でてくれる手もなくて 心を何にたとえよう 花のようなこの心 心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを 人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう 虫のささやく草原を ともに道行く人だけど 絶えて物言う こともなく 心を何にたとえよう 一人道行くこの心 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを | |
テルーの唄柴咲コウ | 柴咲コウ | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 渡辺シュンスケ | 夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 心を何にたとえよう 空を舞うよな悲しさを 雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている 花はきっと切なかろう 色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを 愛でてくれる手もなくて 心を何にたとえよう 花のようなこの心 心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを 人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう 虫の囁く草原(くさはら)を ともに道行く人だけど 絶えて物言うこともなく 心を何にたとえよう 一人道行くこの心 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを |
テルーの唄世武裕子 | 世武裕子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 心を何にたとえよう 空を舞うよな悲しさを 雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている 花はきっと切なかろう 色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを 愛でてくれる手もなくて 心を何にたとえよう 花のようなこの心 心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを 人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう 虫の囁く草原を ともに道行く人だけど 絶えて物言うこともなく 心を何にたとえよう 一人道行くこの心 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを | |
テルーの唄谷山浩子 | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 心を何にたとえよう 空を舞うよな悲しさを 雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている 花はきっと切なかろう 色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを 愛でてくれる手もなくて 心を何にたとえよう 花のようなこの心 心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを 人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう 虫の囁く草原(くさはら)を ともに道行く人だけど 絶えて物言うこともなく 心を何にたとえよう 一人道行くこの心 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを | |
テルーの唄![]() ![]() | 手嶌葵 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 寺嶋民哉 | 夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 心を何にたとえよう 空を舞うよな悲しさを 雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている 花はきっと切なかろう 色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを 愛でてくれる手もなくて 心を何にたとえよう 花のようなこの心 心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを 人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう 虫の囁く草原を ともに道行く人だけど 絶えて物言うこともなく 心を何にたとえよう 一人道行くこの心 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを |
テルーの唄ベイビーブー | ベイビーブー | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 心を何にたとえよう 空を舞うよな悲しさを 雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている 花はきっと切なかろう 色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを 愛でてくれる手もなくて 心を何にたとえよう 花のようなこの心 心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを 人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう 虫の囁く草原を ともに道行く人だけど 絶えて物言うこともなく 心を何にたとえよう 一人道行くこの心 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを | |
テルーの唄Little Glee Monster | Little Glee Monster | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 寺嶋民哉 | 夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 心を何にたとえよう 空を舞うよな悲しさを 雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている 花はきっと切なかろう 色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを 愛でてくれる手もなくて 心を何にたとえよう 花のようなこの心 心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを 人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう 虫の囁く草原(くさはら)を ともに道行く人だけど 絶えて物言うこともなく 心を何にたとえよう 一人道行くこの心 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを |
手品師の夜谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 思い出して こんな風も凍る寒い夜更け わたしたち 寝静まる街を かけぬけた 星になっていたことを 激しく息を吐き ガードレールにもたれながら みつめてた おたがいの目を それだけが できることのすべてだと 見たくない 明日の朝 夢からさめて 笑ってる 話してる あなたを わたし ずっとここにいる ねえ あなたの目の中 名前のない夜に おびえていたあなた わたし 触れることで こわれるものがあることを 知ってたから 誰よりも 手品師の切り札は 出会う前から ポケットにサヨナラのカードが それじゃ最後 とびきりの ねえ これがわたしのマジック 思い出して いつか思い出より 遠いあした わたしたち 瞬間の中を かけぬける 星になっていたことを | |
手品師の心臓谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | さあカードを裏返すよ よく見てごらん 裏返すよ 手品師はそう言ったきり カードを持つ手をとめてる カードの裏に何があるのか 息をつめてみつめる子供 カードの裏の恐るべきからくりが ゼンマイ仕掛けで地球をこわすのか? 違う! 違う! さあカードを裏返すよ 今度こそは本当に 手品師は長い指を翻した 目にもとまらない早業 カードの裏に貼りついている それは何だ? 息をしている 赤くて黒い ヌメヌメと柔らかい 知らない星の生き物のよう 違う! 違う! それは彼の心臓 手品師は言った これはきみのもの ぼくの命 きみにあげる 指先でそっと 触れてごらんほら こわくないよ 抱いてごらん 抱いたら次は 口に入れてみて きっときみは 夢中になる からくりはそこだ それが彼の罠 だけど子供は何も気づかない さあもうきみは逃げられない このぼくの心臓から 手品師はそうつぶやいて 突然すべての動きを止めた ゼンマイが切れ 動かない手品師が 転がる床に 矢印がある お帰りはこちら 指し示す方向に 出口のドアがない 壁だけがある ここは ここは 逃げていった彼の夢の迷路の中 |
手品師の心臓谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | さあカードを裏返すよ よく見てごらん 裏返すよ 手品師はそう言ったきり カードを持つ手をとめてる カードの裏に何があるのか 息をつめてみつめる子供 カードの裏の恐るべきからくりが ゼンマイ仕掛けで地球をこわすのか? 違う! 違う! さあカードを裏返すよ 今度こそは本当に 手品師は長い指を翻した 目にもとまらない早業 カードの裏に貼り付いている それは何だ? 息をしている 赤くて黒い ヌメヌメと柔らかい 知らない星の生き物のよう 違う! 違う! それは彼の心臓 手品師は言った これはきみのもの ぼくの命 きみにあげる 指先でそっと 触れてごらんほら こわくないよ 抱いてごらん 抱いたら次は 口に入れてみて きっときみは 夢中になる からくりはそこだ それが彼の罠 だけど子供は何も気づかない さあもうきみは逃げられない このぼくの心臓から 手品師はそうつぶやいて 突然すべての動きを止めた ゼンマイが切れ 動かない手品師が 転がる床に 矢印がある お帰りはこちら 指し示す方向に 出口のドアがない 壁だけがある ここは ここは 逃げていった彼の夢の迷路の中 | |
冷たい水の中をきみと歩いていく谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 冷たい水の中をきみと歩いていく 何も望むものはない 夏の一日 グラスの底を 水をとおしてくる 七月の日射しが 横顔をきらめかせる 遠い過去からほほえむきみの みのらずに終わった恋は 夏ごとにすきとおる みのらずに終わった恋は こわいほどすきとおる あんまりそれがきれいなので ぼくの命も奪っていく あんまりそれがきれいなので 誰にも言葉はつうじない 冷たい水の中をきみと歩いていく なんて青くあどけない 夏の一日 グラスの底を 誰かの読んでいる 小説の挿絵の 湖の中に ぼくは今沈んでる 誰も見えない みのらずに終わった恋は 重さもかたちもなく みのらずに終わった恋は 思い出も影さえなく あんまり静かに輝くので ぼくのからだはこわれていく あんまり静かに輝くので 音楽ももう聴こえない あんまり静かに輝くので ぼくのからだはこわれていく あんまり静かに輝くので ぼくの命も奪っていく | |
月見て跳ねる谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 月が投げかける 木立の影を あなたの歩く影と 見誤り わたしは跳ねる うさぎのように あなたに会えた 会えた嬉しさ だけどよく見れば また見間違い 何もかもあなたに 見えるから わたしは跳ねる うさぎのように あなたにきょうも ただ会いたくて きらめく水しぶき 夜の宝石 街中飾るから きっとみつけにきて 見知らぬ人たちの 眠りの糸が からまり紡ぎ出す 迷路を抜けて 月は青ざめた 水晶の火を 燃やしてみつめている 恋心 わたしは跳ねる 月見て跳ねる あなたが好きで こんなに好きで あなたがいるだけで わたしは幸せ 他には望まない 何もいらない 世界に凍るような 冬が訪れて 全てをなくしても あなたがいれば |
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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月日の鏡谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 鏡の中にうつっている いつものわたしは なんにも飾りのない素顔 こっちを見てる そこにね つけましょう ホホエミという名前の淡いルージュを きれいだけど 少しへんな気持ち それから 上目使いに見る おどけなさのチーク 髪には無邪気さを編み込む 細いリボン そしてね 鏡にむかって言うの こんにちは これがわたし わたし わたし たぶん これがわたし 鏡の中にうつっている いつものわたしは 飾れば飾るほど素顔に なぜか見える 嘘かな ほんとかな いつのまにか わからなくなる どうしてそんな顔してるの わたし わたし 嘘かな ほんとかな いつのまにか記憶が消えて しあわせ わたし わたし たぶん これがわたし | |
月が誘う谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斎藤ネコ | 月が誘う 夜の遊び 追いかけるわたしから 逃げてごらんよ 世界はただ がらんとした 道もない 壁もない 何もない迷路 走りだせばいい でも走りだせない 月が頭の上で ケラケラ笑う 自由なのに きみはそんなにも 逃げてごらん さあ今すぐ 逃げなくちゃ追えないよ 月がささやいた だけどきみは とまどうだけ 道もない 壁もない 何もない迷路 どこへでも行けるから どこへも行かず 誰でも愛せるから 誰も愛さない いつもきみは 同じ場所にいる 「時間は無限にある」きみはつぶやく 「あわてずに思い出せ あの日の地図を 子供の頃 誰かにもらった…」 そんなものは どこにもない みせかけのガラクタで ごちゃごちゃのポケット 月はきみを まだ待ってる ほらきみの心臓を ころがしはじめた |
月が誘う谷山浩子と栗コーダーカルテット | 谷山浩子と栗コーダーカルテット | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 栗原正己 | 月が誘う 夜の遊び 追いかけるわたしから 逃げてごらんよ 世界はただ がらんとした 道もない 壁もない 何もない迷路 走りだせばいい でも走りだせない 月が頭の上で ケラケラ笑う 自由なのに きみはそんなにも 逃げてごらん さあ今すぐ 逃げなくちゃ追えないよ 月がささやいた だけどきみは とまどうだけ 道もない 壁もない 何もない迷路 どこへでも行けるから どこへも行かず 誰でも愛せるから 誰も愛さない いつもきみは 同じ場所にいる 「時間は無限にある」きみはつぶやく 「あわてずに思い出せ あの日の地図を 子供の頃 誰かにもらった……」 そんなものは どこにもない みせかけのガラクタで ごちゃごちゃのポケット 月はきみを まだ待ってる ほらきみの心臓を ころがしはじめた |
地上の星座谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 平野孝幸 | 夜めざめれば 窓のかなたに さざめく 水銀の星たち あの窓この窓に 人たちの灯す 見知らぬ街の灯が ゆれてる 遠い異国に 置き去りにされた 名前も忘れた 子供の心が 明かりを繋(つな)いで 星座をつくる 想いを繋(つな)いで 星座をつくる ほら お母さんの指の間を 車が走り抜ける キラリと あそこの赤い灯は あの人のセーター 遠くで手を振る 私に ここは見知らぬ 都会の空の 誰にも見えない 暗い雲の中から 明かりを繋(つな)いで 星座をつくる 想いを繋(つな)いで 星座をつくる ここは見知らぬ 都会の空の 誰にも見えない 暗い雲の中から 明かりを繋(つな)いで 星座をつくる 想いを繋(つな)いで 星座をつくる |
小さな魚谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 青い春のせせらぎを 水をけり しぶきをはね きらりきらり 銀色の 背を光らせて泳いでいる 荒い波をこえてきた 凍えそうな寒い冬も ひとつひとつこえていけば いつか会えると信じていた 明日はもっときれいになる もっと強くやさしくなる 音をたてて割れていく 氷が自由な水にかわる きれいになった わたしをつれて 会いに行きたい人がいる はるかな水の流れをたどり いつかあなたに 笑いかける 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく あなたがただそこにいて 生きている そのことで わたしはきょうも生きていける 日射しに顔を 上げていける 雨降る朝に 風の夜更けに わたしはいつも祈っている あなたの額に輝く星が どんな闇にも 翳らぬよう 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく 今 わたしは小さな魚だけれど あなたへと 泳いでいく | |
第2の夢・骨の駅谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 山奥の 小さな駅に とまったら 青い空気を ごらんなさい 青い空気は 骨が好き あなたの骨を 食べてしまいます 青い空気は 骨が好き あなたの命を 食べてしまいます 山奥の 小さな駅に とまったら 暗い緑を ごらんなさい 暗い緑は 骨が好き あなたの骨を なめてとかします 暗い緑は 骨が好き あなたの命を なめてとかします (すてきな ごちそう) 忘れている 幼い頃 神社の森の暗がりで 約束したことはないか? 思い出せないことはないか? 来てはいけない骨の駅 忘れていた骨の駅 吸い寄せられた 古い力に 山奥の 小さな駅に とまったら のぞきこんでは いけません かたく目を閉じて 早くこの駅を 通りすぎるのを 待ちなさい 山の奥へとつづく細道を ホームに降りて ふらふらと 歩き出してはいけません | |
第2の夢・骨の駅谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 山奥の 小さな駅に とまったら 青い空気を ごらんなさい 青い空気は 骨が好き あなたの骨を 食べてしまいます 青い空気は 骨が好き あなたの命を 食べてしまいます 山奥の 小さな駅に とまったら 暗い緑を ごらんなさい 暗い緑は 骨が好き あなたの骨を なめてとかします 暗い緑は 骨が好き あなたの命を なめてとかします (すてきなごちそう) 忘れている 幼い頃 神社の森の暗がりで 約束したことはないか? 思い出せないことはないか? 来てはいけない骨の駅 忘れていた骨の駅 吸い寄せられた 古い力に 山奥の 小さな駅に とまったら のぞきこんでは いけません かたく目を閉じて 早くこの駅を 通りすぎるのを 待ちなさい 山の奥へとつづく細道を ホームに降りて ふらふらと 歩き出してはいけません | |
第5の夢・そっくり人形展覧会谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | そっくりだけど ちがう そっくりだけど ちょっとね どこがどこがちがうの? よく見てごらん 目がふたつ 鼻ひとつ 口ひとつで 耳ふたつ まる顔で 面長で ちょっぴりタマゴ型(ホー) そっくりだけど ちがう ちがうけど 平気 なぜなぜ 平気なの? そっくりだから こっそりと とりかえて にっこり笑えば わからない わたしでも あなたでも 誰でもかまわない(エーッ) そっくりだけど ちがう そっくりだけど ちょっとね どこがどこがちがうの? あててごらんよ ほんものはひとつだけ チャンスはたった一度だけ まちがえて選んでも つれて帰らなきゃ(マー) まちがえたその人が 死ぬまできみのもの まちがえたその人が 死ぬまできみのもの そっくりだけど ちがう ちがうけど 平気 なぜなぜ平気なの? そっくりだから | |
第5の夢・そっくり人形展覧会谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | そっくりだけどちがう そっくりだけどちょっとね どこがどこがちがうの? よく見てごらん 目がふたつ 鼻ひとつ 口ひとつで 耳ふたつ まる顔で 面長で ちょっぴりタマゴ型(ホー) そっくりだけどちがう ちがうけど平気 なぜなぜ平気なの? そっくりだから こっそりととりかえて にっこり笑えばわからない わたしでもあなたでも 誰でもかまわない(エー) そっくりだけどちがう そっくりだけどちょっとね どこがどこがちがうの? あててごらんよ ほんものはひとつだけ チャンスはたった一度だけ まちがえて選んでも つれて帰らなきゃ(マー) まちがえたその人が 死ぬまできみのもの まちがえたその人が 死ぬまできみのもの そっくりだけどちがう ちがうけど平気 なぜなぜ平気なの? そっくりだから | |
たんぽぽ食べて谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | この街には昔から 悪い噂があった 誰も口にしたがらない 悪い噂があった やがて時が流れて 人々は噂を忘れた やがて時が流れて 噂は誰も知らない噂になった 誰も知らない噂は どんよりと街にたちこめ アスファルトにしみこんだ やがて噂を一杯に吸いこんだアスファルト道路のあちらこちらから ある日突然 いっせいに 芽を吹き出したものがある たんぽぽ食べて やさしいきもち たんぽぽ食べて 軽くなったよ たんぽぽ風に ゆらゆらゆれない たんぽぽ雨に ぬれないぬれない あたしの耳に 赤いたんぽぽはえた あたしのヒザに 青いたんぽぽはえた なぜか近頃 なぜだか胸がはずむ あたしの胸の黒いたんぽぽ ぬけない ぬけない 強い たんぽぽ風に ゆらゆらゆれない たんぽぽ雨に ぬれないぬれない たんぽぽ生まれ あなたとわたし たんぽぽ育ち 恋するふたり あなたの目玉 赤いたんぽぽはえた あなたの骨に 青いたんぽぽはえた それでも動く それでも動く あなた 愛の言葉も あまいたんぽぽ ぬけない ぬけない 強い たんぽぽ (赤い) たんぽぽ (青い) たんぽぽ (黒い) たんぽぽ 食べて たんぽぽ食べて やさしいきもち たんぽぽ食べて 軽くなったよ たんぽぽ風に ゆらゆらゆれない たんぽぽ雨に ぬれないぬれない たんぽぽ食べて 笑ってみせて たんぽぽ食べて 泣いてもみせて たんぽぽ食べて アイしてみせて たんぽぽ食べて アイしてみせて | |
たんぽぽ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 倉田信雄 | 春のおわりの夕焼け空に たんぽぽひとつ 黄金にもえる 春に抱かれて恋する娘 たんぽぽひとつ 黄金にもえる いつもあなたは 言葉少なく わたしをじっと みつめてくれる もしもあなたが 後ろをみせて あした旅立つ ことがあっても あとは追わない 涙見せない 赤い夕焼け 燃えて落ちても きょうの思いは わたしに残る 熱い思いは わたしに残る 春のおわりの夕焼け空に たんぽぽひとつ 黄金にもえる 春に抱かれて恋する娘 たんぽぽひとつ 黄金にもえる 今度もう一度 風が吹いたら 行くよと言った あなたが言った 風よ吹くなと 祈るわたしの 髪を乱して春風吹いた あとは追わない 涙見せない 赤い夕焼け 燃えて落ちても あとは追わない 決めた心が ゆれてゆらいで 風にはじけた 春のおわりの夕焼け空に たんぽぽ白く もえて旅立つ 春に抱かれて恋する娘 たんぽぽ白く もえて旅立つ たんぽぽ白く もえて旅立つ |
誕生谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | ひとひらの光る雲の中から 私は生まれた 川面を走る風の中から 私は生まれた 雲よ 私の名前を知っていますか 風よ 私の名前を知っていますか 遠くに響く夜汽車の笛から 私は生まれた 梢を渡る鳥の歌から 私は生まれた 夜汽車よ 私の行方を知っていますか 鳥よ 私の行方を知っていますか 私は 小さな赤ん坊だった 私は 小さな生まれたてのいのち 草木や花や雨や大地から たくさんのちからを もらって育った そしてある日 目を見開いて はじめての言葉をつぶやいた 少年の奏でるオカリナの音から 私は生まれた 道端にころがる石ころの夢から 私は生まれた 歌よ 私の名前はあなたと同じ 世界よ 私の名前はあなたと同じ |
卵谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 卵の中で 僕は生まれた 卵の中で 僕は育った 卵の中で 僕は年老い 卵の中で 死んで腐った ような気がするほど 長い長い時が 僕の上を下を 流れて過ぎた 卵の中に 全てがある 卵の中に 世界がまるごと 座ったままで 全部手が届く 眠ったままで 全部手に入る だからまあまあ楽しい なにということもなく 壁に映る夢に 心は躍る だけどひとつだけ 気になることがある かすかに聞こえる 誰かの泣き声 胸をしめつける 悲しげなその声 昼夜途切れず いつまでも続く 卵の中で 僕は生まれた 卵の中で 僕は育った 何か違うと 思いながらも 卵の世界で 僕は生きてる 早く終わればいいと 僕は思ってるんだろう 眠ったまま幕が下りればいいと 卵の殻を 誰か叩いてる 卵の外で 何かつぶやく 風の音さと 笑ったその時 空に大きな 亀裂が走った 泣き声が響く とてつもない大音響 悲鳴のような声 耳をふさいでも 突然気づいた これは僕の声だ 胸をしめつける これは僕の声 卵が割れる 僕が壊れる こんな痛みを 僕は知らない 卵が割れる 何かが見える こんな痛みを 僕は知らない 卵が割れる 僕が生まれる どちらが夢か 僕は知らない でもこれが夢なら 全てが夢だ これが夢なら 宇宙も人も |
旅人谷山浩子 | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 幾つもの昼と夜を越えて 幾つもの海と島を渡り 真の光を探し続け 彼の旅は未だ終わらず 船べりを叩く波と話し 帆を打つ風のたゆまぬ唄を聴く 内なる声が導くままに 潮に焼かれた手で舵を取る 言葉が意味をなくした都に 隠された愛の言葉を探し 声なき声がすすり泣く 深き暗闇の路上を歩む 時の失われた街で 亡き者たちのその哀しみを知り 祈りの刻まれた神殿に 太古の生きものの声を聞く 最果ての象牙の浜辺 とこしえの夕映えの島 鳥さえかよわぬ荒野の中に 小さく瞬く命をみる 星降る夜の孤独な眠りに かなた故郷の山を思う 白き峰々と黒き森 丘を駆け回りし幼き日 夜毎夜毎の炉辺ものがたり 懐かしき隠者の面影 輝かしかりしかの年月を 取り返すことあたわずとも それを悲しむまいとして 彼の旅は未だ終わらず | |
旅人手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | フェビアン・レザ・パネ | 幾つもの昼と夜を越えて 幾つもの海と島を渡り 真の光を探し続け 彼の旅は未だ終わらず 船べりを叩く波と話し 帆を打つ風のたゆまぬ唄を聴く 内なる声が導くままに 潮に焼かれた手で舵を取る 言葉が意味をなくした都に 隠された愛の言葉を探し 声なき声がすすり泣く 深き暗闇の路上を歩む 時の失われた街で 亡き者たちのその哀しみを知り 祈りの刻まれた神殿に 太古の生きものの声を聞く 最果ての象牙の浜辺 とこしえの夕映えの島 鳥さえかよわぬ荒野の中に 小さく瞬く命をみる 星降る夜の孤独な眠りに かなた故郷の山を思う 白き峰々と黒き森 丘を駆け回りし幼き日 夜毎夜毎の炉辺ものがたり 懐かしき隠者の面影 輝かしかりしかの年月を 取り返すことあたわずとも それを悲しむまいとして 彼の旅は未だ終わらず |
旅立ちの歌谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 寺嶋民哉 | 古い港は 夜明け間近 誰にも告げず 家を抜け出した まだ醒めやらぬ 家並(やな)みを抜け 海へと続く ひとすじの道 ここからはひとりきり 孤独な旅が始まる わたしを包み 育ててくれた 暖かな手に 別れ告げて おだやかな日々 幼なじみ 笑いこぼれる 南向きの窓 できることなら このままずっと ここにいたいと 願っていた でも大きな世界へと 心はもう急いでる 誰のためにか 何のためにか わからぬままに 漕ぎ出す舟 風叫ぶ海原へと 心はもう急いでる さよなら みんな さよなら 町 さよなら いつか 帰る日まで さよなら みんな さよなら 歌 さよなら いつか 帰る日まで |
旅立ちの歌MEG | MEG | 谷山浩子 | 谷山浩子 | AQ Ishii | 東の空は 夜明け間近 誰にも告げず 家を抜け出した まだ醒めやらぬ 街をあとに 海へと続く ひとすじの道 ここからはひとりきり 孤独な旅が始まる わたしを包み 育ててくれた 暖かな手に 別れ告げて おだやかな日々 幼馴染 笑いこぼれる 南向きの窓 できることなら このままずっと ここにいたいと 願っていた でも大きな世界へと 心はもう急いでる 誰のためにか 何のためにか わからぬままに 漕ぎ出す舟 風叫ぶ海原へと 心はもう急いでる さよなら みんな さよなら 歌 さよなら いつか 帰る日まで さよなら みんな さよなら 街 さよなら いつか 帰る日まで |
ただ風のために谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | わたしが動くのは ただ風を起こすために 彼から誰かへと そしてまた べつの人へ 風がとまるたびに わたしは すりぬける 夕暮れがおりてきた 湖の小舟の中 あなたが つぶやいた はじめての謎のような 遠い国の言葉 答はさがさない 言葉や約束には 何の力もない 本当にやさしいものは ただ ひたいの汗と 吐息 あなたの背中で 地球が ざわめいてる わたしは 山になる 森になる さかなになる さがしていたものが 今 この手の中に 愛という名前の 小さな部屋を捨てて 今はただ 風のためにだけ ただ 風のためにだけ はずした時計を 湖に投げ落として 少しずつ影になる その顔を みつめてる このまま 消えていい 大きな風の中 | |
黄昏谷山浩子 | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 通りを行きかう 人影もなく 路地裏に響く 呼び声もない 焚かれることない 凍えた炉辺 閉ざされたままの 小さな扉 歴史を刻んだ 石の壁も 今は色あせ 形をなくし 草に覆われた 石畳には 砂埃だけが 遊んでいる みんなはどこへ 行ったのだろう 私が愛した あの人たちは 色のあせていく たそがれの中 私は一人 涙する ひろがる田畑に 種は撒かれず 名前を知らない 草が茂る 営みの跡を 草木が隠し 実りの記憶も 遠くになった 繕い続けても ほつれていく 輝きの消えた 私の世界 行く手を照らす 灯りもなしに それでも歩みは 止められぬ これからどこへ 行くのだろう 私の愛する あの人たちは 色のあせていく たそがれの中 私は一人 立ち尽くす | |
黄昏手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 小倉博和 | 通りを行きかう 人影もなく 路地裏に響く 呼び声もない 焚かれることない 凍えた炉辺 閉ざされたままの 小さな扉 歴史を刻んだ 石の壁も 今は色あせ 形をなくし 草に覆われた 石畳には 砂埃だけが 遊んでいる みんなはどこへ 行ったのだろう 私が愛した あの人たちは 色のあせていく たそがれの中 私は一人 涙する ひろがる田畑に 種は撒かれず 名前を知らない 草が茂る 営みの跡を 草木が隠し 実りの記憶も 遠くになった 繕い続けても ほつれていく 輝きの消えた 私の世界 行く手を照らす 灯りもなしに それでも歩みは 止められぬ これからどこへ 行くのだろう 私の愛する あの人たちは 色のあせていく たそがれの中 私は一人 立ち尽くす |
タイタニア 恋をしよう谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 橋本一子 | タイタニア 恋をしよう 素敵なロバと タイタニア 星降る夜 秘密のキスを 人は誰もが仮面をつけて 惑い歩く 人の世界は仕掛けだらけの パズルの森 何が良くて何が悪くて 何が綺麗で汚い? 燃える水の面に映る 何が本当? 何が嘘? タイタニア 男はみな 素敵なロバだ タイタニア あふれる愛 すべて捧げよう 怖がることもためらうことも 何もいらぬ 傷つくことは 花と咲くこと 燃え立つ闇 月の光に磨かれたような 裸身を草に横たえ 遠くで星が生まれる痛みを その身の奥に受け止めて タイタニア 恋をしよう 素敵なロバと タイタニア 現は夢 夢は炎の花 夜に香る果実の輝き それはお前だけのもの 愛を語る言葉は虚しく うつろな耳に消えゆくだけ タイタニア 男はみな とまどうロバだ タイタニア 言葉を捨て 吐息の海へ タイタニア 恋をしよう 夜はつかのま タイタニア 言葉を捨て 吐息の海へ |
SORAMIMI~空が耳をすましている~谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | あなたを見ていたのよ いつでもあなただけを 友だちの中で はしゃいでいても 心だけ黙りこんで だけど 口に出してはいけないとわかってる 一度だけふれた指の熱さを ポケットにかくした 送ってくれる いつもの海岸通り 木立ちの枝に今夜は たくさんの星を飾った 星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI さりげないサヨナラで 別れた風の駅の 通路のよごれた壁にもたれて あなたを思っていた 不幸になるわきっと 愛をかわしあっても 誰かの涙と ひきかえにした 記憶が 重すぎて やさしい雨が 木立ちをぬらす夜更けに 星は 流星になって 眠る あなたのもとへ走る 星がささやく 「あなたが好きです」 闇のカーテンごし あなた 目覚めても あかりつけないで それは ただの SORAMIMI 星が泣いてる 「あなたが好きです」 かくしきれない恋 あなた 気づかないふりをしていてね それは ただの SORAMIMI 星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI 星がささやく 「あなたが好きです」 風が ゆするたびに あなた ふりむき 耳をすましても それは たぶん SORAMIMI | |
空の終点谷山浩子 | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 空に終点はあるのかしら どんな道も終点があるでしょ 大地にも終点があるわ 海にも終点があるはずよ 終わりがないものってあるのかしら 夜が来て一日は終わるでしょ どの季節にも終わりがあるわ わたしの命もいつか 空には終点がないって あのひとはいう 空はずっとずっと続いて どこまで行っても終わりがないと 空に終点はあるのかしら それを確かめにいきたい あの人と あの人と 飛んでいきたい 空の終点があるところまで | |
空の終点手嶌葵 | 手嶌葵 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | 小倉博和 | 空に終点はあるのかしら どんな道も終点があるでしょ 大地にも終点があるわ 海にも終点があるはずよ 終わりがないものってあるのかしら 夜が来て一日は終わるでしょ どの季節にも終わりがあるわ わたしの命もいつか 空には終点がないって あのひとはいう 空はずっとずっと続いて どこまで行っても終わりがないと 空に終点はあるのかしら それを確かめにいきたい あの人と あの人と 飛んでいきたい 空の終点があるところまで |
空のオカリナ岩男潤子 | 岩男潤子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 指を空にひたせば 心までも染まる ピポポ パポポ ピポポ パ 透きとおる青さ 空色の少年が オカリナを吹いてる ピポポ パポポ ピポポ パ 雲にこしかけて ほら 風の中 足をとめれば きこえてくる しかられて泣いている 子供たちのために 疲れたおとなたちを なぐさめるために どんなにぎやかな 街の中でも きっときこえる ピポポ パポポ ピポポ パ ぼくはここにいるよ ピポポ パポポ ピポポ パ きみのすぐそばに | |
空のオカリナ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 指を空にひたせば 心までも染まる ピポポ パポポ ピポポ パ 透きとおる青さ 空色の少年が オカリナを吹いてる ピポポ パポポ ピポポ パ 雲にこしかけて ほら 風の中 足をとめれば きこえてくる しかられて泣いている 子供たちのために 疲れたおとなたちを なぐさめるために どんなにぎやかな 街の中でも きっときこえる ピポポ パポポ ピポポ パ ぼくはここにいるよ ピポポ パポポ ピポポ パ きみのすぐそばに |
空の駅谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | ふと目を上げれば 汽車のない線路 線路のない駅 駅のない駅長 ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「この靴をはきなさい」 野原にぽつんと わたしは立ってる うつむく背中を 過ぎていく雲の影 ふと目を上げれば 空はいちめんの 大根畠が どこまでも広がる わたしは歩いた 空の道ひとり 歩いて歩いて 消えていく心 夢で歩いた町を 目覚めても歩ける 夢で愛した人を 目覚めても愛する はるかな地平線の 彼方で笑う人を 届かぬ地平線の 彼方で手を振る人を ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「さあきみの鞄だ」 ひとつの蜜柑を わたしに差し出して 駅長は言った 「さあきみの帽子だ」 |
空色のメロディ~大好きなグリーンフィールド~谷山浩子 | 谷山浩子 | 水沢めぐみ | 谷山浩子 | 丘の上から 見わたせば どこまでひろがる緑 青い空 ハチとあたし よろしくね きょうから 大好きなグリーンフィールド ぬけるような 青空からメロディ 心 透き通るような… パパとママはもういないけど あたしとハチとおじいちゃん 何もかもがこれからね きょうから 大好きなグリーンフィールド いつでもあたしを やさしく包んで きっと元気になるから 涙なんてもういらない さみしい気持ちになったら 丘をかけていくわ あの空に向かって 胸にいつでも光ってる パパとママにもらった青いペンダント そっとあたしを見守ってね きょうから 大好きなグリーンフィールド あたしの回りの みんながきらきらと いつもかがやいているの 大好きな あたしのグリーンフィールド あたしのグリーンフィールド | |
そっくりハウス谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | 真夜中 目がさめた おへやのまん中に 小さなおうちがありました わたしの住んでいる おうちとよくにてる やねもとびらも かべの色も そっくりハウス どこからきた そっくりハウス ここにある そっくりハウス 何から何までおんなじおうち まどからのぞいたら 小さなおとうさん 小さなテレビを見ているよ 小さなおかあさん 小さなテーブルで 小さな花びんに花をいけた そっくりハウス あかりが消えた そっくりハウス 夜がふける そっくりハウス きこえてくる しずかなねいき 小さな子どもべや 小さな女の子 わたしとおんなじパジャマをきて こちらに せを向けて 何かをのぞいてる ほんとに小さな 小さなまどを そっくりハウス おうちの中に そっくりハウス うちがある そっくりハウス その中にまた おんなじおうち そっくりハウス おうちの外に そっくりハウス うちがある そっくりハウス その外にまた おんなじおうち |
そっくりハウス谷山浩子と栗コーダーカルテット | 谷山浩子と栗コーダーカルテット | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 栗原正己 | 真夜中 目がさめた おへやのまん中に 小さなおうちがありました わたしの住んでいる おうちとよくにてる やねもとびらも かべの色も そっくりハウス どこからきた そっくりハウス ここにある そっくりハウス 何から何までおんなじおうち まどからのぞいたら 小さなおとうさん 小さなテレビを見ているよ 小さなおかあさん 小さなテーブルで 小さな花びんに花をいけた そっくりハウス あかりが消えた そっくりハウス 夜がふける そっくりハウス きこえてくる しずかなねいき 小さな子どもべや 小さな女の子 わたしとおんなじパジャマをきて こちらにせを向けて 何かをのぞいてる ほんとに小さな 小さなまどを そっくりハウス おうちの中に そっくりハウス うちがある そっくりハウス その中にまた おんなじおうち そっくりハウス おうちの外に そっくりハウス うちがある そっくりハウス その外にまた おんなじおうち |
洗濯かご谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | あなたは誰をみつけたの? 深い秘密の森の奥 あなたは誰をみつけたの? ため息が聞こえてくる 夜ごとベッドを抜け出して 息を殺して森の奥 あなたは誰をみつけたの? ため息が聞こえてくる どんな遠い地の果ても 夢の鳥は追いかける 暗い真夜中の井戸端で 洗濯かごにつまずいて あなたは誰をみつけたの? 瞳だけ光っている 空が溶けて落ちてくるよ まぶたが溶けて流れる 紙でできた星が燃える 終わらない苦しい夢 逃げるふたり 靴を投げる 投げた靴がイバラになる ギロチンみたいな月が行く ビロードの空 しめやかに わたしをのせて沈んでよ この夢を終わりにして 逃げるふたり 靴を投げる 錆びた過去を脱ぎ捨てて 安いアパートのベランダで 洗濯かごをよけながら あなたは誰を抱きしめた 赤い月 じっと見ている |
素晴らしき紅マグロの世界谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 幸せの予感 それは紅マグロ お口の誘惑 それは紅マグロ ピチピチのプリプリで ほどよく締まってジューシーで ひと口かめば脳天突き抜け 広がる旨味 誰もがほほえむ そんな紅マグロ つぶらな瞳 そんな紅マグロ できることなら紅マグロと お手々つないで歩きたい 紅マグロの誕生日に お呼ばれしたい ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 そのままで食べたい でかい紅マグロ かかえて食べたい 重い紅マグロ できることなら紅マグロのおうちに住みたい 暮らしたい 壁も畳もお風呂もベッドも 全部紅マグロ ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 | |
素晴らしき紅マグロの世界谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 幸せの予感 それは紅マグロ お口の誘惑 それは紅マグロ ピチピチのプリプリで ほどよく締まってジューシーで ひと口かめば脳天突き抜け 広がる旨味 誰もがほほえむ そんな紅マグロ つぶらな瞳 そんな紅マグロ できることなら紅マグロと お手々つないで歩きたい 紅マグロの誕生日に お呼ばれしたい ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 そのままで食べたい でかい紅マグロ かかえて食べたい 重い紅マグロ できることなら紅マグロのおうちに住みたい 暮らしたい 壁も畳もお風呂もベッドも 全部紅マグロ ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 | |
すずかけ通り三丁目谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子・あまんきみこ | 谷山浩子 | 何気ない町の角を ふとまがったら そこはまるで 静かな夢 けむるような 日ざしの中で 突然 思い出してしまった 朝のにおい 水の音 突然 よみがえる あの頃の 幸せな あの子とわたし 思い出は眠っている 心の奥に だけどきょうは たずねて来た 時の彼方 すずかけ通り三丁目の白い家 突然 思い出してしまった 雨のやさしさ 雲の色 かすかな記憶のかたすみに 風の中 あの子の瞳 思い出は眠っている 心の奥に だけどきょうは たずねて来た 時の彼方 すずかけ通り三丁目の白い家 | |
水晶散歩谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 僕は探していた 姿を消した子猫 歩いているとふいに 知らない人が僕に 「ねえ君 頼みがある わしは水族館の 館長をしてる者だが 水族館から逃げ出した 砂版魚を全部つかまえないと帰れない どうかこの時計を 水族館の者に渡してほしい」 僕は時計を受け取り 街へと歩いていく 「水族館はどこにありますか」とたずねた 「ねえ君」と男が言った 「もしかしたら君は 水族館にその時計を 持って行くんじゃないのかい」 「どうしてそのことを」とたずねると男は 「俺も前 水族館の館長をしてたから」そう答えた 街の真ん中 煙を噴く山 地理学者がいる これで8日目 8日間も地理学者 あいつは運がいい 僕はやっと水族館に着いて そこにいた人に 「館長さんに頼まれて来ました」と言うと彼は 「館長はわたしですよ あなたが会ったその人は おそらく時計屋です 館長になりたがってる こんなふうに次々 時計をよこしても それで館長になれるわけもないのに こんなふうに次々 時計が届いて それで館長になれるわけもないことは 知っているのに 知っているのに 知っているのに」 |
人生は一本の長い煙草のようなもの谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 僕は何を描くだろう 果てのない 暗い夜空に どんな悲しみを どんなときめきを この先いつか出会うはずの 誰かのことを思ってみる 顔さえ知らない きみを想ってみる ふいに涙がこぼれた 泣きたい理由もないのに 僕の知らない未来を 涙はみつめている たとえば僕の人生は 一本の長い煙草のように 想いを燃やして 想いを燻らせ 長く長く 煙はのびて 細く細く 空へとのびて やがては薄れて 見えなくなっても 香りだけは消えずに いつまでも 旅をつづけて ある夜 誰かの夢に 静かに とどくだろう たとえば僕の人生は 一本の長い煙草のように 想いを燃やして 想いを燻らせ 明日は何を描くだろう 果てのない 暗い夜空に どんな悲しみを どんなときめきを | |
ジリスジュリス谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | 走る走るジリス ジリスは地上リス ララ ジュリス ジュリスは樹上リス ララ ジリス ジリスは地上リス ララ ジュリス ジュリスは樹上リス スキサスキサ ジリス ジリスが恋をした ララ ジュリス ジュリスに恋をした なかなか 珍しいことだが 向こうも わりとその気みたい こっちへおいでよ遊ぼう 広い野原をふたりで駆けよう ダメよあたしは樹から降りたくない 遊びたいならあなたが登って 意地っ張りのジリス ジリスは登らない ララ ジュリス ジュリスも降りてこない 樹の上と下でにらみあい とても恋してる感じじゃない どうしたらいいか わからない ほんと どうしたらいいの わからない やがて西にお日さま傾いて ふたりの顔も薄れる夕方 そこへピュンと飛んだモモンガ 夜じゃないけどモモンガ よーおまえたち どうしたの どうもしないわ あっち行け モモンガ去りて どうする さてどうする 内心 これにも飽きてきた でも先に 動くのはシャクだし このままいるのも しんどいし ジリスはジュリスが好きだし そして ジュリスもジリスが好きだし あとは素直に動けばいいだけ それができれば何も苦労はない そこへピュンと飛んだモモンガ 夜が大好きモモンガ キュッと驚きジュリスは 高い枝から落ちたよ モモンガ去りて モモンガ去りて 落ちてくる彼女を あわてて ジリスが受け止めた 何もかも忘れて樹を登り 低い枝の上で受け止めた ありがとうってはにかむ彼女と 優しく抱きしめたジリスと ほんとはわざと落ちたことは 内緒ねってジュリスが目くばせ |
城あとの乙女谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 寺嶋民哉 | 小高い丘の上 名もなき城あとが 訪れる人もなく ひっそりと眠っているよ わずかに残る壁 苔むした石段 千年の時を超え 在りし日の夢を語る あの日高い窓で 娘は待っていた 遠くからもうすぐ帰る愛しい人を 空には鳥が鳴き 小川はきらめき もう二度と会えないこと まだ何も知らなかった 残酷な出来事が すべてを奪い去り 偶然に娘だけが ただひとり生き残った ひばり ひばり 空を 自由に飛べるなら ひばりになって 彼のところへ 飛んでいきたい 窓から大きく からだをのりだして 降り出した雪の中 まっすぐに 娘は飛んだ ひばり ひばり 空を 自由に飛べるなら ひばりになって わたしも空を 飛びたかったよ 小高い丘の上 もの言わぬ城あと 山あいに日は落ちて 風の草むら 虫の声 今でも ここにいる 月明かりに浮かび出る 千年の時を超え たたずむ乙女の姿 千年の時を超え 愛しい人を待っている |
白雪姫と七人のダイジョーブ谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | 僕はきみのために小さな家を建てる 獣や嵐から きみを守る家を 僕はきみのために 井戸掘り 水を引くよ きみがきれいな水を いつも使えるように 甘い夢の中で きみはまどろんでいて きみが幸せなら 僕らは満足さ 僕はきみのために 太陽光で電気を作る 夜も明るい 冬もあたたか 楽しいゲームもできる 僕はきみのために 畑や牧場を作る 僕はきみのために 機械を組み立てる 安全な繭の中で きみは微笑んでいて きみの幸せは全部 僕らが守るから 僕はきみのために 悪い魔女と戦いに行く この森の中までは 誰も来ないよ ダイジョーブ ケガや病気の時は 僕が治してあげる 強い鎮痛剤もある 一瞬でラクになるよ 安全な繭の中で きみは歌っていてね きみの幸せは全部 僕らが守るから ダイジョーブ ダイジョーブ 僕らが生きている限り 近ごろ少しくたびれて 眠りにつきたくなるけれど ダイジョーブ もう少し がんばるよ ダイジョーブ |
少女石川さゆり | 石川さゆり | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斎藤ネコ | 糸のほつれた人形や 色とりどりのガラス玉 畳の上に並べては ひとり遊びする幼い子 わたしの胸の奥の奥 いつも住んでるその少女 時の流れに色あせず 風の寒さにも凍えずに 悲しみに心が つぶれそうな時 泣かないで ここにいるよと あの子の声がする 無邪気な指で縁側の 雀を差して笑ってる あの子はわたし 遠い過去の あの子はわたし 今もここに 女の人の心には ひとりの少女が住んでいる どんな暮らしをしていても 疲れ果てて 夜に沈んでも 命もいらないと 思いつめた時 陽だまりにとろけるように あの子があくびする 両手で猫を抱きしめて 空ゆく雲に見とれてる あの子はわたし 遠い過去の あの子はわたし 今もここに だからわたしは 大丈夫 生きてゆける 大丈夫 |
瞬間谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 夢をみた ひとすじの道が 空の中へつづいている 日がさして輝いた 空にゆらめく街がある 空に流れる川がある 遠い記憶のかたすみの路地に 子供がかくれている うずくまるきみをみつけたよ 空の街の雲のショーウィンドウ 忘れてた あの時に 何か約束をしたんだ 何か大事な約束を どこへ あれからぼくたちは どこへ はぐれてしまったのか ふりむけば 街中の 窓が幾千のガラスを 窓が金色のガラスを ふいに激しく震わせる ぼくの心をたたいている | |
終電座谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 終電はなぜ混むの 通勤の時間帯でもないのに 終電はなぜ混むの みんなもっと早く帰ればいいのに ってみんな思ってる わたしも思われてるるるるる 終電は同じラッシュでも 朝よりも感情的なラッシュだ なぜならば飲んでいる 乗客の八割以上が飲んでる 寝る人 笑う人 爆発したい人 その時突然 すべての人の 耳の奥に響く 不思議な声 ねえみなさん どうしてうちに そこまでして帰るのです ねえみなさん どうせ帰っても 疲れて寝て また仕事 帰るのやめませんか いっそこのまま 終電が空を飛ぶ ふうわりと魔法かけた箱のように ぎゅうづめのわたしたちを乗せたまま 午前一時の夜空を 道行く人たちが 驚き見上げてるるるるる まるでこれは銀河鉄道だ 乗客のひとりがそう口に出すと そうだこれは銀河鉄道だ 口々に人々がそう言いだした 行こう星の海へ さそりの火はまだかララララ ねえみなさん それは無理ですよ わたしはただの電車です 大気圏抜けるその手前 そのまた手前のもっと下 ビルより少し高い それが限界 だけどこれは銀河鉄道だ 低くてもじゅうぶん銀河鉄道だ 乗客はあきらめない 誰ひとりあきらめない銀河の旅 こんな狭いとこに つめこまれてるのに その時突然 みんなで閃く 星に行けないなら 星になれば そういうわけで その時から 東京タワーのすぐ上に あらわれいでたるその星座 ぎゅうづめラッシュの終電座 ななめに長く伸びている 人をつめこみ伸びている 夜はライトをつけている 明るくライトをつけている だけど昼間に見ると だいぶ汚れてる |
SHADOWLESS今井麻美 | 今井麻美 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 町の広場 踊る影法師 誘うように 手をふる わたしのほか 誰も気づかない 主のない影 歩きだす あとをついて 月あかり野原 道はやがて途切れて ふと気づけば 影も消え失せて わたしの前に もとの町 首をかしげ 足を踏み入れた 町の中で見たのは いつもの店 見慣れた人たち すべてのものに 影がない 光さざめく 祭広場の にぎわいのただ中に あなたがいた どうかしたのと やさしい顔で ほほえむあなたにも 影がない 話を聞き あなたは尋ねた それは何のことだと まわり囲む人も口々に 影というのはどんなもの? 言われてみて わたしも気づいた 何のことかわからない わたし何を 何を言ってるの 影というのは何のこと? 祭の夜は 物の怪たちが 人の心 惑わす 不思議な夢 みていた気がする 背中で誰か 笑ってる 不思議な夢 みていた気がする わたしの声が 笑ってる | |
SHADOWLESS谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | 町の広場 踊る影法師 誘うように 手をふる わたしのほか 誰も気づかない 主のない影 歩きだす あとをついて 月あかり野原 道はやがて途切れて ふと気づけば 影も消え失せて わたしの前に もとの町 首をかしげ 足を踏み入れた 町の中で見たのは いつもの店 見慣れた人たち すべてのものに 影がない 光さざめく 祭広場の にぎわいのただ中に あなたがいた どうかしたのと やさしい顔で ほほえむあなたにも 影がない 話を聞き あなたは尋ねた それは何のことだと まわり囲む人も口々に 影というのはどんなもの? 言われてみて わたしも気づいた 何のことかわからない わたし何を 何を言ってるの 影というのは何のこと? 祭の夜は 物の怪たちが 人の心 惑わす 不思議な夢 みていた気がする 背中で誰か 笑ってる 不思議な夢 みていた気がする わたしの声が 笑ってる |
しまうま谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斎藤ネコ | わからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに どこからか湧いてきた 見たこともない人たちが 怖い顔でにらみつけ 腕をつかんで連れていく 狭い部屋 白い時計が うるさく 話しかけてる お金なんて どうでもいい ある時も ない時もあるし ある時は 払えるけど ない時は 払えないだけよ そこにあるものを食べ 目の前にある服を着て どこにでも寝ころがり 眠くなればそこで眠る 青い空 わたしの空と ひろがる草原に抱かれ 本能も生きる知恵も なぜか何もない しまうま とびかかるライオンに 抗うことさえ知らない 青い空 わたしの空と 返して ここは好きじゃない わからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに…… |
しっぽのきもち谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 岡崎倫典 | なりたいものは たくさんあるけど いちばん なりたいものは きまってる それは しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの そよかぜふいて わたしをさそうの 「ぼくとあそぼう」ダメよ 行かないわ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの だけどねすこし みじかいきがする これじゃ あなたのかおが 見えないよ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ あなたが にしをむけば しっぽはひがしよ あなたがわらう しっぽもわらうよ あなたがふりむく しっぽもふりむく わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ ガンバル わたしまけない しっぽのきもちよ しっぽしっぽしっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの |
しっぽのきもち谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子×ROLLY(THE 卍) | 谷山浩子 | 谷山浩子 | なりたいものは たくさんあるけど いちばん なりたいものは きまってる それは しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの そよかぜふいて わたしをさそうの 「ぼくとあそぼう」 ダメよ 行かないわ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの だけどねすこし みじかいきがする これじゃ あなたのかおが 見えないよ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ あなたが にしをむけば しっぽはひがしよ あなたがわらう しっぽもわらうよ あなたがふりむく しっぽもふりむく わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ ガンバル わたしまけない しっぽのきもちよ しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの | |
サーカス谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 平野孝幸 | あなたが帰ったあとの 私の部屋には 汚れた灰皿 散らかしたままのトランプ ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた 人の気持も知らないで やさしい人が待っていると さあ目をさませ 人形たち さあ目をさませ ナイフに鏡 さあ目をさませ ひとりの部屋の 午前零時の 夢つづれ もう少しいればいいのに もう少しお茶をいかが お酒もあるのよ レコードでもかけましょうか ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた しんと静かな真夜中は いつもきまってひとりぼっち さあ目をさませ 人形たち 砕けた心 包んでおくれ ひとりの部屋の ひとりサーカス せめて涙の かわくまで la la la………… あなたがいない あなたがいない ひとりサーカス 夜がふける あなたがいない あなたがいない ひとりサーカス 夜がふける |
サンタクロースを待っていた谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 蓜島邦明 | 遠くから 近づいてくる シャンシャンシャンシャン 鈴の音が 少しずつ 近づいてくる 森をぬけて 川を越え 少しずつ 近づいてくる きみの家をめざしてくる 聞こえるかい? ほらすぐそこ 門の前で とまったよ 何十年も待っていたんだ 子供の頃からね 何百年も待っていたんだ 奇跡の夜 ついにかなう あの日の夢が ついに今夜 きみを訪れた tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu 黒い服着たサンタクロース 煙突からはいってきた 黒い服着たサンタクロース 煙突なんてないのにね 白い目玉のサンタクロース 背中で何か 動いている 白い目玉のサンタクロース 袋 もぞもぞ動いてる 悪い子さがしてる きみの顔のすぐそばで 寝ない子さがしてる 息がかかる 何か変だ そもそも今日は 何月何日? 思い出せない tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu ごらんよ 窓の外 トナカイは骨だけさ おそらく百年前は 生きてたかも だけど考えて それならきみは 生きているのかい? それは確かかい? tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu 静まりかえる真夜中に きみはそっと目をあけてみた 朽ち果てた廃屋の床 ぽとり落ちたしゃれこうべ 不意にまぶたが裏返り やっときみは思い出した 「ぼくはいない。そう、いないんだ」 そして最後の 灯が消えた ラララ… |
さよならのかわりに新垣勉 | 新垣勉 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 僕の手に触れてみて きみの手とひとつになる 静かにかよいあうもの これが生きている温かさ どんなに離れても きみをずっと覚えている どこにいても 信じていて 僕はいつもきみと生きている 会えない朝も昼も 疲れて眠る夜も 生きていく街の中 たたずむ人混みの中 見上げればそこには空がある きみと同じ空を見る 何を見ても聞いても きみのことを思うだろう いろんなことがあるたび きっときみに語りかけるだろう かわいた風の中で やまない雨の中で どんなに離れても きみをそばに感じるだろう 淋しいかい 僕も同じだよ だけどもう歩き出そう 心で抱きしめるよ さよならのかわりに 僕の手に触れてみて きみの手とひとつになる 静かにかよいあうもの これが生きている温かさ どんなに離れても きみをずっと支えている くじけないで 信じていて 僕はいつもきみと生きている くじけないで 信じていて 僕はいつもきみと生きている | |