情島物語瀬戸内海の かたすみに ぽつんと浮かぶ 島がある なにもないので 旅人を もてなすことが できなくて 情けないので 村人が つけた名前が 情島 なんにもないと ゆうけれど きてみりゃ そこは 夢の島 とれたばかりの 小魚は 煮てよし 焼いて たべてよし 白い浜辺の お座敷で 飲めば うたうよ さざなみが ポストのような 灯台に かもめが運ぶ ラブレター そんな日暮れの 風景が 汚されないで 残ってる 情あふれる 情島 忘れられない 情島 忘れられない 情島 | あさみちゆき | 星野哲郎 | 網倉一也 | 宮崎慎二 | 瀬戸内海の かたすみに ぽつんと浮かぶ 島がある なにもないので 旅人を もてなすことが できなくて 情けないので 村人が つけた名前が 情島 なんにもないと ゆうけれど きてみりゃ そこは 夢の島 とれたばかりの 小魚は 煮てよし 焼いて たべてよし 白い浜辺の お座敷で 飲めば うたうよ さざなみが ポストのような 灯台に かもめが運ぶ ラブレター そんな日暮れの 風景が 汚されないで 残ってる 情あふれる 情島 忘れられない 情島 忘れられない 情島 |
吉祥寺グッバイ今夜あなたに 嘘をつく 好きな男(ひと)が 出来ました 今日で終わりに しようねと 何でもないよに 言いたいの 夢をたくさん くれたから そっとさよなら あげたいの ここは終点 吉祥寺 あなたは渋谷に 帰るひと バイバイバイ・ララバイ バイバイバイ・ララバイ 行ったり来たりの 恋を眠らせて 多分あなたは 分かってる それが嘘だと 知っている だけど淋しく 微笑んで 幸せ祈ると 言うでしょう 愛は後悔 しないこと 古い映画を 思い出す ここは終点 吉祥寺 ガードをくぐれば 蒼い空 バイバイバイ・ララバイ バイバイバイ・ララバイ 行ったり来たりの 恋を眠らせて 行ったり来たりの 恋を眠らせて | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 今夜あなたに 嘘をつく 好きな男(ひと)が 出来ました 今日で終わりに しようねと 何でもないよに 言いたいの 夢をたくさん くれたから そっとさよなら あげたいの ここは終点 吉祥寺 あなたは渋谷に 帰るひと バイバイバイ・ララバイ バイバイバイ・ララバイ 行ったり来たりの 恋を眠らせて 多分あなたは 分かってる それが嘘だと 知っている だけど淋しく 微笑んで 幸せ祈ると 言うでしょう 愛は後悔 しないこと 古い映画を 思い出す ここは終点 吉祥寺 ガードをくぐれば 蒼い空 バイバイバイ・ララバイ バイバイバイ・ララバイ 行ったり来たりの 恋を眠らせて 行ったり来たりの 恋を眠らせて |
木枯らし一号華やかなポスターを ひきちぎる風が吹く もうこんな木枯らしが 街を過ぎる 夢うつつの 夏秋とは お別れね また だんまりね あと三月(みつき)は 人生など 考えて 生きましょう 寒がりの男と女が寄りそう そんなの厭ね さびしさが愛する理由になったら 切ないでしょう それじゃ それじゃ またね 黄昏の口笛に 似たような風が鳴る 坂道を空缶が 転げ落ちる ハイヒールの千鳥足も おしまいね もう 出来ないね お遊びなら 春の日まで おあずけが いいでしょう ありふれた男と女であっても いきがりたいね 木枯らしの一号吹く日が記念日 いいものでしょう それじゃ それじゃ またね ありふれた男と女であっても いきがりたいね 木枯らしの一号吹く日が記念日 いいものでしょう それじゃ それじゃ またね それじゃ またね… | あさみちゆき | 阿久悠 | 鈴木キサブロー | | 華やかなポスターを ひきちぎる風が吹く もうこんな木枯らしが 街を過ぎる 夢うつつの 夏秋とは お別れね また だんまりね あと三月(みつき)は 人生など 考えて 生きましょう 寒がりの男と女が寄りそう そんなの厭ね さびしさが愛する理由になったら 切ないでしょう それじゃ それじゃ またね 黄昏の口笛に 似たような風が鳴る 坂道を空缶が 転げ落ちる ハイヒールの千鳥足も おしまいね もう 出来ないね お遊びなら 春の日まで おあずけが いいでしょう ありふれた男と女であっても いきがりたいね 木枯らしの一号吹く日が記念日 いいものでしょう それじゃ それじゃ またね ありふれた男と女であっても いきがりたいね 木枯らしの一号吹く日が記念日 いいものでしょう それじゃ それじゃ またね それじゃ またね… |
青春の忘れもの坂道の 喫茶店 サイフォンの音と いつも友がいた ひたむきに 語り合い 時には傷つけ 涙流したり どこへ 忘れてきたの 熱い その想い 背中の翼に 気づかずに ただ 明日へ 急いでいた みんな 駆け抜けて 思うのね あの日々が 青春と… アパートの 狭い部屋 煙草とインクと 古本のにおい あの人の 追う夢を 一緒に見るのが 愛と信じてた どこへ 忘れてきたの 純な そのこころ 未来(あす)のあてもなく 何もなく でも 瞳は 輝いてた いつか 振り返り 気づくのね あの日々が 青春と… 若い情熱の 足跡が ただ 青い 落書きでも 胸に 色あせず 残るのね あの日々が 青春と… | あさみちゆき | さくらちさと | 網倉一也 | 宮崎慎二 | 坂道の 喫茶店 サイフォンの音と いつも友がいた ひたむきに 語り合い 時には傷つけ 涙流したり どこへ 忘れてきたの 熱い その想い 背中の翼に 気づかずに ただ 明日へ 急いでいた みんな 駆け抜けて 思うのね あの日々が 青春と… アパートの 狭い部屋 煙草とインクと 古本のにおい あの人の 追う夢を 一緒に見るのが 愛と信じてた どこへ 忘れてきたの 純な そのこころ 未来(あす)のあてもなく 何もなく でも 瞳は 輝いてた いつか 振り返り 気づくのね あの日々が 青春と… 若い情熱の 足跡が ただ 青い 落書きでも 胸に 色あせず 残るのね あの日々が 青春と… |
紅い花昨日の夢を 追いかけて 今夜もひとり ざわめきに遊ぶ 昔の自分が なつかしくなり 酒をあおる 騒いで飲んで いるうちに こんなにはやく 時は過ぎるのか 琥珀のグラスに 浮かんで消える 虹色の夢 紅い花 想いをこめて ささげた恋唄 あの日あの頃は 今どこに いつか消えた 夢ひとつ 悩んだあとの 苦笑い くやんでみても 時は戻らない 疲れた自分が 愛しくなって 酒にうたう いつしか外は 雨の音 乾いた胸が 思い出に濡れて 灯りがチラチラ 歪んでうつる あの日のように 紅い花 踏みにじられて 流れた恋唄 あの日あの頃は 今どこに いつか消えた 影ひとつ 紅い花 暗闇の中 むなしい恋唄 あの日あの頃は 今どこに 今日も消える 夢ひとつ 今日も消える 夢ひとつ | あさみちゆき | 松原史明 | 杉本眞人 | | 昨日の夢を 追いかけて 今夜もひとり ざわめきに遊ぶ 昔の自分が なつかしくなり 酒をあおる 騒いで飲んで いるうちに こんなにはやく 時は過ぎるのか 琥珀のグラスに 浮かんで消える 虹色の夢 紅い花 想いをこめて ささげた恋唄 あの日あの頃は 今どこに いつか消えた 夢ひとつ 悩んだあとの 苦笑い くやんでみても 時は戻らない 疲れた自分が 愛しくなって 酒にうたう いつしか外は 雨の音 乾いた胸が 思い出に濡れて 灯りがチラチラ 歪んでうつる あの日のように 紅い花 踏みにじられて 流れた恋唄 あの日あの頃は 今どこに いつか消えた 影ひとつ 紅い花 暗闇の中 むなしい恋唄 あの日あの頃は 今どこに 今日も消える 夢ひとつ 今日も消える 夢ひとつ |
泣きたいときは泣きたいときは 空を見るよ 涙 あふれてきても 落ちないように 泣きたいときは 思い出すよ 遠い ふるさとにいる 父や母を いつも 生きることが 下手だけど きっと 花を咲かす 時が来るから 泣きたいときは 泣いてしまおう いつか 見えてくるよ 青い空が… 泣きたいときは 海に来るよ 波の 打ち寄せる音 聴いていたい 泣きたいときは 歩き出すよ 風に 吹かれて 涙乾くように いつも 生きることは 夢の途中 きっと 花を咲かす 明日が来るから 泣きたいときは 泣いてしまおう いつか 見えてくるよ 青い空が… いつか 見えてくるよ 青い空が… | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 泣きたいときは 空を見るよ 涙 あふれてきても 落ちないように 泣きたいときは 思い出すよ 遠い ふるさとにいる 父や母を いつも 生きることが 下手だけど きっと 花を咲かす 時が来るから 泣きたいときは 泣いてしまおう いつか 見えてくるよ 青い空が… 泣きたいときは 海に来るよ 波の 打ち寄せる音 聴いていたい 泣きたいときは 歩き出すよ 風に 吹かれて 涙乾くように いつも 生きることは 夢の途中 きっと 花を咲かす 明日が来るから 泣きたいときは 泣いてしまおう いつか 見えてくるよ 青い空が… いつか 見えてくるよ 青い空が… |
泣かせ屋月に向かって 歩いたら 袋小路の ゆきどまり 焼肉やいてる 煙を抜けた 左隣に 店がある なじられたいなら なじりましょ 笑われたいなら 笑いましょ わかって欲しいと 言うのなら 話せばいいさ 何もかも ここは泣かせ屋 泣きたい人が 気のすむまで 気のすむまで 泣ける場所 うわさ話は やめとくれ 愛想笑いも しないから 誰にも言えない ほんとのことを ちいさな声で 話すのさ 許されたいなら 許しましょ 叱られたいなら 叱りましょ 愛されたいと 願うなら 愛せばいいさ 自分から ここは泣かせ屋 呑めない人も 気のすむまで 気のすむまで 酔える場所 ここは泣かせ屋 泣きたい人が 気のすむまで 気のすむまで 泣ける場所 | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 月に向かって 歩いたら 袋小路の ゆきどまり 焼肉やいてる 煙を抜けた 左隣に 店がある なじられたいなら なじりましょ 笑われたいなら 笑いましょ わかって欲しいと 言うのなら 話せばいいさ 何もかも ここは泣かせ屋 泣きたい人が 気のすむまで 気のすむまで 泣ける場所 うわさ話は やめとくれ 愛想笑いも しないから 誰にも言えない ほんとのことを ちいさな声で 話すのさ 許されたいなら 許しましょ 叱られたいなら 叱りましょ 愛されたいと 願うなら 愛せばいいさ 自分から ここは泣かせ屋 呑めない人も 気のすむまで 気のすむまで 酔える場所 ここは泣かせ屋 泣きたい人が 気のすむまで 気のすむまで 泣ける場所 |
花のように鳥のようにそこにあるから 追いかけて 行けば はかない 逃げ水の それがしあわせ あるよでなくて だけど 夢見る 願かける 花のように鳥のように 世の中に 生まれたら いちずに あるがままの生き方が しあわせに近い 指の間を さらさらと いつの間にやら こぼれ落ち 拾い集めた 欠片を見つめ 恋の終わりを 知らされる 花のように鳥のように 晴れの日も 風の日も 人生 そんなふうに思えたら しあわせに近い 誰がわたしを 捨てるでしょう いつもこんなに 一筋に こころ捧げて なさけをかけて 愛をいっぱい あげたのに 花のように鳥のように 限りある一生を 信じて 生きることが何よりも しあわせに近い ラララ… ラララ… ラララララ… あるがままの生き方が しあわせに近い | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | | そこにあるから 追いかけて 行けば はかない 逃げ水の それがしあわせ あるよでなくて だけど 夢見る 願かける 花のように鳥のように 世の中に 生まれたら いちずに あるがままの生き方が しあわせに近い 指の間を さらさらと いつの間にやら こぼれ落ち 拾い集めた 欠片を見つめ 恋の終わりを 知らされる 花のように鳥のように 晴れの日も 風の日も 人生 そんなふうに思えたら しあわせに近い 誰がわたしを 捨てるでしょう いつもこんなに 一筋に こころ捧げて なさけをかけて 愛をいっぱい あげたのに 花のように鳥のように 限りある一生を 信じて 生きることが何よりも しあわせに近い ラララ… ラララ… ラララララ… あるがままの生き方が しあわせに近い |
雨よ雨よ雨あの日失くした思い出が 今夜もまた部屋に遊びに来て やっと忘れた悲しみを 根ほり葉ほり聞くの皮肉まじりに 雨よ雨よ雨 流してしまえ この街も人も夢もあやまちも 涙の栓が抜けたよな 明日もあさってもただ泣くばかり 歌を忘れて捨てられた 哀れなカナリヤの心がわかる 雨よ雨よ雨 流してしまえ この街も人も夢もあやまちも ベッドの海に一人きり 灯りを消したままただ泣くばかり 涙の栓が抜けたよな 明日もあさってもただ泣くばかり | あさみちゆき | 伊藤薫 | 伊藤薫 | | あの日失くした思い出が 今夜もまた部屋に遊びに来て やっと忘れた悲しみを 根ほり葉ほり聞くの皮肉まじりに 雨よ雨よ雨 流してしまえ この街も人も夢もあやまちも 涙の栓が抜けたよな 明日もあさってもただ泣くばかり 歌を忘れて捨てられた 哀れなカナリヤの心がわかる 雨よ雨よ雨 流してしまえ この街も人も夢もあやまちも ベッドの海に一人きり 灯りを消したままただ泣くばかり 涙の栓が抜けたよな 明日もあさってもただ泣くばかり |
愛を信じたいきっとあなたと いつの日か めぐり逢う気がしてた 振り向いてしまうほど 近い足音 そんな奇跡を 待ちながら 歩いては来たけれど 悲しみにくれるたび 空を見上げていた 人生は捨てたものじゃない 今さら 教えられた 陽は沈んでも 陽はまた昇る 愛を信じたい ずっと二人で どこまでも あてもなく 旅したら お互いのぬくもりが いつも やすらぎ 生きていくのは 難しい 過ちもあるけれど 無器用な私にも 特はやさしかった 遠まわりも 悪いものじゃない 誰かに 教えましょう 雨の日もある 晴れの日もある 愛があればいい 人生は捨てたものじゃない 今さら 教えられた 陽は沈んでも 陽はまた帰る 愛を信じたい 陽は沈んでも 陽はまた帰る 愛を信じたい | あさみちゆき | 秋元康 | 中崎英也 | | きっとあなたと いつの日か めぐり逢う気がしてた 振り向いてしまうほど 近い足音 そんな奇跡を 待ちながら 歩いては来たけれど 悲しみにくれるたび 空を見上げていた 人生は捨てたものじゃない 今さら 教えられた 陽は沈んでも 陽はまた昇る 愛を信じたい ずっと二人で どこまでも あてもなく 旅したら お互いのぬくもりが いつも やすらぎ 生きていくのは 難しい 過ちもあるけれど 無器用な私にも 特はやさしかった 遠まわりも 悪いものじゃない 誰かに 教えましょう 雨の日もある 晴れの日もある 愛があればいい 人生は捨てたものじゃない 今さら 教えられた 陽は沈んでも 陽はまた帰る 愛を信じたい 陽は沈んでも 陽はまた帰る 愛を信じたい |
愛するひとよ…季節はずれの 雪が舞う夜 遠い空の あなたを想う 旅に疲れた 心とからだ 誰が そっと 癒すでしょう 心配しても 無駄なことと 胸に 過去を 閉じ込めたけど 愛しさだけは 消えはしない 夜が 更ける ほどに… 愛するひとよ 忘れてないわ 今は ひたすら 待つわ… 少し大人に なったふりして 恋とさよなら 引き換えたけど 二年が過ぎて なみだ涸れても 不幸だとは 思っていない あのとき何も 言えなかった 今も ひとり 悔やんでるけど 愛しさだけは 変っていない いくつ 季節 越えても… 愛するひとよ 帰るところは きっと 私の 胸よ… 愛するひとよ おかえりなさい いつか 私の 胸に… | あさみちゆき | 星川裕二 | 鈴木キサブロー | 矢野立美 | 季節はずれの 雪が舞う夜 遠い空の あなたを想う 旅に疲れた 心とからだ 誰が そっと 癒すでしょう 心配しても 無駄なことと 胸に 過去を 閉じ込めたけど 愛しさだけは 消えはしない 夜が 更ける ほどに… 愛するひとよ 忘れてないわ 今は ひたすら 待つわ… 少し大人に なったふりして 恋とさよなら 引き換えたけど 二年が過ぎて なみだ涸れても 不幸だとは 思っていない あのとき何も 言えなかった 今も ひとり 悔やんでるけど 愛しさだけは 変っていない いくつ 季節 越えても… 愛するひとよ 帰るところは きっと 私の 胸よ… 愛するひとよ おかえりなさい いつか 私の 胸に… |
井の頭線物語(「井の頭線」「井の頭線・あれから」より)永福町で電車が停まる 急行の待ち合わせ ドアが開いて吹き抜ける風 想い出が降りてゆく いつもあなたは この手を引いて 急行に乗り換えた 走るように 生きるあなたと 歩くように 生きてた私 いつの間に いつの間に 離れてしまったの… ひとり帰る 井の頭線で 今でも ふと 好きだと思う 下北沢の古道具屋で 風鈴をみつけたね 窓を開けても暑かった部屋 軒先で揺れていた ふたりこれから どうしたらいい? 聞かれても黙ってた 打ち上げ花火 はしゃぐあなたと 線香花火 見つめる私 燃え尽きる 燃え尽きる 速さが違ったの? ひとり帰る 井の頭線で あなたを ふと さがしてしまう 明大前で途中下車して なつかしい駅の裏 古いアパート あの日のままで カーテンが変わってた 私あれから 引っ越したけど またここで暮らしてる 忘れたいと 泣いた夜も 忘れられず 目覚める朝も 少しずつ 少しずつ おもいでにするだけ ひとり帰る 井の頭線で あなたに ふと 呼ばれたようで 池ノ上の踏み切り越えて 暮れなずむ街の色 窓の外には ゆれる菜の花 また春が来たんだね 浜田山から 富士見ヶ丘へ 風の中あるいたの 帰りたいと 思う季節に 帰れないと わかってるから さよならを さよならを 小さくつぶやいた ひとり帰る 井の頭線で あの日の空 思い出してる 今日も帰る 井の頭線で あの日の空 思い出してる | あさみちゆき | 田久保真見 | 網倉一也 | | 永福町で電車が停まる 急行の待ち合わせ ドアが開いて吹き抜ける風 想い出が降りてゆく いつもあなたは この手を引いて 急行に乗り換えた 走るように 生きるあなたと 歩くように 生きてた私 いつの間に いつの間に 離れてしまったの… ひとり帰る 井の頭線で 今でも ふと 好きだと思う 下北沢の古道具屋で 風鈴をみつけたね 窓を開けても暑かった部屋 軒先で揺れていた ふたりこれから どうしたらいい? 聞かれても黙ってた 打ち上げ花火 はしゃぐあなたと 線香花火 見つめる私 燃え尽きる 燃え尽きる 速さが違ったの? ひとり帰る 井の頭線で あなたを ふと さがしてしまう 明大前で途中下車して なつかしい駅の裏 古いアパート あの日のままで カーテンが変わってた 私あれから 引っ越したけど またここで暮らしてる 忘れたいと 泣いた夜も 忘れられず 目覚める朝も 少しずつ 少しずつ おもいでにするだけ ひとり帰る 井の頭線で あなたに ふと 呼ばれたようで 池ノ上の踏み切り越えて 暮れなずむ街の色 窓の外には ゆれる菜の花 また春が来たんだね 浜田山から 富士見ヶ丘へ 風の中あるいたの 帰りたいと 思う季節に 帰れないと わかってるから さよならを さよならを 小さくつぶやいた ひとり帰る 井の頭線で あの日の空 思い出してる 今日も帰る 井の頭線で あの日の空 思い出してる |
昭和純情歌上手に生きて 行けないと 言葉少なに 背を向ける 純な心で 不器用な そんなあなたが 好きでした もういちど 昔のように ひたむきに ひたむきに 一途に生きて 疲れたら わたしの胸で おやすみよ 昭和純情 ああ 熱いひと 傷つくことも おそれずに はじめて親に 逆らった 純なこの恋 つらぬいて ずっとあなたに ついて来た もういちど 昔のように くちびるに くちびるに 恋歌のせて 逝く春を 見送りながら しみじみと 昭和純情 ああ 泣かせるね もういちど 昔のように 夢をみて 夢をみて 微笑みながら 来る春を 待ちわびながら 生きましょう 昭和純情 ああ 熱いひと | あさみちゆき | 星川裕二 | 杉本眞人 | 佐藤和豊 | 上手に生きて 行けないと 言葉少なに 背を向ける 純な心で 不器用な そんなあなたが 好きでした もういちど 昔のように ひたむきに ひたむきに 一途に生きて 疲れたら わたしの胸で おやすみよ 昭和純情 ああ 熱いひと 傷つくことも おそれずに はじめて親に 逆らった 純なこの恋 つらぬいて ずっとあなたに ついて来た もういちど 昔のように くちびるに くちびるに 恋歌のせて 逝く春を 見送りながら しみじみと 昭和純情 ああ 泣かせるね もういちど 昔のように 夢をみて 夢をみて 微笑みながら 来る春を 待ちわびながら 生きましょう 昭和純情 ああ 熱いひと |
神保町ずっとあなたが さがしてた 古本みつけた 夕まぐれ 留守番電話に 吹き込みましょか 別れて幾年(いくとせ) 未練でしょうか あなたに逢いたい そのたびに 神保町へ 来てしまう 本を百冊 読んだけど 幸せの意味 つかめぬままに 昭和レトロの 喫茶店 落書きだらけの レンガ壁 ずっと一緒と 綴った夢は 青春時代の たわむれですか あなたに逢いたい そのたびに 神保町へ 来てしまう 本を百冊 読んだけど 優しさの意味 わからぬままに 白山通りの 夕焼けが 真っ赤に染める 人の波 違う生き方 選んでも あなたへの愛 まだ燃え残る | あさみちゆき | 小泉厚子 | 山崎ハコ | 伊戸のりお | ずっとあなたが さがしてた 古本みつけた 夕まぐれ 留守番電話に 吹き込みましょか 別れて幾年(いくとせ) 未練でしょうか あなたに逢いたい そのたびに 神保町へ 来てしまう 本を百冊 読んだけど 幸せの意味 つかめぬままに 昭和レトロの 喫茶店 落書きだらけの レンガ壁 ずっと一緒と 綴った夢は 青春時代の たわむれですか あなたに逢いたい そのたびに 神保町へ 来てしまう 本を百冊 読んだけど 優しさの意味 わからぬままに 白山通りの 夕焼けが 真っ赤に染める 人の波 違う生き方 選んでも あなたへの愛 まだ燃え残る |
井の頭線・あれから明大前で途中下車して なつかしい駅の裏 古いアパート あの日のままで カーテンが変わってた 私あれから引っ越したけど またここで暮らしてる 忘れたいと 泣いた夜も 忘れられず 目覚める朝も 少しずつ少しずつ おもいでにするだけ ひとり帰る井の頭線で あなたにふと 呼ばれたようで 池ノ上の踏み切り越えて 暮れなずむ街の色 窓の外には ゆれる菜の花 また春が来たんだね 浜田山から富士見ヶ丘へ 風の中あるいたの 帰りたいと 思う季節に 帰れないと わかってるから さよならをさよならを 小さくつぶやいた ひとり帰る 井の頭線で あの日の空 思い出してる 今日も帰る 井の頭線で あの日の空 思い出してる | あさみちゆき | 田久保真見 | 網倉一也 | | 明大前で途中下車して なつかしい駅の裏 古いアパート あの日のままで カーテンが変わってた 私あれから引っ越したけど またここで暮らしてる 忘れたいと 泣いた夜も 忘れられず 目覚める朝も 少しずつ少しずつ おもいでにするだけ ひとり帰る井の頭線で あなたにふと 呼ばれたようで 池ノ上の踏み切り越えて 暮れなずむ街の色 窓の外には ゆれる菜の花 また春が来たんだね 浜田山から富士見ヶ丘へ 風の中あるいたの 帰りたいと 思う季節に 帰れないと わかってるから さよならをさよならを 小さくつぶやいた ひとり帰る 井の頭線で あの日の空 思い出してる 今日も帰る 井の頭線で あの日の空 思い出してる |
かすみ草エレジー生まれたときに 人生が 引き立て役に 決まっていても 哀しいさだめ 恨みもしない ささやかで 強い花 かすみ草 かすみ草 おまえのように なれたなら かすみ草 かすみ草 こわれた夢が 散らばるように 咲いてる 白い花 子供のころは 信じてた 大人になれば 強くなれると 傷つくほどに 優しくなれる 今だって 信じてる かすみ草 かすみ草 おまえのように なれたなら かすみ草 かすみ草 星のかけらが またたくように 泣いてる 白い花 かすみ草 かすみ草 あなたのそばで 生きてゆく かすみ草 かすみ草 あなたの夢に 寄り添いながら 咲きたい 白い花 | あさみちゆき | 田久保真見 | 山崎ハコ | 矢野立美 | 生まれたときに 人生が 引き立て役に 決まっていても 哀しいさだめ 恨みもしない ささやかで 強い花 かすみ草 かすみ草 おまえのように なれたなら かすみ草 かすみ草 こわれた夢が 散らばるように 咲いてる 白い花 子供のころは 信じてた 大人になれば 強くなれると 傷つくほどに 優しくなれる 今だって 信じてる かすみ草 かすみ草 おまえのように なれたなら かすみ草 かすみ草 星のかけらが またたくように 泣いてる 白い花 かすみ草 かすみ草 あなたのそばで 生きてゆく かすみ草 かすみ草 あなたの夢に 寄り添いながら 咲きたい 白い花 |
水中花線香花火チリチリと 松葉模様描いてる 金魚鉢では ポトリ紙の花咲く 水の中で開く花 外に出せばただの紙 そうよ私は ここで生きているだけ あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら さよなら お酒でも飲みます 針の音がシャーシャーと 歌のすき間うずめてる 古いレコード かけて酒をのむのよ 辞書を開き 知らぬ文字 さがしながら書く手紙 頬に流れる 涙ふきもしないで あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら さよなら 夜明けでも待ちます あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら さよなら 夜明けでも待ちます | あさみちゆき | 阿久悠 | 井上忠夫 | | 線香花火チリチリと 松葉模様描いてる 金魚鉢では ポトリ紙の花咲く 水の中で開く花 外に出せばただの紙 そうよ私は ここで生きているだけ あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら さよなら お酒でも飲みます 針の音がシャーシャーと 歌のすき間うずめてる 古いレコード かけて酒をのむのよ 辞書を開き 知らぬ文字 さがしながら書く手紙 頬に流れる 涙ふきもしないで あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら さよなら 夜明けでも待ちます あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ さよなら さよなら 夜明けでも待ちます |
ひとり暮らし黄昏はむらさきに 風の流れも 染めて行く 街の孤独の ためいきが 重くただよい 嘆くよう 部屋の窓 開け放ち 濁った空気 入れかえて 街の灯り ともる頃の やりきれなさに ひとり想う ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく 恋人は 既に去り ベビーカーなど 押し歩く 都心はずれた 小ぎれいな 街で明るく 暮らしてる 想い出の恋歌を 歌いに行くと部屋を出て にわか雨に 傘をさして 相合傘の頃を想う ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく 少しだけ 酔ったふり 馬鹿にはしゃいで 楽しげに 行けば 都会の公園に 夜のブランコ 揺れている 雨上がり 誰がまた 遊んで行ったブランコか 夜に響く つらい音に 心の痛み 感じている ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく | あさみちゆき | 阿久悠 | 宇崎竜童 | | 黄昏はむらさきに 風の流れも 染めて行く 街の孤独の ためいきが 重くただよい 嘆くよう 部屋の窓 開け放ち 濁った空気 入れかえて 街の灯り ともる頃の やりきれなさに ひとり想う ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく 恋人は 既に去り ベビーカーなど 押し歩く 都心はずれた 小ぎれいな 街で明るく 暮らしてる 想い出の恋歌を 歌いに行くと部屋を出て にわか雨に 傘をさして 相合傘の頃を想う ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく 少しだけ 酔ったふり 馬鹿にはしゃいで 楽しげに 行けば 都会の公園に 夜のブランコ 揺れている 雨上がり 誰がまた 遊んで行ったブランコか 夜に響く つらい音に 心の痛み 感じている ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく ひとり暮らし 東京で ひとり暮らし 恋もなく |
井の頭公園春には 桜が咲き 小さな命が 顔を出す 夏には 緑が深くなり 人の笑顔が 光りだす 不安になったら ここに来よう 泣きたくなったら ここに来よう みんなで一緒に 歩きましょう みんなで一緒に 笑いましょう みんなで一緒に 歌いましょう この井の頭公園で… 秋には 色づく木々が 暖かな景色を 作り出す 冬には 小さな虫たちの 静かな寝息が 聴こえます 迷った時には ここに来よう 疲れた時には ここに来よう みんなで一緒に 歩きましょう みんなで一緒に 笑いましょう みんなで一緒に 歌いましょう この井の頭公園で… みんなで一緒に 歩きましょう みんなで一緒に 笑いましょう みんなで一緒に 歌いましょう この井の頭公園で… | あさみちゆき | あさみちゆき | あさみちゆき | | 春には 桜が咲き 小さな命が 顔を出す 夏には 緑が深くなり 人の笑顔が 光りだす 不安になったら ここに来よう 泣きたくなったら ここに来よう みんなで一緒に 歩きましょう みんなで一緒に 笑いましょう みんなで一緒に 歌いましょう この井の頭公園で… 秋には 色づく木々が 暖かな景色を 作り出す 冬には 小さな虫たちの 静かな寝息が 聴こえます 迷った時には ここに来よう 疲れた時には ここに来よう みんなで一緒に 歩きましょう みんなで一緒に 笑いましょう みんなで一緒に 歌いましょう この井の頭公園で… みんなで一緒に 歩きましょう みんなで一緒に 笑いましょう みんなで一緒に 歌いましょう この井の頭公園で… |
おもいで写真館眠れない 夜は 窓辺に もたれながら やさしい 月明かりに 想い出を 辿る 瞳を とじれば あの日が見える 木枯らしが めくります 遠いアルバム 春の風の道で 真夏の空の下で 秋の野原で 冬の寒い駅で あなたは あなたは いつもわらっていた ささやかな 夢を 今でも 追い続けて 季節は いくつ過ぎて ふり向けば 遥か 誰も ひとりでは 生きてゆけない 傷ついて 知りました 人のぬくもり 何も見えない夜 明日を信じたくて 朝が来るまで あてもなく歩いた あなたを あなたを 想い続けてた 春のれんげ畑 真夏の水平線 秋の夕焼け 冬の星空に あなたは あなたは いつもわらっていた | あさみちゆき | 田久保真見 | 網倉一也 | 宮崎慎二 | 眠れない 夜は 窓辺に もたれながら やさしい 月明かりに 想い出を 辿る 瞳を とじれば あの日が見える 木枯らしが めくります 遠いアルバム 春の風の道で 真夏の空の下で 秋の野原で 冬の寒い駅で あなたは あなたは いつもわらっていた ささやかな 夢を 今でも 追い続けて 季節は いくつ過ぎて ふり向けば 遥か 誰も ひとりでは 生きてゆけない 傷ついて 知りました 人のぬくもり 何も見えない夜 明日を信じたくて 朝が来るまで あてもなく歩いた あなたを あなたを 想い続けてた 春のれんげ畑 真夏の水平線 秋の夕焼け 冬の星空に あなたは あなたは いつもわらっていた |
夜祭り囃子祭りは火の色 笛太鼓 ぴいひゃら神楽(かぐら)が 風に舞う あやもにしきも 織り交ぜた 闇は一夜(ひとよ)の 万華鏡 遊べや遊べ みな遊べ おかめも般若も みな遊べ てれつく天狗も ひょっとこも 祭り囃子で 福が来る エー 福が来る 神代(かみよ)の時代の むかしから つづいた祭りだ 夜祭りだ お神酒(みき)徳利(とっくり) ころがれば 月も浮かれて 踊りだす 踊れや踊れ みな踊れ 赤鬼青鬼 みな踊れ あの世もこの世も 輪におさめ 祭り囃子で 夜が明ける エー 夜が明ける 笑えや笑え みな笑え 浮き世を忘れて みな笑え まやかしあやかし 世の習い 祭り囃子で 福が来る エー 福が来る | あさみちゆき | さくらちさと | 鈴木キサブロー | | 祭りは火の色 笛太鼓 ぴいひゃら神楽(かぐら)が 風に舞う あやもにしきも 織り交ぜた 闇は一夜(ひとよ)の 万華鏡 遊べや遊べ みな遊べ おかめも般若も みな遊べ てれつく天狗も ひょっとこも 祭り囃子で 福が来る エー 福が来る 神代(かみよ)の時代の むかしから つづいた祭りだ 夜祭りだ お神酒(みき)徳利(とっくり) ころがれば 月も浮かれて 踊りだす 踊れや踊れ みな踊れ 赤鬼青鬼 みな踊れ あの世もこの世も 輪におさめ 祭り囃子で 夜が明ける エー 夜が明ける 笑えや笑え みな笑え 浮き世を忘れて みな笑え まやかしあやかし 世の習い 祭り囃子で 福が来る エー 福が来る |
愛染桜愛を染める 桜と書いて 愛染桜 兄さん あなたに習って書いた あれは幾つの 春のこと 白い白い 桜が 今年も咲いて 空に舞う 愛って どんな色してるのと 聞いたわね あの日 今も答えは わからないまま 明日 私 嫁ぎます 愛という字 何度も書いて 書いては消した 兄さん あなたは恋していたの 今は知る術(すべ) ないけれど 白い白い はなびら 天から届く 文(ふみ)ですか おまえの色で 愛せばいいと 言ってくれますか 背伸びしないで 歩いて行けと 背中押して くれますか 白い白い 桜が 今年も咲いて 空に舞う おまえの色で 愛せばいいと 言ってくれますね 桜吹雪に つつまれながら 明日 私 嫁ぎます 桜吹雪に つつまれながら 明日 私 嫁ぎます | あさみちゆき | さくらちさと | 鈴木キサブロー | 宮崎慎二 | 愛を染める 桜と書いて 愛染桜 兄さん あなたに習って書いた あれは幾つの 春のこと 白い白い 桜が 今年も咲いて 空に舞う 愛って どんな色してるのと 聞いたわね あの日 今も答えは わからないまま 明日 私 嫁ぎます 愛という字 何度も書いて 書いては消した 兄さん あなたは恋していたの 今は知る術(すべ) ないけれど 白い白い はなびら 天から届く 文(ふみ)ですか おまえの色で 愛せばいいと 言ってくれますか 背伸びしないで 歩いて行けと 背中押して くれますか 白い白い 桜が 今年も咲いて 空に舞う おまえの色で 愛せばいいと 言ってくれますね 桜吹雪に つつまれながら 明日 私 嫁ぎます 桜吹雪に つつまれながら 明日 私 嫁ぎます |
流星タクシー誰もが一度は 思うこと 時をそっと もどせるなら 言えなかった あの言葉を あのひとに 届けたいと 流星タクシー 春の夢の中に あなたを 迎えにまいります 流星タクシー 夏の雨の後に あなたを 迎えにまいります Wow Wo Wow Wo 逢いたい人は 誰ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう すべての昨日を 思い出と 呼べば胸は 少しは痛む 思い出には できないほど 傷つけた ひともいたと 流星タクシー 秋の月の下に あなたを 迎えにまいります 流星タクシー 冬の曇る窓に あなたを 迎えにまいります Wow Wo Wow Wo 失くした夢は 何ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう Wow Wo Wow Wo 逢いたい人は 誰ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 誰もが一度は 思うこと 時をそっと もどせるなら 言えなかった あの言葉を あのひとに 届けたいと 流星タクシー 春の夢の中に あなたを 迎えにまいります 流星タクシー 夏の雨の後に あなたを 迎えにまいります Wow Wo Wow Wo 逢いたい人は 誰ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう すべての昨日を 思い出と 呼べば胸は 少しは痛む 思い出には できないほど 傷つけた ひともいたと 流星タクシー 秋の月の下に あなたを 迎えにまいります 流星タクシー 冬の曇る窓に あなたを 迎えにまいります Wow Wo Wow Wo 失くした夢は 何ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう Wow Wo Wow Wo 逢いたい人は 誰ですか Wow Wo Wow Wo あの頃に 帰りましょう |
出さない手紙を書いてます三軒茶屋から 引っ越しました 二匹の猫も 一緒です 猫好き大家の おばさんが 時々遊びに 来ています あんたと暮らして わかったことは いっぱいあった 気がします あんたが大嘘 つく時は いつでも小鼻が ふくらんだ それでも別れりゃ 淋しくて 出さない手紙を 書いてます 切手がわりに 口紅押しあてて 春夏秋冬(はるなつあきふゆ) よく笑ったね 桜を巡る 旅をして 夏には海辺の 灯台で 線香花火を 見つめてた 男と女は 永遠の謎 合鍵なんて ありゃしない どちらが悪いか 神様も わからぬまんまで 別れたね 今でも時々 あの頃の 夕陽に染まった 石段に 腰をおろせば ふたつの影法師 それでも別れりゃ 淋しくて 出さない手紙を 書いてます 切手がわりに 口紅押しあてて | あさみちゆき | 喜多條忠 | 岡千秋 | 石倉重信 | 三軒茶屋から 引っ越しました 二匹の猫も 一緒です 猫好き大家の おばさんが 時々遊びに 来ています あんたと暮らして わかったことは いっぱいあった 気がします あんたが大嘘 つく時は いつでも小鼻が ふくらんだ それでも別れりゃ 淋しくて 出さない手紙を 書いてます 切手がわりに 口紅押しあてて 春夏秋冬(はるなつあきふゆ) よく笑ったね 桜を巡る 旅をして 夏には海辺の 灯台で 線香花火を 見つめてた 男と女は 永遠の謎 合鍵なんて ありゃしない どちらが悪いか 神様も わからぬまんまで 別れたね 今でも時々 あの頃の 夕陽に染まった 石段に 腰をおろせば ふたつの影法師 それでも別れりゃ 淋しくて 出さない手紙を 書いてます 切手がわりに 口紅押しあてて |
ふるさとの木の下で…風に 吹かれ 花びらは どこへ 飛んで 行くのでしょう 白い 綿毛の 舞う丘か 雪解けの 小川のほとり… 時が流れ 気がつけば 哀しみ 隣に 歩いてる 果てない夢を 追いかけた あの日に 戻れたら… ふるさとの木の下で もういちど うたいましょう ふるさとの木の下で あの頃にかえって 今は ひとり 夢の途中 けして つらくないけど ふりかえれば あたたかい いつか あの木の下へ… あかね雲を 見上げれば おさげ髪の 少女がいる 若き昔日(きのう)の 父や母の 遠く 呼ぶ声が 聴こえ来る… 花は咲いて 風に散り 別れと 出会いを くりかえす ほほ笑みながら 泣きながら それでも ひたむきに… ふるさとの木の下で おもいでを 話しましょう ふるさとの木の下は 青春のひとコマ 今は きっと 夢の途中 明日も 歩きつづける ふりかえれば なつかしい いつか あの木の下へ… ふるさとの木の下で もういちど うたいましょう ふるさとの木の下で あの頃に かえって Lai Lai Lai La La Lai Lai Lai … Lai Lai Lai La La Lai Lai Lai … | あさみちゆき | さくらちさと | 鈴木キサブロー | 矢野立美 | 風に 吹かれ 花びらは どこへ 飛んで 行くのでしょう 白い 綿毛の 舞う丘か 雪解けの 小川のほとり… 時が流れ 気がつけば 哀しみ 隣に 歩いてる 果てない夢を 追いかけた あの日に 戻れたら… ふるさとの木の下で もういちど うたいましょう ふるさとの木の下で あの頃にかえって 今は ひとり 夢の途中 けして つらくないけど ふりかえれば あたたかい いつか あの木の下へ… あかね雲を 見上げれば おさげ髪の 少女がいる 若き昔日(きのう)の 父や母の 遠く 呼ぶ声が 聴こえ来る… 花は咲いて 風に散り 別れと 出会いを くりかえす ほほ笑みながら 泣きながら それでも ひたむきに… ふるさとの木の下で おもいでを 話しましょう ふるさとの木の下は 青春のひとコマ 今は きっと 夢の途中 明日も 歩きつづける ふりかえれば なつかしい いつか あの木の下へ… ふるさとの木の下で もういちど うたいましょう ふるさとの木の下で あの頃に かえって Lai Lai Lai La La Lai Lai Lai … Lai Lai Lai La La Lai Lai Lai … |
秋櫻の頃いくつかの 盆が過ぎ いくつかの 齢を取る 秋の日和の 陽だまりのなかを 亡き父は 縁側に いつも湯呑みを 置いていた コスモスが 咲いている 風がきて 揺れている そんな風情に 目を細めながら 一服の 茶を啜る 静けさ好む 父でした 取り越し苦労を してきたような 父の目元の 笑い皺 過ぎた昔を 懐かしむように 湯呑みを包む 父の手を おもいだします 今も 今も… こつこつと 働いて 愚痴さえも こぼさずに 妻を愛して 子どもを愛して ささやかな 人生を ひたむきに生きた 父だけど 手にとれば 重たくて 古びてる 欠けている 茶渋のついた 湯呑み茶碗に 亡き父は 何を思い 何を語って いたのでしょう 取り越し苦労を してきたような 父の目元の 笑い皺 揺れるコスモス 慈(いつく)しむような 静かな父の まなざしを おもいだします 今も 今も… 取り越し苦労を してきたような 父の目元の 笑い皺 過ぎた昔を 懐かしむように 湯呑みを包む 父の手を おもいだします 今も 今も… | あさみちゆき | 高田ひろお | 杉本眞人 | 宮崎慎二 | いくつかの 盆が過ぎ いくつかの 齢を取る 秋の日和の 陽だまりのなかを 亡き父は 縁側に いつも湯呑みを 置いていた コスモスが 咲いている 風がきて 揺れている そんな風情に 目を細めながら 一服の 茶を啜る 静けさ好む 父でした 取り越し苦労を してきたような 父の目元の 笑い皺 過ぎた昔を 懐かしむように 湯呑みを包む 父の手を おもいだします 今も 今も… こつこつと 働いて 愚痴さえも こぼさずに 妻を愛して 子どもを愛して ささやかな 人生を ひたむきに生きた 父だけど 手にとれば 重たくて 古びてる 欠けている 茶渋のついた 湯呑み茶碗に 亡き父は 何を思い 何を語って いたのでしょう 取り越し苦労を してきたような 父の目元の 笑い皺 揺れるコスモス 慈(いつく)しむような 静かな父の まなざしを おもいだします 今も 今も… 取り越し苦労を してきたような 父の目元の 笑い皺 過ぎた昔を 懐かしむように 湯呑みを包む 父の手を おもいだします 今も 今も… |
紙ふうせんあなたに出逢ってこの胸の つぶれた夢がふくらんだ あなたの吐息でふくらんだ 私はちいさな紙ふうせん 青い空などいらない… あなたのてのひらで飛んでいたい 天まで届けと願っても いつでも夢は落ちてくる 涙の重さで落ちてくる 私はちいさな紙ふうせん 変わる季節を数える… あなたが飽きるまで遊んでいてね 哀しい昨日はかくしても 静かに夢は逃げてゆく 空っぽ心を逃げてゆく 私はちいさな紙ふうせん 優しい別れはいらない… あなたの指先でやぶり捨てて あなたの指先でやぶり捨てて | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | 川口眞 | あなたに出逢ってこの胸の つぶれた夢がふくらんだ あなたの吐息でふくらんだ 私はちいさな紙ふうせん 青い空などいらない… あなたのてのひらで飛んでいたい 天まで届けと願っても いつでも夢は落ちてくる 涙の重さで落ちてくる 私はちいさな紙ふうせん 変わる季節を数える… あなたが飽きるまで遊んでいてね 哀しい昨日はかくしても 静かに夢は逃げてゆく 空っぽ心を逃げてゆく 私はちいさな紙ふうせん 優しい別れはいらない… あなたの指先でやぶり捨てて あなたの指先でやぶり捨てて |
月猫飼われもしない 捨てられ猫も 丸い月夜に 夢も見る この次もしも 生まれてきたら 甘え上手な チンチラがいい 灯り窓の その中なんか どうせ嘘だらけ きれい事 いつからだろうか 誰のせいだろうか ささくれだらけの この胸 撫でて 撫でてくれたなら 可愛い声して 鳴いてあげる 背中丸めて 寂しさ抱え 私 満ちない月猫 ブロック塀を 器用に渡り シャレた外車の パーキング しばらくここで 休んでみるか 爪を磨いて 幸せぶって 闇夜ばかり 歩いていると 夢のかけらすら 気付かない 思い出雨に ずぶ濡れる前に 合わない肌でも 重ねて 腹を見せて 寝ころべば どこまで本気で 惚れてくれる 置いてかないで ほっとかないで 私 あなたの月猫 撫でて 撫でてくれたなら 可愛い声して 鳴いてあげる 背中丸めて 寂しさ抱え 私 満ちない月猫 | あさみちゆき | 宮田純花 | 宮田純花 | 佐藤和豊 | 飼われもしない 捨てられ猫も 丸い月夜に 夢も見る この次もしも 生まれてきたら 甘え上手な チンチラがいい 灯り窓の その中なんか どうせ嘘だらけ きれい事 いつからだろうか 誰のせいだろうか ささくれだらけの この胸 撫でて 撫でてくれたなら 可愛い声して 鳴いてあげる 背中丸めて 寂しさ抱え 私 満ちない月猫 ブロック塀を 器用に渡り シャレた外車の パーキング しばらくここで 休んでみるか 爪を磨いて 幸せぶって 闇夜ばかり 歩いていると 夢のかけらすら 気付かない 思い出雨に ずぶ濡れる前に 合わない肌でも 重ねて 腹を見せて 寝ころべば どこまで本気で 惚れてくれる 置いてかないで ほっとかないで 私 あなたの月猫 撫でて 撫でてくれたなら 可愛い声して 鳴いてあげる 背中丸めて 寂しさ抱え 私 満ちない月猫 |
砂漠の子守唄ビルの谷間の 三日月に 銀のブランコ 吊りさげて 漕いでいたいよ 夜明けまで 子守唄など 聴きながら あゝ東京は冷たい砂漠 心ぼろぼろ 心ぼろぼろ 淋しいよ いくら恋して 愛しても 赤い花など 咲きゃしない 水をください 一滴(ひとしずく) 子守唄なら 眠らせて あゝ東京は乾いた砂漠 心ひりひり 心ひりひり せつないよ 胸にわたしが 飼っていた 青い小鳥は 逃げたまま おいでもいちど 止まり木に 子守唄でも 歌ってよ あゝ東京は眠らぬ砂漠 心ゆらゆら 心ゆらゆら 恋しいよ | あさみちゆき | 高田ひろお | 杉本眞人 | | ビルの谷間の 三日月に 銀のブランコ 吊りさげて 漕いでいたいよ 夜明けまで 子守唄など 聴きながら あゝ東京は冷たい砂漠 心ぼろぼろ 心ぼろぼろ 淋しいよ いくら恋して 愛しても 赤い花など 咲きゃしない 水をください 一滴(ひとしずく) 子守唄なら 眠らせて あゝ東京は乾いた砂漠 心ひりひり 心ひりひり せつないよ 胸にわたしが 飼っていた 青い小鳥は 逃げたまま おいでもいちど 止まり木に 子守唄でも 歌ってよ あゝ東京は眠らぬ砂漠 心ゆらゆら 心ゆらゆら 恋しいよ |
恋華草~おれとあたし~酔いどれて靴をぬぎ あなたの 背にもたれ どこへでも さらってと 泣き泣き いったのに クシャクシャにたたんだ コートを枕にさせ 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 若い日の 年月(としつき)は あまりに 早過ぎて 未来など 考える 時間も なかったわ ボロボロになるのは みじめと泣いていたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 恋の花 一つだけ ようやく 咲いたから いいことも あるでしょう 小さな ことならば ふらふらで歩いた 二人を嘲(わら)ってたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | 川村栄二 | 酔いどれて靴をぬぎ あなたの 背にもたれ どこへでも さらってと 泣き泣き いったのに クシャクシャにたたんだ コートを枕にさせ 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 若い日の 年月(としつき)は あまりに 早過ぎて 未来など 考える 時間も なかったわ ボロボロになるのは みじめと泣いていたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 恋の花 一つだけ ようやく 咲いたから いいことも あるでしょう 小さな ことならば ふらふらで歩いた 二人を嘲(わら)ってたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと見そこなうなよだって |
四畳半の蝉あなたに捨てられた 人生は 生きているのが 辛いから 電気も消して 布団にくるまり わたしは時々 死ぬのです 二日も三日も 何もせず 泣き声ひとつ あげないで 四畳半一間 じっとして 土に還った 蝉のように 二人の夏の日は 過ぎ去って 枯葉舞い散る 秋が来て 食事もせずに 心も置き去り 私はやっぱり 死ぬのです 朝から晩まで ひとりきり 訪ねてくれる 人もなく 四畳半一間 丸くなり 土に還った 蝉のように 羽ばたく羽さえ もうないの どこへも心 飛べないわ 四畳半一間 眠るのよ 土に還った 蝉のように | あさみちゆき | 結木瞳 | 山崎ハコ | 伊戸のりお | あなたに捨てられた 人生は 生きているのが 辛いから 電気も消して 布団にくるまり わたしは時々 死ぬのです 二日も三日も 何もせず 泣き声ひとつ あげないで 四畳半一間 じっとして 土に還った 蝉のように 二人の夏の日は 過ぎ去って 枯葉舞い散る 秋が来て 食事もせずに 心も置き去り 私はやっぱり 死ぬのです 朝から晩まで ひとりきり 訪ねてくれる 人もなく 四畳半一間 丸くなり 土に還った 蝉のように 羽ばたく羽さえ もうないの どこへも心 飛べないわ 四畳半一間 眠るのよ 土に還った 蝉のように |
恋人もいないからひとり寝の 部屋の中 乾いた空気に 咳が出る 昨日忘れたセーターが 壁にだらりと ぶら下がる あのひとの存在は 思っていたより大きかった まぼろしを抱きしめる そんなしぐさも せつないね 恋人もいないから 恋人もいないから おもいでは 重すぎる 真夜中過ぎても 眠れない たった一缶 のこされた ビールさびしい 冷蔵庫 あのひとの将来は わたしに無縁と思ったけれど さよならの その日から 泣いて過ごすも 哀しいね 恋人もいないから 恋人もいないから あの人の伝言は 元気でいろよと そっけないが なぜかしら いいひとに 見えてくるのも たまらないね 恋人もいないのに 恋人もいないのに 恋人もいないのに 恋人もいないのに | あさみちゆき | 阿久悠 | 鈴木キサブロー | | ひとり寝の 部屋の中 乾いた空気に 咳が出る 昨日忘れたセーターが 壁にだらりと ぶら下がる あのひとの存在は 思っていたより大きかった まぼろしを抱きしめる そんなしぐさも せつないね 恋人もいないから 恋人もいないから おもいでは 重すぎる 真夜中過ぎても 眠れない たった一缶 のこされた ビールさびしい 冷蔵庫 あのひとの将来は わたしに無縁と思ったけれど さよならの その日から 泣いて過ごすも 哀しいね 恋人もいないから 恋人もいないから あの人の伝言は 元気でいろよと そっけないが なぜかしら いいひとに 見えてくるのも たまらないね 恋人もいないのに 恋人もいないのに 恋人もいないのに 恋人もいないのに |
おやすみ東京タワーおやすみ 東京タワー あなたも 寒そうだね 木枯らしにふるえながら 三日月を頭に置いている 今日も一日過ぎました 広い都会で ただひとり 夢はまだまだ夢のまま あとは 本当の夢を 眠って見るだけです おやすみ おやすみ わたしの東京タワー おやすみ 東京タワー 今夜は あざやかだね カラフルなドレスみたい 星空を背にして立っている 少しいいことありました それをあなたに 伝えます 人を信じてよかったと 胸を熱くすることに とうとう出会えました おやすみ おやすみ わたしの東京タワー おやすみ おやすみ わたしの東京タワー | あさみちゆき | 阿久悠 | 網倉一也 | | おやすみ 東京タワー あなたも 寒そうだね 木枯らしにふるえながら 三日月を頭に置いている 今日も一日過ぎました 広い都会で ただひとり 夢はまだまだ夢のまま あとは 本当の夢を 眠って見るだけです おやすみ おやすみ わたしの東京タワー おやすみ 東京タワー 今夜は あざやかだね カラフルなドレスみたい 星空を背にして立っている 少しいいことありました それをあなたに 伝えます 人を信じてよかったと 胸を熱くすることに とうとう出会えました おやすみ おやすみ わたしの東京タワー おやすみ おやすみ わたしの東京タワー |
娘から愛をこめてお誕生日おめでとうございます いいえ 忘れる筈がありません どんなに月日が過ぎても どんなに遠く離れても わたしは娘ですから あなたたちの娘ですから 心の糸は繋がっています お元気ですか お元気でしょうね お元気でいて下さい 娘から愛をこめて おめでとう おめでとう 花を贈ります 親不孝ばかりして ごめんなさい そうね 詫びても遅すぎるでしょうね 気持ちはわかっていたのに 素直になればよかったのに わたし子どもでしたね 若いだけのヒヨコでしたね 一度は夢を見たかったのです お元気ですか お元気でしょうね お元気でいて下さい 娘から愛をこめて おめでとう おめでとう 歌をとどけます おめでとう おめでとう 歌をとどけます | あさみちゆき | 阿久悠 | 網倉一也 | | お誕生日おめでとうございます いいえ 忘れる筈がありません どんなに月日が過ぎても どんなに遠く離れても わたしは娘ですから あなたたちの娘ですから 心の糸は繋がっています お元気ですか お元気でしょうね お元気でいて下さい 娘から愛をこめて おめでとう おめでとう 花を贈ります 親不孝ばかりして ごめんなさい そうね 詫びても遅すぎるでしょうね 気持ちはわかっていたのに 素直になればよかったのに わたし子どもでしたね 若いだけのヒヨコでしたね 一度は夢を見たかったのです お元気ですか お元気でしょうね お元気でいて下さい 娘から愛をこめて おめでとう おめでとう 歌をとどけます おめでとう おめでとう 歌をとどけます |
林檎をかじりながら涙がポロリとこぼれて落ちた時に わたしの愛は終わってしまった 去年より二キロほど からだも細っておりました だまっているのが苦しく思えるから 林檎をひとつカリカリかじって おもいでをこなごなに 砕いてゴクンと呑みました さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 後悔はしないけど まだ少し笑えない トランプ遊びで時間を潰しながら はずれた愛の占い怨んで 天井を見上げつつ ためいきばかりをつきました さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 落胆はしないけど 元気まであと二日 さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 後悔はしないけど まだ少し笑えない | あさみちゆき | 阿久悠 | 鈴木キサブロー | | 涙がポロリとこぼれて落ちた時に わたしの愛は終わってしまった 去年より二キロほど からだも細っておりました だまっているのが苦しく思えるから 林檎をひとつカリカリかじって おもいでをこなごなに 砕いてゴクンと呑みました さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 後悔はしないけど まだ少し笑えない トランプ遊びで時間を潰しながら はずれた愛の占い怨んで 天井を見上げつつ ためいきばかりをつきました さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 落胆はしないけど 元気まであと二日 さよなら 愛の日よ さよなら 二年半 後悔はしないけど まだ少し笑えない |
こころのうたもう何年経つのでしょう? あなたと出逢って… 泣くことさえも忘れた私に 優しさを思い出させてくれた 頬を赤くして笑う姿 今にも手に届きそうで ずっとこの場所で生きてゆく きっとこの場所で生きてゆく 一緒に過ごした瞬間(とき)は 生きる私の宝もの いつの日か胸を張って あなたの前で笑いたい 人の心を見つめる心 何も言わず教えてくれた 楽しそうに耳を澄ます姿 今にも手に届きそうで ずっとこの場所を忘れない きっとこの場所を忘れない 一緒に過ごした瞬間(とき)は 生きる私の宝もの ずっとこの場所で生きてゆく きっとこの場所で生きてゆく 一緒に過ごした瞬間(とき)は 生きる私の宝もの 生きる私の宝もの | あさみちゆき | あさみちゆき | 杉本眞人 | | もう何年経つのでしょう? あなたと出逢って… 泣くことさえも忘れた私に 優しさを思い出させてくれた 頬を赤くして笑う姿 今にも手に届きそうで ずっとこの場所で生きてゆく きっとこの場所で生きてゆく 一緒に過ごした瞬間(とき)は 生きる私の宝もの いつの日か胸を張って あなたの前で笑いたい 人の心を見つめる心 何も言わず教えてくれた 楽しそうに耳を澄ます姿 今にも手に届きそうで ずっとこの場所を忘れない きっとこの場所を忘れない 一緒に過ごした瞬間(とき)は 生きる私の宝もの ずっとこの場所で生きてゆく きっとこの場所で生きてゆく 一緒に過ごした瞬間(とき)は 生きる私の宝もの 生きる私の宝もの |
前夜祭街灯の下で読む ラブレター あたたかい ひとしずく 涙こぼれる あのひとは 遠くから まごころを 便箋に 叩きつけ 熱く届ける 青春は駆け足で過ぎ去って やがてもう人生になっていく 今はつかのまの 前夜祭 愛するも 生きるのも 悩み悩んで 祝福の乾杯を くり返し 友だちを 祝いつつ 思い乱れる わたしにもある筈の しあわせが なぜかしら 遠まわり いつも遅れる 夢見つつ過ごしてた 日々があり 夢を捨て歩き出す 日々もある 今はつかのまの 前夜祭 進もうか 戻ろうか 迷い迷って 青春は駆け足で過ぎ去って やがてもう人生になっていく 今はつかのまの 前夜祭 愛するも 生きるのも 悩み悩んで | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | | 街灯の下で読む ラブレター あたたかい ひとしずく 涙こぼれる あのひとは 遠くから まごころを 便箋に 叩きつけ 熱く届ける 青春は駆け足で過ぎ去って やがてもう人生になっていく 今はつかのまの 前夜祭 愛するも 生きるのも 悩み悩んで 祝福の乾杯を くり返し 友だちを 祝いつつ 思い乱れる わたしにもある筈の しあわせが なぜかしら 遠まわり いつも遅れる 夢見つつ過ごしてた 日々があり 夢を捨て歩き出す 日々もある 今はつかのまの 前夜祭 進もうか 戻ろうか 迷い迷って 青春は駆け足で過ぎ去って やがてもう人生になっていく 今はつかのまの 前夜祭 愛するも 生きるのも 悩み悩んで |
港のカラス憎い恋しい あの人は わたしに何も 云わないで アラビア文字の 貨物船 日暮れに乗って 行っちゃった 港カモメの 群れのなか わたしはカラス 赤い目の 夕焼け色の 電柱で あのひとそっと 見送った 昔 異人さんに 連れられて 少女も船に 乗ってった 行ったら帰る あてもない 昔も今も 横浜は 山で暮らせば いいものを 街まで来たら 捨てられた 今夜もひとり 止まり木で カァーカァー泣いて 飲むだけさ | あさみちゆき | 高田ひろお | 杉本眞人 | 川口真 | 憎い恋しい あの人は わたしに何も 云わないで アラビア文字の 貨物船 日暮れに乗って 行っちゃった 港カモメの 群れのなか わたしはカラス 赤い目の 夕焼け色の 電柱で あのひとそっと 見送った 昔 異人さんに 連れられて 少女も船に 乗ってった 行ったら帰る あてもない 昔も今も 横浜は 山で暮らせば いいものを 街まで来たら 捨てられた 今夜もひとり 止まり木で カァーカァー泣いて 飲むだけさ |
あした一日は長いと 思える時も 一瞬のことだと 感じることも その時の心の ときめきしだい それでも明日は 必ず来るわ 夢を見て明るく 暮らしたことも 生きるのが辛くて 迷ったことも 若い日は明日が すべてに思え 悩みを忘れて 眠りについた 明日来る人 明日逢う人 明日待つ人 明日泣く人 明日は明日 今日より光る 明日は明日 今日より歌う 明日は明日 今日より光る 明日は明日 今日より歌う この道で生きると 心に決めて 大股で歩いて 転んだことも 世の中が恐いと 突然感じ 踏み出すことを ためらうことも そんなこと誰でも 一度や二度は 悩ましく思うと 気づいた時に 信じたい未来を 一人でたぐり ようやく元気な 気持ちになった 明日来る人 明日逢う人 明日待つ人 明日泣く人 明日は明日 今日より光る 明日は明日 今日より歌う 明日は明日 今日より光る 明日は明日 今日より歌う 明日は明日 今日より光る 明日は明日 今日より歌う | あさみちゆき | 阿久悠 | 大野克夫 | | 一日は長いと 思える時も 一瞬のことだと 感じることも その時の心の ときめきしだい それでも明日は 必ず来るわ 夢を見て明るく 暮らしたことも 生きるのが辛くて 迷ったことも 若い日は明日が すべてに思え 悩みを忘れて 眠りについた 明日来る人 明日逢う人 明日待つ人 明日泣く人 明日は明日 今日より光る 明日は明日 今日より歌う 明日は明日 今日より光る 明日は明日 今日より歌う この道で生きると 心に決めて 大股で歩いて 転んだことも 世の中が恐いと 突然感じ 踏み出すことを ためらうことも そんなこと誰でも 一度や二度は 悩ましく思うと 気づいた時に 信じたい未来を 一人でたぐり ようやく元気な 気持ちになった 明日来る人 明日逢う人 明日待つ人 明日泣く人 明日は明日 今日より光る 明日は明日 今日より歌う 明日は明日 今日より光る 明日は明日 今日より歌う 明日は明日 今日より光る 明日は明日 今日より歌う |
居酒屋の箸袋箸袋ひらいて さらさらさらと 恋文を書きます 読んだなら あなたもまた 心を書いてください 音たてて 盃すする くちびるに ふれてみたいと いたずら心 にぎやかな居酒屋の片隅で 若い女と 大人の男 短歌もどきを やりとりし ああ 都会の夜はふける 短冊の代わりは いくつもあると 箸袋 集める 口にする言葉よりも 真実こめて書けます 小悪魔のふりして愛を もてあそび 困る顔見て うれしがりおり ただふたり居酒屋にのこされて 若い女と 大人の男 童話みたいな 恋をして ああ 都会の夜はふける 短歌もどきを やりとりし ああ 都会の夜はふける | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | | 箸袋ひらいて さらさらさらと 恋文を書きます 読んだなら あなたもまた 心を書いてください 音たてて 盃すする くちびるに ふれてみたいと いたずら心 にぎやかな居酒屋の片隅で 若い女と 大人の男 短歌もどきを やりとりし ああ 都会の夜はふける 短冊の代わりは いくつもあると 箸袋 集める 口にする言葉よりも 真実こめて書けます 小悪魔のふりして愛を もてあそび 困る顔見て うれしがりおり ただふたり居酒屋にのこされて 若い女と 大人の男 童話みたいな 恋をして ああ 都会の夜はふける 短歌もどきを やりとりし ああ 都会の夜はふける |
あさがお仕立ておろしの 浴衣着て ひと箸つけた 冷麦の 妹の つたない箸さばき 思い出します あの夏の日 花火見つめる 縁側で ビール片手の 父がいた 傍らで寄り添う 母の手は そっと団扇を あおいでた あの夏は もう帰らない あの夏は もう帰らない 今年の夏も 庭に朝顔は 咲いているでしょうか 鼻緒が切れた 夏祭り ハンカチ裂いて すげ替えた 妹は 片足立ちをして じっと待ってた あの夏の日 氷イチゴと 朝顔と 家族そろった 夏休み 妹も 私も 嫁いでも 忘れられない あの家が あの夏は もう帰らない あの夏は もう帰らない 今年の夏も 庭に朝顔は 咲いているでしょうか あの夏は もう帰らない あの夏は もう帰らない 今年の夏も 庭に朝顔は 咲いているでしょうか 咲いているでしょうか… | あさみちゆき | 高田ひろお | 網倉一也 | 宮崎慎二 | 仕立ておろしの 浴衣着て ひと箸つけた 冷麦の 妹の つたない箸さばき 思い出します あの夏の日 花火見つめる 縁側で ビール片手の 父がいた 傍らで寄り添う 母の手は そっと団扇を あおいでた あの夏は もう帰らない あの夏は もう帰らない 今年の夏も 庭に朝顔は 咲いているでしょうか 鼻緒が切れた 夏祭り ハンカチ裂いて すげ替えた 妹は 片足立ちをして じっと待ってた あの夏の日 氷イチゴと 朝顔と 家族そろった 夏休み 妹も 私も 嫁いでも 忘れられない あの家が あの夏は もう帰らない あの夏は もう帰らない 今年の夏も 庭に朝顔は 咲いているでしょうか あの夏は もう帰らない あの夏は もう帰らない 今年の夏も 庭に朝顔は 咲いているでしょうか 咲いているでしょうか… |
井の頭線永福町で電車が停まる 急行の待ち合わせ ドアが開いて 吹き抜ける風 想い出が 降りてゆく いつもあなたは この手を引いて 急行に乗り換えた 走るように生きるあなたと 歩くように生きてた私 いつの間に いつの間に 離れてしまったの? ひとり帰る 井の頭線で 今でも ふと 好きだと思う 下北沢の古道具屋で 風鈴を見つけたね 窓を開けても 暑かった部屋 軒先で揺れていた ふたり これから どうしたらいい? 聞かれても 黙ってた 打ち上げ花火 はしゃぐあなたと 線香花火 見つめる私 燃え尽きる 燃え尽きる 速さが違ったの? ひとり帰る 井の頭線で あなたを ふと さがしてしまう ひとり帰る 井の頭線で 今でも そう 好きだと思う | あさみちゆき | 田久保真見 | 網倉一也 | | 永福町で電車が停まる 急行の待ち合わせ ドアが開いて 吹き抜ける風 想い出が 降りてゆく いつもあなたは この手を引いて 急行に乗り換えた 走るように生きるあなたと 歩くように生きてた私 いつの間に いつの間に 離れてしまったの? ひとり帰る 井の頭線で 今でも ふと 好きだと思う 下北沢の古道具屋で 風鈴を見つけたね 窓を開けても 暑かった部屋 軒先で揺れていた ふたり これから どうしたらいい? 聞かれても 黙ってた 打ち上げ花火 はしゃぐあなたと 線香花火 見つめる私 燃え尽きる 燃え尽きる 速さが違ったの? ひとり帰る 井の頭線で あなたを ふと さがしてしまう ひとり帰る 井の頭線で 今でも そう 好きだと思う |
青春のたまり場純愛がぶつかれば 時に傷つけ そのあとで悔いながら 泣いて詫びたり かけがえのない時代(じだい)ともに過ごした あの店も今月で 閉めるそうです もう誰も希望など 語らなくなり カサカサに乾いた 街は汚れて 青春のたまり場も 閑古鳥鳴き マスターも苦笑い 見せるだけです もう一度 あの場所で逢いませんか 泣きながら さよならを言いませんか La… La… 結ばれた人もおり 別れた人も 夢破れ 酒を飲み 荒(すさ)んだ人も 夜明けまでただひとり 踊った人も どれもみな青春の ひとコマですね 今はもうそれぞれが 人生おくり ふり返ることさえも めずらしくなり 色褪せた想い出と わかっていても この手紙どうしても おとどけします もう一度 あの時代(とき)と逢いませんか マスターに ありがとう言いませんか La… La… もう一度 あの場所で逢いませんか 泣きながら さよならを言いませんか La… La… | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | 川村栄二 | 純愛がぶつかれば 時に傷つけ そのあとで悔いながら 泣いて詫びたり かけがえのない時代(じだい)ともに過ごした あの店も今月で 閉めるそうです もう誰も希望など 語らなくなり カサカサに乾いた 街は汚れて 青春のたまり場も 閑古鳥鳴き マスターも苦笑い 見せるだけです もう一度 あの場所で逢いませんか 泣きながら さよならを言いませんか La… La… 結ばれた人もおり 別れた人も 夢破れ 酒を飲み 荒(すさ)んだ人も 夜明けまでただひとり 踊った人も どれもみな青春の ひとコマですね 今はもうそれぞれが 人生おくり ふり返ることさえも めずらしくなり 色褪せた想い出と わかっていても この手紙どうしても おとどけします もう一度 あの時代(とき)と逢いませんか マスターに ありがとう言いませんか La… La… もう一度 あの場所で逢いませんか 泣きながら さよならを言いませんか La… La… |
新橋二丁目七番地 うすい座布団 一枚で 地べたに座って 四十年 時が流れて 人が流れる 濁流うねる この都会(まち)で 流されまいと 流されまいと 小石のように うずくまる 靴を磨けば こころも晴れる 今日も元気に がんばって 雨の日も 風の日も 新橋二丁目 七番地 こんな私に 出来たのは 一生懸命 生きること 秋の夕暮れ ひとつため息 赤チン色の 赤ちょうちん 一杯飲めば 一杯飲めば 人間なんて 立ち直る 靴の汚れは 心の汚れ 夢も磨けば また光る 雨の日も 風の日も 新橋二丁目 七番地 明日はきっと 明日はきっと いいことあるさ 大丈夫 つらい気持は 靴みりゃわかる 今日もあなたは がんばった 雨の日も 風の日も 新橋二丁目 七番地 | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | うすい座布団 一枚で 地べたに座って 四十年 時が流れて 人が流れる 濁流うねる この都会(まち)で 流されまいと 流されまいと 小石のように うずくまる 靴を磨けば こころも晴れる 今日も元気に がんばって 雨の日も 風の日も 新橋二丁目 七番地 こんな私に 出来たのは 一生懸命 生きること 秋の夕暮れ ひとつため息 赤チン色の 赤ちょうちん 一杯飲めば 一杯飲めば 人間なんて 立ち直る 靴の汚れは 心の汚れ 夢も磨けば また光る 雨の日も 風の日も 新橋二丁目 七番地 明日はきっと 明日はきっと いいことあるさ 大丈夫 つらい気持は 靴みりゃわかる 今日もあなたは がんばった 雨の日も 風の日も 新橋二丁目 七番地 |
夜桜蝶々 十五で覚えた ため息は 二十歳のときに 捨てました 悲しすぎると 泣けないと 知った二十五 夜明け前 大人になったら 汚れると 子供の頃は 思ってた 三十過ぎて 欲しいのは 純愛だけに なりました 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ 闇に咲いても 花は花 罪なさだめも 恋は恋 Ah Ah Ah …… 泣かない女が 泣くときは 愛するひとの 腕の中 たった一つの 幸せで 百の不幸も 消えてゆく 大きな桜の その下で あやしい夢を 見ています 無数の花よ 蝶になれ あなたに群がり つれてきて 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ かなわなくても 夢は夢 愛と呼んでも 嘘は嘘 Ah Ah Ah …… 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ 闇に咲いても 花は花 罪なさだめも 恋は恋 Ah Ah Ah …… | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 十五で覚えた ため息は 二十歳のときに 捨てました 悲しすぎると 泣けないと 知った二十五 夜明け前 大人になったら 汚れると 子供の頃は 思ってた 三十過ぎて 欲しいのは 純愛だけに なりました 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ 闇に咲いても 花は花 罪なさだめも 恋は恋 Ah Ah Ah …… 泣かない女が 泣くときは 愛するひとの 腕の中 たった一つの 幸せで 百の不幸も 消えてゆく 大きな桜の その下で あやしい夢を 見ています 無数の花よ 蝶になれ あなたに群がり つれてきて 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ かなわなくても 夢は夢 愛と呼んでも 嘘は嘘 Ah Ah Ah …… 夜桜蝶々 飛んでゆけ あなたのもとへ 飛んでゆけ 闇に咲いても 花は花 罪なさだめも 恋は恋 Ah Ah Ah …… |
黄昏シネマ 十年ぶりに 降りた駅 想い出たずねて ここへ来た 三本立ての 黄昏シネマ 学校帰りに 待ち合わせたね 硬い座席に もたれたら あなたが隣りに いるようで あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ季節を生きた 十年ぶりの この町で あなたは誰かと 暮らしてる ハッピーエンドの 黄昏シネマ 涙がぽろりと こぼれて落ちた 私は今でも ひとりだと あなたに伝える 人もない 私の 遠い青春の あなたはずっと 主人公 まぶしすぎて まぶしすぎて 今も 瞳をそらす あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ季節を生きた | あさみちゆき | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 十年ぶりに 降りた駅 想い出たずねて ここへ来た 三本立ての 黄昏シネマ 学校帰りに 待ち合わせたね 硬い座席に もたれたら あなたが隣りに いるようで あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ季節を生きた 十年ぶりの この町で あなたは誰かと 暮らしてる ハッピーエンドの 黄昏シネマ 涙がぽろりと こぼれて落ちた 私は今でも ひとりだと あなたに伝える 人もない 私の 遠い青春の あなたはずっと 主人公 まぶしすぎて まぶしすぎて 今も 瞳をそらす あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ季節を生きた |
聖橋で あなたは売れない小説を ためいきついて 書いている 見果てぬ夢と知りながら わたしは横についている 大きな愛だと信じても ついうなだれてしまいそう 貧しいことは 平気でも このままここに いられない だから わたしは鬼になる あなたを捨てて よそへ行く 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で あなたと暮らした 四畳半 きれいに掃除したあとに 涙のしみた手紙書き 机の上に置いておく 小説書くのもいいけれど あんたは少し 甘ったれ 自分で生きる気になって こういうわたし 見返して そうよ わたしは鬼になる 泣き泣き恐い顔をする 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で そうよ わたしは鬼になる あなたを捨てて よそへ行く 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で | あさみちゆき | 阿久悠 | 杉本眞人 | | あなたは売れない小説を ためいきついて 書いている 見果てぬ夢と知りながら わたしは横についている 大きな愛だと信じても ついうなだれてしまいそう 貧しいことは 平気でも このままここに いられない だから わたしは鬼になる あなたを捨てて よそへ行く 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で あなたと暮らした 四畳半 きれいに掃除したあとに 涙のしみた手紙書き 机の上に置いておく 小説書くのもいいけれど あんたは少し 甘ったれ 自分で生きる気になって こういうわたし 見返して そうよ わたしは鬼になる 泣き泣き恐い顔をする 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で そうよ わたしは鬼になる あなたを捨てて よそへ行く 二年二ヶ月二日目に ここで逢いましょう 聖橋で |
鮨屋で… 小肌を切って 熱燗二合 それと この娘に 中トロサビ抜きで 父と座った 鮨屋のカウンター ちょっと 大人に なった気がした あの日 あなたは 少し酔ってた たくさん食べなよ 好きなもの…… そう言いながら 向けた笑顔は 何故か 寂しく 哀しげだった 父と母との 間のことは どうなってたか 知る由もない あの日が そう 最後です 父とは会えない 娘になった…… この春 わたし 結婚します あの日の 鮨屋で 並んで座りたい 母に 反抗 ばかりの思春期を ごめんなさいと 言える年齢です 誰に似たのか お酒呑みです 血は争えないねと 言う前に 何言ってんだよ 嬉しそうに コツンと頭 小突くね きっと 父と母との 間のことは どちらが悪い 訳でもないと 今なら そう 分かります 少しは わたしも 大人になった…… 父と母との 間のことは 元に戻ることは ないでしょうが それでも ただ 感謝です わたしは あなたたちの 娘です わたしは あなたたちの 娘です | あさみちゆき | 井上千穂 | 杉本眞人 | 宮崎慎二 | 小肌を切って 熱燗二合 それと この娘に 中トロサビ抜きで 父と座った 鮨屋のカウンター ちょっと 大人に なった気がした あの日 あなたは 少し酔ってた たくさん食べなよ 好きなもの…… そう言いながら 向けた笑顔は 何故か 寂しく 哀しげだった 父と母との 間のことは どうなってたか 知る由もない あの日が そう 最後です 父とは会えない 娘になった…… この春 わたし 結婚します あの日の 鮨屋で 並んで座りたい 母に 反抗 ばかりの思春期を ごめんなさいと 言える年齢です 誰に似たのか お酒呑みです 血は争えないねと 言う前に 何言ってんだよ 嬉しそうに コツンと頭 小突くね きっと 父と母との 間のことは どちらが悪い 訳でもないと 今なら そう 分かります 少しは わたしも 大人になった…… 父と母との 間のことは 元に戻ることは ないでしょうが それでも ただ 感謝です わたしは あなたたちの 娘です わたしは あなたたちの 娘です |