比叡の雪香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 聖川湧 | | 紅葉(もみじ)の匂い嗅(か)ぎつけて 木枯らしが吠えながら 比良(ひら)から駆けてくる 恋に背(そむ)かれ夢を裂(さ)かれて さ迷う比叡のひとり旅 山が泣いたら雲が泣いたら 女が泣いたら からんころんと からんころんと 雪が降る 指輪の傷跡いたわれば なぜ涙止まらない 大原三千院 帰る場所(ところ)も陽だまりもない さすらう比叡のひとり旅 山が泣いたら雲が泣いたら 女が泣いたら からんころんと からんころんと 雪が降る 彩(いろど)る横川(よかわ)の夕暮れに 琵琶湖(びわ)越(ご)えの北風(かぜ)が吹き 煙雨(えんざめ)凍らせる こんなわたしは忘れていいわ さ迷う比叡のひとり旅 山が泣いたら雲が泣いたら 女が泣いたら からんころんと からんころんと 雪が降る |
北の浮雲走裕介 | 走裕介 | 秋浩二 | 秋浩二 | 蔦将包 | 春の風吹く サロマの湖(うみ)に 心ゆするよ さざ波が 都を遠く 離れ来て 独りしみじみ 想う恋 仰げば淋しい 北見の空に 一つ浮かんだ ちぎれ雲 赤く染まった オホーツク 燃える未練の せつなさか あの娘と別れ 旅に出て めぐり逢う日の 夢を見る 明日(あす)は発とうか 紋別を 尽きぬ想いを 道づれに 一輪(いちわ)咲いてる 蝦夷カンゾウ 花の香りの 愛しさよ 曠野(こうや)を独り さ迷えば ついて来るのは 涙だけ いつか二人で 見上げた空に あの日を語る あかね雲 |
母桜岩本公水 | 岩本公水 | 秋浩二 | 秋浩二 | 松井タツオ | おまえと一緒に 育てる木だと 母は私のために 植えてくれました 桜の花咲く 春の日は 母のぬくもり恋しくて 汽車に乗る そよ風に 揺れながら 陽(ひ)に映えて 楚々(そそ)として 麗(うるわ)しく 咲く母桜 わたしが産んだ 「一人娘よ」 母はくちぐせのように いつも言っていた エプロン姿が 似合ってた いつも家族を大切に 生きている 四方(よも)の嵐(かぜ) 身に受けて 負けないで 青い空 ふんわりと 咲く母桜 わたしと母との 描いた夢を いつか叶える日まで 守り続けたい 今年も もうすぐ 春が来る 庭の桜が咲く頃に 帰ります 冬の雪 春の雪 乗り越えて 凛として 華やかに 咲く母桜 |
愛舞香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 三木たかし | | メラメラと吐息乱れて絡(から)み合う かがり火がゆらゆら揺れて燃えてます 好きだからあなたのことが好きだから 嬉しさに涙が頬を伝います ああーもっと言葉なんかはいらない ああーあなたこのまま逃げないで こころゆくまでおんな 愛欲(あい)に溺れておんな 愛されずにいられない 舞い上がれ命終わってしまうまで 何度も喜びにふるえ声挙げる 満月の光を乳房(むね)に受けながら まどろみにあなたと越える一里塚 ああーもっと変わらぬ愛に蕩(とろ)けて ああーわたしこのまますがりつく 朝が来るまでおんな 夜が来るまでおんな 愛されずにいられない ああーもっと言葉なんかはいらない ああーあなたこのまま逃げないで こころゆくまでおんな 愛欲(あい)に溺れておんな 愛されずにいられない |
浪花恋歌浅田あつこ | 浅田あつこ | 秋浩二 | 秋浩二 | 前田俊明 | 好きなあなたに 恋をして 夢を咲かせた 淀屋橋 ひとり酒場の とまり木で お酒が言わせる 女の未練 スキやねん アホやねん 浪花 大阪 恋ごころ いつか終わった 恋なのに 雨がまた呼ぶ 御堂筋 傘もささずに さまよえば ネオンの灯りが 淋しく点る スキやねん アホやねん 浪花 大阪 恋ごころ 棄てたあなたが 憎いのに 涙ぽろぽろ 北新地 二度と触れては もらえない 唇さえも 明日に迷う スキやねん アホやねん 浪花 大阪 恋ごころ |
困るのよ林あさ美 | 林あさ美 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | | あなたのそばで 心を踊らせて 甘えて過ごした 今日までわたし ほかには誰も 愛せない 愛せない 困るの 困るの 困るのよ あなたがいなけりゃ 困るのよ お願いわたしを やさしく抱きしめて つめたい世間に 負けたりしないでね 叶えてほしいの あなたの夢を 信じて待つは いつまでも いつまでも 困るの 困るの 困るのよ あなたでなければ 困るのよ お願いわたしを 一人にさせないで あなたはいつも いい人すぎるから だれにも優しく しないでほしい 寄り道なんか しないでね しないでね 困るの 困るの 困るのよ あなたがいなけリゃ 困るのよ お願いわたしの あなたでいて欲しい |
京都つれづれ香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 三木たかし | | 春は午後(ひる) ほのかに薫(かおる) 山里(やまざと)の坂路(さか) 櫻(はな)びら吹雪く雨あがり 東の天(そら)に丸い月 涙で霞(かす)む 嵐山 夏は夜 コンチキチンと祇園囃子(ぎおんばやし)が 四条河原(しじょうがわら)にとどろけば 祭りが引いて夜が更ける 窓辺に見える流れ星 秋は夕暮(くれ) 紅く色づくカエデの参道(みち)を 靴音ひそめ辿りゆく あのひと恋しい嵯峨野にて 木漏(こも)れ陽淋しくほほ濡らす 冬は朝 冷たい雨が霙(みぞれ)に変わり 砂盛り淡く雪化粧 水面(みのも)にひとひら寒椿 あなたが恋しい銀閣寺 |
ぼっちの女だから佳山明生 | 佳山明生 | 秋浩二 | 秋浩二 | 松井タツオ | あなたの笑顔を 思い出すたびに グラスをかたむけ 唇かむの 二人のアルバム 開いてみても 涙でくもる夜は 眠れないのよ 強がり言って 別れ上手を 演じた涙は 嘘じゃないのよ もう少しだけ あと少しだけ あなたの私で いたかった まどろむ部屋には 赤いバラの花 いつもの花瓶に ささったままで 窓打つ雨音 ベッドで聴いて 涙で語る夜は 眠りたくない 今さらながら バカな女ね あの日の温もり 忘れられない もし叶うなら まだ叶うなら 過去(むかし)の二人に 戻りたい 強がり言って 別れ上手を 演じた涙は 嘘じゃないのよ もう少しだけ あと少しだけ あなたの私で いたかった |
斑鳩の鐘香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | | 黄昏色に染めあげて 秋が大和路変えるころ ひとり旅する女が女がいます 静寂(しずか)に眠る秋篠で あのひと好きと泣きじゃくる つのる想いの 露時雨(つゆしぐれ) 悲しく響く鐘の音 恋歌(うた)がきらめく万葉の 涙堪(こら)えて見上げる見上げる空に 囁きながら飛ぶ鳥が あの人好きと鳴く枝に 雪がほんのり 薄化粧 飛火野(とびひの)ゆけばなごり雪 春が大和路変えるころ ひとり旅する女が女がいます せつなさ忍び咲く桜(はな)よ あのひとここで会えるよな そんな気がする 古都の暮れ |
松島情話大川栄策 | 大川栄策 | 秋浩二 | 筑紫竜平 | 松井タツオ | 桜のつぼみが 残雪の 風吹く港に 春を呼ぶ あなた探して せつなく燃える 夢追い人か 雨の松島 波止場にひとり 今日も逢えずに 涙をそっと 湾(うみ)に流せば ああ… 照らす月 人眼を避けて あなたと二人 くちびる重ねた 隠れ宿 濡れた黒髪 掻き上げながら あなたを待てば すすり泣くよな 遠くの鐘を 聞けばなおさら 恋しさつのる あなたが欲しい ああ… しぐれ宿 女の未練を 振り切るように 港を離れる 船が出る 恋を引き摺り おんなが一人 さすらい人か 風の雄島を 夕陽が染める そぞろ歩けば 千鳥も鳴いて 今日もあてない ああ… ひとり旅 |
親子青戸健 | 青戸健 | 秋浩二 | 秋浩二 | 南郷達也 | 交わす言葉は 少しでも 心の絆は 石より固い 父さん無理しちゃ 駄目だよと 優しく言われて 眼がうるむ ふれ合うこころはいつ迄も 何歳になっても 親子は親子 春は桜の 花の海 郷にほのぼのと そよ吹く風よ お前が生まれて 父さんも 命の重さを 知らされた お前は大事な宝物 俺の自慢の 自慢の子だよ 日々の暮らしに 急かされて ろくに愚痴ひとつ 聞いてもやれず 石ころだらけの 人生(みち)だけど 互いに夢でも 語ろうか 明日を信じて歩こうな 何歳になっても 親子は親子 |
甘い罠北原ミレイ&平浩二 | 北原ミレイ&平浩二 | 秋浩二 | 秋浩二 | 猪股義周 | あなたを 忘れたくても 心を 閉ざしていても 恋の悪魔 ささやいて 強く 放さない 君の素敵な微笑(えがお)が 眩しすぎるよ 陽ざしの中咲いた 花のようだね 「それは 甘い罠?」「嘘じゃない」 女は 夢みる天使 男は 愛の光さ ずっと ずっと ずっと そばにいて 離さないで 突き刺す 愛が欲しいの やさしく 語ることより この身熱く 燃やすよな 恋人(ひと)は いるかしら もしも夜空に煌めく 星が見えたら それが僕の点す 君への愛さ 「それは甘い罠?」「嘘じゃない」 女は 夢見る蝶々 男は 危険な花さ もっと もっと もっと 抱きしめて 離さないで 君の素敵な微笑(えがお)が 眩しすぎるよ 陽ざしの中咲いた 花のようだね 「それは 甘い罠?」「嘘じゃない」 女は 夢みる天使 男は 愛の光さ ずっと ずっと ずっと そばにいて 離さないで |
幸せごころ山川豊 | 山川豊 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 馬場良 | ふたりで寄り添う明日が欲しいと 小指をからめて泣いてたおまえ 痩せたか細いこの身体 そっと抱きしめて 語り明かした遠いあの日を 忘れない おまえとおれの幸せは 夜空の星のようにいつまでも 独りで暮らした淋しい胸を グラスでごまかし生きてた俺さ 西陽射し込む狭い部屋 いのち重ね合い 辛い時でもついてきたよね いつだって おまえとおれの幸せは 流れる川のようにどこまでも あしたの見えない人生だけど 心の旅路をふたりでゆこう いつも笑顔を絶やさずに 俺を待っている 愛を信じてつなぐこの手を 離さない おまえとおれの幸せは 果てない海のようにどこまでも |
情炎香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 聖川湧 | | ずぶ濡れ着物を引き摺(ず)って 越えて行きます伊豆の山 たどりたどり着きたい 茨(いばら)に傷つき転げても 好きですわたし死ぬほどに あなたの胸で躰(み)を燃やす 桜の花散る段葛(だんかずら) 春を映して燦燦(さんさん)と 想い出せば泣けます 寄り添い眠ったあの夜よ あなたを偲び由比ヶ浜 波音だけがやるせない 忘れることなど出来ないわ 滲(にじ)むあなたのくちづけを 胸にそっと抱きしめ 枕を濡らして焦がれ泣く 好きですわたし死ぬほどに あなたの胸で甘えたい |
歌はいかがですか大月みやこ | 大月みやこ | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 歌はいかがですか あなたの好きな歌を 夢はいかがですか 愛はいかがですか あなたがそっと 私を見つめ ほほえみを交わしたら 溢れる幸せ 素敵なあなたと 愛を語る時間 喜びは大空を 果てしなく駆け巡る 星が煌めくいつまでも あなたのために わたしのために あなたの熱い 思いをだいて 歌います今日もまた 心を込めて あなたに逢えて とても幸せよ 変らない優しさを ほんとにありがとう 夢が輝くいつまでも あなたのために わたしのために 歌はいかがですか あなたの好きな歌を 思い出綴って 聞いて下さい |
夫婦物語大川栄策 | 大川栄策 | 秋浩二 | 筑紫竜平 | 南郷達也 | 辛いばかりが 人生じゃない 待てば花咲く 春が来る ふる雪 ぼた雪 吹雪く夜 二人で命を 暖めあって 愛を結んだ 俺とおまえの夫婦物語 紅い心の 縁(えにし)の糸は ずっと死ぬまで 離さない 七坂 八坂(やつざか) 上り坂 二人で歩いた 手を取り合って 愛を育てた 俺とおまえの 夫婦物語 写真(アルバム)開いて 昔を語る 過ぎた月日が 懐かしい 二人の暮らしは 淋しいが まだまだ長い 人生だから 夢を語ろう 俺とおまえの夫婦物語 |
ピリオド。キム・ランヒ | キム・ランヒ | 秋浩二 | 秋浩二 | 若草恵 | 甘い夜の中へ誘惑されて 熱いくちづけ強く交わす夢をみる いつか通りすぎた風のように 恋もすぎてどこかへ消えてしまった あなたと二人暮らした部屋 一人今夜も泣いている… フッと煙草を吹かしてみても 淋しさばかりがこみあげる 街の灯り数えさ迷いゆけば 涙あふれて胸がキュンと痛くなる 二度と逢えないことわかっているけど 信じたくないのよ恋のピリオド あなたがくれたステキな愛 わたし今も忘れない… そっと思い出たどってみても ため息ばかりがこみあげる あなたと二人暮らした部屋 一人今夜も待っている… 窓に流れる雨音聞けば 悲しさばかりがこみあげる |
迷子の男たち中条きよし | 中条きよし | 秋浩二 | 秋浩二 | 桜庭伸幸 | 誰もこの世に 生まれたからには いつでも幸せ 求めて生きてる 変わりつづける 時代(とき)の中で 未来(あす)をさがして 男たちが ふらりふらふら夜の街 とろりとろとろ酒を飲む 過去(むかし)は良かったと 思い出を語る 迷子の迷子の男たち そうさ前なら 人の心には やさしくいたわる 言葉があったよ 甘い時代を 引きずって 蜜を探して 男たちが ふらりふらふら夜の街 ほろりほろほろ酒を飲む 泣いて笑って 寂(さび)しさ分け合う 迷子の迷子の男たち 変わりつづける 時代(とき)の中で 未来(あす)をさがして 男たちが ふらりふらふら夜の街 とろりとろとろ酒を飲む 見果てぬ夢を こよなく信じる 迷子の迷子の男たち |
あじさいの花浅田あつこ | 浅田あつこ | 秋浩二 | 伊戸のりお | 伊戸のりお | あなたのやさしい 微笑みに 咲いてほころぶ あじさいの花 青い 青い 青空の下 愛の深さを 七色に変え あなたひとすじ あなたひとすじ 咲いていたいの あじさいの花 雨にも負けずに 色添える 一生一度の 夢追い花よ キラリ キラリ 心の窓に 愛の陽射しを いっぱい受けて いのちの限り いのちの限り 咲いていたいの あじさいの花 あなたと二人の 花園に 咲いて彩る あじさいの花 赤く 赤く 真紅に燃える 愛の強さで 飾っていたい あなたの側で あなたの側で 咲いていたいの あじさいの花 |
冬の河チョー・ヨンピル | チョー・ヨンピル | 秋浩二 | 趙容弼(チョー・ヨンピル) | 前田俊明 | いちずにあなたを 愛している今もずっと あれから毎日 せつなく哀しい 月日は流れて夢の中 私はひとりで涙する 雪が散る 泣くよに 風が鳴る 叫んで 足どりを探してる 冬の河 死ぬほどあなたを 思慕っている今もずっと どうして私は 生きたらいいのだろう 凍てつく吐息に針の嵐 刃を曝して身肌を刺す 雪が散る 泣くよに 風が鳴る 叫んで あなたさえ奪いとる冬の河 凍てつく吐息に針の嵐 刃を曝して身肌を刺す 雪が散る 泣くよに 風が鳴る 叫んで あなたさえ奪いとる冬の河 |
静の舞香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 叶弦大 | 前田俊明 | 舞が終われば出てゆくあなた 二度と戻らぬひとになる わたしひとりじゃ寂しすぎるわ ついてゆきます吉野山 峰の白雪踏み分けて 泣いて別れた蔵王堂 都離れてあなたはひとり 無事を祈って待ってます 静の温もり届いてますか すがりつきたいこんな夜は 逢いにゆきたい北上へ 添えぬ運命が胸焦がす 石の階段這(は)いずりながら 吐息(いき)を殺してすすり泣く 朱(あか)く火がつく鞍馬(くらま)の空に 袖を返して舞扇 見せてあげますもう一度 鼓・今様・白拍子(しらびょうし) |
とどヶ崎浅田あつこ | 浅田あつこ | 秋浩二 | 秋浩二 | 前田俊明 | 惚れた辛さが 切なけりゃ いっそ泣けよと 海が吠く あなた一人を 愛して生きた 夢の名残りが ああまた疼く そんな弱い女の 未練が高鳴る 三陸海岸 とどヶ崎 寄せて返して 岩を打つ 波が激しく 身をせめる 意地を通せば あなたが困る 見栄も甘えも ああ捨てたのに そんな愚図な女が 未練をひきずる 三陸海岸 とどヶ崎 胸をゆすぶる 山背(やませ)の風よ 辛い心に ああ突き刺さる 恋は儚い命 未練に幕引く 三陸海岸 とどヶ崎 |
恋故郷(ふるさと)香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 栗原三行 | 泣きはしないと 空を見上げれば 生まれ故郷が目に浮かぶ 藍染め浴衣に川風吹いて 笑顔交わした初恋の あのひと偲んで こんな夜は 涙こぼれる 恋しくて 狭い路地裏小さな店に 灯ともして夢を漕ぐ あしたを信じて 注ぎ足す酒に おんな 一途な願いごと わたしに下さい幸せを そっとつぶやき 目をとじる 風にちぎれる最終電車の 過く音聴くたび辛くなる 小指をからませ 誓った恋が 現在も心によみがえる あの人忘れずいるかしら 胸がふるえる 逢いたくて |
霧多布岬浅田あつこ | 浅田あつこ | 秋浩二 | 秋浩二 | 竜崎孝路 | 誰を探して ここへ来たと 海鳴りわたしの 身を責める あなた忘れる 旅なのに つのる想いに あふれる涙 女の恋は幻(ゆめ)ですか 叶うものなら もう一度 ひと目逢いたい ひと目逢いたい ああ すがりたい 消えぬ面影 だきしめて ひとり佇む 霧多布岬(きりたっぷ) 旅の標(しるし)に エゾカンゾウ 摘んで歩けば 陽が落ちる 今日で別れを 決めたのに つのる想いに 尽きない涙 女の恋は幻(ゆめ) ですか 冷たい風に 千切れて 暗い波間に 暗い波間に ああ 散ってゆく 心変わりを 恨んでも あなた恋しい 霧多布岬(きりたっぷ) 女の恋は幻(ゆめ)ですか 叶うものなら もう一度 ひと目逢いたい ひと目逢いたい ああ すがりたい 未練ごころを 足止めて 夢も凍てつく 霧多布岬(ゆめ) |
運命の愛キム・ランヒ | キム・ランヒ | 秋浩二 | 秋浩二 | 伊戸のりお | あなたに 出会いすべてを賭けるほど わたしは あなた一人が好きだから 神様の いたずらで すれちがい あったけど… あーあなただけ 愛して生きるのが それはわたしの 運命だから あー何もかも 許せる愛がある わたしのための 愛があるわ あなたと もしも別れるくらいなら わたしは どんな自由も欲しくない 神様に 見守られ いつまでも 誓いあう… あーこの地球で 偶然めぐりあい それはふたりの 運命だから あー心から 信じる愛がある わたしのための 愛があるわ 神様の いたずらで すれちがい あったけど… あーあなただけ 愛して生きるのが それはわたしの 運命だから あー何もかも 許せる愛がある わたしのための 愛があるわ |
裏町みれん大川栄策 | 大川栄策 | 秋浩二 | 筑紫竜平 | | 淋しがり屋の悲しさ辛さを 酒で紛らし生きてる俺さ 雨よ流しておくれよ心の傷あと ため息洩らせばネオン泣いてる 酔えば聞こえる あの娘の声が いつの間にやら季節は過ぎ行き 愛を語れば散りゆく花も 俺を泣かせたあの娘の優しいまごころ 忘れはしないさ可愛い笑顔を 抱いてやりたい か細い肩を 今日も馴染みの酒場の隅で 呑めばせつない思い出ばかり 呼んでみたって二度とは戻りはしないさ いまでもこの目に浮かぶ面影 夢遊を爪弾く 裏町流し唄 |
ツィスト天国キム・ランヒ | キム・ランヒ | 秋浩二 | 秋浩二 | 萩田光雄 | 今夜は二人時間を忘れ踊ろうよ ワン ツー スリー キック あなたと二人いつまでも わかってほしいわたしの気持こころから あなたひとりが好きだから あー踊るツィスト あー熱いハート あー夢のようなステキな夜ね あなたといれば二人でいれば最高よ ぐっとシビレて踊りたい 何にも云わずやさしくわたし見つめてる その眼が好きよ逢うたび胸がトキメくクわ あなたをわたし誰よりスゴク愛してる だから冷たくしないでね あー初めてなのよ あー揺れるハート あーあなたのせいよ夢中にさせて 惚れたら最後 惚れたらわたし命がけ ぐっとシビレて踊りたい あー踊るツィスト あー熱いハート あー夢のようなステキな夜ね あなたといれば二人でいれば最高よ ぐっとシビレて踊りたい |
能登の恋歌大川栄策 | 大川栄策 | 秋浩二 | 筑紫竜平 | | ひと目あなに 逢いたいと 肩をふるわせ 波の花 砕け散りゆく 能登の海 愛にはぐれて さ迷い歩けば 冷えた体に 雪が舞う 海鳴りばかりが 海鳴りばかりが あああー旅のみちづれ 焦がれて 髪が泣く 空に一羽の 海燕 なぜにそんなに 啼くんだろう 恋の定めを 知るように 愛を失くして さ迷い歩けば 汽笛ひと声 恋歌になる 涙に霞むの 涙に霞むの あああーわたしひとりを 残して 船が行く 愛に疲れて しんしん泣けば 堕ちる涙に 雪が舞う 漁火ばかりが 漁火ばかりが あああー旅のみちづれ どこまで 夢を漕ぐ |
愛炎大川栄策 | 大川栄策 | 秋浩二 | 筑紫竜平 | 桜庭伸幸 | 辛い別れに 泣いたって わたしは あなたを 小指の先まで 愛してる 霧笛が哀しい夜の波止場に 灯りが点りゃ 熱い身体 胸が高鳴って 激しく 炎えあがる 夢によく見る あの頃のふたりの幸せ 人目を忍んだ 恋灯り お願い もう一度 逢いにあなたは来てくれますか 叫ぶ踊る 胸が高鳴って 激しく 炎えあがる もしも空飛ぶ 鳥にでも なれたら わたしは あなたに寄り添い甘えたい 港を離れて 船が波間へさよなら告げりゃ 熱い身体 胸が高鳴って 激しく 炎えあがる |
男の喝采大川栄策 | 大川栄策 | 秋浩二 | 筑紫竜平 | 池多孝春 | 空を見上げりゃ 雲ひとつ 風に吹かれ 流れて ゆく俺さ 抱いた夢なら 希望なら 華を咲かそうよ それが男というものさ 明日の幸せ さあ 唄おうじゃないか カワイイあの娘に 決めたなら 他に誰も いらない ひとすじに 熱い想いを 胸に秘め 燃やす恋心 それが男というものさ 弾む手拍子 さあ 唄おうじゃないか 辛い浮世の 雨に濡れ すねて泣いた 日もある 悔しさに 憂さを忘れて にっこりと 笑ってみせなよ それが男というものさ 明日の運命を さあ 唄おうじゃないか |
Love~抱きしめてキム・ランヒ | キム・ランヒ | 秋浩二 | 秋浩二 | | 素敵なあなたにめぐり逢うため わたしはこの世に生まれて来たの この広い空の下 ずっとあなたをわたしは探してた 今日よりもっとあなたを好きになれる 今夜は激しく踊ろうよ チャチャチャ 熱・熱に 抱きしめて あなたひとりを(ラブ)愛してる わたしが辛くて泣きたい時も あなたがいるから笑顔になれる 幸せをありがとう ずっとあなたと夢みていたいから 今日よりもっとふたりを強く結ぶ 今夜は激しく踊ろうよ チャチャチャ 熱・熱に 抱きしめて あなたひとりを(ラブ)愛してる 今日よりもっとあなたを好きになれる 今夜は激しく踊ろうよ チャチャチャ 熱・熱に 抱きしめて あなたひとりを(ラブ)愛してる |
古都の雪浅田あつこ | 浅田あつこ | 秋浩二 | 秋浩二 | 矢野立美 | 麗らかな琵琶湖(うみ)に 木枯らしが吹き荒れて 涙もしぐれ 霙(みぞれ)に変わるの 心の区切りが つかないままに 行きつつ戻りつ ひとり ひとり ああ 嵯峨野路へ… 雪が降る 雪が降る 白い雪が あの人を あの人を 呼ぶように 雪が降る 雪が降る 白い雪が はらはら はらはらと 恋しさに泣く 黄昏の宇治川(かわ)に 想い出を流しても あなたの面影(かげ)が 水面に重なる 二度とは帰らぬ 恋だと知っても 乱れる心が 髪が 指が ああ 凍りつく… 雪が降る 雪が降る 白い雪が 悲しみを 悲しみを 積もらせて 雪が降る 雪が降る 白い雪が はらはら はらはらと 切なさに泣く 雪が降る 雪が降る 白い雪が あの人を あの人を 呼ぶように 雪が降る 雪が降る 白い雪が はらはら はらはらと 哀しさに泣く |
恋風岩本公水 | 岩本公水 | 秋浩二 | 田尾将実 | 蔦将包 | 涙ポロポロ 流れて落ちる 桜ハラハラ 散るように 悲しみあふれ 傷あと濡らす 夜ごと・夢ごと・私ごと ああ この恋が 許されないと わかっているのに ああ戻れない どこまでも 追いかける 地の涯(はて)・空の涯 季節(とき)が過ぎて 心のスキ間 風がヒュルヒュル 吹き荒れる 瞼(まぶた)とじれば 高鳴る胸が 夜ごと・夢ごと・私ごと ああ この恋が はかなく終わる 運命(さだめ)と知っても ああ悔やまない どこまでも 追いかける 地の涯・空の涯 ああ あなただけ 偏(ひとえ)に愛し 生きてくことしか ああ出来ないわ どこまでも 追いかける 地の涯・空の涯 |
夜行列車キム・ランヒ | キム・ランヒ | 秋浩二 | 秋浩二 | 伊戸のりお | わたし一人を 置き去りに 汽車が出てゆく ひとりホームに佇みながら あなた見送る 今はすべて終わった 恋だけど 残る未練ごころが 離れない 夜行列車に 飛び乗って あなた あなた 追いかけ ゆきたい あなた一人を 愛するの こんなに辛いと 知らず今日まで過ごして来たわ バカな女ね 走る列車の汽笛 サヨナラと 鳴けば熱い涙が また落ちる わたしもう一度 生まれても あなた あなた 愛して ゆきたい 今はすべて終わった 恋だけど 残る未練ごころが 離れない 夜行列車に 飛び乗って あなた あなた 追いかけ ゆきたい |
面白山の滝岩本公水 | 岩本公水 | 秋浩二 | 秋浩二 | 伊戸のりお | 待っても帰らない あんたは何処(どこ)にいる 逢ったら言いたいよ 恨み言のひとつも 駅へ三里の 村を出るとき 一年経ったら帰って来ると 誓ったあんたの約束は 嘘だった リンゴ噛み噛み あんたは打ち明けた 「おらはお前を離しはしない」 やさしく抱き寄せた 汽笛が轟(とどろ)いて 芋煮の汽車が行く 高瀬の紅花が 散っても来ないあんたは 馬鹿な女と 思うでしょうが 私にゃ一生一度の恋よ 消さずに燃やしていたいのさ 恋の火を ひと目逢いたいよ 面白山(おもしろやま)の上 遠くを見ていたら なぜか胸が切ない 野面(のづら)チラチラと 浮かんで泣ける 涙がぽろぽろ流れて落ちる 面白山の滝の水 なみだ水 |
風花岬浅田あつこ | 浅田あつこ | 秋浩二 | 秋浩二 | 竜崎孝路 | 波の彼方に霞んで 見える佐渡島 炎える想いが乱れて 身を焦がす ああ ああ 逢いたいのもう一度 ひとりひとりさ迷う 北の北の岬は 白い白い風花 ちらちらと舞い散る あなた戻って欲しいの どんなに叫んでも 雪も砕けて 粉雪(こゆき)に変わる 風 花 岬 岬おろしの飛沫(しぶき)が 渦巻く日本海 辛い悲しみ投げ捨て 忘れたい ああ ああ 遠くなるあの人が すがるすがることさえ 二度と二度とできずに 泣いて泣いて身を退(ひ)く そんな恋でしょうか 髪も涙も凍てつく 岸辺に佇めば 雪も海から 吹き上げて来る 風 花 岬 ああ ああ 逢いたいのもう一度 ひとりひとりさ迷う 北の北の岬は 白い白い風花 ちらちらと舞い散る 熱いわたしの心の ぬくもり奪うように 雪もしぐれて 吹雪に変わる 風 花 岬 |
夢列車山川豊 | 山川豊 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | うすむらさきの日暮れの中を 夜汽車は行く行く 北の空 泣いて別れた港町(みなとまち) 今日も冷たい雪が降る 胸のすき間に風が吹き荒ぶ もう一度 もう一度 おまえとふたりで生きてゆきたいよ ひとつも残さずおまえのことを 愛してゆけると誓いたい 星が流れる港町(みなとまち) 千里万里の夜を越え 俺の心が泣ける夜明け前 もう一度 もう一度 おまえとふたりで |
京の送り火香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 杉本真人 | | 死ぬも生きるもあなたとふたり 愛を結んだきぬぎぬの 別れ惜(お)しんで頬沿(つた)い 涙が流れて止まらない 鴨川抜けりゃ路地の提灯(あか)りが 消えて消えて淋しい雲母坂(きららざか) 聞こえますかわたしの叫び 寂しく微笑むわたしの顔が 聞こえますかわたしの叫び 忘れることなど出来はしないわ 昨夜のくちづけを 今宵はあなた何処をさ迷い 口紅染める肌の下 眠りつけずに部屋を出て あなたを探して木屋町へ 夜空を焦がす送り火のように わたしわたし情念(おもい)が滾(たぎ)ります 聞こえますかわたしの声が あなたを呼んでるわたしの声が 聞こえますかわたしの声が 命の炎が燃えつきるまで 貫(つらぬ)く恋心(こいごころ) 聞こえますかわたしの叫び 寂しく微笑むわたしの顔が 聞こえますかわたしの叫び 忘れることなど出来はしないわ 昨夜のくちづけを |
妻よ北島三郎 | 北島三郎 | 秋浩二 | 原譲二 | 南郷達也 | 男は時に耐えがたき 胸の痛みをこらえ 夢を枕に生きている 賭けた望みを信じて 喜びも悲しみも分かち合い 二人で育てた幸せだ 妻よおまえがいるこの人生は 妻よおまえがいるこの人生は なんていいんだろう 男が拭う涙には 誠嘘などないさ 熱い志意を秘めながら 明日に向かって生きてる 苦労坂のぼり坂たすけ合い 二人で幾春越えて来た 妻よおまえがいるこの人生は 妻よおまえがいるこの人生は なんていいんだろう めぐる世に再び出逢えたら やっぱり一緒に歩みたい 妻よおまえがいるこの人生は 妻よおまえがいるこの人生は なんていいんだろう いいんだろう |
男の火花大川栄策 | 大川栄策 | 秋浩二 | 筑紫竜平 | 松井タツオ | 空に轟く 触れ太鼓 燃やす闘志は 男の火花 裸一貫 土俵の上で 天下無双の 一気寄り 大和魂(ごころ)の ど根性 明日は男の 華が咲く 母も夢見た 晴れ雄姿(すがた) 意地で掴んだ 男の舞台 情け無用は 土俵の掟 握るこぶしに 血が滾(たぎ)る 燃やす男の ど根性 明日は笑顔の 花が咲く 髷(まげ)も際立つ 大銀杏(おおいちょう) 行くぞ怒濤の 血潮が燃える 男運命(いのち)を 土俵に賭けて 天下無敵の 押し相撲 大和魂(ごころ)の ど根性 明日は男の 華が咲く |
酒は男の子守歌山川豊 | 山川豊 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | | 辛い恋などやめにして 別れましょうと泣いた女(ひと) 人影淋しい夜の街 路地の屋台でひとり呑む おまえが愛しいよ おまえが愛しいよ やけのやん八朝まで 朝まで酒だよ ひとりぼっちは貧しくて 夢は遥かに遠い空 別れた今でも心配で 思い出しては辛くなる こころが寂しいよ こころが寂しいよ やけのやん八朝まで 朝まで酒だよ 未練を濡らして雨が降る 酔って紛らす子守歌 おまえが恋しいよ おまえが恋しいよ やけのやん八朝まで 朝まで酒だよ |
酒場しぐれ山川豊 | 山川豊 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 石倉重信 | 肩をすぼめた 酒場の隅で 独りしょんぼり 酒を飲む 酔って 酔って 酔って 泣いて 泣いて 泣いて こんな寒い夜は 抱いて眠りたい 帰っておいでよ おまえに逢いたいよ くやし涙を 笑顔で隠し 辛くないわと 言ったやつ 惚れて 惚れて 惚れて 揺れて 揺れて 揺れて ひとり生きるなんて 俺は寂しいよ ネオンの灯りが 小雨にけむる夜は 忘れたことなど 一度もないさ 好きで別れた 夜の街 酒が 酒が 酒が 沁みる 沁みる 沁みる せめて恨まないで 馬鹿なこの俺を 許しておくれよ おまえに逢いたいよ |
みれん舟大川栄策 | 大川栄策 | 秋浩二 | 筑紫竜平 | 南郷達也 | 嵐にもまれて 舵をとる 女ごころの 悲しさよ わたしを置いて あなたは一人 どこへ 行ったのよ さだめ儚い 浮き世の川を どこへ流れる おんな舟 捨てたつもりが またうずく 胸に刻んだ 恋の傷 みれんでしょうか 愚かでしょうか こころ 変わりを 憎み切れない 忘れられない 愛に漂う おんな舟 誓って下さい くちびるに 夢でいいから 抱きしめて あなたがいなきゃ 私は一人 生きて ゆけないわ 好きなあなたの 心の岸へ 辿り着きたい おんな舟 |
酒場のろくでなし山川豊 | 山川豊 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | 伊戸のりお | 遊び過ごした 小犬のように 気まぐれな男に戻る家もない 愛しいあいつの夢につきあい 幸せ探して歩いたけど 人生は汽車に似て いつかは故郷へ帰る 苦い酒で苦い酒で ひとり泣いている 酒場のろくでなし 口笛吹いて見上げる空に 星灯りまたたき風がしみる夜 今頃あいつは何処にいるのか 戻って欲しいよこの胸に 人生は船に似て いつかは港へ帰る 夢にはぐれ夢にはぐれ ひとり泣いている 酒場のろくでなし 愛しいあいつの夢につきあい 幸せ探して歩いたけど 人生は汽車に似て いつかは故郷へ帰る 苦い酒で苦い酒で ひとり泣いている 酒場のろくでなし |
恋みれん香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 森山慎也 | 上杉洋史 | 「お前ひとりを 愛していたい」 酒が言わせた 戯言(たわごと)ね うらむ気持ちは さらさらないが つらいつらい飲むほどつらい 一人ぽっちの さみしい夜は 酒よお願い 一緒に泣いて いつかひとつの 屋根の下 暮らす幸せ 夢見てた 過ぎた昔と あきらめるのは いいえいいえできない私 「離さないよ」と からめた指の やさしいぬくもり 忘れはしない 赤いネオンが こぼれる露地を そぞろ歩けば 雨が降る あなたひとりが 生きがいなのに なんでなんで私を捨てた 恋の灯りに はぐれた夜は 酒よお願い 酔わせておくれ |
東京しのび逢い大月みやこ・小金沢昇司 | 大月みやこ・小金沢昇司 | 秋浩二 | 檜原さとし | | 何もいらないあなたがそばにいるだけで こんなにもわたしのこころが燃えるわ 遠慮なんかはいらない俺といる時は なにもかも全てがおまえのものだよ たとえ短い夜でもいいから もっとお寄りよ踊ろうじゃないか いいのね いいのさ 愛し合う二人の東京しのび逢い 夢の扉を開ければそこは虹の海 切なさにわたしのこころが揺れるわ ごらん夜空の彼方で星が呼んでいる あしたの幸せふたりのものだよ 好きよこの都会(まち)あなたがいるから これがおれには最後の恋さ ほんとね ほんとさ 抱きしめる二人の東京しのび逢い 帰りたくないこのまま朝まで 離したくないおまえのことは ほんとね ほんとさ いつまでも二人の東京しのび逢い |
だいじな人だから林あさ美 | 林あさ美 | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | | 雨の日も風の日も元気を出して 歩いてゆきます あなたとふたり いつでも夢を抱きしめて 明るい笑顔を あなたにあげる あなたは一番大事な大事な人だから 喜びも悲しみも分け合いながら 歩いてゆきます あなたとふたり いつでも歌を口ずさみ 綺麗なこころを あなたにあげる あなたは一番大事な大事な人だから 泣かないで泣かないで涙をふいて 歩いてゆきます あなたとふたり いつでも愛を信じ合い わたしのすべてを あなたにあげる あなたは一番大事な大事な人だから |
宇治川哀歌 香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 杉本真人 | 前田俊明 | 遣り水さらさら蛍が飛び交う 闇を走ってあなたに会いに行く これが最後ですあなたに抱かれたら 何処かへわたしは消えてゆきます 風が冷たくなりました もうすぐ秋ですね 話しかけてもきっとあなたは 何も変わらない 白い単衣の帯紐しめて 明朝はたちます 霧の中 辛いわこの恋ふたりのひとを 愛するなんてわたしには出来ません 心魅かれても辿れぬ愛(ゆめ)だから 今からわたしはさよならします 恋は宇治川に流されて もうすぐ冬ですね 水の瀬音に耳を澄ませば 涙溢れます 過ぎた想い出捲り捲って 夢が散ります 隠れ里 恋は宇治川に流されて もうすぐ冬ですね 空を見上げりゃ雲が乱れて 胸が騒ぎます あなた恋しいあなた恋しい つのる心に 雪が舞う |
越前恋歌 香西かおり | 香西かおり | 秋浩二 | 伊藤雪彦 | | 哀しい恋の歳月(としつき)を 知ってるように海風に 抱かれて眠る 波も麗(うらら)な若狭の湾(うみ)よ あなたを捜(さが)し浜辺を歩(ゆ)けば 帰らぬ恋に砂が鳴く いくら呼んでもわたしの愛は あなたの胸には届かない 辛い別れを恋歌(うた)で紛らして 続くの続くのわたしの旅は いつかは終わる恋だとは わかっていたの最初(はじめ)から それでもわたし 辿(たど)りたかったあなたの辺(ほとり) はぐれた海鳥(とり)がぐるぐる回り 沖ゆく船は日本海 肩を冷たく突き刺す雨が 想い出濡らして過ぎてゆく 愛を信じてひとりゆく旅は 続くの続くの越前岬 あなたを捜(さが)し浜辺を歩(ゆ)けば 帰らぬ恋に砂が鳴く いくら呼んでもわたしの愛は あなたの胸には届かない 辛い別れを恋歌(うた)で紛らして 続くの続くのわたしの旅は |