津軽の母ちゃん福浦隆之 | 福浦隆之 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 伊戸のりお | 「…母ちゃん、元気か? 今年は、津軽に帰るからな…」 かぜなどひくなとヨー えんぴつ便り ふるさと小包 とどいたよ 母ちゃんりんごを ありがとね 皮など剥かずに 噛ります 東京(とかい)じゃ 東京じゃ 買えない 味だもの みちのく津軽にヨー 旅する人は 厚手のセーター 持つという 母ちゃんじょんがら 聞きたいな お岩木お山は 吹雪でも 心は 心は 薄着で 暖かい 浅草名物ヨー 雷おこし みやげに買ってく 夢ばかり 母ちゃん今年は 帰りたい 東京タワーに のぼっても 津軽は 津軽は 見えない 北の空 |
津軽酒千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 伊戸のりお | 渡る世の中 甘くはないと 北の地酒が 身にしみる 辛さ苦さは 男の味だ グラスなどより 茶碗が似合う お父(ど)うじょっぱり 津軽酒 酒は人肌 凍(しば)れる胸に 厚い人情 酌み交わす 白いりんごの 花咲く日まで 冬が我慢を 教えてくれた 唄はじょんがら 津軽酒 遠い昔も 地吹雪なのに しがみついてた 故里(くに)ごころ 岩木川にも 流れはあるが 親にもらった この血の中に 今もつながる 津軽酒 |
津軽酒福浦隆之 | 福浦隆之 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 蔦将包 | 渡る世の中 甘くはないと 北の地酒が 身にしみる 辛さ苦さは 男の味だ グラスなどより 茶碗が似合う お父(ど)うじょっぱり 津軽酒 酒は人肌 凍(しば)れる胸に 厚い人情 酌み交わす 白いりんごの 花咲く日まで 冬が我慢を 教えてくれた 唄はじょんがら 津軽酒 遠い昔も 地吹雪なのに しがみついてた 故里(くに)ごころ 岩木川にも 流れはあるが 親にもらった この血の中に 今もつながる 津軽酒 |
棚田しぐれ三山ひろし | 三山ひろし | 千葉幸雄 | 中村典正 | 伊戸のりお | 夢を積み上げ 苦労を重ね 山の棚田の ふるさと景色 遠く数える 田毎(たごと)の月に 浮かぶ想い出 あのおもかげが 瞼濡らして 露しぐれ 夕陽ばかりか 心もしずむ 山の棚田の 峠を越えて 嫁に行ったと あの娘のうわさ 恋の傷あと つついて泣かす 笹の葉に降れ 畔(あぜ)しぐれ 渡り鳥でも 一羽じゃ飛ばぬ 山の棚田の 夜風にひとり 俺も人の子 涙がでたら 汗のふりして こぶしで拭くが なにでぬぐうか 胸しぐれ |
立山連峰千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 伊戸のりお | げんこつで俺を叱って ふところに俺を抱きしめ 雪をかぶって立ってる山よ きびしい きびしい おやじになって やさしい やさしい おふくろになり 俺を育てた 立山連峰 風吹けば 両手ひろげて 雨降れば 傘の心で 俺を庇(かば)って 立ってる山よ ふるさと ふるさと 恋しい時は 瞼を 瞼を 閉じれば 今も 俺を見守る 立山連峰 海に向って 立ってる山よ 男の 男の 怒涛の船に 生きてく 生きてく 進路を照らす 俺の灯台 立山連峰 |
宝もの三山ひろし | 三山ひろし | 千葉幸雄 | 中村典正 | 南郷達也 | 一行書いては また消して かぜなど引くなと みじかいが 心をこめてる 封筒に 故郷のかおりも 入ってた 見るたび涙で 読み返す おふくろ手紙が 手紙が宝もの 男は器用に 生きるなよ くよくよしないで 元気出せ 裏町屋台の おやじさん 商売抜きだぜ 飲んでけと コップにお酒を 注ぎ足して 人情言葉が 言葉が宝もの だまって酒飲む 兄ちゃんは 写真の父ちゃんに 似てきたよ 電話の向こうで 妹が 笑っているのに なみだ声 顔だけみやげに 帰ってと 待ってる家族が 家族が宝もの |
昭和男節千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 伊戸のりお | 涙と酒とでヨー ちゃぶ台濡らし 黙ってふいてた げんこつで 昭和によく居た 男達 女に泣いたら からすが笑う まぶたの汗だと 負け惜しみ 恋など忘れろ これが昭和の 男節 相合傘でもヨー 重なる手と手 触れてはいけない 好きだから 昭和によく居た 男達 幸せなんかに できないけれど せめても心の 雨やどり 横丁しぐれか これが昭和の 男節 ど阿呆の正札(しょうふだ)ヨー 背中に貼って 利口な世間に 意地を張る 昭和によく居た 男達 義理など古いと 言われた俺が 見せるぜ人情 紙芝居 人生我が道 これが昭和の 男節 |
出世鯉千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 伊戸のりお | この世の川に 夢を抱き 天まで昇れ 竜になれ 男は鯉の滝のぼり 苦労の波を くぐるたび でっかくなれよ 出世鯉 明日のために 泥水を 涙で飲んだ こともある 男は鯉の滝のぼり 人生賭けるよ 大勝負 一花(ひとはな)咲けよ 出世鯉 度胸をきめて まな板に 笑って命 のせてみろ 男は鯉の滝のぼり 志(こころ)を高く 跳びあがれ あの虹越えろ 出世鯉 |
出世鯉福浦隆之 | 福浦隆之 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 伊戸のりお | この世の川に 夢を抱き 天まで昇れ 竜になれ 男は鯉の滝のぼり 苦労の波を くぐるたび でっかくなれよ 出世鯉 明日のために 泥水を 涙で飲んだ こともある 男は鯉の滝のぼり 人生賭ける 大勝負 一花(ひとはな)咲けよ 出世鯉 度胸をきめて まな板に 笑って命 のせてみろ 男は鯉の滝のぼり 志(こころ)を高く 跳びあがれ あの虹越えろ 出世鯉 |
四万十川 三山ひろし | 三山ひろし | 千葉幸雄 | 中村典正 | 伊戸のりお | いまは大河(たいが)の 四万十川(しまんと)だけど もとは山から 湧いた水 人も出会いを 大事にしたい 沢が集まり 川になる 深い情けの 淀みもあれば 清い浅瀬の 愛もある 遠い流れの 四万十川越えて 心つなげる 沈下橋(ちんかばし) 土佐の高知の よさこいまつり 君のおもかげ あのかおり ゆずの真白な 花一輪が 胸にいまでも 咲いている 曲りくねった 四万十川だから 生きる姿を おしえてる 渕があろうと 早瀬があろと 夢をみちづれ 木の葉舟 波に濡らされ しぶきに打たれ 海をめざして 明日へ漕ぐ |
しあわせ夫婦旅千葉げん太&島悦子 | 千葉げん太&島悦子 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 前田俊明 | あなたと呼ばれて おまえと呼んで 子育て時代の 苦労も越えた いまさら好きだと 云えないけれど 見つめるその目に 「ほ」の字が見える 愛してる ハイわたしもよ 似たもの同士の ほのぼの夫婦旅 おまえとはじめて 指きりしたら わたしの小指が まっ赤になった 野菊が咲いてた 学校がえり ふるさと初恋 お祭りばやし 寄り添って ハイ歩きましょう 相合い傘です ラブラブ夫婦旅 七回転んで 八回起きて その度深めた 夫婦の絆 無口で無骨で 無愛想だけど そこらがあなたの いいとこなのよ これからも ハイよろしくね ふたりで乾杯 しあわせ夫婦旅 |
酒は明日の力水千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 遠山敦 | 酒はほたるも 恋しがる 甘い水ですいのち水 いのち水 苦い涙は 苦い涙は 忘れましょ 夢の止り木 浮世草 酒に情けの 酒に情けの 花も咲け 酔えばおかめの 私でも クレオパトラに見えるでしょ 見えるでしょ 顔もほんのり 顔もほんのり さくら色 呑んで二度惚れしてほしい さしてさされて さしてさされて 深い仲 ひざを枕に ねむったら かぜをひきますねぇあなた ねぇあなた きっと仕事の きっと仕事の 疲れでしょ 寝顔見つめて ふくまつげ 酒は明日の 酒は明日の 力水 |
北のほたる酒三山ひろし | 三山ひろし | 千葉幸雄 | 中村典正 | 前田俊明 | 甘い水だと だまされたのか そこもおんなじ 苦い水 ほたるほたるよ 飛んで来い 竜飛岬の 津軽の恋は ちょっとしょっぱい 味だけど 飲んでみるかい 北のほたる酒 蝉のようには 鳴かないけれど 命燃やして 身を焦がす ほたるほたるよ 辛いだろ 濁り川には 住めないなんて きれいごとなど 言わないが 酔えば泣きぐせ 北のほたる酒 片手のばして しあわせひとつ つかみたいけど とどかない ほたるほたるよ なぜ逃げる 沖でイカ釣る 漁火(いさりび)よりも 欲しい小さな 夢あかり 津軽海峡 北のほたる酒 |
北のふるさと伊達文之丞 | 伊達文之丞 | 千葉幸雄 | 伊藤雪彦 | 福田正 | いわし雲 いわし雲 流れる果てに 北国の 北国の ふるさとがある おふくろ炉ばたで しもやけ指で つくった味噌焼き おにぎりの こげる匂いが 恋しいなァ いわし雲 いわし雲 流れる果てに 野菊咲く 野菊咲く ふるさとがある あの娘(こ)はいまでも 泣いてるだろか 忘れちゃいないよ 今だって 詫びを土産に 帰りたい いわし雲 いわし雲 流れる果てに 夕焼けの 夕焼けの ふるさとがある おふくろ白髪も 増えたろきっと 背中をまるめて 風呂焚いて いぶる生木が けむたかろ |
母ちゃんの下駄千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 水谷高志 | 涙と汗とを 拭きながら 母ちゃんがいつでも 歩いてた 自分の悲しみ 多いほど 人にはやさしく なるという くらしの 重さを支えても カラコロ軽そな 下駄の音 夜風に子供の 手を引いて 母ちゃんのその手が 暖(あった)かい 苦労の分だけ 幸せに なれると信じて 生きてきた 石ころ 坂道父ちゃんの うしろで背を押す 女下駄 人情泣き虫 親ゆずり 母ちゃんの写真が 笑ってる 人生晴れたり 曇ったり 胸には時々 通り雨 あしたの 天気の裏表 こころに転がす 下駄一つ |
おんな船千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 伊戸のりお | 涙の海の 苦労の波を ひとりで超える おんな船 運命でしょうか 運命でしょうか この恋は 別れが 別れが 別れが後に ついてきた はじめて逢った あの夜に 旅する疲れ 休めてくれる 港が欲しい おんな船 未練でしょうか 未練でしょうか 泣きぐせは 儚い 儚い 儚い虹の 夢をみて 命をかけた 人でした 心の行方 照らしてくれる 灯台岬 おんな船 演歌でしょうか 演歌でしょうか 人生は 明日に 明日に 明日に生きる 帆柱に 海鳴りひびく 応援歌 |
おんなの橋千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 伊戸のりお | おんなはいつも 男の川の 心の岸に 橋架ける この橋ひとり 渡っても あの日に あの日に つづく道はない おんなの橋は もどり橋 谷間に架ける 吊橋よりも 気持ちが揺れる 迷い橋 後ろに一歩 身を引いて 前にと 前にと 一歩また進む おんなの橋は 未練橋 月日の流れ 浅瀬がいつか 深まるだけの 恋の川 命のかぎり 愛しても いつかは いつかは 虹も消える空 おんなの橋は なみだ橋 |
女の背中千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 遠山敦 | 男の背中に 哀愁がある 女の背中に ふるさとがある 帰るはずない あの人だけど もしかいつでも 帰れるように 肩のすき間を あけてるわたし あけてるわたし 男の背中に 爪あとがある 女の背中に 傷あとがある 胸の傷なら かくせるけれど 背中合せの 恋しさ憎さ 合せ鏡で さわれば痛い さわれば痛い 男の背中に さよならがある 女の背中に おかえりがある 泣いた数だけ 幸せがきて 笑う数だけ 悲しみがくる 同じ数です この人生は この人生は |
俺の昭和が遠くなる千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 池多孝春 | ふるさと本線 夕焼け列車 汽笛がひと声 呼んでいる 各駅停車の 旅をして 帰ってみたいな あの頃に 昭和よ 昭和よ 俺の昭和が 遠くなる お下げのあの娘(こ)と 指切りしたら ハモニカ小僧が 赤くなる いつまで経っても 初恋は きれいなまんまで いておくれ 昭和よ 昭和よ 俺の昭和が 恋しいよ ふるさとなまりが 心にしみる 親戚みたいな 上野駅 下りの列車を おふくろが 夕焼け見ながら 待っていた 昭和よ 昭和よ 俺の昭和に 戻りたい |
おやじの下駄千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 原譲二 | 丸山雅仁 | 祭り太鼓に 血が騒ぎ おやじの形見の 下駄をはく 不器用細工の 男物 おやじが歩いた 人生の 坂道ばかりで すり減る苦労を 知っている 俺は息子を 肩ぐるま おやじの心が いまわかる 青空つかんで 高くなれ 大人になったら この下駄で おやじが残した 涙の足あと 踏みしめろ 汗をふく手を 振るくせが おやじにこのごろ 似てきたよ 時代の違った 道だけど 男が生きてく 同じ道 いくつも峠を 歩いて行こうよ 男下駄 |
おめでとさん松前ひろ子 | 松前ひろ子 | 千葉幸雄 | 中村典正 | 山口順一郎 | 桜一輪 令和に咲いた 今朝はうぐいす 初音(はつね)を聞いた 春は大地に 青い芽生まれ 森の小鳥が 巣をつくりだす 新しいこと はじまるときは みんな唄おう お手拍子 ソレ、おめでとうさん おめでとさん おめでとうさん 船は大漁 港に帰る 稲は田んぼを 黄金(こがね)に染める 祭り太鼓が 月夜にひびく 鶴と亀との 祝いの座敷 おめでたいこと 重なるときは みんな囃(はや)そう 声合わせ ソレ、おめでとうさん おめでとさん おめでとうさん 歌があるから 心が晴れる 虹の空から 明日(あした)が見える 夢があるから 力が湧いて 汗の中から 笑顔が浮かぶ しあわせなこと よろこぶときは みんな踊ろう 足拍子 ソレ、おめでとうさん おめでとさん おめでとうさん |
おふくろ日本一千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 営造はじめ | 石倉重信 | 夕方になると ごはんの匂いが プーンとして 温ったか味噌汁 待っていた からすの親子が ねぐらに帰ろと 啼く頃は 背伸びをして見る 遠い空 ふるさとごころに おふくろ逢いたい いわし雲 山寺の鐘が 野菊の小道で ゴーンと鳴る 夕焼けだろうか ふるさとも 瞼に浮かぶよ 白髪にとまった 赤とんぼ 小川で大根 洗ってる その手をつないで おふくろー緒に 歩きたい 涙を噛みしめ 切れなくなったか 糸切り歯 苦労を背負って 曲る腰 それでも俺には おふくろ笑顔が 日本一 |
男の山河千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 南郷達也 | 俺だって 俺だって 夢があるから 歩いてきたよ つらい山坂 長い道 汗と涙を 拭く手のひらに 我慢二文字 にぎりしめ 耐えて忍んだ 男の山河 俺だって 俺だって 意地があるから 登ってきたぜ 冬の峠の 遠まわり 早い近道 知ってはいるが 遅くなっても しあわせの 春が来るだろ 男の山河 俺だって 俺だって 傷があるから 痛みがわかる 情けかけ橋 この世川 旅の苦労の 涙の数で 人は大きく なると云う 道は遥かな 男の山河 |
男の覚悟千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 伊戸のりお | 悲し涙は 黙って流せ 命咲かせた さだめを見せて 花は無情の 雨に散る 夢のともしび 手で囲っても 風に消される 男の覚悟 くやし涙は 笑って流せ どうせこの世は 人生将棋 駒を持つ指 血がにじむ 勝っているときゃ 親戚ばかり 負けりゃ他人の 男の覚悟 うれし涙は いっぱい流せ 長い苦労が 実ったときは 人の情けに ありがとう 上りあるなら 下りもあるさ 峠坂道 男の覚悟 |
沖田総司鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 千葉幸雄 | 聖川湧 | 石倉重信 | 指でさわれば 傷つくだろう 君は可憐な 白い花 春に背いて 新撰組の 沖田総司は 加茂の河原の 月に泣く 花よかおりを ありがとう ありがとう 咳をこらえて 横向く顔に 君はどうして 涙ぐむ 胸の血を吐く 思いをこめて 沖田総司は 許せみじかい この命 花よかおりを ありがとう ありがとう いまに近づく 時代の朝を 君は待ってと すがりつく 燃えて夜空に 流れる星か 沖田総司は 生きて越えたい 二十歳坂(はたちざか) 花よかおりを ありがとう ありがとう |
お岩木山松前ひろ子 | 松前ひろ子 | 千葉幸雄 | 中村典正 | 矢田部正 | 山よ!山よ! お岩木山よ あの娘のかわりに 聞いてくれ 男の山には 道などないが 歩いたところが 道になる まっくろ日焼けの 顔だけど 心は雪より 白いのさ 山よ!山よ! お岩木山よ 世間のかわりに 聞いてくれ 男の俺には 柄でもないが うす紅すがたが いじらしい みちのく小桜 摘む指を きれいに洗おか 谷清水 山よ!山よ! お岩木山よ おふくろがわりに 聞いてくれ 男の義理とか 人情などに そっぽを向いてた 俺だけど 人生峠の 苦労坂 越えたらおやじに 似てきたよ |
お岩木山 三山ひろし | 三山ひろし | 千葉幸雄 | 中村典正 | 伊戸のりお | 山よ!山よ お岩木山よ あの娘のかわりに 聞いてくれ 男の山には 道などないが 歩いたところが 道になる まっくろ日焼けの 顔だけど 心は雪より 白いのさ 山よ!山よ お岩木山よ 世間のかわりに 聞いてくれ 男の俺には 柄でもないが うす紅すがたが いじらしい みちのく小桜 摘む指を きれいに洗おか 谷清水 山よ!山よ お岩木山よ おふくろがわりに 聞いてくれ 男の義理とか 人情などに そっぽを向いてた 俺だけど 人生峠の 苦労坂 越えたらおやじに 似てきたよ |
祝い孫唄千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 水谷高志 | 十月十日を 合わせて書いて 朝という字が できたのか 孫の元気な 孫の元気な 産声に これで我が家に 春が来て 祝う心に 明るい朝が来た 親が子供に 子供が孫に 足で踏みしめ つけた道 山もあるだろ 山もあるだろ 川もある 孫の歩みは 亀だけど 負けず走れよ うさぎとかけくらべ 苦労見せない 女房の顔に 似てるやさしい 女孫 俺に似ている 俺に似ている 男孫 太い眉毛の 頑固顔 先祖代々 大事なゆずりもの |
祝い船一条貫太 | 一条貫太 | 千葉幸雄 | 中村典正 | 植原路雄 | 晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟 孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 |
祝い船 門脇陸男 | 門脇陸男 | 千葉幸雄 | 中村典正 | | 晴れの門出のはなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟 孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 |
祝い船清水博正 | 清水博正 | 千葉幸雄 | 中村典正 | | 晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 |
祝い船津吹みゆ | 津吹みゆ | 千葉幸雄 | 中村典正 | 石倉重信 | 晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 |
祝い船はやぶさ | はやぶさ | 千葉幸雄 | 中村典正 | 周防泰臣 | 晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟 孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 |
祝い船氷川きよし | 氷川きよし | 千葉幸雄 | 中村典正 | 石倉重信 | 晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 |
祝い船福田こうへい | 福田こうへい | 千葉幸雄 | 中村典正 | 山田年秋 | 晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日(あした)へ 祝い船 |
祝い船二見颯一 | 二見颯一 | 千葉幸雄 | 中村典正 | 斉藤功 | 晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 |
祝い船松前ひろ子 | 松前ひろ子 | 千葉幸雄 | 中村典正 | | 晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 |
祝い船三山ひろし | 三山ひろし | 千葉幸雄 | 中村典正 | | 晴れの門出の はなむけに 唄に踊りに 手拍子を 今日はめでたい 心の船出 辛いこの世の 荒波越えて ドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは 子舟孫舟 連れて来い 今日はめでたい 二人の船出 愛の積荷と しあわせ乗せて 鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけど いつかなります 宝船 今日はめでたい 希望の船出 夢の帆柱 天までとどけ 舵を明日へ 祝い船 |
祝いの舞扇福浦隆之 | 福浦隆之 | 千葉幸雄 | 愛川トオル・中村典正 | | 旅はみちづれ この世は情け それが要の 夫婦道 松と鶴との 縁結び 明日へ翔び発つ 翼のように 夢をひろげる 夢をひろげる 祝いの舞扇 何の色にも 染まっていない 白い打掛け 夫婦色 竹に雀の 丸い仲 一つのぞみも 末広がりに 虹に染めよう 虹に染めよう 祝いの舞扇 いつも春とは きまっていない 雪の日もある 夫婦旅 梅に鴬 寄り添って 愛の誓いを 忘れぬように 胸にたたもう 胸にたたもう 祝いの舞扇 |
祝いしぐれ桑野ミユキ | 桑野ミユキ | 千葉幸雄 | 山口ひろし | | 鯛の刺身の わさびの辛さ 怒るあなたの 目に涙 夫婦ですもの わかります 娘を嫁に 出す心 せめて今夜は せめて今夜は 水入らず 明日の祝いの 門出酒 嫁ぐ娘が 畳に座り 両手ついての あいさつを わざと聞こえぬ ふりをして 天井向いて いるあなた 扇ひらいて 扇ひらいて かくしても 祝いしぐれが ひざに降る 親という字を よく見てご覧 立って木を見る それが親 苦労しながら 育てた木 今日咲く花が 実になって 孫という名の 孫という名の 芽を出せと 祈る幸せ 祝い唄 |
祝いしぐれ福田こうへい | 福田こうへい | 千葉幸雄 | 山口ひろし | 山田年秋 | 鯛の刺身の わさびの辛さ 怒るあなたの 目に涙 夫婦ですもの わかります 娘を嫁に 出す心 せめて今夜は せめて今夜は 水いらず 明日の祝いの 門出酒 嫁ぐ娘が 畳に座り 両手ついての あいさつを わざと聞こえぬふりをして 天井向いて いるあなた 扇ひらいて 扇ひらいて かくしても 祝いしぐれが ひざに降る 親という字を よく見てご覧 立って木を見る それが親 苦労しながら 育てた木 今日咲く花が 実になって 孫という名の 孫という名の 芽を出せと 祈る幸せ祝い唄 |
祝いしぐれ松前ひろ子 | 松前ひろ子 | 千葉幸雄 | 山口ひろし | | 鯛の刺身の わさびの辛さ 怒るあなたの 目に涙 夫婦ですもの わかります 娘を嫁に 出す心 せめて今夜は せめて今夜は 水いらず 明日の祝いの 門出酒 嫁ぐ娘が 畳に座り 両手ついての あいさつを わざと聞こえぬ ふりをして 天井向いて いるあなた 扇ひらいて 扇ひらいて かくしても 祝いしぐれが ひざに降る 親という字を よく見てご覧 立って木を見る それが親 苦労しながら 育てた木 今日咲く花が 実になって 孫という名の 孫という名の 芽を出せと 祈る幸せ祝い唄 |
祝いしぐれ三山ひろし | 三山ひろし | 千葉幸雄 | 山口ひろし | | 鯛の刺身の わさびの辛さ 怒るあなたの 目に涙 夫婦(めおと)ですもの わかります 娘を嫁に 出す心 せめて今夜は せめて今夜は 水入らず 明日の祝いの 門出酒 嫁ぐ娘が 畳に座り 両手ついての あいさつを わざと聞こえぬ ふりをして 天井向いて いるあなた 扇ひらいて 扇ひらいて かくしても 祝いしぐれが ひざに振る 親という字を よく見てご覧 立って木を見る それが親 苦労しながら 育てた木 今日咲く花が 実になって 孫という名の 孫という名の 芽を出せと 祈る幸せ 祝い唄 |
祝い川松前ひろ子&三山ひろし | 松前ひろ子&三山ひろし | 千葉幸雄 | 中村典正 | 伊戸のりお | 二つの川が 一つになって 末広がりの 夫婦川 今日人生の 流れにも めでたい橋の 渡り初め 三三九度の 盃舟を 仲よく漕げよ 祝い川 情けの枝に 寄り添いながら やさしくかおる 藤の花 あぁ天高く 伸びる枝 嵐がきても 支え合う 涙の影の 苦労が実る 姿を映す 祝い川 半分だけの 二本の糸が 絆となって 花結び 門出の歌に 袖しぐれ 笑顔でかくす 親ごころ のぞみを高く 真鯉に緋鯉 あの滝登れ 祝い川 |
一匹狼千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 遠山敦 | 今の時代に生きられなくて 骨になってる 奴ばかり こんな世だから 見せなきゃならぬ 男一途な生き様を 月にひと声 遠吠えしてる 俺は一匹 一匹狼さ 一匹狼さ 春に背いて 北へと走り ひとり大地の 風に立つ 胸に古傷 多過ぎるから 生まれ変って また逢おう 純なあの娘(こ)の 幸せ祈る 俺は一匹 一匹狼さ 一匹狼さ 情け知らずで 別れて行くぜ それで忘れて くれるなら 向けた背中は 冷たいけれど 熱い涙を かくしてる 月も雲間で 見てないふりだ 俺は一匹 一匹狼さ 一匹狼さ |
石ころ仁義千葉げん太 | 千葉げん太 | 千葉幸雄 | 宮迫はじめ | 川村栄二 | 汗で登って 涙で下る 転ぶ人生 峠坂 ただじゃ起きない つかんだ石ころは 谷に落ちそで 踏みとどまった 俺の心の 歯止め石 歯止め石 石が流れて 木の葉が沈む 川がこの世の 水鏡 角がとがって つまずく石ころは 恋の浅瀬や 情けの渕の 水にもまれて 丸くなる 丸くなる 風に叩かれ 夕日に焼かれ 雪やしぐれに 濡らされる 俺と同じさ 小さな石ころは いつか世に出て 宝石よりも ひかり輝く 夢がある 夢がある |