ジリスジュリス走る走るジリス ジリスは地上リス ララ ジュリス ジュリスは樹上リス ララ ジリス ジリスは地上リス ララ ジュリス ジュリスは樹上リス スキサスキサ ジリス ジリスが恋をした ララ ジュリス ジュリスに恋をした なかなか 珍しいことだが 向こうも わりとその気みたい こっちへおいでよ遊ぼう 広い野原をふたりで駆けよう ダメよあたしは樹から降りたくない 遊びたいならあなたが登って 意地っ張りのジリス ジリスは登らない ララ ジュリス ジュリスも降りてこない 樹の上と下でにらみあい とても恋してる感じじゃない どうしたらいいか わからない ほんと どうしたらいいの わからない やがて西にお日さま傾いて ふたりの顔も薄れる夕方 そこへピュンと飛んだモモンガ 夜じゃないけどモモンガ よーおまえたち どうしたの どうもしないわ あっち行け モモンガ去りて どうする さてどうする 内心 これにも飽きてきた でも先に 動くのはシャクだし このままいるのも しんどいし ジリスはジュリスが好きだし そして ジュリスもジリスが好きだし あとは素直に動けばいいだけ それができれば何も苦労はない そこへピュンと飛んだモモンガ 夜が大好きモモンガ キュッと驚きジュリスは 高い枝から落ちたよ モモンガ去りて モモンガ去りて 落ちてくる彼女を あわてて ジリスが受け止めた 何もかも忘れて樹を登り 低い枝の上で受け止めた ありがとうってはにかむ彼女と 優しく抱きしめたジリスと ほんとはわざと落ちたことは 内緒ねってジュリスが目くばせ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | 走る走るジリス ジリスは地上リス ララ ジュリス ジュリスは樹上リス ララ ジリス ジリスは地上リス ララ ジュリス ジュリスは樹上リス スキサスキサ ジリス ジリスが恋をした ララ ジュリス ジュリスに恋をした なかなか 珍しいことだが 向こうも わりとその気みたい こっちへおいでよ遊ぼう 広い野原をふたりで駆けよう ダメよあたしは樹から降りたくない 遊びたいならあなたが登って 意地っ張りのジリス ジリスは登らない ララ ジュリス ジュリスも降りてこない 樹の上と下でにらみあい とても恋してる感じじゃない どうしたらいいか わからない ほんと どうしたらいいの わからない やがて西にお日さま傾いて ふたりの顔も薄れる夕方 そこへピュンと飛んだモモンガ 夜じゃないけどモモンガ よーおまえたち どうしたの どうもしないわ あっち行け モモンガ去りて どうする さてどうする 内心 これにも飽きてきた でも先に 動くのはシャクだし このままいるのも しんどいし ジリスはジュリスが好きだし そして ジュリスもジリスが好きだし あとは素直に動けばいいだけ それができれば何も苦労はない そこへピュンと飛んだモモンガ 夜が大好きモモンガ キュッと驚きジュリスは 高い枝から落ちたよ モモンガ去りて モモンガ去りて 落ちてくる彼女を あわてて ジリスが受け止めた 何もかも忘れて樹を登り 低い枝の上で受け止めた ありがとうってはにかむ彼女と 優しく抱きしめたジリスと ほんとはわざと落ちたことは 内緒ねってジュリスが目くばせ |
城あとの乙女小高い丘の上 名もなき城あとが 訪れる人もなく ひっそりと眠っているよ わずかに残る壁 苔むした石段 千年の時を超え 在りし日の夢を語る あの日高い窓で 娘は待っていた 遠くからもうすぐ帰る愛しい人を 空には鳥が鳴き 小川はきらめき もう二度と会えないこと まだ何も知らなかった 残酷な出来事が すべてを奪い去り 偶然に娘だけが ただひとり生き残った ひばり ひばり 空を 自由に飛べるなら ひばりになって 彼のところへ 飛んでいきたい 窓から大きく からだをのりだして 降り出した雪の中 まっすぐに 娘は飛んだ ひばり ひばり 空を 自由に飛べるなら ひばりになって わたしも空を 飛びたかったよ 小高い丘の上 もの言わぬ城あと 山あいに日は落ちて 風の草むら 虫の声 今でも ここにいる 月明かりに浮かび出る 千年の時を超え たたずむ乙女の姿 千年の時を超え 愛しい人を待っている | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 寺嶋民哉 | 小高い丘の上 名もなき城あとが 訪れる人もなく ひっそりと眠っているよ わずかに残る壁 苔むした石段 千年の時を超え 在りし日の夢を語る あの日高い窓で 娘は待っていた 遠くからもうすぐ帰る愛しい人を 空には鳥が鳴き 小川はきらめき もう二度と会えないこと まだ何も知らなかった 残酷な出来事が すべてを奪い去り 偶然に娘だけが ただひとり生き残った ひばり ひばり 空を 自由に飛べるなら ひばりになって 彼のところへ 飛んでいきたい 窓から大きく からだをのりだして 降り出した雪の中 まっすぐに 娘は飛んだ ひばり ひばり 空を 自由に飛べるなら ひばりになって わたしも空を 飛びたかったよ 小高い丘の上 もの言わぬ城あと 山あいに日は落ちて 風の草むら 虫の声 今でも ここにいる 月明かりに浮かび出る 千年の時を超え たたずむ乙女の姿 千年の時を超え 愛しい人を待っている |
白雪姫と七人のダイジョーブ僕はきみのために小さな家を建てる 獣や嵐から きみを守る家を 僕はきみのために 井戸掘り 水を引くよ きみがきれいな水を いつも使えるように 甘い夢の中で きみはまどろんでいて きみが幸せなら 僕らは満足さ 僕はきみのために 太陽光で電気を作る 夜も明るい 冬もあたたか 楽しいゲームもできる 僕はきみのために 畑や牧場を作る 僕はきみのために 機械を組み立てる 安全な繭の中で きみは微笑んでいて きみの幸せは全部 僕らが守るから 僕はきみのために 悪い魔女と戦いに行く この森の中までは 誰も来ないよ ダイジョーブ ケガや病気の時は 僕が治してあげる 強い鎮痛剤もある 一瞬でラクになるよ 安全な繭の中で きみは歌っていてね きみの幸せは全部 僕らが守るから ダイジョーブ ダイジョーブ 僕らが生きている限り 近ごろ少しくたびれて 眠りにつきたくなるけれど ダイジョーブ もう少し がんばるよ ダイジョーブ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | 僕はきみのために小さな家を建てる 獣や嵐から きみを守る家を 僕はきみのために 井戸掘り 水を引くよ きみがきれいな水を いつも使えるように 甘い夢の中で きみはまどろんでいて きみが幸せなら 僕らは満足さ 僕はきみのために 太陽光で電気を作る 夜も明るい 冬もあたたか 楽しいゲームもできる 僕はきみのために 畑や牧場を作る 僕はきみのために 機械を組み立てる 安全な繭の中で きみは微笑んでいて きみの幸せは全部 僕らが守るから 僕はきみのために 悪い魔女と戦いに行く この森の中までは 誰も来ないよ ダイジョーブ ケガや病気の時は 僕が治してあげる 強い鎮痛剤もある 一瞬でラクになるよ 安全な繭の中で きみは歌っていてね きみの幸せは全部 僕らが守るから ダイジョーブ ダイジョーブ 僕らが生きている限り 近ごろ少しくたびれて 眠りにつきたくなるけれど ダイジョーブ もう少し がんばるよ ダイジョーブ |
瞬間夢をみた ひとすじの道が 空の中へつづいている 日がさして輝いた 空にゆらめく街がある 空に流れる川がある 遠い記憶のかたすみの路地に 子供がかくれている うずくまるきみをみつけたよ 空の街の雲のショーウィンドウ 忘れてた あの時に 何か約束をしたんだ 何か大事な約束を どこへ あれからぼくたちは どこへ はぐれてしまったのか ふりむけば 街中の 窓が幾千のガラスを 窓が金色のガラスを ふいに激しく震わせる ぼくの心をたたいている | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 夢をみた ひとすじの道が 空の中へつづいている 日がさして輝いた 空にゆらめく街がある 空に流れる川がある 遠い記憶のかたすみの路地に 子供がかくれている うずくまるきみをみつけたよ 空の街の雲のショーウィンドウ 忘れてた あの時に 何か約束をしたんだ 何か大事な約束を どこへ あれからぼくたちは どこへ はぐれてしまったのか ふりむけば 街中の 窓が幾千のガラスを 窓が金色のガラスを ふいに激しく震わせる ぼくの心をたたいている |
終電座終電はなぜ混むの 通勤の時間帯でもないのに 終電はなぜ混むの みんなもっと早く帰ればいいのに ってみんな思ってる わたしも思われてるるるるる 終電は同じラッシュでも 朝よりも感情的なラッシュだ なぜならば飲んでいる 乗客の八割以上が飲んでる 寝る人 笑う人 爆発したい人 その時突然 すべての人の 耳の奥に響く 不思議な声 ねえみなさん どうしてうちに そこまでして帰るのです ねえみなさん どうせ帰っても 疲れて寝て また仕事 帰るのやめませんか いっそこのまま 終電が空を飛ぶ ふうわりと魔法かけた箱のように ぎゅうづめのわたしたちを乗せたまま 午前一時の夜空を 道行く人たちが 驚き見上げてるるるるる まるでこれは銀河鉄道だ 乗客のひとりがそう口に出すと そうだこれは銀河鉄道だ 口々に人々がそう言いだした 行こう星の海へ さそりの火はまだかララララ ねえみなさん それは無理ですよ わたしはただの電車です 大気圏抜けるその手前 そのまた手前のもっと下 ビルより少し高い それが限界 だけどこれは銀河鉄道だ 低くてもじゅうぶん銀河鉄道だ 乗客はあきらめない 誰ひとりあきらめない銀河の旅 こんな狭いとこに つめこまれてるのに その時突然 みんなで閃く 星に行けないなら 星になれば そういうわけで その時から 東京タワーのすぐ上に あらわれいでたるその星座 ぎゅうづめラッシュの終電座 ななめに長く伸びている 人をつめこみ伸びている 夜はライトをつけている 明るくライトをつけている だけど昼間に見ると だいぶ汚れてる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 終電はなぜ混むの 通勤の時間帯でもないのに 終電はなぜ混むの みんなもっと早く帰ればいいのに ってみんな思ってる わたしも思われてるるるるる 終電は同じラッシュでも 朝よりも感情的なラッシュだ なぜならば飲んでいる 乗客の八割以上が飲んでる 寝る人 笑う人 爆発したい人 その時突然 すべての人の 耳の奥に響く 不思議な声 ねえみなさん どうしてうちに そこまでして帰るのです ねえみなさん どうせ帰っても 疲れて寝て また仕事 帰るのやめませんか いっそこのまま 終電が空を飛ぶ ふうわりと魔法かけた箱のように ぎゅうづめのわたしたちを乗せたまま 午前一時の夜空を 道行く人たちが 驚き見上げてるるるるる まるでこれは銀河鉄道だ 乗客のひとりがそう口に出すと そうだこれは銀河鉄道だ 口々に人々がそう言いだした 行こう星の海へ さそりの火はまだかララララ ねえみなさん それは無理ですよ わたしはただの電車です 大気圏抜けるその手前 そのまた手前のもっと下 ビルより少し高い それが限界 だけどこれは銀河鉄道だ 低くてもじゅうぶん銀河鉄道だ 乗客はあきらめない 誰ひとりあきらめない銀河の旅 こんな狭いとこに つめこまれてるのに その時突然 みんなで閃く 星に行けないなら 星になれば そういうわけで その時から 東京タワーのすぐ上に あらわれいでたるその星座 ぎゅうづめラッシュの終電座 ななめに長く伸びている 人をつめこみ伸びている 夜はライトをつけている 明るくライトをつけている だけど昼間に見ると だいぶ汚れてる |
SHADOWLESS町の広場 踊る影法師 誘うように 手をふる わたしのほか 誰も気づかない 主のない影 歩きだす あとをついて 月あかり野原 道はやがて途切れて ふと気づけば 影も消え失せて わたしの前に もとの町 首をかしげ 足を踏み入れた 町の中で見たのは いつもの店 見慣れた人たち すべてのものに 影がない 光さざめく 祭広場の にぎわいのただ中に あなたがいた どうかしたのと やさしい顔で ほほえむあなたにも 影がない 話を聞き あなたは尋ねた それは何のことだと まわり囲む人も口々に 影というのはどんなもの? 言われてみて わたしも気づいた 何のことかわからない わたし何を 何を言ってるの 影というのは何のこと? 祭の夜は 物の怪たちが 人の心 惑わす 不思議な夢 みていた気がする 背中で誰か 笑ってる 不思議な夢 みていた気がする わたしの声が 笑ってる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | 町の広場 踊る影法師 誘うように 手をふる わたしのほか 誰も気づかない 主のない影 歩きだす あとをついて 月あかり野原 道はやがて途切れて ふと気づけば 影も消え失せて わたしの前に もとの町 首をかしげ 足を踏み入れた 町の中で見たのは いつもの店 見慣れた人たち すべてのものに 影がない 光さざめく 祭広場の にぎわいのただ中に あなたがいた どうかしたのと やさしい顔で ほほえむあなたにも 影がない 話を聞き あなたは尋ねた それは何のことだと まわり囲む人も口々に 影というのはどんなもの? 言われてみて わたしも気づいた 何のことかわからない わたし何を 何を言ってるの 影というのは何のこと? 祭の夜は 物の怪たちが 人の心 惑わす 不思議な夢 みていた気がする 背中で誰か 笑ってる 不思議な夢 みていた気がする わたしの声が 笑ってる |
しまうまわからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに どこからか湧いてきた 見たこともない人たちが 怖い顔でにらみつけ 腕をつかんで連れていく 狭い部屋 白い時計が うるさく 話しかけてる お金なんて どうでもいい ある時も ない時もあるし ある時は 払えるけど ない時は 払えないだけよ そこにあるものを食べ 目の前にある服を着て どこにでも寝ころがり 眠くなればそこで眠る 青い空 わたしの空と ひろがる草原に抱かれ 本能も生きる知恵も なぜか何もない しまうま とびかかるライオンに 抗うことさえ知らない 青い空 わたしの空と 返して ここは好きじゃない わからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに…… | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 斎藤ネコ | わからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに どこからか湧いてきた 見たこともない人たちが 怖い顔でにらみつけ 腕をつかんで連れていく 狭い部屋 白い時計が うるさく 話しかけてる お金なんて どうでもいい ある時も ない時もあるし ある時は 払えるけど ない時は 払えないだけよ そこにあるものを食べ 目の前にある服を着て どこにでも寝ころがり 眠くなればそこで眠る 青い空 わたしの空と ひろがる草原に抱かれ 本能も生きる知恵も なぜか何もない しまうま とびかかるライオンに 抗うことさえ知らない 青い空 わたしの空と 返して ここは好きじゃない わからない わたしはただ いたい場所に いるだけなのに わからない わたしはただ したいこと してるだけなのに…… |
しっぽのきもちなりたいものは たくさんあるけど いちばん なりたいものは きまってる それは しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの そよかぜふいて わたしをさそうの 「ぼくとあそぼう」ダメよ 行かないわ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの だけどねすこし みじかいきがする これじゃ あなたのかおが 見えないよ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ あなたが にしをむけば しっぽはひがしよ あなたがわらう しっぽもわらうよ あなたがふりむく しっぽもふりむく わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ ガンバル わたしまけない しっぽのきもちよ しっぽしっぽしっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 岡崎倫典 | なりたいものは たくさんあるけど いちばん なりたいものは きまってる それは しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの そよかぜふいて わたしをさそうの 「ぼくとあそぼう」ダメよ 行かないわ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの だけどねすこし みじかいきがする これじゃ あなたのかおが 見えないよ わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ あなたが にしをむけば しっぽはひがしよ あなたがわらう しっぽもわらうよ あなたがふりむく しっぽもふりむく わたし しっぽしっぽ しっぽよ あなたの しっぽよ ガンバル わたしまけない しっぽのきもちよ しっぽしっぽしっぽよ あなたの しっぽよ スキというかわりに しっぽがゆれるの |
サーカスあなたが帰ったあとの 私の部屋には 汚れた灰皿 散らかしたままのトランプ ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた 人の気持も知らないで やさしい人が待っていると さあ目をさませ 人形たち さあ目をさませ ナイフに鏡 さあ目をさませ ひとりの部屋の 午前零時の 夢つづれ もう少しいればいいのに もう少しお茶をいかが お酒もあるのよ レコードでもかけましょうか ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた しんと静かな真夜中は いつもきまってひとりぼっち さあ目をさませ 人形たち 砕けた心 包んでおくれ ひとりの部屋の ひとりサーカス せめて涙の かわくまで la la la………… あなたがいない あなたがいない ひとりサーカス 夜がふける あなたがいない あなたがいない ひとりサーカス 夜がふける | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 平野孝幸 | あなたが帰ったあとの 私の部屋には 汚れた灰皿 散らかしたままのトランプ ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた 人の気持も知らないで やさしい人が待っていると さあ目をさませ 人形たち さあ目をさませ ナイフに鏡 さあ目をさませ ひとりの部屋の 午前零時の 夢つづれ もう少しいればいいのに もう少しお茶をいかが お酒もあるのよ レコードでもかけましょうか ごめんねと言って帰った ごめんねと言ってあなた しんと静かな真夜中は いつもきまってひとりぼっち さあ目をさませ 人形たち 砕けた心 包んでおくれ ひとりの部屋の ひとりサーカス せめて涙の かわくまで la la la………… あなたがいない あなたがいない ひとりサーカス 夜がふける あなたがいない あなたがいない ひとりサーカス 夜がふける |
サンタクロースを待っていた遠くから 近づいてくる シャンシャンシャンシャン 鈴の音が 少しずつ 近づいてくる 森をぬけて 川を越え 少しずつ 近づいてくる きみの家をめざしてくる 聞こえるかい? ほらすぐそこ 門の前で とまったよ 何十年も待っていたんだ 子供の頃からね 何百年も待っていたんだ 奇跡の夜 ついにかなう あの日の夢が ついに今夜 きみを訪れた tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu 黒い服着たサンタクロース 煙突からはいってきた 黒い服着たサンタクロース 煙突なんてないのにね 白い目玉のサンタクロース 背中で何か 動いている 白い目玉のサンタクロース 袋 もぞもぞ動いてる 悪い子さがしてる きみの顔のすぐそばで 寝ない子さがしてる 息がかかる 何か変だ そもそも今日は 何月何日? 思い出せない tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu ごらんよ 窓の外 トナカイは骨だけさ おそらく百年前は 生きてたかも だけど考えて それならきみは 生きているのかい? それは確かかい? tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu 静まりかえる真夜中に きみはそっと目をあけてみた 朽ち果てた廃屋の床 ぽとり落ちたしゃれこうべ 不意にまぶたが裏返り やっときみは思い出した 「ぼくはいない。そう、いないんだ」 そして最後の 灯が消えた ラララ… | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 蓜島邦明 | 遠くから 近づいてくる シャンシャンシャンシャン 鈴の音が 少しずつ 近づいてくる 森をぬけて 川を越え 少しずつ 近づいてくる きみの家をめざしてくる 聞こえるかい? ほらすぐそこ 門の前で とまったよ 何十年も待っていたんだ 子供の頃からね 何百年も待っていたんだ 奇跡の夜 ついにかなう あの日の夢が ついに今夜 きみを訪れた tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu 黒い服着たサンタクロース 煙突からはいってきた 黒い服着たサンタクロース 煙突なんてないのにね 白い目玉のサンタクロース 背中で何か 動いている 白い目玉のサンタクロース 袋 もぞもぞ動いてる 悪い子さがしてる きみの顔のすぐそばで 寝ない子さがしてる 息がかかる 何か変だ そもそも今日は 何月何日? 思い出せない tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu ごらんよ 窓の外 トナカイは骨だけさ おそらく百年前は 生きてたかも だけど考えて それならきみは 生きているのかい? それは確かかい? tinka tonka tinka pla tinka tonka tinka plu 静まりかえる真夜中に きみはそっと目をあけてみた 朽ち果てた廃屋の床 ぽとり落ちたしゃれこうべ 不意にまぶたが裏返り やっときみは思い出した 「ぼくはいない。そう、いないんだ」 そして最後の 灯が消えた ラララ… |
さよならのかわりに僕の手に触れてみて きみの手とひとつになる 静かにかよいあうもの これが生きている温かさ どんなに離れても きみをずっと覚えている どこにいても 信じていて 僕はいつもきみと生きている 会えない朝も昼も 疲れて眠る夜も 生きていく街の中 たたずむ人混みの中 見上げればそこには空がある きみと同じ空を見る 何を見ても聞いても きみのことを思うだろう いろんなことがあるたび きっときみに語りかけるだろう かわいた風の中で やまない雨の中で どんなに離れても きみをそばに感じるだろう 淋しいかい 僕も同じだよ だけどもう歩き出そう 心で抱きしめるよ さよならのかわりに 僕の手に触れてみて きみの手とひとつになる 静かにかよいあうもの これが生きている温かさ どんなに離れても きみをずっと支えている くじけないで 信じていて 僕はいつもきみと生きている くじけないで 信じていて 僕はいつもきみと生きている | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 僕の手に触れてみて きみの手とひとつになる 静かにかよいあうもの これが生きている温かさ どんなに離れても きみをずっと覚えている どこにいても 信じていて 僕はいつもきみと生きている 会えない朝も昼も 疲れて眠る夜も 生きていく街の中 たたずむ人混みの中 見上げればそこには空がある きみと同じ空を見る 何を見ても聞いても きみのことを思うだろう いろんなことがあるたび きっときみに語りかけるだろう かわいた風の中で やまない雨の中で どんなに離れても きみをそばに感じるだろう 淋しいかい 僕も同じだよ だけどもう歩き出そう 心で抱きしめるよ さよならのかわりに 僕の手に触れてみて きみの手とひとつになる 静かにかよいあうもの これが生きている温かさ どんなに離れても きみをずっと支えている くじけないで 信じていて 僕はいつもきみと生きている くじけないで 信じていて 僕はいつもきみと生きている |
さよならDINOあの日 空から 不思議な雨が降るのを見た twi twi tu twa tu twi tu twa つぶやき 落ちてくる Plankton 鏡文字 数えきれない言葉の Plankton 幾千万 砕けて散った言葉の きみの最後の手紙が 届くのを待っていた twi twi tu twa tu twi tu twa 明け方 道の上 Plankton 鏡文字 空を埋めた その時 全部わかったんだ きみにはもう会えない DINO さよなら 魔法の風 さよなら きみは僕の 宇宙だったんだよ きみと僕との 二億二千二百五十八万年 twi twi tu twa tu twi tu twa 瞬く 光と闇 笑いころげたジュラ紀 夢と過ぎた白亜紀 文字を覚えて書いた 謎の星の哲学 始まりのない 終わりのない 永遠の時間を twi twi tu twa tu twi tu twa きみとずっと 生きたかった 終わりはあった方が いいんだよって きみの声 聞こえるはずがない きみはいない どこにも DINO さよなら 欠けたティーカップ さよなら 夜 さよなら 僕は旅立つ 巨大なきみの背中が 僕を乗せて走る twi twi tu twa tu twi tu twa あの日のふたりを見た Plankton 鏡文字 さかさに書いたARIGATO Plankton いつまでも 僕の空で ゆれてる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | あの日 空から 不思議な雨が降るのを見た twi twi tu twa tu twi tu twa つぶやき 落ちてくる Plankton 鏡文字 数えきれない言葉の Plankton 幾千万 砕けて散った言葉の きみの最後の手紙が 届くのを待っていた twi twi tu twa tu twi tu twa 明け方 道の上 Plankton 鏡文字 空を埋めた その時 全部わかったんだ きみにはもう会えない DINO さよなら 魔法の風 さよなら きみは僕の 宇宙だったんだよ きみと僕との 二億二千二百五十八万年 twi twi tu twa tu twi tu twa 瞬く 光と闇 笑いころげたジュラ紀 夢と過ぎた白亜紀 文字を覚えて書いた 謎の星の哲学 始まりのない 終わりのない 永遠の時間を twi twi tu twa tu twi tu twa きみとずっと 生きたかった 終わりはあった方が いいんだよって きみの声 聞こえるはずがない きみはいない どこにも DINO さよなら 欠けたティーカップ さよなら 夜 さよなら 僕は旅立つ 巨大なきみの背中が 僕を乗せて走る twi twi tu twa tu twi tu twa あの日のふたりを見た Plankton 鏡文字 さかさに書いたARIGATO Plankton いつまでも 僕の空で ゆれてる |
催眠レインコートこんな悲しい時 とてもじゃないけど 暖かなベッドの中では眠れない 真夜中に起き出して 眠れる場所をさがしまわり 家中をうろついた バスルーム キッチン 本棚の陰 玄関 タンスの中 でもこんな悲しい時 とてもじゃないけど 静けさのとばりの中では眠れない 何もかも乾いてる 冷たい夢に乾ききってる 青ざめた月の窓 開いて 空を見上げて 空に ねえ お願いだから雨を降らせて すました顔して わたしを見ていないで 間の抜けた子守唄 聴かせてくれるヒマがあるなら 屋根を打つどしゃ降りの 激しい雨の音を聴かせて AH! それはとても信じられない 殺人的な前代未聞のどしゃ降り もう誰も何も考えられない 誰も何も感じられない 思い出せない 催眠レインコート 催眠レインコート ほしいのは眠りだけ 心は要らない 濡れて重いから 催眠レインコート 催眠レインコート 包まれて 眠る こんな悲しい時 とてもじゃないけど 穏やかなシトシト雨では 眠れない どしゃ降りの雨よ降れ わたしの屋根は崩れ落ちて どしゃ降りの雨よ降れ わたしの家は沈んでいく 坂道の急流を 流され消える魚の群れ 揺らぐライト あえぐクラクション 夜更けの街は滝壷のよう ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | こんな悲しい時 とてもじゃないけど 暖かなベッドの中では眠れない 真夜中に起き出して 眠れる場所をさがしまわり 家中をうろついた バスルーム キッチン 本棚の陰 玄関 タンスの中 でもこんな悲しい時 とてもじゃないけど 静けさのとばりの中では眠れない 何もかも乾いてる 冷たい夢に乾ききってる 青ざめた月の窓 開いて 空を見上げて 空に ねえ お願いだから雨を降らせて すました顔して わたしを見ていないで 間の抜けた子守唄 聴かせてくれるヒマがあるなら 屋根を打つどしゃ降りの 激しい雨の音を聴かせて AH! それはとても信じられない 殺人的な前代未聞のどしゃ降り もう誰も何も考えられない 誰も何も感じられない 思い出せない 催眠レインコート 催眠レインコート ほしいのは眠りだけ 心は要らない 濡れて重いから 催眠レインコート 催眠レインコート 包まれて 眠る こんな悲しい時 とてもじゃないけど 穏やかなシトシト雨では 眠れない どしゃ降りの雨よ降れ わたしの屋根は崩れ落ちて どしゃ降りの雨よ降れ わたしの家は沈んでいく 坂道の急流を 流され消える魚の群れ 揺らぐライト あえぐクラクション 夜更けの街は滝壷のよう ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない ねえ お願いだから雨を降らせて まだまだこれくらいじゃたりない |
ごめんね雨が降ってる きょうは一日 ぼくの心にも 銀のしずくが 何も知らずに きみは眠るよ あどけない横顔が ぼくをはなさない ごめんね ごめんね 嘘を言ったね ごめんね ごめんね 何もあげずに ぼくを待ってる人のところへ 帰る ぼくは 帰る 夜が明ければ きみはひとりだ さよならは 言わないよ そのままお休み 笑顔だったね ぼくの前では まるで 幸せな少女のように 責める言葉も 何も言わずに いつだって さりげなく 悲しみかくして ごめんね ごめんね きみを泣かすよ ごめんね ごめんね 夢をみさせて いつも言ってた きみの口癖 いいの あたしは いいの きみはひとりで 生きて行けると 信じても いいよね 信じて帰るよ ごめんね ごめんね 嘘を言ったね ごめんね ごめんね 何もあげずに ぼくを待ってる人のところへ 帰る ぼくは 帰る 雨が降ってる きょうも あしたも 降りつづく きっときみの眠りの中まで | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 平野孝幸 | 雨が降ってる きょうは一日 ぼくの心にも 銀のしずくが 何も知らずに きみは眠るよ あどけない横顔が ぼくをはなさない ごめんね ごめんね 嘘を言ったね ごめんね ごめんね 何もあげずに ぼくを待ってる人のところへ 帰る ぼくは 帰る 夜が明ければ きみはひとりだ さよならは 言わないよ そのままお休み 笑顔だったね ぼくの前では まるで 幸せな少女のように 責める言葉も 何も言わずに いつだって さりげなく 悲しみかくして ごめんね ごめんね きみを泣かすよ ごめんね ごめんね 夢をみさせて いつも言ってた きみの口癖 いいの あたしは いいの きみはひとりで 生きて行けると 信じても いいよね 信じて帰るよ ごめんね ごめんね 嘘を言ったね ごめんね ごめんね 何もあげずに ぼくを待ってる人のところへ 帰る ぼくは 帰る 雨が降ってる きょうも あしたも 降りつづく きっときみの眠りの中まで |
こわれたオルゴールオルゴールの箱の中に とじこめたまま 大切にしてきた 思い出のかけらたち 手紙の束 古い写真 夢色ビーズ ひびわれた貝殻 ガラスの仔馬 まわれオルゴール まわせ 思い出を TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM 思い出まわせ オルゴール オルゴールの箱をかかえ 街に出たのよ 突然出会ったの いたずらなまなざしに 吹き抜けた春風 そしてめまいのように よろめいて倒れた あなたの腕の中 思わずオルゴール 落としてしまったの TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM 舗道に落ちたオルゴール アスファルトの上に散らばる 思い出たちは 悲しげに微笑み わたしに告げていたの 誰でも新しい船に 乗る時がくる このままふりむかず その人とお行きよ まわるオルゴール こわれたオルゴール TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM 最後の歌 聴かせてくれた TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM さよなら わたしのオルゴール | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | オルゴールの箱の中に とじこめたまま 大切にしてきた 思い出のかけらたち 手紙の束 古い写真 夢色ビーズ ひびわれた貝殻 ガラスの仔馬 まわれオルゴール まわせ 思い出を TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM 思い出まわせ オルゴール オルゴールの箱をかかえ 街に出たのよ 突然出会ったの いたずらなまなざしに 吹き抜けた春風 そしてめまいのように よろめいて倒れた あなたの腕の中 思わずオルゴール 落としてしまったの TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM 舗道に落ちたオルゴール アスファルトの上に散らばる 思い出たちは 悲しげに微笑み わたしに告げていたの 誰でも新しい船に 乗る時がくる このままふりむかず その人とお行きよ まわるオルゴール こわれたオルゴール TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM 最後の歌 聴かせてくれた TIN TIRI TIM PAM TITITIRI TIM PAM さよなら わたしのオルゴール |
COTTON COLORel a ty ria fairytale cotton os di as eer tel ttil di a my rre merry maid cotton os di as go del ttil e vol fog nos sre vol fog nos ya dll ag nis anna wi ho ti so te vol peel so te vol e nim fo e vol as i ti el a ty ria fairytale cotton os di as rae bel ttil di a my rre merry maid cotton os di as noom rev lis 誰か教えている 世界の色を いくら数えても 数えきれない色と光 el a ty ria fairytale cotton os di as rae bel ttil di a my rre merry maid cotton os di as noom rev lis 春 夏 少年は世界をかけめぐり (syo bel ttil yn am del lik reh to mym) 秋 冬 季節の光を食べて笑っている (re hyb de red rum saw ios lad na) el a ty ria fairytale cotton os di as daeh dae dym di a my rre merry maid cotton os di as sllab ey eym | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | el a ty ria fairytale cotton os di as eer tel ttil di a my rre merry maid cotton os di as go del ttil e vol fog nos sre vol fog nos ya dll ag nis anna wi ho ti so te vol peel so te vol e nim fo e vol as i ti el a ty ria fairytale cotton os di as rae bel ttil di a my rre merry maid cotton os di as noom rev lis 誰か教えている 世界の色を いくら数えても 数えきれない色と光 el a ty ria fairytale cotton os di as rae bel ttil di a my rre merry maid cotton os di as noom rev lis 春 夏 少年は世界をかけめぐり (syo bel ttil yn am del lik reh to mym) 秋 冬 季節の光を食べて笑っている (re hyb de red rum saw ios lad na) el a ty ria fairytale cotton os di as daeh dae dym di a my rre merry maid cotton os di as sllab ey eym |
心だけそばにいる~HERE IN MY HEART~誰にもいわないで たとえば風にふるえる ふたつのBELL 響きあうように どんなに遠くはなれても わたしの心はあなたと響きあってる 心配なんてしなくていい ほかのだれと笑っていても 心はあなたをみつめて いつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart 幸せだけをあげたい いつもあなた 笑っていてほしい 泣きたいくらい願ってる くじけそうな時 わたしを思い出してね わたしのすべてとひきかえても 守ってあげる あなたの夢 逢えない時も心だけ いつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart そしていつかきっと…… たとえば鏡の中に 遠い街を映しだすように 信じていてね 心だけいつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart | 谷山浩子 | 谷山浩子 | いしいめぐみ | 斉藤ネコ | 誰にもいわないで たとえば風にふるえる ふたつのBELL 響きあうように どんなに遠くはなれても わたしの心はあなたと響きあってる 心配なんてしなくていい ほかのだれと笑っていても 心はあなたをみつめて いつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart 幸せだけをあげたい いつもあなた 笑っていてほしい 泣きたいくらい願ってる くじけそうな時 わたしを思い出してね わたしのすべてとひきかえても 守ってあげる あなたの夢 逢えない時も心だけ いつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart そしていつかきっと…… たとえば鏡の中に 遠い街を映しだすように 信じていてね 心だけいつもそばにいる あなたを抱きしめている I feel your heartbeat so close I feel it here in my heart |
公爵夫人の子守唄かわいいぼうやはどなりつけ くしゃみをしたらひっぱたけ 大人をこまらせるためにこそ くしゃみしているだけだもの ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ わたしゃぼうやにきびしくて くしゃみをすればひっぱたく この子コショウが大好きで どうせよろこんでいるだけさ ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ | 谷山浩子 | 日本語詞:矢川澄子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | かわいいぼうやはどなりつけ くしゃみをしたらひっぱたけ 大人をこまらせるためにこそ くしゃみしているだけだもの ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ わたしゃぼうやにきびしくて くしゃみをすればひっぱたく この子コショウが大好きで どうせよろこんでいるだけさ ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ ワーウ |
恋人の種二億年生きていた 恋人の種 二億年 まどろみの夢の中 ひたすらに待ちつづけ 今ここにいる きょう生まれ あした死ぬ わたしの前に その人は知っている 原始の空を 岩石に降りそそぐ あたたかい雨 くりかえす昼と夜 無限の闇の 淋しさにひえきった 長い明け方 「ゆらゆら おもかげ 消えないで もう少し 会いにいく ぼくはきみに 会いにいく いつかきっと」 その人に残るのは たったひとつの 宇宙さえ震わせる 願いだけ 「こんなにも こんなにも きみに会いたい 淋しくて 淋しくて きみに会いたい」 「たとえ 永遠が ぼくたちを へだてても たどりつく ぼくはきみに たどりつく いつかきっと」 ふたたびこの星に 静けさがおとずれて その姿が消えたあとも 想いはそこに残るだろう 「たとえ 永遠が ぼくたちを へだてても たどりつく ぼくはきみに たどりつく いつかきっと」 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 二億年生きていた 恋人の種 二億年 まどろみの夢の中 ひたすらに待ちつづけ 今ここにいる きょう生まれ あした死ぬ わたしの前に その人は知っている 原始の空を 岩石に降りそそぐ あたたかい雨 くりかえす昼と夜 無限の闇の 淋しさにひえきった 長い明け方 「ゆらゆら おもかげ 消えないで もう少し 会いにいく ぼくはきみに 会いにいく いつかきっと」 その人に残るのは たったひとつの 宇宙さえ震わせる 願いだけ 「こんなにも こんなにも きみに会いたい 淋しくて 淋しくて きみに会いたい」 「たとえ 永遠が ぼくたちを へだてても たどりつく ぼくはきみに たどりつく いつかきっと」 ふたたびこの星に 静けさがおとずれて その姿が消えたあとも 想いはそこに残るだろう 「たとえ 永遠が ぼくたちを へだてても たどりつく ぼくはきみに たどりつく いつかきっと」 |
恋するニワトリ はれたあさの ニワトリは げんきがないの ごめんなさい トサカ サカサカ さかだちしても かなわぬおかたに 恋をした ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋 やねの上に よびかける わたしはここよ ここ ここよ だけどあの人 こっちを見ても すぐに むきをかえる クルクルと ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋 あの人 りっぱな かざみどり わたしは 小さいニワトリよ かいがらたべても てつにはなれず かいがらはじける むねの中 ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋 たびに出るのは ツバメたち おけしょうするのは ジュウシマツ にわにはニワトリ おもいをこめて ひとりでタマゴを うみました ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋 ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 岡崎倫典 | はれたあさの ニワトリは げんきがないの ごめんなさい トサカ サカサカ さかだちしても かなわぬおかたに 恋をした ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋 やねの上に よびかける わたしはここよ ここ ここよ だけどあの人 こっちを見ても すぐに むきをかえる クルクルと ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋 あの人 りっぱな かざみどり わたしは 小さいニワトリよ かいがらたべても てつにはなれず かいがらはじける むねの中 ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋 たびに出るのは ツバメたち おけしょうするのは ジュウシマツ にわにはニワトリ おもいをこめて ひとりでタマゴを うみました ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋 ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋 |
ゲームの終わりあの頃は毎日 ふたりして 砂のお城をつくってた ふたりで一羽の小鳥を飼って ふたりでひとつのバラを育てた あの頃は毎日 夢のように くちづけとほほえみで 過ぎていた ふたりでひとつの いのちになりたい あなたを奪って食べてしまいたい ふたりでつくった 砂のお城を 波がこわして すべてが消えた あなたの顔が 小さくゆがんで おしまいだねってつぶやいて それきり サヨナラ あの頃は 本気で思ってた 恋は不思議な出来事と だから思い出も大事にしてた もらった手紙も大事にしてた あの頃は本気で思ってた 夢は死ぬまでつづくものと それも 今ではまるで色あせて 思い出それさえ 汚れてしまった ふたりでつくった 恋のまぼろし ふたりのこの手でこわしてしまう はじめから遊びのつもりだったなんて 苦しい嘘で笑うの あなた サヨナラ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 萩田光雄 | あの頃は毎日 ふたりして 砂のお城をつくってた ふたりで一羽の小鳥を飼って ふたりでひとつのバラを育てた あの頃は毎日 夢のように くちづけとほほえみで 過ぎていた ふたりでひとつの いのちになりたい あなたを奪って食べてしまいたい ふたりでつくった 砂のお城を 波がこわして すべてが消えた あなたの顔が 小さくゆがんで おしまいだねってつぶやいて それきり サヨナラ あの頃は 本気で思ってた 恋は不思議な出来事と だから思い出も大事にしてた もらった手紙も大事にしてた あの頃は本気で思ってた 夢は死ぬまでつづくものと それも 今ではまるで色あせて 思い出それさえ 汚れてしまった ふたりでつくった 恋のまぼろし ふたりのこの手でこわしてしまう はじめから遊びのつもりだったなんて 苦しい嘘で笑うの あなた サヨナラ |
クルル・カリル(扉を開けて)夜空を動かす ぜんまい仕掛けの かすかなつぶやき クルル・カリル 誰も知らない 秘密の時刻に 何かが起こるよ クルル・カリル 胸躍らせ 待ちわびた 25時25分 たった一度だけの さあ今がチャンス きみの目の前で 扉が開いた ああだけどきみは 今夜も待ちきれず いつのまにか もう眠ってる 時間のネズミが 時計をかじる かすかなつぶやき クルル・カリル 今夜こそ眠らずに 扉の向こうへ 今夜こそ眠らずに クルル・カリル 幼い頃憧れた とても奇妙な草原 扉をあけて 歩いていけば そこで会えるはず もうひとりのきみに ああだけどきみは 今夜も待ちきれず いつのまにか また眠ってる 今夜もきみはまどろみ いつもの夢をみている 夢の中きみは 誰かを待ってる 青白く光る 不思議な草原 いつまで待っても その人は来ない 今夜もきみは待つ 風の中 夢の中ぼくは 誰かを待ってる (扉をあけて 歩いていけば) 青白く光る 不思議な草原 (もうひとりのぼくに 会えるはず) いつまで待っても その人は来ない (ああだけどぼくは 今夜も行けない) 今夜もその人は 眠ってる (今夜もぼくは 眠っている) 扉をあけて 歩いていけば そこで会えるはず もうひとりのきみに 扉をあけて 扉をあけて 歩いていけば ねえ 会えるはず | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 夜空を動かす ぜんまい仕掛けの かすかなつぶやき クルル・カリル 誰も知らない 秘密の時刻に 何かが起こるよ クルル・カリル 胸躍らせ 待ちわびた 25時25分 たった一度だけの さあ今がチャンス きみの目の前で 扉が開いた ああだけどきみは 今夜も待ちきれず いつのまにか もう眠ってる 時間のネズミが 時計をかじる かすかなつぶやき クルル・カリル 今夜こそ眠らずに 扉の向こうへ 今夜こそ眠らずに クルル・カリル 幼い頃憧れた とても奇妙な草原 扉をあけて 歩いていけば そこで会えるはず もうひとりのきみに ああだけどきみは 今夜も待ちきれず いつのまにか また眠ってる 今夜もきみはまどろみ いつもの夢をみている 夢の中きみは 誰かを待ってる 青白く光る 不思議な草原 いつまで待っても その人は来ない 今夜もきみは待つ 風の中 夢の中ぼくは 誰かを待ってる (扉をあけて 歩いていけば) 青白く光る 不思議な草原 (もうひとりのぼくに 会えるはず) いつまで待っても その人は来ない (ああだけどぼくは 今夜も行けない) 今夜もその人は 眠ってる (今夜もぼくは 眠っている) 扉をあけて 歩いていけば そこで会えるはず もうひとりのきみに 扉をあけて 扉をあけて 歩いていけば ねえ 会えるはず |
クリスマスツリーきょうは静かな クリスマスイヴ ともしびゆらら ゆれている きょうは静かな クリスマスイヴ 雪がちらちら まっている しずかな しずかな クリスマスツリー あしたを あしたを まっている きょうは楽しい クリスマス どこかで かねが なっている きょうは楽しい クリスマス 雪がちらちら まっている すてきな すてきな クリスマスツリー 金銀ろうそく ゆらゆらと きのうは楽しい クリスマス きょうはもうない 何もかも 淋しい淋しい クリスマスツリー ひとりぼっちで 小屋のすみ ひとりぼっちで 小屋のすみ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | きょうは静かな クリスマスイヴ ともしびゆらら ゆれている きょうは静かな クリスマスイヴ 雪がちらちら まっている しずかな しずかな クリスマスツリー あしたを あしたを まっている きょうは楽しい クリスマス どこかで かねが なっている きょうは楽しい クリスマス 雪がちらちら まっている すてきな すてきな クリスマスツリー 金銀ろうそく ゆらゆらと きのうは楽しい クリスマス きょうはもうない 何もかも 淋しい淋しい クリスマスツリー ひとりぼっちで 小屋のすみ ひとりぼっちで 小屋のすみ |
鯨のため息(full version)憧れる遠い南 揺れ揺れる海の上 まどろむ鯨 黒光り ため息は水の香り 不思議な水のしぶき それは信じられないほど細かい それは粒子よりもっと細かい とても細かい 顔に 髪に 吹きつければ 僕も 砕けて霧に 僕は海 僕は潮 僕の中で大きく 寄せては返す波の音 憧れる遠い南 揺れ揺れる海の上 まどろむ鯨 息を吐く その息を吸い込む時 初めて知る 世界を つないでほどく そしてまたつないで またほどく そのくり返し 永遠の 香りの波 香りの力 僕は 僕を突き抜ける 僕は海 僕は潮 鯨のつくため息 それは切ない幸せな | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 憧れる遠い南 揺れ揺れる海の上 まどろむ鯨 黒光り ため息は水の香り 不思議な水のしぶき それは信じられないほど細かい それは粒子よりもっと細かい とても細かい 顔に 髪に 吹きつければ 僕も 砕けて霧に 僕は海 僕は潮 僕の中で大きく 寄せては返す波の音 憧れる遠い南 揺れ揺れる海の上 まどろむ鯨 息を吐く その息を吸い込む時 初めて知る 世界を つないでほどく そしてまたつないで またほどく そのくり返し 永遠の 香りの波 香りの力 僕は 僕を突き抜ける 僕は海 僕は潮 鯨のつくため息 それは切ない幸せな |
吟遊詩人の森わたしの知らない森の中で あなたは空を見上げてる わたしの知らない森の中で あなたは枯れ枝をふんで 木の葉とおしゃべりしたり やさしく気ままな遊び 涙を流す 淋しがり屋 たったひとり世界の中 わたしの知らない小さな町に あなたの歌が今日もまた 煙草のうすいけむりのように 季節の中にとけて行く あなたの 瞳はいつも 遠いふるさとを見ている 世界が消えても あなたの森は いつまでも消えはしない 都会の風に 吹かれて 姿を変える前の 生まれたてのあなたの歌が わたしにきこえてきます。 あなたの眠る森の中で わたしも夢を追いかけて 時には立ちつくしてみたい すきとおる風の中に | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | わたしの知らない森の中で あなたは空を見上げてる わたしの知らない森の中で あなたは枯れ枝をふんで 木の葉とおしゃべりしたり やさしく気ままな遊び 涙を流す 淋しがり屋 たったひとり世界の中 わたしの知らない小さな町に あなたの歌が今日もまた 煙草のうすいけむりのように 季節の中にとけて行く あなたの 瞳はいつも 遠いふるさとを見ている 世界が消えても あなたの森は いつまでも消えはしない 都会の風に 吹かれて 姿を変える前の 生まれたてのあなたの歌が わたしにきこえてきます。 あなたの眠る森の中で わたしも夢を追いかけて 時には立ちつくしてみたい すきとおる風の中に |
銀の記憶真っ白な冬の曇り空 黙ってみつめてた 放課後の 淡く光る窓 ガラスごしに その時ふいに 廊下を歩いてきた ひとつの影 それはまるで 少年の姿をした音楽のように 瞬間にわたしをとらえた あなたのまなざしが 永遠を 銀色の爪で 刻みつけた あなただけが 見えない翼を背中に持ち 高く高く 灰色の人の群れをすり抜けて飛んだ 世界が遠のき 薄れて消えたそのあとに あなただけがそこにいた 確かな記憶 真っ白な冬の曇り空 あなたはもういない 日暮れ前 降り出した雪に 凍えながら こんなに広く淋しい宇宙の ふたつの船 離れて行く 時に隔てられ もう声も届かない | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 真っ白な冬の曇り空 黙ってみつめてた 放課後の 淡く光る窓 ガラスごしに その時ふいに 廊下を歩いてきた ひとつの影 それはまるで 少年の姿をした音楽のように 瞬間にわたしをとらえた あなたのまなざしが 永遠を 銀色の爪で 刻みつけた あなただけが 見えない翼を背中に持ち 高く高く 灰色の人の群れをすり抜けて飛んだ 世界が遠のき 薄れて消えたそのあとに あなただけがそこにいた 確かな記憶 真っ白な冬の曇り空 あなたはもういない 日暮れ前 降り出した雪に 凍えながら こんなに広く淋しい宇宙の ふたつの船 離れて行く 時に隔てられ もう声も届かない |
銀河通信真夜中ひとりで 黙っていると 遠く遠くから 電話がかかる もしもし きみは 元気ですか 淋しくて泣いては いませんか それはどこか宇宙の果ての 知らない星からの長距離電話 窓をあければ 暗い夜空に いちめんの星たちが光りさざめく 真夜中ひとりで 黙っていると 遠く遠くから 電話がかかる もしもし 少しつらい夜です きみの窓の灯りを 想っています 百億光年はるか彼方の きみをなぜだか 信じられます 銀河はめぐり 星は消えても ひとつの想いは 消えず流れる 真夜中わたしも 電話をかける 心の奥の ダイヤルまわす もしもし 見知らぬわたしの友だち わたしはちゃんと 歩いています 今は小さな 命の種が 遠いあしたに 花ひらくまで 静かな川が 流れ流れて 大きな海にひろがる日まで | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 真夜中ひとりで 黙っていると 遠く遠くから 電話がかかる もしもし きみは 元気ですか 淋しくて泣いては いませんか それはどこか宇宙の果ての 知らない星からの長距離電話 窓をあければ 暗い夜空に いちめんの星たちが光りさざめく 真夜中ひとりで 黙っていると 遠く遠くから 電話がかかる もしもし 少しつらい夜です きみの窓の灯りを 想っています 百億光年はるか彼方の きみをなぜだか 信じられます 銀河はめぐり 星は消えても ひとつの想いは 消えず流れる 真夜中わたしも 電話をかける 心の奥の ダイヤルまわす もしもし 見知らぬわたしの友だち わたしはちゃんと 歩いています 今は小さな 命の種が 遠いあしたに 花ひらくまで 静かな川が 流れ流れて 大きな海にひろがる日まで |
銀河系はやっぱりまわってる自由、自由と大声あげて 歌ってさわいでいるうちに 何の為に生きていくのと 考えこんでいるうちに 疲れた人がうっかりボタンを 押してしまったら 地球ひとつが消えてなくなっても 銀河系はやっぱりまわってる どうせ人間 地球の上で せいぜい行ってもお月様 心残りが何もないようにと 誰もがみんなさわいでる 疲れた人がこの世にいるかぎり いつかは時が来る 地球ひとつが消えてなくなっても 銀河系はやっぱりまわってる 平和、平和と叫んだところで 結局何にもできはしない どうにもならないことならこのへんで 神様に頼るがいいさ 地球がまるごと消えてしまったら 天国はどこに行くんだろうね | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 自由、自由と大声あげて 歌ってさわいでいるうちに 何の為に生きていくのと 考えこんでいるうちに 疲れた人がうっかりボタンを 押してしまったら 地球ひとつが消えてなくなっても 銀河系はやっぱりまわってる どうせ人間 地球の上で せいぜい行ってもお月様 心残りが何もないようにと 誰もがみんなさわいでる 疲れた人がこの世にいるかぎり いつかは時が来る 地球ひとつが消えてなくなっても 銀河系はやっぱりまわってる 平和、平和と叫んだところで 結局何にもできはしない どうにもならないことならこのへんで 神様に頼るがいいさ 地球がまるごと消えてしまったら 天国はどこに行くんだろうね |
金色野原あなたの声がする かわらぬやさしい声 どんなに離れても もう二度と会えなくても わたしのそばにいる 見守るように 寄りそうように 生きてゆくわたしの 道を照らす あなたの光 わたしの中にいる たくさんの心たち やさしくて意地悪 強くて 淋しがり屋 めぐりめぐる心 きょうは雨にうなだれても 明日はきっと青空 どこまでも 澄んで広がる 金色に輝く 野原にひとり立てば 花も木もわたしも あなたに抱かれている 悲しむことはない 生きること 死んでゆくこと 命は響きあう 時を超えて わたしの胸に あなたの声がする かわらぬやさしい声 大きくなりなさい 豊かになりなさい あなたの声がする | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 寺嶋民哉 | あなたの声がする かわらぬやさしい声 どんなに離れても もう二度と会えなくても わたしのそばにいる 見守るように 寄りそうように 生きてゆくわたしの 道を照らす あなたの光 わたしの中にいる たくさんの心たち やさしくて意地悪 強くて 淋しがり屋 めぐりめぐる心 きょうは雨にうなだれても 明日はきっと青空 どこまでも 澄んで広がる 金色に輝く 野原にひとり立てば 花も木もわたしも あなたに抱かれている 悲しむことはない 生きること 死んでゆくこと 命は響きあう 時を超えて わたしの胸に あなたの声がする かわらぬやさしい声 大きくなりなさい 豊かになりなさい あなたの声がする |
きれいな石の恋人みつめているうち わかったことがある あのひとのタマシイは とてもきれいな石でできてる 目玉は 縞瑪瑙 胃袋は アクアマリン 三半規管は ラピスラズリ 静脈は 紫水晶 からくり仕掛け じょうずに動く 異国の歌も 歌います 目眩のするほど 美しい夕闇の 町角で あのひとは 翡翠の歯を鳴らす カチカチ 「愛してる」と言えば 「カチコチカチ」と答える 「わたしのこと好き?」と聞けば 言葉もなく はがれる雲母 いとしいこころ 石の恋人 抱きしめるとき ぎこちない 彼は何もほしがらない わたしの顔もよく見えない そばにいると 嬉しそう いなくなっても それはそれでいい 石のこころは 孤独なこころ 淋しくはない 孤独なだけ いとしいこころ 石の恋人 けがれを知らぬ 愛も知らぬ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | みつめているうち わかったことがある あのひとのタマシイは とてもきれいな石でできてる 目玉は 縞瑪瑙 胃袋は アクアマリン 三半規管は ラピスラズリ 静脈は 紫水晶 からくり仕掛け じょうずに動く 異国の歌も 歌います 目眩のするほど 美しい夕闇の 町角で あのひとは 翡翠の歯を鳴らす カチカチ 「愛してる」と言えば 「カチコチカチ」と答える 「わたしのこと好き?」と聞けば 言葉もなく はがれる雲母 いとしいこころ 石の恋人 抱きしめるとき ぎこちない 彼は何もほしがらない わたしの顔もよく見えない そばにいると 嬉しそう いなくなっても それはそれでいい 石のこころは 孤独なこころ 淋しくはない 孤独なだけ いとしいこころ 石の恋人 けがれを知らぬ 愛も知らぬ |
今日は雨降り今日は雨降り 静かな朝に あなたの夢をみたの 短い夢を 今日は雨降り 目がさめた時 そばには誰もいない あたしひとり あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら ギターの音に タバコの匂い 何を想っているのかしら 今日は雨降り 誰も来ない 扉に鍵をかけて ひとりでいるわ 今日は雨降り 静かな町に 白い小舟の影が 消えていったわ あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら 誰にも逢わず ひとりの部屋で 何を想っているのかしら あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら 誰にも逢わず ひとりの部屋で 何を想っているのかしら | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 今日は雨降り 静かな朝に あなたの夢をみたの 短い夢を 今日は雨降り 目がさめた時 そばには誰もいない あたしひとり あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら ギターの音に タバコの匂い 何を想っているのかしら 今日は雨降り 誰も来ない 扉に鍵をかけて ひとりでいるわ 今日は雨降り 静かな町に 白い小舟の影が 消えていったわ あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら 誰にも逢わず ひとりの部屋で 何を想っているのかしら あなたの町も 雨かしら あなたもやっぱり ひとりかしら 誰にも逢わず ひとりの部屋で 何を想っているのかしら |
休暇旅行それから 76億年 ふたりの午後は それから 終わることなくつづき 雲は動かず 長い時を過ごした もの言わぬ山脈と がらんと ただ広い空 なにもない 寒い荒れ地 それは 石のテラスでふたり お茶を飲むだけの 長い午後 気の遠くなるような 長い長い午後 あの日 明け方の駅に 見えない汽車がついて 見えない乗客たちが 手招いた 見えない窓 それから 76億年 ふたりの旅は それから 終わることなくつづき この土地についた どこかの駅で 地図をなくした ふたつに折れた コンパスの針 ここには道標がなく なんの目印もない それどころか 道もない 振り返れば 今わたしたちが出てきた駅も どこにも見あたらない はるかな はるかな旅をつづけ 遠く遠くへと 永久(とわ)に終わらない夏休み あなたとわたしの 見上げる彼方 空の高みに 炎と海の 銀河が燃える タマシイだけが 帰ると叫ぶ 炎と海の 銀河の故郷 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | それから 76億年 ふたりの午後は それから 終わることなくつづき 雲は動かず 長い時を過ごした もの言わぬ山脈と がらんと ただ広い空 なにもない 寒い荒れ地 それは 石のテラスでふたり お茶を飲むだけの 長い午後 気の遠くなるような 長い長い午後 あの日 明け方の駅に 見えない汽車がついて 見えない乗客たちが 手招いた 見えない窓 それから 76億年 ふたりの旅は それから 終わることなくつづき この土地についた どこかの駅で 地図をなくした ふたつに折れた コンパスの針 ここには道標がなく なんの目印もない それどころか 道もない 振り返れば 今わたしたちが出てきた駅も どこにも見あたらない はるかな はるかな旅をつづけ 遠く遠くへと 永久(とわ)に終わらない夏休み あなたとわたしの 見上げる彼方 空の高みに 炎と海の 銀河が燃える タマシイだけが 帰ると叫ぶ 炎と海の 銀河の故郷 |
きみのともだちぼくを きみのともだちといって いつも隣に置いてくれた どこへゆくにも ずっとずっと 一緒にいたね あれから いろんな日々を越えて いくつもの季節 通り越して いつのまにか きみは大きくなり 少しずつ ぼくを忘れていった 朝になれば朝陽を浴びて 夜になれば星をみた きみが出逢ったいっぱい きみが育ったいっぱい 知ってるよ きみは いつもがんばっている うつむき顔の今日があっても 明日の朝にはわらってみせる 声を出さずに泣いた夜 静かに流れる心の音 もしも ぼくに力があれば うんとうんと だきしめるのに もしも ぼくが話せるのなら 勇気づけることできたのに 悲しいは痛いとわかった 嬉しいは満ちるとわかった 寂しいと孤独も知った 愛しいと心も きみは いつもがんばっている 楽しいだけが しあわせじゃない 数えきれない夜を越えて きみの しあわせが できあがるんだ もしも ぼくに力があれば うんとうんと だきしめるのに もしも ぼくが話せるのなら 勇気づけることできたのに もしも ぼくに力があれば うんとうんと だきしめるのに もしも ぼくが話せるのなら 勇気づけることできたのに ぼくは ずっとここにいるよ きみの部屋の壁にもたれて ぼくは ずっとここにいるよ きみをずっと見守るよ きみと出逢った 小さな世界で きみと大きな夢をみる くたくたになって まっくろになって きみがぼくを忘れても ぼくは きみのともだち それが ぼくのしあわせ | 谷山浩子 | 持田香織 | 谷山浩子 | | ぼくを きみのともだちといって いつも隣に置いてくれた どこへゆくにも ずっとずっと 一緒にいたね あれから いろんな日々を越えて いくつもの季節 通り越して いつのまにか きみは大きくなり 少しずつ ぼくを忘れていった 朝になれば朝陽を浴びて 夜になれば星をみた きみが出逢ったいっぱい きみが育ったいっぱい 知ってるよ きみは いつもがんばっている うつむき顔の今日があっても 明日の朝にはわらってみせる 声を出さずに泣いた夜 静かに流れる心の音 もしも ぼくに力があれば うんとうんと だきしめるのに もしも ぼくが話せるのなら 勇気づけることできたのに 悲しいは痛いとわかった 嬉しいは満ちるとわかった 寂しいと孤独も知った 愛しいと心も きみは いつもがんばっている 楽しいだけが しあわせじゃない 数えきれない夜を越えて きみの しあわせが できあがるんだ もしも ぼくに力があれば うんとうんと だきしめるのに もしも ぼくが話せるのなら 勇気づけることできたのに もしも ぼくに力があれば うんとうんと だきしめるのに もしも ぼくが話せるのなら 勇気づけることできたのに ぼくは ずっとここにいるよ きみの部屋の壁にもたれて ぼくは ずっとここにいるよ きみをずっと見守るよ きみと出逢った 小さな世界で きみと大きな夢をみる くたくたになって まっくろになって きみがぼくを忘れても ぼくは きみのともだち それが ぼくのしあわせ |
きみの時計がここにあるよ真夜中の置時計 机の上で時を刻む 文字盤の上には 頬杖ついた天使 ふと僕は考える この天使の図案を 描いた誰かが どこかにいる 知らない誰かが どこかにいる 年齢も性別も 名前も何もわからない きみはどんな人なの 今何をしているの どんな顔をしてるの どんな声で笑うの きみの時計がここにあるよ きみの天使がここにいるよ 淋しさは形じゃなく 心が描く影の鳥 蒼ざめた翼で きみを抱きすくめるだろう 世界中の誰とも つながっていないように 思える時が 誰にもある 泣きたい夜が 僕にもある そばにいるわけじゃない 何もしてあげられないけど それでも今きみが もしも淋しいのなら 僕はただ伝えたい 夜空こえて届けたい きみの時計がここにあるよ きみの天使がここにいるよ きみの時計がここにあるよ きみの天使が僕は好きだよ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 真夜中の置時計 机の上で時を刻む 文字盤の上には 頬杖ついた天使 ふと僕は考える この天使の図案を 描いた誰かが どこかにいる 知らない誰かが どこかにいる 年齢も性別も 名前も何もわからない きみはどんな人なの 今何をしているの どんな顔をしてるの どんな声で笑うの きみの時計がここにあるよ きみの天使がここにいるよ 淋しさは形じゃなく 心が描く影の鳥 蒼ざめた翼で きみを抱きすくめるだろう 世界中の誰とも つながっていないように 思える時が 誰にもある 泣きたい夜が 僕にもある そばにいるわけじゃない 何もしてあげられないけど それでも今きみが もしも淋しいのなら 僕はただ伝えたい 夜空こえて届けたい きみの時計がここにあるよ きみの天使がここにいるよ きみの時計がここにあるよ きみの天使が僕は好きだよ |
きみのそばにいる手をつないで歩こうよ 月明かりの道を きみの好きな歌を ふたり歌いながら 手をつないで歩こうよ ともに生きてゆこう これからはぼくがいつも きみのそばにいる ダメなとこを見せても イヤなとこ見せても そんなことできみを きらいにならない ありのままのきみでいい それがぼくの光 ぼくの力 ぼくの涙 ぼくのフルサトさ 泣いてもいい 怒っても バカなことをしても そんなことできみを きらいにならない 手をつないで歩こうよ ともに生きてゆこう これからはぼくがいつも きみのそばにいる きみのそばにいる きみのそばにいる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 小室等 | 手をつないで歩こうよ 月明かりの道を きみの好きな歌を ふたり歌いながら 手をつないで歩こうよ ともに生きてゆこう これからはぼくがいつも きみのそばにいる ダメなとこを見せても イヤなとこ見せても そんなことできみを きらいにならない ありのままのきみでいい それがぼくの光 ぼくの力 ぼくの涙 ぼくのフルサトさ 泣いてもいい 怒っても バカなことをしても そんなことできみを きらいにならない 手をつないで歩こうよ ともに生きてゆこう これからはぼくがいつも きみのそばにいる きみのそばにいる きみのそばにいる |
きみが壊れた信じてる 信じてる 信じてる きみが言う そのたびに きみのからだの 深いところで ガラスの砕ける音がする 信じてる 信じてる 信じてる 二年前 ぼくたちは そんな淋しい言葉があると 知りもせず ただ愛していた 窓を打つ 雨のしずく いつのまにか どしゃ降りの町 きみの目が 雨を見ている 帰りたいよと 空に話してる いつからか いつからか 気づかずに ぼくたちは 住んでいた さかさまの国 言葉にすれば 必ずそれは嘘に変わる 信じてる 信じてる 信じてる つぶやいて 横を向く その横顔に ぼくの愛した 無邪気な少女はもういない ぼくの罪 たった一度の そしてその日から きみが壊れた 愛と名づけた 囲いの中に おびえた目をして きみはうずくまる ぼくが壊した 人形のきみを 捨ててあしたは きっとここを出て行く もう帰れない どんなに夢をみても きみの背中が たずねている ねえ 今でも 愛してる? 愛してる? 愛してる? くりかえす問いかけの 答を今は ぼくも知らない 時という船の行く先も | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 信じてる 信じてる 信じてる きみが言う そのたびに きみのからだの 深いところで ガラスの砕ける音がする 信じてる 信じてる 信じてる 二年前 ぼくたちは そんな淋しい言葉があると 知りもせず ただ愛していた 窓を打つ 雨のしずく いつのまにか どしゃ降りの町 きみの目が 雨を見ている 帰りたいよと 空に話してる いつからか いつからか 気づかずに ぼくたちは 住んでいた さかさまの国 言葉にすれば 必ずそれは嘘に変わる 信じてる 信じてる 信じてる つぶやいて 横を向く その横顔に ぼくの愛した 無邪気な少女はもういない ぼくの罪 たった一度の そしてその日から きみが壊れた 愛と名づけた 囲いの中に おびえた目をして きみはうずくまる ぼくが壊した 人形のきみを 捨ててあしたは きっとここを出て行く もう帰れない どんなに夢をみても きみの背中が たずねている ねえ 今でも 愛してる? 愛してる? 愛してる? くりかえす問いかけの 答を今は ぼくも知らない 時という船の行く先も |
きみがいるから血管 ありがと いつもそばにいてくれて いろんなものを 運んでくれて 内臓 ありがと いつもそばにいてくれて ずっと眠らず 働いてくれて きみがいるから わたし今日も生きてる 無口な優しさに守られて 骨 ありがと いつもそばにいてくれて わたしのすべて 支えてくれて 他のみんなもありがと まとめてでごめん ほんとありがと 言葉じゃ足りない 生まれたときからずっと 一緒にいたね 一緒に遊んで一緒に泣いて 陽射しのきらめく 野原を きみと歩くシアワセ きみがいるから わたし今日も生きてる これからも笑って 生きていくよ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 栗原正己・谷山浩子 | 血管 ありがと いつもそばにいてくれて いろんなものを 運んでくれて 内臓 ありがと いつもそばにいてくれて ずっと眠らず 働いてくれて きみがいるから わたし今日も生きてる 無口な優しさに守られて 骨 ありがと いつもそばにいてくれて わたしのすべて 支えてくれて 他のみんなもありがと まとめてでごめん ほんとありがと 言葉じゃ足りない 生まれたときからずっと 一緒にいたね 一緒に遊んで一緒に泣いて 陽射しのきらめく 野原を きみと歩くシアワセ きみがいるから わたし今日も生きてる これからも笑って 生きていくよ |
きつね嘘つきのきつねがいたよ 絵に描いた宮殿に住んでいた 何もない空間に次々 魔法のように生み出すパラダイス 千の部屋と 千のメイド 何十万冊の本 金のライオン 銀のグリフォン 水晶の竪琴 弾く人魚 展望室には天体望遠鏡 遠くで星が ぶつかり散らばる 見飽きた光景 でもよろしければ ごらんに入れよう まあいつかそのうち 世界中の知識と知恵を 学びつくした僕は 何か少々 厭世的に なってしまっているようだ 言葉を並べ 言葉をあやつり 豊かに深く 愛を語るよ 手品のように 愛が降り注ぎ 煙のように 女をケムに巻く だけど実は 愛がわからない 学問もかじっただけ 天才詐欺師 いかさまマジシャン 心の中はからっぽの この宇宙を お作りになった 神様はきっと どんな屑でも 愛してくださる だけど僕は 屑ですらない 嘘つきのきつねがいたよ 絵に描いた宮殿に住んでいた 時が流れ 今ごろ彼は どこにいるか 何をしてるのか 愉快な声と 素敵な服と まやかしを友として 自分のことを愛せないまま 神様に背を向けたまま きつね きつね 気づかないのか 神様は鏡 きみが笑えば 鏡も笑う きみが憎めば 鏡も ラララ…… | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ | 嘘つきのきつねがいたよ 絵に描いた宮殿に住んでいた 何もない空間に次々 魔法のように生み出すパラダイス 千の部屋と 千のメイド 何十万冊の本 金のライオン 銀のグリフォン 水晶の竪琴 弾く人魚 展望室には天体望遠鏡 遠くで星が ぶつかり散らばる 見飽きた光景 でもよろしければ ごらんに入れよう まあいつかそのうち 世界中の知識と知恵を 学びつくした僕は 何か少々 厭世的に なってしまっているようだ 言葉を並べ 言葉をあやつり 豊かに深く 愛を語るよ 手品のように 愛が降り注ぎ 煙のように 女をケムに巻く だけど実は 愛がわからない 学問もかじっただけ 天才詐欺師 いかさまマジシャン 心の中はからっぽの この宇宙を お作りになった 神様はきっと どんな屑でも 愛してくださる だけど僕は 屑ですらない 嘘つきのきつねがいたよ 絵に描いた宮殿に住んでいた 時が流れ 今ごろ彼は どこにいるか 何をしてるのか 愉快な声と 素敵な服と まやかしを友として 自分のことを愛せないまま 神様に背を向けたまま きつね きつね 気づかないのか 神様は鏡 きみが笑えば 鏡も笑う きみが憎めば 鏡も ラララ…… |
北風南風旅の子供は 風のいたずら 秋の日暮れにどこかへ消える 子供は遊ぶ不思議な国 半ば本当で 半ばは夢 南風吹けば 帰らない 片道切符の行ったきり TU・TU・TU…… 風はいつでも一本道を ひき返せない もどれない 北風が吹けば 帰って来る 旅の子供たち 帰って来る TU・TU・TU…… 北風に乗れば もうすぐに | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | クニ河内 | 旅の子供は 風のいたずら 秋の日暮れにどこかへ消える 子供は遊ぶ不思議な国 半ば本当で 半ばは夢 南風吹けば 帰らない 片道切符の行ったきり TU・TU・TU…… 風はいつでも一本道を ひき返せない もどれない 北風が吹けば 帰って来る 旅の子供たち 帰って来る TU・TU・TU…… 北風に乗れば もうすぐに |
ガラスのラビリンス好きだとささやく声が 少しだけ 冷たいね 感じている だけど信じていようと 何度も心に 言い聞かせていた あなたをのせてる ガラスのメリーゴーラウンド 近づいて また遠ざかる 近づくたびに笑って あなたは手をふる そしてはなれていく わたしは とても淋しいと あなたに 言えない あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから 恋のはじまりは 息もとまるほど 抱きしめて ふるえてたね どうして人の心は かわってしまうの 時はとめられない チャイムが 閉園の合図 扉がしまるよ ひとつまたひとつ 消えていくイルミネーション 音楽も途切れた わたしは とても淋しいと あなたに 言えない あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから 名前を呼んでも 誰も応えない ガラスの迷宮で あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 好きだとささやく声が 少しだけ 冷たいね 感じている だけど信じていようと 何度も心に 言い聞かせていた あなたをのせてる ガラスのメリーゴーラウンド 近づいて また遠ざかる 近づくたびに笑って あなたは手をふる そしてはなれていく わたしは とても淋しいと あなたに 言えない あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから 恋のはじまりは 息もとまるほど 抱きしめて ふるえてたね どうして人の心は かわってしまうの 時はとめられない チャイムが 閉園の合図 扉がしまるよ ひとつまたひとつ 消えていくイルミネーション 音楽も途切れた わたしは とても淋しいと あなたに 言えない あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから 名前を呼んでも 誰も応えない ガラスの迷宮で あなたのいつもの やさしさがすべて かくしてしまうから |
ガラスの天球儀涙の雨が降る 天球儀の中を 走れきみのレインコート どしゃ降りの星雲 大きな傘さして 雨に負けないで あした きみは元気になるよ 部屋中の本を 投げて泣いたあとで 冒険好きの 少年のような きみのあの頃の 瞳がかえってくる 星座が乱れてる! 水瓶がくだけた! ずぶぬれの銀河 走れ もっと遠くへ できるだけ遠くへ 風の彼方へ まっすぐ前をみつめるきみの まなざしを今も 彼は覚えている 夢を守る きみの勇気を 愛していたんだ 世界中の誰よりも ケンタウルス ペルセウス 竜の眼の涙 高く飛べ 白いつばさのペガサス 涙の雨が降る 天球儀の中を 走れきみのレインコート どしゃ降りの星雲 大きな傘さして 雨に負けないで 星座が乱れてる! 水瓶がくだけた! ずぶぬれの銀河 走れ もっと遠くへ できるだけ遠くへ 風の彼方へ | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 崎谷健次郎 | | 涙の雨が降る 天球儀の中を 走れきみのレインコート どしゃ降りの星雲 大きな傘さして 雨に負けないで あした きみは元気になるよ 部屋中の本を 投げて泣いたあとで 冒険好きの 少年のような きみのあの頃の 瞳がかえってくる 星座が乱れてる! 水瓶がくだけた! ずぶぬれの銀河 走れ もっと遠くへ できるだけ遠くへ 風の彼方へ まっすぐ前をみつめるきみの まなざしを今も 彼は覚えている 夢を守る きみの勇気を 愛していたんだ 世界中の誰よりも ケンタウルス ペルセウス 竜の眼の涙 高く飛べ 白いつばさのペガサス 涙の雨が降る 天球儀の中を 走れきみのレインコート どしゃ降りの星雲 大きな傘さして 雨に負けないで 星座が乱れてる! 水瓶がくだけた! ずぶぬれの銀河 走れ もっと遠くへ できるだけ遠くへ 風の彼方へ |
ガラスの巨人きみは見上げていたね 見えない星空を 風吹くビルの陰 夜更けの街 両手を高く上げた 背伸びをしながら でも星は遠すぎて きみは小さい クルマもヒトもいない 静かなアスファルトの ステージ たたずむきみの姿を ライトが照らし出す やがてきみのからだは 大きくひろがる 高層ビルだきみは ガラスの巨人 ほら 歩き出したゆらゆら 空を横切るきみの影 チカチカ赤いランプが とてもきれいだよ 見おろせば街は 星の海のよう ぜんぶぼくのものだって きみははしゃいでいた 楽し気に歩くきみが 突然立ち止まるその時 胸にあいた風穴に 誰かがしのびこむ 忘れてることがある 何か悲しいこと 確かにさっきまでは 覚えていた 悲しみが攻めてくるよ もっと大きくならなければ 悲しみが攻めてくるよ もっとひろがれ ぼくのからだ 悲しみが攻めてくるよ もっと大きくならなければ 悲しみが攻めてくるよ もっとひろがれ ぼくのからだ 悲しみが攻めてくるよ…… 悲しみが攻めてくるよ…… 悲しみが攻めてくるよ…… | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 崎谷健次郎 | | きみは見上げていたね 見えない星空を 風吹くビルの陰 夜更けの街 両手を高く上げた 背伸びをしながら でも星は遠すぎて きみは小さい クルマもヒトもいない 静かなアスファルトの ステージ たたずむきみの姿を ライトが照らし出す やがてきみのからだは 大きくひろがる 高層ビルだきみは ガラスの巨人 ほら 歩き出したゆらゆら 空を横切るきみの影 チカチカ赤いランプが とてもきれいだよ 見おろせば街は 星の海のよう ぜんぶぼくのものだって きみははしゃいでいた 楽し気に歩くきみが 突然立ち止まるその時 胸にあいた風穴に 誰かがしのびこむ 忘れてることがある 何か悲しいこと 確かにさっきまでは 覚えていた 悲しみが攻めてくるよ もっと大きくならなければ 悲しみが攻めてくるよ もっとひろがれ ぼくのからだ 悲しみが攻めてくるよ もっと大きくならなければ 悲しみが攻めてくるよ もっとひろがれ ぼくのからだ 悲しみが攻めてくるよ…… 悲しみが攻めてくるよ…… 悲しみが攻めてくるよ…… |
カントリーガール カントリーガール きみの目の中で 夕焼けがもえる カントリーガール きみのほほえみは 草原のにおいがする にぎやかな都会の景色は 変わる万華鏡 いつでもきみを驚かせる 七色プリズム きみはお古のスカート はじらうように それでも瞳を輝かせて 街を歩いてたね カントリーガール きみの目の中で 夕焼けがもえる カントリーガール きみのほほえみは 草原のにおいがする 好きだよ! とまどいがちのきみの視線が いつも追いかけるのは 長い煙草をキザにくわえた 若い男だった そいつがある日 きみに手渡した 青い封筒 手紙の中に書かれていたのは こんなセリフだったね カントリーガール きみの目の中で 夕焼けがもえる カントリーガール きみのほほえみは 草原のにおいがする 好きだよ! あいつがきみを捨てたのは たった七日目のこと 化粧のうまい おしゃれな娘に さっさとのりかえたのさ きみは鏡にうつった自分の顔にむかって あいつがくれたいつかの言葉を 泣きながらつぶやいてたね カントリーガール きみの目の中で 夕焼けがもえる カントリーガール きみのほほえみは 草原のにおいがする 好きだよ! | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | カントリーガール きみの目の中で 夕焼けがもえる カントリーガール きみのほほえみは 草原のにおいがする にぎやかな都会の景色は 変わる万華鏡 いつでもきみを驚かせる 七色プリズム きみはお古のスカート はじらうように それでも瞳を輝かせて 街を歩いてたね カントリーガール きみの目の中で 夕焼けがもえる カントリーガール きみのほほえみは 草原のにおいがする 好きだよ! とまどいがちのきみの視線が いつも追いかけるのは 長い煙草をキザにくわえた 若い男だった そいつがある日 きみに手渡した 青い封筒 手紙の中に書かれていたのは こんなセリフだったね カントリーガール きみの目の中で 夕焼けがもえる カントリーガール きみのほほえみは 草原のにおいがする 好きだよ! あいつがきみを捨てたのは たった七日目のこと 化粧のうまい おしゃれな娘に さっさとのりかえたのさ きみは鏡にうつった自分の顔にむかって あいつがくれたいつかの言葉を 泣きながらつぶやいてたね カントリーガール きみの目の中で 夕焼けがもえる カントリーガール きみのほほえみは 草原のにおいがする 好きだよ! |
河のほとりに河のほとりに ふたり坐れば さざ波のかすかな 歌がきこえる 黙ってこのまま そばにいてください 悲しい思い出 流してしまうまで ずっと昔から 知っていたような そんな気がする あなたが好きです たくさんの時代が 水のおもてを走りぬけていったのが 見えるような気がします そして今 こんなにちっぽけなあなたとわたしを 河はやっぱり やさしく包んでくれるのです 河のほとりに ふたり坐れば たそがれ風さえ ふとたちどまる 黙ってこのまま そばにいてください あなたの肩に もたれていたいのです はじめからずっと 知っていたような そんな気がする あなたが好きです | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | 河のほとりに ふたり坐れば さざ波のかすかな 歌がきこえる 黙ってこのまま そばにいてください 悲しい思い出 流してしまうまで ずっと昔から 知っていたような そんな気がする あなたが好きです たくさんの時代が 水のおもてを走りぬけていったのが 見えるような気がします そして今 こんなにちっぽけなあなたとわたしを 河はやっぱり やさしく包んでくれるのです 河のほとりに ふたり坐れば たそがれ風さえ ふとたちどまる 黙ってこのまま そばにいてください あなたの肩に もたれていたいのです はじめからずっと 知っていたような そんな気がする あなたが好きです |
KARA-KURI-DOLL~Wendy Dewのありふれた失恋~わたしは夢みるからくりドール 毎時ちょうどに 時計の中から 笑顔で飛びだし くるくるまわるの 小鳥と 子猫と 双子のロバと 朝の8時と 夕方5時に いつも見ている人がいるのよ 熱いまなざし 見つめられると わたしもゆらゆら 胸がときめく 誰も知らない わたしの中に こんなに燃える 心があると cu cura pa cu cura まわるわたし cu cura pa cu cura 世界もまわる 毎朝毎晩 姿を見ても 彼に近づくことさえできない せつない想いで 見つめているだけ 誰か助けて わたしの恋を ある日 真夜中 訪ねてきたの 魔法使いの お助けおばあさん 人間の娘に 変えてあげるよ 二度ともとには 戻れないがね 戻ることなど 望みはしない 彼のところに 行ければいいの cu cura pa cu cura 魔法の杖が cu cura pa cu cura 妖しく光る 彼に近づき 言葉をかけた わたしが誰だかわかりますか?と 彼はうなずき なぜだと叫んだ ほんとにきみを愛してたのに 人間なんて寒気がするよ 君を返して 人形のきみ cu cura pa cu cura 彼が逃げる cu cura pa cu cura 心が割れる cu cura pa cu cura 彼が逃げる cu cura pa cu cura 世界が割れる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | | わたしは夢みるからくりドール 毎時ちょうどに 時計の中から 笑顔で飛びだし くるくるまわるの 小鳥と 子猫と 双子のロバと 朝の8時と 夕方5時に いつも見ている人がいるのよ 熱いまなざし 見つめられると わたしもゆらゆら 胸がときめく 誰も知らない わたしの中に こんなに燃える 心があると cu cura pa cu cura まわるわたし cu cura pa cu cura 世界もまわる 毎朝毎晩 姿を見ても 彼に近づくことさえできない せつない想いで 見つめているだけ 誰か助けて わたしの恋を ある日 真夜中 訪ねてきたの 魔法使いの お助けおばあさん 人間の娘に 変えてあげるよ 二度ともとには 戻れないがね 戻ることなど 望みはしない 彼のところに 行ければいいの cu cura pa cu cura 魔法の杖が cu cura pa cu cura 妖しく光る 彼に近づき 言葉をかけた わたしが誰だかわかりますか?と 彼はうなずき なぜだと叫んだ ほんとにきみを愛してたのに 人間なんて寒気がするよ 君を返して 人形のきみ cu cura pa cu cura 彼が逃げる cu cura pa cu cura 心が割れる cu cura pa cu cura 彼が逃げる cu cura pa cu cura 世界が割れる |
神様日暮れの雨に濡れている わたしをわたしがみつめてる どこから来たの どこへ行くの その先どこへ帰るの わたしは浮かぶ道の上 地面にとどかないつま先 誰かがみてる夢の中で 自由に遊ぶ夢をみる 声が聞こえる 誰か呼んでいる 鳥も友だちも みんなもう帰ったよ あなたをそばに感じると わたしの体は満ちてくる 重さや温度 色や匂い なくしかけてた何もかも あなたの糸は途切れない ひとりになっても 遠くても わたしが小さく固くなり 重さや色が薄れても 声が聞こえる 誰か呼んでいる とても懐かしい その声は途切れない 自分の影と遊んでる わたしをわたしがみつめてる どこから来たの どこへ行くの 最後はどこへ帰るの わたしを見てるそのわたしを 誰かが黙ってみつめてる ほんとの名前知らないけど たとえばそれは神様 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | 日暮れの雨に濡れている わたしをわたしがみつめてる どこから来たの どこへ行くの その先どこへ帰るの わたしは浮かぶ道の上 地面にとどかないつま先 誰かがみてる夢の中で 自由に遊ぶ夢をみる 声が聞こえる 誰か呼んでいる 鳥も友だちも みんなもう帰ったよ あなたをそばに感じると わたしの体は満ちてくる 重さや温度 色や匂い なくしかけてた何もかも あなたの糸は途切れない ひとりになっても 遠くても わたしが小さく固くなり 重さや色が薄れても 声が聞こえる 誰か呼んでいる とても懐かしい その声は途切れない 自分の影と遊んでる わたしをわたしがみつめてる どこから来たの どこへ行くの 最後はどこへ帰るの わたしを見てるそのわたしを 誰かが黙ってみつめてる ほんとの名前知らないけど たとえばそれは神様 |
片恋の唄どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと つぶやきながら 雨が落ちてくる どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと この世界には そんなため息がある 壁に恋した娘のように 壁をみつめて一日すごす 壁に心がもしもあるなら 壁よわたしを抱きしめて そんなことを言っても壁は壁 何も聞かない 何も見ない それでもなお あなたを愛してる わたしを見ないあなただけを どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと つぶやきながら 夜がざわめく どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと 誰よりいちばん わたしがわかってる 茶碗に恋した男のように 茶碗に想いを語りかける 茶碗が時々あいづちをうつ ように思えて胸が震える 胸が震えてるのはわたしだけ 想いはただ 虚しく跳ね返る それでもなお あなたを愛してる わたしを見ないあなただけを どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと つぶやきながら あなたを愛してる どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと つぶやきながら あなたを愛してる | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと つぶやきながら 雨が落ちてくる どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと この世界には そんなため息がある 壁に恋した娘のように 壁をみつめて一日すごす 壁に心がもしもあるなら 壁よわたしを抱きしめて そんなことを言っても壁は壁 何も聞かない 何も見ない それでもなお あなたを愛してる わたしを見ないあなただけを どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと つぶやきながら 夜がざわめく どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと 誰よりいちばん わたしがわかってる 茶碗に恋した男のように 茶碗に想いを語りかける 茶碗が時々あいづちをうつ ように思えて胸が震える 胸が震えてるのはわたしだけ 想いはただ 虚しく跳ね返る それでもなお あなたを愛してる わたしを見ないあなただけを どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと つぶやきながら あなたを愛してる どうしようもないことは どうしようもないことは どうしようもないと つぶやきながら あなたを愛してる |
仇わたしの父の仇 恋人 物腰おだやかで美しい 見上げるほどに身分の高い 光る車に乗って 今夜も来る わたしに会いに 残骸だけのこの家に 口もきかず ただうつむくだけの わたしに会いに来る わたしの父の仇 恋人 夜更けに巨大な家を建てる 夜明けに湖を折り畳む 暗い闇の窓から いつものように「愛している」と 伝えるだけで帰っていく 猫目石の夜 戸口に残る翡翠の首飾り わたしの父の仇 恋人 つぶやく ドアの向こうで母が つぶやく 病の床で母が やがて声は薄れる 口に出せない 殺したいほど 死にたいほど 愛している あなたの愛するわたしを あなたの前で壊したい わたしの父の仇 恋人 わたしの母の仇 恋人 わたしの家の仇 恋人 わたしの国の仇 恋人 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 谷山浩子 | 石井AQ・谷山浩子 | わたしの父の仇 恋人 物腰おだやかで美しい 見上げるほどに身分の高い 光る車に乗って 今夜も来る わたしに会いに 残骸だけのこの家に 口もきかず ただうつむくだけの わたしに会いに来る わたしの父の仇 恋人 夜更けに巨大な家を建てる 夜明けに湖を折り畳む 暗い闇の窓から いつものように「愛している」と 伝えるだけで帰っていく 猫目石の夜 戸口に残る翡翠の首飾り わたしの父の仇 恋人 つぶやく ドアの向こうで母が つぶやく 病の床で母が やがて声は薄れる 口に出せない 殺したいほど 死にたいほど 愛している あなたの愛するわたしを あなたの前で壊したい わたしの父の仇 恋人 わたしの母の仇 恋人 わたしの家の仇 恋人 わたしの国の仇 恋人 |
家族の風景あなたがいる やわらかな光みちる家 あなたがいる 何気ない毎日の中に あふれる緑と きれいな水 そして あなたがいる それだけで 幸せになれる そばにいるよ 風の日も 心まよう日も そばにいるよ 寄りそえば ここはあたたかい あなたの笑顔が わたしの宝物 こんなおだやかな日々が わたしの喜び ともに生きてゆく あしたを守りたい あなたと そしてすべての いのちのために | 谷山浩子 | 谷山浩子 | アイルランド民謡 | 関島岳郎 | あなたがいる やわらかな光みちる家 あなたがいる 何気ない毎日の中に あふれる緑と きれいな水 そして あなたがいる それだけで 幸せになれる そばにいるよ 風の日も 心まよう日も そばにいるよ 寄りそえば ここはあたたかい あなたの笑顔が わたしの宝物 こんなおだやかな日々が わたしの喜び ともに生きてゆく あしたを守りたい あなたと そしてすべての いのちのために |
数え唄ひとつの秘密を埋めんとして ふたつの踏み分け道をたどり みっつの水辺を彷徨い歩く よっつの宵待ち草咲く夜 いつつの泉に沈められた むっつの昔ばなしを聞かん ななつの涙乾かぬままに やっつの刃(やいば)を抱(いだ)きながら ここのつの孤独の満ちる心 | 谷山浩子 | 宮崎吾朗 | 谷山浩子 | | ひとつの秘密を埋めんとして ふたつの踏み分け道をたどり みっつの水辺を彷徨い歩く よっつの宵待ち草咲く夜 いつつの泉に沈められた むっつの昔ばなしを聞かん ななつの涙乾かぬままに やっつの刃(やいば)を抱(いだ)きながら ここのつの孤独の満ちる心 |