気まぐれブルースあなたを愛した 愛したからには 死ぬまで変らぬ 誓って欲しい 女ごころを 知りながら 嘘と真実は 気まぐれなのさ うそぶきながらも 火をつける ああ ああ わるい人 お前を好きでも どうにもならない 生まれた時から こうしてきたと 女ごころを 知りながら 明日のことなど わかりはしない うそぶきながらも 抱きよせる ああ ああ わるい人 冷たくされると なおさら燃えるわ せめて嘘でも 信じていたい 女ごころを 知りながら 逢った運命が 気まぐれなのさ うそぶきながらも 惹きよせる ああ ああ わるい人 | 青江三奈 | 川内康範 | 曽根幸明 | | あなたを愛した 愛したからには 死ぬまで変らぬ 誓って欲しい 女ごころを 知りながら 嘘と真実は 気まぐれなのさ うそぶきながらも 火をつける ああ ああ わるい人 お前を好きでも どうにもならない 生まれた時から こうしてきたと 女ごころを 知りながら 明日のことなど わかりはしない うそぶきながらも 抱きよせる ああ ああ わるい人 冷たくされると なおさら燃えるわ せめて嘘でも 信じていたい 女ごころを 知りながら 逢った運命が 気まぐれなのさ うそぶきながらも 惹きよせる ああ ああ わるい人 |
あなたに泣いたあなたに泣いた 愛して泣いた こころの底から しみじみ泣いた 辛い運命の 重たさに あきらめて ああ… ああ… あなたに泣いた あなたに泣いた 逢えずに泣いた 信じることさえ 出来ずに泣いた 味気ないけど こぼれ酒 飲みながら ああ… ああ… あなたに泣いた あなたに泣いた 別れて泣いた まぎれはしない ひとりに泣いた 派手なネオンの 冷たさに 負けたから ああ… ああ… あなたに泣いた | 青江三奈 | 滝口暉子 | 宮川としを | | あなたに泣いた 愛して泣いた こころの底から しみじみ泣いた 辛い運命の 重たさに あきらめて ああ… ああ… あなたに泣いた あなたに泣いた 逢えずに泣いた 信じることさえ 出来ずに泣いた 味気ないけど こぼれ酒 飲みながら ああ… ああ… あなたに泣いた あなたに泣いた 別れて泣いた まぎれはしない ひとりに泣いた 派手なネオンの 冷たさに 負けたから ああ… ああ… あなたに泣いた |
札幌ブルースすすきの町に 灯がともる ほのかな明るい 灯がともる 昨日おとして 今日またひろう 恋のかけらを 散りばめながら ああ わたしの札幌 あなたの札幌 夢呼ぶ街よ アカシア並木は 雪化粧 北斗の星さえ 花の顔 けれどもあの娘は こころを粧う 熱い血潮で 夜明けを招く ああ わたしの札幌 あなたの札幌 夢呼ぶ街よ 鐘が鳴ります 時計台 月はまだかよ 藻岩山 風がより添い 羊が丘へ 恋の夕笛 さやかにわたる ああ わたしの札幌 あなたの札幌 夢呼ぶ街よ | 青江三奈 | 川内康範 | 曽根幸明 | | すすきの町に 灯がともる ほのかな明るい 灯がともる 昨日おとして 今日またひろう 恋のかけらを 散りばめながら ああ わたしの札幌 あなたの札幌 夢呼ぶ街よ アカシア並木は 雪化粧 北斗の星さえ 花の顔 けれどもあの娘は こころを粧う 熱い血潮で 夜明けを招く ああ わたしの札幌 あなたの札幌 夢呼ぶ街よ 鐘が鳴ります 時計台 月はまだかよ 藻岩山 風がより添い 羊が丘へ 恋の夕笛 さやかにわたる ああ わたしの札幌 あなたの札幌 夢呼ぶ街よ |
長崎ブルース逢えば別れが こんなにつらい 逢わなきゃ 夜がやるせない どうすりゃいいのさ 思案橋 丸山せつない 恋灯り ああ せつない長崎ブルースよ 泣いてすがれば 好きだと抱いて とかせた帯ひも 南蛮屏風 ガラスの絵にさえ 紅がつく 男と女の 恋ごころ ああ 女の長崎ブルースよ 石のたたみを 歩いたときも 二つの肩が はなれない ザボンのかおりの うす月夜 死んでも忘れぬ 恋すがた ああ 忘れぬ長崎ブルースよ | 青江三奈 | 吉川静夫 | 渡久地政信 | | 逢えば別れが こんなにつらい 逢わなきゃ 夜がやるせない どうすりゃいいのさ 思案橋 丸山せつない 恋灯り ああ せつない長崎ブルースよ 泣いてすがれば 好きだと抱いて とかせた帯ひも 南蛮屏風 ガラスの絵にさえ 紅がつく 男と女の 恋ごころ ああ 女の長崎ブルースよ 石のたたみを 歩いたときも 二つの肩が はなれない ザボンのかおりの うす月夜 死んでも忘れぬ 恋すがた ああ 忘れぬ長崎ブルースよ |
恋命一人で生きても命はいのち 二人で生きても命はいのち だから 賭けてるあなた一人に つまずき つまずきやっとのことに つかんだほんとの恋だから どこで死んでも命はいのち どこで生きても命はいのち 会うも さだめよ別れもさだめ この世の きまりをのりこえて たがいに あずけた恋命 なんに散らそうと命はいのち なんに咲こうと命はいのち だから 悔いなく二人で燃えて いのち ひとつに溶けあって あなたと 揚げる恋花火 | 青江三奈 | 川内康範 | 川内康範 | | 一人で生きても命はいのち 二人で生きても命はいのち だから 賭けてるあなた一人に つまずき つまずきやっとのことに つかんだほんとの恋だから どこで死んでも命はいのち どこで生きても命はいのち 会うも さだめよ別れもさだめ この世の きまりをのりこえて たがいに あずけた恋命 なんに散らそうと命はいのち なんに咲こうと命はいのち だから 悔いなく二人で燃えて いのち ひとつに溶けあって あなたと 揚げる恋花火 |
中洲・那珂川・涙町玄海灘の風にちぎった 恋の行方を 知りたくて 忘れものでも 探すような 心細さで来たけれど 男が中州と言う街で 女は中州と意地を張る 逢えないひとの噂ばなしを 訪ね歩いた涙街 「忘れんしゃい…」「忘れんしゃい…」 中州那珂川 風が吹く 飾り山笠人の波間に 捨てて流した 恋ごころ おまえの気持ち 無駄使いした 詫びる想いを 伝えたい 男が中州と言う街で 女は中州と意地を張る 夢にはぐれて痩せていないか うしろ髪ひく涙街 「忘れんしゃい…」「忘れんしゃい…」 中州那珂川 風が吹く 男が中州と言う街で 女は中州と意地を張る 逢えないひとの名前を呼べば面影ゆれる涙街 「忘れんしゃい…」「忘れんしゃい…」 中州那珂川 風が吹く | 青江三奈 | 小野正則 | 小野正則 | | 玄海灘の風にちぎった 恋の行方を 知りたくて 忘れものでも 探すような 心細さで来たけれど 男が中州と言う街で 女は中州と意地を張る 逢えないひとの噂ばなしを 訪ね歩いた涙街 「忘れんしゃい…」「忘れんしゃい…」 中州那珂川 風が吹く 飾り山笠人の波間に 捨てて流した 恋ごころ おまえの気持ち 無駄使いした 詫びる想いを 伝えたい 男が中州と言う街で 女は中州と意地を張る 夢にはぐれて痩せていないか うしろ髪ひく涙街 「忘れんしゃい…」「忘れんしゃい…」 中州那珂川 風が吹く 男が中州と言う街で 女は中州と意地を張る 逢えないひとの名前を呼べば面影ゆれる涙街 「忘れんしゃい…」「忘れんしゃい…」 中州那珂川 風が吹く |
盛岡ブルース青い灯が揺れる 盛岡の夜に 君と出逢った 中の橋 今夜の二人 素敵だわ ロマンチックです ああ 思い出の 大通り 風の冷たい 北国の夜は 初めての恋でした やさしいひと 貴方と 私の めぐり逢い 一緒に いたい ああ 忘られぬ 盛岡のひと 今日も 夜が来る 盛岡の街に サヨナラも言わずに 旅に立つ 灯影に咲いた 面影が 優しく のこる ああ 盛岡ブルースよ | 青江三奈 | つのかけ芳克 | つのかけ芳克 | | 青い灯が揺れる 盛岡の夜に 君と出逢った 中の橋 今夜の二人 素敵だわ ロマンチックです ああ 思い出の 大通り 風の冷たい 北国の夜は 初めての恋でした やさしいひと 貴方と 私の めぐり逢い 一緒に いたい ああ 忘られぬ 盛岡のひと 今日も 夜が来る 盛岡の街に サヨナラも言わずに 旅に立つ 灯影に咲いた 面影が 優しく のこる ああ 盛岡ブルースよ |
ベイブリッジ・ブルースまじめな男は たいくつで プレイボーイは 鼻につく どこにいるのか好みのタイプ ハッピーエンドは 霧の中 あなたに自信が あるならば 渡っておいでよ ベイブリッジ 恋のかけ橋 ベイブリッジブルース 若い坊やは 気がきかず 中年紳士は 口ばかり 結婚しない 女といわれ 幸せいくつも 棄ててきた そんな私で よかったら 渡っておいでよ ベイブリッジ 恋のかけ橋 ベイブリッジブルース やんちゃな男は ぶきっちょで やさしい男は 嘘をつく 恋はまぼろし 分かっていても おもしろ半分 くり返す 月夜の晩に おしゃれして 渡っておいでよ ベイブリッジ 恋のかけ橋 ベイブリッジブルース | 青江三奈 | ジェームス三木 | 吉田正 | | まじめな男は たいくつで プレイボーイは 鼻につく どこにいるのか好みのタイプ ハッピーエンドは 霧の中 あなたに自信が あるならば 渡っておいでよ ベイブリッジ 恋のかけ橋 ベイブリッジブルース 若い坊やは 気がきかず 中年紳士は 口ばかり 結婚しない 女といわれ 幸せいくつも 棄ててきた そんな私で よかったら 渡っておいでよ ベイブリッジ 恋のかけ橋 ベイブリッジブルース やんちゃな男は ぶきっちょで やさしい男は 嘘をつく 恋はまぼろし 分かっていても おもしろ半分 くり返す 月夜の晩に おしゃれして 渡っておいでよ ベイブリッジ 恋のかけ橋 ベイブリッジブルース |
国際線待合室青いランプの誘導路 なぜか今夜は身にしみる 逢えばつらいと逢えばつらいと 知りながら ひとり来ました逢いたくて ああ 涙の空港待合室 別れ涙に泣くひとも 嬉し涙に泣くひとも つきぬ想いはつきぬ想いは さまざまに ゲートを越せばよその国 ああ 夜霧の空港待合室 別れ言葉のその先は 遥かに遠い滑走路(ラン・ウェイ) 長い別れの長い別れの 尾を引いて 異国の空に消えた人 ああ 大阪空港待合室 | 青江三奈 | 千坊さかえ | 花礼二 | | 青いランプの誘導路 なぜか今夜は身にしみる 逢えばつらいと逢えばつらいと 知りながら ひとり来ました逢いたくて ああ 涙の空港待合室 別れ涙に泣くひとも 嬉し涙に泣くひとも つきぬ想いはつきぬ想いは さまざまに ゲートを越せばよその国 ああ 夜霧の空港待合室 別れ言葉のその先は 遥かに遠い滑走路(ラン・ウェイ) 長い別れの長い別れの 尾を引いて 異国の空に消えた人 ああ 大阪空港待合室 |
恍惚のブルース女の命は 恋だから 恋におぼれて流されて 死ぬほどたのしい夢をみた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのびよる 恍惚のブルースよ あたしをこんなにしたあなた ブルーシルクの雨が降り こころがしっとり濡れていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのびなく 恍惚のブルースよ あなたがこんなにしたわたし ブルーパールの霧が降り わたしは貝になっていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またすすり泣く 恍惚のブルースよ | 青江三奈 | 川内康範 | 浜口庫之助 | | 女の命は 恋だから 恋におぼれて流されて 死ぬほどたのしい夢をみた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのびよる 恍惚のブルースよ あたしをこんなにしたあなた ブルーシルクの雨が降り こころがしっとり濡れていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またしのびなく 恍惚のブルースよ あなたがこんなにしたわたし ブルーパールの霧が降り わたしは貝になっていた あとはおぼろ あとはおぼろ ああ 今宵またすすり泣く 恍惚のブルースよ |
木屋町の女京都なみだ色 あなた失くした町 蒼い日暮れが来て 想い出が消える 恋を奪った 白い羽織の 木屋町の女 ああ あなたが逃げてゆく 石だたみ 京都大文字 愛を重ねた夜 夜空こがした火も いつか消えていた 思いがけない 別れの朝に 答えがなくって ああ あなたを追いかけた 石だたみ 京都たそがれに 人の噂きいて 地図をたよりに来た あなたが住む町 憎む心と 背中合わせの 愛に生きたけど ああ あなたが忘られぬ石だたみ | 青江三奈 | 千坊さかえ | 花礼二 | | 京都なみだ色 あなた失くした町 蒼い日暮れが来て 想い出が消える 恋を奪った 白い羽織の 木屋町の女 ああ あなたが逃げてゆく 石だたみ 京都大文字 愛を重ねた夜 夜空こがした火も いつか消えていた 思いがけない 別れの朝に 答えがなくって ああ あなたを追いかけた 石だたみ 京都たそがれに 人の噂きいて 地図をたよりに来た あなたが住む町 憎む心と 背中合わせの 愛に生きたけど ああ あなたが忘られぬ石だたみ |
大阪ブルースあんな男と 言いながら あんな男が 忘られぬ ネオンのにじむ窓 夜ふけて雨がふる あなた寒いわ 抱きしめて あーあああ 夢に泣く 大阪ブルース いっそひとりが 気楽さと 笑う目もとが なぜ翳る 淋しさまぎらせる お酒は涙割り あなたつらいわ 酔わせてよ あーあああ 流れゆく 大阪ブルース 肩にしぐれが 似合うよな よわい女に 誰がした も一度あたためて あなたのその胸に ふたり生きたい この街で あーあああ 春はいつ 大阪ブルース | 青江三奈 | 水木かおる | 鈴木邦彦 | | あんな男と 言いながら あんな男が 忘られぬ ネオンのにじむ窓 夜ふけて雨がふる あなた寒いわ 抱きしめて あーあああ 夢に泣く 大阪ブルース いっそひとりが 気楽さと 笑う目もとが なぜ翳る 淋しさまぎらせる お酒は涙割り あなたつらいわ 酔わせてよ あーあああ 流れゆく 大阪ブルース 肩にしぐれが 似合うよな よわい女に 誰がした も一度あたためて あなたのその胸に ふたり生きたい この街で あーあああ 春はいつ 大阪ブルース |
女とお酒のぶるーすお酒に逃げなきゃ 耐(た)えられないほど 辛(つら)かったのよ あの時は 酔って溺れて この世の中の 裏と表を 知りました 寂しいこころを ささえて欲しくて あの夜すべて 許したの 嘘で繕(つくろ)う おとこの狡猾(ずるさ) 百も承知で いたのです 飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ おんなの倖せ 何かと聞いたら 愛することと 答えるわ 儘(まま)にならない 憂き世だけれど 人のまごころ 信じます 飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ 女とお酒の ぶるーすよ | 青江三奈 | 仁井谷俊也 | 宮下健治 | | お酒に逃げなきゃ 耐(た)えられないほど 辛(つら)かったのよ あの時は 酔って溺れて この世の中の 裏と表を 知りました 寂しいこころを ささえて欲しくて あの夜すべて 許したの 嘘で繕(つくろ)う おとこの狡猾(ずるさ) 百も承知で いたのです 飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ おんなの倖せ 何かと聞いたら 愛することと 答えるわ 儘(まま)にならない 憂き世だけれど 人のまごころ 信じます 飲んで呑まれて 呑まれて飲んで 酒(あなた)とふたりで 生きる人生(みち) なぐさめられては また泣かされる 女とお酒の ぶるーすよ 女とお酒の ぶるーすよ |
日本列島・みなと町港 みなと町 ながれて着いた 胸に霧笛が 咽(むせ)ぶ町 あなたの後追い 泣き泣き着きました 夜の釧路は 夜の釧路は 恋港 港 みなと町 いのちを賭けた 佐渡の女が 生きる町 おとこを信じて 明日(あした)に賭けました 夜の新潟 夜の新潟 恋港 港 みなと町 わかれて聞いた 他人ばかりの 噂町 晴海のどこかで だれかに聞きました 夜の東京 夜の東京 恋港 港 みなと町 船の灯ゆれた 熱い慕情(なさけ)に 濡れる町 逢われて抱かれて あなたに揺(ゆ)れました 夜の沖縄 夜の沖縄 恋港 | 青江三奈 | 吉川静夫 | 渡久地政信 | | 港 みなと町 ながれて着いた 胸に霧笛が 咽(むせ)ぶ町 あなたの後追い 泣き泣き着きました 夜の釧路は 夜の釧路は 恋港 港 みなと町 いのちを賭けた 佐渡の女が 生きる町 おとこを信じて 明日(あした)に賭けました 夜の新潟 夜の新潟 恋港 港 みなと町 わかれて聞いた 他人ばかりの 噂町 晴海のどこかで だれかに聞きました 夜の東京 夜の東京 恋港 港 みなと町 船の灯ゆれた 熱い慕情(なさけ)に 濡れる町 逢われて抱かれて あなたに揺(ゆ)れました 夜の沖縄 夜の沖縄 恋港 |
ふられぐせくれと言うなら 命もあげる 思いこんでた ひとなのに 恋と命は 引き替えじゃない なんで笑って 別れができる 女の飲む酒は 女の飲む酒は 泪と愚痴(ぐち)の味 悪い男と 承知のうえで 惚れた私も 馬鹿だけど 裏にあなたの 名前をほって してた指輪が ゆがんでぬけぬ 女の口紅は 女の口紅は 真っ赤な傷の色 消えてくれれば あきらめられる 死んでくれれば 断ち切れる 口じゃ強がる 本音じゃ辛い 憎い憎いは 未練なしるし 女の見る夢は 女の見る夢は こわれたシャボン玉 | 青江三奈 | 千家和也 | 千葉毅 | | くれと言うなら 命もあげる 思いこんでた ひとなのに 恋と命は 引き替えじゃない なんで笑って 別れができる 女の飲む酒は 女の飲む酒は 泪と愚痴(ぐち)の味 悪い男と 承知のうえで 惚れた私も 馬鹿だけど 裏にあなたの 名前をほって してた指輪が ゆがんでぬけぬ 女の口紅は 女の口紅は 真っ赤な傷の色 消えてくれれば あきらめられる 死んでくれれば 断ち切れる 口じゃ強がる 本音じゃ辛い 憎い憎いは 未練なしるし 女の見る夢は 女の見る夢は こわれたシャボン玉 |
酒場人形お伽噺(とぎばなし)を まともに受けて 酒場人形が 夢を見た あなたの書いた 筋書どおり 泣かされたのは ああ ああ 私ひとり 無理にはずした 指環のあとが もえた名残の 恋の傷 雨と一緒に 泣き泣き帰る 捨てられたのは ああ ああ 私ひとり 別れ言葉を 背中にきいて 涙見せずに さようなら どうせ 酒場の恋物語 騙されたのは ああ ああ 私ひとり | 青江三奈 | 山口洋子 | 猪俣公章 | | お伽噺(とぎばなし)を まともに受けて 酒場人形が 夢を見た あなたの書いた 筋書どおり 泣かされたのは ああ ああ 私ひとり 無理にはずした 指環のあとが もえた名残の 恋の傷 雨と一緒に 泣き泣き帰る 捨てられたのは ああ ああ 私ひとり 別れ言葉を 背中にきいて 涙見せずに さようなら どうせ 酒場の恋物語 騙されたのは ああ ああ 私ひとり |
私のスター涙のなか幕が下りる さよなら恋人 舞台の影で 貴方を見るのも これが最後 昨日までは私の情人(ひと) 気ままにくらした 流行(はやり)の歌を口ずさむように すてられても 今夜の夜汽車で 貴方は旅立つ 私もあの部屋を出て 人目につかずにくらすわ 夜汽車の窓をへだてて見た 貴方はスター 今は何も云いたくない 貴方については こころの片隅の 白いページと 破れた恋 踊りつかれて壁にもたれ ひとり飲むお酒 陽気な男達の誘い声が 淋(さみ)しすぎる 貴方の噂が 写真に出てたわ 幸せつかめそうだと つめたい言葉を読んだわ 夜汽車の窓をへだてて見た 貴方はスター 夜汽車の窓をへだてて見た 私のスター | 青江三奈 | 橋本淳 | 都倉俊一 | | 涙のなか幕が下りる さよなら恋人 舞台の影で 貴方を見るのも これが最後 昨日までは私の情人(ひと) 気ままにくらした 流行(はやり)の歌を口ずさむように すてられても 今夜の夜汽車で 貴方は旅立つ 私もあの部屋を出て 人目につかずにくらすわ 夜汽車の窓をへだてて見た 貴方はスター 今は何も云いたくない 貴方については こころの片隅の 白いページと 破れた恋 踊りつかれて壁にもたれ ひとり飲むお酒 陽気な男達の誘い声が 淋(さみ)しすぎる 貴方の噂が 写真に出てたわ 幸せつかめそうだと つめたい言葉を読んだわ 夜汽車の窓をへだてて見た 貴方はスター 夜汽車の窓をへだてて見た 私のスター |
野母崎の夜すがる私の 両手をほどき 止めても行くのね 涙をくれて やっと開いた 恋の花 せめて散らして 欲しいのに ひとり泣いている ひとり泣いている ああ 野母崎 野母崎 野母崎の夜 街のはずれの 小さな部屋で 二人で暮らす 夢みた私 どこか都会に行くという そんな貴方に恋をして すすり泣いている すすり泣いている ああ 野母崎 野母崎 野母崎の夜 二年待ちます 心にきめた 貴方はきっと 帰ってくるわ 恋の哀しい 抜け殻を そっと私は抱きしめて 今日も泣いている 今日も泣いている ああ 野母崎 野母崎 野母崎の夜 | 青江三奈 | 馬津川まさを・山田孝雄 | 中山治美・柴田博 | | すがる私の 両手をほどき 止めても行くのね 涙をくれて やっと開いた 恋の花 せめて散らして 欲しいのに ひとり泣いている ひとり泣いている ああ 野母崎 野母崎 野母崎の夜 街のはずれの 小さな部屋で 二人で暮らす 夢みた私 どこか都会に行くという そんな貴方に恋をして すすり泣いている すすり泣いている ああ 野母崎 野母崎 野母崎の夜 二年待ちます 心にきめた 貴方はきっと 帰ってくるわ 恋の哀しい 抜け殻を そっと私は抱きしめて 今日も泣いている 今日も泣いている ああ 野母崎 野母崎 野母崎の夜 |
三人の女淋しい女が口紅(ルージュ)を消してはかいた 夜の中州の しのび雨 女の心を 迷わせて 所詮 お別れね ああ男はもうこない そのとき限りなのね 鏡にみえぬ傷かくす 博多の女 涙なんか 見せないわ おぼえててね きれいな顔を 部屋の鍵は 置いて行って 愛を閉ざす わたしのため 胸をたたきいまは あなたとり戻したい ああ東京の女 いのちまでもと 賭けたけど 遊びじゃないわ この恋は ああすすき野に ネオンが一つ 肩で泣いてる うしろ影 札幌の女 | 青江三奈 | 山口あかり | 井上かつお | | 淋しい女が口紅(ルージュ)を消してはかいた 夜の中州の しのび雨 女の心を 迷わせて 所詮 お別れね ああ男はもうこない そのとき限りなのね 鏡にみえぬ傷かくす 博多の女 涙なんか 見せないわ おぼえててね きれいな顔を 部屋の鍵は 置いて行って 愛を閉ざす わたしのため 胸をたたきいまは あなたとり戻したい ああ東京の女 いのちまでもと 賭けたけど 遊びじゃないわ この恋は ああすすき野に ネオンが一つ 肩で泣いてる うしろ影 札幌の女 |
長崎未練恋がもたらした 女のこころ 涙ながしていつまでも あなたにすがる つらい運命に またひき裂かれ あしたの別れは 死ぬよりくるしい 夜の長崎ブルースよ 長崎 長崎 おもい切り橋銅座町 旅がもたらした 男の情け 知っていながら忘られぬ 私が憎い 夢もおぼろな 和蘭陀(オランダ)ランプ 坂みち抜ければ 三味線小路 夜の長崎ブルースよ 長崎 長崎 渚通りの出島町 夜がもたらした 二人の噂 いつも女は泣かされる 未練にまけて あまい匂いの 丸山あたり 消しても消えない 想い出ばかり 夜の長崎ブルースよ 長崎 長崎 花がこぼれる石だたみ | 青江三奈 | 吉川静夫 | 渡久地政信 | | 恋がもたらした 女のこころ 涙ながしていつまでも あなたにすがる つらい運命に またひき裂かれ あしたの別れは 死ぬよりくるしい 夜の長崎ブルースよ 長崎 長崎 おもい切り橋銅座町 旅がもたらした 男の情け 知っていながら忘られぬ 私が憎い 夢もおぼろな 和蘭陀(オランダ)ランプ 坂みち抜ければ 三味線小路 夜の長崎ブルースよ 長崎 長崎 渚通りの出島町 夜がもたらした 二人の噂 いつも女は泣かされる 未練にまけて あまい匂いの 丸山あたり 消しても消えない 想い出ばかり 夜の長崎ブルースよ 長崎 長崎 花がこぼれる石だたみ |
大田ブルース別離(わかれ)のことばも 云えないままに 二人をひきさく 大田発〇時五〇分 逢えるその日は 来るだろか 堪(こら)えきれずに 泣けてくる あ…離しちゃいけない 倖せなのに わたしを残して 振り切るように 無情な汽笛よ 大田発〇時五〇分 誰を憎めば 気が晴れる 永遠(とわ)を誓った わたし達 あ…二人の縁(えにし)は 儚(はかな)い運命(さだめ) つないだ手と手を 離せとばかり 夜汽車は出て行く 大田発〇時五〇分 夢を抱きしめ 耐えながら 祈りつづけて 待っている あ…二人の倖せ 涙で遠い | 青江三奈 | 崔致守・訳詞:三佳令二 | 金富海 | | 別離(わかれ)のことばも 云えないままに 二人をひきさく 大田発〇時五〇分 逢えるその日は 来るだろか 堪(こら)えきれずに 泣けてくる あ…離しちゃいけない 倖せなのに わたしを残して 振り切るように 無情な汽笛よ 大田発〇時五〇分 誰を憎めば 気が晴れる 永遠(とわ)を誓った わたし達 あ…二人の縁(えにし)は 儚(はかな)い運命(さだめ) つないだ手と手を 離せとばかり 夜汽車は出て行く 大田発〇時五〇分 夢を抱きしめ 耐えながら 祈りつづけて 待っている あ…二人の倖せ 涙で遠い |
雨に咲く花およばぬことと 諦めました だけど恋しい あの人よ 儘になるなら いま一度 ひと目だけでも 逢いたいの 別れた人を 思えばかなし 呼んでみたとて 遠い空 雨に打たれて 泣いている 花がわたしの 恋かしら はかない夢に すぎないけれど 忘れられない あの人よ 窓に涙の セレナーデ ひとり泣くのよ むせぶのよ ひとり泣くのよ むせぶのよ | 青江三奈 | 高橋掬太郎 | 池田不二男 | | およばぬことと 諦めました だけど恋しい あの人よ 儘になるなら いま一度 ひと目だけでも 逢いたいの 別れた人を 思えばかなし 呼んでみたとて 遠い空 雨に打たれて 泣いている 花がわたしの 恋かしら はかない夢に すぎないけれど 忘れられない あの人よ 窓に涙の セレナーデ ひとり泣くのよ むせぶのよ ひとり泣くのよ むせぶのよ |
船頭小唄俺は河原の 枯れすすき 同じお前も 枯れすすき どうせ二人は この世では 花の咲かない 枯れすすき 死ぬも生きるも ねえおまえ 水の流れに なに変る 俺もお前も 利根川の 船の船頭で 暮らそうよ 枯れた真菰に 照らしてる 潮来出島の お月さん わたしゃこれから 利根川の 船の船頭で 暮らすのよ なぜに冷たい 吹く風が 枯れたすすきの 二人ゆえ 熱い涙の 出た時は 汲んでお呉れよ お月さん | 青江三奈 | 野口雨情 | 中山晋平 | | 俺は河原の 枯れすすき 同じお前も 枯れすすき どうせ二人は この世では 花の咲かない 枯れすすき 死ぬも生きるも ねえおまえ 水の流れに なに変る 俺もお前も 利根川の 船の船頭で 暮らそうよ 枯れた真菰に 照らしてる 潮来出島の お月さん わたしゃこれから 利根川の 船の船頭で 暮らすのよ なぜに冷たい 吹く風が 枯れたすすきの 二人ゆえ 熱い涙の 出た時は 汲んでお呉れよ お月さん |
無情の夢あきらめましょうと 別れてみたが 何で忘れよう 忘らりょか 命をかけた 恋じゃもの 燃えて身をやく 恋ごころ 喜び去りて 残るは涙 何で生きよう 生きらりょか 身も世も捨てた 恋じゃもの 花にそむいて 男泣き | 青江三奈 | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | | あきらめましょうと 別れてみたが 何で忘れよう 忘らりょか 命をかけた 恋じゃもの 燃えて身をやく 恋ごころ 喜び去りて 残るは涙 何で生きよう 生きらりょか 身も世も捨てた 恋じゃもの 花にそむいて 男泣き |
湯島の白梅湯島通れば 思い出す お蔦 主税の心意気 知るや白梅 玉垣に のこる二人の 影法師 忘れられよか 筒井筒 岸の柳の 縁むすび かたい契を 義理ゆえに 水に流すも 江戸育ち 青い瓦斯燈 境内を 出れば本郷 切通し あかぬ別れの 中空に 鐘は墨絵の 上野山 | 青江三奈 | 佐伯孝夫 | 清水保雄 | | 湯島通れば 思い出す お蔦 主税の心意気 知るや白梅 玉垣に のこる二人の 影法師 忘れられよか 筒井筒 岸の柳の 縁むすび かたい契を 義理ゆえに 水に流すも 江戸育ち 青い瓦斯燈 境内を 出れば本郷 切通し あかぬ別れの 中空に 鐘は墨絵の 上野山 |
島の娘ハアー 島で育てば 娘十六 恋ごころ 人目忍んで 主と一夜の 仇なさけ ハアー 沖は荒海 吹いた東風(やませ)が別れ風 主は船乗り 今じゃ帰らぬ 波の底 ハアー 島の灯りも 消えて荒磯の あの千鳥 泣いてくれるな 私ゃかなしい 捨小舟 ハアー 主は寒かろ 夜ごと夜ごとの 波まくら 雪はちらちら 鳴いて夜明かす 磯千鳥 | 青江三奈 | 長田幹彦 | 佐々木俊一 | | ハアー 島で育てば 娘十六 恋ごころ 人目忍んで 主と一夜の 仇なさけ ハアー 沖は荒海 吹いた東風(やませ)が別れ風 主は船乗り 今じゃ帰らぬ 波の底 ハアー 島の灯りも 消えて荒磯の あの千鳥 泣いてくれるな 私ゃかなしい 捨小舟 ハアー 主は寒かろ 夜ごと夜ごとの 波まくら 雪はちらちら 鳴いて夜明かす 磯千鳥 |
長崎物語赤い花なら曼珠沙華 阿蘭陀屋敷に 雨が降る 濡れて泣いてる じゃがたらお春 未練な出船の ああ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る うつす月影 彩玻璃(いろガラス) 父は異国の 人ゆえに 金の十字架 心に抱けど 乙女盛りを ああ雲り勝ち ララ雲り勝ち 坂の長崎 甃路(いしだたみ) 南京煙火に 日が暮れて そぞろ恋しい 出島の沖に 母の精霊が ああ流れ行く ララ流れ行く 平戸離れて 幾百里 つづる文さえ つくものを なぜに帰らぬ じゃがたらお春 サンタクルスの ああ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る | 青江三奈 | 梅木三郎 | 佐々木俊一 | | 赤い花なら曼珠沙華 阿蘭陀屋敷に 雨が降る 濡れて泣いてる じゃがたらお春 未練な出船の ああ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る うつす月影 彩玻璃(いろガラス) 父は異国の 人ゆえに 金の十字架 心に抱けど 乙女盛りを ああ雲り勝ち ララ雲り勝ち 坂の長崎 甃路(いしだたみ) 南京煙火に 日が暮れて そぞろ恋しい 出島の沖に 母の精霊が ああ流れ行く ララ流れ行く 平戸離れて 幾百里 つづる文さえ つくものを なぜに帰らぬ じゃがたらお春 サンタクルスの ああ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る |
君恋し宵闇せまれば悩みははてなし みだるるこころに うつるは誰がかげ 君恋しくちびるあせねど なみだはあふれて今宵も更けゆく 唄声すぎゆき足音ひびけど いずこにたずねん こころのおもかげ 君恋しおもいはみだれて 苦しき幾夜を誰がため忍ばん 君恋しくくちびるあせねど なみだはあふれて今宵も更けゆく 今宵も更けゆく | 青江三奈 | 時雨音羽 | 佐々紅華 | | 宵闇せまれば悩みははてなし みだるるこころに うつるは誰がかげ 君恋しくちびるあせねど なみだはあふれて今宵も更けゆく 唄声すぎゆき足音ひびけど いずこにたずねん こころのおもかげ 君恋しおもいはみだれて 苦しき幾夜を誰がため忍ばん 君恋しくくちびるあせねど なみだはあふれて今宵も更けゆく 今宵も更けゆく |
盛り場ブルース咲いて流れて 散って行く 今じゃ私も 流れの花よ どこにこぼした まことの涙 さがしたいのよ銀座 赤坂 六本木 お酒飲むのも なれました むせるタバコに あなたを忍ぶ 小雪はらって 今夜もひとり 酔ってみたいの洞爺 すすきの 定山渓 酔って燃えてる この腕に あなたならばと 瞳をふせる 想い出させる 七夕の夜 恋の細道 青葉 国分 一番町 | 青江三奈 | 藤三郎・補作詞:村上千秋 | 城美好 | | 咲いて流れて 散って行く 今じゃ私も 流れの花よ どこにこぼした まことの涙 さがしたいのよ銀座 赤坂 六本木 お酒飲むのも なれました むせるタバコに あなたを忍ぶ 小雪はらって 今夜もひとり 酔ってみたいの洞爺 すすきの 定山渓 酔って燃えてる この腕に あなたならばと 瞳をふせる 想い出させる 七夕の夜 恋の細道 青葉 国分 一番町 |
戦友ここは御国を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 友は野末の石の下 ああ戦いの最中に 隣りに居った此の友の 俄かにはたと倒れしを 我はおもわず駆け寄って 軍律きびしき中なれど これを見捨てて置かりょうか 「しっかりせよ」と抱き起し 仮繃帯も弾丸の中 空しく冷えて魂は くにへ帰ったポケットに 時計ばかりがコチコチと 動いているのも情なや 思いもよらず我一人 不思議に命ながらえて 赤い夕日の満州に 友の塚穴掘ろうとは | 青江三奈 | 真下飛泉 | 三善和気 | | ここは御国を何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 友は野末の石の下 ああ戦いの最中に 隣りに居った此の友の 俄かにはたと倒れしを 我はおもわず駆け寄って 軍律きびしき中なれど これを見捨てて置かりょうか 「しっかりせよ」と抱き起し 仮繃帯も弾丸の中 空しく冷えて魂は くにへ帰ったポケットに 時計ばかりがコチコチと 動いているのも情なや 思いもよらず我一人 不思議に命ながらえて 赤い夕日の満州に 友の塚穴掘ろうとは |
夢は夜ひらく雨が降るから 逢えないの 来ないあなたは 野暮な人 ぬれてみたいわ 二人なら 夢は夜ひらく うぶなお前が 可愛いと 云ったあなたは 憎い人 いっそ散りたい 夜の花 夢は夜ひらく 嘘と知りつつ 愛したの あなたひとりが 命なの だからひとりにさせないで 夢は夜ひらく | 青江三奈 | 中村泰士・富田清吾 | 曽根幸明 | | 雨が降るから 逢えないの 来ないあなたは 野暮な人 ぬれてみたいわ 二人なら 夢は夜ひらく うぶなお前が 可愛いと 云ったあなたは 憎い人 いっそ散りたい 夜の花 夢は夜ひらく 嘘と知りつつ 愛したの あなたひとりが 命なの だからひとりにさせないで 夢は夜ひらく |
南国土佐を後にして南国土佐を後にして 都に来てから幾歳ぞ 思い出します故郷の友が 門出に歌った よさこい節を 土佐の高知のハリマヤ橋で 坊さんかんざし買うを見た 月の浜辺で焚火を囲み しばしの娯楽の一時を 私も自慢の声張り上げて 歌うよ土佐の よさこい節を みませ見せましょ 浦戸をあけて 月の名所は桂浜 | 青江三奈 | 武政英策 | 武政英策 | | 南国土佐を後にして 都に来てから幾歳ぞ 思い出します故郷の友が 門出に歌った よさこい節を 土佐の高知のハリマヤ橋で 坊さんかんざし買うを見た 月の浜辺で焚火を囲み しばしの娯楽の一時を 私も自慢の声張り上げて 歌うよ土佐の よさこい節を みませ見せましょ 浦戸をあけて 月の名所は桂浜 |
明日はお立ちか明日はお立ちか お名残りおしや なまじ逢わねば 泣くまいに こころとこころ つないだ糸は なんで切れましょ 切れやせぬ 思うばかりで 口には云えず 握るこの手を 忘れずに お山も今朝は 泪で曇る 君を見送る 峠道 時計みつめて いまごろあたり 汽車を降りてか 船の中 船酔いせぬか 嵐はこぬか あれさ夜空に 夫婦星 | 青江三奈 | 佐伯孝夫 | 佐々木俊一 | | 明日はお立ちか お名残りおしや なまじ逢わねば 泣くまいに こころとこころ つないだ糸は なんで切れましょ 切れやせぬ 思うばかりで 口には云えず 握るこの手を 忘れずに お山も今朝は 泪で曇る 君を見送る 峠道 時計みつめて いまごろあたり 汽車を降りてか 船の中 船酔いせぬか 嵐はこぬか あれさ夜空に 夫婦星 |
潮来笠潮来の伊太郎 ちょっと見なれば 薄情そうな 渡り鳥 それでいいのさ あの移り気な 風が吹くまま 西東 なのにヨー なぜに目に浮く潮来笠 田笠の紅緒が ちらつくようじゃ 振り分け荷物 重かろに わけはきくなと 笑ってみせる 粋な単衣の 腕まくり なのにヨー 後髪引く潮来笠 旅空夜空で 今さら知った 女の胸の 底の底 ここは関宿 大利根川へ 人にかくして 流す花 だってヨー あの娘に川下潮来笠 | 青江三奈 | 佐伯孝夫 | 吉田正 | | 潮来の伊太郎 ちょっと見なれば 薄情そうな 渡り鳥 それでいいのさ あの移り気な 風が吹くまま 西東 なのにヨー なぜに目に浮く潮来笠 田笠の紅緒が ちらつくようじゃ 振り分け荷物 重かろに わけはきくなと 笑ってみせる 粋な単衣の 腕まくり なのにヨー 後髪引く潮来笠 旅空夜空で 今さら知った 女の胸の 底の底 ここは関宿 大利根川へ 人にかくして 流す花 だってヨー あの娘に川下潮来笠 |