おおさか元気音頭(おおさか、あドシタ、おおさか、あドシタ) (あ元気元気元気元気、ハイ!) ここは おおさか ど真ん中 一度 住んだが 百年目 きっと その人 その子供 孫の 代まで おおさか人 (ヨイショ) それいけ どんといけ ホホイノホイ (あホーレ) こっこらへんで もひとつガンバリマッカ (あチョイナ) みなさん輪になって 踊りましょう (あ そーれ そーれ そーれ) 大阪 大阪 おおさか元気音頭 (あ元気、あドシタ、あ元気、ハイ!) お国 言葉は パスポート 逃げも 隠れも いたしません 日本国じゅう 世界じゅう これで いこうか おおさか弁 (ヨイショ) それいけ どんといけ ホホイノホイ (あホーレ) こっこらへんで もひとつガンバリマッカ (あチョイナ) 一度聴いたら 忘れない (あ そーれ そーれ そーれ) 大阪 大阪 おおさか元気音頭 (おおさか 元気音頭だよ、ハイ!) 一所懸命 生きてても 山とか 谷とか ありまして うたって 踊って 元気よく 負けて ないのが おおさか流 (ヨイショ) それいけ どんといけ ホホイノホイ (あホーレ) こっこらへんで もひとつガンバリマッカ (あチョイナ) みなさん輪になって 踊りましょう (あ そーれ そーれ そーれ) 大阪 大阪 おおさか元気音頭 (おおさか 元気音頭だよ、) あ元気、 (おおさか 元気音頭だよ、) あドシタ、あ元気元気元気元気、 (ハイ!) | 成世昌平 | 里乃塚玲央 | 小杉保夫 | 小杉保夫 | (おおさか、あドシタ、おおさか、あドシタ) (あ元気元気元気元気、ハイ!) ここは おおさか ど真ん中 一度 住んだが 百年目 きっと その人 その子供 孫の 代まで おおさか人 (ヨイショ) それいけ どんといけ ホホイノホイ (あホーレ) こっこらへんで もひとつガンバリマッカ (あチョイナ) みなさん輪になって 踊りましょう (あ そーれ そーれ そーれ) 大阪 大阪 おおさか元気音頭 (あ元気、あドシタ、あ元気、ハイ!) お国 言葉は パスポート 逃げも 隠れも いたしません 日本国じゅう 世界じゅう これで いこうか おおさか弁 (ヨイショ) それいけ どんといけ ホホイノホイ (あホーレ) こっこらへんで もひとつガンバリマッカ (あチョイナ) 一度聴いたら 忘れない (あ そーれ そーれ そーれ) 大阪 大阪 おおさか元気音頭 (おおさか 元気音頭だよ、ハイ!) 一所懸命 生きてても 山とか 谷とか ありまして うたって 踊って 元気よく 負けて ないのが おおさか流 (ヨイショ) それいけ どんといけ ホホイノホイ (あホーレ) こっこらへんで もひとつガンバリマッカ (あチョイナ) みなさん輪になって 踊りましょう (あ そーれ そーれ そーれ) 大阪 大阪 おおさか元気音頭 (おおさか 元気音頭だよ、) あ元気、 (おおさか 元気音頭だよ、) あドシタ、あ元気元気元気元気、 (ハイ!) |
音戸の舟唄ヤーレー 船頭可愛や 音戸の瀬戸でヨ 一丈五尺の ヤーレノー 櫓がしわるヨ ヤーレー 泣いてくれるな 出船の時はヨ 沖で艪櫂の ヤーレノー 手が渋るヨ ヤーレー 浮いた鴎の 夫婦の仲をヨ 情け知らずの ヤーレノー 伝馬船(てんません)ヨ ヤーレー ここは音戸の瀬戸 清盛塚のヨ 岩に渦潮 ドンとヤーレノー ぶち当たるヨ | 成世昌平 | 広島県民謡 | 広島県民謡 | | ヤーレー 船頭可愛や 音戸の瀬戸でヨ 一丈五尺の ヤーレノー 櫓がしわるヨ ヤーレー 泣いてくれるな 出船の時はヨ 沖で艪櫂の ヤーレノー 手が渋るヨ ヤーレー 浮いた鴎の 夫婦の仲をヨ 情け知らずの ヤーレノー 伝馬船(てんません)ヨ ヤーレー ここは音戸の瀬戸 清盛塚のヨ 岩に渦潮 ドンとヤーレノー ぶち当たるヨ |
三十石船哀歌紅い灯点る 堀江の新地 掘割上れば あの人の 船唄聴こえる八軒家 夜毎に夢みる徒枕 今日も濡らして来し方想う あれから五年経ちました ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)は淀川の 川面に何を映すやら 造り酒屋の下働きに 十五で出されたこの私(うち)に 誰より優しくしてくれた 兄(あに)さんみたいな人やから それが馴初め 初恋やった 船頭さんに惚れたのは ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)の船唄に 想いを寄せた訳じゃない 父(おや)を亡くした実家のために この身は売られて行く宿命(さだめ) 哀れじゃないかと啼くひばり お前に頼んでおくさかい きっと伝えて 忘れてくれと 伏見を出たら天満まで ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)は半日で 流れに任す下り船 | 成世昌平 | もず唱平 | 堀慈 | 伊戸のりお | 紅い灯点る 堀江の新地 掘割上れば あの人の 船唄聴こえる八軒家 夜毎に夢みる徒枕 今日も濡らして来し方想う あれから五年経ちました ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)は淀川の 川面に何を映すやら 造り酒屋の下働きに 十五で出されたこの私(うち)に 誰より優しくしてくれた 兄(あに)さんみたいな人やから それが馴初め 初恋やった 船頭さんに惚れたのは ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)の船唄に 想いを寄せた訳じゃない 父(おや)を亡くした実家のために この身は売られて行く宿命(さだめ) 哀れじゃないかと啼くひばり お前に頼んでおくさかい きっと伝えて 忘れてくれと 伏見を出たら天満まで ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)は半日で 流れに任す下り船 |
ノスタルジア椎葉朝靄(あさもや)はるか 深山(みやま)の里の 薄紅色の山桜 他郷にありても 忘れまじ 恋しや春の あぁ椎葉(しいば) 月の出遅い 蛍の晩に 似ている夜空 十字星 この地はブラジル サンパウロ 恋しや夏の あぁ椎葉 鶴富姫と 大八さまを 稗つき節に詠んだ頃 ピンガを呑むたび 想い出す 恋しや秋の あぁ椎葉 夜神楽(よかぐら)待った 祭の宵の 肩寄せ合った 囲炉裏端 どうしているだろ あの友よ 恋しや冬の あぁ椎葉 恋しや故郷 あぁ椎葉 | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 石倉重信 | 朝靄(あさもや)はるか 深山(みやま)の里の 薄紅色の山桜 他郷にありても 忘れまじ 恋しや春の あぁ椎葉(しいば) 月の出遅い 蛍の晩に 似ている夜空 十字星 この地はブラジル サンパウロ 恋しや夏の あぁ椎葉 鶴富姫と 大八さまを 稗つき節に詠んだ頃 ピンガを呑むたび 想い出す 恋しや秋の あぁ椎葉 夜神楽(よかぐら)待った 祭の宵の 肩寄せ合った 囲炉裏端 どうしているだろ あの友よ 恋しや冬の あぁ椎葉 恋しや故郷 あぁ椎葉 |
百日紅遠い遠い遠い日を 想いおこし泣いてる 好きだよと云えないで背を向けていたよ 「終りにしましょ 始まるものが何もないから」 そんな筈はないけれど 罪の重さ 深さに 頭(こうべ)垂れ 咲いていた百日紅 目に浮かぶ 今も今も今だって 忘れられず夢みる ふるさとの駅頭でサヨナラを云った 「元気でいてね たまには便り書いて下さい」 きっと出せと云いたげに 風に我が身揺らして 訴える八月の百日紅 目に浮かぶ 風に風に風に聴く 想い人の身の上 年嵩(かさ)を気にやんだあの人の噂 「ひとりで行って 私は嫁ぐ先があるから」 言葉信じ背を向けた 科(とが)のシッペ返しか 泣いている追憶の百日紅 目に浮かぶ | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 馬飼野俊一 | 遠い遠い遠い日を 想いおこし泣いてる 好きだよと云えないで背を向けていたよ 「終りにしましょ 始まるものが何もないから」 そんな筈はないけれど 罪の重さ 深さに 頭(こうべ)垂れ 咲いていた百日紅 目に浮かぶ 今も今も今だって 忘れられず夢みる ふるさとの駅頭でサヨナラを云った 「元気でいてね たまには便り書いて下さい」 きっと出せと云いたげに 風に我が身揺らして 訴える八月の百日紅 目に浮かぶ 風に風に風に聴く 想い人の身の上 年嵩(かさ)を気にやんだあの人の噂 「ひとりで行って 私は嫁ぐ先があるから」 言葉信じ背を向けた 科(とが)のシッペ返しか 泣いている追憶の百日紅 目に浮かぶ |
貝殻節考波の彼方に 隠岐の島 飛魚が跳ねとぶ 日本海 日本海 あぁ 恋しさに 涙が落ちる 幾年の 悔いを重ねて昨日今日 想い出すんだ おまえと歌った 貝殻節を… 何の因果で 貝殻漕ぎなろた カワイヤノ カワイヤノ… 境港に 戻る船 つれて帰れよ このオレを このオレを あぁ 心妻 どうして待てぬ この春に 親に先立ち逝ったとか 聴いておくれよ 手向けにひと節 貝殻節を… あぁ ふるさとは 青葉の頃か おふくろの 顔に似ている白い雲 詫びのつもりだ 唸ってみようか 貝殻節を… | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | | 波の彼方に 隠岐の島 飛魚が跳ねとぶ 日本海 日本海 あぁ 恋しさに 涙が落ちる 幾年の 悔いを重ねて昨日今日 想い出すんだ おまえと歌った 貝殻節を… 何の因果で 貝殻漕ぎなろた カワイヤノ カワイヤノ… 境港に 戻る船 つれて帰れよ このオレを このオレを あぁ 心妻 どうして待てぬ この春に 親に先立ち逝ったとか 聴いておくれよ 手向けにひと節 貝殻節を… あぁ ふるさとは 青葉の頃か おふくろの 顔に似ている白い雲 詫びのつもりだ 唸ってみようか 貝殻節を… |
雪しぐれ恋しぐれみちのく湯の町 育ちには しあわせ灯り どうして遠い 誰が夜更けて 歌うのだろう さとの追分 高調子 しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる 七夕祭りを 惜しむうち おんなを泣かせ 紅葉が散った 百舌の速贄 あんなに高い きっと来そうだ ドカ雪が しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる 迎えに来るから 待っていろ あなたの言葉 信じていいの 遅れがちでも この冬越せば 春は来ますか ありますか しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | | みちのく湯の町 育ちには しあわせ灯り どうして遠い 誰が夜更けて 歌うのだろう さとの追分 高調子 しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる 七夕祭りを 惜しむうち おんなを泣かせ 紅葉が散った 百舌の速贄 あんなに高い きっと来そうだ ドカ雪が しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる 迎えに来るから 待っていろ あなたの言葉 信じていいの 遅れがちでも この冬越せば 春は来ますか ありますか しぐれが怯えて 雪になる 恋に怯えて 雪になる |
磯節キリキリ氷雨が窓打つ そのたびごとに やっとハイハイ 出来る児が 親の手求めて 怯(おび)えちゃせぬか それが気になり キリキリ胸が痛みます 帰ろうか 帰ろうか 磯節の聞こえる湊町 ふだんは頑固で 無口な父が 孫は立派に このワシが 育ててやるから 我が家の敷居 二度とまたぐな 覚えておけと言ってきた 帰ろうか 帰ろうか 磯節の聞こえる港町 この春坊やを 預けた時に 母がいったわ 泣きながら おんなを捨てとは いわないけれど 情におぼれず どこかでけじめつけなさい 帰ろうか 帰ろうか 磯節のきこえる湊町 | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | | 氷雨が窓打つ そのたびごとに やっとハイハイ 出来る児が 親の手求めて 怯(おび)えちゃせぬか それが気になり キリキリ胸が痛みます 帰ろうか 帰ろうか 磯節の聞こえる湊町 ふだんは頑固で 無口な父が 孫は立派に このワシが 育ててやるから 我が家の敷居 二度とまたぐな 覚えておけと言ってきた 帰ろうか 帰ろうか 磯節の聞こえる港町 この春坊やを 預けた時に 母がいったわ 泣きながら おんなを捨てとは いわないけれど 情におぼれず どこかでけじめつけなさい 帰ろうか 帰ろうか 磯節のきこえる湊町 |
音戸の恋唄ヤーレ 鳶(とび)が空から 魚をつかむヨー 瀬戸は凪(な)いでも 心は時化(しけ)る 海を捨てたか 忘れたか 便りひとつも ない人に 伝えたい あんた! 今日(きょう)もヨ 漁日和(りょうびより) 漁日和 ヤーレ 今もどこかで 空見上げてはヨー 明日(あす)の天気を 気にしてるやら たとえネクタイ 締めてても 高いお酒に 酔ってても 漁(りょう)のこと あんた! 忘れる 人じゃない 人じゃない ヤーレ 音戸大橋 素知らぬ振りでヨー なぜに戻さぬ ふたりの縁(えにし) ひとりぽつりと 舟唄を 歌う おんなの 性(さが)哀(かな)し ひげ面(づら)が あんた! 恋しい 日暮れだよ 日暮れだよ | 成世昌平 | 原文彦 | 聖川湧 | 石倉重信 | ヤーレ 鳶(とび)が空から 魚をつかむヨー 瀬戸は凪(な)いでも 心は時化(しけ)る 海を捨てたか 忘れたか 便りひとつも ない人に 伝えたい あんた! 今日(きょう)もヨ 漁日和(りょうびより) 漁日和 ヤーレ 今もどこかで 空見上げてはヨー 明日(あす)の天気を 気にしてるやら たとえネクタイ 締めてても 高いお酒に 酔ってても 漁(りょう)のこと あんた! 忘れる 人じゃない 人じゃない ヤーレ 音戸大橋 素知らぬ振りでヨー なぜに戻さぬ ふたりの縁(えにし) ひとりぽつりと 舟唄を 歌う おんなの 性(さが)哀(かな)し ひげ面(づら)が あんた! 恋しい 日暮れだよ 日暮れだよ |
福知山音頭<ドッコイセ ドッコイセ チョイチョイノチョイノチョイノチョイ トコドッコイドッコイドッコイセ> 福知山出て 長田野越えて <チョイチョイ> 駒を早めて 亀山へ <ドッコイセ ドッコイセ チョイチョイノチョイノチョイノチョイ トコドッコイドッコイドッコイセ> 山家一万 綾部が二万 福知三万二千石 明智光秀 丹波をひろめ ひろめ丹波の 福知山 三 五 十五夜 音無瀬橋に 月が鳴いたか ほととぎす 盆のお月さんは 丸こて 丸て 丸て まんまるこて まだ丸い 福知山さん 葵の御紋 如何な大大名も かなやせぬ おまえ見たかや お城の庭を 今が桔梗の 花ざかり | 成世昌平 | 京都府民謡 | 京都府民謡 | | <ドッコイセ ドッコイセ チョイチョイノチョイノチョイノチョイ トコドッコイドッコイドッコイセ> 福知山出て 長田野越えて <チョイチョイ> 駒を早めて 亀山へ <ドッコイセ ドッコイセ チョイチョイノチョイノチョイノチョイ トコドッコイドッコイドッコイセ> 山家一万 綾部が二万 福知三万二千石 明智光秀 丹波をひろめ ひろめ丹波の 福知山 三 五 十五夜 音無瀬橋に 月が鳴いたか ほととぎす 盆のお月さんは 丸こて 丸て 丸て まんまるこて まだ丸い 福知山さん 葵の御紋 如何な大大名も かなやせぬ おまえ見たかや お城の庭を 今が桔梗の 花ざかり |
江差だより江差追分聴きながら あなたに手紙書いてます 二人世帯の母さんに ひとり暮らしをしてくれと とても云えずに とても云えずに 困っています 数え五つの幼児(おさなご)の 手を引き辿(たど)り着いた巷(まち) それがここだと母さんが 涙ながらに手をとって 苦労したよと 苦労したよと 話してくれる カモメ島からゴメが来て 旅立てなんて急かします でもね そうなりゃ母さんに 辛い想いをさせるから それも出来ずに それも出来ずに 悩んでいます | 成世昌平 | もず唱平 | 四方章人 | 南郷達也 | 江差追分聴きながら あなたに手紙書いてます 二人世帯の母さんに ひとり暮らしをしてくれと とても云えずに とても云えずに 困っています 数え五つの幼児(おさなご)の 手を引き辿(たど)り着いた巷(まち) それがここだと母さんが 涙ながらに手をとって 苦労したよと 苦労したよと 話してくれる カモメ島からゴメが来て 旅立てなんて急かします でもね そうなりゃ母さんに 辛い想いをさせるから それも出来ずに それも出来ずに 悩んでいます |
坂東太郎スイスイスイと 番(つがい)のつばめ 坂東太郎を 掠(かす)めて飛んだ とんぼの水無月 蝉の夏 ここでは早よ来る 祭りをみたさ 佐原ばやしが もうすぐ聴ける 帰って来いよ おーい千太 ピーヒャラピーと 高みの鳶が 坂東太郎に 合(あい)の手入れた 宵から稽古の わんぱくが 太鼓に小太鼓 ドンドコ叩く 佐原ばやしが 恋しかないか 帰って来いよ おーい千太 ヤッコラサーと 葦(よし)分け舟が 坂東太郎に 声掛け下る お前とこのオレ 袖にした あの娘も今年は 顔出すそうな 佐原ばやしで 一杯やろう 帰って来いよ おーい千太 | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 前田俊明 | スイスイスイと 番(つがい)のつばめ 坂東太郎を 掠(かす)めて飛んだ とんぼの水無月 蝉の夏 ここでは早よ来る 祭りをみたさ 佐原ばやしが もうすぐ聴ける 帰って来いよ おーい千太 ピーヒャラピーと 高みの鳶が 坂東太郎に 合(あい)の手入れた 宵から稽古の わんぱくが 太鼓に小太鼓 ドンドコ叩く 佐原ばやしが 恋しかないか 帰って来いよ おーい千太 ヤッコラサーと 葦(よし)分け舟が 坂東太郎に 声掛け下る お前とこのオレ 袖にした あの娘も今年は 顔出すそうな 佐原ばやしで 一杯やろう 帰って来いよ おーい千太 |
雪折れ竹竹がナー 竹が 竹がポンと鳴りゃ 夢から覚める あれは裏山 雪折れ竹よ 夜更けに浮かべる 面影は 遠い都会の あなたの姿… 北風に背中丸めて いやせぬか 人生(みち)に迷って いやせぬか オーホホイ 竹はナー 竹は 竹は一途な 女の想い つらくないのか 雪折れ竹よ 必ず迎えに 来るからと 今も聞こえる あなたの言葉… つまずいて明日を失くして いやせぬか 酒に溺れて いやせぬか オーホホイ 竹もナー 竹も 竹も泣くのか さだめの雪に 恋は哀しい 雪折れ竹よ 淋しく見送る 冬いくつ ここで春待つ 女がひとり… 華やかな街に染まって いやせぬか わたし忘れて いやせぬか オーホホイ | 成世昌平 | かず翼 | 堀慈 | 竹内弘一 | 竹がナー 竹が 竹がポンと鳴りゃ 夢から覚める あれは裏山 雪折れ竹よ 夜更けに浮かべる 面影は 遠い都会の あなたの姿… 北風に背中丸めて いやせぬか 人生(みち)に迷って いやせぬか オーホホイ 竹はナー 竹は 竹は一途な 女の想い つらくないのか 雪折れ竹よ 必ず迎えに 来るからと 今も聞こえる あなたの言葉… つまずいて明日を失くして いやせぬか 酒に溺れて いやせぬか オーホホイ 竹もナー 竹も 竹も泣くのか さだめの雪に 恋は哀しい 雪折れ竹よ 淋しく見送る 冬いくつ ここで春待つ 女がひとり… 華やかな街に染まって いやせぬか わたし忘れて いやせぬか オーホホイ |
関宿しぐれ今日は関宿 あしたは他国 否でも応でも ここから先は 二つに別れて 夜船が下る ひとつは江戸川 もひとつは 男が旅立つ 利根川で アー 別れを惜しみ 降る降る 降る降る しぐれ 宵の関宿 川瀬が騒ぐ 添えない縁の 野育ち二人 はかない一夜の 夢路を辿る 隠れて交わした 盃と 誓った行末 反古になり アー 涙にせかれ 降る降る 降る降る しぐれ 何で関宿 灯がじれる 私に過ぎたる この旅衣 小袖は母者の 大事な形見 千切った片袖 いつまでも 持ってて下さい 捨てないで アー 遣らずの雨か 降る降る 降る降る しぐれ | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 前田俊明 | 今日は関宿 あしたは他国 否でも応でも ここから先は 二つに別れて 夜船が下る ひとつは江戸川 もひとつは 男が旅立つ 利根川で アー 別れを惜しみ 降る降る 降る降る しぐれ 宵の関宿 川瀬が騒ぐ 添えない縁の 野育ち二人 はかない一夜の 夢路を辿る 隠れて交わした 盃と 誓った行末 反古になり アー 涙にせかれ 降る降る 降る降る しぐれ 何で関宿 灯がじれる 私に過ぎたる この旅衣 小袖は母者の 大事な形見 千切った片袖 いつまでも 持ってて下さい 捨てないで アー 遣らずの雨か 降る降る 降る降る しぐれ |
祖谷の粉ひき唄祖谷(いや)のかずら橋ゃ 蜘蛛の巣(ゆ)のごとく 風も吹かんのに ゆらゆらと 吹かんのに 吹かんのに風も 風も吹かんのに ゆらゆらと 都想えば 月さえ曇る 飛んで行きたや あの空へ 行きたや 行きたや飛んで 飛んで行きたや あの空へ | 成世昌平 | 徳島県民謡 | 徳島県民謡 | | 祖谷(いや)のかずら橋ゃ 蜘蛛の巣(ゆ)のごとく 風も吹かんのに ゆらゆらと 吹かんのに 吹かんのに風も 風も吹かんのに ゆらゆらと 都想えば 月さえ曇る 飛んで行きたや あの空へ 行きたや 行きたや飛んで 飛んで行きたや あの空へ |
風の盆流し唄紅蓮炎(ぐれんほのお)に 落ちてもいいと 泣いてすがった 坂の町 坂の町 ―恋の八尾(やつお)は― 運命(さだめ)はかない 別れの路地を おわら流しが よぎって悲し 八尾坂道 涙でのぼりゃ 富山あたりの灯火(ひ)がゆらぐ 灯火がゆらぐ ―飛んでゆきたや― 募(つの)る想いを 夜風にのせて おわら流しの 胡弓がむせぶ 忘れたはずの あなたの顔が 鎧格子(よろいごうし)に また浮かぶ また浮かぶ ―露か時雨(しぐれ)か― 唄の節さえ 心を濡らし おわら流しが 遠くに消える | 成世昌平 | 佐藤清 | 安藤実親 | 丸山雅仁 | 紅蓮炎(ぐれんほのお)に 落ちてもいいと 泣いてすがった 坂の町 坂の町 ―恋の八尾(やつお)は― 運命(さだめ)はかない 別れの路地を おわら流しが よぎって悲し 八尾坂道 涙でのぼりゃ 富山あたりの灯火(ひ)がゆらぐ 灯火がゆらぐ ―飛んでゆきたや― 募(つの)る想いを 夜風にのせて おわら流しの 胡弓がむせぶ 忘れたはずの あなたの顔が 鎧格子(よろいごうし)に また浮かぶ また浮かぶ ―露か時雨(しぐれ)か― 唄の節さえ 心を濡らし おわら流しが 遠くに消える |
テルテル坊主テルテル坊主を 出窓に吊るし 母子(おやこ)で出かける 約束の 次の日曜 天気になれと 指折り数える子がいます ねぇあなた それを思うと いゝ返事 出来なくなります ご免なさいね テルテル坊主は どなたの味方 女の気持にゃ 知らんぷり 今年六つの 一年生に とってもやさしいお友達 ねぇあなた 今日のへのへのもへじ顔 朝から私を睨んでいます テルテル坊主を お前の気持 十分わかっているつもり だから当分 父親替り 無理でも強面(こわもて)してみます ねぇあなた 別れたくない人だけど 会えなくなります ご免なさいね | 成世昌平 | もず唱平 | 岩上峰山 | 前田俊明 | テルテル坊主を 出窓に吊るし 母子(おやこ)で出かける 約束の 次の日曜 天気になれと 指折り数える子がいます ねぇあなた それを思うと いゝ返事 出来なくなります ご免なさいね テルテル坊主は どなたの味方 女の気持にゃ 知らんぷり 今年六つの 一年生に とってもやさしいお友達 ねぇあなた 今日のへのへのもへじ顔 朝から私を睨んでいます テルテル坊主を お前の気持 十分わかっているつもり だから当分 父親替り 無理でも強面(こわもて)してみます ねぇあなた 別れたくない人だけど 会えなくなります ご免なさいね |
鈴鹿峠どうぞ忘れて くださいと わかれ蛇の目を 差し向けた 右は近江で 左は伊勢と 鈴鹿峠のョ てっぺんあたり 杉の木立に 目かくしされて あなたを送った 去年(こぞ)の秋 赤い爪あと くっきりと 腕にのこした あの未練 枯葉舞い散る しずくに濡れて 鈴鹿峠のョ 木の根の道よ 先があるでしょ あなたの身には あきらめきれずに 諦めた 坂の下では 晴れてても 胸はなみだで 濡れそぼつ 愛はふかまり 怖れたわかれ 鈴鹿峠にョ 馬子唄ひびく おんな引き際 笑顔でいたが 土山宿にも 雨が降る | 成世昌平 | 久仁京介 | 四方章人 | 伊戸のりお | どうぞ忘れて くださいと わかれ蛇の目を 差し向けた 右は近江で 左は伊勢と 鈴鹿峠のョ てっぺんあたり 杉の木立に 目かくしされて あなたを送った 去年(こぞ)の秋 赤い爪あと くっきりと 腕にのこした あの未練 枯葉舞い散る しずくに濡れて 鈴鹿峠のョ 木の根の道よ 先があるでしょ あなたの身には あきらめきれずに 諦めた 坂の下では 晴れてても 胸はなみだで 濡れそぼつ 愛はふかまり 怖れたわかれ 鈴鹿峠にョ 馬子唄ひびく おんな引き際 笑顔でいたが 土山宿にも 雨が降る |
雪の宿雪が舞う はらはら脅(おび)え あなたと これっきり逢えなくなる 女の幸せ 捨てる気で 駆け込んだ 夜汽車のガラス窓 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う 急かせるように あなたに人生を預けてみる なんてね 本気で考えた あの日から 三年(みとせ)か この胸に 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う あきらめ顔で あなたに期待しちゃ みじめになる 後悔しきりの日を重ね ようやっと 泪は枯れたけど 浮かぶよ 雪の宿あかり | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 京建輔 | 雪が舞う はらはら脅(おび)え あなたと これっきり逢えなくなる 女の幸せ 捨てる気で 駆け込んだ 夜汽車のガラス窓 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う 急かせるように あなたに人生を預けてみる なんてね 本気で考えた あの日から 三年(みとせ)か この胸に 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う あきらめ顔で あなたに期待しちゃ みじめになる 後悔しきりの日を重ね ようやっと 泪は枯れたけど 浮かぶよ 雪の宿あかり |
貝殻恋唄波の彼方に 隠岐の島 飛魚(アゴ)が跳ねとぶ 日本海 日本海 あぁ 恋しさに 涙が落ちる 幾年(いくとせ)の 悔いを重ねて昨日今日 想い出すんだ おまえと歌った貝殻節を… 何の因果で貝殻漕ぎなろた カワイヤノ カワイヤノ 境港に 戻る船 つれて帰れよ このオレを このオレを あぁ 心妻 どうして待てぬ この春に 親に先立ち逝ったとか 聴いておくれよ 手向けにひと節 妻恋い唄を… あぁ ふるさとは 青葉の頃か あの人の顔に似ている白い雲 詫びのつもりだ 歌ってみようか貝殻節を… | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 石倉重信 | 波の彼方に 隠岐の島 飛魚(アゴ)が跳ねとぶ 日本海 日本海 あぁ 恋しさに 涙が落ちる 幾年(いくとせ)の 悔いを重ねて昨日今日 想い出すんだ おまえと歌った貝殻節を… 何の因果で貝殻漕ぎなろた カワイヤノ カワイヤノ 境港に 戻る船 つれて帰れよ このオレを このオレを あぁ 心妻 どうして待てぬ この春に 親に先立ち逝ったとか 聴いておくれよ 手向けにひと節 妻恋い唄を… あぁ ふるさとは 青葉の頃か あの人の顔に似ている白い雲 詫びのつもりだ 歌ってみようか貝殻節を… |
みかえり富士顧(かえり)みて想うのは 花咲く春の富士の山 頂(いただき)の雪拝み 志立てたというひとの 節榑立(ふしくれだ)った あの手と怒り肩 想い出すんだ 武骨な 我が祖父を 妻よ子よ 友輩(ともがら)よ 一度は見ろよ 富士の山 ほとばしる青春の 全て懸け生きたというひとの 時代と夢と厳しい人生を 無駄にゃしないぞ この先 いつだって 旅立ちの朝まだき みかえり仰ぐ富士の山 あの姿 鑑(かがみ)かな 日本の誉れというひとの ブラジル目指し 乗り込む移民船 何度聞いたか その名は笠戸丸(かさどまる) | 成世昌平 | もず唄平 | 船村徹 | 蔦将包 | 顧(かえり)みて想うのは 花咲く春の富士の山 頂(いただき)の雪拝み 志立てたというひとの 節榑立(ふしくれだ)った あの手と怒り肩 想い出すんだ 武骨な 我が祖父を 妻よ子よ 友輩(ともがら)よ 一度は見ろよ 富士の山 ほとばしる青春の 全て懸け生きたというひとの 時代と夢と厳しい人生を 無駄にゃしないぞ この先 いつだって 旅立ちの朝まだき みかえり仰ぐ富士の山 あの姿 鑑(かがみ)かな 日本の誉れというひとの ブラジル目指し 乗り込む移民船 何度聞いたか その名は笠戸丸(かさどまる) |
哀愁線リアスひとりお酒を注ぎ足す毎(ごと)に 涙に染まるリアス線 トンネルひとつ潜(くぐ)るたび 沖の白帆が鴎に鴎に化ける 小手をかざして あなたが云った いいとこだろう 三陸は 嫁ぐ気でいた漁師の家に その気にさせたリアス線 あの夢どこへ行ったのか 外方面(そっぽづら)して鴎が鴎が逃げる 遠い汽笛よ 舞い散る粉雪(こゆき) 教えておくれ 巷(まち)の子に 思い出すのは いいことばかり 年忌(ねんき)の春のリアス線 もう聴くこともないでしょう 土地の浜唄 鴎の鴎の噂 そして不可思議 宮古に残る 浪花の言葉『おおきに』も | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 石倉重信 | ひとりお酒を注ぎ足す毎(ごと)に 涙に染まるリアス線 トンネルひとつ潜(くぐ)るたび 沖の白帆が鴎に鴎に化ける 小手をかざして あなたが云った いいとこだろう 三陸は 嫁ぐ気でいた漁師の家に その気にさせたリアス線 あの夢どこへ行ったのか 外方面(そっぽづら)して鴎が鴎が逃げる 遠い汽笛よ 舞い散る粉雪(こゆき) 教えておくれ 巷(まち)の子に 思い出すのは いいことばかり 年忌(ねんき)の春のリアス線 もう聴くこともないでしょう 土地の浜唄 鴎の鴎の噂 そして不可思議 宮古に残る 浪花の言葉『おおきに』も |
一子ふるさと捨てて この街で 女ひとりの居場所 みつけた一子 まだまだお国訛りがぬけないと なれぬ手付きで酒をつぐ どこか似ていた妹に 誰れ彼なしに気を赦し ママが心配してた 酒場の一子 男にゃ ワルがいっぱい いるなんて いってやれたらよかったが 悔いが残るよ しみじみと 兄さんみたい なんていい いつか身の上話 きかせた一子 しくじり 涙つきもの人生にゃ 便り寄こせよ このオレに 顔をみせろよ もう一度 | 成世昌平 | もず唱平 | 三山敏 | 前田俊明 | ふるさと捨てて この街で 女ひとりの居場所 みつけた一子 まだまだお国訛りがぬけないと なれぬ手付きで酒をつぐ どこか似ていた妹に 誰れ彼なしに気を赦し ママが心配してた 酒場の一子 男にゃ ワルがいっぱい いるなんて いってやれたらよかったが 悔いが残るよ しみじみと 兄さんみたい なんていい いつか身の上話 きかせた一子 しくじり 涙つきもの人生にゃ 便り寄こせよ このオレに 顔をみせろよ もう一度 |
コキリコの里雪を戴く人形山(ひとがたやま)に 緑に浮かぶ 山桜 他所(よそ)じゃ見れない宝物 どうしてオレは捨てたのか 涙の向こうに 見えるのは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 二人そろって 簓(ささら)を鳴らし 歌った春の夕まぐれ あんな身近な幸せに 背いたオレは愚かもの 都会の暮らしで想うのは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 天を目指して真直ぐ伸びた 庄川沿いの夏木立 人も真似たい 生き方と 叫んだオレが恥ずかしい 帰ってみようか ふるさとは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 前田俊明 | 雪を戴く人形山(ひとがたやま)に 緑に浮かぶ 山桜 他所(よそ)じゃ見れない宝物 どうしてオレは捨てたのか 涙の向こうに 見えるのは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 二人そろって 簓(ささら)を鳴らし 歌った春の夕まぐれ あんな身近な幸せに 背いたオレは愚かもの 都会の暮らしで想うのは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 天を目指して真直ぐ伸びた 庄川沿いの夏木立 人も真似たい 生き方と 叫んだオレが恥ずかしい 帰ってみようか ふるさとは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 |
寿咲いた「寿」永遠の文字 めでためでたの 宴華 今日の佳き日を ことほぎて 満願成就と なる鼓 祝う門出の 春の舞 ふたつ命の 晴れ姿 めでためでたの 夫婦松 かたい契りを 永久に むすぶ縁の 鶴と亀 ならぶ大輪 春の宴 舳先大黒 艫恵比須 めでためでたの 宝船 金波銀波の「夢」重ね のぼる朝日に 愛と幸福 明日へ漕ぎ出す 春の海 | 成世昌平 | 高安弘 | 福田正 | 福田正 | 咲いた「寿」永遠の文字 めでためでたの 宴華 今日の佳き日を ことほぎて 満願成就と なる鼓 祝う門出の 春の舞 ふたつ命の 晴れ姿 めでためでたの 夫婦松 かたい契りを 永久に むすぶ縁の 鶴と亀 ならぶ大輪 春の宴 舳先大黒 艫恵比須 めでためでたの 宝船 金波銀波の「夢」重ね のぼる朝日に 愛と幸福 明日へ漕ぎ出す 春の海 |
虎落の里泣け泣けと 雪が呼ぶ 伊吹のこの里に なぜ背を向けた 故郷(ふるさと)捨てた訳は何 あなたにとって恋は何 答くれない 虎落の笛よ ヒューヒューヒューヒュー 宵から鳴るばかり 東京に いるという 便りがあったきり あれから三月 女に云えぬ事は何 あなたにとって夢は何 情けあるなら 虎落の笛よ 教えておくれよ 男の道とやら 育てた絆 意味は何 あなたにとって愛は何 春を知らない 虎落の里に ヒューヒューヒューヒュー 夜っぴて風が哭く | 成世昌平 | もず唱平 | 叶弦大 | 前田俊明 | 泣け泣けと 雪が呼ぶ 伊吹のこの里に なぜ背を向けた 故郷(ふるさと)捨てた訳は何 あなたにとって恋は何 答くれない 虎落の笛よ ヒューヒューヒューヒュー 宵から鳴るばかり 東京に いるという 便りがあったきり あれから三月 女に云えぬ事は何 あなたにとって夢は何 情けあるなら 虎落の笛よ 教えておくれよ 男の道とやら 育てた絆 意味は何 あなたにとって愛は何 春を知らない 虎落の里に ヒューヒューヒューヒュー 夜っぴて風が哭く |
逢えてよかった欠けた徳利に 五分咲きの 白い辛夷(こぶし)を 差したヤツ 荒んだ暮らしに 心映え うれしかったよ あの時は 惚れて別れて 涙で五年 逢えてよかった おまえに逢えて こんなつもりじゃ なかったと 酒の苦さに 泣いたヤツ 背負わせた不幸の そのツケを 数え上げたら 切りがない こんどこの世に 生まれて来ても おれはやっぱり おまえと生きる 脛に傷もつ 負け犬の おれを支えて くれたヤツ 夜空を見上げて 探すのは 永久に連れ添う 夫婦星 惚れて別れて 涙で五年 逢えてよかった おまえに逢えて | 成世昌平 | もず唱平 | 三山敏 | 石倉重信 | 欠けた徳利に 五分咲きの 白い辛夷(こぶし)を 差したヤツ 荒んだ暮らしに 心映え うれしかったよ あの時は 惚れて別れて 涙で五年 逢えてよかった おまえに逢えて こんなつもりじゃ なかったと 酒の苦さに 泣いたヤツ 背負わせた不幸の そのツケを 数え上げたら 切りがない こんどこの世に 生まれて来ても おれはやっぱり おまえと生きる 脛に傷もつ 負け犬の おれを支えて くれたヤツ 夜空を見上げて 探すのは 永久に連れ添う 夫婦星 惚れて別れて 涙で五年 逢えてよかった おまえに逢えて |
遠きふるさと夏の終りの花火を見上げ 想い出すのは笑顔の君さ 巷(まち)の暮しに目処さえつけば 明日(あした)と云わず今すぐに 逢いに行く 夜汽車に乗って あゝ遠き ふるさとよ わざと零(こぼ)した徳利の酒に うかぶ姿はきまって君さ 左手酌も目処さえつけば 直ると思う そのうちに 恋しいよ 家路の灯 あゝ遠き ふるさとよ 秋の夜嵐 これ幸いに 叫ぶ名前はやっぱり君さ 夢を果たせる 目処さえつけば 一緒になろと云えるのに 儘(まま)ならず 溢れる涙 あゝ遠き ふるさとよ | 成世昌平 | もず唱平 | 水森英夫 | 前田俊明 | 夏の終りの花火を見上げ 想い出すのは笑顔の君さ 巷(まち)の暮しに目処さえつけば 明日(あした)と云わず今すぐに 逢いに行く 夜汽車に乗って あゝ遠き ふるさとよ わざと零(こぼ)した徳利の酒に うかぶ姿はきまって君さ 左手酌も目処さえつけば 直ると思う そのうちに 恋しいよ 家路の灯 あゝ遠き ふるさとよ 秋の夜嵐 これ幸いに 叫ぶ名前はやっぱり君さ 夢を果たせる 目処さえつけば 一緒になろと云えるのに 儘(まま)ならず 溢れる涙 あゝ遠き ふるさとよ |
南部風鈴故郷おもえば 店先の 風鈴鳴らし 風がゆく チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 おまえの涙 男が夢を 叶えるための 旅の俺さえ 泣いていた 花と咲けない こんな時 深いところに 根を伸ばす チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 心にひびく 死ぬまで生きる 人生ならば 恋も苦労も 受け止めて 路地に浮かんだ 十六夜に おまえを偲ぶ 逢いたくて チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 もう秋の風 帰ってこいよ まだ帰れない 山や小川が 呼ぶけれど | 成世昌平 | 久仁京介 | 四方章人 | 前田俊明 | 故郷おもえば 店先の 風鈴鳴らし 風がゆく チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 おまえの涙 男が夢を 叶えるための 旅の俺さえ 泣いていた 花と咲けない こんな時 深いところに 根を伸ばす チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 心にひびく 死ぬまで生きる 人生ならば 恋も苦労も 受け止めて 路地に浮かんだ 十六夜に おまえを偲ぶ 逢いたくて チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 もう秋の風 帰ってこいよ まだ帰れない 山や小川が 呼ぶけれど |
あんたの里母の涙を振り切って 苦労覚悟で所帯をもった 惚れているんだ 愛していると 聞かず仕舞いの二年と三月 でもね 相思相愛 そんな仲 私のほかには なかった筈よ 夕陽追いかけ飛ぶ鴎 ひとりぼっちは淋しくないか 私のこの膝 止まり木代わり 降りておいでよ いっぱいおやり いいね 酒と肴はあのひとの ふるさと若狭の地酒とへしこ 宵に手向(たむ)けの百合を買い 供養替わりに恋唄聴いた 心許無い 来(こ)し方だけど 想い出すのは好(い)いことばかり 一度 行ってみたいわ 日本海 あんたが生まれて育った里へ | 成世昌平 | もず唱平 | 叶弦大 | 前田俊明 | 母の涙を振り切って 苦労覚悟で所帯をもった 惚れているんだ 愛していると 聞かず仕舞いの二年と三月 でもね 相思相愛 そんな仲 私のほかには なかった筈よ 夕陽追いかけ飛ぶ鴎 ひとりぼっちは淋しくないか 私のこの膝 止まり木代わり 降りておいでよ いっぱいおやり いいね 酒と肴はあのひとの ふるさと若狭の地酒とへしこ 宵に手向(たむ)けの百合を買い 供養替わりに恋唄聴いた 心許無い 来(こ)し方だけど 想い出すのは好(い)いことばかり 一度 行ってみたいわ 日本海 あんたが生まれて育った里へ |
江釣子のおんな雨がね 雪がね 肩にふりかかる わたしは よわくて だめになりそうよ ひとり今夜も 北上駅で 遅い列車を 待ちました 泣かせないでよ 去りゆく汽笛 あんた あんた あんた恋しい 江釣子(えづりこ)のおんな 君はね 初(うぶ)でね いまのままがいい うすめの化粧を ほめてくれた男(ひと) なんで替えましょ この口紅を 替えりゃあんたに 嫌われる それがあの日の 約束だから わたし わたし わたしみちのく 江釣子のおんな チャグチャグ馬コの あの鈴の音が 夢に騒いで 眠れない 一(ひ)と夜 一と夜が 千夜の想い あんた あんた あんた待ってる 江釣子のおんな | 成世昌平 | 池田充男 | 叶弦大 | 前田俊明 | 雨がね 雪がね 肩にふりかかる わたしは よわくて だめになりそうよ ひとり今夜も 北上駅で 遅い列車を 待ちました 泣かせないでよ 去りゆく汽笛 あんた あんた あんた恋しい 江釣子(えづりこ)のおんな 君はね 初(うぶ)でね いまのままがいい うすめの化粧を ほめてくれた男(ひと) なんで替えましょ この口紅を 替えりゃあんたに 嫌われる それがあの日の 約束だから わたし わたし わたしみちのく 江釣子のおんな チャグチャグ馬コの あの鈴の音が 夢に騒いで 眠れない 一(ひ)と夜 一と夜が 千夜の想い あんた あんた あんた待ってる 江釣子のおんな |
鶴の舞橋お岩木山に 残る雪 ここで暮せたら いいねと云ったひと はしゃいで走った 鶴の舞橋 覚えていますか 去年(こぞ)の春 幸せでた エー みちのく津軽 リンゴの花の あの白さ 知って欲しかった 誰よりあなたには 傘さし渡った 鶴の舞橋 偲べばまた降る 小ぬか雨 涙にくもる エー ふるさと津軽 都会で夢を 見失い 愛に身をまかす 心も捨てたひと 出逢って別れた 鶴の舞橋 恋しい夜寒むが ないですか どこまで遠い エー ふたりの津軽 | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 石倉重信 | お岩木山に 残る雪 ここで暮せたら いいねと云ったひと はしゃいで走った 鶴の舞橋 覚えていますか 去年(こぞ)の春 幸せでた エー みちのく津軽 リンゴの花の あの白さ 知って欲しかった 誰よりあなたには 傘さし渡った 鶴の舞橋 偲べばまた降る 小ぬか雨 涙にくもる エー ふるさと津軽 都会で夢を 見失い 愛に身をまかす 心も捨てたひと 出逢って別れた 鶴の舞橋 恋しい夜寒むが ないですか どこまで遠い エー ふたりの津軽 |
はぐれコキリコ立山に両の掌合わせ せめて便りが 噂が欲しい まだ未練たち切れないとなぜじれる 越中 雪の湯の町で おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ 筑子竹二人で鳴らし 想い焦がした十九と二十歳 あの春を忘れた人のにくらしさ 情けの峠越しかねて おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ 盆が過ぎ笛の音太鼓 それに鍬金きくたび想う ふるさとを見捨てた人の身の上を 茜に染る空見上げ おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 前田俊明 | 立山に両の掌合わせ せめて便りが 噂が欲しい まだ未練たち切れないとなぜじれる 越中 雪の湯の町で おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ 筑子竹二人で鳴らし 想い焦がした十九と二十歳 あの春を忘れた人のにくらしさ 情けの峠越しかねて おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ 盆が過ぎ笛の音太鼓 それに鍬金きくたび想う ふるさとを見捨てた人の身の上を 茜に染る空見上げ おんなが歌う あゝ はぐれコキリコ |