愛に恋別れはすませた ひとだから 想いは残さぬ はずでした おれの命は 君のもの そんな言葉を わすれずに いますぐに いますぐに 愛に恋 あなたに優しさ あるのなら… 甘えていたから わがままを 言ってはあなたを 困らせた 一度別れた 男(ひと)だけど 他人なんかにゃ なれないの いますぐに いますぐに 愛に恋 わかってほしいの この気持ち このまま別れて しまったら 一生後悔 するでしょう 時が二人を 変えたけど 許しあえたら いたわって いますぐに いますぐに 愛に恋 明日を生きて ゆけるなら… | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | | 別れはすませた ひとだから 想いは残さぬ はずでした おれの命は 君のもの そんな言葉を わすれずに いますぐに いますぐに 愛に恋 あなたに優しさ あるのなら… 甘えていたから わがままを 言ってはあなたを 困らせた 一度別れた 男(ひと)だけど 他人なんかにゃ なれないの いますぐに いますぐに 愛に恋 わかってほしいの この気持ち このまま別れて しまったら 一生後悔 するでしょう 時が二人を 変えたけど 許しあえたら いたわって いますぐに いますぐに 愛に恋 明日を生きて ゆけるなら… |
志摩の夕波誰を探して 啼く浜千鳥 啼けばなおさら 孤独(ひとり)がしみる きっと戻ると 約束の 温(ぬく)みが残る この小指… 志摩の夕波 届けておくれ 待てばなお増す 恋ごころ 浦(うみ)に寄り添う 夫婦の岩に 今日も重ねる ふたりの姿 胸にともった 漁り火が 許した夜を 恋しがる… 志摩の夕波 届けておくれ 語り明かした 夢つづり 咲いて哀しい 女の春を 潮風(かぜ)よ散らすな また逢う日まで 遠く沖ゆく かよい船 あのひと乗せて 帰ってよ 志摩の夕波 届けておくれ 未練つなぎの 涙つぶ | 永井みゆき | かず翼 | 水森英夫 | | 誰を探して 啼く浜千鳥 啼けばなおさら 孤独(ひとり)がしみる きっと戻ると 約束の 温(ぬく)みが残る この小指… 志摩の夕波 届けておくれ 待てばなお増す 恋ごころ 浦(うみ)に寄り添う 夫婦の岩に 今日も重ねる ふたりの姿 胸にともった 漁り火が 許した夜を 恋しがる… 志摩の夕波 届けておくれ 語り明かした 夢つづり 咲いて哀しい 女の春を 潮風(かぜ)よ散らすな また逢う日まで 遠く沖ゆく かよい船 あのひと乗せて 帰ってよ 志摩の夕波 届けておくれ 未練つなぎの 涙つぶ |
街角の歌花咲く春も 凍てつく冬も 季節をいろどる 街の角 悲しい顔に 淋しい背中(せな)に 元気をだしてと 声かける ほら 聞こえるでしょう 優しい声が あなたとわたしの 街角の歌 雨降る朝も 星降る夜も 笑顔を絶やさぬ 街の角 大手を振って 靴音立てて 歩けばそよ風 ついて来る ほら 聞こえるでしょう 弾んだ音が あなたとわたしの 街角の歌 出会いの歌も 別れの歌も ここから生まれる 街の角 縞々模様 おもいで模様 あしたのしあわせ 唄ってる ほら 聞こえるでしょう 明るい歌が あなたとわたしの 街角の歌 | 永井みゆき | 志賀大介 | 弦哲也 | | 花咲く春も 凍てつく冬も 季節をいろどる 街の角 悲しい顔に 淋しい背中(せな)に 元気をだしてと 声かける ほら 聞こえるでしょう 優しい声が あなたとわたしの 街角の歌 雨降る朝も 星降る夜も 笑顔を絶やさぬ 街の角 大手を振って 靴音立てて 歩けばそよ風 ついて来る ほら 聞こえるでしょう 弾んだ音が あなたとわたしの 街角の歌 出会いの歌も 別れの歌も ここから生まれる 街の角 縞々模様 おもいで模様 あしたのしあわせ 唄ってる ほら 聞こえるでしょう 明るい歌が あなたとわたしの 街角の歌 |
よさこい時雨酒の優しさ ぬくもり借りて 飲めば未練が またつのる 待って待たされ 播磨屋橋(はりまやばし)に 立てば涙の 雨が降る あなた恋しい よさこい時雨 鳴子(なるこ)鳴らせど 心は寒い 恋の夢漕ぐ 人もない 待って待たされ あなたを呼べば 灯(あか)りちらちら 桂浜(かつらはま) 月も隠れる よさこい時雨 浮世涙を 集めたような 瀬音(せおと)哀しい 鏡川(かがみがわ) 待って待たされ 夜更けのつらさ 夢を枕に 忍び泣き 春はいつ来る よさこい時雨 | 永井みゆき | 下地亜記子 | 水森英夫 | | 酒の優しさ ぬくもり借りて 飲めば未練が またつのる 待って待たされ 播磨屋橋(はりまやばし)に 立てば涙の 雨が降る あなた恋しい よさこい時雨 鳴子(なるこ)鳴らせど 心は寒い 恋の夢漕ぐ 人もない 待って待たされ あなたを呼べば 灯(あか)りちらちら 桂浜(かつらはま) 月も隠れる よさこい時雨 浮世涙を 集めたような 瀬音(せおと)哀しい 鏡川(かがみがわ) 待って待たされ 夜更けのつらさ 夢を枕に 忍び泣き 春はいつ来る よさこい時雨 |
笹川流れ背(そむ)いた貴方を 恋しがる 弱さ叱るか みぞれ雪 みれん心に つまずけば 波に呑まれる 荒磯(ありそ)道 ここは越後の 笹川流れ 行くも戻るも 泣き別れ 恋ゆえ見捨てた ふるさとが いまは心の 拠(よ)り所 可愛いからこそ 強く言う 母の小言(こごと)が なつかしい ここは越後の 笹川流れ すがる想いで 駆け抜ける 貴方が残した 傷あとを 癒やすやさしい雪椿 明日(あす)を信じて 渡ったら 波も治まる 荒磯道 ここは越後の 笹川流れ 風もいつしか 春ま近か | 永井みゆき | 木下龍太郎 | 岡千秋 | | 背(そむ)いた貴方を 恋しがる 弱さ叱るか みぞれ雪 みれん心に つまずけば 波に呑まれる 荒磯(ありそ)道 ここは越後の 笹川流れ 行くも戻るも 泣き別れ 恋ゆえ見捨てた ふるさとが いまは心の 拠(よ)り所 可愛いからこそ 強く言う 母の小言(こごと)が なつかしい ここは越後の 笹川流れ すがる想いで 駆け抜ける 貴方が残した 傷あとを 癒やすやさしい雪椿 明日(あす)を信じて 渡ったら 波も治まる 荒磯道 ここは越後の 笹川流れ 風もいつしか 春ま近か |
微笑みさがし都会(まち)のくらしに 心がやせて 微笑みさがしの 故郷がえり 駅からバスで山中八里 母に心配かけたくないから せいいっぱいの元気な声で ―ただいまと 手を振るの 裏の小川で 泥んこなって 幼いわたしが 遊んでいます 月日の中で悲しみふやし いつか愛さえ心にとじこめ あなたのことを忘れていたわ ―ごめんねと 独り言 一つ微笑み 見つけるたびに 心に笑顔が もどってきます 自分は自分誰ともちがう そんな言葉を土産にもらって ふたたび明日へ旅立てそうな 星が降る 故郷よ | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 都会(まち)のくらしに 心がやせて 微笑みさがしの 故郷がえり 駅からバスで山中八里 母に心配かけたくないから せいいっぱいの元気な声で ―ただいまと 手を振るの 裏の小川で 泥んこなって 幼いわたしが 遊んでいます 月日の中で悲しみふやし いつか愛さえ心にとじこめ あなたのことを忘れていたわ ―ごめんねと 独り言 一つ微笑み 見つけるたびに 心に笑顔が もどってきます 自分は自分誰ともちがう そんな言葉を土産にもらって ふたたび明日へ旅立てそうな 星が降る 故郷よ |
ほの字だね昔恋しい 深川は 江戸の気分が 残る町 酔ったあなたに 肩をかし 歩く川端 にわか雨 ねえ 濡れて行きましょ ちょいと… ふたりなら あの日上手に 誘われて マイク握って えんか節 ネオン花咲く 錦糸町 陰で女が 泣いている ねえ あなた今夜は ちょいと… どのあたり 上野不忍 池之端 下駄をならして カラコロと 誰かいい人 逢わせてよ 湯島天神 掌(て)を合わす ねえ 引いたおみくじ ちょいと… 吉と出た 木遣りながれる 浅草は 点る灯りも しみじみと 粋な着流し 角帯で 酒をのんでる 男(ひと)がいる ねえ 声をかけたい ちょいと… 路地の店 | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 昔恋しい 深川は 江戸の気分が 残る町 酔ったあなたに 肩をかし 歩く川端 にわか雨 ねえ 濡れて行きましょ ちょいと… ふたりなら あの日上手に 誘われて マイク握って えんか節 ネオン花咲く 錦糸町 陰で女が 泣いている ねえ あなた今夜は ちょいと… どのあたり 上野不忍 池之端 下駄をならして カラコロと 誰かいい人 逢わせてよ 湯島天神 掌(て)を合わす ねえ 引いたおみくじ ちょいと… 吉と出た 木遣りながれる 浅草は 点る灯りも しみじみと 粋な着流し 角帯で 酒をのんでる 男(ひと)がいる ねえ 声をかけたい ちょいと… 路地の店 |
あじさい挽歌あなたを愛した 夏がゆき 北の街では もう雪景色 別れても別れても 今もやさしく ひとり涙に 濡れながら 冬に咲きます あじさい挽歌 あなたのほほ笑み 横顔を 思いだすたび ため息つくの 逢いたくて逢いたくて 心せつなく 好きなあなたの その胸に 咲くに咲けない あじさい挽歌 あなたに抱かれた ぬくもりを 肌の寒さが 欲しいとせがむ 淋しさに淋しさに 夜に紅ひく 北の女は 春を待ち 冬に咲いてる あじさい挽歌 | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | | あなたを愛した 夏がゆき 北の街では もう雪景色 別れても別れても 今もやさしく ひとり涙に 濡れながら 冬に咲きます あじさい挽歌 あなたのほほ笑み 横顔を 思いだすたび ため息つくの 逢いたくて逢いたくて 心せつなく 好きなあなたの その胸に 咲くに咲けない あじさい挽歌 あなたに抱かれた ぬくもりを 肌の寒さが 欲しいとせがむ 淋しさに淋しさに 夜に紅ひく 北の女は 春を待ち 冬に咲いてる あじさい挽歌 |
女の時計氷雨が窓に 降る夜は 女の時計が 昔にかえる あれほどうらんで 泣いたのに あなた飲んでた お湯割り酒を ひとくち ホロリ ふたくち ホロリ… 想い出あいてに 飲んでます おぼえているのよ この胸が あなたの匂いと かなしい嘘を ひとりがせつない 雨の夜は 指でおくれ毛 掻きあげながら ひとくち ホロリ ふたくち ホロリ… 溜息ついては 酔ってます ひとりの暮らしが きらくだと つよがり言うのも 未練でしょうね 一度はあなたと しあわせの 時を刻んだ あの日の恋に ひとくち ホロリ ふたくち ホロリ… 淋しさこらえて 飲んでます | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | | 氷雨が窓に 降る夜は 女の時計が 昔にかえる あれほどうらんで 泣いたのに あなた飲んでた お湯割り酒を ひとくち ホロリ ふたくち ホロリ… 想い出あいてに 飲んでます おぼえているのよ この胸が あなたの匂いと かなしい嘘を ひとりがせつない 雨の夜は 指でおくれ毛 掻きあげながら ひとくち ホロリ ふたくち ホロリ… 溜息ついては 酔ってます ひとりの暮らしが きらくだと つよがり言うのも 未練でしょうね 一度はあなたと しあわせの 時を刻んだ あの日の恋に ひとくち ホロリ ふたくち ホロリ… 淋しさこらえて 飲んでます |
雨おんなあなたに注がれて 飲んだ日の お酒が恋しい 雨降り酒場 雨おんな 雨おんな 涙はきらいじゃ ないけれど 触れたあなたの ぬくもりを 胸のほくろが あゝおぼえてる ふたりでしあわせ なろうねと あんなにやさしく 抱きしめたのに 雨おんな 雨おんな 聞き分けない子と 叱るけど どこでどうして いるかしら 想いださせる あゝひとり酒 時計をむかしに もどせたら あなたと一から やり直したい 雨おんな 雨おんな ひとりで持つ傘 おもすぎる 誰が待ってる わけじゃない 帰りたくない あゝあの部屋へ | 永井みゆき | たかたかし | 伊藤雪彦 | | あなたに注がれて 飲んだ日の お酒が恋しい 雨降り酒場 雨おんな 雨おんな 涙はきらいじゃ ないけれど 触れたあなたの ぬくもりを 胸のほくろが あゝおぼえてる ふたりでしあわせ なろうねと あんなにやさしく 抱きしめたのに 雨おんな 雨おんな 聞き分けない子と 叱るけど どこでどうして いるかしら 想いださせる あゝひとり酒 時計をむかしに もどせたら あなたと一から やり直したい 雨おんな 雨おんな ひとりで持つ傘 おもすぎる 誰が待ってる わけじゃない 帰りたくない あゝあの部屋へ |
お別れ終列車好きになるんじゃ なかったと 泣いて手を振る プラットホーム さよならね さよならね ふたたび逢えない 人なのね 汽車がゆく 汽車がゆく… 赤いランプに 涙が走る つらい気持ちは おなじだと あなた抱きしめ 叱ってくれた 遠ざかる 遠ざかる ひとりじゃやっぱり 淋しいの 泣きじゃくる 泣きじゃくる… 赤いランプに 涙が走る 好きで別れて 行く人を 胸に残して 夜汽車が消える さよならね さよならね 粉雪舞い散る 夜の駅 明日(あす)がある 明日がある… 赤いランプに 涙が走る | 永井みゆき | たかたかし | 伊藤雪彦 | | 好きになるんじゃ なかったと 泣いて手を振る プラットホーム さよならね さよならね ふたたび逢えない 人なのね 汽車がゆく 汽車がゆく… 赤いランプに 涙が走る つらい気持ちは おなじだと あなた抱きしめ 叱ってくれた 遠ざかる 遠ざかる ひとりじゃやっぱり 淋しいの 泣きじゃくる 泣きじゃくる… 赤いランプに 涙が走る 好きで別れて 行く人を 胸に残して 夜汽車が消える さよならね さよならね 粉雪舞い散る 夜の駅 明日(あす)がある 明日がある… 赤いランプに 涙が走る |
大阪すずめおしゃべり夜風に誘われながら 淀屋橋から北新地 好きやねん好きやねん あなたが 好きや 肩をよせあうふたりづれ 今夜はどこまでとべるやら あなたとわたしは 大阪すずめ あなたが唄えば わたしも唄う 川にゆらめく店灯り 好きやねん好きやねん あなたが 好きや 影がかさなる御堂筋(みどうすじ) うわさが花咲く夢通り あなたとわたしは 大阪すずめ 七色ネオンに 恋人たちが 愛をささやく戎(えびす)橋 好きやねん好きやねん あなたが 好きや 人の情けがいきる街 東京なんてめじゃないわ あなたとわたしは 大阪すずめ | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | | おしゃべり夜風に誘われながら 淀屋橋から北新地 好きやねん好きやねん あなたが 好きや 肩をよせあうふたりづれ 今夜はどこまでとべるやら あなたとわたしは 大阪すずめ あなたが唄えば わたしも唄う 川にゆらめく店灯り 好きやねん好きやねん あなたが 好きや 影がかさなる御堂筋(みどうすじ) うわさが花咲く夢通り あなたとわたしは 大阪すずめ 七色ネオンに 恋人たちが 愛をささやく戎(えびす)橋 好きやねん好きやねん あなたが 好きや 人の情けがいきる街 東京なんてめじゃないわ あなたとわたしは 大阪すずめ |
信濃路の雨恋を失(な)くした 女はなぜか 故郷(ふるさと)行きの 汽車に乗る あなた偲べば 小諸宿(こもろじゅく) お帰りなさいと 抱かれたように 肩が 肩が 肩が濡れます あ~信濃路の雨 木の葉隠れに 面影にじむ りんどう揺れる 峠道 淋しすぎます 里灯り ふたりの幸せ も一度ほしい ここで ここで ここで泣かせて あ~追分(おいわけ)の夜 ひとりぼっちの 女の胸に どこより早く 冬が来る 未練叱って 浅間山 あなたを忘れて 出直すための 明日(あす)を 明日を 明日を下さい あ~信濃路の雨 | 永井みゆき | かず翼 | 弦哲也 | 南郷達也 | 恋を失(な)くした 女はなぜか 故郷(ふるさと)行きの 汽車に乗る あなた偲べば 小諸宿(こもろじゅく) お帰りなさいと 抱かれたように 肩が 肩が 肩が濡れます あ~信濃路の雨 木の葉隠れに 面影にじむ りんどう揺れる 峠道 淋しすぎます 里灯り ふたりの幸せ も一度ほしい ここで ここで ここで泣かせて あ~追分(おいわけ)の夜 ひとりぼっちの 女の胸に どこより早く 冬が来る 未練叱って 浅間山 あなたを忘れて 出直すための 明日(あす)を 明日を 明日を下さい あ~信濃路の雨 |
雨の酒場窓に汽笛が しぐれる夜は 口紅(べに)がぬれます こころもぬれる 酒のグラスを 置いた手で 痩せた肩だと 抱いたひと 夜の港は 今日も雨… 箸の袋で たたんだ鶴を うしろ姿の あなたは飛ばす 君にしあわせ あげるよと 嘘をわたしに くれたひと 泣いたあの日も 雨でした 不幸なじみの 女の胸に 夢はいつ咲く 止まり木ぐらし 黒いコートの 襟を立て 雨の夜更けに 消えたひと 夜の港は 今日も雨… | 永井みゆき | たかたかし | 伊藤雪彦 | | 窓に汽笛が しぐれる夜は 口紅(べに)がぬれます こころもぬれる 酒のグラスを 置いた手で 痩せた肩だと 抱いたひと 夜の港は 今日も雨… 箸の袋で たたんだ鶴を うしろ姿の あなたは飛ばす 君にしあわせ あげるよと 嘘をわたしに くれたひと 泣いたあの日も 雨でした 不幸なじみの 女の胸に 夢はいつ咲く 止まり木ぐらし 黒いコートの 襟を立て 雨の夜更けに 消えたひと 夜の港は 今日も雨… |
十九の港岬はるかに船がゆく 背伸びをしても遠い人 好きなのに 好きなのに 結びきれない 恋の赤い糸 春なのに 春なのに 涙ひと粒 十九の港 海で育った人なのに あなたは海を捨ててゆく アキちゃんも ター坊も みんなこの町 戻ってきたけれど 春なのに 春なのに ひとりぽっちの 十九の港 つらくなったら帰ってね わたしの胸の桟橋に カモメ唏く 波が散る 夢よ かれるな あなたといつまでも 春なのに 春なのに 唏いて駆けだす 十九の港 | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | | 岬はるかに船がゆく 背伸びをしても遠い人 好きなのに 好きなのに 結びきれない 恋の赤い糸 春なのに 春なのに 涙ひと粒 十九の港 海で育った人なのに あなたは海を捨ててゆく アキちゃんも ター坊も みんなこの町 戻ってきたけれど 春なのに 春なのに ひとりぽっちの 十九の港 つらくなったら帰ってね わたしの胸の桟橋に カモメ唏く 波が散る 夢よ かれるな あなたといつまでも 春なのに 春なのに 唏いて駆けだす 十九の港 |
大阪やどり人の運命の 綾(あや)見るように 水の都の 橋と川 この人と この人と しあわせに 巡り合うまで 長かった 夫婦契りの 盃は 粋な三日月 大阪やどり 望み叶えば いい気なもので お礼そこそこ 法善寺 この人と この人と 肩並べ 片目つむって 袖引いて ちょっと寄り道 裏通り お酒身に沁む 大阪やどり 夜の道頓堀(とんぼり) 人の世写す 水の中から 灯が点る この人と この人と 二人づれ 苦労してこそ 花が咲く それが本当の しあわせね 春を呼ぶ街 大阪やどり | 永井みゆき | 坂口照幸 | 岡千秋 | 伊戸のりお | 人の運命の 綾(あや)見るように 水の都の 橋と川 この人と この人と しあわせに 巡り合うまで 長かった 夫婦契りの 盃は 粋な三日月 大阪やどり 望み叶えば いい気なもので お礼そこそこ 法善寺 この人と この人と 肩並べ 片目つむって 袖引いて ちょっと寄り道 裏通り お酒身に沁む 大阪やどり 夜の道頓堀(とんぼり) 人の世写す 水の中から 灯が点る この人と この人と 二人づれ 苦労してこそ 花が咲く それが本当の しあわせね 春を呼ぶ街 大阪やどり |
女のお酒あなた追いかけ 降り立つ駅は しぐれも泣いてる 北の町 「おじさん お酒は熱くして…」 身体(からだ)じゃないの 心が寒い 逢ってどうなる ものではないが せめて聞きたい 雨の夜 いつかふたりで 来ようと言った あなたの故郷 遠かった 「おじさん おかわりお願いね…」 思い出よりも 明日が寒い 夢に背を向け 私を捨てて 何も言わずに 消えたから 何故かあなたの 気持ちが少し 解った気がする 情け町 「おじさん やさしさありがとう…」 都会に馴れた 女が寒い 宿泊(やど)の心配 うれしいけれど いいの逢わずに 帰るのよ | 永井みゆき | かず翼 | 水森英夫 | | あなた追いかけ 降り立つ駅は しぐれも泣いてる 北の町 「おじさん お酒は熱くして…」 身体(からだ)じゃないの 心が寒い 逢ってどうなる ものではないが せめて聞きたい 雨の夜 いつかふたりで 来ようと言った あなたの故郷 遠かった 「おじさん おかわりお願いね…」 思い出よりも 明日が寒い 夢に背を向け 私を捨てて 何も言わずに 消えたから 何故かあなたの 気持ちが少し 解った気がする 情け町 「おじさん やさしさありがとう…」 都会に馴れた 女が寒い 宿泊(やど)の心配 うれしいけれど いいの逢わずに 帰るのよ |
りんどうの雨好きと言われて 傘の中 黙ってわたし うつむいていた 港の丘の 昼下がり やさしい雨 雨に… 濡れてひそかに 咲いていた りんどうは りんどうは 思い出の花 遠いあの日を 想うたび 心にいまも やさしく匂う きれいなままで 咲いている あの日の夢 夢は… 二度とかえらぬ まぼろしよ りんどうは りんどうは 思い出の恋 何も言えずに 泣きながら 別れたひとの うしろ姿よ 散りゆく花の あわれさが わたしの胸 胸に… いまもせつなく 降りかかる りんどうは りんどうは 思い出の花 りんどうは りんどうは 思い出の花 | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 好きと言われて 傘の中 黙ってわたし うつむいていた 港の丘の 昼下がり やさしい雨 雨に… 濡れてひそかに 咲いていた りんどうは りんどうは 思い出の花 遠いあの日を 想うたび 心にいまも やさしく匂う きれいなままで 咲いている あの日の夢 夢は… 二度とかえらぬ まぼろしよ りんどうは りんどうは 思い出の恋 何も言えずに 泣きながら 別れたひとの うしろ姿よ 散りゆく花の あわれさが わたしの胸 胸に… いまもせつなく 降りかかる りんどうは りんどうは 思い出の花 りんどうは りんどうは 思い出の花 |
港でひとりかもめなぜ鳴く 波の上 暮れりゃさびしい 桟橋あたり 行くならあなたを 待たないと 止めた強がり あの日の言葉 港でひとり ひとり わたし泣いてます 何か一言 いいたげに 向けた背中が つらそうでした やっぱりわたしの まけですね 捨てるつもりの 指輪をはめて 港でひとり ひとり わたし待ってます 雨がみぞれに 変わります こんな夜には あなたがほしい 帰りのあてない 人のため 冬に着せたい セーター編んで 港でひとり ひとり わたし泣いてます | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | かもめなぜ鳴く 波の上 暮れりゃさびしい 桟橋あたり 行くならあなたを 待たないと 止めた強がり あの日の言葉 港でひとり ひとり わたし泣いてます 何か一言 いいたげに 向けた背中が つらそうでした やっぱりわたしの まけですね 捨てるつもりの 指輪をはめて 港でひとり ひとり わたし待ってます 雨がみぞれに 変わります こんな夜には あなたがほしい 帰りのあてない 人のため 冬に着せたい セーター編んで 港でひとり ひとり わたし泣いてます |
地吹雪情話初めて履いた カンジキに 足を取られて 道に這(は)う なんでこんなに 荒れるやら 津軽 地吹雪 雪嵐(あらし) 惚れたあなたの 後を追う 女のこころを 通せんぼ 行くなと叱る 母の手を 払い除けたも 恋のため 親の代わりに 頬を打つ 津軽 地吹雪 雪飛礫(つぶて) 負けちゃいけない 泣いたなら なみだの氷柱(つらら)が 胸を刺す 凍(しば)れる指で 角巻(かくまき)の 雪を払って また急ぐ 愛の強さを 試すやら 津軽 地吹雪 雪簾(すだれ) 夢を捨てずに いる限り いつかはあなたに 追いつける | 永井みゆき | 木下龍太郎 | 岡千秋 | 池多孝春 | 初めて履いた カンジキに 足を取られて 道に這(は)う なんでこんなに 荒れるやら 津軽 地吹雪 雪嵐(あらし) 惚れたあなたの 後を追う 女のこころを 通せんぼ 行くなと叱る 母の手を 払い除けたも 恋のため 親の代わりに 頬を打つ 津軽 地吹雪 雪飛礫(つぶて) 負けちゃいけない 泣いたなら なみだの氷柱(つらら)が 胸を刺す 凍(しば)れる指で 角巻(かくまき)の 雪を払って また急ぐ 愛の強さを 試すやら 津軽 地吹雪 雪簾(すだれ) 夢を捨てずに いる限り いつかはあなたに 追いつける |
大阪慕情水に七色 ネオンの街は お伽ばなしの しあわせばかり 雨が降るのに 傘もない すがるあなたの 胸もない 夜の… 夜の大阪 片恋しぐれ いつか一緒と こころに決めた 夢はうたかた 淀川あたり 二度と逢えない 人だから 酔えばみれんに 泣けてくる 夜の… 夜の大阪 片恋しぐれ 三十路まぢかの 女の肩を 雨よ叩くな 涙がしみる どこで生きても つらいから 夢をみさせて もう一度 夜の… 夜の大阪 片恋しぐれ | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 水に七色 ネオンの街は お伽ばなしの しあわせばかり 雨が降るのに 傘もない すがるあなたの 胸もない 夜の… 夜の大阪 片恋しぐれ いつか一緒と こころに決めた 夢はうたかた 淀川あたり 二度と逢えない 人だから 酔えばみれんに 泣けてくる 夜の… 夜の大阪 片恋しぐれ 三十路まぢかの 女の肩を 雨よ叩くな 涙がしみる どこで生きても つらいから 夢をみさせて もう一度 夜の… 夜の大阪 片恋しぐれ |
雨椿あなた あなた あなたの胸の 止り木に 羽根を休めて 眠れたら どんなに私は 幸せかしら 雨 雨 伊豆の湯けむり ひとり宿 雨の椿の… あゝ花が散る なみだ なみだ なみだで濡れた この胸に 遠いあなたの 思い出が いとしさ炎(も)やして つのるの今日も 雨 雨 天城峠の しぐれ道 赤い椿の… あゝ花が散る こころ こころ こころの花で いゝのよと そっとつぶやく 淋しさが あなたに逢いたい 想いに泣くの 雨 雨 にじむ灯りの 夜の海 雨に椿の… あゝ花が散る | 永井みゆき | 三浦康照 | 深谷昭 | | あなた あなた あなたの胸の 止り木に 羽根を休めて 眠れたら どんなに私は 幸せかしら 雨 雨 伊豆の湯けむり ひとり宿 雨の椿の… あゝ花が散る なみだ なみだ なみだで濡れた この胸に 遠いあなたの 思い出が いとしさ炎(も)やして つのるの今日も 雨 雨 天城峠の しぐれ道 赤い椿の… あゝ花が散る こころ こころ こころの花で いゝのよと そっとつぶやく 淋しさが あなたに逢いたい 想いに泣くの 雨 雨 にじむ灯りの 夜の海 雨に椿の… あゝ花が散る |
恋する大阪銀杏並木(いちょうなみき)に 噂のつばめが飛んで 恋人通りには ネオンの花が咲く 雨の中二人で 頬よせて濡れてゆく ランラランラン 大阪 大阪 夢降る街よ わたしにください 愛のくちづけ 恋するふたりには そぼ降る雨さえうれし このままどこまでも 歩いていたいから 雨の中二人で 頬よせて濡れてゆく ランラランラン 大阪 大阪 希望の街よ 今夜もください 愛のくちづけ さよなら言えずに あの路地この路地ゆけば あなたが好きだから せつない街灯り 雨の中二人で 頬よせて濡れてゆく ランラランラン 大阪 大阪 恋する街よ もいちどください 愛のくちづけ | 永井みゆき | たかたかし | 水森英夫 | | 銀杏並木(いちょうなみき)に 噂のつばめが飛んで 恋人通りには ネオンの花が咲く 雨の中二人で 頬よせて濡れてゆく ランラランラン 大阪 大阪 夢降る街よ わたしにください 愛のくちづけ 恋するふたりには そぼ降る雨さえうれし このままどこまでも 歩いていたいから 雨の中二人で 頬よせて濡れてゆく ランラランラン 大阪 大阪 希望の街よ 今夜もください 愛のくちづけ さよなら言えずに あの路地この路地ゆけば あなたが好きだから せつない街灯り 雨の中二人で 頬よせて濡れてゆく ランラランラン 大阪 大阪 恋する街よ もいちどください 愛のくちづけ |
愛を一輪そよ風に揺れている 花びらのひとつにも かけがえのない命の証し ひそやかに宿っている 与えられた季節を ひたすらに咲き誇る まぶしい姿 見つめていたら 不意に涙こぼれた 何気なく映る街角も 少しずつ色が違う 生きている それだけで 優しくなれる日もある 喜びと悲しみが つづれ織る人生で 愛という花を胸に一輪 私も咲かせたくて この心 この体 私が生まれたこと 命をくれた そんな奇跡に いまは感謝したくて 幸せにしてと言いながら 人は愛をねだるけど 愛される方法は いつだって愛すること 微笑みとせつなさが すれ違う人生で 愛という花をそっと一輪 大事に育ててゆく 何気なく映る街角で いつか出逢う人がいる 生きている それだけで 心ときめく日もある 喜びと悲しみが つづれ織る 人生で 愛という花を胸に一輪 私も咲かせたくて | 永井みゆき | 及川眠子 | 山口美央子 | | そよ風に揺れている 花びらのひとつにも かけがえのない命の証し ひそやかに宿っている 与えられた季節を ひたすらに咲き誇る まぶしい姿 見つめていたら 不意に涙こぼれた 何気なく映る街角も 少しずつ色が違う 生きている それだけで 優しくなれる日もある 喜びと悲しみが つづれ織る人生で 愛という花を胸に一輪 私も咲かせたくて この心 この体 私が生まれたこと 命をくれた そんな奇跡に いまは感謝したくて 幸せにしてと言いながら 人は愛をねだるけど 愛される方法は いつだって愛すること 微笑みとせつなさが すれ違う人生で 愛という花をそっと一輪 大事に育ててゆく 何気なく映る街角で いつか出逢う人がいる 生きている それだけで 心ときめく日もある 喜びと悲しみが つづれ織る 人生で 愛という花を胸に一輪 私も咲かせたくて |
恋花火誰かの身代わり それもいい 憂さのはけぐち それもいい あなたのそばに いられたら 後で泣こうと 悔やまない どのみち短い この世なら 恋に生きたい 鮮やかに ふたり一緒に 火傷して 灰になるまで 堕ちてゆく 弾ける 飛び散る 燃えて溶けてく 儚く せつなく 美しく 夜空を彩る 恋花火 ほつれ毛揺らせる 川風に ふっと涙が こぼれます 窓辺にもたれ 肌よせて 酔って火の酒 口移し 一途な想いを ときめきを 散らさないでね 消さないで 恋はうたかた 幻か 瞼閉じれば 夢になる 弾ける 飛び散る 燃えて溶けてく 儚く せつなく 美しく 夜空を彩る 恋花火 どのみち短い この世なら 恋に生きたい 鮮やかに ふたり一緒に 火傷して 灰になるまで 堕ちてゆく 弾ける 飛び散る 燃えて溶けてく 儚く せつなく 美しく 夜空を彩る 恋花火 | 永井みゆき | 下地亜記子 | 弦哲也 | | 誰かの身代わり それもいい 憂さのはけぐち それもいい あなたのそばに いられたら 後で泣こうと 悔やまない どのみち短い この世なら 恋に生きたい 鮮やかに ふたり一緒に 火傷して 灰になるまで 堕ちてゆく 弾ける 飛び散る 燃えて溶けてく 儚く せつなく 美しく 夜空を彩る 恋花火 ほつれ毛揺らせる 川風に ふっと涙が こぼれます 窓辺にもたれ 肌よせて 酔って火の酒 口移し 一途な想いを ときめきを 散らさないでね 消さないで 恋はうたかた 幻か 瞼閉じれば 夢になる 弾ける 飛び散る 燃えて溶けてく 儚く せつなく 美しく 夜空を彩る 恋花火 どのみち短い この世なら 恋に生きたい 鮮やかに ふたり一緒に 火傷して 灰になるまで 堕ちてゆく 弾ける 飛び散る 燃えて溶けてく 儚く せつなく 美しく 夜空を彩る 恋花火 |
しぐれ舟宿飲ませて ごめんと 言うあなた 酔っても いいのと 言うわたし 舟宿の 濡れて夜更ける 思い出枕 夢を分けあい 別れる朝は 涙しぐれが袖に降る 男は 意地だと 言うあなた 女は 愛よと 言うわたし 舟宿で 人の温り 分け合いながら 情け重ねた 夢から醒めりゃ 明日は未練に泣くでしょぅ 心は ひとつと 言うあなた 身体も ひとつと 言うわたし 舟宿の 出逢い切ない 二人の小部屋 どうかこのまま ただ抱きしめて 燃えるいのちの果てるまで…… | 永井みゆき | 石本美由起 | 弦哲也 | | 飲ませて ごめんと 言うあなた 酔っても いいのと 言うわたし 舟宿の 濡れて夜更ける 思い出枕 夢を分けあい 別れる朝は 涙しぐれが袖に降る 男は 意地だと 言うあなた 女は 愛よと 言うわたし 舟宿で 人の温り 分け合いながら 情け重ねた 夢から醒めりゃ 明日は未練に泣くでしょぅ 心は ひとつと 言うあなた 身体も ひとつと 言うわたし 舟宿の 出逢い切ない 二人の小部屋 どうかこのまま ただ抱きしめて 燃えるいのちの果てるまで…… |
応援歌でヨイショ!とーんとご無沙汰 ご贔屓様よ やって来ました ああん 渡り鳥 なんのとりえもないけれど 夢をよいしょと持ち上げて うなる笑顔の ああ…ん えんか節 親にはぐれて 旅空夜空 意地と涙の ああん 渡り鳥 知らぬ他国のたそがれは 人の情けが恋しくて 想いだします ああ…ん 故郷を 雨が降るから 草木はのびる 泣いちゃいけない ああん 渡り鳥 我慢辛抱人生は いつか来る日の春を抱き 翔んでおゆきよ ああ…ん 旅の空 | 永井みゆき | たかたかし | 岡千秋 | | とーんとご無沙汰 ご贔屓様よ やって来ました ああん 渡り鳥 なんのとりえもないけれど 夢をよいしょと持ち上げて うなる笑顔の ああ…ん えんか節 親にはぐれて 旅空夜空 意地と涙の ああん 渡り鳥 知らぬ他国のたそがれは 人の情けが恋しくて 想いだします ああ…ん 故郷を 雨が降るから 草木はのびる 泣いちゃいけない ああん 渡り鳥 我慢辛抱人生は いつか来る日の春を抱き 翔んでおゆきよ ああ…ん 旅の空 |
夢ごよみあなたの胸に 抱かれると 春の匂いが してきます 眠れぬままに 涙をながした つらい夜も あったけど 逢えてよかった…… めぐるしあわせ 女の夢ごよみ あなたの愛の 陽だまりに 咲いてうれしい 遅桜 悲しい過去は 誰にもあるよと やせた指に 手を添える 離さないでね… めぐるしあわせ 女の夢ごよみ 好きよといって 腕をくめば あなたよせよと 照れ笑い うれしいあなた おしどりみたいに 肩を寄せて いつまでも ついてゆきます…… めぐるしあわせ 女の夢ごよみ | 永井みゆき | たかたかし | 岡千秋 | 南郷達也 | あなたの胸に 抱かれると 春の匂いが してきます 眠れぬままに 涙をながした つらい夜も あったけど 逢えてよかった…… めぐるしあわせ 女の夢ごよみ あなたの愛の 陽だまりに 咲いてうれしい 遅桜 悲しい過去は 誰にもあるよと やせた指に 手を添える 離さないでね… めぐるしあわせ 女の夢ごよみ 好きよといって 腕をくめば あなたよせよと 照れ笑い うれしいあなた おしどりみたいに 肩を寄せて いつまでも ついてゆきます…… めぐるしあわせ 女の夢ごよみ |
本気たった一日 逢うために あとの六日を 生きてる私 逢えない夜の 淋しさに いつかおぼえた ひとり酒 人目にかくれる 花つぼみ この恋本気で 咲かせたい 好きになっては いけないと 気づいた時には 遅すぎたのね うなじも胸も 黒髪も 熱い吐息を 待ちわびる ほんのり素肌が ときめいて この恋今では 離せない 二度と逢えない 夢を見て 泣いた涙で 目覚める夜明け これきりいっそ あなたから この身を引けば 楽なのに 吐息に震える 花つぼみ この恋本気で 咲かせたい | 永井みゆき | 麻こよみ | 岡千秋 | 宮崎慎二 | たった一日 逢うために あとの六日を 生きてる私 逢えない夜の 淋しさに いつかおぼえた ひとり酒 人目にかくれる 花つぼみ この恋本気で 咲かせたい 好きになっては いけないと 気づいた時には 遅すぎたのね うなじも胸も 黒髪も 熱い吐息を 待ちわびる ほんのり素肌が ときめいて この恋今では 離せない 二度と逢えない 夢を見て 泣いた涙で 目覚める夜明け これきりいっそ あなたから この身を引けば 楽なのに 吐息に震える 花つぼみ この恋本気で 咲かせたい |
つぐみ夏至(げし)を過ぎれば 鳴かなくなるから… そんな名前の 鳥がいる 別れ話しに 声さえ出せずに 拒んだ わたしみたいね つぐみ つぐみ 重たかろ 北へ帰るにゃ 寒かろう つぐみ つぐみ 置いて行け 辛(つら)さ 無念さ あるのなら 投げてごらんよ わたしのこの胸に 心ときめき 待ち続けたもの… それは さよならだったのね 恋は激しい 夕立ちのようね しばらく 許せなかった つぐみ つぐみ 振り向くな 濡れた翼は また乾く つぐみ つぐみ 翔(と)んで行け 海の夕焼け 越えたなら 鳴いてごらんよ 明日(あした)へおもいきり つぐみ つぐみ 重たかろ 北へ帰るにゃ 寒かろう つぐみ つぐみ 置いて行け 辛(つら)さ 無念さ あるのなら 投げてごらんよ わたしのこの胸に | 永井みゆき | いとう彩 | 岡千秋 | 宮崎慎二 | 夏至(げし)を過ぎれば 鳴かなくなるから… そんな名前の 鳥がいる 別れ話しに 声さえ出せずに 拒んだ わたしみたいね つぐみ つぐみ 重たかろ 北へ帰るにゃ 寒かろう つぐみ つぐみ 置いて行け 辛(つら)さ 無念さ あるのなら 投げてごらんよ わたしのこの胸に 心ときめき 待ち続けたもの… それは さよならだったのね 恋は激しい 夕立ちのようね しばらく 許せなかった つぐみ つぐみ 振り向くな 濡れた翼は また乾く つぐみ つぐみ 翔(と)んで行け 海の夕焼け 越えたなら 鳴いてごらんよ 明日(あした)へおもいきり つぐみ つぐみ 重たかろ 北へ帰るにゃ 寒かろう つぐみ つぐみ 置いて行け 辛(つら)さ 無念さ あるのなら 投げてごらんよ わたしのこの胸に |
ひと月に一度は「幸せあげるよ」と 私を見つめて 左の指輪も これで三年目 「風呂!」「メシ!」「寝る!」だけしか この頃言わなくて あんなに言ってた 「きれい」はどうしたの? ひと月に一度は 聞かせてね 今夜も午前様 この頃おつかれ 分かってますとも 仕事だってことは… けれども休みのとき ゴロゴロしてないで あのころみたいに 何処かへつれてって ひと月に一度は 手をつなぎ 一緒になった頃は 仲よく買物 「奥さん」なんて呼ばれて ドキドキしちゃった これから歩く道は まだまだ続くのよ 初心を忘れず 夢を語りましょう ひと月にいちどは ふたりして | 永井みゆき | 合田道人 | 桧原さとし | 丸山雅仁 | 「幸せあげるよ」と 私を見つめて 左の指輪も これで三年目 「風呂!」「メシ!」「寝る!」だけしか この頃言わなくて あんなに言ってた 「きれい」はどうしたの? ひと月に一度は 聞かせてね 今夜も午前様 この頃おつかれ 分かってますとも 仕事だってことは… けれども休みのとき ゴロゴロしてないで あのころみたいに 何処かへつれてって ひと月に一度は 手をつなぎ 一緒になった頃は 仲よく買物 「奥さん」なんて呼ばれて ドキドキしちゃった これから歩く道は まだまだ続くのよ 初心を忘れず 夢を語りましょう ひと月にいちどは ふたりして |
恋岬凍える指に 息をふきかけ 待てば岬の 燈台(ひ)がともる 好きでひと秋、 待ってふた秋…‥ 投げてもあなたに とどかない 胸の想いに 泣けてくる 都会の水に あなたは慣れて 羽根をのばして いるのでしょう 待ってひと秋、 泣いてふた秋…‥ 恋する心の おろかさで あなただけしか 見えません 季節が来たら 渡り鳥さえ 海峡(うみ)を渡って 帰るのに 泣いてひと秋、 痩せてふた秋…‥ 着物の袂を 手でおさえ しぼる涙が 雪になる | 永井みゆき | たかたかし | 岡千秋 | 丸山雅仁 | 凍える指に 息をふきかけ 待てば岬の 燈台(ひ)がともる 好きでひと秋、 待ってふた秋…‥ 投げてもあなたに とどかない 胸の想いに 泣けてくる 都会の水に あなたは慣れて 羽根をのばして いるのでしょう 待ってひと秋、 泣いてふた秋…‥ 恋する心の おろかさで あなただけしか 見えません 季節が来たら 渡り鳥さえ 海峡(うみ)を渡って 帰るのに 泣いてひと秋、 痩せてふた秋…‥ 着物の袂を 手でおさえ しぼる涙が 雪になる |
恋心花の蕾が 雨にぬれ 紅もほんのり 春の色 あなた 命をくださいますか 憧れいつか恋になる 女のこころの 夢化粧 好きといわれて 肩をよせ 傘にかくれて 泣いた夜 あなた 命をくださいますか 死ぬまで夢をみていたい 女のこころの 恋嵐 雨が降るから 泣けるのか 恋がせつなく 泣けるのか あなた 命をくださいますか いちずに燃えてゆれてゆく 女のこころの 恋小舟 | 永井みゆき | たかたかし | 猪俣公章 | 前田俊明 | 花の蕾が 雨にぬれ 紅もほんのり 春の色 あなた 命をくださいますか 憧れいつか恋になる 女のこころの 夢化粧 好きといわれて 肩をよせ 傘にかくれて 泣いた夜 あなた 命をくださいますか 死ぬまで夢をみていたい 女のこころの 恋嵐 雨が降るから 泣けるのか 恋がせつなく 泣けるのか あなた 命をくださいますか いちずに燃えてゆれてゆく 女のこころの 恋小舟 |
はまなす旅情はまなす咲いてる知床の 岬の丘は 夏景色 あなたが指さす波の上 はるかに国後(くなしり) ルルイ岳 瞳の中まで海の色 あなたがまぶしい ふたり旅 短い季節を惜しむよに 色とりどりに 咲く花よ 都会でいつしか忘れてた やさしい心に もどります あなたを素直に好きですと いまなら言えます 旅の空 暮れゆく山並みあかね雲 羅臼(らうす)の町に 灯がともる あなたと今宵も岩陰に うたえば波間に 照る月よ 寄り添うふたりの肩さきを カモメが飛びかう 北の海 | 永井みゆき | たかたかし | 四方章人 | 前田俊明 | はまなす咲いてる知床の 岬の丘は 夏景色 あなたが指さす波の上 はるかに国後(くなしり) ルルイ岳 瞳の中まで海の色 あなたがまぶしい ふたり旅 短い季節を惜しむよに 色とりどりに 咲く花よ 都会でいつしか忘れてた やさしい心に もどります あなたを素直に好きですと いまなら言えます 旅の空 暮れゆく山並みあかね雲 羅臼(らうす)の町に 灯がともる あなたと今宵も岩陰に うたえば波間に 照る月よ 寄り添うふたりの肩さきを カモメが飛びかう 北の海 |
涙の終列車別れせつない 夜汽車の窓に 手をふる肩に 雪が舞う あの人に あの人に いつまた逢える駅のベル もうだめね もうだめね 汽車が 汽車が 汽車がでる 涙の終列車 好きで別れる 未練(おもい)の糸を たちきるような 汽車のふえ あの人と あの人と 指きりしたの泣かないと でもだめね でもだめね 汽車が 汽車が 汽車がでる 涙の終列車 赤いランプが 吹雪のなかへ にじんで遠く 消えてゆく あの人に あの人に やさしくされた唇も もうだめね もうだめね 汽車が 汽車が 汽車がゆく 涙の終列車 | 永井みゆき | たかたかし | 徳久広司 | 南郷達也 | 別れせつない 夜汽車の窓に 手をふる肩に 雪が舞う あの人に あの人に いつまた逢える駅のベル もうだめね もうだめね 汽車が 汽車が 汽車がでる 涙の終列車 好きで別れる 未練(おもい)の糸を たちきるような 汽車のふえ あの人と あの人と 指きりしたの泣かないと でもだめね でもだめね 汽車が 汽車が 汽車がでる 涙の終列車 赤いランプが 吹雪のなかへ にじんで遠く 消えてゆく あの人に あの人に やさしくされた唇も もうだめね もうだめね 汽車が 汽車が 汽車がゆく 涙の終列車 |
うず潮海峡は春盛(さか)り 光りの粒が 瞳にまぶしくふりそそぐ おれの生まれたふるさとと あなたゆびさす はるかな小島 瀬戸内めぐりの 船がゆく 船がゆく 潮風が頬をうつ 紺碧(こんぺき)の空 島影だんだん近くなる きみを家族にあわせたい そんな言葉に つれそう旅よ こころはうず潮 波の上 波の上 海鳥がとぶ入江 船着く港 ふたりに手をふる桟橋に あなた拳(こぶし)をつきあげて 照れるわたしの 背中を抱くの ふたりの瀬戸内 恋の風 恋の風 | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 海峡は春盛(さか)り 光りの粒が 瞳にまぶしくふりそそぐ おれの生まれたふるさとと あなたゆびさす はるかな小島 瀬戸内めぐりの 船がゆく 船がゆく 潮風が頬をうつ 紺碧(こんぺき)の空 島影だんだん近くなる きみを家族にあわせたい そんな言葉に つれそう旅よ こころはうず潮 波の上 波の上 海鳥がとぶ入江 船着く港 ふたりに手をふる桟橋に あなた拳(こぶし)をつきあげて 照れるわたしの 背中を抱くの ふたりの瀬戸内 恋の風 恋の風 |
かざぐるまお母さんに買ってもらった かざぐるま カラカラまわり 歌いながら走った ふる里の川辺 あしたは晴れるよ 見上げた空 あの子に会えない 夏の雨 いつしか夢と知りました お母さんに買ってもらった かざぐるま フウフウ吹いて 頬をそめて遊んだ ふる里の季節 ふたりで影踏み さよならまで 夕暮れまじかの 赤とんぼ いまでも胸を離れない お母さんに買ってもらった かざぐるま ヒラヒラとまる 風がやんだ淋しさ ふる里の小径 都会で見えない にじいろ星 目を閉じて想う 遠い空 やさしい町に帰りたい やさしい町に帰りたい | 永井みゆき | 森川ゆう | 水森英夫 | 伊戸のりお | お母さんに買ってもらった かざぐるま カラカラまわり 歌いながら走った ふる里の川辺 あしたは晴れるよ 見上げた空 あの子に会えない 夏の雨 いつしか夢と知りました お母さんに買ってもらった かざぐるま フウフウ吹いて 頬をそめて遊んだ ふる里の季節 ふたりで影踏み さよならまで 夕暮れまじかの 赤とんぼ いまでも胸を離れない お母さんに買ってもらった かざぐるま ヒラヒラとまる 風がやんだ淋しさ ふる里の小径 都会で見えない にじいろ星 目を閉じて想う 遠い空 やさしい町に帰りたい やさしい町に帰りたい |
触れもせず淡くほのかに触れもせず わたしを通りすぎた人 野に咲く花よ 月見草 かなしみ秘めて咲く花よ 乙女の春は 短くて… 抱いてほしいと言えなくて こがれて幾夜(いくよ)恋化粧 野に咲く花よ 月見草 涙に白く咲く花よ 夜露にぬれて なにを泣く… あかく咲けずに散る花は この世の夢のはかなさか 野に咲く花よ 月見草 流れの岸に 咲く花よ やさしい瞳 今もなお… | 永井みゆき | たかたかし | 弦哲也 | 前田俊明 | 淡くほのかに触れもせず わたしを通りすぎた人 野に咲く花よ 月見草 かなしみ秘めて咲く花よ 乙女の春は 短くて… 抱いてほしいと言えなくて こがれて幾夜(いくよ)恋化粧 野に咲く花よ 月見草 涙に白く咲く花よ 夜露にぬれて なにを泣く… あかく咲けずに散る花は この世の夢のはかなさか 野に咲く花よ 月見草 流れの岸に 咲く花よ やさしい瞳 今もなお… |
恋して大丈夫惚れたはれたの一言で 世界すべてが変わるのよ アイ・ラブ・ユーを言うために 頑張らなくちゃ あゝだってあなたに出逢った日から 好きだったの 恋して大丈夫 愛にできないことはない そうよ当たってくだけちゃお アイ・ラブ・ユーが始まるの 私のなかで あゝときめく日々の幕が上がる あなたにいま 恋して大丈夫 待ってるだけじゃつまらない ふられちゃってもかまわない アイ・ラブ・ユーを伝えるの あなたの胸に あゝこぼれた涙 勇気に変えて 心のまま 恋して大丈夫 私の願いただひとつ 幸せにねぇなりたいの アイ・ラブ・ユーでくじけずに とことん行(ゆ)くわ あゝ最後にきっと愛は届く 明日は晴れ 恋して大丈夫 明日は晴れ 恋して大丈夫 | 永井みゆき | 及川眠子 | 山口美央子 | 坂本昌之 | 惚れたはれたの一言で 世界すべてが変わるのよ アイ・ラブ・ユーを言うために 頑張らなくちゃ あゝだってあなたに出逢った日から 好きだったの 恋して大丈夫 愛にできないことはない そうよ当たってくだけちゃお アイ・ラブ・ユーが始まるの 私のなかで あゝときめく日々の幕が上がる あなたにいま 恋して大丈夫 待ってるだけじゃつまらない ふられちゃってもかまわない アイ・ラブ・ユーを伝えるの あなたの胸に あゝこぼれた涙 勇気に変えて 心のまま 恋して大丈夫 私の願いただひとつ 幸せにねぇなりたいの アイ・ラブ・ユーでくじけずに とことん行(ゆ)くわ あゝ最後にきっと愛は届く 明日は晴れ 恋して大丈夫 明日は晴れ 恋して大丈夫 |
愛がこわいのはじめて逢った 逢ったその日から 感じていたの あなたの瞳 いつまでも いつまでも 踊っていたい だからひとりにしないでね 夢のような 夢のような 愛がこわいの 聞いてもどうぞ 何も言わないで 過去のひとは 忘れてほしい 今日からは 今日からは わたしのために 朝がくるまでそばいて やさしすぎる やさしすぎる 夜がこわいの あなたと踊る 踊るしあわせが 涙でいつか 終わらぬように あなただけ あなただけ 見つめているわ だから今夜もだきしめて 夢のような 夢のような 愛がこわいの | 永井みゆき | たかたかし | 檜原さとし | 伊戸のりお | はじめて逢った 逢ったその日から 感じていたの あなたの瞳 いつまでも いつまでも 踊っていたい だからひとりにしないでね 夢のような 夢のような 愛がこわいの 聞いてもどうぞ 何も言わないで 過去のひとは 忘れてほしい 今日からは 今日からは わたしのために 朝がくるまでそばいて やさしすぎる やさしすぎる 夜がこわいの あなたと踊る 踊るしあわせが 涙でいつか 終わらぬように あなただけ あなただけ 見つめているわ だから今夜もだきしめて 夢のような 夢のような 愛がこわいの |