虎落の里泣け泣けと 雪が呼ぶ 伊吹のこの里に なぜ背を向けた 故郷(ふるさと)捨てた訳は何 あなたにとって恋は何 答くれない 虎落の笛よ ヒューヒューヒューヒュー 宵から鳴るばかり 東京に いるという 便りがあったきり あれから三月 女に云えぬ事は何 あなたにとって夢は何 情けあるなら 虎落の笛よ 教えておくれよ 男の道とやら 育てた絆 意味は何 あなたにとって愛は何 春を知らない 虎落の里に ヒューヒューヒューヒュー 夜っぴて風が哭く | 成世昌平 | もず唱平 | 叶弦大 | 前田俊明 | 泣け泣けと 雪が呼ぶ 伊吹のこの里に なぜ背を向けた 故郷(ふるさと)捨てた訳は何 あなたにとって恋は何 答くれない 虎落の笛よ ヒューヒューヒューヒュー 宵から鳴るばかり 東京に いるという 便りがあったきり あれから三月 女に云えぬ事は何 あなたにとって夢は何 情けあるなら 虎落の笛よ 教えておくれよ 男の道とやら 育てた絆 意味は何 あなたにとって愛は何 春を知らない 虎落の里に ヒューヒューヒューヒュー 夜っぴて風が哭く |
ヤン衆哀歌(エレジー)小首を傾(かし)げて飲む癖の お前もやっぱり 他所者(よそもの)なのか 港灯りの語り種(ぐさ) 情けの継ぎ穂 探しかね 出船の霧笛が泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌(エレジー) 故郷で娘が待っている 惚れても精々 一ト冬限り 奨め上手とその品(しな)は 紅い燈点(とも)る巷(まち)育ち 吹雪が宵から泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌 本気で所帯を 持つ気なら 連れて帰ってやってもいいぜ それは出来まい お前には 心の傷が疼くだろ 世外れ鴎が泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌 | 成世昌平 | もず唱平 | 桧原さとし | 前田俊明 | 小首を傾(かし)げて飲む癖の お前もやっぱり 他所者(よそもの)なのか 港灯りの語り種(ぐさ) 情けの継ぎ穂 探しかね 出船の霧笛が泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌(エレジー) 故郷で娘が待っている 惚れても精々 一ト冬限り 奨め上手とその品(しな)は 紅い燈点(とも)る巷(まち)育ち 吹雪が宵から泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌 本気で所帯を 持つ気なら 連れて帰ってやってもいいぜ それは出来まい お前には 心の傷が疼くだろ 世外れ鴎が泣いている あれは純情 ヤン衆哀歌 |
あんたの里母の涙を振り切って 苦労覚悟で所帯をもった 惚れているんだ 愛していると 聞かず仕舞いの二年と三月 でもね 相思相愛 そんな仲 私のほかには なかった筈よ 夕陽追いかけ飛ぶ鴎 ひとりぼっちは淋しくないか 私のこの膝 止まり木代わり 降りておいでよ いっぱいおやり いいね 酒と肴はあのひとの ふるさと若狭の地酒とへしこ 宵に手向(たむ)けの百合を買い 供養替わりに恋唄聴いた 心許無い 来(こ)し方だけど 想い出すのは好(い)いことばかり 一度 行ってみたいわ 日本海 あんたが生まれて育った里へ | 成世昌平 | もず唱平 | 叶弦大 | 前田俊明 | 母の涙を振り切って 苦労覚悟で所帯をもった 惚れているんだ 愛していると 聞かず仕舞いの二年と三月 でもね 相思相愛 そんな仲 私のほかには なかった筈よ 夕陽追いかけ飛ぶ鴎 ひとりぼっちは淋しくないか 私のこの膝 止まり木代わり 降りておいでよ いっぱいおやり いいね 酒と肴はあのひとの ふるさと若狭の地酒とへしこ 宵に手向(たむ)けの百合を買い 供養替わりに恋唄聴いた 心許無い 来(こ)し方だけど 想い出すのは好(い)いことばかり 一度 行ってみたいわ 日本海 あんたが生まれて育った里へ |
結いの心この家(や)の娘が 婿取るらしい 噂がこの夏ひろがった 本家の隠居が気にかけて アチコチ知る辺に声を掛け たった半月少々で 我が家の屋根が葺き替わる エンヤサ エンヤサ 日本の秋の あゝ結いの里 今どき田舎の暮らしがいいと 都会にお尻を向けた男(ひと) 見どころあるねと片親が 喜び隠さず 恵比寿顔 無縁有縁の隔てなく 御神酒(おみき)で騒ぐ皆の衆 エンヤサ エンヤサ 日本の冬の あゝ結いの里 男手出来たと 肩の荷降ろし にっこり笑顔の母をみて 今年の田植えはまだ無理と 心配するのはあげ雲雀 何の懸念があるもんか 見ておれ 村の心意気 エンヤサ エンヤサ 日本の春の あゝ結いの里 | 成世昌平 | もず唱平 | 桧原さとし | 前田俊明 | この家(や)の娘が 婿取るらしい 噂がこの夏ひろがった 本家の隠居が気にかけて アチコチ知る辺に声を掛け たった半月少々で 我が家の屋根が葺き替わる エンヤサ エンヤサ 日本の秋の あゝ結いの里 今どき田舎の暮らしがいいと 都会にお尻を向けた男(ひと) 見どころあるねと片親が 喜び隠さず 恵比寿顔 無縁有縁の隔てなく 御神酒(おみき)で騒ぐ皆の衆 エンヤサ エンヤサ 日本の冬の あゝ結いの里 男手出来たと 肩の荷降ろし にっこり笑顔の母をみて 今年の田植えはまだ無理と 心配するのはあげ雲雀 何の懸念があるもんか 見ておれ 村の心意気 エンヤサ エンヤサ 日本の春の あゝ結いの里 |
コキリコの里雪を戴く人形山(ひとがたやま)に 緑に浮かぶ 山桜 他所(よそ)じゃ見れない宝物 どうしてオレは捨てたのか 涙の向こうに 見えるのは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 二人そろって 簓(ささら)を鳴らし 歌った春の夕まぐれ あんな身近な幸せに 背いたオレは愚かもの 都会の暮らしで想うのは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 天を目指して真直ぐ伸びた 庄川沿いの夏木立 人も真似たい 生き方と 叫んだオレが恥ずかしい 帰ってみようか ふるさとは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 前田俊明 | 雪を戴く人形山(ひとがたやま)に 緑に浮かぶ 山桜 他所(よそ)じゃ見れない宝物 どうしてオレは捨てたのか 涙の向こうに 見えるのは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 二人そろって 簓(ささら)を鳴らし 歌った春の夕まぐれ あんな身近な幸せに 背いたオレは愚かもの 都会の暮らしで想うのは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 天を目指して真直ぐ伸びた 庄川沿いの夏木立 人も真似たい 生き方と 叫んだオレが恥ずかしい 帰ってみようか ふるさとは 越中 五箇山 あゝ コキリコの里 |
遠きふるさと夏の終りの花火を見上げ 想い出すのは笑顔の君さ 巷(まち)の暮しに目処さえつけば 明日(あした)と云わず今すぐに 逢いに行く 夜汽車に乗って あゝ遠き ふるさとよ わざと零(こぼ)した徳利の酒に うかぶ姿はきまって君さ 左手酌も目処さえつけば 直ると思う そのうちに 恋しいよ 家路の灯 あゝ遠き ふるさとよ 秋の夜嵐 これ幸いに 叫ぶ名前はやっぱり君さ 夢を果たせる 目処さえつけば 一緒になろと云えるのに 儘(まま)ならず 溢れる涙 あゝ遠き ふるさとよ | 成世昌平 | もず唱平 | 水森英夫 | 前田俊明 | 夏の終りの花火を見上げ 想い出すのは笑顔の君さ 巷(まち)の暮しに目処さえつけば 明日(あした)と云わず今すぐに 逢いに行く 夜汽車に乗って あゝ遠き ふるさとよ わざと零(こぼ)した徳利の酒に うかぶ姿はきまって君さ 左手酌も目処さえつけば 直ると思う そのうちに 恋しいよ 家路の灯 あゝ遠き ふるさとよ 秋の夜嵐 これ幸いに 叫ぶ名前はやっぱり君さ 夢を果たせる 目処さえつけば 一緒になろと云えるのに 儘(まま)ならず 溢れる涙 あゝ遠き ふるさとよ |
舟唄やんれやんれー 千鳥 葭切(よしき)り 揚げひばり 啼け啼け 春が逝(ゆ)かぬうち 人の噂じゃ雪降る頃に あの娘 堀江の新地で姿みたという 耳を塞(ふさ)いで何で泣く 櫓をこげ 急げ 若い衆よ やんれー 江口(えぐち) 天満の遠灯り チラチラ揺れる 悲しげに 京で正月 土産に買うた 銀のかんざし 川瀬に捨てて口遊(くちずさ)む 婆(ばば)の背中に掴まって 教えて貰うた やんれ節 やんれー 婀娜(あだ)な島田に 赤い着物(べべ) まだまだ初心(うぶ)な片笑窪 どぶに放(ほ)かした 情けも夢も 棉の花咲く河内の里へ帰りたや 落とす涙を春風が 盗んで暮れる 女町 | 成世昌平 | もず唱平 | 三山敏 | | やんれー 千鳥 葭切(よしき)り 揚げひばり 啼け啼け 春が逝(ゆ)かぬうち 人の噂じゃ雪降る頃に あの娘 堀江の新地で姿みたという 耳を塞(ふさ)いで何で泣く 櫓をこげ 急げ 若い衆よ やんれー 江口(えぐち) 天満の遠灯り チラチラ揺れる 悲しげに 京で正月 土産に買うた 銀のかんざし 川瀬に捨てて口遊(くちずさ)む 婆(ばば)の背中に掴まって 教えて貰うた やんれ節 やんれー 婀娜(あだ)な島田に 赤い着物(べべ) まだまだ初心(うぶ)な片笑窪 どぶに放(ほ)かした 情けも夢も 棉の花咲く河内の里へ帰りたや 落とす涙を春風が 盗んで暮れる 女町 |
喜望峰出合い頭に赤提灯で どうせ飲むなら 好(い)い酒飲めと 熱燗を注ぎ分けて 叱った女 お前の優しさ 心に沁みた 真っ暗闇の おとこの喜望峰 灯りが見えた ほのかに見えた 男一匹やもめの部屋に バラを一輪 黙って活けた 気遣いに我知らず ドキッとしたよ お前にあの時 真底惚れた 胸突き八丁 おとこの喜望峰 望みが持てた やる気が持てた 春は素足で麦の芽踏んで 秋は祭りで ひと汗掻いて ふるさとは悠久の 明日を紡ぐ お前と一緒に 登れりゃいいな 人生懸けた おとこの喜望峰 ここまで来れた どうにか来れた | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 石倉重信 | 出合い頭に赤提灯で どうせ飲むなら 好(い)い酒飲めと 熱燗を注ぎ分けて 叱った女 お前の優しさ 心に沁みた 真っ暗闇の おとこの喜望峰 灯りが見えた ほのかに見えた 男一匹やもめの部屋に バラを一輪 黙って活けた 気遣いに我知らず ドキッとしたよ お前にあの時 真底惚れた 胸突き八丁 おとこの喜望峰 望みが持てた やる気が持てた 春は素足で麦の芽踏んで 秋は祭りで ひと汗掻いて ふるさとは悠久の 明日を紡ぐ お前と一緒に 登れりゃいいな 人生懸けた おとこの喜望峰 ここまで来れた どうにか来れた |
哀愁線リアスひとりお酒を注ぎ足す毎(ごと)に 涙に染まるリアス線 トンネルひとつ潜(くぐ)るたび 沖の白帆が鴎に鴎に化ける 小手をかざして あなたが云った いいとこだろう 三陸は 嫁ぐ気でいた漁師の家に その気にさせたリアス線 あの夢どこへ行ったのか 外方面(そっぽづら)して鴎が鴎が逃げる 遠い汽笛よ 舞い散る粉雪(こゆき) 教えておくれ 巷(まち)の子に 思い出すのは いいことばかり 年忌(ねんき)の春のリアス線 もう聴くこともないでしょう 土地の浜唄 鴎の鴎の噂 そして不可思議 宮古に残る 浪花の言葉『おおきに』も | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 石倉重信 | ひとりお酒を注ぎ足す毎(ごと)に 涙に染まるリアス線 トンネルひとつ潜(くぐ)るたび 沖の白帆が鴎に鴎に化ける 小手をかざして あなたが云った いいとこだろう 三陸は 嫁ぐ気でいた漁師の家に その気にさせたリアス線 あの夢どこへ行ったのか 外方面(そっぽづら)して鴎が鴎が逃げる 遠い汽笛よ 舞い散る粉雪(こゆき) 教えておくれ 巷(まち)の子に 思い出すのは いいことばかり 年忌(ねんき)の春のリアス線 もう聴くこともないでしょう 土地の浜唄 鴎の鴎の噂 そして不可思議 宮古に残る 浪花の言葉『おおきに』も |
甘えてエエねんせっかく 逃げて来たんやさかい 「死にたい」なんて云うたらあかん 上町やけど下町かたぎ こゝには世話焼き 一杯おるで 甘えてエエねん 遠慮せんでもエエねん 生國魂(いくたま)はんに頼んだらエエねん 駆落ちもんの 片割れやった てなことも誰も気付きはせんで 夕陽ヶ丘は 涙を拭いて 御日(おひ)さん見送り 夢見る町や 甘えてエエねん 遠慮せんでもエエねん 我が物顔で暮らしたらエエねん 見えるか? アレが通天閣で あそこの灯り 道頓堀や 飯でも喰いに坂道下り 歩いて行こうか南か西へ 甘えてエエねん 遠慮せんでもエエねん しんどい思案 のばしたらエエねん | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 京建輔 | せっかく 逃げて来たんやさかい 「死にたい」なんて云うたらあかん 上町やけど下町かたぎ こゝには世話焼き 一杯おるで 甘えてエエねん 遠慮せんでもエエねん 生國魂(いくたま)はんに頼んだらエエねん 駆落ちもんの 片割れやった てなことも誰も気付きはせんで 夕陽ヶ丘は 涙を拭いて 御日(おひ)さん見送り 夢見る町や 甘えてエエねん 遠慮せんでもエエねん 我が物顔で暮らしたらエエねん 見えるか? アレが通天閣で あそこの灯り 道頓堀や 飯でも喰いに坂道下り 歩いて行こうか南か西へ 甘えてエエねん 遠慮せんでもエエねん しんどい思案 のばしたらエエねん |
雪の宿雪が舞う はらはら脅(おび)え あなたと これっきり逢えなくなる 女の幸せ 捨てる気で 駆け込んだ 夜汽車のガラス窓 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う 急かせるように あなたに人生を預けてみる なんてね 本気で考えた あの日から 三年(みとせ)か この胸に 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う あきらめ顔で あなたに期待しちゃ みじめになる 後悔しきりの日を重ね ようやっと 泪は枯れたけど 浮かぶよ 雪の宿あかり | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 京建輔 | 雪が舞う はらはら脅(おび)え あなたと これっきり逢えなくなる 女の幸せ 捨てる気で 駆け込んだ 夜汽車のガラス窓 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う 急かせるように あなたに人生を預けてみる なんてね 本気で考えた あの日から 三年(みとせ)か この胸に 浮かぶよ 雪の宿あかり 雪が舞う あきらめ顔で あなたに期待しちゃ みじめになる 後悔しきりの日を重ね ようやっと 泪は枯れたけど 浮かぶよ 雪の宿あかり |
杏あんず あんず あんずよい娘(こ)じゃ泣くんじゃないよ 先様(さきさま)はお大尽(だいじん) 心配いらぬ 着物も草履も襟巻(えりまき)さえも 買うて下さる エー お前には あんず あんず あんず厭やじゃと我が儘云うな かずら橋渡ったら この母呼ぶな 呼んだら涙でその目が痛む 山で父御(ててご)も エー 泣きなさる あんず あんず あんず杏を袂(たもと)に詰めろ その種は咳どめじゃ よく効く薬 お前の持病にゃ粉ひき唄が 一等(いっと)良いけど エー 儘ならぬ | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 石倉重信 | あんず あんず あんずよい娘(こ)じゃ泣くんじゃないよ 先様(さきさま)はお大尽(だいじん) 心配いらぬ 着物も草履も襟巻(えりまき)さえも 買うて下さる エー お前には あんず あんず あんず厭やじゃと我が儘云うな かずら橋渡ったら この母呼ぶな 呼んだら涙でその目が痛む 山で父御(ててご)も エー 泣きなさる あんず あんず あんず杏を袂(たもと)に詰めろ その種は咳どめじゃ よく効く薬 お前の持病にゃ粉ひき唄が 一等(いっと)良いけど エー 儘ならぬ |
こきりこ唄はれのサンサもデデレコデン 筑子の竹は七寸五分じゃ 長いは袖のカナカイじゃ 窓のサンサもデデレコデン はれのサンサもデデレコデン 踊りたか踊れ泣く子をいくせ ササラは窓の許にある 窓のサンサもデデレコデン はれのサンサもデデレコデン 向の山を担ことすれば 荷縄が切れてかづかれん 窓のサンサもデデレコデン はれのサンサもデデレコデン | 成世昌平 | 富山県民謡 | 富山県民謡 | | はれのサンサもデデレコデン 筑子の竹は七寸五分じゃ 長いは袖のカナカイじゃ 窓のサンサもデデレコデン はれのサンサもデデレコデン 踊りたか踊れ泣く子をいくせ ササラは窓の許にある 窓のサンサもデデレコデン はれのサンサもデデレコデン 向の山を担ことすれば 荷縄が切れてかづかれん 窓のサンサもデデレコデン はれのサンサもデデレコデン |
テルテル坊主テルテル坊主を 出窓に吊るし 母子(おやこ)で出かける 約束の 次の日曜 天気になれと 指折り数える子がいます ねぇあなた それを思うと いゝ返事 出来なくなります ご免なさいね テルテル坊主は どなたの味方 女の気持にゃ 知らんぷり 今年六つの 一年生に とってもやさしいお友達 ねぇあなた 今日のへのへのもへじ顔 朝から私を睨んでいます テルテル坊主を お前の気持 十分わかっているつもり だから当分 父親替り 無理でも強面(こわもて)してみます ねぇあなた 別れたくない人だけど 会えなくなります ご免なさいね | 成世昌平 | もず唱平 | 岩上峰山 | 前田俊明 | テルテル坊主を 出窓に吊るし 母子(おやこ)で出かける 約束の 次の日曜 天気になれと 指折り数える子がいます ねぇあなた それを思うと いゝ返事 出来なくなります ご免なさいね テルテル坊主は どなたの味方 女の気持にゃ 知らんぷり 今年六つの 一年生に とってもやさしいお友達 ねぇあなた 今日のへのへのもへじ顔 朝から私を睨んでいます テルテル坊主を お前の気持 十分わかっているつもり だから当分 父親替り 無理でも強面(こわもて)してみます ねぇあなた 別れたくない人だけど 会えなくなります ご免なさいね |
お忍・恋やつれ惚れたあたしが わるいのか 惚れさすあんたが 罪なのか 流す新内 三筋の糸に のせた口説きが 身にしみて 燃えた名残りの みだれ帯 お忍(しの)はやつれて しまいます 男まさりも 恋に散る 散るのが花だと いうあんた 添えるひとなら 悩みもせぬに しのび逢うたび 深くなる 女ごころを なんとする お忍はやつれて しまいます 恥も身上(しんしょ)も 投げ捨てて あたしのあんたと 叫びたい 情け深川 お不動さまの 角で別れた そのついで 足が向きます 願掛けに お忍はやつれて しまいます | 成世昌平 | 久仁京介 | 四方章人 | 前田俊明 | 惚れたあたしが わるいのか 惚れさすあんたが 罪なのか 流す新内 三筋の糸に のせた口説きが 身にしみて 燃えた名残りの みだれ帯 お忍(しの)はやつれて しまいます 男まさりも 恋に散る 散るのが花だと いうあんた 添えるひとなら 悩みもせぬに しのび逢うたび 深くなる 女ごころを なんとする お忍はやつれて しまいます 恥も身上(しんしょ)も 投げ捨てて あたしのあんたと 叫びたい 情け深川 お不動さまの 角で別れた そのついで 足が向きます 願掛けに お忍はやつれて しまいます |
南部風鈴故郷おもえば 店先の 風鈴鳴らし 風がゆく チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 おまえの涙 男が夢を 叶えるための 旅の俺さえ 泣いていた 花と咲けない こんな時 深いところに 根を伸ばす チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 心にひびく 死ぬまで生きる 人生ならば 恋も苦労も 受け止めて 路地に浮かんだ 十六夜に おまえを偲ぶ 逢いたくて チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 もう秋の風 帰ってこいよ まだ帰れない 山や小川が 呼ぶけれど | 成世昌平 | 久仁京介 | 四方章人 | 前田俊明 | 故郷おもえば 店先の 風鈴鳴らし 風がゆく チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 おまえの涙 男が夢を 叶えるための 旅の俺さえ 泣いていた 花と咲けない こんな時 深いところに 根を伸ばす チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 心にひびく 死ぬまで生きる 人生ならば 恋も苦労も 受け止めて 路地に浮かんだ 十六夜に おまえを偲ぶ 逢いたくて チリリンリンリン チリリンリン 南部風鈴 もう秋の風 帰ってこいよ まだ帰れない 山や小川が 呼ぶけれど |
江の川惚れていながら 縁(えにし)が切れた 霧降る夜の巴橋(ともえばし) 帰って来る気のないオレに わざと笑顔をみせたひと あゝ江(ごう)の川 噂を教えてくれないか 人目忍んだ 隠れて逢った 鵜飼いの舟が浮かぶ日に 明日がないなら今日だけの 夢がみたいといったひと あゝ江の川 あの恋探してくれないか 想い出すんだ 忘れるもんか 鮫(わに)出す店で飲んだ酒 固めの盃ひと息に ぐっと空けてと注いだひと あゝ江の川 居場所を知らせてくれないか | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 石倉重信 | 惚れていながら 縁(えにし)が切れた 霧降る夜の巴橋(ともえばし) 帰って来る気のないオレに わざと笑顔をみせたひと あゝ江(ごう)の川 噂を教えてくれないか 人目忍んだ 隠れて逢った 鵜飼いの舟が浮かぶ日に 明日がないなら今日だけの 夢がみたいといったひと あゝ江の川 あの恋探してくれないか 想い出すんだ 忘れるもんか 鮫(わに)出す店で飲んだ酒 固めの盃ひと息に ぐっと空けてと注いだひと あゝ江の川 居場所を知らせてくれないか |
江差だより江差追分聴きながら あなたに手紙書いてます 二人世帯の母さんに ひとり暮らしをしてくれと とても云えずに とても云えずに 困っています 数え五つの幼児(おさなご)の 手を引き辿(たど)り着いた巷(まち) それがここだと母さんが 涙ながらに手をとって 苦労したよと 苦労したよと 話してくれる カモメ島からゴメが来て 旅立てなんて急かします でもね そうなりゃ母さんに 辛い想いをさせるから それも出来ずに それも出来ずに 悩んでいます | 成世昌平 | もず唱平 | 四方章人 | 南郷達也 | 江差追分聴きながら あなたに手紙書いてます 二人世帯の母さんに ひとり暮らしをしてくれと とても云えずに とても云えずに 困っています 数え五つの幼児(おさなご)の 手を引き辿(たど)り着いた巷(まち) それがここだと母さんが 涙ながらに手をとって 苦労したよと 苦労したよと 話してくれる カモメ島からゴメが来て 旅立てなんて急かします でもね そうなりゃ母さんに 辛い想いをさせるから それも出来ずに それも出来ずに 悩んでいます |
ふるさと銭太鼓花の匂いと 風わたる ふるさと一番 あかね空 故郷(くに)を出るとき 描いた夢は 忘れちゃいない 心に抱きしめ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 イロハ習って ハが抜けて 仕事もはみだし イロばかり 恋にもまれて 疲れてくれば 欲しくもなるよ 心のやすらぎ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 夢でいいから 欲しいもの お金のなる木と いい女房 恋の惚の字を 実らせるのは 男の甲斐性と 心に刻んで ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 路地に出てみりゃ 月が照る ふるさと思えば また元気 女房もらって 子供ができて 叶えた夢なら 心をひきしめ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 | 成世昌平 | 久仁京介 | 四方章人 | 伊戸のりお | 花の匂いと 風わたる ふるさと一番 あかね空 故郷(くに)を出るとき 描いた夢は 忘れちゃいない 心に抱きしめ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 イロハ習って ハが抜けて 仕事もはみだし イロばかり 恋にもまれて 疲れてくれば 欲しくもなるよ 心のやすらぎ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 夢でいいから 欲しいもの お金のなる木と いい女房 恋の惚の字を 実らせるのは 男の甲斐性と 心に刻んで ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 路地に出てみりゃ 月が照る ふるさと思えば また元気 女房もらって 子供ができて 叶えた夢なら 心をひきしめ ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 ジャンジャンふるさと 銭太鼓 ジャンジャンジャンときて 夢太鼓 |
鈴鹿峠どうぞ忘れて くださいと わかれ蛇の目を 差し向けた 右は近江で 左は伊勢と 鈴鹿峠のョ てっぺんあたり 杉の木立に 目かくしされて あなたを送った 去年(こぞ)の秋 赤い爪あと くっきりと 腕にのこした あの未練 枯葉舞い散る しずくに濡れて 鈴鹿峠のョ 木の根の道よ 先があるでしょ あなたの身には あきらめきれずに 諦めた 坂の下では 晴れてても 胸はなみだで 濡れそぼつ 愛はふかまり 怖れたわかれ 鈴鹿峠にョ 馬子唄ひびく おんな引き際 笑顔でいたが 土山宿にも 雨が降る | 成世昌平 | 久仁京介 | 四方章人 | 伊戸のりお | どうぞ忘れて くださいと わかれ蛇の目を 差し向けた 右は近江で 左は伊勢と 鈴鹿峠のョ てっぺんあたり 杉の木立に 目かくしされて あなたを送った 去年(こぞ)の秋 赤い爪あと くっきりと 腕にのこした あの未練 枯葉舞い散る しずくに濡れて 鈴鹿峠のョ 木の根の道よ 先があるでしょ あなたの身には あきらめきれずに 諦めた 坂の下では 晴れてても 胸はなみだで 濡れそぼつ 愛はふかまり 怖れたわかれ 鈴鹿峠にョ 馬子唄ひびく おんな引き際 笑顔でいたが 土山宿にも 雨が降る |
音戸の恋唄ヤーレ 鳶(とび)が空から 魚をつかむヨー 瀬戸は凪(な)いでも 心は時化(しけ)る 海を捨てたか 忘れたか 便りひとつも ない人に 伝えたい あんた! 今日(きょう)もヨ 漁日和(りょうびより) 漁日和 ヤーレ 今もどこかで 空見上げてはヨー 明日(あす)の天気を 気にしてるやら たとえネクタイ 締めてても 高いお酒に 酔ってても 漁(りょう)のこと あんた! 忘れる 人じゃない 人じゃない ヤーレ 音戸大橋 素知らぬ振りでヨー なぜに戻さぬ ふたりの縁(えにし) ひとりぽつりと 舟唄を 歌う おんなの 性(さが)哀(かな)し ひげ面(づら)が あんた! 恋しい 日暮れだよ 日暮れだよ | 成世昌平 | 原文彦 | 聖川湧 | 石倉重信 | ヤーレ 鳶(とび)が空から 魚をつかむヨー 瀬戸は凪(な)いでも 心は時化(しけ)る 海を捨てたか 忘れたか 便りひとつも ない人に 伝えたい あんた! 今日(きょう)もヨ 漁日和(りょうびより) 漁日和 ヤーレ 今もどこかで 空見上げてはヨー 明日(あす)の天気を 気にしてるやら たとえネクタイ 締めてても 高いお酒に 酔ってても 漁(りょう)のこと あんた! 忘れる 人じゃない 人じゃない ヤーレ 音戸大橋 素知らぬ振りでヨー なぜに戻さぬ ふたりの縁(えにし) ひとりぽつりと 舟唄を 歌う おんなの 性(さが)哀(かな)し ひげ面(づら)が あんた! 恋しい 日暮れだよ 日暮れだよ |
有馬湯女節 (湯入初め唄)枝も栄ゆる若緑 仰ぐにあかぬ 御代ぞ久しき 滝の白糸 いとしゅてならぬ ゆるせ主あるわが片たもと 落葉山こそ名所なり めでたし めでたし うちましょ もひとつ祝うて うちましょ お目出とうございます | 成世昌平 | 大阪府民謡 | 大阪府民謡 | | 枝も栄ゆる若緑 仰ぐにあかぬ 御代ぞ久しき 滝の白糸 いとしゅてならぬ ゆるせ主あるわが片たもと 落葉山こそ名所なり めでたし めでたし うちましょ もひとつ祝うて うちましょ お目出とうございます |
赤穂浜鋤唄ソリャ後へ寄れ様ヨ<ホイホイ> 後へ寄らねば<ホイホイ> アー日が暮れる面白や イヤノー瓢箪ヨ<ハァヨイトヤヨイトヤ> 春の日長に牛追い込んで ソリャ牛追い込んで 浜鋤き音頭の<ホイホイ> アー声がする面白や イヤノー瓢箪ヨ<ハァヨイトヤヨイトヤ> ソリャ後へ寄れ様ヨ 後へ寄らねば アー日が暮れる 面白や イヤノー瓢箪ヨ 赤穂岬の 名残りの松ヨ ソリャ名残りの松ヨ 葉越しに見えるは アー小豆島 面白や イヤノー瓢箪ヨ | 成世昌平 | 兵庫県民謡 | 兵庫県民謡 | | ソリャ後へ寄れ様ヨ<ホイホイ> 後へ寄らねば<ホイホイ> アー日が暮れる面白や イヤノー瓢箪ヨ<ハァヨイトヤヨイトヤ> 春の日長に牛追い込んで ソリャ牛追い込んで 浜鋤き音頭の<ホイホイ> アー声がする面白や イヤノー瓢箪ヨ<ハァヨイトヤヨイトヤ> ソリャ後へ寄れ様ヨ 後へ寄らねば アー日が暮れる 面白や イヤノー瓢箪ヨ 赤穂岬の 名残りの松ヨ ソリャ名残りの松ヨ 葉越しに見えるは アー小豆島 面白や イヤノー瓢箪ヨ |
勝山長柄節<アとうろやとうろ おしかけとうろ ササーヨイ ヨイ ヨイ ヨイヤーサー> 長柄は空につかえます 低いご門の槍のさや 槍のさや 槍のさや 低いご門の槍のさや <アとうろやとうろ おしかけとうろ ササーヨイ ヨイ ヨイ ヨイヤーサー> 鶴がご門に巣をかけた 年の暮には五万石 五万石 五万石 年の暮には五万石 二万三千石 勝山藩は 三蓋菱(さんがいびし)の王字紋 王子紋 王子紋 三蓋菱の王子紋 | 成世昌平 | 福井県民謡 | 福井県民謡 | | <アとうろやとうろ おしかけとうろ ササーヨイ ヨイ ヨイ ヨイヤーサー> 長柄は空につかえます 低いご門の槍のさや 槍のさや 槍のさや 低いご門の槍のさや <アとうろやとうろ おしかけとうろ ササーヨイ ヨイ ヨイ ヨイヤーサー> 鶴がご門に巣をかけた 年の暮には五万石 五万石 五万石 年の暮には五万石 二万三千石 勝山藩は 三蓋菱(さんがいびし)の王字紋 王子紋 王子紋 三蓋菱の王子紋 |
乙だね空にひと筋 はぐれ雲 相棒どうした 淋しくないか 男やもめの このオレと 差しでいっぱいやって行かないか 乙だね 酒はワインのとって置き 肴はアイツの里(さと)のホッケのひらき 乙だね なんて云うのは痩せ我慢 馬鹿を承知で故郷(くに)を捨て 俄か思案の東京ぐらし 『惚れている』とも『好きだ』とも たった一度もいわず仕舞いだよ 乙だね 古武士みたいに恰好よく 寡黙な男といつも女房に見せた 乙だね なんて云うのは痩せ我慢 北へ旅立つ渡り鳥 男心を伝えておくれ 今度生まれて来る時は きっと愛していると云えるだろ 乙だね 窓の向こうの遠花火 ミュートを利(き)かせたように聴こえる太鼓 乙だね なんて云うのは痩せ我慢 | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 馬飼野俊一 | 空にひと筋 はぐれ雲 相棒どうした 淋しくないか 男やもめの このオレと 差しでいっぱいやって行かないか 乙だね 酒はワインのとって置き 肴はアイツの里(さと)のホッケのひらき 乙だね なんて云うのは痩せ我慢 馬鹿を承知で故郷(くに)を捨て 俄か思案の東京ぐらし 『惚れている』とも『好きだ』とも たった一度もいわず仕舞いだよ 乙だね 古武士みたいに恰好よく 寡黙な男といつも女房に見せた 乙だね なんて云うのは痩せ我慢 北へ旅立つ渡り鳥 男心を伝えておくれ 今度生まれて来る時は きっと愛していると云えるだろ 乙だね 窓の向こうの遠花火 ミュートを利(き)かせたように聴こえる太鼓 乙だね なんて云うのは痩せ我慢 |
百日紅遠い遠い遠い日を 想いおこし泣いてる 好きだよと云えないで背を向けていたよ 「終りにしましょ 始まるものが何もないから」 そんな筈はないけれど 罪の重さ 深さに 頭(こうべ)垂れ 咲いていた百日紅 目に浮かぶ 今も今も今だって 忘れられず夢みる ふるさとの駅頭でサヨナラを云った 「元気でいてね たまには便り書いて下さい」 きっと出せと云いたげに 風に我が身揺らして 訴える八月の百日紅 目に浮かぶ 風に風に風に聴く 想い人の身の上 年嵩(かさ)を気にやんだあの人の噂 「ひとりで行って 私は嫁ぐ先があるから」 言葉信じ背を向けた 科(とが)のシッペ返しか 泣いている追憶の百日紅 目に浮かぶ | 成世昌平 | もず唱平 | 聖川湧 | 馬飼野俊一 | 遠い遠い遠い日を 想いおこし泣いてる 好きだよと云えないで背を向けていたよ 「終りにしましょ 始まるものが何もないから」 そんな筈はないけれど 罪の重さ 深さに 頭(こうべ)垂れ 咲いていた百日紅 目に浮かぶ 今も今も今だって 忘れられず夢みる ふるさとの駅頭でサヨナラを云った 「元気でいてね たまには便り書いて下さい」 きっと出せと云いたげに 風に我が身揺らして 訴える八月の百日紅 目に浮かぶ 風に風に風に聴く 想い人の身の上 年嵩(かさ)を気にやんだあの人の噂 「ひとりで行って 私は嫁ぐ先があるから」 言葉信じ背を向けた 科(とが)のシッペ返しか 泣いている追憶の百日紅 目に浮かぶ |
小田山だるま音頭小田山たのし 田んぼがつづく まわるドーナツ 青い空 あ、それやそれやそれや おどるダルマが 転んでころころりん あ~ よいしょ~ こらしょ どっこらしょ~ 温泉うれし 浴衣の夕べ くるり円ばん 月も出る あ、それやそれやそれや うたうダルマが まわってころころりん あ~ よいしょ~ こらしょ どっこらしょ~ 小田山さくら 山々かざる あついお皿が 刻む夢 あ、それやそれやそれや わらうダルマが 音頭でころころりん あ~ よいしょ~ こらしょ どっこらしょ~ まわりをみてりゃ いつもの笑顔 つくるドーナツ ほろ酔いで あ、それやそれやそれや なんとダルマが どどんところころりん あ~ よいしょ~ こらしょ どっこらしょ~ 小田山いじらし はたらく友よ うたえ円ばん 恋心 あ、それやそれやそれや ねがうダルマが 音頭でころころりん あ~ よいしょ~ こらしょ どっこらしょ~ | 成世昌平 | 佐藤大 | 牛尾憲輔 | 牛尾憲輔 | 小田山たのし 田んぼがつづく まわるドーナツ 青い空 あ、それやそれやそれや おどるダルマが 転んでころころりん あ~ よいしょ~ こらしょ どっこらしょ~ 温泉うれし 浴衣の夕べ くるり円ばん 月も出る あ、それやそれやそれや うたうダルマが まわってころころりん あ~ よいしょ~ こらしょ どっこらしょ~ 小田山さくら 山々かざる あついお皿が 刻む夢 あ、それやそれやそれや わらうダルマが 音頭でころころりん あ~ よいしょ~ こらしょ どっこらしょ~ まわりをみてりゃ いつもの笑顔 つくるドーナツ ほろ酔いで あ、それやそれやそれや なんとダルマが どどんところころりん あ~ よいしょ~ こらしょ どっこらしょ~ 小田山いじらし はたらく友よ うたえ円ばん 恋心 あ、それやそれやそれや ねがうダルマが 音頭でころころりん あ~ よいしょ~ こらしょ どっこらしょ~ |
トンカラリン春まだき 桜の蕾 まだまだ固い寒い朝 ちょうど二十歳のあのひとは 白い歯見せて出ていった 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 何度投げても 裏ばかり 二年目に 届いた便り 達者でいると 書いてある 花の都の東京で まぶしい夢は掴めたか 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 今日も気になる 裏ばかり 音沙汰が途絶えて二年 よくない噂 聞かされた 蒼い顔して行き暮れて 夜空を仰ぎ 吠えてたと 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 気持裏切り 裏ばかり | 成世昌平 | もず唱平 | 堀慈 | 伊戸のりお | 春まだき 桜の蕾 まだまだ固い寒い朝 ちょうど二十歳のあのひとは 白い歯見せて出ていった 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 何度投げても 裏ばかり 二年目に 届いた便り 達者でいると 書いてある 花の都の東京で まぶしい夢は掴めたか 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 今日も気になる 裏ばかり 音沙汰が途絶えて二年 よくない噂 聞かされた 蒼い顔して行き暮れて 夜空を仰ぎ 吠えてたと 下駄を投げたらトンカラリン トンカラリン 気持裏切り 裏ばかり |
三十石船哀歌紅い灯点る 堀江の新地 掘割上れば あの人の 船唄聴こえる八軒家 夜毎に夢みる徒枕 今日も濡らして来し方想う あれから五年経ちました ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)は淀川の 川面に何を映すやら 造り酒屋の下働きに 十五で出されたこの私(うち)に 誰より優しくしてくれた 兄(あに)さんみたいな人やから それが馴初め 初恋やった 船頭さんに惚れたのは ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)の船唄に 想いを寄せた訳じゃない 父(おや)を亡くした実家のために この身は売られて行く宿命(さだめ) 哀れじゃないかと啼くひばり お前に頼んでおくさかい きっと伝えて 忘れてくれと 伏見を出たら天満まで ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)は半日で 流れに任す下り船 | 成世昌平 | もず唱平 | 堀慈 | 伊戸のりお | 紅い灯点る 堀江の新地 掘割上れば あの人の 船唄聴こえる八軒家 夜毎に夢みる徒枕 今日も濡らして来し方想う あれから五年経ちました ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)は淀川の 川面に何を映すやら 造り酒屋の下働きに 十五で出されたこの私(うち)に 誰より優しくしてくれた 兄(あに)さんみたいな人やから それが馴初め 初恋やった 船頭さんに惚れたのは ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)の船唄に 想いを寄せた訳じゃない 父(おや)を亡くした実家のために この身は売られて行く宿命(さだめ) 哀れじゃないかと啼くひばり お前に頼んでおくさかい きっと伝えて 忘れてくれと 伏見を出たら天満まで ヤレサ 三十石船(さんじゅっこく)は半日で 流れに任す下り船 |
三味線波止場女の未練は トチチリチン 涙払って チントンシャン エー切ないね 沈む夕陽に カモメの影絵 噂たよりに 着いた港まち 逢ってどうなる ものでもないが 三味線(しゃみ)を抱いての 探し旅 「お客さん 一曲いかがです」 流して歩く エー面影波止場 海の男の ぶ厚い胸で 知ったぬくもり 忘れられなくて せめて教えて 別れの理由(わけ)を 三味線(しゃみ)も泣いてる 演歌節 「お客さん 一曲いかがです」 潮風(かぜ)さえむせぶ エー面影波止場 夢をつないで 明日(あした)も生きる 三味線(しゃみ)は 私の守り神 「お客さん 一曲いかがです」 あなたが浮かぶ エー面影波止場 | 成世昌平 | かず翼 | 堀慈 | 竹内弘一 | 女の未練は トチチリチン 涙払って チントンシャン エー切ないね 沈む夕陽に カモメの影絵 噂たよりに 着いた港まち 逢ってどうなる ものでもないが 三味線(しゃみ)を抱いての 探し旅 「お客さん 一曲いかがです」 流して歩く エー面影波止場 海の男の ぶ厚い胸で 知ったぬくもり 忘れられなくて せめて教えて 別れの理由(わけ)を 三味線(しゃみ)も泣いてる 演歌節 「お客さん 一曲いかがです」 潮風(かぜ)さえむせぶ エー面影波止場 夢をつないで 明日(あした)も生きる 三味線(しゃみ)は 私の守り神 「お客さん 一曲いかがです」 あなたが浮かぶ エー面影波止場 |
雪折れ竹竹がナー 竹が 竹がポンと鳴りゃ 夢から覚める あれは裏山 雪折れ竹よ 夜更けに浮かべる 面影は 遠い都会の あなたの姿… 北風に背中丸めて いやせぬか 人生(みち)に迷って いやせぬか オーホホイ 竹はナー 竹は 竹は一途な 女の想い つらくないのか 雪折れ竹よ 必ず迎えに 来るからと 今も聞こえる あなたの言葉… つまずいて明日を失くして いやせぬか 酒に溺れて いやせぬか オーホホイ 竹もナー 竹も 竹も泣くのか さだめの雪に 恋は哀しい 雪折れ竹よ 淋しく見送る 冬いくつ ここで春待つ 女がひとり… 華やかな街に染まって いやせぬか わたし忘れて いやせぬか オーホホイ | 成世昌平 | かず翼 | 堀慈 | 竹内弘一 | 竹がナー 竹が 竹がポンと鳴りゃ 夢から覚める あれは裏山 雪折れ竹よ 夜更けに浮かべる 面影は 遠い都会の あなたの姿… 北風に背中丸めて いやせぬか 人生(みち)に迷って いやせぬか オーホホイ 竹はナー 竹は 竹は一途な 女の想い つらくないのか 雪折れ竹よ 必ず迎えに 来るからと 今も聞こえる あなたの言葉… つまずいて明日を失くして いやせぬか 酒に溺れて いやせぬか オーホホイ 竹もナー 竹も 竹も泣くのか さだめの雪に 恋は哀しい 雪折れ竹よ 淋しく見送る 冬いくつ ここで春待つ 女がひとり… 華やかな街に染まって いやせぬか わたし忘れて いやせぬか オーホホイ |
銀河への道夕暮れの街はずれ 潮騒の音 見上げればひとつ 宵の明星(みょうじょう) やがて来る 群星(むれぼし)を待つ 人は皆星に 行く道をたずね 願いをかけて幾千年 我もまた 語り語られ たどり行く 銀河への道 草木(くさき)さえ眠りつく 旅の宿にて ひとり酒くみて ふくむ盃 星明かり 影を落して 散りばめた帯の 天の川見れば 夢のかけらが幾千万 我もまた 西へ東へ たどり行く 銀河への道 七つ星みつめ 野の風をまとい 人は旅立つ幾千年 我もまた 北へ果てなし たどり行く 銀河への道 銀河への道 | 成世昌平 | いではく | 聖川湧 | 石倉重信 | 夕暮れの街はずれ 潮騒の音 見上げればひとつ 宵の明星(みょうじょう) やがて来る 群星(むれぼし)を待つ 人は皆星に 行く道をたずね 願いをかけて幾千年 我もまた 語り語られ たどり行く 銀河への道 草木(くさき)さえ眠りつく 旅の宿にて ひとり酒くみて ふくむ盃 星明かり 影を落して 散りばめた帯の 天の川見れば 夢のかけらが幾千万 我もまた 西へ東へ たどり行く 銀河への道 七つ星みつめ 野の風をまとい 人は旅立つ幾千年 我もまた 北へ果てなし たどり行く 銀河への道 銀河への道 |
あんちゃんどこまでも青く 澄んでた空と 山や川ふるさとは 変わってないか 今や親もなく 遠くなった家 大の字に寝ころんだ青畳 たまには帰って来いという ああ あんちゃん 兄貴のやさしさが染みてくる 日暮れ刻(どき)聞いた 松風の歌 家路へと急がせる 夕焼け小焼け 幼な友達も 便りとだえがち ふるさとが少しずつ逃げてゆく せめての救いは気兼ねない ああ あんちゃん 兄貴の日焼け顔なつかしい 旅立ちの朝に いつだって帰る この家があるからと 励まされ泣けた 北の七つ星 見つめ誓ってた こころざし果たせたら縁側で ふたりが地酒の差し向かい ああ あんちゃん 兄貴のほほえみが待っている | 成世昌平 | いではく | 聖川湧 | 石倉重信 | どこまでも青く 澄んでた空と 山や川ふるさとは 変わってないか 今や親もなく 遠くなった家 大の字に寝ころんだ青畳 たまには帰って来いという ああ あんちゃん 兄貴のやさしさが染みてくる 日暮れ刻(どき)聞いた 松風の歌 家路へと急がせる 夕焼け小焼け 幼な友達も 便りとだえがち ふるさとが少しずつ逃げてゆく せめての救いは気兼ねない ああ あんちゃん 兄貴の日焼け顔なつかしい 旅立ちの朝に いつだって帰る この家があるからと 励まされ泣けた 北の七つ星 見つめ誓ってた こころざし果たせたら縁側で ふたりが地酒の差し向かい ああ あんちゃん 兄貴のほほえみが待っている |