前兆(まえぶれ)西と東、星が交わる日 空の彼方 “それ”はやってくる 青い目と その黒い瞳 同じもの 見るだろうか? 誰の警告(メッセージ)? すべての前兆が 音も立てずに もうすぐやってくるはず 両手ですくう奇妙な魚は 12の鰭(ひれ)と9つの頭 示された数の法則に 楽園の嘆きを読む やがて正夢? それとも逆夢に? 割れた鏡には 答えは映らず 誰の警告(メッセージ)? すべての前兆が 音も立てずに そこまで来てる やがて正夢 今なら逆夢に せまる兆しに 瞳を凝らして せまる兆しは 何を語るの ラララ~ (前兆の朝 終末の夜) | 元ちとせ | HUSSY_R | 間宮工 | 間宮工 | 西と東、星が交わる日 空の彼方 “それ”はやってくる 青い目と その黒い瞳 同じもの 見るだろうか? 誰の警告(メッセージ)? すべての前兆が 音も立てずに もうすぐやってくるはず 両手ですくう奇妙な魚は 12の鰭(ひれ)と9つの頭 示された数の法則に 楽園の嘆きを読む やがて正夢? それとも逆夢に? 割れた鏡には 答えは映らず 誰の警告(メッセージ)? すべての前兆が 音も立てずに そこまで来てる やがて正夢 今なら逆夢に せまる兆しに 瞳を凝らして せまる兆しは 何を語るの ラララ~ (前兆の朝 終末の夜) |
羊のドリー羊のドリー レプリカント 頭の先からつま先まで すべてみんなと同じ だけどドリーは作り物 メーメー鳴いて尋ねる 私は誰って言ってる 鳴いた声まで誰かに… 鳴いた声までそっくり 雪のような 白い毛糸に包まれたドリー 神様じゃなく、人が作ったもの Dolly the sheep, a cloned animal 6歳の時に 生まれた 生まれた時から大人 ママと同じ まいた髪 ドリー 真綿色の髪をなびかせて 風の音をずっと聞いてる ロスリン研究所の高い柵の向こう 花が咲いてる 土の匂い 柵を越えて 陽のあたる どこにでもある世界に いつか たどり着く事が出来ますように ドリー でもあと何度生まれ変わったなら Dolly the sheep そこに行ける? | 元ちとせ | 上田現 | 上田現 | 上田現 | 羊のドリー レプリカント 頭の先からつま先まで すべてみんなと同じ だけどドリーは作り物 メーメー鳴いて尋ねる 私は誰って言ってる 鳴いた声まで誰かに… 鳴いた声までそっくり 雪のような 白い毛糸に包まれたドリー 神様じゃなく、人が作ったもの Dolly the sheep, a cloned animal 6歳の時に 生まれた 生まれた時から大人 ママと同じ まいた髪 ドリー 真綿色の髪をなびかせて 風の音をずっと聞いてる ロスリン研究所の高い柵の向こう 花が咲いてる 土の匂い 柵を越えて 陽のあたる どこにでもある世界に いつか たどり着く事が出来ますように ドリー でもあと何度生まれ変わったなら Dolly the sheep そこに行ける? |
愛という名の贈りもの最後に抱きしめた 肩越しの虹が こぼれ落ちる 願いがかなうなら 少しだけ待って 時の向こう 消え去るすべて わかっているから わすれないから この想い このまま… ああ 君と歩いたあの日々は 朽ちてゆかない贈りもの 覚えているかしら? 葉桜の空を 見上げた午後 信じていたのにね ふたりのもとへと 春はずっと めぐりくること 指きりしようか 子供のように いつの日か出逢おう ああ 君の香りもその声も 永久に私のそばにある ああ 君と歩いたあの日々は 朽ちてゆかない贈りもの ああ 君と重ねた瞬間は 愛という名の贈りもの | 元ちとせ | HUSSY_R | 間宮工 | 間宮工 | 最後に抱きしめた 肩越しの虹が こぼれ落ちる 願いがかなうなら 少しだけ待って 時の向こう 消え去るすべて わかっているから わすれないから この想い このまま… ああ 君と歩いたあの日々は 朽ちてゆかない贈りもの 覚えているかしら? 葉桜の空を 見上げた午後 信じていたのにね ふたりのもとへと 春はずっと めぐりくること 指きりしようか 子供のように いつの日か出逢おう ああ 君の香りもその声も 永久に私のそばにある ああ 君と歩いたあの日々は 朽ちてゆかない贈りもの ああ 君と重ねた瞬間は 愛という名の贈りもの |
春のかたみ空を埋める花のいろ うつりにけりなわが恋 やがてすべてが過ぎ去るあとも あなただけを想う いつか春の夕まぐれ 初めて口づけした 幻のような香りの中で あなただけを想う 求め合った哀しさよ 降りしきり包んでよ 前も見えず、息も出来ず あなただけを想う 儚い春のかたみには いちばん綺麗なわたしを あなただけに、あなただけに とどめたいと思う 舞い踊る花の宴 月は止まったまま もうおそれも戸惑いもなく 流れゆくまま あなたの胸にこの身を任せ 私は死んでいこう 前も見えず、息も出来ず あなただけを想う やがてすべてが過ぎ去るあとも あなただけを想う ああこの声が聴こえますか あなたを想う声が | 元ちとせ | 松任谷由実 | 松任谷由実 | 松任谷正隆 | 空を埋める花のいろ うつりにけりなわが恋 やがてすべてが過ぎ去るあとも あなただけを想う いつか春の夕まぐれ 初めて口づけした 幻のような香りの中で あなただけを想う 求め合った哀しさよ 降りしきり包んでよ 前も見えず、息も出来ず あなただけを想う 儚い春のかたみには いちばん綺麗なわたしを あなただけに、あなただけに とどめたいと思う 舞い踊る花の宴 月は止まったまま もうおそれも戸惑いもなく 流れゆくまま あなたの胸にこの身を任せ 私は死んでいこう 前も見えず、息も出来ず あなただけを想う やがてすべてが過ぎ去るあとも あなただけを想う ああこの声が聴こえますか あなたを想う声が |
月を盗む記憶の底に沈めた思いを 唯解き放てば、救われるだろうか。 焼き付いたまま 消せないものたち 通りすぎたのは時間だけじゃないから 眠りに付く瞬間の匂い あなたに(あなたに) 何時か 届け 騒ぎ続ける月に手を差し 託した思いは屋根をかすめて 遠く遠く果てまで遠く 夜の影を集めて光る夢 答えのない問いを 何度も探して 嘘だと知りつつ この胸に隠した 幼い子供達の悪戯を あなたと(あなたと) 秘密の贈り物 届くはずも無い月影ならば いっそ二人で盗んでしまおう ひそかにひそかに月を砕いて 輝く氷を川に流した 深く深く海ノ底へ 雪の様に舞い続け光る夢 記憶の底に沈めた思いを 唯解き放てば、救われるだろうか。 | 元ちとせ | 上田現 | 上田現 | 上田現 | 記憶の底に沈めた思いを 唯解き放てば、救われるだろうか。 焼き付いたまま 消せないものたち 通りすぎたのは時間だけじゃないから 眠りに付く瞬間の匂い あなたに(あなたに) 何時か 届け 騒ぎ続ける月に手を差し 託した思いは屋根をかすめて 遠く遠く果てまで遠く 夜の影を集めて光る夢 答えのない問いを 何度も探して 嘘だと知りつつ この胸に隠した 幼い子供達の悪戯を あなたと(あなたと) 秘密の贈り物 届くはずも無い月影ならば いっそ二人で盗んでしまおう ひそかにひそかに月を砕いて 輝く氷を川に流した 深く深く海ノ底へ 雪の様に舞い続け光る夢 記憶の底に沈めた思いを 唯解き放てば、救われるだろうか。 |
語り継ぐことなみだ いくつ 零れて 新月の夜 ひとつ海が生まれた 遠く紡いだ言葉 語りべたちの物語の中に むかし だれかが ここで 張り裂けそうな胸をそっと開いた 歌に奏でてずっと どんな場所にも携えてゆけるよ 消さないで あなたの中の ともしびは連なりいつしか 輝くから 語り継ぐことや伝えてゆくこと 時代のうねりを渡って行く舟 風光る 今日の日の空を 受け継いで それを明日に手渡して 指に 額に 髪に あなたの向こう 垣間見える面影 もしも時の流れを さかのぼれたら その人に出逢える この世界 生まれてそして 与えられたあらゆる名前に 願いがある いとしい笑顔に心動かして 嵐に揺らいで立ち止まる時も 守りたい すべてを捧げても 思いは力に姿を変えるから 語り継いで 伝えてゆくこと 時代のうねりを渡って行く舟 風光る 今日の日の空を 受け継いで それを明日に手渡して | 元ちとせ | HUSSY_R | 田鹿祐一 | 常田真太郎 | なみだ いくつ 零れて 新月の夜 ひとつ海が生まれた 遠く紡いだ言葉 語りべたちの物語の中に むかし だれかが ここで 張り裂けそうな胸をそっと開いた 歌に奏でてずっと どんな場所にも携えてゆけるよ 消さないで あなたの中の ともしびは連なりいつしか 輝くから 語り継ぐことや伝えてゆくこと 時代のうねりを渡って行く舟 風光る 今日の日の空を 受け継いで それを明日に手渡して 指に 額に 髪に あなたの向こう 垣間見える面影 もしも時の流れを さかのぼれたら その人に出逢える この世界 生まれてそして 与えられたあらゆる名前に 願いがある いとしい笑顔に心動かして 嵐に揺らいで立ち止まる時も 守りたい すべてを捧げても 思いは力に姿を変えるから 語り継いで 伝えてゆくこと 時代のうねりを渡って行く舟 風光る 今日の日の空を 受け継いで それを明日に手渡して |
いつか風になる日何故に陽炎(かげろう)はゆらめいて 黄泉(よみ)へと誘う澪標(みおつくし)か 遙か紺碧(こんぺき)の空と海 すべてをのみ込むあの蒼さよ 還らぬ日の想いを胸に抱く季節(とき) 儚(はかな)き泡沫(あわ)のような運命(さだめ)のものたちも 果てしない輪廻(みち)を彷徨(さまよ)えるのなら いつもずっとずっと傍(そば)にいてあげる 赤い花弁(はなびら)が落ちる瞬間(とき) 数多(あまた)の生命(いのち)が誕生(うま)れ逝(ゆ)くの 幾千(いくせん)の歳月(としつき)を波が弄(もてあそ)ぶ 麗(うら)らかな陽の中で私も風になる 大空を花が埋め尽くすように 海をもっともっと抱きしめてあげる やがてきっときっと永遠(とわ)は刹那(せつな)に去って だけどずっとずっと此処にいてあげる ただ風が吹いている | 元ちとせ | 岡本定義 | 岡本定義 | 羽毛田丈史 | 何故に陽炎(かげろう)はゆらめいて 黄泉(よみ)へと誘う澪標(みおつくし)か 遙か紺碧(こんぺき)の空と海 すべてをのみ込むあの蒼さよ 還らぬ日の想いを胸に抱く季節(とき) 儚(はかな)き泡沫(あわ)のような運命(さだめ)のものたちも 果てしない輪廻(みち)を彷徨(さまよ)えるのなら いつもずっとずっと傍(そば)にいてあげる 赤い花弁(はなびら)が落ちる瞬間(とき) 数多(あまた)の生命(いのち)が誕生(うま)れ逝(ゆ)くの 幾千(いくせん)の歳月(としつき)を波が弄(もてあそ)ぶ 麗(うら)らかな陽の中で私も風になる 大空を花が埋め尽くすように 海をもっともっと抱きしめてあげる やがてきっときっと永遠(とわ)は刹那(せつな)に去って だけどずっとずっと此処にいてあげる ただ風が吹いている |
千の夜と千の昼失した羽を探し続けても もう 何処にもないんだよ あなたが時間を止めてしまっても ねえ 星は動いてる 言葉も祈りも風船も花束も届かない 千の夜と千の昼を超えて 溢れる光の銀河を渡る夢 草木に埋もれて忘れ去られた 崩れた塔の上で何を見てる あなたに笑って欲しくて ほら 色んなものを用意したよ あの空に返そうと想って ねえ 色んな事を考えた 森の向こうの森に 海の向こうの海に 出かけては集めて 集めては祈って 祈って 飾って 探して 願いを掛けて 私が最期に贈った物は 海の青を混ぜた銀の傘 右手に傘をさしたあなたは 風を受けて今舞い上がる 千の夜と千の昼を超えて 溢れる光の銀河を渡って行く 千の夜と千の昼を超えて… | 元ちとせ | 上田現 | 上田現 | 上田現 | 失した羽を探し続けても もう 何処にもないんだよ あなたが時間を止めてしまっても ねえ 星は動いてる 言葉も祈りも風船も花束も届かない 千の夜と千の昼を超えて 溢れる光の銀河を渡る夢 草木に埋もれて忘れ去られた 崩れた塔の上で何を見てる あなたに笑って欲しくて ほら 色んなものを用意したよ あの空に返そうと想って ねえ 色んな事を考えた 森の向こうの森に 海の向こうの海に 出かけては集めて 集めては祈って 祈って 飾って 探して 願いを掛けて 私が最期に贈った物は 海の青を混ぜた銀の傘 右手に傘をさしたあなたは 風を受けて今舞い上がる 千の夜と千の昼を超えて 溢れる光の銀河を渡って行く 千の夜と千の昼を超えて… |
精霊人はいくつの嘘をついて 大切なことを忘れ去るのだろう 雨音に、ざわめく木々に 精霊たちは今も宿るのに 離れて暮らすひと 還らぬ遠い人 涙が溢れる夜は 泣いて泣いてしまおう あなたの命は繰りかえし そして生かされてる… 伝説の不思議な獣も 湿った土で息を潜めてる 小さな願いとか 誰かを想うこと 見えないものでも きっと お伽噺じゃない わたしの体は八百万(ヤオヨロズ)の 気配 感じている… すべての命は繰りかえし そして生かされてる… | 元ちとせ | HUSSY_R | 間宮工 | | 人はいくつの嘘をついて 大切なことを忘れ去るのだろう 雨音に、ざわめく木々に 精霊たちは今も宿るのに 離れて暮らすひと 還らぬ遠い人 涙が溢れる夜は 泣いて泣いてしまおう あなたの命は繰りかえし そして生かされてる… 伝説の不思議な獣も 湿った土で息を潜めてる 小さな願いとか 誰かを想うこと 見えないものでも きっと お伽噺じゃない わたしの体は八百万(ヤオヨロズ)の 気配 感じている… すべての命は繰りかえし そして生かされてる… |
コトノハ「何時(いてぃ)む 今日(きゅう)ぬ事(ぐとぅ)に…」 君が見上げる 夜明けの空はどんな色? 青く涼しい まだ見ぬ花の色 君が知らない 真夏の風はどんな色? 熱を帯びてる 切ない花の色 北の街へ届けたい わたしの歌を 君の胸に届けたい コトノハ ヒトツ そっと想い馳せる ライラックの空 北の街へ舞い降りる わたしの歌が 君の胸に舞い降りる コトノハ イツカ 同じ夢を見てる ライラックの空 赤いデイゴの風 | 元ちとせ | 元ちとせ & HUSSY_R | 間宮工 | | 「何時(いてぃ)む 今日(きゅう)ぬ事(ぐとぅ)に…」 君が見上げる 夜明けの空はどんな色? 青く涼しい まだ見ぬ花の色 君が知らない 真夏の風はどんな色? 熱を帯びてる 切ない花の色 北の街へ届けたい わたしの歌を 君の胸に届けたい コトノハ ヒトツ そっと想い馳せる ライラックの空 北の街へ舞い降りる わたしの歌が 君の胸に舞い降りる コトノハ イツカ 同じ夢を見てる ライラックの空 赤いデイゴの風 |
ハミングバードお花にお水をあげましょう 優しく濡らしてあげましょう 情けを知らない花たちは 綺麗に咲いてはくれませぬ 鳥の歌声を聞きましょう 時折ご一緒致しましょう 眺めてばかりじゃ鳥たちと 上手なハミング出来ませぬ 空の大きさを知りましょう そのまま海へと出掛けましょう お屋根の下では風たちも こんなに遊んじゃくれませぬ 心地よい痛み それは 乗り越えた証し もう大丈夫 林檎は中まで食べましょう 小さくお辞儀を致しましょう 月夜にお風呂へ入るなら あんまり長湯はいけませぬ やるせない火照り それも 夏の日の名残り いつか消える | 元ちとせ | 岡本定義 | 岡本定義 | | お花にお水をあげましょう 優しく濡らしてあげましょう 情けを知らない花たちは 綺麗に咲いてはくれませぬ 鳥の歌声を聞きましょう 時折ご一緒致しましょう 眺めてばかりじゃ鳥たちと 上手なハミング出来ませぬ 空の大きさを知りましょう そのまま海へと出掛けましょう お屋根の下では風たちも こんなに遊んじゃくれませぬ 心地よい痛み それは 乗り越えた証し もう大丈夫 林檎は中まで食べましょう 小さくお辞儀を致しましょう 月夜にお風呂へ入るなら あんまり長湯はいけませぬ やるせない火照り それも 夏の日の名残り いつか消える |
ウルガの丘まだ見ぬ恋を 失したような 夕焼けたなびき 沈んでゆきます 草原を駆ける 名も無き馬よ やがて誰かに 捕らわれるのでしょうか ひとりぼっちになったとき 宵の明星 煌(きら)めいた ホーヤーレイホウ 空ふりかえり お家へ帰ろう 哀しい風が うたっているよ 行く先なんて 決まっていないと また明日でも もう会えなくても 大事なひとを 忘れはしないの 心配ないと 笑ってよ お土産ばなし きみのため ホーヤーレイホウ もうすぐ見えて来る お家へ帰ろう さすらい疲れて たどりつくやさしいしとねへ 遠くの匂いに 涙あふれる耳元へ ホーヤーレイホウ ホーヤーレイレイホウ 心むくままに ホーヤーレイホウ ホーヤーレイレイホウ お家へ帰ろう | 元ちとせ | 松任谷由実 | 松任谷由実 | | まだ見ぬ恋を 失したような 夕焼けたなびき 沈んでゆきます 草原を駆ける 名も無き馬よ やがて誰かに 捕らわれるのでしょうか ひとりぼっちになったとき 宵の明星 煌(きら)めいた ホーヤーレイホウ 空ふりかえり お家へ帰ろう 哀しい風が うたっているよ 行く先なんて 決まっていないと また明日でも もう会えなくても 大事なひとを 忘れはしないの 心配ないと 笑ってよ お土産ばなし きみのため ホーヤーレイホウ もうすぐ見えて来る お家へ帰ろう さすらい疲れて たどりつくやさしいしとねへ 遠くの匂いに 涙あふれる耳元へ ホーヤーレイホウ ホーヤーレイレイホウ 心むくままに ホーヤーレイホウ ホーヤーレイレイホウ お家へ帰ろう |
百合コレクション夜毎夜毎 夢に咲く百合の君 百合から百合へ ささやく花言葉 高原の停車場の汽笛ふるわせて ゆめうつつのまま 閉じたるつぼみを抱きしめて オペラホールの丸屋根の上で 視つめていましたね 砕けてしまった土星のように 淋しい星でした それでもあなたと歩いた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection ふりむけば 秋空に昇る星 一秒一秒毎に変わる君 一雨一雨毎にそよぐ百合 マッチボックスに灯る夜の影 ゆめうつつのまま 触れたる口唇抱きしめて ラスト・シーンにくるくる踊る 北極星を視た シネマが終われば街灯りもない 淋しい星でした 旅の果てに訪ねた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection ふりむけば 秋空に沈む星 | 元ちとせ | あがた森魚 | あがた森魚 | | 夜毎夜毎 夢に咲く百合の君 百合から百合へ ささやく花言葉 高原の停車場の汽笛ふるわせて ゆめうつつのまま 閉じたるつぼみを抱きしめて オペラホールの丸屋根の上で 視つめていましたね 砕けてしまった土星のように 淋しい星でした それでもあなたと歩いた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection ふりむけば 秋空に昇る星 一秒一秒毎に変わる君 一雨一雨毎にそよぐ百合 マッチボックスに灯る夜の影 ゆめうつつのまま 触れたる口唇抱きしめて ラスト・シーンにくるくる踊る 北極星を視た シネマが終われば街灯りもない 淋しい星でした 旅の果てに訪ねた星ですね サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection それでもあなたがほほえみ咲くかと サヨナラは It's only モウイイノサ 百合collection ふりむけば 秋空に沈む星 |
月齢17.4私のラジヲ 壊れてしまって ダイヤルが何処までも 廻ってしまう 月が満ちて カーテン越し 窓の外が入って来た気配 17.4Hz 月齢と同じ 誰も知らない放送局 遠い夜 彼方から届く 不思議な調べ 誰が何故歌うのだろう 悲しみの声 ねえ ねえ こんな時間だけど 石も壁も気付いてる ねえ ねえ 今宵静かに奏でてる 動力のないラジヲ 伝えたい事がきっとあるんだね ずっと聞いててあげるから もう一度歌って あなたはここに来てはいけない 人かも知れないけれど 黙っててあげる ねえ ねえ 水も窓も そっと口ずさんでる ねえ ねえ 今宵静かにふるえてる 動力のないラジヲ | 元ちとせ | 上田現 | 上田現 | | 私のラジヲ 壊れてしまって ダイヤルが何処までも 廻ってしまう 月が満ちて カーテン越し 窓の外が入って来た気配 17.4Hz 月齢と同じ 誰も知らない放送局 遠い夜 彼方から届く 不思議な調べ 誰が何故歌うのだろう 悲しみの声 ねえ ねえ こんな時間だけど 石も壁も気付いてる ねえ ねえ 今宵静かに奏でてる 動力のないラジヲ 伝えたい事がきっとあるんだね ずっと聞いててあげるから もう一度歌って あなたはここに来てはいけない 人かも知れないけれど 黙っててあげる ねえ ねえ 水も窓も そっと口ずさんでる ねえ ねえ 今宵静かにふるえてる 動力のないラジヲ |
オーロラの空から見つめている北から風が生まれる 番(つがい)の鳥 水辺に遊ぶ あなたはうつむいたまま 髪に指に囁く予言(ことば) 気づかないの? オーロラの布(きぬ)が広がる空で こうして見つめてる 紫と青が重なるところ わたしは氷の粒 星の破片(かけら) それでも時は来るから はばたきかた忘れてしまう その前に オーロラの裾(すそ)で道を示すよ いつでも想ってる あなたが扉を探せるならば わたしは炎になる 光に変わる ―あたたかな冬毛(ふゆげ) 身体を預けて眠ってた あの日あの時を そっと閉じ込めていたいけど 氷の中に― オーロラの布(きぬ)が広がる空で こうして見つめてる オーロラの裾(すそ)で道を示すよ いつでも想ってる あなたが扉を探せるならば わたしは炎になる 光に変わる | 元ちとせ | HUSSY_R | 山崎将義 | | 北から風が生まれる 番(つがい)の鳥 水辺に遊ぶ あなたはうつむいたまま 髪に指に囁く予言(ことば) 気づかないの? オーロラの布(きぬ)が広がる空で こうして見つめてる 紫と青が重なるところ わたしは氷の粒 星の破片(かけら) それでも時は来るから はばたきかた忘れてしまう その前に オーロラの裾(すそ)で道を示すよ いつでも想ってる あなたが扉を探せるならば わたしは炎になる 光に変わる ―あたたかな冬毛(ふゆげ) 身体を預けて眠ってた あの日あの時を そっと閉じ込めていたいけど 氷の中に― オーロラの布(きぬ)が広がる空で こうして見つめてる オーロラの裾(すそ)で道を示すよ いつでも想ってる あなたが扉を探せるならば わたしは炎になる 光に変わる |
音色七色遠い場所から来た その音色 思い出して欲しいと響いている 青い氷河が ほら 割れる音 いななき さえずり ささやく声 音は集まって私を呼ぶ 時にいたずらに謎かけしながら むかし 壊れて 姿を隠した きっと 生まれ変わって 詩(うた)になる 白い睡蓮 ほら 咲いた音 ながれる とぎれる 雨のしずく 暗い正夢の靴音にも 決して悲しみと名付けはしない 此処で 出逢って 幾度も忘れて きっと また それでも 詩になる 此処で 出逢って 幾度も忘れて きっと また 私は 歌うでしょう | 元ちとせ | HUSSY_R | 間宮工 | | 遠い場所から来た その音色 思い出して欲しいと響いている 青い氷河が ほら 割れる音 いななき さえずり ささやく声 音は集まって私を呼ぶ 時にいたずらに謎かけしながら むかし 壊れて 姿を隠した きっと 生まれ変わって 詩(うた)になる 白い睡蓮 ほら 咲いた音 ながれる とぎれる 雨のしずく 暗い正夢の靴音にも 決して悲しみと名付けはしない 此処で 出逢って 幾度も忘れて きっと また それでも 詩になる 此処で 出逢って 幾度も忘れて きっと また 私は 歌うでしょう |
トライアングルトライアングル トライアングル 夜空に燃えてる。 トライアングル トライアングル 彼方から いつかあなたに 届くように かすかな光に気づきますように トゥインクル トゥインクル でも聞こえない トゥインクル トゥインクル でも気付かない もっと近くに 触れるほどに 私の鼓動をつかめるほどに いつかあなたに 届くように いつかあなたが 気づくように トライアングル トライアングル | 元ちとせ | 上田現 | 上田現 | | トライアングル トライアングル 夜空に燃えてる。 トライアングル トライアングル 彼方から いつかあなたに 届くように かすかな光に気づきますように トゥインクル トゥインクル でも聞こえない トゥインクル トゥインクル でも気付かない もっと近くに 触れるほどに 私の鼓動をつかめるほどに いつかあなたに 届くように いつかあなたが 気づくように トライアングル トライアングル |
この街この街の空にも星は瞬く 今はただ姿を隠してるだけ 声が聞きたい こんな夜だから 遠い距離(みち)を越えて 忙しく行き交う人の波間に 混ざりあう糸口も見つけられずに 落としたものが あるような気がして 振りかえる どこに向かうのだろう なにを探しだせるのだろう 足を止めることを知らない時の中 -アマヌフシ トゥミガ- 誇れるものに 出会えると信じて この場所で どこに向かうのだろう なにを探しだせるのだろう 足を止めることを知らない時の中 どこに向かうのだろう なにを探しだせるのだろう 足を止めることを知らない時の中 この街の空にも星は瞬く | 元ちとせ | HUSSY_R | 間宮工 | | この街の空にも星は瞬く 今はただ姿を隠してるだけ 声が聞きたい こんな夜だから 遠い距離(みち)を越えて 忙しく行き交う人の波間に 混ざりあう糸口も見つけられずに 落としたものが あるような気がして 振りかえる どこに向かうのだろう なにを探しだせるのだろう 足を止めることを知らない時の中 -アマヌフシ トゥミガ- 誇れるものに 出会えると信じて この場所で どこに向かうのだろう なにを探しだせるのだろう 足を止めることを知らない時の中 どこに向かうのだろう なにを探しだせるのだろう 足を止めることを知らない時の中 この街の空にも星は瞬く |
ハイヌミカゼあなたに見えますか?私の姿 あなたに聞こえますか?私の声 地図に隠された 道をたどり ここまで来てよ そこにいるから どんなに離れても 遠くにいても きっとわかるから きっと会えるから 今日は舞踏会の日。 まるで果てを知らない この大地の上で 三日三晩続く あなたに私が見えるのなら あなたにこの音が聞こえるのなら 私と踊ってよ 夕日が壊れるまで 私と踊ってよ あの森が溶けるまで 私にふれてよ ねぇ いつまでも 喜びも 悲しみも もう動かないものも 美しきものも 醜きもの 思い出せない どうしても思い出せない人 踊ってよ 踊ってよ 地図はどこにありましたか? きっと来てよ きっと来てよ 今 灯をともすよ 私と踊ってよ あの砂が燃え尽きるまで 私にふれてよ ねぇ いつまでも 私と踊ってよ ねぇ いつまでも | 元ちとせ | 上田現 | 上田現 | | あなたに見えますか?私の姿 あなたに聞こえますか?私の声 地図に隠された 道をたどり ここまで来てよ そこにいるから どんなに離れても 遠くにいても きっとわかるから きっと会えるから 今日は舞踏会の日。 まるで果てを知らない この大地の上で 三日三晩続く あなたに私が見えるのなら あなたにこの音が聞こえるのなら 私と踊ってよ 夕日が壊れるまで 私と踊ってよ あの森が溶けるまで 私にふれてよ ねぇ いつまでも 喜びも 悲しみも もう動かないものも 美しきものも 醜きもの 思い出せない どうしても思い出せない人 踊ってよ 踊ってよ 地図はどこにありましたか? きっと来てよ きっと来てよ 今 灯をともすよ 私と踊ってよ あの砂が燃え尽きるまで 私にふれてよ ねぇ いつまでも 私と踊ってよ ねぇ いつまでも |
37.6あれは麻疹で早退けした午後 母の背中で少し眠った ゆるい坂道 降りきった頃に どこか泣きたい気持ちになった ぼんやり開けた目に いっぱいのベニトンボ 大事なひと時 悼むように 紅く紅く燃えて 夕焼けへと 溶けていったね 37度6分を持て余した部屋 小さな残像 息をしている ひとりの生活も 苦になんてならないと それでも記憶の片隅には 紅く紅く染まる 一枚の絵 変わることなく | 元ちとせ | HUSSY_R | 間宮工 | | あれは麻疹で早退けした午後 母の背中で少し眠った ゆるい坂道 降りきった頃に どこか泣きたい気持ちになった ぼんやり開けた目に いっぱいのベニトンボ 大事なひと時 悼むように 紅く紅く燃えて 夕焼けへと 溶けていったね 37度6分を持て余した部屋 小さな残像 息をしている ひとりの生活も 苦になんてならないと それでも記憶の片隅には 紅く紅く染まる 一枚の絵 変わることなく |
心神雷火にわかに熱を帯びながら 雲が渦を巻く 生きもののように こころにやがて滑りこむ もうじき ほら 雨が降る頃 別れたひとを探す 行くあてない嘆きも 引き潮に帰る せめて悲しみも はじまりだと感じて ふたつに空を分かち 身体を雷鳴が駆けぬけてゆく わたしの中の野性 確かに目覚める 旅立ちの時 素足に丸く触れる サンゴや貝の化石 彼等は伝える たとえ遠くても さまようこと恐れず ざわめく波の調べ 光に包まれて歩き始める わたしに生きる野性 大きな力に委ねて ふたつに空を分かち 身体を雷鳴が駆けぬけてゆく わたしの中の野性 確かに目覚める 旅立ちの時 | 元ちとせ | HUSSY_R | 間宮工 | | にわかに熱を帯びながら 雲が渦を巻く 生きもののように こころにやがて滑りこむ もうじき ほら 雨が降る頃 別れたひとを探す 行くあてない嘆きも 引き潮に帰る せめて悲しみも はじまりだと感じて ふたつに空を分かち 身体を雷鳴が駆けぬけてゆく わたしの中の野性 確かに目覚める 旅立ちの時 素足に丸く触れる サンゴや貝の化石 彼等は伝える たとえ遠くても さまようこと恐れず ざわめく波の調べ 光に包まれて歩き始める わたしに生きる野性 大きな力に委ねて ふたつに空を分かち 身体を雷鳴が駆けぬけてゆく わたしの中の野性 確かに目覚める 旅立ちの時 |
ひかる・かいがら旅立つ人よ 行方は聞かない そっと潮風にゆだねます 砂に埋めた 願いのかけらを たったひとつだけ 手のひらに ひかるかいがらを あなたにあげよう サヨナラを口にする代わりに ひかるかいがらを あなたにあげよう この海の色 おもいだせるように なくしたものの 行方は知れない そっと夕闇に帰るだけ 潮の流れや 季節の歩みに きっと答えならあるでしょう ひかるかいがらは 囁いてくれる しあわせはいつもそばにあると そしてかいがらは 囁いてくれる ほほえみかたを おもいだせるように 待っているからと 伝えたくて 何度も 手を振るよ ふたたび出逢える その日を胸に思い描いて 今… ひかるかいがらを あなたにあげよう サヨナラを口にする代わりに ひかるかいがらを あなたにあげよう この海の色 おもいだせるように そしてかいがらは 囁いてくれる ほほえみかたを おもいだせるように | 元ちとせ | HUSSY_R | 山崎将義 | | 旅立つ人よ 行方は聞かない そっと潮風にゆだねます 砂に埋めた 願いのかけらを たったひとつだけ 手のひらに ひかるかいがらを あなたにあげよう サヨナラを口にする代わりに ひかるかいがらを あなたにあげよう この海の色 おもいだせるように なくしたものの 行方は知れない そっと夕闇に帰るだけ 潮の流れや 季節の歩みに きっと答えならあるでしょう ひかるかいがらは 囁いてくれる しあわせはいつもそばにあると そしてかいがらは 囁いてくれる ほほえみかたを おもいだせるように 待っているからと 伝えたくて 何度も 手を振るよ ふたたび出逢える その日を胸に思い描いて 今… ひかるかいがらを あなたにあげよう サヨナラを口にする代わりに ひかるかいがらを あなたにあげよう この海の色 おもいだせるように そしてかいがらは 囁いてくれる ほほえみかたを おもいだせるように |
サンゴ十五夜愛(かな)しゃる あの面影 窓に映る月影 夜の宙に駆けだす わたしを連れて 拝(うが)むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 愛しゃる その体温(ぬくもり) 待ち焦がれた十五夜 夜の合わせ鏡が そっと誘う 拝(うが)むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 知らぬ間に消えゆくひとは 夢うつつのまぼろし どこへ行ってしまったの わたしを置いて 拝(うが)むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 拝(うが)むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた | 元ちとせ | 元ちとせ・HUSSY_R | 間宮工 | | 愛(かな)しゃる あの面影 窓に映る月影 夜の宙に駆けだす わたしを連れて 拝(うが)むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 愛しゃる その体温(ぬくもり) 待ち焦がれた十五夜 夜の合わせ鏡が そっと誘う 拝(うが)むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 知らぬ間に消えゆくひとは 夢うつつのまぼろし どこへ行ってしまったの わたしを置いて 拝(うが)むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 拝(うが)むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた 拝むぃぶしゃた |
君ヲ想フ紅く 棚引く雲は 誰の泣き顔か 灯り 消えて点って 明日を手招いている ひとりで行くと決めた時に 確かに心が 宿命という声を聞いた 窓に浮かんだ景色 今を縁取れば 出せない絵葉書の中 街が呼吸している 振り回されて千切れぬように 流れを感じる 魂までも失くさぬように 咲いては枯れゆく花 ゆらりゆれる それでも なぜ こんなにも 君を想うの? 過ぎ去り、また燃える夏 めぐりめぐる 今でも 離れても なお 君を想うよ 咲いては枯れゆく花 ゆらりゆれる それでも なぜ こんなにも 君を想うの? | 元ちとせ | 元ちとせ・HUSSY_R | ハシケン | | 紅く 棚引く雲は 誰の泣き顔か 灯り 消えて点って 明日を手招いている ひとりで行くと決めた時に 確かに心が 宿命という声を聞いた 窓に浮かんだ景色 今を縁取れば 出せない絵葉書の中 街が呼吸している 振り回されて千切れぬように 流れを感じる 魂までも失くさぬように 咲いては枯れゆく花 ゆらりゆれる それでも なぜ こんなにも 君を想うの? 過ぎ去り、また燃える夏 めぐりめぐる 今でも 離れても なお 君を想うよ 咲いては枯れゆく花 ゆらりゆれる それでも なぜ こんなにも 君を想うの? |
夜に詠める うたやわらかな夜に ひとり 手紙を書いています 葉桜の頃 過ぎて 夏の気配 満月の夜に そっと 手紙は捨てましょう つれづれなるがままに 春は逝く 木々のざわめきに 風は確かめられる 目に見えぬものにも 涙 あふれ来る 語りつくせずも 今宵 再び筆をとる 君への思いの丈 終夜(よもすがら) | 元ちとせ | K・Y・O・K・O | K・Y・O・K・O | | やわらかな夜に ひとり 手紙を書いています 葉桜の頃 過ぎて 夏の気配 満月の夜に そっと 手紙は捨てましょう つれづれなるがままに 春は逝く 木々のざわめきに 風は確かめられる 目に見えぬものにも 涙 あふれ来る 語りつくせずも 今宵 再び筆をとる 君への思いの丈 終夜(よもすがら) |
ワダツミの木赤く錆びた月の夜に 小さな船をうかべましょう うすい透明な風は 二人を遠く遠くに流しました どこまでもまっすぐに進んで 同じ所をぐるぐる廻って 星もない暗闇で さまよう二人がうたう歌 波よ、もし、聞こえるなら 少し、今声をひそめて 私の足が海の底を捉えて砂にふれたころ 長い髪は枝となって やがて大きな花をつけました ここにいるよ、あなたが迷わぬように ここにいるよ、あなたが探さぬよう 星に花は照らされて 伸びゆく木は水の上 波よ、もし、聞こえるなら 少し、今声をひそめて 優しく揺れた水面に 映る赤い花の島 波よ、もし、聞こえるなら 少し、今声をひそめて | 元ちとせ | 上田現 | 上田現 | | 赤く錆びた月の夜に 小さな船をうかべましょう うすい透明な風は 二人を遠く遠くに流しました どこまでもまっすぐに進んで 同じ所をぐるぐる廻って 星もない暗闇で さまよう二人がうたう歌 波よ、もし、聞こえるなら 少し、今声をひそめて 私の足が海の底を捉えて砂にふれたころ 長い髪は枝となって やがて大きな花をつけました ここにいるよ、あなたが迷わぬように ここにいるよ、あなたが探さぬよう 星に花は照らされて 伸びゆく木は水の上 波よ、もし、聞こえるなら 少し、今声をひそめて 優しく揺れた水面に 映る赤い花の島 波よ、もし、聞こえるなら 少し、今声をひそめて |
翡翠いつか会う人へ伝言(ことづけ)をしました。 今しがた ほら あの風に... 墨絵の鳥たち 寂しげな翼の ほんとうの色 しらせたくて 祈りましょう 夏の夜 碧(あお)い翡翠に語りかけて いつの日か辿り着く あなたのために いつも あなたの嘆きが 救われぬ涙が 今夜もそっと窓を叩く うとうとと眠ってる 夢を翡翠に映し出せば この胸に暗示(しる)された 愛しい姿 祈ります 春の夜 碧い翡翠に語りかけて いつの日か辿り着く あなたのために いつも | 元ちとせ | HUSSY_R | tanatonote | 羽毛田丈史 | いつか会う人へ伝言(ことづけ)をしました。 今しがた ほら あの風に... 墨絵の鳥たち 寂しげな翼の ほんとうの色 しらせたくて 祈りましょう 夏の夜 碧(あお)い翡翠に語りかけて いつの日か辿り着く あなたのために いつも あなたの嘆きが 救われぬ涙が 今夜もそっと窓を叩く うとうとと眠ってる 夢を翡翠に映し出せば この胸に暗示(しる)された 愛しい姿 祈ります 春の夜 碧い翡翠に語りかけて いつの日か辿り着く あなたのために いつも |
散歩のススメ歩いてみよう ひさしぶり 夕顔のつぼみを数えて 空と瓦屋根 たて笛の音 何も話さなくたっていいよ 更紗(さらさ)のワンピースは姉さんのおさがり 彼女の淡い恋も連れてゆこう tu tu tu … 川沿いから倉庫街 駄菓子屋をちらりと気にして 少し伸びた背と駅前のビル だけど8月の風は同じ 夕食(ゆうげ)の香りがして 帰り道急いだ 電話や時計なんていらなかった 更紗(さらさ)のワンピースは姉さんのおさがり 彼女の淡い恋も連れてゆこう tu tu tu … | 元ちとせ | HUSSY_R | 間宮工 | 間宮工 | 歩いてみよう ひさしぶり 夕顔のつぼみを数えて 空と瓦屋根 たて笛の音 何も話さなくたっていいよ 更紗(さらさ)のワンピースは姉さんのおさがり 彼女の淡い恋も連れてゆこう tu tu tu … 川沿いから倉庫街 駄菓子屋をちらりと気にして 少し伸びた背と駅前のビル だけど8月の風は同じ 夕食(ゆうげ)の香りがして 帰り道急いだ 電話や時計なんていらなかった 更紗(さらさ)のワンピースは姉さんのおさがり 彼女の淡い恋も連れてゆこう tu tu tu … |
白夜それは他愛もない ひとときなのかもしれない わたしのくちびる ささやく詩も だけど息をする ちゃんと息をする 美しいことだけが 明らかなものだけが 世界の何処かで震えている きみを包むようにと 長い歴史では ひとつぶの砂にすぎない 形あるものは 朽ち果てるけれど 「キョウ コウシテ ココニイルヨ」 他には替えられない意味があるから だから息をしよう ちゃんと息をしよう 奪いあう虚しさが 借りものの感覚が 小さな体で叫んでいる きみを迷わせないようにと 真夜中の太陽が まっすぐに手をのばす きみを見てる 許しあえる明日を やわらかな約束を 美しいことだけを 明らかなものだけを 世界の何処かで震えている きみにあげたい… | 元ちとせ | HUSSY_R | Eric Mouquet from Deep Forest | Eric Mouquet | それは他愛もない ひとときなのかもしれない わたしのくちびる ささやく詩も だけど息をする ちゃんと息をする 美しいことだけが 明らかなものだけが 世界の何処かで震えている きみを包むようにと 長い歴史では ひとつぶの砂にすぎない 形あるものは 朽ち果てるけれど 「キョウ コウシテ ココニイルヨ」 他には替えられない意味があるから だから息をしよう ちゃんと息をしよう 奪いあう虚しさが 借りものの感覚が 小さな体で叫んでいる きみを迷わせないようにと 真夜中の太陽が まっすぐに手をのばす きみを見てる 許しあえる明日を やわらかな約束を 美しいことだけを 明らかなものだけを 世界の何処かで震えている きみにあげたい… |
凛とする銀色の布地を 世界が身にまとう朝 額にさらさら こぼれる目映い光 摂氏零度を細胞の中に焼きつけよう 見覚えのない 広い広い空 約束されている宝石など何ひとつなくていい ああ歌声 せつなに消えても ただ雪は果てなく 雪は果てなく 私に降りつもる 凍える素肌 凛とする気持ち ただ雪は果てなく 雪は果てなく わたしを受け入れる 吸い込む外気は 迷いを洗い流した 薄い水を慈しむように 見つめている 予想できない かたち創る不思議を ああ善逝は 寂しく消えても ただ繋がりながら 繋がりながら 大地に降りつもる 見渡す限り 真冬とわたしは ただ繋がりながら 繋がりながら 大地を抱きしめる ああ歌声 ああ歌声 ああ歌声 大地降りつもる ああ歌声 せつなに消えても ただ雪は果てなく 雪は果てなく 私に降りつもる… | 元ちとせ | HUSSY_R | Eric Mouquet from Deep Forest | | 銀色の布地を 世界が身にまとう朝 額にさらさら こぼれる目映い光 摂氏零度を細胞の中に焼きつけよう 見覚えのない 広い広い空 約束されている宝石など何ひとつなくていい ああ歌声 せつなに消えても ただ雪は果てなく 雪は果てなく 私に降りつもる 凍える素肌 凛とする気持ち ただ雪は果てなく 雪は果てなく わたしを受け入れる 吸い込む外気は 迷いを洗い流した 薄い水を慈しむように 見つめている 予想できない かたち創る不思議を ああ善逝は 寂しく消えても ただ繋がりながら 繋がりながら 大地に降りつもる 見渡す限り 真冬とわたしは ただ繋がりながら 繋がりながら 大地を抱きしめる ああ歌声 ああ歌声 ああ歌声 大地降りつもる ああ歌声 せつなに消えても ただ雪は果てなく 雪は果てなく 私に降りつもる… |
初恋気持ちが言葉にならない どうしてこんなに切なくなるのでしょう ああ 夢なら夢でいいと 見上げた空はとても青くて 揺れて揺れています 風の中 ひとり あなたがどこまでこの想いに 気づいているのか確かめられない ああ 仕草のひとつひとつに 謎解くカギを探してみるけど 答えはあてもなく さまようばかり 満ちる願い 欠けてゆく祈り ふたつの月が心に住んでる 気持ちを言葉に出来れば ほんとに涙は乾いてゆくかしら ああ 壊れてしまうのなら このまま そっと見つめていようか 揺れて揺れています 風の中 ひとり | 元ちとせ | HUSSY_R | 肝沢幅二 | | 気持ちが言葉にならない どうしてこんなに切なくなるのでしょう ああ 夢なら夢でいいと 見上げた空はとても青くて 揺れて揺れています 風の中 ひとり あなたがどこまでこの想いに 気づいているのか確かめられない ああ 仕草のひとつひとつに 謎解くカギを探してみるけど 答えはあてもなく さまようばかり 満ちる願い 欠けてゆく祈り ふたつの月が心に住んでる 気持ちを言葉に出来れば ほんとに涙は乾いてゆくかしら ああ 壊れてしまうのなら このまま そっと見つめていようか 揺れて揺れています 風の中 ひとり |
夏の宴雨あがり 森の中 鬼百合が香り立つ ようこそ ここは夢の境い目 ようこそ 今宵 夏の宴に 赤々と迎え火は 天空に這い上がる 眠りについた兵隊たちも 風に飛び交う妖精たちも 降りておいでよ 舞い踊れ 舞い踊れ 生きる時代 話す言葉 混ざりあい 混ざりあい 星のしずく 髪に飾り踊ろう 真鍮の三日月で 真夜中にカギかけて ようこそ ここへ思い思いに ようこそ 今宵 昔語りに そばにおいでよ 舞い踊れ 舞い踊れ 陰と陽 弧を描いて つなぎあう つなぎあう 過去と未来 歌いながら 舞い踊れ 舞い踊れ 生きる時代 話す言葉 混ざりあい 混ざりあい 星のしずく 髪に飾り踊ろう | 元ちとせ | HUSSY_R | 間宮工 | | 雨あがり 森の中 鬼百合が香り立つ ようこそ ここは夢の境い目 ようこそ 今宵 夏の宴に 赤々と迎え火は 天空に這い上がる 眠りについた兵隊たちも 風に飛び交う妖精たちも 降りておいでよ 舞い踊れ 舞い踊れ 生きる時代 話す言葉 混ざりあい 混ざりあい 星のしずく 髪に飾り踊ろう 真鍮の三日月で 真夜中にカギかけて ようこそ ここへ思い思いに ようこそ 今宵 昔語りに そばにおいでよ 舞い踊れ 舞い踊れ 陰と陽 弧を描いて つなぎあう つなぎあう 過去と未来 歌いながら 舞い踊れ 舞い踊れ 生きる時代 話す言葉 混ざりあい 混ざりあい 星のしずく 髪に飾り踊ろう |
おやすみ波のうえ ゆりかご 目を閉じて このまま 時がゆく速さを やさしく忘れようよ ここちよく ゆらげば 思い出す 誰もが この海に生まれた 小さなこどもだから Ah 今日の喜びも つらい出来事も みんな すべて水の青に そっと透きとおるよ …おやすみ 波のうた ゆらぎは 母親のぬくもり よせるたび かえして しずかに包みこむよ Ah いいよ もういいよ 無理をしなくても いいよ 夢の残り火も 長い争いも みんな いつか海にとける そっと許されるよ …おやすみ | 元ちとせ | HUSSY_R | 間宮工 | 間宮工 | 波のうえ ゆりかご 目を閉じて このまま 時がゆく速さを やさしく忘れようよ ここちよく ゆらげば 思い出す 誰もが この海に生まれた 小さなこどもだから Ah 今日の喜びも つらい出来事も みんな すべて水の青に そっと透きとおるよ …おやすみ 波のうた ゆらぎは 母親のぬくもり よせるたび かえして しずかに包みこむよ Ah いいよ もういいよ 無理をしなくても いいよ 夢の残り火も 長い争いも みんな いつか海にとける そっと許されるよ …おやすみ |
幻の月あかいくだものを がりりと噛みました 濡れたくちびるが ぬらぬらと光ります 柔らかい布で 体を拭きました こぼれる雫は 誰の涙でしょうか 幻の月の影を ぼんやりと眺めています あらがえぬこの想いに 心はくすぶります 雨が降るまえの 匂いを嗅ぎました 気付かれぬ花が ひとりで咲いています 咽喉に流れる 水のつめたさ なだらかな坂の上を カラカラと歩いています 乾かない髪のままで 何かを冷ますように 幻の月の影が どこまでもついてきます 鎮まらぬこの想いに 心もあかくなるのです | 元ちとせ | オカモトサダヨシ | オカモトサダヨシ | COIL | あかいくだものを がりりと噛みました 濡れたくちびるが ぬらぬらと光ります 柔らかい布で 体を拭きました こぼれる雫は 誰の涙でしょうか 幻の月の影を ぼんやりと眺めています あらがえぬこの想いに 心はくすぶります 雨が降るまえの 匂いを嗅ぎました 気付かれぬ花が ひとりで咲いています 咽喉に流れる 水のつめたさ なだらかな坂の上を カラカラと歩いています 乾かない髪のままで 何かを冷ますように 幻の月の影が どこまでもついてきます 鎮まらぬこの想いに 心もあかくなるのです |
三八月見送る夜の灯籠は 流れて川面を進む もう少し追いかけて行こう 初めて触れた手のぬくもりや わたしの名前を 呼んで声を 胸の奥 確かめながら 何も知らなかった いつも守ってくれたこと 慣れ過ぎていた瞬間が 悲しいくらい輝きだす 揺れる灯火は 優しいあの眼差し 思わせる いつまでも いつまでも 忘れないから… 忘れないから… 明日 帰るけれど 街で暮らしてゆくけれど ここで過ごした毎日は ずっとずっと近くにある 愛しい歳月は わたしの祈り乗せて遠ざかる いつまでも いつまでも 忘れないから… 忘れないから… 忘れないから… | 元ちとせ | 元ちとせ・HUSSY_R | ハシケン | 間宮工 | 見送る夜の灯籠は 流れて川面を進む もう少し追いかけて行こう 初めて触れた手のぬくもりや わたしの名前を 呼んで声を 胸の奥 確かめながら 何も知らなかった いつも守ってくれたこと 慣れ過ぎていた瞬間が 悲しいくらい輝きだす 揺れる灯火は 優しいあの眼差し 思わせる いつまでも いつまでも 忘れないから… 忘れないから… 明日 帰るけれど 街で暮らしてゆくけれど ここで過ごした毎日は ずっとずっと近くにある 愛しい歳月は わたしの祈り乗せて遠ざかる いつまでも いつまでも 忘れないから… 忘れないから… 忘れないから… |
冬のサナトリウムほんの少しだけれど 陽が射し始めた 雪明り 誘蛾燈 誰が来るもんか 独人 荒野から山径へ 邂逅はまぼろし 弄びし夏もや 何が視えんたんだろか 抱擁て 十九歳十月 窓からたびだち 壁でサビエルも ベッドで千代紙も 涕泣いた | 元ちとせ | あがた森魚 | あがた森魚 | | ほんの少しだけれど 陽が射し始めた 雪明り 誘蛾燈 誰が来るもんか 独人 荒野から山径へ 邂逅はまぼろし 弄びし夏もや 何が視えんたんだろか 抱擁て 十九歳十月 窓からたびだち 壁でサビエルも ベッドで千代紙も 涕泣いた |
名前のない鳥風に揺れてる朽ちかけた伝言板 裏切られるよりはさまようほうがいい 便りがない日々に淋しさだけつのってゆく 影を引きずるぐらいなら名もない鳥でいい 陽炎の様にゆらいでる約束の場所 はるか遠くの街 誰かが全部幻だと教えてくれたら私は 何処へ行くだろう 主を探している はぐれた雲に話しかける 何にすがった時に一つの旅は終わるんだろう 月は今日の夜もしんしんと照らしている 想うのはただ愛しい人の胸で眠りたい たとえ幻であってもせめて一夜の ぬくもりに酔いしれたい 心の奥で消えかけたわずかな明かりを もう一度両手でつつんで 陽炎の様にゆらいでる約束の場所 はるか遠くの街 誰かが全部幻だと教えてくれたら 私は何処へ行くだろう | 元ちとせ | 山崎将義 | 山崎将義 | | 風に揺れてる朽ちかけた伝言板 裏切られるよりはさまようほうがいい 便りがない日々に淋しさだけつのってゆく 影を引きずるぐらいなら名もない鳥でいい 陽炎の様にゆらいでる約束の場所 はるか遠くの街 誰かが全部幻だと教えてくれたら私は 何処へ行くだろう 主を探している はぐれた雲に話しかける 何にすがった時に一つの旅は終わるんだろう 月は今日の夜もしんしんと照らしている 想うのはただ愛しい人の胸で眠りたい たとえ幻であってもせめて一夜の ぬくもりに酔いしれたい 心の奥で消えかけたわずかな明かりを もう一度両手でつつんで 陽炎の様にゆらいでる約束の場所 はるか遠くの街 誰かが全部幻だと教えてくれたら 私は何処へ行くだろう |