リンゴの唄島倉千代子 | 島倉千代子 | サトウハチロー | 万城目正 | 小川寛興 | 赤いリンゴに 唇よせて だまって見ている 青い空 リンゴは何んにも 言わないけれど リンゴの気持は よく分かる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ あの子よい子だ 気立のよい子 リンゴによく似た 可愛いゝ子 誰方が言ったか うれしい噂 軽いクシャミも 飛んででる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 唄いましょうか リンゴの唄を 二人で唄えば なお楽し みんなで唄えば 尚なお楽し リンゴの気持を 伝えよか リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ |
リンゴの唄 美空ひばり | 美空ひばり | サトウハチロー | 万城目正 | 佐々永治 | 赤いリンゴに 口びるよせて だまってみている 青い空 リンゴはなんにも いわないけれど リンゴの気持は よくわかる リンゴ可愛や 可愛やリンゴ あの娘よい子だ 気立のよい子 リンゴによく似た 可愛い子 どなたが言ったか うれしいうわさ かるいクシャミも とんで出る リンゴ可愛や 可愛やリンゴ 朝のあいさつ 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小くびをまげて あすもまたねと 夢見顔 リンゴ可愛や 可愛やリンゴ 歌いましょうか リンゴの唄を 二人でうたえば なおたのし 皆でうたえば なおなおうれし リンゴの気持を 伝えよか リンゴ可愛や 可愛やリンゴ |
むすめ旅笠美空ひばり | 美空ひばり | 野村俊夫 | 万城目正 | 松尾健司 | 国が恋しい 親なし雀 流れ雲かよ 旅の空 花が咲こうと 祭りを見よと 泣いた涙は 消えやせぬ 渡船(ワタシ)待つ間の 腰かけ茶屋で 聞いた飛脚の 国なまり 想い出しても 詮ないものを 幼馴染みが 目に見える 月も十六 涙に濡れる あれも旅の子 山越えて 恨みますまい 浮世の運命 どうせわたしは 流れ雲 |
悲しき口笛 美空ひばり | 美空ひばり | 藤浦洸 | 万城目正 | 田代与志 | 丘のホテルの 赤い灯も 胸のあかりも 消えるころ みなと小雨が 降るように ふしも悲しい 口笛が 恋の街角 露地の細道 ながれ行く いつかまた逢う 指切りで 笑いながらに 別れたが 白い小指の いとしさが 忘れられない さびしさを 歌に歌って 祈るこころの いじらしさ 夜のグラスの 酒よりも もゆる紅色 色さえた 恋の花ゆえ 口づけて 君に捧げた 薔薇の花 ドラのひびきに ゆれて悲しや 夢とちる |
東京キッド 美空ひばり | 美空ひばり | 藤浦洸 | 万城目正 | 仁木他喜雄 | 歌も楽しや 東京キッド いきで おしゃれで ほがらかで 右のポッケにゃ 夢がある 左のポッケにゃ チュウインガム 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 泣くも 笑うも のんびりと 金はひとつも なくっても フランス香水 チョコレート 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 腕も自慢で のど自慢 いつもスイング ジャズの歌 おどるおどりは ジタバーク 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール |
青空天使美空ひばり | 美空ひばり | 門田ゆたか | 万城目正 | 田代与志 | 昨日雲とぶ あの山越えて 今日は花咲く 街の角 母をたずねて 涙で歌う 旅の乙女の 歌かなし 花のかおりか あの星かげか 見えぬ姿の 母の顔 胸に偲べば 灯かげも暗い 夜の都の はぐれ鳥 影と二人で 歌うて泣いて 行くは何処か おぼろ月 肱を枕に 眠れば浮ぶ 夢にほほえむ 母こいし |
浅草の唄関敬六 | 関敬六 | サトウハチロー | 万城目正 | | つよいばかりが 男じゃないと いつか教えて くれた人 どこのどなたか 知らないけれど 鳩といっしょに 唄ってた ああ 浅草のその唄を 可愛いあの子と シネマを出れば 肩にささやく こぬか雨 かたい約束 かわして通る 田原町から 雷門 ああ 浅草のこぬか雨 池にうつるは 六区の灯り 忘れられない よいの灯よ 泣くな サックスよ 泣かすなギター 明日もあかるい 朝がくる ああ 浅草のよい灯り 吹いた口笛 夜霧にとけて ボクの浅草 夜が更ける 鳩も寝たかな 梢のかげで 月がみている よもぎ月 ああ 浅草のおぼろ月 |
ひばりの三度笠美空ひばり | 美空ひばり | 関沢新一 | 万城目正 | 松尾健司 | 粋な振り分け 一本刀 つばめ見惚れる 旅人姿 誰の為かよ すみれを摘んで 旅で御座ンす 三度笠 伊那の白梅 鶯むすめ 咲いたからとて 泣かずにおくれ 添うに添えなきゃ あきらめました 旅で御座ンす 三度笠 西は夕焼 東はしぐれ 笠で占う 小夜町はずれ 馬鹿を承知で あの山越えて 旅で御座ンす 三度笠 |
悲しき瞳美空ひばり | 美空ひばり | 西條八十 | 万城目正 | 田代与志 | 空は小鳥のためにある 唄はさみしい 乙女のために ためいきよ 風に散れ 唄をうたえば 青葉のかげで 母がほほえむ 亡き母が 花は蝶々の ために咲く 夢は悲しい 乙女のために 薔薇の夢 百合の夢 瞼とじれば むかしのように 母は撫でるよ 黒髪を ひとりゆくみち 日ぐれみち とげのいばらに 身は刺されても 夢やさし 唄やさし 唄の翼は わたしを軽く いつも運ぶよ 母の胸 |
初夢道中美空ひばり | 美空ひばり | 西條八十 | 万城目正 | 田代与志 | 旅だよ旅だよ 未練はおよし 旅は青空 つま先まかせ 唄で行きましょ 鼻唄で シャシャンシャラリコ ハイドウドウ 朝は朝星 日ぐれは夜星 旅の空見りゃ せつないものよ 想い出すよな ことばかり シャシャンシャラリコ ハイドウドウ 誰にこがれて くるくる鳶 恋は急くまい 浮世は車 いのち長けりゃ めぐり合う シャシャンシャラリコ ハイドウドウ わたしゃ浮草 ながれの花よ 別れ涙も 夜風で乾き 明日は知らない 崖で咲く シャシャンシャラリコ ハイドウドウ 桜さくさく 雲雀はあがる 春の道中 ても日が永い 馬の顔見りゃ なお長い シャシャンシャラリコ ハイドウドウ |
悲しき小鳩美空ひばり | 美空ひばり | 西條八十 | 万城目正 | 田代与志 | 赤い夕日の 知らない町で うかれジンタを 涙できいて 唄うわたしは サーカス娘 夢もさみしい 水色リボン 山にかけすは 日暮れにゃかえる なぜにかえらぬ いとしいピエロ 涙こらえて 父の名よべば 雨はふるふる テントはぬれる 可愛い子馬に ほゝすり寄せて 夢よおさらば 一夜の町よ 旅ははてない サーカス娘 明日も泣きましょ のぼりの蔭で |
陽気な渡り鳥美空ひばり | 美空ひばり | 和田隆夫 | 万城目正 | 田代与志 | 旅のつばくろ わびしじゃないか 君がバンジョに 山越え野越え 歌う野末に 小花がゆれる わたしゃかわいゝ 渡り鳥 秋の七草 泪で摘めば 露がこぼれる 旅空夜空 遠いみ空の 父さまぼしよ わたしゃ流れの 渡り鳥 ちいちゃな毛布に くるまりながら 馬車にゆられて 町から村へ なみだかくして 笑顔で歌う わたしゃピエロの 渡り鳥 親にはぐれて 泣く鳥さえも いつかやさしい ねぐらにかえる 歌をふりまき 旅から旅へ わたしゃ陽気な 渡り鳥 |
月形半平太の唄美空ひばり | 美空ひばり | 和田隆夫 | 万城目正 | 田代与志 | 風に白刃の 音がする 京はおぼろの 春の雨 濡れてゆくのは 誰じゃやら 姿 月形半平太 寄らば切るぞと 構えても 切るに切れない 恋の糸 加茂の柳が すゝり泣く 河原瀬音の むせぶ夜 くゞる刃の その下で 明けの東雲 鐘が鳴る 聞いてにっこり 花と散る 男 月形半太 |
夢は天国美空ひばり | 美空ひばり | 藤浦洸 | 万城目正 | 田代与志 | ふらふらふらと さあ行こう この世の天国 眠りの国へ 鵞鳥に乗った おばさんが 夢をくばって くれますよ 夢は楽しい ものばかり ゆらゆらゆらと ゆれている 黄金の木馬に 銀ぴか鞍よ 鵞鳥の羽根の ひとひらで 風船ガムに チョコレート 王子様にも すぐなれる とろとろとろと さあねよう 冷たい浮世に はいちゃいすれば 鵞鳥にのった おばさんが 待って居ります よんでいる 夢はやさしい 天国よ |
春のサンバ美空ひばり | 美空ひばり | 藤浦洸 | 万城目正 | | ほら ほら 釣鐘草が 土から 首を出したよ もうすぐ春がそこに来ている たのしい春が来ている ほら ほら 釣鐘草が にっこり 花を咲かせた ゆら ゆら 陽ざしが ゆれて あしたも またよい天気 みどりの風がゆれて来るでしょう たのしい春のたよりよ ほら ほら 釣鐘草が 花びら ひろげているよ ほろ ほろ 乙女の夢は いつでも 消えない虹よ コバルト色の空のどこかで きこえる春の鼻唄 ほら ほら 釣鐘草が あそこで 招いているよ |
旅の夜風氷川きよし | 氷川きよし | 西條八十 | 万城目正 | 石倉重信 | 花も嵐も 踏み越えて 行くが男の 生きる道 泣いてくれるな ほろほろ烏よ 月の比叡を 独り行く 優しかの君 ただ独り 発たせまつりし 旅の空 可愛子供は 女の生命 なぜに淋しい 子守唄 加茂の河原に 秋長けて 肌に夜風が 泌みわたる 男柳が なに泣くものか 風に揺れるは 影ばかり 愛の山河 雲幾重 心ごころを 隔てても 待てば来る来る 愛染かつら やがて芽をふく 春が来る |
あの丘越えて 美空ひばり | 美空ひばり | 菊田一夫 | 万城目正 | | 山の牧場の 夕暮に 雁が飛んでる ただ一羽 私もひとり ただひとり 馬(アオ)の背中に 眼をさまし イヤッホー イヤッホー お花畑の まひるどき 百舌が鳴いてる 雲の上 私はひとり ただひとり 遠い都を 思い出し イヤッホー イヤッホー 山の湖 白樺の 影が揺らめく 静けさよ 私はひとり ただひとり 恋しい人の 名を呼んで イヤッホー イヤッホー 山の牧場の 星の夜 風に揺れてる 灯は 私とおなじ ただひとり 泣けば悲しい 山彦が イヤッホー イヤッホー イヤッホー イヤッホー |
旅の夜風美空ひばり | 美空ひばり | 西城八十 | 万城目正 | | 花も嵐も 踏み越えて 行くが男の 生きる道 泣いてくれるな ほろほろ鳥よ 月の比叡を 独り行く 優しかの君 ただ独り 発たせまつりし 旅の空 可愛子供は 女の生命 なぜに淋しい 子守唄 愛の山河 雲幾重 心ごころは 隔てても 待てば来る来る 愛染かつら やがて芽をふく 春が来る |
リンゴの唄天童よしみ | 天童よしみ | サトウハチロー | 万城目正 | | 赤いりんごに 口びるよせて だまってみている 青い空 リンゴはなんにも いわないけれど リンゴの気持は よくわかる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ あの娘よい子だ 気立のよい娘 リンゴに良く似た 可愛いい娘 どなたがいったか うれしいうわさ かるいクシャミも とんで出る リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 朝のあいさつ 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小くびをまげて あすも又ねと 夢見がお リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 歌いましょうか リンゴの歌を 二人で歌えば なおたのし 皆なで歌えば なおなおうれし リンゴの気持を 伝えよか リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ |
愛馬花嫁渡辺はま子・ミス・コロムビア・菊池章子 | 渡辺はま子・ミス・コロムビア・菊池章子 | 西條八十 | 万城目正 | | ぬしは召されて 皇国の勇士 わたしゃ銃後の 花嫁御寮 ぬしの形見の かわいい黒馬(あお)に 秣刈りましょ 飼餌も煮ましょ 忘られよか 去年の春を 黒馬に揺られて 初里帰り ぬしに手綱を とられて越えた 峠三里はただ夢の中 雨の露営へ 弾薬積んで 朱に染まって 来た馬見たら みんな泣いたと 戦地の便り 黒馬も早うなれ 名誉の馬に お舅さまさえ 元気でござる 何でつらかろ 銃後の嫁は 黒馬を大事に きりりと襷 ぬしの手柄を ただ待つばかり |
この世の花 島倉千代子 | 島倉千代子 | 西条八十 | 万城目正 | | あかく咲く花 青い花 この世に咲く花 数々あれど 涙にぬれて 蕾のまゝに 散るは乙女の 初恋の花 想うひとには 嫁がれず 想わぬひとの 言うまま 気まま 悲しさこらえ 笑顔を見せて 散るもいじらし 初恋の花 君のみ胸に 黒髪を うずめたたのしい 想い出月夜 よろこび去りて 涙はのこる 夢は返らぬ 初恋の花 |
別れのタンゴ石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 藤浦洸 | 万城目正 | | 別れの言葉は 小雨の花か 「さようなら」と 濡れて散る あつい情に 泣いたあの夜も はかない ひと夜のつゆか あふるる涙に 夜空がうつる 「さようなら」と 流れ星 恋のアルバム ひとりひらけば わびしや まぶたはくもる あの日の言葉を ひそめて抱いて 「さようなら」と また歌う 恋のなごりに 胸をやく身の いとしや 別れのタンゴ |
懐しのブルース石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 藤浦洸 | 万城目正 | | 古い日記の ページには 涙のあとも そのままに かえらぬ夢の なつかしく 頬すり寄せる わびしさよ あゝ 懐しのブルースは 涙にぬれて 歌う唄 ひとつ浮雲 夜の空 何故にか胸に しみじみと 思い出遠く ながれ行く 心にも似た かなしさよ あゝ 懐しのブルースは ひとりさびしく 歌う唄 重く悲しい 歌なれど 生きて行く身の つれづれに 夕闇遠い 行末の のぞみはかなく くちづさむ あゝ 懐しのブルースは この世の夢を 歌う唄 |
悲しき口笛岡林信康 | 岡林信康 | 藤浦洸 | 万城目正 | | 丘のホテルの 赤い灯も 胸のあかりも 消えるころ みなと小雨が降るように ふしも悲しい 口笛が 恋の街角 露地の細道 ながれ行く いつかまた逢う 指切りで 笑いながらに 別れたが 白い小指の いとしさが 忘れられない さびしさを 歌に歌って 祈るこころの いじらしさ 夜のグラスの 酒よりも もゆる紅色 色さえた 恋の花ゆえ 口づけて 君に捧げた 薔薇の花 ドラのひびきに ゆれて悲しや 夢とちる |
越後獅子の唄岡林信康 | 岡林信康 | 西条八十 | 万城目正 | | 笛にうかれて 逆立ちすれば 山が見えます ふるさとの わたしゃ孤児 街道ぐらし ながれながれの 越後獅子 今日も今日とて 親方さんに 芸がまずいと 叱られて 撥でぶたれて 空見あげれば 泣いているよな 昼の月 打つや太鼓の 音さえ悲し 雁が啼く啼く 城下町 暮れて恋しい 宿屋の灯 遠く眺めて ひと踊り ところ変れど 変らぬものは 人の情の 袖時雨 ぬれて涙で おさらばさらば 花に消えゆく 旅の獅子 |
角兵衛獅子の唄岡林信康 | 岡林信康 | 西條八十 | 万城目正 | | 生まれて父の 顔知らず 恋しい母の 名も知らぬ わたしゃ旅路の 角兵衛獅子 打つや太鼓の ひとおどり 情けを知らぬ 親方の 昼寝のひまに 空見れば かりも親子で 帰るのに わたしゃ越後へ いつ帰る 旅路にまたも 茶の花が 匂えば故郷を 想い出す 赤い万燈 村まつり 幼馴染が 忘らりょか |
東京キッド岡林信康 | 岡林信康 | 藤浦洸 | 万城目正 | | 歌も楽しや 東京キッド いきで おしゃれで ほがらかで 右のポッケにゃ 夢がある 左のポッケにゃ チュウインガム 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 泣くも笑うも のんびりと 金はひとつも なくっても フランス香水 チョコレート 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 腕も自慢で のど自慢 いつもスイング ジャズの歌 おどるおどりは ジタバーグ 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール |
リンゴの唄石原詢子 | 石原詢子 | サトウハチロー | 万城目正 | 矢田部正 | 赤いリンゴに 唇よせて だまって見ている 青い空 リンゴは何んにも 言わないけれど リンゴの気持は よく分かる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ あの子よい子だ 気立(きだて)のよい子 リンゴによく似た 可愛いい子 誰方(どなた)が言ったか うれしい噂 軽いクシャミも 飛んででる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 朝の挨拶(あいさつ) 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小首(こくび)を曲げて 明日も又(また)ねと 夢見顔(ゆめみがお) リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 唄いましょうか リンゴの唄を 二人で唄えば なお楽し みんなで唄えば 尚なお嬉し リンゴの気持を 伝えよか リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ |
別れのタンゴ井上ひろし | 井上ひろし | 藤浦洸 | 万城目正 | | 別れの言葉は 小雨の花か 「さようなら」と 濡れて散る あつい情に 泣いた あの夜も はかない ひと夜のつゆか あふるる涙に 夜空がうつる 「さようなら」と 流れ星 恋のアルバム ひとり ひらけば わびしや まぶたはくもる あの日の言葉を ひそめて抱いて 「さようなら」と またうたう 恋のなごりに 胸をやく身の いとしや 別れのタンゴ |
越後獅子の唄清水博正 | 清水博正 | 西条八十 | 万城目正 | | 笛にうかれて 逆立ちすれば 山が見えます ふるさとの わたしゃ孤児 街道ぐらし ながれながれの 越後獅子 今日も今日とて 親方さんに 芸がまずいと 叱られて 撥でぶたれて 空見あげれば 泣いているよな 昼の月 打つや太鼓の 音さえ悲し 雁が啼く啼く 城下町 暮れて恋しい 宿屋の灯 遠く眺めて ひと踊り ところ変われど 変らぬものは 人の情の 袖時雨 ぬれて涙で おさらばさらば 花に消えゆく 旅の獅子 |
越後獅子の唄大江裕 | 大江裕 | 西条八十 | 万城目正 | | 笛にうかれて 逆立ちすれば 山が見えます ふるさとの わたしゃ孤児 街道ぐらし ながれながれの 越後獅子 今日も今日とて 親方さんに 芸がまずいと 叱られて 撥でぶたれて 空見あげれば 泣いているよな 昼の月 打つや太鼓の 音さえ悲し 雁が啼く啼く 城下町 暮れて恋しい 宿屋の灯 遠く眺めて ひと踊り ところ変われど 変らぬものは 人の情の 袖時雨 ぬれて涙で おさらばさらば 花に消えゆく 旅の獅子 |
旅の夜風 霧島昇&ミス・コロムビア | 霧島昇&ミス・コロムビア | 西城八十 | 万城目正 | | 花も嵐も 踏み越えて 行くが男の 生きる道 泣いてくれるな ほろほろ鳥よ 月の比叡を 独り行く 優しかの君 ただ独り 発たせまつりし 旅の空 可愛い子供は 女の生命 なぜに淋しい 子守唄 加茂の河原に 秋長けて 肌に夜風が 沁みわたる 男 柳が なに泣くものか 風に揺れるは 影ばかり 愛の山河 雲幾重 心ごころは 隔てても 待てば来る来る 愛染かつら やがて芽を吹く 春がくる |
情熱のルムバ高峰三枝子 | 高峰三枝子 | 藤浦洸 | 万城目正 | | 嘆きの空の 夕焼けは ばらの花より なお紅い もやせ情熱 歌えよ ルムバ 想い出の 花びらを 今宵散らそよ どこへ行くのか あの船の なびく煙も 南風 ならせ リズムを はやせよ ルムバ 明日の日は あした咲く 花の色香よ 若い生命の ある限り 恋は散るもの ひらくもの たたけ 太鼓を おどれよ ルムバ くろかみの 長き夜を おどりあかそよ |
越後獅子の唄ジェロ | ジェロ | 西条八十 | 万城目正 | 工藤恭彦 | 笛にうかれて 逆立ちすれば 山が見えます ふるさとの わたしゃ孤児(みなしご) 街道ぐらし ながれながれの 越後獅子 今日も今日とて 親方さんに 芸がまずいと 叱られて 撥(ばち)でぶたれて 空見あげれば 泣いているよな 昼の月 うつや太鼓の 音さえ悲し 雁が啼(な)く啼く 城下町 暮れて恋しい 宿屋の灯 遠く眺めて ひと踊り ところ変れど 変らぬものは 人の情の 袖時雨(そでしぐれ) ぬれて涙で おさらばさらば 花に消えゆく 旅の獅子 |
東京キッド松山千春 | 松山千春 | 藤浦洸 | 万城目正 | 夏目一朗 | 歌も楽しや 東京キッド いきで おしゃれで ほがらかで 右のポッケにゃ 夢がある 左のポッケにゃ チュウインガム 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 泣くも 笑うも のんびりと 金はひとつも なくっても フランス香水 チョコレート 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 腕も自慢で のど自慢 いつもスイング ジャズの歌 おどるおどりは ジタバーク 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール |
愛の紅椿霧島昇、田中絹代 | 霧島昇、田中絹代 | 西條八十 | 万城目正 | 仁木他喜雄 | 花の都の 灯ともし頃は なぜにきこえる 波の音 想いだすとて 忘らりょうか 泣いて別れた 紅椿 沖の漁火 涙でうるむ 幼馴染の 伊豆の海 わたしゃ悲しい 愛染椿 波のしぶきに ぬれて泣く 恋しむらさき 三原のけむり 窓でながめて もの想い かける苦労は 許しておくれ 花の咲くまで 開くまで やさしふるさと 南の国に 蕾さみしい 花二つ 伊豆の港の 愛染椿 晴れて咲くのは いつじゃやら |
越後獅子の唄氷川きよし | 氷川きよし | 西條八十 | 万城目正 | | 笛にうかれて 逆立ちすれば 山が見えます ふるさとの わたしゃ孤児 街道ぐらし ながれながれの 越後獅子 今日も今日とて 親方さんに 芸がまずいと 叱られて 撥でぶたれて 空見あげれば 泣いているよな 昼の月 うつや太鼓の 音さえ悲し 雁が啼く啼く 城下町 暮れて恋しい 宿屋の灯 遠く眺めて ひと踊り ところ変れど 変らぬものは 人の情の 袖時雨 ぬれて涙で おさらばさらば 花に消えゆく 旅の獅子 |
リンゴの歌Temiyan. | Temiyan. | サトウハチロー | 万城目正 | | 赤いリンゴに 口びるよせて だまってみている 青い空 リンゴはなんにも いわないけれど リンゴの気持ちは よくわかる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ あの娘よい子だ 気立てのよい娘 リンゴによく似た 可愛い娘 どなたがいったか うれしいうわさ かるいクシャミも とんで出る リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 朝のあいさつ 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小くびをまげて あすも又ねと 夢見がお リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 歌いましょうか リンゴの歌を 二人で歌えば なおたのし 皆で歌えば なおなおうれし リンゴの気持ちを 伝えよか リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ |
東京キッドTemiyan. | Temiyan. | 藤浦洸 | 万城目正 | | 歌も楽しや 東京キッド いきでオシャレで ほがらかで 右のポッケにゃ 夢がある 左のポッケにゃ チュウインガム 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 泣くも笑うも のんびりと 金はひとつも なくっても フランス香水 チョコレート 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 腕も自慢で のど自慢 いつもスイング ジャズの歌 おどるおどりは ジタバーク 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール |
尾張の馬子唄美空ひばり | 美空ひばり | 関沢新一 | 万城目正 | | 花がちるちるョー 馬ッ子のせなに ハーイハイ 峠三里を あああ 紅い手綱のョー 鈴がなる シャンコシャラリコ 鈴がなる 娘馬子衆はョー 十八桔梗 ハーイハイ 愛しお方は あああ 泣くなひぐらしョ いつかえる シャンコシャラリコ いつかえる 金のしゃちほこはョー 嫁ッ子のように ハーイハイ 日ぐれ悲しや あああ 赤い夕日でョ 化粧する シャンコシャラリコ 化粧する |
東京キッドイルカ | イルカ | 藤浦洸 | 万城目正 | 石川鷹彦 | 歌も楽しや 東京キッド いきで おしゃれで ほがらかで 右のポッケにゃ 夢がある 左のポッケにゃ チュウインガム 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 泣くも 笑うも のんびりと 金はひとつも なくっても フランス香水 チョコレート 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 腕も自慢で のど自慢 いつもスイング ジャズの歌 おどるおどりは ジタバーグ 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール |
思い出せないことばかり鶴田浩二 | 鶴田浩二 | 藤浦洸 | 万城目正 | 田代与志 | そよかぜは そよ風は 旅の心に ゆれながら 林の奥の 湖の 静かな水に よりそうて 『何か忘れて いるような 思い出せない ことばかり』 うきぐもは 浮き雲は 風の誘いに ゆれながら 楽しく咲いた ひまわりの 明るい顔に 影よせて 『何か忘れて いるような 思い出せない ことばかり』 ゆくひとは 行く人は 遠い想いに ゆれながら 心を抱いて 思い出の 楽しい町を ふりかえり 『何か忘れて いるような 思い出せない ことばかり』 |
花薫る東京鶴田浩二 | 鶴田浩二 | 藤田まさと | 万城目正 | 田代与志 | 青い空 かがやく街だよ 君とゆく 二人ゆく ペーブメントに そよ風の そよ風の 甘きくちづけ ああ夢を呼ぶ 青春のふるさとよ 東京 若き東京 陽はうらら 赤 黄 青 ネオンの街だよ 燃えて咲く 誰に咲く 今宵ひととき 七いろの 七いろの 生命ささげて ああ夢を呼ぶ 青春のふるさとよ 東京 恋の東京 君とゆく あこがれの 花咲く街だよ 君と住む 二人住む スイートホームに ながれ来る ながれ来る 愛のメロディー ああ夢を呼ぶ 青春のふるさとよ 東京 花の東京 いつまでも |
頬寄せて鶴田浩二・美空ひばり | 鶴田浩二・美空ひばり | 藤田まさと | 万城目正 | 田代与志 | 頬寄せ頬寄せて 楽しい今宵 君の瞳の うるわしく いつか乱れゆく わがこころ ああはずむ恋 おののく血潮 君とひととき 頬寄せ頬寄せて 頬寄せ頬寄せて 楽しい今宵 星はきらめく 愛の窓 甘き語らいに 夜は更けて ああ熱き恋 炎の宴 君とひととき 頬寄せ頬寄せて 頬寄せ頬寄せて 楽しい今宵 胸の紅バラ 匂う肌 いとしわが命 愛の花 ああ燃ゆる恋 変わらぬ誓い 君とひととき 頬寄せ頬寄せて |
越後獅子の唄秋川雅史 | 秋川雅史 | 西條八十 | 万城目正 | Edison | 笛にうかれて 逆立ちすれば 山が見えます ふるさとの わたしゃ孤児(みなしご) 街道ぐらし ながれながれの 越後獅子 今日も今日とて 親方さんに 芸がまずいと 叱られて 撥(ばち)でぶたれて 空見上げれば 泣いているよな 昼の月 ところ変われど 変らぬものは 人の情けの 袖時雨(そでしぐれ) ぬれて涙で おさらばさらば 花に消えゆく 旅の獅子 |
リンゴの唄倍賞千恵子 | 倍賞千恵子 | サトウハチロー | 万城目正 | 小六禮次郎 | 赤いリンゴに 口びるよせて だまってみている 青い空 リンゴはなんにも いわないけれど リンゴの気持は よくわかる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ あの娘よい子だ 気立のよい娘 リンゴに良く似た 可愛いい娘 どなたがいったか うれしいうわさ かるいクシャミも とんで出る リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 朝のあいさつ 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小くびをまげて あすも又ねと 夢見がお リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 歌いましょうか リンゴの歌を 二人で歌えば なおたのし 皆なで歌えば なおなおうれし リンゴの気持を 伝えよか リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ |
東京キッドクミコ | クミコ | 藤浦洸 | 万城目正 | フェビアン・レザ・パネ | 歌も楽しや 東京キッド いきで おしゃれで ほがらかで 右のポッケにゃ 夢がある 左のポッケにゃ チュウインガム 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 泣くも笑うも のんびりと 金はひとつも なくっても フランス香水 チョコレート 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 腕も自慢で のど自慢 いつもスイング ジャズの歌 おどるおどりは ジタバーグ 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール |
旅の夜風東京大衆歌謡楽団 | 東京大衆歌謡楽団 | 西條八十 | 万城目正 | 東京大衆歌謡楽団 | 花も嵐も 踏み越えて 行くが男の 生きる道 泣いてくれるな ほろほろ鳥よ 月の比叡を 独り行く 優しかの君 ただ独り 発たせまつりし 旅の空 可愛子供は 女の生命 なぜに淋しい 子守唄 加茂の河原に 秋長けて 肌に夜風が 沁みわたる 男柳が なに泣くものか 風に揺れるは 影ばかり 愛の山河 雲幾重 心ごころを 隔てても 待てば来る来る 愛染かつら やがて芽をふく 春が来る |
浅草の唄東京大衆歌謡楽団 | 東京大衆歌謡楽団 | サトウハチロー | 万城目正 | 東京大衆歌謡楽団 | つよいばかりが 男じゃないと いつか教えて くれた人 どこのどなたか 知らないけれど 鳩といっしょに 唄ってた あゝ 浅草のその唄を 可愛いあの子と シネマを出れば 肩にささやく こぬか雨 かたい約束 かわして通る 田原町から 雷門 あゝ 浅草のこぬか雨 池にうつるは 六区の灯り 忘れられない よいの灯よ 泣くなサックスよ 泣かすなギター 明日もあかるい 朝がくる あゝ 浅草のよい灯り 吹いた口笛 夜霧にとけて ボクの浅草 夜が更ける 鳩も寝たかな 梢のかげで 月がみている 萌黄月 あゝ 浅草のおぼろ月 |
リンゴの唄伊藤咲子 | 伊藤咲子 | サトウハチロー | 万城目正 | 松尾健司 | 赤いリンゴに唇よせて だまって見ている青い空 リンゴは何んにも云わないけれど リンゴの気持はよく分る リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ あの子よい子だ気立のよい子 リンゴによく似た可愛いゝ子 誰方が云ったかうれしい噂 軽いクシャミも飛んでゞる リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ 朝の挨拶夕べの別れ いとしいリンゴにさゝやけば 言葉は出さずに小首を曲げて 明日も又ねと夢見顔 リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ 唄いましょうかリンゴの歌を 二人で唄えばなお楽し みんなで唄えば尚なお嬉し リンゴの気持を伝えよか リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ |
リンゴの唄津吹みゆ | 津吹みゆ | サトウハチロー | 万城目正 | 石倉重信 | 赤いリンゴに 口びるよせて だまってみている 青い空 リンゴはなんにも いわないけれど リンゴの気持は よくわかる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ あの娘(こ)よい子だ 気立のよい娘 リンゴに良く似た 可愛いい娘 どなたがいったか うれしいうわさ かるいクシャミも とんで出る リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 朝のあいさつ 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小くびをまげて あすも又ねと 夢見がお リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 歌いましょうか リンゴの歌を 二人で歌えば なおたのし 皆で歌えば なおなおうれし リンゴの気持を 伝えよか リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ |
リンゴの唄岩佐美咲 | 岩佐美咲 | サトウハチロー | 万城目正 | 伊戸のりお | 赤いリンゴに唇よせて だまって見ている青い空 リンゴは何にも言わないけれど リンゴの気持はよく分かる リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ あの子よい子だ気立てのよい子 リンゴによく似た可愛い子 誰方が言ったかうれしい噂 軽いクシャミも飛んででる リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ 朝の挨拶夕べの別れ いとしいリンゴにささやけば 言葉は出さずに小首を曲げて 明日も又ねと夢見顔 リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ 歌いましょうかリンゴの歌を 二人で歌えばなお楽し みんなで歌えば尚なお嬉し リンゴの気持を伝えよか リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ |
東京キッド天童よしみ | 天童よしみ | 藤浦洸 | 万城目正 | 池多孝春 | 歌も楽しや 東京キッド いきでおしゃれで ほがらかで 右のポッケにゃ 夢がある 左のポッケにゃ チュウインガム 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 泣くも笑うも のんびりと 金はひとつも なくっても フランス香水 チョコレート 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール 歌も楽しや 東京キッド 腕も自慢で のど自慢 いつもスイング ジャズの歌 おどるおどりは ジタバーグ 空を見たけりゃ ビルの屋根 もぐりたくなりゃ マンホール |
悲しき口笛天童よしみ | 天童よしみ | 藤浦洸 | 万城目正 | 池多孝春 | 丘のホテルの 赤い灯(ひ)も 胸のあかりも 消えるころ みなと小雨(こさめ)が 降るように ふしも悲しい 口笛が 恋の街角(まちかど) 露地(ろじ)の細道 ながれ行く いつかまた逢う 指切りで 笑いながらに 別れたが 白い小指の いとしさが 忘れられない さびしさを 歌に歌って 祈るこころの いじらしさ 夜のグラスの 酒よりも もゆる紅色(べにいろ) 色さえた 恋の花ゆえ 口づけて 君に捧(ささ)げた 薔薇(ばら)の花 ドラのひびきに ゆれて悲しや 夢と散る |
越後獅子の唄天童よしみ | 天童よしみ | 西条八十 | 万城目正 | 池多孝春 | 笛にうかれて 逆立(さかだ)ちすれば 山が見えます ふるさとの わたしゃ孤児(みなしご) 街道ぐらし ながれながれの 越後獅子 今日も今日とて 親方さんに 芸がまずいと 叱られて 撥(ばち)でぶたれて 空見あげれば 泣いているよな 昼の月 打つや太鼓の 音さえ悲し 雁(かり)が啼(な)く啼く 城下町 暮れて恋しい 宿屋(やどや)の灯 遠く眺(なが)めて ひと踊り ところ変れど 変らぬものは 人の情の 袖時雨(そでしぐれ) ぬれて涙で おさらばさらば 花に消えゆく 旅の獅子 |
越後獅子の唄水雲-MIZMO- | 水雲-MIZMO- | 西条八十 | 万城目正 | 周防泰臣 | 笛にうかれて 逆立ちすれば 山が見えます ふるさとの わたしゃ孤児(みなしご) 街道ぐらし ながれながれの 越後獅子 今日も今日とて 親方さんに 芸がまずいと 叱られて 撥(ばち)でぶたれて 空見あげれば 泣いているよな 昼の月 打つや太鼓の 音さえ悲し 雁が啼く啼く 城下町 暮れて恋しい 宿屋の灯(あかり) 遠く眺めて ひと踊り ところ変れど 変らぬものは 人の情(なさけ)の 袖時雨 ぬれて涙で おさらばさらば 花に消えゆく 旅の獅子 |
懐しのブルース菅原洋一 | 菅原洋一 | 藤浦洸 | 万城目正 | 大貫祐一郎 | 古い日記の 頁(ページ)には 涙のあとも そのままに かえらぬ夢の なつかしく 頬すり寄せる わびしさよ ああ なつかしのブルースは 涙にぬれて うたう唄 ひとつ浮雲 夜の空 なぜにか胸に しみじみと 思い出遠く ながれゆく 心にも似た かなしさよ ああ なつかしのブルースは ひとりさびしく うたう唄 重く悲しい 唄なれど 生きてゆく身の つれづれに 夕闇遠い 行く末の のぞみはかなく くちずさむ ああ なつかしのブルースは この世の夢を うたう唄 |
リンゴの唄大月みやこ | 大月みやこ | サトウハチロー | 万城目正 | 服部克久 | 赤いリンゴに 口びるよせて だまってみている 青い空 リンゴはなんにも いわないけれど リンゴの気持ちは よくわかる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ あの娘よい子だ 気立てのよい娘 リンゴに良く似た 可愛いい娘 どなたがいったか うれしいうわさ かるいクシャミも とんで出る リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 朝のあいさつ 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小くびをまげて あすもまたネと 夢見がお リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 歌いましょうか リンゴの歌を 二人で歌えば なおたのし 皆で歌えば なおなおうれし リンゴの気持ちを 伝えよか リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ |
リンゴの唄(Apple Song)Masumi Ormandy | Masumi Ormandy | サトウハチロー・英語詞:Jonathan Katz | 万城目正 | Jonathan Katz | As I draw the apple red Closer to these lips of mine Up above, the blue sky watches Silent all the time Never a word do apples say They keep it all locked up inside But I know how my apple feels And what it conceals Lovely, lovely apple mine, Sweet little apple red and fine That young girl is so sublime Such a fine and mellow girl She's the apple of my eye The oyster's favorite pearl People are talking--what is this? Who spread the rumor, I don't know They say a cute little sneeze or two Means she thinks of you Lovely, lovely girl of mine, Sweet little maiden young and fine In the morning, when we meet In the evening, when we part Whispering sweet nothings To my rosy young sweetheart You turn to me so dreamily Without any words it's clear to see “Tomorrow, I'll be seeing you. But for now adieu.” Lovely, lovely sweetheart mine, Sweet little maiden young and fine Shall we sing this winsome tune This endearing apple song? It's more fun when sung by two Let's sing it all day long When we all sing it, everyone Grows happier with each lyric sung Now we know how the apple feels Notihing to conceal Merry, merry friends of mine, We'll have a future bright and fine |