| 女のみち私がささげた その人に あなただけよと すがって泣いた うぶな私が いけないの 二度としないわ 恋なんか これが女の みちならば ぬれたひとみに またうかぶ 捨てたあなたの 面影が どうしてこんなに いじめるの 二度と来ないで つらいから これが女の みちならば 暗い坂道 一筋に 行けば心の 灯がともる きっとつかむわ 幸せを 二度とあかりを 消さないで これが女の みちならば | 三山ひろし | 宮史郎 | 並木ひろし | 近藤俊一 | 私がささげた その人に あなただけよと すがって泣いた うぶな私が いけないの 二度としないわ 恋なんか これが女の みちならば ぬれたひとみに またうかぶ 捨てたあなたの 面影が どうしてこんなに いじめるの 二度と来ないで つらいから これが女の みちならば 暗い坂道 一筋に 行けば心の 灯がともる きっとつかむわ 幸せを 二度とあかりを 消さないで これが女の みちならば |
| 山の吊橋山の吊橋ゃ どなたが通る せがれなくした 鉄砲うちが 話相手の 犬つれて 熊の親父を みやげにすると 鉄砲ひとなで して通る ホレ ユーラユラ 山の吊橋ゃ どなたが通る 遠い都へ はなれた人を そっとしのびに 村むすめ 谷の潮音が 心にしむか 涙ひとふき して通る ホレ ユーラユラ 山の吊橋ゃ どなたが通る 酒が切れたか 背中を丸め 呑んべェ炭やき いそぎ足 月をたよりに 枯葉のように くしゃみつづけて して通る ホレ ユーラユラ | 三山ひろし | 横井弘 | 吉田矢健治 | D・C・O | 山の吊橋ゃ どなたが通る せがれなくした 鉄砲うちが 話相手の 犬つれて 熊の親父を みやげにすると 鉄砲ひとなで して通る ホレ ユーラユラ 山の吊橋ゃ どなたが通る 遠い都へ はなれた人を そっとしのびに 村むすめ 谷の潮音が 心にしむか 涙ひとふき して通る ホレ ユーラユラ 山の吊橋ゃ どなたが通る 酒が切れたか 背中を丸め 呑んべェ炭やき いそぎ足 月をたよりに 枯葉のように くしゃみつづけて して通る ホレ ユーラユラ |
| 東京五輪音頭ハァー あの日ローマで ながめた月が (ソレ トトントネ) きょうは都の 空照らす(ア チョイトネ) 四年たったら また会いましょと かたい約束 夢じゃない ヨイショ コーリャ 夢じゃない オリンピックの 顔と顔 ソレトトント トトント 顔と顔 ハァー 待ちに待ってた 世界の祭り (ソレ トトントネ) 西の国から 東から(ア チョイトネ) 北の空から 南の海も こえて日本へ どんときた ヨイショ コーリャ どんときた オリンピックの 晴れ姿 ソレトトント トトント 晴れ姿 ハァー 色もうれしや かぞえりゃ五つ (ソレ トトントネ) 仰ぐ旗みりゃ はずむ胸(ア チョイトネ) すがた形は ちがっていても いずれおとらぬ 若い花 ヨイショ コーリャ 若い花 オリンピックの 庭に咲く ソレトトント トトント 庭に咲く ハァー きみがはやせば わたしはおどる (ソレ トトントネ) 菊の香りの 秋の空(ア チョイトネ) 羽をそろえて 拍手の音に とんでくるくる 赤とんぼ ヨイショ コーリャ 赤とんぼ オリンピックの きょうのうた ソレトトント トトント きょうのうた | 三山ひろし | 宮田隆 | 古賀政男 | 斉藤功 | ハァー あの日ローマで ながめた月が (ソレ トトントネ) きょうは都の 空照らす(ア チョイトネ) 四年たったら また会いましょと かたい約束 夢じゃない ヨイショ コーリャ 夢じゃない オリンピックの 顔と顔 ソレトトント トトント 顔と顔 ハァー 待ちに待ってた 世界の祭り (ソレ トトントネ) 西の国から 東から(ア チョイトネ) 北の空から 南の海も こえて日本へ どんときた ヨイショ コーリャ どんときた オリンピックの 晴れ姿 ソレトトント トトント 晴れ姿 ハァー 色もうれしや かぞえりゃ五つ (ソレ トトントネ) 仰ぐ旗みりゃ はずむ胸(ア チョイトネ) すがた形は ちがっていても いずれおとらぬ 若い花 ヨイショ コーリャ 若い花 オリンピックの 庭に咲く ソレトトント トトント 庭に咲く ハァー きみがはやせば わたしはおどる (ソレ トトントネ) 菊の香りの 秋の空(ア チョイトネ) 羽をそろえて 拍手の音に とんでくるくる 赤とんぼ ヨイショ コーリャ 赤とんぼ オリンピックの きょうのうた ソレトトント トトント きょうのうた |
| 勘太郎月夜唄影か柳か 勘太郎さんか 伊那は七谷 糸ひく煙り 棄てて別れた 故郷の月に しのぶ今宵の ほととぎす 形(なり)はやくざに やつれていても 月よ見てくれ 心の錦 生れ変って 天竜の水に うつす男の 晴れ姿 菊は栄える 葵は枯れる 桑を摘む頃 逢おうじゃないか 霧に消えゆく 一本刀 泣いて見送る 紅つつじ | 三山ひろし | 佐伯孝夫 | 清水保雄 | 福田正 | 影か柳か 勘太郎さんか 伊那は七谷 糸ひく煙り 棄てて別れた 故郷の月に しのぶ今宵の ほととぎす 形(なり)はやくざに やつれていても 月よ見てくれ 心の錦 生れ変って 天竜の水に うつす男の 晴れ姿 菊は栄える 葵は枯れる 桑を摘む頃 逢おうじゃないか 霧に消えゆく 一本刀 泣いて見送る 紅つつじ |
| 宗右衛門町ブルースきっと来てねと 泣いていた かわいあの娘(こ)は うぶなのか なぜに泣かすか 宗右衛門町よ さよならさよなら また来る日まで 涙をふいて さようなら 街のネオンも 消えてゆく うぶなあの娘も 消えてゆく なぜかさびしい 宗右衛門町よ さよならさよなら うしろ姿も 夜霧にぬれて さみしそう いちょう並木に 春が来る 君にも来るよ 幸せが なぜかかなしい 宗右衛門町よ さよならさよなら もう一度だけ 明るい笑顔を みせとくれ | 三山ひろし | 平和勝次 | 山路進一 | 藤尾正重 | きっと来てねと 泣いていた かわいあの娘(こ)は うぶなのか なぜに泣かすか 宗右衛門町よ さよならさよなら また来る日まで 涙をふいて さようなら 街のネオンも 消えてゆく うぶなあの娘も 消えてゆく なぜかさびしい 宗右衛門町よ さよならさよなら うしろ姿も 夜霧にぬれて さみしそう いちょう並木に 春が来る 君にも来るよ 幸せが なぜかかなしい 宗右衛門町よ さよならさよなら もう一度だけ 明るい笑顔を みせとくれ |
| 十九の春私があなたにほれたのは ちょうど十九の春でした いまさら離縁というならば もとの十九にしておくれ もとの十九にするならば 庭の枯木を見てごらん 枯木に花が咲いたなら 十九にするのもやすけれど みすて心(こころ)があるならば 早くお知らせ下さいね 年も若くあるうちに 思い残すな明日(あす)の花 一銭二銭の葉書さえ 千里万里と旅をする 同じコザ市に住みながら あえぬ吾(わ)が身のせつなさよ 主(ぬし)さん主さんと呼んだとて 主さんにゃ立派な方がある いくら主さんと読んだとて 一生忘れぬ片想い 奥山住まいのうぐいすは 梅の小枝で昼寝して 春が来るよな夢をみて ホケキョホケキョと鳴いていた | 三山ひろし | 沖縄民謡・補作詞:本竹裕助 | 沖縄民謡 | 成田征英 | 私があなたにほれたのは ちょうど十九の春でした いまさら離縁というならば もとの十九にしておくれ もとの十九にするならば 庭の枯木を見てごらん 枯木に花が咲いたなら 十九にするのもやすけれど みすて心(こころ)があるならば 早くお知らせ下さいね 年も若くあるうちに 思い残すな明日(あす)の花 一銭二銭の葉書さえ 千里万里と旅をする 同じコザ市に住みながら あえぬ吾(わ)が身のせつなさよ 主(ぬし)さん主さんと呼んだとて 主さんにゃ立派な方がある いくら主さんと読んだとて 一生忘れぬ片想い 奥山住まいのうぐいすは 梅の小枝で昼寝して 春が来るよな夢をみて ホケキョホケキョと鳴いていた |
| 長編歌謡浪曲 元禄花の兄弟 赤垣源蔵―序― 元禄十五年。赤穂浪士の一人・赤垣源蔵は、 芝・浜松町に浪宅を構え、高畠源五右衛門と名前を変えて 吉良邸の動静を探っていた。 かくて、討入りは十二月十四日と決まり、その二日前。 親の無い身であるゆえに父とも母とも 思い慕ってきた兄の塩山伊左衛門に、心中で別れの挨拶をと、 源蔵は兄の屋敷を訪ねたが不在。 しからばと、万感の思いとともに、衣桁にかかる着物を兄とみて、 暇乞(いとまご)いの盃を開けたのであった。 やがて、四十七士が本懐を遂げた十五日の朝、 浪士引揚げの隊列の中に、源蔵も歩みを進めていた。 沿道には見物の人垣。 「そうだ、兄も来るやもしれぬ。私の姿を見つけてくれるやもしれぬ。 最後に一目会いたいと、兄の姿を探す弟。」 元禄花の兄弟の物語。 酒は呑んでも 呑まれちゃならぬ 武士の心を 忘れるな 体こわすな源蔵よ 親の無い身にしみじみと 叱る兄者(あにじゃ)が懐かしい 迫る討入り この喜びを せめて兄者に よそながら 告げてやりたや知らせたい 別れ徳利を手に下げりゃ 今宵名残りの雪が降る 兄のきものに盈々(なみなみ)と 差して呑み干す酒の味 源蔵「兄上、もはや今生(こんじょう)のお別れとなりました。 お顔見たさに来てみたが、 源蔵此れにてお暇仕(いとまつかまつ)りまする。」 兄の屋敷を立出でる 一足歩いて立ち止まり 二足歩いて振り返り 此れが別れか見納めか さすが気丈の赤垣も 少時(しばし)佇む雪の中 熱い涙は止めどなし かくて果じと気を取り直し、饅頭笠を傾けて目指す行手は両国か。 山と川との合言葉。同じ装束(いでたち)勇ましく、 山道ダンダラ火事羽織、白き木綿の袖じるし。 横川勘平・武林が大門開けば赤垣は宝蔵院流九尺の手槍、 りゅう!としごいてまっさきに吉良の屋敷に踏込んだり。 されど東が明け初めても未だに解らぬ吉良殿在処(ありか)。 さすがの大石内蔵之助、天を仰いで嘆く時、誰が吹くやら呼子の笛。 吉良の手を取り引出し吹くは赤垣源蔵なり。 一夜明くれば十五日赤穂浪士が 引揚げと聞くより兄の塩山は もしや源蔵がその中に 居りはせぬかと立ち上り、 塩山「市助! 市助はおらぬか! おう、市助。赤穂浪士が今引揚げの最中、 たしか弟がその中に居るはずじゃ。 そなた早う行って見届けてきて呉れ! もしも源蔵が居たならば、隣近所にも聞える様 に大きな声で叫んでくれ、よいか!」 もしも居らないその時は 小さな声で儂(わし)にだけ 知らせてくれよ頼んだぞ。 祈る心で待つ裡(うち)に転がる様に 戻り来て、 市助「ヤァー、源蔵さまが居りましたワイ―っ!」 嬉し泪の塩山は雪を蹴立てて真っしぐら、 仙台侯の御門前。群がる人をかき分け かき分け前に進めば源蔵も兄は来ぬかと 背伸びして探し求めている様子。 塩山「源蔵!」 源蔵「兄上かぁ―!」 ひしと見交わす顔と顔、 固く握った手の中に通う 血汐の温かさ 同じ血じゃもの肉じゃもの。 夢を果した男の顔に 昇る旭が美しや 笑顔交して別れゆく 花の元禄兄弟(あにおとうと) 今朝のお江戸は日本晴れ | 三山ひろし | 北村桃児 | 春川一夫 | 池多孝春 | ―序― 元禄十五年。赤穂浪士の一人・赤垣源蔵は、 芝・浜松町に浪宅を構え、高畠源五右衛門と名前を変えて 吉良邸の動静を探っていた。 かくて、討入りは十二月十四日と決まり、その二日前。 親の無い身であるゆえに父とも母とも 思い慕ってきた兄の塩山伊左衛門に、心中で別れの挨拶をと、 源蔵は兄の屋敷を訪ねたが不在。 しからばと、万感の思いとともに、衣桁にかかる着物を兄とみて、 暇乞(いとまご)いの盃を開けたのであった。 やがて、四十七士が本懐を遂げた十五日の朝、 浪士引揚げの隊列の中に、源蔵も歩みを進めていた。 沿道には見物の人垣。 「そうだ、兄も来るやもしれぬ。私の姿を見つけてくれるやもしれぬ。 最後に一目会いたいと、兄の姿を探す弟。」 元禄花の兄弟の物語。 酒は呑んでも 呑まれちゃならぬ 武士の心を 忘れるな 体こわすな源蔵よ 親の無い身にしみじみと 叱る兄者(あにじゃ)が懐かしい 迫る討入り この喜びを せめて兄者に よそながら 告げてやりたや知らせたい 別れ徳利を手に下げりゃ 今宵名残りの雪が降る 兄のきものに盈々(なみなみ)と 差して呑み干す酒の味 源蔵「兄上、もはや今生(こんじょう)のお別れとなりました。 お顔見たさに来てみたが、 源蔵此れにてお暇仕(いとまつかまつ)りまする。」 兄の屋敷を立出でる 一足歩いて立ち止まり 二足歩いて振り返り 此れが別れか見納めか さすが気丈の赤垣も 少時(しばし)佇む雪の中 熱い涙は止めどなし かくて果じと気を取り直し、饅頭笠を傾けて目指す行手は両国か。 山と川との合言葉。同じ装束(いでたち)勇ましく、 山道ダンダラ火事羽織、白き木綿の袖じるし。 横川勘平・武林が大門開けば赤垣は宝蔵院流九尺の手槍、 りゅう!としごいてまっさきに吉良の屋敷に踏込んだり。 されど東が明け初めても未だに解らぬ吉良殿在処(ありか)。 さすがの大石内蔵之助、天を仰いで嘆く時、誰が吹くやら呼子の笛。 吉良の手を取り引出し吹くは赤垣源蔵なり。 一夜明くれば十五日赤穂浪士が 引揚げと聞くより兄の塩山は もしや源蔵がその中に 居りはせぬかと立ち上り、 塩山「市助! 市助はおらぬか! おう、市助。赤穂浪士が今引揚げの最中、 たしか弟がその中に居るはずじゃ。 そなた早う行って見届けてきて呉れ! もしも源蔵が居たならば、隣近所にも聞える様 に大きな声で叫んでくれ、よいか!」 もしも居らないその時は 小さな声で儂(わし)にだけ 知らせてくれよ頼んだぞ。 祈る心で待つ裡(うち)に転がる様に 戻り来て、 市助「ヤァー、源蔵さまが居りましたワイ―っ!」 嬉し泪の塩山は雪を蹴立てて真っしぐら、 仙台侯の御門前。群がる人をかき分け かき分け前に進めば源蔵も兄は来ぬかと 背伸びして探し求めている様子。 塩山「源蔵!」 源蔵「兄上かぁ―!」 ひしと見交わす顔と顔、 固く握った手の中に通う 血汐の温かさ 同じ血じゃもの肉じゃもの。 夢を果した男の顔に 昇る旭が美しや 笑顔交して別れゆく 花の元禄兄弟(あにおとうと) 今朝のお江戸は日本晴れ |
| 仁義お控えなすって! 手前生国と発しまするところ関東です 天に一つの 陽があるように この世に道理が なくてはならぬ どんな立派な 素ぶりより ひとはこころだ こころをすてて どこへゆく 早速のお控え有難うござんす 義理で始まり 仁義で終る いっぽん道だよ おいらの旅は どうせ短い いのちなら ぱっと燃やして 世間の隅を 照らしたい お見かけ通りの若輩者です。 以後よろしゅうお頼み申します ばかとあほうの 兄弟がらす あばよで別れて 行こうじゃないか 男同志で のむ酒が なぜか今夜は ひとしお胸に しみるのさ | 三山ひろし | 星野哲郎 | 中村典正 | | お控えなすって! 手前生国と発しまするところ関東です 天に一つの 陽があるように この世に道理が なくてはならぬ どんな立派な 素ぶりより ひとはこころだ こころをすてて どこへゆく 早速のお控え有難うござんす 義理で始まり 仁義で終る いっぽん道だよ おいらの旅は どうせ短い いのちなら ぱっと燃やして 世間の隅を 照らしたい お見かけ通りの若輩者です。 以後よろしゅうお頼み申します ばかとあほうの 兄弟がらす あばよで別れて 行こうじゃないか 男同志で のむ酒が なぜか今夜は ひとしお胸に しみるのさ |
| 祝いしぐれ鯛の刺身の わさびの辛さ 怒るあなたの 目に涙 夫婦(めおと)ですもの わかります 娘を嫁に 出す心 せめて今夜は せめて今夜は 水入らず 明日の祝いの 門出酒 嫁ぐ娘が 畳に座り 両手ついての あいさつを わざと聞こえぬ ふりをして 天井向いて いるあなた 扇ひらいて 扇ひらいて かくしても 祝いしぐれが ひざに振る 親という字を よく見てご覧 立って木を見る それが親 苦労しながら 育てた木 今日咲く花が 実になって 孫という名の 孫という名の 芽を出せと 祈る幸せ 祝い唄 | 三山ひろし | 千葉幸雄 | 山口ひろし | | 鯛の刺身の わさびの辛さ 怒るあなたの 目に涙 夫婦(めおと)ですもの わかります 娘を嫁に 出す心 せめて今夜は せめて今夜は 水入らず 明日の祝いの 門出酒 嫁ぐ娘が 畳に座り 両手ついての あいさつを わざと聞こえぬ ふりをして 天井向いて いるあなた 扇ひらいて 扇ひらいて かくしても 祝いしぐれが ひざに振る 親という字を よく見てご覧 立って木を見る それが親 苦労しながら 育てた木 今日咲く花が 実になって 孫という名の 孫という名の 芽を出せと 祈る幸せ 祝い唄 |
| 男の港板子一枚 生命(いのち)をはった 男度胸の 海が呼ぶ 競う船出を 送ってくれる ありがとう 浜千鳥の群れよ 豊後(ぶんご) 鶴御崎(つるみざき) 男の港 躍る銀鱗 しぶきの華に 親父ゆずりの 腕がなる 照らせ男の この晴れ舞台 ありがとう 水の子の灯台(あかり) 豊後 鶴御崎 男の港 高くかかげた 大漁旗を 待っているだろう 紅椿 松浦港は もうすぐ近い ありがとう 黒潮の幸よ 豊後 鶴御崎 男の港 | 三山ひろし | 穂積淳・結城忍 | 中村典正 | | 板子一枚 生命(いのち)をはった 男度胸の 海が呼ぶ 競う船出を 送ってくれる ありがとう 浜千鳥の群れよ 豊後(ぶんご) 鶴御崎(つるみざき) 男の港 躍る銀鱗 しぶきの華に 親父ゆずりの 腕がなる 照らせ男の この晴れ舞台 ありがとう 水の子の灯台(あかり) 豊後 鶴御崎 男の港 高くかかげた 大漁旗を 待っているだろう 紅椿 松浦港は もうすぐ近い ありがとう 黒潮の幸よ 豊後 鶴御崎 男の港 |
| むらさき雨情いのちを惜しむ 私なら あなたについて 行かないわ ふたりの傘に ふりかかる ふたりの愛の 恋しぐれ むらさきの雨、雨に にじむ想い出は 愛した女の 涙でしょうか さだめの糸で 結ばれた ふたりの絆 信じたい あなたの匂い しみついた あなたと住んだ あの部屋は むらさきの雨、雨に 遠くかすむ町 訪ねた女の 未練でしょうか 夢でもいゝの いつまでも あなたの傍で 盡(つく)したい 私の胸の 片隅で 私を焦がす 恋灯り むらさきの雨、雨に 濡れて泣いている 愛した女の 心でしょうか | 三山ひろし | 三浦康照 | 三山ひろし | | いのちを惜しむ 私なら あなたについて 行かないわ ふたりの傘に ふりかかる ふたりの愛の 恋しぐれ むらさきの雨、雨に にじむ想い出は 愛した女の 涙でしょうか さだめの糸で 結ばれた ふたりの絆 信じたい あなたの匂い しみついた あなたと住んだ あの部屋は むらさきの雨、雨に 遠くかすむ町 訪ねた女の 未練でしょうか 夢でもいゝの いつまでも あなたの傍で 盡(つく)したい 私の胸の 片隅で 私を焦がす 恋灯り むらさきの雨、雨に 濡れて泣いている 愛した女の 心でしょうか |
| 終着駅は始発駅背なかを合わせて あばよと言えば おまえの震えが 伝わるぜ 死ぬほど惚れて 死ぬほど泣いた 涙は頬を ぬらしても 終着駅は 始発駅 ふたりのしあわせ 祈っているよ ふり向かないで 行ってくれ ひとつの愛は 終ったけれど 明日がおまえを 待っている 終着駅は 始発駅 函館止まりの 連絡船は 青森行きの 船になる 希望を捨てるな 生きてるかぎり どこからだって 出直せる 終着駅は 始発駅 | 三山ひろし | 佐東たどる・星野哲郎 | 中村千里 | | 背なかを合わせて あばよと言えば おまえの震えが 伝わるぜ 死ぬほど惚れて 死ぬほど泣いた 涙は頬を ぬらしても 終着駅は 始発駅 ふたりのしあわせ 祈っているよ ふり向かないで 行ってくれ ひとつの愛は 終ったけれど 明日がおまえを 待っている 終着駅は 始発駅 函館止まりの 連絡船は 青森行きの 船になる 希望を捨てるな 生きてるかぎり どこからだって 出直せる 終着駅は 始発駅 |
| これから峠伜(せがれ)に嫁きて 娘も嫁(い)った だども俺たちゃ まだまだ若い 日向ぼっこを 決めるより 風に向かって 歩こうじゃないか まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠の 七まがり 婆さま泣いたと 便りが来たよ 孫が送った 曽孫(ひまご)の写真 お−い母ちゃん 負けまいぞ 汗を流して 咲かそじゃないか まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠の 二番花 転んだ昔を 恥ずかしがるな 今じゃ流行(はやり)の 泥つき野菜 山の烏に はやされて 肩をよせれば 心は燃える まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠が 待っている | 三山ひろし | 星野哲郎 | 中村典正 | | 伜(せがれ)に嫁きて 娘も嫁(い)った だども俺たちゃ まだまだ若い 日向ぼっこを 決めるより 風に向かって 歩こうじゃないか まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠の 七まがり 婆さま泣いたと 便りが来たよ 孫が送った 曽孫(ひまご)の写真 お−い母ちゃん 負けまいぞ 汗を流して 咲かそじゃないか まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠の 二番花 転んだ昔を 恥ずかしがるな 今じゃ流行(はやり)の 泥つき野菜 山の烏に はやされて 肩をよせれば 心は燃える まだまだこれからだ まだまだこれからだ これから峠が 待っている |
| 帰港節闘い終えた 男らが 暗い波間を いま帰る めためたに 疲れても 笑顔が こぼれるぜ ご苦労さんねと 迎えてくれる おふくろ港の 灯りを見れば 漁場が海の 修羅場なら 陸(おか)はいこいの 恋ねぐら 待たせたぜ 元気かい 想いが ほとばしる 合羽を着たまま ごろねを決めた 激しい季節が もうすぐ終る 気まぐれ海が 相手なら 稼ぎ少ない 年もある 慰めて くれるだろう あの娘が 生き甲斐さ 岬をまわれば やさしい胸だ 花園みたいな 漁港のなかだ | 三山ひろし | 鈴木宗敏・補作詞:星野哲郎 | 中村典正 | | 闘い終えた 男らが 暗い波間を いま帰る めためたに 疲れても 笑顔が こぼれるぜ ご苦労さんねと 迎えてくれる おふくろ港の 灯りを見れば 漁場が海の 修羅場なら 陸(おか)はいこいの 恋ねぐら 待たせたぜ 元気かい 想いが ほとばしる 合羽を着たまま ごろねを決めた 激しい季節が もうすぐ終る 気まぐれ海が 相手なら 稼ぎ少ない 年もある 慰めて くれるだろう あの娘が 生き甲斐さ 岬をまわれば やさしい胸だ 花園みたいな 漁港のなかだ |
| 花街一代器量がいゝから 芸者になれと あけて十五の 旅だちでした 浮世いろはの 花街で 芸をみっちり しこまれて いつかなじんだ 夜の水 あゝ神楽坂 おんなの灯(ひ)がゆれる わたしが知ってる お方はみんな 出世しました 自慢じゃないが あれが縁なら これも縁 義理と情けに はさまれて いっそ死にたい 悲しさに あゝ神楽坂 ながした恋もある 花街うけつぐ 若い姑(こ)ひとり 育つ日までは にくまれながら きょうも切り火で 送りだす おんな 一代 舞扇 どうぞ幸福(しあわせ) くるように あゝ神楽坂 愛して生きるのよ | 三山ひろし | 池田充男 | 山口ひろし | | 器量がいゝから 芸者になれと あけて十五の 旅だちでした 浮世いろはの 花街で 芸をみっちり しこまれて いつかなじんだ 夜の水 あゝ神楽坂 おんなの灯(ひ)がゆれる わたしが知ってる お方はみんな 出世しました 自慢じゃないが あれが縁なら これも縁 義理と情けに はさまれて いっそ死にたい 悲しさに あゝ神楽坂 ながした恋もある 花街うけつぐ 若い姑(こ)ひとり 育つ日までは にくまれながら きょうも切り火で 送りだす おんな 一代 舞扇 どうぞ幸福(しあわせ) くるように あゝ神楽坂 愛して生きるのよ |
| 男の燈台酒場は男の 燈台と いつか誰かが 云っていた こころ時化(しけ)てる 路地裏で みつけた堤灯(あかり)の 暖かさ 生きぬく生命(いのち)の 灯(ひ)がともる 徳利を並べて ゆらゆらと 酔えば一夜(いちや)の 酒の舟 遠い彼方で 呼ぶものは 可愛いあの娘の あの胸か それとも忘れた あの夢か 嵐の夜更けが 過ぎたなら 凪(なぎ)の夜明けが 来るという 溺れかけてた 俺だけど 無情(つめたい)ばかりの 都会(まち)じゃない 情けの涙も 明日もある | 三山ひろし | 仁井谷俊也 | 山口ひろし | | 酒場は男の 燈台と いつか誰かが 云っていた こころ時化(しけ)てる 路地裏で みつけた堤灯(あかり)の 暖かさ 生きぬく生命(いのち)の 灯(ひ)がともる 徳利を並べて ゆらゆらと 酔えば一夜(いちや)の 酒の舟 遠い彼方で 呼ぶものは 可愛いあの娘の あの胸か それとも忘れた あの夢か 嵐の夜更けが 過ぎたなら 凪(なぎ)の夜明けが 来るという 溺れかけてた 俺だけど 無情(つめたい)ばかりの 都会(まち)じゃない 情けの涙も 明日もある |
| 勝負師好きな奴にも 情はかけぬ それが勝負の いんねん いんが 明日は吾が身か 灘波の空を 青く尾をひく あの流れ星 四十八手は ばかでも使う どこでやるかが 手の見せどころ 打つか送るか 走るか待つか 男勝負の このわかれみち おれが死んでも 名前はのこる のこしおきたい 男のほまれ 明日の思案に 今夜もあけりゃ 鶏がなくなく 一番鶏が せめて茶ぶ台 かこんだときは おれもなりたい やさしい父に ゆるせ女房よ 勝負にかけた 男一代 きままな旅を | 三山ひろし | 星野哲郎 | 中村貞夫 | | 好きな奴にも 情はかけぬ それが勝負の いんねん いんが 明日は吾が身か 灘波の空を 青く尾をひく あの流れ星 四十八手は ばかでも使う どこでやるかが 手の見せどころ 打つか送るか 走るか待つか 男勝負の このわかれみち おれが死んでも 名前はのこる のこしおきたい 男のほまれ 明日の思案に 今夜もあけりゃ 鶏がなくなく 一番鶏が せめて茶ぶ台 かこんだときは おれもなりたい やさしい父に ゆるせ女房よ 勝負にかけた 男一代 きままな旅を |
| 母の海海という字を 指で書きゃ 母という字が そこにある だから海みる そのたびに 思いだすのさ おふくろを 瞼とじれば また浮かぶ あの日のやさしい あの笑顔(かお)が 茜色した 夕空に 母の住む町 あの我が家 秋は軒端(のきば)に 吊るし柿 年の暮れには 丸餅を 西に流れる あの雲に 尚さらつのるよ 里ごころ 海は広いが おふくろは もっとでかいよ 懐(ふところ)が 叱りなぐさめ 励ました いつも帰れる あの胸よ 俺もそろそろ ひとり立ち 頑張る姿を みて欲しい | 三山ひろし | 仁井谷俊也 | 中村典正 | | 海という字を 指で書きゃ 母という字が そこにある だから海みる そのたびに 思いだすのさ おふくろを 瞼とじれば また浮かぶ あの日のやさしい あの笑顔(かお)が 茜色した 夕空に 母の住む町 あの我が家 秋は軒端(のきば)に 吊るし柿 年の暮れには 丸餅を 西に流れる あの雲に 尚さらつのるよ 里ごころ 海は広いが おふくろは もっとでかいよ 懐(ふところ)が 叱りなぐさめ 励ました いつも帰れる あの胸よ 俺もそろそろ ひとり立ち 頑張る姿を みて欲しい |
| かあさんの詩雨降る夜は かあさんの ダイコンの味噌汁が飲みたいよ 土佐の高知の空の下 がんばれ 負けるな くじけるな あなたの声が心のお守りだ 遠い東京の空の下 きっとかなえる 二人の夢を かあさん かあさん 待っていてね たったひとこと 元気でと 夜行バスの停車場で別れたね 土佐の高知の空の下 がんばれ 負けるな くじけるな あなたの声が 心のお守りだ 遠い東京の空の下 夢がかなった 涙の舞台 かあさん かあさん 見ていてね | 三山ひろし | 宮下康仁 | 中村典正 | 伊戸のりお | 雨降る夜は かあさんの ダイコンの味噌汁が飲みたいよ 土佐の高知の空の下 がんばれ 負けるな くじけるな あなたの声が心のお守りだ 遠い東京の空の下 きっとかなえる 二人の夢を かあさん かあさん 待っていてね たったひとこと 元気でと 夜行バスの停車場で別れたね 土佐の高知の空の下 がんばれ 負けるな くじけるな あなたの声が 心のお守りだ 遠い東京の空の下 夢がかなった 涙の舞台 かあさん かあさん 見ていてね |
| 貴方にありがとう夢をこの手に 握りしめ 遠いふるさと あとにした 流れる季節の その中で あなたにめぐり 逢いました いつの日もやさしさを あたたかい微笑みを ありがとう ありがとう 愛する歌が ある限り 歩いてゆけます この道を きっとまた逢えますね きっとまた逢いましょう あの町この町で 素敵なあなたと 明日(あす)に向かって また一歩 雨が降る日も 風の日も 何度も寄り道 まわり道 あなたが勇気 くれました いつの日もやさしさを かわらない真心を ありがとう ありがとう 信じる歌が ある限り 歩いてゆけます この道を きっとまた逢えますね きっとまた逢いましょう あの町この町で ときめき感じて きっとまた逢えますね きっとまた逢いましょう あの町この町で 素敵なあなたと | 三山ひろし | 仁井谷俊也 | 中村典正 | 伊戸のりお | 夢をこの手に 握りしめ 遠いふるさと あとにした 流れる季節の その中で あなたにめぐり 逢いました いつの日もやさしさを あたたかい微笑みを ありがとう ありがとう 愛する歌が ある限り 歩いてゆけます この道を きっとまた逢えますね きっとまた逢いましょう あの町この町で 素敵なあなたと 明日(あす)に向かって また一歩 雨が降る日も 風の日も 何度も寄り道 まわり道 あなたが勇気 くれました いつの日もやさしさを かわらない真心を ありがとう ありがとう 信じる歌が ある限り 歩いてゆけます この道を きっとまた逢えますね きっとまた逢いましょう あの町この町で ときめき感じて きっとまた逢えますね きっとまた逢いましょう あの町この町で 素敵なあなたと |
| 上海帰りのリル船を見つめていた ハマのキャバレーにいた 風の噂は リル 上海帰りの リル リル 甘い切ない 思い出だけを 胸にたぐって 探して歩く リル リル どこにいるのか リル だれかリルを 知らないか 黒いドレスを見た 泣いていたのを見た もどれこの手に リル 上海帰りの リル リル 夢の四馬路(スマロ)の 霧降る中で 何もいわずに 別れた瞳 リル リル ひとりさまよう リル だれかリルを 知らないか 海を渡って来た ひとりぼっちで来た 望み捨てるな リル 上海帰りの リル リル 暗い運命(さだめ)は ふたりでわけて ともに暮らそう 昔のままで リル リル きょうも逢えない リル だれかリルを 知らないか | 三山ひろし | 東條寿三郎 | 渡久地政信 | | 船を見つめていた ハマのキャバレーにいた 風の噂は リル 上海帰りの リル リル 甘い切ない 思い出だけを 胸にたぐって 探して歩く リル リル どこにいるのか リル だれかリルを 知らないか 黒いドレスを見た 泣いていたのを見た もどれこの手に リル 上海帰りの リル リル 夢の四馬路(スマロ)の 霧降る中で 何もいわずに 別れた瞳 リル リル ひとりさまよう リル だれかリルを 知らないか 海を渡って来た ひとりぼっちで来た 望み捨てるな リル 上海帰りの リル リル 暗い運命(さだめ)は ふたりでわけて ともに暮らそう 昔のままで リル リル きょうも逢えない リル だれかリルを 知らないか |
| 若いふたりきみにはきみの 夢があり ぼくにはぼくの 夢がある ふたりの夢を よせあえば そよ風甘い 春の丘 若い若い 若いふたりの ことだもの きみにはきみの 歌があり ぼくにはぼくの 歌がある ふたりが歌を おぼえたら たのしく晴れる 青い空 若い若い 若いふたりの ことだもの きみにはきみの 道があり ぼくにはぼくの 道がある ふたりの道は 遠いけど きのうもきょうも はずむ足 若い若い 若いふたりの ことだもの | 三山ひろし | 杉本夜詩美 | 遠藤実 | | きみにはきみの 夢があり ぼくにはぼくの 夢がある ふたりの夢を よせあえば そよ風甘い 春の丘 若い若い 若いふたりの ことだもの きみにはきみの 歌があり ぼくにはぼくの 歌がある ふたりが歌を おぼえたら たのしく晴れる 青い空 若い若い 若いふたりの ことだもの きみにはきみの 道があり ぼくにはぼくの 道がある ふたりの道は 遠いけど きのうもきょうも はずむ足 若い若い 若いふたりの ことだもの |
| 高原列車は行く汽車の窓から ハンケチ振れば 牧場の乙女が 花束なげる 明るい青空 白樺林 山越え 谷越え はるばると ララ…… 高原列車は ラララララン 行くよ みどりの谷間に 山百合ゆれて 歌声ひびくよ 観光バスよ 君らの泊まりも 温泉(いでゆ)の宿か 山越え 谷越え はるばると ララ…… 高原列車は ラララララン 行くよ 峠を越えれば 夢見るような 五色の湖 飛び交う小鳥 汽笛も二人の しあわせうたう 山越え 谷越え はるばると ララ…… 高原列車は ラララララン 行くよ | 三山ひろし | 丘灯至夫 | 古関裕而 | | 汽車の窓から ハンケチ振れば 牧場の乙女が 花束なげる 明るい青空 白樺林 山越え 谷越え はるばると ララ…… 高原列車は ラララララン 行くよ みどりの谷間に 山百合ゆれて 歌声ひびくよ 観光バスよ 君らの泊まりも 温泉(いでゆ)の宿か 山越え 谷越え はるばると ララ…… 高原列車は ラララララン 行くよ 峠を越えれば 夢見るような 五色の湖 飛び交う小鳥 汽笛も二人の しあわせうたう 山越え 谷越え はるばると ララ…… 高原列車は ラララララン 行くよ |
| 達者でナわらにまみれてヨー 育てた栗毛 きょうは買われてヨー 町へ行くアーアー オーラ オーラ 達者でナ オーラ オーラ かぜひくな あゝかぜひくな 離す手綱が ふるえふるえるぜ 俺が泣くときゃヨー お前も泣いて ともに走ったヨー 丘の道アーアー オーラ オーラ 達者でナ オーラ オーラ 忘れるな あゝ忘れるな 月の河原を 思い思い出を 町のお人はヨー よい人だろうが 変わる暮らしがヨー 気にかかるアーアー オーラ オーラ 達者でナ オーラ オーラ また逢おな あゝまた逢おな かわいたてがみ なでてなでてやろ | 三山ひろし | 横井弘 | 中野忠晴 | | わらにまみれてヨー 育てた栗毛 きょうは買われてヨー 町へ行くアーアー オーラ オーラ 達者でナ オーラ オーラ かぜひくな あゝかぜひくな 離す手綱が ふるえふるえるぜ 俺が泣くときゃヨー お前も泣いて ともに走ったヨー 丘の道アーアー オーラ オーラ 達者でナ オーラ オーラ 忘れるな あゝ忘れるな 月の河原を 思い思い出を 町のお人はヨー よい人だろうが 変わる暮らしがヨー 気にかかるアーアー オーラ オーラ 達者でナ オーラ オーラ また逢おな あゝまた逢おな かわいたてがみ なでてなでてやろ |
| 男はつらいよ(台詞) 私生れも育ちも葛飾柴又です 帝釈天でうぶ湯を使い 姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します 俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ わかっちゃいるんだ 妹よ いつかおまえの よろこぶような 偉い兄貴になりたくて 奮斗努力の甲斐も無く 今日も 涙の 今日も 涙の 日が落ちる 日が落ちる ドブに落ちても 根のある奴は いつかは蓮(はちす)の 花と咲く 意地は張っても 心の中じゃ 泣いているんだ 兄さんは 目方で男が 売れるなら こんな苦労も こんな苦労も かけまいに かけまいに 男とゆうもの つらいもの 顔で笑って 顔で笑って 腹で泣く 腹で泣く (台詞) とかく 西に行きましても 東に行きましても 土地 土地のお兄貴さん お姐さんに ごやっかいかけがちなる若造です 以後 見苦しき面体お見知り おかれまして 恐惶万端ひきたって よろしく おたのみ申します | 三山ひろし | 星野哲郎 | 山本直純 | | (台詞) 私生れも育ちも葛飾柴又です 帝釈天でうぶ湯を使い 姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します 俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ わかっちゃいるんだ 妹よ いつかおまえの よろこぶような 偉い兄貴になりたくて 奮斗努力の甲斐も無く 今日も 涙の 今日も 涙の 日が落ちる 日が落ちる ドブに落ちても 根のある奴は いつかは蓮(はちす)の 花と咲く 意地は張っても 心の中じゃ 泣いているんだ 兄さんは 目方で男が 売れるなら こんな苦労も こんな苦労も かけまいに かけまいに 男とゆうもの つらいもの 顔で笑って 顔で笑って 腹で泣く 腹で泣く (台詞) とかく 西に行きましても 東に行きましても 土地 土地のお兄貴さん お姐さんに ごやっかいかけがちなる若造です 以後 見苦しき面体お見知り おかれまして 恐惶万端ひきたって よろしく おたのみ申します |
| 居酒屋情けをかけて はずされて ひょろりよろけた 裏通り どうした どうした 意気地なし しかりながらも やりきれず 居酒屋の あかりへすがりに きょうも来る 昔の俺と 同じだと 酒をつがれりゃ こみあげる 泣くなよ 泣くなよ 男だぞ 涙コップに 落としたら 居酒屋の 古びたビラさえ 笑うだろう 浮世の底に 肩よせて 生きるにおいの あたたかさ やるんだ やるんだ 俺もやる 調子はずれの 唄だけど 居酒屋の あかりに歌おう しみじみと | 三山ひろし | 横井弘 | 鎌多俊與 | | 情けをかけて はずされて ひょろりよろけた 裏通り どうした どうした 意気地なし しかりながらも やりきれず 居酒屋の あかりへすがりに きょうも来る 昔の俺と 同じだと 酒をつがれりゃ こみあげる 泣くなよ 泣くなよ 男だぞ 涙コップに 落としたら 居酒屋の 古びたビラさえ 笑うだろう 浮世の底に 肩よせて 生きるにおいの あたたかさ やるんだ やるんだ 俺もやる 調子はずれの 唄だけど 居酒屋の あかりに歌おう しみじみと |
| 昔の名前で出ています京都にいるときゃ 忍と呼ばれたの 神戸じゃ渚と 名乗ったの 横浜(はま)の酒場に 戻ったその日から あなたがさがして くれるの待つわ 昔の名前で 出ています 忘れたことなど 一度もなかったわ いろんな男を 知るたびに いつもこの胸 かすめる面影の あなたを信じて ここまできたわ 昔の名前で 出ています あなたの似顔を ボトルに書きました ひろみの命と 書きました 流れ女の さいごの止り木に あなたが止って くれるの待つわ 昔の名前で 出ています | 三山ひろし | 星野哲郎 | 叶弦大 | | 京都にいるときゃ 忍と呼ばれたの 神戸じゃ渚と 名乗ったの 横浜(はま)の酒場に 戻ったその日から あなたがさがして くれるの待つわ 昔の名前で 出ています 忘れたことなど 一度もなかったわ いろんな男を 知るたびに いつもこの胸 かすめる面影の あなたを信じて ここまできたわ 昔の名前で 出ています あなたの似顔を ボトルに書きました ひろみの命と 書きました 流れ女の さいごの止り木に あなたが止って くれるの待つわ 昔の名前で 出ています |
| 長崎の鐘こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の あゝ 長崎の 鐘が鳴る 召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の あゝ 長崎の 鐘が鳴る こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月澄みぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の あゝ 長崎の 鐘が鳴る | 三山ひろし | サトウハチロー | 古関裕而 | | こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ うねりの波の 人の世に はかなく生きる 野の花よ なぐさめ はげまし 長崎の あゝ 長崎の 鐘が鳴る 召されて妻は 天国へ 別れてひとり 旅立ちぬ かたみに残る ロザリオの 鎖に白き わが涙 なぐさめ はげまし 長崎の あゝ 長崎の 鐘が鳴る こころの罪を うちあけて 更けゆく夜の 月澄みぬ 貧しき家の 柱にも 気高く白き マリア様 なぐさめ はげまし 長崎の あゝ 長崎の 鐘が鳴る |
| 妻恋道中好いた女房に 三下り半を 投げて長脇差(ながどす) 永の旅 怨むまいぞえ 俺らのことは またの浮世で 逢うまでは 惚れていながら 惚れない素振り それがやくざの 恋とやら 二度と添うまい 街道がらす 阿呆阿呆で 旅ぐらし 泣いてなるかと 心に誓や 誓う矢先に またほろり 馬鹿を承知の 俺らの胸を 何故に泣かすか 今朝の風 | 三山ひろし | 藤田まさと | 阿部武雄 | | 好いた女房に 三下り半を 投げて長脇差(ながどす) 永の旅 怨むまいぞえ 俺らのことは またの浮世で 逢うまでは 惚れていながら 惚れない素振り それがやくざの 恋とやら 二度と添うまい 街道がらす 阿呆阿呆で 旅ぐらし 泣いてなるかと 心に誓や 誓う矢先に またほろり 馬鹿を承知の 俺らの胸を 何故に泣かすか 今朝の風 |
| 俵星玄蕃吉良家にほど近い本所横網町に宝蔵院流の槍 を取っては天下の名人と云われた俵星玄蕃が 居た。上杉の家老千坂兵部(ひょうぶ)は二百五十石の高 禄を以って召抱えようと使者を立てた、勿論 吉良家の附人としてである。だが夜なきそば 屋当り屋十助こそ赤穂浪士の世を忍ぶ苦心の 姿と深く同情を寄せていた玄蕃は之を決然と 断った。 玄蕃 「のうそば屋お前には用の無いことじゃがまさかの時に役に立つかも知れぬぞ 見ておくがよい。」十六俵の砂俵の前にすっくと立った俵星、 思わず 雪の大地に正座して 息をころして見つめる杉野 あゝこれぞ元禄名槍譜(めいそうふ) 一. 槍は錆びても 此の名は錆びぬ 男玄蕃の 心意気 赤穂浪士の かげとなり 尽す誠は 槍一筋に 香る誉れの 元禄桜 二. 姿そばやに やつしてまでも 忍ぶ杉野よ せつなかろ 今宵名残りに 見ておけよ 俵くずしの 極意の一手 これが餞(はなむ)け 男の心 涙をためて振返る。 そば屋の姿を呼びとめて、 せめて名前を聞かせろよと、 口まで出たがそうじゃない 云わぬが花よ人生は、 逢うて別れる運命とか 思い直して俵星 独りしみじみ呑みながら、 時を過した真夜中に、 心隅田の川風を 流れてひびく勇ましさ 一打ち二打ち三流れ あれは確かに確かにあれは、 山鹿流儀の陣太鼓 「時に元禄十五年十二月十四日、江戸の夜風 をふるわせて響くは山鹿流儀の陣太鼓、しか も一打ち二打ち三流れ、思わずハッと立上り、 耳を澄ませて太鼓を数え「おう、正しく赤穂 浪士の討ち入りじゃ」助太刀するは此の時ぞ、 もしやその中に昼間別れたあのそば屋が居 りわせぬか、名前はなんと今一度、逢うて別 れが告げたいものと、けいこ襦袢(じゅばん)に身を固めて、 段小倉の袴、股立ち高く取り上げ、白綾た たんで後ろ鉢巻眼のつる如く、なげしにかか るは先祖伝来、俵弾正鍛えたる九尺の手槍を 右の手に、切戸を開けて一足表に踏み出せば、 天は幽暗地は凱々たる白雪を蹴立てて行手は 松坂町……」 吉良の屋敷に来て見れば、 今、討ち入りは真最中 総大将の内蔵之助。 見つけて駆け寄る俵星が、 天下無双のこの槍で、 お助太刀をば到そうぞ、 云われた時に大石は深き御恩はこの通り、 厚く御礼を申します。 されども此処は此のままに槍を納めて 御引上げ下さるならば有難し、 かかる折しも一人の浪士が雪をけたててサク、 サク、サク、サク、サク、サク、サク― サク― 「先生」 「おうッ、そば屋か」 いや、いや、いや、いや、 襟に書かれた名前こそ まことは杉野の十兵次殿、 わしが教えたあの極意、 命惜しむな名をこそ憎しめ、 立派な働き祈りますぞよ さらばさらばと右左。 赤穂浪士に邪魔する奴は、 何人(なんびと)たりとも通さんぞ、 橋のたもとで石突き突いて、 槍の玄蕃は仁王立ち…… 三. 打てや響けや 山鹿の太鼓 月も夜空に 冴え渡る 夢と聞きつつ 両国の 橋のたもとで 雪ふみしめた 槍に玄蕃の 涙が光る | 三山ひろし | 北村桃児 | 長津義司 | | 吉良家にほど近い本所横網町に宝蔵院流の槍 を取っては天下の名人と云われた俵星玄蕃が 居た。上杉の家老千坂兵部(ひょうぶ)は二百五十石の高 禄を以って召抱えようと使者を立てた、勿論 吉良家の附人としてである。だが夜なきそば 屋当り屋十助こそ赤穂浪士の世を忍ぶ苦心の 姿と深く同情を寄せていた玄蕃は之を決然と 断った。 玄蕃 「のうそば屋お前には用の無いことじゃがまさかの時に役に立つかも知れぬぞ 見ておくがよい。」十六俵の砂俵の前にすっくと立った俵星、 思わず 雪の大地に正座して 息をころして見つめる杉野 あゝこれぞ元禄名槍譜(めいそうふ) 一. 槍は錆びても 此の名は錆びぬ 男玄蕃の 心意気 赤穂浪士の かげとなり 尽す誠は 槍一筋に 香る誉れの 元禄桜 二. 姿そばやに やつしてまでも 忍ぶ杉野よ せつなかろ 今宵名残りに 見ておけよ 俵くずしの 極意の一手 これが餞(はなむ)け 男の心 涙をためて振返る。 そば屋の姿を呼びとめて、 せめて名前を聞かせろよと、 口まで出たがそうじゃない 云わぬが花よ人生は、 逢うて別れる運命とか 思い直して俵星 独りしみじみ呑みながら、 時を過した真夜中に、 心隅田の川風を 流れてひびく勇ましさ 一打ち二打ち三流れ あれは確かに確かにあれは、 山鹿流儀の陣太鼓 「時に元禄十五年十二月十四日、江戸の夜風 をふるわせて響くは山鹿流儀の陣太鼓、しか も一打ち二打ち三流れ、思わずハッと立上り、 耳を澄ませて太鼓を数え「おう、正しく赤穂 浪士の討ち入りじゃ」助太刀するは此の時ぞ、 もしやその中に昼間別れたあのそば屋が居 りわせぬか、名前はなんと今一度、逢うて別 れが告げたいものと、けいこ襦袢(じゅばん)に身を固めて、 段小倉の袴、股立ち高く取り上げ、白綾た たんで後ろ鉢巻眼のつる如く、なげしにかか るは先祖伝来、俵弾正鍛えたる九尺の手槍を 右の手に、切戸を開けて一足表に踏み出せば、 天は幽暗地は凱々たる白雪を蹴立てて行手は 松坂町……」 吉良の屋敷に来て見れば、 今、討ち入りは真最中 総大将の内蔵之助。 見つけて駆け寄る俵星が、 天下無双のこの槍で、 お助太刀をば到そうぞ、 云われた時に大石は深き御恩はこの通り、 厚く御礼を申します。 されども此処は此のままに槍を納めて 御引上げ下さるならば有難し、 かかる折しも一人の浪士が雪をけたててサク、 サク、サク、サク、サク、サク、サク― サク― 「先生」 「おうッ、そば屋か」 いや、いや、いや、いや、 襟に書かれた名前こそ まことは杉野の十兵次殿、 わしが教えたあの極意、 命惜しむな名をこそ憎しめ、 立派な働き祈りますぞよ さらばさらばと右左。 赤穂浪士に邪魔する奴は、 何人(なんびと)たりとも通さんぞ、 橋のたもとで石突き突いて、 槍の玄蕃は仁王立ち…… 三. 打てや響けや 山鹿の太鼓 月も夜空に 冴え渡る 夢と聞きつつ 両国の 橋のたもとで 雪ふみしめた 槍に玄蕃の 涙が光る |