つむじ風木村徹二 | 木村徹二 | 麻こよみ | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 男心に 渦を巻く 熱い思いの つむじ風 風よ吹け吹け 吹き荒れろ 夢も半端じゃ 終われない 意地張って 胸張って 頑張って 俺の人生 生きてやる 惚れた女を 泣かせない 決めて見上げる 夜の空 風よ吹け吹け 吹き荒れろ そばに寄り添う 花ひとつ 恥かいて べそかいて 汗かいて 俺の人生 生きてやる 夢が遠くに 見える日は 酒を喰らって ひと休み 風よ吹け吹け 吹き荒れろ 今日の我慢が 明日を呼ぶ 意地張って 胸張って 頑張って 俺の人生 生きてやる |
紡ぐ木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | AZUMA HITOMI | あなたの声が聞こえる 姿は見えなくても 土の中で雪の中で 確かに息衝いてる 踏まれても踏まれても 何度も立ち上がる麦のように 強い願いはこうして 今僕らの手元にたどり着いた 巡る時代をくぐり抜け 紡がれたこの糸で 僕らはこの先どんな 未来が織れるのだろう 電車の窓から見える なにげない日々の景色も 長い間その両手で 守られた道標 街を囲む山を越えて 吹き抜ける風が強い時でも 過去と今を繋ぐレンガの中 ずっと育んできた 巡る時代をくぐり抜け 紡がれたこの糸で 君が生きる未来には 何を残せるのだろう 遠い昔の記憶が蘇るこの場所で あなたがくれた想いをこれからも 巡る時代をくぐり抜け 紡がれたこの糸で 僕らはこの先どんな 未来が織れるのだろう どう輝くのだろう |
ターミナル沓子 | 沓子 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | 都会の雨 ネオン滲(にじ)ませ 濡らした駅 もう一人で 大丈夫 あなたを残して さよならを 明日(あした)からは きっともう 来ることのないホームで 泣いて 少し泣いて ラッシュに 駆けてゆく 募る 想いも全て 置いて ゆきたい 出逢い別離(わかれ)の ターミナル 一度きりの わがままばかり 聞き飽きたわ 幼いままの あなたから 逃げていたのは 私ね 二人笑って 終われるほど 美しい恋じゃないから やめて 振り向かないで 私は もういない 今夜 一人よがりの 愛が 終わった いっそ孤独の ターミナル 泣いて 少し泣いて ラッシュに 駆けてゆく 募る 想いも全て 置いて ゆきたい 出逢い別離の ターミナル |
太陽の戯れ木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 奥野真哉 | 近づく高気圧に シャツの袖もまくり上げ 生ぬるい潮風も 君を思い出すスパイス 去年のまさに今頃 見慣れない海岸線 過去最高気温が 僕らを夢中にさせたよ 交わる吐息の中で 恋は加速して 眼差しに夏の忘れもの 拭えない残像 焼けた肌濡れた長い髪 色褪せずに やけに白い砂浜 背中に踏切の音 違うのはただひとつ 隣に君がいないだけ 夏の終わりより早く 恋は燃え尽きて 去り際に君がつぶやいた 「またね」の意味なんて 聞けないほど見とれてたんだ その笑顔に 島と渚が繋がる頃には 水が滴るトンネルの向こう オレンジ色に染まる君を目に焼き付けて 汗ばんだ首筋に潜んでる 秘めた気配に酔いしれながら 二人は強く強く抱きしめて夢を見た 眼差しに夏の忘れもの 拭えない残像 焼けた肌濡れた長い髪 去り際に君がつぶやいた 「またね」の意味なんて 聞けないほど見とれてたんだ その笑顔に 眼差しに夏の忘れもの 拭えない残像 焼けた肌濡れた長い髪 太陽が君を連れ去って さよならも言えずに 燃えた恋の焦げ跡はまだ あの日のまま |
セレナーデ木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | | 正解不正解はすぐに見つけられるんだって 『これが答えです』と胸を張る事が難解で 少年期過ぎても悪い癖改善出来なくて それを治してまで君に伝えなきゃと思った 月の反射 照らされて 透き通った君の中へ 『ずっとそばにいて』『君が好きなんだ』 目も合わせられない やっと言えたのに 君の瞳から 一筋流れ星 見逃したけど 『ずっとそばにいて』『君が好きなんだ』 目も合わせられない やっと言えたのに 君の瞳から 一筋流れ星 見逃したけど |
人生ど真ん中鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 朝比奈京仔 | 木村竜蔵 | 蔦将包 | 辛(から)い時代の ど真ん中 逆風(かぜ)にもまれて 思い出すのさ 南十字のふるさとを 赤銅色のあの背中 しぶい親父の しゃがれ声 俺にうたった おとこ唄 命はれ きばらんかい 意地が鋼(はがね)になった 男人生 ど真ん中 故郷(くに)の地酒を つがれつがれて 夢を呑みほす 男意気 五臓六腑にしみわたる 酒は この世の宝じゃないか ひとつ聞かそか おとこ唄 命はれ きばらんかい 酒は血潮になった ここは東京 ど真ん中 都会荒波 夜叉の街にも 泣いているよな 陽が沈む 故郷を離れて 若造が 胸に刻んだ あの唄は 海が根城の おとこ唄 命はれ きばらんかい 唄で男になった |
純愛の運命沓子 | 沓子 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | バレないように 隠すジェラシー 指先で 優しく触れるだけ ガラス越しでも 分かるシルエット シャワーの音さえ かき消す鼓動 細い指 握る手の強さで 確かめる 愛の深さを あなた あなたは いつも無邪気なままに 不器用な手つきで 派手に抱いて 私 私は 大人のふりをしては 燃えて散る 運命(さだめ) 純愛の夜に 気付けば不意に 鳴らすテレフォン 出ない訳 分かってるくせして 恋の駆け引き 苦手なまま 嘘と笑顔だけ 上手くなってく どうせほら 普通じゃいられない 見えすいた 恥じらい捨てて あなた あなたは ずっと他人のままで 吐き慣れたセリフは キスに変えて 私 私は 少女のふりをしては ひとしきり 揺れる 純愛の夜に あなた あなたは いつも無邪気なままに 不器用な手つきで 派手に抱いて 私 私は 大人のふりをしては 燃えて散る 運命 純愛の夜に |
十国峠鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 朝比奈京仔 | 木村竜蔵 | 石倉重信 | 霧の晴れ間の 箱根路を 夢を背負って越えてきた 信濃 遠州 駿河から 関東一円見渡して 勝って勝ち抜く覚悟なら ここから先はいくさ道 富士を仰いで 雲海(くも)を見下ろす 尊さを 胸に刻んだ 十国峠(じっこくとうげ) 箱根権現(ごんげん) 手を合わせ 祈る望みを誰がしる 俺のお袋気にかけて 追わずに待つといった女(やつ) きっとおまえを幸せに そこから先を言えぬまま 風に吹かれて 風にこぼした 胸ん中 知っているのか 十国峠 富士を仰いで 富士にきかせる ひとふしに 泣いてくれるか 十国峠 |
最後の酒木村徹二 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | グラスふたつに麦のソーダ割 やけに氷がカラリ鳴く 今夜でふたり最後とは あなたも口にはせずに ゆらりゆらゆらりゆれる街の灯は 酔いか涙か最後の酒よ 恋から愛に変わらない人と 知っていたはず初めから 「お互いさまね私たち」 静かに強がるけれど きらりきらきらり髪を振り隠す 悔いか迷いか最後の酒よ 「それじゃ最後にあと一杯」 思い出飲み干すように ゆらりゆらゆらりゆれる街の灯は 酔いか涙か最後の酒よ |
最後の恋人山口かおる | 山口かおる | かず翼 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | ワイングラスを カチリと合わせたら 熱いふたりの ドラマが始まるの 今夜のシナリオ 砂漠の果てまで 私を連れて行って欲しい ときめく恋の翼で あぁあなたの胸に 抱かれていると どんな運命も 怖くはないのよ あぁ命を懸けて 愛に生きたい 最後の恋人 あなたしか見えないの 街の灯りは 地上の星屑ね 熱い夜風が 体を吹き抜ける 空飛ぶゴンドラ 異国を夢見て 瞳を閉じて揺れるまま 時間の旅に出るのよ あぁあなたの胸で 世界が回る どんな女にも 変われる気がする あぁどれほど時を 越えて逢えたの 最後の恋人 あなたしか見えないの あぁあなたの胸に 抱かれていると どんな運命も 怖くはないのよ あぁ命を懸けて 愛に生きたい 最後の恋人 あなたしか見えないの |
今宵 アンタと…清水節子 | 清水節子 | 高知東生 | 木村竜蔵 | 松井タツオ | 自慢話に もう疲れ 聞く身になりなヨ 気付きなヨ カッコつけても サマにならず こんなアタシにゃ お見通し 何で どうして 惚れたのか まるで人生、肝試し 伊勢佐木あたりで 喧嘩して 馬車道通りで 仲直り 今宵はアンタと夜の街 人目隠れて どのホテール 何故に灯りを点けるのヨ 夢の続きを見たいのに 作り笑いに 陰がある こんなアタシにゃ お見通し 何で どうして 惚れたのか まるで人生、金縛り 元町通りで 手を繋ぎ みなとみらいで Kissをして 今宵はアンタと夜の街 腰を振りなヨ イカせてくれ 元町通りで 手を繋ぎ みなとみらいで Kissをして 今宵はアンタと夜の街 腰を振りなヨ イカせてくれ |
恋はフィーリング山口かおる | 山口かおる | かず翼 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | 聞きたくないのよ あなたの過去の 恋物語りが 今さら何よ 目の前にいる 女は私 私を見つめて 愛して欲しいだけ 恋はフィーリング ためらわないで ここが楽園 エデンの真ン中よ 恋はフィーリング 振り向かないで あなたがいればいい 二人でいればいい 自慢じゃないけど 私にだって 恋物語りの ひとつやふたつ 心焦がした 切ない恋で 女は磨かれ 涙で洗われる 恋はフィーリング 時は過ぎ行く 今日が一番 若い日なんだから 恋はフィーリング 残りの日々は あなたがいればいい 二人でいればいい 恋はフィーリング ためらわないで ここが楽園 エデンの真ン中よ 恋はフィーリング 振り向かないで あなたがいればいい 二人でいればいい |
君を綴る木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 隅倉弘至 | 君がいない日々をイメージしてみる 誰もいない部屋は色も薄まる 君がくれた言葉を巡って 物語は今も始まりを待ってる 動き出した僕たちの運命的なプロローグ 二人だけの未来を 飾らずに綴っていこうよ 誰かが読んで胸焦がすような 二人の小説はページを重ねる 僕がいない日々をイメージしてみる 僕の事を誰も知らない世界 そこで君が笑って過ごしてると 閉じてしまいたくなって 何度も抱きしめて こみあげる感情は言葉にしたくない 明日には僕ら別々の道で 新しい恋の主人公かもしれない 結末なんてのは誰も知らない それなら君と生きる今を焼き付けるから 二人だけの未来を 飾らずに綴っていこうよ 誰かが読んで胸焦がすような 二人の小説はページを重ねてゆく 綴っていこう二人の物語を 共に行こう 綴っていこう 綴っていこう |
君に出会える街木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木暮晋也 | 靴の底心地よい振動 街中を走るノスタルジア 君が好きだった小説の モデルになってた喫茶店 商店街に続く石畳の坂道 ふたり歩いた時間が色を取り戻す そうここは君に出会える街 道の間を線路がひしめく街 水彩のやさしさ滲むように 胸の中温もる街 遠くの方で太鼓の音 誰もが心を踊らせる ビルの隙間に埋もれてた無機質な日々も 光と風の匂いに色を取り戻す そうここは君に出会える街 旅客機がすぐ真上を飛び交う街 見上げた空は同じはずなのに 胸の中晴れてゆくよ そうここは君に出会える街 道の間を線路がひしめく街 水彩のやさしさ滲むように 胸の中温もるよ そうここは君に出会える街 旅客機がすぐ真上を飛び交う街 見上げた空は同じはずなのに 胸の中晴れてゆくよ |
風の祈り木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | | 風に身を寄せて紡いだのはあなたへ贈る言の葉 悲しみに冷えたあなたの心を温める詩 一人で抱えるにはこの荷物は少し重すぎるよ それでも笑ってみせる顔が余計に悲しいから 風の祈りよ大地に届け 吹き荒れる山背に身を乗せて いつかあなたが流した涙 悲しみの火群鎮めるまで 舞い上がれ春の空 時の流れさえ憎むほどに長い夜の帳が 幾重に重なり月明かりも街灯りも消す 夜明けを誘うのは心の底から笑える時 その時は隣で僕も一緒に笑ってもいいかな 風の祈りよ遥かに響く 緑の風もまた人の声 いつかあなたと見た影法師 今はまだ涙滲ませても 舞い上がれ春の空 風の祈りよ大地に届け 吹き荒れる山背に身を乗せて いつかあなたが流した涙 悲しみの火群鎮めるまで 風の祈りよ遥かに響く 緑の風もまた人の声 いつかあなたと見た影法師 今はまだ涙滲ませても 舞い上がれ春の空 |
俺たちの子守唄鳥羽一郎・山川豊 | 鳥羽一郎・山川豊 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 肩を濡らす雨 気にせず歩く人の群れ 今日の侘しさも ネオンに紛れて飲み干した 高層ビルのガラス窓 遠くに滲む街明かり どこか似ている故郷の 港が浮かんで目を閉じりゃ 岩を打つ 波しぶき 海女小屋に 笑い声 鳴り止まぬ 八月の 蝉時雨 聞こえるか? 聞こえるさ 脈々と 流れてる 俺と兄貴の子守唄 今も心に子守唄 「盆も正月も 無理に帰って来んでええ」 受話器越しに知る 親父の心が身に染みる 東京一の贅沢も 敵わぬ母のにぎりめし 「身体にだけは気ぃ付けヨ」 白い磯着と夕間暮れ 葉を揺らす 春の風 はためいた 大漁旗 潮風に 戯れる カモメ達 聞こえるか? 聞こえるさ 脈々と 流れてる 俺とお前の子守唄 今も心に子守唄 岩を打つ 波しぶき 海女小屋に 笑い声 鳴り止まぬ 八月の 蝉時雨 聞こえるか? 聞こえるさ 脈々と 流れてる 俺と兄貴の子守唄 俺たちふたりの子守唄 |
想い出モノクローム竹村こずえ | 竹村こずえ | 伊藤美和 | 木村竜蔵 | 椿拓也 | 前ぶれなしに 別れを告げて あんたは部屋を 出て行った ナイフが心に 刺さったままの 私をひとり 残して… 振り返ることもなく ドアに消えた背中 崩れる想い出 音さえもたてずに モノクローム 破った写真 つなげてみても ふたりの笑顔 戻らない ひとりで生きては ゆけないことが 何より怖い 私は… テーブルに捨てられた 鈍く光る指輪 薄れる面影 夢さえも霞んで モノクローム 忘れて行った レコード聴けば 愛しい日々が よみがえる 哀しい癖だわ 半分いまも ベッドを空けて 眠るの… 枯れ果てることもなく 頬を伝う涙 崩れる想い出 音さえもたてずに モノクローム |
朧月望月琉叶 | 望月琉叶 | 麻こよみ | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 甘い思い出を 重ね着してみても 胸の淋しさが なおさら募るわ 抱かれ着物の裾(すそ)が乱れ 熱く燃えた夜の幸せ この手には返らぬまま 遠い幻ですか… あぁ 命より大切な 恋とわかっていても 二人を結ぶ愛の糸 無理に断ち切る私 指で涙拭くように 思い出消せたなら もう二度と振り向かないで 別れられるのに 沁みる夜の風 たとえこの恋を どんなに隠しても いつかヒソヒソと 噂になります どこか遠くの町で二人 暮らす事はきっと出来ない この手には届かぬまま バカな愚かな夢か… あぁ 遅すぎた出会いさえ 今は怨みはしない 男の狡(ズル)さも嘘も すべて愛した私 夜に浮かぶ面影を 袂(たもと)に隠しても 遠ざかる後ろ姿を ひとり見送れば 滲む月明かり あぁ 遅すぎた出会いさえ 今は怨みはしない 男の狡(ズル)さも嘘も すべて愛した私 夜に浮かぶ面影を 袂(たもと)に隠しても 遠ざかる後ろ姿を ひとり見送れば 滲む月明かり |
男の拳木村徹二 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 悔しい時や 苦しい時に 男は自然と 力を手に込める 不条理を 知るたびに 振りかざしたくもなるけれど 拳は相手に向けるものじゃない その覚悟 固く握りしめ 胸に火をつける 裏切りとか 哀切の中 女も時には 力を手に込める その細い 手を包み 優しくほどいてやるものさ 拳は自分を守るだけじゃなく 愛してる 人の悲しみを 拭う為にある ボロボロに 傷ついて 拳も心も強くなる 拳は相手に向けるものじゃない その覚悟 固く握りしめ 胸に火をつける |
小樽秋冬城之内早苗 | 城之内早苗 | たきのえいじ | 木村竜蔵 | 若草恵 | 歩いてください 私の隣 生きてゆくのが 不器用だから 約束なんていりません 一生そばにいるだけで 小樽秋冬 逢えてよかった 月が運河に 揺れている 小樽秋冬 点るガス灯 あなたが私の最後のコイビト いつもと変わらぬ 街並みなのに 何故か不思議ね 変わって見える 淋しさだけが トモダチで 暮らしてきたわ 昨日まで 小樽秋冬 ジャズが鳴いてる 枯れたピアノが 沁みてくる 小樽秋冬 何もいらない あなたの他には なんにもいらない 小樽秋冬 逢えてよかった 月が運河に 揺れている 小樽秋冬 点るガス灯 あなたが私の最後のコイビト |
海の淵木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | AZUMA HITOMI | 水晶体の向こう側に 誘われるように墜落した 海月になって沈んでゆくよ 時には光も届かないほど 深く深く君の中へ溶けていくように ねぇハニーねぇハニー 甘く冷たい夜の真ん中で ねぇハニーねぇハニー 息を潜めたままひとつになる 月の明かりが波に揺れて ふたりの静寂に届いたとき 誰にも見つからないように 華やぐ珊瑚をすり抜けたら 深く深く海の淵へ逃げてゆくように ねぇハニーねぇハニー 高鳴る鼓動に身を委ねながら ねぇハニーねぇハニー 透明な僕らはひとつになる ねぇハニーねぇハニー 甘く冷たい夜の真ん中で ねぇハニーねぇハニー 息を潜めたままひとつになる |
海風塔原田波人 | 原田波人 | 日野浦かなで | 木村竜蔵 | 夏目哲郎 | 塩に錆びれた 給水塔に 海風塔と 名をつけて 悲しいことや 悔しいことが ある度ここに 会いにきた 海風塔よ 見ていてくれよ 雨にも負けず 生きてゆく 海風塔よ お前のように 心に深い 根を張って あてもないまま 旅立つけれど 不安が胸に 押し寄せる 叫んでみても 答えがなくて 波まで俺を 笑ってる 海風塔よ 教えてくれよ それでも夢を 追う意味を 海風塔よ お前のような 静かな強さ 生き様を 海風塔よ 帰ってくるさ 望みを叶え いつの日か 海風塔よ 待っててくれよ 季節が巡る このまちで |
うぬぼれて山口かおる | 山口かおる | かず翼 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | あなたのことなら 何もかも わかっていると うぬぼれて 今夜の居場所も 知らないで 探すあてさえ ない私 淋しくて 淋しくて 男と女は淋しくて つかの間のぬくもりを 分け合うけれど ひとりになって 初めて気づく 愛していたのは 影ぼうし あなたがいつでも 帰るのは 私の部屋と うぬぼれて 揃いのパジャマも 用意して 明日を夢見た おバカさん 彷徨(さまよ)って 彷徨って 男と女は彷徨って 安らげる場所(ところ)へと たどり着くけど 私じゃないの それだけのこと 愛していたのは 影ぼうし 流されて 流されて 男と女は流されて 思ってた生き方は できないけれど ひとりになって 初めて気づく 愛していたのは 影ぼうし |
うたかた木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵・Hayato Kimura | 木村竜蔵 | 奥野真哉 | 夢を見てたみたい あまり覚えてないけど あなたがいる景色だけ鮮明で もう一度目を閉じる 足跡を辿っても さっきまでの世界への入り口はなくて 恋になれず 愛と呼べず それでもただあなただけ 探してる 手の届かないもの 欲しがるのは悪いこと? 叶わないから諦める それもいいけどね 恋になれず 愛と呼べず それでもただあなただけ 忘れない あなたは私のことどれだけ知っていますか? 恋になれず 愛と呼べず それでもただあなただけ 今でも 風に吹かれ 雨に打たれ 春に咲く花のように あなたを待つ |
嘘に抱かれて美川憲一 | 美川憲一 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | 振り向きもしないで 私だけ残して 分かってはいるけれど 悲しすぎるわ 出会いはあなたから 本気にさせた恋 最後だと言ったのに どうして終わらせるの どうせ嘘なら 笑顔で抱きしめて 二度と離さないで 今夜もいつもの様に そばで眠らせて 全部嘘になって 何も変わらないで あの頃と同じ様に 愛されたいのよ いつまでも 優しすぎたせいかしら 遊びのつもりなら 別れての一言が 言えなかったわ 今日で最後なのに 戻れるつもりなの 思い出の服を着て 馬鹿みたいね私 嘘をつくなら 笑顔で抱きしめて 今は離さないで 今夜だけのわがままよ そばで眠らせて 嘘でも構わない 何も言わないまま 最後にもう一度だけ 愛してほしいの 私だけを 惨めな恋ね 騙されていいから 裏切られていいから 今夜だけのわがままよ そばで眠らせて 全部嘘になって 何も変わらないで あの頃と同じ様に 愛されたいのよ いつまでも |
一本道の唄鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 武田鉄矢 | 木村竜蔵 | 川村栄二 | 泣きたくなるよな 長い一本道を 歩いて来ました まだ歩いています 確かにヘタクソな 生き方してますが 一途でありたい まっすぐゆきたい ああ 旅に果てたし どこかの野面(のづら) 最後の息に ひと節つけて 演歌に仕立てて 歌って終わる そんな覚悟の 後姿で 歩いて来ました まだ歩きます 村のはずれに立つ 丘の一本桜 春夏秋冬(はるなつあきふゆ) 衣装を変えて 人気の春やら 不入りの冬も 一人舞台で 「花」演じてます ああ 唄に果てたし 人の心に 花を咲かせる ひと節残し おりてゆきたい この花道を そんな覚悟の 後姿に 花ビラください 一本桜 ああ 道に果てたし 一本道を よくぞここまで 歩いてきたと 自分のことも ほめてやりたい いつか必ず この来た道に かかとそろえて おじぎをします 過ぎた月日に おじぎをします |
雨薫ル木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | | 足早に過ぎ去ってゆくよ 君がいない日々もう慣れたかな いくつもの季節が過ぎて 記憶は少し薄れたりして ゆらりカーテンが踊る午後に 灰色雲からの湿った空気 忘れかけてたアトモスフィアの残り香 触っても痛くないように 胸の奥へと仕舞い込んでた 嘘だって自己暗示だって その方がずっと楽に思えた 人やガソリンやコンクリートが 混ざって独特な都会の匂い 慣れてしまって今は何も感じないけど 5月緑の雨ふと薫れば君の事を思い出してしまう 8月の眩い頃には忘れられるから、忘れられるから この雨が止むまでの間だけなら君の事想っていいかな? 5月緑の雨ふと薫れば君の事を思い出してしまう 溢れないようにと塞き止めてたこの想いが静かに溢れた 雨上がり青空に虹が見えたら今すぐ君に逢いに行くよ |
当たり前のように美川憲一 | 美川憲一 | 原文彦 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 当たり前のように グラスを揺らし 当たり前のように 並んだカウンター 当たり前のように お前と呼んで 当たり前のように 笑ったあいつ どこ行った あの日の 当たり前 どこ行った あいつとの 当たり前 風が吹いてます 空が綺麗です 今日も あゝ今日も 当たり前のように 当たり前のように 時間を忘れ 当たり前のように 話に飽きた頃 当たり前のように それじゃあ又(また)と 当たり前のように 手を振ったけど どこ行った 小さな 当たり前 どこ行った 目の前の 当たり前 花が咲いてます 鳥が飛んでます 今日も あゝ今日も 当たり前のように どこ行った あの日の 当たり前 どこ行った あいつとの 当たり前 時が消えてゆく シャボンみたいにさ 今日も あゝ今日も 当たり前のように |
新しい風木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 堂島孝平 | 鈍色の空に切間が 森の木々が目を醒ます もう一度旅に出てみようか 僕を取り戻す旅に 錆びた車輪はぎこちなく ギシギシと痛むけど ペダル踏む度 胸の奥新しい風が吹く なびかせた夢が木洩れ陽を浴びて いつかのように輝いてる 息を切らしながら登る坂道の 向こう側で憧れが手招きする 届かないモノに手を伸ばすのを やめたのはいつからだろう 別にそれも悪くはないんだよ 誰もが強いわけじゃない 痛みも知らない男が 守れるものってなに? 言い訳並べて 見送った過去はもう戻らない 忘れてた夢に跳ね上がる鼓動 いつかのように溢れそうで 汗を飛ばしながら下る坂道の 途中でほら追い越したあの日の僕 なびかせた夢が木洩れ陽を浴びて いつかよりも輝いてる 誰も見たことない景色を探すよ 揺らめいてる未来へと続く道を |
あたたかい雨真木ことみ | 真木ことみ | 浦千鶴子 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | そっとあなたの胸で 今夜も眠りにつきましょう すべてを捧げた 泣いてもいい恋だから 不安ばかりで 揺れおちる涙 心のひだに あたたかい雨が降る ふりそそぐ悲しみも とめどない苦しみも きっと二人なら 幸せに思えるでしょう そっと心の中に 綺麗な花をかざりましょう すべてを捧げた 泣いてもいい恋だから 街のざわめき 過ぎ去った頃 心のひだに あたたかい雨が降る 戻れないあの日々も めぐりくる秋も冬も きっと二人なら 幸せに思えるでしょう 不安ばかりで 揺れおちる涙 心のひだに あたたかい雨が降る ふりそそぐ悲しみも とめどない苦しみも きっと二人なら 幸せに思えるでしょう |
アクアリウム木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木暮晋也 | 懐かしい気分で目が覚めたよ 夢の中僕は青い世界を 大きな手を握って眺めていた 泳いでる魚になりすまして 目の前の背中を追いかけたよ ただはぐれないように ああもう一度光り揺らぐ頃に 包まれて漂えたら また逢えたら ああいつの日か光り揺らぐ場所で 水の音に酔いしれたら また逢えたら |
愛染橋を渡ります美川憲一 | 美川憲一 | 麻こよみ | 木村竜蔵 | 矢田部正 | つないだ手と手を 隠すよに 寄り添い歩いた 柳河岸(やなぎがし) あなたに あなたに 逢いたい夜は 瞼を閉じて 愛染橋(あいぜんばし)を 渡ります 私を残して 逝(い)くなんて 涙で見上げる 十三夜 ひとりが ひとりが 淋しい夜は お酒に酔って 愛染橋を 渡ります あなたに諭(さと)され 夢の中 約束しました 泣かないと 笑顔に 笑顔に なりたい夜は 口紅ひいて 愛染橋を 渡ります |