恋に拍手をこまどり姉妹 | こまどり姉妹 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 恋に…… 恋に拍手を 恋をするのは 誰でもするが 下手な遊びは けがのもと うまくやったら 玉のこし 恋は気まぐれ 風まかせ ハア やってみて泣いてみて 恋はそれでも アア いいものよ 恋に…… 恋に拍手を 風にいやよと スネてたくせに いつか咲いてる 恋の花 お医者さまでも さじ投げる 恋は異なもの 味なもの ハア やってみて泣いてみて 恋はそれでも アア いいものよ 恋に…… 恋に拍手を 好きになったら 一にも二にも 押して通すが 勝負だよ 金や名誉は 二の次で 恋に上下の くらいなし ハア やってみて泣いてみて 恋はそれでも アア いいものよ |
寿三杯船島津亜矢 | 島津亜矢 | 星野哲郎 | 安藤実親 | | 一番船には 親が乗り 三番船には 孫が乗り 中の船には おまえとおれが 紋付き 留袖 晴れ姿 よーいさよいこら よーいとさっさ めでためでたの 寿上り船 一番船には 富士の山 三番船には こもかぶり 中の船には 鶴亀乗せて 七福神も ほろ酔いで よーいさよいこら よーいとさっさ 飲めや歌えの 寿揃い船 一番船には 夢を乗せ 三番船には ど根性 中の船には 度胸を乗せて ジャンジャカしぶきを かき分けて よーいさよいこら よーいとさっさ 明日へ旅立つ 寿祝い船 |
寿三杯船福田こうへい | 福田こうへい | 星野哲郎 | 安藤実親 | 伊戸のりお | 一番船には 親が乗り 三番船には 孫が乗り 中の船には おまえとおれが 紋付き 留袖 晴れ姿 よーいさよいこら よーいとさっさ めでためでたの 寿上り船 一番船には 富士の山 三番船には こもかぶり 中の船には 鶴亀乗せて 七福神も ほろ酔いで よーいさよいこら よーいとさっさ 飲めや歌えの 寿揃い船 一番船には 夢を乗せ 三番船には ど根性 中の船には 度胸を乗せて ジャンジャカしぶきを かき分けて よーいさよいこら よーいとさっさ 明日へ旅立つ 寿祝い船 |
盃にっぽん姿憲子 | 姿憲子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | 小杉仁三 | 俺の腸 読めない者を 酒の相手にゃ したくない つよがり言うて 飲んでた奴が 人の涙に つまづいて こけて転げる あぁ 浮世坂 浮世坂 酒を愛する 日本人に 悪い奴など 居るものか 世間に負けた さだめに負けた 淋しがり屋の 面影を 酒に浮かべて あぁ 唄おうよ 唄おうよ 皮を被った 枝豆よりも 俺は裸の空豆が 好きだと言った あの口癖を 真似をしながら 懐かしむ 雨の屋台の あぁ 偲び酒 偲び酒 |
魚のロック水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | | お客さん お客さん 知らない仲でも ないくせに ……… そんなに冷たい まなざしで みつめちゃ 魚が かわいそう 私の商売 魚屋で 親子五代 魚には 一方ならぬ 恩義がある そこで魚の 肩をもつ それが仁義と いうもので ひとこと言わせて もらうなら ここに並んだ この魚 生まれは アフリカ ニューギニヤ はたまた メキシコ マレーシヤ ガラスのように 澄みきった 海で育った 魚たち 身の潔白を 信じてと 心は切なく 叫べども 魚は言葉が 話せない そこで弁護の一席を 悪声ながらも つとめます お客さん お客さん 親父がお世話に なりました ……… 娘の私も よろしくと サンマが 流し目 使ってる 私の商売 魚屋で 魚の気持が よくわかる マグロは健康優良児 サワラは心も 爽やかで コチはコチコチ 努力家で いさぎのよいのが イサキなら ブリはブリブリ 怒りん坊 あわて者なら 車エビ 魚の気持が 知りたけりゃ 黙ってその目を 見ればよい 逢いタイ 見タイ 甘えタイ ホウボウさがして みたけれど コノシロこそは タラひとり サヨリになれる カレイちゃん あの娘をニシンに しておいて シイラないとは イワシない |
塩原旅情尾形大作 | 尾形大作 | 春日ゆき | 安藤実親 | | 名所たどれば 限りなく 誇り高きは 塩原町よ 春には山が 微笑みかける 夏の山から 滴る夢と 歴史を語る 箒川 ああ人の運命を さながらに 六連星十一 湯の香り 鳥のさえずり 石の花 誇り高きは 塩原町よ ひずめの音に 季節が過ぎる 秋が化粧を はじめた山を みかえる滝の 艶やかさ ああ人の運命を さながらに 尽きぬ思いに 更けるやら もみじ吊り橋 その数も 誇り高きは 塩原町よ 七色八色 染めても足らず 葉音ささやく 名残の秋を 忍んで眠る 冬の山 ああ人の運命を さながらに 流れ幾筋 あるとても |
新吾十番勝負舟木一夫 | 舟木一夫 | 植田俤子 | 安藤実親 | 安藤実親 | さびしかろうと 涙は見せぬ 耐えて育った 山と川 抜いた刀に 抜いた刀に 涙かくして 新吾強いぞ 一人旅 水に捨てよか はかない恋は いずれ一夜の 忘れ草 若い命を 若い命を 勝負にかけて 葵の剣は 今日も舞う 誰が吹くのか 横笛遠く 風に流れて 消えて行く 今宵新吾の 今宵新吾の 十番勝負 なぜか淋しい 月あかり |
柔道水滸伝村田英雄 | 村田英雄 | 関沢新一 | 安藤実親 | 安藤実親 | 言われてはげむも修行なら 言われなくても やるのが修行 つらい涙を 無駄にはするな あすの時代を きずくため あゝ 花の 花の 柔道水滸伝 花なら春には 咲くだろが なにもいわずに 黒帯しめる 雲にきけきけ 男の恋は 出方しだいで 火と燃える あゝ 恋の 恋の 柔道水滸伝 鏡に自分をうつすより 人のふりみて 我が身をたゞす 泣くなとまるな やるぞと決めた 道に終りはないはずだ あゝ 花の 花の 柔道水滸伝 |
人生一路水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | | 力に裸で 立ち向う 熱い心が 運命(さだめ)を変える どんとゆこうぜ 人生一路 俺が辛けりゃ 相手も辛い ここが性根(しょうね)の ここが性根の 据えどころ 涙は笑顔で はね返し 五年十年 その又先を 読んで苦労を 買おうじゃないか 何もないから 捨て身でゆける 夢が未来(あした)の 夢が未来の 道しるべ 迷っている間に 行き過ぎる 時を逃がさず むしゃぶりついて がまんくらべだ 人生一路 俺という人 世界に一人 人にゃ咲かせぬ 人にゃ咲かせぬ 花が咲く |
姿三四郎姿憲子 | 姿憲子 | 関沢新一 | 安藤実親 | | やれば出来るさ 出来なけりゃ 男はもう一度 やり直す 口惜しかったら 泣け…泣け… 泣いてもいいから 前を見ろ 三四郎… それが勝負と言うものさ 石じゃないもの 咲く花に こころを燃やして なぜ悪い つらいだろうが 待て…待て… 二道かけない 黒い帯 三四郎… それが修業と言うことさ 歩き出したら 退くものか 男がこころに 決めた道 決めた以上は 行け…行け… 夜明けの光が 見えるまで 三四郎… それが生きると 言うことさ |
姿三四郎村田英雄 | 村田英雄 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 人に勝つより 自分に勝てと 言われた言葉が 胸にしむ つらい修業と 弱音を吐くな 月が笑らうぞ 三四郎 花と咲くより 踏まれて生きる 草のこころが 俺は好き 好きになっては いけない恋に 泣けば雨ふる 講道館 しめた黒帯 一生かけて 業も捨身の 山あらし 男だったら やるだけやるさ それが道だよ 三四郎 |
銭形平次福山雅治 | 福山雅治 | 関沢新一 | 安藤実親 | 福山雅治 | 男だったら 一つにかける かけてもつれた 謎をとく 誰がよんだか 誰がよんだか 銭形平次 花のお江戸は 八百八町 今日も決めての 今日も決めての 銭がとぶ やぼな十手は みせたくないが みせてききたい こともある 悪い奴らにゃ 悪い奴らにゃ 先手をとるが 恋のいろはは 見当つかぬ とんだことさと とんだことさと にが笑い 道はときには 曲がりもするが 曲げちゃならない 人の道 どこへゆくのか どこへゆくのか 銭形平次 なんだ神田の 明神下で 胸に思案の 胸に思案の 月をみる ※一部、原詞と異なる部分があります。 |
銭形平次 舟木一夫 | 舟木一夫 | 関沢新一 | 安藤実親 | 安藤実親 | 男だったら 一つにかける かけてもつれた 謎をとく 誰がよんだか 誰がよんだか 銭形平次 花のお江戸は 八百八町 今日も決めての 今日も決めての 銭がとぶ やぼな十手は みせたくないが みせてききたい こともある 悪い奴らにゃ 悪い奴らにゃ 先手をとるが 恋のいろはは 見当つかぬ とんだことさと とんだことさと にが笑い 道はときには 曲がりもするが 曲げちゃならない 人の道 どこへゆくのか どこへゆくのか 銭形平次 なんだ神田の 明神下で 胸に思案の 胸に思案の 月をみる |
全国ご町内音頭原田直之・佐藤智恵美 | 原田直之・佐藤智恵美 | 矢島義郎 | 安藤実親 | | 町の広場で ゆれる提灯(ちょうちん) 浴衣の姿 ヨイサ ヨイサ ヨイサ 花のすげ笠 小手をかざして 踊る仕草のなまめかし ヤレホラホレホレ トトントトン 叩く太鼓の音に合わせて ねり行く姿 ヨイサヨイサヨイサ 厚い化粧の鳥追姿 ゆれるあの腰なまめかし ヤレホラホレホレ トトントトン 小首かしげて 囃す誰かに 流し目送るヨイサヨイサヨイサ 高く上った花火につれて 踊る娘のなまめかし ヤレホラホレホレ トトントトン 肩の手拭い 口に銜えて 此方を向いてヨイサヨイサヨイサ 笛の高音に を踏んだ 笑う眼差しなまめかし ヤレホラホレホレ トトントトン 町の広場で ゆれる提灯(ちょうちん) 浴衣の姿 ヨイサ ヨイサ ヨイサ 花のすげ笠 小手をかざして 踊る仕草のなまめかし ヤレホラホレホレ トトントトン |
全国ご町内音頭原田直之・佐藤千恵美 | 原田直之・佐藤千恵美 | 矢島義郎 | 安藤実親 | | 町の広場で ゆれる提灯(ちょうちん) 浴衣の姿 ヨイサ ヨイサ ヨイサ 花のすげ笠 小手(こて)をかざして 踊る仕草(しぐさ)の なまめかし ヤレホラ ホレ ホレ トトントトン 叩く太鼓の 音に合わせて ねり行く姿 ヨイサ ヨイサ ヨイサ 厚い化粧の 鳥追姿(とりおいすがた) ゆれるあの腰 なまめかし ヤレホラ ホレ ホレ トトントトン 小首かしげて 囃(はや)す誰れかに 流し目送る ヨイサ ヨイサ ヨイサ 高く上った 花火につれて 踊る娘の なまめかし ヤレホラ ホレ ホレ トトントトン 肩の手拭い 口に銜(くわ)えて 此方(こっち)を向いて ヨイサ ヨイサ ヨイサ 笛の高音に 蹈鞴(たたら)を踏んだ 笑う眼差(まなざ)し なまめかし ヤレホラ ホレ ホレ トトントトン 町の広場で ゆれる提灯(ちょうちん) 浴衣の姿 ヨイサ ヨイサ ヨイサ 花のすげ笠 小手(こて)をかざして 踊る仕草(しぐさ)の なまめかし ヤレホラ ホレ ホレ トトントトン |
大逆転のマーチ水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | 小山恭弘 | 男という字を 手のひらに書いて ペロリとなめたら ファイトが燃えるよ 一点とられても 三点とればよい 四点とられたら 八点とればよい 負けても 負けても どたんばで 若者ならば 夢をみろ 満るい逆転 ホームラン いいとこばっかり 見せてはだめよ 素顔の自分を さらけていこう 一回ふられたら 三回プロポーズ 百回ふられても 千回恋をする そらゆけ涙の 枯れるまで 女はいつも 夢をみる 炎の愛に 咲く花を 涙という字を 手のひらに書いて ペロリとなめたら 笑顔がかえるよ なんべん転んでも にっこり起きあがる ひきょうに勝つよりも 堂々負けてやれ なにくそ人生 マラソンだ いつかは君の 目の前で 大逆転を やるんだぞ |
てっぺんまごころ水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | | 思いつめても とどかぬものは 恋の高嶺に 咲いた花 あんたなんかにゃ とてもじゃないが むりなことだと 云われれば よけいこの胸 もえるのさ てっぺんまごころ てっぺんまごころ おしとおせ くらい裏街 灯影の下で 母の便りを 読み返す 意地を張らずに 戻ってこいと さとすやさしい ひらがなに つもる不孝の わびを云う てっぺん涙を てっぺん涙を だれが知ろ きのう大将 きょう二等兵 かわるさだめの 浮き沈み つよいだけでは どうにもならぬ 誠だけでも 及ばない 花と茨を かきわけて てっぺん人生 てっぺん人生 よじのぼれ |
闘魂姿憲子 | 姿憲子 | 関沢新一 | 安藤実親 | 安藤実親 | 嵐が男を 試すとき 花は男の ために散る 俺はやる 俺はやる 君もやれ 一にも 二にも 前に出ろ 赤い血潮が あるならば 泣く日もあるだろ 人のため 知らぬふりなど 出来ぬ性格(たち) それでいい それでいい 男なら 黒帯一本 道一つ 行けばあの娘(こ)の 声がする 正義が勝つとは 限らぬが 勝たなきゃ生まれた 価値がない 俺は行く 俺は行く 君も行け 転んで泣くな すぐ起きろ 花の咲くのを 見たいなら |
どうどうどっこの唄水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | | 勝った負けたとさわぐじゃないぜ あとの態度が 大事だよ すべる ころがる立ち上る 歩く たおれるまた起きる どうどうどっこのひとり旅 俺を嘲ったあの子が今日は 泣いて救けを呼んでいる すててゆこうと思ったが 鬼にゃなれない俺なのさ どうどうどっこの人生さ おまえさんには色気がないと かわいあの娘が口惜しがる 知っているんだ 近道は だけどその手はいやなのさ どうどうどっこのひとり旅 |
どこかでありがとう水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | | 道がなければ 歩けない 橋がなければ 渡れない 山がなければ 登れない 鏡がなければ うつせない なにかがあるから なにかができる やっぱり この世は ありがとう イワシの頭に ありがとう サンマの煙りに ありがとう お鍋の蓋にも ありがとう ありがとう 秋があるから 春がある 春があるから 恋がある 恋があるから 涙あり 涙があるから 忘られる なにかがどこかで つながっている やっぱり この世は ありがとう あなたの故郷に ありがとう 流れる雲にも ありがとう 広場のブランコ ありがとう ありがとう 夢があるから 生きられる 生きているから からみあう からみあうから 火ともえる もえれば答えも 生まれるさ なにかがあるから なにかができる やっぱり この世は ありがとう けんかの友達 ありがとう 買物籠にも ありがとう 爪切り鋏に ありがとう ありがとう |
二代船弘月英太朗 | 弘月英太朗 | 池口恵顴 | 安藤実親 | 佐伯亮 | 陸へ上がった おやじの後を 継いで乗り出す 二代船だよ 漁師稼業の きびしさつらさ 何んの怖かろ 恐れはしない 揺れる舳先に 揺れる舳先に 陽がおどる 目指すゆくえは 嵐か時化か 度胸まかせの 木の葉船だよ 伊達にゃ染めない 赤銅色だ 燃やす斗魂 汐路の果てに 海の男の 海の男の 夢がとぶ 二百海里に いのちをかける おやじゆずりの 二代船だよ 風にはためく 大漁旗を 待つは港の 妻子の笑顔 胸に抱きしめ 胸に抱きしめ 波を蹴る |
にんげんどっこの唄水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | 安藤実親 | 涙ながして 泣くひとよりも こらえて笑う ひとが好き 若い身だもの 花だもの 二度や三度で やめられましょうか 一から十まで やってみて アやってみて それでもだめなら あきらめる とめてくれるな 自分のからだ 自分の鞭(むち)で 叩(たた)きたい 君はだめだと 云われても 行ってみなけりゃ あきらめられぬ 一から十まで やってみて アやってみて それでもだめなら あきらめる 昨日情に おぼれてしずみ 今夜は酒に しがみつく 嘘もつけない 男には 生きてゆくのも 楽ではないが 一から十まで やってみて アやってみて それでもだめなら あきらめる |
はぐれ川成世昌平 | 成世昌平 | 亜蘭忍 | 安藤実親 | | なみだ酌むよな わかれ酒 酔うて切れない 未練の糸が すすり泣くよに ほろほろと であいと別れ 繰り返し 行きも帰りも おんな坂 恋の大阪(北新地) 女坂 おくれ髪哀し わかれ雨 酔うて焦がれて 情念が燃える 赤い命灯 めらめらと であいと別れ 重ねても 通り過ぎれば わすれ橋 かすむ長堀 忘れ橋 背中さみしい わかれ影 酔うてすがれば 袂が揺れる 夢も運命も ゆらゆらと であいと別れ 数えては 明日に流れる はぐれ川 くれる堂島 離暮川 |
華の女道扇ひろ子 | 扇ひろ子 | 高橋直人 | 安藤実親 | | 巷(ちまた)には歌があふれ、 人の心は希望にもえていました。 光陰矢の如しと申しますが、 昭和も遠くなりました。 夢と歩いた 昭和を偲び しみじみ人生 振り返る 世間知らずが 世間の水の 苦さ噛みしめ 生きてきた 燃えて弾けて 花火のように 散るも悔いなし 女道 辛い辛抱 辛の字眺め 幸せ間近と 読んでみる 愚痴は云うまい 弱音は吐かぬ 苦労千里の 九十九折(つづらおり) 陰で励ます 情けの声が 背中後押し 女道 嬉し泣きの涙のぬくもり、 これが本当の幸福(しあわせ)というものでは ないでしょうか。 西へ沈んだ お天道様は 輝く朝陽で また昇る 泣いて生まれた この世であれば せめて笑顔の こころ歌 命いとしみ 今日から明日へ 希望(のぞみ)一筋 女道 |
春の華水前寺清子 | 水前寺清子 | 里村龍一 | 安藤実親 | 丸山雅仁 | 一つ消えても また一つ 夢は天から 降りてくる 今は悲しく 辛いけど 笑顔でいれば 春は来る 我慢辛棒 命の華だ 道をひと筋 間違えりゃ 昇る朝日も 遅くなる 一勝二敗の 人生で 私はいつも 二番だよ 雨よふれふれ 私の春に 夢があったね あの頃は みんな貧しい 世の中で 昭和時代を 生き抜いた 意地も根性も 一本だ 花よ泣くなよ こころは春だ |
ひとり居酒屋水沢明美 | 水沢明美 | 三浦康照 | 安藤実親 | 渡辺博史 | お酒呑むたび 悲しくて たまらないほど 淋しいの そんな心を ひきずりながら 来ないあなたを 今夜も待つの ひとり居酒屋 なみだ酒 なみだ酒 お前ひとりが 命だと 言った言葉は 嘘かしら いいのそれでも あなたに賭けた 夢を信じて だまされましょう しぐれ居酒屋 想い酒 想い酒 酔えば痛むの 胸の傷 なによ今更 泣くなんて 遠い過去(むかし)と 諦らめながら 逢ってもいちど 甘えてみたい ひとり居酒屋 しのび酒 しのび酒 |
歩 北島三郎 | 北島三郎 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 肩で風きる 王将よりも 俺は持ちたい 歩のこころ 勝った負けたと 騒いじゃいるが 歩のない将棋は 負け将棋 世間歩がなきゃ なりたたぬ あの娘いい娘だ 離れもせずに 俺を信じて ついてくる みてろ待ってろ このまますまぬ 歩には歩なりの 意地がある いつかと金で 大あばれ 前に出るより 能なし野郎 吹けば一番 飛ぶだろう だけど勝負は 一対一よ 王将だろうと 何だろと 後にゃ引かない 俺のみち |
歩島津亜矢 | 島津亜矢 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 肩で風きる 王将よりも 俺は持ちたい 歩のこころ 勝った負けたと 騒いじゃいるが 歩のない将棋は 負け将棋 世間歩がなきゃ なりたたぬ あの娘いい娘だ 離れもせずに 俺を信じて ついてくる みてろ待ってろ このまますまぬ 歩には歩なりの 意地がある いつかと金で 大あばれ 前に出るより 能なし野郎 吹けば一番 飛ぶだろう だけど勝負は 一対一よ 王将だろうと 何だろと 後にゃひかない 俺のみち |
歩氷川きよし | 氷川きよし | 関沢新一 | 安藤実親 | 石倉重信 | 肩で風きる 王将よりも 俺は持ちたい 歩のこころ 勝った負けたと 騒いじゃいるが 歩のない将棋は 負け将棋 世間歩がなきゃ なりたゝぬ あの娘いい娘だ 離れもせずに 俺を信じて ついてくる みてろ待ってろ このまますまぬ 歩には歩なりの 意地がある いつかと金で 大あばれ 前に出るより 能なし野郎 吹けば一番 飛ぶだろう だけど勝負は 一対一よ 王将だろうと 何だろと 後にゃ引かない 俺のみち |
柔の道水前寺清子 | 水前寺清子 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 君ならどうする どうして守る 男は一生 賭けてみる 業じゃ勝てない 心の敵に 面と向って 俺は立つ そこに柔の道がある 愛しい女だと 思っています 口には出さない つもりです 花に背を向け 黒帯しめる 柔ばかとは よう言うた 何も知らない そのくせに 本当の強さは 力じゃないよ 魂入れなきゃ ただの屑 負けておぼえた 涙の苦さ 勝った時こそ 思い出せ そこに柔は生きている |
夢路坂扇ひろ子 | 扇ひろ子 | 高橋直人 | 安藤実親 | 佐伯亮 | 肩を寄せあう えにしの傘で 浮世しぐれの しずくを避(よ)ける 人の情けに 手を引かれ 風雪(ふうせつ)峠も 越えられた まだまだこれから 先がある 愛もほころぶ 夢路坂 旅は道連れ このまま二人 永遠(とわ)に離れず 人生行路(こうろ) あつい思いを 三重(みえ)に巻き 結んだ帯には 花ひとつ わたしも幸せ 咲かせます 辿(たど)る陽溜(ひだま)り 夢路坂 寒さ凌(しの)ぎの 重ね着よりも 交(かわ)す笑顔で ぬくもる心 冬の暦を めくったら やさしく迎える 春の風 まだまだこれから 先がある 明日へひとすじ 夢路坂 |
夢綴り北岡ひろし | 北岡ひろし | 春日ゆき | 安藤実親 | | 恋に命が 賭(か)けられますか 愛を命と 生きられますか 恋はいつでも 儚(はかな)いものと 泣いて 愛の絆(きずな)を 切なく確かめて あなただけです ほんとよ あなただけ この世に一つの いのちと愛を 夢をみました 小さな夢を ひとりぼっちを 埋(うず)めた夢よ 寂(さみ)しすぎるわ 甘えてみたい 心 嘘(うそ)で隠(かく)して 隠してひとりごと あなただけです ほんとよ あなただけ この世に一つの いのちと愛を 逢って別れて その繰り返し だけどあなたと 夢綴(つづ)ります 抱いてください 溺(おぼ)れるほどに 激(つよ)く 燃えて炎が この身を溶かすまで あなただけです ほんとよ あなただけ この世に一つの いのちと愛を |
夜のサングラス秋岡秀治 | 秋岡秀治 | 星野哲郎 | 安藤実親 | 南郷達也 | きらいな男の 真実よりも 惚れた男の 嘘がいい どの道 この道 女はよわい よわい女の かくれみの 気取る子悪魔 夜のサングラス 乗せられ上手な そぶりをしても 落ちる間ぎわに 目をさます どの道 この道 女はひとり ひとり守った 純情を 隠す湖 夜のサングラス あの花 この花 思えばほろり 義理がじゃまする 恋ばかり どの道 この道 女はみれん みれん涙は 見せないで 粋に別れる 夜のサングラス |
浪曲渡り鳥天童よしみ | 天童よしみ | 石本美由起 | 安藤実親 | | 旅のこころを ひかれるままに いつかおぼえた 浪花節 恋の傷(いた)みを 翼に抱いて 飛べば淋しい 山や川 あ…… あ……ん 涙一(ひと)ふし 渡り鳥 のどの渋さは 母さんゆずり 空の星さえ 聞き惚れる 今じゃ故郷の 噂が遠い 風にきいても わからない あ…… あ……ん 未練三味線 渡り鳥 秋の関東 吹雪の越後 どこで迎える お正月 のれん酒場の お客に呼ばれ つもる苦労の ひき語り あ…… あ……ん 意地がささえの 渡り鳥 |
浪曲渡り鳥美空ひばり | 美空ひばり | 石本美由起 | 安藤実親 | 安藤実親 | 旅のこころを ひかれるままに いつかおぼえた 浪花節 恋の傷みを 翼に抱いて 飛べばさびしい 山や川 あ…… あ……ん 涙 一ふし渡り鳥 のどの渋さは 母さんゆずり 空の星さえ 聞き惚れる 今じゃ故郷の 噂が遠い 風にきいても わからない あ…… あ……ん 未練三味線 渡り鳥 秋の関東 吹雪の越後 どこで迎える お正月 のれん酒場の お客に呼ばれ つもる苦労の ひき語り あ…… あ……ん 意地がささえの 渡り鳥 |