ダメージの詩見上げた夜空に月がふたつ ちぎれて輝く 私の瞳も年をとり 見るものすべてがにじんでゆがむ 乱視がすすみ 妻がふたりにダブって見える 妹みたいな妻だったけど 確かに今は父親に見える 陽暮れの街角響く歌声 名もなきその唄 若き人たち夢をみる スポットライトを憧れ目指して そんな時代は 僕にもあったが君とは違う 恋することを誰かの真似して LOVEと飾って唄いはしなかった 浮気がバレた酔いすぎて 間違えたのだ勘違い その人抱きしめ今夜は帰ると 囁きかけたがそれは妻だった 酔って我が家へ 帰って来たことすっかり忘れてた 妻も立派だ タクシー呼んで 手を振りながら見送ってくれた ひとり酒場でふと唇が 歌い出すあの唄 あの素晴らしい愛をもう一度 僕らの唄は何処へいったのだろう 悲しい癖だな 星占いで恋愛運が 吉と出てれば妻に隠れて 梅の小枝に強く強く結ぶ 茶髪の娘が踊りながら テレビで歌っている あまりの動きの素早さに 見ていて疲れるじっとして歌え 子供がテレビを離れたスキに チャンネル変えてそっと見詰める 天気予報のお天気お姉さん スキです普通の人だから ダメージの詩唄えば切なく 青春は遠く過ぎ去り 我ら中年よ夜明け前の 闇に歌おうダメージの詩 | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 千葉和臣 | 見上げた夜空に月がふたつ ちぎれて輝く 私の瞳も年をとり 見るものすべてがにじんでゆがむ 乱視がすすみ 妻がふたりにダブって見える 妹みたいな妻だったけど 確かに今は父親に見える 陽暮れの街角響く歌声 名もなきその唄 若き人たち夢をみる スポットライトを憧れ目指して そんな時代は 僕にもあったが君とは違う 恋することを誰かの真似して LOVEと飾って唄いはしなかった 浮気がバレた酔いすぎて 間違えたのだ勘違い その人抱きしめ今夜は帰ると 囁きかけたがそれは妻だった 酔って我が家へ 帰って来たことすっかり忘れてた 妻も立派だ タクシー呼んで 手を振りながら見送ってくれた ひとり酒場でふと唇が 歌い出すあの唄 あの素晴らしい愛をもう一度 僕らの唄は何処へいったのだろう 悲しい癖だな 星占いで恋愛運が 吉と出てれば妻に隠れて 梅の小枝に強く強く結ぶ 茶髪の娘が踊りながら テレビで歌っている あまりの動きの素早さに 見ていて疲れるじっとして歌え 子供がテレビを離れたスキに チャンネル変えてそっと見詰める 天気予報のお天気お姉さん スキです普通の人だから ダメージの詩唄えば切なく 青春は遠く過ぎ去り 我ら中年よ夜明け前の 闇に歌おうダメージの詩 |
ダラクロンありもしないやさしさなんか お前は歌うな あくびみたいな むなしさなんか お前は叫ぶな たった一つの言葉でいい 心をさしとおす そんな言葉が見つかるまで 迷い続けろ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 叫ぶ人の言葉はいつも うそでふくれている 祈る人の言葉はいつも 自分をのろうだけ やすらぎを求める人に やすらぎの時はなく やっと手にした自由は そうさ さびしいだけのこと 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 生きることは 汚れることだ おちてゆくことだ 夢を語るな もの欲しそうな顔をしながら 金のためだと 笑ってやれよ 生きてゆくことは 命がけの マゴコロだけが 信じれるものなのさ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 篠原信彦 | ありもしないやさしさなんか お前は歌うな あくびみたいな むなしさなんか お前は叫ぶな たった一つの言葉でいい 心をさしとおす そんな言葉が見つかるまで 迷い続けろ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 叫ぶ人の言葉はいつも うそでふくれている 祈る人の言葉はいつも 自分をのろうだけ やすらぎを求める人に やすらぎの時はなく やっと手にした自由は そうさ さびしいだけのこと 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 生きることは 汚れることだ おちてゆくことだ 夢を語るな もの欲しそうな顔をしながら 金のためだと 笑ってやれよ 生きてゆくことは 命がけの マゴコロだけが 信じれるものなのさ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ |
月の光濡れた手拭い窓辺に干して 旅の宿から海を見下ろす 遥かな沖に昇った月が 水面を照らす黄金色の道 街の暮らしで汚れた私は 畳に正座で月を見上げる 月の光で我が身を洗う 月の光で我が身を洗う 隣も眠れぬ旅の人だろう 窓から一房葡萄の差し入れ 月の光に葡萄を透かせば うす紫のステンドグラス 貴方を誘わず来てよかったと 久しぶりに静けさを聞く 何年ぶりだろうひとり微笑む 何年ぶりだろうひとり微笑む 夜更けに目覚めて闇を見つめる 閉めた窓から月影差し込み 部屋の隅の畳の上に 青く小さな月の光が 眠れぬ私に届いた便り 布団を抜け出しひとり見つめる 月から届いた手紙を読んでる 月から届いた手紙を読んでる 月から届いた手紙を読んでる | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 濡れた手拭い窓辺に干して 旅の宿から海を見下ろす 遥かな沖に昇った月が 水面を照らす黄金色の道 街の暮らしで汚れた私は 畳に正座で月を見上げる 月の光で我が身を洗う 月の光で我が身を洗う 隣も眠れぬ旅の人だろう 窓から一房葡萄の差し入れ 月の光に葡萄を透かせば うす紫のステンドグラス 貴方を誘わず来てよかったと 久しぶりに静けさを聞く 何年ぶりだろうひとり微笑む 何年ぶりだろうひとり微笑む 夜更けに目覚めて闇を見つめる 閉めた窓から月影差し込み 部屋の隅の畳の上に 青く小さな月の光が 眠れぬ私に届いた便り 布団を抜け出しひとり見つめる 月から届いた手紙を読んでる 月から届いた手紙を読んでる 月から届いた手紙を読んでる |
つぎはぎだらけのシンデレラつぎはぎだらけのシンデレラ、、、 あなたは行けばいいんだ 僕にかまわず友達と ここから先は一人で行ける ふりむかず 笑いながらさよならさ 息をきらして生きて行く 僕に愛想もつきたろう 夢見るあなたは あの街へ いそげばいい もどればいい ふりむかずに 僕の前から続く道は 真昼のさびしい田舎道 したたる汗はいやだけど おとぎ話にゃ酔えないし (つぎはぎだらけのシンデレラ) あなたは行けばいいんだ 僕を残して友達と 人の流れに沈めばいいよ あこがれて しかけられて沈めばいい あなたは笑えばいい 僕の唄をあざけて あいつの唄に 夢見るがいい さびしい夜 悲しい明日 奇麗なドレス 生きてることの重たさを しばらく忘れていることが そんなに素晴しいなら 鏡の前で ほほえんで いつまでも 見とれてろよ 僕の前から続く道は 真冬のさびしい田舎道 かじかむ指はいやだけど おとぎ話にゃ酔えないし (つぎはぎだらけのシンデレラ) あなたは行けばいいんだ 僕にかまわず友達と ここから先は一人で行ける ふりむかず 笑いながらさよならさ ふりかえらず 笑いながら さよならさ ふりかえらず 笑いながら さよならさ | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | つぎはぎだらけのシンデレラ、、、 あなたは行けばいいんだ 僕にかまわず友達と ここから先は一人で行ける ふりむかず 笑いながらさよならさ 息をきらして生きて行く 僕に愛想もつきたろう 夢見るあなたは あの街へ いそげばいい もどればいい ふりむかずに 僕の前から続く道は 真昼のさびしい田舎道 したたる汗はいやだけど おとぎ話にゃ酔えないし (つぎはぎだらけのシンデレラ) あなたは行けばいいんだ 僕を残して友達と 人の流れに沈めばいいよ あこがれて しかけられて沈めばいい あなたは笑えばいい 僕の唄をあざけて あいつの唄に 夢見るがいい さびしい夜 悲しい明日 奇麗なドレス 生きてることの重たさを しばらく忘れていることが そんなに素晴しいなら 鏡の前で ほほえんで いつまでも 見とれてろよ 僕の前から続く道は 真冬のさびしい田舎道 かじかむ指はいやだけど おとぎ話にゃ酔えないし (つぎはぎだらけのシンデレラ) あなたは行けばいいんだ 僕にかまわず友達と ここから先は一人で行ける ふりむかず 笑いながらさよならさ ふりかえらず 笑いながら さよならさ ふりかえらず 笑いながら さよならさ |
とどかぬ想いさよならって 背中を向けて 歩き出したアンタが くやしいくらい きれいに見えた 煙草くわえて すましているが こんなに見事にフラレたら 泪を流すひまもない 貴女は幸福にならなければ 貴女は幸福にならなければ そうでなければ そうでなければ 僕 困るんです あの街角を 曲ればきっと 赤い車が待っていて おそかったネって アンタを誘う すじ書き通り フラれたわけさ だけど最後の別れは もう少し格好 つけたかった 貴女は幸福にならなければ 貴女は幸福にならなければ そうでなければ そうでなければ 僕 困るんです アンタは幸福にならなければ アンタは幸福にならなければ それさえ言えたら それさえ言えたら 俺 良かったんです | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 篠原信彦 | さよならって 背中を向けて 歩き出したアンタが くやしいくらい きれいに見えた 煙草くわえて すましているが こんなに見事にフラレたら 泪を流すひまもない 貴女は幸福にならなければ 貴女は幸福にならなければ そうでなければ そうでなければ 僕 困るんです あの街角を 曲ればきっと 赤い車が待っていて おそかったネって アンタを誘う すじ書き通り フラれたわけさ だけど最後の別れは もう少し格好 つけたかった 貴女は幸福にならなければ 貴女は幸福にならなければ そうでなければ そうでなければ 僕 困るんです アンタは幸福にならなければ アンタは幸福にならなければ それさえ言えたら それさえ言えたら 俺 良かったんです |
隣りの夫婦耳のきこえない隣りの夫婦が 肩よせあって 白い花を見つめてる 二人はどんなに言いたいだろう あなたを愛しているんだと 暗いアパートの階段を 隣りの夫婦がのぼってく 耳のきこえない隣りの夫婦が ただ見つめ合い指で話して笑ってる つけっぱなしのラジオから 流れてくるのは恋挽歌 人の悲しみを知らぬまま 二人は笑って見つめ合う ぼくは一人で酒を飲む そして一人の愛の唄 愛していますと一人言 君は今日も来てくれない | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 耳のきこえない隣りの夫婦が 肩よせあって 白い花を見つめてる 二人はどんなに言いたいだろう あなたを愛しているんだと 暗いアパートの階段を 隣りの夫婦がのぼってく 耳のきこえない隣りの夫婦が ただ見つめ合い指で話して笑ってる つけっぱなしのラジオから 流れてくるのは恋挽歌 人の悲しみを知らぬまま 二人は笑って見つめ合う ぼくは一人で酒を飲む そして一人の愛の唄 愛していますと一人言 君は今日も来てくれない |
隣り町のしのぶちゃんぼくの住む街のちょっとはずれのとなりの町の ぼくの大好きなしのぶちゃんのおうちがあります しのぶちゃんのお父さんは 赤いレンガのビール工場へ お母さんは郵便局で働いています しのぶちゃんのお部屋は二階の六畳で 窓から波の音 草の芳りがしています しのぶちゃんのお庭には いつも白い洗たく物が 春には赤いツツジがいっぱい咲いてます ぼくは学校サボッてしのぶちゃんのお家の前に そして 大声で”好きです しのぶさま”と しのぶちゃんは耳を傾け笑ってくれるだけ 生まれつき 耳のきこえないしのぶちゃんなのです ぼくの住む街のちょっとはずれのとなりの町の ぼくの大好きなしのぶちゃんのおうちがあります | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊夫 | | ぼくの住む街のちょっとはずれのとなりの町の ぼくの大好きなしのぶちゃんのおうちがあります しのぶちゃんのお父さんは 赤いレンガのビール工場へ お母さんは郵便局で働いています しのぶちゃんのお部屋は二階の六畳で 窓から波の音 草の芳りがしています しのぶちゃんのお庭には いつも白い洗たく物が 春には赤いツツジがいっぱい咲いてます ぼくは学校サボッてしのぶちゃんのお家の前に そして 大声で”好きです しのぶさま”と しのぶちゃんは耳を傾け笑ってくれるだけ 生まれつき 耳のきこえないしのぶちゃんなのです ぼくの住む街のちょっとはずれのとなりの町の ぼくの大好きなしのぶちゃんのおうちがあります |
友、遠方より来るせっかく大人になれたというのに 時々大人を休みたくなる 町のはずれの小学校の 桜並木が花びら散らす 千の蝶々が舞い上がるようで 手で捕まえようと子供が跳ねる 昔のおまえと俺のよう 友 遠方より来る声あり 花の下へと遊びにゆこう 友 遠方より来る声あり 我ら話しに花咲かせよう なんだか大人で生きてはいるけど 時々大人を止めたくなる 夜の河原で子供がはしゃぐ 手のひらの中に蛍をつつみ そして誰かの髪にとまらせ 贈り物だろう蛍のかんざし 大人の私はまだ仕事 友 遠方より来る声あり 夜の河原へ遊びに行こうか 友 遠方より来る声あり 君にあげよう夏のかんざし 大人になる時別れたはずの 子供のまんまの昔の私が 遊ぼう遊ぼと手招きする 友 遠方より来る声あり 花の下へと遊ひにゆこう 友 遠方より来る声あり 二人で桜の花びら掴もう Hello hello old friend Here we go But ten years ago 花の下へと遊びにゆこう Hello hello old friend Here we go But ten years ago 我ら話しに花咲かせよう | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 岩崎文紀 | せっかく大人になれたというのに 時々大人を休みたくなる 町のはずれの小学校の 桜並木が花びら散らす 千の蝶々が舞い上がるようで 手で捕まえようと子供が跳ねる 昔のおまえと俺のよう 友 遠方より来る声あり 花の下へと遊びにゆこう 友 遠方より来る声あり 我ら話しに花咲かせよう なんだか大人で生きてはいるけど 時々大人を止めたくなる 夜の河原で子供がはしゃぐ 手のひらの中に蛍をつつみ そして誰かの髪にとまらせ 贈り物だろう蛍のかんざし 大人の私はまだ仕事 友 遠方より来る声あり 夜の河原へ遊びに行こうか 友 遠方より来る声あり 君にあげよう夏のかんざし 大人になる時別れたはずの 子供のまんまの昔の私が 遊ぼう遊ぼと手招きする 友 遠方より来る声あり 花の下へと遊ひにゆこう 友 遠方より来る声あり 二人で桜の花びら掴もう Hello hello old friend Here we go But ten years ago 花の下へと遊びにゆこう Hello hello old friend Here we go But ten years ago 我ら話しに花咲かせよう |
中野船長の歌潮の香りのする 港の酒場 ワニ皮ベルトに雪駄をつっかけて フラリ顔出した中野船長 あんたと初めて逢った気がせず 盃交わせば もう飲み仲間 中野船長 ホラ もう一盃 海の話を聞かせておくれ 中野船長 ホラ もう一盃 十九の嫁さん残したまんま 三陸沖であいつの船が 沈んだ夜は泣き明かした 海じゃつらい事などないが こいつはこたえた この俺だって 中野船長 ホラ もう一盃 海の話を聞かせておくれ 中野船長 ホラ もう一盃 海に線引く バカが多くて 近頃海が狭くなったぜ 16トンの俺らの船に あんたも おいでよ身にしむはずさ 海の広さと潮の香りが 中野船長 ホラ もう一盃 今夜ははしゃいで 飲み明かそうぜ 中野船長 ホラ もう一盃 | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 海援隊 | 潮の香りのする 港の酒場 ワニ皮ベルトに雪駄をつっかけて フラリ顔出した中野船長 あんたと初めて逢った気がせず 盃交わせば もう飲み仲間 中野船長 ホラ もう一盃 海の話を聞かせておくれ 中野船長 ホラ もう一盃 十九の嫁さん残したまんま 三陸沖であいつの船が 沈んだ夜は泣き明かした 海じゃつらい事などないが こいつはこたえた この俺だって 中野船長 ホラ もう一盃 海の話を聞かせておくれ 中野船長 ホラ もう一盃 海に線引く バカが多くて 近頃海が狭くなったぜ 16トンの俺らの船に あんたも おいでよ身にしむはずさ 海の広さと潮の香りが 中野船長 ホラ もう一盃 今夜ははしゃいで 飲み明かそうぜ 中野船長 ホラ もう一盃 |
流れのバラード今さら振り向くな 泣き出したあいつなんか 一人芝居で 涙を流し「ごめんなさいね」 は口癖なのさ 今さら思い出すな うつ向いたあいつなんか 口紅厚く ぬりさえすれば 抱いてと気軽に 言えるのさ あたしが女じゃなかったら あんたと一生つき合えた あたしが本気にならなけりゃ あんたと一生つき合えた 今さら悔やむな 遊びじゃなかったから 流れ流され どこまでゆけば お前によく 似た女に会える あたしが女じゃなかったら…… お前によく似た女に会える…… あたしが本気にならなけりゃ…… 流れ流され どこまでゆけば…… あんたと一生つき合えた…… お前によく似た女に会える…… あたしが女じゃなかったら…… 流れ流され どこまでゆけば…… あたしが本気にならなけりゃ…… お前によく似た女に会える…… あんたと一生つき合えた…… 流れ流され どこまでゆけば…… | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 佐孝康夫 | 今さら振り向くな 泣き出したあいつなんか 一人芝居で 涙を流し「ごめんなさいね」 は口癖なのさ 今さら思い出すな うつ向いたあいつなんか 口紅厚く ぬりさえすれば 抱いてと気軽に 言えるのさ あたしが女じゃなかったら あんたと一生つき合えた あたしが本気にならなけりゃ あんたと一生つき合えた 今さら悔やむな 遊びじゃなかったから 流れ流され どこまでゆけば お前によく 似た女に会える あたしが女じゃなかったら…… お前によく似た女に会える…… あたしが本気にならなけりゃ…… 流れ流され どこまでゆけば…… あんたと一生つき合えた…… お前によく似た女に会える…… あたしが女じゃなかったら…… 流れ流され どこまでゆけば…… あたしが本気にならなけりゃ…… お前によく似た女に会える…… あんたと一生つき合えた…… 流れ流され どこまでゆけば…… |
夏祭無病息災爺様音頭歳月は命みのらす私にもやっとみのなり 何のみか じじいの身なり お蔭様じじいに成れた 腹のたつ事は何もなく 運も良く若死にもせず ポチつれて歩く花咲かじじい ヨイショ よいしょ どっこいしょと歩く 花咲かじじい ヨイショ 右 左 人と比べて勝ち負けを付けたがる若さ 若さなどもう懲り懲りで ぶつかれば頭さげましょう 押されたら押されるままに 人は皆ダンスの相手 鬼よ来い 躍る こぶとりじじい ヨイショ 恋しよう今日会う人に じじいには明日は無いのだ 世の中は諦めてから何倍も面白くなる 玉手箱 恨んだりせず 亀探せ いじめられてる ちがう恋しよう浦島じじい ヨイショ そうか そういう事なのか よいしょ どっこいしょと遊べ じいさん達よ 雀のお宿を探しに行こう せっかくじじいに成れたのだから よる年波でサーフィンしましょう | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 海援隊 | 歳月は命みのらす私にもやっとみのなり 何のみか じじいの身なり お蔭様じじいに成れた 腹のたつ事は何もなく 運も良く若死にもせず ポチつれて歩く花咲かじじい ヨイショ よいしょ どっこいしょと歩く 花咲かじじい ヨイショ 右 左 人と比べて勝ち負けを付けたがる若さ 若さなどもう懲り懲りで ぶつかれば頭さげましょう 押されたら押されるままに 人は皆ダンスの相手 鬼よ来い 躍る こぶとりじじい ヨイショ 恋しよう今日会う人に じじいには明日は無いのだ 世の中は諦めてから何倍も面白くなる 玉手箱 恨んだりせず 亀探せ いじめられてる ちがう恋しよう浦島じじい ヨイショ そうか そういう事なのか よいしょ どっこいしょと遊べ じいさん達よ 雀のお宿を探しに行こう せっかくじじいに成れたのだから よる年波でサーフィンしましょう |
涙がらがら理由も解らず 走り続けて ふと見上げれば やけに眩しい 空の蒼さに 立ち尽くす ああ やるせないね 胸にしみて ああ 恥かしいね 涙が出るのは 涙がらがら こぼれてしまう きっと何かを 忘れて来たと 心に響いて 人恋しさに振り向いて見れば いつもと同じ 吹き抜ける風は 言葉を消して 空へと帰る ああ 恥かしいね 振り向くなんて ああ こんなに 心が渇くのに 涙がらがら こぼれてしまう 誰かを裏切り 傷つけたと 心に響いて 悩み続けた日々があるから 今はこの腕に かけがえのない優しさだけが 眠りにつくはず ああ 今が全てと思いたい ああ 振り向く勇気も ないほどに 涙がらがら こぼれてしまう 誰かがさよなら 言っていると 心に響いて | 海援隊 | 中牟田俊男 | 中牟田俊男 | | 理由も解らず 走り続けて ふと見上げれば やけに眩しい 空の蒼さに 立ち尽くす ああ やるせないね 胸にしみて ああ 恥かしいね 涙が出るのは 涙がらがら こぼれてしまう きっと何かを 忘れて来たと 心に響いて 人恋しさに振り向いて見れば いつもと同じ 吹き抜ける風は 言葉を消して 空へと帰る ああ 恥かしいね 振り向くなんて ああ こんなに 心が渇くのに 涙がらがら こぼれてしまう 誰かを裏切り 傷つけたと 心に響いて 悩み続けた日々があるから 今はこの腕に かけがえのない優しさだけが 眠りにつくはず ああ 今が全てと思いたい ああ 振り向く勇気も ないほどに 涙がらがら こぼれてしまう 誰かがさよなら 言っていると 心に響いて |
二流の人そんなに欲しい天下なら 家康お前にくれてやろう まぐれで勝った関が原 さぞやよろいも 軽かろう せめて百日関が原 続いておればこの天下 オレのものにしていたものを 信長・秀吉・家康と 仕えて戦さに明け暮れた 水の如くと 流れてきたが 今は天下に未練なし 黒田官兵衛苦笑い 一生ツキがなかったと 黒田官兵衛苦笑い 弓もひかずに ただ待つだけで 天下取ったか 家康よ 十万の兵士ひきいて敗れた 石田三成 おろかもの せめてひと月関が原 続いておれば博多から 大阪・京まで攻めこんだ 天下を取れば船を出し バテレンの国や絹の道 ただの一人で かけめぐる それも今は 夢の夢 黒田官兵衛苦笑い 一生ツキがなかったと 黒田官兵衛苦笑い 流れる水に 文字を書く そんなムダな一生さ 人よ笑え二流の人と 今はおのれがあわれなり 黒田官兵衛苦笑い 一生ツキがなかったと 黒田官兵衛苦笑い | 海援隊 | 武田鉄也 | 中牟田俊男 | 森一美 | そんなに欲しい天下なら 家康お前にくれてやろう まぐれで勝った関が原 さぞやよろいも 軽かろう せめて百日関が原 続いておればこの天下 オレのものにしていたものを 信長・秀吉・家康と 仕えて戦さに明け暮れた 水の如くと 流れてきたが 今は天下に未練なし 黒田官兵衛苦笑い 一生ツキがなかったと 黒田官兵衛苦笑い 弓もひかずに ただ待つだけで 天下取ったか 家康よ 十万の兵士ひきいて敗れた 石田三成 おろかもの せめてひと月関が原 続いておれば博多から 大阪・京まで攻めこんだ 天下を取れば船を出し バテレンの国や絹の道 ただの一人で かけめぐる それも今は 夢の夢 黒田官兵衛苦笑い 一生ツキがなかったと 黒田官兵衛苦笑い 流れる水に 文字を書く そんなムダな一生さ 人よ笑え二流の人と 今はおのれがあわれなり 黒田官兵衛苦笑い 一生ツキがなかったと 黒田官兵衛苦笑い |
初めは小さな舟を漕げ小さき人よ まだ弱き人 初めは小さな舟を漕げ 流れに浮かべば 小舟は揺れて 怯える君を試すだろう 握った櫂を 水面にさして 君が舟を傾けて まっすぐ進む 力はひとり 自分を揺らしてつくりだせ 幼き人よ 夢を追う人 流れに従い舟を漕げ 渦巻く早瀬の 波を浴びても 驚かないで微笑んで 笑顔があれば こわばる肩の 力は消えてしまうから 流されないで 流れるために 櫂を回して舟を漕げ Row and Row 流れに頼らず Row and Row 流れに乗って Row and Row 流れを(静かに)離れる 未熟な人よ まだ若き人 君を追い越すあの人は 水面に映る 青空の色 濁さず壊さず漕いでゆく 人の心を 横切るように 自分を映して過ぎてゆく 忘れられない人はみんな 自分を映して残さない | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 坂本昌之 | 小さき人よ まだ弱き人 初めは小さな舟を漕げ 流れに浮かべば 小舟は揺れて 怯える君を試すだろう 握った櫂を 水面にさして 君が舟を傾けて まっすぐ進む 力はひとり 自分を揺らしてつくりだせ 幼き人よ 夢を追う人 流れに従い舟を漕げ 渦巻く早瀬の 波を浴びても 驚かないで微笑んで 笑顔があれば こわばる肩の 力は消えてしまうから 流されないで 流れるために 櫂を回して舟を漕げ Row and Row 流れに頼らず Row and Row 流れに乗って Row and Row 流れを(静かに)離れる 未熟な人よ まだ若き人 君を追い越すあの人は 水面に映る 青空の色 濁さず壊さず漕いでゆく 人の心を 横切るように 自分を映して過ぎてゆく 忘れられない人はみんな 自分を映して残さない |
ハックルベリーの夏夏休み僕は最後の日 ひとりで川を上った 飛沫に濡れて岩を飛び越え あの滝を目指した そこにみんなが主と呼ぶ 魔物が棲んでいて つり竿ふたつに折るほどの 虹の色した山女魚 僕は子供だったけれど あいつに挑んだひとりで 遠い夏 故郷の川 流れの下に虹が走った つり竿振って息ひそめ あいつを探し続けた 日暮れせまるその時 竿が弓なりにしなる 僕を流れに引き込むほど 手強い当たりだった リール巻いて引き寄せれば 水面に波 立ち上がる 僕は子供だったけれど 男らしく闘った 遠い夏 故郷の川 飛沫をあげて虹が躍った 少年のきっと最後の日 僕にはあの日がそう ついにマボロシ釣りあげて 両手で掴んだけれど 身体ごと僕は弾かれて 虹は流れに逃げた あいつに負けて泣きじゃくり あの時 釣りをやめた 僕は子供だったけれど 大人になろうと決めた 遠い夏 あの日から 心のなかに虹が泳いでる 僕は大人になったけれど あの夏の あの日だけ 少年の時のまま 虹の色した 夢を探してる | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 海援隊 | 夏休み僕は最後の日 ひとりで川を上った 飛沫に濡れて岩を飛び越え あの滝を目指した そこにみんなが主と呼ぶ 魔物が棲んでいて つり竿ふたつに折るほどの 虹の色した山女魚 僕は子供だったけれど あいつに挑んだひとりで 遠い夏 故郷の川 流れの下に虹が走った つり竿振って息ひそめ あいつを探し続けた 日暮れせまるその時 竿が弓なりにしなる 僕を流れに引き込むほど 手強い当たりだった リール巻いて引き寄せれば 水面に波 立ち上がる 僕は子供だったけれど 男らしく闘った 遠い夏 故郷の川 飛沫をあげて虹が躍った 少年のきっと最後の日 僕にはあの日がそう ついにマボロシ釣りあげて 両手で掴んだけれど 身体ごと僕は弾かれて 虹は流れに逃げた あいつに負けて泣きじゃくり あの時 釣りをやめた 僕は子供だったけれど 大人になろうと決めた 遠い夏 あの日から 心のなかに虹が泳いでる 僕は大人になったけれど あの夏の あの日だけ 少年の時のまま 虹の色した 夢を探してる |
初恋のいた場所陽差しのように あなたはやって来たのです 微笑みながら 私を照らして 行ったのです 生まれて初めて 海を見た子供のように 立ち尽くしていた あの初恋の 来た道で あなたでなければ みんなと一緒に 行きすぎた 愛したときから みんなと別れて ひとりきり あれが私の 始まりでした 今もぼんやり 陽のあたる ほら あそこです 初恋のいた場所は 散る花のように あなたはやって来たのです ただ一面に 私に積もって いったのです 騒がしかった 心は 雪の夜のように 静まり返った あの初恋の 来た道で 見わたす限りの 空に誓った ただひとつ 涙の準備は していますから 愛します あの時 私は 清らかでした 今もかすかに 風の吹く ほら あそこです 初恋のいた場所は 生きてゆくうちに 心は少し 濁ったけど だけどあなたの いた場所だけは あの時のまま 少年のまま 澄み切っている あの日々の あなたを見つめ ひとり たたずむ 初恋のいた場所に 今も忘れない 初恋のいた場所は | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 若草恵 | 陽差しのように あなたはやって来たのです 微笑みながら 私を照らして 行ったのです 生まれて初めて 海を見た子供のように 立ち尽くしていた あの初恋の 来た道で あなたでなければ みんなと一緒に 行きすぎた 愛したときから みんなと別れて ひとりきり あれが私の 始まりでした 今もぼんやり 陽のあたる ほら あそこです 初恋のいた場所は 散る花のように あなたはやって来たのです ただ一面に 私に積もって いったのです 騒がしかった 心は 雪の夜のように 静まり返った あの初恋の 来た道で 見わたす限りの 空に誓った ただひとつ 涙の準備は していますから 愛します あの時 私は 清らかでした 今もかすかに 風の吹く ほら あそこです 初恋のいた場所は 生きてゆくうちに 心は少し 濁ったけど だけどあなたの いた場所だけは あの時のまま 少年のまま 澄み切っている あの日々の あなたを見つめ ひとり たたずむ 初恋のいた場所に 今も忘れない 初恋のいた場所は |
花いちもんめ十四の春にした恋は まるで夕焼けちぎれ雲 あなたの白い指先を 僕は見つめているばかり 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 二十の秋にした恋は まるで汚れたみぞれ雨 あなたが言ったさよならに 笑顔を作れぬ僕でした 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 呼んでももどらぬ恋ばかり 花いちもんめの悔しさよ それでもさみしい夜くれば 花いちもんめを唄います | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 十四の春にした恋は まるで夕焼けちぎれ雲 あなたの白い指先を 僕は見つめているばかり 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 二十の秋にした恋は まるで汚れたみぞれ雨 あなたが言ったさよならに 笑顔を作れぬ僕でした 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 呼んでももどらぬ恋ばかり 花いちもんめの悔しさよ それでもさみしい夜くれば 花いちもんめを唄います |
母に捧げるバラード[語り] お母さん今僕は思っています 僕に故郷なんかなくなってしまったんじゃないかと そしてひとつ残っている故郷があるとすれば お母さんそれはあなた自身です あなたは何から何まで故郷そのものです 今ここでこうして静かに目を閉じていると お母さんあなたの声が聞こえてくるんです お母さんの声が聞こえてくるんです 今も聞こえるあのおふくろの声 僕に人生を教えてくれた優しいおふくろ [語り] コラッ 鉄矢 何ばしょうとかねこの子はテレッとして 早うおまえ学校いってこんかおまえ 近所の人からいつもおまえ何て噂されようか知っとうとか タバコ屋の武田方の息子はフォークソングぐるいの おまえバカ息子バカ息子って 噂されよっつお ほんなこっそれにおまえ いつもつまらん女にばっかり騙されておろうが 最近の女はネェあんたチチバンドの中に クラゲの頭のごとあんた男をたぶらかすばっかし 早く学校へ行ってこんかこのバカちんがクサッ 待て待て鉄矢おまえまたタバコばっ黙って持っていきよるが ほんなこつ腹のたつ 家の稼業がタバコ屋からってこの子は 小学校4年の時からタバコの味覚えて中学校1年の 歯の検査の前おまえザクトライオンで 一生懸命おまえ歯のウラオモテ磨くだろうが まだわからんとか かあちゃんがこのタバコ屋を経営するために どげん苦労しょうか 血と汗と涙で汚れた女の半生がまだわからんとかこんな事が 行ってこいあんた何処へでも行ってきなさい かあちゃんあんたの事は息子がおらん事になっても何も寂しゅなかよ 鉄矢ひとつだけ言うとくがなあ人さまの世の中でたら 働け働け働け鉄矢働いて働いて働きぬいて休みたいとか遊びたいとか そんな事おまえいっぺんでも思うてみろ そん時はそん時は死ねそれが人間ぞそれが男ぞ おまえも故郷をすてて花の都へ出てゆくかぎりは誰にも負けたらつまらん 輝く日本の星となって帰ってこい 行ってこいあんた何処へでも行ってきなさい 今も聞こえるあのおふくろの声 僕に人生を教えてくれた優しいおふくろ | 海援隊 | 武田鉄矢 | 海援隊 | | [語り] お母さん今僕は思っています 僕に故郷なんかなくなってしまったんじゃないかと そしてひとつ残っている故郷があるとすれば お母さんそれはあなた自身です あなたは何から何まで故郷そのものです 今ここでこうして静かに目を閉じていると お母さんあなたの声が聞こえてくるんです お母さんの声が聞こえてくるんです 今も聞こえるあのおふくろの声 僕に人生を教えてくれた優しいおふくろ [語り] コラッ 鉄矢 何ばしょうとかねこの子はテレッとして 早うおまえ学校いってこんかおまえ 近所の人からいつもおまえ何て噂されようか知っとうとか タバコ屋の武田方の息子はフォークソングぐるいの おまえバカ息子バカ息子って 噂されよっつお ほんなこっそれにおまえ いつもつまらん女にばっかり騙されておろうが 最近の女はネェあんたチチバンドの中に クラゲの頭のごとあんた男をたぶらかすばっかし 早く学校へ行ってこんかこのバカちんがクサッ 待て待て鉄矢おまえまたタバコばっ黙って持っていきよるが ほんなこつ腹のたつ 家の稼業がタバコ屋からってこの子は 小学校4年の時からタバコの味覚えて中学校1年の 歯の検査の前おまえザクトライオンで 一生懸命おまえ歯のウラオモテ磨くだろうが まだわからんとか かあちゃんがこのタバコ屋を経営するために どげん苦労しょうか 血と汗と涙で汚れた女の半生がまだわからんとかこんな事が 行ってこいあんた何処へでも行ってきなさい かあちゃんあんたの事は息子がおらん事になっても何も寂しゅなかよ 鉄矢ひとつだけ言うとくがなあ人さまの世の中でたら 働け働け働け鉄矢働いて働いて働きぬいて休みたいとか遊びたいとか そんな事おまえいっぺんでも思うてみろ そん時はそん時は死ねそれが人間ぞそれが男ぞ おまえも故郷をすてて花の都へ出てゆくかぎりは誰にも負けたらつまらん 輝く日本の星となって帰ってこい 行ってこいあんた何処へでも行ってきなさい 今も聞こえるあのおふくろの声 僕に人生を教えてくれた優しいおふくろ |
遙かなる人夕暮れの空まで 真っ直ぐに 駆けてきた 広げた本は 机に置いたまま 流れる雲に 憧れを語れば 遙かなる人の 声が届く 本など広げて 言葉を探すより 人は空を見上げている方が ずっと 賢くなれるんだと 遙かなる人の 声が僕に届く 冷たい雨の中 ひとりで歩いた もらった手紙を 小さく破いて 降りしきる雨に 悲しみを語れば 遙かなる人の 声が届く 恋に悩んで 考えこむより 汗を飛ばして 走ってみろよ ただの水さえ美味く飲めるからと 遙かなる人の 声が僕に届く 旅行く者達が 美しく見えるのは もっと遠くを 目指しているからだ 立っているより 歩いてみることだ 遙かなる人の 声が僕に届く | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | | 夕暮れの空まで 真っ直ぐに 駆けてきた 広げた本は 机に置いたまま 流れる雲に 憧れを語れば 遙かなる人の 声が届く 本など広げて 言葉を探すより 人は空を見上げている方が ずっと 賢くなれるんだと 遙かなる人の 声が僕に届く 冷たい雨の中 ひとりで歩いた もらった手紙を 小さく破いて 降りしきる雨に 悲しみを語れば 遙かなる人の 声が届く 恋に悩んで 考えこむより 汗を飛ばして 走ってみろよ ただの水さえ美味く飲めるからと 遙かなる人の 声が僕に届く 旅行く者達が 美しく見えるのは もっと遠くを 目指しているからだ 立っているより 歩いてみることだ 遙かなる人の 声が僕に届く |
春は南から春は はるか南の海の彼方から 甘い潮の香りにのってやってくる 幼い頃にかけた田んぼ道 春が来ただろう菜の花畑 それでももどれぬ 今ははぐれどり 南の風の吹く頃 思い出すのは 緑 しげるふるさと 風の吹く丘 しかくい窓を見上げ ひざかかえ 闘い敗れたこの僕にも 春がやってきたのか 窓の中にだけ 南の空へとんで帰るにも 翼なくした はぐれどりよ お前も一緒に泣いてくれるのか | 海援隊 | 井上良介 | 井上良介 | | 春は はるか南の海の彼方から 甘い潮の香りにのってやってくる 幼い頃にかけた田んぼ道 春が来ただろう菜の花畑 それでももどれぬ 今ははぐれどり 南の風の吹く頃 思い出すのは 緑 しげるふるさと 風の吹く丘 しかくい窓を見上げ ひざかかえ 闘い敗れたこの僕にも 春がやってきたのか 窓の中にだけ 南の空へとんで帰るにも 翼なくした はぐれどりよ お前も一緒に泣いてくれるのか |
Bad Boyくわえた タバコの煙に 目を細め スロットマシンの前にあいつ一人 何度も 何度も コインを投げこみ レバーを引いても 夢はおちてこない いつもそうなんだと あいつのひとり言 無理して笑った あいつの唇 さびしすぎるんだ 夜更けのゲームコーナーは 街から捨てられたあいつ一人じゃ 故郷から手紙もこない 今夜はあの娘の姿も見えない しゃべらなくてもいいけれど 誰かそばにいてくれよ 悲しくないってあいつのひとり言 泣いてるようなあいつの瞳 スロットマシンをこぶしで打ち くわえタバコのあいつは一人 いつもそうなんだと あいつのひとり言 無理して笑った あいつの唇 さびしすぎるんだ 夜更けのゲームコーナーは 街から捨てられたあいつ一人じゃ | 海援隊 | 武田鉄矢 | 堀内孝雄 | 佐孝康夫 | くわえた タバコの煙に 目を細め スロットマシンの前にあいつ一人 何度も 何度も コインを投げこみ レバーを引いても 夢はおちてこない いつもそうなんだと あいつのひとり言 無理して笑った あいつの唇 さびしすぎるんだ 夜更けのゲームコーナーは 街から捨てられたあいつ一人じゃ 故郷から手紙もこない 今夜はあの娘の姿も見えない しゃべらなくてもいいけれど 誰かそばにいてくれよ 悲しくないってあいつのひとり言 泣いてるようなあいつの瞳 スロットマシンをこぶしで打ち くわえタバコのあいつは一人 いつもそうなんだと あいつのひとり言 無理して笑った あいつの唇 さびしすぎるんだ 夜更けのゲームコーナーは 街から捨てられたあいつ一人じゃ |
パラオ ゼロファイターこんなところで翼をひろげ 眠っているのか 緑のゼロファイター 南の魚たちが 翼の上を過ぎる 透き通った海に 緑のゼロファイター 空を飛ぶ為に 生まれてきたんだろう それがどうして 海の底にいるのか 戦さは とうの昔 敗れて終ったのだ 守るべき人達も お前を忘れたのだ 一筋の煙 空にひいて落ち 珊瑚を枕に 眠るゼロファイター 折れた翼に 波は白く打ち 空の夢をみるか 緑のゼロファイター お前を操り 空を翔けた人は どこへ消えたか 緑のゼロファイター 空からその人と ここへ落ちて来たんだろう それでその人は 死んだのですか 戦さとはいえ 長閑な この海では 死ぬきもせぬのに 眼を閉じたのだ 白い飛沫をあげて 海へ落ちて沈み 珊瑚を枕に 眠るゼロファイター 海の底を 空だと夢見るのか 珊瑚は雲なのか 緑のゼロファイター | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 桜庭伸幸 | こんなところで翼をひろげ 眠っているのか 緑のゼロファイター 南の魚たちが 翼の上を過ぎる 透き通った海に 緑のゼロファイター 空を飛ぶ為に 生まれてきたんだろう それがどうして 海の底にいるのか 戦さは とうの昔 敗れて終ったのだ 守るべき人達も お前を忘れたのだ 一筋の煙 空にひいて落ち 珊瑚を枕に 眠るゼロファイター 折れた翼に 波は白く打ち 空の夢をみるか 緑のゼロファイター お前を操り 空を翔けた人は どこへ消えたか 緑のゼロファイター 空からその人と ここへ落ちて来たんだろう それでその人は 死んだのですか 戦さとはいえ 長閑な この海では 死ぬきもせぬのに 眼を閉じたのだ 白い飛沫をあげて 海へ落ちて沈み 珊瑚を枕に 眠るゼロファイター 海の底を 空だと夢見るのか 珊瑚は雲なのか 緑のゼロファイター |
光と風の中に光と風の中に女の子の笑い声 ピンクのお皿に砂の御飯食べている 打ち寄せる光と風の波に 山吹の花ビラ 飛ばしている 光と風の中に娘一人泪ぐみ 夜霧にぬれたレンゲ草(はな)つんでいる 命をかけた恋だから 捨てに来ました面影をこの川原に 光と風の中に女一人 たたずんで 苦しみ刻んだ顔と疲れたひとみを 沈む夕陽に染めながら 遠い日々に消えていった 自分と話しているのだろうか | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 光と風の中に女の子の笑い声 ピンクのお皿に砂の御飯食べている 打ち寄せる光と風の波に 山吹の花ビラ 飛ばしている 光と風の中に娘一人泪ぐみ 夜霧にぬれたレンゲ草(はな)つんでいる 命をかけた恋だから 捨てに来ました面影をこの川原に 光と風の中に女一人 たたずんで 苦しみ刻んだ顔と疲れたひとみを 沈む夕陽に染めながら 遠い日々に消えていった 自分と話しているのだろうか |
人として遠くまで見える道で 君の手を握りしめた 手渡す言葉も 何もないけど 思いのままに生きられず 心に石の礫なげて 自分を苦しめた 愚かさに気付く 私は悲しみ繰り返す そうだ人なんだ 人として人と出会い 人として人に迷い 人として人に傷つき 人として人と別れて それでも人しか 愛せない 夢を語り合えばいつも 言葉はすぐに 途切れてしまう ひざを抱えて うつむくことばかり 鳥のように生きたいと 夕空見上げて佇むけれど 翼は愚かな あこがれと気付く 私は大地に影おとし 歩く人なんだ 人として人と出会い 人として人に迷い 人として人に傷つき 人として人と別れて それでも人しか 愛せない それでも人しか 愛せない | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | | 遠くまで見える道で 君の手を握りしめた 手渡す言葉も 何もないけど 思いのままに生きられず 心に石の礫なげて 自分を苦しめた 愚かさに気付く 私は悲しみ繰り返す そうだ人なんだ 人として人と出会い 人として人に迷い 人として人に傷つき 人として人と別れて それでも人しか 愛せない 夢を語り合えばいつも 言葉はすぐに 途切れてしまう ひざを抱えて うつむくことばかり 鳥のように生きたいと 夕空見上げて佇むけれど 翼は愚かな あこがれと気付く 私は大地に影おとし 歩く人なんだ 人として人と出会い 人として人に迷い 人として人に傷つき 人として人と別れて それでも人しか 愛せない それでも人しか 愛せない |
人に生まれて鳥はじぶんを鳥とは知らず 空を見つめて 飛ばずにいられない 花はなんの花かわが名も知らず 春になったら 咲かずにいられない 私はせっかく人に生まれて 恋をせずにはいられなかった こんな悲しい顔するために 人に生まれてきたわけじゃない 流れる水に魚が泳ぐ 行方も知らずに 遊び続けてる 川は流れてどこへゆくのか 何も知らずに海へと急いでる 私はせっかく人に生まれて あなたと知り合い迷ってばかり 海を知らずに川は走るけど あなた見つめて私は石のよう 私はせっかく人に生まれて 鳥や花など羨むものか 私は私になるために 人に生まれてきたのです | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | | 鳥はじぶんを鳥とは知らず 空を見つめて 飛ばずにいられない 花はなんの花かわが名も知らず 春になったら 咲かずにいられない 私はせっかく人に生まれて 恋をせずにはいられなかった こんな悲しい顔するために 人に生まれてきたわけじゃない 流れる水に魚が泳ぐ 行方も知らずに 遊び続けてる 川は流れてどこへゆくのか 何も知らずに海へと急いでる 私はせっかく人に生まれて あなたと知り合い迷ってばかり 海を知らずに川は走るけど あなた見つめて私は石のよう 私はせっかく人に生まれて 鳥や花など羨むものか 私は私になるために 人に生まれてきたのです |
一人ぼっちの軍隊昔 僕が 僕らしく 流す涙を 信じられた時 僕は君なんか 信じなかったよ 大きなポケットに何も入れないで たった 一人で 生きていた時 僕は君なんか 愛さなかったよ 君を愛していたんじゃなくて 君を愛してみたかっただけさ 君を信じていたんじゃなくて 君を信じてみたかっただけさ 君が僕から去って行けば 何もかもが消えてしまう 君を愛していたんじゃなくて 君を愛してみたかっただけさ 君を信じていたんじゃなくて 君を信じてみたかっただけさ 君を愛していたんじゃなくて 君を愛してみたかっただけさ 君を信じていたんじゃなくて 君を信じてみたかっただけさ 俺を愛していたんじゃなくて 俺を愛してみたかっただけさ 俺を信じていたんじゃなくて 俺を信じてみたかっただけさ | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 昔 僕が 僕らしく 流す涙を 信じられた時 僕は君なんか 信じなかったよ 大きなポケットに何も入れないで たった 一人で 生きていた時 僕は君なんか 愛さなかったよ 君を愛していたんじゃなくて 君を愛してみたかっただけさ 君を信じていたんじゃなくて 君を信じてみたかっただけさ 君が僕から去って行けば 何もかもが消えてしまう 君を愛していたんじゃなくて 君を愛してみたかっただけさ 君を信じていたんじゃなくて 君を信じてみたかっただけさ 君を愛していたんじゃなくて 君を愛してみたかっただけさ 君を信じていたんじゃなくて 君を信じてみたかっただけさ 俺を愛していたんじゃなくて 俺を愛してみたかっただけさ 俺を信じていたんじゃなくて 俺を信じてみたかっただけさ |
漂流船月は東に流れ 夜明けを知らせる風に ゆきずりの女の影が ひっそり揺れている 泣いているのか その女は ただ うつ向いたまま フォー エヴァー グリーン 涙を拭けよ 明日は嵐も止むだろう フォー エヴァー グリーン 涙を拭けよ おれも おまえも 漂よう船さ 花は雲間に咲いて 年月を越えてく夢か 帰る入江を持たない 心にも夏が来る めぐりめぐれば この海も ただ ひとつの水さ フォー エヴァー グリーン 涙を拭けよ 明日は嵐も止むだろう フォー エヴァー グリーン 涙を拭けよ おれも おまえも 漂よう船さ | 海援隊 | 三浦徳子 | 千葉和臣 | | 月は東に流れ 夜明けを知らせる風に ゆきずりの女の影が ひっそり揺れている 泣いているのか その女は ただ うつ向いたまま フォー エヴァー グリーン 涙を拭けよ 明日は嵐も止むだろう フォー エヴァー グリーン 涙を拭けよ おれも おまえも 漂よう船さ 花は雲間に咲いて 年月を越えてく夢か 帰る入江を持たない 心にも夏が来る めぐりめぐれば この海も ただ ひとつの水さ フォー エヴァー グリーン 涙を拭けよ 明日は嵐も止むだろう フォー エヴァー グリーン 涙を拭けよ おれも おまえも 漂よう船さ |
ビアンカの奇跡遥か遠き海の彼方に麗しき街あり 街一番の貧しい娘はその名もビアンカ ビアンカの夢 夏の祭りでひと夜踊ること だけど祭りの衣裳が買えずにひとり泣いてた やせた畑で花を育てて街へ売りにゆく いつもコインを投げて花束買ってくれる人 彼が振り向く素敵な衣裳を お恵みください 教会へゆきサンタマリアに祈り続けた 森に咲いてるすべての花を 貴方に捧げますから 祈りとどけと涙を流し 花摘むビアンカ 珈琲色の若い肌には汗が輝き 遠く聞こえる祭りのリズムに裸で踊りだす その日起こった出来事はもうマリアの奇跡 踊るビアンカ甘き香りの汗に群がる 一・十・百・千・万の蝶々は宝石の色 世界でひとつ蝶の衣裳をまとったビアンカ 街の通りに蝶の衣裳の天使が現れ 道行く人は二つに割れて十字をきった 踊る天使に降り注ぐ花ひとり駆け寄る あの若者が花束捧げて叫んだビアンカ 恋する女よ おまえが探し続ける恋の衣裳は 天の国にてサンタマリアが 紡ぎ織り給う 愛する女泣かずに踊れ ビアンカと共に サンタマリアは微笑給う ビアンカと共に | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 坂本昌之 | 遥か遠き海の彼方に麗しき街あり 街一番の貧しい娘はその名もビアンカ ビアンカの夢 夏の祭りでひと夜踊ること だけど祭りの衣裳が買えずにひとり泣いてた やせた畑で花を育てて街へ売りにゆく いつもコインを投げて花束買ってくれる人 彼が振り向く素敵な衣裳を お恵みください 教会へゆきサンタマリアに祈り続けた 森に咲いてるすべての花を 貴方に捧げますから 祈りとどけと涙を流し 花摘むビアンカ 珈琲色の若い肌には汗が輝き 遠く聞こえる祭りのリズムに裸で踊りだす その日起こった出来事はもうマリアの奇跡 踊るビアンカ甘き香りの汗に群がる 一・十・百・千・万の蝶々は宝石の色 世界でひとつ蝶の衣裳をまとったビアンカ 街の通りに蝶の衣裳の天使が現れ 道行く人は二つに割れて十字をきった 踊る天使に降り注ぐ花ひとり駆け寄る あの若者が花束捧げて叫んだビアンカ 恋する女よ おまえが探し続ける恋の衣裳は 天の国にてサンタマリアが 紡ぎ織り給う 愛する女泣かずに踊れ ビアンカと共に サンタマリアは微笑給う ビアンカと共に |
風景詩舞い上がる 鳥たちは 影を残して まっすぐ空へとかけてゆく ベンチの隅で ぼくは ぼくの影見つめて ひとり 動かない あふれそうな 悲しみがあるけど 今日は心を 濡らしたくない 陽差しの中で 影が揺れるのは 悲しみが空へ 帰るから この陽差しの中に もう少しいれば 悲しみが少し 乾くだろう 噴水の水が 背のびをする 光るしぶきを 振り撒いて 年老いた男は 煙草をくわえて 芝生の上から ながめてる 生きてる者の 影は動かない それは悲しみが 重いからだろう そんなに重い 影なんか 持ちたくないと ぼくは 動かない タ暮れが来るまで ここにいよう ぼくの影が 闇で消えるまで あふれそうな 悲しみがあるけど 今日は心を 濡らしたくない 陽差しの中で 影が揺れるのは 悲しみが空へ 帰るから この陽差しの中に もう少しいれば 悲しみが少し 乾くだろう | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | | 舞い上がる 鳥たちは 影を残して まっすぐ空へとかけてゆく ベンチの隅で ぼくは ぼくの影見つめて ひとり 動かない あふれそうな 悲しみがあるけど 今日は心を 濡らしたくない 陽差しの中で 影が揺れるのは 悲しみが空へ 帰るから この陽差しの中に もう少しいれば 悲しみが少し 乾くだろう 噴水の水が 背のびをする 光るしぶきを 振り撒いて 年老いた男は 煙草をくわえて 芝生の上から ながめてる 生きてる者の 影は動かない それは悲しみが 重いからだろう そんなに重い 影なんか 持ちたくないと ぼくは 動かない タ暮れが来るまで ここにいよう ぼくの影が 闇で消えるまで あふれそうな 悲しみがあるけど 今日は心を 濡らしたくない 陽差しの中で 影が揺れるのは 悲しみが空へ 帰るから この陽差しの中に もう少しいれば 悲しみが少し 乾くだろう |
フォークソングまだ唇に歌があります 青春のフォークソングです 十七の夏 初めて聞いた 放課後の渡り廊下で 聞いてるうちに知らず唄ってた くり返し帰り道でも 初めて僕は 僕の歌聞いて 寂しい声の奴と知りました まだ唇に歌があります 遠い日のそれはラブソング 二十歳の冬 ドジな恋をして ヘタクソな歌の詞を書いた でも仲間たちメロディーくれて 唄ったら声が寄りそう 息を合わせて 歌うたう時 僕を忘れて僕等になれました そして唇の歌と歩き出し 遥かな旅をしています ライバル達に 負けたくなくて イライラと鬼の目をしたり まばらな客に拍手もらえずに 木枯らしの溜息ついた でも僕等の歌は僕たちよりも 旅するうちに強くなりました まだ唇に歌があります 年老いたフォークソングです 時代遅れで 流行に乗れず 不器用な古き歌ですが 自分のために歌は唄わない 祈ること誰かのために 歌に託した思いは一つ それは三人で決めた事です まだ唇に歌があります 唄いますフォークソングです | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 海援隊 | まだ唇に歌があります 青春のフォークソングです 十七の夏 初めて聞いた 放課後の渡り廊下で 聞いてるうちに知らず唄ってた くり返し帰り道でも 初めて僕は 僕の歌聞いて 寂しい声の奴と知りました まだ唇に歌があります 遠い日のそれはラブソング 二十歳の冬 ドジな恋をして ヘタクソな歌の詞を書いた でも仲間たちメロディーくれて 唄ったら声が寄りそう 息を合わせて 歌うたう時 僕を忘れて僕等になれました そして唇の歌と歩き出し 遥かな旅をしています ライバル達に 負けたくなくて イライラと鬼の目をしたり まばらな客に拍手もらえずに 木枯らしの溜息ついた でも僕等の歌は僕たちよりも 旅するうちに強くなりました まだ唇に歌があります 年老いたフォークソングです 時代遅れで 流行に乗れず 不器用な古き歌ですが 自分のために歌は唄わない 祈ること誰かのために 歌に託した思いは一つ それは三人で決めた事です まだ唇に歌があります 唄いますフォークソングです |
冬じたく冬のしたくに さてもうひと仕事 日暮れの庭で薪を割る 軒に吊るした干し柿赤く熟れ 道行く人の息白く 人は生きてゆく生きねばならぬ だから吐息で指温めて 陽のあるうちに此処で冬じたく 今年初めて焚いたストーブの傍 病の友へ便り書く 春に逢おうとただそれだけ書いて あとは桜の花描く 人は老いてゆく老いねばならぬ やっと静かになれたのだから 木枯らし聞いて此処で冬じたく 名刺の肩書き黒くペンで塗り消し 笑って差し出す人がいた 挨拶がわりに庭の隅の畑の とれたてジャガイモおすそ分け 人は降りてゆく降りねばならぬ 無事に降りれば登った山を 麓で見上げて私冬じたく 此処で冬じたく | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 海援隊 | 冬のしたくに さてもうひと仕事 日暮れの庭で薪を割る 軒に吊るした干し柿赤く熟れ 道行く人の息白く 人は生きてゆく生きねばならぬ だから吐息で指温めて 陽のあるうちに此処で冬じたく 今年初めて焚いたストーブの傍 病の友へ便り書く 春に逢おうとただそれだけ書いて あとは桜の花描く 人は老いてゆく老いねばならぬ やっと静かになれたのだから 木枯らし聞いて此処で冬じたく 名刺の肩書き黒くペンで塗り消し 笑って差し出す人がいた 挨拶がわりに庭の隅の畑の とれたてジャガイモおすそ分け 人は降りてゆく降りねばならぬ 無事に降りれば登った山を 麓で見上げて私冬じたく 此処で冬じたく |
故郷未だ忘れ難く東へ走る夜汽車の音に ついつい誘われ 家を出て 気付いて見たら 一人ぼっちで 見知らぬ街にいた 夢のように流れる月日に 追われ追われて半歳すぎ 街の風にも何とか慣れた ひとりすましていたが 心の中まで吹き込む風が 思い出の風鈴揺らします 故郷未だ忘れ難く 酒さえ飲まなきゃやさしい親父(おやじ) 故郷未だ忘れ難く 殴られた痛みも忘れました 雨の降る日にとどいた手紙 久し降りのあなたから 忘れかけた人だからと なつかしさだけで読み出すと 三年たったら帰って来てね インクの文字がにじんでいます 故郷未だ忘れ難く 俺のことなど忘れておくれ 故郷未だ忘れ難く 手紙を抱きしめ 泣きました | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 海援隊 | 東へ走る夜汽車の音に ついつい誘われ 家を出て 気付いて見たら 一人ぼっちで 見知らぬ街にいた 夢のように流れる月日に 追われ追われて半歳すぎ 街の風にも何とか慣れた ひとりすましていたが 心の中まで吹き込む風が 思い出の風鈴揺らします 故郷未だ忘れ難く 酒さえ飲まなきゃやさしい親父(おやじ) 故郷未だ忘れ難く 殴られた痛みも忘れました 雨の降る日にとどいた手紙 久し降りのあなたから 忘れかけた人だからと なつかしさだけで読み出すと 三年たったら帰って来てね インクの文字がにじんでいます 故郷未だ忘れ難く 俺のことなど忘れておくれ 故郷未だ忘れ難く 手紙を抱きしめ 泣きました |
ブラック・マジック・オールド・マンさみしい男が人目をしのんで やっと手にしたあこがれの本 よろこびいさんで聞いて見たら 黒いインクの笑い声 Black magic old man お前のしわざ Black magic old man スミぬり男 サド・マゾ・マガジン・バラ族 ホット・ピンキー・ダンティー・週刊実話 めくれど めくれど 何にも見えず つばをつけても全然落ちず シンナーでこすればピリッと破れ 一人泣きだす 下宿のベッド 世間の風に疲れた男が 夢を欲しさに映画館 ところが美女の股グラあたり 見せてなるかと蝶々がひらひら Black magic old man スミぬり男 Black magic old man お前のしわざ 暑いもだえにダーティーマリー 極秘真赤なインマののたうち 声はすれども姿は見えず ひとみこすれど 全然見えず 席を変われど努力のかいなく 一人泣きだす 闇の中 右手に小さなマジック持って 左に大きな虫メガネ持って 猥褻むだ毛を見せてはなるかと 神にさからうモラルの男 Black magic old man 不思議な男 Black magic old man スミぬり男 神様創った大事な物が そんなにばっちいものなのですか あんた一人がゆっくりながめ ニタニタ笑って消してるのなら 俺も手伝う仲間に入れてよ どうぞお願い正義の味方 日本の労働者諸君 共に歌いましょう 我等はネリマ変態倶楽部 んが~ | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | さみしい男が人目をしのんで やっと手にしたあこがれの本 よろこびいさんで聞いて見たら 黒いインクの笑い声 Black magic old man お前のしわざ Black magic old man スミぬり男 サド・マゾ・マガジン・バラ族 ホット・ピンキー・ダンティー・週刊実話 めくれど めくれど 何にも見えず つばをつけても全然落ちず シンナーでこすればピリッと破れ 一人泣きだす 下宿のベッド 世間の風に疲れた男が 夢を欲しさに映画館 ところが美女の股グラあたり 見せてなるかと蝶々がひらひら Black magic old man スミぬり男 Black magic old man お前のしわざ 暑いもだえにダーティーマリー 極秘真赤なインマののたうち 声はすれども姿は見えず ひとみこすれど 全然見えず 席を変われど努力のかいなく 一人泣きだす 闇の中 右手に小さなマジック持って 左に大きな虫メガネ持って 猥褻むだ毛を見せてはなるかと 神にさからうモラルの男 Black magic old man 不思議な男 Black magic old man スミぬり男 神様創った大事な物が そんなにばっちいものなのですか あんた一人がゆっくりながめ ニタニタ笑って消してるのなら 俺も手伝う仲間に入れてよ どうぞお願い正義の味方 日本の労働者諸君 共に歌いましょう 我等はネリマ変態倶楽部 んが~ |
ヘミングウェイをきどってへミングウェイをひとりきどって 丸太を割って薪にしよう そして夕暮れの浜辺に積み上げ 星を合図に炎をたこう ヘミングウェイをひとりきどって 竹の筒にウイスキー入れて それを炎で温めて 自分の影とふたりで飲もう 死んだ友達憎んだ女達 炎の向こうに座ってくれ 声ある声あるならば乾杯と言え ヘミングウェイをひとりきどって 炎に想い出投げ込もう そして火の粉を夜空に上げて 星の仲間にしてやろう ヘミングウェイをひとりきどって 年をとったと静かに笑おう そして心は冬支度 唇だけには春の歌 老いぼれヒーロー汚れたヒロイン 炎の向こうで休んでくれ さらばさらば青春と祝ってくれ そして夜に つつまれて 夢をみるから 眠らない 疲れたランナー 倒れたチャンピオン 炎の向こうで叫んでくれ まだだまだ負けてはいないと たちあがってくれ | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | | へミングウェイをひとりきどって 丸太を割って薪にしよう そして夕暮れの浜辺に積み上げ 星を合図に炎をたこう ヘミングウェイをひとりきどって 竹の筒にウイスキー入れて それを炎で温めて 自分の影とふたりで飲もう 死んだ友達憎んだ女達 炎の向こうに座ってくれ 声ある声あるならば乾杯と言え ヘミングウェイをひとりきどって 炎に想い出投げ込もう そして火の粉を夜空に上げて 星の仲間にしてやろう ヘミングウェイをひとりきどって 年をとったと静かに笑おう そして心は冬支度 唇だけには春の歌 老いぼれヒーロー汚れたヒロイン 炎の向こうで休んでくれ さらばさらば青春と祝ってくれ そして夜に つつまれて 夢をみるから 眠らない 疲れたランナー 倒れたチャンピオン 炎の向こうで叫んでくれ まだだまだ負けてはいないと たちあがってくれ |
星のエレジー風が吹いてる 夜更けの駅に 肩をすぼめた男が一人 北へ行く 夜汽車を見つめて佇み 故郷はるか 緑に抱かれ 眠っているのか 星空の下 風が吹いてる 夜更けの街を 自転車おして 男が帰る 北へ行く 夜汽車に背を向け歩き 遠ざかる汽車がつらい いとしい人よ どんな寝顔で 眠っているのか 星空の下 北へ行く 夜汽車のともしび消えて 星空と男がのこる 恨んだはずのおやじのことも 今は許せる星降る夜は | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 風が吹いてる 夜更けの駅に 肩をすぼめた男が一人 北へ行く 夜汽車を見つめて佇み 故郷はるか 緑に抱かれ 眠っているのか 星空の下 風が吹いてる 夜更けの街を 自転車おして 男が帰る 北へ行く 夜汽車に背を向け歩き 遠ざかる汽車がつらい いとしい人よ どんな寝顔で 眠っているのか 星空の下 北へ行く 夜汽車のともしび消えて 星空と男がのこる 恨んだはずのおやじのことも 今は許せる星降る夜は |
ほととぎす季節はずれなのは ほととぎす 誰が笑ってるも 知らぬまま 咽に血吐みせて狂いなく あわれ あわれ 山のほととぎす もうすぐだね 君の家まで 雨が濡らすだけの 田植え唄 黒い牛の背に乗った人 空はみてるだけでこわれそう 長い終わりのない 田植え唄 もうすぐだね 君の家まで 何処へ流れて行く 天の川 渡る船のような流れ星 ぼくの二つの目で 見えるもの 全部 流せ流せ 天の川 | 海援隊 | 井上陽水 | 井上陽水 | | 季節はずれなのは ほととぎす 誰が笑ってるも 知らぬまま 咽に血吐みせて狂いなく あわれ あわれ 山のほととぎす もうすぐだね 君の家まで 雨が濡らすだけの 田植え唄 黒い牛の背に乗った人 空はみてるだけでこわれそう 長い終わりのない 田植え唄 もうすぐだね 君の家まで 何処へ流れて行く 天の川 渡る船のような流れ星 ぼくの二つの目で 見えるもの 全部 流せ流せ 天の川 |
僕だけの愛の唄君の前で心をこめて唄うつもりだった愛の唄 それが本当の愛の唄だと感違いしていたバカな僕 そんな愛の唄は君の愛を ただ人の前で 見せびらかすだけのものだったのさ 俺はこんなに君から愛されて居るんだと 得意げに唄った僕 それが本当の愛の唄だと思いこんでしまった僕 どんな大声で僕をののしってもいいんだよ 僕はみさげた奴なんだから 君が去ってしまった冬の公園で 信じる事さえ愛する事もやめた僕 ほこりをかぶったギターを手にしてたった一人 誰も聞いてはくれないけれど 君さえも聞いてはくれないけれど 僕は今唄う 僕だけの愛の唄 ウウウー 僕だけの愛の唄 | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 君の前で心をこめて唄うつもりだった愛の唄 それが本当の愛の唄だと感違いしていたバカな僕 そんな愛の唄は君の愛を ただ人の前で 見せびらかすだけのものだったのさ 俺はこんなに君から愛されて居るんだと 得意げに唄った僕 それが本当の愛の唄だと思いこんでしまった僕 どんな大声で僕をののしってもいいんだよ 僕はみさげた奴なんだから 君が去ってしまった冬の公園で 信じる事さえ愛する事もやめた僕 ほこりをかぶったギターを手にしてたった一人 誰も聞いてはくれないけれど 君さえも聞いてはくれないけれど 僕は今唄う 僕だけの愛の唄 ウウウー 僕だけの愛の唄 |
僕の部屋から春の終りの夏の始め 君はそんな季節が好きなんだね 風に揺れてる洗たく物みつめて 倖せそうなため息ばかり まだ帰らなくてもいいだろう 僕の部屋から 春の終りのたそがれ雲は 君の瞳の中で苺色に 今日は八百屋のおばさんに ひやかされたね ”赤ちゃんまだですか”って ホラ!帰り仕たくは早すぎるよ まだ 六時半 夏の始めのさみしい風 君はエプロン姿にシャボンの手袋 僕はヒザを抱えて口笛吹いて 最終電車はもう出たし タクシーなんかはぜいたくさ もう 帰らなくてもいいだろう 僕の部屋から | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 春の終りの夏の始め 君はそんな季節が好きなんだね 風に揺れてる洗たく物みつめて 倖せそうなため息ばかり まだ帰らなくてもいいだろう 僕の部屋から 春の終りのたそがれ雲は 君の瞳の中で苺色に 今日は八百屋のおばさんに ひやかされたね ”赤ちゃんまだですか”って ホラ!帰り仕たくは早すぎるよ まだ 六時半 夏の始めのさみしい風 君はエプロン姿にシャボンの手袋 僕はヒザを抱えて口笛吹いて 最終電車はもう出たし タクシーなんかはぜいたくさ もう 帰らなくてもいいだろう 僕の部屋から |
BOYS AND GIRLS DON'T CRYどこまで歩いて行ったら 男らしくなれるの いくつ唄を歌ったら 心は静まるの いつ頃僕は僕らしい 自分になれるの 流れる河岸辺を削る その水音が答えさ 河は流れて山削り また河を作ってる 山は山になりたくて 動き続けてる 見渡す限りすべてのもの 自分をめざしてる 風に吹かれて旅をしている その風が今君に吹く どんな恋をすごしたら 女らしくなれるの 何冊本を読んだら 正しく生きれるの 愛した分だけ誰かから 愛して貰えるの 灯りを消して星空を見る その暗闇が答えさ 小さな農家のご夫婦が 星空見上げてる 語り合うこと何もなく 二人はよりそう 愛を見つけた人たちは 静かで動かない 音もなく夜空で燃える 星座のようだろう 風に吹かれて星がまたたく その風が今君に吹く | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 千葉和臣 | どこまで歩いて行ったら 男らしくなれるの いくつ唄を歌ったら 心は静まるの いつ頃僕は僕らしい 自分になれるの 流れる河岸辺を削る その水音が答えさ 河は流れて山削り また河を作ってる 山は山になりたくて 動き続けてる 見渡す限りすべてのもの 自分をめざしてる 風に吹かれて旅をしている その風が今君に吹く どんな恋をすごしたら 女らしくなれるの 何冊本を読んだら 正しく生きれるの 愛した分だけ誰かから 愛して貰えるの 灯りを消して星空を見る その暗闇が答えさ 小さな農家のご夫婦が 星空見上げてる 語り合うこと何もなく 二人はよりそう 愛を見つけた人たちは 静かで動かない 音もなく夜空で燃える 星座のようだろう 風に吹かれて星がまたたく その風が今君に吹く |
まい・ぱぁとなー桜の花満開の下 ランドセル二つ学校へ走る 運動場ではフォークダンスの 一年生が輪になって廻る 我が家の庭にはいただき物の 桜吹雪が舞い込んでくる 私も妻も花びらあびて まるで映画のラストシーンだね ああ 花や木に心華やぎ フォークダンスの仲間に入ろう 君 スカートの裾ひるがえし いざ手をとりて マイ・パートナー 夏の陽盛り欅の影に 日傘を閉じて入ってきた人 もうすぐ母になるその人は お腹で眠る我が子に微笑む 緑の梢を風渡る音 サイダーの泡が弾ける音だ 木もれ陽うけて微笑むその人 ステンドグラスのマリアの笑顔 ああ 花や木に心華やぎ 昔のあなたによく似た人だ さあ あちらの方も二人づれ ベンチをゆずろう マイ・パートナー コスモスの花が揺れる小道で 出会った二人は車椅子の人 お先にどうぞと道ゆずられて 妻の手を取りそっと追い越す 静かな笑顔でお辞儀をなさるが お礼を言うのは私の方です 照れずに妻と手をつなげました 恋人同士のあの日のように ああ 花や木に心華やぎ コスモス畑に二人で座ろう 君 コスモスの花の真似をして 空を見上げる マイ・パートナー 銀杏並木も裸にされて 商店街の灯かり暖か 買い物帰りの足急がせて 通りかかったいつもの花屋 お年召されたご夫婦そっと 買って行かれる山茶花の花 人生の時が暮れ行く人に 何と似合うか紅の花 ああ 花や木に心華やぎ そのご夫婦の後ろを歩く さあ 落ち葉踏んでのんびりと 家路をたどろう マイ・パートナー | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 山中紀昌 | 桜の花満開の下 ランドセル二つ学校へ走る 運動場ではフォークダンスの 一年生が輪になって廻る 我が家の庭にはいただき物の 桜吹雪が舞い込んでくる 私も妻も花びらあびて まるで映画のラストシーンだね ああ 花や木に心華やぎ フォークダンスの仲間に入ろう 君 スカートの裾ひるがえし いざ手をとりて マイ・パートナー 夏の陽盛り欅の影に 日傘を閉じて入ってきた人 もうすぐ母になるその人は お腹で眠る我が子に微笑む 緑の梢を風渡る音 サイダーの泡が弾ける音だ 木もれ陽うけて微笑むその人 ステンドグラスのマリアの笑顔 ああ 花や木に心華やぎ 昔のあなたによく似た人だ さあ あちらの方も二人づれ ベンチをゆずろう マイ・パートナー コスモスの花が揺れる小道で 出会った二人は車椅子の人 お先にどうぞと道ゆずられて 妻の手を取りそっと追い越す 静かな笑顔でお辞儀をなさるが お礼を言うのは私の方です 照れずに妻と手をつなげました 恋人同士のあの日のように ああ 花や木に心華やぎ コスモス畑に二人で座ろう 君 コスモスの花の真似をして 空を見上げる マイ・パートナー 銀杏並木も裸にされて 商店街の灯かり暖か 買い物帰りの足急がせて 通りかかったいつもの花屋 お年召されたご夫婦そっと 買って行かれる山茶花の花 人生の時が暮れ行く人に 何と似合うか紅の花 ああ 花や木に心華やぎ そのご夫婦の後ろを歩く さあ 落ち葉踏んでのんびりと 家路をたどろう マイ・パートナー |
まっすぐの唄今日から僕はまっすぐに 君の涙になってやる 僕が頬からつぎつぎに 涙で地面を濡らすから どうか それを目印に 一歩一歩と踏みしめて 愚かでもいいまっすぐが 優しいことがしたいのだ 今日から僕はまっすぐに 矢印みたいにまっすぐに 貴方の少し前をゆき 涙を地面にさしてゆこう 君のためならデクノボウ そう呼ばれたってかまわない 少し 汚れた 棒でさえ まっすぐならば杖になる ささやかだけど役にたつ そんな自分にしたいのだ 今日から僕はまっすぐに あなたとここからまっすぐに 生きてゆこうと決めたので ありがとうなどいりません ねじれて曲がった唄よりも ただまっすぐの唄がいい 君が 遠くに 離れても その声めざして探すから 下手でいいんだ まっすぐの唄が一番響くのだ まっすぐだけが届くのだ まっすぐだけが終わらない 誰かの心につきさされ まっすぐの唄つきさされ まっすぐの唄 つきさされ | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 原田末秋 | 今日から僕はまっすぐに 君の涙になってやる 僕が頬からつぎつぎに 涙で地面を濡らすから どうか それを目印に 一歩一歩と踏みしめて 愚かでもいいまっすぐが 優しいことがしたいのだ 今日から僕はまっすぐに 矢印みたいにまっすぐに 貴方の少し前をゆき 涙を地面にさしてゆこう 君のためならデクノボウ そう呼ばれたってかまわない 少し 汚れた 棒でさえ まっすぐならば杖になる ささやかだけど役にたつ そんな自分にしたいのだ 今日から僕はまっすぐに あなたとここからまっすぐに 生きてゆこうと決めたので ありがとうなどいりません ねじれて曲がった唄よりも ただまっすぐの唄がいい 君が 遠くに 離れても その声めざして探すから 下手でいいんだ まっすぐの唄が一番響くのだ まっすぐだけが届くのだ まっすぐだけが終わらない 誰かの心につきさされ まっすぐの唄つきさされ まっすぐの唄 つきさされ |
水俣の青い空うちは、こげん体になってしもうてから、いっそうとうちゃんのことが いとうしゅうてならんとです。 見舞いにいただくもんは、みんなとうちゃんにあげるとです。 うちは口も震えるけん、 こぼれて食べられんもん。それでとうちゃんにあげるとです。 とうちゃんには世話になりよるもんね。 うちは、今のとうちゃんの後添えに嫁に来たとですばい。天草から水俣へ。 嫁に来て三年もたたんうちに、 こげんえたいのしれん奇病(やまい)になってしもうたでしょうが。残念か。 うちはひとりじゃ 着物の前も合わせきらん。手も体も、いつもこげんふるえるでしょうが。 自分の頭がいいつけんとに、 ひとりでふるえるとじゃもんね。それでとうちゃんが、 仕様んなかおなごになったなあちゅうて着物の前ば あわせてくれらす。うちは、もういっぺん元の体になろうごたるですばい。 親さまに働いて 食えしていただいた体じゃもんね。病気することなかったとですよ。 うちは、まえは手も足もどこもかしこも ぎんぎんしとったとですよ。うちはどうしてもこうしても、 もういっぺん元の体にかえしてもろうて、 自分で舟漕いで働こうごたる。今うちは、なさけなか。 病院のベットの上に寝とっても思うことは 仕事のことばっかりです。海の上はよかった。海の上は本当によかった。 春から夏になれば海の中にも いろいろな花が咲く。うちたちの水俣の海はどげんきれいだったかな。 わけても魚どんがうつくしか。 いそぎんちゃくは菊の花の満開のごたる。 海の底の景色も陸の上とおなじに春も夏も秋も冬もあっとですばい。 うちは、きっと海の底には龍宮があるとおもうとる。 夢んごてうつくしか、龍宮があるとおもうとる。 水俣の青い空 鳥は行く大空を 水俣の青い空 空を行く白い雲 うちは、だんだん自分の体が世の中から 離れてゆきよるごとある気がするとですばい。握ることが できんでしようが。自分の手でモノばしっかり握るちゅうことができん。 うちは、とうちゃんの手どころか、 大事なむすこば抱き寄せられんごとある体になっとるでしょうが。 そらもう仕様もなかが、わが口を養う 茶碗も抱かれん。箸も握られんとですよ。 足も地につけて歩きよる気のせん、いっつも宙に浮いとるごたる。 心ぼそか。世の中から一人引き離されてゆきよるごたる。 うちは、寂しゅうして、寂しゅうして、 どげん寂しかか。あんたにゃわかるめえ。ただただとうちゃんが 恋しゅうして、この人ひとりが頼みの綱ばい。 働こうごたる。そりゃあ、働こうごたるですよ自分の足ばつこうて。 働こうごたるですよ。 海の上はよかった。海の上はほんとによかった。 とうちゃんが艪ば漕いで、うちが艪ば漕いで。 いまごろはいつもイカやタコば上げに行きよったとです。 ボラも、あやつたちもあの魚どもも、タコだもも、 みんな可愛いかとですばい。 四月から十月にかけて水俣のシン島の沖は凪でなあー。 水俣の青い空 沖を行く舟はなく 水俣の青い空 怨み唄 風に消え 水俣の青い空 わすれないでこの海を | 海援隊 | 石牟礼道子・補作詞:武田鉄矢 | 千葉和臣 | | うちは、こげん体になってしもうてから、いっそうとうちゃんのことが いとうしゅうてならんとです。 見舞いにいただくもんは、みんなとうちゃんにあげるとです。 うちは口も震えるけん、 こぼれて食べられんもん。それでとうちゃんにあげるとです。 とうちゃんには世話になりよるもんね。 うちは、今のとうちゃんの後添えに嫁に来たとですばい。天草から水俣へ。 嫁に来て三年もたたんうちに、 こげんえたいのしれん奇病(やまい)になってしもうたでしょうが。残念か。 うちはひとりじゃ 着物の前も合わせきらん。手も体も、いつもこげんふるえるでしょうが。 自分の頭がいいつけんとに、 ひとりでふるえるとじゃもんね。それでとうちゃんが、 仕様んなかおなごになったなあちゅうて着物の前ば あわせてくれらす。うちは、もういっぺん元の体になろうごたるですばい。 親さまに働いて 食えしていただいた体じゃもんね。病気することなかったとですよ。 うちは、まえは手も足もどこもかしこも ぎんぎんしとったとですよ。うちはどうしてもこうしても、 もういっぺん元の体にかえしてもろうて、 自分で舟漕いで働こうごたる。今うちは、なさけなか。 病院のベットの上に寝とっても思うことは 仕事のことばっかりです。海の上はよかった。海の上は本当によかった。 春から夏になれば海の中にも いろいろな花が咲く。うちたちの水俣の海はどげんきれいだったかな。 わけても魚どんがうつくしか。 いそぎんちゃくは菊の花の満開のごたる。 海の底の景色も陸の上とおなじに春も夏も秋も冬もあっとですばい。 うちは、きっと海の底には龍宮があるとおもうとる。 夢んごてうつくしか、龍宮があるとおもうとる。 水俣の青い空 鳥は行く大空を 水俣の青い空 空を行く白い雲 うちは、だんだん自分の体が世の中から 離れてゆきよるごとある気がするとですばい。握ることが できんでしようが。自分の手でモノばしっかり握るちゅうことができん。 うちは、とうちゃんの手どころか、 大事なむすこば抱き寄せられんごとある体になっとるでしょうが。 そらもう仕様もなかが、わが口を養う 茶碗も抱かれん。箸も握られんとですよ。 足も地につけて歩きよる気のせん、いっつも宙に浮いとるごたる。 心ぼそか。世の中から一人引き離されてゆきよるごたる。 うちは、寂しゅうして、寂しゅうして、 どげん寂しかか。あんたにゃわかるめえ。ただただとうちゃんが 恋しゅうして、この人ひとりが頼みの綱ばい。 働こうごたる。そりゃあ、働こうごたるですよ自分の足ばつこうて。 働こうごたるですよ。 海の上はよかった。海の上はほんとによかった。 とうちゃんが艪ば漕いで、うちが艪ば漕いで。 いまごろはいつもイカやタコば上げに行きよったとです。 ボラも、あやつたちもあの魚どもも、タコだもも、 みんな可愛いかとですばい。 四月から十月にかけて水俣のシン島の沖は凪でなあー。 水俣の青い空 沖を行く舟はなく 水俣の青い空 怨み唄 風に消え 水俣の青い空 わすれないでこの海を |
嫁さんといっしょに信号が青に変われば 嫁さんといっしょに歩き出す 今日はたまの休みだから 渋谷まで映画見に 何げなく握りしめた 嫁さんの指先が いささか荒れてありまして そっと振り返る でもこうして人生過ぎてゆくのでしょう そして嫁さんと生きてゆくのでしょう 子供のいないさびしさに うさぎなど飼いまして それにイナバと名付けまして 二人で遊んでます 帰りがおくれた夜は 嫁さん一人眠っていた 涙で濡れた杖が いじらしく思えるのです でもこうして人生過ぎてゆくのでしょう そして嫁さんと生きてゆくのでしょう | 海援隊 | 武田鉄矢 | 武田鉄矢 | | 信号が青に変われば 嫁さんといっしょに歩き出す 今日はたまの休みだから 渋谷まで映画見に 何げなく握りしめた 嫁さんの指先が いささか荒れてありまして そっと振り返る でもこうして人生過ぎてゆくのでしょう そして嫁さんと生きてゆくのでしょう 子供のいないさびしさに うさぎなど飼いまして それにイナバと名付けまして 二人で遊んでます 帰りがおくれた夜は 嫁さん一人眠っていた 涙で濡れた杖が いじらしく思えるのです でもこうして人生過ぎてゆくのでしょう そして嫁さんと生きてゆくのでしょう |
ライスカレーお風呂あがりに 夜空見上げて 濡れた髪をふく ひとり帰って 来た故郷に 秋風吹いて 台所から ひびく水音 懐かしい カレーのにおい “すませてきた”と 言ってもきかず 母の背中がジャガイモ刻む 生まれた家は 座る場所さえ 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り灯して ライスカレー たたみに座れば 母が差し出すコップの水と銀のさじ ジャガイモだらけの ライスカレー 子供の頃に 帰りが遅いと 父にしかられ 部屋の隅 泣いても食べた 私がすぐに泣き止むように 母はあの日と同じ笑顔 生まれた家は 座る場所さえ 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り灯して ライスカレー もうすぐ50になる私なのに カレー食べる横顔を 78の母が見つめる 微笑みながら 今夜は二人で枕並べて 眠ろう同じ闇を見て 歳をとるのも悪くはないね 照れずに言えます“長生きしろよ” 生まれた家は 時が止まって 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り消してもカレーのにおい 天の川から 星が流れる 音が聞こえる秋の夜 | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 岩崎文紀 | お風呂あがりに 夜空見上げて 濡れた髪をふく ひとり帰って 来た故郷に 秋風吹いて 台所から ひびく水音 懐かしい カレーのにおい “すませてきた”と 言ってもきかず 母の背中がジャガイモ刻む 生まれた家は 座る場所さえ 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り灯して ライスカレー たたみに座れば 母が差し出すコップの水と銀のさじ ジャガイモだらけの ライスカレー 子供の頃に 帰りが遅いと 父にしかられ 部屋の隅 泣いても食べた 私がすぐに泣き止むように 母はあの日と同じ笑顔 生まれた家は 座る場所さえ 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り灯して ライスカレー もうすぐ50になる私なのに カレー食べる横顔を 78の母が見つめる 微笑みながら 今夜は二人で枕並べて 眠ろう同じ闇を見て 歳をとるのも悪くはないね 照れずに言えます“長生きしろよ” 生まれた家は 時が止まって 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り消してもカレーのにおい 天の川から 星が流れる 音が聞こえる秋の夜 |
ラストバラード産んでくれてありがとな 育ててくれてありがとうな 次の世もまた次の世も あなたの子供に生まれたい 母ちゃんの子供に生まれたい ひつじ雲西へと流れ コスモスの花揺れて見送る 旅立つ母に姉が寄り添い その唇に赤き紅をさす 別れにはうららかなこの日 ありったけのさよならこめて 声を限りのありがとこめて 捧げる白い花 いつもなら私を送り 母が立ってた我が家の前には 黒き服着た人たち並び あなたひとりを今日は送ります 泣きなさいそう言いながら 涙流してるご近所の方 おじぎばかりをしておりますが 故郷有難し 走馬灯めぐる思い出 何故か微笑む笑顔の母ばかり 小さき箱の母を抱きしめ 眠れど母は夢に現れず 我が母は逝きし後にも 安らかに私を眠らせ 母の姿は心におります いつもいついつまでも | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 産んでくれてありがとな 育ててくれてありがとうな 次の世もまた次の世も あなたの子供に生まれたい 母ちゃんの子供に生まれたい ひつじ雲西へと流れ コスモスの花揺れて見送る 旅立つ母に姉が寄り添い その唇に赤き紅をさす 別れにはうららかなこの日 ありったけのさよならこめて 声を限りのありがとこめて 捧げる白い花 いつもなら私を送り 母が立ってた我が家の前には 黒き服着た人たち並び あなたひとりを今日は送ります 泣きなさいそう言いながら 涙流してるご近所の方 おじぎばかりをしておりますが 故郷有難し 走馬灯めぐる思い出 何故か微笑む笑顔の母ばかり 小さき箱の母を抱きしめ 眠れど母は夢に現れず 我が母は逝きし後にも 安らかに私を眠らせ 母の姿は心におります いつもいついつまでも |
竜馬かく語りき生きてゆくのは闘いなんだから 夢をいだくのさえ闘いなんだから 今は信じれる友の手を 振り切るだけのやさしさをもてと かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき 生まれ来る小鳥さえも カラを破り 空を見つめて飛ぶことを知る だから 禁じられた扉を拳で打ちこわせ この世の掟は カラクリと笑え かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき 人の心は弱いものだから つまずき裏切る哀しいものだから わかってくれる人など求めるな 情けも愛も この身をしばる かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき 時代はいつでも逆巻く流れ 求める夢を打ちくだきながら でも命ある者よ この河を渡れ 生きてる証しを確かめるために かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | | 生きてゆくのは闘いなんだから 夢をいだくのさえ闘いなんだから 今は信じれる友の手を 振り切るだけのやさしさをもてと かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき 生まれ来る小鳥さえも カラを破り 空を見つめて飛ぶことを知る だから 禁じられた扉を拳で打ちこわせ この世の掟は カラクリと笑え かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき 人の心は弱いものだから つまずき裏切る哀しいものだから わかってくれる人など求めるな 情けも愛も この身をしばる かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき 時代はいつでも逆巻く流れ 求める夢を打ちくだきながら でも命ある者よ この河を渡れ 生きてる証しを確かめるために かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき かつて竜馬かく語りき |
路地裏で…路地裏に夕焼けが 静かに降りて来る 遊びつかれた子供らが 坂道をかけて行く ガラス窓に一人頬をよせながら 待つ事になれてしまった ようこが待ってる ようこ 今でも君の事 好きで 好きで 大好きで ようこ そして今日も 知らぬ間に部屋の扉たたいていた 色あせた思い出の写真を 見つめながら 淋しさをこらえてた涙が あふれそうと呟く ごめん貴女の胸で少し泣きますと 涙 頬に光らせて ようこがほほえむ ようこ そんな君の事 好きで 好きで 大好きで オー ようこ 貴方を幸福に できないくせに抱きしめた 路地裏に 月の光が 冷たく降りて来る 淋しげな寝顔で貴方は 何を夢見るの 朝を君と二人で過ごしてしまうと この恋が 夢からさめる だから帰ります ようこ それでも君の事 好きで 好きで 大好きで ようこ だから貴方の知らぬ間に 暗い夜道をかけだして | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 路地裏に夕焼けが 静かに降りて来る 遊びつかれた子供らが 坂道をかけて行く ガラス窓に一人頬をよせながら 待つ事になれてしまった ようこが待ってる ようこ 今でも君の事 好きで 好きで 大好きで ようこ そして今日も 知らぬ間に部屋の扉たたいていた 色あせた思い出の写真を 見つめながら 淋しさをこらえてた涙が あふれそうと呟く ごめん貴女の胸で少し泣きますと 涙 頬に光らせて ようこがほほえむ ようこ そんな君の事 好きで 好きで 大好きで オー ようこ 貴方を幸福に できないくせに抱きしめた 路地裏に 月の光が 冷たく降りて来る 淋しげな寝顔で貴方は 何を夢見るの 朝を君と二人で過ごしてしまうと この恋が 夢からさめる だから帰ります ようこ それでも君の事 好きで 好きで 大好きで ようこ だから貴方の知らぬ間に 暗い夜道をかけだして |
私の祈り(私約聖書)僕と僕につながる人たちに 安らぎよあれ 僕の唄があなたとの 約束でありますように 僕の心が苦しみ 旅するものでありますように 激しく生きる命をください 激しく生きる命を 生きて行くことが救いであるような 激しく生きる命を 命をください 涙をぬぐうあなたの指が 僕の手に重りますように 一つの恋があなたの胸で 滅びぬ花になりますように 愛と呟く言葉が あなたの耳にひびきますように 激しく生きる命をください 激しく生きる命を 生きて行くことが祈りであるような 激しく生きる命を 命をください | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | | 僕と僕につながる人たちに 安らぎよあれ 僕の唄があなたとの 約束でありますように 僕の心が苦しみ 旅するものでありますように 激しく生きる命をください 激しく生きる命を 生きて行くことが救いであるような 激しく生きる命を 命をください 涙をぬぐうあなたの指が 僕の手に重りますように 一つの恋があなたの胸で 滅びぬ花になりますように 愛と呟く言葉が あなたの耳にひびきますように 激しく生きる命をください 激しく生きる命を 生きて行くことが祈りであるような 激しく生きる命を 命をください |
私のなかの銀河浜辺で拾った 小さなこの貝殻が どうして渦巻く形になったのか 教えてくれたのは 貴方でした それは夜空の 闇に輝く銀河 その波音が貝には聴こえて 銀河に見とれて 渦巻いたという 私の耳も貝の殻 貴方の声が聴きたいけれど 貴方は星より遠い人 森で咲いてる いろんな花の花びらが 色あざやかに なぜ染まったのか 教えてくれたのは 貴方でした それは陽射しを 空から降らせる太陽 燃える炎が花には見えて 炎に憧れて 花びら染めた 私の恋も咲いたけど 貴方が陽射しを降らせてくれず 私ひとりが 色のない花 私の心の不思議さは 貴方を静かに思い出す時 銀河とおなじ 渦を巻く | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 浜辺で拾った 小さなこの貝殻が どうして渦巻く形になったのか 教えてくれたのは 貴方でした それは夜空の 闇に輝く銀河 その波音が貝には聴こえて 銀河に見とれて 渦巻いたという 私の耳も貝の殻 貴方の声が聴きたいけれど 貴方は星より遠い人 森で咲いてる いろんな花の花びらが 色あざやかに なぜ染まったのか 教えてくれたのは 貴方でした それは陽射しを 空から降らせる太陽 燃える炎が花には見えて 炎に憧れて 花びら染めた 私の恋も咲いたけど 貴方が陽射しを降らせてくれず 私ひとりが 色のない花 私の心の不思議さは 貴方を静かに思い出す時 銀河とおなじ 渦を巻く |
ワタル客もまばらなライブハウスの 軋む舞台で 背中丸めて 夜汽車の歌を唄ってた 悲しい歌を唄うのだったら まずはテメエが悲しくなくちゃと 強がる声は酔っていた あんたの唄は石ころだった 坂道転がる石ころだったが ダイヤモンドのふりしなかった ホントは歌を唄わない方が 幸せなんだと口ぐせだった ワタルという名の奴がいた 地面に座って泣いているような あんたの唄とギターの響き 土と草との匂いがした この手のひらでさわれないもの それを勝手に愛だと名づけ 知ったかぶりをしなかった 夜空と陸との隙間を抜けて 歌の向こうへ歩いて行った ワタルという名の奴がいた | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 海援隊 | 客もまばらなライブハウスの 軋む舞台で 背中丸めて 夜汽車の歌を唄ってた 悲しい歌を唄うのだったら まずはテメエが悲しくなくちゃと 強がる声は酔っていた あんたの唄は石ころだった 坂道転がる石ころだったが ダイヤモンドのふりしなかった ホントは歌を唄わない方が 幸せなんだと口ぐせだった ワタルという名の奴がいた 地面に座って泣いているような あんたの唄とギターの響き 土と草との匂いがした この手のひらでさわれないもの それを勝手に愛だと名づけ 知ったかぶりをしなかった 夜空と陸との隙間を抜けて 歌の向こうへ歩いて行った ワタルという名の奴がいた |