はぐれ川成世昌平 | 成世昌平 | 亜蘭忍 | 安藤実親 | | なみだ酌むよな わかれ酒 酔うて切れない 未練の糸が すすり泣くよに ほろほろと であいと別れ 繰り返し 行きも帰りも おんな坂 恋の大阪(北新地) 女坂 おくれ髪哀し わかれ雨 酔うて焦がれて 情念が燃える 赤い命灯 めらめらと であいと別れ 重ねても 通り過ぎれば わすれ橋 かすむ長堀 忘れ橋 背中さみしい わかれ影 酔うてすがれば 袂が揺れる 夢も運命も ゆらゆらと であいと別れ 数えては 明日に流れる はぐれ川 くれる堂島 離暮川 |
浪曲渡り鳥美空ひばり | 美空ひばり | 石本美由起 | 安藤実親 | 安藤実親 | 旅のこころを ひかれるままに いつかおぼえた 浪花節 恋の傷みを 翼に抱いて 飛べばさびしい 山や川 あ…… あ……ん 涙 一ふし渡り鳥 のどの渋さは 母さんゆずり 空の星さえ 聞き惚れる 今じゃ故郷の 噂が遠い 風にきいても わからない あ…… あ……ん 未練三味線 渡り鳥 秋の関東 吹雪の越後 どこで迎える お正月 のれん酒場の お客に呼ばれ つもる苦労の ひき語り あ…… あ……ん 意地がささえの 渡り鳥 |
夢綴り北岡ひろし | 北岡ひろし | 春日ゆき | 安藤実親 | | 恋に命が 賭(か)けられますか 愛を命と 生きられますか 恋はいつでも 儚(はかな)いものと 泣いて 愛の絆(きずな)を 切なく確かめて あなただけです ほんとよ あなただけ この世に一つの いのちと愛を 夢をみました 小さな夢を ひとりぼっちを 埋(うず)めた夢よ 寂(さみ)しすぎるわ 甘えてみたい 心 嘘(うそ)で隠(かく)して 隠してひとりごと あなただけです ほんとよ あなただけ この世に一つの いのちと愛を 逢って別れて その繰り返し だけどあなたと 夢綴(つづ)ります 抱いてください 溺(おぼ)れるほどに 激(つよ)く 燃えて炎が この身を溶かすまで あなただけです ほんとよ あなただけ この世に一つの いのちと愛を |
おんなの街道水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | 安藤実親 | 小股に風を はらませながら 埃も立てずに 旅をゆく うしろ姿は 浮世絵だけど 女一匹 炎の意気地 お酒に酔いたきゃ 呑めばいい 泣きたいときには 泣けばいい 泣けばいい 流れる雲も みだれる花も きまぐれ浮世の 道しるべ 情に棹さし 絆に負けて 女一匹 やさしく熱く 好いたらとことん 惚れりゃいい 冷めたらさっさと 切れりゃいい 切れりゃいい 母にはなれぬ 男はみんな 女房に母親 させたがる 惚れた弱身で 苦労を背負い 女一匹 花なら椿 吹雪の白にも 染まらずに 紅・燃える その姿 その姿 |
恋に拍手をこまどり姉妹 | こまどり姉妹 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 恋に…… 恋に拍手を 恋をするのは 誰でもするが 下手な遊びは けがのもと うまくやったら 玉のこし 恋は気まぐれ 風まかせ ハア やってみて泣いてみて 恋はそれでも アア いいものよ 恋に…… 恋に拍手を 風にいやよと スネてたくせに いつか咲いてる 恋の花 お医者さまでも さじ投げる 恋は異なもの 味なもの ハア やってみて泣いてみて 恋はそれでも アア いいものよ 恋に…… 恋に拍手を 好きになったら 一にも二にも 押して通すが 勝負だよ 金や名誉は 二の次で 恋に上下の くらいなし ハア やってみて泣いてみて 恋はそれでも アア いいものよ |
全国ご町内音頭原田直之・佐藤智恵美 | 原田直之・佐藤智恵美 | 矢島義郎 | 安藤実親 | | 町の広場で ゆれる提灯(ちょうちん) 浴衣の姿 ヨイサ ヨイサ ヨイサ 花のすげ笠 小手をかざして 踊る仕草のなまめかし ヤレホラホレホレ トトントトン 叩く太鼓の音に合わせて ねり行く姿 ヨイサヨイサヨイサ 厚い化粧の鳥追姿 ゆれるあの腰なまめかし ヤレホラホレホレ トトントトン 小首かしげて 囃す誰かに 流し目送るヨイサヨイサヨイサ 高く上った花火につれて 踊る娘のなまめかし ヤレホラホレホレ トトントトン 肩の手拭い 口に銜えて 此方を向いてヨイサヨイサヨイサ 笛の高音に を踏んだ 笑う眼差しなまめかし ヤレホラホレホレ トトントトン 町の広場で ゆれる提灯(ちょうちん) 浴衣の姿 ヨイサ ヨイサ ヨイサ 花のすげ笠 小手をかざして 踊る仕草のなまめかし ヤレホラホレホレ トトントトン |
浪曲渡り鳥天童よしみ | 天童よしみ | 石本美由起 | 安藤実親 | | 旅のこころを ひかれるままに いつかおぼえた 浪花節 恋の傷(いた)みを 翼に抱いて 飛べば淋しい 山や川 あ…… あ……ん 涙一(ひと)ふし 渡り鳥 のどの渋さは 母さんゆずり 空の星さえ 聞き惚れる 今じゃ故郷の 噂が遠い 風にきいても わからない あ…… あ……ん 未練三味線 渡り鳥 秋の関東 吹雪の越後 どこで迎える お正月 のれん酒場の お客に呼ばれ つもる苦労の ひき語り あ…… あ……ん 意地がささえの 渡り鳥 |
劇唱 天保水滸伝姿憲子 | 姿憲子 | 東逸平 | 安藤実親 | 伊戸のりお | 利根は日暮れる 薄(すすき)は眠る 闇のしじまが 訪れる それじゃあんまり つれなかろうと 眉のかたちの 月が出る 女房泣かせの 女房泣かせの 三度笠 ご存知 天保水滸伝 「なんで侠(おとこ)は ぶつかりたがる 意地と意地との 鉢合わせ 露に身の錆(さび)濡らす夜 侘しいねえ」 昔 懐かし 侍 捨てた 詫びる おのれの 成れの果て 友のためなら 笑って死ねる どうせ この世の 流れ星 一つぐらいは 一つぐらいは 善いことを ご存知 天保水滸伝 「相撲甚句(すもうじんく)が はらわた抉(えぐ)る けりがつかない 勝負石(しょうぶいし) 恋も命も 風まかせ 切ないねえ」 人は争う 悲しいけれど 利根(みず)の流れが 尽きるとも 女 惚れたら 生き死に一緒 義理も人情も 懐に こころ安らぐ こころ安らぐ 世にしたい ご存知 天保水滸伝 |
男振り鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 鈴木紀代 | 安藤実親 | 蔦将包 | ガキの頃から わんぱく坊主 ぎこちないほど 舌足らず 愚痴も無ければ ホラも無い 元気一つが 取り柄の男 五臓六腑に 酒しみわたりゃ 何でも来いの 何でも来いの 男振り 崖の上から 突き落とされて ギャーと泣くほど ヤワじゃない ぐっと固唾を 飲み込んで ゲキを自分で 自分に飛ばす 剛気なくせに 涙にもろい 女が惚れる 女が惚れる 男振り がんじがらめの この世の中で 義理と人情 忘れない 愚図で真面目で 不器用で ゲンもかつげば 御輿もかつぐ 後手にまわれば 本領発揮 かかって来いの かかって来いの 男振り |
歩氷川きよし | 氷川きよし | 関沢新一 | 安藤実親 | 石倉重信 | 肩で風きる 王将よりも 俺は持ちたい 歩のこころ 勝った負けたと 騒いじゃいるが 歩のない将棋は 負け将棋 世間歩がなきゃ なりたゝぬ あの娘いい娘だ 離れもせずに 俺を信じて ついてくる みてろ待ってろ このまますまぬ 歩には歩なりの 意地がある いつかと金で 大あばれ 前に出るより 能なし野郎 吹けば一番 飛ぶだろう だけど勝負は 一対一よ 王将だろうと 何だろと 後にゃ引かない 俺のみち |
鬼面児水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | | 涙街道 左が崖で 右が地獄の 一丁目 うしろ向くなよ 横向くな 花咲く世界が 欲しければ 男は 男は 鬼になれ 傘をさしても 骨まで濡れる みれん横町 別れ雨 すがりつかなきゃ 生きられぬ 女がかわいい 花ならば 男は 男は 鬼になれ 墓に入って 目をとじるまで わかりゃしないぜ 勝ち負けは 泥をつかんで 立上る 根性次第で 夜が明ける 男は 男は 鬼になれ |
姿三四郎村田英雄 | 村田英雄 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 人に勝つより 自分に勝てと 言われた言葉が 胸にしむ つらい修業と 弱音を吐くな 月が笑らうぞ 三四郎 花と咲くより 踏まれて生きる 草のこころが 俺は好き 好きになっては いけない恋に 泣けば雨ふる 講道館 しめた黒帯 一生かけて 業も捨身の 山あらし 男だったら やるだけやるさ それが道だよ 三四郎 |
どこかでありがとう水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | | 道がなければ 歩けない 橋がなければ 渡れない 山がなければ 登れない 鏡がなければ うつせない なにかがあるから なにかができる やっぱり この世は ありがとう イワシの頭に ありがとう サンマの煙りに ありがとう お鍋の蓋にも ありがとう ありがとう 秋があるから 春がある 春があるから 恋がある 恋があるから 涙あり 涙があるから 忘られる なにかがどこかで つながっている やっぱり この世は ありがとう あなたの故郷に ありがとう 流れる雲にも ありがとう 広場のブランコ ありがとう ありがとう 夢があるから 生きられる 生きているから からみあう からみあうから 火ともえる もえれば答えも 生まれるさ なにかがあるから なにかができる やっぱり この世は ありがとう けんかの友達 ありがとう 買物籠にも ありがとう 爪切り鋏に ありがとう ありがとう |
お前ってやつは津田文彦 | 津田文彦 | 野村耕三 | 安藤実親 | | 生きる修羅場に 傷ついて 酒にすがれば 酔いどれる そんな男の 弱根をみても 黙ってついて 来てくれる お前ってやつは… お前ってやつは… うムー 参ったなァ 夢を追いかけ はずされて いつか世間に 背を向ける 拗ねて荒んだ 心にしみた 優しい花の こぼれ紅 お前ってやつは… お前ってやつは… うムー 負けたよ 明日という日の 約束を 指に結んだ 紙こより 過去を捨てたい この俺だけに 仕ぐさ嬉しい 思いやり お前ってやつは… お前ってやつは… うムー 泣けるぜ |
いっぽんどっこの唄福田こうへい | 福田こうへい | 星野哲郎 | 安藤実親 | 高田弘 | ぼろは着てても こころの錦 どんな花より きれいだぜ 若いときゃ 二度とない どんとやれ 男なら 人のやれない ことをやれ 涙かくして 男が笑う それがあの娘にゃ わからない 恋だなんて そんなもの いいじゃないか 男なら なげた笑顔を みておくれ 何にはなくても 根性だけは 俺の自慢の ひとつだぜ 春が来りゃ 夢の木に 花が咲く 男なら 行くぜこの道 どこまでも |
魚のロック水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | | お客さん お客さん 知らない仲でも ないくせに ……… そんなに冷たい まなざしで みつめちゃ 魚が かわいそう 私の商売 魚屋で 親子五代 魚には 一方ならぬ 恩義がある そこで魚の 肩をもつ それが仁義と いうもので ひとこと言わせて もらうなら ここに並んだ この魚 生まれは アフリカ ニューギニヤ はたまた メキシコ マレーシヤ ガラスのように 澄みきった 海で育った 魚たち 身の潔白を 信じてと 心は切なく 叫べども 魚は言葉が 話せない そこで弁護の一席を 悪声ながらも つとめます お客さん お客さん 親父がお世話に なりました ……… 娘の私も よろしくと サンマが 流し目 使ってる 私の商売 魚屋で 魚の気持が よくわかる マグロは健康優良児 サワラは心も 爽やかで コチはコチコチ 努力家で いさぎのよいのが イサキなら ブリはブリブリ 怒りん坊 あわて者なら 車エビ 魚の気持が 知りたけりゃ 黙ってその目を 見ればよい 逢いタイ 見タイ 甘えタイ ホウボウさがして みたけれど コノシロこそは タラひとり サヨリになれる カレイちゃん あの娘をニシンに しておいて シイラないとは イワシない |
ひとり居酒屋水沢明美 | 水沢明美 | 三浦康照 | 安藤実親 | 渡辺博史 | お酒呑むたび 悲しくて たまらないほど 淋しいの そんな心を ひきずりながら 来ないあなたを 今夜も待つの ひとり居酒屋 なみだ酒 なみだ酒 お前ひとりが 命だと 言った言葉は 嘘かしら いいのそれでも あなたに賭けた 夢を信じて だまされましょう しぐれ居酒屋 想い酒 想い酒 酔えば痛むの 胸の傷 なによ今更 泣くなんて 遠い過去(むかし)と 諦らめながら 逢ってもいちど 甘えてみたい ひとり居酒屋 しのび酒 しのび酒 |
寿三杯船福田こうへい | 福田こうへい | 星野哲郎 | 安藤実親 | 伊戸のりお | 一番船には 親が乗り 三番船には 孫が乗り 中の船には おまえとおれが 紋付き 留袖 晴れ姿 よーいさよいこら よーいとさっさ めでためでたの 寿上り船 一番船には 富士の山 三番船には こもかぶり 中の船には 鶴亀乗せて 七福神も ほろ酔いで よーいさよいこら よーいとさっさ 飲めや歌えの 寿揃い船 一番船には 夢を乗せ 三番船には ど根性 中の船には 度胸を乗せて ジャンジャカしぶきを かき分けて よーいさよいこら よーいとさっさ 明日へ旅立つ 寿祝い船 |
青空浪人の唄水前寺清子 | 水前寺清子 | 関沢新一 | 安藤実親 | | 来る日が毎日 おんなじだったなら 昨日も今日も なんの意味もない 何かが起るから その日があって チャンチャンチャーン 砂ぼこり 斬られてつかれて 百年目 やらなきゃならない 奴がいる ああすりゃこうなる それからああなると わかっていたら 生きるハリがない 一寸先なら まっくら闇よ まっくら闇から 何かを掴む チャンチャンチャーン 砂ぼこり 斬られてつかれて 百年目 いつかはひろがる 青い空 こころとこころで 話が出来たなら この世に涙なんか なくてよい 口先だけだから あの人だって だまされましたと 涙をながす チャンチャンチャーン 砂ぼこり 斬られてつかれて 百年目 だまっちゃいないよ 腹の虫 |
男富士玉村静一郎 | 玉村静一郎 | 大澤実 | 安藤実親 | 松井達夫 | 男 生きるに 飾りはいらぬ 汗にまみれて 九十九道 嶺は高いが 弛まず一歩 苦労重ねて 積み上げて 明日は極める 男 富士 明日は極める 男 富士 夢に すがれば 足場が崩れ 意地も通さぬ 百曲がり 嶺は雲突く 草木も生えぬ 馬鹿を承知で 歩む道 胸突き八丁 男 富士 胸突き八丁 男 富士 夏も 凍てつく あの山頂きは 我慢通した 親父の背 嶺は尖るが 裾野は丸い 情け学んだ おふくろ似 夜明けは間近だ 男 富士 夜明けは間近だ 男 富士 |
いっぽんどっこの唄三山ひろし | 三山ひろし | 星野哲郎 | 安藤実親 | 伊戸のりお | ぼろは着てても こころの錦 どんな花より きれいだぜ 若いときゃ 二度ない どんとやれ 男なら 人のやれない ことをやれ 涙かくして 男が笑う それがあの娘にゃ わからない 恋だなんて そんなもの いいじゃないか 男なら なげた笑顔を みておくれ 何はなくても 根性だけは 俺の自慢の ひとつだぜ 春が来りゃ 夢の木に 花が咲く 男なら 行くぜこの道 どこまでも |
てっぺんまごころ水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | | 思いつめても とどかぬものは 恋の高嶺に 咲いた花 あんたなんかにゃ とてもじゃないが むりなことだと 云われれば よけいこの胸 もえるのさ てっぺんまごころ てっぺんまごころ おしとおせ くらい裏街 灯影の下で 母の便りを 読み返す 意地を張らずに 戻ってこいと さとすやさしい ひらがなに つもる不孝の わびを云う てっぺん涙を てっぺん涙を だれが知ろ きのう大将 きょう二等兵 かわるさだめの 浮き沈み つよいだけでは どうにもならぬ 誠だけでも 及ばない 花と茨を かきわけて てっぺん人生 てっぺん人生 よじのぼれ |
いっぽんどっこの唄一条貫太 | 一条貫太 | 星野哲郎 | 安藤実親 | 伊戸のりお | ぼろは着てても こころの錦 どんな花よりきれいだぜ 若いときゃ 二度ない どんとやれ 男なら 人のやれない ことをやれ 涙かくして 男が笑う それがあの娘にゃ わからない 恋だなんて そんなもの いいじゃないか 男なら なげた笑顔を みておくれ なにはなくても 根性だけは 俺の自慢のひとつだぜ 春が来りゃ 夢の木に 花が咲く 男なら 行くぜこの道 どこまでも |
二代船弘月英太朗 | 弘月英太朗 | 池口恵顴 | 安藤実親 | 佐伯亮 | 陸へ上がった おやじの後を 継いで乗り出す 二代船だよ 漁師稼業の きびしさつらさ 何んの怖かろ 恐れはしない 揺れる舳先に 揺れる舳先に 陽がおどる 目指すゆくえは 嵐か時化か 度胸まかせの 木の葉船だよ 伊達にゃ染めない 赤銅色だ 燃やす斗魂 汐路の果てに 海の男の 海の男の 夢がとぶ 二百海里に いのちをかける おやじゆずりの 二代船だよ 風にはためく 大漁旗を 待つは港の 妻子の笑顔 胸に抱きしめ 胸に抱きしめ 波を蹴る |
男の炎情(ほのお)弘月英太朗 | 弘月英太朗 | 池口恵觀 | 安藤実親 | | 空に火を噴く 山みれば 胸がまっ赤に 燃えたぎる やる気 負けん気 男じゃないか さつま生れの ど根性 みせてやろうか 男の炎情 度胸決めたら この命 人のためなら くれてやる 男一代 正義の人生を わき目振らずに つき進む どんと咲かせる 男の炎情 どうせこの世は 一度きり 生きた証拠が 何になる 野暮なご意見 今更無用 伊達に持たない 心意気 情け火の国 男の炎情 |
いっぽんどっこの唄大江裕 | 大江裕 | 星野哲郎 | 安藤実親 | 伊戸のりお | ぼろは着てても こころの錦 どんな花より きれいだぜ 若いときゃ 二度ない どんとやれ 男なら 人のやれない ことをやれ 涙かくして 男が笑う それがあの娘にゃ わからない 恋だなんて そんなもの いいじゃないか 男なら なげた笑顔を みておくれ 何はなくても 根性だけは 俺の自慢の ひとつだぜ 春が来りゃ 夢の木に 花が咲く 男なら 行くぜこの道 どこまでも |
大勝負三山ひろし | 三山ひろし | 関沢新一 | 安藤実親 | 安藤実親 | 一つ男は 勝たねばならぬ 二つ男は 惚れなきゃならぬ 三つ男は 泣いてはならぬ 前向け 右向け 左向け 男は三つで 勝負をかける 一つ女は 守らにゃならぬ 二つ女は だましちゃならぬ 三つ女に 溺れちゃならぬ なみ足 はや足 しのび足 男は三つで 女と生きる 一つ命は 大事に使え 二つ命は いつでも捨てろ 三つ命は 男を決める はや道 おそ道 まわり道 男は三つで 天下をつかむ |
全国ご町内音頭原田直之・佐藤千恵美 | 原田直之・佐藤千恵美 | 矢島義郎 | 安藤実親 | | 町の広場で ゆれる提灯(ちょうちん) 浴衣の姿 ヨイサ ヨイサ ヨイサ 花のすげ笠 小手(こて)をかざして 踊る仕草(しぐさ)の なまめかし ヤレホラ ホレ ホレ トトントトン 叩く太鼓の 音に合わせて ねり行く姿 ヨイサ ヨイサ ヨイサ 厚い化粧の 鳥追姿(とりおいすがた) ゆれるあの腰 なまめかし ヤレホラ ホレ ホレ トトントトン 小首かしげて 囃(はや)す誰れかに 流し目送る ヨイサ ヨイサ ヨイサ 高く上った 花火につれて 踊る娘の なまめかし ヤレホラ ホレ ホレ トトントトン 肩の手拭い 口に銜(くわ)えて 此方(こっち)を向いて ヨイサ ヨイサ ヨイサ 笛の高音に 蹈鞴(たたら)を踏んだ 笑う眼差(まなざ)し なまめかし ヤレホラ ホレ ホレ トトントトン 町の広場で ゆれる提灯(ちょうちん) 浴衣の姿 ヨイサ ヨイサ ヨイサ 花のすげ笠 小手(こて)をかざして 踊る仕草(しぐさ)の なまめかし ヤレホラ ホレ ホレ トトントトン |
柔道水滸伝村田英雄 | 村田英雄 | 関沢新一 | 安藤実親 | 安藤実親 | 言われてはげむも修行なら 言われなくても やるのが修行 つらい涙を 無駄にはするな あすの時代を きずくため あゝ 花の 花の 柔道水滸伝 花なら春には 咲くだろが なにもいわずに 黒帯しめる 雲にきけきけ 男の恋は 出方しだいで 火と燃える あゝ 恋の 恋の 柔道水滸伝 鏡に自分をうつすより 人のふりみて 我が身をたゞす 泣くなとまるな やるぞと決めた 道に終りはないはずだ あゝ 花の 花の 柔道水滸伝 |
にんげんどっこの唄水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | 安藤実親 | 涙ながして 泣くひとよりも こらえて笑う ひとが好き 若い身だもの 花だもの 二度や三度で やめられましょうか 一から十まで やってみて アやってみて それでもだめなら あきらめる とめてくれるな 自分のからだ 自分の鞭(むち)で 叩(たた)きたい 君はだめだと 云われても 行ってみなけりゃ あきらめられぬ 一から十まで やってみて アやってみて それでもだめなら あきらめる 昨日情に おぼれてしずみ 今夜は酒に しがみつく 嘘もつけない 男には 生きてゆくのも 楽ではないが 一から十まで やってみて アやってみて それでもだめなら あきらめる |
青空を見たかい水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | 重松岩雄 | 青空を見たかい 見たかい青空を 一日一度は しみじみと 見つめてごらんよ あの空を 机の引出し ズボンの折目 そんなのばかりを 見ていると 小さく小さく なっちゃうぞ 青空を見たかい 見たかい青空を みんなの空だぞ 僕たちの 相談相手だ あの空は 君らの悩みを 引受けますと にこにこわらって まってるぜ いばった顔など してないぜ 青空を見たかい 見たかい青空を 一日一度は のんびりと ながめてごらんよ 気が晴れる くよくよするなと はげましてるぜ まっ白い雲の ハンカチを ゆらゆらゆらゆら ふってるぜ |
新吾十番勝負舟木一夫 | 舟木一夫 | 植田俤子 | 安藤実親 | 安藤実親 | さびしかろうと 涙は見せぬ 耐えて育った 山と川 抜いた刀に 抜いた刀に 涙かくして 新吾強いぞ 一人旅 水に捨てよか はかない恋は いずれ一夜の 忘れ草 若い命を 若い命を 勝負にかけて 葵の剣は 今日も舞う 誰が吹くのか 横笛遠く 風に流れて 消えて行く 今宵新吾の 今宵新吾の 十番勝負 なぜか淋しい 月あかり |
大逆転のマーチ水前寺清子 | 水前寺清子 | 星野哲郎 | 安藤実親 | 小山恭弘 | 男という字を 手のひらに書いて ペロリとなめたら ファイトが燃えるよ 一点とられても 三点とればよい 四点とられたら 八点とればよい 負けても 負けても どたんばで 若者ならば 夢をみろ 満るい逆転 ホームラン いいとこばっかり 見せてはだめよ 素顔の自分を さらけていこう 一回ふられたら 三回プロポーズ 百回ふられても 千回恋をする そらゆけ涙の 枯れるまで 女はいつも 夢をみる 炎の愛に 咲く花を 涙という字を 手のひらに書いて ペロリとなめたら 笑顔がかえるよ なんべん転んでも にっこり起きあがる ひきょうに勝つよりも 堂々負けてやれ なにくそ人生 マラソンだ いつかは君の 目の前で 大逆転を やるんだぞ |
あなた好みの女です姿憲子 | 姿憲子 | 松井由利夫 | 安藤実親 | 船橋まこと | あなたの強い 腕に抱かれて わたしは幸福(しあわせ) かみしめる 命もあげます 心もあげる おもわず涙が こみあげる あなた あなた あなた好みの わたしは 女です あなたのために つくしたいのよ 女の真実(まこと)を ひとすじに どういう無理でも 話してほしい 生きるも死ぬのも 一緒なの あなた あなた あなた好みの わたしは 女です あなたがいれば 生きて行けるの 明日がどんなに つらくても お願いですから おそばにおいて はじめてつかんだ 恋だもの あなた あなた あなた好みの わたしは 女です |
闘魂姿憲子 | 姿憲子 | 関沢新一 | 安藤実親 | 安藤実親 | 嵐が男を 試すとき 花は男の ために散る 俺はやる 俺はやる 君もやれ 一にも 二にも 前に出ろ 赤い血潮が あるならば 泣く日もあるだろ 人のため 知らぬふりなど 出来ぬ性格(たち) それでいい それでいい 男なら 黒帯一本 道一つ 行けばあの娘(こ)の 声がする 正義が勝つとは 限らぬが 勝たなきゃ生まれた 価値がない 俺は行く 俺は行く 君も行け 転んで泣くな すぐ起きろ 花の咲くのを 見たいなら |