恋愛小説山口かおる | 山口かおる | かず翼 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | 哀しみに連れられて ここまで来たけど 幾つもの季節を越え 二人は出逢った もう離さないで あなたのそばにいて ときめきを綴らせて 最後のページまで 愛は飾るものじゃ ないことを 気づかせて くれた人 あぁ女は 誰でもヒロイン ただひとつの物語 生きて行く 想い出は胸の中 あふれているけど 色褪せてしまったのよ あなたに出逢って 今幸せが 小さな破片(かけら)でも 夢色で描きたい 最後のページまで 愛は道に迷う こともある すれ違う こともある あぁ女は 信じていたいの あなただけの安らぎに なりたいの 愛は飾るものじゃ ないことを 気づかせて くれた人 あぁ女は いつでも待ってる 命かけて悔やまない 運命を |
落蕾~ラクライ~木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 奥野真哉 | 枯れた空にまた誰かの夢がひとつ消え 報われない祈りだけがただ彷徨って 眩しいほど鮮やかだと感じてた日々 薄れてゆく剥がれてゆく見る影もなく 想いの強さだけじゃたどり着けないの? 行かないで もっとそばにいて もう少しだけ 散らないで 咲いてもいないのに つぼみのまま 捨てられない未来がここにあるから 旅はやがて沼のように蜘蛛の巣のように もがくほどに焦るほどに遠ざかっていく 望みがないってだけで逃げたくはない 行かないで もっとそばにいて もう少しだけ 覚めないで 夢の続きを奪わないで 負けられない理由がここにあるから 憧れなら消えちゃいないだろう? 歩き始めたあの頃のまま 行かないで もっとそばにいて もう少しだけ 散らないで 咲いてもいないのに つぼみのまま 行かないで もっとそばにいて もう少しだけ 覚めないで 夢の続きを奪わないで 捨てられない未来がここにあるから |
小樽秋冬城之内早苗 | 城之内早苗 | たきのえいじ | 木村竜蔵 | 若草恵 | 歩いてください 私の隣 生きてゆくのが 不器用だから 約束なんていりません 一生そばにいるだけで 小樽秋冬 逢えてよかった 月が運河に 揺れている 小樽秋冬 点るガス灯 あなたが私の最後のコイビト いつもと変わらぬ 街並みなのに 何故か不思議ね 変わって見える 淋しさだけが トモダチで 暮らしてきたわ 昨日まで 小樽秋冬 ジャズが鳴いてる 枯れたピアノが 沁みてくる 小樽秋冬 何もいらない あなたの他には なんにもいらない 小樽秋冬 逢えてよかった 月が運河に 揺れている 小樽秋冬 点るガス灯 あなたが私の最後のコイビト |
マルガリータ水森かおり | 水森かおり | 円香乃 | 木村竜蔵 | 西村真吾 | 何を飲むかと 聞かれたから マルガリータと こたえたの 「イイ女が 飲む酒だ」 あなたはあの日 からかった 想い出に 泣くには まだ 酔いも浅く 悪ぶって 遊ぶには まだ 月も低い 遠い想い出の島 マヨルカに 私は一人… 何を飲むかと 聞かれるたび マルガリータと こたえるの イイ男は そういない こぼれた吐息 飲み干した 忘れたと 言うには まだ 傷も深く 別の恋 探すには まだ 心途中 あなた諦めるため マヨルカに 私は来たの… 携帯が 鳴るたび まだ 心乱れ うそぶいて みせるには そう 愛しすぎた ドアを振り返る癖 マヨルカに 私は一人… |
ターミナル沓子 | 沓子 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | 都会の雨 ネオン滲(にじ)ませ 濡らした駅 もう一人で 大丈夫 あなたを残して さよならを 明日(あした)からは きっともう 来ることのないホームで 泣いて 少し泣いて ラッシュに 駆けてゆく 募る 想いも全て 置いて ゆきたい 出逢い別離(わかれ)の ターミナル 一度きりの わがままばかり 聞き飽きたわ 幼いままの あなたから 逃げていたのは 私ね 二人笑って 終われるほど 美しい恋じゃないから やめて 振り向かないで 私は もういない 今夜 一人よがりの 愛が 終わった いっそ孤独の ターミナル 泣いて 少し泣いて ラッシュに 駆けてゆく 募る 想いも全て 置いて ゆきたい 出逢い別離の ターミナル |
とある休日木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 目覚ましの音もないまま 寝ぼけ眼 太陽は斜め上 日差しは優しく 昨日の疲れも無い 窓を開けてみる 肌寒くて閉める 休日の午後は君が好きだった音楽と お気に入りのインスタントコーヒー片手に 静かな家並みちょっぴり胸に沁みる 来週は少し早起きしようかな 無理しない程度に 休日の午後は君が好きだった音楽と お気に入りのインスタントコーヒー片手に 静かな家並みちょっぴり胸に沁みる 来週は少し早起きしようかな やっぱりやめとこう |
ふわり木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 隅倉弘至 | ふわり泡みたいに今日が終わる 君にはどんな一日だった? 笑った時のぎこちなさが物語ってる 眠れない夜には話をしようよ いつの間に瞼の向こうの世界へ ふわり雲みたいな夢から 目覚める午前2時22分 額の汗が君の夢を物語ってる 抱きしめて少しだけ寝顔も和らぐ 新しい一日が迎えにくるまで 眠れない夜には話をしようよ いつの間に瞼の向こうの世界へ 抱きしめて少しだけ寝顔も和らぐ 新しい一日が迎えにくるまで このままで |
朧月望月琉叶 | 望月琉叶 | 麻こよみ | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 甘い思い出を 重ね着してみても 胸の淋しさが なおさら募るわ 抱かれ着物の裾(すそ)が乱れ 熱く燃えた夜の幸せ この手には返らぬまま 遠い幻ですか… あぁ 命より大切な 恋とわかっていても 二人を結ぶ愛の糸 無理に断ち切る私 指で涙拭くように 思い出消せたなら もう二度と振り向かないで 別れられるのに 沁みる夜の風 たとえこの恋を どんなに隠しても いつかヒソヒソと 噂になります どこか遠くの町で二人 暮らす事はきっと出来ない この手には届かぬまま バカな愚かな夢か… あぁ 遅すぎた出会いさえ 今は怨みはしない 男の狡(ズル)さも嘘も すべて愛した私 夜に浮かぶ面影を 袂(たもと)に隠しても 遠ざかる後ろ姿を ひとり見送れば 滲む月明かり あぁ 遅すぎた出会いさえ 今は怨みはしない 男の狡(ズル)さも嘘も すべて愛した私 夜に浮かぶ面影を 袂(たもと)に隠しても 遠ざかる後ろ姿を ひとり見送れば 滲む月明かり |
夏の夢、君は幻木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵・Hayato Kimura | 木村竜蔵 | 堂島孝平 | 空に咲く花火がほら 消えても焼き付いてる 夜空が焦げた匂いに 記憶のドアが開く 日常を少し離れ ぬるいビール片手に 虫の歌だけが響く 夏草に誘われて 君の幸せ願ってたつもりが どうやらそれも嘘だったみたい 今さら君を抱きしめたくても 交わることのない未来 会いたくなったよ 忘れられないよ 甘くて切ない風の匂い 真夏の夢に浮かんだ君の幻は あの日のように 笑いかけてくれるのに 提灯の明かりよりも やわらかい灯火を 消したのは僕の方だね 今では後の祭り 見覚えのある白いワンピース 思わず振り返ってしまうけど 不意に弾んだ呼吸を抑えて 瞼の裏問いかける でも会いたくて 忘れられなくて 喉にはつかえたままの言葉 水面に揺れる花火が夜に溶けたとき 触れられない 季節がまた過ぎてく 会いたくなったよ 忘れられないよ 甘くて切ない風の匂い 真夏の夢に浮かんだ君の幻は 儚く遠ざかってく でも会いたくて 忘れられなくて 喉にはつかえたままの言葉 水面に揺れる花火が夜に溶けたとき 触れられない 季節がまた過ぎてく |
入道雲木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | | 遠い空にそびえ立つ雲は どれだけ走っても追い越せないでいる 過ぎてだけ走ってゆく季節の向こうに 僕らが目指してる未来があるなら 乱反射 砕けたガラスに 写り込んだのは残酷なモノで 太陽に薄れる意識は 心の中まで焦がしてしまうのか 夏の日差しに目を閉じれば 白昼夢のような暗闇 墮ちる空 陽炎に揺らめく坂道 つまずいたとしても血を流したとしても どんな痛みも忘れられる程 手にしたいモノがそこにはあるから 夏の風胸一杯吸い込んで 苦しい程にその手を伸ばしても 掴めなくてそれでも掴みたくて 力強く握りしめてみても 何もなくて何も残らなくて 分かってる分かってるけど 僕らの前に立ちはだかる あの雲の 向こうへ 行こうよ |
迎えにゆくよ木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 堂島孝平 | この街の速度に もう慣れたつもりで歩いてたけど 移ろう季節の便り 気付けば思い出をくすぐるように 潮が香る駅に ベルが鳴り響いて離れる手と手 ガラス越しの君は 鼻を赤く染めて不器用に笑っていた 帰れないよ僕はまだ帰れないよ 必ず迎えにゆくよ だから今はそれぞれの場所 笑って逢える日まで ここで生きる そう決めたから 高層ビルからの やけに煌びやかな夜の向こうに 見えるはずもないけど 君が住む街まで見えそうな気がしたんだ 帰れないよこのままじゃ帰れないよ 必ず迎えにゆくよ だから今はそれぞれの道 小さな欠片でいい ひとつでいい 叶えるまでは 必ず迎えにゆくと 約束したあの日の君を 星さえ輝かない摩天楼の中で想うよ 必ず迎えにゆくよ だから今はそれぞれの場所 笑って逢える日まで ここで生きる そう決めたから |
海の淵木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | AZUMA HITOMI | 水晶体の向こう側に 誘われるように墜落した 海月になって沈んでゆくよ 時には光も届かないほど 深く深く君の中へ溶けていくように ねぇハニーねぇハニー 甘く冷たい夜の真ん中で ねぇハニーねぇハニー 息を潜めたままひとつになる 月の明かりが波に揺れて ふたりの静寂に届いたとき 誰にも見つからないように 華やぐ珊瑚をすり抜けたら 深く深く海の淵へ逃げてゆくように ねぇハニーねぇハニー 高鳴る鼓動に身を委ねながら ねぇハニーねぇハニー 透明な僕らはひとつになる ねぇハニーねぇハニー 甘く冷たい夜の真ん中で ねぇハニーねぇハニー 息を潜めたままひとつになる |
約束の鐘木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 奥野真哉 | 出会い別れを繰り返して見つけたんだ 壊れかけてた時計の針が動き出したよ 小さな恋が大きな愛に ふたつの灯火が今ひとつに 鐘を鳴らそう 君の中に潜んでる悲しみすべても 抱きしめたら 歩き出そう 幸せへと続く道を 日々を重ねて思い出とか増えた今も すこし照れるけど運命だとさえ思える どんな未来でも君を守るよ これからは繋いだ手の為に 鐘を鳴らそう 僕の中に生まれた優しさすべてで 抱きしめるよ ふたりだけの愛の音色 響く場所で 鐘を鳴らそう 君の中に潜んでる悲しみすべても 抱きしめたら 歩き出そう 青が続く空の下 鐘を鳴らそう 僕の中に生まれた優しさすべてで 抱きしめるよ ふたりだけの愛の音色 響く場所で 永遠の音色 響く場所で |
新しい風木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 堂島孝平 | 鈍色の空に切間が 森の木々が目を醒ます もう一度旅に出てみようか 僕を取り戻す旅に 錆びた車輪はぎこちなく ギシギシと痛むけど ペダル踏む度 胸の奥新しい風が吹く なびかせた夢が木洩れ陽を浴びて いつかのように輝いてる 息を切らしながら登る坂道の 向こう側で憧れが手招きする 届かないモノに手を伸ばすのを やめたのはいつからだろう 別にそれも悪くはないんだよ 誰もが強いわけじゃない 痛みも知らない男が 守れるものってなに? 言い訳並べて 見送った過去はもう戻らない 忘れてた夢に跳ね上がる鼓動 いつかのように溢れそうで 汗を飛ばしながら下る坂道の 途中でほら追い越したあの日の僕 なびかせた夢が木洩れ陽を浴びて いつかよりも輝いてる 誰も見たことない景色を探すよ 揺らめいてる未来へと続く道を |
君を綴る木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 隅倉弘至 | 君がいない日々をイメージしてみる 誰もいない部屋は色も薄まる 君がくれた言葉を巡って 物語は今も始まりを待ってる 動き出した僕たちの運命的なプロローグ 二人だけの未来を 飾らずに綴っていこうよ 誰かが読んで胸焦がすような 二人の小説はページを重ねる 僕がいない日々をイメージしてみる 僕の事を誰も知らない世界 そこで君が笑って過ごしてると 閉じてしまいたくなって 何度も抱きしめて こみあげる感情は言葉にしたくない 明日には僕ら別々の道で 新しい恋の主人公かもしれない 結末なんてのは誰も知らない それなら君と生きる今を焼き付けるから 二人だけの未来を 飾らずに綴っていこうよ 誰かが読んで胸焦がすような 二人の小説はページを重ねてゆく 綴っていこう二人の物語を 共に行こう 綴っていこう 綴っていこう |
モトクラシー木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 藤井一彦 | 日々を笑って過ごしている誰かを僻んでそんな自分に苛立って 結局は他人の波に便乗してばっかで踏み出す事に足が竦む そのうちに陽は暮れちゃって 小さく縮こまっていた心臓引っ張って叩いて動かして 今日まで越えられずにいた円周上の白い線飛び越えた先に 広がる景色あんま変わんねーや 画期的な大発明も見出しただけじゃ誰かに攫われ泣き寝入り それでもまた陽は昇って 何かを手にしたくて放浪してた旅人が行き着いた 遥か異国の情緒もインターネット開いて13インチの中 誰も彼も答えは数秒で 何度も繰り返して想像してたほどに変化も無い 履いてた靴の底がすり減って穴が空きそうなくらいかな 次なる靴に買い替えたなら あれれ何に悩んでたんだっけ |
薄明光線木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 隅倉弘至 | 輪郭のない灰色の空に ひとつふたつ糸のような雨 まるで今に溢れそうなのに 平気と笑う誰かに似てるよ 無理はもうしなくていいから 今はほら 降り出した雨の輝きに紛れて 一緒に悲しみも流せばいいから やがて雲の隙間から射す光が 君を照らすまでこの傘の中で 君のために出来ることなんて 雨で肩を濡らす程度かな 辛いときは僕の隣で これからもずっと 無理はもうしなくていいから 今はほら 降り出した雨の輝きに紛れて 一緒に悲しみも流せばいいから やがて雲の隙間から射す光が 君を照らすまで 僕がそばにいる 君のそばにいる 僕がそばにいる 君のそばにいる |
湯の街木村徹二 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 「苦労かけたね」 ポツリと呟けば 「何よ急に」と 互いに照れ隠し いつも腹にはあるけれど 言葉足らずの俺だから ここは湯の街 季節が香る宿 広縁に浴衣で腰掛けて 同じ窓の外 眺めた冬景色 若い頃には 気づけなかったのさ 優しさこそが 男の強さだと 昔話に愚痴添えりゃ 酒の肴にちょうどいい ここは湯の街 歴史が香る宿 茶羽織の袖口手で押さえ 注いでくれた酒 続けて注ぎ返す ここは湯の街 季節が香る宿 広縁に浴衣で腰掛けて 同じ窓の外 眺めた冬景色 |
雨薫ル木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | | 足早に過ぎ去ってゆくよ 君がいない日々もう慣れたかな いくつもの季節が過ぎて 記憶は少し薄れたりして ゆらりカーテンが踊る午後に 灰色雲からの湿った空気 忘れかけてたアトモスフィアの残り香 触っても痛くないように 胸の奥へと仕舞い込んでた 嘘だって自己暗示だって その方がずっと楽に思えた 人やガソリンやコンクリートが 混ざって独特な都会の匂い 慣れてしまって今は何も感じないけど 5月緑の雨ふと薫れば君の事を思い出してしまう 8月の眩い頃には忘れられるから、忘れられるから この雨が止むまでの間だけなら君の事想っていいかな? 5月緑の雨ふと薫れば君の事を思い出してしまう 溢れないようにと塞き止めてたこの想いが静かに溢れた 雨上がり青空に虹が見えたら今すぐ君に逢いに行くよ |
太陽の戯れ木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 奥野真哉 | 近づく高気圧に シャツの袖もまくり上げ 生ぬるい潮風も 君を思い出すスパイス 去年のまさに今頃 見慣れない海岸線 過去最高気温が 僕らを夢中にさせたよ 交わる吐息の中で 恋は加速して 眼差しに夏の忘れもの 拭えない残像 焼けた肌濡れた長い髪 色褪せずに やけに白い砂浜 背中に踏切の音 違うのはただひとつ 隣に君がいないだけ 夏の終わりより早く 恋は燃え尽きて 去り際に君がつぶやいた 「またね」の意味なんて 聞けないほど見とれてたんだ その笑顔に 島と渚が繋がる頃には 水が滴るトンネルの向こう オレンジ色に染まる君を目に焼き付けて 汗ばんだ首筋に潜んでる 秘めた気配に酔いしれながら 二人は強く強く抱きしめて夢を見た 眼差しに夏の忘れもの 拭えない残像 焼けた肌濡れた長い髪 去り際に君がつぶやいた 「またね」の意味なんて 聞けないほど見とれてたんだ その笑顔に 眼差しに夏の忘れもの 拭えない残像 焼けた肌濡れた長い髪 太陽が君を連れ去って さよならも言えずに 燃えた恋の焦げ跡はまだ あの日のまま |
セレナーデ木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | | 正解不正解はすぐに見つけられるんだって 『これが答えです』と胸を張る事が難解で 少年期過ぎても悪い癖改善出来なくて それを治してまで君に伝えなきゃと思った 月の反射 照らされて 透き通った君の中へ 『ずっとそばにいて』『君が好きなんだ』 目も合わせられない やっと言えたのに 君の瞳から 一筋流れ星 見逃したけど 『ずっとそばにいて』『君が好きなんだ』 目も合わせられない やっと言えたのに 君の瞳から 一筋流れ星 見逃したけど |
今宵 アンタと…清水節子 | 清水節子 | 高知東生 | 木村竜蔵 | 松井タツオ | 自慢話に もう疲れ 聞く身になりなヨ 気付きなヨ カッコつけても サマにならず こんなアタシにゃ お見通し 何で どうして 惚れたのか まるで人生、肝試し 伊勢佐木あたりで 喧嘩して 馬車道通りで 仲直り 今宵はアンタと夜の街 人目隠れて どのホテール 何故に灯りを点けるのヨ 夢の続きを見たいのに 作り笑いに 陰がある こんなアタシにゃ お見通し 何で どうして 惚れたのか まるで人生、金縛り 元町通りで 手を繋ぎ みなとみらいで Kissをして 今宵はアンタと夜の街 腰を振りなヨ イカせてくれ 元町通りで 手を繋ぎ みなとみらいで Kissをして 今宵はアンタと夜の街 腰を振りなヨ イカせてくれ |
アクアリウム木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木暮晋也 | 懐かしい気分で目が覚めたよ 夢の中僕は青い世界を 大きな手を握って眺めていた 泳いでる魚になりすまして 目の前の背中を追いかけたよ ただはぐれないように ああもう一度光り揺らぐ頃に 包まれて漂えたら また逢えたら ああいつの日か光り揺らぐ場所で 水の音に酔いしれたら また逢えたら |
うたかた木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵・Hayato Kimura | 木村竜蔵 | 奥野真哉 | 夢を見てたみたい あまり覚えてないけど あなたがいる景色だけ鮮明で もう一度目を閉じる 足跡を辿っても さっきまでの世界への入り口はなくて 恋になれず 愛と呼べず それでもただあなただけ 探してる 手の届かないもの 欲しがるのは悪いこと? 叶わないから諦める それもいいけどね 恋になれず 愛と呼べず それでもただあなただけ 忘れない あなたは私のことどれだけ知っていますか? 恋になれず 愛と呼べず それでもただあなただけ 今でも 風に吹かれ 雨に打たれ 春に咲く花のように あなたを待つ |
当たり前のように美川憲一 | 美川憲一 | 原文彦 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 当たり前のように グラスを揺らし 当たり前のように 並んだカウンター 当たり前のように お前と呼んで 当たり前のように 笑ったあいつ どこ行った あの日の 当たり前 どこ行った あいつとの 当たり前 風が吹いてます 空が綺麗です 今日も あゝ今日も 当たり前のように 当たり前のように 時間を忘れ 当たり前のように 話に飽きた頃 当たり前のように それじゃあ又(また)と 当たり前のように 手を振ったけど どこ行った 小さな 当たり前 どこ行った 目の前の 当たり前 花が咲いてます 鳥が飛んでます 今日も あゝ今日も 当たり前のように どこ行った あの日の 当たり前 どこ行った あいつとの 当たり前 時が消えてゆく シャボンみたいにさ 今日も あゝ今日も 当たり前のように |
忘らりょか木村徹二 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 別れは突然にくるものさ 最後の言葉さえ言えぬまま 蝉の時雨の風にこだまする 「悔いだけ残さずに お前の道をゆけ」 胸に染み入る友の声 あの夏の夕暮れが 今も忘らりょか 涙に暮れていた日もあれば 酒に溺れてる夜もある けれどアイツはこんな俺を見て 喜びゃしないよな 前見て生きなきゃな 若者どもが夢の跡 あの夏の面影が 今も忘らりょか 別れがありてこそ旅となる 交わした約束がそこにある 夏の終わりに浮かぶ雲を見て 「ここまで来れたのも お前がいたからさ」 蛙飛ばずも水の音 あの夏のさよならは 決して忘れない |
海風塔原田波人 | 原田波人 | 日野浦かなで | 木村竜蔵 | 夏目哲郎 | 塩に錆びれた 給水塔に 海風塔と 名をつけて 悲しいことや 悔しいことが ある度ここに 会いにきた 海風塔よ 見ていてくれよ 雨にも負けず 生きてゆく 海風塔よ お前のように 心に深い 根を張って あてもないまま 旅立つけれど 不安が胸に 押し寄せる 叫んでみても 答えがなくて 波まで俺を 笑ってる 海風塔よ 教えてくれよ それでも夢を 追う意味を 海風塔よ お前のような 静かな強さ 生き様を 海風塔よ 帰ってくるさ 望みを叶え いつの日か 海風塔よ 待っててくれよ 季節が巡る このまちで |
星屑とスニーカー木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 隅倉弘至 | 夜に浮かぶ光と 風の匂いを感じながら 君と肩を並べて いつもつかまる信号 たいした会話がなくてもずっと 無造作に指先だけが繋がってて揺れてる 幸せなんて言葉にすれば 大袈裟にも聞こえるけど 探してみれば至る所に 小さく散りばめられてるから これがそうかな? はしゃいでる子供の声が 窓の外響く週末も 僕が膝にパソコン 君はコーヒーと漫画 たいした会話がなくてもそっと 伝わる背中の温度が僕たちを結んでる 幸せなんて言葉にすれば 大袈裟にも聞こえるけど 探してみれば至る所に 小さく散りばめられてるから これもそうかな? |
君に出会える街木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木暮晋也 | 靴の底心地よい振動 街中を走るノスタルジア 君が好きだった小説の モデルになってた喫茶店 商店街に続く石畳の坂道 ふたり歩いた時間が色を取り戻す そうここは君に出会える街 道の間を線路がひしめく街 水彩のやさしさ滲むように 胸の中温もる街 遠くの方で太鼓の音 誰もが心を踊らせる ビルの隙間に埋もれてた無機質な日々も 光と風の匂いに色を取り戻す そうここは君に出会える街 旅客機がすぐ真上を飛び交う街 見上げた空は同じはずなのに 胸の中晴れてゆくよ そうここは君に出会える街 道の間を線路がひしめく街 水彩のやさしさ滲むように 胸の中温もるよ そうここは君に出会える街 旅客機がすぐ真上を飛び交う街 見上げた空は同じはずなのに 胸の中晴れてゆくよ |
純愛の運命沓子 | 沓子 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | バレないように 隠すジェラシー 指先で 優しく触れるだけ ガラス越しでも 分かるシルエット シャワーの音さえ かき消す鼓動 細い指 握る手の強さで 確かめる 愛の深さを あなた あなたは いつも無邪気なままに 不器用な手つきで 派手に抱いて 私 私は 大人のふりをしては 燃えて散る 運命(さだめ) 純愛の夜に 気付けば不意に 鳴らすテレフォン 出ない訳 分かってるくせして 恋の駆け引き 苦手なまま 嘘と笑顔だけ 上手くなってく どうせほら 普通じゃいられない 見えすいた 恥じらい捨てて あなた あなたは ずっと他人のままで 吐き慣れたセリフは キスに変えて 私 私は 少女のふりをしては ひとしきり 揺れる 純愛の夜に あなた あなたは いつも無邪気なままに 不器用な手つきで 派手に抱いて 私 私は 大人のふりをしては 燃えて散る 運命 純愛の夜に |
火の鳥原田波人 | 原田波人 | 日野浦かなで | 木村竜蔵 | 西村真吾 | 雨のハイウェイ 曇り硝子 吐息を重ねる ミッドナイト 狂おしく キスを交わし あなたに溺れてゆく 熱い瞳に 抱き寄せられたら 生命(いのち)さえも 惜しくない 激しく燃え盛る 炎の渦に この身ゆだねて 切なく尽きそうな 夜空を駆ける 私は火の鳥 愛に生きる鳥 蒼いビロード 罪に濡れて ぬくもり重ねる トワイライト 永遠を 願うふたり 夜明けが 引き裂いてく 愛に逸(はぐ)れて この身が果てても 熱い胸で 蘇る 妖しく揺らめいた 炎の海に 翼広げて 儚く消えそうな 光を手繰る 私は火の鳥 愛に生きる鳥 激しく燃え盛る 炎の渦に この身ゆだねて 切なく尽きそうな 夜空を駆ける 私は火の鳥 愛に生きる鳥 |
文字のない手紙田中照久 | 田中照久 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | 君は困るとすぐさま なんでも僕に尋ねる テレビのタレントの名前 通販サイトのパスワード 自分で調べればいいのに そう言って僕が調べる そんな何気ない時間が 幸せと知ったから 残された時間は 君にだけ費やしたい ただその先にある 世界のことは 何一つ答えてあげられないから たかが一枚の写真だけどさ 君に遺したいんだ 些細なことや愚痴でもなんでも 話せるような 出来るだけ君が笑顔で過ごす 未来をイメージしながら 目の前のレンズの中に 文字のない手紙を閉じ込めた 一番大好きな君が 一番見てくれるだろうから 久しぶりに袖を通した お気に入りの青いシャツ 残された言葉は 一人歩きするもので だからこそ自分で 欲しい答えが 紡ぎ出せる力を遺したいんだ 降り積もる雪をかき分け芽吹く 命があると同時に 春を待たずして消えゆく祈りがある という事実を 受け入れて僕にできることはもう 写真で微笑むくらいさ つまずいて迷った時は 自分を少し上から覗いてごらん たかが一枚の写真だけどさ 君に遺したいんだ 些細なことや愚痴でもなんでも 話せるような 出来るだけ君が笑顔で過ごす 未来をイメージしながら 目の前のレンズの中に 文字のない手紙を閉じ込めた 君と生きた証(あかし)を閉じ込めた |