紡ぐ木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | AZUMA HITOMI | あなたの声が聞こえる 姿は見えなくても 土の中で雪の中で 確かに息衝いてる 踏まれても踏まれても 何度も立ち上がる麦のように 強い願いはこうして 今僕らの手元にたどり着いた 巡る時代をくぐり抜け 紡がれたこの糸で 僕らはこの先どんな 未来が織れるのだろう 電車の窓から見える なにげない日々の景色も 長い間その両手で 守られた道標 街を囲む山を越えて 吹き抜ける風が強い時でも 過去と今を繋ぐレンガの中 ずっと育んできた 巡る時代をくぐり抜け 紡がれたこの糸で 君が生きる未来には 何を残せるのだろう 遠い昔の記憶が蘇るこの場所で あなたがくれた想いをこれからも 巡る時代をくぐり抜け 紡がれたこの糸で 僕らはこの先どんな 未来が織れるのだろう どう輝くのだろう |
つむじ風木村徹二 | 木村徹二 | 麻こよみ | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 男心に 渦を巻く 熱い思いの つむじ風 風よ吹け吹け 吹き荒れろ 夢も半端じゃ 終われない 意地張って 胸張って 頑張って 俺の人生 生きてやる 惚れた女を 泣かせない 決めて見上げる 夜の空 風よ吹け吹け 吹き荒れろ そばに寄り添う 花ひとつ 恥かいて べそかいて 汗かいて 俺の人生 生きてやる 夢が遠くに 見える日は 酒を喰らって ひと休み 風よ吹け吹け 吹き荒れろ 今日の我慢が 明日を呼ぶ 意地張って 胸張って 頑張って 俺の人生 生きてやる |
とある休日木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 目覚ましの音もないまま 寝ぼけ眼 太陽は斜め上 日差しは優しく 昨日の疲れも無い 窓を開けてみる 肌寒くて閉める 休日の午後は君が好きだった音楽と お気に入りのインスタントコーヒー片手に 静かな家並みちょっぴり胸に沁みる 来週は少し早起きしようかな 無理しない程度に 休日の午後は君が好きだった音楽と お気に入りのインスタントコーヒー片手に 静かな家並みちょっぴり胸に沁みる 来週は少し早起きしようかな やっぱりやめとこう |
夏の夢、君は幻木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵・Hayato Kimura | 木村竜蔵 | 堂島孝平 | 空に咲く花火がほら 消えても焼き付いてる 夜空が焦げた匂いに 記憶のドアが開く 日常を少し離れ ぬるいビール片手に 虫の歌だけが響く 夏草に誘われて 君の幸せ願ってたつもりが どうやらそれも嘘だったみたい 今さら君を抱きしめたくても 交わることのない未来 会いたくなったよ 忘れられないよ 甘くて切ない風の匂い 真夏の夢に浮かんだ君の幻は あの日のように 笑いかけてくれるのに 提灯の明かりよりも やわらかい灯火を 消したのは僕の方だね 今では後の祭り 見覚えのある白いワンピース 思わず振り返ってしまうけど 不意に弾んだ呼吸を抑えて 瞼の裏問いかける でも会いたくて 忘れられなくて 喉にはつかえたままの言葉 水面に揺れる花火が夜に溶けたとき 触れられない 季節がまた過ぎてく 会いたくなったよ 忘れられないよ 甘くて切ない風の匂い 真夏の夢に浮かんだ君の幻は 儚く遠ざかってく でも会いたくて 忘れられなくて 喉にはつかえたままの言葉 水面に揺れる花火が夜に溶けたとき 触れられない 季節がまた過ぎてく |
涙の花木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木暮晋也 | 退屈な話に笑顔見せて 眉間に皺寄せて親身なふり 不器用な振る舞いに憧れて そのわりに器用さを武器に生きてる ひとりが好きなのに孤独は嫌い 時には誰かと騒いでみても 満ち足りているのに乾いていて 心だけは上手く操れない いいんだよそれでいいんだよ 君だけじゃないから 迷いながら選びながら ずっとひとりで歩いてきたんだね 悲しみにすら慣れてゆく それも強さと言えるのなら いいんだよそれでいいんだよ 誰からも嫌われたくないから 好きでもないものを纏いながら それもひとつの生き方ってことを 認めてあげられたらいいのにね いいんだよそれでいいんだよ でも忘れないで 陰りながら憎みながら 思い描いた姿は遠くて 誰かを傷つけてしまう それも自分だと胸を張って いいんだよそれでいいんだよ 振り返ってみれば 迷いながら選びながら 歩いた道の途中にいくつもの 涙はやがて花になり 君にやさしく微笑むだろう いいんだよそれでいいんだよ |
鳴らない電話内田あかり | 内田あかり | かず翼 | 木村竜蔵 | 石倉重信 | 今年は電話が 鳴らなかったわ 年明けにはいつでも かかった電話 元気でいるかと ただそれだけの あなたの声が 懐かしかったのよ ふたりの恋は 理(わり)ない恋で 死ぬほど悩み 別れたけれど あなたのやさしさ 忘れられない 想い出だけは しまってあるの 電話が鳴らない 年があったら もうこの世にいないと 思ってくれと 冗談みたいに 笑ったけれど あなたの声に 元気がなかったわ ふたりの恋に 悔いなどないの 真実(ほんと)の愛を 教えてくれた あなたは今でも 心の奥を 覗けばそこに 住んでる人よ ふたりの恋は 思えば昔 どれほど時が ながれたかしら 私は分かるの 哀しいけれど あなたはきっと もういないのね あなたはきっと もういないのね |
25時の月木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 隅倉弘至 | 終電間際の改札を抜けて君の家に向かうよ 静けさが眠る街の中を急ぎ足で 週末だけのわずかな時間でも二人が見つめあえば 日常に積もる悲しみさえ忘れられる 今夜の月のように痩せ細った心 じんわり満ちてゆくよその笑顔で 伝えたい 誰より君を愛してる いつだって君を愛してる 二人の距離が近づく度に 胸の隙間が埋まってゆく 誰より君を愛してる いつだって君を愛してる どんな夜でも欠けることのない 満ちた光が僕らを照らしてくれる 嫌われないよう思いやるふりして風向きばかり見てる 「それでもいいんだよ」君の声に月が滲む 群青の空が夜明けを告げる 自然に肩を寄せ繋いだ手に 伝わるよ 誰より君を愛してる いつだって君を愛してる 東の空が月を溶かしたら そこに姿は見えないけど 誰より君を愛してる いつだって君を愛してる どんな夜でも欠けることのない 満ちた光が僕らを照らしてくれる 優しく照らしてくれる |
二代目木村徹二 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 男一代 築いた技術(わざ)を 盗む気概で 食らいつく 言葉少なに 黙々と そんな姿を 刻む日々 俺は二代目 継いだ心意気 命を削って 腕を磨くのさ いつか師匠(おやじ)を超えてやる 「家族を大事に できない奴に 褒めた仕事が 出来るものか」 そんな師匠の 口癖が 今も心に 鳴り響く 俺は二代目 咲いた夢の花 誰かの笑顔が 糧になるものさ いつも師匠の声がする いずれ手放す 時が来る 守り抜くのさ その日まで 俺は二代目 継いだ心意気 命を削って 腕を磨くのさ いつか師匠(おやじ)を超えてやる |
にっぽん唄めぐり美川憲一 | 美川憲一 | 麻こよみ | 木村竜蔵 | 矢田部正 | さぁさ 皆さん 歌いましょう にっぽん全国 北から南 お国訛(なま)りも 味なもの 飲んで歌えば 心晴れ晴れ 今日も名調子 さぁさ 皆さん お手拍子 にっぽん全国 上手も下手も 声を揃えて ほがらかに 隣同志が 心ソワソワ 恋の花も咲く さぁさ 皆さん ご一緒に にっぽん全国 西から東 ちょいとひと節 高らかに 老いも若きも 心ウキウキ 今日も名調子 |
入道雲木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | | 遠い空にそびえ立つ雲は どれだけ走っても追い越せないでいる 過ぎてだけ走ってゆく季節の向こうに 僕らが目指してる未来があるなら 乱反射 砕けたガラスに 写り込んだのは残酷なモノで 太陽に薄れる意識は 心の中まで焦がしてしまうのか 夏の日差しに目を閉じれば 白昼夢のような暗闇 墮ちる空 陽炎に揺らめく坂道 つまずいたとしても血を流したとしても どんな痛みも忘れられる程 手にしたいモノがそこにはあるから 夏の風胸一杯吸い込んで 苦しい程にその手を伸ばしても 掴めなくてそれでも掴みたくて 力強く握りしめてみても 何もなくて何も残らなくて 分かってる分かってるけど 僕らの前に立ちはだかる あの雲の 向こうへ 行こうよ |
儚な宿鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 朝比奈京仔 | 木村竜蔵 | 蔦将包 | 雪をいじめる 湯煙りを よけて 積もればいいものを つかのまの さだめの恋に 飛び込んで 湯船に溶ける 儚(はか)な雪 嘘をつかなきゃ 逢えぬから 嘘を重ねる 罪もあろ さようなら 消えいりそうな泣き声に 別れの覚悟が 嘘になる むくげ 夕顔 酔芙蓉(すいふよう) 一日花(いちにちばな)の愛おしさ 寝返りの 頬に一筋 泪跡 誰に詫びるか 夢にまで |
薄明光線木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 隅倉弘至 | 輪郭のない灰色の空に ひとつふたつ糸のような雨 まるで今に溢れそうなのに 平気と笑う誰かに似てるよ 無理はもうしなくていいから 今はほら 降り出した雨の輝きに紛れて 一緒に悲しみも流せばいいから やがて雲の隙間から射す光が 君を照らすまでこの傘の中で 君のために出来ることなんて 雨で肩を濡らす程度かな 辛いときは僕の隣で これからもずっと 無理はもうしなくていいから 今はほら 降り出した雨の輝きに紛れて 一緒に悲しみも流せばいいから やがて雲の隙間から射す光が 君を照らすまで 僕がそばにいる 君のそばにいる 僕がそばにいる 君のそばにいる |
晩夏鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 山吾充六 | 木村竜蔵 | 細海魚 | 青い日傘を くるくる廻し ポプラの根元で 待っていた ボクだよ母さん あの角まがり アイスキャンディ 買ったでしょ 麦わら帽子も 買ったでしょ あなたは 何にも 覚えてないと やさしく 笑って 目を閉じる 甘い味瓜(あじうり) 並んで食べて 父さんのこと 話してた ボクだよ母さん あの昼下り 庭で盆花 つんだでしょ まっ赤なダリアを つんだでしょ あの時 ボクだけ 夏風邪ひいて 何やら ぼんやり してたけど ボクだよ母さん あの昼下り 庭で写真を とったでしょ 二人ですまして とったでしょ あなたは何にも 覚えてないと やさしく 笑って 目を閉じた |
火の鳥原田波人 | 原田波人 | 日野浦かなで | 木村竜蔵 | 西村真吾 | 雨のハイウェイ 曇り硝子 吐息を重ねる ミッドナイト 狂おしく キスを交わし あなたに溺れてゆく 熱い瞳に 抱き寄せられたら 生命(いのち)さえも 惜しくない 激しく燃え盛る 炎の渦に この身ゆだねて 切なく尽きそうな 夜空を駆ける 私は火の鳥 愛に生きる鳥 蒼いビロード 罪に濡れて ぬくもり重ねる トワイライト 永遠を 願うふたり 夜明けが 引き裂いてく 愛に逸(はぐ)れて この身が果てても 熱い胸で 蘇る 妖しく揺らめいた 炎の海に 翼広げて 儚く消えそうな 光を手繰る 私は火の鳥 愛に生きる鳥 激しく燃え盛る 炎の渦に この身ゆだねて 切なく尽きそうな 夜空を駆ける 私は火の鳥 愛に生きる鳥 |
ふたつの愛美川憲一 | 美川憲一 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | ふたつの愛に包まれて 私の今がある 躓(つまず)いたら瞼を閉じるの そこに咲き誇る笑顔がふたつ 幸せと不幸せは 同じ数だけ降るの 幸せの方が 見えづらいだけなのよ そう言って悲しいことは 笑い飛ばしてくれた その笑顔こそ 私の幸せよ ふたつの愛に育まれ 私はここにいる 時に厳しく 時に優しく いつも暖かく 私は私だと 教えてくれたから 胸を張って歩いてこれたわ そしてこれからも歩いてゆくわ 自分と他人(ひと)比べるから 余計に気づけないの もう手にしてる 素晴らしい宝物 私もね見失って 挫折を知った時も 気丈に振舞って支えてくれてたの ふたつの愛に恵まれて 私は生きている 時に傷つき時に迷って いつも真っ直ぐに ふたつ ふたりの愛に包まれて 私の今がある 時に可憐に 時に凛々しく いつも美しく 私は私だと 認めてくれたから 躓(つまず)いたら瞼を閉じるの そこに咲き誇る笑顔がふたつ |
ふわり木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 隅倉弘至 | ふわり泡みたいに今日が終わる 君にはどんな一日だった? 笑った時のぎこちなさが物語ってる 眠れない夜には話をしようよ いつの間に瞼の向こうの世界へ ふわり雲みたいな夢から 目覚める午前2時22分 額の汗が君の夢を物語ってる 抱きしめて少しだけ寝顔も和らぐ 新しい一日が迎えにくるまで 眠れない夜には話をしようよ いつの間に瞼の向こうの世界へ 抱きしめて少しだけ寝顔も和らぐ 新しい一日が迎えにくるまで このままで |
星屑とスニーカー木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 隅倉弘至 | 夜に浮かぶ光と 風の匂いを感じながら 君と肩を並べて いつもつかまる信号 たいした会話がなくてもずっと 無造作に指先だけが繋がってて揺れてる 幸せなんて言葉にすれば 大袈裟にも聞こえるけど 探してみれば至る所に 小さく散りばめられてるから これがそうかな? はしゃいでる子供の声が 窓の外響く週末も 僕が膝にパソコン 君はコーヒーと漫画 たいした会話がなくてもそっと 伝わる背中の温度が僕たちを結んでる 幸せなんて言葉にすれば 大袈裟にも聞こえるけど 探してみれば至る所に 小さく散りばめられてるから これもそうかな? |
盆の酒鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 大久保與志雄 | 木村竜蔵 | 蔦将包 | 初めて迎える 親父の盆は 蝉が騒いだ 年だった 今でも忘れぬ 大きな背中 線香つけて 提灯ともし 思い出肴(さかな)に 盆の酒 頑固(がんこ)をつらぬく 証(あか)しの皺(しわ)は 男の歴史だ 勲章だ 酔うたびいつもの 口ぐせだった 気づいてみれば おんなじ道を 歩いているのさ 盆の酒 川面(かわも)にいくつも 灯篭(とうろう)揺れて 別れを惜しむ 夏がゆく 笑った親父の 面影うかぶ 真っ直ぐ生きろ… 聞こえた声に 心で交わした 盆の酒 |
舞桜木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 細海魚 | もしも願いがひとつ叶うなら もう一度あなたに… ゆらりゆらりと舞い散る花弁 映した心模様 君を探して右往左往しながら そよぐ風に漂うだけ 二人の恋は桜 淡いピンクを纏い 咲き誇って束の間の夢に身を寄せ乱れる 逢いたい逢えない咲きし桜に 君は戻らない 悲しいほどに踊れ舞い散れ 蔓延る想い 今はまだ あの日あの場所交わした言葉も 抱き締めた体温も 記憶を辿りアルバムの中で 時間は経っても色褪せない 蒼きハルはいつか 音も無く過ぎ去るのに 歩き出したあなたの背中を見送るばかりで 逢いたくてまた桜の下で 儚い夢を見て 狂おしくただ胸を軋ませ 季節は巡る 運命なら 逢いたい逢えない咲きし桜に 君は戻らない 悲しいほどに踊れ舞い散れ 蔓延る想い 消え堕ちるまで |
マルガリータ水森かおり | 水森かおり | 円香乃 | 木村竜蔵 | 西村真吾 | 何を飲むかと 聞かれたから マルガリータと こたえたの 「イイ女が 飲む酒だ」 あなたはあの日 からかった 想い出に 泣くには まだ 酔いも浅く 悪ぶって 遊ぶには まだ 月も低い 遠い想い出の島 マヨルカに 私は一人… 何を飲むかと 聞かれるたび マルガリータと こたえるの イイ男は そういない こぼれた吐息 飲み干した 忘れたと 言うには まだ 傷も深く 別の恋 探すには まだ 心途中 あなた諦めるため マヨルカに 私は来たの… 携帯が 鳴るたび まだ 心乱れ うそぶいて みせるには そう 愛しすぎた ドアを振り返る癖 マヨルカに 私は一人… |
みだれ咲き木村徹二 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 悲しみもあぁ苦しみも それも人の常 どうせ最後は散る身なら くよくよしている暇はない 昨日の恥も今日の無念も 花を育む雨となる 夜桜の舞い散る様を見て 微塵の悔いすら感じるものか 花も命も咲けば散るのさ それがこの世の定(さだめ)なら 派手に咲くのさ凛と散るのさ 宵も浮世にみだれ咲き 生まれた時代を恨むなら お前が時代となればいい 挑んだ負けと挑まぬ負けでは 明日の景色も変わるだろう 月夜には宴の三味が鳴く 幾重の憂(うれい)も忘れる詠(うた)か 老いも若きも咲いて知るのさ 枯れる刹那の美しさ 派手に咲くのさ凛と散るのさ 宵も繚乱みだれ咲き 花も命も咲けば散るのさ それがこの世の定なら 派手に咲くのさ凛と散るのさ 宵も浮世にみだれ咲き |
迎えにゆくよ木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 堂島孝平 | この街の速度に もう慣れたつもりで歩いてたけど 移ろう季節の便り 気付けば思い出をくすぐるように 潮が香る駅に ベルが鳴り響いて離れる手と手 ガラス越しの君は 鼻を赤く染めて不器用に笑っていた 帰れないよ僕はまだ帰れないよ 必ず迎えにゆくよ だから今はそれぞれの場所 笑って逢える日まで ここで生きる そう決めたから 高層ビルからの やけに煌びやかな夜の向こうに 見えるはずもないけど 君が住む街まで見えそうな気がしたんだ 帰れないよこのままじゃ帰れないよ 必ず迎えにゆくよ だから今はそれぞれの道 小さな欠片でいい ひとつでいい 叶えるまでは 必ず迎えにゆくと 約束したあの日の君を 星さえ輝かない摩天楼の中で想うよ 必ず迎えにゆくよ だから今はそれぞれの場所 笑って逢える日まで ここで生きる そう決めたから |
文字のない手紙田中照久 | 田中照久 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | 君は困るとすぐさま なんでも僕に尋ねる テレビのタレントの名前 通販サイトのパスワード 自分で調べればいいのに そう言って僕が調べる そんな何気ない時間が 幸せと知ったから 残された時間は 君にだけ費やしたい ただその先にある 世界のことは 何一つ答えてあげられないから たかが一枚の写真だけどさ 君に遺したいんだ 些細なことや愚痴でもなんでも 話せるような 出来るだけ君が笑顔で過ごす 未来をイメージしながら 目の前のレンズの中に 文字のない手紙を閉じ込めた 一番大好きな君が 一番見てくれるだろうから 久しぶりに袖を通した お気に入りの青いシャツ 残された言葉は 一人歩きするもので だからこそ自分で 欲しい答えが 紡ぎ出せる力を遺したいんだ 降り積もる雪をかき分け芽吹く 命があると同時に 春を待たずして消えゆく祈りがある という事実を 受け入れて僕にできることはもう 写真で微笑むくらいさ つまずいて迷った時は 自分を少し上から覗いてごらん たかが一枚の写真だけどさ 君に遺したいんだ 些細なことや愚痴でもなんでも 話せるような 出来るだけ君が笑顔で過ごす 未来をイメージしながら 目の前のレンズの中に 文字のない手紙を閉じ込めた 君と生きた証(あかし)を閉じ込めた |
モトクラシー木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 藤井一彦 | 日々を笑って過ごしている誰かを僻んでそんな自分に苛立って 結局は他人の波に便乗してばっかで踏み出す事に足が竦む そのうちに陽は暮れちゃって 小さく縮こまっていた心臓引っ張って叩いて動かして 今日まで越えられずにいた円周上の白い線飛び越えた先に 広がる景色あんま変わんねーや 画期的な大発明も見出しただけじゃ誰かに攫われ泣き寝入り それでもまた陽は昇って 何かを手にしたくて放浪してた旅人が行き着いた 遥か異国の情緒もインターネット開いて13インチの中 誰も彼も答えは数秒で 何度も繰り返して想像してたほどに変化も無い 履いてた靴の底がすり減って穴が空きそうなくらいかな 次なる靴に買い替えたなら あれれ何に悩んでたんだっけ |
約束の鐘木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 奥野真哉 | 出会い別れを繰り返して見つけたんだ 壊れかけてた時計の針が動き出したよ 小さな恋が大きな愛に ふたつの灯火が今ひとつに 鐘を鳴らそう 君の中に潜んでる悲しみすべても 抱きしめたら 歩き出そう 幸せへと続く道を 日々を重ねて思い出とか増えた今も すこし照れるけど運命だとさえ思える どんな未来でも君を守るよ これからは繋いだ手の為に 鐘を鳴らそう 僕の中に生まれた優しさすべてで 抱きしめるよ ふたりだけの愛の音色 響く場所で 鐘を鳴らそう 君の中に潜んでる悲しみすべても 抱きしめたら 歩き出そう 青が続く空の下 鐘を鳴らそう 僕の中に生まれた優しさすべてで 抱きしめるよ ふたりだけの愛の音色 響く場所で 永遠の音色 響く場所で |
雪唄木村徹二 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 雪が舞う 夢が散る 過ちひとつで失う 傷つけた 人もいる 罪の深さを知る 宙(そら)は嘲笑いもせずに 明日を与えてくれる それは救いか償いか 吐いた息を見上げて 雪が心を染める 「何度でもやり直せるさ」と 悔いる命があれば 白く白く白く生きられる 宵闇に 浮かぶ月 季節の風が身を洗う 捨てる神 拾う神 いずれも神は神 全てのことに意味があり 罪も傷も苦汁も 夜は誰かの昼であり 今日が明日へと続く 月が心を照らす 「遅すぎることなどないさ」と 学ぶ命があれば 淡くけれど強く生きられる 雪が心を染める 「何度でもやり直せるさ」と 悔いる命があれば 白く白く白く生きられる |
湯の街木村徹二 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 「苦労かけたね」 ポツリと呟けば 「何よ急に」と 互いに照れ隠し いつも腹にはあるけれど 言葉足らずの俺だから ここは湯の街 季節が香る宿 広縁に浴衣で腰掛けて 同じ窓の外 眺めた冬景色 若い頃には 気づけなかったのさ 優しさこそが 男の強さだと 昔話に愚痴添えりゃ 酒の肴にちょうどいい ここは湯の街 歴史が香る宿 茶羽織の袖口手で押さえ 注いでくれた酒 続けて注ぎ返す ここは湯の街 季節が香る宿 広縁に浴衣で腰掛けて 同じ窓の外 眺めた冬景色 |
夢の花道木村徹二 | 木村徹二 | 麻こよみ | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 何もしないで 終わったら この世に生まれた かいがない まだまだこれから 明日があるさ 弱音吐いてる 暇はない 転んだら また立ち上がり 憧れを まっすぐ見据えて 夢の花道 駆け抜ける 風に揺れてる 野辺の花 浮かべるあの娘の 面影よ まだまだこれから いろいろあるさ 恋の苦さも 噛みしめて 思い出を また道連れに 青春は この先にも咲く 夢の花道 どこまでも 肩に冷たい 向かい風 心が折れそうな 夜もある まだまだこれから チャンスがあるさ 負けて男は 強くなる 焦らずに ただひたすらに 進むのさ 己を信じて 夢の花道 駆け抜ける |
落蕾~ラクライ~木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 奥野真哉 | 枯れた空にまた誰かの夢がひとつ消え 報われない祈りだけがただ彷徨って 眩しいほど鮮やかだと感じてた日々 薄れてゆく剥がれてゆく見る影もなく 想いの強さだけじゃたどり着けないの? 行かないで もっとそばにいて もう少しだけ 散らないで 咲いてもいないのに つぼみのまま 捨てられない未来がここにあるから 旅はやがて沼のように蜘蛛の巣のように もがくほどに焦るほどに遠ざかっていく 望みがないってだけで逃げたくはない 行かないで もっとそばにいて もう少しだけ 覚めないで 夢の続きを奪わないで 負けられない理由がここにあるから 憧れなら消えちゃいないだろう? 歩き始めたあの頃のまま 行かないで もっとそばにいて もう少しだけ 散らないで 咲いてもいないのに つぼみのまま 行かないで もっとそばにいて もう少しだけ 覚めないで 夢の続きを奪わないで 捨てられない未来がここにあるから |
恋愛小説山口かおる | 山口かおる | かず翼 | 木村竜蔵 | 矢田部正 | 哀しみに連れられて ここまで来たけど 幾つもの季節を越え 二人は出逢った もう離さないで あなたのそばにいて ときめきを綴らせて 最後のページまで 愛は飾るものじゃ ないことを 気づかせて くれた人 あぁ女は 誰でもヒロイン ただひとつの物語 生きて行く 想い出は胸の中 あふれているけど 色褪せてしまったのよ あなたに出逢って 今幸せが 小さな破片(かけら)でも 夢色で描きたい 最後のページまで 愛は道に迷う こともある すれ違う こともある あぁ女は 信じていたいの あなただけの安らぎに なりたいの 愛は飾るものじゃ ないことを 気づかせて くれた人 あぁ女は いつでも待ってる 命かけて悔やまない 運命を |
忘らりょか木村徹二 | 木村徹二 | 木村竜蔵 | 木村竜蔵 | 遠山敦 | 別れは突然にくるものさ 最後の言葉さえ言えぬまま 蝉の時雨の風にこだまする 「悔いだけ残さずに お前の道をゆけ」 胸に染み入る友の声 あの夏の夕暮れが 今も忘らりょか 涙に暮れていた日もあれば 酒に溺れてる夜もある けれどアイツはこんな俺を見て 喜びゃしないよな 前見て生きなきゃな 若者どもが夢の跡 あの夏の面影が 今も忘らりょか 別れがありてこそ旅となる 交わした約束がそこにある 夏の終わりに浮かぶ雲を見て 「ここまで来れたのも お前がいたからさ」 蛙飛ばずも水の音 あの夏のさよならは 決して忘れない |
詫び椿鳥羽一郎 | 鳥羽一郎 | 朝比奈京仔 | 木村竜蔵 | 石倉重信 | 真(まこと)の恋などあるのでしょうか こぼすおまえのため息が とけてくるよな 夜の雨 男心の身変わりに 散ってくれるな 詫び椿 別れの宿の 別れぎわ 死ぬというから 叩く頬 抱いてなだめる 手のひらに のこる傷(いた)みを忘れない 忘れられよか 詫び椿 片瀬の恋なら あきらめられる ふたつの岸で 思いあう 恋は深みに向かうだけ 人のさだめか 浮き沈む 川に一輪 詫び椿 |