ユウジ…夜中過ぎに 鳴り響く 電話のベルは 懐かしいあなたからの 細い声 涙で掠れた 溜息の裏の 隠し事 そっと伝えていいよ 今夜だけ こんな風にね いつもあたしが 大人の役を演じた “逢いたい”と不意に告げるけど ふたりは今 別の暮らし ユウジ… このまま ユウジ 昔に戻ってゆけたらいいね 別れてから ほどもなく 結婚したと この街に 噂の風が 吹いた日 とまどう心で 幸せだったら それでいいと 胸に言い聞かせたわ 泣きながら そんな風にね 忘れて行った 青春のまま あなたを 淋しさが 少し 晴れるけど あなたの声 聞いているから ユウジ… わかって ユウジ 涙が止んだら 受話器を置いて 切なさに 泣き崩れそう だけどふたり 別の暮らし ユウジ…このまま ユウジ 昔に戻ってゆけたらいいね ユウジ…わかって ユウジ 涙が止んだら 受話器を置いて | すぎもとまさと | 大津あきら | 杉本眞人 | | 夜中過ぎに 鳴り響く 電話のベルは 懐かしいあなたからの 細い声 涙で掠れた 溜息の裏の 隠し事 そっと伝えていいよ 今夜だけ こんな風にね いつもあたしが 大人の役を演じた “逢いたい”と不意に告げるけど ふたりは今 別の暮らし ユウジ… このまま ユウジ 昔に戻ってゆけたらいいね 別れてから ほどもなく 結婚したと この街に 噂の風が 吹いた日 とまどう心で 幸せだったら それでいいと 胸に言い聞かせたわ 泣きながら そんな風にね 忘れて行った 青春のまま あなたを 淋しさが 少し 晴れるけど あなたの声 聞いているから ユウジ… わかって ユウジ 涙が止んだら 受話器を置いて 切なさに 泣き崩れそう だけどふたり 別の暮らし ユウジ…このまま ユウジ 昔に戻ってゆけたらいいね ユウジ…わかって ユウジ 涙が止んだら 受話器を置いて |
置手紙笑い方が 下手な私 うまいジョークも 言えないあなた ふたり暮らして どうなるものでも ないけど ひとりより ましだった 背中と背中で もたれあって あなたの鼓動が 伝わるだけで 安心していた なんとなく… 終わってしまった 突然に 机の上に置手紙 元気で暮らせとなぐり書き なんて下手なジョーク 私 思い切り笑ったわ 涙を流しながら… 料理 掃除 下手な私 うまい まずいも 言わないあなた ひとが見てれば おかしなふたりが お互い気づかずに 愛してた いつかはあなたが 出てゆくかもと 心のどこかで 恐れていたわ 無理して はしゃいで いたけれど… 終わってしまった 何もかも 机の上に置手紙 幸せつかめと しらけ文字 ふざけすぎているわ 私 思い切り笑ったわ 涙を流しながら… 終わってしまった 突然に 机の上に置手紙 元気で暮らせとなぐり書き なんて下手なジョーク 私 思い切り笑ったわ 涙を流しながら… 私 思い切り笑ったわ 涙を流しながら… | すぎもとまさと | いではく | 杉本眞人 | | 笑い方が 下手な私 うまいジョークも 言えないあなた ふたり暮らして どうなるものでも ないけど ひとりより ましだった 背中と背中で もたれあって あなたの鼓動が 伝わるだけで 安心していた なんとなく… 終わってしまった 突然に 机の上に置手紙 元気で暮らせとなぐり書き なんて下手なジョーク 私 思い切り笑ったわ 涙を流しながら… 料理 掃除 下手な私 うまい まずいも 言わないあなた ひとが見てれば おかしなふたりが お互い気づかずに 愛してた いつかはあなたが 出てゆくかもと 心のどこかで 恐れていたわ 無理して はしゃいで いたけれど… 終わってしまった 何もかも 机の上に置手紙 幸せつかめと しらけ文字 ふざけすぎているわ 私 思い切り笑ったわ 涙を流しながら… 終わってしまった 突然に 机の上に置手紙 元気で暮らせとなぐり書き なんて下手なジョーク 私 思い切り笑ったわ 涙を流しながら… 私 思い切り笑ったわ 涙を流しながら… |
六本木海峡お祭りさわぎが 終わったら 帰るところが みんなある 今夜はどこから かけてるの いつも最後は ひとりだね たいした話も ないくせに 先に切れない さびしんぼ 尖ってみせても 強がりが 氷みたいに 溶けてゆく 六本木海峡 ゆらゆら おぼれる前に 帰っておいで 六本木海峡 ゆらゆら おぼれかけてる 都会(まち)の魚は あんただけじゃない ほんとに男が 強いなら だれも女は 泣きゃしない 泣かせた女の その膝で 最後は甘えて 眠りなよ ひとりがいいさと 言いながら 独りがこわい ろくでなし 今夜で終わりと 誓っても 知らず知らずに 許してる 六本木海峡 ふらふら 忘れたふりで 戻っておいで 六本木海峡 ふらふら 生きるの下手な 都会(まち)の魚は あんただけじゃない 六本木海峡 ゆらゆら おぼれる前に 帰っておいで 六本木海峡 ゆらゆら 寂しがりやの 都会(まち)の魚は あんただけじゃない | すぎもとまさと | 冬弓ちひろ | 杉本眞人 | | お祭りさわぎが 終わったら 帰るところが みんなある 今夜はどこから かけてるの いつも最後は ひとりだね たいした話も ないくせに 先に切れない さびしんぼ 尖ってみせても 強がりが 氷みたいに 溶けてゆく 六本木海峡 ゆらゆら おぼれる前に 帰っておいで 六本木海峡 ゆらゆら おぼれかけてる 都会(まち)の魚は あんただけじゃない ほんとに男が 強いなら だれも女は 泣きゃしない 泣かせた女の その膝で 最後は甘えて 眠りなよ ひとりがいいさと 言いながら 独りがこわい ろくでなし 今夜で終わりと 誓っても 知らず知らずに 許してる 六本木海峡 ふらふら 忘れたふりで 戻っておいで 六本木海峡 ふらふら 生きるの下手な 都会(まち)の魚は あんただけじゃない 六本木海峡 ゆらゆら おぼれる前に 帰っておいで 六本木海峡 ゆらゆら 寂しがりやの 都会(まち)の魚は あんただけじゃない |
紙ふうせんあなたに出逢って この胸の つぶれた夢が ふくらんだ あなたの吐息で ふくらんだ 私はちいさな 紙ふうせん 青い空など いらない あなたのてのひらで 飛んでいたい 天まで届けと 願っても いつでも夢は 落ちてくる 涙の重さで 落ちてくる 私はちいさな 紙ふうせん 変わる季節を 数える あなたが飽きるまで 遊んでいてね 哀しい昨日は かくしても 静かに夢は 逃げてゆく 空っぽ心を 逃げてゆく 私はちいさな 紙ふうせん 優しい別れは いらない あなたの指先で やぶり捨てて あなたの指先で やぶり捨てて | すぎもとまさと | 田久保真見 | 杉本眞人 | | あなたに出逢って この胸の つぶれた夢が ふくらんだ あなたの吐息で ふくらんだ 私はちいさな 紙ふうせん 青い空など いらない あなたのてのひらで 飛んでいたい 天まで届けと 願っても いつでも夢は 落ちてくる 涙の重さで 落ちてくる 私はちいさな 紙ふうせん 変わる季節を 数える あなたが飽きるまで 遊んでいてね 哀しい昨日は かくしても 静かに夢は 逃げてゆく 空っぽ心を 逃げてゆく 私はちいさな 紙ふうせん 優しい別れは いらない あなたの指先で やぶり捨てて あなたの指先で やぶり捨てて |
メリーゴーランド爪まで切って くれる男は さよならも言わず いなくなる ちょっと 淋しい 話だね 女は 別れが 来るたびに ピエロのように 泣き笑い メーリー メーリー ゴーランド 男の膝は 遊園地 メーリー メーリー ゴーランド 一日甘えて 遊んだね 本当は泣いて 暮らしているのに 恋人 いるよな ふりをして みえっぱりだね バカなんだね 三月も惚れて 一緒にいれば 七癖もみんな うつったわ ちょっと バカげた 話だね 夜更けに こっそり 思い出が 回転木馬に 乗って来る メーリー メーリー ゴーランド 男の膝は 遊園地 メーリー メーリー ゴーランド 一日甘えて 遊んだね 遊び上手に 見せているけど 本当は 真面目な 女だよ みえっぱりだね バカなんだね メーリー メーリー ゴーランド 男の膝は 遊園地 メーリー メーリー ゴーランド 一日甘えて 遊んだね 本当は泣いて 暮らしているのに 恋人 いるよな ふりをして みえっぱりだね バカなんだね | すぎもとまさと | 高田ひろお | 杉本眞人 | | 爪まで切って くれる男は さよならも言わず いなくなる ちょっと 淋しい 話だね 女は 別れが 来るたびに ピエロのように 泣き笑い メーリー メーリー ゴーランド 男の膝は 遊園地 メーリー メーリー ゴーランド 一日甘えて 遊んだね 本当は泣いて 暮らしているのに 恋人 いるよな ふりをして みえっぱりだね バカなんだね 三月も惚れて 一緒にいれば 七癖もみんな うつったわ ちょっと バカげた 話だね 夜更けに こっそり 思い出が 回転木馬に 乗って来る メーリー メーリー ゴーランド 男の膝は 遊園地 メーリー メーリー ゴーランド 一日甘えて 遊んだね 遊び上手に 見せているけど 本当は 真面目な 女だよ みえっぱりだね バカなんだね メーリー メーリー ゴーランド 男の膝は 遊園地 メーリー メーリー ゴーランド 一日甘えて 遊んだね 本当は泣いて 暮らしているのに 恋人 いるよな ふりをして みえっぱりだね バカなんだね |
花火酒夜空に花の 満開を 眺めて暫し 花火酒 涼風渡る 縁側で 俳句を一句 ひと捻り ~玄関に 履く人なしの メッシュ靴~ あぁ… 日盛りやっと 遠のいて 金魚も跳ねた 鉢の中 西洋メロン 切りましょか 写真の人に 聞いてみる ~走る雲 藤椅子の上 雨近し~ あぁ… 髪切り虫の 鳴き声に 答えて暫し 夢見酒 畳の舞台 扇子持ち ちょっと気取って ひと踊り ~夏来ても 被る人なし パナマ帽~ あぁ… | すぎもとまさと | 浅木しゅん | 杉本眞人 | | 夜空に花の 満開を 眺めて暫し 花火酒 涼風渡る 縁側で 俳句を一句 ひと捻り ~玄関に 履く人なしの メッシュ靴~ あぁ… 日盛りやっと 遠のいて 金魚も跳ねた 鉢の中 西洋メロン 切りましょか 写真の人に 聞いてみる ~走る雲 藤椅子の上 雨近し~ あぁ… 髪切り虫の 鳴き声に 答えて暫し 夢見酒 畳の舞台 扇子持ち ちょっと気取って ひと踊り ~夏来ても 被る人なし パナマ帽~ あぁ… |
夜もすがら踊る石松馬鹿でなければ踊れない カッコつけてちゃ走れない 純な心は正直者で うれしさ 楽しさ すぐに形にしてみせる 遠州森町 よい茶の出どこ そこで育って名前を売って 清水港は鬼より恐い 中でも石松暴れ者 酒好き 歌好き 女好き 馬鹿がつくほど 馬鹿がつくほど みんな好き さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう 破れかぶれに 見えるけど 無茶を通したことはない 野暮を承知で無粋を決めて 引き立て役など 泣いてつとめることもある 富士山拝んで旅立つ朝よ しばしごぶさた ごきげんさんよ 無事に役目を果たしたあとに 言いたいことばがひとつある 酒駄目 歌駄目 女駄目 願をかけたら 願をかけたら みんな駄目 さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう 酒好き 歌好き 女好き 馬鹿がつくほど 馬鹿がつくほど みんな好き さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう | すぎもとまさと | 阿久悠 | 杉本眞人 | | 馬鹿でなければ踊れない カッコつけてちゃ走れない 純な心は正直者で うれしさ 楽しさ すぐに形にしてみせる 遠州森町 よい茶の出どこ そこで育って名前を売って 清水港は鬼より恐い 中でも石松暴れ者 酒好き 歌好き 女好き 馬鹿がつくほど 馬鹿がつくほど みんな好き さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう 破れかぶれに 見えるけど 無茶を通したことはない 野暮を承知で無粋を決めて 引き立て役など 泣いてつとめることもある 富士山拝んで旅立つ朝よ しばしごぶさた ごきげんさんよ 無事に役目を果たしたあとに 言いたいことばがひとつある 酒駄目 歌駄目 女駄目 願をかけたら 願をかけたら みんな駄目 さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう 酒好き 歌好き 女好き 馬鹿がつくほど 馬鹿がつくほど みんな好き さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう |
遠き昭和の…あの人 この人 あの顔 この顔 みんなどうして いるんだろう 酒と タバコと 遊びに暮れた やんちゃ時代の 仲間たち 元気でいるか 変わりはないか 遠き昭和の まぶしい時代 あいつに こいつに あの恋 この恋 修羅場くぐった こともある 酔いどれ男 薄情おんな 俺もおまえも 泣かされた 思い出だけが こころを巡る 遠き昭和の まぶしい時代 あの歌 この歌 あの夢 この夢 今も覚えて いるだろか 安い酒場で 酒酌み交わし 語り明かした 夜もある 喧嘩もしたさ 突っ張りもしたさ 遠き昭和の まぶしい時代 遠き昭和の 灯りが恋し | すぎもとまさと | 高田ひろお | 杉本眞人 | | あの人 この人 あの顔 この顔 みんなどうして いるんだろう 酒と タバコと 遊びに暮れた やんちゃ時代の 仲間たち 元気でいるか 変わりはないか 遠き昭和の まぶしい時代 あいつに こいつに あの恋 この恋 修羅場くぐった こともある 酔いどれ男 薄情おんな 俺もおまえも 泣かされた 思い出だけが こころを巡る 遠き昭和の まぶしい時代 あの歌 この歌 あの夢 この夢 今も覚えて いるだろか 安い酒場で 酒酌み交わし 語り明かした 夜もある 喧嘩もしたさ 突っ張りもしたさ 遠き昭和の まぶしい時代 遠き昭和の 灯りが恋し |
あなたの背中に ふともの思う 横顔や ズシンと響く 低音や ひとりの酒の 静かさや それらのすべて 好きでした 自分をすてて 生きつづけ みんなの為に 燃えつきる そういう人が 世の中で 寂しく沈む はずがない あなたはまだまだ 男ざかり 隠れたファンの 恋歌を あなたの背中に 送ります お酒を少し 控えめに 色気もちょっと 抑え目に こころの憂さに 縛られず 昔の笑顔 思い出し 世間の風に 追われても 値打ちが消えた わけじゃない 風邪ひくことの ないように 元気な声で 歌ってね あなたはまだまだ 男ざかり その気にさせたい 応援歌 あなたの背中に 送ります あなたはまだまだ 男ざかり 隠れたファンの 恋歌を あなたの背中に 送ります あなたの背中に 送ります | すぎもとまさと | 阿久悠 | 杉本眞人 | | ふともの思う 横顔や ズシンと響く 低音や ひとりの酒の 静かさや それらのすべて 好きでした 自分をすてて 生きつづけ みんなの為に 燃えつきる そういう人が 世の中で 寂しく沈む はずがない あなたはまだまだ 男ざかり 隠れたファンの 恋歌を あなたの背中に 送ります お酒を少し 控えめに 色気もちょっと 抑え目に こころの憂さに 縛られず 昔の笑顔 思い出し 世間の風に 追われても 値打ちが消えた わけじゃない 風邪ひくことの ないように 元気な声で 歌ってね あなたはまだまだ 男ざかり その気にさせたい 応援歌 あなたの背中に 送ります あなたはまだまだ 男ざかり 隠れたファンの 恋歌を あなたの背中に 送ります あなたの背中に 送ります |
鮨屋で…小肌を切って 熱燗二合 それと この娘に 中トロサビ抜きで 父と座った 鮨屋のカウンター ちょっと 大人に なった気がした あの日 あなたは 少し酔ってた たくさん食べなよ 好きなもの…… そう言いながら 向けた笑顔は 何故か 寂しく 哀しげだった 父と母との 間のことは どうなってたか 知る由もない あの日が そう 最後です 父とは会えない 娘になった…… この春 わたし 結婚します あの日の 鮨屋で 並んで座りたい 母に 反抗 ばかりの思春期を ごめんなさいと 言える年齢です 誰に似たのか お酒呑みです 血は争えないねと 言う前に 何言ってんだよ 嬉しそうに コツンと頭 小突くね きっと 父と母との 間のことは どちらが悪い 訳でもないと 今なら そう 分かります 少しは わたしも 大人になった…… 父と母との 間のことは 元に戻ることは ないでしょうが それでも ただ 感謝です わたしは あなたたちの 娘です わたしは あなたたちの 娘です | すぎもとまさと | 井上千穂 | 杉本眞人 | すぎもとバンド | 小肌を切って 熱燗二合 それと この娘に 中トロサビ抜きで 父と座った 鮨屋のカウンター ちょっと 大人に なった気がした あの日 あなたは 少し酔ってた たくさん食べなよ 好きなもの…… そう言いながら 向けた笑顔は 何故か 寂しく 哀しげだった 父と母との 間のことは どうなってたか 知る由もない あの日が そう 最後です 父とは会えない 娘になった…… この春 わたし 結婚します あの日の 鮨屋で 並んで座りたい 母に 反抗 ばかりの思春期を ごめんなさいと 言える年齢です 誰に似たのか お酒呑みです 血は争えないねと 言う前に 何言ってんだよ 嬉しそうに コツンと頭 小突くね きっと 父と母との 間のことは どちらが悪い 訳でもないと 今なら そう 分かります 少しは わたしも 大人になった…… 父と母との 間のことは 元に戻ることは ないでしょうが それでも ただ 感謝です わたしは あなたたちの 娘です わたしは あなたたちの 娘です |
一時間だけのクリスマス・イヴ今夜はデートでしょ 若い人はいいわね アパートのおばさんに 冷やかされました 若くもないけれど 今日くらいは見栄張って おもいっきり おしゃれして でかけよう Sirent Night ほんとは ずっと一緒にいたいけど Sirent Night あの人と 一時間の約束で 二人だけのクリスマス きっと 雪になるわ クリスマスイヴの日に あえるなんて すごいね 無理をしてくれたのね 感謝をしてます 皮肉じゃないからね いつも あきらめてたから 舞い上がる私を 受け止めて Sirent Night ほんとよ 一時間で帰ってね Sirent Night わたしには 夢のようなプレゼント 二人だけのクリスマス 街の明かり綺麗 Sirent Night ほんとは ずっと一緒にいたいけど Sirent Night あの人と 一時間の約束で 二人だけのクリスマス きっと 雪になるわ | すぎもとまさと | 朝比奈京子 | 杉本眞人 | すぎもとバンド | 今夜はデートでしょ 若い人はいいわね アパートのおばさんに 冷やかされました 若くもないけれど 今日くらいは見栄張って おもいっきり おしゃれして でかけよう Sirent Night ほんとは ずっと一緒にいたいけど Sirent Night あの人と 一時間の約束で 二人だけのクリスマス きっと 雪になるわ クリスマスイヴの日に あえるなんて すごいね 無理をしてくれたのね 感謝をしてます 皮肉じゃないからね いつも あきらめてたから 舞い上がる私を 受け止めて Sirent Night ほんとよ 一時間で帰ってね Sirent Night わたしには 夢のようなプレゼント 二人だけのクリスマス 街の明かり綺麗 Sirent Night ほんとは ずっと一緒にいたいけど Sirent Night あの人と 一時間の約束で 二人だけのクリスマス きっと 雪になるわ |
曙橋~路地裏の少年~交番を曲がれば 角の駄菓子屋の 向かいは豆腐屋で こんな秋の夕暮れ あちこちから 秋刀魚(さんま)を焦がす匂いが 立ち込めた… ひと昔 ふた昔 思い出せない月日が流れ 車を寄せて 眺めている まぼろしの路地 不審な顔で 往き交うのは 誰もみな しらない人々(ひと)だよ ほら、ワイパーの 向こう側 砂場でひとり 俺が遊ぶ 買い物かごを手に 微笑(わら)って見守る あれは若いお袋か 帰りたい あの頃へ …帰れない 帰りたい あの頃へ …帰れない 引越しのトラック 泣いて追って来た 隣の女の子 きっと今は初恋(こい)した 記憶(おぼえ)もなく 娘を嫁にやる日を 待つだろう… ひと昔 ふた昔 そして、 いい年令(とし)数えてみても 何かを時に 探しに来る まぼろしの路地 親父と行った 弁天湯の 煙突が 居残るだけだが… ほら、片隅の 公園で ブランコ高く 俺が漕ぐよ 天まで漕ごうとも 東京タワーの 尖(さき)も見えはしないのに 帰りたい あの頃へ …帰れない 帰りたい あの頃へ …遅すぎる 時間の扉の 鍵はもう どこかに落してしまった… 帰りたい あの頃へ …帰れない 帰りたい あの頃へ …帰れない 暮らした界隈 町内(まち)はもう すっかり変わってしまった… | すぎもとまさと | ちあき哲也 | 杉本眞人 | すぎもとバンド | 交番を曲がれば 角の駄菓子屋の 向かいは豆腐屋で こんな秋の夕暮れ あちこちから 秋刀魚(さんま)を焦がす匂いが 立ち込めた… ひと昔 ふた昔 思い出せない月日が流れ 車を寄せて 眺めている まぼろしの路地 不審な顔で 往き交うのは 誰もみな しらない人々(ひと)だよ ほら、ワイパーの 向こう側 砂場でひとり 俺が遊ぶ 買い物かごを手に 微笑(わら)って見守る あれは若いお袋か 帰りたい あの頃へ …帰れない 帰りたい あの頃へ …帰れない 引越しのトラック 泣いて追って来た 隣の女の子 きっと今は初恋(こい)した 記憶(おぼえ)もなく 娘を嫁にやる日を 待つだろう… ひと昔 ふた昔 そして、 いい年令(とし)数えてみても 何かを時に 探しに来る まぼろしの路地 親父と行った 弁天湯の 煙突が 居残るだけだが… ほら、片隅の 公園で ブランコ高く 俺が漕ぐよ 天まで漕ごうとも 東京タワーの 尖(さき)も見えはしないのに 帰りたい あの頃へ …帰れない 帰りたい あの頃へ …遅すぎる 時間の扉の 鍵はもう どこかに落してしまった… 帰りたい あの頃へ …帰れない 帰りたい あの頃へ …帰れない 暮らした界隈 町内(まち)はもう すっかり変わってしまった… |
つつがなく鳴かず飛ばずの 人生も いいことあったさ ひとつやふたつ 恨んでみても しょうがない 所詮 帰らぬ 夢ばかり あれも これもと 欲しがらず 今日と云う日を つつがなく 生きてゆけたら それでいい ずるく生きなきゃ 陽の当たる 場所に出れぬと 知ってはいるが 鏡の中に 映る顔 そいつは駄目だと 言っている あれも これもと 欲しがらず 今日と云う日を つつがなく 生きてゆけたら それでいい 夢を追いかけ 追いつけぬ それでも不幸と 思ってないさ 女の膝に 倒れ込み すべて忘れて 眠ったよ あれも これもと 欲しがらず 今日と云う日を つつがなく 生きてゆけたら それでいい | すぎもとまさと | 麻木しゅん | 杉本眞人 | すぎもとバンド | 鳴かず飛ばずの 人生も いいことあったさ ひとつやふたつ 恨んでみても しょうがない 所詮 帰らぬ 夢ばかり あれも これもと 欲しがらず 今日と云う日を つつがなく 生きてゆけたら それでいい ずるく生きなきゃ 陽の当たる 場所に出れぬと 知ってはいるが 鏡の中に 映る顔 そいつは駄目だと 言っている あれも これもと 欲しがらず 今日と云う日を つつがなく 生きてゆけたら それでいい 夢を追いかけ 追いつけぬ それでも不幸と 思ってないさ 女の膝に 倒れ込み すべて忘れて 眠ったよ あれも これもと 欲しがらず 今日と云う日を つつがなく 生きてゆけたら それでいい |
Hey! Mr.~わたしが愛した早射ちマック~あんたにもらった オンボロ・カーに ドレスを四、五枚 積み込んで 夜が明けたなら ハーレム・リバー 警笛ならして 出てゆくわ 今度の相手は ブロンド娘 とびきり美人と いうじゃない 今頃きっと サリーの酒場(みせ)で 二枚目気どって 飲んでるわ Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Broken Heart Broken Heart 背中を向けたら あんたに ババンバーン あんたの帰りを 暖炉の部屋で 迎えるくらしを 夢見てた それって酒屋で クスリを買うような ないものねだりよね そうよねぇ 南へ下れば キャナル・ストリート 昔の仲間が 住んでるわ ここらできちんと 働き口を 見つけてわたしは 出直すわ Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Loose My Heart Loose My Heart 背中を向けたら あんたに ババンバーン Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Broken Heart Broken Heart 背中を向けたら あんたに ババンバーン | すぎもとまさと | たかたかし | 杉本眞人 | | あんたにもらった オンボロ・カーに ドレスを四、五枚 積み込んで 夜が明けたなら ハーレム・リバー 警笛ならして 出てゆくわ 今度の相手は ブロンド娘 とびきり美人と いうじゃない 今頃きっと サリーの酒場(みせ)で 二枚目気どって 飲んでるわ Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Broken Heart Broken Heart 背中を向けたら あんたに ババンバーン あんたの帰りを 暖炉の部屋で 迎えるくらしを 夢見てた それって酒屋で クスリを買うような ないものねだりよね そうよねぇ 南へ下れば キャナル・ストリート 昔の仲間が 住んでるわ ここらできちんと 働き口を 見つけてわたしは 出直すわ Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Loose My Heart Loose My Heart 背中を向けたら あんたに ババンバーン Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Hey Hey Hey Mr.!! あんたは名うての早射ちマック Broken Heart Broken Heart 背中を向けたら あんたに ババンバーン |
薔薇のオルゴールやっと忘れかけた頃に こんな風に逢いに来るひと 上目遣い 今も好きか聞くのね やめて あたし玩具じゃない 街に いつか聴いた歌は流れ 女のもろさ また揺らすけれど… 愛には愛を 罪には罰を 今夜はじめて 憎んでる 愛には愛を 薔薇には棘を 次はあなたが 傷つけばいい だって無神経なあなた ひとが耐えた傷の痛さも 許すまでの 胸も思いやれない 誰があの日 裏切ったの… むきに くれた指輪 放りすてて 女のけじめ つけてみたつもり… 愛には愛を 罪には罰を 二度とあたしを 落せない 愛には愛を 蜜には毒を それが務めと 信じてるから 愛には愛を 薔薇には棘を そうよ最後の 贈りものなの あぁ 恋はひと幕…芝居は終わった | すぎもとまさと | ちあき哲也 | 杉本眞人 | | やっと忘れかけた頃に こんな風に逢いに来るひと 上目遣い 今も好きか聞くのね やめて あたし玩具じゃない 街に いつか聴いた歌は流れ 女のもろさ また揺らすけれど… 愛には愛を 罪には罰を 今夜はじめて 憎んでる 愛には愛を 薔薇には棘を 次はあなたが 傷つけばいい だって無神経なあなた ひとが耐えた傷の痛さも 許すまでの 胸も思いやれない 誰があの日 裏切ったの… むきに くれた指輪 放りすてて 女のけじめ つけてみたつもり… 愛には愛を 罪には罰を 二度とあたしを 落せない 愛には愛を 蜜には毒を それが務めと 信じてるから 愛には愛を 薔薇には棘を そうよ最後の 贈りものなの あぁ 恋はひと幕…芝居は終わった |
OSAKA RAINY BLUE ~蛸焼き橋~OSAKA RAINY BLUE OSAKA RAINY BLUE ウチ、3時間も待ってたんやで 道頓堀川 蛸焼き橋で 噴水見つめて 待ってたんやで ウチの事 嫌いになったんかいな そやったら それでええけど そやったら しょうがないけど 哀しかったんやで 涙、出て来たんやで Wo… Wo… Wo… ウチ、ひとりでパチンコしたんやで フィーバー2回も ジャラジャラ出たけど 涙の方が もっと出たんやで ウチの事 飽きてしもたんかいな そやったら それでええけど そやったら しょうがないけど 淋しなったんやで お酒飲みに 行ったんやで Wo… Wo… Wo… OSAKA RAINY BLUE OSAKA RAINY BLUE ウチ、もいっぺん待ってみたんやで 太左衛門橋、蛸焼き橋は あんたによう似た 人ばっかしや ウチの事 捨ててしまうんかいな 夢だけを 見せてくれたんか 夢やから さめてしまうんか ウチ、アホやからね 雨まで降って 来たやんか Wo… Wo… Wo… OSAKA RAINY BLUE OSAKA RAINY BLUE | すぎもとまさと | 喜多條忠 | 杉本眞人 | | OSAKA RAINY BLUE OSAKA RAINY BLUE ウチ、3時間も待ってたんやで 道頓堀川 蛸焼き橋で 噴水見つめて 待ってたんやで ウチの事 嫌いになったんかいな そやったら それでええけど そやったら しょうがないけど 哀しかったんやで 涙、出て来たんやで Wo… Wo… Wo… ウチ、ひとりでパチンコしたんやで フィーバー2回も ジャラジャラ出たけど 涙の方が もっと出たんやで ウチの事 飽きてしもたんかいな そやったら それでええけど そやったら しょうがないけど 淋しなったんやで お酒飲みに 行ったんやで Wo… Wo… Wo… OSAKA RAINY BLUE OSAKA RAINY BLUE ウチ、もいっぺん待ってみたんやで 太左衛門橋、蛸焼き橋は あんたによう似た 人ばっかしや ウチの事 捨ててしまうんかいな 夢だけを 見せてくれたんか 夢やから さめてしまうんか ウチ、アホやからね 雨まで降って 来たやんか Wo… Wo… Wo… OSAKA RAINY BLUE OSAKA RAINY BLUE |
とまどいルージュ何故かしら この胸はざわめく 風の音 窓をふるわす いつからか ひとり眠る夜は 不安にさらわれ 長くてつらい 愛の火が 消えそうよ 思い過ごしならばいいけど 逢いたくて すぐに 逢いたくて あなたの好きなルージュ 引いてみる 追いかけて こころ 追いかけて 真夜中 とまどうばかり 目を見つめ 確かめたいけれど 駄目なのよ 身動きできない 青ざめた肌が 闇に浮かぶ バラ色ルージュのくちびる 寒い あなただけ いればいい ひとり置き去りにしないで 抱きしめて 強く 抱きしめて 別れの予感 Kissで 溶かして 掴まえて こころ 掴まえて 真夜中 とまどうばかり 抱きしめて 強く 抱きしめて 別れの予感 Kissで 溶かして 掴まえて こころ 掴まえて 真夜中 とまどうばかり | すぎもとまさと | 夏海裕子 | 杉本眞人 | | 何故かしら この胸はざわめく 風の音 窓をふるわす いつからか ひとり眠る夜は 不安にさらわれ 長くてつらい 愛の火が 消えそうよ 思い過ごしならばいいけど 逢いたくて すぐに 逢いたくて あなたの好きなルージュ 引いてみる 追いかけて こころ 追いかけて 真夜中 とまどうばかり 目を見つめ 確かめたいけれど 駄目なのよ 身動きできない 青ざめた肌が 闇に浮かぶ バラ色ルージュのくちびる 寒い あなただけ いればいい ひとり置き去りにしないで 抱きしめて 強く 抱きしめて 別れの予感 Kissで 溶かして 掴まえて こころ 掴まえて 真夜中 とまどうばかり 抱きしめて 強く 抱きしめて 別れの予感 Kissで 溶かして 掴まえて こころ 掴まえて 真夜中 とまどうばかり |
柚子まだ俺が がきの頃 越してきた家に 若い親父が植えた柚子 今年も青い実がなった… 義母(はは)譲り 柚子のジャムトーストに塗って 自信なさげに出来を訊く おまえがやけに眩しいよ… ちびを学校に送り出し 久しぶりだね 朝の食卓(テーブル) 隣近所の噂にも なぜか胸は安らぐ 甘酸っぱい柚子の味 後ほろ苦い柚子の味 ねぇ 今 1日だって おまえより長く生きて やる気でいるが ねぇ もし もしもだよ 呆気なく俺が先に 逝ったとしたら…ごめんな くり返し不始末を 仕出かした俺さ いつも土下座で詫びるとは お前が両親(おや)を宥(なだ)めたね… 父は亡く 母も亡く 人生は速い ひとつ正しいことをした お前を女房にしたこと… どんな幸せを捨ててたか 沸いたケトルの笛に沁みるよ 少し休めよ、コーヒーは 俺が入れてやるから 甘酸っぱい柚子の味 後ほろ苦い柚子の味 ねぇ 今 ありがとうとか お座なりの感謝なんか 言わずにおくが ねぇ もし もしもだよ 償いもできず先に 逝ったとしたら…ごめんな ねぇ 今 1日だって おまえより長く生きて やる気でいるが ねぇ もし もしもだよ 苦労だけくれて 先に 逝ったとしたら…ごめんな その時はごめんな… | すぎもとまさと | ちあき哲也 | 杉本眞人 | | まだ俺が がきの頃 越してきた家に 若い親父が植えた柚子 今年も青い実がなった… 義母(はは)譲り 柚子のジャムトーストに塗って 自信なさげに出来を訊く おまえがやけに眩しいよ… ちびを学校に送り出し 久しぶりだね 朝の食卓(テーブル) 隣近所の噂にも なぜか胸は安らぐ 甘酸っぱい柚子の味 後ほろ苦い柚子の味 ねぇ 今 1日だって おまえより長く生きて やる気でいるが ねぇ もし もしもだよ 呆気なく俺が先に 逝ったとしたら…ごめんな くり返し不始末を 仕出かした俺さ いつも土下座で詫びるとは お前が両親(おや)を宥(なだ)めたね… 父は亡く 母も亡く 人生は速い ひとつ正しいことをした お前を女房にしたこと… どんな幸せを捨ててたか 沸いたケトルの笛に沁みるよ 少し休めよ、コーヒーは 俺が入れてやるから 甘酸っぱい柚子の味 後ほろ苦い柚子の味 ねぇ 今 ありがとうとか お座なりの感謝なんか 言わずにおくが ねぇ もし もしもだよ 償いもできず先に 逝ったとしたら…ごめんな ねぇ 今 1日だって おまえより長く生きて やる気でいるが ねぇ もし もしもだよ 苦労だけくれて 先に 逝ったとしたら…ごめんな その時はごめんな… |
風の線路(一宮浩二に捧ぐ…)帰りの道を 忘れるくらい 夢中で遊んだ ガキの頃 ローカル線の レールをたどり 兄貴と歩いた 遠い夏 あの日履いてた 泥んこズック 捨てちゃいないさ 胸ん中 帰ろうよ 帰ろうよ 靴紐 結びなおし 帰ろうよ 帰ろうよ もう一度 故郷の空へ続く 風の 風の線路 どうして人は 忘れてしまう 出逢ったよろこび ときめきを 見慣れたはずの おまえの笑顔 今さら思うよ きれいだと あの日見つけた 大事な花を 守りたいんだ これからも 帰ろうよ 帰ろうよ 愛しさ言葉にして 帰ろうよ 帰ろうよ あの頃へ 昨日から明日へ続く 風の 風の線路 帰ろうよ 帰ろうよ 靴紐 結びなおし 帰ろうよ 帰ろうよ もう一度 まだ醒めぬ夢は続く 風の 風の線路 | すぎもとまさと | 冬弓ちひろ | 杉本眞人 | | 帰りの道を 忘れるくらい 夢中で遊んだ ガキの頃 ローカル線の レールをたどり 兄貴と歩いた 遠い夏 あの日履いてた 泥んこズック 捨てちゃいないさ 胸ん中 帰ろうよ 帰ろうよ 靴紐 結びなおし 帰ろうよ 帰ろうよ もう一度 故郷の空へ続く 風の 風の線路 どうして人は 忘れてしまう 出逢ったよろこび ときめきを 見慣れたはずの おまえの笑顔 今さら思うよ きれいだと あの日見つけた 大事な花を 守りたいんだ これからも 帰ろうよ 帰ろうよ 愛しさ言葉にして 帰ろうよ 帰ろうよ あの頃へ 昨日から明日へ続く 風の 風の線路 帰ろうよ 帰ろうよ 靴紐 結びなおし 帰ろうよ 帰ろうよ もう一度 まだ醒めぬ夢は続く 風の 風の線路 |
青春のたまり場純愛がぶつかれば 時に傷つけ そのあとで悔いながら 泣いて詫びたり かけがえのない時代(じだい)ともに過した あの店も今月で 閉めるそうです もう誰も希望など 語らなくなり カサカサに乾いた 街は汚れて 青春のたまり場も 閑古鳥鳴き マスターも苦笑い 見せるだけです もう一度 あの場所で逢いませんか 泣きながら さよならを言いませんか La… La… 結ばれた人もおり 別れた人も 夢破れ 酒を飲み 荒(すさ)んだ人も 夜明けまでただひとり 踊った人も どれもみな青春の ひとコマですね 今はもうそれぞれが 人生おくり ふり返ることさえも めずらしくなり 色褪せた想い出と わかっていても この手紙どうしても おとどけします もう一度 あの時代(とき)と逢いませんか マスターに ありがとう言いませんか La… La… もう一度 あの場所で逢いませんか 泣きながら さよならを言いませんか La… La… | すぎもとまさと | 阿久悠 | 杉本眞人 | | 純愛がぶつかれば 時に傷つけ そのあとで悔いながら 泣いて詫びたり かけがえのない時代(じだい)ともに過した あの店も今月で 閉めるそうです もう誰も希望など 語らなくなり カサカサに乾いた 街は汚れて 青春のたまり場も 閑古鳥鳴き マスターも苦笑い 見せるだけです もう一度 あの場所で逢いませんか 泣きながら さよならを言いませんか La… La… 結ばれた人もおり 別れた人も 夢破れ 酒を飲み 荒(すさ)んだ人も 夜明けまでただひとり 踊った人も どれもみな青春の ひとコマですね 今はもうそれぞれが 人生おくり ふり返ることさえも めずらしくなり 色褪せた想い出と わかっていても この手紙どうしても おとどけします もう一度 あの時代(とき)と逢いませんか マスターに ありがとう言いませんか La… La… もう一度 あの場所で逢いませんか 泣きながら さよならを言いませんか La… La… |
センチメンタル・ゲイ・ブルースあたしが男を知ったのは おんなを知った日から まだ3日目の夜 場末の酒場で むせていた あたしを介抱してくれた GIジョー 熱い嵐が身体を走り 気づいたところは安ホテル 小ちゃな窓のガラス越しに 路面電車の青い火花が散った ラーララララー ラーララララー あたしが男を愛したのは 女に絶望した日から まだ間もない頃 男と男が部屋を借りて それからしばらくは幸せだった ある晩ジョーは大酒飲んで 手当たり次第に あたりをぶち壊す その日が来たのね あたしのいい人に 真っ黒な頬に 大粒の涙 ルールルルルー ルールルルルー あたしが街に立ったのは ベトナムが終わってから しばらく過ぎた頃 寂しさまぎらす化粧もいつか ルージュをひく手つきも 女を越えた あたしに弱みがあるなら それは 化粧を浮かせるひげの剃りあと 毎日3時になると 風呂屋に行って すね毛を剃るのが その日の始まり ラーララララー ラーララララー あたしに声をかけたのは 今夜はあんたが最初の男 一本貰うわね ハッカたばこ つまらぬ話を終わらすために それよりあんたは普通の男 それともあたしのいい人なの 今夜もたたずむ街角に 夜風がしみるよ センチメンタル・ゲイ・ブルース 今夜もたたずむ街角に 夜風がしみるよ センチメンタル・ゲイ・ブルース ルールルルルー ルールルルルー | すぎもとまさと | 最首としみつ | 杉本眞人 | | あたしが男を知ったのは おんなを知った日から まだ3日目の夜 場末の酒場で むせていた あたしを介抱してくれた GIジョー 熱い嵐が身体を走り 気づいたところは安ホテル 小ちゃな窓のガラス越しに 路面電車の青い火花が散った ラーララララー ラーララララー あたしが男を愛したのは 女に絶望した日から まだ間もない頃 男と男が部屋を借りて それからしばらくは幸せだった ある晩ジョーは大酒飲んで 手当たり次第に あたりをぶち壊す その日が来たのね あたしのいい人に 真っ黒な頬に 大粒の涙 ルールルルルー ルールルルルー あたしが街に立ったのは ベトナムが終わってから しばらく過ぎた頃 寂しさまぎらす化粧もいつか ルージュをひく手つきも 女を越えた あたしに弱みがあるなら それは 化粧を浮かせるひげの剃りあと 毎日3時になると 風呂屋に行って すね毛を剃るのが その日の始まり ラーララララー ラーララララー あたしに声をかけたのは 今夜はあんたが最初の男 一本貰うわね ハッカたばこ つまらぬ話を終わらすために それよりあんたは普通の男 それともあたしのいい人なの 今夜もたたずむ街角に 夜風がしみるよ センチメンタル・ゲイ・ブルース 今夜もたたずむ街角に 夜風がしみるよ センチメンタル・ゲイ・ブルース ルールルルルー ルールルルルー |
惚れ神惚れ神に 会ったよ そりゃもう 突然だったよ 倒れた俺を 抱き起こし 凍えた耳に 息を吹き込む 惚れなさい 自分を捨てて 惚れなさい 誰かのために 生きなさい 惚れなさい ただ切なさに 惚れなさい 一生一度 泣きなさい あぁ 惚れ神を俺は信じたよ あぁ 惚れ神に会えて目が覚めた 惚れ神が いたんだ この世が 明るくなった 孤独な俺に 寄り添って 夜が明けるまで 歌をうたった 惚れなさい 心をこめて 惚れなさい 捨てられたって いいじゃない 惚れなさい 目立たぬように 惚れなさい 身を震わせて 耐えなさい あぁ 惚れ神が俺を見てくれる あぁ 惚れ神と生きる気になった 惚れなさい 涙とともに 惚れなさい いとしさだけを 守り通して 惚れなさい 去り行くひとも 惚れなさい しあわせ祈り 酔いなさい あぁ 惚れ神に俺を預けたよ あぁ 惚れ神が夢でささやいた | すぎもとまさと | 阿久悠 | 杉本眞人 | | 惚れ神に 会ったよ そりゃもう 突然だったよ 倒れた俺を 抱き起こし 凍えた耳に 息を吹き込む 惚れなさい 自分を捨てて 惚れなさい 誰かのために 生きなさい 惚れなさい ただ切なさに 惚れなさい 一生一度 泣きなさい あぁ 惚れ神を俺は信じたよ あぁ 惚れ神に会えて目が覚めた 惚れ神が いたんだ この世が 明るくなった 孤独な俺に 寄り添って 夜が明けるまで 歌をうたった 惚れなさい 心をこめて 惚れなさい 捨てられたって いいじゃない 惚れなさい 目立たぬように 惚れなさい 身を震わせて 耐えなさい あぁ 惚れ神が俺を見てくれる あぁ 惚れ神と生きる気になった 惚れなさい 涙とともに 惚れなさい いとしさだけを 守り通して 惚れなさい 去り行くひとも 惚れなさい しあわせ祈り 酔いなさい あぁ 惚れ神に俺を預けたよ あぁ 惚れ神が夢でささやいた |
元禄花見踊り女がひとり 手酌で呑んで みっともないね 唐紙ごしに ひそひそ 誰の声… ほろ酔い箸で 来ぬひとの名を お膳に描けば 大川端に暮六つ 鐘が鳴る わたし 未練だわ… ま、いっか 踊っちゃいましょ 吉原ジルバ どうせ浮世は お花見騒ぎ エェそうかいな ヤレそうかいな 涙は野暮かいな 地味な紬を ピンクの帯に 今日からさくらと 名乗ります エェ エェ… 忘れろなんて かえって忘れられなくしたわ 上方訛り 流し目 悪い指… お三味の稽古 心もそぞろ 身が入らない さっきもバチで お師匠さんに 叩かれた わたし バカなのね ま、いっか パッとやりましょ 吉原マンボ 男断ちなど 元禄遅れ エェそうかいな ヤレそうかいな 寝床も春かいな 立てた操は もう花吹雪 お耐という名は 棄てました エェ エェ… ま、いっか パッとやりましょ 吉原チャチャチャ どうせ浮世は お花見騒ぎ エェそうかいな ヤレそうかいな 踊らにゃ損かいな 可愛い陰間と 絵日傘さして ハッピー ハッピで踊りましょ エェ エェ… | すぎもとまさと | ちあき哲也 | 杉本眞人 | | 女がひとり 手酌で呑んで みっともないね 唐紙ごしに ひそひそ 誰の声… ほろ酔い箸で 来ぬひとの名を お膳に描けば 大川端に暮六つ 鐘が鳴る わたし 未練だわ… ま、いっか 踊っちゃいましょ 吉原ジルバ どうせ浮世は お花見騒ぎ エェそうかいな ヤレそうかいな 涙は野暮かいな 地味な紬を ピンクの帯に 今日からさくらと 名乗ります エェ エェ… 忘れろなんて かえって忘れられなくしたわ 上方訛り 流し目 悪い指… お三味の稽古 心もそぞろ 身が入らない さっきもバチで お師匠さんに 叩かれた わたし バカなのね ま、いっか パッとやりましょ 吉原マンボ 男断ちなど 元禄遅れ エェそうかいな ヤレそうかいな 寝床も春かいな 立てた操は もう花吹雪 お耐という名は 棄てました エェ エェ… ま、いっか パッとやりましょ 吉原チャチャチャ どうせ浮世は お花見騒ぎ エェそうかいな ヤレそうかいな 踊らにゃ損かいな 可愛い陰間と 絵日傘さして ハッピー ハッピで踊りましょ エェ エェ… |
恋華草~おれとあたし~酔いどれて 靴をぬぎ あなたの 背にもたれ どこへでも さらってと 泣き泣き いったのに クシャクシャに たたんだ コートを枕にさせ 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって 若い日の 年月(としつき)は あまりに 早過ぎて 未来など 考える 時間も なかったわ ボロボロになるのは みじめと泣いていたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって 恋の花 一つだけ ようやく 咲いたから いいことも あるでしょう 小さな ことならば ふらふらで 歩いた 二人を嘲(わら)ってたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって | すぎもとまさと | 阿久悠 | 杉本眞人 | | 酔いどれて 靴をぬぎ あなたの 背にもたれ どこへでも さらってと 泣き泣き いったのに クシャクシャに たたんだ コートを枕にさせ 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって 若い日の 年月(としつき)は あまりに 早過ぎて 未来など 考える 時間も なかったわ ボロボロになるのは みじめと泣いていたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって 恋の花 一つだけ ようやく 咲いたから いいことも あるでしょう 小さな ことならば ふらふらで 歩いた 二人を嘲(わら)ってたら 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって 馬鹿いうなよ 無茶いうなよ おれのこと みそこなうなよ だって |
ものもらい身勝ってな自由求め 心地良い家飛び出し 北向きの部屋を借りて 暗闇に細々と暮らす すりきれた夢にすがり いつかは認めてもらえると 貧しさだけを売物に 他人のふところあてにする おごってもらい ゆずってもらい あわれんでもらい あげくのはてには さげすんでもらう 誰彼の区別なく ただただもらい続け 与えることを忘れていたら 出来てしまった ものもらい 右目がぷくんとふくれあがり 見るにたえない ものもらい ままならぬ世間を怨み 己れのおろかさ否定して 毎日ゴロゴロ寝てばかり 動く意欲は少しも見せず 金がないなら 汗流し 涙を流してかせげばいいもの 友人知人を訪ね歩き 不在と聞いてもあがりこむ 食わせてもらい飲ませてもらい 着替えさせてもらい あげくのはてには泊まらせてもらう 誰彼の区別なく ただただもらい続け 与えることを忘れていたら どんどん広がる ものもらい 右目から左目へと進み それはみにくい ものもらい 鏡に写った姿に驚き なんとかしようと思案する 昨日のすべてを捨て去って 今日から生まれ変わるんだ おごってやろう ゆずってやろう ほほえんでやろう 借りていたものを返してやろう 真心を尽しては ただただ働き続け 与えることに熱中したら あの娘の移ったものもらい おかげで薬を買いに行く あの娘はかんかんものもらい ウーン ものもらい ウーン ものもらい 今度はどなたに移るだろう あんたもあぶない ものもらい | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 身勝ってな自由求め 心地良い家飛び出し 北向きの部屋を借りて 暗闇に細々と暮らす すりきれた夢にすがり いつかは認めてもらえると 貧しさだけを売物に 他人のふところあてにする おごってもらい ゆずってもらい あわれんでもらい あげくのはてには さげすんでもらう 誰彼の区別なく ただただもらい続け 与えることを忘れていたら 出来てしまった ものもらい 右目がぷくんとふくれあがり 見るにたえない ものもらい ままならぬ世間を怨み 己れのおろかさ否定して 毎日ゴロゴロ寝てばかり 動く意欲は少しも見せず 金がないなら 汗流し 涙を流してかせげばいいもの 友人知人を訪ね歩き 不在と聞いてもあがりこむ 食わせてもらい飲ませてもらい 着替えさせてもらい あげくのはてには泊まらせてもらう 誰彼の区別なく ただただもらい続け 与えることを忘れていたら どんどん広がる ものもらい 右目から左目へと進み それはみにくい ものもらい 鏡に写った姿に驚き なんとかしようと思案する 昨日のすべてを捨て去って 今日から生まれ変わるんだ おごってやろう ゆずってやろう ほほえんでやろう 借りていたものを返してやろう 真心を尽しては ただただ働き続け 与えることに熱中したら あの娘の移ったものもらい おかげで薬を買いに行く あの娘はかんかんものもらい ウーン ものもらい ウーン ものもらい 今度はどなたに移るだろう あんたもあぶない ものもらい |
気ままな小部屋古い糸巻に 色とりどりの毛糸巻き 君が愛を編みはじめる 一晩中起きたまま そばで見ている僕は胸がつまりそう もう寝たらって言おうかな それともやっぱり黙ってようかな 流し聞きするレコードも いつのまにやら空回り 気ままな小部屋 今夜も時間は止まってる 白木のテーブルに 欠けた湯飲み茶ワン並べ 君が時を数えはじめる 一晩中何度も そばで寝ころがる僕は狂ってしまいそう もうやめなって言おうかな それともこのままほうっておこうかな 拾い読みする小説も いつのまにやら夢枕 気ままな小部屋 窓辺にいつまで灯は点る 明日は晴れかな曇りかな それともやっぱり雨になるのかな 入れたばかりのコーヒーも いつのまにやら飲みほして 気ままな小部屋 もうじきやさしい朝が来る | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 古い糸巻に 色とりどりの毛糸巻き 君が愛を編みはじめる 一晩中起きたまま そばで見ている僕は胸がつまりそう もう寝たらって言おうかな それともやっぱり黙ってようかな 流し聞きするレコードも いつのまにやら空回り 気ままな小部屋 今夜も時間は止まってる 白木のテーブルに 欠けた湯飲み茶ワン並べ 君が時を数えはじめる 一晩中何度も そばで寝ころがる僕は狂ってしまいそう もうやめなって言おうかな それともこのままほうっておこうかな 拾い読みする小説も いつのまにやら夢枕 気ままな小部屋 窓辺にいつまで灯は点る 明日は晴れかな曇りかな それともやっぱり雨になるのかな 入れたばかりのコーヒーも いつのまにやら飲みほして 気ままな小部屋 もうじきやさしい朝が来る |
夕暮れ・木枯し・裏通り夕暮れ 木枯し 裏通り 暗い路地に火が点る 古暗ドンが揺れている 初老の易者は黙って見ている 差し出す手の平孤独な人生 死相が出てるとつぶやいて 今日も淋しく眉をしかめる 迷える男のうすら笑い 明日は野となれ山となれ クジ売り老婆は寒さにふるえる 一攫千金夢見る人波 何処まで続く目を細め 自分も一枚そっと買ってる 知的な女のふくみ笑い 明日は花咲け花開け 異国の青年地ベタにしゃがんで 手創りブローチ幾つも並べる 言葉が出ないと苦しげに 群がる瞳をじっと見つめる ひやかす御客のしのび笑い 明日は晴れやら曇りやら 夕暮れ 木枯し 裏通り 暗い路地に火が点る 古暗ドンが揺れている | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 夕暮れ 木枯し 裏通り 暗い路地に火が点る 古暗ドンが揺れている 初老の易者は黙って見ている 差し出す手の平孤独な人生 死相が出てるとつぶやいて 今日も淋しく眉をしかめる 迷える男のうすら笑い 明日は野となれ山となれ クジ売り老婆は寒さにふるえる 一攫千金夢見る人波 何処まで続く目を細め 自分も一枚そっと買ってる 知的な女のふくみ笑い 明日は花咲け花開け 異国の青年地ベタにしゃがんで 手創りブローチ幾つも並べる 言葉が出ないと苦しげに 群がる瞳をじっと見つめる ひやかす御客のしのび笑い 明日は晴れやら曇りやら 夕暮れ 木枯し 裏通り 暗い路地に火が点る 古暗ドンが揺れている |
ジプシー・ウーマン今更何を嘆いてるのさ 捨てちまいなよ思い出なんて あの娘はとうにこの町出たぜ 遊び相手にゃてごろな女 生まれついての流れもんだよ 本気で惚れたらあんたの負けさ あの娘はジプシー・ウーマン 男から男へと旅するジプシー・ウーマン マジなあんたにゃ似合いっこないぜ ン…… 毎晩男をかえてた娘だよ はなから何も信じちゃいねえ 気ままに生きるが口ぐせだったぜ 身体を張って銭ためこんで 酒とクスリにあけくれた日々 うわさ話はあんたも聞いたろ あの娘はジプシー・ウーマン 夜風に恋をしてさすらうジプシー・ウーマン 文無しあんたと暮らせっこないぜ ン…… 今夜はここで飲み明しなよ しけたつらには おてんとうさんも まぶしいだろうが つきあおうじゃねえか あの娘はジプシー・ウーマン ペットにハーモニカ 孤独なジプシー・ウーマン 俺やあんたの手におえっこないぜ ン…… あの娘はジプシー・ウーマン 男から男へと旅するジプシー・ウーマン ブルース聞かなきゃ 泣くこたあなかったぜ ヘェイ | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 今更何を嘆いてるのさ 捨てちまいなよ思い出なんて あの娘はとうにこの町出たぜ 遊び相手にゃてごろな女 生まれついての流れもんだよ 本気で惚れたらあんたの負けさ あの娘はジプシー・ウーマン 男から男へと旅するジプシー・ウーマン マジなあんたにゃ似合いっこないぜ ン…… 毎晩男をかえてた娘だよ はなから何も信じちゃいねえ 気ままに生きるが口ぐせだったぜ 身体を張って銭ためこんで 酒とクスリにあけくれた日々 うわさ話はあんたも聞いたろ あの娘はジプシー・ウーマン 夜風に恋をしてさすらうジプシー・ウーマン 文無しあんたと暮らせっこないぜ ン…… 今夜はここで飲み明しなよ しけたつらには おてんとうさんも まぶしいだろうが つきあおうじゃねえか あの娘はジプシー・ウーマン ペットにハーモニカ 孤独なジプシー・ウーマン 俺やあんたの手におえっこないぜ ン…… あの娘はジプシー・ウーマン 男から男へと旅するジプシー・ウーマン ブルース聞かなきゃ 泣くこたあなかったぜ ヘェイ |
嫁入り船桜の花びら散る道を つまづきながら走っています 夕映えきれいに染め抜いた 君の小船を追い駆けて 閉じ込めてた愛があふれだしました 向こうの岸辺で待つ人の 明るい声は川風に乗り 水面に小石を投げ捨てて 僕の想いが沈む頃 淋しさが宿を借りに来るでしょう 悲しい涙で止めてはならない 嫁入り船が遠くなる 振り向かないで下さいどうか 想い出の中へ君は去るのです 桜の花びら吹雪く中 せせらぎ沿いに見送ってます 終りのないよな船唄に 君がにこっとしたようで 置きざりにした夢が泣きだしました 悲しい涙で止めてはならない 嫁入り船が遠くなる 幸せになって下さいどうか 季節の中で僕は変わるのです | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 桜の花びら散る道を つまづきながら走っています 夕映えきれいに染め抜いた 君の小船を追い駆けて 閉じ込めてた愛があふれだしました 向こうの岸辺で待つ人の 明るい声は川風に乗り 水面に小石を投げ捨てて 僕の想いが沈む頃 淋しさが宿を借りに来るでしょう 悲しい涙で止めてはならない 嫁入り船が遠くなる 振り向かないで下さいどうか 想い出の中へ君は去るのです 桜の花びら吹雪く中 せせらぎ沿いに見送ってます 終りのないよな船唄に 君がにこっとしたようで 置きざりにした夢が泣きだしました 悲しい涙で止めてはならない 嫁入り船が遠くなる 幸せになって下さいどうか 季節の中で僕は変わるのです |
遠路遙々太陽と一緒にめざめた一日は さわやかな空気吸うことではじまると君が… 時間つぶしの煙草もいらないね 景色を見てれば退屈しないよと僕が… 友の家を訪ねて見た 急がしい中出迎えてくれる 君の笑顔で心が晴れて 君の言葉で疲れがとれた 青空の下なら労働も楽しい 見方を変えれば陽気になれるよと君が… 頭をかかえて夜の街をうろつく いじけた暮らしに慣れ過ぎてしまったと僕が… 田舎町を訪ねて見た 夜汽車に揺られ訪ねて見た 酒など飲んで語り明かせば 君の窓から星が見えた とっても沢山星が見えた たまには休憩も必要なんだよね のんびりしたけりゃいつでも又来いと君が… 本当に住みやすい所だねここは そろそろ女房でももらったらどうだいと僕が… 友の家を訪ねて見た 久かたぶりに訪ねて見た いつかはこんな街に落ち着く それまでも一度がんばって見るよ 家路をたどる足取りは軽く グッバイ グッバイ グッバイ マイフレンド | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 太陽と一緒にめざめた一日は さわやかな空気吸うことではじまると君が… 時間つぶしの煙草もいらないね 景色を見てれば退屈しないよと僕が… 友の家を訪ねて見た 急がしい中出迎えてくれる 君の笑顔で心が晴れて 君の言葉で疲れがとれた 青空の下なら労働も楽しい 見方を変えれば陽気になれるよと君が… 頭をかかえて夜の街をうろつく いじけた暮らしに慣れ過ぎてしまったと僕が… 田舎町を訪ねて見た 夜汽車に揺られ訪ねて見た 酒など飲んで語り明かせば 君の窓から星が見えた とっても沢山星が見えた たまには休憩も必要なんだよね のんびりしたけりゃいつでも又来いと君が… 本当に住みやすい所だねここは そろそろ女房でももらったらどうだいと僕が… 友の家を訪ねて見た 久かたぶりに訪ねて見た いつかはこんな街に落ち着く それまでも一度がんばって見るよ 家路をたどる足取りは軽く グッバイ グッバイ グッバイ マイフレンド |
正月の一日あの頃よく晴れた日には 竹トンボ回し回され 隣りの垣根を越えて 裏の空地まで うららかな正月の午後 茶の間でTVでも見て 落語家の駄じゃれに 笑い転げたいな でもそんなにおかしいことなんて やっぱりないよね とてもたいくつで眠くなる 君と僕の一日 あの頃澄んだ空の下 紙ヒコーキ飛ばし飛ばされ 幼ななじみのサッちゃん 今はどうしているの おめでたい正月の午後 縁側に腰かけてたら 記念写真でもと ポーズをとらされる 何故君まで親せきと一緒に はしゃいでいるのかな いつもと変らずに過したい 君と僕の一日 愛までつまらなそうにあくびした 君と僕の一日 | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | あの頃よく晴れた日には 竹トンボ回し回され 隣りの垣根を越えて 裏の空地まで うららかな正月の午後 茶の間でTVでも見て 落語家の駄じゃれに 笑い転げたいな でもそんなにおかしいことなんて やっぱりないよね とてもたいくつで眠くなる 君と僕の一日 あの頃澄んだ空の下 紙ヒコーキ飛ばし飛ばされ 幼ななじみのサッちゃん 今はどうしているの おめでたい正月の午後 縁側に腰かけてたら 記念写真でもと ポーズをとらされる 何故君まで親せきと一緒に はしゃいでいるのかな いつもと変らずに過したい 君と僕の一日 愛までつまらなそうにあくびした 君と僕の一日 |
現代病カルテ頭がクラクラして来て 躰がだるくなりだしたら 注意しなよ 用心しなよ そいつは初期の症状だ 誰も信用できなくて 毎日イライラしていたら 注意しなよ 用心しなよ 広がりはじめた兆候だ 不景気風が吹く街に悪い病気が流ってる 医者や薬じゃ直らない恐い苦しい病気だぞ 神経衰弱現代病 すべてが悲しく見えて来て 眠れぬ夜が続いたら 注意しなよ 用心しなよ 相当危険な状態だ 英雄スターを待ち望み 行進曲に浮かれだしたら 注意しなよ 用心しなよ すでに手遅れかも知れないぜ 世界中の人々に悪い病気が流ってる 都会の孤独が原因の能を虫ばむ病気だぞ 精神分裂現代病 一億そううつ現代病 注意一秒 けが一生 かかってたまるか現代病 | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 頭がクラクラして来て 躰がだるくなりだしたら 注意しなよ 用心しなよ そいつは初期の症状だ 誰も信用できなくて 毎日イライラしていたら 注意しなよ 用心しなよ 広がりはじめた兆候だ 不景気風が吹く街に悪い病気が流ってる 医者や薬じゃ直らない恐い苦しい病気だぞ 神経衰弱現代病 すべてが悲しく見えて来て 眠れぬ夜が続いたら 注意しなよ 用心しなよ 相当危険な状態だ 英雄スターを待ち望み 行進曲に浮かれだしたら 注意しなよ 用心しなよ すでに手遅れかも知れないぜ 世界中の人々に悪い病気が流ってる 都会の孤独が原因の能を虫ばむ病気だぞ 精神分裂現代病 一億そううつ現代病 注意一秒 けが一生 かかってたまるか現代病 |
黒い雪寒い空を星は逃げ 黒い雪が降ってくる すき間風に肌を寄せ 黒い雪の声をきく 街中の屋根の上 街中の恋人の上 怨みを深くおおいかくすまで せまい部屋で 朝を待ち 黒い雪のかげをふむ 男と女哀しくて 黒い雪はつつみこむ 一枚の毛布があれば 暖たかな毛布があれば 嘆きは捨ててしまえるものを この長い冬をこせば この暗い冬をこせば 裸の庭に春の陽もくると | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 寒い空を星は逃げ 黒い雪が降ってくる すき間風に肌を寄せ 黒い雪の声をきく 街中の屋根の上 街中の恋人の上 怨みを深くおおいかくすまで せまい部屋で 朝を待ち 黒い雪のかげをふむ 男と女哀しくて 黒い雪はつつみこむ 一枚の毛布があれば 暖たかな毛布があれば 嘆きは捨ててしまえるものを この長い冬をこせば この暗い冬をこせば 裸の庭に春の陽もくると |
東の国から東の国から風に乗り 君の町まで飛んで来たのさ 知らない名前になると言う 短い手紙を受け取り 何もかも捨て迎えに来たよ 都会に暮しに疲れたと 僕の前から突然消えた 忘れることなど出来ないよ 夜更けの雨戸をたたいて 振り向く君の笑顔を見たい ため息ついては遠くを見つめる 駅前通りの喫茶店 御免なさいねの一言だったよ 無理して明るくふるまう僕さ 春風吹く頃二人なら 並木通りも花やぐだろう 遅すぎたんだねこの指輪 ポケットに入れ持って来た このまま君に見せずにおこう つれなく手を振る背中がつらいよ 悲しみ深まる日暮れ道 式には出てねの一言だったよ すべては僕の一人芝居さ 東の国から飛んで来たのに 何もかも捨てて飛んで来たのに…… | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 東の国から風に乗り 君の町まで飛んで来たのさ 知らない名前になると言う 短い手紙を受け取り 何もかも捨て迎えに来たよ 都会に暮しに疲れたと 僕の前から突然消えた 忘れることなど出来ないよ 夜更けの雨戸をたたいて 振り向く君の笑顔を見たい ため息ついては遠くを見つめる 駅前通りの喫茶店 御免なさいねの一言だったよ 無理して明るくふるまう僕さ 春風吹く頃二人なら 並木通りも花やぐだろう 遅すぎたんだねこの指輪 ポケットに入れ持って来た このまま君に見せずにおこう つれなく手を振る背中がつらいよ 悲しみ深まる日暮れ道 式には出てねの一言だったよ すべては僕の一人芝居さ 東の国から飛んで来たのに 何もかも捨てて飛んで来たのに…… |
少女と紙風船紙風船ふくらませ 手の平で持て遊び 空高く飛ばしもせず 少女はいつも只待って居た 垣根越しに行き過ぎる 足音に耳澄ませ 来ぬ人のやさしさを 少女は一人只待って居た 風に乗せて飛ばそうよ キララ キラララ キララララ 高く打ちあげ飛ばそうよ キララ キラララ 紙風船 少女はまだ知らないのかな 思ったより空の青いことを 秋が行き冬が去り 春の陽が萌え出しても 紙風船見つめて 少女は何故か只待って居た 早く外(おもて)に出てごらん キララ キラララ キララララ 暮れる夕陽にあざやかな キララ キラララ 紙風船 少女はいつ気づくのかな 思ったより空の広いことに 紙風船ふくらませ 手の平で持て遊び 空高く飛ばしもせず 少女はいつも只待って居た | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 紙風船ふくらませ 手の平で持て遊び 空高く飛ばしもせず 少女はいつも只待って居た 垣根越しに行き過ぎる 足音に耳澄ませ 来ぬ人のやさしさを 少女は一人只待って居た 風に乗せて飛ばそうよ キララ キラララ キララララ 高く打ちあげ飛ばそうよ キララ キラララ 紙風船 少女はまだ知らないのかな 思ったより空の青いことを 秋が行き冬が去り 春の陽が萌え出しても 紙風船見つめて 少女は何故か只待って居た 早く外(おもて)に出てごらん キララ キラララ キララララ 暮れる夕陽にあざやかな キララ キラララ 紙風船 少女はいつ気づくのかな 思ったより空の広いことに 紙風船ふくらませ 手の平で持て遊び 空高く飛ばしもせず 少女はいつも只待って居た |
マニラの夕陽太陽は頭の上にあるんです 焦げつきそうな 陽射しです とってものどが 乾いてしまって 冷たいコーラでも 飲みたいような そのくせ不思議に 汗ばまないんです 南方の匂いは 独特ですね 僕等にはちょっと きつい位に 人も草木も建物もすべて やしの香りに 包まれています けれども慣れれば 気になりません マニラの風はやさしくて やっぱり僕は想いました マニラの風は暖かで 君が居たなら 素晴らしいのにと ナイトクラブやプレイタウンも ちょっぴりだけど のぞきましたよ あんまり君に 話したくないような 日本の 嫌な部分に触れた そんな気がして 滅入りましたよ それでもホテルから眺めた夕陽 陽気な国の 陽気な人達 見るもの聞くもの 目新らしくて 旅の疲れは 感じませんよ 君がいないのが 残念なだけで マニラの海は真青で いつしか僕は感じました マニラの海は広大で 君への愛も大きく持とうと とにかく本当に 良い所です 来て見て良かったと想っています 君のことも深く考えられたし 僕のこともじっくり考えられました 明日は日本へ 帰れるでしょう マニラの夕陽のような君へ マニラの夕陽のような君へ | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 太陽は頭の上にあるんです 焦げつきそうな 陽射しです とってものどが 乾いてしまって 冷たいコーラでも 飲みたいような そのくせ不思議に 汗ばまないんです 南方の匂いは 独特ですね 僕等にはちょっと きつい位に 人も草木も建物もすべて やしの香りに 包まれています けれども慣れれば 気になりません マニラの風はやさしくて やっぱり僕は想いました マニラの風は暖かで 君が居たなら 素晴らしいのにと ナイトクラブやプレイタウンも ちょっぴりだけど のぞきましたよ あんまり君に 話したくないような 日本の 嫌な部分に触れた そんな気がして 滅入りましたよ それでもホテルから眺めた夕陽 陽気な国の 陽気な人達 見るもの聞くもの 目新らしくて 旅の疲れは 感じませんよ 君がいないのが 残念なだけで マニラの海は真青で いつしか僕は感じました マニラの海は広大で 君への愛も大きく持とうと とにかく本当に 良い所です 来て見て良かったと想っています 君のことも深く考えられたし 僕のこともじっくり考えられました 明日は日本へ 帰れるでしょう マニラの夕陽のような君へ マニラの夕陽のような君へ |
母その夜も母は眠い眼をこすり 妹の制服繕って 茶ダンスの上の古い置時計 眺めてはため息ついて居ました 飲んで帰って来なければ 誰にもやさしい父でした 夜風が雨戸を叩く毎 振り向く母が悲しくて 幼い僕は蒲団の中で 泣くことだけしか出来なかった 思えば涙の日々でした リンリンとヤカンの鳴り響く音 夜更けの静けさにしみ渡り そそくさと寒い台所へ立つ 母の背が人生を語っていました せめて帰って来るだけで どんなにうれしい父でした それでも母のくちぐせは 父さんはりっぱな人ですよ 幼い僕には解らなかった 母の気持が解らなかった 思えば不安な日々でした その日暮しをやめたなら 母に似合いの父でした ぐちの一つもこぼさない 母の赤ぎれ手の平に 今なら僕が幸せを 生きてくことの喜びを けれどもあなたはもう居ない | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | その夜も母は眠い眼をこすり 妹の制服繕って 茶ダンスの上の古い置時計 眺めてはため息ついて居ました 飲んで帰って来なければ 誰にもやさしい父でした 夜風が雨戸を叩く毎 振り向く母が悲しくて 幼い僕は蒲団の中で 泣くことだけしか出来なかった 思えば涙の日々でした リンリンとヤカンの鳴り響く音 夜更けの静けさにしみ渡り そそくさと寒い台所へ立つ 母の背が人生を語っていました せめて帰って来るだけで どんなにうれしい父でした それでも母のくちぐせは 父さんはりっぱな人ですよ 幼い僕には解らなかった 母の気持が解らなかった 思えば不安な日々でした その日暮しをやめたなら 母に似合いの父でした ぐちの一つもこぼさない 母の赤ぎれ手の平に 今なら僕が幸せを 生きてくことの喜びを けれどもあなたはもう居ない |
三分間の別れそうだよ僕にとっては 驚きだったのさ 見知らぬ家にダイヤル 回したのかと思ったぐらい 君はどうして電話の向こうで 何も言わずに黙ってるの いつもと違う雰囲気に乗せて さよならの一言話すつもりなら 三分間は長過ぎるよね 受話器を置くとまもなく すべてが解って来て ぼんやり窓辺にもたれ 寝静まった街を見つめてたよ 君が遠くへ段々遠くへ 離れて行ってしまうよな 真夜中だから悲しみはつのる 笑いながら二人過した時なら 三分間は短かかったよ 君はこれから気軽に僕に 話しかけてはくれないさ 大切なこと打ち明けはしない 暗闇に一人取り残されたよな 三分間のはかない別れ 三分間のはかない別れ | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | そうだよ僕にとっては 驚きだったのさ 見知らぬ家にダイヤル 回したのかと思ったぐらい 君はどうして電話の向こうで 何も言わずに黙ってるの いつもと違う雰囲気に乗せて さよならの一言話すつもりなら 三分間は長過ぎるよね 受話器を置くとまもなく すべてが解って来て ぼんやり窓辺にもたれ 寝静まった街を見つめてたよ 君が遠くへ段々遠くへ 離れて行ってしまうよな 真夜中だから悲しみはつのる 笑いながら二人過した時なら 三分間は短かかったよ 君はこれから気軽に僕に 話しかけてはくれないさ 大切なこと打ち明けはしない 暗闇に一人取り残されたよな 三分間のはかない別れ 三分間のはかない別れ |
ふきだまりの街どうしてそんなに泣くんだい どうしてそれほど嘆くんだい あんたは知ってたろう はじめから知ってたろう 俺達ちゃ所詮使い捨てだってね 今さら悔やむことはない 今夜は二人で飲み明かそう 奴等ほど汚くも なれないならそれもいい せめて笑って 暮そうぜ あ~あ 吹きだまりの街 あ~あ 吹きだまりの店 色あせた夢に 酔い知れて いつまで黙っているもんか 働きバチにも意地はある あんたと二人なら なんとか やれそうだ あんまり若いとは 言えないけどね ここまで来たならあせらずに 今夜は女を抱きに行こう 置き忘れた愛が 見つかるかも知れない けれど寝音は かかれるな あ~あ 吹きだまりの街 あ~あ 吹きだまりの店 押し着せの日々に 戻れるか あ~あ 吹きだまりの街 あ~あ 吹きだまりの店 色あせた夢に 酔い知れて | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | どうしてそんなに泣くんだい どうしてそれほど嘆くんだい あんたは知ってたろう はじめから知ってたろう 俺達ちゃ所詮使い捨てだってね 今さら悔やむことはない 今夜は二人で飲み明かそう 奴等ほど汚くも なれないならそれもいい せめて笑って 暮そうぜ あ~あ 吹きだまりの街 あ~あ 吹きだまりの店 色あせた夢に 酔い知れて いつまで黙っているもんか 働きバチにも意地はある あんたと二人なら なんとか やれそうだ あんまり若いとは 言えないけどね ここまで来たならあせらずに 今夜は女を抱きに行こう 置き忘れた愛が 見つかるかも知れない けれど寝音は かかれるな あ~あ 吹きだまりの街 あ~あ 吹きだまりの店 押し着せの日々に 戻れるか あ~あ 吹きだまりの街 あ~あ 吹きだまりの店 色あせた夢に 酔い知れて |
かすりの着物あなたのために着たかすり 夕日のように恥じらって 白い土蔵のあの壁に 大きく影を写してた 峠を越えてやって来る 麦ワラ帽子のあの人が でもでもやっぱり駄目でした 大きくふくらむ胸をおさえて 胸をおさえて隠れたの せっかくせっかく着たかすり 夕日だけに見せました 白い土蔵のあの壁に もたれて涙を流したの | すぎもとまさと | 杉本真人 | 杉本真人 | | あなたのために着たかすり 夕日のように恥じらって 白い土蔵のあの壁に 大きく影を写してた 峠を越えてやって来る 麦ワラ帽子のあの人が でもでもやっぱり駄目でした 大きくふくらむ胸をおさえて 胸をおさえて隠れたの せっかくせっかく着たかすり 夕日だけに見せました 白い土蔵のあの壁に もたれて涙を流したの |
M氏への便りあれから何年過ぎたでしょうか その後変りはないのでしょうか こんなに遠く離れてしまって 忘れることは とてもたやすいけど 今でも君が 心配なんです 東京の水を君に送ります ポットにつめて 東京の水を君に送ります ポットにつめて 暖かな人々の思いやりに触れて のんびり暮していることでしょう 姫路の街が やさしい街なら 落ち着くことも 悪くはないけど 黙ってしまうには 早い気がします 東京の水を君に送ります 手紙にそえて 東京の水を君に送ります 手紙にそえて かもめのジョナサンは もう読んだでしょうね 僕はあと書きを 先に読みました 疑うことしか 出来なくなっていて とても恐い ような気がします これも灰色の 空のせいでしょうか 東京の水を君に送ります 想い出乗せて 東京の水を君に送ります 想い出乗せて 誰もが妙に 白けきっていて 誰もが冗談で ごまかし会って 何の魅力もない街東京 それでも僕等は こうして僕等は ただ毎日を がんばっています 東京の水を君に送ります 都会の夢を 東京の水を君に送ります 都会の夢を | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | あれから何年過ぎたでしょうか その後変りはないのでしょうか こんなに遠く離れてしまって 忘れることは とてもたやすいけど 今でも君が 心配なんです 東京の水を君に送ります ポットにつめて 東京の水を君に送ります ポットにつめて 暖かな人々の思いやりに触れて のんびり暮していることでしょう 姫路の街が やさしい街なら 落ち着くことも 悪くはないけど 黙ってしまうには 早い気がします 東京の水を君に送ります 手紙にそえて 東京の水を君に送ります 手紙にそえて かもめのジョナサンは もう読んだでしょうね 僕はあと書きを 先に読みました 疑うことしか 出来なくなっていて とても恐い ような気がします これも灰色の 空のせいでしょうか 東京の水を君に送ります 想い出乗せて 東京の水を君に送ります 想い出乗せて 誰もが妙に 白けきっていて 誰もが冗談で ごまかし会って 何の魅力もない街東京 それでも僕等は こうして僕等は ただ毎日を がんばっています 東京の水を君に送ります 都会の夢を 東京の水を君に送ります 都会の夢を |
東高円寺ここでなくてはいけないなんて そんな理由は少しもないのに 僕は今でも東高円寺 あのアパートで暮しています 小さな部屋が息苦しいのは 君のいないせいなのでしょうか 気楽に飲める店は多いし 気の合う仲間も沢山いるから 僕はこうして東高円寺 このやすらぎにひたっています 近頃何故か寝つかれないのは 君を想い出にしたせいでしょうか 雨の降る日は自転車に乗り ちょっと駅まで濡れて見たくて 僕はいつまで東高円寺 心の中を知ってるくせに 電車の音が気になりだしたら 君を訪ねてこの街を出ます 君を訪ねてこの街を出ます | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | ここでなくてはいけないなんて そんな理由は少しもないのに 僕は今でも東高円寺 あのアパートで暮しています 小さな部屋が息苦しいのは 君のいないせいなのでしょうか 気楽に飲める店は多いし 気の合う仲間も沢山いるから 僕はこうして東高円寺 このやすらぎにひたっています 近頃何故か寝つかれないのは 君を想い出にしたせいでしょうか 雨の降る日は自転車に乗り ちょっと駅まで濡れて見たくて 僕はいつまで東高円寺 心の中を知ってるくせに 電車の音が気になりだしたら 君を訪ねてこの街を出ます 君を訪ねてこの街を出ます |
石神井公園僕の町へ遊びにおいでよ この季節が変ったら 緑の匂いと郊外の空気 吸いにおいでよ 石神井公園 君の街から電車に乗って 小さな駅に着いたら 表通りをバスと自転車 並んで走る 石神井公園 僕は必ず迎えに行くよ 花を迎えて 池のほとりを君と歩こう くちづけしよう 君のために二階の部屋を 空けてあるのさ 姉さんの使ってた部屋を 商店街を横切って タバコ屋の角曲ったら ボート乗り場の白いベンチが すぐに見えるよ 石神井公園 僕が生れて育った所 のどかな町さ 君も必ず小鳥の歌に ほほえむだろう 君のために二階の部屋を 空けてあるのさ 姉さんの使ってた部屋を | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 僕の町へ遊びにおいでよ この季節が変ったら 緑の匂いと郊外の空気 吸いにおいでよ 石神井公園 君の街から電車に乗って 小さな駅に着いたら 表通りをバスと自転車 並んで走る 石神井公園 僕は必ず迎えに行くよ 花を迎えて 池のほとりを君と歩こう くちづけしよう 君のために二階の部屋を 空けてあるのさ 姉さんの使ってた部屋を 商店街を横切って タバコ屋の角曲ったら ボート乗り場の白いベンチが すぐに見えるよ 石神井公園 僕が生れて育った所 のどかな町さ 君も必ず小鳥の歌に ほほえむだろう 君のために二階の部屋を 空けてあるのさ 姉さんの使ってた部屋を |
雪枕白い粉雪 野山を隠し 静まりかえる 冬の町 ふるえる肩を やさしく抱けば 小さな部屋に ぬくもりが通う 屋根のしずくが つららに変わる 寒さを告げる 窓の外 コタツの中で 知らずに触れた 君の素足が やけに冷たいな 遠い家並 灯りがともり 道行く人の 影はない 二人はじめて 過せる夜に 頬を染めてる 君がいとおしい 深い眠りを さまさぬように 冷たく光る 星一つ 夢見心地の 並んだ枕 月の光が ランプの変わり | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 白い粉雪 野山を隠し 静まりかえる 冬の町 ふるえる肩を やさしく抱けば 小さな部屋に ぬくもりが通う 屋根のしずくが つららに変わる 寒さを告げる 窓の外 コタツの中で 知らずに触れた 君の素足が やけに冷たいな 遠い家並 灯りがともり 道行く人の 影はない 二人はじめて 過せる夜に 頬を染めてる 君がいとおしい 深い眠りを さまさぬように 冷たく光る 星一つ 夢見心地の 並んだ枕 月の光が ランプの変わり |
てるてるぼうずてるてるぼうずを君は窓につるしてる 僕の分まで二つ並べてつるしてる そして黙って外をぼんやり見つめてる 僕は畳に寝ころんだまま 煙草に火をつけて こんなに疲れてしまったのは 誰のせいだろう うっとうしくて嫌だね ウーン 雨の日 てるてるぼうずに君が二人の顔を書く 僕の方には長いヒゲを書き込んで ねえ似てるでしょうって幸せそうに 君はいつでもいい人なんだね 明るくふるまって 沈んだ気持を隠せるなんて 恐くはないのかい まぶしすぎてやりきれないな ウーン 雨の日 てるてるぼうずは昔素敵なことばかり 天気になったら誰もはしゃぎまわって そして水たまりの中に捨てられてしまう 僕はやっぱり明日が晴れると 歩きはじめるだろう 君ももちろんこの部屋を出て 何処かへ行くだろね も少し一緒に居られるよ ウーン 雨の日 | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | てるてるぼうずを君は窓につるしてる 僕の分まで二つ並べてつるしてる そして黙って外をぼんやり見つめてる 僕は畳に寝ころんだまま 煙草に火をつけて こんなに疲れてしまったのは 誰のせいだろう うっとうしくて嫌だね ウーン 雨の日 てるてるぼうずに君が二人の顔を書く 僕の方には長いヒゲを書き込んで ねえ似てるでしょうって幸せそうに 君はいつでもいい人なんだね 明るくふるまって 沈んだ気持を隠せるなんて 恐くはないのかい まぶしすぎてやりきれないな ウーン 雨の日 てるてるぼうずは昔素敵なことばかり 天気になったら誰もはしゃぎまわって そして水たまりの中に捨てられてしまう 僕はやっぱり明日が晴れると 歩きはじめるだろう 君ももちろんこの部屋を出て 何処かへ行くだろね も少し一緒に居られるよ ウーン 雨の日 |
姉さん僕の大事な姉さん 明日お嫁に 行ってしまうよ姉さん もうよその人 いつかこの時が 来ると解っていたけど やっぱり涙こぼれて泣きたくなるよ だから僕の姉さん 幸せになってね 僕の新らしい兄さん どうぞよろしく たった一人の姉さんを 可愛がってね もしもけんかしたら 僕が承知しないよ 二人で仲良くいつまでも暮して欲しいよ だから新らしい兄さん これからもずっと兄さん 僕の父さん母さん 涙かくして 一人娘が晴れて 嫁いで行く日に 泣き虫だったこの子も やっと大人になって 歩いて行くよ新らしい明日めざして だから父さん母さん 見守ってやってね | すぎもとまさと | 杉本真人 | 杉本真人 | | 僕の大事な姉さん 明日お嫁に 行ってしまうよ姉さん もうよその人 いつかこの時が 来ると解っていたけど やっぱり涙こぼれて泣きたくなるよ だから僕の姉さん 幸せになってね 僕の新らしい兄さん どうぞよろしく たった一人の姉さんを 可愛がってね もしもけんかしたら 僕が承知しないよ 二人で仲良くいつまでも暮して欲しいよ だから新らしい兄さん これからもずっと兄さん 僕の父さん母さん 涙かくして 一人娘が晴れて 嫁いで行く日に 泣き虫だったこの子も やっと大人になって 歩いて行くよ新らしい明日めざして だから父さん母さん 見守ってやってね |
黄色い船に乗って言葉のいらない国へ ああ 明日こそ 黄色い船に乗って ああ 僕は行く あー 愛のかけらを 広いデッキに散りばめて そうさ あなたが消えた 夢の世界へ一人 誰にも知られず深い ああ 海の底 あなたは姿を変えた ああ 桜貝 あー そのささやきが キャビンの窓に聞こえたら そうさ ファンタジックな 波の扉が開く 涙のあふれる街は ああ 今日限り 黄色い船に乗って ああ さようなら あー イカリをあげて あなたの地図をたどれば そうさ あのやさしさに 僕等はきっと帰る そうさ あのやさしさに 僕等はきっと帰る | すぎもとまさと | 吉田健美 | 杉本真人 | | 言葉のいらない国へ ああ 明日こそ 黄色い船に乗って ああ 僕は行く あー 愛のかけらを 広いデッキに散りばめて そうさ あなたが消えた 夢の世界へ一人 誰にも知られず深い ああ 海の底 あなたは姿を変えた ああ 桜貝 あー そのささやきが キャビンの窓に聞こえたら そうさ ファンタジックな 波の扉が開く 涙のあふれる街は ああ 今日限り 黄色い船に乗って ああ さようなら あー イカリをあげて あなたの地図をたどれば そうさ あのやさしさに 僕等はきっと帰る そうさ あのやさしさに 僕等はきっと帰る |
惚れた女が死んだ夜は なぐさめなんかは ほしくない 黙って酒だけ おいてゆけ 惚れた女が 死んだ夜は 俺はひとりで 酒をくむ わかりはしないさ この痛み どこへもやりばの ない気持 惚れた女が 死んだ夜は 雨よ降れ降れ 泣いて降れ 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ 甘えてすがった さみしがり ふり向きゃいつでも そこにいた 惚れた女が 死んだ夜は 何を言っても ぐちになる いいやつばかりが 先にゆく どうでもいいのが 残される 惚れた女が 死んだ夜は 涙流れる ままでいい 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ | すぎもとまさと | みなみ大介 | 杉本眞人 | すぎもとBand | なぐさめなんかは ほしくない 黙って酒だけ おいてゆけ 惚れた女が 死んだ夜は 俺はひとりで 酒をくむ わかりはしないさ この痛み どこへもやりばの ない気持 惚れた女が 死んだ夜は 雨よ降れ降れ 泣いて降れ 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ 甘えてすがった さみしがり ふり向きゃいつでも そこにいた 惚れた女が 死んだ夜は 何を言っても ぐちになる いいやつばかりが 先にゆく どうでもいいのが 残される 惚れた女が 死んだ夜は 涙流れる ままでいい 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ 酒よ 酒よ 俺を泣かすなよ |
花のように鳥のようにそこにあるから 追いかけて 行けば はかない 逃げ水の それが しあわせ あるよでなくて だけど 夢見る 願かける 花のように 鳥のように 世の中に 生まれたら いちずに あるがままの生き方が しあわせに近い 指の間を さらさらと いつの間にやら こぼれ落ち 拾い集めた 欠片を見つめ 恋の終わりを 知らされる 花のように 鳥のように 晴れの日も 風の日も 人生 そんなふうに思えたら しあわせに近い 誰がわたしを 捨てるでしょう いつも こんなに 一筋に こころ捧げて なさけをかけて 愛をいっぱい あげたのに 花のように 鳥のように 限りある一生を 信じて 生きることが何よりも しあわせに近い ラララ… ラララ… ラララララ… あるがままの生き方が しあわせに近い | すぎもとまさと | 阿久悠 | 杉本眞人 | 宮崎慎二 | そこにあるから 追いかけて 行けば はかない 逃げ水の それが しあわせ あるよでなくて だけど 夢見る 願かける 花のように 鳥のように 世の中に 生まれたら いちずに あるがままの生き方が しあわせに近い 指の間を さらさらと いつの間にやら こぼれ落ち 拾い集めた 欠片を見つめ 恋の終わりを 知らされる 花のように 鳥のように 晴れの日も 風の日も 人生 そんなふうに思えたら しあわせに近い 誰がわたしを 捨てるでしょう いつも こんなに 一筋に こころ捧げて なさけをかけて 愛をいっぱい あげたのに 花のように 鳥のように 限りある一生を 信じて 生きることが何よりも しあわせに近い ラララ… ラララ… ラララララ… あるがままの生き方が しあわせに近い |
ハートブレイク・ダンディーリクライニングシートが 気晴らしのベッド 港は ミッドナイトブルース シャンパンをあけて CDをかける ひとりの ロンリータイム 夜空よ お前だけが この俺を つつんでくれる いつでも お前だけは 優しさを 裏切らない ヨコハマ 好きな女はいても 今夜はちょっと ハートブレイクダンディー 革靴をぬいで 車から降りる 夜風と 気ままにウォーキング 抱き合ってつぶれた 襟元のバラを 波間に くちづけグッドバイ 夜空よ お前だけが この俺の つぶやき相手 いつでも お前だけは ほほえみを 見せてくれる ヨコハマ 自由手にしてみても 今夜はちょっと ハートブレイクダンディー 夜空よ お前だけが この俺を つつんでくれる いつでも お前だけは 優しさを 裏切らない ヨコハマ 好きな女はいても 今夜はちょっと ハートブレイクダンディー | すぎもとまさと | 建石一 | 杉本眞人 | すぎもとバンド | リクライニングシートが 気晴らしのベッド 港は ミッドナイトブルース シャンパンをあけて CDをかける ひとりの ロンリータイム 夜空よ お前だけが この俺を つつんでくれる いつでも お前だけは 優しさを 裏切らない ヨコハマ 好きな女はいても 今夜はちょっと ハートブレイクダンディー 革靴をぬいで 車から降りる 夜風と 気ままにウォーキング 抱き合ってつぶれた 襟元のバラを 波間に くちづけグッドバイ 夜空よ お前だけが この俺の つぶやき相手 いつでも お前だけは ほほえみを 見せてくれる ヨコハマ 自由手にしてみても 今夜はちょっと ハートブレイクダンディー 夜空よ お前だけが この俺を つつんでくれる いつでも お前だけは 優しさを 裏切らない ヨコハマ 好きな女はいても 今夜はちょっと ハートブレイクダンディー |
吾亦紅 マッチを擦れば おろしが吹いて 線香がやけに つき難(にく)い さらさら揺れる 吾亦紅 ふと あなたの 吐息のようで… 盆の休みに 帰れなかった 俺の杜撰(ずさん)さ 嘆いているか あなたに あなたに 謝りたくて 仕事に名を借りた ご無沙汰 あなたに あなたに 謝りたくて 山裾の秋 ひとり逢いに来た ただ あなたに 謝りたくて 小さな町に 嫁いで生きて ここしか知らない 人だった… それでも母を 生き切った 俺、あなたが 羨ましいよ… 今はいとこが 住んでる家に 昔みたいに 灯りがともる あなたは あなたは 家族も遠く 気強く寂しさを 堪えた あなたの あなたの 見せない疵(きず)が 身に沁みて行く やっと手が届く ばか野郎と なじってくれよ 親のことなど 気遣う暇に 後で恥じない 自分を生きろ あなたの あなたの 形見の言葉 守れた試しさえ ないけど あなたに あなたに 威張ってみたい 来月で俺 離婚するんだよ そう、はじめて 自分を生きる あなたに あなたに 見ていて欲しい 髪に白髪が 混じり始めても 俺、死ぬまで あなたの子供… | すぎもとまさと | ちあき哲也 | 杉本眞人 | すぎもとバンド | マッチを擦れば おろしが吹いて 線香がやけに つき難(にく)い さらさら揺れる 吾亦紅 ふと あなたの 吐息のようで… 盆の休みに 帰れなかった 俺の杜撰(ずさん)さ 嘆いているか あなたに あなたに 謝りたくて 仕事に名を借りた ご無沙汰 あなたに あなたに 謝りたくて 山裾の秋 ひとり逢いに来た ただ あなたに 謝りたくて 小さな町に 嫁いで生きて ここしか知らない 人だった… それでも母を 生き切った 俺、あなたが 羨ましいよ… 今はいとこが 住んでる家に 昔みたいに 灯りがともる あなたは あなたは 家族も遠く 気強く寂しさを 堪えた あなたの あなたの 見せない疵(きず)が 身に沁みて行く やっと手が届く ばか野郎と なじってくれよ 親のことなど 気遣う暇に 後で恥じない 自分を生きろ あなたの あなたの 形見の言葉 守れた試しさえ ないけど あなたに あなたに 威張ってみたい 来月で俺 離婚するんだよ そう、はじめて 自分を生きる あなたに あなたに 見ていて欲しい 髪に白髪が 混じり始めても 俺、死ぬまで あなたの子供… |
黄昏シネマ十年ぶりに 降りた駅 想い出たずねて ここへ来た 三本立ての 黄昏シネマ 学校帰りに 待ち合わせたね 硬い座席に もたれたら あなたが隣りにいるようで あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ 季節を生きた 十年ぶりの この町で あなたは誰かと 暮らしてる ハッピーエンドの 黄昏シネマ 涙がぽろりと こぼれて落ちた 私は今でも ひとりだと あなたに伝える人もない 私の 遠い青春の あなたはずっと 主人公 まぶしすぎて まぶしすぎて 今も 瞳をそらす あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ 季節を生きた | すぎもとまさと | 田久保真見 | 杉本眞人 | | 十年ぶりに 降りた駅 想い出たずねて ここへ来た 三本立ての 黄昏シネマ 学校帰りに 待ち合わせたね 硬い座席に もたれたら あなたが隣りにいるようで あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ 季節を生きた 十年ぶりの この町で あなたは誰かと 暮らしてる ハッピーエンドの 黄昏シネマ 涙がぽろりと こぼれて落ちた 私は今でも ひとりだと あなたに伝える人もない 私の 遠い青春の あなたはずっと 主人公 まぶしすぎて まぶしすぎて 今も 瞳をそらす あなたの 遠い青春の 私はきっと エキストラ それでもいい それでもいい 同じ 季節を生きた |
転がる石十五は 胸を患って 咳きこむたびに 血を吐いた 十六 父の夢こわし 軟派の道を こころざす 十七 本を読むばかり 愛することも 臆病で 十八 家出の夢をみて こっそり手紙 書きつづけ ああ ああ ああ ああ… 転がる石は どこへ行く 転がる石は 坂まかせ どうせ転げて行くのなら 親の知らない 遠い場所 怒りを持てば 胸破れ 昂ぶりさえも 鎮めつつ はしゃいで生きる 青春は 俺にはないと 思ってた 迷わぬけれど このままじゃ 苔にまみれた 石になる 石なら石で 思いきり 転げてみると 考えた ああ ああ ああ ああ… 転がる石は どこへ行く 転がる石は 坂まかせ どうせ転げて行くのなら 親の知らない 遠い場所 転がる石は どこへ行く 転がる石は 坂まかせ どうせ転げて行くのなら 親の知らない 遠い場所 | すぎもとまさと | 阿久悠 | 杉本眞人 | | 十五は 胸を患って 咳きこむたびに 血を吐いた 十六 父の夢こわし 軟派の道を こころざす 十七 本を読むばかり 愛することも 臆病で 十八 家出の夢をみて こっそり手紙 書きつづけ ああ ああ ああ ああ… 転がる石は どこへ行く 転がる石は 坂まかせ どうせ転げて行くのなら 親の知らない 遠い場所 怒りを持てば 胸破れ 昂ぶりさえも 鎮めつつ はしゃいで生きる 青春は 俺にはないと 思ってた 迷わぬけれど このままじゃ 苔にまみれた 石になる 石なら石で 思いきり 転げてみると 考えた ああ ああ ああ ああ… 転がる石は どこへ行く 転がる石は 坂まかせ どうせ転げて行くのなら 親の知らない 遠い場所 転がる石は どこへ行く 転がる石は 坂まかせ どうせ転げて行くのなら 親の知らない 遠い場所 |
ジョーカージャズの音色がふいにとぎれて ゆるいバラードがあたりを包む まだまだ平気と重ねるグラスを 無理しちゃだめだとあんたがとめる ハアー ジョーカー 笑わせないでよ もう長いこと 近くにいすぎて ハアー ジョーカー いまさらあんたに 優しくされても とまどうだけだわ それでも何だか 心せつないのは ちょっと酔ってる それだけのこと そうね孤独もうまくなったわ 仲間は器用にしあわせ見つけ 都会の波間にあたしはひとり 漂い疲れて 今夜も眠る ハアー ジョーカー 笑わせないでよ もう長いことほっといたくせに ハアー ジョーカー いまさらあんたに 優しくされてもすがれやしないわ 強がりふさいだあんたのくちづけ …あたし切り札 切れるでしょうか ハアー ジョーカー 笑わせないでよ もう長いこと 近くにいすぎて ハアー ジョーカー いまさらあんたに 優しくされても とまどうだけだわ それでも何だか 心せつないのは ちょっと酔ってる それだけのこと | すぎもとまさと | 小田めぐみ | 杉本眞人 | 矢野立美 | ジャズの音色がふいにとぎれて ゆるいバラードがあたりを包む まだまだ平気と重ねるグラスを 無理しちゃだめだとあんたがとめる ハアー ジョーカー 笑わせないでよ もう長いこと 近くにいすぎて ハアー ジョーカー いまさらあんたに 優しくされても とまどうだけだわ それでも何だか 心せつないのは ちょっと酔ってる それだけのこと そうね孤独もうまくなったわ 仲間は器用にしあわせ見つけ 都会の波間にあたしはひとり 漂い疲れて 今夜も眠る ハアー ジョーカー 笑わせないでよ もう長いことほっといたくせに ハアー ジョーカー いまさらあんたに 優しくされてもすがれやしないわ 強がりふさいだあんたのくちづけ …あたし切り札 切れるでしょうか ハアー ジョーカー 笑わせないでよ もう長いこと 近くにいすぎて ハアー ジョーカー いまさらあんたに 優しくされても とまどうだけだわ それでも何だか 心せつないのは ちょっと酔ってる それだけのこと |