パノラマあー、雨音シトシト みみずはからみあって あー、心はザワザワ 明日がぼやけだして 汚れてるパイプを流れて、 取り残されてる体がちぐはぐな感じ。 あー、雨水シトシト 静脈管にごって あー、僕達はケラケラ ごまかすようにはしゃいで また夜の帳が下りる、 宵闇の中に隠れて逃げよう。 例えば 朝になって黒い雨が止んで 鈍い日が照らす家を僕は出て 13階のビルの屋上で目をつむって 神様に話しかけた。 やがて碧ざめた空は高く澄んで 街はおとなしく静かにくるいだして 目を開けた僕はなんとなくね、笑ってみた。 「神さま、さようなら」 | Plastic Tree | Ryutaro | Tadashi | Plastic Tree・山口一久 | あー、雨音シトシト みみずはからみあって あー、心はザワザワ 明日がぼやけだして 汚れてるパイプを流れて、 取り残されてる体がちぐはぐな感じ。 あー、雨水シトシト 静脈管にごって あー、僕達はケラケラ ごまかすようにはしゃいで また夜の帳が下りる、 宵闇の中に隠れて逃げよう。 例えば 朝になって黒い雨が止んで 鈍い日が照らす家を僕は出て 13階のビルの屋上で目をつむって 神様に話しかけた。 やがて碧ざめた空は高く澄んで 街はおとなしく静かにくるいだして 目を開けた僕はなんとなくね、笑ってみた。 「神さま、さようなら」 |
「月世界」夢遊病の 僕は夜空を登っていく エスカレーターで 星あかりの余波を受けて 埋めた犬は遠くで泣いた 唄う僕の中で ゆらり 君のユーレー 眠れなくて祈る僕は 好きな君に会いにいくんだ 迷想する思考の僕にながれてくる 「星に願いを」 目が会うのは 針のような三日月で そっと触れた月 僕をきずつけた そっと触れた月 僕をきずつけて そっと触れた月 僕をきずつけた そっと触れた月 僕をきずつけた そっと触れた月 僕をきずつけた そっと触れた月 僕をきずつけた そっと触れた君 僕をきずつけた そっと触れた君 僕をきずつけて―――。 (…キスして。) | Plastic Tree | Ryutaro | Tadashi | Plastic Tree・山口一久 | 夢遊病の 僕は夜空を登っていく エスカレーターで 星あかりの余波を受けて 埋めた犬は遠くで泣いた 唄う僕の中で ゆらり 君のユーレー 眠れなくて祈る僕は 好きな君に会いにいくんだ 迷想する思考の僕にながれてくる 「星に願いを」 目が会うのは 針のような三日月で そっと触れた月 僕をきずつけた そっと触れた月 僕をきずつけて そっと触れた月 僕をきずつけた そっと触れた月 僕をきずつけた そっと触れた月 僕をきずつけた そっと触れた月 僕をきずつけた そっと触れた君 僕をきずつけた そっと触れた君 僕をきずつけて―――。 (…キスして。) |
オルガン.空は綺麗だった 息が詰まるくらい 誰かが呼んでる気がして振り向いた オルガンがどこかで響いて ほころびた 僕のガーゼをなでた 遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに 僕は知ってるんだ 終わりが来る事を 気づかないふりでこころを閉ざしても うまく口笛が吹ける日を 待ち続けて また空を見上げた 遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに 空へ堕ちる夢で目覚めて 涙があふれた それはまるで嘘みたいだった―――。 遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに オルガンがまた聞こえた | Plastic Tree | Ryutaro・Tadashi | Tadashi | 成田忍・Plastic Tree | 空は綺麗だった 息が詰まるくらい 誰かが呼んでる気がして振り向いた オルガンがどこかで響いて ほころびた 僕のガーゼをなでた 遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに 僕は知ってるんだ 終わりが来る事を 気づかないふりでこころを閉ざしても うまく口笛が吹ける日を 待ち続けて また空を見上げた 遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに 空へ堕ちる夢で目覚めて 涙があふれた それはまるで嘘みたいだった―――。 遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに オルガンがまた聞こえた |
本当の嘘僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて 陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう 水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ 赤い月を眺めてたから 泣きたいほど僕の不安は いつも記憶の片隅に かさぶたみたいに残るよ 痛いくらい きれいだったけど 光の中の僕の影を あの高い観覧車で 誰か笑った気がした 羊のぬいぐるみを着たまま 痩せた男の子が戯けて 吐く息を白くさせて 祈るように手を合わせた あの子と空の間には 透明な何かがあるから きっと願いは届かない 少し寒くなる遊園地。 何もかも嘘になる、誰も居なくなる。 僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて 陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう 水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ 幻のベルが鳴り 景色が霞みだせば 何もかも嘘になる、誰も居なくなる。 僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて 陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう 水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ やさしく緑色の雨が 街のすべてに降りそそぐ 道のはじで探していた 僕をやっと見付けた イスの上に 花の上に 足が無いロバの背中に 細かい雨が降りそそぐ、僕の上にも。 | Plastic Tree | Ryutaro | Tadashi | Plastic Tree | 僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて 陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう 水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ 赤い月を眺めてたから 泣きたいほど僕の不安は いつも記憶の片隅に かさぶたみたいに残るよ 痛いくらい きれいだったけど 光の中の僕の影を あの高い観覧車で 誰か笑った気がした 羊のぬいぐるみを着たまま 痩せた男の子が戯けて 吐く息を白くさせて 祈るように手を合わせた あの子と空の間には 透明な何かがあるから きっと願いは届かない 少し寒くなる遊園地。 何もかも嘘になる、誰も居なくなる。 僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて 陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう 水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ 幻のベルが鳴り 景色が霞みだせば 何もかも嘘になる、誰も居なくなる。 僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて 陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう 水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ やさしく緑色の雨が 街のすべてに降りそそぐ 道のはじで探していた 僕をやっと見付けた イスの上に 花の上に 足が無いロバの背中に 細かい雨が降りそそぐ、僕の上にも。 |
トレモロ腐乱した雲がながれた 僕はひとり、思慮の森 甘い空気のどに絡みついて喘いだ 螺旋の階段 おちていく君の血が流れたら まるで透明で綺麗だから泣いた 胸のピアノは高い音で 鳴り響いて君が居なくなる 不安を綴ってた夢のくずを羊が食べた くるった形の誰かが手を振った 悲観的な未来だけを僕が求めたなんて 彼はやっぱり嘘つきみたいなんだ 明日は何か見えるかな? 詩を書くのも、もう止めなくちゃ 時計がまわりだして スピードが速く速くなって 昨日から、ずっと遠く遠く変わる 僕を笑って 時計がまわりだして スピードが速く速くなって 昨日から、ずっと遠く遠く変わる 僕は――――。 君から僕はどれくらい離れてしまうのかな? 冷たい風が気持ち良く、僕のほほに刺さった ただ僕だけ変わった ただ変わって―――。 | Plastic Tree | Ryutaro | Ryutaro | Plastic Tree・山口一久 | 腐乱した雲がながれた 僕はひとり、思慮の森 甘い空気のどに絡みついて喘いだ 螺旋の階段 おちていく君の血が流れたら まるで透明で綺麗だから泣いた 胸のピアノは高い音で 鳴り響いて君が居なくなる 不安を綴ってた夢のくずを羊が食べた くるった形の誰かが手を振った 悲観的な未来だけを僕が求めたなんて 彼はやっぱり嘘つきみたいなんだ 明日は何か見えるかな? 詩を書くのも、もう止めなくちゃ 時計がまわりだして スピードが速く速くなって 昨日から、ずっと遠く遠く変わる 僕を笑って 時計がまわりだして スピードが速く速くなって 昨日から、ずっと遠く遠く変わる 僕は――――。 君から僕はどれくらい離れてしまうのかな? 冷たい風が気持ち良く、僕のほほに刺さった ただ僕だけ変わった ただ変わって―――。 |
ロケット同じ夢ばかり見る僕は今日もまた2時間しか眠れない 胸の奥までベルが鳴るから たまには出掛けてみよう 僕の手に聖書はないから公園で希望を空に祈る 衛生的な青すぎる空 そして遠すぎる僕 君と暑さのせい 僕の血は濃くなって ネジが回りだしてとても泣きたくなる このまま眼を閉じ 空を昇り 願いもこえていく 光に埋もれるまでずっと眺めてて 鳴かないカラスの群れはまるで電線の五線譜で音符みたい メロディーをなぞる僕を置いて音もなく飛んでいく 言葉ならいくつも胸につまってるけど 声にならないまま いつか あふれだして どこまでも高く昇りつめて 青より碧い中 真夏にあえぐ僕は潜り込んでいく 君と暑さのせい 僕の血は濃くなって ネジが回りだしてとても泣きたくなる このまま眼を閉じ 空を昇り 願いもこえていく 光に埋もれながら離れていく 「そこから、、、ねぇ、まだ僕の事が君に見えていますか?」 ほら 宇宙のはてまで すいこまれて やがて いつか 消えてく―――――。 目を開けた。色あせた世界に僕はいた。 空を見た。希望はまた帰ってきた。 | Plastic Tree | Ryutaro | Tadashi | 成田忍・Plastic Tree | 同じ夢ばかり見る僕は今日もまた2時間しか眠れない 胸の奥までベルが鳴るから たまには出掛けてみよう 僕の手に聖書はないから公園で希望を空に祈る 衛生的な青すぎる空 そして遠すぎる僕 君と暑さのせい 僕の血は濃くなって ネジが回りだしてとても泣きたくなる このまま眼を閉じ 空を昇り 願いもこえていく 光に埋もれるまでずっと眺めてて 鳴かないカラスの群れはまるで電線の五線譜で音符みたい メロディーをなぞる僕を置いて音もなく飛んでいく 言葉ならいくつも胸につまってるけど 声にならないまま いつか あふれだして どこまでも高く昇りつめて 青より碧い中 真夏にあえぐ僕は潜り込んでいく 君と暑さのせい 僕の血は濃くなって ネジが回りだしてとても泣きたくなる このまま眼を閉じ 空を昇り 願いもこえていく 光に埋もれながら離れていく 「そこから、、、ねぇ、まだ僕の事が君に見えていますか?」 ほら 宇宙のはてまで すいこまれて やがて いつか 消えてく―――――。 目を開けた。色あせた世界に僕はいた。 空を見た。希望はまた帰ってきた。 |
鳴り響く、鐘あのね、 雨上がりの空 見つめすぎた駄目な僕は 何もかもがわからなくて 希望的観測を日記の中に書き綴って また見上げた ぐちゃぐちゃにまぜ合わせてた絵の具の色に 塗り変えた空に僕は手をかざして うまくしゃべれるように 誰にでも笑えるように 願い続けた どこかで鐘が鳴り始めた どうして君は泣いているの? あのね、 「おやすみなさい。」って きちんと僕は言ったのに つぶれた目の螺子が痛くて 眠れなくなった僕は エピローグの続きをただ作り続けた いっぱいこわれた時計を 部屋の隅っこに並べて 時間を数えて遊んだ そんな僕を無視して 灯りはひとつずつ消えて なくなりだした どこかで鐘が鳴り始めた どうして君は泣いているの? 降り注ぐ雨の中で ほら、雲の向こう 鐘の音がまた響いた | Plastic Tree | 竜太郎 | 正 | Plastic Tree | あのね、 雨上がりの空 見つめすぎた駄目な僕は 何もかもがわからなくて 希望的観測を日記の中に書き綴って また見上げた ぐちゃぐちゃにまぜ合わせてた絵の具の色に 塗り変えた空に僕は手をかざして うまくしゃべれるように 誰にでも笑えるように 願い続けた どこかで鐘が鳴り始めた どうして君は泣いているの? あのね、 「おやすみなさい。」って きちんと僕は言ったのに つぶれた目の螺子が痛くて 眠れなくなった僕は エピローグの続きをただ作り続けた いっぱいこわれた時計を 部屋の隅っこに並べて 時間を数えて遊んだ そんな僕を無視して 灯りはひとつずつ消えて なくなりだした どこかで鐘が鳴り始めた どうして君は泣いているの? 降り注ぐ雨の中で ほら、雲の向こう 鐘の音がまた響いた |
サイコガーデン窓の外から唄が聞こえる 公園で赤い目の子供が犬を焼き始めた そんな日曜日 オレンヂ色した 最悪な感覚に身体を飲み込まれ続けた 床に転がる妊婦の爪を 齧りだす灰色の鼠を 足で踏み潰した 螺旋階段をゆっくり落ちていく くだらない君をあたしは眺めてる 湿った部屋の中 閉じ込められるから あたしは逃げてゆく あたしは逃げてゆく 「ああああ。」 髪の無い少女 天井の上 汚れてる絵本から素敵な言葉を選びだす | Plastic Tree | 竜太朗 | Tadashi | 成田忍・Plastic Tree | 窓の外から唄が聞こえる 公園で赤い目の子供が犬を焼き始めた そんな日曜日 オレンヂ色した 最悪な感覚に身体を飲み込まれ続けた 床に転がる妊婦の爪を 齧りだす灰色の鼠を 足で踏み潰した 螺旋階段をゆっくり落ちていく くだらない君をあたしは眺めてる 湿った部屋の中 閉じ込められるから あたしは逃げてゆく あたしは逃げてゆく 「ああああ。」 髪の無い少女 天井の上 汚れてる絵本から素敵な言葉を選びだす |
エンゼルフィッシュ甘い緑で脆弱に蝉は鳴いた 白い雲みたい 君の服はためいた ばらまいて地図を捨てた おどけてる僕を怒ったりしないでね ひどく暑い午後 静かに狂った 高く気持ちは一途に成層圏へ 吸い込まれていく僕を君はそこで笑って見てて そっと空を登って だんだん君が見えなくなって ずっと眩暈のように繰りかえす 真夏の真昼の夢 また僕を独りにする 「ねぇ、僕がそこからわかる?」 そっと空を登って だんだん君が見えなくなって ずっと眩暈のように夢を見ておかしくなった 低く飛行機がとんで キラキラ機影がひらめいた 僕は魚になって 群青の空 ゆらり深く潜って 光の中泳いでゆく | Plastic Tree | Ryutaro | Akira | 成田忍・Plastic Tree | 甘い緑で脆弱に蝉は鳴いた 白い雲みたい 君の服はためいた ばらまいて地図を捨てた おどけてる僕を怒ったりしないでね ひどく暑い午後 静かに狂った 高く気持ちは一途に成層圏へ 吸い込まれていく僕を君はそこで笑って見てて そっと空を登って だんだん君が見えなくなって ずっと眩暈のように繰りかえす 真夏の真昼の夢 また僕を独りにする 「ねぇ、僕がそこからわかる?」 そっと空を登って だんだん君が見えなくなって ずっと眩暈のように夢を見ておかしくなった 低く飛行機がとんで キラキラ機影がひらめいた 僕は魚になって 群青の空 ゆらり深く潜って 光の中泳いでゆく |
twiceたとえば あなたが 僕の前で笑ってても 酸素の足らない僕はいつも 喘いでいる 何ひとつ 生まれてこないような 薄暗い 僕のこの朝で 戸惑って 繰り返す 真昼のいやな夢 いつまでも 怯えてるから 見つけて 暫く 青くて狭い部屋で 探していた 思いもよらない場所にきっと かくれてる 戸惑って 繰り返す 真昼のいやな夢 いつまでも 怯えてるから 見つけて 夜が染み渡り またじわりと 置き去りの僕 泣きだしそう 雨の匂いから 生まれてくる 少しだけ僕 素直になる 頭の中には住みついてた虫達が騒ぐよ 柔らかい痛み 包まれてく おかしくなりそうで―。 夜が染み渡り またじわりと 置き去りの僕 泣きだしそう 雨の匂いから 生まれてくる 少しだけ僕 素直になる 夜が染み渡り またじわりと 置き去りの僕 泣きだしそう 落ち込みたがった僕がほら ドアの前 微笑む | Plastic Tree | 竜太郎 | 正 | 成田忍・Plastic Tree | たとえば あなたが 僕の前で笑ってても 酸素の足らない僕はいつも 喘いでいる 何ひとつ 生まれてこないような 薄暗い 僕のこの朝で 戸惑って 繰り返す 真昼のいやな夢 いつまでも 怯えてるから 見つけて 暫く 青くて狭い部屋で 探していた 思いもよらない場所にきっと かくれてる 戸惑って 繰り返す 真昼のいやな夢 いつまでも 怯えてるから 見つけて 夜が染み渡り またじわりと 置き去りの僕 泣きだしそう 雨の匂いから 生まれてくる 少しだけ僕 素直になる 頭の中には住みついてた虫達が騒ぐよ 柔らかい痛み 包まれてく おかしくなりそうで―。 夜が染み渡り またじわりと 置き去りの僕 泣きだしそう 雨の匂いから 生まれてくる 少しだけ僕 素直になる 夜が染み渡り またじわりと 置き去りの僕 泣きだしそう 落ち込みたがった僕がほら ドアの前 微笑む |
液体雨の音 混ざって聞こえてる 憂鬱な笛の音 うるさいから もう少し 眩暈がするような 君の言葉もっと ねぇ聞かせて 青白い 僕の中の心臓 ネジのような音で 悲鳴をあげた 病んでいる 蜘蛛になった君と ひからびた僕が 転がる部屋 溶け合って 混ざり合って なのになんで こんなに寂しいの? やさしい 君の顔 僕の前で 歪みだしてく 戯ける君が重い 扉開いたなら 落ちてくよ 螺旋の階段を回りながら 溶け合って 混ざり合って なのになんで こんなに 寂 しくて やさしい 君の顔 僕の前で歪みだしてく 溶け合って 混ざり合って なのになんで こんなに 寂 しいの? やさしい 君の顔 僕の前で 歪みだしてく | Plastic Tree | 竜太朗 | Tadashi | 西脇辰也・Plastic Tree | 雨の音 混ざって聞こえてる 憂鬱な笛の音 うるさいから もう少し 眩暈がするような 君の言葉もっと ねぇ聞かせて 青白い 僕の中の心臓 ネジのような音で 悲鳴をあげた 病んでいる 蜘蛛になった君と ひからびた僕が 転がる部屋 溶け合って 混ざり合って なのになんで こんなに寂しいの? やさしい 君の顔 僕の前で 歪みだしてく 戯ける君が重い 扉開いたなら 落ちてくよ 螺旋の階段を回りながら 溶け合って 混ざり合って なのになんで こんなに 寂 しくて やさしい 君の顔 僕の前で歪みだしてく 溶け合って 混ざり合って なのになんで こんなに 寂 しいの? やさしい 君の顔 僕の前で 歪みだしてく |
エンジェルダストそして広場には 独り 僕 が居て ブリキで出来た固い馬車に乗り遅れたら 風はいつもより気持ちよく刺さり 痛みは僕の骨に冷たさを残しては 消える 植え付けた種はいつか芽を出して 指の痙攣はそれまでは止まらない みんなが 嫌う 僕の最低な顔で 素敵な昼下がり 白黒のなか歩こう いつまでも淡い闇に手をのばす 少し冷たい 光の粒で無邪気になる子供達は僕を笑う 消毒された醜い僕を地下室まで 連れてゆくよ 連れてゆくよ 音もなく―。 | Plastic Tree | 竜太朗 | Tadashi | 成田忍・Plastic Tree | そして広場には 独り 僕 が居て ブリキで出来た固い馬車に乗り遅れたら 風はいつもより気持ちよく刺さり 痛みは僕の骨に冷たさを残しては 消える 植え付けた種はいつか芽を出して 指の痙攣はそれまでは止まらない みんなが 嫌う 僕の最低な顔で 素敵な昼下がり 白黒のなか歩こう いつまでも淡い闇に手をのばす 少し冷たい 光の粒で無邪気になる子供達は僕を笑う 消毒された醜い僕を地下室まで 連れてゆくよ 連れてゆくよ 音もなく―。 |
プラネタリウムボクの奥に鍵をかけた 痛みとかいろいろ閉じ込めた 夜空の上 鳴り止まない 囁く声に耳を塞いで 見上げているボクの前で 夜の粒子が星をみがく なんで僕が泣きたいのか やっとわかった 何 も な い ボ クは どこに行けばいいのかな? ずっとかわかない 涙がどんどんあふれた 嘘みたいな目覚めない星 手を伸ばして君だけ探すけれど にせものだからきっと届かない 何 も な い ボ クは どこに行けばいいのかな? ずっとかわかない 涙がどんどんあふれた あのね、 思い出は 痛いくらいきれいだから 鍵をかけていつまでも ボクに閉じこめなきゃ―。 ど ん ど ん 遠 く ど ん ど ん 遠 く 君 が い な く な る い な く な る | Plastic Tree | 竜太朗 | Tadashi | 成田忍・Plastic Tree | ボクの奥に鍵をかけた 痛みとかいろいろ閉じ込めた 夜空の上 鳴り止まない 囁く声に耳を塞いで 見上げているボクの前で 夜の粒子が星をみがく なんで僕が泣きたいのか やっとわかった 何 も な い ボ クは どこに行けばいいのかな? ずっとかわかない 涙がどんどんあふれた 嘘みたいな目覚めない星 手を伸ばして君だけ探すけれど にせものだからきっと届かない 何 も な い ボ クは どこに行けばいいのかな? ずっとかわかない 涙がどんどんあふれた あのね、 思い出は 痛いくらいきれいだから 鍵をかけていつまでも ボクに閉じこめなきゃ―。 ど ん ど ん 遠 く ど ん ど ん 遠 く 君 が い な く な る い な く な る |
睡眠薬ガラス窓 映るフィルム 切れる息 眠れない僕 冷たい水 眠り薬 僕を流れていく 反応が過敏になる心臓は粘膜みたい 降りていく夜の帷幕 陰がかかって――――。 めざめない夢に僕はやがて落ちてくから 眩暈がして見えないけど君を連れてく 黒い夜草深い野の中へふたりで 繰り返す自衛さえも 痛いから 幻想でやだ 僕の部屋 回る天井 ずっとながめた――――。 めざめない夢に僕はやがて落ちてくから 眩暈がして見えないけど君を連れてく 黒い夜草深い野の中へふたりで めざめない夢に僕はやがて落ちてくから 眩暈がして見えないけど君を連れてく ぼんやりとした月のひかり 草はしなしなと揺れ 波のように僕と君を そっとさらって――――。 黒い夜草深い野の中へふたりで。 | Plastic Tree | 竜太朗 | Tadashi | 成田忍・Plastic Tree | ガラス窓 映るフィルム 切れる息 眠れない僕 冷たい水 眠り薬 僕を流れていく 反応が過敏になる心臓は粘膜みたい 降りていく夜の帷幕 陰がかかって――――。 めざめない夢に僕はやがて落ちてくから 眩暈がして見えないけど君を連れてく 黒い夜草深い野の中へふたりで 繰り返す自衛さえも 痛いから 幻想でやだ 僕の部屋 回る天井 ずっとながめた――――。 めざめない夢に僕はやがて落ちてくから 眩暈がして見えないけど君を連れてく 黒い夜草深い野の中へふたりで めざめない夢に僕はやがて落ちてくから 眩暈がして見えないけど君を連れてく ぼんやりとした月のひかり 草はしなしなと揺れ 波のように僕と君を そっとさらって――――。 黒い夜草深い野の中へふたりで。 |
そしてパレードは続くまたひとつお話おわり 暇き人へ手を振りあいさつ 日が落ちてなくなる前に 斜陽の中 おわかれをしよう 最後に笑ったら 僕はもう仕度は出来てるから いつでも出掛けられるよ 窓の外ではいつかパレードが通り 眺めるだけの僕を遠く連れてく 輪を描くさみしき鳥は いつまでもワルツをおどる なにもないまま 日曜日の幕はそっと下りて あくびで視界がにじめば 窓の外ではいつかパレードが通り 眺めるだけの僕を遠く連れてく それとも全ては、 はじめからおぼろな夢ですか? なら このまま覚めないままで―。 窓の外ではいつかパレードが通り 眺めるだけの僕を遠く連れてく 閉ざされていたドアを開けたなら すぐに どこまでも行こう そしてパレードは続く―。 | Plastic Tree | 竜太朗 | Tadashi | 成田忍・Plastic Tree | またひとつお話おわり 暇き人へ手を振りあいさつ 日が落ちてなくなる前に 斜陽の中 おわかれをしよう 最後に笑ったら 僕はもう仕度は出来てるから いつでも出掛けられるよ 窓の外ではいつかパレードが通り 眺めるだけの僕を遠く連れてく 輪を描くさみしき鳥は いつまでもワルツをおどる なにもないまま 日曜日の幕はそっと下りて あくびで視界がにじめば 窓の外ではいつかパレードが通り 眺めるだけの僕を遠く連れてく それとも全ては、 はじめからおぼろな夢ですか? なら このまま覚めないままで―。 窓の外ではいつかパレードが通り 眺めるだけの僕を遠く連れてく 閉ざされていたドアを開けたなら すぐに どこまでも行こう そしてパレードは続く―。 |
十字路首のない猫は 十字路でウロウロ まっ赤な目で見た まっ赤な目で 兵隊さんの列は きれいに並んでます まっ赤な目で見た まっ赤な目で こんな、 こんなさびしい情景を 僕を乗せてバスが走るよ こんな、 こんなさびしい情景を 僕を乗せてバスは走るよ とおい空でピストルが鳴った ずっとずっとバスは、走る―。 「今日も僕は病んで公園を目指します。 窓の外を見てスケッチをしながら(笑) まっ赤な目で、僕はまっ赤な目で。」 | Plastic Tree | 竜太朗 | 竜太朗 | 成田忍・Plastic Tree | 首のない猫は 十字路でウロウロ まっ赤な目で見た まっ赤な目で 兵隊さんの列は きれいに並んでます まっ赤な目で見た まっ赤な目で こんな、 こんなさびしい情景を 僕を乗せてバスが走るよ こんな、 こんなさびしい情景を 僕を乗せてバスは走るよ とおい空でピストルが鳴った ずっとずっとバスは、走る―。 「今日も僕は病んで公園を目指します。 窓の外を見てスケッチをしながら(笑) まっ赤な目で、僕はまっ赤な目で。」 |
少女狂想めちゃくちゃな詩を書いて 狂ったみたいに唄って 関節でギリギリと 下手なバイオリンを弾く グンニャリしている骨じゃ 思想なんて生れないの バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 そこからテレビ見て いろんな事をチェック チェック チェック 「ポケットの中には~」って むかし聞いた唄のとおり ビスケットならここで きっと増えつづけてるの だからきっとあたし カルシウム不足じゃないわ バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 そこからテレビ見て いろんな事を見てるのよ なぜ なぜ 手がとれるの? なぜ なぜ 足がないの? なぜ なぜ 笑ってるの? なぜ なぜ あたし……いるの? 「………。」(発狂) バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 そこからテレビを見て いろんな事をチェック チェック チェック バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 ちらかり放題で ちらかり放題で アハハハハハハ | Plastic Tree | 竜太朗 | Tadashi | 成田忍・Plastic Tree | めちゃくちゃな詩を書いて 狂ったみたいに唄って 関節でギリギリと 下手なバイオリンを弾く グンニャリしている骨じゃ 思想なんて生れないの バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 そこからテレビ見て いろんな事をチェック チェック チェック 「ポケットの中には~」って むかし聞いた唄のとおり ビスケットならここで きっと増えつづけてるの だからきっとあたし カルシウム不足じゃないわ バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 そこからテレビ見て いろんな事を見てるのよ なぜ なぜ 手がとれるの? なぜ なぜ 足がないの? なぜ なぜ 笑ってるの? なぜ なぜ あたし……いるの? 「………。」(発狂) バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 そこからテレビを見て いろんな事をチェック チェック チェック バラバラにちらばって あたしはテーブルの下 ちらかり放題で ちらかり放題で アハハハハハハ |
空白の日例えば 晴れた朝に神様が迷子で みんなが狂ったら 記念写真を撮ろう ビルの屋上で大好きな君と 声は届かないまま 悲しい唄へと変わるよ 例えば 上手に笑う僕を見て君が もしも泣いたなら 赤・青・いろんな色 指のすきまから心が流れた 声は届かないまま 悲しい唄へと変わるよ 胸に刺さってたトゲなら 抜いたはずなのに まだ痛いんだ いつか、 カラッポの僕の中から 嫌いな自分までいなくなったら 僕には何が残っているんだろ? 両手をただ眺めてた 声は届かないまま 悲しい唄へと変わるよ 胸に刺さってたトゲなら 抜いたはずなのに まだ痛いから、歌った 歌った―。 「例えば……」っていう言葉で 未来を思い描いている僕です。 | Plastic Tree | 竜太郎 | 竜太郎 | 成田忍・Plastic Tree | 例えば 晴れた朝に神様が迷子で みんなが狂ったら 記念写真を撮ろう ビルの屋上で大好きな君と 声は届かないまま 悲しい唄へと変わるよ 例えば 上手に笑う僕を見て君が もしも泣いたなら 赤・青・いろんな色 指のすきまから心が流れた 声は届かないまま 悲しい唄へと変わるよ 胸に刺さってたトゲなら 抜いたはずなのに まだ痛いんだ いつか、 カラッポの僕の中から 嫌いな自分までいなくなったら 僕には何が残っているんだろ? 両手をただ眺めてた 声は届かないまま 悲しい唄へと変わるよ 胸に刺さってたトゲなら 抜いたはずなのに まだ痛いから、歌った 歌った―。 「例えば……」っていう言葉で 未来を思い描いている僕です。 |
ツメタイヒカリ白いため息 こぼしてる僕はポケットに手を入れてた 風は向こうで僕を招いてる クリーム色の空まで 傘はもう要らなくなった 君が僕を見付けてくれるから 冷たい光が途切れて ほら 雪が舞い降りるよ 離れないように手をつないで 二人で ねえ このままで見えなくなろう このままで見えなくなろう 雪にうずもれて僕は死んだふり 君は笑ってみてる 「ひとつ」にはなれない僕ら いつか二人の距離がとおくなる 音もなく雪が降りつづいて 足跡消してゆく 帰れなくなった僕らにただ鐘の音が いつまでも響きわたる いつまでも響きわたる 冷たい光が途切れて ほら 雪が舞い降りるよ 離れないように手をつないで 二人が埋もれたら どこまでも広がって「願いの果て」続いていく 限りなく 限りなく白くなれ、嘘の世界―――。 そして僕らを冬が連れ去った 光があふれてくる | Plastic Tree | 竜太朗 | Tadashi | 成田忍・Plastic Tree | 白いため息 こぼしてる僕はポケットに手を入れてた 風は向こうで僕を招いてる クリーム色の空まで 傘はもう要らなくなった 君が僕を見付けてくれるから 冷たい光が途切れて ほら 雪が舞い降りるよ 離れないように手をつないで 二人で ねえ このままで見えなくなろう このままで見えなくなろう 雪にうずもれて僕は死んだふり 君は笑ってみてる 「ひとつ」にはなれない僕ら いつか二人の距離がとおくなる 音もなく雪が降りつづいて 足跡消してゆく 帰れなくなった僕らにただ鐘の音が いつまでも響きわたる いつまでも響きわたる 冷たい光が途切れて ほら 雪が舞い降りるよ 離れないように手をつないで 二人が埋もれたら どこまでも広がって「願いの果て」続いていく 限りなく 限りなく白くなれ、嘘の世界―――。 そして僕らを冬が連れ去った 光があふれてくる |
ブランコから退屈な景色 泣きそうになって ブランコゆらして 空を見上げて あくびをしてるカラス、黒い天使に見えた。 大切なものばかり失くしてしまった僕は、 からっぽの世界からまた手をのばして、 のばして、のばして―。 ため息ついたら また目をつむって 10秒数えたら 何かが変わって ねぇ、僕はみんなのような 笑い方ができるかな? 大切なものばかり 失くしてしまった僕は、 からっぽの世界から また手をのばして、 のばして、のばして―。 欠落した感情 ぜんまい仕掛けの涙 ねぇ、僕にかけられてた 魔法はもう消えたから 大切なものばかり失くしてしまった僕は、 本当に伝えたい言葉が思い出せない。 大切なものばかり失くしてしまった僕は、 からっぽの世界からまだ手を伸ばしているよ。 速くなるブランコのさびた鎖が切れたら、 僕の手が赤くなる空まで 届いて、届いて、届いて―。 | Plastic Tree | Ryutaro・Tadashi | Tadashi | 成田忍・Plastic Tree | 退屈な景色 泣きそうになって ブランコゆらして 空を見上げて あくびをしてるカラス、黒い天使に見えた。 大切なものばかり失くしてしまった僕は、 からっぽの世界からまた手をのばして、 のばして、のばして―。 ため息ついたら また目をつむって 10秒数えたら 何かが変わって ねぇ、僕はみんなのような 笑い方ができるかな? 大切なものばかり 失くしてしまった僕は、 からっぽの世界から また手をのばして、 のばして、のばして―。 欠落した感情 ぜんまい仕掛けの涙 ねぇ、僕にかけられてた 魔法はもう消えたから 大切なものばかり失くしてしまった僕は、 本当に伝えたい言葉が思い出せない。 大切なものばかり失くしてしまった僕は、 からっぽの世界からまだ手を伸ばしているよ。 速くなるブランコのさびた鎖が切れたら、 僕の手が赤くなる空まで 届いて、届いて、届いて―。 |
Sink(Ver.2.0)何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて君の側へ沈んで ねぇ 僕は夜のはじっこに居て もう 君がうまく見えないよ どこにかくれているの? 欠けた月の裏かな? またたく星の音が耳をふさぎ 世界が止まった 何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて君の側へ沈んで ねぇ 夜の粒子状の闇が そう 静かにただ空気をそめるよ 君がこぼす言葉が胸でコトコト響く 涙みたいに僕の肺の中に水があふれた 悲しみにさえ手を伸ばして君を探すけれど 迷子のように僕らはまた離れて痛みだけが残って 「赤い月をずっとながめた。それだけでなんで泣くんだろう? 僕は消えたくなる。」 何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて 時間にさらされ悲しみは全部流れてしまうから 笑顔も泣き顔も多分僕らは忘れるから どこまでも君の側へ 僕は沈んで 沈んで 沈んで 沈んで 「バイバイ。」 | Plastic Tree | 竜太朗 | Tadashi | 成田忍・Plastic Tree | 何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて君の側へ沈んで ねぇ 僕は夜のはじっこに居て もう 君がうまく見えないよ どこにかくれているの? 欠けた月の裏かな? またたく星の音が耳をふさぎ 世界が止まった 何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて君の側へ沈んで ねぇ 夜の粒子状の闇が そう 静かにただ空気をそめるよ 君がこぼす言葉が胸でコトコト響く 涙みたいに僕の肺の中に水があふれた 悲しみにさえ手を伸ばして君を探すけれど 迷子のように僕らはまた離れて痛みだけが残って 「赤い月をずっとながめた。それだけでなんで泣くんだろう? 僕は消えたくなる。」 何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて 時間にさらされ悲しみは全部流れてしまうから 笑顔も泣き顔も多分僕らは忘れるから どこまでも君の側へ 僕は沈んで 沈んで 沈んで 沈んで 「バイバイ。」 |
祈り影のない白い広場――。 べンチに座る僕の前を 黒い天使がよこぎった 籠にはきれいな鳩 女の子の手に風船 かわいた祝砲が 空の下で響いた (深い絶望、あまい希望) そんなことに僕らは ぐちゃぐちゃになりながら 歩いてこう (火だるまの王様も 水びたしの浮浪者も ちからなく唄う僕も、繰りかえすよ このまま) 影のない白い広場――。 みんなは帰る仕度 居なくなる前に僕も いかなくちゃ 風船と鳩はいつか すいこまれ見えなくなる 聖書のない僕らなら空の下で祈ろう | Plastic Tree | Pete Seeger・日本語詞:Ryutaro | Pete Seeger | Plastic Tree・山口一久 | 影のない白い広場――。 べンチに座る僕の前を 黒い天使がよこぎった 籠にはきれいな鳩 女の子の手に風船 かわいた祝砲が 空の下で響いた (深い絶望、あまい希望) そんなことに僕らは ぐちゃぐちゃになりながら 歩いてこう (火だるまの王様も 水びたしの浮浪者も ちからなく唄う僕も、繰りかえすよ このまま) 影のない白い広場――。 みんなは帰る仕度 居なくなる前に僕も いかなくちゃ 風船と鳩はいつか すいこまれ見えなくなる 聖書のない僕らなら空の下で祈ろう |
リセット腐乱してるバナナの束。ドロドロの液体の下 焼け焦げたセルロイドの人形がつぶれてる 緑色の自転車に乗り、友達のネズミを連れて さっき本屋で聞いた唄を、ランララン口づさむ クレヨンで君が書いた地図で、家を探したけど ポイントが欠落して 相対比がまるででたらめで ウンザリする僕の横を、金網がついた白い ゴミ処理場行きのバスが、また走り過ぎてゆく 腐ってる川の側道を 自転車は加速していく―――。 バイバイ、バイバイ 全部リセット バイバイ、バイバイ 全部リセット 腐ってる川を流れてく、くるってる僕にカミソリを! バイバイ、バイバイ 全部リセット バイバイ、バイバイ 全部リセット 全部リセット | Plastic Tree | Ryutaro | Tadashi | 西脇辰弥・Plastic Tree | 腐乱してるバナナの束。ドロドロの液体の下 焼け焦げたセルロイドの人形がつぶれてる 緑色の自転車に乗り、友達のネズミを連れて さっき本屋で聞いた唄を、ランララン口づさむ クレヨンで君が書いた地図で、家を探したけど ポイントが欠落して 相対比がまるででたらめで ウンザリする僕の横を、金網がついた白い ゴミ処理場行きのバスが、また走り過ぎてゆく 腐ってる川の側道を 自転車は加速していく―――。 バイバイ、バイバイ 全部リセット バイバイ、バイバイ 全部リセット 腐ってる川を流れてく、くるってる僕にカミソリを! バイバイ、バイバイ 全部リセット バイバイ、バイバイ 全部リセット 全部リセット |
幻燈機械街灯でまたヒラヒラ 居場所が失くて狂った影のようなコウモリ 幻燈機械のせいで、部屋は亡霊だらけだ だから僕もここに居よう なにから始めてみる? 今日はそうだな、誰とうまくしゃべろう 薄暗くなりだせば、きっと僕を迎えにくるはず 空想の犬連れて、枯れた草に座って 君とずっとはなしてた 大きい風が吹いたら、 さっきノートにつづった言葉が流れた なにから始めてみる? 僕は君とね、何か探したいけど 薄暗くなりだせば、君を誰か迎えにくるから なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないの? なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないんだろう? とおく とおく ポルカが聞こえた なにから始めてみる? 今日はそうだな、誰とうまくしゃべろう 薄暗くなりだせば、きっと僕を迎えにくるはず なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないの? なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないの? なんでいつも僕は、君とうまくしゃべれないの? 暗くなった野原に僕だけ独りにしないで。 雲がただ流れた雲がただ流れた 「ライライライライ…。」 | Plastic Tree | Ryutaro | Tadashi | 西脇辰弥・Plastic Tree | 街灯でまたヒラヒラ 居場所が失くて狂った影のようなコウモリ 幻燈機械のせいで、部屋は亡霊だらけだ だから僕もここに居よう なにから始めてみる? 今日はそうだな、誰とうまくしゃべろう 薄暗くなりだせば、きっと僕を迎えにくるはず 空想の犬連れて、枯れた草に座って 君とずっとはなしてた 大きい風が吹いたら、 さっきノートにつづった言葉が流れた なにから始めてみる? 僕は君とね、何か探したいけど 薄暗くなりだせば、君を誰か迎えにくるから なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないの? なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないんだろう? とおく とおく ポルカが聞こえた なにから始めてみる? 今日はそうだな、誰とうまくしゃべろう 薄暗くなりだせば、きっと僕を迎えにくるはず なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないの? なんでいつも僕は、君の事が解らないの? なんでいつも君は、僕の前で笑わないの? なんでいつも僕は、君とうまくしゃべれないの? 暗くなった野原に僕だけ独りにしないで。 雲がただ流れた雲がただ流れた 「ライライライライ…。」 |
「ぬけがら」夏の日のぼくらは 淡い光の希望の中に ずっと置き去りだった 憂鬱を溶かして 歩いていた 細い枝がきしんだ 今日はひどく 風がつよくて 何も変わらないのに こわくなりだして 下を向いた 高い空は あんまり好きじゃない 蝉の悲鳴も自分も 好きじゃない 本当の気持ちじゃないなら どんな事ももう、しないで 本当の気持ちじゃないなら どんな事ももう、しないでよ 本当の気持ちじゃないなら どんな事ももう、しないで 本当の気持ちじゃないなら どんな事ももう、しないでよ なんで泣いてるんだろ? ぼくらはもっと、おりこうだったのにね | Plastic Tree | Ryutaro | Ryutaro | 西脇辰弥・Plastic Tree | 夏の日のぼくらは 淡い光の希望の中に ずっと置き去りだった 憂鬱を溶かして 歩いていた 細い枝がきしんだ 今日はひどく 風がつよくて 何も変わらないのに こわくなりだして 下を向いた 高い空は あんまり好きじゃない 蝉の悲鳴も自分も 好きじゃない 本当の気持ちじゃないなら どんな事ももう、しないで 本当の気持ちじゃないなら どんな事ももう、しないでよ 本当の気持ちじゃないなら どんな事ももう、しないで 本当の気持ちじゃないなら どんな事ももう、しないでよ なんで泣いてるんだろ? ぼくらはもっと、おりこうだったのにね |
monophobia空が晴れてたからみんな居なくなった。 わがままだった僕は、おいてけぼり。 全部からっぽの僕。 耳の奥のネジが回り続けるから、また痛くなって。 風が僕の頬に冷たさを残した。 外が嘘みたいに、やさしくなって。 僕の脈はひどく早くなりだしていく。 部屋の蝿の羽音、うるさくなって。 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 空が晴れてたからみんな居なくなった。 わがままだった僕は、おいてけぼり。 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら僕の目がつぶれるから。 つぶれるから つぶれるから つぶれるから つぶれるから つぶれるから つぶれた、 あ――――――――。 | Plastic Tree | RYUTARO | TADASHI | 西脇辰弥・Plastic Tree | 空が晴れてたからみんな居なくなった。 わがままだった僕は、おいてけぼり。 全部からっぽの僕。 耳の奥のネジが回り続けるから、また痛くなって。 風が僕の頬に冷たさを残した。 外が嘘みたいに、やさしくなって。 僕の脈はひどく早くなりだしていく。 部屋の蝿の羽音、うるさくなって。 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 空が晴れてたからみんな居なくなった。 わがままだった僕は、おいてけぼり。 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら 陽が差したら僕の目がつぶれるから。 つぶれるから つぶれるから つぶれるから つぶれるから つぶれるから つぶれた、 あ――――――――。 |
サーカスそばに何も無い部屋だから 僕の中で水が溢れてこぼれていく 静かすぎて理科室みたい セルロイドで出来た君の抜け殻がある 毛布をかぶり隠れた僕の心臓の音だけひどくうるさくなった 二日前の君が語った言葉の魔法で僕はバラバラになる おもしろい形 砕け散った僕のカケラ 拾い集めてる君はなんで泣いているの? 僕だけの方法で祈り始めたら いつか窓の外は変わりだすかな? 寒くない冬が来れば僕の町にサーカスが来る 誰も居ない広場に ほら ひとつずつ灯りがつきだして君の声が聞こえた そして 僕だけの方法で祈り始めたら いつか窓の外は変わりだすかな? 寒くない冬が来れば僕の町にサーカスが来る 花が好きな象の唄も火が怖くて死にたがるライオンも 奇形のロバも影絵の子供も背が高い司会者と来る 天井からぶら下がったブランコから笑い笑いながら 落ちる彼女あの日の僕 斜め前のピエロがはしゃいでいる | Plastic Tree | Ryutaro | Tadashi | 西脇辰弥・Plastic Tree | そばに何も無い部屋だから 僕の中で水が溢れてこぼれていく 静かすぎて理科室みたい セルロイドで出来た君の抜け殻がある 毛布をかぶり隠れた僕の心臓の音だけひどくうるさくなった 二日前の君が語った言葉の魔法で僕はバラバラになる おもしろい形 砕け散った僕のカケラ 拾い集めてる君はなんで泣いているの? 僕だけの方法で祈り始めたら いつか窓の外は変わりだすかな? 寒くない冬が来れば僕の町にサーカスが来る 誰も居ない広場に ほら ひとつずつ灯りがつきだして君の声が聞こえた そして 僕だけの方法で祈り始めたら いつか窓の外は変わりだすかな? 寒くない冬が来れば僕の町にサーカスが来る 花が好きな象の唄も火が怖くて死にたがるライオンも 奇形のロバも影絵の子供も背が高い司会者と来る 天井からぶら下がったブランコから笑い笑いながら 落ちる彼女あの日の僕 斜め前のピエロがはしゃいでいる |
クリームくらくらと僕の頭 部屋の中で跳ね続ける 閉じた窓 倒れた椅子 おかしな僕を嘲笑う 夜がほら 深まるほど 幼児性はまた高まり 白の中 泳いでゆく 色の中に溶けていこう 目の前で明るい歌 歌う彼が僕にすすめる方法で 今の僕は終りを感じて泣き出す 濁った眼で 彼はずっと 同じ言葉を繰り返す 多分彼は その世界の 全てを僕におしつける 飼育箱の僕の世界 君はいつも眺めている 青白い霧の中で カバンを抱えたまま 霞んだ景色に怯えてる 聞こえないフリをしてる ひどく想像的な 火曜日に包まれ僕は微笑む 陽のあたる花壇の前 薬を噛んでずっと座り続ける 「空氣の渦」「死ぬ方法」「まとわりつく嘘」とか 全てが目の前 ゆらぐ ゆらぐ ゆらぐ 許されて眠るような感覚が壊れてく 公園のやさしい日溜まりの中 | Plastic Tree | Ryutaro | Tadashi | 西脇辰弥・Plastic Tree | くらくらと僕の頭 部屋の中で跳ね続ける 閉じた窓 倒れた椅子 おかしな僕を嘲笑う 夜がほら 深まるほど 幼児性はまた高まり 白の中 泳いでゆく 色の中に溶けていこう 目の前で明るい歌 歌う彼が僕にすすめる方法で 今の僕は終りを感じて泣き出す 濁った眼で 彼はずっと 同じ言葉を繰り返す 多分彼は その世界の 全てを僕におしつける 飼育箱の僕の世界 君はいつも眺めている 青白い霧の中で カバンを抱えたまま 霞んだ景色に怯えてる 聞こえないフリをしてる ひどく想像的な 火曜日に包まれ僕は微笑む 陽のあたる花壇の前 薬を噛んでずっと座り続ける 「空氣の渦」「死ぬ方法」「まとわりつく嘘」とか 全てが目の前 ゆらぐ ゆらぐ ゆらぐ 許されて眠るような感覚が壊れてく 公園のやさしい日溜まりの中 |
スノーフラワー座り込む猫みたく 空にただ震えてる 冴えわたる空気の中 逃げよう 汚れた水みたいな 怯えがにじむ夢が 覚めた時みたい (否定的だ、今の僕) 茶色い靴をはいて 冬の夜外へ出る 明るい唄をくちずさみ 歩いた 雪のなかでクルクル まわりだし踊る僕 寝ころびたい衝動に 駆られたら 雪に咲く花を喰べ 僕はただ眠るんだ 雪に咲く花を喰べながら 僕はただ眠りたい かじかんだ君の手が 冷たくて気持ちいい (このままずっとそばにいて) 昨日と違う僕の手の中で 溶けてゆく なまあたたかい 水に溶けた ゆきがあとすこしだけ ふりつづけてくれれば いろはすぐに とうめいに ほら、 ゆきがあとすこしだけ ふりつづけてくれれば いろはすぐに とうめいに ほら かわるよ。 | Plastic Tree | 竜太朗 | 正 | Plastic Tree | 座り込む猫みたく 空にただ震えてる 冴えわたる空気の中 逃げよう 汚れた水みたいな 怯えがにじむ夢が 覚めた時みたい (否定的だ、今の僕) 茶色い靴をはいて 冬の夜外へ出る 明るい唄をくちずさみ 歩いた 雪のなかでクルクル まわりだし踊る僕 寝ころびたい衝動に 駆られたら 雪に咲く花を喰べ 僕はただ眠るんだ 雪に咲く花を喰べながら 僕はただ眠りたい かじかんだ君の手が 冷たくて気持ちいい (このままずっとそばにいて) 昨日と違う僕の手の中で 溶けてゆく なまあたたかい 水に溶けた ゆきがあとすこしだけ ふりつづけてくれれば いろはすぐに とうめいに ほら、 ゆきがあとすこしだけ ふりつづけてくれれば いろはすぐに とうめいに ほら かわるよ。 |
水葬。蜘蛛の糸 張りつけている 泣き顔の ピエロがまた 夜が濃く なりだしたら ベットの下 這いでてくる 屋根裏に閉じ込めてる あの子供は きっと僕で 逆さまに ぶら下がって ねじれたまま 宙吊りなんだ 可笑しくて 吐きそうなんだ 耳の奥が ちかちかする 嫌な音 頭の上 あいかわらずまだ宙吊りだ 僕はただ眺めた 月明かりで誰が回る 影になって顔がよく 見えない (見えないけど きっと…) 眠りながら 記憶の僕 海の底に沈んでくよ 眠りながら 記憶の僕 海の底に沈んでくよ ゆらゆら 僕 深く暗い 海の底に沈んでくよ ゆらゆら 僕 深く暗い 海の底に沈んでいくよ 「月明かりの下、誰が回るの?月明かりの下。」 | Plastic Tree | 竜太朗 | 正 | Plastic Tree | 蜘蛛の糸 張りつけている 泣き顔の ピエロがまた 夜が濃く なりだしたら ベットの下 這いでてくる 屋根裏に閉じ込めてる あの子供は きっと僕で 逆さまに ぶら下がって ねじれたまま 宙吊りなんだ 可笑しくて 吐きそうなんだ 耳の奥が ちかちかする 嫌な音 頭の上 あいかわらずまだ宙吊りだ 僕はただ眺めた 月明かりで誰が回る 影になって顔がよく 見えない (見えないけど きっと…) 眠りながら 記憶の僕 海の底に沈んでくよ 眠りながら 記憶の僕 海の底に沈んでくよ ゆらゆら 僕 深く暗い 海の底に沈んでくよ ゆらゆら 僕 深く暗い 海の底に沈んでいくよ 「月明かりの下、誰が回るの?月明かりの下。」 |
ねじまきノイローゼとおくでこもりうたが きこえてめをさます なぜだかゆびのさきが つめたくしびれてる やぶけたぬいぐるみが いきなりしゃべりだす 「ほんとうのきみのことを おしえてあげる」って しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく たべかけのちょこれえとを くちのなかでとかして おかしなぎしきがただ おわるのをまってる わたをだしぬいぐるみは まだまだしゃべりつづける くるったばいおりんに にてるきみのきらいなあのこえで しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく きみがぼくにくれたものはなに? きみがぼくにくれたものはなに? しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく きみがぼくにくれたものはなに?きみがぼくにくれたものはなに? きみがぼくにくれたものはなに?きみがぼくにくれたものはなに? なあに? | Plastic Tree | 竜太朗 | 正 | Plastic Tree | とおくでこもりうたが きこえてめをさます なぜだかゆびのさきが つめたくしびれてる やぶけたぬいぐるみが いきなりしゃべりだす 「ほんとうのきみのことを おしえてあげる」って しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく たべかけのちょこれえとを くちのなかでとかして おかしなぎしきがただ おわるのをまってる わたをだしぬいぐるみは まだまだしゃべりつづける くるったばいおりんに にてるきみのきらいなあのこえで しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく きみがぼくにくれたものはなに? きみがぼくにくれたものはなに? しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく きみがぼくにくれたものはなに?きみがぼくにくれたものはなに? きみがぼくにくれたものはなに?きみがぼくにくれたものはなに? なあに? |
まひるの月みんなキラキラして 嘘に見えて不安だから 7月の高すぎる青い空は嫌いなんだ 雨の後に濡れた細い道で 忘れられた薄い透明なビニール傘 僕みたいに風で飛んだ ずっと繰り返す 脆弱なうたごえの 蝉の声で狂いそうだ (うるさくてたまらない!) まひるに出る 細く長い三日月の切っ先が 針のように静かにそっと僕に刺さってた 胸が痛くなりだして 息が出来なくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで 胸が痛くなりだして 息が出来なくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘ぎ続けていた 水槽で泳ぐ金魚 (さっきからあおむけで ういてみたり、しずんだりして、 まるでぼくのまね?) まひるに出る 細く長い三日月の切っ先が 針のように静かにそっと僕に刺さってた 胸が痛くなりだして 息ができなくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで むねがいたくなりだして いきができなくなるから さんそがたらないぼくは なきながらあえいで そしてめをとじた | Plastic Tree | 有村竜太朗 | 長谷川正 | Plastic Tree | みんなキラキラして 嘘に見えて不安だから 7月の高すぎる青い空は嫌いなんだ 雨の後に濡れた細い道で 忘れられた薄い透明なビニール傘 僕みたいに風で飛んだ ずっと繰り返す 脆弱なうたごえの 蝉の声で狂いそうだ (うるさくてたまらない!) まひるに出る 細く長い三日月の切っ先が 針のように静かにそっと僕に刺さってた 胸が痛くなりだして 息が出来なくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで 胸が痛くなりだして 息が出来なくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘ぎ続けていた 水槽で泳ぐ金魚 (さっきからあおむけで ういてみたり、しずんだりして、 まるでぼくのまね?) まひるに出る 細く長い三日月の切っ先が 針のように静かにそっと僕に刺さってた 胸が痛くなりだして 息ができなくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで むねがいたくなりだして いきができなくなるから さんそがたらないぼくは なきながらあえいで そしてめをとじた |
クローゼットチャイルド洋服箪笥の奥の照明に 照らされている髪のない少女たち 僕に差しだす黒い皮の手帳 なぜか僕は逃げたくなり怯えてる あなたは私のとても大切な 帽子を奪って笑って駆けてゆく それはとても酷くて悲しい事 流れてる景色はいつも霞んでる ずっと鐘の音なら 耳の奥の中から いつも響いてくる いつも響いてくる 埃だらけの映写機が音をたてて みんなが好きな同じ情景(シーン) くりかえしてる ずっと鐘の音なら 耳の奥の中から いつも響いてくる いつも響いてくるくるう 埃だらけの映写機が音をたてて みんなが好きな同じ情景(シーン) くりかえすんだ 埃だらけの映写機が音をたてて 「アー、」 みんなが好きな同じ情景(シーン) くりかえすんだ みんなが好きな みんなが好きな 「ハハハハハ。」 | Plastic Tree | 竜太朗 | 正 | Plastic Tree | 洋服箪笥の奥の照明に 照らされている髪のない少女たち 僕に差しだす黒い皮の手帳 なぜか僕は逃げたくなり怯えてる あなたは私のとても大切な 帽子を奪って笑って駆けてゆく それはとても酷くて悲しい事 流れてる景色はいつも霞んでる ずっと鐘の音なら 耳の奥の中から いつも響いてくる いつも響いてくる 埃だらけの映写機が音をたてて みんなが好きな同じ情景(シーン) くりかえしてる ずっと鐘の音なら 耳の奥の中から いつも響いてくる いつも響いてくるくるう 埃だらけの映写機が音をたてて みんなが好きな同じ情景(シーン) くりかえすんだ 埃だらけの映写機が音をたてて 「アー、」 みんなが好きな同じ情景(シーン) くりかえすんだ みんなが好きな みんなが好きな 「ハハハハハ。」 |
痛い青スライド写真の景色が変われば 弱虫の僕がとり残されてた 青いインクが飛び散るよ 胸のあたり 痛いくらい綺麗だから 僕は泣いたんだ 夜の公園のブランコで 誰かのケラケラと笑う声を聞いたんだ もしかしたら側にある花壇の中? それともアレの泣き声? (違う、君の声だ) 街灯の下で立ってる君はひどく悲しそうで 今にも消えてしまいそうだ (いやだ いかないでよ ねぇ) 目の前の影がゆらぐたび 悲しみの色があふれてく あおい青 肺のなか全部 広がって 濁りはじめたら 目の前の影がゆらぐたび 悲しみの色があふれてく あおい青 肺のなか全部 (痛い青) 広がっていく 濁りはじめたら | Plastic Tree | 竜太朗 | Tadashi | Plastic Tree | スライド写真の景色が変われば 弱虫の僕がとり残されてた 青いインクが飛び散るよ 胸のあたり 痛いくらい綺麗だから 僕は泣いたんだ 夜の公園のブランコで 誰かのケラケラと笑う声を聞いたんだ もしかしたら側にある花壇の中? それともアレの泣き声? (違う、君の声だ) 街灯の下で立ってる君はひどく悲しそうで 今にも消えてしまいそうだ (いやだ いかないでよ ねぇ) 目の前の影がゆらぐたび 悲しみの色があふれてく あおい青 肺のなか全部 広がって 濁りはじめたら 目の前の影がゆらぐたび 悲しみの色があふれてく あおい青 肺のなか全部 (痛い青) 広がっていく 濁りはじめたら |
割れた窓昨日 夢を見た 欠けたはずなのに 動く君がいて せまい廊下の 薄明りの下 子猫と踊ってる 泣いている様な 笑っている様な 不思議な顔だから 僕は気付かない フリをし続けた 夢から覚めるまで 割れたガラス窓を 開けたら今すぐに 答えを見付けなきゃ 見付けられない僕 咽がカラカラになる また こぼれた――――――。 ふかく ふかく ふかく 水彩に揺れ動く 僕の意識はただ まるで まるで まるで 沈んでいくみたいに ゆっくり溶けだしていく 夢の色、ゆらり 濃くなる 割れたガラス窓を 開けたら今すぐに 答えを見付けなきゃ 見付けられない僕 咽がカラカラになる また こぼれた――――――。 ふかく ふかく ふかく 水彩に揺れ動く 僕の意識はただ まるで まるで まるで 沈んでいくみたいに ゆっくり溶けだしていく 溶けて 溶けて 溶けて なにもわからなくなる 僕の意識はだた ずっと ずっと ずっと なにもわからなくなる ずっと ずっと ずっと そのまま | Plastic Tree | 竜太朗 | 正 | Plastic Tree | 昨日 夢を見た 欠けたはずなのに 動く君がいて せまい廊下の 薄明りの下 子猫と踊ってる 泣いている様な 笑っている様な 不思議な顔だから 僕は気付かない フリをし続けた 夢から覚めるまで 割れたガラス窓を 開けたら今すぐに 答えを見付けなきゃ 見付けられない僕 咽がカラカラになる また こぼれた――――――。 ふかく ふかく ふかく 水彩に揺れ動く 僕の意識はただ まるで まるで まるで 沈んでいくみたいに ゆっくり溶けだしていく 夢の色、ゆらり 濃くなる 割れたガラス窓を 開けたら今すぐに 答えを見付けなきゃ 見付けられない僕 咽がカラカラになる また こぼれた――――――。 ふかく ふかく ふかく 水彩に揺れ動く 僕の意識はただ まるで まるで まるで 沈んでいくみたいに ゆっくり溶けだしていく 溶けて 溶けて 溶けて なにもわからなくなる 僕の意識はだた ずっと ずっと ずっと なにもわからなくなる ずっと ずっと ずっと そのまま |
エーテルノート僕だけがうつむき 言葉を選んで喋りだしてた ふいに子供じみてる感覚 ミルクのあまさにとけた 飲み干した瓶の中に 秘密をひとつ落として 砂糖とアルコールと檸檬を足して 「すこし自閉的な僕」が いつか要らなくなるまで 地下室の棚に隠してしまったんだ 目隠しをしたまま 飛行機に乗ってる病気の天使 ひくく飛びはじめてる 景色に迫って途切れて消えた ゆるやかなカーブ描き フィルムの一コマになる そこに立ち尽くして待っている僕が カメラのレンズ覗いた 見飽きて閉じてしまった 瞼の裏側 走るパルス。 おかしくなるスピードで連れていって ぼやけてしまう日溜まりに寝ころがって 希望的な言葉 ノートに書きなぐる 悲しい僕は嘘つきの詩人になる 触れない光 反射してこわれて こぼれ落ちて僕にいつまでも降りかかる プラスティックの光の粒 散らかりだしてく あのガラス瓶を地下室に取りにいこう | Plastic Tree | 竜太朗 | Tadashi | Plastic Tree | 僕だけがうつむき 言葉を選んで喋りだしてた ふいに子供じみてる感覚 ミルクのあまさにとけた 飲み干した瓶の中に 秘密をひとつ落として 砂糖とアルコールと檸檬を足して 「すこし自閉的な僕」が いつか要らなくなるまで 地下室の棚に隠してしまったんだ 目隠しをしたまま 飛行機に乗ってる病気の天使 ひくく飛びはじめてる 景色に迫って途切れて消えた ゆるやかなカーブ描き フィルムの一コマになる そこに立ち尽くして待っている僕が カメラのレンズ覗いた 見飽きて閉じてしまった 瞼の裏側 走るパルス。 おかしくなるスピードで連れていって ぼやけてしまう日溜まりに寝ころがって 希望的な言葉 ノートに書きなぐる 悲しい僕は嘘つきの詩人になる 触れない光 反射してこわれて こぼれ落ちて僕にいつまでも降りかかる プラスティックの光の粒 散らかりだしてく あのガラス瓶を地下室に取りにいこう |
トランスオレンジ日曜の朝 ひとりで 僕をさがしに 出かけた おととい読んだ 絵本と かなりずれてる 世界で 外が白くなりだす 僕をいつか照らしはじめた もうすぐ行かなきゃ、 ぺンキが剥げたバスに乗った 僕はにやけてて 不自然 右側のカベ きらいな ことばが四つ ゆれてる 見て、 外が白くなりだす 僕をいつか照らしはじめた もうすぐ行かなきゃ、 「さよなら。」 ビルの上で 僕は やぶいた写真を ばらまいて おどけたままで 手をふりながら オレンジ色のなか つぶやいた 外が白くなりだす 僕をいつか照らしはじめたなら もうすぐ行かなくちゃ、 「さよなら。」 ビルの上で 僕は やぶいた写真を ばらまいて おどけたままで 手をふりながら オレンジ色のなか つぶやいたんだ 僕の居場所 嘘だったみたいに なくなった 誰からも嫌われた僕が いつも いつまでも オレンジ色の世界でつぶやくんだ | Plastic Tree | 竜太郎 | 正 | Plastic Tree | 日曜の朝 ひとりで 僕をさがしに 出かけた おととい読んだ 絵本と かなりずれてる 世界で 外が白くなりだす 僕をいつか照らしはじめた もうすぐ行かなきゃ、 ぺンキが剥げたバスに乗った 僕はにやけてて 不自然 右側のカベ きらいな ことばが四つ ゆれてる 見て、 外が白くなりだす 僕をいつか照らしはじめた もうすぐ行かなきゃ、 「さよなら。」 ビルの上で 僕は やぶいた写真を ばらまいて おどけたままで 手をふりながら オレンジ色のなか つぶやいた 外が白くなりだす 僕をいつか照らしはじめたなら もうすぐ行かなくちゃ、 「さよなら。」 ビルの上で 僕は やぶいた写真を ばらまいて おどけたままで 手をふりながら オレンジ色のなか つぶやいたんだ 僕の居場所 嘘だったみたいに なくなった 誰からも嫌われた僕が いつも いつまでも オレンジ色の世界でつぶやくんだ |