Plastic Tree編曲の歌詞一覧リスト  127曲中 1-127曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ざわめきPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeそれはおとぎ話 月光 嘘を見抜いた 朗読 胸の内 結末 子供騙しで  リアリズムの妄想で 意味不明に自己暗示 曖昧な運命も成れの果て  ざわめきで また不意に夢が覚めて 悪戯に ただ記憶彷徨うだけ 睫毛の先が 触れた距離も遠く なんて 告げて 逃げて  懺悔に応答無く 静かでとても騒がしい いつかは忘れましょう 追憶 燃えて広がる  デュアリズムの論争で 答えなき自問自答 多角形の感情で切ったの、どこ?  まばたきで また刹那 君が過る 表と裏の間 こゝろ攫う 一瞬なのに 永遠に 繋ぎ止めて なんで 揺れて 消えて  黒い髪が伸びて 暗闇に届いたら 増えていく秘密たち 夜の国 動かない秒針 まやかしに気づいたら きらきらと雨 はらはらと手に  ざわめきで また不意に夢が覚めて 悪戯に ただ記憶彷徨うだけ 睫毛の先が 触れた距離も遠く なんて 告げて まばたきで また刹那 君が過る 表と裏の間 こゝろ攫う 一瞬なのに 永遠に繋ぎとめて なんで 揺れて 消えて
痣花Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree羽をもがれた蝶みたい 影が伸びてそう見えた 無邪気な愁しみにただ 揺れていた 暮れていた 百度の恋知っても 慣れてしまうしか術なく どこにも行けないままで この身体 この心  同じ場所をぐるぐる回る 出口なくて 二度と戻れなくなる  僅かな塵を追うように 眺めてた夢覚めてひとり 残像 かげろう模様 水彩で描いたら いずれ 真っ赤に流れる想い 青褪めた気持ちだけ残る 歪な形が奇麗 咲いていた花の跡 花の跡 花の跡 跡  泡と消える人魚みたい 呼吸乱れて溺れて 美しい結末なんて 嘘ばかり 歌ばかり 誰も救われてないって おとぎ話を笑えば 何にも感じないことに 気がついて 気がふれて  壊れかけできらきら世界 ふたりぼっちのまま 逸れるの何故? ゆっくり吐いた煙は 戯れて逃げてあなたと同じ 全部 灰にしたくて 退屈を燃やしてた だけど やっぱり気まぐれに夜 口づけをして息を止めて 演じる泡沫芝居 憐情じゃ冷めるだけ 冷めるだけ 冷めるだけ だけ  嬉し寂しも移ろひて 有りの儘なる浮世のみ 故に想念常しなへ綴る 縷縷 縷縷  僅かな塵を追うように 眺めてた夢覚めてひとり 残像 かげろう模様 水彩で描いたら いずれ 真っ赤に流れてこゝろ 青褪めた気持ちだけ残る 歪な形が奇麗 咲いていた花の跡 ずっと ゆらり 血が揺らぐたび 静かに好きは永遠に続く 愛しい形で綺麗 裂いていて華の痣 ずっと ゆらり 血が揺らぐたび ゆらり 血が揺らぐたび
あまのじゃくPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree空耳は君の声 騒がしい春の風 感傷に浸るには 少しだけ似合わない  あの日僕が恋したのは 幻だとなぜに笑うの  さだめには逆らえない 寂しい嘘をつく 本当の事なんてどうでもいいの さよならは悲しすぎて 可笑しくなるばかり 間違いを 探しても 意味ないなあ  霧雨と水銀灯 見上げても星は無く 遠い目の少年は まだそこに座り込む  いつか晴れた月夜にほら 君と僕の影が揺れてた  戻れない時間にただ 途方に暮れたなら 何ひとつ許されるものなど無くて 届かない祈りだったら ひとつも求めずに 今だけは 答えなら いらないなあ  ずっとさまよって たどり着くのは 静まりかえった 心のほとり そっと漂った 君の気配を このままさらって しまいそうで  さだめには逆らえない 寂しい嘘をつく 本当の事なんてどうでもいいの さよならは悲しすぎて 可笑しくなるばかり 間違いを 探しても 意味ないなあ
メデューサPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Tree編み込んだ目は味わい深く さりげなく ミステリアスとか 意味深に言っておこう 触らぬ神に祟りなし って言うでしょう 目は合わせるな 鏡越し 故に曖昧  通りで買ったカーネーションが変色したら逃げるんだ 計算式だけじゃ手に負えずに迎えが来るよ  言葉につまる瞬間に 我が身引き裂ける想い 側にいないとかって些細な議論は 今不必要 思っていても鼓動で 我が身破裂寸前の危機 錆びたナイフは捨てておこう あしたは晴れる  マネキンヘッドを投げつけた 街灯が点滅始めた  どうしたら また紙粘土的なものに 斬新ね とか言うのもなんか違う 君子危うきに近寄らず  って言うでしょう 視線はクロール 空返事 故に仄か  低温保存溶け出した 脱兎の如く逃げるんだ 前線は撤退だ 万策尽き 半死半生  言葉につまる瞬間に 我が身引き裂ける想い 堪忍袋の尾が切れそう 議論はもう不成立 思っていても鼓動で 我が身破裂寸前の危機 錆びたナイフを捨て忘れ あしたは雨  マネキンヘッドを踏み付けて 交差点で傘を捨てた  言葉に詰まる瞬間に 我が身引き裂ける想い 無くなって困るものは無い 議論はまだ続くかい? 思っていても鼓動で 我が身破裂寸前の危機 錆びたナイフは研ぎ上げた あしたの為に  心は何処に向って 我が身諸共粉砕し 救いようない顛末を ああ無情と欺いて 一晩経って我に返る 二階級特進回避 研いだナイフに錆びが浮き 雨は雪に  マネキンヘッドを蹴り上げた 信号は青に変わり マネキンヘッドは粉々に ダイヤモンドダストの恋
C.C.C.Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree何故か すぐに忘れてしまうせいで 続きのない夢ばかり見ているの 切なくなるだけの 期限切れの魔法だ 正気保ってれるの 君のおかげ 五線譜に無駄な言葉引っ掛けた 感情ぐらい どうか覚えていますように  散りばめたのは いつの涙? 瞳の中で 花が散って 移ろいでいく 今がいつも 愛しい 狂しい 眩しい  雨上がりの 甘い匂いが好きで 水たまりの向こう側 覗くけど 退屈だって どうせ飽きてしまうわけで 理由もなく 壊れそうになり 今日も 神様に嘘をついてベロを出す 明日も 明後日も 失なっては気づく  散らばるこれは 誰の涙? 瞳の奥で 風に舞って 在るはずのもの 今見当たらず 恋しい 哀しい おかしい  あの日にタイムスリップ 選べるエレクトリック あ か さ た な は ま や ら わ を ん  散りばめたのは いつの涙? 瞳の中で 花が散って 移ろいでいく 今がいつも 愛しい 狂しい 散らばるこれは 誰の涙? 瞳の奥で 風に舞って 在るはずのもの 今見当たらず 恋しい 哀しい おかしい
remainPlastic TreePlastic Tree佐藤ケンケン佐藤ケンケンPlastic Tree明かり灯せば薄れてく雨 窓に当たってく その雫なぞって 同じ時 同じ数 同じ景色を眺めてた 寂しさも分け合えるように  風が過ぎれば流れてく雨 二人途切れた面影をさらって その夜を その距離を 違う景色を重ねてた 褪せる日を失くさないように  何をしても色濃く映りだしてく ほら また季節に逆らって 花は落ちて咲かぬまま枯れてく  もう雨は上がり  終わらない切なさまで 触れたこころ残りだけが 消えそうな僕を塗りつぶしてく  染まらない悲しみから 抜け出せずにいるだけなら うつした君も なくした今も 透明にして  かたち残せば壊れてくもの 誓う言葉は霞み 嘘になって すれ違い戻れない胸の痛みを 抱えてた君だけが わからないように  どこにいても 踏み出せないで浮かべる目に 思い出だけ横切って 街は沈み憂うまま暮れてく  また夜は巡り  離れない想いは ただ 欠けたこころ蝕むだけ 時が経つほど止められなくて  変われない結末なら 始まりだけ繰り返すの  いくつも見てた夢を切り取る  降り止んだ白い空 悲しませてた君を失って気づく日々 知らない自分が何度も  終わらない切なさまで 触れたこころ残りだけが 消えそうな僕を塗りつぶしてく  染まらない悲しみから 抜け出せずにいるだけなら うつした君も なくした今も 透明にして
スウィング・ノワールPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree馴れ合って寄り添って重なって早送り  散らかって戸惑って痛がって巻き戻し  回る記憶はもう ひどく劣化して かすかに聴こえる声 悲しむのは何故?  夢うつつ五線譜で 踊れば心はケセラセラ 永遠と一秒を 行ったり来たりのオペレッタ  逆らって絡まって怖がって一時停止  欲しがって失って嘲ってまた再生  見えないものなんてすぐ どうせ飽きるのに 溺れてゆくばかり 繰り返すのは何故?  夢うつつ五線譜で 踊れば心はケセラセラ 永遠と一秒を 行ったり来たりのオペレッタ  ほら茶色の小瓶開けて 眼を閉じればあなたと揺れる  何にも知らないふりで 嘘にほろ酔えば 闇に伸ばした手が 冷たいのは何故?  夢うつつ五線譜で 踊れば心はケセラセラ 永遠と一秒を 行ったり来たりのオペレッタ  そっと紅さしたなら 唄えば心はケセラセラ 透明な恋しさに まとわりつかれるオペレッタ  ほら茶色の小瓶開けて 眼を閉じればあなたと揺れる
Light.Gentle.and Soul.Plastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Treeなるべくなら僕は 今日じゃなくて明日でもなくて いっそやめてしまいたい 出会うべくして出会った様になんて 無茶が過ぎてて いっそやめてしまいたい  なるべくなら僕は今日は そうだ不治の病だ そっとしてほしいみたい 出会いとかほら向いてないじゃないか 無茶が過ぎてて そっとしてほしいみたい  それでも異常なほど騒がしくて あまりにうざったくて呆れていた “カードをめくってごらん 今に良い事あるさ” 僕なりの道化を演じてようか  mistake. adjust. like. better. stronger. mistake. adjust. life. bias. stroke. mistake. adjust. live. gender. stranger. mistake. adjust. light. gentle. soul.  なるべくなら 僕の些細な愛のようなものには すっと消えて欲しいのに 「出会う事なく何もなかったでした」 無茶が過ぎてて すっと消えて欲しいのに  それから終末の地獄の如く 選択肢限られて呆れていた “カードをめくってごらん どうしようブランクだけど” 僕なりの道化は崩壊手前  mistake. adjust. like. better. stronger. mistake. adjust. life. bias. stroke. mistake. adjust. live. gender. stranger. mistake. adjust. light. gentle. soul.  mistake. adjust. like. better. stronger. mistake. adjust. life. bias. stroke. mistake. adjust. live. gender. stranger. mistake. adjust. light. gentle. soul
月に願いをPlastic TreePlastic Tree佐藤ケンケン佐藤ケンケンPlastic Treeふいに解く指 足りない距離 告げた最後は「ありがとう」だけ  何度も 好きだとばれないように 胸の奥閉じこめ 隠すの  無理につく嘘 あなたの為 自分背いて 抱えた罪  息を止めたら 消えてく声 痛みだけ とり残されるの  今 その手を伸ばし 静かに引き寄せて 霞んでく夢の中 醒めないでいて  言葉は儚くて 触れては切なくて 抱きしめても そっとすり抜けていく 影  声は途切れ 届かなくても 季節重ね  離れていても 想い焦がれ 変わらないから 此処で独り あの時のままいるのに  見てた景色も 過ぎた日々も 色付けたのは あなたでした  今 その手を伸ばし 静かに引き寄せて 霞んでく夢の中 醒めないでいて  言葉は儚くて 触れては切なくて 抱きしめても 影はすり抜けていく  近づく程遠く すれ違っては求め 暗闇見上げたら 月が溶けてく  失くしたその理由も 残したこの夜も 探して 叶わない願い浮かべた空
エンドロール。Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree始まりはエンドロール 切り替わる寸劇 なくしてく時間で触れてたのは何? 雨を欲しがったり 海を見たがったり 願い事の分だけ花を摘んだ  日々の中泳ぎ回って 息切れしては沈んでく 泡になって 朝になって また見上げる 空の水槽  古い記憶 どれも君と僕、それ以外 ふたりきりだったのにね 逸れるまでのストーリーは 鮮やかでも幻 覚めないまま微睡み 密やかに何告げた? 見せかけの白昼夢 しらじら 嘘つきは去って きらきら 眩しくって ずっと  別々の心音 重ねて離れて 庇ってた夢まで壊しちゃったなぁ  わがままはすぐ気づくのに 優しさにひどく鈍感で 「全然駄目だ」「これじゃ無理だ」って 声にしたら 風の伴奏  古い記録 どれも君と僕、それ以外 追ってみても 好きと嫌い 答えなんて探せない 忘れるのが怖いから 何処にも行きたくないの いつだって懺悔室の鍵はかかったままだ けらけら 戯れてたの遠く ずきずき 胸の奥 ぎゅっと  イミがなくなったら イマだけ残ったよ 秒針はぜったい戻らない決まりで 足りない未来  古い記憶 どれも君と僕、それ以外 ふたりきりだったけれど 逸れたラストシーンで 海に降る雨を見て おんなじ事思ってた こんな風に在ったとこに 戻れたらいいのにね さらさら 雨音続いて ぽつぽつ 言葉も消えて とくとく 鼓動だけ鳴ってて くらくら 世界が綺麗だ
潜像Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree暗室の中でしか写らない何か ホログラフィック理論的 恋愛幻想 過ぎ去った瞬間 また耳を横切れば 残酷な楽園で途方に暮れる  黒目の裏に或るレンズ 捉えたイミテーション 煌めく  ねぇ 透けてくのは何故? 硝子みたいに色を失って 君が視えない 止まってるだけの世界でどうか 目に映ったまま ずっと 消えないで 消えないで 消えないで  暗薬を潜ったら現れる残像 興ざめな口笛は 饒舌に寡黙  指で作る画角 ピント合わずにメランコリー 滲んで  ねぇ 透けてくのが嫌で こんな熱病に 瞼の赤闇 君が揺らぐの 離れてく程に側にいるとか 無いものねだりで こゝろ麻痺してらぁ  なんであんなブレてる? どうしてそんなボヤける? じゃあさ ぜんぶ燃やそっか だってどうせ戻らない き れ ぎ れ 赤い糸 さ め ざ め 青い糸 ほら いま 掌が君だらけ (ただいま おかえり おはよう おやすみ ことばとことがら うすれてく)  ねぇ 透けてくのは何故? 硝子みたいに色を失って 君が視えない 探した両手が触れたら 割れた 掻き集めるけど 元に戻らず 壊れた刹那で永遠を知るのに 夢が醒めるたび 花は散ってて 記憶じゃ脆くて 頼りないってさ 目に浮かんだまま ずっと 消えないで 消えないで 消えないで 消えないで 消さないで
ICPlastic TreePlastic Treeナカヤマアキラ佐藤ケンケンPlastic Treeなんかこう何時でもあるような そんな感じの パッとしない方がいい 探さなくても見つかるような  僕とワーゲンに乗って のんびり走ってこうよ ノイズまみれラジオ 聴いていられない  何を眺めてるのかな?何か気になるのかい? 無表情無口じゃとても退屈でしょう 歌ってみようかな ラジオよりましさ  例えたら何処かで聞いたかな程度の話題でさ 泣くのも笑うのも 無理でしょ  君とワーゲンに乗って スマートフォンを持って 電波無くって必死 ここは何処なんだ  何を眺めてるのかな?何か気になるのかい? 無表情無口は今はやめにしようよ 歌ってみてもいい ラジオ消したから  壊れたラジオは明日直そう 僕らのノイジーデスボイスはドライブを妨げる 死に至る
インサイドアウトPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree風の中 何問いかけたの? ちっぽけな気持ちが揺れてた なみだ目でいつもどこ視てた? あい言葉 思いだせないなぁ  平常時で正常値だ 感情のパルス 自画像は色褪せる あらたな花を飾っても  誰かの夢の続き残して 夜が朝に変わるの インサイドアウト 昨日と違う世界の青が 映ってる気がしたら 深呼吸 目が覚める 蜃気楼 手招いてる  いつかまた すぐに会えるかな? いやたぶん もう逢えないでしょう  悪戯に書き足したイメージ滲む 自壊作用 色別不明 掌汚したら 遠く  形を変える記憶の君を 切り貼りして作ったモンタージュ 本当と嘘でモザイクみたい 思いっきり似てなくて 嗤うんだよ 切ないんだよ 探すんだよ 触れないんだよ  ひゅるりら 吹けば くるり回り きらら 何処まで透明になれる?  誰かの夢の続き残して 夜が朝に変わるの インサイドアウト 昨日と違う世界の青が 写ってる気がしてさ 光の在処教えて 闇が薄くなりだす 空はトワイライト 未来と過去が交ざったようなグラデーション 描くのは 新世界 君と僕 シンメトリー 繋がってる
灯火Plastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree覚めた夢はからっぽ 君の影さえ見えない 手放した温もりが 青い鳥になったら  ひとつしかないものを捜す なのにいつも心ひとり なだめるようについた嘘は わずかな灯火  逃げ出せない哀しみなら どこまでも側にいるよ 巡る星いつか僕ら 繋がったまま沈んでいけたらな  語りかけるさだめは 僕の声さえ知らず 居場所を間違えてる それが答えだったら  伸ばす指は闇に泳ぎ 誓う明日も錆ついてく 失くすために出会う世界 気づけばまぼろし  想い出に傷つくのは あやまちが絡まるから 笑う君その安らぎ よぎる刹那耳をかすめたハレルヤ  ひとつしかないものを捜す なのにいつも心ひとり 他に何もいらなかった 願いはここにあったの?  逃げ出せない哀しみなら どこまでも側にいるよ 巡る星いつか僕ら 泡になって忘れてゆくの  想い出に傷つくのは あやまちが絡まるから 笑う君その安らぎ よぎる刹那耳をかすめたハレルヤ
遠国Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeたとえば それは輪舞曲 ふたりぐるぐる廻れど 繋いだ指ほどいて 次の人探す たとえば 難破船で ひとり嵐を漂う 波音だけがきっと 結末を知るの  歌を頼りに辿れど あてにはならぬけもの道 恋の鎌草 傷だらけ 動けなくなる  こゝろ 奪って 奪われて 繋がってる身体は誰? すべて これ 錯覚なら 醒めるだけ されるだけ はかなきは夢の続き せつなきは嘘の響き 何一つ誓い合わず 君と僕 切りもなく  たとえば 欠けていく 月を見送る葬列 身の程知らずなんて とうに知ってたの  性を頼って縋れば たやすく切れる蜘蛛の糸 愛の生け贄 堕ちていく 暗闇のなか  こゝろ 攫って 攫われて ほしがってた身体は何処? ぜんぶ それ 感覚だけ 意味はなく 響かなく 罪なきは 求めたこと 償いは殉ずること 何もかも 手後れなの 君と僕 霧の奥  たとえば 夢のように ふたりきりでいれたなら 誰にも交わらず 生きていたのでしょう
恋は灰色Plastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree迷子になってた僕らは 何にも無いってはしゃいだ 明けてく空の色にも 気づかないまんまで  帰ろうなんて言わなかった ちょっと二人は似てたな 繋がってるそれだけで どうでもよかった  増え出すノイズに春は蝕まれ ただ綺麗なのは嘘だって泣いた  花びら舞って残されちゃってロンリー 面影ひとつすらなく 呆れてしまって巻き戻したいストーリー さわりも視ないのに  遊び疲れてた僕らは 真っ黒に染まって沈黙 唇は血の色を 浮かべてるばかりだ  どこか知らない星でもいって ばったり会ったらいいなぁ うわ言ばっか重ねて 夜に溺れたら  悪戯に残る春の爪痕は 永遠に消える事ないと笑う  花びら舞って残されちゃってロンリー 面影ひとつすらなく 呆れてしまって巻き戻したいストーリー さわりも視ないのに  増え出すノイズに春は蝕まれ ただ綺麗なのは嘘だって泣いた  花びら舞って残されちゃってロンリー 面影ひとつすらなく 呆れてしまって巻き戻したいストーリー さわれもしないのに  絡まってくんだ君がくれたロンリー 荊みたいに離れない 始まってほしいな僕が知らないストーリー 灰になって ジ・エンド
エクジスタンシアリスムPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree二元的な解釈で 実存主義理解してる このマテリアル妄想 あのメモリアル崩壊 斜に構えて何諭す? 理論武装誤魔化せてる? そのフォトグラフ嫌い それオリジナルじゃない  ねぇ 透きとおって好きすぎて 見えなくなるから もう 現実も幻覚も 同じ顔だ そう 嘘つきで色つきで ずっと騙してて あぁ くらくらときらきらと 瞳孔  フィードバックで埋もれてる コミュ症な歌とか好き そこディレイとかかけて あとリバーブも足して  ねぇ 透けすぎて素になって 聴けなくなりそう もう 原形も幻影も どうでも良いや そう いつわりでいつまでも どうか謳ってて あぁ ぐらぐらとぐるぐると おかしな感じ  被写体 いなくなって ピントがあわなくって ぼやけてぶれまくって 写せない  ねぇ 透きとおって好きすぎて 見えなくなるから もう 現実も幻覚も 同じ顔で そう 嘘つきで色つきで ずっと騙してて あぁ くらくらをきらきらを 捉えた瞳孔  被写体 君になって ピントがちゃんとあって 「いま、世界触れたよ」って 笑った
サーチ アンド デストロイPlastic TreePlastic Treeナカヤマアキラ佐藤ケンケンPlastic Tree退屈だ 夜に途方に暮れる 獣達はみんな殺し尽くした 愛してた人もいなくなった今 心を折れるなら 願って叶うものなら  最果てにある丘の風車に住む 病を長く患う少女に訊ねた  「辛くはないのですか?」  私を見て  “あなたほどではないです” と言った少女は もういない  退屈だ 今日も きっと明日も 獣達求め旅をしてみよう 愛すべき人もいるかもしれない 心を折れるなら 願って叶うものなら  最果てにある森の境界線のような 深い裂け目に咲いてる花には どんな病にだって ああもういいや その手の話なら もうじゅうぶん聞いたよ もういいや  最果てにある丘の風車は もうない 最果てにある森の花は もう咲かない 知りたい事など 此処じゃ無理だと言う 知りたい事などないし あっても此処には もう来ない
残映Plastic TreePlastic Tree佐藤ケンケン佐藤ケンケンPlastic Tree遠い昨日翳めては 違う未来映してた 戻れなくなる鏡越しの日々 長い夜佇んで 淡い星見上げてた 塞げないまま ここ 恋の罅  ありふれた言葉なら 伝えられたのかな 見えなくて 触れなくて 離れてく距離だけ  渇いたいろ 映る君が囁いて 忘れかけた景色 ひとりきり 欠けたままの想いを僕は抱えて 剥がれおちる夢は途切れ モノクロの日  深い空ただ澄んで 憂う君曇らせた 聞こえないのは鏡越しの声  人混みに紛れてく 背中合わせの傘 横顔も 指先も すれ違う影だけ  重ねたいろ 滲む雨は止まないで 溢れかけた涙 ひとしずく 冷めたままの音色 窓を叩いて 浮かびあがる君を消した 連れ去るように  渇いたいろ 映す君の面影 忘れかける ひとつ ひとつずつ 欠けたままの未来を僕は抱えて 鏡越しのこころ 遠く モノクロの日
いろつきPlastic TreePlastic Tree佐藤ケンケン有村竜太朗Plastic Tree忘れそうな奇跡なら此処にあった 神様のルールはいらないって決めたのに 優しい声触れてみた 君の感情はもう零れる灰色 空へと滲むだけ  何度も 何度も 何度も 溶けあいながら 錯覚 かんかく せつなく漂う 何度も 何度も 何度も 馴れあうたびに 小さな嘘 月 重なる  沈むようなひかりにも影はあって 悲しみのループに溺れて消えた夜 せつない日々褪せてゆく 君のこい色と僕のあい色 ただ混ぜ過ぎた かな  何度も 何度も 何度も 写すけれど 輪郭 ぼんやり こころは描けない 何度も 何度も 何度も 躊躇うほどに 蜃気楼 いろつき揺らめく  赤い花 緑星 青い春 黄色い罪 黒い部屋 黒い朝 白々と夢堕ちた  何度も 何度も 何度も 溶けあいながら 錯覚 かんかく せつなく漂う 何度も 何度も 何度も 馴れあうたびに いつでも嘘つき  何度も 何度も 何度も 写すけれど 輪郭 ぼんやり こころは描けない 何度も 何度も 何度も 躊躇うほどに 蜃気楼 いろつき揺らめく
scenarioPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Tree明日から 明日から そんな事ばかり言ってたら ここはどこ? ここはどこ? 楽して過ごしていけるかな オカシイナ? オカシイナ? ボクハネテイタハズダヨネ? 赤い眼のヌイグルミ 僕が担いで踊ってる  常連様のいつでも仮面のズレた紳士 曰く “繰る繰る舞え 飛べ 飛べ 飛べ” 唐草模様なびく ギロリ睨んで空を仰ぐ “繰る繰る舞え 飛べ 飛べ 飛べ”  明日から 明日から それの何がおかしいのかな ここはどこ? ここはどこ? ここがどこでも別にいいや オカシイナ? オカシイナ? ボクノネムレルサイノウハ? 青い眼のヌイグルミ 僕を引き摺り歌ってる  常連様のいつでも指輪ギラギラ淑女 曰く “繰る繰る舞え 飛べ 飛べ 飛べ” 唐草模様は裂け ギロリ睨んで這いつくばる “繰る繰る舞え 飛べ 飛べ 飛べ”  そう悩ましく そうすべからく 空想微粒子 末枯れたら  一秒 二秒 三秒 もういいですか? あぁそうですか “繰る繰る舞え 飛べ 飛べ 飛べ” なんで?ナゼ?何故?どうして? ユラリ揺られる あぁ悠久に “繰る繰る舞え 飛べ 飛べ 飛べ”  そう悩ましく そうすべからく 空想微粒子 末枯れたら
ノクターンPlastic TreePlastic Tree長谷川正有村竜太朗Plastic Tree去って消えてくものがやがて 空気みたいに変わるなら それを吸い込む僕はきっとしばらく ここにぼーっと居れるでしょう  あなたまさしく天使でした 思い出すたび惚けてます 優しい言葉ならどれほどか 時には嘘さえついてくれました  星に願えど叶わぬ事に 触れていただけと気づいたとこ 夢なら覚めて終わりなのにね 夜は明ける気配もない  例え奈落を知ってみても 闇を操る術もなく それならばあなたが好んだ唄でも 口ずさみ進みましょう  名も無い物語の行先は 白いページの中横たわる 時計の針が囁くように チクタク響く  離れ焦がれ 気が遠くなる ふらりふかい 森にいるようで 腕も胸も ひとりぼっちだと解ったら 明かりのつくドアを探そう  星に願えど叶わぬ事に 触れていただけと気づいたとこ 夢なら覚めて終わりなのにね 夜は明けない  いつかあなたにまた会えたなら どんな話をすればいいかな 世界はとても奇麗だねって 二人指を繋げてるんだ  去って消えてくものさよなら 空気みたいに吐き出した
ゼロPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree1と1 足したら2 そこから解ってく世界 この距離も地球儀で見りゃ笑える位置 初めっから想いってさ 伝わらないように出来てるの 知ってたよ  消えちゃっても別にいいの それは嘘 なんだかなぁ 苦しそうにキミは笑うよ  鼓動が刻んで 紡ぐ4拍子 キミの心臓にまで僕よ、届け! 哀しみをあげる 微笑みをあげる あたたかな涙と引き換えにしてあげるよ 奏でる、ゼロ――――。  ケモノ道 焼け野原 僕が歩いていたトコ サナトリウム 乾いた血 僕は少し病気です 記憶から漏れてる風 身支度を軽くして もう行かなきゃな  忘れても別にいいの それも嘘 なんでかなぁ 嬉しそうにキミが泣くんだよ  鼓動が刻んで 紡ぐ4拍子 キミの心臓にまで僕よ、届け! 哀しみをあげる 微笑みをあげる あたたかな涙と引き換えにしてあげるよ 奏でる、ゼロ――――。  1と1 足したら2 それしか在り得ない世界 詩と音に組み替えて観たらキミを見つけた  鼓動が刻んで 紡ぐ4拍子 キミの心臓にまで僕よ、届け! 哀しみをあげる 微笑みをあげる あたたかな涙と引き換えにして 足しても引いても 掛けても割っても 何も変わらない魔法があるなら 明日を呪って 明日を夢見て どこかしら似てるような僕らに祝福を、 ゼロ――――。 奏でてく、ゼロ――――。 響いてく、ゼロ――――。 生まれてく、ゼロ――――。
雨中遊泳Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree雨はただ 堕ちることに一途 それに多分 人は似ているんだろう 目も口も指も胸もその他も くっつけて一つごっこ  メトロノームみたく 揺れる夢と現 どちらを覗いても まだ きっと同じこと  偶然出逢えただけ だから今日で 突然終わって そんな風に僕ら あとはいくつ 意味を失う 出口見えなくなる きらきらで 雨ざらし  雨ひとつ 堕ちてく速度ほど まっすぐに 届く僕があれば 水たまり映る君の顔も 笑み浮かべ いろんなとこ  狭い世界だったなぁ だから会えたのかなぁ 案外簡単だったなぁ なんて嘯けば  目眩の渦の中 連れてかれて 傘もなくなった 知らないふりしながら 濡れてるのに 理由は要らないや 咲いて散ればいいって つらつらと 降るばかり  過ぎ去りし日々など徒然は 戯言同然 くずかごへ 聡明なあなたなら捨ててね 次の台本用意して  偶然出逢えただけ だから今日で 突然終わって そんな風に僕ら あとはいくつ 意味を失う 必然のさよならで 昨日はもう 不自然になって こんな風に全部 流れるけど 忘れたくないなぁ 出口見えなくなる きらきらに 惑う  ふいに明日(みらい)になり 見上げたら 雨はいない
ユートピアベリーブルーPlastic TreePlastic Treeナカヤマアキラ佐藤ケンケンPlastic Tree馴染めない泣き虫は 何百回位独りきり ふわふわり ふわふわり 即興で歌う 暇つぶし 溶け込めない泣き虫は 何百回位絵空事 ゆらゆらリ ゆらゆらり 即興で踊る 日暮れまで  オレンジ 坂道 ひざの擦り傷 何もない 何もない家路 声も出ない  あー焦がれる アイ スクリーム アイ スクリーム 夢なので ベリー ブルー 散らかすよ アイ スクリーム アイ スクリーム ユートピア ブルー ベリー ブルー ベリー ブルー  斜め読み なんだろな わかんないな こんな感じ 気にしない 気にしない 即興で弾く リフレイン  ライトゲージ サビ付き ネック擦り傷 魂が 魂がひどくサチっている  あぁ焦がれる アイ スクリーム アイ スクリーム 夢なので ベリー ブルー 散らかすよ アイ スクリーム アイ スクリーム ユートピア ブルー ベリー ブルー ベリー ブルー あーここでは アイ スクリーム アイ スクリーム 夢だから ベリー ブルー 好きなだけ アイ スクリーム アイ スクリーム ユートピア ブルー ベリー ブルー ベリー ブルー  さようなら さようなら わかんないな こんな感じ 大丈夫なら 大丈夫なら即興で笑う 仮初の笑顔  あーここでは アイ スクリーム アイ スクリーム あの二人 ベリー ブルー 手を繋ぎ アイ スクリーム アイ スクリーム ユートピア ブルー ベリー ブルー ベリー ブルー あーなんだか アイ スクリーム アイ スクリーム 夢見悪い ベリー ブルー 泣くもんか アイ スクリーム アイ スクリーム ユートピア ブルー ベリー ブルー  ちぐはぐなコレクションを眺めては 青ざめ 何だこれと叫んだら 蝶になって飛んでった ひらひらと撒き散らす 悪夢の集大成 変な人に捕まって ピンを刺され標本にされたよ
念力Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree在らざる何を 信じるつもり? 暗示にかけて まやかし見せて 禁じ手使って 繋いでく配線 いいかげんな論理 組み立ててロンリー  漂白したら こゝろだってきれいねぇ 今度はなんかさ 違ったものに なれるかなぁ  ぐらぐら 目眩のような おかしな夢を覗けば 鮮やかすぎて僕だけ 透けそう 消えそう ぐるぐる 念力めいた 言葉で世界を説けば 触れないままの君へ 意識が届くかな?  あなたは異常です だがそれがおいしい 勘違いも一種 生きていく才能 出所不明の イメージを共有 一斉に着信 耳鳴りがループ  人間なんだし 繊細ぶるのもいいねぇ 感が鈍っても 考える葦で いれたらなぁ  ふらふら 目隠ししたら おかしな夢さえ残像 何を失くしてしまったの? 嘆いたら 共鳴 ぎらぎら 念力送信 瞼の紗幕を引いて 呼び出したけど君だけ 鏡の向こう側  アザムケ ハナムケ カオムケ フリムケバ アレダレ? カゲダケ ユレル ニゲル オイテケボリ  ぐらぐら 目眩のような おかしな夢を覗けば 鮮やかすぎて僕だけ 透けそう 消えそう ぐるぐる 念力めいた 言葉で世界を宙返り 出逢えてないのに君へ 意識が届くかな?  そこまで届いたらなぁ そばまで届いたらなぁ そのまま届いたらなぁ  そしたらわかるかなぁ
creepPlastic TreePlastic Tree佐藤ケンケンナカヤマアキラPlastic Tree揺れる哀しいひかり 褪せてく理由ちぎった夢 月下の明けない夜に 重ねた影切り取って  君と等しい距離を 繋いだ先違った視線 嘘は躊躇う声に 憂いの罰 不都合な感情  時間が 記憶隠してくなら 連れてくのなら 止めないでいて  欠けた月が剥がれては千切れてく 薄れて痛み欠落 見えない糸に藻掻いては絡まってく 焦がれて想い残した 独り  陰る淋しいひかり 染めてた夜滲んだ夢 星が見えない空に 渇いた闇ひろがってた  君の冷たい涙 溢れる先伝った指 嘘は優しいから 抱えた罪繕ったまま  時雨が 孤独溶かしてくなら 流せるのなら 止まないでいて  描く日々を違えては失ってく 掠れた知らない結末 癒えない傷が汚れては蝕んでく 咎めた儚い願いの跡  閉じこめた今が ただ朽ちていく 刹那彷徨って 届かない明日は遠く 終わりのない過去だけ辿ってく  裂けそうな胸の鼓動 割りきれずに 縺れて乱れて 残響 残像 途切れ  消えそうな矛盾の罠 張り巡らし 螺旋状のからくり 幻聴 幻想 縫って 心縛ってく  欠けた月が剥がれては千切れてく 薄れた痛み欠落 見えない糸に藻掻いては絡まってく 焦がれた想い壊れて 堕ちた世界 離れては解けてく 寂れた浅い眠りの淵  閉じかけた瞼から 零れてく理由に哀しんで 償いの涙なの? 終わりのない過去だけ辿ってく
サイレントノイズPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeプラットホームは真空 最終列車が通過 夢の終わりに着いたような気がして笑う 運命線を辿ったら シアトリカルな新宿 結んで解いて掌に 何残すの?  恋情は憐憫に到るんで サンプル版が丁度いいのに 更新ばっか 感傷主義は 日常化  刹那 こころ過る残像は いつか消えてしまう理と 記憶 組み合わせて再生を 奏でれば世界に響く サイレントノイズ  頭上でカラスが舞えば 真っ黒な天使みたい 低いハミングで懺悔歌えど 戯言  価値観は人それぞれだもん うしろのしょうめんだぁれ? 無駄にしちゃった存在証明 再発行  故に脳裏刻む残響も いつの間にか違う声になる バイパス そのままの僕を鳴らせ あてのない世界が回る  天秤ばかりに掛けたなら 君、僕、等しくシンメトリー 或る筈のモノが無い此処に 間に合わせの星座 ギラギラ  刹那 こころ過る残像は いつか消えてしまう理と 記憶 組み合わせて再生を 繰り返すだけ その間、数秒ほどの空白に 何度恋い焦がれて堕ちていく? 自作自演のいろごとなれど 鮮やかな色に変えて バージョンアップ  プラットホームはもう遠く 窓にはビル群の墓標 夢が終わったの告げるように いまトワイライ
静かの海Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree目眩渦まく嵐 過ぎて 結論めいた答えが出たら 複雑なのがこゝろなんて 子供騙しかなぁ  どくどく ずっと心臓 君を流す かたかた 書いた 理由ない 比喩表現 うとうと ちょっと眠った 隙に落ちた画面 こんなふうに消えたなら  使えない 伝えない 魔法だけが残る 手を出さず僕らは上の空 かからない つまらない そのくせに笑う 忘れる今日を笑う  記憶が色をなくす頃に 褪せないことを言葉にしたら 綺麗事なの承知だけど そこは自由でしょう  くどくど 何遍同じ 自問自答? だいたい 全部 メタファー 使い切ったろ そろそろ 最後なので まとめてみよう つまり 気持ち不明と理解して  使えない 伝えない 魔法だけが残る 手を出さず僕らは上の空 かからない つまらない そのくせに笑う 忘れた先 響かない 震えない 何も聴こえない 静かの海にある砂の城 崩れない 戻らない 置き去りで笑う 見送る日々を笑う  晴れたら影に 曇りは風に 雨には傘に 君が過れば 探したとして 居ないに飽きて それに気づくたび はなればなれ‥いつか慣れて
シンクロPlastic TreePlastic Tree佐藤ケンケンナカヤマアキラPlastic Tree夜の隙間に 色のない僕は溶けて 涙落ちては 悲しみ散らばるから 解いた謎だけ 新しい景色の中 小さな鼓動 今刻んでく 始まり告げて  独り 零れた溜め息 僕は掬って 渇き癒せない心は散らかるだけ  黄昏れてはすれ違い見失う 違えた距離 離れてたって約束は繋がってく 変わらない絆の跡  照らしたひかりが 流れる星になり 追いかけたスピードは 知らずに加速してく さよなら ひらひら 過ぎてく切ない日で 重なってくイメージを描いて シンクロの途中 ずっと消さないでよ  閉じた瞳で 戻れない景色探し 痛み疼いた傷口 嘘で塞ぐ  儚さ知った過ちに 歪んでく荒んだ街 抱えてきた約束と 信じてく強さを胸に  僕ら 幾重も逸れた眠れない夜越えて 途切れてたロジックが 君とのこたえになる 巡っては しらしら 染まってく季節にも 流れてくフレーズは滲んだ 白黒の空  誰かじゃない僕としていられるように 「何かでいられたら僕である」とかじゃなく 「何かを失くしたら僕じゃない」と気づかなきゃ  立ち止まり 理由も意味も見えなくなりそうだけど 止められない時間瞬く 鏤めた煌めき掴んでくから  時にはすべてが無意味に思えても 残されたトレースが いつかの地図に代わる さよなら きらきら 過ごした眩しい日に 重ねてたイメージは 今もシンクロしてく ずっと消せないように
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
フラスコPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Tree例えようのない 此処は輪郭線あやふや 其処に幾つもの鐘が 並んでるだけなんだ  「一つだけ選ぶといい」 何処からか聞こえたような気がしたから 一つ適当に選んだら 「いいかい うまく鳴らしたいなら 君の好きな事や夢とか そんな事を願い鳴らせばいい」 と また声が  鐘の音で琥珀の虫のような思いが開放されてく 僕は曖昧に笑いだす  遮る物ない此処は輪郭線あやふや 何処で独りきり? 特に寂しくはないんだ  こんな他愛も無い事で笑えるんだったら 何時迄も此処に居たい 余韻だけが響いてる  鐘の音で琥珀の虫のような思いが開放されてく 僕は曖昧に笑いだす きっと此処はひどく小さい世界なのでしょう フラスコ位の世界 曖昧に笑えれば
ハシエンダPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Treeふらつく迷子の心臓 暗い予感はおしゃべり 震えが止まないスピーカー 跳ね出したリズム  結んで開いてちぎって 運命忘れてしまおう いつかはどうせおしまい 無邪気に笑って  必要なのは水と空気と 電気仕掛けで騒ぐ世界  消せない憂いはそっと籠の中 見えない心は黒いグラデーション 解けない魔法かかったつま先は 覚めない夢の途中で踊ります ゆらゆら ゆらゆら  一息煙草ふかせば 薫った夜は空っぽ 青く染まったまやかし 楽園の秘密  不可解なのは嘘と誓いと 時計仕掛けで刻む世界  枯れない花は光を求めずに 褪せない色に焦がれるノンフィクション 待てない奇跡に声を奪われて 知らない夢の途中で踊ります ゆらゆら ゆらゆら  消せない憂いはそっと籠の中 見えない心は黒いグラデーション 解けない魔法かかったつま先は 覚めない夢の途中で踊ります  ゆらゆら ゆらゆら ふらふら ふらふら
告白Plastic TreePlastic Tree佐藤ケンケン佐藤ケンケンPlastic Tree「涙」「嘘」こんな苦しいのは何で? 重なっては切ないほど 君を恋う 「刹那」「無常」知って躊躇うその前に 失っては悲しいから 日々を想う  そっと零れては散って 辿れば見えない迷路だ 瞼を鬱ぐ夜  色づいてく水彩 季節消えては残像 ただ君だけに向かう想いで 遠く追いかけても 記憶問いかけても ずっともがいてた僕がいただけ  「秘密」「悲観」そんな象徴主義なんて 繕っては虚しいだけ 影を落とす  雑踏 紛れてくサイレン 気づけば 越えないレールをジレンマが閉ざす音  切り取ってく情景 ひとり消えない残響 ただ自分だけの悲愴抱えて 存在なんてなかった ひとりが怖かった 全部何もかも過ぎ去ってく 感傷  落ちていく白妙に 褪せてくような長春に 過ぎていく群青に 朽ちてくような夜空も 溶けてった あの日を染めてくように 何度も 深い 暗い 痛い くらい 気づいたんだ  色づいてく水彩 季節消えては残像 もう君いない孤独知った 遠く離れては こころ剥がれてった ねえ「さよなら」だ かえれない 連鎖なんてなかった ひとりが怖かった ずっともがいてた僕の告白
インソムニアブルースPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree神秘の黒は全て呑み込む マントを羽織り夜が来る 灯りをつけてテーブルの上 散らかる願い集めよう  あなたの事を少し思って 影絵の僕はうつむいて とある現実突き離したら 平行な世界が崩れた 揺らいだり そっと止まったり 絡み合う無口な恋そんな甘い記憶に 力なく触ってみても冷たく横たわって  何一つ知りもせずにずっと溺れ続けて 美しい日々の泡をただ見つめていた 音もなく 音もなく 震えた細い線 千切れたら 千切れたら 意識はそこで暗転 僕の飾った花は色めき あなたのドレス重なって 手招きをする白い指先 まぶたの感覚奪い去る 開いたり そっと閉ざしたり  逆さまに回り出したこんな時間の果てに ひび割れてしまった心水銀零れ落ちて すぐにでも眠れたならきっと一夜の夢と 諦めや希望に溶けて明日を待てるのに  音もなく 音もなく 震えた細い線 千切れたら 千切れたら 意識はそこで暗転 絡み合う無口な恋そんな甘い記憶に 力なく触ってみても冷たく横たわって 何一つ知りもせずにずっと溺れ続けて 美しい日々の泡をただ見つめていた 逆さまに 回り出した時間の果て  音もなく 音もなく 震えた細い線 千切れたら 千切れたら 意識はそこで暗転  音もなく――――――――――――――――――。
floatPlastic TreePlastic Tree佐藤ケンケン長谷川正Plastic Treeやわらかい波の中で 隠れるように溶けてった 透き通ってく陽射しは 水の底に沈んで 滲んだ僕の視界で 揺蕩うように映した 終わらない悲しみ そっと残す影は連なって  翳んだ夢の途中は 泣いてたような気がして まだ続いている痛みが それを教えてくれたんだ 変わらないものと変わっていくこと 気づいてられたら 戻らない想いにさえ ずっと僕でいれたかな?  消 えな くて 消え なくて 繰 り 返し 色褪せて く 苦しく て切 なくて忘れ てし まいそうで  悲しそうな空見上げては 何度も伸ばした 手を 振って 振って 振って 吹いた 透明な風 寂しそうに憂う僕の眼に 何度も過った日々 触れて 触れて 触れて 不意に 見える薄明  眩しい憧憬の午後 光のカーテン包んで 漂う今を ずっと 僕はただ眺めてた  見え なく て見えな くて 繰 り返し 遠ざか ってく 願 っても 想って も 置き去 りに しながら  悲しそうな空見上げては 何度も伸ばした 手を 振って 振って 振って 吹いた 鈍色の風 楽しそうに笑う君が 眼に何度も浮かんだなら 触れて 触れて 触れたい 触れないままで 独り  眩しい憧憬の午後 光のカーテン包んで 漂う今を ずっと 僕はただ眺めてた 優しい倒影の跡 光の絨毯揺らいで 漂う今もずっと 君に はもう 届か な い
スラッシングパンプキン・デスマーチPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Tree今日のパイプは特注のこの2本持っていこう  “パーティの時間だ! ” っていつも君はうるさいな 今日はなんか祭りとか言うだけ言って 終いに“なんでメイクしない? ” って ほんと君はうるさいな  惚けているんだ 僕だってわかってるよ 今日は何の日 聞くまでもないだろう  午後5時だ くすんだ路地目指して パンプキンたちに 有罪判決を下そう  フランティックパイプ カラカラ引きずってれば スラッシングパンプキン奴が来た また来たと騒ぐ  ぐちゃぐちゃにぐちゃぐちゃにもてなそう  “キャンディーは嫌いだ 錆びた味ばかりだ” “そんな事言わないで ちょっと待って” から5分  ラララ口ずさんで“ほーらビスケットだ” って君は優しいよね 今日も僕は反抗期  惚けているんだ 僕が持て余した 愛しい笑顔を 忘れるわけないだろう  午後5時だ 強烈なニオイ漂うパンプキンたちに 有罪判決を下そう  ラスティフレーバー クルクル回していれば スラッシングパンプキン奴が来た また来たと騒ぐ  ぐちゃぐちゃにぐちゃぐちゃにもてなそう  午後5時だ くすんだ路地で今日もパンプキンたちに存分に鉄槌を下そう  ヴィクティムハンマー ギラギラ月下に眩しく スラッシングパンプキン 迷想にズブ濡れて  今日も僕は不味いキャンディーを咥え パンプキンたちが泣き叫び震えてると 指差してケラケラ笑ってたらしい  スラッシングパンプキン 迷想にズブ濡れて心中 ぐちゃぐちゃにぐちゃぐちゃに悶える
剥製Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Treeたのしいことがありますように 逢い引き  アンドロメダへまで  さびしさナイフ 刺さったままで 進めば 目眩の渦のなか  すてきなことがありますように 孔雀はいっせいに夢広げ 思惑通り 夜を迎えた 何も想わずに目を閉じる  空には穴が空いていて ひそかに人々そこに登る  始まりも終わりも わすれていくの こゝろには触れない抜け殻だけど 微笑んで歪んで 君は僕の腕でほら とっても奇麗  うれしいことがありますように 灯を消してく少女たち 醜いものはここにはないよ 気づけば 鏡の行き止まり  夢中で探す蜘蛛の糸 つかめば刹那にそれは切れる  浮かんだり沈んだり 融けなくて不純 声もなく叫んで誰を呼んでる? 1と1足しても 答えなんてないことは 永遠に秘密  ておくれ てのひら 傾いて世界 さかして さがして 暗闇畑 あかくて あおくて 心臓の音 薔薇色で憂鬱  始まりも終わりも わすれていくの こゝろには触れない抜け殻だけど 微笑んで歪んで 君は僕の腕のなか いっつも  ゆうるりと滅べば 静かな躯 傷ばかりいっぱいで何を知れたの? 愛しくて くらくら 胸の奥 並ぶ僕ら どれも奇麗
落花Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree空虚感 適切なの それ 歌にしてみてるの これ 最果てに辿りついたようなグラデーション いま夜明け 何千回こんな感じだっけ? 自己啓発すら笑止 でも今日は いや今日もなんだけど また明日も個の儘で  目の前に選択肢があって 私利私欲な感情で選んで 正しくも間違ってもなくて 過ぎてくの 日々  無下に咲いては 散り落ちし花 風は何処にこゝろ攫うの? 忘れ難きと記憶を追えば 鮮やかな様 僕だけが透ける  ふと気づくと 2,3分寝てた ずれてる秒針進む うわのそら 存在なくなって 消えてく感覚 わかる?  結末を忘れてく論理 運命も自己批判も浄化 必要か不必要じゃないか 問いかけて 日々  我を忘れし季節 束の間 風に言の葉 騒いでやまぬ うれしかなしき とめどなきかな 賑やかなまゝ 夢のやうに閉じる  なぁ 誰か いつまでも側に居てはくれまいか 然すれば このような愚行だって意味を持つ ねぇ どうぞ好き勝手に踊ってってくださいな もう だけど時間切れ 暗転 がらんどう  無下に咲いては 散り落ちし花 風は何処にこゝろ攫うの? 忘れ難きと記憶を追えば 鮮やかなれど あなたはどなた? 故に触れぬ絵空と知れば さよならいつか 世界へと堕ちる
感傷ダイアリーPlastic TreePlastic Tree佐藤ケンケンナカヤマアキラPlastic Tree哀歌(エレジー) 加速してく残響だ 旋律(メロディー) 日々口遊むように さめないのは夢 止まないだけ 移ろう目を閉じたまま  描いては来る彼方を 刻んでく答えにして 未来のない 空の青 君と 今 追いかけた  跪いては過ぎた夜を 繋いでく言葉にして 色のない景色 染める 所業(カルマ)  悲しいのは 触れられない残像 永遠 君 離れてくようで 切ないのは わりきれないだけ 煩う恋 消えないまま  浮かんでは闇漂って 沈んでは影連なって 名前のない声と衝動 僕に 今 問いかけて  巡っては過ぎる夜を 紡いでく言葉の糸 解けない嘘に  あの日 窓がそっと欠伸して 揺らいだ 不意に カーテン押し当てる 隣 君もふっと欠伸した 部屋には 散らかる僕の破片  描いてた来る彼方を 刻んでも答えなくて 未来のない 空の青 君と ただ 追いかけた  選んだそれぞれの日々 繋いでた言葉消して 色づける 涙  繰り返して彷徨って 抱えては折り重なって 願いのない籠の中 僕は 手を伸ばすから  たとえば 燃えるゴミのように 世界が明日終わっても 色のない僕を 染めて 所業(カルマ)
スロウPlastic TreePlastic Tree有村竜太郎有村竜太郎・長谷川正Plastic Tree365日、ずっと循環してる感情ですが、単純めいて難解なようです。  喜怒哀楽 悲喜交交 どれにもあてはまらないような期限切れの憂愁 小数点のたらればな未練 割り切れないから情念は増える 整数論じゃ僕らは問えません 白か黒か 損か得か いずれにも該当しない事か かくも長き不在  戻れば霧深くて 君何処? 眼を伏せたら枯れてく花 なんで?  ゆっくりと離ればなれになるの さよならを唱えても夢のよう 儚くて やだ 消えなくて まだ 声をかき消して風 記憶見えないのに舞う  感傷主義で上書き消去 運命論も打ち切り終了 完成形は来世へ持ち越し タイムライン 埋葬した自意識を掘り起こしてたら 帰る頃には宇宙  着地出来ず 月面漂う 色がぬけた世界を ただ遊泳  瞬きほどの一秒の闇で はじまりおわりそればかり観てる 刹那くて やだ 消さないで まだ 呼び名告げるけど風 とぎれとぎれだと嗤う  もつれても くずれてく 影絵はもうただの影 むすんでも ひらいてく 掌には何がいま或る?  ゆっくりと離ればなれになるの さよならを唱えても夢のよう 儚くて やだ 消えなくて まだ 故に奇麗 知らぬ間に止まってた時間だから 戻ってみても振り出しのままだ 探しても だめ 騒ぐのは だれ? 声をかき消して風 記憶見えないのに舞う 記憶見えないのに舞う  以上、365日、いつも循環中の感情でした。今日も原因不明で廻ってます。 ではまた明日。
カオスリロンPlastic TreePlastic Tree佐藤ケンケンナカヤマアキラPlastic Tree足りない期待半分 要らない未来半分 堕ちてしまいそうな運命逆らっても 理由となる前提なんて コレクションした安い偏見ばっかで くるくるくるくる しょうもない世界  千年先の忙しい今日も きっと知らない事だって曖昧で ずっと リプライ 間違い を繰り返し 縛られたままエンド。 拝啓 感傷ない君へ  見えない理想郷と 癒えない負の連鎖 両目しまい込んで 願い押しつけんの? カウントダウン数えてんだって こんなもんじゃないって まだ本気出してないって だらだらだらだら 「げ。」 時間切れ  散文的な世界 今日も後悔だらけ 言葉は反転で そっと触れた透明な嘘 遠く重なってったのは残像 拝啓 哀憐ない日々へ  渇いた砂の時計 君を溺らせた 隠れ手招きする とおりゃんせ とおりゃんせ  千年先も 会えない夜は きっと感情脆くって単純で ずっとセオリー通りは裏返し 矛盾抱えデータ消去 永遠 無常な日々で  渇いた砂の時計 君を溺らせた 手繰り手招きする とおりゃんせ とおりゃんせ  溢れる涙時計 僕は溺れてた 仰げば 素晴らしきこの世界 とおりゃんせ  自分知ることさえ こころはもつれて あらゆる色の中で 幾千の夜に願うだけ
マイムPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree夜に問う 答えなし 空欄の言葉埋まらず 追憶は刹那放つ お揃いだといいけど  好き 嫌い まばたきの数増えた目に 月の光 さりさり 刺さり やけに煩いから瞼の幕を下ろす  花をつけて 花を散らして 視えないもの演じて僕ら どれもすべて 戯れ言で夢 マイム マイム マイム  もう秘密 触れちゃ駄目 結末すら忘れました あやとりは絡まるだけ もう解くのは無理でしょ?  理論 模倣 自作自演の果てに なに 自問自答してるの? それ 歌にしても不純 金糸雀 幕を引く  花をつけて 花を散らして 視えないもの演じて僕ら どれもすべて 戯れ言で夢 マイム マイム マイム 吐息咲いて こゝろは閉じて 嘘つきの掌が舞う どうせ褪せる色事なのに 奇麗 奇麗 奇麗  夜に恋う 応答願う 空白が静かに騒ぐ 朱頂蘭 毒が廻る 観客は居なくなる  花をつけて 花を散らして 視えないもの演じて僕ら どれもすべて 戯れ言で夢 マイム マイム マイム 記憶だけが瞬くばかり 密やかに滅んで僕ら だから今日は おやすみなさい ネムル ネムル ネムル イナフ イナフ イナフ マイム マイム マイム  ふらふら うれしく はらはら かなしく ひらひら おかしく ぐらぐら なせかい
トゥインクルPlastic TreePlastic Tree長谷川正佐藤ケンケンPlastic Treeここにいない君が咲かせてた 笑顔の記憶に焦がれたら ぐるぐると回る星の上 涙ひとつだけ落ちました 甘く苦いチョコレートが溶けるような夜がまた来たら 夢の中 まぼろしだって 気づいてたって 君と踊ろう  悲しまない僕になれるなら 忘れてしまえばいいのかな きらきらと消える約束は 何だか綺麗で罪つくり 彩った小さなキャンディー散らばるように街が灯ったら 今はもう 離れたもの 離したもの 静かに降りてくる ワルツにのせて  振り向いた薔薇色の頬に 触れた手のひらはすり抜けて  甘く苦いチョコレートが溶けるような夜がまた来たら 夢の中 まぼろしだって 気づいてたって 君と踊りたい 彩った小さなキャンディー散らばるように街が灯ったら 今はもう 離れたもの 離したもの 想い眠るよ
リコールPlastic TreePlastic Tree佐藤ケンケンナカヤマアキラPlastic Tree朝 目覚める度に また 僕は消えてく 手に 木洩れ日落ちて 空 見上げてた  光の雨 笑ってる君がいて 続いてく道 静かな 痛い 日々  ねえ 悲しい今日を まだ 君は願うの? 影 溶けてくように もう 戻れない  散らかった音 眠ってる僕がいて 塞いでた耳 騒がしい 痛い 日々  描く季節 眩しい色で 滲む言葉 浮かぶ景色 辿る時間 移ろいながら 記憶。欠片。雫。探す。  そんな今日が 消えて終わり 伝う涙 途切れ途切れ 空も今日も 歌う声も 遠くなって 君が見えなくなった  見えなくなった 日々
瞳孔Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree時間 夢現 眠れなくって朝をただ待ってんの 秘密 呪文 憂いすら微笑みにして ケセラセラ 日々 割れ 笑う 名もない感情の向かうその先は? からっぽの運命論 信じているその理由(ワケ)は?  偽りの両翼で飛んだら 未来 予測 不明 揺蕩うように戯れたくて また目を瞑った  触れない夢に瞳孔が開く 瞬きのちいさな闇に君が ゆらめいてきらめいて いつだって嗚呼 映るけど 瞞  論理(ロジック)  模倣 字詰めて見つめて探す自分を指す言葉 ごらん 外 賑やかな孤独のパレードがきれい  曖昧な存在じゃ否って 泣く 喚く 騒ぐ 饒舌な情熱に飽きて  無言劇の始まり  鈍色な夢が網膜に残る 花降りかかるお終いがきたら 永遠も一瞬も 舞い散って嗚呼 ぐるぐると目眩は螺旋  懺悔日和な晴天にどんな歌が似合うでしょう 繰り返す夢は輪唱 さよならは罅いて残響(エコー)  夜みたいな眼の奥で何を視てる? 表と裏の間 射した光 遮って彷徨って 手を伸ばしても 此れもまた 幻  触れない夢に瞳孔が開く 瞬きのちいさな闇に君が ゆらめいて きらめいて いつだって嗚呼 映り込む 瞞
時間坂Plastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree風に掴まれば世界の果てまで 坂道の向こう雲が流れてく  ひとりを知るから滲んだ微熱 空っぽの手に、はぐれた記憶  かげろう揺れて白昼夢 君の香りが漂って 振り向いたら答え合わせ 昨日にはもう戻れないよ  悲しい嘘をついてたって 満ちてる事が怖くって ざわめいていた夕暮れと ねえ、同じ色になるよ  遠いものは奇麗  失くした景色を描けたらいいな それは密やかに忘れてゆくから  季節が去るなら静かに泣こう 次のページは、まだめくれない  待ちくたびれて影法師 僕の心と重なって 呼び名さえ持たないものに 少しずつ変わってくよ  空回りで歩いてたって 分かれた道に戸惑って 時計の針ぐるぐると ねえ、何処へ連れてゆくの  誰でもなくなる、その前に君と 何か約束を、すれば良かったね  かげろう揺れた白昼夢 君の香りが漂って 振り向いたら答え合わせ 昨日にはもう戻れないよ  悲しい嘘をついてたって 満ちてる事が怖くって ざわめいていた夕暮れと ねえ、同じ色になるよ  遠いものは奇麗
アイレンPlastic TreePlastic Tree佐藤ケンケンナカヤマアキラPlastic Tree黄昏 赤く柔らかい空 (ほら) 繋がる影と 忘れない 誓い (為合い) 間違い探しにも似た 未来 (インライト) 確かに 廻り始めた (事態) 時間 (予感) 期待 (奇胎) (奇態)  滲んで 茜色した空 (ほら) 見慣れた筈なのに 視界 暗い (嫌い) パズルのピースにも似た 未来 (憂い) 僕には難解でした (答え) 誤解  こんなに苦しいのは 君の言葉×感情×理論 求めても解けないから  サイレン サイレン 焦がれて サイレン サイレン 駆けてく サイレン サイレン 解くまで サイレン サイレン 何度も  夕立 降りだしそうな空 (間) つぎはぎ 絡む持論 思想 意想 (志操) (奇想) 繰り返し終わる日々 似た未来 (担い) 確かに進みだしてた (事態) 時間 (未開)  どんなに流れても 消せない言葉×感情×理論 これからも抱えてくから  サイレン サイレン 探して サイレン サイレン 駆けてく サイレン サイレン 見上げて サイレン サイレン 何度も  黄昏れ想い 届かない空 (ほら) 繋げた影は 忘れない誓い (願い) 間違い探しはもうしない 未来 (トゥライト) それでも廻り始めた ((記憶)) 辿る  サイレン サイレン 焦がれて サイレン サイレン 駆けてく サイレン サイレン 解くまで アイレン アイレン 君まで アイレン アイレン 響いて サイレン サイレン 何度も  何度も
ロールシャッハ(左)Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree午前0時―――― 鏡のなかに出演してる知らない僕だ 朝が来ても忘れぬように 夜が来ても失くさぬように  「ばいばい」だとか「さよなら」だとか 「またね」だとか「いつかね」だとか 全部 言って 聞いて 見せて 同じような表情(かお)  トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー
インクPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗・長谷川正長谷川正Plastic Treeまだまだ文字を書く 多分多分意味はない ならなら絵を描く でもでも残らない 名もない夢を見て 叫べばびしょ濡れで それでも辿るなら ひとりで成れの果て  赤い 青い 憂い 混ぜ合わせたら こんな色になってしまうの 甘い 願い 溢れ出したら そっと零れるだけ  鮮やかな悲しみで 胸の中に落ちたインク 透明でいられたら 何も失くさずいれたかな? まやかしに微睡めば 揺らぐ いらないこゝろだらけ 瞬きほどの闇で ほら ほら こんなにも綺麗  夜 思い出すたびに 影 居場所なくして 嘘 見てみないふり 声 いよいよ堕落  不協和音 流れてく体中 騒ぐような 妙なる調べ 行方不明 静けさはどこ そっと連れ戻して  濁ってく哀しみは 胸の奥で滲むインク 透明になれたなら 何も知らないでいれたかな? 混ざり合う幻は 見たくもない夢ばかりだ 一秒ごとの闇で ねぇ ねぇ 広がってくだけ  アン・ドゥ・トロワ 爪先で何回だって回る 伴奏だけは止めないで ドラム ベース ギター (…沈黙)  鮮やかな悲しみで 胸の中に落ちたインク 透明でいられたら 何も失くさずいれたかな? まやかしに微睡めば  揺らぐ いらないこゝろだらけ 瞬きほどの闇で ほら  ほら こんなにも綺麗 こんなにも綺麗 こんなにも綺麗
ピアノブラックPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Treeフリーズ スリープ 画面上は真っ暗になった 原因 不明 女王は永久に不在だ 呪文 無効 誓いは破ってしまおう 理想 悲壮 秘密基地はもう 燃やして 燃やして 燃やして 灰にすんの 燃やして 燃やして 燃やして 灰にすんの  非常ベル 鳴り出して みんな逃げてく ディレイ きれい 途方に暮れてしまうね 孤独 夢中 揺らいでる影と踊るよ 無限 無言 冷たく秒針 回って 回って 回って 戻れんの? 回って 回って 回って  愁しみはまだきれい いつまでも触れない 枯れてゆく花束を眺めてるだけなの でも君の目みたいな夜が来るたび また ブラックアウト ブラックアウト  いれないで インナーワールド ふれないで インナースペース けさないで インナーライト  愁しみはまだきれい いつまでも触れない 枯れてゆく花束を眺めてるだけなの でも君の目みたいな夜が来るたび また ブラックアウト 窓の外 落ちていく 誰か投げたピアノ 来る明日に望むのは 壊れてしまう世界  いま君の目みたいな夜の中にいるよ ブラックアウト ブラックアウト
あバンギャルどPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Tree日が落ちた 白髪の老人が 今日もナイフを持ちだした 漂ったアルコール ――――13号館  包帯が奇声挙げ 破裂音響く時間になりました 時計いらずだ 醜悪 ――――13号館  一人目は吊り 二人目飛んでた 今の人はもう限りなく 液体状だ  絶望が希望が月光下に舞い千切る 曇り無き業 故に酔い 殺伐 嗚呼、二ッ眼に撫斬り 錯乱描写 妄り血化粧狂演者酔い 殺伐  然れど占い師曰く 「躊躇無く殺めてく。 舞って、斬って、桃源郷。 ずっと連鎖。」 「喘ぐ血も…」  右は滴り 左ウミと化す 刻まれたもの  狂おしく紅蓮に咲く  絶望が希望が月光下に舞い千切る 曇り無き業 故に酔い 殺伐 嗚呼、二ッ眼に撫斬り 錯乱描写 妄り血化粧狂演者酔い 殺伐  あー 不甲斐ない激情の連鎖 まもなく閉館となるようです ――――13号館  然れど占い師曰く 「躊躇無く殺めてく。 舞って、斬って、桃源郷。 ずっと連鎖。」 「喘ぐ血も蓮と化した。 あの日から蓮と化した。 あの日まで興じた快楽、世俗。」  狂人 傀儡 外道
ライフ・イズ・ビューティフルPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree左目には泣いて視えました 右目には笑って視えました 目と目の間に処理できない気持ちがいまだになんか在るんです  初めて上野駅へ行ったのは めずらしく雪が降るクリスマス 終電はもう向こう側 遠くに行っちゃう光を見送れば対照的 楽しすぎたから 喋りすぎたから 今度は黙って世界の音に耳を傾けた 公園の奥の消灯している博物館で剥製達は永遠の夢を見てる 例えば こんな美しい今日もそうあるようにと一瞬思う 舞ってる雪は積もりそうにもない  ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ  僕は君が好きなふりをして 君が好きなものを好きとして だからまた誰かしらにそんな感情が芽生えるなら 全部そうする これらを録音した僕の歌を逆回転して再生すれば 記憶はキュルキュルキュルキュルキュルキュル虚しい呪文を唱えだして 切って貼っていった言葉全部 散って舞って逝ってしまうようです つまりは僕らは世界でちいさくメラメラ燃えるゴミになるの  ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ  ちいさく吹雪く闇が なんでこんなにいつ迄も まだ綺麗 いつも見えない奥が なんか哀しくなるほどに ただ綺麗  そんな感情 なんとか伝達できますようにとタコ足配線で電球を 点滅 明滅 寂滅 消滅 光に気づいた皆様に あらゆる仮面を用意しておかなきゃ 陳腐な怪人百面相だ 泣いてる顔はどうだったろう? 笑ってる顔はどうだったろう? ねぇ?  ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフル アイ アイ アイ アイ アイマイミーマイン あい あい あい あい あいまいすぎて 愛 愛 愛 愛 愛されたいだけです ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフル ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフル ワズ ビューティフルデイズ
君はカナリヤPlastic TreePlastic Tree佐藤ケンケンナカヤマアキラPlastic Tree通りぬけて 夜風がまた舞い上がれば 遠い空に忘れた唄思い出せるの? 追いこした昨日の影かすめるような 追いこせない雲が浮かんでた  僕の手は届くかな 途切れない空に 想い重ねて ちゃんと届くかな  君はカナリヤ 歌う声なくして 映る水面に涙落ちて 月の明かりが照らすその先まで 続く静寂に波はよせて  迷いも 褪せてく日々を過ぎれば いつか答えになるはず  降りだして 滲んでいく止まない雨 なき空に悲しい唄思い出すから 会えなくて翳る胸につもってくような 哀切は空回りです  二人出会って重ねた想い出は ほら そのままずっと ここにあるから  月夜カナリヤ また夢はぐれて 映る景色に涙枯れて 月が優しく照らす海浮かんで 繋ぎ合わせた星見上げて  別れも出会いも巡りくるほど 想いは続いてくから  君はカナリヤ 歌う声なくして 映る水面に涙落ちて 月の明かりが照らすその先まで 続く静寂に波かえして  迷いや涙に戸惑いながら ずっと探してた今があるから きっと歩き出せるから
てふてふPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree夢を繰り返す 深い闇に蝶 諦めるように消え去った君の影 遠く悪戯に 笑う針の月 抜け出す呪文も思い出せなくなる  静けさには 待ち構えた涙 壊れかけた 甘い時間に 欠片を散りばめて  くるりくるり 螺旋を描いては 迷い続ける羽音追いかけながら きりりきりり 振り子が軋むような 悲しみをただ憎んだ  黒い種を蒔く どんな花が咲く 知らないふりして嘘をつく僕の声 どうか蝕んで 心を奪って いつか覚めるまで透明な根を張って  無くす事も 戻せもしないなら 絡みついた シーツの底に このまま閉じ込めて  くらりくらり 視界が歪むのは 見えないものばかりを追いかけるから はらりはらり 乱れてく水面に 花びらが一つ落ちた くるりくるり 螺旋を描いては 迷い続ける羽音追いかけながら きりりきりり 振り子が軋むような 悲しみをただ憎んだ  くらりくらり 視界が歪むのは 見えないものばかりを追いかけるから はらりはらり 乱れてく水面に 花びらが一つ落ちた くるりくるり 螺旋を描いては 迷い続ける羽音追いかけながら きりりきりり 振り子が軋むような 悲しみをただ憎んだ 悲しみをただ―――――。
ロールシャッハ(右)Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Treeひとつ ふたつ 鏡のうえにヒビが入り割れて崩れた 僕と僕のふたりの模様 描くことないひとつの模様  「あいたい」だとか「あえない」だとか 「ひつよう」だとか「いらない」だとか 全部 消えてしまったのにな 同じような唄  トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー
シオンPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree花に風が似合うのは 散ってしまうから 口笛擦れてくのは 寂しいから 日々の泡が浮かんで消える 一部始終を全部見届けました で、感傷的になっているところ  言葉途切れてつまるのは 意味なんてないから 外に出る気がしないのは 会えないから 理想 迷走 回転ドアを ぐるぐると永遠に回ってるんです 結局は一人になっちゃう決まりだ  きらめく世界で瞬きするたびに 胸が壊れて君が笑う 嘘つき 指きり 小さなさよならは まるで花びら揺れるように きらり きりり 痛み ゆらり ゆひら 騒ぐ  空を見上げたくないのは 眩しすぎるから メロディーよぎって俯くのは 切ないから ずっと夢の輪唱再生中 いつか引力からも解放されるから 時間も距離も離れてくばかりのこゝろとこゝろ スローモーション  きらめく世界で瞬きするたびに 短い暗闇 君の蜉蝣 滲めば 降る雨 両手で集めても まるで花びら濡らすように ぽとり ぽつり 落ちて ひらり ひとり  運命だけ頼りにして静かな嵐を彷徨う 夜がきても朝がきても いつも 誰がために鐘は鳴る? 我を忘れ叫べば ただただ君が好き きらきら光まみれ  きらめく世界で瞬きするたびに 胸が壊れて君が笑う 嘘つき 指きり 小さなさよならは まるで花びら揺れるように はぐれた未来で呼び名を忘れたら いつか風の音だけになる ざわめき 上書き 記憶を手放せば まるで花びら散らすように きらり きりり 痛み ゆらり ゆひら 騒ぎ ひゅるり ひゅるる 逃げて ふわり ふたり 変わる
くちづけPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree雨音を聞いていた 鍵盤を叩くような 気づいたら 記憶まで滲みだした そんな夜 呼吸する心臓が ざざ鳴りに 重なれば ふたりしかいない国 傘の中で たどり着いてた  見上げても 掴めない 切れてしまう 蜘蛛の糸 問いもない答えなら いっそ 求めないままで  裂けて笑う 傷跡に 触れてみたら 面影 明日さえも手放せば 日々は泡―――――。  瞼を伏せて 花が咲く くちづけは夢 美しい嘘をつく 君と僕 さよならは 胸の内 やまなくて雨 ざわめきも あざむきも 隠す  不確かな永遠で まほろばに結末を 手にいれて 失って 躯 こゝろ きっと忘れる  愛を知った 曖昧なんだ 逢い違って 相果てちゃうの IO エラー 哀憐ばっか 愛情なんて 哀情なんです (哀韻踏んで 哀願しては 哀咽する 哀婉な様)  刻む無情 涙声 微熱 冷めぬばかりだ いつか 失くなってくなら 全部消して―――――。  瞼を伏せて 花が咲く くちづけは夢 美しい嘘をつく 君と僕 鮮やかな透明で 流れ込む雨 受け止めて 受け止めて 瞼を閉じて 花開く くらやみで夢 何処までも 何処へでも 一晩中 さよならは 胸の奥 やまないで雨 ざわめきも あざむきも隠して 隠して
静脈Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeなまぬるい夢 静かに騒ぐ記憶 青く 青く 君が流れて 滲んでいけば いつのまにか微睡み こゝろ、行方不明――――。  くしゃみをして気づいた 冬はまだ長引くみたい 白い息を吐き出せば胸のモヤモヤも消えたらなぁ 心変わりは 空の色まで変えてしまうから 感傷さえもいよよ 虫の息 チグハグな口笛で  知らない愛を受信していく 戯れ言も洗礼めいて響いたなら 目眩の渦で瞳孔反射 悲しみと光の中でなにを思う?  なまぬるい夢  静かに騒ぐ記憶 青く 青く 君が流れて 廻ってくのは 鮮やかでも幻 触れてみたら 覚めるだけ  冷めるだけ 醒めるだけ いつも――――。  来る明日を望むから 燃え残りの想い棄てた 燃えないゴミが集まれば海にキラキラと夢の島  切り刻んでた運命線の五線譜で 僕らはただの音符になる いつか躯も過去も未来も 宇宙ごと全部なくなりそうだから  なまぬるい夢 静かに騒ぐ記憶 青く 青く 君が流れて 廻ってるのは 手放してく幻 届かない 胸の奥のほう 慣れてく嘘で 色とりどりに記録 あれもこれも君に混ざって 濁ってくから いつかどれも瞞し 辿れなくて 覚めるだけ 冷めるだけ 醒めるだけ いつも――――。
みらいいろPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree果てなき世界ならば この胸には証しを 同じ涙濡れたら 僕ら笑いあおう 解き放ってった現実で 刻む鼓動にフレーズを 共鳴してく心に 音をたてて咲く 名前のない花 おそろいの居場所 僕ら見つける  夢みるように目覚めて 未来までって伸ばした手 つかむ はなす くりかえし探して 思いついてく色で 暗闇だってぬり変えながら きおく きずな きぼうと重ねたら みらいいろ ずっと僕らは描いてく  凹凸の鉄の街 寂しさにつまずいて 痛くないふりをして デタラメに笑う そんなロンリネスな論理なんて 全否定で一歩踏み出すよ 透明めいた心に 憧れて揺れる 壊れそうな花 ツギハギの願い 僕ら捧げて  涙がいつか渇くほど 速く回ってメリーゴーラウンド 遊ぼう 遊ぼう 光まみれになる 思い巡ってく色に 愁しみだって消えていくから きせつ きせき きれいに写してく みらいいろ 望んだのはどんなイメージ?  明日に呼ばれてく 砂時計のルール ひとつ ひとつ 零れていく 忘れてしまうこと 失してしまうもの いくつ いくつ あるの?  夢みるように目覚めて 未来までって伸ばした手 つかむ はなす くりかえし探して 涙がいつか渇くほど 速く回ってメリーゴーラウンド 遊ぼう 遊ぼう 光まみれになる 思いついてく色で 暗闇だってぬり変えながら きおく きずな きぼうと重ねたら みらいいろ ずっと僕らは描いてく きらめきを確かめて描いてく
Paper planePlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree巡る空に慣れるように 寂しさから指を解いた 形もない心寄せた 願い事目を逸らしながら  ネジを捲けば 止めたままの 針が動くよ 滲み出した 午後の陽射し かすかに響いてカノン  思い出せるものは全て 許される光になるから もしそれを未来って呼べば 君も僕も明日にだって着けそう 空の向こう  白い嘘は遠い場所で 雨を降らす雲になった 胸を抉ったり包み込んだり 果てもない日々流れながら  囁くのは 低く飛んだ 紙飛行機で 終わりを見る その時まで 音速に近づいてく  いつか君と解り合える そんな幻に焦がれたら 何一つ残らなくても 僕の側で花は揺れる 思い出せるものは全て 許される光になるから もしそれを未来って呼べば 君も僕も明日にだって着けそう 空の向こう  飾りつけない言葉一つで また誰かが泣いたり笑ったり そんな景色を信じられたら まどろみを抜けてみよう  ネジを捲けば 止めたままの 針が動くよ 滲み出した 午後の陽射し かすかに響いてカノン  いつか君と解り合える そんな幻に焦がれたら 何一つ残らなくても 僕の側で花は揺れる 思い出せるものは全て 許される光になるから もしそれを未来って呼べば 君も僕も明日にだって着けそう  空の向こう
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
RustyPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeclose your life そうやって植えつけるんだね きっと ずっと 苦しまされる close your life 見えてくる「病院」の中 暗くしよう 明かりを消して 嘘の中まで ひどく居心地いい 目眩のような 君の言葉が好き  close your life フロアでは動物的な 嫌な 音が 響き始めた 錆びたパイプを ずっと流れてゆく 退屈な午後 僕は追いかけるよ  we have something don't hart yourself また零れてく… 長い廊下で…今…  くもりだしそう 僕の目の前から 迷い込む僕 何も見えなくなる  we have something don't hart yourself また零れてく… 長い廊下で…今… I know how it is  暗い病室 僕 サナギになりそう
ムーンライト――――。Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗・長谷川正Plastic Treeおしまいはこんな夜でした 『いつかまたね』って嘘つきなふたり いますぐに会いたいってわけじゃないけど 君のこと思い出します 夜空とは宇宙の一部で手の届かない領域に例えれば 満ちては欠けてく月でした 墜ちては泣けてく僕でした  傷つくことが恐いから 出来るだけ傷つけることはしません まして個人的な感情論 ぶつけるのなんてもってのほかで ともすればプラスティック的関係といえちゃうふたりでしたが それでも 愛おしいと想い こゝろに穴が空いたようです  メール画面 開いて閉じて たまに 過去を指さき確認 いつの 記録? 好きな言葉だ されど 記憶 期限切れだ  同じ月 同じこと 胸の奥を照らされたら あと1秒 1光秒 戻るほどに遠い 消えてかない 消えてかない 出口に似た光を かけ昇れば 君に逢える気がしてムーンライト――――。  現実が変っちゃうことは ちょっとは理解してるつもりだけど こんな気持ちに終わりはないし この先もやっぱり尽きなさそうだし 未送信フォルダーを整理 残ってたお願い全件削除 『内容が失われますが、消去してもよろしいですか?』  星に 問えば 煌めきすぎて すごい数で気が遠くなる ならば 呼び名 唱えた呪文 なのに なぜに忘れてくの?  どこまでも どこからも 想うのにね 離ればなれ 誰にもない 誰かじゃない 魔法だけが残る 振り向かない 振り向かない 夢の迷路に迷って 立ち止まれば 君が呼んだ気がしてムーンライト――――。  風も街も雨も花も刻も 吹いて揺れて降って舞って止めて 夢に色に熱に酔に恋に 醒めて褪めて冷めてさめていくのは 嫌 嫌 嫌 嫌  同じ月 同じこと 胸の奥を照らされたら あと1秒 1光秒 戻るほどに遠い 消えてかない 消えてかない 出口に似た光を かけ昇れば 君に逢えるんでしょ? くり返し くり返し 胸の奥を照らされたら 君の声 君の影 隠れた闇探す 守れない約束をたよりにして夜空を 追いかけてく ふたりが今繋がるムーンライト――――。
バンビPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeいまだに幻想進行系 知恵の輪ずっと外れないや 願望全部を空想ノートに描いたら ゼンマイ仕掛けの感情で涙の準備ができました 現実逃避のエンディングばっか作るよ  淡い甘い記憶で僕は 案外、悲しいだけじゃないかもね それはとてもまぶしい日々で いつまでも覚めなければいいのにな  東京地下鉄(メトロ)で深海を漂流している最中です 放心しちゃえば存在意義さえ希薄だ 人魚との恋も水の泡 孤独に揺らげば水中花 『永遠なんて』と印象的に笑ったっけ  淡い甘い記憶で僕は 案外、悲しいだけじゃないかもね それはとてもまぶしい日々で いつまでも覚めなければいいのにな  なんでも欲しがっては 足りないものだらけだ 遠回りしてばっかで まだ探せないんだけど 大事なこともあってさ 信じてみてもいっかな やるべき意味を それらの価値を 僕としてく  淡い甘い記憶で僕は 案外、悲しいだけじゃないかもね それはとてもまぶしい日々で いつまでも嬉しい いつもいちばん言いたいことは 胸がつまり上手く言えないよ どんなこともしてあげれたら いつかはさ 見つけれたらいいのにね
サナトリウムPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree目を閉じて、いろんな君、瞳の奥におさめました。 微熱みたく気づかないままで、恋は虫の息です。  こゝろ閉じて、いろんな僕、胸の中に溶かしました。 禁じられた遊びで燃やせば 孤独ってきれいな色。  回れ、止まらないレコード。針の先踊るは記憶。 うれしいくるしい、似てる呪文だ。辿れない時間へ、あと何センチ?  絡めた指をほどいていく、 ちいさくサヨナラ唱えるように。 はぐれた君の名を告げても、 戻らない世界の決まり。  風立ちぬ、甘い屑が数えきれず散らかりそう。 かき集めてパズルを作れば、恋も素敵なこと。  たくさんの光の中で、いくつも会えていたっけ。 合言葉だけなくさないで。巡り逢うところへ、あと何光年?  目眩で、夢の花開けば、 ゆっくりサヨナラ唱えるようで。 ざわめき。胸を囲まれたら、 何処にも行けないままで。  花束の花がひとつずつ、 枯れてくのを眺めているような。 触れないことにただ気づいて、 待ちこがれた涙が出た。  神様に嘘をついて、引き換えにさ、何もらったの? 指の隙間滑り落ちたのは、いつの日のことでしょう。  絡めた指をほどいていく、 ちいさくサヨナラ唱えた、声。 はぐれた君の名を呼んでも、 帰れない世界の決まり。  目醒めて、夢の花散らばれ。 愁しみも静かに、サナトリウム ------------ 。 ざわめき。 胸を埋めつくして、 此処から動けないままで。 何処にも行けないのは「こゝろ」 其処にいた君が笑うの。  サナトリウムで、サナトリウムで。 サナトリウムで。
パイドパイパーPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree紫の夜の果て 響きだす銀の笛 今すぐに望むなら その目を覚ましてあげる 夢ばかり見ていても また思い出してしまう 場違いな悲しみや 逃げ出した光だとか  空っぽになってる時間に 戻れない心が 迷ってたループに気付いて ほら、泣き出した  蒼い月の雫が 溶けた闇夜に唄う 踊るグレーの影 浮かべたマイナーキー 鍵を開けた窓には まるで見た事も無い 誘うように舞った 透明な花びら  その手を伸ばしたら 引き寄せてしまうけど さよなら零れ出す まばたきが邪魔をする  ほろぼせない罪だって 残るのは甘い匂い 僕はただ楽しげな 君の声を知りたかった  曇ってしまってる予感を 映し出す心に 触ったらルールに背いて ほら、痛み出す  蒼い月の雫が 溶けた闇夜に唄う 踊るグレーの影 浮かべたマイナーキー 鍵を開けた窓には まるで見た事も無い 誘うように舞った 透明な花びら  その手を伸ばしたら 引き寄せてしまうけど さよなら零れ出す まばたきが邪魔をする  蒼い月の雫が 溶けた闇夜に唄う 踊るグレーの影 浮かべたマイナーキー 鍵を開けた窓には まるで見た事も無い 誘うように舞った 透明な花びら  その手を伸ばしたら 引き寄せてしまうけど さよなら零れ出す まばたきが邪魔をする  霧のようなエコー 君に降り注ぐ雨 素足で歩いたら 忘れるだけの僕ら
Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗・長谷川正Plastic Treeこれは多分、恋愛療法。 副作用はいまだ抜けず、 歌にしてみたら5分くらいの麻酔がかかった。 君とじゃない口づけをした。横目で見ていた小さな月。 いちばん遠いもの、ただ想う。  恋煩い。胸に残った君の声、忘れ物です。 眠れない僕の夜はどこつながるんだろ? 星のない夜空へメール、エレクトリックな魔法送って、  青醒めて影。色違いは圏外。出会えるのなら、まほろば―。  ざわめく胸を羽ばたいた。光を忘れながら。 暗闇。君に触れそうな夢見せてよ、梟。 泣いてる片目閉ざした。 記憶の舞台裏でこぼれた涙支払って未来を覗いたら、 恋しくて、愛しくて、切なくて、苦しくて、悲しくって、 見えなくてまばたきをした瞬間、いま刹那スローモーション―。 逢いたくて、逢えなくて、追いかけて触れてみたその花は、 ずぶ濡れて、幻。  恋焦がれ、不意に笑った。 ひとりよがり。壊れた船。 沈んだら、僕も夜とおんなじ温度になった。 訂正の文字だらけで言葉のロジックは解けないままだ。  さかしまな想い。うずまく心模様。巡り逢えれば微睡み―。  軋めく胸が哭き出して、こゝろが壊れるから、 暗闇。君をつれさった夢映して、梟。 いびつに瞼おろして記憶を閉じ込めたら、 散らばる羽根の残像がいくつも宙を舞う。 キスをして、キズつけて、絡まって、重なって、堕ちていって、 永遠を過ぎてってその瞬間、いま刹那アイソレーション―。 何処までも何処へでも君を想い、散らかしたこの花も、 泣き濡れて、陽炎。  最終形の感情論で君に伝えたい事があります。 僕らはみんな誰かよりもちょっとだけ幸せになりたいの。 記憶が息を引き取ってってなくなってく愛の実感が、 いまや消滅してるあの星の光にもよく似ていて心細 く、 送らないメールを書いた儀式も今日を最後に止めにします。 ―で、僕、君、知らなくなる。  「フラ フラ 歩いたら ユラ ユラ 揺らめいて ― キラ キミ 煌いてさ」  ざわめく胸を羽ばたいた。光を忘れながら。 暗闇。君に触れそうな夢見せてよ、梟。 泣いてる片目閉ざした。 記憶の舞台裏に散らばる羽根の残像が、いくつも宙を舞う。 さざめく胸を飛び立った。光を隠しながら。 何度も夜、横切って未来を探してる。 恋しくて、愛しくて、切なくて、苦しくて、悲しくって、 見えなくてまばたきをした瞬間、いま刹那スローモーション―。 逢いたくて、逢えなくて、追いかけて触れていたあの君が、 ずぶ濡れて、幻。
コンセント。Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree東京 月光は暗躍して 望郷 刹那的フラッシュバックで この手にはなにかある? 止まらないリフレイン 蜃気楼 ネオン街グラデーション 哀歌(エレジー) 演奏は哀ポッド この目になにが映る? 偽物ユートピア 揺らめいた  遊泳 訪徨うは真実で 暗唱 呟いて パスワード この夜になに探す? 足りないユーフォリア  運命線たどりながら囁いて あのメロディ 現実感ない感傷にときめいて戻れない  裂いて フィードバック 下げないで フェーダー 墜ちる インナースペース 届いて シグナル  旋律 覚えたてセンテンス 輪唱 ハモったらバージョンアッブ この闇になに隠す? 迷い込むアイロニー  輪郭線なぞりながら組み合わす モンタージュ 罪悪感ない感覚にきらめいて還れない  咲いて サイケデリック 醒めないで フィーバー 回る インナーワールド 引き抜いて コンセント  真空管よりテレパシー (ハイファイ) 逆回転ならラプソディー (ローファイ) 空中遊泳 ギャラクシー (アップデート エスケープ 論理 ロンリネス)  運命線たどりながら囁いて あのメロディ 現実感ない感傷にときめいて戻れない 輪郭線なぞりながら組み合わす モンタージュ 罪悪感ない感覚にきらめいて還れない  裂いて フィードバック 下げないで フェーダー 墜ちる インナースペース 届いて シグナル
うつせみPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree僕らはね、忘れていくから覚えていてね。黒猫よ。 くちづけでおぼろげな愛を証明してくふたりなの。 目をそらし見れば雨灯り。おそろいの夢は色違い。 しらしらと流るるは涙。この心、清くなれるなら。  絡まるたび、うわごと綴ってままごと。 狂おしさでふたり、静かなケモノで―――――――。  捻れていた心の花が開く。 ほら、綺麗で声も息も途切れそう。 暗闇。手をのばせど指先の向こう、うつせみ。 君は誰を見ているの?  針槐。禁じられた遊び。 ふたりだけの秘密がほしい。 雨音は鍵盤を叩く。追いかけて歌う涙声。  知りたいのは、問いも答えもなき事。 別々の鼓動がいま、重なって―――――――。  覗いてみて、心の花が咲く。 ほら、契って。世界が裏切るその前に。 掴めない手が捉えられないのは、あの面影。 君は何を見ていたの?  ロンリネス。 目隠しが邪魔でどうしても触れない。 テンダネス。 爪痕たどれば意識が遠のいて、まほろば―――――――。  捻れていた心の花が開く。 ほら、綺麗で声も息も途切れそう。 暗闇。手をのばせど指先の向こう、うつせみ。 君に僕は映らない。  止まない雨―――――――。 全ては水の泡。 嗚呼、うつせみ。 恋は消えていくばかり。 いくばかり。
テトリスPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree画面 テトリス 不安が落ちてく パーツ バラバラ クリアできないや 思案 窒息 ぎらつく七色 悲観主義って 現実セーブで 譜面 調弦 音叉を鳴らした 孤独 旋律 共振しちゃて 叙情 7th 曖昧コードで 不感 マネキン 瞳孔反射  愛を見れば君は夢 愛を想えば君は心 愛を弾けば君はピアノ 愛を狂えば君は誰? 愛を纏えば君は嘘 愛を呪えば君は毒 愛を問えば誰がために? ねぇ  残像 逆光 ハレーション なんで全部写ってない? 涙 涙 こぼして 凛と咲いて フリージア 残響 天使 ハレルヤ ちゃんと沸点までいって 泣いて 泣いて 千切って そっと散って フリージア  パズル 失敗 散らかる退屈 落下 奨励 にわかに堕落論 拒絶 モザイク ちらつく虹色 目眩 殺伐 啼きだすカナリア 記憶 二次元 線すら脆弱 嗚咽 感傷 狂騒しちゃって 加速 9th 適当コードで 麻酔 透明 条件反射  愛を降らせば君は雨 愛を綴れば君は歌 愛を笑えば君はピエロ 愛を迷えば君は何処? 愛を墜ちれば君は罠 愛を覗けば君は奈落 愛を募れば誰がために? ねぇ  残懐 妄想 アベレーション ずっと隠した蒼痣に 涙 涙 こぼして 凛と咲いて フリージア 残夢 明滅 イルミナ きっと僕ら寂しがり 泣いて 泣いて 契って そっと散って フリージア  ひとひらの情熱があふれてる蕾を宿す 凛憫なる虫の息 追憶の中に消ゆ チクタクチクタク 回る針 ポツリポツリ ひとりごと ヒュルリヒュルリ からっ風 ラリリルララ 支離滅裂 ピース  残像 逆光 ハレーション なんで全部写ってない? 涙 涙 こぼして 凛と咲いて フリージア 残響 天使 ハレルヤ ちゃんと沸点までいって 泣いて 泣いて 千切って そっと散って フリージア  散って フリージア 散って フリージア 散って フリージア 散って フリージア
メルトPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree目隠しの君に 風を薫らせて ゆるいスピードで 春がさらってく 黙り込む僕は 息を止めたまま 釘付けにされた 揺れる影法師  つぎはぎだらけの 思い出がちぎれ 銀色の道で 過去に帰ってく ため息を一つ 深くついたなら 絞り出す言葉 「これは誰の夢?」  見上げたら色の無い空 胸が溶け出してく水蒸気 もし君が奪われたなら それで 夢も 終わり  甘くて奇麗で 虚ろで退屈 去りゆく季節に お別れの花を 僕は何一つ 君を救えずに 絞り出す言葉 「これは誰の夢?」  見上げたら色の無い空 胸が溶け出してく水蒸気 もし君が奪われたなら それで 夢も 終わり  見上げたら色の無い空 胸が溶け出してく水蒸気 もし君が奪われたなら それで 夢も 終わり 見上げたら色の無い空 胸が溶けて溶けてゆくから ただ涙ひと雫さえ 流せなくて 終わり  ネガな感傷に 色彩は不要 絞り出す言葉 「これは誰の夢?」
Dummy BoxPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Tree最初に受け取ったその日は 曇りでした 「多分すぐ君の番だ。」って言ってた 嬉しかった 手にした鍵のナンバー 錆付き消えました 以上の事 本当は忘れてしまいました  dummy box 一夜きり ただ小さく咲いた鳳仙花 弾ける dummy box 朽ちるまで ただ小さく赤く そっと咲かせていたい  何処にいけば 誰に問えば 救いの手は君へ差し出す? そこにいれば そのように思えば 救いの手は憐れんで差し出すと思うか?  奇妙だと感じたのは その日のうちでした 多分あの古時計が鳴る度 狂うんです エコー トリップ 異常暗示 不快 卑猥 奇特 天使 以上の事 本当に忘れてしまいたくて  dummy box 一夜きり 一輪の鳳仙花 想い込める深紅 dummy box 朽ちるまで ただ小さく深く染めて 咲かせていたい  何処で捧ぐ 独奏バラード 救いの声が聞こえて欲しい? そこで歌えば その感情歌えば 救いの声が憐れんでささやくと思うか?  dummy box 一想い ただ小さく咲いた鳳仙花 弾ける dummy box 朽ちていく ただ小さく赤く裂いて 触れないでよ dummy box 壊れたけど 永遠に裂いていく 赤く引き裂いてく  何処にいけば 誰に問えば 救いの手は君へ差し出す? そこにいれば そのように思えば 救いの手は憐れんで差し出すと思うか?  足掻く鳳仙花
QPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree古ぼけた窓辺に揺れてた 名も無い日々の残した記憶 干涸びた憂いは無視した 忘れるよりも遠ざけるように  淡い期待募ってく形も見えない明日まで 続いてくレールに見とれたのはなぜ? 痛いくらい空っぽの高鳴る心が答えなら 青い迷いだって無駄じゃないかな?きっと  ねえ、思いは伝わらなくてさ それでも誰か求める矛盾 ねえ、確かなものなど無くてさ 諦めばかり目に映るけど  淡い期待募ってく形も見えない明日まで 未来さえスルーして辿り着けるかな? 痛いくらい空っぽの高鳴る心が答えなら 浅い願いだって無駄じゃないかな?きっと  淡い期待募ってく形も見えない明日まで 続いてくレールに見とれたのはなぜ? 痛いくらい空っぽの高鳴る心が答えなら 青い迷いだって無駄じゃないかな?きっと
フィクションPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree絶望日和の茜空で口笛吹いてみる 人ごみの中で立ってられる定位置探してた 招かれざる世界って知って 涙がこぼれたら 生温いセンチメンタルに僕が滲むよ  効き目のない呪文みたいな歌を歌ってみる わかんなくなった周波数 ちゃんと合わしてさ 置き去りにした感情なら 行方不明のまま 僕は僕としているため、何をなくしたの?  サンセット サンセット 泣いたその訳を サンデー サンデー 笑うその意味を サンシャイン  目を閉じてイメージできたら 両手を広げてありのままで飛ぶ いびつな夢の羽をはためかせ 暗闇めくって風に乗れた気分 夕凪 夕凪 夕凪 そよいで 未来まで 未来まで 運んで  解ってる事ばっか探して ジッとして動けない ほろ苦いセンチメンタルで俯いてしまうけど ひとコマずつでも進め 現実はパレード イヌ、キジ、サルは居なくとも前のめりで行進!  フレーム フレーム 景色を詰め込んで フレーズ フレーズ 始まりはゆるやかに フラット  目を閉じてイメージできたら 両手を広げてありのままで飛ぶ 歪んだ夢で見つけた自由で 暗闇くぐって何処まで行けるかな? 夕映え 夕映え 夕映え 染まって 未来だけ 未来だけ 映した  UFOだよ 逃避行だよ そんなんやだよ 途中で降ろしてよ ふりきっちゃうんです 連れてっちゃうんです 例え話です  これはフィクションです  目を閉じてイメージできたら 両手を広げてありのままで飛ぶ いびつな夢の羽をはためかせ 暗闇めくって風になれそう 目を開けて素直になれたら 君の涙だって受け止められるよ  優愛 憂鬱 幽遠 感じて 雑踏 街並 遠い宇宙(そら) 駆け上る パノラマ オゾン層 大気圏 突き抜け グッドバイ グッドバイ バイバイ――――――。
斜陽Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree窓に斜陽 なんか凡庸 しんとしてる 夕暮れ時 ぼーっとしてた 想ったりした 面倒くさい 止めにした からかいだした ユラユラ踊る 僕の影法師  聞いておくれ 黒いニセモノ 告白した 胸のうち 恥じらう事 忘れました 揺らいでいる カーテン越し 太陽は落下 死に物狂い 僕の影法師  焦がれて 茜色 濃くなる 血の色 赤く赤く染まる世界で問いかける 答えてくれなくて 覗いた影の中 過去しかいないから 未来がいないから  眩しすぎて 見えなくなる さらってくように射した、斜陽――――――。  窓の外 日々の果て スモッグのせい 目が痛い 陽が映る 床のうえ ちぎれて影 再生不能  帰れない 橙色 戻らない 血の色 赤く赤く染まる世界に僕と僕 話してくれなくて 触った影の中 指先触れたのは 名前のない感情 怯えもなく 救いもなく 消えてくんだね 孤独だけ残してさ  眩しすぎて 見えなくなる 燃やしてくように射した、斜陽――――――。
GEKKO OVERHEADPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Tree雷鳴る。30回目か、その辺から耐え切れない程 憂鬱感 絶望感等纏い 愚行数々 10回いや13回位 考えうる等々の絶頂 老人 赤子 とも言えぬ真っ白 そんな気分  踊れ 此処で舞え 舞って灯せ 這いつくばって灯せ そして其処で泣け 誰を恨むな 泣きじゃくって映せ  心を灯すよ 幾重にも御身に寄り添う月光蝶 眼に灯した星空と綺麗に映ろう 月光 無常  突風吹く30階ビル。屋上では耐え切れない程 罪悪感 罵詈雑言等纏い 自虐数々 数百もの悪態全てを噛み砕き 叫び 挙句 其れから這い上がる様は 構え解くサムライ  踊れ 此処で舞え 舞って灯せ 這いつくばって灯せ そして其処で泣け 誰を恨むな 泣きじゃくって映せ  心を灯すよ 幾重にも御身に寄り添う月光蝶 眼に灯した星空と綺麗に映ろう 月光 無常  踊れ 此処で舞え 舞って救われたって輪廻 そして其処で泣け 誰を妬むな 切り裂くんだ情景  心に灯した世俗非情 我が身は遷ろう月光蝶 眼に映せる情景は 綺麗と無縁の日々の無情
バルーンPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree想いを残す明け方の月 どこか似た僕は籠の中 ねじまき鳥の遊覧飛行 追いかけるように飛べたらな  夢なら何故か幾つも見れる 何処にでも君に会いに行く コバルト色の水彩絵の具 溶け出した涙溺れそう  季節は心さえも作り替えてしまったけど 片隅にたった一つ恋しさだけが残ってた  忘れる事も無く想い出も無く 今の全てでいられたなら きっとそこには答えがあるの? 途切れ途切れに問いかけてた  頼りないのは心の扉 開けるたび軋む蝶番 遠くの街に灯った明かり 他に行く場所も見当たらない  綺麗な言葉だけを飾り付けた日々は終わって 悲しみはいつの間にか隣り合わせに座ってた  忘れる事も無く想い出も無く 今の全てでいられたなら きっとそこには答えがあるの? 途切れ途切れに問いかけてた  僕が一つ 君が一つ 握りしめた願いがもし 同じ景色 望んでたら もっと遠くまで行けたのに  季節は心さえも作り替えてしまったけど 片隅にたった一つ恋しさだけが残ってた 叶うなら君の側で朽ちて行けたら良かったけど 嘘になるなら 嘘になるなら 光は消えてしまうから  忘れる事も無く想い出も無く 今の全てでいられたなら きっとそこには答えがあるの? 途切れ途切れに問いかけてた 僕の手のひら放す願いを 雲の上まで浮かべた空 君も何処かで見てたらいいな 細い三日月浮かんだ空
記憶行きPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Treeさよなら。 僕の事が思い出せなくても泣かないでね。 お伽の国の嘘だ。ほんとはすこしだけ泣いてほしい。 午前4時。まだ暗い駅。 僕は始発を待っているところ。 消せないメールだらけ。 携帯を開けば、夢灯り。  願いごとひとつだけで、何処まで行けるのでしょう。 君まで続いているレールが優しく軋んだ。  電車は<記憶行き>です。 あのとき、「またね。」と告げた事。  世界が回りだします。 名残の月も白けた顔だ。 遠くへ連れてけたら、よりかかり笑ってられたかな?  硝子の窓に映る、きらめく光の川。 <君駅>通り過ぎて向かってく、最果ての街。  何故かなぁ、穏やかでさ、 理由(わけ)もなくそれがただ恐いんだ。  振子時計。ネジを飲んで動かしてみせます。 全ての日を越えて、息が止まる時まで忘れない  願いごとひとつだけで、何処まで行けたのでしょう。 君だけ居ないような騒がしいホームに降りた。  送らないメール書いた。 携帯を閉じたら、時明り。  知らない君の目には僕はどんなふうに映るだろう――――――。
closerPlastic TreePlastic Treeナカヤマアキラ有村竜太朗Plastic Tree一緒に行こうって言ってたね あんまり乗り気になれないね 声がする こっち向いてよ ああそうねとだけ頷いた 映画のようにはいかないね 台詞回しもつたなくて 退屈はこっちの事情 たいした役者にうんざりだ  夢ならもっと自己中で 空想なら親切過剰 現実はね残酷すぎて 声にならない声というか  sequence/talk 言ってなかった sequence/stop 愛されてました sequence/cause 無知だった僕は sequence/hope 明日ねと笑ってた sequence/talk 空ろなニセルモノ sequence/stop 愛する事をただ sequence/cause 懐かしむなんて ただ罪だよ  何度も録ったカセットテープ ちょっと聴いてみてすぐ消した 何故かアイラブユー 甲高い声 英語はやめとけばよかった  sequence/talk 愛シタイ有機 sequence/stop イキモノ補習記録 sequence/cause 不都合を暗礁 sequence/hope 明日ねで済むんなら sequence/talk 寂しさ 模倣 不明 sequence/stop 愛する事をただ sequence/cause 懐かしむなんて ただ罪だよ  誰が為に錆びて開かない 僕を迎えるドアの向こう 声がする こっちおいでよ ああそうねとだけ頷いた  sequence/talk イケルベキだった sequence/stop 言われ無き絞首刑 sequence/cause 舞われ観覧者 sequence/hope 張り詰めた回顧録 sequence/talk 甘んじて逃走 sequence/stop 愛する事をただ sequence/cause すれ違うだけじゃ また罪だよ
リプレイGOLD LYLICPlastic TreeGOLD LYLICPlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree最終便の観覧車―――。 君と僕が夜に浮かんでく。 星空とパノラマの街の光と光の真ん中らへん。 右手の中にある温もりは、いつか違う人を照らすでしょう。 リズムが早くなりだす鼓動。君の名を叫ぶ心臓です。  約束交わさずに、いつかまた逢えるなんてどんな魔法だろ? ごめん、ありがとう、さようなら、言いたくない言葉しか出なそう。 気が遠くなるほどの未来で、心が重くってうずくまる。 永遠によく似た10分間。その度、思うんだろう。  廻る、廻る、二人がほら夜に闇に光探す。 恋しい、愛しい、想うゆえに胸がひどく苦しい。  真夜中、止まった観覧車―――。 忘れ物を取りに来たんだよ。 瞬間接着剤の涙。開いた傷だってくっつけた。 あー、そうでした。俺、こんなでした。君と会う前、自分嫌いでした。 だから胸のいちばん奥で君の名を呼ぶんだよ。  廻る、廻る、心がまだ夜に闇に君を探す。 恋しい、愛しい、知らない間に消えてしまう光。  確かなものなんていらないや。涙で悲しみを拭く。 大丈夫。それでも僕だった。 何もない右の掌で、残ってる温もりが騒いだって。  まぶた閉じた。記憶墜ちた。星が瞬く隙に歌う。 100年分の鼓動のせて響く、声が届く。  巡る、巡る、君を想う。ひとつ、ひとつ、忘れながら。 廻る、廻る、あの日のまま二人、夜に浮かぶ―――。  あ、また同じとこ。戻ってきたら朝だよ。 赤。青。夢。嘘。色づく空。 帰宅。始発。陽射し。窓。きらめく世界流れた。 もう手を振らなきゃ、 サヨナラだよ―――。
DollyPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Tree味気のない毎日と、薄暗い天気も慣れた 白ジャケットの笛の音で、カラスは並びだした 錚錚たる黒い群れ 銀の鐘が鳴り出した 変わらない景色眺めて、これでいいんだって思うか  味気のない窓際と、肌寒い天気も慣れた 白ジャケットの笛の音で、カラスは並びだした 錚錚たる黒い群れ 銀の鐘が轟 いた 変わらない景色眺めて、これでいいんだって思うか  おどけて虚脱感 雨の匂い このフィルムに映し出す度、麻痺されてゆく それが心地良いのです  いつか僕と歩いた道は、君が壊してくれてるはず 眩しさを淡い夢に綴る それが僕と歩いた道と、哀れ傷ついたとしても 虚しさを戯言に冷めて 午後は晴れるよ Dolly  味気のない気遺いと、ドス黒い狂気も慣れた 白ジャケットの笛唸れ、カラスも叫びだした 錚錚たる黒い群れ 銀の鐘は甘い蜜 変わらない景色眺めて、これでいいんだって思うか  あざけて虚脱感 霧に迷い このフィルムに映し出す度、麻痺されてゆく それが心地良いのです  いつか僕と歩いた道は、君が壊してくれてるはず 戯れを淡い夢に綴る それが僕と歩いた道と、哀れ傷ついたとしても 卑しさと戯言に冷めて 午後は晴れかな Dolly  ゆだねて虚脱感 蔑んだ このフィルムが映し出す劇、いつまで続く 童歌と消えるんだ  いつか僕と歩いた道は、君が壊してくれてるはず 眩しさを淡い夢に綴る それが僕と歩いた道と、哀れ傷ついたとしても 虚しさと戯言に冷めて いつか僕と歩いた道で、君が残していくはずと 悲鳴あげ、カラスは待ってる そして僕と歩いた道で、哀れ傷ついてく君に 残酷な末路も待ってる  Dolly 雨に相容れ くすんで
サイケデリズムPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree胸撃つ、鳴き声でドリー 悲しきページまで食べた 口ずさむラヴソングは息切れ  オモチャのふりしたメリー 逆さま 裸足のリズム 揺らして 頭のなかをいっぱい  咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらんだら、螺旋 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下して、終わり  胸裂く、泣き顔のマリー 楽屋で毒まで食べた 敢えなくカーテンコール 幕切れ  踊れない、独りきりキャリー 百合水 飲み干しピリオド 卑猥な熱から冷めていって  咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらんだら、螺旋 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下して、終わり  咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらめば、天井 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下、落下、落下―――――。 咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらんだら、螺旋 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下して、終わり
アローンアゲイン、ワンダフルワールドPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Treeもー、会えないんだな。嘘みたいだな。眠り方も忘れたみたい。 いずれにせよ、夢の外だ。君がいないんじゃなぁ。 あー、恋しくなる。苦しくなる。どうにかなる。 触れない距離、積もる月日、それらがいま二人を離していくところ。  悲しみコードは爆音です。 君の声も聞こえない、届かない。 ざわめく風が薫る、るる ―――――――。  アローンアゲイン 頼りない世界。グルグル、いつまでも回る。 うずまく心は七色。また会えるのかな? ハロー、ハロー、届いたなら 悪戯にワンダフルワールド。  ねー、四六時中、思い出して名前を呼ぶ。こだましていく。 真昼の月。ひとつしかない答えが浮かんでて消えそう。  切なさモードの残像です。 君の顔も見えない、わからない。 ざわめく風が笑う、ふふ ―――――――。  スカートの翼を広げてユラユラ、君、夢、幻。 うるさい涙が散らかる。まだ探せるなら、 ハロー、ハロー、何処にいるの? 意地悪なワンダフルワールド。  哀愁ナラ今日モ更新終了 感傷ナラ明日モ申請中  あー、未来とかは手探りでも、あたらしい日々。 ばかみたいだなー。涙の向こう、君はなんて僕を叱るんだろう?  アローンアゲイン 頼りない世界。グルグル、いつまで回るの? うずまく心は七色。想い出で間違い探しだ! スカートの翼を広げてヒラヒラ、君、夢、幻。 うるさい涙が散らかる。まだ探せるかな? ハロー、ハロー、 何処かにいる君と僕、 ワンダフルワールド。
ベランダ.Plastic TreePlastic TreeRyutaroTadashiPlastic Treeオレンジに汚される雲 風はそれを掃除してた ベランダには眺める僕 意味もなく寂しさにノック  明日、届く花は どんな色に咲くの?  いつまでも陽だまりに留まったまま 君が来るまで、ずっと待ってるから。  コウモリは街灯で迷い おかしな放物線を描く  空は悲しいほど 衰弱していくよ。  いつまでも陽だまりに留まったまま 君が来るまで、ずっと待ってるから。 明日、届く花はどんな色に咲くの?  いつまでも陽だまりに留まったまま 君が来るまで、ずっと待ってるから。  もしも、いつか 朽ち果てたらこのベランダに、 ちいさくて白い花が咲くでしょう―。  「待ってる。」
lilacPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Treeずっと望んで叶えてみたら ちょっと違った現実になる カメラにだって作り笑いだ そう思うから僕は言った 「いびつなベッド 薄暗い部屋 今始まった事じゃない 気付かないでね 道化のように例えないでね 意味はわかる」  矛盾でもこんな風に 我儘に意味もなく嘆きたい 見失って ひとくぎり 眺めてる 今は咲いているから  壊れたレンズ直さないまま覗いてるけど 見えないから 些細な事は構わないって そう思うから僕は言った 「歪んでる日々 空回りさえ今始まった事じゃない なくした事が悲しいなんて例えないでね 意味はわかる」  矛盾でもこんな風に 我儘に意味もなく嘆きたい 見失って ひとくぎり 眺めてる 今は散っていくまで  感情に済し崩し 気が付けば花も枯れた 捨てなきゃ 見失って ひとくぎり 眺めてる 今も待っているから  枯れたはずのライラック 咲いてるよ 君の声が届かなくなっても 枯れたはずのライラック 咲いてるよ  多分これが最後だとしても
光合成Plastic TreePlastic Tree長谷川正ナカヤマアキラPlastic Treeもう 空箱のメンソール 武器よさらば そう 光なら事欠かず いつも朝は新しい  もう うつむいた昨日さえ 今は遠く そう 透明になる僕は 光合成  漂う時間の幽霊ならすぐに蒸発  どんな風に君に話したら こんな気持ちは届くのかな 確かなのは息してる理由を 見つけるよりも素敵なはずさ  もう しゃべり出す矛盾には 罪と罰を そう ビンに詰め投げ出せば いともたやすい  散らばる欠片触れた指先滲む体温  どんな風に君に話したら こんな気持ちは届くのかな 確かなのは息してる理由を 見つけるよりも素敵なはずさ  いつか僕に誰か言ってたよ 明るく生きる事が全て 朝の日差し溢れてる光 今の僕にはそれが全て  どんな風に君に話したら こんな気持ちは届くのかな 確かなのは息してる理由を 見つけるよりも素敵なはずさ…たぶんね
水彩Plastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree語呂だけ合わせてこころの隙間を埋めたいな 思考のループで羊はとっくに沈黙 淋しいだなんて錯覚何だか起こしそう 君なら絶対笑うよ  時計の針エコーかかり 響いた音遠ざかった 祈るように泳いだ視線 夜明けと君は遠くて  細い線描く未来 君の持つパレットで 彩ってくれたなら もう何も欲しくない 細い線絡む未来 僕をまだ離さずに 繋いでる蜘蛛の糸 キラキラと月夜に輝いて  明日の午後にはマーブル色したバスに乗り 遠くの街まで映画を観に行くつもりさ 泣きたくなったり何度も笑いをこらえたり 君なら絶対好きだよ  軋む振り子止まりそうに 揺れてる影見失った 祈るように泳いだ視線 夜明けと君は遠くて  細い線描く未来 君の持つパレットで 彩ってくれたなら もう何も欲しくない 次に待つ世界でも 君にまた出会えたら 辿ってく蜘蛛の糸 キラキラと月夜に輝いて  細い線描く未来 君の持つパレットで 彩ってくれたなら もう何も欲しくない 細い線絡む未来 僕をまだ離さずに 繋いでる蜘蛛の糸 キラキラと月夜に輝いて
存在理由Plastic TreePlastic TreeRyutaroRyutaroPlastic Treeこうしてうすいカーテンのうしろに立って居るんです それが僕の顔がぼんやり見えてる理由です  歪んだ僕の顔に君はキスをしてくれるかな?  外が揺らいでみえる窓は水族館の窓のようです 部屋を出ない僕は点滅する照明のひとつです  歪んだ僕の顔に君はキスをしてくれるかな? それがこわくて僕は薬をかんでフラフラ フラフラ  パパが死んで ママが死んで 君もいつか居なくなるから 僕はずっと ここでずっと座ったまんま壊れてく  それでもちゃんと僕はいろんな事が見えているんです  歪んだ僕の顔にはキスをしてくれるかな? それがこわくて僕は薬を噛んでフラフラ フラフラ フラフラァ フラフラァァァ ア―。
パラノイアPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree僕はまるで石になるアンモナイト 君が見つけてくれるのを待ってる きっとそれは禁じられた遊び まわる秒針の針を眺めてる  言葉は掌から砂のように サラサラとサラサラとこぼれてく  パラノイア 覚めない夢の中 パラノイア 踊りつづけて パラノイア 覚めない夢だから パラノイア 映ろう世界は 全部モノクローム  心臓の音だけしか聞こえない とても静かな闇でただ待ってる きっとこれは美しい自己犠牲 尖る秒針の針が痛いから  失くしたものを思い出そうとするけど ヒラヒラとヒラヒラと逃げてくんだ  パラノイア 覚めない夢の中 パラノイア 何を想うの? パラノイア 覚めない夢を見て パラノイア 膝を抱えたら どれくらいロンリー?  「ソレでいいの?」「コレでいいの。」 「本当なの?」「かまわないで。」 「解らないの?」「解りたいの。」 自問自答―。  パラノイア 覚めない夢の中 パラノイア 踊りつづけて パラノイア 覚めない夢だから パラノイア 移ろう世界は 全部モノクローム  全部モノクローム
本日は晴天なりPlastic TreePlastic Treeナカヤマアキラ長谷川正Plastic Treeここで見てる そこで見てる物語巡っている 今とは言わないけれど いつか描く事だけ出来るように  欠けたピック 適当に持って無造作に歪んでいく 爪が割れていくのがリアル 午後にでも出かけてみようか  切り刻むように 切り刻むように少しずつ色褪せて 思い出す度 思い出す度美しく彩るよ freedom freedom egotist  ラット踏み付けディレイ噛ます 繰り返す恐怖のエコー 孤独と言うか? そう言う君の不条理と何が違うんだ?  切り刻むように 切り刻むように少しずつ色褪せて 思い出す度 思い出す度美しく彩るよ freedom freedom egotist  わかってるのに わかってるのに少しずつ色褪せて 思い出す程 思い出す程美しい嘘になる こんな思い出 そんな想いで色褪せずいてほしい freedom freedom egotist  ここで見てた そこで見てた物語とぎれてる 今日は塞ぎ込んで またすぐに少しずつ描いてみよう
ジンテーゼPlastic TreePlastic Tree長谷川正ナカヤマアキラPlastic Tree疼き出す憂鬱はオレンジ色 窓越しになぞった飛行機雲 西日差すカーテン揺れてる影 バカだねと笑って何処かに消えた  いつの間にか浸りきった 心地のいい 甘い痛み 救いの無い世界よりも 楽になれる気がした それでもまだ足もとには 剥がれ落ちる 鈍い痛み かき集めてシロップ漬け 漂ったら泡に変わる  テーブルの上には枯れゆく花 もう水は差さずに眺めるだけ 麻痺してる悲しみ確かめれば 重なった未来も怖くないかな  目をつぶって怯えてても 明日は強く 腕を引いて まだ知らない景色の待つ 外へと連れ出すから 深い眠り沈む前に 邪魔なだけの 鈍い痛み かき集めてシロップ漬け 漂って泡に変わる  いつの間にか浸りきった 心地のいい 甘い痛み 救いの無い世界よりも 楽になれる気がした それでもまだ足もとには 剥がれ落ちる 鈍い痛み かき集めてシロップ漬け 漂って
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
冬の海は遊泳禁止でPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree冬の海は遊泳禁止で なんか誰もいなくていい感じ 映画でしか見た事ないような船が来るから ここで待ってよう ウミネコの巣は 岬のはしの灯台の上にあるけど 乗りおくれたら最後だから ちゃんと水平線を眺めてなきゃ  僕ら はずみで首をしめたり 心までしめたりしてしまうけど  ねぇ ねぇ 僕の目を見て ねぇ ねぇ そらさないで ねぇ ねぇ 四六時中 こんなにも 大好きで 大好きで  冬の海は水銀みたい 太陽は溺れてく寸前 きっといつか流した涙もこの海に帰っているんだね ウミネコの巣で身を寄せあって ヒナ達が眠っているように 僕達も体をくっつけて 2人の体温であたためあおう  笑っちゃうくらい 動きたくない ここ以外 行くあてもないんだけど  ねぇ ねぇ 僕の目を見て ねぇ ねぇ そらさないで ねぇ ねぇ 四六時中 こんなにも 大好きで 大好きで  ねぇ ねぇ 僕の目を見て ねぇ ねぇ そらさないで ねぇ ねぇ ちゃんと見ていて ねぇ ねぇ 離れないで ねぇ ねぇ 例えばこれが ねぇ ねぇ 嘘だとしても ねぇ ねぇ 四六時中 こんなにも 大好きで 大好きで  大好きで―。  冬の海は遊泳禁止で なんか誰もいなくていい感じ 灯台の明かりは届くかな? そして僕達もいなくなっていい感じ
月の光をたよりにPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Treeもう夜って気付くまで だいぶかかった 星屑のシグナル 遠いなぁ もうつかめない 僕は ほら 宇宙の底にいる  明日は会えるといいね 散る故に花は咲くけど  おんなじ月を見て どんな事を想ってるの? 金色の光をたよりに 君につながれたら  僕達の落としものは 夜空にまだ残ったままだから 眠らずに探さなきゃ 神様 まだページをめくらないで  明日は晴れるといいなぁ 散る故に花が咲くから  おんなじ月を見て どんな事を想ってるの? 金色の光をたよりに 君を探すから おんなじ月を見て きっと君は笑っていて 金色の光をたよりに 君につながって 僕も 少し 笑う
白い足跡Plastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree窓辺にはため息でガラスを曇らせた君 ひんやりと時間だけ部屋に流れて すまし顔冬の夜白くやさしい雪は降る 悲しみは美しくこころに積もった  騒いだ胸の意味さえ忘れてゆくから 淋しく笑う横顔ぼんやり見つめた  月も無い夜だけど光りは消えたりしないね 深い森迷い込む足元照らすよ すまし顔冬の夜白くやさしい雪は降る 知り過ぎた僕達を許してくように  振り向いても足跡はもう見えないから 帰り道が分らないこのまま消えそうで  ポケットに滑りこむ君の手は温かくて 何一つ変わらずにいて欲しい気がした  騒いだ胸の意味さえ忘れてゆくから 淋しく笑う横顔見つめた 振り向いても足跡はもう見えないから 戻れなくなる僕らはこのまま消えそうで
ロムPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Treeけっきょく 目が覚めたら 手つかずの世界がまた始まり 伴奏つきの夢の リアルな感触が残っていた 全部 モノクロじゃない 光まみれで君と手を繋いでいたっけ? そう繋いでたんだ  単純 僕の中で 素直に流れてる赤いモノと リンクしてるように 素直に回ってる日々の憂い 全然 消えそうにない 離してしまった憧れが募っていって また目をつむった  閉じた瞼の 赤い闇 何を見てたの? ほら 気づいたら ボンヤリと開いた  飾る花を探してみるよ 覚めた時間を辿りながら 邪魔な視界は無視しながら 冷たい針を戻して 冷たい針を戻して  迷走 無理承知で 試行錯誤くりかえして進む 感情 溢れ出して 言葉 仕草 涙 日々 切実 退屈 同じ景色 作りすぎた僕だけの窓を閉めていった もう見ないように  壊れそうなほど 何度でもドアを叩くよ ほら 気づいてよ 君の手で開いて  飾る花を探してみるよ 覚めた時間を辿りながら 邪魔な視界は無視しながら 冷たい針を戻して 冷たい針を戻して  飾る花を探してみるよ 覚めた時間を辿りながら 邪魔な視界は無視しながら 冷たい針を戻して  飾る花を探してみるよ 覚めた時間を辿りながら 邪魔な視界は無視しながら 戻していく  飾る花を見つけられたら 失くした声で唄いながら 見えない風を集めていくよ 冷たい針が回った 冷たい針が回った
センチメントマシーンPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Tree透明な人になれたなら 刷り込まれたりしないかな 窓の外には赤い空 かき鳴らすのは黒いギター  口笛 チグハグに泳ぐ クロール 水の無いプール  放っといてもいいよ きっとただの微熱 無理して強がり 手の付けられない センチメントマシーン 軋んでバラ色の夢を見る  純粋な人になれたなら 深い眠りにつけるかな 色んなものが欠けすぎて 立ちつくすのがやっとさ  瞬き 気まぐれに塞ぐ スピード 追いつけないレンズ  まるで幽体離脱 置き去りの退屈 想いに耽って 手の付けられない センチメントマシーン 軋んでバラ色の夢を見る  放っといてもいいよ きっとただの微熱 無理して強がり まるで幽体離脱 置き去りの退屈 想いに耽って もし壊れた僕に 差し伸べられるのが 君の手だったら 祈るように唄う センチメントマシーン 軋んでバラ色の夢を見る
名前のない花Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree鉄で出来た凹凸の街でずっと見慣れた夢も枯れそう  交差点はこもれ陽でゆらいだ 途方にくれて見失う道 サヨナラをたくさん思い出して ふいに浮かぶメロディー  とても輝いて見える空を錆びたブランコこいで仰ぐ  流れてく雲はなんか叙情的 隙間の青をずっと眺めた 舞いあがって想いも投げたら 憂い消えた  風が変わって 冷たい季節の予感で グルグル回る 切ない心飛ばされて 漂いながら 君にまで届けばいいな 僕だけの花 季節はずれに咲いたらいいな  未来まで透けるような、寒い空―――――。  言葉つむいで作る希望 明日を手さぐりでまた探す  色つけずに世界を描いた 君を書く絵の具だけ残してさ 出来たらすぐ見せに行かなくちゃ 褪せる前に  風が変わって 冷たい季節の匂いで キラキラしてる 素直な心気づいたよ ただ揺れながら 君の前で笑ってたいな 名前のない花 季節はずれに咲いたらいいな  未来まで抜けるような、寒い空――――――。  風が変わって 冷たい季節の予感で グルグル回る 切ない心飛ばされて 漂いながら 君にまで届けばいいな 僕だけの花 季節はずれに咲いたらいいな ただ揺れながら 君の前で笑ってたいな 名前のない花 季節はずれに咲いたらいいな  未来まで透けるような、寒い空――――――。
空中ブランコPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeこの手をつかんで 怖くないから 何処までもずっと君を連れてくよ ちいさな傷跡 裂けて笑うけど 君が愛しくて何も感じない  夢のテント 映る影が重なる ちゃんと僕が受けとめてあげるから  ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ求めてく 伸ばしている腕の向こうに君がいて 離れて 近づいて 僕らはただ繰り返す 繋いでいた腕を放したら闇の中、 堕ちて―――――――。  こぼれてくるのは 記憶の滴 涙目 鈍色 悲しい見せもの 耳をふさいでも響く笑い声 世界が終わるまで愛をあげるよ  ふぞろいでも 翼を手に入れたら きっと僕ら上手に飛べるから  ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ喘いでて 伸ばした手の先で君がほら笑ってて 傷つけ 舐めあって 涙がまたこぼれたら 絡めていた指がほどけてゆっくりと、 堕ちて―――――――。  ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ求めてく 伸ばしている腕の向こうに君がいて 離れて 近づいて 僕らはただ繰り返す 繋いでいた腕を放したら闇の中 ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ喘いでて 伸ばした手の先で君がほら笑ってて 傷つけ 舐めあって 涙がまたこぼれたら 絡めていた指がほどけてゆっくりと、 堕ちて―――――――。
GhostPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Tree笑ってた 狂っていた 絶えず泣きじゃくった 忘れてた感情が不安から魔が刺した 歪んでく視界 瞑想 動揺は醒め切った 忘れてた感情はよくて妄想で 埋葬  笑ってた 狂っていた ただ怯えきっていた忘れてた感情と よくて妄想を埋葬  この眼で この眼で見える映像全て 求めて 求めてすれ違い始めてく 奏でて 奏でて言葉だけ泳いで 壊れて 壊れて想いが零れ出す 「何時だって会いたい」って君からそう言われたら もう何も言えない もう何も言えない  笑ってた 狂っていた 誰と触れ合ったんだ 忘れてた感情が不安から魔が刺した 歪んだ儚い幻想 衝動は醒め切った 忘れてた感情はよくて妄想で 埋葬  この眼で この眼で見える映像全て 求めて 求めてすれ違い始めてく 奏でて 奏でて言葉だけ泳いで 壊れて 壊れて想いが零れ出す 「ずっと信じている」って君からそう言われたら もう何も言えない もう何も言えない  笑ってた 狂っていた ただ怯えきっていた忘れてた感情と よくて妄想を埋葬  この眼で この眼で見える映像全て 求めて 求めてすれ違い始めてく 奏でて 奏でて言葉だけ泳いで 壊れて 壊れて想いが零れ出す 一滴涙 だって君が笑ってくれたんだ 僕は強くなれる そんな気がするんだ
讃美歌Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Treeミッフィー 君 ウサギの目 悲しみ連れそって 何、見てるの? 妄想 針 尖る月 粘膜の夜に 深い傷跡を はかない 刹那の花 たやすく摘んでは また 燃やして くちづけ 多分 腐った蜜 涙の蒸気で ほら くもってくんだ  ムーンライト降って 回転木馬 グルグル回って 涙かわいて 心だけで どこまで飛べるの? 神様 堕落しちゃいそう――――。  讃美歌 色とりどりの世界で響いて君まで届いてよ キラキラ 夢の涙にふれたら全て許されてくような そんな気がして  錯覚 たやすく覚める 忘却しちゃえば 多分 幸せ 蜃気楼 花 不安色 解析不能の 僕の感情  トワイライトが来て 魔法が覚めても 君だけは消えないで 借りものの翼 バタつかせながら 神様、堕落しちゃいそう――――。  讃美歌 色とりどりの世界で響いて君まで届いてよ キラキラ 夢の涙にふれたら全て許されてくようで 讃美歌 色とりどりの世界で永遠の意味を教えてよ キラキラ 夢の涙があふれて全て救われてくから そんな気がしたんだ
cellPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree閉ざしきった心に朝を。 笑い絶えていく日に花を。 未完成な月夜に夢を。 被験者の僕に電極を。  不感症の目には涙を。 悲劇的な彼女に笑みを。 走り去った影に光を。 色のない世界には絵の具を。  アナグラムな思考に意味を。 スノビズムな思想に歌を。 バクテリアに至上の愛を。 傷口にはただ口づけを。  いつからだっけ? 何も感じなくなった。 なんでなんだっけ? うまく笑えなくなった。 ずっと永遠に信じれるものがあるの? いつか永遠に信じれるものがあるの?  ため息には狂想の日々を。 沈黙の点線に声を。 離人症に割れた鏡を。 フラスコのバラには孤独を。  ずっと永遠に信じれるものがあるの?  いつか永遠に信じれるものがあるの?
ダンスマカブラPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Treeガラクタみたいなベンチに座り込む詩人 重たい灰色背負った地獄の季節 呪いで脱げない靴履き踊るバレリーナ 「退屈しのぎに余興はおひとついかが?」  痺れた爪先が踊ったら バランスを失って瞬きのスピードで 螺旋を描いて落ちてくように 悪趣味な妄想が目を覚まし赤い舌出した  雨音・サイレン・天使はそっと羽ばたき 耳鳴り意識をべったり塗りつぶしたら 流れて来たのは歪んだ古い童唄 カゴから出れずに夜明けの晩に滑る影  痺れた爪先が縺れたら バランスを失って瞬きのスピードで 無限の坂道落ちてくように 悪趣味な妄想が目を覚まし赤い舌出した  ガラクタみたいなベンチに座り込む詩人 重たい灰色背負った地獄の季節 呪いで脱げない靴履き踊るバレリーナ 「退屈しのぎに余興はおひとついかが?」  痺れた爪先が踊ったら バランスを失って瞬きのスピードで 螺旋を描いて落ちてくように 悪趣味な妄想が剥き出しになって行く 痺れた爪先が踊ったら
怪物くんPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして妄想してんだ。  朝はめぐりぬ決起前夜。ひざをかかえた内向少年。 不安材料。被害妄想。 青い孤独を静かに燃やそう。 幼稚な気持。ガムシロップ。甘い思想は 吐き気をもよおす。 待ち望んでる救済の手。モノクルオシイ自己喪失感。  知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避を くりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして 妄想してんだ。  不確実感。ゆえに焦燥。誰かを求め共同幻想。 退屈は罪。もう、どれくらい 欠伸をかみ殺しているんだろ? 生きてるふりに飽きてしまって死んでるふりをして過ごしたりしてる。 自意識過剰。発育不全。ひとりよがりで咲きちらかして―。  知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして妄想してんだ。  朝はめぐりぬ決起前夜。ひざをかかえた内向少年。 不安材料。被害妄想。青い孤独を静かに燃やそう。  知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 わかりあえなくて、つながれなくて、現実逃避をくりかえして妄想してんだ。
crackpotPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic TreeGood Morning 意味在りげに猥褻 差し当たり血相スマイル さあ何処へ行く?今日は  僕らの基地がいいとはしゃぐ 悲鳴がやまない 毒牙が剥き出している  わだかまりは欲のようだ 在るが故に欲してみようか 傍からはきっと羨む声が 彼方へ導く意味も霞んで  わだかまりは欲のようだ 在るが故に欲してみようか 震えだした 壊れそうだ 笑いだした 廃人 栄華 血で血を染めてくケダモノの様だ 歪んだ火に舞い集う蛾の様だ 傍からはきっと羨む声が 彼方へ導く意味も 霞んで
針槐Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeピストルが欲しい 毒薬が欲しい 心の湖 広がる輪 広がる輪 見捨てられた景色 誰か探すけど 世界中が僕でいっぱいだいっぱいだ  そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく  押し殺してなきゃ ゴミみたいな感情 心の湖 ひきかえす ひきかえす あれは何て歌? 君は何て言った? 最後に知りたくて 聞きかえす 聞きかえす  そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく  ピストルが欲しい 毒薬が欲しい 心の湖 透きとおって 透きとおって 呼んでいるように 手を振りサヨナラ 契りあいで僕を 引き裂いて 引き裂いて  そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく  もう抜けないや 抜けないや 抜けないや 抜けないや
うわのそらPlastic TreePlastic Tree長谷川正長谷川正Plastic Treeうわの空 辿ったのは 幸せな 午後の記憶 紫陽花の 咲く小径を 急ぐ車輪  約束は 儚すぎて 何となく 不安だった 振り返る 君がそこで 笑うまでは  こぼれてく砂時計 胸の奥しまったなら 君と手を繋ぐたび 明日が霞み出した その先の事なんて 忘れて淡い夢が 続いてくような気がしてた  晴れた日は 寂しくなる 果てしなく広がる青 見上げてた 君がふいに こぼす言葉  本当は ただ優しく 抱き寄せてあげたかった うつむいたまま口笛 そっと吹いた  メロディーが途切れたら 行くあても無いままで 並んでた長い影 静かに離れ出して 気がつけば少しずつ 足早になる君が 届かないほど遠く見えた  うわの空 辿ったのは 幸せな 午後の記憶 翳り出す 前にはもう やめておくよ  こぼれてく砂時計 胸の奥しまったなら 君と手を繋ぐたび 明日が霞み出した もし笑顔曇る日は 君が好きな唄を 口笛で吹いてみた メロディーが途切れたら 行くあても無いままで 並んでた長い影 静かに離れ出して 気がつけば少しずつ 足早になる君が 届かないほど遠く見えた
comic youthPlastic TreePlastic TreeナカヤマアキラナカヤマアキラPlastic Tree夢中で読んだのは僕だけか 君の手紙は嘘 曖昧すぎて鬱 それでも最後迄 読んだんだ 破り捨てる事は いつでも出来るから  少し背伸び 今日に帰る 意味を書き留めとくよ  優しく笑ってるのに 本当も嘘もないんだろう 嬉しいフリが得意気 宛ら操り人形 悲しい哉 本当にささやかだと感じた 何想い 涙する 過ぎ去って 過ぎ去って今更  来るって言ってる 本当かなぁ 君の言葉は嘘 曖昧すぎて鬱 あれから最後迄 続けて 一人きりで ずっと眺めた 写真 傘  雨の日には思いだすよ すぐに書き留めとくよ  優しく時に我侭 本当も嘘もないんだろう 嬉しい程に不機嫌 宛ら三流喜劇 悲しい哉 本当に忘れてしまう気がした 何想い 涙する 過ぎ去って 過ぎ去って今更  優しく笑ってるのに 本当も嘘もないんだろう 嬉しいフリが得意気 宛ら操り人形 悲しい哉 本当にささやかだと感じた 何想い 涙する 過ぎ去って 過ぎ去って  悲しい哉 本当は寂しいフリが好きだから 何想い焦がれても 過ぎ去って 過ぎ去って今更 今更今更今更
夢の島Plastic TreePlastic Tree有村竜太郎有村竜太郎Plastic Tree悪魔が来たよ 唄いながら 「望んでた世界はどう?」って 問いかけてくる 救いの手も もうどうやら つかめそうにない 僕の特技は独りぼっち 「居場所なんかなかった。」って答えてみた とても綺麗な日 希望も灰になりそうな 夢から覚めるための呪文が 思いだせないのは 何故だろう?  目にうかんだ愁しみを捨てに 何処に行こう? キラキラした夢の島 何処にあるの? 燃えて消えないゴミ達と 朽ちていきたいよ キラキラした夢の島 一緒に行こう  目にうかんだ愁しみを捨てに 何処に行こう? キラキラした夢の島 何処にあるの? 燃えて消えないゴミ達と 朽ちていきたいよ キラキラした夢の島 一緒に行こう
グライダーPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree正午を少し過ぎた、暑い午後。 「カルピスが飲みたいな。」焦がれる僕を乗せて、 自転車はカラカラと走ってく。 夏が消えかけてる、止まってる噴水を回ったら ヒンヤリ気持ち良くて、ないはずの水滴を数えてた。 誰かと話したいな。キズいたらキズついていくって事。 携帯は電池切れだぁ。 あきらめて踏み込んで、ディレイかけた。  なんとなく浮かんでるような、そんな気分。 まるでグライダー。 センチメンタル、感じながら飛んでくよ。 僕はグライダー。  錯覚はすぐに覚めるけど。 錯覚はすぐに覚めるけど。  なんとなく浮かんでるような、そんな気分。 まるでグライダー。 センチメンタル、感じながら飛んでくよ。 僕はグライダー。 そっちまで行くから。そっちまで行くから。 こんな風に、ほら。こんな風に、ほら―――。  変な夢、見ては自嘲気味。 笑う、笑う、笑う。
ペットショップPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree死にたがりのハムスターがペットショップで回ってる。 ねばりつく熱帯魚の感覚。 風船乗りにでもなりたい。 いっぱいの虫の卵でこんなに頭がふくれるんだ、破裂しそう。  全部、バクテリアの世界。 本当は僕らのものじゃない。 だから何も感じないや、別に。別に。別に。  電線の上、綱わたり。合唱部は悲しい唄。 イワンのバカは落下してった。 誰もいない市営プール。非常階段にはふたり。 抱きあっても混じる事はない液体。  全部、バクテリアの世界。 本当は僕らのものじゃない。 だから何も感じないや、別に。別に。別に。  どうか僕に武器をください。 駄目なら薬でもかまわない。 間違い探しはもう、おしまい。おしまい。おしまい。  全部、バクテリアの世界。 本当は僕らのものじゃない。 だから何も感じないや、別に。  暗がり―――。 閉まったペットショップでハムスターは回り続けてる。 「カラカラ……」 千回、二千回、三千回、何千回? 死んだ。
懺悔は浴室でPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree浴室の床。 流れだしてく今日の懺悔は、排水口の中。 減っていく罪はやさしい水の音。 誰かにそっと口うつししたい、 ザワザワしてる僕の中の悪魔。 真白い灯り、目眩いに似ていた。  ねぇ、 溶けて僕の心が冷たいとこへ流れていくよ。  残酷なくらい僕を洗ってく。  ねぇ、 溶けて僕の心が冷たいとこへ流れていくよ。 ねぇ、 じわりじわりと溶けて冷たいとこで澱んでいるよ。 澱んでるよ、澱んでるよ、 澱んで―――。
赤い靴Plastic TreePlastic Tree長谷川正ナカヤマアキラPlastic Treeまるで、意味不明な落書きみたい。心模様。 何を話せばいいの?もつれた糸がほどけない。  鈍く光った切れないハサミ。音を立てたら―――。  遠くで聞こえる。 「赤い靴」みたい、誰かが連れ去ってくよ。 気まぐれな白昼夢。 覚めるのも早いから、また後で手紙を書くよ。  嘘も嫌いじゃない、傷つかないですむなら。 何を話せばいいの?絵本を開けて見たけれど。  破けてばかり。黒山羊鳴いた。ピアノ線切れた―――。  遠くで聞こえる。 「赤い靴」みたい、誰かが連れ去ってくよ。 気まぐれな白昼夢。 覚めるのも早いから、また後で手紙を書くよ。  鈍く光った切れないハサミ。音を立てたら―――。  遠くで聞こえる。 「赤い靴」みたい、誰かが連れ去ってくよ。 気まぐれな白昼夢。 覚めるのも早いから、また後で手紙を書くよ。 ときめきはいつだって僕だけを置き去り。 長い影、残してさよなら。 気まぐれな白昼夢。 覚めるのも早いから、また後で手紙を書くよ。 書くよ。
ガーベラPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree天気予報は今日もはずれてた。 気付いてた僕はなんとなくアクビのふり。 観察している屋上で、 側に居ない君を風色で描こうとした。 きっと向こうは通り雨に変わった。 空想みたいなマーブルの雲。  「ガーベラが揺れている朝に会いに行くよ。」 日に向かう花になれるようで僕は目を閉じる。 別に嘘でもいい、そんな気でいよう。 ゆらり、風にのって―――。  名曲が似合う空模様。 眺めてる僕はパノラマの景色の上。 ピンとこないメロディー口ずさむ。 側に居ない君は風色で流れだした。 ずっと世界は止まっていたみたい。 落下しないようじっとしてた。  「ガーベラが揺れている朝に会いに行くよ。」 日に向かう花になれるようで僕は目を閉じる。 別に嘘でもいい、そんな気でいよう。 ゆらり、風にのって―――。  「コレカラ」も嘘で、「ソレカラ」も嘘で、「サヨナラ」だけ本当で。  「ガーベラが揺れている朝に会いに行くよ。」 日に向かう花になれるようで僕は目を閉じる。 真っ直ぐで真っ白な日差し、いつか射して、 壊れてく白日にきれいな夢を見ていた。 別に嘘でもいい、そんな気でいよう。 ゆらり、風にのって。 ゆらり、風にのって―――。
千葉市、若葉区、6時30分。Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeモノレール 無人駅 自転車の山 立て看板 雨上がり 傘の先 ターミナル ■■■の犬 くわえた缶 小さい歯 つくり笑い ロボトミー 着信音 喋り声 ヘッドホン ジャニス・イアン  ヒラヒラ憂鬱は、チカチカして目に グサグサ刺さって ズキズキ痛いなぁ  ヒラヒラ憂鬱は、チカチカして目に グサグサ刺さって ズキズキ痛いなぁ  坂の上 住宅街 川の側 歩く僕 帰り道 6時30分 目に眼帯 ものもらい
理科室Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree理科室で外を眺めてた。グラウンドは誰もいないや。 僕はただ火をつける真似。灰にする、そっと全部―――。  ゆらいで、ゆらいで、君の笑顔歪んだ。 ちゃんと、ちゃんと、見れなくなるくらい。 なんで、なんで、涙がこぼれるの? 理解はできないけど、 答えなんかいらないから空を仰ぐ。  インチキな言葉と感情はフラスコのなかで混ざった。 擦り減って、失くなってしまうよ。まるで僕、白いチョークだ。  にじんで、にじんで、キラめいて見えるんだ。 不安で、不安で、考えるのも嫌だ。 そして、そして、ボンヤリ思うのはいちばん遠いところ。 それはきっと、 多分きっと、君の心―――。  わかりあう事が愛だって聞いた。それが本当ならみんなひとりぼっち。 ずっと、ずっと。  ゆらいで、ゆらいで、君の笑顔歪んだ。 ちゃんと、ちゃんと、見れなくなるくらい。 なんで、なんで、涙がこぼれるの? 答えなんかいらない!  にじんで、にじんで、キラめいて見えるんだ。 不安で、不安で、考えるのも嫌だ。 そして、そして、ボンヤリ思うのはいちばん遠いところ。 それはきっと、 多分きっと、君の心―――。  こんな僕を燃やすだけの火をください。
散リユク僕ラPlastic TreePlastic Tree竜太朗AkiraPlastic Treeあの日、空は眩しくて、 少し寒い午後でした。  にじむインク気にしては 言葉つむぎ絵空事。 それで出来た青痣は 綺麗だから見せたいな、 君に………。  吐き出して  吐き出して 吐き出したけど、 意味なんて  意味なんて 何にもなくて、 瞬間も永遠も変わんないから 悲しくて君の手だけ、 僕はギュッと、握ってるんだ。  飾る花は散りました。 だから僕は出掛けます。 白い僕のため息で、 外はまるで磨りガラス。 少し早く歩かなきゃ、 そして君に会いに行こう すぐに………。  なくなって なくなって しまいそうでも、 何百回  何千回 祈ってみた。 感情も感傷も欲しくないから 悲しくて君の手だけ、 僕はギュッと、握ってるんだ。  冬の日。 遊園地。君とふたり。 泣き出す子。 観覧車。傾いた日差し。 花咲いた、 花裂いた、 その瞬間ほら、 このまま散リユク僕ラ。
アブストラクト マイ ライフPlastic TreePlastic TreeTadashiTadashiPlastic Tree麻酔の切れかかる午後は神経が剥き出しになる… 花瓶に差した花を見て美しいなんて思わない… 針の先から溢れ出す透明な血を思い出す… 君がほほえんだとしても 私はただのキカイになる…  鳥籠からカナリアが裏切って逃げ出してゆく… 私の中にある「軸」が少しずつ歪んでしまう… なつかしい匂いは白いタイルの影に隠れてる… 子宮の記憶をなくして 私はだだのキカイになる…  塗りつぶした本能に答えが隠されていれば… 絶望の手掛かりさえもみつけだすことができる… 塗りつぶした本能に答えが隠されていれば… 絶望の手掛かりさえもみつけだすことができる…  ABSTRUCT MY LIFE…
本当の嘘Plastic TreePlastic TreeRyutaroTadashiPlastic Tree僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて 陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう 水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ  赤い月を眺めてたから 泣きたいほど僕の不安は いつも記憶の片隅に かさぶたみたいに残るよ 痛いくらい きれいだったけど 光の中の僕の影を あの高い観覧車で 誰か笑った気がした  羊のぬいぐるみを着たまま 痩せた男の子が戯けて 吐く息を白くさせて 祈るように手を合わせた あの子と空の間には 透明な何かがあるから きっと願いは届かない 少し寒くなる遊園地。  何もかも嘘になる、誰も居なくなる。  僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて 陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう 水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ  幻のベルが鳴り 景色が霞みだせば 何もかも嘘になる、誰も居なくなる。  僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて 陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう 水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ  やさしく緑色の雨が 街のすべてに降りそそぐ 道のはじで探していた 僕をやっと見付けた イスの上に 花の上に 足が無いロバの背中に 細かい雨が降りそそぐ、僕の上にも。
鳴り響く、鐘Plastic TreePlastic Tree竜太郎Plastic Treeあのね、 雨上がりの空 見つめすぎた駄目な僕は 何もかもがわからなくて 希望的観測を日記の中に書き綴って また見上げた ぐちゃぐちゃにまぜ合わせてた絵の具の色に 塗り変えた空に僕は手をかざして うまくしゃべれるように 誰にでも笑えるように 願い続けた  どこかで鐘が鳴り始めた どうして君は泣いているの?  あのね、 「おやすみなさい。」って きちんと僕は言ったのに つぶれた目の螺子が痛くて 眠れなくなった僕は エピローグの続きをただ作り続けた いっぱいこわれた時計を 部屋の隅っこに並べて 時間を数えて遊んだ そんな僕を無視して 灯りはひとつずつ消えて なくなりだした  どこかで鐘が鳴り始めた どうして君は泣いているの?  降り注ぐ雨の中で ほら、雲の向こう 鐘の音がまた響いた
スノーフラワーPlastic TreePlastic Tree竜太朗Plastic Tree座り込む猫みたく 空にただ震えてる 冴えわたる空気の中 逃げよう 汚れた水みたいな 怯えがにじむ夢が 覚めた時みたい (否定的だ、今の僕)  茶色い靴をはいて 冬の夜外へ出る 明るい唄をくちずさみ 歩いた 雪のなかでクルクル まわりだし踊る僕 寝ころびたい衝動に 駆られたら  雪に咲く花を喰べ 僕はただ眠るんだ  雪に咲く花を喰べながら 僕はただ眠りたい  かじかんだ君の手が 冷たくて気持ちいい (このままずっとそばにいて) 昨日と違う僕の手の中で 溶けてゆく なまあたたかい 水に溶けた  ゆきがあとすこしだけ ふりつづけてくれれば いろはすぐに とうめいに ほら、 ゆきがあとすこしだけ ふりつづけてくれれば いろはすぐに  とうめいに ほら かわるよ。
水葬。Plastic TreePlastic Tree竜太朗Plastic Tree蜘蛛の糸 張りつけている 泣き顔の ピエロがまた 夜が濃く なりだしたら ベットの下 這いでてくる 屋根裏に閉じ込めてる あの子供は きっと僕で 逆さまに ぶら下がって ねじれたまま 宙吊りなんだ  可笑しくて 吐きそうなんだ 耳の奥が ちかちかする 嫌な音 頭の上 あいかわらずまだ宙吊りだ  僕はただ眺めた 月明かりで誰が回る 影になって顔がよく 見えない (見えないけど きっと…)  眠りながら 記憶の僕 海の底に沈んでくよ 眠りながら 記憶の僕 海の底に沈んでくよ  ゆらゆら 僕 深く暗い 海の底に沈んでくよ ゆらゆら 僕 深く暗い 海の底に沈んでいくよ  「月明かりの下、誰が回るの?月明かりの下。」
ねじまきノイローゼPlastic TreePlastic Tree竜太朗Plastic Treeとおくでこもりうたが きこえてめをさます なぜだかゆびのさきが つめたくしびれてる やぶけたぬいぐるみが いきなりしゃべりだす 「ほんとうのきみのことを おしえてあげる」って  しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく  たべかけのちょこれえとを くちのなかでとかして おかしなぎしきがただ おわるのをまってる わたをだしぬいぐるみは まだまだしゃべりつづける くるったばいおりんに にてるきみのきらいなあのこえで  しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく  きみがぼくにくれたものはなに? きみがぼくにくれたものはなに?  しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく しろいはな どこにさく よごれたてのひらにさく  きみがぼくにくれたものはなに?きみがぼくにくれたものはなに? きみがぼくにくれたものはなに?きみがぼくにくれたものはなに? なあに?
まひるの月Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeみんなキラキラして 嘘に見えて不安だから 7月の高すぎる青い空は嫌いなんだ  雨の後に濡れた細い道で 忘れられた薄い透明なビニール傘 僕みたいに風で飛んだ  ずっと繰り返す 脆弱なうたごえの 蝉の声で狂いそうだ (うるさくてたまらない!) まひるに出る 細く長い三日月の切っ先が 針のように静かにそっと僕に刺さってた  胸が痛くなりだして 息が出来なくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで  胸が痛くなりだして 息が出来なくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘ぎ続けていた  水槽で泳ぐ金魚 (さっきからあおむけで ういてみたり、しずんだりして、 まるでぼくのまね?) まひるに出る 細く長い三日月の切っ先が 針のように静かにそっと僕に刺さってた  胸が痛くなりだして 息ができなくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで  むねがいたくなりだして  いきができなくなるから  さんそがたらないぼくは  なきながらあえいで  そしてめをとじた
クローゼットチャイルドPlastic TreePlastic Tree竜太朗Plastic Tree洋服箪笥の奥の照明に 照らされている髪のない少女たち 僕に差しだす黒い皮の手帳 なぜか僕は逃げたくなり怯えてる  あなたは私のとても大切な 帽子を奪って笑って駆けてゆく それはとても酷くて悲しい事 流れてる景色はいつも霞んでる  ずっと鐘の音なら 耳の奥の中から いつも響いてくる いつも響いてくる  埃だらけの映写機が音をたてて みんなが好きな同じ情景(シーン) くりかえしてる  ずっと鐘の音なら 耳の奥の中から いつも響いてくる いつも響いてくるくるう  埃だらけの映写機が音をたてて みんなが好きな同じ情景(シーン) くりかえすんだ 埃だらけの映写機が音をたてて 「アー、」 みんなが好きな同じ情景(シーン) くりかえすんだ みんなが好きな みんなが好きな 「ハハハハハ。」
痛い青Plastic TreePlastic Tree竜太朗TadashiPlastic Treeスライド写真の景色が変われば 弱虫の僕がとり残されてた 青いインクが飛び散るよ 胸のあたり 痛いくらい綺麗だから 僕は泣いたんだ 夜の公園のブランコで 誰かのケラケラと笑う声を聞いたんだ もしかしたら側にある花壇の中? それともアレの泣き声? (違う、君の声だ)  街灯の下で立ってる君はひどく悲しそうで 今にも消えてしまいそうだ (いやだ いかないでよ ねぇ)  目の前の影がゆらぐたび 悲しみの色があふれてく あおい青 肺のなか全部 広がって 濁りはじめたら  目の前の影がゆらぐたび 悲しみの色があふれてく あおい青 肺のなか全部 (痛い青) 広がっていく 濁りはじめたら
割れた窓Plastic TreePlastic Tree竜太朗Plastic Tree昨日 夢を見た 欠けたはずなのに 動く君がいて せまい廊下の 薄明りの下 子猫と踊ってる  泣いている様な 笑っている様な 不思議な顔だから 僕は気付かない フリをし続けた 夢から覚めるまで  割れたガラス窓を 開けたら今すぐに 答えを見付けなきゃ 見付けられない僕 咽がカラカラになる また こぼれた――――――。  ふかく ふかく ふかく 水彩に揺れ動く 僕の意識はただ まるで まるで まるで 沈んでいくみたいに ゆっくり溶けだしていく  夢の色、ゆらり 濃くなる  割れたガラス窓を 開けたら今すぐに 答えを見付けなきゃ 見付けられない僕 咽がカラカラになる また こぼれた――――――。  ふかく ふかく ふかく 水彩に揺れ動く 僕の意識はただ まるで まるで まるで 沈んでいくみたいに ゆっくり溶けだしていく  溶けて 溶けて 溶けて なにもわからなくなる 僕の意識はだた ずっと ずっと ずっと なにもわからなくなる ずっと ずっと ずっと そのまま
エーテルノートPlastic TreePlastic Tree竜太朗TadashiPlastic Tree僕だけがうつむき 言葉を選んで喋りだしてた ふいに子供じみてる感覚 ミルクのあまさにとけた  飲み干した瓶の中に 秘密をひとつ落として 砂糖とアルコールと檸檬を足して 「すこし自閉的な僕」が いつか要らなくなるまで 地下室の棚に隠してしまったんだ  目隠しをしたまま 飛行機に乗ってる病気の天使 ひくく飛びはじめてる 景色に迫って途切れて消えた  ゆるやかなカーブ描き フィルムの一コマになる そこに立ち尽くして待っている僕が カメラのレンズ覗いた 見飽きて閉じてしまった 瞼の裏側 走るパルス。  おかしくなるスピードで連れていって ぼやけてしまう日溜まりに寝ころがって 希望的な言葉 ノートに書きなぐる 悲しい僕は嘘つきの詩人になる  触れない光 反射してこわれて こぼれ落ちて僕にいつまでも降りかかる プラスティックの光の粒 散らかりだしてく あのガラス瓶を地下室に取りにいこう
トランスオレンジPlastic TreePlastic Tree竜太郎Plastic Tree日曜の朝 ひとりで 僕をさがしに 出かけた おととい読んだ 絵本と かなりずれてる 世界で  外が白くなりだす  僕をいつか照らしはじめた もうすぐ行かなきゃ、  ぺンキが剥げたバスに乗った 僕はにやけてて 不自然 右側のカベ きらいな ことばが四つ ゆれてる 見て、  外が白くなりだす  僕をいつか照らしはじめた もうすぐ行かなきゃ、  「さよなら。」 ビルの上で 僕は やぶいた写真を ばらまいて おどけたままで 手をふりながら オレンジ色のなか つぶやいた  外が白くなりだす  僕をいつか照らしはじめたなら もうすぐ行かなくちゃ、  「さよなら。」 ビルの上で 僕は やぶいた写真を ばらまいて おどけたままで 手をふりながら オレンジ色のなか つぶやいたんだ  僕の居場所 嘘だったみたいに なくなった 誰からも嫌われた僕が  いつも いつまでも  オレンジ色の世界でつぶやくんだ
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