| 黒百合の歌知里 | 知里 | 菊田一夫 | 古関裕而 | 椿拓也 | 黒百合は 恋の花 愛する人に 捧げれば 二人はいつかは 結びつく あゝゝ…… あゝゝ この花 ニシパに あげようか あたしはニシパが 大好きさ 黒百合は 魔物だよ 花のかおりが しみついて 結んだ二人は はなれない あゝゝ…… あゝゝ あたしが死んだら ニシパもね あたしはニシパが 大好きさ 黒百合は 毒の花 アイヌの神の タブーだよ やがては あたしも 死ぬんだよ あゝゝ…… あゝゝ |
| 純愛記~大切な宝物~中西りえ | 中西りえ | 日野浦かなで | 樋口義高 | 椿拓也 | 窓の景色に あなたを感じてる 懐かしい街も重なって 胸が震えたの 帰りに偶然を装い 待っていたホーム 「好きよ」の三文字 言えないままに 今では幸せに 暮らしているけれど 臆病な心に 見つけたあの恋は 誰にも壊せない 宝物 やっと出逢えた 優しい人だから 何ひとつ 不満などないのでもね…ふと思う あなたへまっすぐに 気持ちを伝えていたなら 違った暮らしを してたでしょうか 今でもあの笑顔 変わっていませんか この胸に残った 少しの後悔も 私の大切な 宝物 季節を繰り返し 大人になるけれど 色褪せることない 大事なこの恋は 心にしまってる 宝物 心にしまってる 宝物 |
| ペナン島音頭はやしみりい | はやしみりい | 建石一 | 建石一 | 椿拓也 | ペナンサクラは 愛の花 サァサ 一度は見においで 咲いた咲いたの 真ん中で サァサ 踊ろう ペナン音頭 一度来たなら 二度三度 サァサ 南のこの島で 元気元気で 幸せに サァサ 花咲く ペナン音頭 ペナンサクラは 恋の花 サァサ 笑顔の花の色 弾む心で 輪になって サァサ 踊ろう ペナン音頭 空で見ている お月さま サァサ 一緒にひと踊り 海につられて 白い風 サァサ みんなで ペナン音頭 ペナンサクラは 夢の花 サァサ 世界の旅人も 揃い浴衣で お友達 サァサ 踊ろう ペナン音頭 ペナンよいとこ よい島よ ペナンサクラの 咲く島よ 歌と踊りと 手拍子に サァサ 花咲く ペナン音頭 |
| 偽りのくちびる原田波人 | 原田波人 | 伊藤美和 | 夢人ゆうき | 椿拓也 | 僕のことだけを 愛していると 肩にもたれ 言ってくれたよね どんな噂も 気にしないよ 心ザワつく スキャンダルだって 気まぐれで わがままで だけど可愛くて… 嘘も言い訳も そっと塞ぐように 重ねる甘い 偽りの 濡れた 君のくちびる 愛を探してる 子猫のように 僕の胸で 泣いて震えてた 雨に打たれて 透けてたシャツ 胸に溢れる 哀しみに見えて 寂しくて 臆病で だけど可愛くて… 強く抱きしめて 恋に堕ちて行く 冷たく熱い 偽りの 濡れた 君のくちびる 気まぐれで わがままで だけど可愛くて… 嘘も言い訳も そっと塞ぐように 重ねる甘い 偽りの 濡れた 君のくちびる 濡れた 君のくちびる |
| 永遠の一秒 ~Stretched love~原田波人 | 原田波人 | 伊藤美和 | 夢人ゆうき | 椿拓也 | 君の笑顔は 永遠の一秒 いいよ 終わりにするなら どちらか別れを 言い出せば そっと さよならするのが 最初に二人で 決めた約束 あの頃こんな日が 来るとは思わずに 時間は街並みも 心さえ変えてしまったね 君の笑顔は 永遠の一秒 瞳に焼き付いてる きっと忘れることはないから 君が 忘れたルージュで 鏡にgood-bye 書きなぐる いっそ 遊びの恋なら こんなに哀しく なかったんだね 背伸びをした恋を したのが過ちと 失くして気がついた 優しさに甘えてたことを 君と過ごした 永遠の一秒 クールな振りしてても 胸の涙は止まらないから 君のすべてが 永遠の一秒 あんなに輝いてた 二度と戻らぬ日々をありがとう |
| ふるさとの景色原田波人 | 原田波人 | 伊藤美和 | 夢人ゆうき | 椿拓也 | まぶた閉じれば 聞こえます 小川のせせらぎ そよぐ風 メダカを追った 遠い夏 森から聞こえる 蝉しぐれ 都会の暮らしに 染まった今でも 忘れられない 音がある 心に聞こえる あの音は ふるさとの音 ススキかき分け かくれんぼ ごろんと見上げた 広い空 夕焼け小焼け 遠い秋 優しく名を呼ぶ 母の声 都会のせわしい 毎日だけれど 忘れられない 色がある 心に描いた あの色は ふるさとの色 時間(とき)がどんなに 流れても 変わらぬ大事な ものがある 仰げば尊し 遠い日々 涙で歌った 友の顔 都会に出てきて 何年過ぎても 忘れられない 唄がある 心に聞こえる あの唄は ふるさとの唄 |
| 雨のアカシヤ真咲よう子 | 真咲よう子 | 大久保與志雄 | 桂木潤 | 椿拓也 | 雨降る夜に 暖簾を出して 夜中に落とす 化粧の香り あなたを待って もう二年 好きなお酒も ここにある 雨よ降れ もっと降れ そして連れて来い わたしは 夜に咲く 雨のアカシヤ 着物がいいと やさしく抱かれ ボトルの名前を なぞってみたの かんざし解(と)いた あの夜は 帯に広がる 雨の跡 雨に咲け もっと咲け そして夢に咲け わたしは 夜に咲く 雨のアカシヤ 窓辺を叩く 激しい雨に ふらりと帰る 気がしているの あなたの声を 聞きたくて ひとり止まり木 飲んでいる 雨よ降れ もっと降れ そして連れて来い わたしは 夜に咲く 雨のアカシヤ |
| 片恋川真咲よう子 | 真咲よう子 | 大久保與志雄 | 椿拓也 | 椿拓也 | この恋を 捨てに来た 涙と一緒に この川へ あなたの言葉 信じてた 世間がなんと 言おうとも おんなの未練を 断ち切る為に 二度と渡れぬ 片恋川よ この命 掛けたのに はかなく砕けた 恋ごころ 川面に揺れる 笑い顔 あの日の事は 忘れない おんなの未練を 断ち切る為に 二度と帰れぬ 片恋川よ この髪の 残り香は 二人で過ごした 恋ごよみ 夜店で買った 簪(かんざし)を 思いと共に 投げ捨てて おんなの未練を 断ち切る為に 二度と戻れぬ 片恋川よ |
| 恋つばめ真咲よう子 | 真咲よう子 | 大久保與志雄 | 椿拓也 | 椿拓也 | 春を待たずに 冬の海峡 いのちを賭けて 渡って来たの 逢いたくて 逢いたくて いますぐ逢いたくて 世間が何を 言ったとしても あなたの言葉 信じていくわ わたし一途な 恋つばめ もしもあの時 出会わなければ 温もり今も わかりはしない 逢いたくて 逢いたくて いますぐ逢いたくて どんなに辛く なったとしても あなたが居れば 堪(こら)えていける わたし一途な 恋つばめ 雨に濡れても 風が吹いても 夢見る明日を 信じて飛ぶの 逢いたくて 逢いたくて いますぐ逢いたくて この先なにが あったとしても あなたを支え 暮らしていくの わたし一途な 恋つばめ |
| 白河慕情真咲よう子 | 真咲よう子 | 大久保與志雄 | 椿拓也 | 椿拓也 | ふたりで差した 恋傘(こいがさ)あずけ ひとりで辿(たど)る 南湖(なんこ)のほとり 気が付きゃ肩に 未練の雨が つらい心を 締めつける 明日(あした)の夢が あしたの夢が 波間に消える… 白河慕情(しらかわぼじょう) あの日を思い 元湯の甲子(かし)に 消えては浮かぶ あなたの声が 枕を濡らす 涙の露(つゆ)が 頬に広がる 冷えさせる おぼろの月も おぼろの月も 宿から見える… 白河慕情 破れた恋の 傷あと疼(うず)く 変わらぬままの 小峰(こみね)の城は 縋(すが)って追える 勇気があれば こんな別れが 来ぬものを さくらの様に さくらの様に 花びら散らす… 白河慕情 |
| 宗右衛門町ブルース真咲よう子 | 真咲よう子 | 平和勝次 | 山路進一 | 椿拓也 | きっと来てねと 泣いていた かわいあの娘(こ)は うぶなのか なぜに泣かすか 宗右衛門町よ さよならさよなら また来る日まで 涙をふいて さようなら 街のネオンも 消えてゆく うぶなあの娘も 消えてゆく なぜかさびしい 宗右衛門町よ さよならさよなら うしろ姿も 夜霧にぬれて さみしそう いちょう並木に 春が来る 君にも来るよ 幸せが なぜかかなしい 宗右衛門町よ さよならさよなら もう一度だけ 明るい笑顔を みせとくれ |
| 遠い思い出真咲よう子 | 真咲よう子 | 大久保與志雄 | 椿拓也 | 椿拓也 | 遠い記憶の 初恋は 告げられなかった 淡い思い出 並んで座った 砂浜で 波音だけが 聞こえてた… 好きだった 好きだった あの人を いま頃 何をしてますか 町に旅立つ 桟橋で 涙を隠して 手を振る私 「元気でいろよ」と 叫んでた フェリーのデッキが 遠くなる… 好きだった 好きだった あの人を いま頃 何をしてますか 夕日に染まった 砂浜に 二人で聞いてた 波音が… 好きだった 好きだった あの人を 今でも聞こえる あなたの声が… |
| 白い花の咲く頃松阪ゆうき | 松阪ゆうき | 寺尾智沙 | 田村しげる | 椿拓也 | 白い花が 咲いてた ふるさとの遠い夢の日 さよならと云ったら 黙ってうつむいてたお下髪 悲しかった あの時の あの白い花だよ 白い雲が浮いてた ふるさとの高いあの峰 さよならと云ったら こだまがさよならと呼んでいた 淋しかった あの時の あの白い雲だよ 白い月がないてた ふるさとの丘の木立ちに さよならと云ったら 涙の眸(ひとみ)でじっとみつめてた 悲しかった あの時の あの白い月だよ |
| 京の夜嵐水沢明美 | 水沢明美 | もず唱平 | 三山敏 | 椿拓也 | 比良八荒(ひらはっこう)の荒れ仕舞い 京の夜嵐 大寒小寒(おおさむこさむ) 春が近いというのなら 伝えておくれ あのひとに 三月(みつき)と十日も 三月(みつき)と十日も 指折り待った 若狭(わかさ)の海が恋しいと 京の夜嵐 どうして狂う なんぼ遠(とお)ても十八里 鯖街道(さばかいどう)の峠越え ひと晩急げば ひと晩急げば 朝にはつける 加茂川沿いの赤い灯を 京の夜嵐 脅しちゃならぬ しょせん この世じゃ添えないと 覚悟の前の二人です 一夜(ひとよ)の幸せ 一夜(ひとよ)の幸せ 赦(ゆる)しておくれ |
| 住之江の恋水沢明美 | 水沢明美 | 麻こよみ | 水森英夫 | 椿拓也 | 夜更けの 住之江(すみのえ) 松風泣いて 来ないあなたを 待ちわびる 好きと私を 抱いたのは その場限りの いつわりですか 夢の通(かよ)い路(じ) 今夜の夢で どうぞお願い 逢いに来て あなたの優しさ 思えばつらい 痩(や)せて行(ゆ)きます この胸が 情け交わした 幸せは 二度と戻らぬ 幻ですか 夢の通(かよ)い路(じ) 今夜の夢で どうぞ私を 抱きしめて 夜明けの 住之江(すみのえ) 寄り添いながら 聞いたかすかな 波の音 あなた今頃 どこにいる ふたりこのまま お終(しま)いですか 夢の通(かよ)い路(じ) 今夜の夢で どうぞお願い 逢いに来て |
| 虹の橋水沢明美 | 水沢明美 | 麻こよみ | 水森英夫 | 椿拓也 | 浮き世しぐれの 冷たさに 心震える 夜もある 夢を捨てずに 暮らしたら いつかいい日が きっと来る 雨のち晴れで いいじゃないか 誰に見られる こともなく 雨に咲いてる 白い花 いつも自分を 信じたら 苦労坂道 越えられる 雨のち晴れで いいじゃないか 悔し涙を 胸に抱き じっと我慢の 時もある 虹の架け橋 夢の橋 渡るその日は きっと来る 雨のち晴れで いいじゃないか |
| ふるさとの匂い水沢明美 | 水沢明美 | 伊藤美和 | 椿拓也 | 椿拓也 | まだ暗い 無人駅 遠い日の 母の姿 渡された おにぎりを 列車で泣いて ほおばった 胸沁みる しょっぱさに ふるさとの 匂いがした つらい時 読み返す 遠い日の 母の手紙 擦り切れた 便せんに 見慣れた文字が 滲(にじ)んでる 抱きしめる あたたかい ふるさとの 匂いがした いつまでも 忘れない 遠い日の 母の笑顔 今はない あの家の 庭先咲いた 沈丁花(じんちょうげ) 色褪せぬ わらべ唄 ふるさとの 匂いがした |
| 銀色の道三山ひろし | 三山ひろし | 塚田茂 | 宮川泰 | 椿拓也 | 遠い 遠い はるかな道は 冬の嵐が 吹いてるが 谷間の春は 花が咲いてる ひとり ひとり 今日もひとり 銀色の はるかな道 ひとり ひとり はるかな道は つらいだろうが 頑張ろう 苦しい坂も 止まればさがる 続く 続く 明日(あした)も続く 銀色の はるかな道 続く 続く はるかな道を 暗い夜空を 迷わずに 二人の星よ 照らしておくれ 近い 近い 夜明けは近い 銀色の はるかな道 はるかな道 はるかな道 |
| ゴンドラの唄三山ひろし | 三山ひろし | 吉井勇 | 中山晋平 | 椿拓也 | いのち短かし恋せよおとめ 紅き唇あせぬ間に 熱き血潮の冷えぬ間に 明日の月日のないものを いのち短かし恋せよおとめ いざ手をとりてかの舟に いざ燃ゆる頬を君が頬(ほ)に ここにはだれも来ぬものを いのち短かし恋せよおとめ 波にただよい波の様に 君が柔手(やわて)をわが肩に ここには人目(ひとめ)ないものを いのち短かし恋せよおとめ 黒髪の色あせぬ間に 心のほのお消えぬ間に 今日はふたたび来ぬものを |
| 知床旅情三山ひろし | 三山ひろし | 森繁久彌 | 森繁久彌 | 椿拓也 | 知床の岬に はまなすの咲く頃 思い出しておくれ 俺たちのことを 飲んで騒いで 丘に登れば はるかクナシリに 白夜は明ける 旅の情けか 飲むほどにさまよい 浜に出てみれば 月は照る波の上(え) 今宵こそ君を 抱きしめんと 岩かげに寄れば ピリカが笑う 別れの日はきた 知床の村にも 君は出てゆく 峠をこえて 忘れちゃいやだよ 気(き)まぐれガラスさん 私を泣かすな 白いかもめを 白いかもめを |
| 白い花の咲く頃三山ひろし | 三山ひろし | 寺尾智沙 | 田村しげる | 椿拓也 | 白い花が 咲いてた ふるさとの 遠い夢の日 さよならと 云ったら 黙って うつむいてたお下髪 悲しかった あの時の あの 白い花だよ 白い雲が 浮いてた ふるさとの 高いあの峰 さよならと 云ったら こだまが さよならと呼んでいた 淋しかった あの時の あの 白い雲だよ 白い月が ないてた ふるさとの 丘の木立ちに さよならと 云ったら 涙の眸(ひとみ)で じっとみつめてた 悲しかった あの時の あの 白い月だよ |
| 無法松の一生~歌謡浪曲~山田太郎 | 山田太郎 | 吉野夫二郎 | 古賀政男 | 椿拓也 | 小倉生まれで 玄海育ち 口も荒いが 気も荒い 無法一代 涙を捨てて 度胸千両で 生きる身の 男一代 無法松 「いよう、これは吉岡のぼんぼんか、 ぼんぼんはようお母さんに似とるけん可愛い顔をしとるのう」 「松小父さん、松小父さんのお母さんはどうした?」 「儂が生まれるとお母さんはすぐに死んだんじゃ」 「そう、小父さん可哀想だなぁ」 「ぼんぼんもお父さんを亡くしたけん淋しかろうが、 まぁ、お母さんのおる者は幸せ者じゃ、 特に奥さんのようにぼんぼんを可愛いがる綺麗なお母さんは、 小倉中探したって居(お)らんけん、 ぼんぼんは小倉いちばんの幸せ者じゃけんのう」 小倉生まれは 玄海の 荒波育ちで 気が荒い 中でも富島松五郎は 男の中の男だと 人にも呼ばれ 我もまた 暴れ車の 名を背負い 男一代千両の 腕なら 意地なら 度胸なら 一度も 負けた事のない 強情我慢の 筋金を 捧げる情けの 乱れ髪 解けてからんだ 初恋の 花は実らぬ 仇花と 知っていながら 有明の 涙も未練の 迷い鳥 風に追われて 泣いて行く 「ぼんぼん、祇園太鼓が聞こえてくるな。今日は年に一度の祇園祭だぁ。 男の子は強くなきゃいかん。 おじさんは子どもの時から泣いたことが一度もなかったぁ。 ぼんぼん、これから打つおじさんの祇園太鼓をよぉ聞いちょれよぉ。 おう、そこのアンちゃん、儂にばちを貸してくんないか。 すまんな、さあ、みんなよう聞いちょれ。無法松のあばれ打ちじゃあ」 空にひびいた あの音は たたく太鼓の 勇駒 山車(だし)の竹笹 提灯は 赤い灯(あかし)に ゆれて行く 今日は祇園の 夏祭 揃いの浴衣の 若い衆は 綱を引出し 音頭とる 玄海灘の 風うけて ばちがはげしく 右左 小倉名代は 無法松 度胸千両の あばれ打ち 「いやぁ、これは吉岡の奥さん、久しぶりでございます。」 「あら、松五郎さん、ご病気と聞いておりましたが大丈夫なんですか?」 「えぇ、儂は相変わらず車を引いておりまして、 このように元気でございますよ。奥さん、 なんやらここんところぼんぼんがおかしいんじゃ、 儂が道で逢うても知らん振りなんじゃが、 ぼんぼんは儂を嫌うてんですかね?」 「そんなことはございませんよ、松五郎さん。 俊夫は小さい頃からうちの人が亡くなってからも松小父さん、 松小父さんと言って慕っていたじゃありませんか。 俊夫も高等学校に行くようになり年頃になったんですかねぇ」 「えぇ、儂はあの時のぼんぼんでいてほしかったんじゃぁ、 ぼんぼんいつの間にか大人になったのう」 今は昔の夢のあと 可愛い俊夫の面影を 胸に抱きしめ学校の 中から洩れる歌声に 心ひかれる松五郎 あれは俊夫の歌う声 俺も一緒に歌うぞと 声をそろえてつぶやけば 閉じた瞼の裏に浮く 俊夫の姿愛らしく 夢見心地の春がすみ 「富島松五郎は吉岡陸軍大尉に一生尽くしてまいりましたが 病には勝てません。奥さん、ぼんぼん、いつまでも達者でいてくださいね」 泣くな嘆くな 男じゃないか どうせ実らぬ 恋じゃもの 愚痴は未練は 玄海灘に 捨てて太鼓の 乱れ打ち 夢も通えよ 女男波 無法松の一生の物語でした お粗末ながら まずこれまで |
| 親不孝六本木ヒロシ | 六本木ヒロシ | 大久保與志雄 | 君塚昭次 | 椿拓也 | 俺がまだ若い頃 世間に悪さした 土下座して親父をなだめる 母がいる その母も今は亡く 線香が香るだけ あぁ許して 許してください どうか許して 親不孝 悲しくて泣いた夜 窓にはおぼろ月 振り向けば枕の隣に 母がいる その母の似顔絵は 笑わない墨の色 あぁ許して 許してください どうか許して 親不孝 難しい世の中に 灯りを点したい 九十九坂一人で越えてく 母がいる その母を背に乗せて どこまでも歩きたい あぁ許して 許してください どうか許して 親不孝 許してください 親不孝 |
| 切札六本木ヒロシ | 六本木ヒロシ | 大久保與志雄 | 星つかさ | 椿拓也 | 切札は誰もが 一枚持っている 切ってしまえば 後が無い 懐(ふところ)の 奥底に 締(し)まって置いて 手の内を 見せてはならぬ 我慢(がまん)も過ぎた 苦しい時も 出しては成らぬ 切札を 退(ひ)く事も身動(みうご)き 出来ない時もある 真の強さは 凌(しの)ぐ事 打たれても 打たれても 目を閉じないで 手の内を 見せてはならぬ 安目(やすめ)を売るな 見せ場を作り 男の意地を 見せてやれ 切札に染(し)み込む 男の生きざまを こころ開(あ)いてる 隙間(すきま)から 盗まれて 覗(のぞ)かれて 先読(さきよ)みされて 手の内を 見せてはならぬ 男の盛(さかり) 燃え尽きるまで 出しては成らぬ 切札を |
| 拍手六本木ヒロシ | 六本木ヒロシ | 大久保與志雄 | 星つかさ | 椿拓也 | 希望と切符を 握りしめ 故郷(くに)を旅立つ 寒い朝 成るまで帰るな ひと言に 心で鳴らす 拍手(てばたき)を どんなに泣いても 帰らない 明日に命を 賭けるのさ 世間のつらさに 涙して やっと掴んだ 夢ひとつ 分厚いその手で 思いっきり 鳴らしてくれよ 拍手(てばたき)を おやじが喜ぶ その顔に 苦労の苦の字が 消えてゆく 荒んだ心に この恋が いつも隣で 支えてた 幾つも泣かせて 来たけれど 幸せあげる 拍手(てばたき)で 親父が待ってる 祝い酒 一緒に行こうな ふるさとへ |
| 母の声六本木ヒロシ | 六本木ヒロシ | 大久保與志雄 | 桂木潤 | 椿拓也 | 手が あかぎれた 小さなお袋は グレた俺のこと 守ってくれた 旅立つ朝の 優しい言葉 「元気で暮らせ」が 心に沁みる 「あばよ、さよなら」 震える唇 涙で言えない 「ありがとう」 月 見上げれば いつでも笑ってた 故郷(くに)のお袋が 浮かんで見える 笑顔の裏の 悲しさ辛さ 見せない姿を 教えてくれた 気持ち温(ぬく)める 豆腐の味噌汁 今すぐ食べたい 実家(いえ)の味 今日 山裾(やますそ)を 歩いた道のりに 今も変わらない 杏(あんず)の香り 背中で聞いた 子守りの唄は いくつになっても 忘れはしない 照れて言えずの 感謝の言葉が 今なら話せる 「ありがとう」 いつでも優しい 母の声 |
| ひとり酒六本木ヒロシ | 六本木ヒロシ | 大久保與志雄 | 君塚昭次 | 椿拓也 | 夢をこぼして 酒を飲む いつも心は 世間に負ける 泣かせたままで 日が暮れて お前が消えた あの日から 夜の暗さが 身に沁みる 詫びて酒汲む ひとり酒 酒に溺れて 縄のれん いつも気になる あの人恋し 誰かと暮らす その気なら 幸せならば それでいい 胸の痛みを 耐えながら 酒で薄める ひとり酒 雨の路地裏 酒を飲む いつも実らぬ 男と女 止まり木揺れる その度に 心の奥は 濡れたまま 旅の夜露は 北の街 酒につぶやく ひとり酒 |
| あなたのおかげです和田青児 | 和田青児 | 星つかさ | 星つかさ | 椿拓也 | 初めて出逢った あの日から 長い月日が たちました すきま風吹く あの部屋で ぬくもり分け合い 夢を見た 今は幸せに なれました みんな みんな みんな あなたのおかげです 苦労も覚悟の 人生に 辛い涙も ありました けして曲げない 生きざまに 男の強さを 知りました 今は幸せに なれました みんな みんな みんな あなたのおかげです 初めて旅した あの町へ ふたり歩いた 思い出を 道はまだまだ 遠いけど いつでもあなたと 一緒です 今は幸せに なれました みんな みんな みんな あなたのおかげです |
| 里ごころ和田青児 | 和田青児 | 星つかさ | 星つかさ | 椿拓也 | 夕んべも 空見て 涙した ぬくもり恋しと 母ちゃんの あの笑顔 今夜も夢ん中 春になったら 帰ろうか みんなが待ってる あの町へ いつになったら 帰ろうか みんなが待ってる ふるさとへ 今も聞こえる わらべ唄 昔に夢見た あの背中 元気でいるかな 父ちゃんは 眠ったか 今夜も男酒 春になったら 帰ろうか みんなが待ってる あの町へ いつになったら 帰ろうか みんなが待ってる ふるさとへ 今も聞こえる わらべ唄 今も聞こえる 演歌唄 時代は過ぎても いつの日も 思い出浮かべて 忘れない 人がいる あの日の友の声 春になったら 帰ろうか みんなが待ってる あの町へ いつになったら 帰ろうか みんなが待ってる ふるさとへ 今も聞こえる わらべ唄 今も聞こえる まつり唄 |
| 自分和田青児 | 和田青児 | 星つかさ | 星つかさ | 椿拓也 | なにげない 景色の中で 人は生きている 過ぎてゆく 時代の中で 急ぎ歩く 疲れても 戦いぬいて 明日の為に 敗れても 心を残し 悔いなき道を 時にはすべてを 脱ぎ捨てて 立ち止まって みれば そこに また 何かが 見えてくる めぐりくる 季節のように 人はくりかえす 振り返る あの日の夢を 描き歩く 人生は 傷つき汚れ 明日の為に 倒れても 心をみがき 真実(まこと)の道を 時にはすべてを 脱ぎ捨てて 立ち止まって みれば そこに また 何かが 見えてくる 疲れても 戦いぬいて 明日の為に 敗れても 心を残し 悔いなき道を 時にはすべてを 脱ぎ捨てて 立ち止まって みれば そこに また 何かが 見えてくる そこに また 自分が 見えてくる |
| 望郷の道和田青児 | 和田青児 | 星つかさ | 星つかさ | 椿拓也 | 夕焼けが 涙でにじむ 別れの駅を 思い出す あれから何年 離れていても 遠い昔が 目に浮かぶ 忘れはしない 故郷(ふるさと)よ おふくろが 教えてくれた 人の情けの ありがたさ 強く生きろと あの日の言葉 今もこの胸 熱くなる 忘れはしない 故郷(ふるさと)よ 流れ星 願いを込めて 見上げる空に 約束を 明日(あした)を夢見る この人生に 笑顔土産で 里帰り 忘れはしない 故郷(ふるさと)よ |
| 約束和田青児 | 和田青児 | 星つかさ | 星つかさ | 椿拓也 | 夢を追いかけ 故郷(ふるさと)離れ こころ半(なか)ばで ふとふり返る 夕陽を見れば あの娘(こ)が浮かぶ 泣いて別れた あの日を 季節流れて 時間(とき)は過ぎても 変わることない あの日の約束 遠い昔に 想いをのせて 一人さすらう 春の陽ざしが ふたりを照らす そんな人生 描いたあの日 泣いた数だけ 幸せあると 語りあかした あの夜 風に吹かれて 旅の夜空で 胸に抱きしめ あの日の約束 遠い昔に 心をのせて 一人さすらう 夢にあこがれ 歩いていても 人は誰でも 昔を思う 道の向こうに 明日(あした)が見える いつか叶うと 信じて 街の灯りが 今は消えても 変わることない あの日の約束 遠い昔に 想いをのせて 一人さすらう |
| 八雲の空和田青児 | 和田青児 | 星つかさ | 星つかさ | 椿拓也 | 雪がしんしん 心しんしん 降りつもる 溶けて流れる 噴火湾 あの日見上げた 夕焼け空が まぶた閉じれば 思い出す 八雲の空に あぁ 雪が舞う 風がひゅるひゅる 心ひゅるひゅる 鳴く山に 祈る幸せ 雄鉾岳(おぼこだけ) 夜空きらめく 七つの星が どんと生きろと 歌ってる 八雲の空に あぁ 風が吹く 雨がしとしと 心しとしと 飛ぶかもめ 胸に波打つ 二つの海 まわり道でも 花咲く日まで 明日に希望(のぞみ)の 夢を見る 八雲の空に あぁ 虹が立つ |