ひとり十六夜伊藤美裕 | 伊藤美裕 | 吉元由美 | 川口真 | 萩田光雄 | 行くあて知らずの心を残して 真夜中の街をただ歩いていたわ ファミレスのコーヒー 本の一冊も持ってたら 様になるけど あなたの嘘が 胸に痛いの 目を合わせずに 会えない言い訳して 別れ言葉が 愛したしるしと 古い歌みたいで笑っちゃうわね いざよいながら 昇る月のよう 泣けたなら 夜明けが来るかしら 男と女の恋の行く先に 勝ち負けがあるのなら教えてほしい 好きでしょうがない ただそれだけで幸せと言えないのかと 心変わりはとめられないね あなたは少し 正直すぎただけよ コートをはらり 軽く脱ぐように さよならを言えたらかっこいいね 十六夜月が私を見ていた 泣けるまで 思い出が滲むまで 別れ言葉が 愛したしるしと 古い歌みたいで笑っちゃうわね ひとり十六夜 夜明けの気配に まだ残る月影 滲んでる |
六本木星屑伊藤美裕 | 伊藤美裕 | 吉元由美 | 川口真 | 萩田光雄 | 踊り明かして 外に出たら 消えていたのよ 東京タワー 違う誰かと 腕をからめ 夜明けの街を 歩いたもの 嘘が上手なサトシにシンジ 振られちゃったわ タカヒコに 誰もまともに傷つかなくて いい時代だった 六本木星屑(スターダスト) ワイン片手に夜更けを待って ふたりで行くなら Infinity 知られたくない秘密なのに 夜風の噂 吹き渡る 遊び仲間のヒロキにアキラ キスしたかった マサユキと 誰も大人になりたくなくて あがいていたのよ 六本木星屑(スターダスト) 店の名前が変わったら 昔の名前 忘れるわ スローダンスの遠い匂い なぜかときどき思い出す 夢で逢えたらレイヤとマサシ 胸に秘めて ヤスハルと 誰もいつかは出逢えるはずよ 通り過ぎてった 六本木星屑(スターダスト) |
人形の家伊藤咲子 | 伊藤咲子 | なかにし礼 | 川口真 | 川口真 | 顔もみたくないほど あなたに嫌われるなんて とても信じられない 愛が消えたいまも ほこりにまみれた人形みたい 愛されて捨てられて 忘れられた部屋のかたすみ 私はあなたに命をあずけた あれはかりそめの恋 心のたわむれだなんて なぜか思いたくない 胸がいたみすぎて ほこりにまみれた人形みたい 待ちわびて待ちわびて 泣きぬれる部屋のかたすみ 私はあなたに命をあずけた 私はあなたに命をあずけた |
手紙市川由紀乃 | 市川由紀乃 | なかにし礼 | 川口真 | 神津裕之 | 死んでもあなたと 暮らしていたいと 今日までつとめた この私だけど 二人で育てた 小鳥をにがし 二人で書いた この絵燃やしましょう 何が悪いのか 今もわからない だれのせいなのか 今もわからない 涙で綴りかけた お別れの手紙 出来るものならば 許されるのなら もう一度生まれて やり直したい 二人で飾った レースをはずし 二人で開けた 窓に鍵をかけ 明日(あした)の私を 気づかうことより あなたの未来を 見つめてほしいの 涙で綴り終えた お別れの手紙 涙で綴り終えた お別れの手紙 |
人形の家市川由紀乃 | 市川由紀乃 | なかにし礼 | 川口真 | 星野とものぶ | 顔もみたくないほど あなたに嫌われるなんて とても信じられない 愛が消えたいまも ほこりにまみれた 人形みたい 愛されて 捨てられて 忘れられた部屋のかたすみ 私はあなたに 命をあずけた あれはかりそめの恋 心のたわむれだなんて なぜか思いたくない 胸がいたみすぎて ほこりにまみれた 人形みたい 待ちわびて 待ちわびて 泣きぬれる 部屋のかたすみ 私はあなたに 命をあずけた 私はあなたに 命をあずけた |
手紙石原詢子 | 石原詢子 | なかにし礼 | 川口真 | 松井忠重 | 死んでもあなたと暮らしていたいと 今日までつとめた この私だけど 二人で育てた 小鳥をにがし 二人で書いた この絵燃やしましょう 何が悪いのか 今もわからない だれのせいなのか 今もわからない 涙で綴(つづ)りかけた お別れの手紙 出来るものならば 許されるのなら もう一度生まれて やり直したい 二人で飾った レースをはずし 二人で開けた 窓に鍵をかけ 明日(あした)の私を 気づかうことより あなたの未来を見つめてほしいの 涙で綴(つづ)り終えた お別れの手紙 涙で綴(つづ)り終えた お別れの手紙 |
三日月情話石原詢子 | 石原詢子 | 岡田冨美子 | 川口真 | | あれは真夏の三日月の夜 抱かれりゃきっとしあわせ来ると 命まとめてあなたにあげた あの日二人は純情だった どんなに名前叫んでも 満ち潮引いて行くばかり 情け知らずの海鳴りが 泣けと枕を揺らすから 逢いたいよ 逢いたいよ カモメになって迎えに来てよ 窓をあけると未練が光る 沖行く船があなたに見える 命かけても心は変わる だから哀しい男と女 忘れるために憎んでも 恋しさ増して行くばかり 濡れた素肌が乾かない 生きているから乾かない 逢いたいよ 逢いたいよ 最後の夜がもういちど欲しい あの日と同じ三日月を 夜空に捜し続けます たとえ別れが運命でも ずっとあなたが好きだから 逢いたいよ 逢いたいよ カモメになって迎えに来てよ |
予感石原詢子 | 石原詢子 | 岡田冨美子 | 川口真 | 川口真 | あなたは長い道を 走りすぎたの ゆっくり歩きましょう 違う夢が見えてくる 少女のようなあどけない心で 抱いていてあげたい 一晩中…… 疲れたあなたがとても愛しい 誰にも言えない事も 隠さないで 両手を伸ばすけれど 遠い星空 あなたを愛しそうな 予感だけが降りてくる 私の胸で生き返ってほしい なつかしい匂いに 顔うずめて…… 心配しないで眠り続けて この世の出来事すべて 忘れるまで 少女のようなあどけない心で 抱いていてあげたい 一晩中…… 疲れたあなたがとても愛しい 誰にも言えない事も 隠さないで |
夜汽車石原詢子 | 石原詢子 | 岡田冨美子 | 川口真 | 川村栄二 | 夜明けには粉雪が 景色を変えるでしょう 凍てついた暗闇の 奥へ、奥へと夜汽車は走る 愛はお祭りですか 笛や太鼓のにぎわいに 浮かれても、はしゃいでも 夢のまんなかでサヨウナラ ハラハラ このからだ元に戻してと ハラハラ 泣きながら 破った写真つなぎます 堅いイス揺れるたび 思い出が突き刺さる 冷めたお茶 くちびるが 熱いくちづけしのんではじく いつも寝物語りで 明日を約束しましたね 赤い糸見えていた あの日、あの頃がなつかしい ハラハラ しあわせになれと言われても ハラハラ あなたより いい人どこで見つけるの ハラハラ このからだ元に戻してと ハラハラ 泣きながら 破った写真つなぎます |
彩りの季節石野真子 | 石野真子 | 有馬三恵子 | 川口真 | | だから さよなら さよなら 哀愁の季節 いつも誰かを 誰かを感じてたけど 今はゆらゆら ゆらゆら この胸が踊る 私 思いのまま燃えたいの どちらからとなく 日暮れを選び どちらからとなく 黙って歩く あんなはしゃいでた 二人のくせに すべてが此の頃 違うのよ 吹く風の ひそやかさがわかる 恋をする 胸さわぎがわかる だから さよなら さよなら 哀愁の季節 いつも誰かを 誰かを感じてたけど 今はゆらゆら ゆらゆら この胸が踊る 私 思いのまま燃えたいの あんなさりげなく 並べた肩を ある日ぎこちなく 離して寄せて いつか目の中を みつめる二人 何かが今日から変るのよ 今開く 花の色がわかる 愛しあう ときめきまでわかる だから大好き 大好き 生きていることは 愛をどこかで どこかで つむいでいるの ひとり きらきら きらきら あなたへとゆれる 私 思いのまま燃えたいの |
めまい石野真子 | 石野真子 | 有馬三恵子 | 川口真 | | 肩先だけでゆれながら ひとり踊る あなたの好きな サンタナの歌にあわせ 逢えない日暮れ 部屋中をひとり踊る めまいのような せつなさにあふれながら 私はもう あなたに夢中よ 波打ちぎわまで走った まぶしい日から はじけそうな この胸この愛 Tシャツのままで 泳ぎたいほど 今あなたの息づかいを聞いて もう あやしく抱かれてみたい くちづけされる真似をして 瞳とじる あなたのかわりに サルビアに顔をよせて あなただけが 私のメロディー からだじゅう 指ではじいてピアノにするの どことなしに大人びたような 哀しみと深い ときめきの中 今あなたの ドキドキする胸に もう あやしく抱かれてみたい 今あなたの 息づかいを聞いて もう あやしく抱かれてみたい |
人形の家石川さゆり | 石川さゆり | なかにし礼 | 川口真 | 奥慶一 | 顔も見たくない程 あなたに嫌われるなんて とても信じられない 愛が消えたいまも ほこりにまみれた 人形みたい 愛されて 捨てられて 忘れられた 部屋のかたすみ 私はあなたに 命をあずけた あれはかりそめの恋 心のたわむれだなんて なぜか思いたくない 胸がいたみすぎて ほこりにまみれた 人形みたい 待ちわびて 待ちわびて 泣きぬれる 部屋のかたすみ 私はあなたに 命をあずけた 私はあなたに 命をあずけた |
みちゆき博多発石川さゆり | 石川さゆり | 阿久悠 | 川口真 | | 右に街の灯 左に玄海 夜をひき裂く 汽車が行く 顔をかくして 関門くぐれば やっとあなたと同じ席 ああ ひとり旅する 女のふりして 窓を見つめて いたけれど みちゆき 博多発 ふたりづれ とべない女がとびました 瀬戸のいさり火 山手のともしび みかんむく手が ふるえます 誰も知らない 恋ゆえ悩んで 過ぎた一年 想い出す ああ こんな私を 許して下さい きっとしあわせ つかみます みちゆき 博多発 ふたりづれ とべない女がとびました ああ こんな私を 許して下さい きっとしあわせ つかみます みちゆき 博多発 ふたりづれ とべない女がとびました |
さよならをもう一度石井竜也 | 石井竜也 | 阿久悠 | 川口真 | 光田健一 | ラララララララ…… いつか逢える きっと逢える さよならは 愛のことばさ さよならをもう一度 あなたに 去って行く その肩に 今日で終わる わけではないと 声を出して 教えたいの このままいると こわれそうな 二人だから はなれるのさ いつか逢える きっと逢える さよならは 愛のことばさ さよならをもう一度 あなたに 愛をこめ いいたいの 胸に残る 涙を捨てて 明日のために 別れようね このままいると こわれそうな 二人だから はなれるのさ いつか逢える きっと逢える さよならは 愛のことばさ |
時は唄う淡谷のり子 | 淡谷のり子 | 有馬三恵子 | 川口真 | | 愚(おろか)しくても 女の私には いつも恋しかないの…… 悲しみを手紙のように ひろげてみる夜更け どの思い出もみんな 悪くはないものよ あなたの気持がさめたわけも 今なら思いあたる そうよ 私らしくない恋も 月日は風にかえてくれるの 淋しさを氷で割って グラスをあげましょう 見て見ぬふりをしてる あなたの面影へ…… 何度も愛してきてるくせに 別れ際 いつも駄目ね だけど 数えきれぬかげりさえ 月日は唄にかえてくれるの そうよ 私らしくない恋も 月日は風にかえてくれるの |
愛しかないのに荒木由美子 | 荒木由美子 | 門谷憲二 | 川口真 | | 腕をほどいて立ち止まっても そのまま気づかぬあなたの背中に 突然みえた恋のおわりは 夢ですね嘘ですね まちがいですね 抱きしめて今すぐ 抱きしめてふりむいて それまで このまま歩き出さない 何もない この街 あてのない 夢だけじゃ 心細い私です 愛しかないのに それさえ消えるの あなたがくれた 愛しかないのに そっと目を閉じ抱かれた夜を 心の重荷にさせたくなかった 朝陽の街で笑みをうかべて さよならと言ったのは 強がりでした 欲しかったぬくもり つらかった淋しさを いつでも あなたは満たしてくれた だめですか どうして だめですか 私では あなただけの私です 愛しかないのに それさえ消えるの あなたがくれた 愛しかないのに |
人形の家彩輝なお | 彩輝なお | なかにし礼 | 川口真 | 飛澤宏元 | 顔も見たくないほど あなたに嫌われるなんて とても信じられない 愛が消えたいまも ほこりにまみれた 人形みたい 愛されて 捨てられて 忘れられた 部屋のかたすみ 私はあなたに 命をあずけた あれはかりそめの恋 心のたわむれだなんて なぜか思いたくない 胸がいたみすぎて ほこりにまみれた 人形みたい 待ちわびて 待ちわびて 泣きぬれる 部屋のかたすみ 私はあなたに 命をあずけた 私はあなたに 命をあずけた |
一枚の写真天地真理 | 天地真理 | 安井かずみ | 川口真 | | 一枚の写真から 思い出が ほどけるの あの時 何げなく つないでた 手と手 ギター弾くたび いつも間違える そんな あの人が とても 大好きだったのに 恋人と いうよりも 兄妹のようだった ふたりは 似ていたわ 色んな事 すべて いつだかの コンサート 色あせた プログラム あの時 帰り道 初めての お酒 とても 自然に 肩にもたれて ちょっと 大人びた 夜は スリルがあったのに 恋人と いうよりも 兄妹のようだった わたしは 忘れない 青春の すべて |
京都でひとり天地真理 | 天地真理 | 山上路夫 | 川口真 | 川口真 | あなたに何も言わず京都へと着きました 静かに二人の愛考えたいのです 人影のたえたお寺ひとりでめぐったら 急に熱い涙流れて来ました こんなことははじめて 愛することはいつもつらいことあるけれど あなたと生きるならば堪えてゆけそうです 今朝ほど早い汽車で京都へと着きました 私の愛の強さたしかめたいのです 美しい庭を見てもあなたを想います 何をしているのか心配なのです こんな私はじめて 愛する時にいつも誰でも迷うけれど あなたのもとへ私明日は帰ります 川ぞいを肩を並べあなたと歩きたい ひとり旅を私後悔してます こんな想いはじめて 愛する時にいつも誰でも迷うけれど あなたのもとへ私明日は帰ります |
円舞曲あさみちゆき | あさみちゆき | 阿久悠 | 川口真 | | 誰かが 円舞曲を 踊っています 幸せあふれた 二人です 私は飲めない お酒を飲んで 泣きたい気持を おさえます 海鳴り 漁火 海辺のホテル 一人に悲しい ワルツの調べ 別れの手紙を 綴っています 乱れた文字です ごめんなさい あれこれ理由を 並べてみても 切ない心は 変わりません 海鳴り 漁火 海辺のホテル 一人に悲しい ワルツの調べ 明日もこうして 泊まっています 涙が枯れたら 帰ります 知らない誰かと 踊ってみたり 楽しくなるよう 努めます 海鳴り 漁火 海辺のホテル 一人に悲しい ワルツの調べ |
人形の家アサヒ(Little Glee Monster) | アサヒ(Little Glee Monster) | なかにし礼 | 川口真 | | 顔も見たくない程 あなたに嫌われるなんて とても信じられない 愛が消えたいまも ほこりにまみれた 人形みたい 愛されて 捨てられて 忘れられた 部屋のかたすみ 私はあなたに 命をあずけた あれはかりそめの恋 心のたわむれだなんて なぜか思いたくない 胸がいたみすぎて ほこりにまみれた 人形みたい 待ちわびて 待ちわびて 泣きぬれる 部屋のかたすみ 私はあなたに 命をあずけた 私はあなたに 命をあずけた |
されどわが愛は死なず浅丘ルリ子 | 浅丘ルリ子 | なかにし礼 | 川口真 | | 割れたガラスの上を 汚れた雨が濡らす 捨てられた私には 似合いね 泣けと言われて泣いて 待てと言われて待って なのにあなたは死ねと 言ってはくれない 生きて憎むより 死んで叶えたい どうぞ アアあなた 許さない 別れることも愛と 心でうなずいても あなたを知った指が 私にそむくの 一度こわれた夢を 拾いあつめて泣いて 泣けば涙の針が 心にささるの 生きて悩むより 死んでつかみたい どうぞ アアあなた ひとことを 別れることも愛と 心でうなずいても あなたを知った指が 私にそむくの |
二人でお酒を朝丘雪路 | 朝丘雪路 | 有馬三恵子 | 川口真 | | うらみっこなしで 別れましょうね さらりと水に すべて流して 心配しないで 独(ひと)りっきりは 子供の頃から なれているのよ それでもたまに 淋しくなったら 二人でお酒を 飲みましょうね 飲みましょうね いたわり合って 別れましょうね こうなったのも お互(たが)いのせい あなたと私は 似たもの同志 欠点ばかりが 目立つ二人よ どちらか急に 淋しくなったら 二人でお酒を 飲みましょうね 飲みましょうね どうにかなるでしょ ここの街の どこかで私は 生きてゆくのよ それでもたまに 淋しくなったら 二人でお酒を 飲みましょうね 飲みましょうね |
与謝野晶子朝丘雪路 | 朝丘雪路 | 寺山修司 | 川口真 | 川口真 | わが胸は潮のたむろ火の家と あまりあらはに人恋ひ初めし あなたと呼べず師と呼んで 心の妻でいれるなら なぜにこれほど海恋し ひとりで髪を梳きながら みだれみだれみだれ髪の 少女となりました やは肌のあつき血汐にふれも見で さびしからずや道を説く君 今宵もひとり待ちぼうけ 赤い折鶴折りながら とべぬ一羽を折り殺す 百三十里きみ恋し みだれみだれみだれ心の ひとの子の夢です 夢みじかし何に不滅の命ぞと ちからある乳を手にさぐらせぬ ひとを恋ふるは罪ならず 永劫くらきうずしほに すゝり泣いても何になる かざす牡丹を火と燃やし みだれみだれみだれ女の わたしを抱いて! わたしを抱いて! |
人形の家麻丘めぐみ | 麻丘めぐみ | なかにし礼 | 川口真 | | 顔もみたくないほど あなたに 嫌われるなんて とても 信じられない 愛が消えたいまも ほこりにまみれた 人形みたい 愛されて 捨てられて 忘れられた 部屋のかたすみ 私はあなたに 命をあずけた あれはかりそめの恋 心の たわむれだなんて なぜか 思いたくない 胸がいたみすぎて ほこりにまみれた 人形みたい 待ちわびて 待ちわびて 泣きぬれる 部屋のかたすみ 私はあなたに 命をあずけた 私はあなたに 命をあずけた |
ねえ麻丘めぐみ | 麻丘めぐみ | 喜多條忠 | 川口真 | 川口真 | ねえ どうしたの 心決めてないの まるでサヨナラを 言い出すような こわい顔してる 港のあかり見える タワーのレストランで 八時にワインで 乾杯をして 二人は指輪を かわしましょうと いい出したのは あなたの方よ ねえ 微笑んで ウンそうやっぱり あなたすてきよ ねえ どうしたの あなたらしくないわ まるではにかんだ 子供のように おしゃべりもせずに 潮風頬にうけた 外国船のように シルクのドレスで 着飾る夜に 二人は明日を 誓いましょうと いい出したのは あなたの方よ ねえ 微笑んで ウンそうやっぱり あなたすてきよ |
原宿グラフィティ麻丘めぐみ | 麻丘めぐみ | 喜多條忠 | 川口真 | 川口真 | 絵本のお店を のぞいてる 銀色バックに スカーフで ロックなかんじの 女の子 あの娘はモデルで 売れている ケヤキ並木が 見渡せる テントを張った カフェ・テラス あの人待って 20分 二杯目コーヒー 飲みほして ふとうら返した 伝票に 私の恋のねだんが のぞいた ペンチで針金 クルクルと 曲げてはイニシャル 作ってる ヒッピー・タイプの おとこの子 手書きのTシャツ 似合ってる ソフト・クリーム 食べながら 通りの向う 歩道橋 あの人やっと あらわれる 待たせてゴメンと 言わないで いたずら小僧の ような目で 私をいつも くやしくさせるの レンガ作りの ブティックで 白いボウシの 人を見て あの人ふっと 立ち止る なんだかヒミツが ありそうで 私はひとりで かけだして 駅まで走って 涙がこぼれた |
午後の通り雨アグネス・チャン | アグネス・チャン | 石原信一 | 川口真 | 川口真 | いまも少年の 熱いまなざしね みつめてるだけで 涙こぼれそう 昔よりもっと きれいになったと 甘い言葉など あなたらしくない 大人の恋なら くちづけはやめて 裸の心が 乱れてしまう 時間(とき)を越え 愛のめぐり逢い 燃える秘密が あればいい 帰らない日々と 知っているけれど 心打ち明けた あなたいとしいわ せめて夕立の 通り過ぎるまで ふたりあの頃に 戻るだけでいい 大人の恋なら ときめきに鍵を 大事なあなたを 心にしまう 時間(とき)を越え 愛のめぐり逢い 燃える秘密が あればいい 大人の恋なら くちづけはやめて 裸の心が 乱れてしまう 時間(とき)を越え 愛のめぐり逢い 燃える秘密が あればいい |
手紙秋元順子 | 秋元順子 | なかにし礼 | 川口真 | 矢野立美 | 死んでもあなたと 暮らしていたいと 今日までつとめた この私だけど 二人で育てた 小鳥をにがし 二人で書いた この絵燃やしましょう 何が悪いのか 今もわからない だれのせいなのか 今もわからない 涙で綴りかけた お別れの手紙 出来るものならば 許されるのなら もう一度生まれて やり直したい 二人で飾った レースをはずし 二人で開けた 窓に鍵をかけ 明日の私を 気づかうことより あなたの未来を 見つめてほしいの 涙で綴り終えた お別れの手紙 涙で綴り終えた お別れの手紙 |
絹の靴下AKINA | AKINA | 阿久悠 | 川口真 | | 間違いはあの時生れた 私はがまんできない 上流の気どった生活 退くつ過ぎる毎日 もういや 絹の靴下は 私を駄目にする ああ 抱いて 獣のように 裸の私に 火をつけて 情熱をむりやりとじこめ 私はがまんできない 砂の上ころがる女が 何より似合う私よ もういや 絹の靴下は つめたく凍らせる ああ 抱いて 嵐のように 心をゆさぶる くちづけを ああ抱いて 嵐のように 心をゆさぶる くちづけを もういや 絹の靴下は 私を駄目にする ああ 抱いて 獣のように 裸の私に 火をつけて ああ抱いて 嵐のように 心をゆさぶる くちづけを |
五月のバラ秋川雅史 | 秋川雅史 | なかにし礼 | 川口真 | 沢田完 | 忘れないで 忘れないで 時は流れ過ぎても むせび泣いて むせび泣いて 別れる君と僕のために 五月 この僕が帰る まばゆい 五月 紅いバラは 思い出のバラは 君の庭に咲くだろうか 水を花びらにあげて 涙の水を 恋のバラに 悲しみのバラに 君の白い ほほ寄せて 忘れないで 忘れないで 時は流れ過ぎても むせび泣いて むせび泣いて 別れる君と僕のために 五月 花開きめぐる 二人の 五月 紅いバラを 美しいバラを 僕のもとに 届けておくれ 花に唇を寄せて 二人の花に 恋の夢を 消えさらぬ夢を 追い求める 一人泣いて 忘れないで 忘れないで 時は流れ過ぎても むせび泣いて むせび泣いて 別れる君と僕のために 忘れないで 忘れないで 時は流れ過ぎても むせび泣いて むせび泣いて 別れる君と僕のために |
あばよルージュよカクテルよアイ・ジョージ | アイ・ジョージ | 阿久悠 | 川口真 | | あばよルージュよカクテルよ 飾りたててた女たち 白い手袋つけたまま 握手かわした人たちよ あばよ あばよ まつ毛をふるわせて あばよ あばよ 別れをいうけれど あばよ あばよ 芝居はもうよせよ 俺は気ままにやらせてもらうよ 愛だ恋だの真中で 少し浮かれた日もあった 甘い言葉に酔わされて 悪い気分じゃなかったが あばよ あばよ 真赤なマニキュアで あばよ あばよ 爪など立てたけど あばよ あばよ どういうつもりだい 俺は気ままにやらせてもらうよ あばよ ルージュよ カクテルよ 指できらめく宝石よ しゃれた言葉のお遊びや 心忘れた恋仲よ あばよ あばよ ピアノをひきながら あばよ あばよ 煙草をくゆらせて あばよ あばよ ウインクするのかい 俺は気ままにやらせてもらうよ |
人間模様アイ・ジョージ | アイ・ジョージ | 阿久悠 | 川口真 | | だんまり酒場の人間模様 のぞき見ながら時がたち 私も哀しい女の顔に いつか変って行きました 利口ぶっても人間ならば 傷もつきます疲れます あなたがほしいあなたがほしい 一人でいるより苦労がしたい 男でけがした女は馬鹿と 昨日までならいえたけど 私もおんなじ涙を流し やせた今日では笑えない きれいごとだけ並べてみても しみも見えますかげります あなたがほしいあなたがほしい 一人でいるより苦労がしたい 利口ぶっても人間ならば 傷もつきます疲れます あなたがほしいあなたがほしい 一人でいるより苦労がしたい |
酔いどれてアイ・ジョージ | アイ・ジョージ | たかたかし | 川口真 | | 女には黒い花が似合うときがあるね 悲しみに耐える今日のきみはきれいすぎた 別れの言葉なんか とけてゆく雪よりも軽い 過ぎさった愛の日々を 語ることもできはしない 夜にまぎれ ひとり今夜も俺は 酒におぼれる 男にはやたら酒が飲みたい日があるさ 酔いどれて恋の傷をひとり忘れたくて 今頃きみもひとり 愛のかけらを胸にあつめ 美しい季節だけを おもいだしているんだろう ふたりだけの愛の生活(くらし)も今は すべてむなしい 夜にまぎれ ひとり今夜も俺は 酒におぼれる |