風の福岡風の吹く丘に 鐘の鳴るこの街に 花は咲きほころびて 今は春がいっぱい はるか遠く 見知らぬ都市へ 旅に出た友よ もしもあなたが生きているなら 苦しいたたかいの日々に想い出して あなたのふるさと 風の福岡を 祈ってもむなしい 言葉と同じことさ だけど今はうたうよ 風の吹く丘で はるか遠く見知らぬ都市へ 旅に出た友よ もしもあなたがいだいた夢 なくしてしまった時には戻っておいで あなたのふるさと 風の福岡へ 風の福岡へ | 海援隊 | 井上良介 | 井上良介 | | 風の吹く丘に 鐘の鳴るこの街に 花は咲きほころびて 今は春がいっぱい はるか遠く 見知らぬ都市へ 旅に出た友よ もしもあなたが生きているなら 苦しいたたかいの日々に想い出して あなたのふるさと 風の福岡を 祈ってもむなしい 言葉と同じことさ だけど今はうたうよ 風の吹く丘で はるか遠く見知らぬ都市へ 旅に出た友よ もしもあなたがいだいた夢 なくしてしまった時には戻っておいで あなたのふるさと 風の福岡へ 風の福岡へ |
ライスカレーお風呂あがりに 夜空見上げて 濡れた髪をふく ひとり帰って 来た故郷に 秋風吹いて 台所から ひびく水音 懐かしい カレーのにおい “すませてきた”と 言ってもきかず 母の背中がジャガイモ刻む 生まれた家は 座る場所さえ 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り灯して ライスカレー たたみに座れば 母が差し出すコップの水と銀のさじ ジャガイモだらけの ライスカレー 子供の頃に 帰りが遅いと 父にしかられ 部屋の隅 泣いても食べた 私がすぐに泣き止むように 母はあの日と同じ笑顔 生まれた家は 座る場所さえ 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り灯して ライスカレー もうすぐ50になる私なのに カレー食べる横顔を 78の母が見つめる 微笑みながら 今夜は二人で枕並べて 眠ろう同じ闇を見て 歳をとるのも悪くはないね 照れずに言えます“長生きしろよ” 生まれた家は 時が止まって 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り消してもカレーのにおい 天の川から 星が流れる 音が聞こえる秋の夜 | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 岩崎文紀 | お風呂あがりに 夜空見上げて 濡れた髪をふく ひとり帰って 来た故郷に 秋風吹いて 台所から ひびく水音 懐かしい カレーのにおい “すませてきた”と 言ってもきかず 母の背中がジャガイモ刻む 生まれた家は 座る場所さえ 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り灯して ライスカレー たたみに座れば 母が差し出すコップの水と銀のさじ ジャガイモだらけの ライスカレー 子供の頃に 帰りが遅いと 父にしかられ 部屋の隅 泣いても食べた 私がすぐに泣き止むように 母はあの日と同じ笑顔 生まれた家は 座る場所さえ 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り灯して ライスカレー もうすぐ50になる私なのに カレー食べる横顔を 78の母が見つめる 微笑みながら 今夜は二人で枕並べて 眠ろう同じ闇を見て 歳をとるのも悪くはないね 照れずに言えます“長生きしろよ” 生まれた家は 時が止まって 12の時のそのまんま 生まれた家は 星空の下 明り消してもカレーのにおい 天の川から 星が流れる 音が聞こえる秋の夜 |
えきすとら今は君が眩しく光るよ まるで舞台のヒロインのように 言葉もなく 立ちつくす僕は 台詞もない えきすとら なんだ でも生活のなかで しぼんでゆく夢が 君を見つめれば疲れを忘れた もういいんだよ 君はこれから 硝子の階段 登ってゆくんだよ 舞台の袖に 消えてゆく僕を 振り返るなよ ただの旅人さ 僕は僕の通りに生きてみる 今は貴方が優しく揺れます 私のためだけのヒーローのように 淋しくなって はじめて気づいたの 貴方が居たから綺麗に笑えたの でも握りしめた夢は砂でも せめて指から 落ちてしまうまで ねえ魔法にかかっていたいの 倒れるまで一人で踊りたい 遠い席から 貴方見つめてください 私のために拍手をください 私は 私の 通りに生きてみる もう泣かないで ぼくらは これから 人生の舞台 演じてゆくんだ 今度 会えたら もらった台詞じゃなく 自分の言葉で 君を 呼びとめる 僕は 僕の 通りに生きてみる | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 今は君が眩しく光るよ まるで舞台のヒロインのように 言葉もなく 立ちつくす僕は 台詞もない えきすとら なんだ でも生活のなかで しぼんでゆく夢が 君を見つめれば疲れを忘れた もういいんだよ 君はこれから 硝子の階段 登ってゆくんだよ 舞台の袖に 消えてゆく僕を 振り返るなよ ただの旅人さ 僕は僕の通りに生きてみる 今は貴方が優しく揺れます 私のためだけのヒーローのように 淋しくなって はじめて気づいたの 貴方が居たから綺麗に笑えたの でも握りしめた夢は砂でも せめて指から 落ちてしまうまで ねえ魔法にかかっていたいの 倒れるまで一人で踊りたい 遠い席から 貴方見つめてください 私のために拍手をください 私は 私の 通りに生きてみる もう泣かないで ぼくらは これから 人生の舞台 演じてゆくんだ 今度 会えたら もらった台詞じゃなく 自分の言葉で 君を 呼びとめる 僕は 僕の 通りに生きてみる |
いち・に・さん・し BAKA!あいつが見ている 俺のことを イヤーな目付きで 鼻から抜ける キザーな声で “ネエーきみ”と呼ぶ ニッコリ笑って 元気な声で “ハイッ”と振りかえれ あいつは俺の上役なんだ メシの種なんだ バカになりきれ 心を捨てて バカになりきれ 我が家はローンだ 男を捨てて バカになりきれ いち に さん し いち に さん し いち に さん し BAKA! あいつが惚れてる 飲み屋のあの娘に しつこい態度で 脂ぎった 顔付きゆがめて“君可愛いね” 気分が悪くなりそうなんだが ほほえみ絶やすな 飲んでる時さえ 仕事なんだぞ おとくい様なんだ バカになりきれ 妻子のためだ バカになりきれ 経費で飲める 意地をすてて バカになりきれ いち に さん し いち に さん し いち に さん し BAKA! 愛想笑いで最後のお務め あいつのお見送り 走り出した車に向かって“バカ”と呼ぶと 車が止まって あいつが顔出し“今何か言った?” あわてて 万歳 叫んでおります 夜更けの町で バカになりきれ バカが開いてだ バカになりきれ バカよりバカに バカをバカと呼べるまでは いち に さん し いち に さん し いち に さん し BAKA! | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 篠原信彦 | あいつが見ている 俺のことを イヤーな目付きで 鼻から抜ける キザーな声で “ネエーきみ”と呼ぶ ニッコリ笑って 元気な声で “ハイッ”と振りかえれ あいつは俺の上役なんだ メシの種なんだ バカになりきれ 心を捨てて バカになりきれ 我が家はローンだ 男を捨てて バカになりきれ いち に さん し いち に さん し いち に さん し BAKA! あいつが惚れてる 飲み屋のあの娘に しつこい態度で 脂ぎった 顔付きゆがめて“君可愛いね” 気分が悪くなりそうなんだが ほほえみ絶やすな 飲んでる時さえ 仕事なんだぞ おとくい様なんだ バカになりきれ 妻子のためだ バカになりきれ 経費で飲める 意地をすてて バカになりきれ いち に さん し いち に さん し いち に さん し BAKA! 愛想笑いで最後のお務め あいつのお見送り 走り出した車に向かって“バカ”と呼ぶと 車が止まって あいつが顔出し“今何か言った?” あわてて 万歳 叫んでおります 夜更けの町で バカになりきれ バカが開いてだ バカになりきれ バカよりバカに バカをバカと呼べるまでは いち に さん し いち に さん し いち に さん し BAKA! |
荒野より荒れ果てた時代の上を吹き過ぎる風が 今 君にささやく言葉は何ですか 壊れたガラス窓から 差し込む光に 今 君が祈る言葉は何ですか 声高く唄えども自分の唄に なぐさめられることもなく また はげまされることもなく 声しぼり唄えども自分の唄は 風に舞う蝶の様に力弱く 風だけが激しく 風だけが激しく吹く おまえと俺の心の中へと 大空を飛び行く あの鳥でさえ 空には住めず 翼を汚し大地に生きる だから おまえも美しすぎる夢からさめて さあ 人の流れの中で 夢を見ろ 涙の河を ぬれながら泳いで渡り 苦しみの丘を つまずきながら登りつめても おまえと俺の休める所はどこにもなく 祈り続ける言葉だけがどこまでも続く 風だけが激しく 風だけが激しく吹く おまえと俺の心の中へと 風だけが激しく 風だけが激しく吹く おまえと俺の心の中へと | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男・武田鉄矢 | 海援隊 | 荒れ果てた時代の上を吹き過ぎる風が 今 君にささやく言葉は何ですか 壊れたガラス窓から 差し込む光に 今 君が祈る言葉は何ですか 声高く唄えども自分の唄に なぐさめられることもなく また はげまされることもなく 声しぼり唄えども自分の唄は 風に舞う蝶の様に力弱く 風だけが激しく 風だけが激しく吹く おまえと俺の心の中へと 大空を飛び行く あの鳥でさえ 空には住めず 翼を汚し大地に生きる だから おまえも美しすぎる夢からさめて さあ 人の流れの中で 夢を見ろ 涙の河を ぬれながら泳いで渡り 苦しみの丘を つまずきながら登りつめても おまえと俺の休める所はどこにもなく 祈り続ける言葉だけがどこまでも続く 風だけが激しく 風だけが激しく吹く おまえと俺の心の中へと 風だけが激しく 風だけが激しく吹く おまえと俺の心の中へと |
漂泊浪漫人の宿命の悲しさは 浮世を憎んで船を出し さすらい人になったとて いつか浮世が恋しくなる 「せめて今夜は この盃に 苦い酒をば なみなみついで そして一息に飲みほそう そして悲しみ飲みほそう」 人の情けのうれしさは たとえばレモンの味がして 口に含めばすっぱくて わけもないのに泪ぐむ 「せめて今夜は この盃に 甘い洒をば なみなみついで そして一息に飲みほそう ほら あんたの情けを飲みほそう」 旅する男の寂しさは 夜汽車にうつる白い顔 きのうと今日にとり残されて それでも夢追うさすらい人よ 「あなたは見知らぬ人だけれど 酒に愁いを 流してしまおう そして一息に飲みほそう そして宿命を飲みほそう」 | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 人の宿命の悲しさは 浮世を憎んで船を出し さすらい人になったとて いつか浮世が恋しくなる 「せめて今夜は この盃に 苦い酒をば なみなみついで そして一息に飲みほそう そして悲しみ飲みほそう」 人の情けのうれしさは たとえばレモンの味がして 口に含めばすっぱくて わけもないのに泪ぐむ 「せめて今夜は この盃に 甘い洒をば なみなみついで そして一息に飲みほそう ほら あんたの情けを飲みほそう」 旅する男の寂しさは 夜汽車にうつる白い顔 きのうと今日にとり残されて それでも夢追うさすらい人よ 「あなたは見知らぬ人だけれど 酒に愁いを 流してしまおう そして一息に飲みほそう そして宿命を飲みほそう」 |
そんぐ ふぉあ ゆうあなたのためにこの唄を 創ったのですよと云える そんな唄が欲しいな こんなに明日がゆがんで見える日には 心の中には愛の言葉 たくさんあるのですが 外の風は冷たすぎて いつもひびわれてしまうのです ガラスの外に拡がる世界に 粉々になって溶けて行けたら いいのに いいのに 私の体をつき抜けて 明日の景色が見えますか あなただけではないのです 方舟に残っているのは 部屋の中にローソクともし 怯えている僕ですが ほんの少しずるさがあれば 愛の唄も唄えるのです ガラスの外に拡がる世界に 粉々になって溶けて行けたら いいのに いいのに あなたのためにこの唄を 唄うのですよと云える そんな唄が欲しいな こんなにあなたが遠くに見える日には ほんの少し勇気があれば 愛の唄も唄えるのです ガラスの外に拡がる世界に 粉々になって溶けて行けたら いいのに いいのに | 海援隊 | 江口晶・武田鉄矢 | 千葉和臣 | | あなたのためにこの唄を 創ったのですよと云える そんな唄が欲しいな こんなに明日がゆがんで見える日には 心の中には愛の言葉 たくさんあるのですが 外の風は冷たすぎて いつもひびわれてしまうのです ガラスの外に拡がる世界に 粉々になって溶けて行けたら いいのに いいのに 私の体をつき抜けて 明日の景色が見えますか あなただけではないのです 方舟に残っているのは 部屋の中にローソクともし 怯えている僕ですが ほんの少しずるさがあれば 愛の唄も唄えるのです ガラスの外に拡がる世界に 粉々になって溶けて行けたら いいのに いいのに あなたのためにこの唄を 唄うのですよと云える そんな唄が欲しいな こんなにあなたが遠くに見える日には ほんの少し勇気があれば 愛の唄も唄えるのです ガラスの外に拡がる世界に 粉々になって溶けて行けたら いいのに いいのに |
そうだ病院へ行こうそうだ病院へゆこう そうだ病院へゆこう 手遅れになる その前に 今朝もひとりで夜明けの町を 健康作りで走り廻れば また捕まった職務質問 誰より元気と威張りたいけど ひとりぼっちのラジオ体操 離れ小島のロビンソン ポツリと一人で ため息つけば 元気がないねと嫁がのぞき込む あわてて咳した 年寄くさく やさしく背中をさすってくれたが 嫁の鼻歌「いい日旅立ち」 そうか そういう事なのか そうだ病院へゆこう やっぱ病院へゆこう 嫁より元気じゃまずいから そうだ病院へゆこう やっぱ病院へゆこう どこかにあるはず悪いとこ 人の数だけ病気があって 病気にそれぞれ名前があって 病名ごとにグループ出来た 糖尿病の吉岡さんは 顔見ただけで血圧あてて 爪の色みて病気もあてる 待合室の一番人気 心臓病の鷹鳥さんは 臨死体験 三度もしてる 七十五歳の大澤さんは 四十肩だと診断されて 若返ったと万歳してる だから病院へゆこう やっぱ病院へゆこう 素敵な仲間が待っている だから病院へゆこう やっぱ病院へゆこう 探せばあるはず悪いとこ 血糖 血圧 尿酸値 中性脂肪に体脂肪 ヘモグロビン AICにインスリン 眼圧 眼底 前立腺 コレステロール値 BMI 頻尿 膀胱過活動 睡眠障害 CTスキャン メタボ85センチ以内 ヘリコバクターピロリ菌 みんな病院へゆこう やっぱ病院へゆこう 元気で集まれ風邪ひくな みんな病院へゆこう そうだ病院へゆこう 京都に行く前に病院へ たったひとりで 健康よりも みんなで少し病気のほうが 人に優しくされるしできる | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 海援隊 | そうだ病院へゆこう そうだ病院へゆこう 手遅れになる その前に 今朝もひとりで夜明けの町を 健康作りで走り廻れば また捕まった職務質問 誰より元気と威張りたいけど ひとりぼっちのラジオ体操 離れ小島のロビンソン ポツリと一人で ため息つけば 元気がないねと嫁がのぞき込む あわてて咳した 年寄くさく やさしく背中をさすってくれたが 嫁の鼻歌「いい日旅立ち」 そうか そういう事なのか そうだ病院へゆこう やっぱ病院へゆこう 嫁より元気じゃまずいから そうだ病院へゆこう やっぱ病院へゆこう どこかにあるはず悪いとこ 人の数だけ病気があって 病気にそれぞれ名前があって 病名ごとにグループ出来た 糖尿病の吉岡さんは 顔見ただけで血圧あてて 爪の色みて病気もあてる 待合室の一番人気 心臓病の鷹鳥さんは 臨死体験 三度もしてる 七十五歳の大澤さんは 四十肩だと診断されて 若返ったと万歳してる だから病院へゆこう やっぱ病院へゆこう 素敵な仲間が待っている だから病院へゆこう やっぱ病院へゆこう 探せばあるはず悪いとこ 血糖 血圧 尿酸値 中性脂肪に体脂肪 ヘモグロビン AICにインスリン 眼圧 眼底 前立腺 コレステロール値 BMI 頻尿 膀胱過活動 睡眠障害 CTスキャン メタボ85センチ以内 ヘリコバクターピロリ菌 みんな病院へゆこう やっぱ病院へゆこう 元気で集まれ風邪ひくな みんな病院へゆこう そうだ病院へゆこう 京都に行く前に病院へ たったひとりで 健康よりも みんなで少し病気のほうが 人に優しくされるしできる |
おやじ男はやっぱり馬鹿やなと思います。 おやじを見ながらづくづく男は馬鹿やなと思います。 苦い酒を苦い顔して飲んで、 本当馬鹿やと思います。 そして僕もおやじに似てきました。 だんだんおやじに似てきました 病院のベッドに腰をおろし 親父は笑って僕を待ってた 旅の途中の僕を見つめて 親父は静かに うなずいている どげんしたとね! どげんしたとね! とうちゃんくさ。あんまり酒ば飲むけんたい、 こげん体ば悪うしようが、あんた。 近所の人は皆んな言いよんしゃんとよ、 とうちゃんの横じゃタバコも喫えんちて、 体ん中にアルコールが一杯たまっとるけん タバコの火がうつって爆発したら大事って、皆んな笑いよんじゃが。 とうちゃん憶えとうね、給料ば全部飲んで帰ってきた日のことば。 俺らまだ小学生やったよ。かあちゃん頭にきて、 こげなとうちゃんやったらいらんけん、もういっそのこと、 もういっそのこと亡きものにしてしまおうて言ったとよ。 ちょうど今ネクタイばしめて酔いつぶれとるけん、 母と子、力ばあわせて両方からしっかり引っぱって、 始末してしまおうって言ったとよ。 そうばってん、俺ら泣きながら止めたっちゃが。 明日が小学校の父親参観日の日やけん、明日まで待ってちゅって、 俺ら必死になって止めたっちゃが。 男やったら勝たなつまらん、男やったら天下ば取らなつまらん、 それがとうちゃんの口ぐせやったね。 そして最後にとうちゃんいつもぽつんと言いよったね。 お前はとうちゃんのごとなったらつまらんぞて、 淋しか顔して言いよったね。 そうばってんとうちゃんがプロレス好いとうたあ、今も変らんね、 力道山が一番好きやったね、 とうちゃん力遊山が負けたら、ようネコにハつ当たりして、 あんた襖に投げつけよったろうが。 力道山が負けたら、がっぱしこいて、 正義が負けた、正義が負けたって言いよったろうが、 そうばってん、とうちゃん。 男の正義は、あの頃からよう負けよったね、 ほんなこと勝ちゃせんもんね。 とうちゃん、そうばってんやっぱ、男一匹生きてゆくとはきつかね、 男一匹生きてゆくとはやおいかんね。 俺らまだ憶えとうよ、時々とうちゃんが眠られんで 蒲団の中でタバコぼっか吹かしよった夜のことば、 そやもんね、男は酒ば飲まな淋しゅうして眠られん夜があるもんね。 とうちゃん、俺もだんだんとうちゃんの気持ちが 分るごとなってきたっちゃが。 酒ば飲む手つきがよう似てきたけん、 とうちゃんの酒の気持が分るごとなってきたっちゃが。 病院の窓から夕陽みつめ 親父は黙って笑ってる また旅立つ僕をみつめて 親父は静かに うなずいている | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 男はやっぱり馬鹿やなと思います。 おやじを見ながらづくづく男は馬鹿やなと思います。 苦い酒を苦い顔して飲んで、 本当馬鹿やと思います。 そして僕もおやじに似てきました。 だんだんおやじに似てきました 病院のベッドに腰をおろし 親父は笑って僕を待ってた 旅の途中の僕を見つめて 親父は静かに うなずいている どげんしたとね! どげんしたとね! とうちゃんくさ。あんまり酒ば飲むけんたい、 こげん体ば悪うしようが、あんた。 近所の人は皆んな言いよんしゃんとよ、 とうちゃんの横じゃタバコも喫えんちて、 体ん中にアルコールが一杯たまっとるけん タバコの火がうつって爆発したら大事って、皆んな笑いよんじゃが。 とうちゃん憶えとうね、給料ば全部飲んで帰ってきた日のことば。 俺らまだ小学生やったよ。かあちゃん頭にきて、 こげなとうちゃんやったらいらんけん、もういっそのこと、 もういっそのこと亡きものにしてしまおうて言ったとよ。 ちょうど今ネクタイばしめて酔いつぶれとるけん、 母と子、力ばあわせて両方からしっかり引っぱって、 始末してしまおうって言ったとよ。 そうばってん、俺ら泣きながら止めたっちゃが。 明日が小学校の父親参観日の日やけん、明日まで待ってちゅって、 俺ら必死になって止めたっちゃが。 男やったら勝たなつまらん、男やったら天下ば取らなつまらん、 それがとうちゃんの口ぐせやったね。 そして最後にとうちゃんいつもぽつんと言いよったね。 お前はとうちゃんのごとなったらつまらんぞて、 淋しか顔して言いよったね。 そうばってんとうちゃんがプロレス好いとうたあ、今も変らんね、 力道山が一番好きやったね、 とうちゃん力遊山が負けたら、ようネコにハつ当たりして、 あんた襖に投げつけよったろうが。 力道山が負けたら、がっぱしこいて、 正義が負けた、正義が負けたって言いよったろうが、 そうばってん、とうちゃん。 男の正義は、あの頃からよう負けよったね、 ほんなこと勝ちゃせんもんね。 とうちゃん、そうばってんやっぱ、男一匹生きてゆくとはきつかね、 男一匹生きてゆくとはやおいかんね。 俺らまだ憶えとうよ、時々とうちゃんが眠られんで 蒲団の中でタバコぼっか吹かしよった夜のことば、 そやもんね、男は酒ば飲まな淋しゅうして眠られん夜があるもんね。 とうちゃん、俺もだんだんとうちゃんの気持ちが 分るごとなってきたっちゃが。 酒ば飲む手つきがよう似てきたけん、 とうちゃんの酒の気持が分るごとなってきたっちゃが。 病院の窓から夕陽みつめ 親父は黙って笑ってる また旅立つ僕をみつめて 親父は静かに うなずいている |
たまらんぜたまらん たまらん たまらんぜ たまらんこけたら夢こけた すねて可愛いい顔じゃない ふてて絵になるがらじゃない ついてないよが口ぐせの 自分にあいそもつきました たまらん たまらん たまらんぜ たまらんこけたら夢こけた たまらん たまらん たまらんぜ たまらんこけたら夢こけた | 海援隊 | 武田鉄矢 | 武田鉄矢 | | たまらん たまらん たまらんぜ たまらんこけたら夢こけた すねて可愛いい顔じゃない ふてて絵になるがらじゃない ついてないよが口ぐせの 自分にあいそもつきました たまらん たまらん たまらんぜ たまらんこけたら夢こけた たまらん たまらん たまらんぜ たまらんこけたら夢こけた |
人に生まれて鳥はじぶんを鳥とは知らず 空を見つめて 飛ばずにいられない 花はなんの花かわが名も知らず 春になったら 咲かずにいられない 私はせっかく人に生まれて 恋をせずにはいられなかった こんな悲しい顔するために 人に生まれてきたわけじゃない 流れる水に魚が泳ぐ 行方も知らずに 遊び続けてる 川は流れてどこへゆくのか 何も知らずに海へと急いでる 私はせっかく人に生まれて あなたと知り合い迷ってばかり 海を知らずに川は走るけど あなた見つめて私は石のよう 私はせっかく人に生まれて 鳥や花など羨むものか 私は私になるために 人に生まれてきたのです | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | | 鳥はじぶんを鳥とは知らず 空を見つめて 飛ばずにいられない 花はなんの花かわが名も知らず 春になったら 咲かずにいられない 私はせっかく人に生まれて 恋をせずにはいられなかった こんな悲しい顔するために 人に生まれてきたわけじゃない 流れる水に魚が泳ぐ 行方も知らずに 遊び続けてる 川は流れてどこへゆくのか 何も知らずに海へと急いでる 私はせっかく人に生まれて あなたと知り合い迷ってばかり 海を知らずに川は走るけど あなた見つめて私は石のよう 私はせっかく人に生まれて 鳥や花など羨むものか 私は私になるために 人に生まれてきたのです |
とどかぬ想いさよならって 背中を向けて 歩き出したアンタが くやしいくらい きれいに見えた 煙草くわえて すましているが こんなに見事にフラレたら 泪を流すひまもない 貴女は幸福にならなければ 貴女は幸福にならなければ そうでなければ そうでなければ 僕 困るんです あの街角を 曲ればきっと 赤い車が待っていて おそかったネって アンタを誘う すじ書き通り フラれたわけさ だけど最後の別れは もう少し格好 つけたかった 貴女は幸福にならなければ 貴女は幸福にならなければ そうでなければ そうでなければ 僕 困るんです アンタは幸福にならなければ アンタは幸福にならなければ それさえ言えたら それさえ言えたら 俺 良かったんです | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 篠原信彦 | さよならって 背中を向けて 歩き出したアンタが くやしいくらい きれいに見えた 煙草くわえて すましているが こんなに見事にフラレたら 泪を流すひまもない 貴女は幸福にならなければ 貴女は幸福にならなければ そうでなければ そうでなければ 僕 困るんです あの街角を 曲ればきっと 赤い車が待っていて おそかったネって アンタを誘う すじ書き通り フラれたわけさ だけど最後の別れは もう少し格好 つけたかった 貴女は幸福にならなければ 貴女は幸福にならなければ そうでなければ そうでなければ 僕 困るんです アンタは幸福にならなければ アンタは幸福にならなければ それさえ言えたら それさえ言えたら 俺 良かったんです |
風景詩舞い上がる 鳥たちは 影を残して まっすぐ空へとかけてゆく ベンチの隅で ぼくは ぼくの影見つめて ひとり 動かない あふれそうな 悲しみがあるけど 今日は心を 濡らしたくない 陽差しの中で 影が揺れるのは 悲しみが空へ 帰るから この陽差しの中に もう少しいれば 悲しみが少し 乾くだろう 噴水の水が 背のびをする 光るしぶきを 振り撒いて 年老いた男は 煙草をくわえて 芝生の上から ながめてる 生きてる者の 影は動かない それは悲しみが 重いからだろう そんなに重い 影なんか 持ちたくないと ぼくは 動かない タ暮れが来るまで ここにいよう ぼくの影が 闇で消えるまで あふれそうな 悲しみがあるけど 今日は心を 濡らしたくない 陽差しの中で 影が揺れるのは 悲しみが空へ 帰るから この陽差しの中に もう少しいれば 悲しみが少し 乾くだろう | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | | 舞い上がる 鳥たちは 影を残して まっすぐ空へとかけてゆく ベンチの隅で ぼくは ぼくの影見つめて ひとり 動かない あふれそうな 悲しみがあるけど 今日は心を 濡らしたくない 陽差しの中で 影が揺れるのは 悲しみが空へ 帰るから この陽差しの中に もう少しいれば 悲しみが少し 乾くだろう 噴水の水が 背のびをする 光るしぶきを 振り撒いて 年老いた男は 煙草をくわえて 芝生の上から ながめてる 生きてる者の 影は動かない それは悲しみが 重いからだろう そんなに重い 影なんか 持ちたくないと ぼくは 動かない タ暮れが来るまで ここにいよう ぼくの影が 闇で消えるまで あふれそうな 悲しみがあるけど 今日は心を 濡らしたくない 陽差しの中で 影が揺れるのは 悲しみが空へ 帰るから この陽差しの中に もう少しいれば 悲しみが少し 乾くだろう |
家族一緒に過ごした 時の長さが 愛というものを 伝えるとしたら いつもいない僕が 愛してないと思うかい 流れる涙を そっと拭いてくれる この手のひらが 欲しくてたまらず 側にいない僕を 責めてみるのかい 菜見子 空見子 聞こえますか 父は未だ 旅の途中 翼もないのに 空に憧れている 言葉で確かめ合うこともなく 静かなことが 幸福だとしたら いつも二人に僕は 幸福を待たせてる 幸福なのかと尋ねるたびに 幸福ですよと 言葉を返すほど きっと僕の妻は 不幸福に違いない 菜見子 空見子 聞こえますか 父は未だ 徘徊つづけ 帰りたいと言えずに この道歩いている 愛されていると 思わなくていい 愛していると 気づかなくていい どんなに遠くいても 家族なんだから 菜見子 空見子 聞こえますか 父は未だ 夜に眠れず おまえたちの事 想い出している | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 徳武弘文 | 一緒に過ごした 時の長さが 愛というものを 伝えるとしたら いつもいない僕が 愛してないと思うかい 流れる涙を そっと拭いてくれる この手のひらが 欲しくてたまらず 側にいない僕を 責めてみるのかい 菜見子 空見子 聞こえますか 父は未だ 旅の途中 翼もないのに 空に憧れている 言葉で確かめ合うこともなく 静かなことが 幸福だとしたら いつも二人に僕は 幸福を待たせてる 幸福なのかと尋ねるたびに 幸福ですよと 言葉を返すほど きっと僕の妻は 不幸福に違いない 菜見子 空見子 聞こえますか 父は未だ 徘徊つづけ 帰りたいと言えずに この道歩いている 愛されていると 思わなくていい 愛していると 気づかなくていい どんなに遠くいても 家族なんだから 菜見子 空見子 聞こえますか 父は未だ 夜に眠れず おまえたちの事 想い出している |
ダラクロンありもしないやさしさなんか お前は歌うな あくびみたいな むなしさなんか お前は叫ぶな たった一つの言葉でいい 心をさしとおす そんな言葉が見つかるまで 迷い続けろ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 叫ぶ人の言葉はいつも うそでふくれている 祈る人の言葉はいつも 自分をのろうだけ やすらぎを求める人に やすらぎの時はなく やっと手にした自由は そうさ さびしいだけのこと 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 生きることは 汚れることだ おちてゆくことだ 夢を語るな もの欲しそうな顔をしながら 金のためだと 笑ってやれよ 生きてゆくことは 命がけの マゴコロだけが 信じれるものなのさ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 篠原信彦 | ありもしないやさしさなんか お前は歌うな あくびみたいな むなしさなんか お前は叫ぶな たった一つの言葉でいい 心をさしとおす そんな言葉が見つかるまで 迷い続けろ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 叫ぶ人の言葉はいつも うそでふくれている 祈る人の言葉はいつも 自分をのろうだけ やすらぎを求める人に やすらぎの時はなく やっと手にした自由は そうさ さびしいだけのこと 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 生きることは 汚れることだ おちてゆくことだ 夢を語るな もの欲しそうな顔をしながら 金のためだと 笑ってやれよ 生きてゆくことは 命がけの マゴコロだけが 信じれるものなのさ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 苦しみの中へ 心と一緒におちてゆこう 悲しみの中へ |
あるがままに水蓮の花白く滲んで 泥の川に咲き乱れ 水面に映る白き夏雲 裸の子供空へ飛びこむ 靴を脱ぎ捨て裸足で歩けば 大地の優しさただありがたく そうか私も花や石ころ ここでは小さなアジアの破片 あるがままに陽射しを浴びて あるがままに風に吹かれて 菩提樹の下悟れぬ私 座ってあなたの名前つぶやく 額に紅い花びら模様 インドの少女は笑って拝む こんな私が仏に見えて 捧げてくれたアジアの微笑み 悟れぬままに生きて行こうと やっと気づいて私もおじぎ あるがままに泣いて泣きじゃくり あるがままに静かに笑おう そうか私も花や石ころ ここでは小さなアジアの破片 あるがままに心のままに あるがままに私のままに あるがままに流れのままに あるがままに行こうこのままに | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 岩崎文紀 | 水蓮の花白く滲んで 泥の川に咲き乱れ 水面に映る白き夏雲 裸の子供空へ飛びこむ 靴を脱ぎ捨て裸足で歩けば 大地の優しさただありがたく そうか私も花や石ころ ここでは小さなアジアの破片 あるがままに陽射しを浴びて あるがままに風に吹かれて 菩提樹の下悟れぬ私 座ってあなたの名前つぶやく 額に紅い花びら模様 インドの少女は笑って拝む こんな私が仏に見えて 捧げてくれたアジアの微笑み 悟れぬままに生きて行こうと やっと気づいて私もおじぎ あるがままに泣いて泣きじゃくり あるがままに静かに笑おう そうか私も花や石ころ ここでは小さなアジアの破片 あるがままに心のままに あるがままに私のままに あるがままに流れのままに あるがままに行こうこのままに |
おつかれさまあなた一日 いい人だった 指で汗ふく 働きもので 普通の人で 頑張りました おつかれさま 今日も一日 おつかれさま ありがとうなど あてにせず 人にやさしく してあげられた 今日のあなたが あなたらしい おつかれさま あなたの背中へ おつかれさま つめ草の上 大の字にねて 空へ溜息 ほっとつきます なんて静かな 夕暮れでしょう おつかれさま わたしの心 おつかれさま 空の都合で 雨がふる 花は都合で 咲いては散って 私の都合で あなたが好きです おつかれさま 行きかう人へ おつかれさま 一生一度の 一言よりも 千日かわらず 繰り返される 日暮れの人の 声のやさしさ おつかれさま 路地の陰から おつかれさま 月や星たち おつかれさま | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 坂本明之 | あなた一日 いい人だった 指で汗ふく 働きもので 普通の人で 頑張りました おつかれさま 今日も一日 おつかれさま ありがとうなど あてにせず 人にやさしく してあげられた 今日のあなたが あなたらしい おつかれさま あなたの背中へ おつかれさま つめ草の上 大の字にねて 空へ溜息 ほっとつきます なんて静かな 夕暮れでしょう おつかれさま わたしの心 おつかれさま 空の都合で 雨がふる 花は都合で 咲いては散って 私の都合で あなたが好きです おつかれさま 行きかう人へ おつかれさま 一生一度の 一言よりも 千日かわらず 繰り返される 日暮れの人の 声のやさしさ おつかれさま 路地の陰から おつかれさま 月や星たち おつかれさま |
フォークソングまだ唇に歌があります 青春のフォークソングです 十七の夏 初めて聞いた 放課後の渡り廊下で 聞いてるうちに知らず唄ってた くり返し帰り道でも 初めて僕は 僕の歌聞いて 寂しい声の奴と知りました まだ唇に歌があります 遠い日のそれはラブソング 二十歳の冬 ドジな恋をして ヘタクソな歌の詞を書いた でも仲間たちメロディーくれて 唄ったら声が寄りそう 息を合わせて 歌うたう時 僕を忘れて僕等になれました そして唇の歌と歩き出し 遥かな旅をしています ライバル達に 負けたくなくて イライラと鬼の目をしたり まばらな客に拍手もらえずに 木枯らしの溜息ついた でも僕等の歌は僕たちよりも 旅するうちに強くなりました まだ唇に歌があります 年老いたフォークソングです 時代遅れで 流行に乗れず 不器用な古き歌ですが 自分のために歌は唄わない 祈ること誰かのために 歌に託した思いは一つ それは三人で決めた事です まだ唇に歌があります 唄いますフォークソングです | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | 海援隊 | まだ唇に歌があります 青春のフォークソングです 十七の夏 初めて聞いた 放課後の渡り廊下で 聞いてるうちに知らず唄ってた くり返し帰り道でも 初めて僕は 僕の歌聞いて 寂しい声の奴と知りました まだ唇に歌があります 遠い日のそれはラブソング 二十歳の冬 ドジな恋をして ヘタクソな歌の詞を書いた でも仲間たちメロディーくれて 唄ったら声が寄りそう 息を合わせて 歌うたう時 僕を忘れて僕等になれました そして唇の歌と歩き出し 遥かな旅をしています ライバル達に 負けたくなくて イライラと鬼の目をしたり まばらな客に拍手もらえずに 木枯らしの溜息ついた でも僕等の歌は僕たちよりも 旅するうちに強くなりました まだ唇に歌があります 年老いたフォークソングです 時代遅れで 流行に乗れず 不器用な古き歌ですが 自分のために歌は唄わない 祈ること誰かのために 歌に託した思いは一つ それは三人で決めた事です まだ唇に歌があります 唄いますフォークソングです |
ラストバラード産んでくれてありがとな 育ててくれてありがとうな 次の世もまた次の世も あなたの子供に生まれたい 母ちゃんの子供に生まれたい ひつじ雲西へと流れ コスモスの花揺れて見送る 旅立つ母に姉が寄り添い その唇に赤き紅をさす 別れにはうららかなこの日 ありったけのさよならこめて 声を限りのありがとこめて 捧げる白い花 いつもなら私を送り 母が立ってた我が家の前には 黒き服着た人たち並び あなたひとりを今日は送ります 泣きなさいそう言いながら 涙流してるご近所の方 おじぎばかりをしておりますが 故郷有難し 走馬灯めぐる思い出 何故か微笑む笑顔の母ばかり 小さき箱の母を抱きしめ 眠れど母は夢に現れず 我が母は逝きし後にも 安らかに私を眠らせ 母の姿は心におります いつもいついつまでも | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 産んでくれてありがとな 育ててくれてありがとうな 次の世もまた次の世も あなたの子供に生まれたい 母ちゃんの子供に生まれたい ひつじ雲西へと流れ コスモスの花揺れて見送る 旅立つ母に姉が寄り添い その唇に赤き紅をさす 別れにはうららかなこの日 ありったけのさよならこめて 声を限りのありがとこめて 捧げる白い花 いつもなら私を送り 母が立ってた我が家の前には 黒き服着た人たち並び あなたひとりを今日は送ります 泣きなさいそう言いながら 涙流してるご近所の方 おじぎばかりをしておりますが 故郷有難し 走馬灯めぐる思い出 何故か微笑む笑顔の母ばかり 小さき箱の母を抱きしめ 眠れど母は夢に現れず 我が母は逝きし後にも 安らかに私を眠らせ 母の姿は心におります いつもいついつまでも |
空みたか東京に殴られて仰向けにひっくりかえった 公園の立入り禁止の芝生の上に この街はこの俺と握手さえしてくれなかった 俺の夢が負けたんだ カウントテンまで眼をつぶれ 空みたか 勝ち続けていなければそれは負けたと同じ事 空みたか 夢やぶれのんびりと空みて空みています 東京に殴られて横断歩道で待たされて 疲れ果てて座り込んだガードレールに 誰のせいか時代のせいかいいやみんな身からでた錆 平凡に生きてるやつが 一番度胸のある奴だ 空みたか 鳥のように自由に生きてくつもりがなんて様 空みたか 負けてやっと静かに空みて空みています 東京に殴られて東京のバカヤローと たったひとりで歌って叫ぶカラオケルームで 俺はアリにはなりたくはない時計の針に指図されない 歌だけ威勢はいいけれど マイクを落としてふと黙り込む 空みたか あの人にまず詫びろ床に手をつきアリになりますと 空みたか 故郷に向かって頭をさげすみませんでした | 海援隊 | 武田鉄矢 | 中牟田俊男 | | 東京に殴られて仰向けにひっくりかえった 公園の立入り禁止の芝生の上に この街はこの俺と握手さえしてくれなかった 俺の夢が負けたんだ カウントテンまで眼をつぶれ 空みたか 勝ち続けていなければそれは負けたと同じ事 空みたか 夢やぶれのんびりと空みて空みています 東京に殴られて横断歩道で待たされて 疲れ果てて座り込んだガードレールに 誰のせいか時代のせいかいいやみんな身からでた錆 平凡に生きてるやつが 一番度胸のある奴だ 空みたか 鳥のように自由に生きてくつもりがなんて様 空みたか 負けてやっと静かに空みて空みています 東京に殴られて東京のバカヤローと たったひとりで歌って叫ぶカラオケルームで 俺はアリにはなりたくはない時計の針に指図されない 歌だけ威勢はいいけれど マイクを落としてふと黙り込む 空みたか あの人にまず詫びろ床に手をつきアリになりますと 空みたか 故郷に向かって頭をさげすみませんでした |
ダメージの詩見上げた夜空に月がふたつ ちぎれて輝く 私の瞳も年をとり 見るものすべてがにじんでゆがむ 乱視がすすみ 妻がふたりにダブって見える 妹みたいな妻だったけど 確かに今は父親に見える 陽暮れの街角響く歌声 名もなきその唄 若き人たち夢をみる スポットライトを憧れ目指して そんな時代は 僕にもあったが君とは違う 恋することを誰かの真似して LOVEと飾って唄いはしなかった 浮気がバレた酔いすぎて 間違えたのだ勘違い その人抱きしめ今夜は帰ると 囁きかけたがそれは妻だった 酔って我が家へ 帰って来たことすっかり忘れてた 妻も立派だ タクシー呼んで 手を振りながら見送ってくれた ひとり酒場でふと唇が 歌い出すあの唄 あの素晴らしい愛をもう一度 僕らの唄は何処へいったのだろう 悲しい癖だな 星占いで恋愛運が 吉と出てれば妻に隠れて 梅の小枝に強く強く結ぶ 茶髪の娘が踊りながら テレビで歌っている あまりの動きの素早さに 見ていて疲れるじっとして歌え 子供がテレビを離れたスキに チャンネル変えてそっと見詰める 天気予報のお天気お姉さん スキです普通の人だから ダメージの詩唄えば切なく 青春は遠く過ぎ去り 我ら中年よ夜明け前の 闇に歌おうダメージの詩 | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | 千葉和臣 | 見上げた夜空に月がふたつ ちぎれて輝く 私の瞳も年をとり 見るものすべてがにじんでゆがむ 乱視がすすみ 妻がふたりにダブって見える 妹みたいな妻だったけど 確かに今は父親に見える 陽暮れの街角響く歌声 名もなきその唄 若き人たち夢をみる スポットライトを憧れ目指して そんな時代は 僕にもあったが君とは違う 恋することを誰かの真似して LOVEと飾って唄いはしなかった 浮気がバレた酔いすぎて 間違えたのだ勘違い その人抱きしめ今夜は帰ると 囁きかけたがそれは妻だった 酔って我が家へ 帰って来たことすっかり忘れてた 妻も立派だ タクシー呼んで 手を振りながら見送ってくれた ひとり酒場でふと唇が 歌い出すあの唄 あの素晴らしい愛をもう一度 僕らの唄は何処へいったのだろう 悲しい癖だな 星占いで恋愛運が 吉と出てれば妻に隠れて 梅の小枝に強く強く結ぶ 茶髪の娘が踊りながら テレビで歌っている あまりの動きの素早さに 見ていて疲れるじっとして歌え 子供がテレビを離れたスキに チャンネル変えてそっと見詰める 天気予報のお天気お姉さん スキです普通の人だから ダメージの詩唄えば切なく 青春は遠く過ぎ去り 我ら中年よ夜明け前の 闇に歌おうダメージの詩 |
花いちもんめ十四の春にした恋は まるで夕焼けちぎれ雲 あなたの白い指先を 僕は見つめているばかり 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 二十の秋にした恋は まるで汚れたみぞれ雨 あなたが言ったさよならに 笑顔を作れぬ僕でした 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 呼んでももどらぬ恋ばかり 花いちもんめの悔しさよ それでもさみしい夜くれば 花いちもんめを唄います | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 十四の春にした恋は まるで夕焼けちぎれ雲 あなたの白い指先を 僕は見つめているばかり 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 二十の秋にした恋は まるで汚れたみぞれ雨 あなたが言ったさよならに 笑顔を作れぬ僕でした 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 季節の中を過ぎていった あの人どこまで行ったやら あゝ あの人今は誰の妻 呼んでももどらぬ恋ばかり 花いちもんめの悔しさよ それでもさみしい夜くれば 花いちもんめを唄います |
たんぼ道の唄僕は風よりも 土になりたい 静かに息をする 土になりたい 風のように旅するよりも 土のようにとどまる方が 本当は勇気がいる事なんだ 迷ってばかりの生き方したけど 僕は風よりも土になりたい 僕は海よりも 川になりたい 畑のそばをゆく 川になりたい 海のように広がるよりも 川のように働く方が 本当は強さが いる事なんだ 迷ってばかりの生き方したけど 僕は海よりも 川になりたい 僕は山よりも 丘になりたい 季節の花がさく 丘になりたい 山のようにそびえるよりも 丘のように たたずむ方が 本当は覚悟が いる事なんだ 迷ってばかりの 生き方したけど 僕は山よりも 丘になりたい 迷ってばかりの 生き方したけど 僕は街よりも 村で生きてゆく | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 僕は風よりも 土になりたい 静かに息をする 土になりたい 風のように旅するよりも 土のようにとどまる方が 本当は勇気がいる事なんだ 迷ってばかりの生き方したけど 僕は風よりも土になりたい 僕は海よりも 川になりたい 畑のそばをゆく 川になりたい 海のように広がるよりも 川のように働く方が 本当は強さが いる事なんだ 迷ってばかりの生き方したけど 僕は海よりも 川になりたい 僕は山よりも 丘になりたい 季節の花がさく 丘になりたい 山のようにそびえるよりも 丘のように たたずむ方が 本当は覚悟が いる事なんだ 迷ってばかりの 生き方したけど 僕は山よりも 丘になりたい 迷ってばかりの 生き方したけど 僕は街よりも 村で生きてゆく |
一人称涙のことは涙にまかせて 歪んだ景色の中を歩こう 泣いて悲しみ他人に話せば きっと唇が少し嘘をつく 寂しい時には寂しさに沈もう 水の中の魚のように やりきれなくてため息つけば 銀の泡になってゆく 私の心を訪れる人はなく こんなに静かな場所だったのか 私の心私が居るだけ 明日のことは明日にまかせて 今日のぶんだけ生きてみよう 人の為にと書いて偽り 誰かの為の私じゃあない 幸福さがして人は歩いている 疲れはてた旅人のように 幸福な人は何も探さない 探さないから見つけられた 私の心は恋をしていないから とても広くて澄みきっている 私の心私がいるだけ 私の心を音もなく時が過ぎ 青春も過ぎて遠く来たから 今見わたせる私の青春 | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 涙のことは涙にまかせて 歪んだ景色の中を歩こう 泣いて悲しみ他人に話せば きっと唇が少し嘘をつく 寂しい時には寂しさに沈もう 水の中の魚のように やりきれなくてため息つけば 銀の泡になってゆく 私の心を訪れる人はなく こんなに静かな場所だったのか 私の心私が居るだけ 明日のことは明日にまかせて 今日のぶんだけ生きてみよう 人の為にと書いて偽り 誰かの為の私じゃあない 幸福さがして人は歩いている 疲れはてた旅人のように 幸福な人は何も探さない 探さないから見つけられた 私の心は恋をしていないから とても広くて澄みきっている 私の心私がいるだけ 私の心を音もなく時が過ぎ 青春も過ぎて遠く来たから 今見わたせる私の青春 |
昭和けんかロック下手に出れば 調子に乗って 茶店のあの娘に しつこい口説き 無理矢理握った その手をはなしな いやがるあの娘を 泣かすじゃないぜ ジュータンみたいな ネクタイしめて それでも NOW な YOUNG のつもりか クツに車に 金縁眼鏡 自慢できるは それだけか こうなりゃ勝負だ 表へ出ようぜ いいけん いいけん 表へ出ようぜ Sa, Sa Sa Sa Sa, Sa, Sa, Sa, Sa Sa たえにたえてりゃ 調子に乗って 机たたいて 出世の自慢 会社じゃえらかろ 上役さんよ 屋台に来てまで いばるんじゃないぜ ポマード頭をテカテカ 光らせ それでも エリート社員のつもりか 家柄 学歴 子供のピアノ 自慢できるは それだけか こうなりゃ勝負だ 表へ出ようぜ いいけん いいけん 表へ出ようぜ Sa, Sa Sa Sa Sa, Sa, Sa, Sa, Sa Sa 田舎もん、いや、地方出身者だと 思ってなめるんじゃねえぜ 我慢に我慢で 昭和の御世を 丸く渡れと おっしゃるけれど それじゃこの手は いったい何の為 握れば誰でも げんこつ出来る 百、千、万の 言葉でも 話して解らぬ 奴がいる そんな奴には 言葉はいらぬ 頭突一発 あればよい こうなりゃ勝負だ 表へ出ようぜ いいけん いいけん 表へ出ようぜ Sa, Sa Sa Sa Sa, Sa, Sa, Sa, Sa Sa 愚かものめ 正義は必ず勝つはずなんだけどな | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 下手に出れば 調子に乗って 茶店のあの娘に しつこい口説き 無理矢理握った その手をはなしな いやがるあの娘を 泣かすじゃないぜ ジュータンみたいな ネクタイしめて それでも NOW な YOUNG のつもりか クツに車に 金縁眼鏡 自慢できるは それだけか こうなりゃ勝負だ 表へ出ようぜ いいけん いいけん 表へ出ようぜ Sa, Sa Sa Sa Sa, Sa, Sa, Sa, Sa Sa たえにたえてりゃ 調子に乗って 机たたいて 出世の自慢 会社じゃえらかろ 上役さんよ 屋台に来てまで いばるんじゃないぜ ポマード頭をテカテカ 光らせ それでも エリート社員のつもりか 家柄 学歴 子供のピアノ 自慢できるは それだけか こうなりゃ勝負だ 表へ出ようぜ いいけん いいけん 表へ出ようぜ Sa, Sa Sa Sa Sa, Sa, Sa, Sa, Sa Sa 田舎もん、いや、地方出身者だと 思ってなめるんじゃねえぜ 我慢に我慢で 昭和の御世を 丸く渡れと おっしゃるけれど それじゃこの手は いったい何の為 握れば誰でも げんこつ出来る 百、千、万の 言葉でも 話して解らぬ 奴がいる そんな奴には 言葉はいらぬ 頭突一発 あればよい こうなりゃ勝負だ 表へ出ようぜ いいけん いいけん 表へ出ようぜ Sa, Sa Sa Sa Sa, Sa, Sa, Sa, Sa Sa 愚かものめ 正義は必ず勝つはずなんだけどな |
涙がらがら理由も解らず 走り続けて ふと見上げれば やけに眩しい 空の蒼さに 立ち尽くす ああ やるせないね 胸にしみて ああ 恥かしいね 涙が出るのは 涙がらがら こぼれてしまう きっと何かを 忘れて来たと 心に響いて 人恋しさに振り向いて見れば いつもと同じ 吹き抜ける風は 言葉を消して 空へと帰る ああ 恥かしいね 振り向くなんて ああ こんなに 心が渇くのに 涙がらがら こぼれてしまう 誰かを裏切り 傷つけたと 心に響いて 悩み続けた日々があるから 今はこの腕に かけがえのない優しさだけが 眠りにつくはず ああ 今が全てと思いたい ああ 振り向く勇気も ないほどに 涙がらがら こぼれてしまう 誰かがさよなら 言っていると 心に響いて | 海援隊 | 中牟田俊男 | 中牟田俊男 | | 理由も解らず 走り続けて ふと見上げれば やけに眩しい 空の蒼さに 立ち尽くす ああ やるせないね 胸にしみて ああ 恥かしいね 涙が出るのは 涙がらがら こぼれてしまう きっと何かを 忘れて来たと 心に響いて 人恋しさに振り向いて見れば いつもと同じ 吹き抜ける風は 言葉を消して 空へと帰る ああ 恥かしいね 振り向くなんて ああ こんなに 心が渇くのに 涙がらがら こぼれてしまう 誰かを裏切り 傷つけたと 心に響いて 悩み続けた日々があるから 今はこの腕に かけがえのない優しさだけが 眠りにつくはず ああ 今が全てと思いたい ああ 振り向く勇気も ないほどに 涙がらがら こぼれてしまう 誰かがさよなら 言っていると 心に響いて |
君のお家が遠くなって君のお家が遠くなってしまった 君のお家が遠くなってしまった 縁側に立って ちょっと背伸びすれば 君のお家の台所が見えたね 垣根ごしに ピョンとはねれば 君の笑い顔も一緒にはねたヨ 夏になると僕の家の 朝顔が 君の庭のブランコに咲いたヨ 君のお家が遠くなってしまった 君のお家が遠くなってしまった 窓を開けて見えるものと云えば 白い壁のアパートばかり 遠い街に来て君を想うことが こんなに淋しいとは知らなかったヨ だから一人窓の中 君の想い出抱きしめて ピョンと跳ねているのさ 君のお家が遠くなってしまった 君のお家が遠くなってしまった | 海援隊 | 武田鉄矢 | 仲井戸麗市 | | 君のお家が遠くなってしまった 君のお家が遠くなってしまった 縁側に立って ちょっと背伸びすれば 君のお家の台所が見えたね 垣根ごしに ピョンとはねれば 君の笑い顔も一緒にはねたヨ 夏になると僕の家の 朝顔が 君の庭のブランコに咲いたヨ 君のお家が遠くなってしまった 君のお家が遠くなってしまった 窓を開けて見えるものと云えば 白い壁のアパートばかり 遠い街に来て君を想うことが こんなに淋しいとは知らなかったヨ だから一人窓の中 君の想い出抱きしめて ピョンと跳ねているのさ 君のお家が遠くなってしまった 君のお家が遠くなってしまった |
風は春風雀が庭に三羽四羽 縁側でばあちゃんカックリキックルコ 日向でしろはあくびして 風は春風 南風 雲雀がヒティティヒュティティ昼下がり 菜の花畑に蝶が舞う みの虫 ゲジゲジ がまがえる 風は春風 南風 むすこは都会に行ったきり 今年の春にももどらない もうじき田植えになるという 風は春風 南風 便りもこないとじいさんは あきらめ顔で待ちぼうけ そろそろ昼餉のしたくだよ 風は春風 南風 雀が庭に三羽四羽 縁側でばあちゃんカックリキックルコ 日向でしろはあくびして 風は春風 南風 | 海援隊 | 海援隊 | 千葉和臣 | | 雀が庭に三羽四羽 縁側でばあちゃんカックリキックルコ 日向でしろはあくびして 風は春風 南風 雲雀がヒティティヒュティティ昼下がり 菜の花畑に蝶が舞う みの虫 ゲジゲジ がまがえる 風は春風 南風 むすこは都会に行ったきり 今年の春にももどらない もうじき田植えになるという 風は春風 南風 便りもこないとじいさんは あきらめ顔で待ちぼうけ そろそろ昼餉のしたくだよ 風は春風 南風 雀が庭に三羽四羽 縁側でばあちゃんカックリキックルコ 日向でしろはあくびして 風は春風 南風 |
月の光濡れた手拭い窓辺に干して 旅の宿から海を見下ろす 遥かな沖に昇った月が 水面を照らす黄金色の道 街の暮らしで汚れた私は 畳に正座で月を見上げる 月の光で我が身を洗う 月の光で我が身を洗う 隣も眠れぬ旅の人だろう 窓から一房葡萄の差し入れ 月の光に葡萄を透かせば うす紫のステンドグラス 貴方を誘わず来てよかったと 久しぶりに静けさを聞く 何年ぶりだろうひとり微笑む 何年ぶりだろうひとり微笑む 夜更けに目覚めて闇を見つめる 閉めた窓から月影差し込み 部屋の隅の畳の上に 青く小さな月の光が 眠れぬ私に届いた便り 布団を抜け出しひとり見つめる 月から届いた手紙を読んでる 月から届いた手紙を読んでる 月から届いた手紙を読んでる | 海援隊 | 武田鉄矢 | 千葉和臣 | | 濡れた手拭い窓辺に干して 旅の宿から海を見下ろす 遥かな沖に昇った月が 水面を照らす黄金色の道 街の暮らしで汚れた私は 畳に正座で月を見上げる 月の光で我が身を洗う 月の光で我が身を洗う 隣も眠れぬ旅の人だろう 窓から一房葡萄の差し入れ 月の光に葡萄を透かせば うす紫のステンドグラス 貴方を誘わず来てよかったと 久しぶりに静けさを聞く 何年ぶりだろうひとり微笑む 何年ぶりだろうひとり微笑む 夜更けに目覚めて闇を見つめる 閉めた窓から月影差し込み 部屋の隅の畳の上に 青く小さな月の光が 眠れぬ私に届いた便り 布団を抜け出しひとり見つめる 月から届いた手紙を読んでる 月から届いた手紙を読んでる 月から届いた手紙を読んでる |
春は南から春は はるか南の海の彼方から 甘い潮の香りにのってやってくる 幼い頃にかけた田んぼ道 春が来ただろう菜の花畑 それでももどれぬ 今ははぐれどり 南の風の吹く頃 思い出すのは 緑 しげるふるさと 風の吹く丘 しかくい窓を見上げ ひざかかえ 闘い敗れたこの僕にも 春がやってきたのか 窓の中にだけ 南の空へとんで帰るにも 翼なくした はぐれどりよ お前も一緒に泣いてくれるのか | 海援隊 | 井上良介 | 井上良介 | | 春は はるか南の海の彼方から 甘い潮の香りにのってやってくる 幼い頃にかけた田んぼ道 春が来ただろう菜の花畑 それでももどれぬ 今ははぐれどり 南の風の吹く頃 思い出すのは 緑 しげるふるさと 風の吹く丘 しかくい窓を見上げ ひざかかえ 闘い敗れたこの僕にも 春がやってきたのか 窓の中にだけ 南の空へとんで帰るにも 翼なくした はぐれどりよ お前も一緒に泣いてくれるのか |